JP2009534891A - データスライサ回路、復調段、受信システム、及びシフトキーイング符号化データを復調する方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、2つの電圧値(V1、V0)の電圧信号(AF)入力を処理するためのデータスライサ(DS)回路であって、各値が情報の二進の1又は0ビットに対応する変調ベースバンド信号(S)の一特性に割り当てられた値を表すものであり、データスライサ(DS)が、電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)を検出するための第1の手段(RD1)、電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)を検出するための第1の手段(FD1)、及び電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)が検出された場合には二進の0を、電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)が検出された場合には二進の1を第1のシリアルデジタル信号出力(3)に供給し、又はその逆を行う手段(F1)からなるデータスライサ(DS)回路に関する。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
本発明は概略として、シフトキーイングされた符号化信号を用いるシリアルデータ送信に関し、より具体的には、データスライサ回路、復調段、受信システム、及びシフトキーイングされた符号化データを復調する方法に関する。
シリアルデータ送信は、例えばLAN又はインターネットネットワーク又は携帯電話サービス等のデジタルデータの送信に用いられる公知の送信技術である。送信メディア、即ち、電気、光又は無線によって、有線又は無線を用いて、そして無用な減衰及び信号干渉効果を回避するために、送信されるデジタル信号は通常は標準的には正弦波のキャリア信号における何らかのパラメータを変化させて符号化され、これは変調として知られる。シリアルデータ送信のための基本的な公知のデジタル変調技術は振幅シフトキーイング(ASK)、周波数シフトキーイング(FSK)及び位相シフトキーイング(PSK)である。例えば、FSKは、データストリームのデジタル値に従ってキャリア信号の周波数を変化させることによってデータストリームを送信するやり方である。
例えばFSK変調を用いる従来のデジタル通信システムにおいて、受信システムは、図1に示すように、ベースバンド信号Sの2つの周波数を検出し(又はそれらを区別し)、及び受信信号の周波数に直接関係する出力電圧AFを生成することができるディスクリミネータDを備える復調段DMを有する。これは周波数−電圧変換として知られているものでもある。図1Bに示すように、ディスクリミネータの出力電圧信号AFは電圧V1及びV0を供給する。ここで、V1はキャリア信号の周波数f1を表す二進の1を符号化するための電圧であり、V0はキャリア信号の周波数f0を表す二進の0を符号化するための電圧である。周波数−電圧変換機能を与えるための多数の技術が存在し、本発明は上記のFM復調の実施に限定されないものとする。
図1Bに示す出力電圧信号AFは、V1及びV0がほぼ一定の電圧を有しつつ、ほぼ安定した水平の特性を有するものとして説明したが、出力電圧信号AFが一定でない特性及び/又は安定でない位相であり、V1及びV0の値がビット毎に実質的に異なるものとすることも可能である。
ディスクリミネータDの後にいわゆるデータスライサDSが続き、これは出力電圧信号AFを受信し、送信機によって送信された元々のビットストリームに対応するデジタルデータストリーム出力を供給する。データスライサDSは普通、電圧出力AFの振幅がスライシング点を超えたときに二進の1を供給し、その振幅がスライシング点以下のときに二進の0を供給する比較回路に接続されたピーク/谷検出器又は充放電回路を備える。上述の要素を有する復調段を備える周知の受信機システムは米国特許出願第2004/0190650号に記載されている。さらに、従来の受信システムはまた、ディスクリミネータDの入力におけるベースバンド信号Sの強度の表示RSSI(通常は直流電圧)を供給する電力検出回路PDを備える。HiMARKテクノロジー・インク社のFSK変調器を用いるワイヤレス無線シリアルデータ送信のための低電力中間周波数(IF)受信回路RX3141も上記の要素(ディスクリミネータとして4値FM検出器、ディスクリミネータの入力における受信信号強度RSSIの表示も供給するデータスライサとしての充放電回路及び1ビット比較器)からなる従来の復調段の一例である。
