[go: up one dir, main page]

JP2009274391A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009274391A
JP2009274391A JP2008129918A JP2008129918A JP2009274391A JP 2009274391 A JP2009274391 A JP 2009274391A JP 2008129918 A JP2008129918 A JP 2008129918A JP 2008129918 A JP2008129918 A JP 2008129918A JP 2009274391 A JP2009274391 A JP 2009274391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
information
paper
image
job
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008129918A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Kamata
義久 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2008129918A priority Critical patent/JP2009274391A/ja
Publication of JP2009274391A publication Critical patent/JP2009274391A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】ジョブ実行中に未使用の用紙トレイを有効活用できるようにすると共に、装置を停止させることなく転写紙を連続出力できるようにする。
【解決手段】ジョブが実行又は予約されている用紙トレイであると判定した場合には、当該用紙トレイの転写紙情報の変更を禁止し、ジョブが実行及び予約されていない用紙トレイであると判定した場合には、当該用紙トレイの転写紙情報の変更を許可するものである。これにより、ジョブ実行中に、誤って使用トレイ及び予約トレイの転写紙情報を書き換えることなく、未使用トレイの転写紙情報のみを確実に書き換えることができる。従って、ジョブ実行中に未使用トレイを有効活用できるので、当該複合機を停止させることなく大量のジョブを連続で出力することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、登録された複数のジョブを所定の順序で実行し、転写紙に画像を形成するコピー機や、プリンタ及びスキャナ等の機能を有したデジタル複合機に適用可能な画像形成装置およびその制御方法に関するものである。
近年、多種多様の転写紙を使用して大量のジョブ(JOB)を連続で出力するPOD(プリントオンデマンド)機が使用されることが多くなってきている。このPOD機では、ジョブ予約時に用紙トレイの転写紙情報を変更できる出力予約機能を備えている機種も存在している。
例えば、特許文献1には、出力予約機能を備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、ジョブ実行中及びジョブ予約中に、出力予約機能によって、転写紙情報(例えば用紙サイズ、紙種、坪量、色紙、穴あき、表裏調整など)の予約を用紙トレイ毎に行う。
また、特許文献2には、プリントジョブに必要な記録紙がセットされていないときに、当該プリントジョブの待機中に報知するようにしたプリンタ装置が開示されている。このプリンタ装置によれば、メインプロセッサ部に送られたジョブプログラムの記録紙の種類データと、プリント出力部に収容されている記録紙の種類データとを比較する。比較後、ジョブプログラムにおける種類データとプリント出力部における種類データとが異なれば、記録紙交換などのメッセージを表示する。
特開2005−345732号公報(第9頁、図3) 特開平8−55228号公報(第3頁、図2)
しかしながら、特許文献1の画像形成装置において、ジョブ実行中及びジョブ予約中は、未使用の用紙トレイであっても、出力予約機能を使用する以外に用紙トレイの転写紙情報を変更できなかった。この出力予約機能により、用紙トレイの転写紙情報を予約することができても、未使用の用紙トレイの転写紙情報を直接書き換えることができなかった。
この場合、特許文献1の画像形成装置は、予約ジョブを開始する際に用紙トレイの既存の転写紙情報に当該予約ジョブの転写紙情報を書き換える。このため、予約ジョブの開始時に、この予約ジョブの転写紙情報と用紙トレイに格納されている転写紙の情報とが異なる場合、紙種不一致で当該装置が停止する問題があった。この紙種不一致は、転写紙情報の書き換えやトレイの転写紙を交換することにより生じる。この装置停止により、生産性が低下する問題があった。また、特許文献2のプリンタ装置において、ジョブ実行中及びジョブ予約中は、プリント出力部に収容されている未使用トレイの記録紙の種類データを設定変更できない問題がある。
そこで、本発明は、ジョブ実行中に未使用の用紙トレイを有効活用できるようにすると共に、装置を停止させることなく転写紙を連続出力できるようにした画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に転写紙を給紙する複数のトレイと、前記転写紙が装填される前記トレイ毎の転写紙情報及び実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイであるか否かのトレイ情報を記憶する記憶部と、前記複数のトレイの各々に対して、前記画像形成部により画像を形成するジョブが実行又は予約されているトレイであるか否かを設定情報に基づいて判定する制御部とを備え、前記制御部は、前記ジョブが実行又は予約されているトレイであると判定した場合、当該トレイの転写紙情報の変更を禁止し、前記ジョブが実行及び予約されていないトレイであると判定した場合、当該トレイの転写紙情報の変更を許可することを特徴とするものである。
請求項1に係る画像形成装置によれば、ジョブ実行中に、誤って使用トレイ及び予約トレイの転写紙情報を書き換えることなく、未使用トレイの転写紙情報のみを確実に書き換えることができるようになる。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1において、前記トレイの転写紙情報を表示する表示操作部を備え、前記制御部は、前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、前記表示操作部に表示される前記転写紙情報設定画面のトレイを識別可能に表示することを特徴とするものである。
請求項3に係る画像形成装置は、請求項2において、前記制御部は、前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、前記表示操作部に表示される前記転写紙情報設定画面のトレイの選択操作を不能に制御することを特徴とするものである。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項1において、前記転写紙情報には、用紙サイズ、紙種、坪量、色、パンチ穴、主副走査画像位置および主副走査倍率の少なくとも1つの項目を含むことを特徴とするものである。
