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JPH11307266A - 有機発光素子 - Google Patents

有機発光素子

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Publication number
JPH11307266A
JPH11307266A JP10113149A JP11314998A JPH11307266A JP H11307266 A JPH11307266 A JP H11307266A JP 10113149 A JP10113149 A JP 10113149A JP 11314998 A JP11314998 A JP 11314998A JP H11307266 A JPH11307266 A JP H11307266A
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JP
Japan
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light
layer
refractive index
emitting layer
light emitting
Prior art date
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Application number
JP10113149A
Other languages
English (en)
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JP3832088B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Hori
義和 堀
Masao Fukuyama
正雄 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11314998A priority Critical patent/JP3832088B2/ja
Priority to US09/267,354 priority patent/US6392338B1/en
Publication of JPH11307266A publication Critical patent/JPH11307266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832088B2 publication Critical patent/JP3832088B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/875Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K59/877Arrangements for extracting light from the devices comprising scattering means

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単色性に優れた有機発光素子を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 有機発光層94には透明電極92および
金属電極95からそれぞれ正孔および電子が注入されて
発光が生じる。発光した光は低屈折率の有機発光層94
とガラス基板91に挟まれた高屈折率の透明電極926
により形成される光導波路に閉じこめられ、導波光とし
てガラス基板91に平行な方向に伝搬する。光導波路内
には周期的に形成された誘電体により屈折率の周期的分
布が形成されており、導波光はその周期に対応する特定
の波長の光に対して回折する光が逆方向に伝搬するので
共振器が形成され、この共振器で決定される特定の波長
の光だけが強く発光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は有機半導体を利用した有
機発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高度情報化マルチメディア社会の発展に
伴い、低消費電力・高画質の平板型表示素子の開発が活
発化している。非発光型の液晶表示素子は低消費電力を
特長としてその位置を確立し、携帯情報端末等への応用
と更なる高性能化が進んでいる。一方、有機ELディス
プレイは自発光型であり、ディスプレイが最も一般的に
使用される室内で非常に認識しやすいことから、従来の
CRTの代替えや、CRTでは実現困難な大画面表示や
超高精細表示の実現を目標として研究開発が活発化して
いる。既に、モノクロ(緑色、黄色)の文字数字表示は
実用に近い技術レベルに達しており、今後は有機ELの
特徴を活かした高輝度、薄型のディスプレイの開発と動
画像をも表示し得る高精細カラーディスプレイへの期待
が高まりつつある。
【0003】1987年にタンらがガラス基板上に正孔
注入用電極層、有機正孔輸送層、有機電子輸送性発光
層、電子注入用電極層を付着形成することによりること
により、低電圧で発光する有機ELが可能となることを
実証して以来(参考文献:C.W.Tang et al. Appl. Phy
s. Lett. Vol.51, p.913 (1987))、有機EL素子が大
きく注目を浴びている。
【0004】タンらにより提案された従来の有機EL素
子の概要を図11を用いて説明する。ガラス基板111
の上に酸化インジウム錫(ITO)等の比較的大きなイ
オン化ポテンシャルを有し正孔の注入が容易な透明導電
性薄膜(ITO)でなる陽極112が形成されている。
次にその表面のほぼ全面に正孔輸送層113、及び電子
輸送性の発光層114が順に形成されている。そしてそ
の表面に銀マグネシウム合金(AgMg)等の比較的低
い仕事関数を有し電子の注入の容易な金属層でなる陰極
115が形成されている。
【0005】電子輸送性の発光層114は一般的に金属
に比較して低い仕事関数を有するが、AgMg合金等の
低仕事関数を有する金属を陰極として用いることにより
電子の注入とその輸送が比較的容易に実現できる。ま
た、正孔輸送層113は比較的大きなイオン化ポテンシ
ャルを有するので、金(Au)や酸化インジウム錫(I