FSK変調を用いるデジタル通信システムについて説明してきたが、ディスクリミネータが受信信号の振幅又は変調に直接関係する出力電圧AFを供給するASK又はPSK変調にも同じ原理が適用される。
公知のタイプのシリアルデータ受信システムの問題はデータスライサが最初のビットからの受信に対して十分でない、即ち、受信機を安定動作状態とするために、送信されたデータストリームの前にビットプリアンブルが必要となることである。これは、安定絶対ピーク及びマイナスピーク電圧値並びにスライシング比較器のための基準として使用される安定平均電圧値を有する安定出力電圧信号AFを得るために、前述の従来技術の受信システムにおいては必要である。さらに、公知の受信システムのデータスライサは、ノイズによるエラーの増加を回避するために、連続ビット変化の受信、あるいは同じ極性のビットの長いストリングに対応して設計される。
本発明の課題は FSK、ASK又はPSK変調等を用いてシフトキーイングされた変調データストリームの復調のための受信機システムを提供することであり、最初のビットから速い復調応答を提供することである。
課題は、請求項1によるデータスライサ回路、請求項5によるシフトキーイングされた符号化信号の復調段、請求項7によるシフトキーイングされた符号化信号の受信機システム、及び請求項8によるシフトキーイングされた符号化信号を復調する方法によって解決される。本発明による受信機システムは復調段を備え、そこでは、ディスクリミネータが2つの電圧値を有する電圧出力を生成し、各値が例えば振幅、周波数又は位相等の変調キャリア信号の1つの特性に割り当てられた二進の1又は0に相当する値を表し、上記電圧出力が送信機側によって送信されたデータストリームに対応する速いシリアルデジタルデータ出力を供給するデータスライサモジュールによって処理される。
本発明による受信システムは、高速シリアルデジタルデータ出力応答、例えばビット長の10%未満での最初のビットからの、即ち、短いデータプリアンブルを要しない受信を提供し、連続するビット変化を持つデータストリームの受信に対して、又は同極性のビットの長いストリングに対応して設計される。
本発明にある基本的概念は、所望のシリアルデータ出力を供給するために出力電圧信号AFの安定化を待つ必要がなく、従って、送信機がデータスライサ検出回路の安定動作を可能とするための複数のデータプリアンブルビットを送信する必要がない。本発明によると、出力電圧信号AFの立ち上り又は立ち下りエッジが、絶対V1及びV0信号値及び/又は実質的に安定な水平グラフ特性及び電圧信号の平均値とは独立して検出される。本発明によるシフトキーイングされた符号化信号を復調する受信機システム及び受信方法を適用することによって、送信機と受信機の間のシリアルデータ送信スループットが上昇し、従ってシステム性能が向上する。
本発明のさらなる有利な構成が独立請求項、以下の記載及び図面から明らかになる。
本発明の好適な実施例において、受信システムは復調段を備え、そこでは、データスライサはまた、受信データストリームの信号がないか、又は長く高い若しくは低い期間の場合においてデジタルノイズをなくすノイズ除去手段を備える。これは、立ち上がりエッジ検出器及び立ち下がりエッジ検出器が小さい電圧差を検出するように調整される場合の例に必要である。ノイズピークのない理想の出力電圧信号AFの場合には、ノイズ除去手段は必要ない。
本発明の実施例を図1から6とともに説明する。
本発明の好適な実施例において、受信システムは復調段を備え、そこでは、データスライサはまた、受信データストリームの信号がないか、又は長く高い若しくは低い期間の場合においてデジタルノイズをなくすノイズ除去手段を備える。これは、立ち上がりエッジ検出器及び立ち下がりエッジ検出器が小さい電圧差を検出するように調整される場合の例に必要である。ノイズピークのない理想の出力電圧信号AFの場合には、ノイズ除去手段は必要ない。
本発明の実施例を図1から6とともに説明する。
図2は本発明による受信機システムの復調段DMの第1の実施例であり、信号S、ディスクリミネータモジュールD、電圧信号AF、データスライサDS、増幅器Am、立ち上がり検出器RD1、立ち下がり検出器FD1、時間パラメータT1及びT2、立ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジ検出器信号出力1及び2、論理ブロックF1及びデータ出力信号3を有する。