請求項5に係る画像形成装置の制御方法は、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に転写紙を給紙する複数のトレイと、前記転写紙が装填される前記トレイ毎の転写紙情報及び実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイであるか否かのトレイ情報を記憶する記憶部と、を備えた画像形成装置の制御方法であって、実行ジョブ又は予約ジョブを受け付けた場合、前記実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイを使用中トレイとしてトレイ情報を前記記憶部に記憶するステップと、前記トレイの前記転写紙情報の変更のために前記複数のトレイの中の何れかのトレイが指定された場合、前記トレイ情報に基づき、前記指定されたトレイが前記使用中トレイであるか否かを判定するステップと、前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、当該トレイの前記転写紙情報の変更を禁止するステップと、前記指定されたトレイが使用中トレイでないと判定した場合、当該トレイの前記転写紙情報の変更を許可するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、ジョブが実行又は予約されているトレイであると判定した場合には、当該トレイの転写紙情報の変更を禁止し、ジョブが実行及び予約されていないトレイであると判定した場合には、当該トレイの転写紙情報の変更を許可するものである。
この構成によって、ジョブ実行中に、誤って使用トレイ及び予約トレイの転写紙情報を書き換えることなく、未使用トレイの転写紙を他の種類の転写紙と交換して転写紙情報のみを確実に書き換えることができる。これにより、ジョブ実行中に未使用トレイの転写紙の交換が可能となりトレイを有効活用できるので、当該装置を停止させることなく大量のジョブを連続で出力することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態の画像形成装置およびその制御方法について説明する。
図1は、本発明に係る実施の形態としてのデジタル複合機100の構成例を示す概略図である。図1に示すデジタル複合機100は画像形成装置の一例であり、所定のプログラム情報に基づいて画像を形成する装置である。このデジタル複合機100は、登録された複数のジョブを所定の順序で実行し、転写紙に画像を形成するコピー機や、プリンタ及びスキャナの機能を有している。デジタル複合機100は、例えば、多種多様の転写紙を使用して大量のジョブを連続で出力するPOD(プリントオンデマンド)機として機能する。
この例で、デジタル複合機100はモノクロ画像を得る直接転写方式の複合機を構成するものであり、装置本体Aを有している。もちろん、装置本体Aに後処理装置90を連結して使用してもよい。この装置本体A内には用紙トレイT1、T2、スキャナ部11、画像制御部15、書き込み処理部60及び、画像形成部70等が備えられる。
この装置本体Aの上部には自動原稿給紙装置(ADF)40が取り付けられており、任意の原稿20を自動給紙するように動作する。例えば、ADF40は原稿載置部41、ローラ42a、ローラ42b、ローラ43、搬送ローラ44及び排紙皿46を有している。原稿載置部41には一又は複数の原稿20が載置される。原稿載置部41の下流側にはローラ42a及び42bが設けられ、自動給紙モードが選択されたとき、原稿載置部41から繰り出された原稿20は下流側のローラ43によってU字回転するように搬送される。なお、自動給紙モードが設定された場合、原稿20の記録面は原稿載置部41で上に向けて載置される。
一方、本体装置内には、スキャナ部11が設けられている。スキャナ部11には縮小型イメージセンサが使用される。また、スキャナ部11では、例えば、原稿20がローラ43によってU字状に反転するときに、その原稿20の表面を読み取って原稿の画像データ(以下原稿画像データDinという)を出力する。
スキャナ部11は第1のプラテンガラス51、第2のプラテンガラス(ADFガラス)52、光源53、ミラー54、55、56、結像光学部57、CCD撮像装置58及び図示しない光学駆動部を有している。スキャナ部11で読み取られた原稿20は、搬送ローラ44により搬送されて排紙皿46へ排紙される。
スキャナ部11には、縮小型イメージセンサを構成するCCD撮像装置58が備えられ、このCCD撮像装置58の出力段には画像制御部15が接続され、画像制御部15で画像処理した後の原稿画像データDinが画像形成部70に出力される。画像形成部70では、例えば用紙トレイT1〜T8のいずれか1つから繰り出されて供給された転写紙30に画像を形成する。これらの用紙トレイT1〜T8は、複数のトレイの一例を構成する。
画像形成部70は有機感光層を有する感光体ドラム71、帯電部72、現像部73、転写部74、分離部75、クリーニング部76、搬送機構部77及び定着部78を有している。
この感光体ドラム71の上方には帯電部72が配設され、所定の帯電電位に基づいて予め感光体ドラム71が一様に帯電される。感光体ドラム71の例えば斜め右上方には書き込み処理部60が設けられ、画像処理後の原稿画像データDinに基づく所定強度のレーザ光が照射され感光体ドラム71が露光され、その感光体ドラム71上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム71の右側にはトナー及びキャリアからなる現像剤が収容された現像部73が配設され、書き込み処理部60によって露光された静電潜像はトナーによって現像される。この現像部73の下方にはレジストローラ62や用紙トレイT1及びT2等が設けられる。装置本体Aの右側には手差しトレイ63及び大容量用紙トレイ30Tが取り付けられている。この大容量用紙トレイ30Tは、用紙トレイT3〜用紙トレイT8の6個の用紙トレイから構成されている。
用紙トレイT1及びT2や大容量用紙トレイ30T、手差しトレイ63等にセットされた転写紙30は給紙制御によって所定の給紙ローラにより当該トレイから繰り出され、搬送ローラ61、レジストローラ62等を経て感光体ドラム71下に搬送される。
なお、用紙トレイT1〜T8には、トレイ上昇用モータ、トレイ上限センサなど(図示せず)を備えている。トレイ上昇用モータ、トレイ上限センサからの情報等に基づいて、転写紙30の残量を検出することが可能である。
感光体ドラム71の下方には転写部74が配設され、帯電、露光、現像を経てその感光体ドラム71上に形成されたトナー像が、レジストローラ62により搬送タイミング制御される転写紙30に転写される。この転写部74に隣接して分離部75が設けられ、トナー像を転写した転写紙30が感光体ドラム71から分離される。この分離部75の下流側には搬送機構部77が設けられ、その終端部には定着部78が設けられる。定着部78は転写紙30に転写されたトナー像を定着する。搬送機構部77と上述の帯電部72との間であって、感光体ドラム71に対向してクリーニング部76が設けられ、感光体ドラム71に残留したトナーがクリーニングされる。
この例で両面コピーが選択されると、用紙の表面に画像形成され、定着部78から排出された転写紙30の裏面にも画像が形成される。定着部78から排出された転写紙30は分岐手段91によりシート排紙路から分岐され、それぞれ給紙手段23を構成する下方の反転ローラ92や、反転部93等により表裏を反転され、反転後の転写紙30は反転搬送路94を通過して搬送ローラ61の手前において通常の給紙路と合流する。
ここで反転搬送された転写紙30は、レジストローラ62を経て、再度、転写部74に搬送され、転写紙30の裏面上にトナー像が転写される。トナー像が転写された転写紙30は、定着部78により定着処理され、排紙ローラ95に挟持されて機外の排紙トレイ96等に排紙される。上述の処理で画像形成が完了した転写紙30は排紙トレイ96に限られることはなく、後処理装置90によってステープル処理や綴じ込み処理等を行われる場合もある。
