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JP2009514573A - 自動注射器の容器交換のための手順制御 - Google Patents

自動注射器の容器交換のための手順制御 Download PDF

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JP2009514573A
JP2009514573A JP2008538243A JP2008538243A JP2009514573A JP 2009514573 A JP2009514573 A JP 2009514573A JP 2008538243 A JP2008538243 A JP 2008538243A JP 2008538243 A JP2008538243 A JP 2008538243A JP 2009514573 A JP2009514573 A JP 2009514573A
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JP2008538243A
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ホムマン,エドガー
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テクファーマ・ライセンシング・アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

【課題】
【解決手段】本発明は、a)機構ホルダ5と、b)長手方向軸線Lに沿って機構ホルダ5に対して変位することができる前進要素6と、c)前進要素6を駆動する弾性要素10と、d)前進要素6に連結され且つ機構ホルダ5に係合して前進要素6が機構ホルダ5に対して長手方向に動くのを防止することができる少なくとも1つのブロッキング要素62と、e)長手方向軸線Lに沿って前進要素6に対して変位することができまた、少なくとも1つのブロッキング要素62の前方のブロッキング位置にあるとき、少なくとも1つのブロッキング要素は機構ホルダ5から非係合状態とならないように少なくとも1つのブロッキング要素をブロックする係止要素7とを備える、注射装置、特に、自動注射器に関する。

Description

本発明は、例えば、インスリン、ヘパリン、成長ホルモン又は骨粗鬆症処方薬のような液体薬剤の如き注射可能な製剤を投与する注射装置に関する。注射装置は、特に、注射ペンとすることができる。
ドイツ国特許番号203 19 648号には、機械的な手順制御器を備える注射装置が開示されている。注射過程は、針刺し手順と、送り出し手順とから成っている。針刺し手順の間、前進構造体を、針刺し方向に向けて動かし、装置の針が身体組織内に挿入されるようにする。送り出し手順は、針刺し手順が完了したときに開始され、ピストンロッドは送り出し方向に向けて前進し且つ、ピストンをアンプル内にて駆動し、該ピストンは挿入された針を通して製剤を身体組織内に送り出す。
本発明の1つの目的は、針刺し手順を更に一層確実に実行することができ、また、装置を新たな針刺しのため容易に準備することのできる注射装置を提供することである。本発明の別の目的は、新たな針刺しのため注射装置を確実に準備する方法を具体化することである。本発明の別の目的は、かかる装置を作動させるための方法を具体化することである。
これらの目的は、独立請求項によって解決される。従属請求項から有益な更なる展開例が生じる。
かかる注射装置は、自動注射器であることが特に好ましい。薬剤を投与するステップは、例えば、針を身体組織内に挿入する針刺し手順と、薬剤が送り出される送り出し手順とを含むことができる。本発明を使用すれば、送り出し手順及び針刺し手順を互いに確実に分離し、このため、送り出し手順は、針刺し手順が実行されたときにのみ実行することができるようにすることが可能である。装置は、例えば、互いに脱着可能に又は脱着不能に接続することのできる2つのハウジング部分から成るハウジングを備えることができる。特に、この目的のため、ねじロック、バヨネット又は掛止めロックを考えることができる。機械的な手順制御器は、例えば、ハウジングの基端部分内に受容することができ、また、製剤容器は、ハウジングの末端部分内に受容することができる。「基端」とは、針と反対側の端部を意味し、また、「末端」とは、針に位置する、特に細長い注射装置である、注射装置の端部を意味するものと理解する。製剤容器、特に、アンプルは、交換可能であるように、ハウジングの末端部分内に挿入し又はハウジングの末端部分により直接、形成することができる。
注射装置、特に、ハウジングの基端部分は、固定状態に又は移動できないようにハウジングと接続することのできる機構ホルダを備えている。機構ホルダは、例えば、別個の部品としてハウジング内に挿入し、また、ハウジングと軸方向に接続し且つ、回転可能に固定することができる。これと代替的に、機構ホルダは、ハウジングと一体化してもよい。機構ホルダは、スリーブ形状であることが好ましく、また、注射装置の長手方向軸線に沿って機構ホルダに対して動かすことのできる前進要素を取り付けることができる。