信号Sは、受信機システムにおいてベースバンド形式に適用されていたFSK、ASK又はPSK技術を用いて変調された受信キャリア信号である。ディスクリミネータDは、例えば振幅、周波数又は位相等のキャリア信号の変調特性を検出し、キャリア信号Sの変調特性の値に直接関係し、図1Bに示すような波形の電圧出力信号AFを生成する。上述したように、FSK変調データストリームについては、電圧出力信号AFは従来のFM復調器によって実行される周波数−電圧変換の結果であればよい。
そして、本発明では、電圧信号AFはデータスライサDSによって処理される。データスライサDSは、電圧信号AFを増幅する増幅器Amを備えるが、データスライサの入力経路におけるこの構成要素の存在は選択的なものであり必須ではない。電圧信号AFにおける立ち上がり遷移は立ち上がりエッジ検出器RD1によって変換され、電圧信号AFにおける立ち下がり遷移は立ち下がりエッジ検出器FD1によって変換される。時間パラメータT1及びT2は上記のエッジ検出器によって供給される立ち上がり又は立ち下がり検出信号表示を保持するのに使用される。即ち、立ち上がり検出表示又は立ち下がり検出表示の時間が立ち上がりエッジ検出器又は立ち下がりエッジ検出器の出力において保持される。上記の時間パラメータT1及びT2は1ビット未満の値に設定され、上記ビット期間は、公知技術において知られるように、使用される変調及び最大伝送データレートから導出される。
立ち上がりエッジ検出器RD1及び立ち下がりエッジ検出器FD1の出力信号1及び2は、立ち上がりエッジ検出器RD1が時間T1の間に立ち上がりエッジ検出表示を出力1に供給する場合は二進の1を出力3に供給し、又は立ち下がりエッジ検出器FD1が時間T2の間に立ち下がりエッジ検出表示を出力2に供給する場合は二進の0を出力3に供給する 論理ブロックF1によって受信される。論理ブロックF1の例示の実装は、例えば立ち上がりエッジ検出器RD1の出力信号1に接続されたセット入力及び立ち下がりエッジ検出器FD1の出力信号に接続されたリセット入力のRSフリップフロップであればよい。
図3は本発明による受信機システムの復調段DMの第2の実施例であり、信号S、ディスクリミネータモジュールD、電圧信号AF、電力検出器PD、受信信号強度表示RSS1、データスライサDS、増幅器Am、第1の立ち上がり検出器RD1、立ち下がり検出器FD1、第2の立ち上がり検出器RD2、時間パラメータT1〜T3、立ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジ検出器信号出力1、2、4及び5、論理ブロックF1、A1及びA2、比較器C、しきい値Th、比較器Cの出力信号5、論理ブロックF1及びA1の出力信号3及び6並びにデータ出力信号7を有する。
上記図2に既に記載した構成要素とは別に、復調段DMはディスクリミネータDの入力において信号Sの強度の表示RSSI(通常はDC電圧)も供給する。表示RSSIは従来の電力検出器PDを用いて供給される。
本発明によるデータスライサDSはさらに、第2の立ち上がりエッジ検出器RD2を備える。(a)復調されるべき信号Sがない場合、及び/又は(b)信号Sが同極性のビットの長いストリングを持つ場合に、比較器Cとともに、ノイズのある電圧信号AFについてエラー低減を与える。比較器Cは信号強度表示RSSIを、除去されなくてはならないノイズ値よりも大きい値に設定されたしきい値Thと比較する。信号強度表示RSSIが上記しきい値Thよりも大きい場合、比較器Cの出力信号5は復調されるべき信号Sの存在があることを示す高論理1の値を供給する。信号強度表示RSSIがしきい値Thよりも低い場合、比較器Cの出力信号5は復調されるべき信号Sの存在がなく、ノイズのみがあることを示す低論理0の値を出力する。第2の立ち上がりエッジ検出器RD2は電圧信号AFの立ち上がりエッジを検出する役割を持ち、時間パラメータ値T3によって規定されるある時間について検出表示を出力4に供給する。ここで、伝送されるデータストリームの1ビットよりも大きい値に設定され、ビット時間の値は従来技術で知られるように使用される変調及び最大伝送データレートから導出される。第2の立ち上がりエッジ検出器RD2は、1つの送信機がデジタル高又は低ビットストリームを通常のテレグラム長又は最大シリアルデータ送信単位よりも長くまとめている場合に対する保護を与える。この値を2回取ることはT3の良い評価となる。