図2は、デジタル複合機100の制御系の構成例を示すブロック図である。図2に示すデジタル複合機100は、所定のプログラム情報に基づいて画像を形成する装置である。このデジタル複合機100は、スキャナ部11、画像制御部15、プリント及びスキャナコントローラ21、操作部48、画像形成部70及びADF制御部81を有している。
図2において、スキャナ部11は画像制御部15に接続される。画像制御部15で画像処理した後の原稿画像データDinは画像形成部70に出力される。プリント及びスキャナコントローラ21は、LAN(Local Area Network)インタフェース12、DRAM制御IC13、画像メモリ16及びコントローラ制御部17を有している。プリント及びスキャナコントローラ21は、PCIバス19を通じて画像制御部15に接続される。
LANインタフェース12は、当該デジタル複合機100をプリンタとして使用する場合や、プログラム書き換え時等において、LANケーブルを介して外部コンピュータに接続される。
LANインタフェース12にはDRAM制御IC13が接続され、DRAM制御IC13には画像メモリ16及びコントローラ制御部17が接続される。画像メモリ16には、プリントモード時において、外部のコンピュータ等から取り込んだプリントデータ等がコントローラ制御部17及びDRAM制御IC13の制御を受けて記憶される。
画像制御部15は、画像メモリ16からプリントデータを読み出して画像処理を行う。画像制御部15は、スキャナ部11、プリント及びスキャナコントローラ21及び画像形成部70、操作部48は表示操作部の一例として機能し、ADF制御部81を接続して使用される。
スキャナ部11は、図1で説明したCCD撮像装置58の他に、スキャナ制御部59を備えている。スキャナ制御部59はCCD撮像装置58の入出力を制御する。例えば、スキャナ制御部59は、自動給紙モードが選択されたとき、図1に示した原稿載置部41から繰り出された原稿20を下流側のローラ43によってU字回転するように搬送制御する。CCD撮像装置58は、原稿20がローラ43によってU字状に反転するときに、その原稿20の表面を読み取って原稿表面の画像情報を読み取るようになされる。CCD撮像装置58から得られたアナログ画像取得信号はアナログ・デジタル変換されてデジタルの原稿画像データDinとなる。
図2において、画像制御部15は、読み取り処理部31、圧縮IC32、画像メモリ(DRAM)33、不揮発メモリ34、DRAM制御IC35、伸長IC38、書き込み処理部60を有している。上述の原稿画像データDinは読み取り処理部31に出力される。読み取り処理部31はスキャナ部11及びPCIバス19に接続される。読み取り処理部31では、スキャナ部11から転送されてきた原稿画像データDinを読み取り処理する。読み取り処理部31は、圧縮IC32が接続され、原稿画像データDinを圧縮して符号化する。圧縮符号化後の原稿画像データDinは圧縮画像データとなる。
圧縮IC32には、DRAM制御IC35を通じて画像メモリ33が接続される。画像メモリ33はDRAMから構成され、圧縮メモリ36及びページメモリ37を有している。圧縮メモリ36にはDRAM制御IC35のメモリ制御を受けて、圧縮画像データが格納される。また、DRAM制御IC35は伸長IC38が接続され、画像形成時に、圧縮画像データを伸長復号化する。伸長復号化後の画像データは原稿画像データDinとなる。伸長復号化後の原稿画像データDinは、ページメモリ37に格納される。また、DRAM制御IC35は、ジョブエンドを検出する。
上述のPCIバス19には書き込み処理部60が接続され、ページメモリ37から読み出された原稿画像データDinに基づいてレーザ駆動信号Soutが生成される。レーザ駆動信号Soutは、画像形成部70に出力される。なお、伸長IC38に書き込み処理部60を接続し、ページメモリ37を介さずに直接、伸長復号化後の原稿画像データDinを書き込み処理部60に供給してもよい。
また、図2に示す画像制御部15には操作部48が接続される。この操作部48は、コピー枚数や画像濃度等の画像形成条件の設定、用紙トレイT1〜T8等の1つを選択する際に操作される。また、操作部48は、コピーなどの画像形成ジョブを予約する。
操作部48には図示しない操作パネルの他にLCD(液晶表示装置)18が備えられ、転写紙30のサイズや、コピー枚数、画像濃度等の画像形成条件を表示するように動作する。また、LCD18は、用紙トレイT1〜T8に対して図3に示す転写紙情報D1(d1〜d8)を設定可能であるか否かを表示する。
操作部48は、LCD18上にタッチパネル(タッチスクリーン)が組み合わされ、GUI(Graphic User Interface)方式の操作パネルが構成される。例えば、操作部48は、LCD18と不図示のマトリクス・スイッチ等を組み合わせた装置で、画面上の表示を押さえることでデジタル複合機100を操作する入力装置である。操作部48はLCD18の他に操作部制御部14を備えている。操作部制御部14はLCD18を表示制御したり、タッチパネルで発生するタッチ検知信号の入力制御をする。タッチパネルからの入力信号は画像信号制御部15Aの画像制御CPU85に供給される。上述の操作部48により入力された操作データD3は、システムメモリ83に登録される。
図2に示す画像形成部70は、レーザーダイオード(LD)64及びプリンタ制御部65を備えており、上述の操作部48により設定された内容に基づいて画像を形成するように動作する。
レーザーダイオード(LD)64はレーザ駆動信号Soutに基づいてレーザ光を発生する。当該レーザ光は、図1に示した書き込み処理部60の走査機構によって感光体ドラム71上に走査される。この走査により感光体ドラム71上に静電潜像が形成される。静電潜像は画像形成部70でトナー現像され、所望の転写紙30にトナー像が転写される。プリンタ制御部65は、画像処理後の原稿画像データ又はプリントデータを画像形成部70に出力して画像形成制御をする。
画像信号制御部15Aは、記憶部の一例である不揮発メモリ34、システムメモリ(RAM)83、HDD(Hard Disk Drive)84、画像制御CPU85を有している。上述のDRAM制御IC35には画像制御CPU85が接続される。画像制御CPU85は、HDD84に格納されたグログラムに基づいて当該デジタル複合機100全体を制御する。
画像制御CPU85は制御部の一例であり、用紙トレイT1〜T8に装填される転写紙30に関する情報を取得する。例えば、画像制御CPU85は、不図示の用紙サイズ検出センサから用紙トレイT1〜T8に格納されている転写紙30のサイズ情報を取得する。また、画像制御CPU85は、実行ジョブ又は予約ジョブを受け付けた場合、この実行ジョブ又は予約ジョブで使用する用紙トレイを使用中トレイとしてトレイ情報d10〜d80(図3参照)を不揮発メモリ34に記憶する。そして、画像制御CPU85は、図3に示す用紙トレイの転写紙情報D1(d1〜d8)の変更のために用紙トレイT1〜T8の中の何れかの用紙トレイが指定された場合、これらのトレイ情報d10〜d80に基づき、指定された用紙トレイが使用中トレイであるか否かを判定する。画像制御CPU85は、指定された用紙トレイが使用中トレイであると判定した場合、図3に示す使用中の当該用紙トレイの転写紙情報D1(d1〜d8)の変更を禁止し、指定された用紙トレイが使用中トレイでないと判定した場合、当該用紙トレイの転写紙情報D1(d1〜d8)の変更を許可する。
