JP2009200014A - 二次電池用炭素材、二次電池用電極、および二次電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 細孔を有する炭素材であって、前記炭素材は、イ)炭素を95〜99wt%含み、且つ炭素以外の元素として、O、N、S、P及びBの少なくとも1つ以上の元素を1〜5wt%含み、ロ)0.25〜0.45nmの細孔径を有する細孔の容積が、全細孔容積の30容積%以上、ハ)比表面積が15m2/g以下、であることを特徴とする、二次電池用炭素材。また、前記二次電池用炭素材を電極用活物質に用いることを特徴とする二次電池電極。さらに、前記二次電池電極を含んで構成される二次電池。
【選択図】 なし
Description
(1) 細孔を有する炭素材であって、前記炭素材は、
イ)炭素を95〜99wt%含み、且つ炭素以外の元素として、O、N、S、P及びBの少なくとも1つ以上の元素を1〜5wt%含み、
ロ)0.25〜0.45nmの細孔径を有する細孔の容積が、全細孔容積の30容積%以上、
ハ)比表面積が15m2/g以下、
であることを特徴とする、二次電池用炭素材。
(2) 前記二次電池用炭素材は、ブタノール浸漬法により測定される密度(ρB)に対するヘリウムガス吸着法により測定される密度(ρH)の比(ρH/ρB)が0.9以上であり、且つX線回折スペクトル法からBragg式を用いて算出される炭素材の平均面間隔(d)が、0.34〜0.40nmである前記(1)に記載の二次電池用炭素材。
(3) 前記(1)又は(2)記載の二次電池用炭素材が、非結晶性である二次電池用炭素材。
(4) 前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の二次電池用炭素材を電極用活物質に用いることを特徴とする二次電池電極。
(5) 前記(4)に記載の二次電池電極を含んで構成される二次電池。
前記炭素前駆体として用いられるフェノール樹脂は、例えば、フェノール類とアルデヒド類とを、公知の方法により反応させて得られるが、さらに具体的には、酸性触媒の存在下で反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂、塩基性触媒の存在下で反応させて得られるレゾール型フェノール樹脂などが挙げられる。
また、メラミン樹脂は、メラミン類とアルデヒド類とを公知の方法により反応させて得られるものであり、これらを単独又は併せて用いることができるが、特に限定されるものではない。
また、第一の熱処理及び第二の熱処理を行う雰囲気は、特に限定されず、大気中、不活性ガス雰囲気中、及び、真空中など、いずれの条件でも行うことができ、また、これらを2種以上組み合わせた熱処理条件でも良い。
上記細孔容積の測定法としては、窒素ガス吸着法を用い、マイクロポア法により算出することができる。
上記比表面積の測定法としては、窒素ガス吸着法用い、BET3点法でもとめられる。
本発明の二次電池用電極は、以上に説明した炭素材を電極用活物質として含有するものである。
前記負極用活物質としては、リチウムイオンを挿入、脱離させることのできる材料であれば限定されないが、本発明の炭素材の中でも、非結晶性炭素材がより好ましい。
正極用活物質としては、エネルギー密度が高く、リチウムイオンの可逆的な脱挿入に優れたリチウムを含有する遷移金属酸化物が好ましく、例えば、LiCoO2などのコバルト複合酸化物、LiMn2O4などのマンガン複合酸化物、LiNiO2などのニッケル複合酸化物、これら酸化物の混合物およびLiNiO2のニッケルの一部をコバルトやマンガンに置換したもの、LiFeVO4、LiFePO4などの鉄複合酸化物などが挙げられる。前記炭素材は前記正極用活物質に対して、導電剤として用いることで、具体的には、正極活物質に対して導電性をもたせるために、電極用活物質を加えることで、電極とした場合に電極の抵抗を下げることができる。
前記結着剤としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル、芳香族ポリアミド、セルロース、カルボキシメチルセルロース、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルプロピナール、ポリビニルブチラール、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びポリブチレングリコール;ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体及びポリフッ化ビニル等のフッ素樹脂;ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム、ビニリデンフルオライド−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム及びビニリデンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン系フッ素ゴム等のビニリデンフルオライド系フッ素ゴム等が挙げられる。
前記集電体用金属箔としては、正極用として、アルミニウム箔などが挙げられ、負極用として、銅箔などが挙げられる。