第2の立ち上がりエッジ検出器RD2の出力信号4及び比較器Cの出力信号5は、比較器の表示及び立ち上がりエッジ検出の表示を解析する役割を持つ論理ブロックA1に接続される。論理ブロックA1の出力信号6は、論理ブロックA2に接続されている論理ブロックF1の出力信号3に対するスイッチとして動作する。第2の立ち上がり検出器RD2の出力信号4が、電圧信号AFの立ち上がりエッジ遷移が検出されたことを示す場合、及び比較器Cの出力信号5が、復調されるべき信号Sの存在があることを示す場合、論理ブロックA1の出力信号6は例えば高論理1の値の表示を供給し、論理ブロックF1の出力信号3がデータ出力信号7として提供されるべきことを示す。一方、第2の立ち上がりエッジ検出器RD2の出力4において立ち上がりエッジ遷移検出信号の存在がない場合、又は比較器Cが復調すべき信号がないことを示す場合、論理ブロックA1の出力信号6は例えば低論理0の値の表示を供給し、論理ブロックF1の出力信号3は遮断されること、及びデータ出力信号7は低論理0の値に保持されるべきことを示す。
論理ブロックA2は論理ブロックF1の出力信号3を受信し、上述のように、論理ブロックA1の信号表示6に従って上記出力信号3をデータ出力信号7として供給する役割を持つ。論理ブロックA1及びA2の実装例としては論理AND回路がある。
図4にシフトキーイングされた符号化信号のディスクリミネータの出力電圧信号の信号図を示す。同図は、二進の0を符号化するためのキャリア信号の例えば第1の周波数f0を表す電圧値V0、二進の1を符号化するためのキャリア信号の例えば第2の周波数f1を表す電圧値V1、及び出力電圧信号AFのある立ち上がり又は立ち下がり電位差を表す立ち上がりエッジ遷移部分RE及び立ち下がりエッジ遷移部分FEを有する。
出力電圧信号AFの立ち上がりエッジ遷移部分RE及び立ち下がりエッジ遷移部分FEは本発明によるデータスライサ回路によって検出される。上記遷移部分RE、FEの検出についての電位差は適宜調整される。即ち、上記立ち上がり電圧信号又は立ち下がり電圧信号の差に対する立ち上がりエッジ検出器及び立ち下がりエッジ検出器の感度は必要に応じて調整されればよい。代替的に、立ち上がりエッジ検出器及び立ち下がりエッジ検出器の感度は特定の電圧レベルの差に固定されてもよく、増幅器Amのゲインは立ち上がりエッジ検出器及び立ち下がりエッジ検出器に必要な上記電位差を供給するように調整されればよい。
図5にシフトキーイングされた符号化信号のディスクリミネータの出力電圧信号AFの電圧V−時間Tのグラフを示す。同図は、二進の0を符号化するためのキャリア信号の例えば第1の周波数f0を表す電圧値V0、二進の1を符号化するためのキャリア信号の例えば第2の周波数f1を表す電圧値V1を有する。電圧値V0及びV1は情報時間Tbの各ビットについて同じ絶対電圧を有しておらず、これは、例えば出力電圧信号AFが安定フェーズになく、又はディスクリミネータが固定の又は安定した出力電圧信号平均値Avを供給していない場合に起こり得ることである。図4で説明したように立ち上がりエッジ検出器は出力電圧信号AFの立ち上がりエッジ遷移部分を検出し、その出力である時間T1の間電圧値VREDを保持することによって上記検出の表示を供給する。図4で説明したように立ち下がり検出器は出力電圧信号AFの立ち下がりエッジ遷移部分を検出し、その出力である時間T2の間電圧値VFEDを保持することによって上記検出の表示を供給する。立ち上がり及び立ち下がりエッジ検出表示保持時間T1及びT2は1ビット期間Tbよりも短くなるように設定される。
図2及び3の例で説明したように、立ち上がりエッジ検出表示及び立ち下がりエッジ検出表示は、例えば値V0が二進の0を意味し、値V1が二進の1を意味する(又はその逆)といったような出力電圧信号AFが得られるやり方で、上記表示を分析する役割のロジックブロックF1に供給される。例えば、ロジックブロックF1は、立ち上がりエッジ検出器RD1が立ち上がりエッジ検出表示を出力1に供給した場合に二進の1を出力3に供給し、又は立ち下がりエッジ検出器FD1が立ち下がりエッジ検出表示を出力2に供給した場合に二進の0を出力2に供給する。値V0が二進の1を意味し、値V1が二進の0を意味するように出力電圧信号AFが符号化された場合、ロジックブロックF1は、立ち下がりエッジ検出器FD1が立ち下がりエッジ検出表示を出力2に供給した場合には二進の1を出力3に供給し、又は立ち上がりエッジ検出器RD1が立ち上がりエッジ検出表示を出力1に供給した場合には二進の0を出力2に供給することが分かる。