これにより、ジョブ実行中に、誤って使用するトレイの転写紙情報D1を書き換えることなく、未使用トレイの転写紙情報D1のみを確実に書き換えることができる。従って、ジョブ実行中に未使用トレイを有効活用できるので、デジタル複合機100を停止させることなく大量のジョブを連続で出力することができる。
不揮発メモリ34やHDD84等はデータの書き換えが可能で電源を切ってもデータが消去されないメモリである。この不揮発メモリ34には、用紙トレイT1〜T8における各々の転写紙情報D1(d1〜d8)が当該トレイ毎に記憶されている。この転写紙情報D1は、用紙サイズ、紙種、坪量、色、パンチ穴、主副走査画像位置および主副走査倍率等である。画像制御CPU85は、不揮発メモリ34に記憶された各トレイ毎の転写紙情報D1(d1〜d8)を取得して操作部制御部14に出力する。操作部制御部14は、この転写紙情報D1(d1〜d8)に基づいて例えば図5に示す機械状態画面P1を表示するようにLCD18を制御する。LCD18に表示された機械状態画面P1は、タッチパネル操作により設定変更を許可する部分と、設定変更を禁止する部分に分けられている。
ユーザが機械状態画面P1(図6参照)をタッチパネル操作した場合、操作部制御部14は、当該タッチパネル操作の操作データD3を画像制御CPU85に出力する。画像制御CPU85は、この操作データD3に基づいて転写紙情報D1を参照して、当該操作データD3が設定変更禁止を示すデータであるか、又は設定変更許可を示すデータであるかを判定する。
操作データD3が設定変更禁止を示すデータである場合、画像制御CPU85は、当該操作データD3が示すタッチパネル操作を無効にするように操作部制御部14を制御する。例えば、画像制御CPU85は、設定変更禁止を示す操作データD3を無視して次の画面メニューに移行しないようにするか、又は設定変更禁止を示すポップアップウィンドウを表示するように操作部制御部14を制御する。また、ユーザに設定変更禁止であることを報知するために、画像制御CPU85は、不図示のスピーカから警告音を発生するように制御してもよい。これにより、ユーザは、当該タッチパネル操作による変更が禁止されていることを明確に認識できるようになる。
これに対して、操作データD3が設定変更許可を示すデータである場合、画像制御CPU85は、この操作データD3に基づいて、不揮発メモリ34に記憶された用紙トレイT1〜T8における各々の転写紙情報D1(d1〜d8)を変更する。なお、ADF制御部81は、ADF40の動作を制御するものである。
図3は、各トレイ毎の転写紙情報D1(d1〜d8)及びトレイ情報d10〜d80のデータ構成例を示す説明図である。図3に示す転写紙情報D1は、不揮発メモリ34に記憶されている。転写紙情報D1は、用紙トレイT1の転写紙情報d1から用紙トレイT8の転写紙情報d8の合計8個の用紙トレイにおける各転写紙情報d1〜d8から構成されている。これらの転写紙情報d1〜d8は、全て同一のデータ構成となっている。例えば、転写紙情報d1は、次のデータ項目から構成されている。
この例で、転写紙情報d1は、「紙種」、「坪量」、「色」、「穴あき」、「主走査画像調整(表面)」、「主走査画像調整(裏面)」、「副走査画像調整(表面)」、「副走査画像調整(裏面)」、「主走査倍率(表面)」、「主走査倍率(裏面)」、「副走査倍率(表面)」、「副走査倍率(裏面)」、「転写電流調整値」、「定着圧接力設定」、「ワイド紙主走査サイズ」、「ワイド紙副走査サイズ」及び「ワイド紙画像位置」のデータ項目から構成されている。
ここで、転写紙情報d1のデータ構成と共に、その最後尾に「トレイ情報」項目d10を添付している。転写紙情報d1の各データ項目の設定の変更を許可又は禁止を示す識別情報として、例えば、「0」又は「1」が設定される。例えば、ジョブ開始時に用紙トレイT1を使用する場合、この用紙トレイT1の「トレイ情報」項目d10の識別情報を「1」に設定する。これにより、例えば用紙トレイT1の転写紙情報d1の設定変更を禁止できるようになる。この「トレイ情報」項目d10の識別情報は、トレイ情報の一例である。
例えば、ユーザが機械状態画面P1(図6参照)の「トレイ1」ボタンB3を押した場合、図2に示した操作部制御部14は、このタッチパネル操作の操作データD3を画像制御CPU85に出力する。画像制御CPU85は、この操作データD3から「トレイ情報」項目d10を参照する。そして、トレイ1が使用中であり設定変更禁止を示すデータ「1」が「トレイ情報」項目d10に設定されている場合、画像制御CPU85は、タッチパネル操作を無効にするように操作部制御部14を制御する。例えば、画像制御CPU85は、設定変更禁止を示す操作データD3を無視して次の画面メニューに移行しないように制御する。
また、ユーザが機械状態画面P1(図6参照)の「トレイ3」ボタンB5を押した場合、図2に示した操作部制御部14は、このタッチパネル操作の操作データD3を画像制御CPU85に出力する。画像制御CPU85は、この操作データD3から「トレイ情報」項目d30を参照する。そして、トレイ3が未使用であり設定変更許可を示すデータ「0」が「トレイ情報」項目d30に設定されている場合、画像制御CPU85は、転写紙情報d3の「紙種」や「坪量」等のデータ項目の設定変更を許可する。
図4は、トレイ情報の変更リストd100のデータ構成例を示す説明図である。図4に示す変更リストd100はトレイ情報の一例であり、図3に示したトレイ情報d10〜d80とデータ構成が異なる。すなわち、図3は、転写紙情報d1〜d8と共に構成された「トレイ情報」のデータ項目から構成されていた。これに対して、図4に示す変更リストd100は、「トレイ情報」項目d10’〜d80’のみから構成され、「紙種」や「坪量」等のデータ項目とは分離されている。
これは、ソフトウェアのプログラミングにおいて、図3に示した転写紙情報d1〜d8は、プログラム中の最も外側のブロックで宣言されて全てのブロックから参照可能なグローバル変数(大域変数)として好適に使用される。これに対して、図4に示す変更リストd100は、宣言されたブロック内だけで有効な変数であるローカル変数(局所変数)として好適に使用される。本実施の形態においては、図3に示した転写紙情報d1〜d8と共に構成された「トレイ情報」d10〜d80を用いて設定変更を禁止又は許可するように制御しても良いし、図4に示す変更リストd100を用いて設定変更を禁止又は許可するように制御しても良い。
図4に示す変更リストd100は、その「トレイ情報」項目d10’には、用紙トレイT1に係る転写紙情報の設定の変更の許可又は禁止を示す識別情報として、例えば、「0」又は「1」が設定される。例えば、ジョブ開始時に用紙トレイT1を使用する場合、この変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’の識別情報を「1」に設定する。これにより、用紙トレイT1の転写紙情報の設定変更を禁止できるようになる。
また、ジョブ開始時に用紙トレイT1を使用せず、かつ、当該用紙トレイT1にジョブ予約がない場合、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’の識別情報を「0」に設定する。これにより、用紙トレイT1の転写紙情報の設定変更を許可できるようになる。
なお、変更リストd100は、画像制御CPU85によりジョブ開始時にシステムメモリ83に展開される。また、変更リストd100の各々の配列に対応したトレイ毎の「紙種」や「坪量」等の情報が不揮発メモリ34に記憶されている。