前進要素は、スリーブ形状とし、また、その外周面は、機構ホルダの内周面に沿って摺動することができる。好ましくは、前進要素は、前進要素が機構ホルダに対して動くよう解放されたとき、弾性要素、特に、ヘリカルばねによって駆動し機構ホルダに対して動くようにすることができるものとする。弾性要素は、特に、機構ホルダ及び前進要素上に支持することができ、加圧され又は加圧することのできるばねは、前進要素に対する駆動力を発生させる。ばねは、例えば、ある長さにわたって前進要素を取り囲むことができる。ばねは、特に、前進要素及び機構ホルダによって形成された環状空隙内に少なくとも部分的に受容することができる。前進要素は、その末端に環状フランジを備えることができ、該環状フランジ上にて弾性要素を支持することができる。
前進要素は、ブロッキング要素が機構ホルダと係合するとき、前進要素に連結された少なくとも1つのブロッキング要素により機構ホルダに対して動かないようブロックすることができる。ブロッキング要素は、長手方向軸線に対してほぼ半径方向に向けて機構ホルダに対する動きのみを実行することができ、特に、軸方向への動きを実質的に実行することができないよう、前進要素に連結することができる。ブロッキング要素は、例えば、前進要素内にて半径方向に伸びる切欠き部内を半径方向に向けて前後に動くことができる球とすることができる。ブロッキング要素は、カム形状であり、アームを介して前進要素と弾性的に接続されることが好ましい。ブロッキング要素、アーム及び前進要素は、一体化されることが有益である。機構ホルダは、少なくとも1つのブロッキング要素の各々に対しブロッキング溝を備えることができ、少なくとも1つのブロッキング要素が該ブロッキング溝に係合することができる。機構ホルダは、少なくとも1つのブロッキング要素が係合することのできる環状のブロッキング溝を備えることが好ましい。
ブロッキング要素は、例えば、前進機構が動かされ又は前進要素に圧力が加えられたとき、ブロッキング溝と非係合状態となり針の挿入方向に対して反対の方向に動かすことができるよう、形成することができる。この目的のため、ブロッキング要素は、例えば、ブロッキング溝の側面上にて摺動し又はブロッキング要素を動かして非係合状態となるようにすることのできる面を備えることができる。ブロッキング要素は、例えば、ばねの力により、特に、ブロッキング要素をアーム上に弾性的に配置することにより、ブロッキング溝と非係合状態となるよう動かすこともできる。
前進要素に対して、注射装置の長手方向軸線に沿って動かすことのできる掛止め要素も提供される。少なくとも1つのブロッキング要素の前方の位置にて、掛止め要素は、機構ホルダと非係合状態となるブロッキング要素の動きをブロックする。ブロッキング要素がブロッキング溝外に動くであろう、移動方向を掛止め要素が横断すると、ブロッキング要素と機構ホルダとの間の係合は、例えば、前進要素に加えられた力の大きさに関係なく、固定される。この位置にあるとき、ブロッキング要素は、特に、掛止め要素の掛止め部分とブロッキング溝の溝基部との間に位置している。掛止め要素は、前進要素によって変位させることができるよう取り付けることができる。前進要素は、例えば、長手方向軸線に沿って伸び且つ掛止め要素が係合する少なくとも1つの溝、好ましくは、多数の溝を備えることができる。掛止め要素は溝内にて摺動することができる。溝は、例えばスリーブ形状をした前進要素の壁に配置することができる。掛止め要素が位置する領域内にて、停止要素を前進要素により形成することができる。掛止め要素は、停止要素に沿って摺動することができ、掛止め要素は、停止要素を特に、その掛止め部分を介して取り囲む。掛止め要素は、例えば、U字形とし、また、その肢体部を介して停止要素を取り囲むことができ、肢体部は、前進要素の案内溝内を摺動することができる。肢体部は、特に、ブロック要素に向けた方向にテーパーが付けられ、これによりブロッキング要素が機構ホルダのブロッキング溝内に掛け止めされたとき、ブロッキング要素が後方を把持することをより容易にする。掛止め要素を溝内に受容するための掛止め要素の部分は、掛止め部分よりも装置の長手方向軸線からより長い距離を示すことができる。長手方向軸線から半径方向に向けた掛止め部分の面、特に、少なくとも1つのブロッキング要素をブロッキング溝内に保持する面は、例えば、長手方向軸線に対してほぼ平行であるようにすることができる。掛止め部分、及び掛止め要素を溝内に受容するための部分は、例えば、テーパー付き部分により接続することができる。
好ましくは、掛止め要素は、弾性手段、特に、前進要素に固定された1つの要素上にて及び掛止め要素上にて支持されたばねにより駆動することができる。適正なばねは、例えば、ヘリカルばね、又はヘリカルばねと渦巻きばねとの組み合わせ又は板ばねとすることができる。同様に、前進要素に固定された要素は、ばねを形成することができる。ばねは、圧力偏倚され、これにより力が1方向、特に末端方向に向けて作用し且つ、掛止め部分をブロッキング要素の前方にて変位させようとすることが好ましい。掛止め要素は、機構ホルダと非係合状態となるブロッキング要素の動きが掛止め要素によりブロックされたとき、前進要素、特に、停止要素又はブロッキング要素と軸方向に接触することが好ましい。テーパー付き部分は、例えば、ブロッキング要素、特に、該ブロッキング要素上に形成された歯車面と当接することができる。これと代替的に、掛止め部分の肢体部を接続する部分は、前進要素の停止要素と接触することができる。
