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JP2009272059A - El素子、el素子を用いた液晶ディスプレイ用バックライト装置、el素子を用いた照明装置、el素子を用いた電子看板装置、及びel素子を用いたディスプレイ装置 - Google Patents

El素子、el素子を用いた液晶ディスプレイ用バックライト装置、el素子を用いた照明装置、el素子を用いた電子看板装置、及びel素子を用いたディスプレイ装置 Download PDF

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JP2009272059A
JP2009272059A JP2008119013A JP2008119013A JP2009272059A JP 2009272059 A JP2009272059 A JP 2009272059A JP 2008119013 A JP2008119013 A JP 2008119013A JP 2008119013 A JP2008119013 A JP 2008119013A JP 2009272059 A JP2009272059 A JP 2009272059A
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JP
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light
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light emitting
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JP2008119013A
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Inventor
Akihito Kagotani
彰人 籠谷
Toshitaka Toda
敏貴 戸田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2009272059A publication Critical patent/JP2009272059A/ja
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
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Abstract

【課題】光取り出し効率を高めるための回折格子構造を設けたEL素子において、その回折格子構造の寸法パラメータを適切に定めて光取出し効率を更に高める。
【解決手段】EL素子10は、透光性基板12とこの透光性基板12の一方の面に設けられた発光積層構造体14とを備えており、発光積層構造体14はEL発光層20を含んでいる。EL発光層20と透光性基板12との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する回折格子構造が設けられており、EL発光層20が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと、ピッチP1とが、下式(1)で表される関係を満足するようにした。
Figure 2009272059

【選択図】図1

Description

本発明はEL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子に関し、また、EL素子を用いた液晶ディスプレイ用パックライト装置、EL素子を用いた照明装置、EL素子を用いた電子看板装置、及びEL素子を用いたディスプレイ装置に関する。本発明に係るEL素子は、優れた光取り出し効率を有するものである。
一般的に用いられているEL素子は、透光性基板と、この透光性基板の一方の面に設けられた発光積層構造体とを備えており、その発光積層構造体は、陽極層と、陰極層と、それら電極層の間に挟まれたEL(エレクトロ・ルミネッセンス)発光層とを含んでいる。そして、陽極層と陰極層との間に直流電圧を印加してEL発光層に電子および正孔を注入し、それらの再結合によって励起子を生成し、この励起子の失活する際の光の放出を利用してEL発光層を発光させており、こうして発光積層構造体から発した光が、透光性基板の一方の面を介して透光性基板へ入射し、その透光性基板を通過して、その透光性基板の他方の面を介して外部へ出射するようにしている。
従来、かかる構成のEL素子において、EL発光層から発して透光性基板へ入射した光がその透光性基板を通過して空気中へ出射しようとする際に、その光のかなりの部分が透光性基板の表面において全反射するために、光のロスが生じるという問題があった。この全反射による光のロスは、何の対策も講じなければ約80%にも達することがあり、その場合、EL素子からの光取り出し効率は20%程度になってしまう。光取り出し効率が低ければ、所要の輝度を得るために大きな電力を投入せねばならず、それによってEL素子に加わる負荷が増大するため、EL素子の信頼性が低下することにもなる。
EL素子のような面発光素子の光取り出し効率を向上させることを目的として、面発光素子の透光性基板の表面に微細な凹凸パターンを形成するという方法が、従来より提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−119286号公報
特許文献1に提案されている方法によれば、EL素子の透光性基板(同文献では「ガラス基板」と称している)の表面に回折格子を形成することで、光取り出し効率を向上させている。しかしながら、その回折格子のパラメータを如何に定めれば最善の光取出し効率が得られるのかについては、何ら示唆されておらず、それゆえ、光取り出し効率を高めるためにEL素子に設ける回折格子構造のパラメータを適切に定めることによって、その光取り出し効率を更に高めることが、なお要望されている。本発明の課題は、かかる要望に応えることにある。
本発明は上記課題を解決するべくなされたものであり、本発明に係るEL素子は、透光性基板と、該透光性基板の第1面に設けられた発光積層構造体とを備え、該発光積層構造体は、第1電極層である透明電極層と、第2電極層と、それら電極層の間に挟まれたEL(エレクトロ・ルミネッセンス)発光層とを含んでおり、前記透明電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板の側に位置している電極層であり、前記第2電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板とは反対側に位置している電極層であり、前記発光積層構造体から発した光が、前記透明電極層を透過して前記透光性基板へ入射し、更に該透光性基板を通過し、該透光性基板の第2面を介して外部へ出射するように構成されたEL素子において、前記EL発光層と前記透光性基板との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する回折格子構造が設けられており、前記EL発光層が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと前記ピッチP1とが下式(1)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項2に係る発明は更に、前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記回折格子構造が、ピッチP1及び高さT1の周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、前記屈折率n1、前記屈折率n2、前記ピッチP1、及び前記高さTlが下式(2)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項3に係る発明は更に、前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、前記回折格子構造が、周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