続いて、LCD18に表示される画面について説明する。図5は、機械状態画面P1の構成例を示す説明図である。図5に示す機械状態画面P1は、LCD18の表示画面上の「機械状態」ボタンB1を押すことで表示される。なお、機械状態画面P1などは、例えば15インチや17インチサイズのLCD18を用いて表示される。
図5に示すように、機械状態画面P1には、その略中央位置に「用紙トレイ」項目Q1や「ジョブ」項目Q2などが表示されている。この「用紙トレイ」項目Q1は、「トレイ」項目、「サイズ」項目、「名称」項目、「坪量」項目及び「残量」項目から構成されている。
この「トレイ」項目は、トレイ番号「1」〜トレイ番号「8」を表示する。トレイ番号「1」には、図1に示した用紙トレイT1が対応し、トレイ番号「2」には、図1に示した用紙トレイT2が対応している。同様に、トレイ番号「3」〜「8」には、図1に示した用紙トレイT3〜T8が夫々対応している。
「サイズ」項目には、「Custom」や「12×18」等の用紙サイズを示す情報が表示される。「名称」項目には、「Normal」等の用紙の名称が表示される。「坪量」項目には、1平方メートルあたりの用紙1枚の重量が表示される。「残量」項目には、矢印の文字記号で用紙の残量が表示される。このように、「用紙トレイ」項目Q1は、表示項目が構成されている。
例えば、「用紙トレイ」項目Q1の表示領域t1は、その「トレイ」項目にはトレイ番号「1」が表示され、「サイズ」項目には用紙サイズ「Custom」が表示されている。また、当該表示領域t1には、その「名称」項目には用紙の名称「Normal」が表示され、「坪量」項目には坪量「50-61g」が表示され、「残量」項目には残量を示す下向きの矢印記号が表示されている。
さらに、当該表示領域t1は、その領域の一部が識別可能に色分けされる色分け部q1を有している。この色分け部q1は、橙色などの彩度の高い色に設定される。この場合、「用紙トレイ」項目Q1の背景色は、黒又は灰色など彩度の低い色に設定される。このように色分けして、ユーザに対して設定変更が許可された用紙トレイと設定変更が禁止された用紙トレイとを明確に示す。他の表示領域t2〜表示領域t8も、当該表示領域t1と同様に構成されている。この例で、表示領域t1、t2及びt5が、橙色に設定されている。
図2に示した画像制御CPU85は、ジョブが実行又は予約されている用紙トレイであると判定した場合、LCD18に表示される当該用紙トレイの機械状態画面P1の色分け部q1を、識別できるように橙色に表示制御する。
図6は、トレイ設定画面P2の構成例を示す説明図である。図6に示すトレイ設定画面P2は、図5に示す表示画面上の「トレイ設定」ボタンB2を押すことで表示される。
図6に示すように、トレイ設定画面P2には、その略中央位置に「トレイ設定」項目Q3が表示されている。この「トレイ設定」項目Q3には、その左側に「トレイ1」ボタンB3〜「トレイ8」ボタンB10が設けられている。また、「トレイ設定」項目Q3には、その右側に「用紙サイズ」項目、「用紙名称」項目、「用紙種類」項目、「坪量」項目などが表示されている。
この例で、「トレイ1」ボタンB3、「トレイ2」ボタンB4及び「トレイ5」ボタンB7が、設定変更の禁止を示す橙色などの彩度の高い色に設定されている。すなわち、これらのボタンB3、B4及びB7は、タッチパネル操作が禁止され、ボタンの押圧に対して無反応に設定されている。
図2に示した画像制御CPU85は、ジョブが実行又は予約されている用紙トレイであると判定した場合、LCD18に表示される当該用紙トレイのトレイ設定画面P2の選択部分(例えばボタンB3)を、選択操作不能に制御する。
「トレイ3」ボタンB5、「トレイ4」ボタンB6、「トレイ6」ボタンB8〜「トレイ8」ボタンB10は、設定変更の許可を示す黒又は灰色など彩度の低い色に設定されている。これらのボタンB5、B6及びB8〜B10は、タッチパネル操作が許可され、ボタンの押圧に対して反応するように設定されている。例えば、図6に示す「トレイ3」ボタンB5が押された場合、当該ボタンB5の色が変更され、「トレイ3」の転写紙情報が画面右側に表示されている。
図7は、サイズ設定画面P3の構成例を示す説明図である。図7に示すサイズ設定画面P3は、図6に示す表示画面上の「設定変更」ボタンB11を押すことで表示される。図7に示すサイズ設定画面P3は、選択した「トレイ3」の用紙のサイズを変更する画面である。なお、このサイズ設定画面P3以降の画面は、従来と同様な画面であり、上述の設定変更を禁止又は許可するような設定はない。すなわち、図6に示したトレイ設定画面P2において、ジョブ開始及びジョブ予約に係る用紙トレイT1〜T8の設定変更を禁止又は許可しているので、その後段では、設定変更を禁止又は許可するような設定はない。
図7に示すように、サイズ設定画面P3には、その略中央位置に「サイズ設定」項目Q4が表示されている。この「サイズ設定」項目Q4には、その左側に「定形サイズ」ボタンB12、「不定形サイズ」ボタンB13、「ワイド紙」ボタンB14、「インデックス紙」ボタンB15及び「はがみ」ボタンB16が設けられている。また、「サイズ設定」項目Q4には、その右側に「定形サイズ設定」項目などが表示されている。
例えば、図7に示す「定形サイズ」ボタンB12が押されて当該ボタンB12の色が変更され、その定形サイズ設定の説明が画面右側に表示されている。
図8は、個別設定画面P4の構成例を示す説明図である。図8に示す個別設定画面P4は、図6に示す表示画面上の「設定変更」ボタンB21を押すことで表示される。図8に示す個別設定画面P4は、選択した「トレイ3」の用紙の種類や坪量等を変更する画面である。なお、この個別設定画面P4以降の画面は、従来と同様な画面であり、上述の設定変更を禁止又は許可するような設定はない。すなわち、図6に示したトレイ設定画面P2において、ジョブ開始及びジョブ予約に係る用紙トレイT1〜T8の設定変更を禁止又は許可しているので、その後段では、設定変更を禁止又は許可するような設定はない。
図8に示すように、個別設定画面P4には、その略中央位置に「個別設定変更」項目Q5が表示されている。この「個別設定変更」項目Q5には、その左側に「用紙種類」ボタンB17や「坪量」ボタンB18等が設けられている。また、「個別設定変更」項目Q5には、その右側に「用紙種類設定」項目が表示されている。
例えば、図8に示す「用紙種類」ボタンB17が押されて当該ボタンB17の色が変更され、その用紙種類を設定するための「塗工紙」ボタンB19や「普通紙」ボタンB20が画面右側に表示されている。この例では、「普通紙」ボタンB20が押されて、当該ボタンB20の色が変更されて設定されている。
続いて、デジタル複合機100の動作例を説明する。図9は、デジタル複合機100の動作例(その1)を示すフローチャートである。この例では、用紙トレイT1〜T8における設定変更の禁止又は許可を示すトレイ情報の変更リストd100(図4参照)を作成する。
図9に示すステップST1で、図2に示した画像制御CPU85は、選択トレイのジョブが開始(実行)されているか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は用紙トレイT1を選択すると共に、プリンタ制御部65から実行ジョブを受け付けて使用中の用紙トレイの情報を取得する。そして、取得した使用中の用紙トレイの情報と選択した用紙トレイT1の情報とを比較して、この用紙トレイT1が使用中であるか否かを判定する。この用紙トレイT1が使用中であると判定した場合、ステップST2に移行する。
ステップST2で、画像制御CPU85は、選択トレイの設定変更を禁止する。例えば、画像制御CPU85は、システムメモリ83に展開された変更リストd100(図4参照)を参照する。そして、画像制御CPU85は、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’に「1」を設定する。これにより、用紙トレイT1の転写紙情報は、設定変更が禁止される。