図6に本発明による送受信機TR1及びTR2を有するデジタル通信システムの実施例を示す。基地局、アンテナ機器、その他電磁放射要素のような要素E1及びE2は相互に情報を送受信する。上記情報は送受信機TR1及びTR2による送信/受信の目的のために変調/復調され、光ファイバOCのような何らかの媒体を介して伝送される。送受信機TR1及びTR2はあらゆる公知のシフトキーイング変調技術を使用し、送受信機の受信システムはシフトキーイングされた符号化信号を復調するために本発明による復調段を備える。送受信機TR1及びTR2を要素E1及びE2に含まれないブロックとして図示したが、当業者であれば本発明による送受信機TR1及びTR2が要素E1及びE2の部分として実装され得ることが分かるはずである。
一般化すると、本発明の原理はシフトキーイングされた符号化データストリームのための復調段(その復調段では、ディスクリミネータモジュールが、本発明によるデータスライサによって処理できる受信ベースバンドキャリア信号の一特性に直接関係する電圧出力を供給し、デジタルデータストリーム出力を供給する)に適用できることが分かる。
また、当業者であれば、本発明による復調段DMが1以上の集積回路を用いて実装できることが分かるはずである。本発明によるデータスライサDSもまた、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ又は動作指令に基づいて信号を操作する何らかの装置のような処理装置を用いて実装してもよい。復調段DMのいくつかの機能は集積回路の内部に実装されなくてもよい。例えば、時間パラメータ値T1、T2及びT3は抵抗とコンデンサの組み合わせを集積回路に接続することによって実現でき、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ検出器RD1、RD2、FD1は適宜構成された外部再トリガ可能な(リトリガラブル)単安定マルチバイブレータとして実装してもよい。さらに、当業者であれば、処理論理が反転され、立ち上がりエッジエッジ検出器と立ち下がりエッジ検出器を入れ替えてもよいことが分かるはずである。また、本発明による復調段で扱われ又は処理される信号の全部又は一部はデジタル化され、並びに/又は立ち上がりエッジ検出器及び/若しくは立ち下がりエッジ検出器はデジタルワード若しくは文字の形式をとることもできる。
Claims (10)
- 2つの電圧値(V1、V0)の電圧信号(AF)入力を処理するためのデータスライサ(DS)回路であって、各値が情報の二進の1又は0ビットに対応する変調ベースバンド信号(S)の一特性に割り当てられた値を表すものであり、
該データスライサ(DS)が、
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)を検出するための第1の手段(RD1)、
・該電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)を検出するための第1の手段(FD1)、及び
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)が検出された場合には二進の0を、該電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)が検出された場合には二進の1を第1のシリアルデジタル信号出力(3)に供給し、又はその逆を行う手段(F1)
からなることを特徴とするデータスライサ(DS)回路。 - 請求項1のデータスライサ(DS)回路において、
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)を検出するための第1の手段(RD1)が、1ビット期間より短い第1の時間間隔(T1)で立ち上がり遷移検出表示(VRED)を供給し、
・該電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)を検出するための第1の手段(FD1)が、1ビット期間より短い第2の時間間隔(T2)で立ち下がり遷移検出表示(VFED)を供給し、
・第1のシリアルデジタル信号出力(3)を供給するための手段(F1)が、立ち上がり及び立ち下がり遷移検出表示(VRED、VFED)を分析し、前記遷移検出表示に従って前記第1のシリアルデジタル信号出力(3)を供給するための手段からなる