特に好ましくは、特に、ブロッキング要素が機構ホルダと係合するとき、前進要素に対して長手方向軸線に沿って動くことのできる被駆動部材が提供される。被駆動部材は、スリーブ形状とし、また、前進要素に沿って特に、前進要素内にて摺動することができる。前進要素の内周面と被駆動部材の外周面との間に環状の空隙を配置することができる。被駆動部材の基端は、例えば、長手方向軸線からほぼ半径方向に突き出し且つ前進要素のブロッキング要素と軸方向に接触することのできるカラーを備えており、このため、特に、ブロッキング要素がブロッキング溝から非掛止め状態とされたとき、送り出し方向への被駆動部材の動きがブロックされるようにすることができる。該カラーは、被駆動部材の外周面から被駆動部材と前進要素との間の環状溝の半径方向幅よりも狭い程度迄、半径方向に突き出すことが好ましい。
ブロッキング要素は、ブロッキング要素が機構ホルダと係合していないとき、被駆動部材及び掛止め要素の少なくとも一方が互いに又は前進要素に対して、長手方向軸線に沿って動くのを阻止できることが好ましい。このとき、被駆動部材に力が作用し、これにより被駆動部材を駆動することができる。この力は、例えば、弾性要素、特に、圧力偏倚させることのできるばねによって発生させることができる。この目的のため、例えば、ヘリカルばねが適している。弾性要素は、スリーブ形状の被駆動部材内に受容されることが好ましい。特に好ましくは、前進要素を駆動することのできる弾性手段の弾性定数又はばね定数は、被駆動部材を駆動することのできる弾性手段の弾性定数又はばね定数よりも大きいものとする。この場合、装置が針刺し後、再起動されるとき、掛止め要素を使用することが特に有益である。
被駆動部材を駆動する弾性要素は、特に、被駆動部材上に及び前進要素上、特に停止要素上に支持することができる。
被駆動部材及び掛止め要素の少なくとも一方は、それぞればね付きとされることによりブロッキング要素と軸方向に接触するよう押し付けることができる。好ましくは、被駆動部材は、ブロッキング要素と直接接触し、また、掛止め要素は、被駆動部材と直接接触し、ブロッキング要素が機構ホルダと係合していないとき、ブロッキング要素と掛止め要素との間に被駆動部材を配置することができるようにする。ブロッキング要素は、注射装置の長手方向軸線に向けて傾斜させた歯車面を備えており、被駆動部材及び掛止め要素の少なくとも一方による長手方向への動き、特に、末端方向への動きは、ブロッキング要素が掛止め溝とほぼ同一の軸方向高さであるとき、少なくとも1つのブロッキング要素を半径方向に動かして機構ホルダの掛止め溝と係合するようにすることができる。歯車面は、被駆動部材及び(又は)掛止め要素に対する軸方向停止部を形成することが好ましい。ブロッキング要素は、例えば、その係合する動き方向に対して反対方向に向けてブロッキング要素上に作用するばね力に抗してブロッキング溝と係合することができる。好ましくは、被駆動部材のカラーは、ブロッキング部材を押して機構ホルダと係合させるようにする。この場合、後続の掛止め要素は、ブロッキング要素の前方にて変位し、ブロッキング要素が機構ホルダとの係合状態から解放されるのを阻止する。被駆動部材のカラーは、特に、ブロッキング要素の歯車面が長手方向軸線に向けて傾斜する程度と等しい程度、長手方向軸線に対して傾斜させた面を特に、備えることができ、歯車面及びカラーの傾斜面が摺動するとき、互いにほぼ平らに位置するようにする。掛止め要素の少なくとも1つの掛止め部分は、カラー又はブロッキング要素と協働する停止部を形成することができる。
装置は、当初の位置から連結位置を介してトリガー位置まで長手方向軸線に沿って動かすことができる切換え要素も備えている。切換え要素が当初の位置にあるときから切換え要素が連結位置にあるとき迄、例えば、弾性的に機構ホルダ上に配置されたブロッキング部材は、前進要素と係合して、特に、ブロッキング部材に対して提供されたそれぞれの掛止め溝内にて切換え要素により保持されている。掛止め溝は、特に環状とすることができ、この場合、少なくとも1つのブロッキング部材は共通の環状の掛止め溝と係合する。切換え要素がトリガー位置にあるとき、切換え要素は、例えば、前進要素と係合するブロッキング部材を半径方向外方に解放し、ブロッキング部材が掛止め溝と非係合状態となるように動き、これにより、前進要素は、例えば、偏倚ばねによって針の針刺し方向に向けて動かされる。前進要素は、特に、例えば長手方向に変位可能であるケージを介して挿入方向に向けて製剤容器を従動させ、針が組織内に挿入されるようにする。