、前記透明電極層が層厚さT3に形成されており、前記屈折率n1、n2、及びn3が、n1>n2>n3で表される関係、または、n1<n2<n3で表される関係を満足しており、前記屈折率n2、前記層厚さT3、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(3)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項4に係る発明は更に、前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、前記回折格子構造が、周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、前記透明電極層が層厚さT3に形成されており、前記屈折率n1、n2、及びn3が、n2<n1、且つ、n2<n3で表される関係、または、n2>n1、且つ、n2>n3で表される関係を満足しており、前記屈折率n2、前記層厚さT3、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(4)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項5に係る発明は更に、前記EL発光層が層厚さT4に形成されており、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、前記第2電極層が屈折率n4の材料から成り、前記屈折率n2、n3、及びn4が、n2>n3>n4で表される関係、または、n2<n3<n4で表される関係を満足しており、前記屈折率n3、前記層厚さT4、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(5)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項6に係る発明は更に、前記EL発光層が層厚さT4に形成されており、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、前記第2電極層が屈折率n4の材料から成り、前記屈折率n2、n3、及びn4が、n3<n2、且つ、n3<n4で表される関係、または、n3>n2、且つ、n3>n4で表される関係を満足しており、前記屈折率n3、前記層厚さT4、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(6)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項7に係る発明は更に、前記発光積層構造体が更に透明基板を含んでおり、該透明基板上に前記透明中間層が形成されており、該透明基板と前記光透過性基板とがアドヒーシブ層を介して貼着されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は更に、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、前記回折格子構造が、ピッチP1及び高さT1の周期的凹凸パターンを有する前記透明電極層と前記EL発光層との間の界面により構成されており、前記屈折率n2、前記屈折率n3、前記ピッチP1、及び前記高さTlが下式(7)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
請求項9に係る発明は更に、前記発光積層構造体が更に透明基板を含んでおり、該透明基板上に前記透明電極層が形成されており、該透明基板と前記光透過性基板とがアドヒーシブ層を介して貼着されていることを特徴とする。
また、本発明に係るEL素子は、透光性基板と、該透光性基板の第1面に設けられた発光積層構造体とを備え、該発光積層構造体は、第1電極層である透明電極層と、第2電極層と、それら電極層の間に挟まれたEL(エレクトロ・ルミネッセンス)発光層とを含んでおり、前記透明電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板の側に位置している電極層であり、前記第2電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板とは反対側に位置している電極層であり、前記発光積層構造体から発した光が、前記透明電極層を透過して前記透光性基板へ入射し、更に該透光性基板を通過し、該透光性基板の第2面を介して外部へ出射するように構成されたEL素子において、前記EL発光層と前記透光性基板との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する第1の回折格子構造と、ピッチP2の周期的パターンを有する第2の回折格子構造とが、重層的に設けられており、前記EL発光層が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと前記ピッチP1とが下式(8)で表される関係を満足しており、前記EL発光層が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと前記ピッチP2とが下式(9)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
Figure 2009272059
請求項11に係る発明は更に、前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、前記第1の回折格子構造が、ピッチP1及び高さT1の周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、前記屈折率n1、前記屈折率n2、前記ピッチP1、及び前記高さTlが下式(10)で表される関係を満足しており、前記第2の回折格子構造が、ピッチP2及び高さT2の周期的凹凸パターンを有する前記透明電極層と前記EL発光層との間の界面により構成されており、前記屈折率n2、前記屈折率n3、前記ピッチP2、及び前記高さT2が下式(11)で表される関係を満足していることを特徴とする。
Figure 2009272059
Figure 2009272059
請求項12に係る発明は更に、前記発光積層構造体が更に透明基板を含んでおり、該透明基板上に前記透明中間層が形成されており、該透明基板と前記光透過性基板とがアドヒーシブ層を介して貼着されていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は更に、前記透光性基板の前記第1面及び前記第2面のいずれか一方もしくは両方に光拡散層が形成されていることを特徴とする。
請求項14に係る発明は更に、前記透明電極層が導電性ポリマーから成ることを特徴とする。
請求項15に係る発明は更に、前記第2電極層が導電性ポリマーから成ることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を発光源として用いたことを特徴とする液晶ディスプレイ装置のためのバックライト装置である。
請求項17に係る発明は、請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を発光源として用いたことを特徴とする照明装置である。
請求項18に係る発明は、請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を発光源として用いたことを特徴とする電子看板装置である。
請求項19に係る発明は、請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を画素駆動するように構成して成ることを特徴とするディスプレイ装置である。
本発明に係るEL素子によれば、また、本発明に係る液晶用パックライト装置、照明装置、電子看板装置、ないしはディスプレイ装置によれば、EL素子に設ける回折格子構造のパラメータを取り出そうとする光の波長に合わせて適切に設定することにより、光取り出し効率を向上させることができる。
以下に図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施の形態について説明して行く。