また、負極の場合、前記二次電池電極用スラリーを、ドクターブレード又はアプリケーターを用いて、集電体用金属箔として銅箔両面の所定の位置に、均一に塗布して塗膜を形成し、次いで、前記塗膜を乾燥し、ロールプレス機で電極面の平滑性を調整した後、プレス機にて電極として好ましい密度まで圧縮成形することにより得られる。
本発明の二次電池は、上記本発明の二次電池用電極を用いることを特徴とする。より具体的には、正極および負極と、電解質とを含む。さらに、二次電池は、正極と負極をショートさせないためのセパレーターを含む。
<実施例1>
フェノール100部と37%ホルムアルデヒド水溶液64.5部、しゅう酸3部を攪拌機及び冷却管を備えた3つ口フラスコに入れ、100℃で3時間反応後、昇温脱水し、フェノール樹脂90部を得た。上記操作を繰り返して得られたフェノール樹脂100部に対してヘキサメチレンテトラミンを10部の割合で添加したものを粉砕混合した後、200℃にて5時間硬化処理を行った。硬化処理後、窒素雰囲気下にて昇温し、450℃到達後3時間の炭化処理後、平均粒子径が13μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後10時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は97.5%であり、炭素以外の元素として酸素を1.2%、窒素を1.1%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.38nmであり、ρH=1.426、ρB=1.517、ρH/ρB=0.94であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して55容積%であった。また、BET法における比表面積は8.0m2/gであった。
フェノール100部と37%ホルムアルデヒド水溶液60部、しゅう酸3部を攪拌機及び冷却管を備えた3つ口フラスコに入れ、100℃で3時間反応後、昇温脱水し、フェノール樹脂90部を得た。上記操作を繰り返して得られたフェノール樹脂100部に対してヘキサメチレンテトラミンを10部の割合で添加したものを粉砕混合した後、150℃にて3時間硬化処理を行った。硬化処理後、窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後1時間の炭化処理後、平均粒子径が14μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後4時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は96.8%であり、炭素以外の元素として酸素を1.2%、窒素を1.9%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.383nmであり、ρH=1.623、ρB=1.52、ρH/ρB=1.07であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して51容積%であった。また、BET法における比表面積は8.1m2/gであった。
実施例1と同様の操作により得られたフェノール樹脂100部に対してヘキサメチレンテトラミンを20部加え粉砕混合した後、200℃にて3時間硬化処理を行った。硬化処理後、窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後6時間の炭化処理後、平均粒子径が12μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後1時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は96.2%であり、炭素以外の元素として酸素を1.5%、窒素を2.1%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.373nmであり、ρH=1.547、ρB=1.498、ρH/ρB=1.03であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して45容積%であった。また、BET法における比表面積は9.4m2/gであった。
実施例1と同様の操作により得られたフェノール樹脂100部に対してヘキサメチレンテトラミンを10部、パラトルエンスルホン酸を5部加え粉砕混合した後、200℃にて3時間硬化処理を行った。硬化処理後、窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後3時間の炭化処理後、平均粒子径が12μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後12時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は97.9%であり、炭素以外の元素として酸素を0.5%、窒素を0.6%、硫黄を0.9%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.382nmであり、ρH=1.688、ρB=1.521、ρH/ρB=1.11であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して48容積%であった。また、BET法における比表面積は6.8m2/gであった。