針刺し手順が完全に実行されたとき、上述したように、前進要素の少なくとも1つのブロッキング要素が機構ホルダ内に掛止めすることができ、これにより前進要素が特に、軸方向にブロックされ、被駆動部材は送り出す動きのため解放され及び(又は)掛止め要素は、前進要素の少なくとも1つのブロッキング要素の前方にて変位される。被駆動部材の送り出す動きは、例えば、ピストンロッドを介して製剤容器内のピストンに伝達され、これにより、液体、例えば、粘性な製剤が針を通して組織内に送り出されるようにする。
本発明は、製剤送り出しが実行された後の状態に装置があるものと想定して、針刺し手順又は送り出し手順のため注射装置を準備する方法にも関する。被駆動部材は、製剤を送り出す方向に対して反対の方向に向けて動かされ、この場合、被駆動部材は、被駆動部材が最初に掛止め要素を従動させる迄、前進要素に対して動かされ、これによりブロッキング要素は動くよう解放され、次に、前進要素を従動させ、この場合、前進要素上に配置されたブロッキング要素は機構ホルダと非係合状態となり、特に、被駆動部材と係合するように動かされる。ブロッキング要素は、被駆動部材と係合するように動かされ、このため、被駆動部材は、後方に摺動するとき、送り出し方向に対して反対の方向に向けて移動した経路の一部分だけ送り出し方向に向けてのみ後退することができる。前進要素は、特に、機構ホルダのブロッキング要素が長手方向に向けて前進要素のブロッキング溝とほぼ同一の高さとなる迄、後退させ、ブロッキング要素は掛止め溝内に動かすことができ、掛止め溝は、特に、針刺し方向に向けた前進要素の動きをブロックする。機構ホルダのブロッキング要素と係合することにより、切換え要素は、例えば、トリガー位置から連結位置を介して当初の位置まで後退させることができる。その後、装置は新たな針刺しの準備が整う。
本発明は、針刺し手順を制御する方法であって、前進要素に連結された少なくとも1つのブロッキング要素が機構ホルダと係合し、機構ホルダに対する前進要素の動きがブロックされる迄、前進要素が長手方向軸線に沿って動かされるようにした上記の方法にも関する。少なくとも1つのブロッキング要素が機構ホルダと係合するとほぼ同時に、掛止め要素は解放される。掛止め要素は、長手方向軸線に沿って少なくとも1つのブロッキング要素の前方の位置まで変位され、少なくとも1つのブロッキング要素が機構ホルダと非係合状態となる動きがブロックされるようにする。有益な方法のステップを得ることができる装置に関する上記の説明は、特に、方法を発展させるために適用される。
以下にて、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて説明する。このように開示された特徴は、各々、個別に且つ組み合わさって本発明を有益に発展させる。
図1には、自動注射器の形態をした注射装置が示されている。注射装置は、機械的な手順制御器を含む機構を備えており、該機構を使用して注射装置内に保持された製剤容器21を、針刺し手順の間、最初に末端方向に向けて変位させ、製剤容器21に固定された針22が患者の身体組織内に挿入され、この場合、針刺し手順の後、製剤容器21内のピストン20は、送り出し手順の間、末端方向に向けて動かされ、容器21内に保持された製剤が針22を通して患者の身体又は身体組織内に送り出されるようにする。別段の記載がない限り、図1に関する説明は、特に、同様の注射装置が製剤容器21無しにて示された、図2及び図3にも関する。
注射装置は、着脱可能な接続部、特に、バヨネットロック23により接続されたハウジングの末端部分25と、ハウジングの基端部分24とを備えている。機構ホルダ5は、ハウジングの基端部分24内に受容され且つ、ハウジングの基端部分24と回転可能に接続され、また、軸方向に固定されている。機構ホルダ5を軸方向に固定するため、機構ホルダは、半径方向内方に突き出すハウジング24の突出部と、ハウジング24に基端方向に装着されたキャップ26との間にてその対面する側部を介して軸方向に取り囲まれている。機構ホルダ5は、注射装置の長手方向軸線Lに沿って機構ホルダ5に対して変位させることのできる前進要素6を備えている。スリーブ形状の前進要素6の外周面は、ほぼスリーブ形状の機構ホルダ5の内周面に沿って摺動することができる。ばね10、特に、ヘリカルばね10が機構ホルダ5の末端を向いた側部と前進要素6の末端に配置された環状フランジの基端を向いた側部との間に配置され、圧力偏倚されたとき、上記ばねは、機構ホルダ5に対して末端方向に向けて前進要素6に前進力を装荷する。
前進要素6に末端方向に装着された環状フランジの末端を向いた面は、長手方向軸線Lに沿った方向に向けてケージ17に作用することができる。該ケージは、長手方向軸線Lに沿ってハウジング24、25内にて変位することができる。ケージ17は、製剤容器21に連結され、ケージ17が末端方向に向けて動いたとき、製剤容器21は、同様に末端方向に向けて、すなわち針22の挿入方向に向けて動かされる。ケージ17が末端方向に向けて動いても、未だ製剤容器21内でのピストン20の動きを生じさせることはできない。製剤容器21及びケージ17は、圧力偏倚されたばね27によって注射装置の基端方向に向けて押される。ケージ17を基端方向に向けて押すばね27の力は、前進要素6が長手方向軸線Lに沿って動くよう解放されたとき、前進要素6及びケージ17を末端方向に向けて動かすことのできるばね10の力よりも小さい。このため、製剤容器21を針22と共に末端方向に向けて動かし、針22を身体組織内に挿入することができる。