図1に示したのは本発明の第1の実施の形態に係るEL素子10の断面図である。EL素子10は、透光性基板12と、この透光性基板12の第1面(図中では下面)に設けられた発光積層構造体14とを備えている。透光性基板12は、ガラス基板としてもよく、プラスチック基板としてもよいが、ただし、発光積層構造体14からの光をできるだけ透過させることができるように、全光線透過率を50%以上とすることのできる材料で形成することが好ましい。
発光積層構造体14は、第1電極層である透明電極層16と、第2電極層18と、それら2つの電極層16、18の間に挟まれたEL発光層20とを含んでいる。2つの電極層16、18の一方は陽極層、他方は陰極層である。それら陽極層と陰極層との間に直流電圧を印加してEL発光層20に電子および正孔を注入し、それらの再結合によって励起子を生成し、この励起子の失活する際の光の放出を利用してEL発光層20を発光させるようにしている。発光積層構造体14には更に、正孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層、電子注入層などが設けられることもあるが、それらは周知のものであり、また本発明の本質とってさほど重要ではなく、必要に応じて適宜設ければよいものであるため、ここではそれらについての説明を省略する。
透明電極層16は、EL発光層20の両側のうちの透光性基板12の側に位置している電極層であり、第2電極層18は、EL発光層20の両側のうちの透光性基板12とは反対側に位置している電極層である。発光積層構造体14から発した光(即ち、EL発光層20から発した光は、透明電極層16を透過して透光性基板12へ入射し、更にこの透光性基板12を通過し、この透光性基板の第2面(図中では上面)を介してEL素子10の外部へ出射する。
第1電極層16は透明電極層であり、この透明電極層は、例えば、ITO膜、IZO膜などを蒸着法やスパッタ法などのドライプロセスで成膜した層とすることができる。ただし、成膜材料はこれらに限定されず、透明であって電気伝導性を有する材料であればその他の材料も使用可能である。また、その膜厚は1μm以下とすることが望ましい。なぜならば、膜厚が大きいほど電気伝導性は向上するものの、透明電極層に局所的なスパイクが入りやすくなり、また全光線透過率が低下するという問題があるからである。局所的なスパイクは、その突起の高さが例えば100nmに達すると、その後の成膜工程に問題を生じるおそれがある。
EL発光層20は、白色発光層とすることもあり、或いは、青色、赤色、黄色、緑色などの発光層とすることもある。白色発光層とする場合には、このEL発光層20の構成を、例えば、ITO/CuPc(銅フタロシアニン)/α−NPDにルブレン1%ドープ/ジナクチルアントラセンにペリレン1%ドープ/Alq3/フッ化リチウム/陰極としてAl、という構成とすればよい。ただしこの構成に限定されるものではなく、発光層から射出する光線の波長をR(赤色)、G(緑色)、B(青色)とすることのできる適宜材料を用いた任意の構成を採用することが可能である。また、フルカラーディスプレイ用途で使用する場合にはR、G、Bに対応した3種類の発光材料の塗り分けとすることや、白色光にカラーフィルターを重ねることによりフルカラー表示が可能となる。
透明電極層16と透光性基板12との間に透明中間層22が形成されている。この透明中間層22の形成材料は、透光性基板12の形成材料と同一としてもよく、異なったものとしてもよい。透明中間層22の形成材料の具体例を挙げるならば、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、PET、ポリプロピレン、それに種々のガラス類等を使用することができる。
透明中間層22の材料の屈折率と透明電極層16の材料の屈折率とは異ならせてある。また更に、それら透明中間層22と透明電極層16との間の界面を、所定ピッチP1及び所定高さT1の周期的凹凸パターンを有する界面として形成してある。この界面によって回折格子構造が構成されている。従って、EL発光層20と透光性基板12との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する回折格子構造が設けられている。そして、EL発光層20が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λとこの回折格子構造のピッチP1とが下式(1)で表される関係を満足するようにこのピッチP1の大きさを定めることによって、良好な光取り出し効率を達成するようにしている。
Figure 2009272059
ここで波長λは、通常は発光波長の中で最大のピークとなっているものを選ぶ。但し、必ずしもそれに限られず、ここで選んだ波長によって、取り出す光線の波長をある程度選択することができる。
また更に、透明中間層22の材料の屈折率をn1とし、透明電極層16の材料の屈折率をn2とするとき、屈折率n1、屈折率n2、ピッチP1、及び高さTlが下式(2)で表される関係を満足するようにすることが好ましく、そうすることで、光取り出し効率を更に向上させることができる。
Figure 2009272059
また更に、透明中間層22の材料の屈折率をn1とし、透明電極層16の材料の屈折率をn2とし、EL発光層20の材料の屈折率をn3とし、透明電極層16の層厚さをT3とするときに、屈折率n1、n2、及びn3が、n1>n2>n3で表される関係、または、n1<n2<n3で表される関係を満足する場合には、屈折率n2、層厚さT3、及びEL発光層20の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(3)で表される関係を満足するようにすることが好ましく、或いはまた、屈折率n1、n2、及びn3が、n2<n1、且つ、n2<n3で表される関係、または、n2>n1、且つ、n2>n3で表される関係を満足する場合には、屈折率n2、層厚さT3、及びEL発光層20の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(4)で表される関係を満足するようにすることが好ましい。そのようにすれば、光の共振効果によって、EL素子10の正面方向における光の取り出し効率を更に高めることができる。
Figure 2009272059
Figure 2009272059
また更に、透明電極層16の材料の屈折率をn2とし、EL発光層20の材料の屈折率をn3とし、第2電極層18の材料の屈折率をn4とし、EL発光層20の層厚さをT4とするときに、屈折率n2、n3、及びn4が、n2>n3>n4で表される関係、または、n2<n3<n4で表される関係を満足する場合には、屈折率n3、層厚さT4、及びEL発光層20の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(5)で表される関係を満足するようにすることが好ましく、或いはまた、屈折率n2、n3、及びn4が、n3<n2、且つ、n3<n4で表される関係、または、n3>n2、且つ、n3>n4で表される関係を満足する場合には、屈折率n3、層厚さT4、及びEL発光層20の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(6)で表される関係を満足するようにすることが好ましい。そのようにすれば、この場合もまた光の共振効果によって、EL素子10の正面方向における光の取り出し効率を更に高めることができる。
Figure 2009272059
Figure 2009272059
透明中間層22と透明電極層16との間の界面により画成される回折格子構造の側面形状は、図1に示したような三角プリズム形状としたときに、正面方向への集光性が高くなり光取り出し効率が最良となるが、ただし、必ずしもこの形状に限られず、その他の様々な形状とすることができる。例えば、図2に示したような、丸みを帯びた側面形状にしてもよく(これは、透明中間層22をマイクロレンズ形状もしくはレンチキュラーレンズ形状とした場合の形状である)、この場合には、正面方向のみならず様々な方向へと光を射出するため、広い視野範囲を得ることができる。また、図3に示したような、矩形形状にしてもよく、これらの形状とした場合にも光取り出し効率を向上させることができる。