また、上述のステップST1で、用紙トレイT1が使用されていないと判定した場合、ステップST3に移行する。
ステップST3で、画像制御CPU85は、選択トレイのジョブが予約されているか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は、プリンタ制御部65から予約ジョブを受け付けて予約中の用紙トレイの情報を取得する。そして、画像制御CPU85は、選択した用紙トレイT1が予約設定されているか否かを判定する。
選択した用紙トレイT1が予約設定されている場合、上述したステップST2に移行して、画像制御CPU85は、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’に「1」を設定する。これにより、用紙トレイT1の転写紙情報は、設定変更が禁止される。選択した用紙トレイT1が予約設定されていない場合、ステップST4に移行する。
ステップST4で、画像制御CPU85は、予約ジョブが削除されたか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は、操作部制御部14から予約ジョブを削除する操作データD3を入力した場合、ステップST5に移行する。
ステップST5で、画像制御CPU85は、他のジョブが、削除したジョブにおいて予約していた用紙トレイを使用するか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は上述のステップST3で、プリンタ制御部65から取得した予約中の用紙トレイの情報を参照して、他のジョブが、削除ジョブにおいて予約していた用紙トレイを使用するか否かを判定する。他のジョブが、削除ジョブで予約していた用紙トレイを使用しないと判定した場合、ステップST6に移行する。
ステップST6で、画像制御CPU85は、選択トレイの設定変更を許可する。例えば、画像制御CPU85は、システムメモリ83に展開された変更リストd100(図4参照)を参照する。そして、画像制御CPU85は、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’に「0」を設定する。これにより、用紙トレイT1の転写紙情報は、設定変更が許可される。
また、上述のステップST5で、画像制御CPU85は、他のジョブが、削除ジョブで予約していた用紙トレイを使用すると判定した場合、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’を変更せず「1」の設定を継続する。
また、上述のステップST4で、画像制御CPU85は、操作部制御部14から予約ジョブを削除する操作データD3を入力しなかった場合、ステップST7に移行する。
ステップST7で、画像制御CPU85は、ジョブが終了したか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は、プリンタ制御部65からジョブの終了を示す情報を入力した場合ステップST8に移行し、当該ジョブの終了を示す情報を入力しなかった場合、処理の終了となる。
ステップST8で、画像制御CPU85は、他のジョブが、終了したジョブで使用していた用紙トレイを使用するか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は、上述のステップST3で、プリンタ制御部65から取得した予約中の用紙トレイの情報を参照して、他のジョブが、終了ジョブで予約していた用紙トレイを使用するか否かを判定する。他のジョブが、終了ジョブで使用していた用紙トレイを使用しないと判定した場合、上述のステップST6に移行する。ステップST6で、画像制御CPU85は、例えば変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’に「0」を設定する。これにより、用紙トレイT1の転写紙情報は、設定変更が許可される。また、ステップST8で、画像制御CPU85は、他のジョブが、終了ジョブで使用していた用紙トレイを使用すると判定した場合、処理の終了となる。
なお、図9に示すフローチャートでは、用紙トレイT1を例にして説明したが、用紙トレイT2〜T8についても用紙トレイT1と同様の処理を行う。そして、変更リストd100の「トレイ情報」項目d20’〜d80’に「0」又は「1」を設定する。
また、図9に示すステップST3で、例えば、選択した用紙トレイT1が予約設定されていない場合に、画像制御CPU85は、この用紙トレイT1の設定変更を許可するように制御してもよい。
図10は、デジタル複合機100の動作例(その2)を示すフローチャートである。この例では、図9で作成した変更リストd100(図4参照)に基づいて、LCD18の画面表示を制御する。この変更リストd100は、画像制御CPU85によりシステムメモリ83に展開されている。
図10に示すステップST20で、画像制御CPU85は、判断対象の用紙トレイをカウントするカウンタに初期値である「1」をセット(設定)してステップST21に移行する。
ステップST21で、画像制御CPU85は、判断対象の用紙トレイは使用される用紙トレイであるか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は、システムメモリ83に展開された変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’を参照する。そして、画像制御CPU85は、「トレイ情報」項目d10’の設定値が「1」である場合ステップST22に移行し、当該設定値が「0」である場合ステップST23に移行する。
ステップST22で、画像制御CPU85は、判断対象の用紙トレイの転写紙情報を設定変更禁止にするために、当該変更禁止に係るLCD18のタッチパネル操作を無効にすると共に、LCD18の所定部分を色分けするように制御する。
例えば、画像制御CPU85は、図6に示したように、LCD18に表示されたトレイ設定画面P2の「トレイ1」ボタンB3を、設定変更の禁止を示す橙色などの彩度の高い色に設定する。
この「トレイ1」ボタンB3がユーザにより押された場合、画像制御CPU85は、操作部制御部14から入力した操作データD3に基づいて、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’を参照する。そして、設定変更禁止を示すデータ「1」が「トレイ情報」項目d10’に設定されている場合、画像制御CPU85は、タッチパネル操作を無効にするように操作部制御部14を制御する。続いて、ステップST23に移行する。
ステップST23で、画像制御CPU85は、判断対象の用紙トレイをカウントするカウンタをカウントアップしてステップST24に移行する。
ステップST24で、画像制御CPU85は、カウンタのカウント値が、接続している用紙トレイの合計数を超過しているか否かを判定する。カウンタのカウント値が、用紙トレイの合計数(=8)未満である場合、ステップST21に戻る。また、カウンタのカウント値が、用紙トレイの合計数(=8)を超過した場合、処理の終了となる。
図11は、デジタル複合機100の動作例(その3)を示すフローチャートである。この例では、図9で作成したトレイ情報の変更リストd100を用いて、用紙トレイT1〜T8における転写紙情報の設定変更を禁止又は許可する。この変更リストd100は、画像制御CPU85によりシステムメモリ83に展開されている。なお、図3に示したトレイ情報d10〜d80を用いて、用紙トレイT1〜T8における転写紙情報の設定変更を禁止又は許可してもよい。