TO)等のイオン化ポテンシャルの大きな材料を陽極と
して用いることにより正孔の注入とその輸送が比較的容
易に実現できる。そこで、陰極に対して陽極に正の直流
電圧を印加することにより、陽極(ITO)112から
正孔輸送層113に正孔が注入され、また陰極115か
ら電子輸送性の発光層114に電子が注入され、さらに
正孔輸送層113と電子輸送性の発光層114の接合部
近傍の発光層中でこれらが結合することにより励起子が
形成され緑色の発光116が生じる。この発光は透明電
極及び基板を通して観測がなされる。勿論、正孔輸送性
の有機発光層と電子輸送性の有機層を接合させ、正孔と
電子を注入・輸送することによっても発光が得られる。
【0006】この発光原理はガリウム砒素等で形成され
た無機の発光ダイオードに類似しており、PN接合のさ
れた化合物半導体に電子と正孔を注入することにより接
合部近傍で電子と正孔の再結合することによる発光と対
応させることができる。そして、電子輸送層はN型化合
物半導体、正孔輸送層はP型化合物半導体に対比させる
させることができる。
【0007】その後、青色や赤色を発光する有機半導体
材料や添加物材料が開発されるとともに、カラーディス
プレイを実現するためのいくつかの方式も提案され、カ
ラーディスプレイも試作されるに至っている。有機EL
でカラーディスプレイを実現する方式として次の五つの
方式が提案されている。
【0008】(1) 赤、緑、青の発光を生じる三種類
の有機発光材料を平面的に交互に配置する方法。
【0009】(2) 赤、緑、青の発光を生じる三種類
の有機発光材料を積層する方法。 (3) 白色(広い帯域の緑)発光する有機材料と三種
類の共振器構造を形成する方法。
【0010】(4) 白色発光する有機材料と三原色の
カラーフィルタを組み合わせる方法。
【0011】(5) 青色発光する有機材料と三原色に
変換する色変換層を組み合わせる方法。
【0012】ところが、それぞれの方式に大きな課題が
残されている。第1の方式では、有機材料の耐水性、耐
薬品性に問題があるために一度形成した有機薄膜を微細
加工することは困難であり、高精細なディスプレイを実
現することは非常に困難である。
【0013】第2の方式では、有機材料の耐熱性が不十
分なために透過率の高いITO層を積層して形成するこ
とが困難であり、更に有機ELの場合陰極として仕事関
数の低い金属を用いる必要があるために透過率の高い積
層構造素子を形成することが不可能に近く、従ってこの
方式では効率のよいカラーディスプレイを形成すること
は極めて困難である。
【0014】第3の方式では発光色が共振器を形成する
ための薄膜の厚さに大きく依存するために大面積にわた
って均一なカラーディスプレイを実現することは非常に
困難である。
【0015】第4及び第5の方法は高画質を実現するう
えでは比較的優れているが、第4の方式ではカラーフィ
ルタを用いるために高効率なディスプレイを実現するこ
とは不可能であり、更に現在のところ信頼性の高い白色
発光材料の開発を待たざるを得ない。また。第5の方式
では青から赤への光の変換効率が低く高効率、高輝度な
ディスプレイを実現することが困難である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、従来の有機発光素子においては実用的な高画質なカ
ラーディスプレイを実現することが困難であった。
【0017】本発明は、新しい原理にもとづく発光波長
を制御する方式を提供するとともに、新しい方式のカラ
ーディスプレイを提供するものである。特に、従来の有
機発光素子のカラー化方式を欠点を克服し、高画質、高
信頼性のカラーディスプレイを実現するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の有機発光素子は基板上に少なくとも陽極、
発光層を含む有機薄膜層および陰極が形成され、有機薄
膜層に陽極及び陰極からそれぞれ正孔及び電子が注入さ
れることにより発光層にて発光が生じる有機発光素子に
おいて、前記発光層に近接する領域を含んで発光層より
も屈折率の高い層を前記発光層と光学的に結合させ、か
つ、前記発光層で発光する光を基板表面に対して平行な
方向に伝搬させる光導波路層を形成し、この光導波路層
の一部または全体に実効屈折率が基板表面に対して平行
な一定方向に周期的に変化している領域が形成されてい
る。
【0019】また、本発明の有機発光素子は基板上に少
なくとも陽極、発光層を含む有機薄膜層および陰極が形
成され、有機半導体に陽極及び陰極からそれぞれ正孔及
び電子が注入されることにより発光層にて発光が生じる
有機発光素子において、陽極または陰極のうち少なくと
も一方が透明であり、前記発光層に近接して発光層より
も屈折率の高い層が形成されることにより、前記発光層
で発光する光を基板表面に対して平行な方向に伝搬する
光導波路層が形成され、前記光導波路の一部もしくは全
体に実効屈折率が基板表面に対して平行な一定方向に周
期的に変化している領域が形成されており、前記伝搬光
と逆方向に光が回折帰還されることにより伝搬光と帰還
光が互いに共振しあう構造を有し、共振した光のうち散
乱光または低次回折光が透明電極を透過して素子の外部
に放出される。
【0020】これらの構成により、単色性の優れた所望
の発光波長を発光する高画質、高信頼性のカラーデイス
プレイを実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板上に少なくとも陽極、発光層を含む有機薄膜層
および陰極が形成され、有機薄膜層に陽極および陰極か
らそれぞれ正孔及び電子が注入されることにより発光層
にて発光が生じる有機発光素子において、発光層に近接
する領域を含んで発光層よりも屈折率の高い層を前記発
光層と光学的に結合させ、かつ、発光層で発光する光を
基板表面に対して平行な方向に伝搬させる光導波路を形
成し、この光導波路の一部または全体に実効屈折率が基
板表面に対して平行な一定方向に周期的に変化している
領域が形成されていることを特徴とする有機発光素子
で、実効屈折率の周期的変化に応じた特定の波長の光が
強く発光し、色純度の高い発光が得られる。
【0022】請求項2に記載の発明は、基板上に少なく
とも陽極、発光層を含む有機薄膜層および陰極が形成さ
れ、有機半導体に陽極および陰極からそれぞれ正孔及び
電子が注入されることにより発光層にて発光が生じる有