また、この回折格子構造の平面形状も、様々な形状とすることができる。その具体例を図4、図5、及び図6に示した。これらの図に示した具体例は、微細な単位凹凸パターンを平面的に並べた形状としたものであり、図4の具体例は、単位凹凸パターンを略々四角錐形状としたもの、図5の具体例は、単位凹凸パターンを略々三角錐形状としたもの、そして図6の具体例は、単位凹凸パターンを略々六角錐形状としたものである。これらの具体例では、単位凹凸パターンを隙間なく敷き詰めることができる。また、これらの具体例において、単位凹凸パターンのピッチは適宜決定できるが、近年のディスプレイにおける画素構造にアライメントさせて画像のボケを防止することを考慮するならば、10μm以上500μm以下とするのがよく、10μm以上400μm以下とすれば更に好ましい。尚、回折格子構造の側面形状及び平面形状は以上に提示した具体例に限られず、その他の形状とすることも可能であり、使用するディスプレイに求められる配光特性によって適宜選択すればよい。また、EL発光層20が存在しない部分には回折格子構造は必要なく、従って、EL素子にEL発光層20が存在する部分と存在しない部分とがある場合には、EL素子の全体に単位凹凸パターンを敷き詰めるのではなく、EL発光層22が存在する部分にだけ単位凹凸パターンを設けるようにすればよい。
図7に示したのは、図1に示した第1の実施の形態に係るEL素子10の第1の変更例に係るEL素子10−1の断面図である。図1のEL素子10と異なる点は、発光積層構造体14が透明基板24を含んでおり、この透明基板24がアドヒーシブ層26を介してEL素子10−1の透光性基板12に貼着されていることである。この構成によれば、EL素子10−1を製作する際に、先ず透明基板24上に透明中間層22を形成し、その上に透明電極層16、EL発光層20、第2電極層18を形成して行くことで、発光積層構造体14を完成させ、しかる後に、その完成した発光積層構造体14と透光性基板12とを、アドヒーシブ層26を介して貼着するという、好適な製作手順を採用することができる。
アドヒーシブ層26は、接着剤の層とすることもあり、粘着剤の層とすることもある。好適な接着剤ないし粘着剤の具体例としては、例えば、ウレタン系、ゴム系、シリコーン系、ビニル系、エポキシ系、水性高分子−イソシアネート系、アクリル系等の硬化型接着剤及び粘着剤、湿気硬化ウレタン接着剤、ポリエーテルメタクリレート型、エステル系メタクリレート型、酸化型ポリエーテルメタクリレート等の嫌気性粘着剤、シアノアクリレート系の瞬間接着剤、それに、アクリレートとペルオキシド系の2液型瞬間接着剤などがある。このように、接着剤ないし粘着剤としては、1液型で押圧して接着するものや、熱や光で硬化させるものなどを用いることができる他に、2液、もしくは複数の液を混合して硬化させるものを用いることもでき、更にその他の様々なものを用いることができる。また、公知の方法を用いて粘着剤中に帯電防止剤や各種のフィラーを混入するようにしてもよい。アドヒーシブ層26の形成方法としては、様々な方法を用いることができ、その具体例を挙げるならば、例えば、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、コンマコーター、バーコーター、スプレー塗布、インクジェット法などによって接合面に直接塗布する方法を用いてもよい。また、接着剤ないし粘着剤の材料から成るドライフィルムを準備しておき、そのドライフィルムを貼着することでアドヒーシブ層を形成するという方法を用いることもでき、この方法は、製造工程を簡易化する上で好ましい方法である。
図8及び図9に示したのは、夫々、図1に示した第1の実施の形態に係るEL素子10の第2の変更例に係るEL素子10−2と、第3の変更例に係るEL素子10−3の断面図である。図1のEL素子10と異なる点は、光拡散層28、30を備えていることである。図8のEL素子10−2では、光拡散層28が透光性基板12の上面に設けられていて、EL素子10−2の表面に配置されている。図9のEL素子10−3では、光拡散層30が透光性基板12の下面に設けられていて、EL素子10−3の内部に配置されている。尚、光拡散層を透光性基板12の上下両面に設けるようにしてもよい。このように光拡散層28、30を設けることによって、視野角の角度依存性、波長依存性を緩和することができる。また、単純に視野角を拡大する場合や、コントロールする場合にも有効である。光拡散層28、30は、ヘイズ値が20%以上の層とすることが好ましく、ヘイズ値が20%未満であると、光拡散性能が不十分となり面内輝度の均一性が悪化するという問題が発生するおそれがある。光拡散層28、30は、例えば、無機材料あるいは有機材料の微粒子を内包した層としてもよく、その場合の微粒子としては、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、クレー、水酸化アルミニウム、硫化亜鉛、シリカ、それにシリコーンなどの、白色ないし透明な微粒子を用いるもでき、また、例えばアルミニウムや銀などの金属粒子を用いることもできる。また、白色ないし透明粒子や金属粒子を1種類だけ使用してもよいし、複数種類を混合して使用してもよい。また、微粒子を内包する層ばかりでなく、三角柱形状、四角柱形状、円錐形状などをはじめとする様々な形状の微細凹凸パターンを有する層としたり、レンチキュラーレンズ層やマイクロレンズ層などとしてもよく、更にその他の形態の層とすることも可能である。
光拡散層28、30は更に、シート状の光拡散部材を貼着することによって形成するようにしてもよく、そのシート状の光拡散部材は、例えば、透明樹脂に光拡散粒子を分散して形成したものとすることができる。その場合の透明樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを用いることができ、より具体的には例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン、アクリルニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルポリスチレン共重合体などを用いることができる。また光拡散粒子としては、無機酸化物または樹脂からなる透明粒子を用いることができる。無機酸化物からなる透明粒子としては、例えば、シリカ、アルミナなどを用いることができる。また、樹脂からなる透明粒子としては、アクリル粒子、スチレン粒子、スチレンアクリル粒子及びその架橋体、メラミン・ホルマリン縮合物の粒子、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシ樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PVDF(ポリフルオロビニリデン)、及びETFE(エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体)等のフッ素ポリマー粒子、シリコーン樹脂粒子などを用いることができる。また、上述した透明粒子から2種類以上の透明粒子を組み合わせて使用してもよい。さらにまた、透明粒子の大きさ、形状は、特に規定されない。以上の構成としたシート状の光拡散部材の厚さは0.05mm〜5mmとすることが好ましく、そうすることによって、好適な拡散性能と輝度とを得ることができる。この光拡散部材の厚さが0.05mm未満であると、拡散性能が不足するおそれがあり、一方、その厚さが5mmを超えると、樹脂量が多いため吸収による輝度低下が生じるおそれがある。