スリーブ形状の被駆動部材9が前進要素6内に配置され且つ、該被駆動部材は解放されて、軸方向に動くようにされたとき、送り出し手順のため長手方向軸線Lに沿って前進要素6に対して動くことができる。半径方向外方に突出するカラー92が被駆動部材9の基端に配置されている。環状溝が被駆動部材9と前進要素6との間に位置しており、また、カラー92が被駆動部材9から半径方向に突き出す程度よりも広い溝幅を有する。環状溝を形成し且つ、被駆動部材9を取り付けるため、ケージ17のスリーブ形状部分は、図5にて最も良く見ることができるように、末端側部から前進要素9の内径部と係合する。
被駆動部材9の末端は、その上にばね15、特にヘリカルばねを支持することができる停止面として機能する対面した面91を備えている。圧力偏倚させることができるばね15の他端は、前進要素6の基端領域に形成された停止要素64の末端面上に支持されている。特に、ばね10よりも大きいばね定数を示すことができるばね15は、解放された被駆動部材9を長手方向軸線Lに沿って末端方向に駆動することができる。被駆動部材9の末端方向を向いた側部又は被駆動部材に固定された接触要素93は、図2及び図3に示すように、ピストンロッド19又はピストンロッド19の基端に配置されたドーム形要素と接触し、これによりピストンロッド19の上にて末端方向に配置されたピストン20は、製剤容器内にて動かされ、これにより被駆動部材9が末端方向に向けて動かされるとき、針22を通して製剤が送り出される。
図5にて最も良く見ることができるように、長手方向軸線Lに沿って前進要素6に対して動かすことができる掛止め要素7は、前進要素6の基端に配置されている。図10にて見ることができるように、掛止め要素7は、フォーク状であり、また、2つの掛止め部分71を介して長手方向軸線Lを備えている。掛止め部分71の各々は、前進要素6により形成された溝形案内部67を案内される(図10)。掛止め要素7は、また前進要素6により形成され且つ掛止め部分71の間に受容された停止要素64によっても案内される。例えば、図5に示したように、停止要素64の基端側を向いた側部と掛止め要素7の末端側を向いた側部との間に距離dが存在し、この距離をわたって掛止め要素7を末端方向に向けて動かすことができる。特に図10にて見ることができるように、掛止め要素7には、ばね8によって末端方向に向けて力が装荷される。ばね8は、掛止め要素7の基端上に及び前進要素に対して基端方向に配置され且つ、前進要素に固定された要素上に、すなわち保持支え81上にて支持されている。保持支え81は、保持支えの受け入れ部66を形成し且つ、ばね8に対する当接部として機能するよう前進要素6に固定された開口部を通って長手方向軸線Lに対して横方向に前進要素6内に挿入することができる。ばね8は、例えば、ヘリカルばね又はヘリカルばねと渦巻きばねとの組み合わせ又は板ばねとすることができる。保持支え81は、例えば、ばね材料にて形成し且つ、掛止め要素7に直接、ばね力を装荷することのできる形状を示し、このため、掛止め要素7は、ばね8の機能を果たすこともできるから、ばね8を廃止してもよい。
例えば、図5に示した位置にあるとき、末端方向に向けた掛止め要素7の動きは、その各々がブロッキング要素62の歯車面65により、特に、その掛止め部分71を介して、ブロックされる掛止め要素7によって特に、阻止される。カム形状のブロッキング要素62は、アーム61上に配置され且つ、例えば、前進要素6と弾性的に一体的に接続されている。歯車面65は、図5に示した位置にて被駆動部材9の長手方向への動きをブロックする作用を同時に果たす。この目的のため、被駆動部材9のカラー92は、歯車面65と当接する。掛止め要素7は、歯車面65と直接当接するか又はカラー92の基端部分と当接することができる。解放された前進要素6が末端方向に向けて動かされた場合、ブロッキング要素62は、製剤容器21が針刺しのため変位する経路にほぼ相応することが好ましい特定の経路長さの後、掛止め溝53とほぼ同一の軸方向高さに到達する。掛止め溝53は、前進要素6によって形成される。掛止め溝53は、ブロッキング要素62の各々に対する凹所又は環状の周縁凹所とすることができる。掛止め溝53及びブロッキング要素62が図6に示したように、同一の軸方向高さとなると直ちに、アーム61のばね力及び(又は)ばね8のばね力及び(又は)ばね15のばね力によって、ブロッキング要素62の歯車面65上を摺動するカラー92及び(又は)掛止め要素7と共に、半径方向外方に動いて、掛止め溝53に入る動きが引き起こされる。この動きは、送り出し手順を開始させることになる。
この場合、カラー92は、最早、歯車面65によりブロックされず、これによりばね15は、被駆動部材9を末端方向に駆動し、従ってピストン20を駆動して製剤を送り出す。掛止め要素7は、軸方向に動くよう同時に解放され、ばね8は、掛止め要素7を経路d(図5)をわたって変位させ、これにより掛止め部分71はブロッキング要素62の前方にて変位する。ブロッキング要素62は、掛止め溝53から動いて出るのが阻止され、それは、掛止め部分71が掛止め溝53から外に動かされた場合、掛止め部分は、ブロッキング要素62が実行するであろう動きをブロックするからである。被駆動部材9の動きは、ケージ17のスリーブ形状部分が端部停止部を形成する特に、経路z(図4)に制限し又はピストン20が製剤容器21内にて移動することができる経路に制限することができる。