機発光素子において、陽極または陰極のうち少なくとも
一方が透明であり、発光層に近接して発光層よりも屈折
率の高い層が形成されることにより、発光層で発光する
光を基板表面に対して平行な方向に伝搬する光導波路が
形成され、光導波路の一部もしくは全体に実効屈折率が
基板表面に対して平行な一定方向に周期的に変化してい
る領域が形成されており、伝搬光と逆方向に光が回折帰
還されることにより伝搬光と帰還光が互いに共振しあう
構造を有し、共振した光のうち散乱光または低次回折光
が透明電極を透過して素子の外部に放出されることを特
徴とする有機発光素子で、実効屈折率の周期的変化に応
じた特定の波長の光が強く発光し、色純度の高い発光が
得られる。
【0023】請求項3に記載の発明は、基板上に少なく
とも陽極、発光層を含む有機薄膜層および陰極が形成さ
れた構造を有し、陽極または陰極のうち少なくとも一方
が透明であるとともに、前記発光層および近接して設置
された屈折率の高い層により光導波路が形成され、光導
波路にその実効屈折率が周期的に変化している領域が形
成されており、光導波路に形成された実効屈折率の変動
周期が複数種形成されていることを特徴とする有機発光
素子で、実効屈折率の周期的変化に応じた特定の波長の
複数種の光が強く発光し、色純度の高い複数種の発光が
得られる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
に記載の有機発光素子において、光導波路に形成された
実効屈折率変化の周期の光学長を発光波長の半分の整数
倍としたものである。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の有機発光素子において、光導波路に形成された実効屈
折率変化の周期の光学長を発光波長の半分としたもので
ある。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の有機発光素子において、光導波路に形成された実効屈
折率変化の周期の光学長を発光波長と等しくしたもので
ある。これらの構成によれば、二次の回折光が共振し、
一次の回折光が発光素子から放出される。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の有機発光素子において、光導波路に
おける実効屈折率の変化する領域を発光層に近接して形
成し、透明電極を透過して素子の外部に放出される光を
平面状としたものである。
【0028】請求項8に記載の発明は、基板上に少なく
とも陽極、発光層を含む有機薄膜層および陰極が形成さ
れ、有機薄膜層に陽極および陰極からそれぞれ正孔およ
び電子が注入されることにより、発光層にて発光が生じ
る有機発光素子において、発光層近傍に設置された発光
層よりも屈折率が高くかつ屈折率が周期的に変化してい
る領域を有する透明な層が形成され、前記発光層で発光
する光を伝搬しかつその実効屈折率が基板表面の一定の
方向に周期的に変化している領域を有する光導波路層が
形成されていることを特徴とする有機発光素子で、実効
屈折率の周期的変化に応じた特定の波長の複数種の光が
強く発光し、色純度の高い複数種の発光が得られる。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の有機発光素子において、光導波路が発光層よりも屈折
率の高い透明電極を含んで形成され、かつ透明電極の組
成が一定方向に周期的に変化させたものである。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の有機発光素子において、光導波路が発光層よりも屈
折率の高い透明電極を含んで形成され、かつ透明電極の
厚さが一定方向に周期的に変化させたものである。
【0031】請求項11に記載の発明は、基板上に少な
くとも陽極、発光層を含む有機薄膜層および陰極が形成
され、有機薄膜層に陽極および陰極からそれぞれ正孔お
よび電子が注入されることにより、発光層にて発光が生
じる有機発光素子において、発光層近傍に設置された発
光層よりも屈折率の高い透明な層および屈折率が周期的
に変化している領域を有する透明な層が形成されてお
り、発光層で発光する光を伝搬しかつその実効屈折率が
基板表面の一定の方向に周期的に変化している領域を有
する光導波路層が形成されていることを特徴とする有機
発光素子で、実効屈折率の周期的変化に応じた特定の波
長の複数種の光が強く発光し、色純度の高い複数種の発
光が得られる。
【0032】請求項12に記載の発明は、少なくとも陽
極および陰極のうちの一方が透明であり、発光層に近接
して透明電極側に発光層よりも屈折率の高い透明な層、
並びに発光層または高屈折率層の近傍に屈折率が周期的
に変化している領域を有する透明な層が形成されてお
り、発光層で発光する光を伝搬しかつその実効屈折率が
基板表面の一定の方向に周期的に変化している領域を有
する光導波路層が形成されていることを特徴とする有機
発光素子で、実効屈折率の周期的変化に応じた特定の波
長の複数種の光が強く発光し、色純度の高い複数種の発
光が得られる。
【0033】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の有機発光素子において、透明電極が発光層よりも
屈折率が高い層でなり、かつ発光層または透明電極層の
近傍に屈折率が周期的に変化している領域を有する透明
な層が形成され、発光層で発光する光を伝搬しかつその
実効屈折率が基板表面の一定の方向に周期的に変化して
いる領域を有する光導波路層が形成されているものであ
る。
【0034】請求項14に記載の発明は、請求項11に
記載の有機発光素子において、屈折率が周期的に変化し
ている領域を有する透明な層が有機薄膜層を含んで形成
され、かつ有機薄膜の組成が一定方向に周期的に変化し
ているものである。
【0035】請求項15に記載の発明は、請求項11に
記載の有機発光素子において、屈折率が周期的に変化し
ている領域を有する透明な層が誘電体層を含んで形成さ
れ、かつ誘電体層の組成が一定方向に周期的に変化して
いるものである。
【0036】請求項16に記載の発明は、請求項11に
記載の有機発光素子において、屈折率が周期的に変化し
ている領域を有する透明な層が誘電体層を含んで形成さ
れ、かつ誘電体層の厚さが一定方向に周期的に変化して
いるものである。
【0037】請求項17に記載の発明は、請求項11に