ことを特徴とするデータスライサ(DS)回路。 - 請求項1又は2のデータスライサ(DS)回路であって、さらに、該電圧信号(AF)の立ち上がり及び立ち下がり遷移部分(RE、FE)を検出するための該第1の手段の前段に、電圧信号増幅手段(Am)を備えたデータスライサ(DS)回路。
- 請求項1又は2のデータスライサ(DS)回路であって、さらに、
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)を検出し、最大シリアルデータ転送単位期間よりも長い第3の時間間隔(T3)で第2の立ち上がり遷移検出表示(4)を供給する第2の手段(RD2)、
・変調ベースバンドキャリア信号強度表示(RSS)を予め定められたしきい値(Th)と比較し、前記比較の結果に対応する表示(5)を供給する手段(C)、
・前記第2の立ち上がり遷移検出表示(4)及び前記信号強度比較表示(5)を受信し、前記入力表示(4、5)に従って遮断又は転送信号出力表示(6)を供給する手段(A1)、及び
・該第1のシリアルデジタル信号出力(3)及び遮断又は転送信号出力表示(6)を受信し、該遮断又は転送信号出力表示(6)が転送を示すときは該第1のシリアルデジタル信号出力(3)となり、該遮断又は転送信号出力表示(6)が遮断を示すときは固定の論理値となる第2のシリアルデジタル信号出力(7)を供給する手段(A2)
からなるデータスライサ(DS)回路。 - シフトキーイングされた符号化信号の復調段(DM)であって、
・2つの電圧値(V1、V0)を有する電圧信号(AF)を供給するディスクリミネータ(D)であって、各値が二進の1又は0ビットに対応する変調ベースバンド信号(S)の一特性に割り当てられた値を表すものである、ディスクリミネータ(D)、及び
・請求項1記載のデータスライサ(DS)回路
からなる復調段(DM)。 - 請求項5の復調段(DM)であって、
・変調ベースバンドキャリア信号強度表示(RSSI)を供給する電力検出器(PD)回路、及び
・請求項4記載のデータスライサ回路(DS)
からなる復調段(DM)。 - 請求項5又は6記載の復調段(DM)からなる、シフトキーイングされた符号化信号のための受信システム。
- シフトキーイングされた符号化信号を復調するための方法であって、
・2つの電圧値(V1、V0)の電圧信号(AF)を供給するステップからなり、各値が情報の二進の1又は0ビットに対応する変調ベースバンド信号(S)の一特性に割り当てられた値を表すものであり、
さらに、
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)を検出するステップ、
・該電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)を検出するステップ、及び
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)が検出された場合には二進の0を、該電圧信号(AF)の立ち下がり遷移部分(FE)が検出された場合には二進の1を第1のシリアルデジタル信号出力(3)に供給し、又はその逆を行うステップ
からなることを特徴とする方法。 - 請求項8の方法であって、さらに、前記信号の立ち上がり及び立ち下がり遷移部分(RE、FE)の検出の前に、該電圧信号(AF)を増幅するステップからなる方法。
- 請求項8又は9の方法であって、さらに、
・変調されたベースバンドキャリア信号強度表示(RSSI)を供給するステップ、
・該電圧信号(AF)の立ち上がり遷移部分(RE)を検出し、最大シリアルデータ転送単位期間よりも長い時間間隔(T3)に立ち上がり転移検出表示(4)を供給するステップ、
・変調ベースバンドキャリア信号強度表示(RSS)を予め定められたしきい値(Th)と比較し、前記比較の結果に対応する表示(5)を供給するステップ、
・前記第2の立ち上がり遷移検出表示(4)及び前記信号強度比較表示(5)を受信し、前記入力表示(4、5)に従って遮断又は転送信号出力表示(6)を供給するステップ、及び
・該第1のシリアルデジタル信号出力(3)及び遮断又は転送信号出力表示(6)を受信し、該遮断又は転送信号出力表示(6)が転送を示すときは該第1のシリアルデジタル信号出力(3)となり、該遮断又は転送信号出力表示(6)が遮断を示すときは固定の論理値となる第2のシリアルデジタル信号出力(7)を供給するステップ
からなる方法。
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