図11に示すステップST30で、画像制御CPU85は、用紙トレイの転写紙情報の設定を変更するためのボタンが押されたか否かを判定する。例えば、図6に示したトレイ設定画面P2の「トレイ1」ボタンB3が押された場合、画像制御CPU85は、操作部制御部14から用紙トレイT1が選択されたことを示す操作データD3を入力する。そして、画像制御CPU85は、用紙トレイの転写紙情報の設定を変更するためのボタンが押されたと判定してステップST31に移行する。また、用紙トレイの転写紙情報の設定を変更するためのボタンが押されなかった場合、再び当該ステップST30で判定を繰り返す。
ステップST31で、画像制御CPU85は、システムメモリ83に展開された変更リストd100を参照する。そして、画像制御CPU85は、例えば変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’の設定値を取得してステップST32に移行する。
ステップST32で、画像制御CPU85は、変更リストd100に基づいて、用紙トレイの転写紙情報の設定変更を許可するか否かを判定する。例えば、画像制御CPU85は、変更リストd100の「トレイ情報」項目d10’に設定されたデータを読み出す。そして、この「トレイ情報」項目d10’に設定されたデータが、トレイを使用中であって変更禁止を示すデータ「1」である場合、画像制御CPU85は、転写紙情報の設定変更を禁止すると判定してステップST33に移行する。
ステップST33で、画像制御CPU85は、タッチパネル操作を無効にするように操作部制御部14を制御する。例えば、画像制御CPU85は、設定変更禁止を示す操作データD3を無視して次の画面メニューに移行しないように制御して処理の終了となる。
また、上述のステップST32で、画像制御CPU85は、「トレイ情報」項目d10’に設定されたデータが、トレイが未使用であって変更許可を示すデータ「0」である場合、転写紙情報の設定変更を許可すると判定してステップST34に移行する。
ステップST34で、画像制御CPU85は、用紙トレイの転写紙情報の設定変更画面を表示するようにLCD18を制御する。例えば、画像制御CPU85は、図6に示した「トレイ3」ボタンB5に続いて「設定変更」ボタンB11が押されて、図7に示したサイズ設定画面P3を表示するようにLCD18を制御する。
このように、本発明に係るデジタル複合機100及びその制御方法によれば、ジョブが実行又は予約されている用紙トレイであると判定した場合には、当該用紙トレイの転写紙情報の変更を禁止し、ジョブが実行及び予約されていない用紙トレイであると判定した場合には、当該用紙トレイの転写紙情報の変更を許可するものである。
この構成によって、ジョブ実行中に、誤って使用トレイ及び予約トレイの転写紙情報を書き換えることなく、未使用トレイの転写紙情報のみを確実に書き換えることができる。これにより、ジョブ実行中に未使用トレイを有効活用できるので、当該複合機100を停止させることなく大量のジョブを連続で出力することができる。
本発明に係る実施の形態としてのデジタル複合機100の構成例を示す概略図である。 デジタル複合機100の制御系の構成例示すブロック図である。 転写紙情報D1(d1〜d8)のデータ構成例を示す説明図である。 トレイ情報の変更リストd100のデータ構成例を示す説明図である。 機械状態画面P1の構成例を示す説明図である。 トレイ設定画面P2の構成例を示す説明図である。 サイズ設定画面P3の構成例を示す説明図である。 個別設定画面P4の構成例を示す説明図である。 デジタル複合機100の動作例(その1)を示すフローチャートである。 デジタル複合機100の動作例(その2)を示すフローチャートである。 デジタル複合機100の動作例(その3)を示すフローチャートである。
符号の説明
11 スキャナ部
12 LANインタフェース
13 DRAM制御IC
14 操作部制御部
15 制御部
15A 画像信号制御部
16 画像メモリ
17 コントローラ制御部
18 LCD
21 プリントコントローラ
23 給紙手段
30T 大容量用紙トレイ
33 画像メモリ
34 不揮発メモリ(記憶部)
35 DRAM制御IC
48 操作部(表示操作部)
60 書き込み処理部
70 画像形成部
81 ADF制御部
83 システムメモリ
84 プログラムメモリ
85 画像制御CPU(制御部)
90 後処理装置
100 デジタル複合機(画像形成装置)
T1〜T8 用紙トレイ

Claims (5)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に転写紙を給紙する複数のトレイと、
    前記転写紙が装填される前記トレイ毎の転写紙情報及び実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイであるか否かのトレイ情報を記憶する記憶部と、
    実行ジョブ又は予約ジョブを受け付けた場合、前記実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイを使用中トレイとしてトレイ情報を前記記憶部に記憶し、前記トレイの前記転写紙情報の変更のために前記複数のトレイの中の何れかのトレイが指定された場合、前記トレイ情報に基づき、前記指定されたトレイが前記使用中トレイであるか否かを判定する制御部を備え、
    前記制御部は、前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、当該トレイの前記転写紙情報の変更を禁止し、前記指定されたトレイが使用中トレイでないと判定した場合、当該トレイの前記転写紙情報の変更を許可することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トレイの転写紙情報を表示する表示操作部を備え、
    前記制御部は、前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、前記表示操作部に表示される前記転写紙情報設定画面のトレイを識別可能に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、前記表示操作部に表示される前記転写紙情報設定画面のトレイの選択操作を不能に制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写紙情報には、用紙サイズ、紙種、坪量、色、パンチ穴、主副走査画像位置および主副走査倍率の少なくとも1つの項目を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に転写紙を給紙する複数のトレイと、
    前記転写紙が装填される前記トレイ毎の転写紙情報及び実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイであるか否かのトレイ情報を記憶する記憶部と、
    を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    実行ジョブ又は予約ジョブを受け付けた場合、前記実行ジョブ又は予約ジョブで使用するトレイを使用中トレイとしてトレイ情報を前記記憶部に記憶するステップと、
    前記トレイの前記転写紙情報の変更のために前記複数のトレイの中の何れかのトレイが指定された場合、前記トレイ情報に基づき、前記指定されたトレイが前記使用中トレイであるか否かを判定するステップと、