記載の有機発光素子において、屈折率が周期的に変化し
ている領域を有する透明な層が複数の誘電体層を含んで
形成され、かつ少なくとも一層の誘電体層の厚さまたは
組成が一定方向に周期的に変化しているものである。
【0038】請求項18に記載の発明は、請求項3に記
載の有機発光素子において、光導波路に形成された実効
屈折率の変動周期が赤、緑、青の光に対応する複数種の
周期としたもので、カラー画像表示を可能としたもので
ある。
【0039】(実施の形態1)本発明の有機発光素子の
概略原理を図1を参照しながら説明する。図1(A)は
発光素子の層断面図であり、図1(B)には本素子にお
ける各層の屈折率と光強度分布を示す。
【0040】図1(A)において、1はガラス基板であ
る。その表面には透明電極2、屈折率が発光層を含む有
機半導体層よりも高くかつその屈折率が周期的に変化し
ている透明な半導体層である周期的高屈折率層6、発光
層を含む有機半導体薄膜による有機発光層4、金属電極
5が順次形成されている。有機発光層4中の発光層に透
明電極2及び金属電極5からキャリアが注入されること
により発光が生じる。ところが、図1(B)に示すよう
に、有機発光層4の近傍に周期的高屈折率層6が形成さ
れているために、発生した光は屈折率の低い両端の層、
即ち有機発光層4およびガラス基板1に挟まれた周期的
高屈折率層6内またはその近傍に閉じこめられ、発生し
た光は導波光7としてガラス基板1に平行な方向に伝搬
する。ところが、この光導波路には周期的高屈折率層6
により一定の周期を有する屈折率分布が形成されている
ために、導波路中を伝搬する導波光7のうちこの周期に
応じた特定の波長の光8だけが回折現象により逆方向に
反射される。するとこの反射される波の波長と同一波長
の伝搬光が互いに干渉しあい強め合うことになるので、
特定の波長に対してガラス基板1と平行方向に共振器が
形成される。その結果、有機発光層4で生じる光のうち
この共振器で決定される特定の波長の光だけが強く発光
する。そして導波路型の共振器内に閉じこめられた光は
導波路内の散乱によりガラス基板1を通じて基板から外
部に放射される。
【0041】このとき、周期構造に伴う導波路の実効屈
折率の変動周期の光学長が発光波長の半分の整数倍であ
れば低次の回折光が取り出される。たとえば発光波長と
ほぼ同一の場合には2次の回折光が共振し、その時1次
の回折光9が基板と垂直方向に放出される。
【0042】本構成の発光素子においては、発光する光
のスペクトルは共振波長の近傍であり極めて色純度の高
い発光が得られる。従って、実効屈折率の変動周期をそ
れぞれ赤、緑、青等に対応させることにより、色純度の
高いカラーの発光を得ることができる。
【0043】また一般に屈折率の周期構造を有する導波
路においては伝搬する光の振動方向が周期構造と平行な
波だけが回折を受けるので、この周期構造の導波路から
外部に放出される光は周期構造と同一方向に偏光成分を
有する光がほとんどであり、この周期構造を形成する方
向を制御することにより発光の偏光方向を制御すること
が可能である。
【0044】なお、本実施例においては、有機発光層4
と透明電極2の間に両者の屈折率よりも高く、かつ周期
的な屈折率分布を有する周期的高屈折率層6を形成する
ことにより特定の波長に対する光帰還性の導波路を形成
しているが、高屈折率層と周期的な屈折率分布を有する
層を別途形成してもよい。この構成によっても、周期的
に実効屈折率が変化する光導波路を形成することができ
る。
【0045】また、本実施例においては、光導波路を形
成するために透明電極2よりも屈折率の高い高屈折率層
6を用いているが、必ずしも透明電極2よりも高い屈折
率層を形成する必要はなく、例えば透明電極2の屈折率
自体が有機発光層4よりも高ければ透明電極2を主体と
する光導波路が形成される。したがって有機発光層4も
しくは透明電極2の近傍に周期的な屈折率分布を有する
層が形成されていれば実質的に実効屈折率に周期構造を
有する光導波路が形成され、導波路型共振器が形成され
る。
【0046】また、本実施例においては、周期的な高屈
折率分布を有する周期的高屈折率層6が有機発光層4と
透明電極2の間に設置されているが、必ずしも有機発光
層4と透明電極2の間に設置される必要はなく、例えば
透明電極2とガラス基板1の間、または有機発光層4と
金属電極層5の間に形成されていてもよい。
【0047】(実施の形態2)本発明のより具体的な素
子構成を以下に説明する。第2の実施形態に係わる発光
素子について図2を参照しながら説明する。
【0048】図2において、21はガラス基板である。
ガラス基板21の表面には屈折率の高い2種類の誘電
体、たとえば酸化チタンおよび硫化亜鉛を交互に周期的
に配列した透明な誘電体層267が形成され、その上に
更に酸化インジウム錫でなる透明電極層22としての陽
極が形成されている。透明電極層22の表面には、正孔
輸送層23としてトリフェニルジアミン(TPD[N,N'-
bis (3-methylphenyl) -(1,1'-biphenyl) - 4 , 4'-dia
mine] が形成され、その上にアルミキノリノール錯体
(Alq[tris(8-hydroxyquinoline) aluminium])のよう
な有機半導体による電子輸送性の有機発光層24および
金属電極25による陰極が順次形成され、有機発光層2
4に陽極22および陰極25からそれぞれ正孔および電
子が注入されることにより発光が生じる。
【0049】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層24の近傍に配置されている誘電体
層267の屈折率が高いために、発生した光は屈折率の
低い2つの層または媒体、即ち有機発光層24およびガ
ラス基板21に挟まれた誘電体層267の近傍に閉じこ
められ、発生した光は導波光としてガラス基板21に平
行な方向に伝搬する。誘電体層267に周期的屈折率分
布が形成されているので、伝搬する光の導波路にはその
実効屈折率に周期的な分布が形成される。したがって、
実施の形態1で説明したように、光導波路に形成された
実効屈折率の分布により、ガラス基板21と平行方向に
光共振器が形成され、有機発光層24で発する光のうち
この共振器で決定される特定の波長の光だけが強く発光
し、外部に放出される。
【0050】(実施の形態3)実施の形態2においては