或いはまた、光拡散層28、30をシート状の光拡散部材を貼着することによって形成する場合に、そのシート状の光拡散部材を、熱可塑性樹脂に微細な気泡を内包させたシートとして形成したものとすることもできる。すなわち、熱可塑性樹脂の内部に形成された微細な気泡の内部表面が光の乱反射を生じさせ、光拡散粒子を分散させた場合と同等以上の光拡散機能を発現させることができる。そのため、光拡散部材の膜厚をより薄くすることが可能となる。このような光拡散部材として、白色PETや白色PPなどを挙げることができる。白色PETは、PETと相溶性のない樹脂や酸化チタン(TiO2)、硫酸化バリウム(BaSO4)、炭酸カルシウムのようなフィラーをPETに分散させた後、該PETを2軸延伸法で延伸することにより、該フィラーの周りに気泡を発生させて形成する。なお、このような構成の熱可塑性樹脂からなる光拡散部材は、少なくとも1軸方向に延伸したものとすればよく、少なくとも1軸方向に延伸することによって、フィラーの周りに気泡を発生させることができる。また、この場合の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2、6−ナフレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエステル樹脂、イソフタル酸共重合ポリエステル樹脂、スポログリコール共重合ポリエステル樹脂、フルオレン共重合ポリエステル樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、脂環式オレフィン共重合樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、シクロオレフィンポリマー、およびこれらを成分とする共重合体、またこれら樹脂の混合物などを用いることができ、特に制限されることはない。また、このように微細な気泡を内包させたシート状の光拡散部材の厚さは、25μm〜500μmとすることが好ましい。この光拡散部材の厚さが25μm未満であると、シートのこしが不足し、製造工程やディスプレイ内でしわを発生しやすくなる。一方、その厚さが500μmを超えると、光学性能についてはとくに問題ないが、剛性が増すためロール状に加工しにくくなるなどの不都合が生じるおそれがある。
図10に示したのは、本発明の第2の実施の形態に係るEL素子40の断面図である。先に説明した図1のEL素子10と同様に、このEL素子40も、透光性基板12と、この透光性基板12の第1面(図中では下面)に設けられた発光積層構造体14とを備えている。発光積層構造体14は、第1電極層である透明電極層16と、第2電極層18と、それら2つの電極層16、18の間に挟まれたEL発光層20とを含んでいる。2つの電極層16、18の一方は陽極層、他方は陰極層である。それら陽極層と陰極層との間に直流電圧を印加してEL発光層20に電子および正孔を注入し、それらの再結合によって励起子を生成し、この励起子の失活する際の光の放出を利用してEL発光層20を発光させるようにしている。
透明電極層16は、EL発光層20の両側のうちの透光性基板12の側に位置している電極層であり、第2電極層18は、EL発光層20の両側のうちの透光性基板12とは反対側に位置している電極層である。発光積層構造体14から発した光(即ち、EL発光層20から発した光は、透明電極層16を透過して透光性基板12へ入射し、更にこの透光性基板12を通過し、この透光性基板の第2面(図中では上面)を介してEL素子10の外部へ出射する。
ただし、図10のEL素子40は、図1のEL10の透明中間層22に相当する層を備えておらず、透明電極層16の材料の屈折率とEL発光層20の材料の屈折率とが異なることを利用して、それら透明電極層16とEL発光層20との間の界面を所定ピッチP1及び所定高さT1の周期的凹凸パターンを有する界面として形成してあり、この界面によって回折格子構造が構成されている。従ってこのEL素子40においても、EL発光層20と透光性基板12との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する回折格子構造が設けられている。そして、EL発光層20が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λとこの回折格子構造のピッチP1とが下式(7)で表される関係を満足するようにこのピッチP1の大きさを定めることによって、良好な光取り出し効率を達成するようにしている。
Figure 2009272059
ここで波長λは、通常は発光波長の中で最大のピークとなっているものを選ぶ。但し、必ずしもそれに限られず、ここで選んだ波長によって、取り出す光線の波長をある程度選択することができる。
また更に、透明電極層16の材料の屈折率をn2とし、EL発光層20の材料の屈折率をn3とするとき、屈折率n2、屈折率n3、ピッチP1、及び高さT1が下式(8)で表される関係を満足するようにすることが好ましく、そうすることで、光取り出し効率を更に向上させることができる。
Figure 2009272059
また更に、図1のEL素子10と同様にこのEL素子40でも、透明電極層16の材料の屈折率をn2とし、EL発光層20の材料の屈折率をn3とし、第2電極層18の材料の屈折率をn4とし、EL発光層20の層厚さをT4とするときに、屈折率n2、n3、及びn4が、n2>n3>n4で表される関係、または、n2<n3<n4で表される関係を満足する場合には、屈折率n3、層厚さT4、及びEL発光層20の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(9)で表される関係を満足するようにすることが好ましく、或いはまた、屈折率n2、n3、及びn4が、n3<n2、且つ、n3<n4で表される関係、または、n3>n2、且つ、n3>n4で表される関係を満足する場合には、屈折率n3、層厚さT4、及びEL発光層20の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(10)で表される関係を満足するようにすることが好ましい。そのようにすれば、この場合もまた光の共振効果によって、EL素子10の正面方向における光の取り出し効率を更に高めることができる。
Figure 2009272059
Figure 2009272059
図11に示したのは、図10に示した第2の実施の形態に係るEL素子40の変更例に係るEL素子40−1の断面図である。図10のEL素子40と異なる点は、発光積層構造体14が透明基板24を含んでおり、この透明基板24がアドヒーシブ層26を介してEL素子40−1の透光性基板12に貼着されていることである。この構成によれば、EL素子40−1を製作する際に、先ず透明基板24上に透明電極層16を形成し、その上にEL発光層20、及び第2電極層18を形成することで、発光積層構造体14を完成させ、しかる後に、その完成した発光積層構造体14と透光性基板12とをアドヒーシブ層26を介して貼着するという、好適な製作手順を採用することができる。また、図には示さなかったが、更なる変更例として、図8及び図9に示したEL素子10−1、10−2と同様に、透光性基板12の上面及び下面のいずれか一方もしくは両方に光拡散層を設けるようにしてもよい。
図12に示したのは、本発明の第3の実施の形態に係るEL素子50の断面図である。先に説明した図1のEL素子10と同様に、このEL素子50も、透光性基板12と、この透光性基板12の第1面(図中では下面)に設けられた発光積層構造体14とを備えている。発光積層構造体14は、第1電極層である透明電極層16と、第2電極層18と、それら2つの電極層16、18の間に挟まれたEL発光層20とを含んでいる。2つの電極層16、18の一方は陽極層、他方は陰極層である。それら陽極層と陰極層との間に直流電圧を印加してEL発光層20に電子および正孔を注入し、それらの再結合によって励起子を生成し、この励起子の失活する際の光の放出を利用してEL発光層20を発光させるようにしている。
透明電極層16は、EL発光層20の両側のうちの透光性基板12の側に位置している電極層であり、第2電極層18は、EL発光層20の両側のうちの透光性基板12とは反対側に位置している電極層である。発光積層構造体14から発した光(即ち、EL発光層20から発した光は、透明電極層16を透過して透光性基板12へ入射し、更にこの透光性基板12を通過し、この透光性基板の第2面(図中では上面)を介してEL素子10の外部へ出射する。
透明電極層16と透光性基板12との間に透明中間層22が形成されており、この透明中間層22の材料の屈折率と透明電極層16の材料の屈折率とは異ならせてある。また更に、それら透明中間層22と透明電極層16との間の界面を、所定ピッチP1及び所定高さT1の周期的凹凸パターンを有する界面として形成してある。この界面によって回折格子構造が構成されている。
更に、透明電極層16の材料の屈折率とEL発光層20の材料の屈折率とが異なることを利用して、それら透明電極層16とEL発光層20との間の界面を、所定ピッチP2及び所定高さT2の周期的凹凸パターンを有する界面として形成してあり、この界面によってもう1つの回折格子構造が構成されている。