実施例1と同様の操作により得られたフェノール樹脂100部に対してヘキサメチレンテトラミンを10部、りん酸を2部加え粉砕混合した後、150℃にて1時間硬化処理を行った。硬化処理後、窒素雰囲気下にて昇温し、450℃到達後9時間の炭化処理後、平均粒子径が13μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後12時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は96.9%であり、炭素以外の元素として酸素を0.5%、窒素を0.9%、燐を1.4%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.381nmであり、ρH=1.711、ρB=1.601、ρH/ρB=1.069であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して43容積%であった。また、BET法における比表面積は5.2m2/gであった。
フェノール100部と37%ホルムアルデヒド水溶液146.6部、水酸化ナトリウム3部を攪拌機及び冷却管を備えた3つ口フラスコに入れ、100℃で3時間反応後、昇温脱水し、フェノール樹脂95部を得た。上記操作を繰り返して得られたフェノール樹脂100部を130℃で1時間硬化処理を施した後、窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後3時間の炭化処理後、平均粒子径が11μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後12時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は97.9%であり、炭素以外の元素として酸素を1.7%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.373nmであり、ρH=1.482、ρB=1.501、ρH/ρB=0.99であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して53容積%であった。また、BET法における比表面積は6.2m2/gであった。
実施例6と同様の操作により得られたフェノール樹脂100部を150℃で1時間硬化処理を施した後、さらに酸素雰囲気下で300℃で1h保持し不融化処理を行いった。次に窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後3時間の炭化処理後、平均粒子径が13μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1150℃到達後6時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は97.1%であり、炭素以外の元素として酸素を2.4%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.373nmであり、ρH=1.472、ρB=1.521、ρH/ρB=0.97であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して49容積%であった。また、BET法における比表面積は7.5m2/gであった。
尿素100部と37%ホルムアルデヒド水溶液135部、シュウ酸3部を攪拌機及び冷却管を備えた3つ口フラスコに入れ、100℃で6時間反応後、昇温脱水し、ケトン樹脂95部を得た。得られたケトン樹脂を窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後2時間の炭化処理後、平均粒子径が13μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1000℃到達後10時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は97.9%であり、炭素以外の元素として酸素を0.5%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.397nmであり、ρH=1.84、ρB=1.322、ρH/ρB=1.392であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して25容積%であった。また、BET法における比表面積は18.2m2/gであった。
フェノール100部と43%ホルムアルデヒド水溶液115部、水酸化ナトリウム3部を攪拌機及び冷却管を備えた3つ口フラスコに入れ、100℃で3時間反応後、昇温脱水し、フェノール樹脂90部を得た。上記操作を繰り返して得られたフェノール樹脂100部に対し150℃にて3時間硬化処理を行った。硬化処理後、窒素雰囲気下にて昇温し、500℃到達後3時間の炭化処理後、平均粒子径が11μmになるまで粉砕処理を行った。粉砕処理により得られた炭素材を、さらに昇温し、1100℃到達後1時間の炭化処理を行い、二次電池用炭素材を得た。得られた炭素材の炭素含有率は96.2%であり、炭素以外の元素として酸素を0.4%含んでいた。また、X線回折スペクトルから測定された面間隔は0.41nmであり、ρH=1.40、ρB=1.58、ρH/ρB=0.88であり、且つ0.25〜0.45nmの細孔容積は、全細孔容積に対して26容積%であった。また、BET法における比表面積は17.3m2/gであった。