誘電体層267が周期的な屈折率分布を形成するように
形成されたが、透明電極自体が周期的な屈折率分布を有
していてもかまわない。具体的な素子構成を実施の形態
3として図3を参照しながら説明する。
【0051】図3において、31はガラス基板で、その
表面には組成比が周期的に変化している酸化インジウム
錫でなる透明電極3267から成るな陽極が形成されて
いる。その表面には、正孔輸送層33としてのトリフェ
ニルジアミン(TPD[N,N'-bis (3-methylphenyl) -
(1,1'-biphenyl) - 4 , 4'-diamine] が形成され、さら
に、有機半導体であるアルミキノリノール錯体(Alq[tr
is(8-hydroxyquinoline)aluminium])でなる電子輸送性
の有機発光層34および金属電極35による陰極が順次
形成され、有機発光層34に陽極3267および陰極3
5からそれぞれ正孔および電子が注入されることにより
発光が生じる。
【0052】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層34の近傍に配置されている透明電
極3267の屈折率が高いために、発生した光は屈折率
の低い2つの層または媒体、即ち有機発光層34および
ガラス基板31に挟まれた透明電極3267の近傍に閉
じこめられ、発生した光は導波光としてガラス基板31
に平行な方向に伝搬する。透明電極3267に周期的屈
折率分布が形成されているので、伝搬する光の導波路に
はその実効屈折率に周期的な分布が形成される。したが
って、実施の形態1で説明したように、光導波路に形成
された実効屈折率の分布により、ガラス基板31と平行
方向に光共振器が形成され、有機発光層24で発する光
のうちこの共振器で決定される特定の波長の光だけが強
く発光し、外部に放出される。
【0053】(実施の形態4)つぎに、本発明の実施の
形態4に係わる発光素子について図4を参照しながら説
明する。
【0054】図4において、41はガラス基板で、その
表面には酸化インジウム錫でなる透明電極4267が陽
極として形成されている。透明電極4267は周期的に
厚さを変化させており、表面に周期的な凹凸構造が形成
されている。透明電極4267の表面には、正孔輸送層
43としてのトリフェニルジアミン(TPD[N,N'-bis
(3-methylphenyl) - (1,1'-biphenyl) - 4 , 4'-diamin
e] が形成され、その上に有機半導体であるアルミキノ
リノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquinoline)aluminiu
m])でなる電子輸送性の有機発光層44、さらに、金属
電極45による陰極が順次形成されている。有機発光層
44には陽極4267および陰極45からそれぞれ正孔
および電子が注入されることにより発光が生じる。
【0055】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層44の近傍に配置されている透明電
極4267の屈折率が高いために、発生した光は屈折率
の低い2つの層または媒体、即ち有機発光層44および
ガラス基板41に挟まれた透明電極4267の近傍に閉
じこめられ、発生した光は導波光としてガラス基板41
に平行な方向に伝搬する。透明電極4267の周期的な
凹凸構造により周期的屈折率分布が形成されているの
で、伝搬する光の導波路にはその実効屈折率に周期的な
分布が形成される。したがって、実施の形態1で説明し
たように、光導波路に形成された実効屈折率の分布によ
り、ガラス基板41と平行方向に光共振器が形成され、
有機発光層44で発する光のうちこの共振器で決定され
る特定の波長の光だけが強く発光し、外部に放出され
る。
【0056】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
係わる発光素子について図5を参照しながら説明する。
【0057】図5において、51はガラス基板である。
ガラス基板51上に高屈折率を有する誘電体層56が形
成され、更にその表面には酸化インジウム錫でなる透明
電極52が形成され、透明電極52の表面に周期的な屈
折率構造を有する正孔注入層57が形成されている。正
孔注入層57の上には正孔輸送層53としてのトリフェ
ニルジアミン(TPD[N,N'-bis (3-methylphenyl) -
(1,1'-biphenyl) - 4 ,4'-diamine] が形成されてい
る。その上にさらに、有機半導体であるアルミキノリノ
ール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquinoline) aluminiu
m])でなる電子輸送性の有機発光層54および金属電極
55による陰極が順次形成される。有機発光層54に
は、陽極52および陰極55からそれぞれ正孔および電
子が注入されることにより発光が生じる。
【0058】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層54の近傍に配置されている誘電体
層56の屈折率が高いために、発生した光は屈折率の低
い2つの層または媒体、即ち有機発光層54およびガラ
ス基板51に挟まれた透明電極層52の近傍に閉じこめ
られ、発生した光は導波光として基板に平行な方向に伝
搬する。正孔注入層57に周期的屈折率分布が形成され
ているので、伝搬する光の導波路にはその実効屈折率に
周期的な分布が形成される。したがって、実施の形態1
で説明したように、光導波路に形成された実効屈折率の
分布により、ガラス基板51と平行方向に光共振器が形
成され、有機発光層54で発する光のうちこの共振器で
決定される特定の波長の光だけが強く発光し、外部に放
出される。
【0059】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
係わる発光素子について図6を参照しながら説明する。
【0060】図6において、61はガラス基板である。
ガラス基板61上に酸化インジウム錫でなる高屈折率の
透明電極626が形成され、透明電極626の表面に周
期的な屈折率構造を有する正孔注入層67が形成されて
いる。正孔注入層67の上に正孔輸送層63としてトリ
フェニルジアミン(TPD[N,N'-bis (3-methylphenyl)