従って、この実施の形態のEL素子50においては、EL発光層20と透光性基板12との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する第1の回折格子構造と、ピッチP2の周期パターンを有する第2の回折格子構造とが、重層的に設けられている。図12に示した具体例ではピッチP1とピッチP2とが等しいが、それらを互いに異なった大きさのピッチとすることも可能である。両者を等しくする場合も、また異ならせる場合も、EL発光層20が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと第1の回折格子構造のピッチP1とが下式(11)で表される関係を満足するようにこのピッチP1の大きさを定め、また、EL発光層20が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと第2の回折格子構造のピッチP2とが下式(12)で表される関係を満足するようにこのピッチP2の大きさを定めることによって、良好な光取り出し効率を達成することができる。
Figure 2009272059
Figure 2009272059
ここで波長λは、通常は発光波長の中で最大のピークとなっているものを選ぶ。但し、必ずしもそれに限られず、ここで選んだ波長によって、取り出す光線の波長をある程度選択することができる。特に、第1の回折格子構造のピッチP1と、第2の回折格子構造のピッチP2とを異ならせる場合には、2つのピーク波長を選ぶことができる。
また更に、透明電極層16の材料の屈折率をn2とし、EL発光層20の材料の屈折率をn3とするとき、屈折率n2、屈折率n3、ピッチP2、及び高さT2が下式(13)で表される関係を満足するようにすることが好ましく、そうすることで、光取り出し効率を更に向上させることができる。
Figure 2009272059
図13に示したのは、図12に示した第3の実施の形態に係るEL素子50の第1の変更例に係るEL素子50−1の断面図である。図12のEL素子50と異なる点は、発光積層構造体14が透明基板24を含んでおり、この透明基板24がアドヒーシブ層26を介してEL素子50−1の透光性基板12に貼着されていることである。この構成によれば、EL素子50−1を製作する際に、先ず透明基板24上に透明中間層22を形成し、その上に透明電極層16、EL発光層20、第2電極層18を形成して行くことで、発光積層構造体14を完成させ、しかる後に、その完成した発光積層構造体14と透光性基板12とを、アドヒーシブ層26を介して貼着するという、好適な製作手順を採用することができる。特に、図12に示した具体例のように、第1の回折格子構造のピッチP1と第2の回折格子構造のピッチP2とを等しくする場合には、透明基板24上に、所要の形状の表面を有する透明中間層22を形成した後に、スパッタ法あるいは蒸着法によって透明電極層16を形成するようにし、その際に、形成される透明電極層16の表面形状が、その下層の透明中間層22の表面形状を保つようにすれば、第2の回折格子構造の界面形状を第1の回折格子構造の界面形状に容易に揃えることができ、製作上有利である。また、図には示さなかったが、更なる変更例として、図8及び図9に示したEL素子10−1、10−2と同様に、透光性基板12の上面及び下面のいずれか一方もしくは両方に光拡散層を設けるようにしてもよい。
図14に示したのは、図12に示した第3の実施の形態に係るEL素子50の第2の変更例に係るEL素子50−2の断面図である。図12のEL素子50と異なる点は、EL発光層20が、RGB(緑、青、赤)の3色に対応した3種類のEL発光物質のマトリクスとして形成されていることである。RGBの3色のEL発光物質はピーク波長が互いに異なるが、透明中間層22と透明電極層16との間の界面に形成された第1の回折格子構造と、透明電極層16とEL発光層20との間に形成された第2の回折格子構造とは、最も取り出し効率を高めたい光の波長に合わせて、それら回折格子構造のピッチP1、P2(図示例ではP1=P2である)及び/または高さT1、T2を定めるようにする。より具体的には、ここでは一例として、Rの発光物質の輝度が、G及びBの発光物質に比べて低いものとすれば、Rの発光物質のピーク波長に合わせて、第1及び第2の回折格子構造のピッチ及び/または高さを定めるようにする。これによって、簡便にRGBの発光物質の発光輝度の違いを緩和することができ、或いはまた、逆に強調することも可能である。
図15〜図17に示したのは、図12に示した第3の実施の形態に係るEL素子50の第3〜第5の変更例に係るEL素子の断面図である。これらのEL素子は、図17に示したEL素子50−2と同様に、EL発光層20が、RGB(緑、青、赤)の3色に対応した3種類のEL発光物質のマトリクスとして形成されており、それらRGBの3色のEL発光物質はピーク波長が互いに異なる。図15〜図17において、細かなジグザグ線で界面を模式的に描いた回折格子構造は、その回折格子構造の寸法パラメータ(ピッチ及び/または高さ)を、RGB各色のEL発光物質に合わせて、即ち、各色ごとに異なった設定として形成されている回折格子構造である。一方、粗いジグザグ線で界面を模式的に描いた回折格子構造は、各色ごとに区別せず、EL素子の全面に亘って同一の寸法パラメータとして形成されている回折格子構造である。
図15に示したEL素子50−3では、第1の回折格子構造と第2の回折格子構造との両方が、各色ごとに異なった寸法パラメータに設定されている。この構成とすることで、互いにピーク波長が異なるRGBの3色のEL発光物質から発する光の取り出し効率を各色ごとに個別にコントロールすることが可能となる。そのため、特に、ホワイトバランスを取ることが重要な場合に、この構成は極めて有利である。
図16に示したEL素子50−4では、第1の回折格子構造はこのEL素子50−4の全面に亘って同一の寸法パラメータで形成されており、第2の回折格子構造だけが各色ごとに異なった寸法パラメータに設定されている。図17に示したEL素子50−5では、これと逆に、第1の回折格子構造だけが各色ごとに異なった寸法パラメータに設定されており、第2の回折格子構造はこのEL素子50−5の全面に亘って同一の寸法パラメータで形成されている。これらの構成でも、光の取り出し効率を各色ごとにコントロールすることができ、図16のEL素子50−3ほど綿密なコントロールはできない替わりに、製作コストが低廉となる。
図18に示したのは、本発明の第4の実施の形態に係るEL素子60の断面図である。このEL素子は、本発明をマルチフォトン素子に適用した場合の具体例として提示するものである。先に説明した図1のEL素子10と同様に、このEL素子60も、透光性基板12と、この透光性基板12の第1面(図中では下面)に設けられた発光積層構造体14とを備えている。発光積層構造体14は、第1電極層である透明電極層16と、第2電極層18と、それら2つの電極層16、18の間に挟まれた発光積層体とを含んでおり、この発光積層体は、EL発光層20と電荷発生層21とを交互に積層して成るものである。透明電極層16と透光性基板12との間に透明中間層22が形成されており、この透明中間層22の材料の屈折率と透明電極層16の材料の屈折率とは異ならせてある。この構成においては、透明中間層22と透明電極層16との間の界面によって第1の回折格子構造を構成し、また、透明電極層16と一番上のEL発光層20との間の界面によって第2の回折格子構造を構成することに加えて、複数存在するEL発光層20と電荷発生層21との間の界面の各々に更なる回折格子構造を構成している。そして、それら回折格子構造の寸法パラメータを先に説明した様々な実施の形態と同様に設定することによって、良好な光取り出し効率を達成することができる。
以上に説明したEL素子は、優れた光取り出し効率を有するため、照明装置の発光源として用いるのに適したものであり、そのように構成した照明装置も本発明の範囲に含まれる。また、以上に説明したEL素子は、その他の様々な用途にも好適に用い得るものである。