好ましくは、被駆動部材9の送り出す動きは、針22がその挿入する動きを完全に実行したときにのみ実行することができるものとする。針刺し手順は、針カバーとして形成された伝達部材2が針刺し点にて身体組織に十分強く押し付けられたときにのみ開始することができるようにすることも好ましい。装置が身体組織に押し付けられたとき、伝達部材2は、基端ハウジング部分25に対して変位する。ハウジングの基端部分24は、切換え要素1を取り付け、切換え要素が長手方向軸線Lに沿って動くことができるようにする。図7ないし図9に示したように、切換え要素1には、基端方向に向けた伝達部材2の動きが従動し、この場合、伝達部材2の基端を向いた面及び切換え要素1の末端を向いた面は接触する。伝達部材2は、ばねの力の方向に対して反対方向に向けて基端方向に動かされる。切換え要素1は、ばね18によって末端方向に押される。切換え要素1は、ばね18の力に抗して基端方向に向けて動かすことができる。
切換え要素1は、環状部分を備えており、該環状部分は、切換え要素1がその当初の位置にあるとき、末端方向に向けた切換え要素1の動きに対する軸方向停止部として機構ホルダ5と協働する。切換え要素1は、長手方向軸線Lに向けて傾斜させた案内面41を備える案内面要素4を含む。特に、図4に示したように、切換え要素1はフォーク状とされている。案内面要素4は、2つのフォーク要素の各々に配置されている。同様にフォーク状であるトリガー要素3は、そのフォーク要素の各々にカム33を備えており、該カムは、それぞれの案内面要素4と協働することができる。トリガー要素3は、横方向に、特に、この場合、図示したように、長手方向軸線Lに対して垂直に動くことができる。カム33及び案内面要素4の各々は、長手方向軸線Lが跨る平面から及びトリガー要素3の動く方向からある距離に配置されている。切換え要素1のフォーク要素及びトリガー要素3のフォーク要素は、長手方向軸線Lを含む。
図7には、切換え要素1の当初の位置が示されている。トリガー要素3は、弾性要素、特に、ばね(図示せず)によってカム33を介して案内面要素4の案内面41に対して押し付けられる。この場合、トリガー要素3と接続された起動要素31は、例えば、図6に示したように、ハウジング24、25の高さよりも下方の位置又は該高さと面一の位置をとる。図6に示したこの位置は単に一例である。切換え要素1が図7に示した位置にあるとき、起動要素31は、例えば、ユーザの指によって起動させることができず又は直ちに起動させることができない。切換え要素1が図7に示した当初の位置又は当初の位置と連結位置との間の中間の位置にあるとき、起動要素31を起動させても針刺し手順制御器がトリガーされることにはならない。
装置のユーザが伝達部材2を針刺し点に押し付けたとき、伝達部材は、経路xをわたって変位され、これにより切換え要素1は、経路xをわたって従動される。この動きの間、長手方向軸線Lに向けて傾斜した案内面41は、カム33に沿って摺動し、これによりトリガー要素3は、最初に、長手方向軸線Lに対して横方向に変位され、起動要素31がハウジング25の高さの上方に上昇し、これにより、ユーザは、例えば、起動要素31にアクセスするか又は装置が手順制御器をトリガーする用意ができた旨の光学的表示を得ることができる。ユーザはその後、トリガー要素3を起動させることができる。切換え要素1が更に基端方向に向けて動かされると、案内面42は、カム33に沿って移動し、この場合、案内面42は、この例にて図示したように、長手方向軸線Lに対してほぼ平行に移動し、案内面42がカム33に沿って動くとき、トリガー要素3は静止したままであるようにする。切換え要素が図8に示した連結位置に到達したとき、トリガー要素3又は起動要素31を、それぞれ起動させて手順の制御器を効果的にトリガーすることができる。
図9に示したように、起動要素31が長手方向軸線Lに対して横方向に押されたとき、トリガー要素3の案内面32は、案内面要素4上にて摺動し、これにより切換え要素1は、基端方向に向けて経路xをわたって動かされ、切換え要素は解放位置をとる。解放位置にあるとき、注射装置の手順制御器が始動される。