- (1,1'-biphenyl) - 4 , 4'-diamine] が形成されて
いる。その上に、有機半導体であるアルミキノリノール
錯体(Alq[tris(8-hydroxyquinoline) aluminium])で
なる電子輸送性の有機発光層54および金属電極65に
よる陰極が順次形成される。有機発光層64には、陽極
626および陰極65からそれぞれ正孔および電子が注
入されることにより発光が生じる。
【0061】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層64の近傍に配置されている透明電
極626の屈折率が高いために、発生した光は屈折率の
低い2つの層または媒体、即ち有機発光層64およびガ
ラス基板61に挟まれた透明電極626の近傍に閉じこ
められ、発生した光は導波光としてガラス基板61に平
行な方向に伝搬する。正孔注入層67に周期的屈折率分
布が形成されているので、伝搬する光の導波路にはその
実効屈折率に周期的な分布が形成される。したがって、
実施の形態1で説明したように、光導波路に形成された
実効屈折率の分布により、ガラス基板61と平行方向に
光共振器が形成され、有機発光層64で発する光のうち
この共振器で決定される特定の波長の光だけが強く発光
し、外部に放出される。
【0062】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
係わる発光素子について図7を参照しながら説明する。
【0063】図7において、71はガラス基板である。
ガラス基板71上に互いに屈折率の異なる2つの誘電
体、例えば酸化シリコンと酸化チタンを交互に周期的に
繰り返した周期的屈折率構造を有する誘電体層77およ
び高屈折率な透明電極(酸化インジウム錫でなる透明電
極)726が形成されている。透明電極726の上に正
孔輸送層73としてトリフェニルジアミン(TPD[N,
N'-bis (3-methylphenyl)- (1,1'-biphenyl) - 4 , 4'-
diamine] が形成されている。その上に有機半導体アル
ミキノリノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino) alumi
nium])でなる電子輸送性の有機発光層74、および金
属電極75による陰極が順次形成される。有機発光層7
4には陽極72および陰極75からそれぞれ正孔および
電子が注入されることにより発光が生じる。
【0064】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層74の近傍に配置されている透明電
極726の屈折率が高いために、発生した光は屈折率の
低い2つの層または媒体、即ち有機発光層74およびガ
ラス基板71に挟まれた透明電極層726の近傍に閉じ
こめられ、発生した光は導波光としてガラス基板71に
平行な方向に伝搬する。誘電体層77に周期的屈折率分
布が形成されているので、伝搬する光の導波路にはその
実効屈折率に周期的な分布が形成される。したがって、
実施の形態1で説明したように、光導波路に形成された
実効屈折率の分布により、ガラス基板71と平行方向に
光共振器が形成され、有機発光層74で発する光のうち
この共振器で決定される特定の波長の光だけが強く発光
し、外部に放出される。
【0065】(実施の形態8)本発明の実施の形態8に
係わる発光素子について図8を参照しながら説明する。
【0066】図8において、81はガラス基板である。
ガラス基板81上に誘電体87が形成されその表面に凹
凸構造が施されている。この凹凸構造を覆って高屈折率
を有する透明電極826が被覆されている。透明電極8
26上には正孔輸送層83としてトリフェニルジアミン
(TPD[N,N'-bis (3-methylphenyl) - (1,1'-bipheny
l) - 4 , 4'-diamine] が形成され、さらにその上に有
機半導体アルミキノリノール錯体(Alq[tris(8-hydroxy
quinoline) aluminium])でなる電子輸送性の有機発光
層84および金属電極85による陰極が順次形成され
る。有機発光層84に陽極826および陰極85からそ
れぞれ正孔および電子が注入されることにより発光が生
じる。
【0067】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層84の近傍に配置されている透明電
極826の屈折率が高いために、発生した光は屈折率の
低い2つの層または媒体、即ち有機発光層84およびガ
ラス基板81に挟まれた透明電極層826の近傍に閉じ
こめられ、発生した光は導波光としてガラス基板81に
平行な方向に伝搬する。誘電体層87に周期的屈折率分
布が形成されているので、伝搬する光の導波路にはその
実効屈折率に周期的な分布が形成される。したがって、
実施の形態1で説明したように、光導波路に形成された
実効屈折率の分布により、ガラス基板81と平行方向に
光共振器が形成され、有機発光層84で発する光のうち
この共振器で決定される特定の波長の光だけが強く発光
し、外部に放出される。
【0068】(実施の形態9)本発明の実施の形態9に
係わる発光素子について図9を参照しながら説明する。
【0069】図9において、91はガラス基板である。
ガラス基板91上にストライプ状に誘電体97が形成さ
れ、その上を覆って誘電体97とは異なる屈折率を有す
る誘電体97’が被覆されている。誘電体層97’の上
に高屈折率の透明電極、たとえば酸化インジウム錫でな
る透明電極926が形成されている。更に透明電極92
6の上に正孔輸送層93としてトリフェニルジアミン
(TPD[N,N'-bis (3-methylphenyl) - (1,1'-bipheny
l) - 4 , 4'-diamine] が形成され、さらに、有機半導
体アルミキノリノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquinol
ine) aluminium])でなる電子輸送性の有機発光層9
4、および金属電極95による陰極が順次形成される。
有機発光層94には陽極92および陰極95からそれぞ
れ正孔および電子が注入されることにより発光が生じ
る。ここで、実施の形態1で説明したのと同じ原理で、
有機発光層94の近傍に配置されている透明電極926