例えば、本発明に係るEL素子にTFT層を付設して、そのEL素子を画素駆動するようにすれば、アクティブマトリックス型のディスプレイ装置を構成することができ、そのように構成したディスプレイ装置も本発明の範囲に含まれる。また更に、本発明に係るEL素子は、アクティブマトリックス型のディスプレイ装置ばかりでなく、パッシブ型のディスプレイ装置に用いることも可能である。
また、本発明に係るEL素子は、液晶ディスプレイ装置のためのバックライト装置の発光源としても好適に用い得るものであり、そのように構成したバックライト装置も本発明の範囲に含まれる。本発明に係るEL素子を液晶ディスプレイ装置のためのバックライト装置の発光源として用いることによって、発光源として冷陰極蛍光ランプを用いたバックライト装置と比較して、より構造を薄型化し、消費電力も低下させることが可能となる。また、光源ムラも実質上皆無となるため、ランプイメージを低減させるための拡散板や、レンズシートも不要となり、コストダウンに資する。
本発明に係るEL素子は更に、電子看板装置の発光源としても好適に用い得るものであり、そのように構成した電子看板装置も本発明の範囲に含まれる。
以上に具体例として提示した本発明に係る様々なEL素子のうち、図1に示した第1の実施の形態に係るELとその変更例に係るEL素子、図12に示した第3の実施の形態に係るEL素子とその変形例に係るEL素子、それに図18に示した第4の実施の形態に係るEL素子は、いずれも、透明中間層22と透明電極層16との間の界面によって構成した回折格子構造を備えたEL素子である。このように透明中間層22と透明電極層16との間の界面により構成した回折格子構造の1つの実施例について以下に説明する。
この実施例では、先ず、透明中間層22の材料として屈折率n1=1.51の材料を使用し、透明電極層16の材料として屈折率n2=2.12の材料を使用することとした。また、両者間の界面の周期的凹凸パターンについては、そのパラメータの目標値を、ピッチP1=0.2μm、高さT1=0.4μmとした。また更に、透明中間層22の材料にはUV硬化性樹脂を使用することとした。そして、ガラス板にUV硬化性樹脂を塗布し、周期的パターンを有するナノ構造物を表面に形成したガラス製金型をその塗布したUV硬化性樹脂の表面に密着させ、UV光照射によりUV硬化性樹脂を硬化させて、透明中間層22とする透明樹脂層を形成した。こうして形成した透明樹脂層の表面の周期的パターンのパラメータを実測したところ、ピッチP1=0.19、高さT1=0.38μmであって、略々目標値に近い寸法が得られていた。
続いて、透明電極層16を構成するITO膜をスパッタ法によって膜厚0.45μmに成膜し、その表面を研磨して平坦化した。こうしてITO膜を成膜した上に、4,4’,4”−トリス(−N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(以下、m−MTDATA)を膜厚40nmに蒸着して、ホール注入層を形成し、次いで、N,N’−ジフェニル−N,N’−m−トリル−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニル(以下、TPD)を膜厚35nmに蒸着して、ホール輸送層を形成した。さらにその上に、トリス(8−キノリノラト)アルミニウムを膜厚50nmに蒸着して、電子注入輸送・発光層とした。続いて、AlLi電子注入電極(Li濃度:7.2at%)を膜厚50nmに成膜し、こうして得られたEL素子基板を他のスパッタ装置に移し、Alターゲットを用いたDCスパッタ法により膜厚200nmのAl層を成膜した。最後にガラス封止板との接続後、点灯試験を行ったが、問題なく点灯した。また、こうして透明中間層と透明電極層との間の界面に回折格子構造を構成したEL素子では、その回折格子構造を持たないEL素子に対して、52%程度の取り出し効率向上が見られた。
本発明の第1の実施の形態に係るEL素子の断面図である。 図1のEL素子における回折格子構造の側面形状の具体例を示した図である。 図1のEL素子における回折格子構造の側面形状の具体例を示した図である。 図1のEL素子における回折格子構造の平面形状の具体例を示した図である。 図1のEL素子における回折格子構造の平面形状の具体例を示した図である。 図1のEL素子における回折格子構造の平面形状の具体例を示した図である。 図1のEL素子の第1の変更例に係るEL素子の断面図である。 図1のEL素子の第2の変更例に係るEL素子の断面図である。 図1のEL素子の第3の変更例に係るEL素子の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るEL素子の断面図である。 図10のEL素子の変更例に係るEL素子の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るEL素子の断面図である。 図12のEL素子の第1の変更例に係るEL素子の断面図である。 図12のEL素子の第2の変更例に係るEL素子の断面図である。 図12のEL素子の第3の変更例に係るEL素子の断面図である。 図12のEL素子の第4の変更例に係るEL素子の断面図である。 図12のEL素子の第5の変更例に係るEL素子の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るEL素子の断面図である。
符号の説明
10、10−1、10−2、10−3 EL素子
12 透光性基板
14 発光積層構造体
16 透明電極層
18 第2電極層
20 EL発光層
21 電荷発生層
22 透明中間層
24 透明基板
26 アドヒーシブ層
28 光拡散層
30 光拡散層
40、40−1 EL素子
50、50−1、50−2、50−3、50−4、50−5 EL素子
60 EL素子

Claims (19)

  1. 透光性基板と、該透光性基板の第1面に設けられた発光積層構造体とを備え、該発光積層構造体は、第1電極層である透明電極層と、第2電極層と、それら電極層の間に挟まれたEL(エレクトロ・ルミネッセンス)発光層とを含んでおり、前記透明電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板の側に位置している電極層であり、前記第2電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板とは反対側に位置している電極層であり、前記発光積層構造体から発した光が、前記透明電極層を透過して前記透光性基板へ入射し、更に該透光性基板を通過し、該透光性基板の第2面を介して外部へ出射するように構成されたEL素子において、
    前記EL発光層と前記透光性基板との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する回折格子構造が設けられており、
    前記EL発光層が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと前記ピッチP1とが下式(1)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とするEL素子。
  2. 前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、
    前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記回折格子構造が、ピッチP1及び高さT1の周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、
    前記屈折率n1、前記屈折率n2、前記ピッチP1、及び前記高さTlが下式(2)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項1記載のEL素子。
  3. 前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、
    前記回折格子構造が、周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、
    前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、
    前記透明電極層が層厚さT3に形成されており、