    前記指定されたトレイが使用中トレイであると判定した場合、当該トレイの前記転写紙情報の変更を禁止するステップと、
    前記指定されたトレイが使用中トレイでないと判定した場合、当該トレイの前記転写紙情報の変更を許可するステップと、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
JP2008129918A 2008-05-16 2008-05-16 画像形成装置およびその制御方法 Pending JP2009274391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129918A JP2009274391A (ja) 2008-05-16 2008-05-16 画像形成装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129918A JP2009274391A (ja) 2008-05-16 2008-05-16 画像形成装置およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009274391A true JP2009274391A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41440247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008129918A Pending JP2009274391A (ja) 2008-05-16 2008-05-16 画像形成装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009274391A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012098444A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Canon Inc 制御装置、制御装置の状態検知方法、及びプログラム
JP2014021473A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Konica Minolta Inc 用紙プロファイル管理方法及び画像形成システム
JP2017226222A (ja) * 2017-08-02 2017-12-28 キヤノン株式会社 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260492A (ja) * 2000-03-17 2001-09-25 Minolta Co Ltd 印刷システム及び印刷方法
JP2004216765A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2006209292A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Ricoh Co Ltd デバイスドライバ及び記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260492A (ja) * 2000-03-17 2001-09-25 Minolta Co Ltd 印刷システム及び印刷方法
JP2004216765A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置
JP2006209292A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Ricoh Co Ltd デバイスドライバ及び記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012098444A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Canon Inc 制御装置、制御装置の状態検知方法、及びプログラム
JP2014021473A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Konica Minolta Inc 用紙プロファイル管理方法及び画像形成システム
JP2017226222A (ja) * 2017-08-02 2017-12-28 キヤノン株式会社 印刷制御装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200045192A1 (en) Operation console receiving user operation and electronic device and image forming apparatus provided with the operation console
JP5413065B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2004048659A (ja) 画像入出力装置、画像入出力システム、記憶媒体、及び、画像入出力システムに好適な操作方法、操作画面表示方法
JP6005621B2 (ja) 画像形成装置
CN102608898A (zh) 能够防止清洁过程中的给纸错误的打印装置及其控制方法
JP5636904B2 (ja) 画像複写装置および画像複写装置の制御プログラム
US10536593B2 (en) Setting device, image forming apparatus including the setting device and clear-coat setting method
JP2009274391A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP4449585B2 (ja) 画像形成装置および表示制御方法
JP2009278373A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP4871916B2 (ja) 印刷システム及びその制御方法、印刷制御装置及びその制御方法、並びにプログラム
US20090037839A1 (en) Display control device and image forming apparatus
JP2008176610A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP4492194B2 (ja) 画像形成装置およびジョブ管理方法
JP5376170B2 (ja) 画像形成制御部、画像形成装置、表示装置および表示プログラム
JP2004262078A (ja) 画像形成装置
JP2006033066A (ja) 画像形成装置およびジョブ管理方法
JP2005258151A (ja) 画像出力装置
JP2010131932A (ja) 画像形成装置
JP2007225906A (ja) 画像形成装置
JP2007293446A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2008022204A (ja) 画像形成装置及び制御プログラム
JP2005305727A (ja) 画像形成装置および制御方法
JP2015096983A (ja) 設定装置、その設定装置を備えた画像形成装置、及びクリアコート設定方法
JP2006154467A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121211