特に、図2及び図4に示したように、機構ホルダ5は、ブロッキング部材52を備えており、該ブロッキング部材は、アーム51を介して弾性的に配置され且つ、前進要素6の外周上に位置する掛止め溝63と係合する。ブロッキング部材52が掛止め溝63と係合している限り、機構ホルダ5に対する前進要素6の動きはブロックされる。切換え要素1が当初の位置及び連結位置にあるとき、切換え要素1によって形成された保持段11は、ブロッキング部材52と同一の軸方向高さにあり、このため、ブロッキング部材52は、保持段11により前進要素6と係合した状態に保持される。スイッチング要素が連結位置から解放位置まで動かされると、切換え要素1によって形成された解放段12は、ブロッキング部材52と同一の軸方向高さまで動かされ、これによりブロッキング部材52は、弾性アーム51及び(又は)ばね10の軸方向力にて装荷される前進要素6の歯車動作により、また、ブロッキング部材52の幾何学的形態により押されてブロッキング溝63と非係合状態となる。保持段11と長手方向軸線Lとの間の距離は、解放段12と長手方向軸線Lとの間の距離よりも短い。取り付け傾斜路13は、末端方向に向けて解放段12の伸長部内にて切換え要素1上に配置され、切換え要素1が機構ホルダ5に取り付けられたとき、ブロッキング部材52は該伸長部上にて保持段12まで案内される。
ブロッキング部材52が伸長したとき、前進要素6は、ブロッキング要素62がブロッキング溝53と係合する迄、ばね10によって末端方向に押され、針22による針刺しが行われる。ブロッキング要素62が掛止め溝53と係合したとき、上述した送り出し手順が続く。
注射装置の長手方向軸線に沿った断面図である。 注射装置の長手方向軸線に沿った断面図である。 図2の断面図に対して垂直な、長手方向軸線に沿った断面図である。 切換え要素及び機構ホルダの斜視図である。 当初の状態にある、注射装置の一部分の断面図である。 製剤を送り出した後の、図5からの注射装置の一部分の断面図である。 当初の位置にあるときの、切換え要素及びトリガー要素の断面図である。 連結位置にあるときの、図7からの切換え要素及びトリガー要素の断面図である。 解放位置にあるときの、図7及び図8からの切換え要素及びトリガー要素の断面図である。 前進要素、掛止め要素及び弾性手段を含む分解図である。
符号の説明
1 切換え要素
11 保持段
12 解放段
13 取り付け傾斜路
2 伝達部材/針カバー
3 トリガー要素
31 起動要素
32 案内面/案内曲線状部
33 カム
4 案内面要素
41 案内面/案内曲線状部
42 案内面/案内曲線状部
5 機構ホルダ
51 アーム
52 ブロッキング部材
53 掛止め溝
6 前進要素
61 アーム
62 ブロッキング要素
63 掛止め溝
64 停止要素
65 歯車面
66 保持支えの受け入れ部
67 案内部
7 掛止め要素
71 掛止め部分
8 弾性手段/ばね
81 保持支え
9 被駆動部材
91 対面する面
92 カラー
93 接触要素
10 弾性手段/前進ばね
15 弾性手段/送り出しばね
17 ケージ
18 弾性手段/復帰ばね
19 ピストンロッド
20 ピストン
21 製剤容器/アンプル
22 針
23 ロック/バイヨットロック
24 ハウジングの基端部分
25 ハウジングの末端部分
26 キャップ
27 ばね

Claims (18)

  1. 注射装置、特に、自動注射器において、
    a)機構ホルダ(5)と、
    b)長手方向軸線(L)に沿って機構ホルダ(5)に対して動かすことができる前進要素(6)と、
    c)前進要素(6)を駆動する弾性手段(10)と、
    d)前進要素(6)に連結され且つ、機構ホルダ(5)と係合して前進要素(6)が機構ホルダ(5)に対して長手方向に動くのを防止することができる少なくとも1つのブロッキング要素(62)と、
    e)長手方向軸線(L)に沿って前進要素(6)に対して動かすことができる掛止め要素(7)とを備え、少なくとも1つのブロッキング要素(62)の前方のブロッキング位置にあるとき、掛止め要素(7)は、少なくとも1つのブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と非係合状態となるように動くのをブロックする、注射装置、特に、自動注射器。
  2. 請求項1に記載の注射装置において、ブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と係合したとき、長手方向軸線(L)に沿って前進要素(6)に対して動かすことができる被駆動部材(9)が提供される、注射装置。
  3. 請求項1又は2に記載の注射装置において、ブロッキング要素(62)は、ブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と非係合状態となったとき、被駆動部材(9)及び掛止め要素(7)の少なくとも一方が長手方向軸線(L)に沿って互いに対して動くのを阻止することができる、注射装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つの項に記載の注射装置において、被駆動部材(9)及び掛止め要素(7)の少なくとも一方は、ブロッキング要素(62)と軸方向に接触することができる、注射装置。
  5. 請求項4に記載の注射装置において、軸方向停止部が長手方向軸線(L)に向けて傾斜した歯車面(65)により形成され、ブロッキング要素(62)が掛止め溝(53)とほぼ同一の軸方向高さにあるとき、被駆動部材(9)及び掛止め要素(7)の少なくとも一方による長手方向への動き、特に、末端方向に向けた動きは、少なくとも1つのブロッキング要素(62)を機構ホルダ(5)の掛止め溝(53)と係合するよう半径方向に動かすことができる、注射装置。