の屈折率が高いために、発生した光は屈折率の低い2つ
の層または媒体、即ち有機発光層94およびガラス基板
91に挟まれた透明電極層926の近傍に閉じこめら
れ、発生した光は導波光としてガラス基板91に平行な
方向に伝搬する。誘電体層97、97’により周期的屈
折率分布が形成されているので、伝搬する光の導波路に
はその実効屈折率に周期的な分布が形成される。したが
って、実施の形態1で説明したように、光導波路に形成
された実効屈折率の分布により、ガラス基板91と平行
方向に光共振器が形成され、有機発光層94で発する光
のうちこの共振器で決定される特定の波長の光だけが強
く発光し、外部に放出される。
【0070】(実施の形態10)本発明の実施の形態1
0に係わる発光素子について図10を参照しながら説明
する。
【0071】図10において、101はガラス基板であ
る。ガラス基板101上に互いに周期幅が異なる2つの
ストライプ状誘電体107、117が形成され、その上
を覆ってこれらの誘電体ストライプ107、117とは
異なる屈折率を有する誘電体層127が被覆されてい
る。誘電体層127の上に高屈折率の透明電極、たとえ
ば酸化インジウム錫でなる透明電極1026が形成され
ている。更に透明電極1026の上に正孔輸送層103
としてトリフェニルジアミン(TPD[N,N'-bis(3-meth
ylphenyl) - (1,1'-biphenyl) - 4 , 4'-diamine] が形
成され、さらに、有機半導体アルミキノリノール錯体
(Alq[tris(8-hydroxyquinoline) aluminium])でなる
電子輸送性の有機発光層104、および金属電極105
による陰極が順次形成される。有機発光層104には陽
極102および陰極105からそれぞれ正孔および電子
が注入されることにより発光が生じる。
【0072】ここで、実施の形態1で説明したのと同じ
原理で、有機発光層104の近傍に配置されている透明
電極1026の屈折率が高いために、発生した光は屈折
率の低い2つの層または媒体、即ち有機発光層104お
よびガラス基板101に挟まれた透明電極層1026の
近傍に閉じこめられ、発生した光は導波光としてガラス
基板101に平行な方向に伝搬する。誘電体層107、
117、127により2つの異なる周期的屈折率分布が
形成されているので、伝搬する光の導波路にはその実効
屈折率に2つの異なる周期的な分布が形成される。した
がって、実施の形態1で説明したように、光導波路に形
成された実効屈折率の分布により、ガラス基板101と
平行方向に光共振器が形成され、有機発光層104で発
する光のうちこの共振器で決定される特定の波長の光だ
けが強く発光し、外部に放出される。このとき、光共振
器は2つの異なる周期的屈折率分布を有しているので、
外部に放出される光は互いに異なる波長1および波長2
になり、2色の発光光を得ることができる。
【0073】誘電体層の周期構造にさらに異なる周期的
屈折率分布を形成すれば3色の発光も可能であり、この
3色を赤、青、緑に対応させれば3原色の発光が可能に
なり、カラーデイスプレイを実現することができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
基板上に少なくとも陽極、発光層を含む有機薄膜層およ
び陰極が形成され、有機薄膜層に陽極および陰極からそ
れぞれ正孔および電子が注入されることにより発光層に
て発光が生じる有機発光素子において、基板表面に平行
な方向に屈折率が周期構造を有する光導波路を形成し、
この周期構造に対応した発光波長の光を取り出すことが
できる有機発光素子を提供するもので、所望の波長でし
かも単色性の優れた発光をさせることができ、高画質、
高信頼性のカラーデイスプレイを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の実施の形態1に係わる発光素子
の断面図 (B)各層の屈折率と光強度分布を示す図
【図2】本発明の実施の形態2に係わる発光素子の断面
【図3】本発明の実施の形態3に係わる発光素子の断面
【図4】本発明の実施の形態4に係わる発光素子の断面
【図5】本発明の実施の形態5に係わる発光素子の断面
【図6】本発明の実施の形態6に係わる発光素子の断面
【図7】本発明の実施の形態7に係わる発光素子の断面
【図8】本発明の実施の形態8に係わる発光素子の断面
【図9】本発明の実施の形態9に係わる発光素子の断面
【図10】本発明の実施の形態10に係わる発光素子の
断面図
【図11】従来の有機発光素子の概略構造の断面図
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61、71、81、9
1、101 ガラス基板 2、22、3267、4267、52、626、72
6、826、926、1026 透明電極 4、24、34、44、54、64、74、84、9
4、104 有機発光層 5、25、35、45、55、65、75、85、9
5、105 金属電極 6 高屈折率層 23、33、43、53、63、73、83、93、1
03 正孔輸送層 267、56、77、87、97、97’、107、1
17、127 誘電体 57、67 正孔注入層、

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも陽極、発光層を含む
    有機薄膜層および陰極が形成され、有機薄膜層に陽極お
    よび陰極からそれぞれ正孔および電子が注入されること
    により発光層にて発光が生じる有機発光素子において、
    前記発光層に近接する領域を含んで発光層よりも屈折率
    の高い層を前記発光層と光学的に結合させ、かつ、前記
    発光層で発光する光を基板表面に対して平行な方向に伝
    搬させる光導波路を形成し、この光導波路の一部または
    全体に実効屈折率が基板表面に対して平行な一定方向に
    周期的に変化している領域が形成されていることを特徴
    とする有機発光素子。
  2. 【請求項2】 基板上に少なくとも陽極、発光層を含む
    有機薄膜層および陰極が形成され、有機半導体に陽極お
    よび陰極からそれぞれ正孔および電子が注入されること
    により発光層にて発光が生じる有機発光素子において、
    陽極または陰極のうち少なくとも一方が透明であり、前