    前記屈折率n1、n2、及びn3が、n1>n2>n3で表される関係、または、n1<n2<n3で表される関係を満足しており、
    前記屈折率n2、前記層厚さT3、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(3)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項1記載のEL素子。
  4. 前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、
    前記回折格子構造が、周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、
    前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、
    前記透明電極層が層厚さT3に形成されており、
    前記屈折率n1、n2、及びn3が、n2<n1、且つ、n2<n3で表される関係、または、n2>n1、且つ、n2>n3で表される関係を満足しており、
    前記屈折率n2、前記層厚さT3、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(4)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項1記載のEL素子。
  5. 前記EL発光層が層厚さT4に形成されており、
    前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、
    前記第2電極層が屈折率n4の材料から成り、
    前記屈折率n2、n3、及びn4が、n2>n3>n4で表される関係、または、n2<n3<n4で表される関係を満足しており、
    前記屈折率n3、前記層厚さT4、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(5)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項1記載のEL素子。
  6. 前記EL発光層が層厚さT4に形成されており、
    前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、
    前記第2電極層が屈折率n4の材料から成り、
    前記屈折率n2、n3、及びn4が、n3<n2、且つ、n3<n4で表される関係、または、n3>n2、且つ、n3>n4で表される関係を満足しており、
    前記屈折率n3、前記層厚さT4、及び前記EL発光層の前記少なくとも1つのピーク波長λが下式(6)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項1記載のEL素子。
  7. 前記発光積層構造体が更に透明基板を含んでおり、該透明基板上に前記透明中間層が形成されており、該透明基板と前記光透過性基板とがアドヒーシブ層を介して貼着されていることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項記載のEL素子。
  8. 前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、
    前記回折格子構造が、ピッチP1及び高さT1の周期的凹凸パターンを有する前記透明電極層と前記EL発光層との間の界面により構成されており、
    前記屈折率n2、前記屈折率n3、前記ピッチP1、及び前記高さTlが下式(7)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項1記載のEL素子。
  9. 前記発光積層構造体が更に透明基板を含んでおり、該透明基板上に前記透明電極層が形成されており、該透明基板と前記光透過性基板とがアドヒーシブ層を介して貼着されていることを特徴とする請求項7記載のEL素子。
  10. 透光性基板と、該透光性基板の第1面に設けられた発光積層構造体とを備え、該発光積層構造体は、第1電極層である透明電極層と、第2電極層と、それら電極層の間に挟まれたEL(エレクトロ・ルミネッセンス)発光層とを含んでおり、前記透明電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板の側に位置している電極層であり、前記第2電極層は前記EL発光層の両側のうちの前記透光性基板とは反対側に位置している電極層であり、前記発光積層構造体から発した光が、前記透明電極層を透過して前記透光性基板へ入射し、更に該透光性基板を通過し、該透光性基板の第2面を介して外部へ出射するように構成されたEL素子において、
    前記EL発光層と前記透光性基板との間に、ピッチP1の周期的パターンを有する第1の回折格子構造と、ピッチP2の周期的パターンを有する第2の回折格子構造とが、重層的に設けられており、
    前記EL発光層が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと前記ピッチP1とが下式(8)で表される関係を満足しており、
    Figure 2009272059
    前記EL発光層が発する光のスペクトルにおける少なくとも1つのピーク波長λと前記ピッチP2とが下式(9)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とするEL素子。
  11. 前記透明電極層と前記透光性基板との間に屈折率n1の材料から成る透明中間層が形成されており、
    前記透明電極層が屈折率n2の材料から成り、
    前記EL発光層が屈折率n3の材料から成り、
    前記第1の回折格子構造が、ピッチP1及び高さT1の周期的凹凸パターンを有する前記透明中間層と前記透明電極層との間の界面により構成されており、
    前記屈折率n1、前記屈折率n2、前記ピッチP1、及び前記高さTlが下式(10)で表される関係を満足しており、
    Figure 2009272059
    前記第2の回折格子構造が、ピッチP2及び高さT2の周期的凹凸パターンを有する前記透明電極層と前記EL発光層との間の界面により構成されており、
    前記屈折率n2、前記屈折率n3、前記ピッチP2、及び前記高さT2が下式(11)で表される関係を満足している、
    Figure 2009272059
    ことを特徴とする請求項10記載のEL素子。
  12. 前記発光積層構造体が更に透明基板を含んでおり、該透明基板上に前記透明中間層が形成されており、該透明基板と前記光透過性基板とがアドヒーシブ層を介して貼着されていることを特徴とする請求項10又は11記載のEL素子。
  13. 前記透光性基板の前記第1面及び前記第2面のいずれか一方もしくは両方に光拡散層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項記載のEL素子。
  14. 前記透明電極層が導電性ポリマーから成ることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項記載のEL素子。
  15. 前記第2電極層が導電性ポリマーから成ることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項記載のEL素子。
  16. 請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を発光源として用いたことを特徴とする液晶ディスプレイ装置のためのバックライト装置。
  17. 請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を発光源として用いたことを特徴とする照明装置。
  18. 請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を発光源として用いたことを特徴とする電子看板装置。
  19. 請求項1乃至15の何れか1項記載のEL素子を画素駆動するように構成して成ることを特徴とするディスプレイ装置。
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