  6. 請求項2ないし5の何れか1つの項に記載の注射装置において、被駆動部材(9)は、長手方向軸線(L)に向けて傾斜した面を特に有するカラー(92)を備え、及び(又は)掛止め要素(7)は、被駆動部材及び掛止め要素が伸びたブロッキング要素(62)と軸方向に接触するための少なくとも1つの掛止め部分(71)を備える、注射装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つの項に記載の注射装置において、ブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と係合したとき、機構ホルダ(5)と掛止め要素(7)との間、特に、機構ホルダ(5)の掛止め溝(53)の溝基部と掛止め要素(7)の掛止め部分(71)との間にブロッキング要素(62)が配置される、注射装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1つの項に記載の注射装置において、ブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と非係合状態となる動きが掛止め要素(7)によりブロックされたとき、掛止め要素(7)は、前進要素(6)、特に停止要素(64)又はブロッキング要素(62)と軸方向に接触している、注射装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか1つの項に記載の注射装置において、前進要素(6)は、掛止め要素(7)が沿って摺動することができる少なくとも1つの案内部(67)を備える、注射装置。
  10. 請求項2ないし9の何れか1つの項に記載の注射装置において、被駆動部材(9)は、例えば、前進要素(6)上に及び被駆動部材(9)上に支持された弾性手段(15)、特に、ばねによって駆動することができる、注射装置。
  11. 請求項2ないし10の何れか1つの項に記載の注射装置において、被駆動部材(9)は、スリーブ形状の被駆動部材(9)内に受容された弾性要素(15)により駆動することができる、注射装置。
  12. 請求項1ないし11の何れか1つの項に記載の注射装置において、前進要素(6)は、機構ホルダ(5)上に及び前進要素(6)上に支持された弾性要素(10)、特に、ばねによって駆動することができる、注射装置。
  13. 請求項10ないし12の何れか1つの項に記載の注射装置において、前進要素(6)を駆動することができる弾性手段(10)の弾性定数又はばね定数は、被駆動部材(9)を駆動することができる弾性手段(15)の弾性定数又はばね定数よりも大きい、注射装置。
  14. 請求項1ないし13の何れか1つの項に記載の注射装置において、掛止め要素(7)は、前進要素に固定された要素(81)上に及び掛止め要素(7)上に支持された弾性手段(8)、特に、ばねによって駆動することができる、注射装置。
  15. 請求項1ないし14の何れか1つの項に記載の注射装置において、トリガー要素(3)を起動させると、前進要素(6)は挿入する動きのため解放される、注射装置。
  16. 請求項1ないし15の何れか1つの項に記載の注射装置において、前進要素(6)が末端方向に向けて変位されたとき、ブロッキング要素(62)は、ブロッキング溝(53)内に掛止めすることができ、ブロッキング要素(62)が掛止めされたとき、前進要素(6)と機構ホルダ(5)との間の相対的な動きがブロックされ、被駆動部材(9)は送り出す動きのため解放される、注射装置。
  17. 針刺し手順及び製剤送り出し手順のため、注射装置、特に、自動注射器を準備する方法において、被駆動部材(9)は、製剤を送り出す方向に対して反対方向に向けて動かされ、被駆動部材は、被駆動部材(9)が最初に掛止め要素(7)を従動させる迄、前進要素(6)に対して動かされ、これによりブロッキング要素(62)は動き得るよう解放され、次に、前進要素(6)を従動させ、これにより前進要素(6)にて配置されたブロッキング要素(62)は、機構ホルダ(5)と非係合状態となり且つ、被駆動部材(9)と係合するように動かされ、送り出し方向に向けた被駆動部材(9)の完全な送り出す動きが阻止されるようにした、方法。
  18. 注射装置、特に、自動注射器を使用する針刺し手順を制御する方法において、
    a)前進要素(6)に連結された少なくとも1つのブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と係合する迄、前進要素(6)は、長手方向軸線(L)に沿って動かされ、機構ホルダ(5)に対する前進要素(6)の動きがブロックされるようにし、
    b)機構ホルダ(5)と係合する少なくとも1つのブロッキング要素(62)が掛止め要素(7)を解放し、
    c)掛止め要素(7)は、長手方向軸線(L)に沿って変位され、少なくとも1つのブロッキング要素(62)の前方の位置となり、少なくとも1つのブロッキング要素(62)が機構ホルダ(5)と非係合状態となる動きがブロックされるようにした、方法。
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