(1)炭素材組成の測定
ア)炭素含有量
得られた炭素材を、110℃/真空中、3時間乾燥処理後、パーキンエルナー社製元素分析測定装置(2400IICHNS/O)を用い、炭素の組成比を測定した。
イ)酸素、窒素、硫黄含有量
得られた炭素材を、110℃/真空中、3時間乾燥処理後、パーキンエルナー社製元素分析測定装置(2400IICHNS/O)を用いて各元素の組成を測定した。
ウ)ホウ素含有量
得られた炭素材を、110℃/真空中、3時間乾燥処理後、1g秤量し日本電子製蛍光X線分析装置(JSX−3201M)を用いてホウ素を定性した。定量については酸化ホウ素(B2O3)で検量線を引き、炭素材中に含まれるホウ素含有量を求めた。
測定試料を島津製作所製・細孔分布測定装置装置「ASAP2010」を用いて、623Kで真空加熱前処理することで吸着ガスを脱着、プローブガスとしてN2を用い、絶対圧760mmHg、相対圧0.005〜0.86の範囲で77.3Kでの吸着等温線を測定し、得られた吸着媒質の比表面積・吸着量から吸着層の厚さtを介し、HalseyおよびHalsey and Juraの厚み式をもとに平均細孔水理半径を算出し、細孔容積を次式に基づいて計算した。
HalseyおよびHalsey and Juraの厚み式については、以下に説明した通りである。
t=(M×Vsp/22414)×(Va/S)
[式中、t:吸着層の統計的厚さ、M:吸着質の分子量、Va:吸着媒単位重量当りの吸着量、Vsp:吸着質ガスの比容積、S:吸着媒の比表面積]
tI=HP1×[HP2/ln(PrelI)]HP3
[式中、tI:Ithポイントの厚み、HP1:Halseyパラメーター#1、HP2:Halseyパラメーター#2、HP3:Halseyパラメーター#3、PrelI:Ithポイントの相対圧力(mmHg)]
平均水理半径(nm):RI=(tI+tI-1)/20
Ithポイント目に遮断した細孔表面積の増分ΔS:ΔS=SI-1−SI
Ithポイント目に遮断した積算細孔表面積(m2/g)S:S=S1+S2+S3+・・・・・Sn
Ithポイント目に遮断した細孔容積の増分ΔV:
ΔV=(S×104cm2/m2)×(RI×10-8cm/Å)
Ithポイント目の細孔容積ΔV/ΔRI(cm3/g):ΔV/ΔRI=ΔV/tI−tI-1
なお、上記Ithポイント目というのは、各相対圧による個々の測定ポイントのことをいう。
Ithポイント目に遮断した細孔容積(cm3/g):V=V1+V2+V3+・・・・・Vn。
炭素材の比表面積測定は、ユアサ社製Nova−1200を用いてBET3点法(0.05<P/Po<0.30)により測定した。具体的な測定方法は以下に示す。
下記式(1)より、単分子吸着量Wm、下記式(2)より総表面積Stotalを算出し、下記式(3)より比表面積Sを求めた。
1/[W(Po/P−1)=(C−1)/WmC(P/Po)/WmC・・・・・(1)
[式(1)中、P:吸着平衡にある吸着質の気体の圧力、Po:吸着温度における吸着質の飽和蒸気圧、W:吸着平衡圧Pにおける吸着量、Wm:単分子層吸着量、
C:固体表面と吸着質との相互作用の大きさに関する定数(C=exp{(E1−E2)RT})[Cにおける式中、E1:第一層の吸着熱(kJ/mol)、E2:吸着質の測定温度における液化熱(kJ/mol)]]
Stotal=(WmNAcs)M・・・・・・・・・(2)
[式(2)中、N:アボガドロ数、M:分子量、Acs:吸着断面積]
S=Stotal/w・・・・・・(3)
[式(3)中、w:サンプル重量(g)]
炭素材における、上記平均面間隔の測定方法は以下の通りである。ここで、X線回折スペクトル法により得られるX線回折像は、炭素材の結晶構造をある程度把握することができるものである。本発明の炭素材におけるX線回折スペクトルは、島津製作所製・X線回折装置「XRD−7000」により測定したものであり本発明の炭素材のX線回折測定から求められるスペクトルより、平均面間隔d(nm)を以下のBragg式より算出した。
λ=2dhklsinθ Bragg式 (dhkl=d002)
[式中、λ:陰極から出力される特性X線Kα1の波長、θ:スペクトルの反射角度]
ブタノール浸漬法については下記に従い、測定を行った。
ブタノール浸漬法に用いる比重びんを用意し、比重びんの質量、および体積を正確に測定した。次に、比重びんに対して測定する炭素材を40体積%入れ、その重量を測定した。その後、比重びんをブタノールで満たした後、25℃の恒温層に入れ30分静置する。ブタノールが炭素材内部細孔に入ると、見かけ上ブタノールの占有体積が減少するので、減少したブタノール分を比重びんに追加する。そして、ブタノールが減少しないようになるまで(飽和するまで)上記を繰り返し、総重量を測定した。
ブタノール浸漬法によるρBは次の式により計算した。
ρB=炭素材重量/[比重びん体積−(飽和した比重びん重量)/ブタノール比重]
ここでブタノール比重は0.810g/mLである。