    記発光層に近接して発光層よりも屈折率の高い層が形成
    されることにより、前記発光層で発光する光を基板表面
    に対して平行な方向に伝搬する光導波路が形成され、前
    記光導波路の一部もしくは全体に実効屈折率が基板表面
    に対して平行な一定方向に周期的に変化している領域が
    形成されており、前記伝搬光と逆方向に光が回折帰還さ
    れることにより伝搬光と帰還光が互いに共振しあう構造
    を有し、共振した光のうち散乱光または低次回折光が透
    明電極を透過して素子の外部に放出されることを特徴と
    する有機発光素子。
  3. 【請求項3】 基板上に少なくとも陽極、発光層を含む
    有機薄膜層および陰極が形成された構造を有し、陽極ま
    たは陰極のうち少なくとも一方が透明であるとともに、
    前記発光層および近接して設置された屈折率の高い層に
    より光導波路が形成され、前記光導波路にその実効屈折
    率が周期的に変化している領域が形成されており、前記
    光導波路に形成された実効屈折率の変動周期が複数種形
    成されていることを特徴とする有機発光素子。
  4. 【請求項4】 光導波路に形成された実効屈折率変化の
    周期の光学長が、発光波長の半分の整数倍であることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の有機発光
    素子。
  5. 【請求項5】 光導波路に形成された実効屈折率変化の
    周期の光学長が、発光波長の半分であることを特徴とす
    る請求項4に記載の有機発光素子。
  6. 【請求項6】 光導波路に形成された実効屈折率変化の
    周期の光学長が、発光波長と等しいことを特徴とする請
    求項4に記載の有機発光素子。
  7. 【請求項7】 光導波路において実効屈折率の変化する
    領域が発光層に近接して形成されるとともに、透明電極
    を透過して素子の外部に放出される光が平面状であるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の有機
    発光素子。
  8. 【請求項8】 基板上に少なくとも陽極、発光層を含む
    有機薄膜層および陰極が形成され、有機薄膜層に陽極及
    び陰極からそれぞれ正孔および電子が注入されることに
    より、発光層にて発光が生じる有機発光素子において、
    発光層近傍に設置された発光層よりも屈折率が高くかつ
    屈折率が周期的に変化している領域を有する透明な層が
    形成され、前記発光層で発光する光を伝搬しかつその実
    効屈折率が基板表面の一定の方向に周期的に変化してい
    る領域を有する光導波路が形成されていることを特徴と
    する有機発光素子。
  9. 【請求項9】 光導波路が発光層よりも屈折率の高い透
    明電極を含んで形成され、かつ透明電極の組成が一定方
    向に周期的に変化していることを特徴とする請求項8に
    記載の有機発光素子。
  10. 【請求項10】 光導波路が発光層よりも屈折率の高い
    透明電極を含んで形成され、かつ透明電極の厚さが一定
    方向に周期的に変化していることを特徴とする請求項8
    に記載の有機発光素子。
  11. 【請求項11】 基板上に少なくとも陽極、発光層を含
    む有機薄膜層および陰極が形成され、有機薄膜層に陽極
    および陰極からそれぞれ正孔および電子が注入されるこ
    とにより、発光層にて発光が生じる有機発光素子におい
    て、発光層近傍に設置された発光層よりも屈折率の高い
    透明な層および屈折率が周期的に変化している領域を有
    する透明な層が形成されており、前記発光層で発光する
    光を伝搬しかつその実効屈折率が基板表面の一定の方向
    に周期的に変化している領域を有する光導波路が形成さ
    れていることを特徴とする有機発光素子。
  12. 【請求項12】 少なくとも陽極および陰極のうちの一
    方が透明であり、発光層に近接して透明電極側に発光層
    よりも屈折率の高い透明な層、および発光層または高屈
    折率層の近傍に屈折率が周期的に変化している領域を有
    する透明な層が形成されており、前記発光層で発光する
    光を伝搬しかつその実効屈折率が基板表面の一定の方向
    に周期的に変化している領域を有する光導波路が形成さ
    れていることを特徴とする有機発光素子。
  13. 【請求項13】 透明電極が発光層よりも屈折率が高い
    層でなり、かつ発光層または透明電極層の近傍に屈折率
    が周期的に変化している領域を有する透明な層が形成さ
    れ、発光層で発光する光を伝搬しかつその実効屈折率が
    基板表面の一定の方向に周期的に変化している領域を有
    する光導波路が形成されていることを特徴とする請求項
    12に記載有機発光素子。
  14. 【請求項14】 屈折率が周期的に変化している領域を
    有する透明な層が有機薄膜層を含んで形成され、かつ有
    機薄膜の組成が一定方向に周期的に変化していることを
    特徴とする請求項11に記載の有機発光素子。
  15. 【請求項15】 屈折率が周期的に変化している領域を
    有する透明な層が誘電体層を含んで形成され、かつ誘電
    体層の組成が一定方向に周期的に変化していることを特
    徴とする請求項11に記載の有機発光素子。
  16. 【請求項16】 屈折率が周期的に変化している領域を
    有する透明な層が誘電体層を含んで形成され、かつ誘電
    体層の厚さが一定方向に周期的に変化していることを特
    長とする請求項11に記載の有機発光素子。
  17. 【請求項17】 屈折率が周期的に変化している領域を
    有する透明な層が複数の誘電体層を含んで形成され、か
    つ少なくとも一層の誘電体層の厚さまたは組成が一定方
    向に周期的に変化していることを特徴とする請求項11
    に記載の有機発光素子。
  18. 【請求項18】 光導波路に形成された実効屈折率の変
    動周期が赤、緑、青の発光に対応する複数種であること
    を特徴とする請求項3に記載の有機発光素子。
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