ヘリウムガス吸着法による密度「ρH」測定については、JIS−Z−8901に基づき高精度自動体積計(エステック VM−100)を用いて測定を行った。前処理として、炭素材は真空中、150℃で2時間乾燥してから測定を行った。測定時の周囲温度は25℃とし測定を行った。
測定装置は試料室および膨張室を有し、試料室、膨張室は室内の圧力を測定するための圧力計を有し、試料室と膨張室は連結管により接続されており、それぞれの測定室にはそれぞれガス排出弁、導入弁が設置されているものを用いた。
測定は、試料室に炭素材を入れ、試料室のヘリウムガス導入弁、連結管、膨張室のヘリウムガス排出弁を通して、ヘリウムガスを流し、装置内を完全にヘリウムガスで置換した。次に試料室と膨張室の間のバルブ及び膨張室からのヘリウムガス排出管のバルブを閉じ、試料室のヘリウムガス導入管からヘリウムガスを134kPaになるまで導入した後、ヘリウムガス導入管のストップバルブを閉じた。次いで、ストップバルブを閉じてから5分後の試料室の圧力を測定した。次に試料室と膨張室の間のバルブを開いて、ヘリウムガスを膨張室に移送し、そのときの圧力を測定した。
密度ρHは下記式により算出した。
試料の体積=試料室の容積−膨張室の容積/[(試料室圧力/膨張室圧力)−1]
試料の重量は試料室に導入した試料重量であるので、ρH=試料室に導入した試料重量/試料の体積となる。
(1)負極の作製
上記で得られた炭素材を用い、これに対して結着剤としてポリフッ化ビニリデン10%、アセチレンブラック3%の割合で、それぞれ配合し、さらに、希釈溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを適量加え混合し、スラリー状の負極用混合物を調製した。
この負極スラリー状混合物を10μmの銅箔の両面に塗布し、その後、110℃で1時間真空乾燥した。真空乾燥後、ロールプレスによって電極を100μmに加圧成形した。これを幅40mmで長さ290mmの大きさに切り出し負極を作製した。この負極を用いて、リチウムイオン二次電池用電極としてφ13mmの径で打ち抜き負極とした。
上記負極、セパレーター(ポリプロピレン製多孔質フィルム:幅45mm、厚さ25μm)、作用極としてリチウム金属(厚さ1mm)の順で、宝泉製二極セル内の所定の位置に配置した。さらに、電解液としてエチレンカーボネートとジエチレンカーボネートの混合液(体積比が1:1)に、過塩素酸リチウムを1[モル/リットル]の濃度で溶解させたものを注液し、リチウムイオン二次電池を作製した。
〈初期充放電特性評価〉
充電容量については、充電時の電流密度を25mA/gとして定電流充電を行い、電位が0Vに達した時点から、0Vで定電圧充電を行い、電流密度が1.25mA/gになるまでに充電した電気量を充電容量とした。
一方、放電容量については、放電時の電流密度も25mA/gとして定電流放電を行い、電位が2.5Vに達した時点から、2.5Vで定電圧放電を行い、電流密度が1.25mA/gになるまでに放電した電気量を放電容量とした。
なお、充放電特性の評価は、充放電特性評価装置(北斗電工(株)製:HJR−1010mSM8)を用いて行った。
また、以下の式により初回の充放電効率を定義した。
初回充放電効率(%)=初回放電容量(mAh/g)/初回充電容量(mAh/g)×100
初期充放電特性評価条件を200回繰り返し測定した後に得られた放電容量を200サイクル目の放電容量とした。また、以下の式によりサイクル性(200サイクル容量維持率)を定義した。
サイクル性(%、200サイクル容量維持率)=200サイクル目の放電容量(mAh/g)/初回放電容量(mAh/g)×100
初期充放電特性評価により得られた放電容量を基準容量(C0)とし、基準容量を充電した後に、充電量を1時間で放電させる電流密度にて放電を行い、得られた放電容量を1C容量とした。同様に基準容量を充電した後に、充電量を2分で放電させる電流密度で放電を行い、得られた放電容量を30C容量とした。また、以下の式により負荷特性(30Cでの容量維持率 対 1C)を定義した。
負荷特性(%、30Cでの容量維持率 対 1C)=30C容量(mAh/g)/1C容量(mAh/g)×100
Claims (5)
- 細孔を有する炭素材であって、前記炭素材は、
イ)炭素を95〜99wt%含み、且つ炭素以外の元素として、O、N、S、P及びBの少なくとも1つ以上の元素を1〜5wt%含み、
ロ)0.25〜0.45nmの細孔径を有する細孔の容積が、全細孔容積の30容積%以上、
ハ)比表面積が15m2/g以下、
であることを特徴とする、二次電池用炭素材。 - 前記二次電池用炭素材は、ブタノール浸漬法により測定される密度(ρB)に対するヘリウムガス吸着法により測定される密度(ρH)の比(ρH/ρB)が0.9以上であり、且つX線回折スペクトル法からBragg式を用いて算出される炭素材の平均面間隔(d)が、0.34〜0.40nmである請求項1に記載の二次電池用炭素材。
- 前記請求項1又は2記載の二次電池用炭素材が、非結晶性である二次電池用炭素材。
- 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池用炭素材を電極用活物質に用いることを特徴とする二次電池用電極。
- 前記請求項4に記載の二次電池用電極を含んで構成される二次電池。
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