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JP2009123373A - コネクタ - Google Patents

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JP2009123373A
JP2009123373A JP2007293254A JP2007293254A JP2009123373A JP 2009123373 A JP2009123373 A JP 2009123373A JP 2007293254 A JP2007293254 A JP 2007293254A JP 2007293254 A JP2007293254 A JP 2007293254A JP 2009123373 A JP2009123373 A JP 2009123373A
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lance
locking
cavity
terminal fitting
locking projection
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Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

【課題】誘導斜面の誘導機能を低下させることなく、ランスによる抜止め機能の信頼性向上を図る。
【解決手段】キャビティ11の内壁に沿って前方へ片持ち状に延出するランス16に突出形成した係止突起18は、第1係止領域18aと第2係止領域18bとを有する。第1係止領域18aは、係止突起18の突出端側に配され、ランス16が弾性撓みしない状態において端子金具30に係止する。第2係止領域18bは、係止突起18の基端側に配され、ランス16が弾性撓みしない状態では端子金具30に係止せず、ランス16がキャビティ側へ弾性撓みすることにより端子金具30と係止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
図5及び図6に示すコネクタは、ハウジング1のキャビティ2に挿入した端子金具3を、キャビティ2の内壁に沿うように形成したランス4の係止作用によって抜止めするようにしたものである。ランス4は前方へ片持ち状に延出した形態であるため、ランス4及びその撓み空間5を成形するための金型の型抜き空間6は、キャビティ2の前面壁7に開口することになる。この前面壁7には、相手側端子のタブ(図示せず)を前方からキャビティ2内に進入させるための手段として、進入孔8が開口され、さらに、前面壁7の前面には、タブを進入孔8へ誘導するための手段として、進入孔8を包囲するようにテーパ状の誘導斜面9が形成されている。尚、この種のコネクタとしては、特許文献1に記載されているもの等が知られている。
特開2004−362831公報
ランス4には、端子金具3に係止される係止突起4aがキャビティ2内に進出する形態で形成されているため、誘導斜面9の一部が型抜き空間6によって切欠された状態となる。ランス4による抜止めの信頼性を向上させるためには、係止突起4aの突出寸法を大きくして、係止突起4aと端子金具3との係止代を増大させる必要がある。ところが、係止突起4aの突出寸法を大きくすると、その分、型抜き空間6の開口領域も大きくなり、その結果、誘導斜面9における型抜き空間6の切欠範囲が大きくなり、誘導斜面9によるガイド機能が低下してしまうことになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、誘導斜面の誘導機能を低下させることなく、ランスによる抜止め機能の信頼性向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、後方から端子金具が挿入されるキャビティを有するハウジングと、前記キャビティの前面壁に貫通して形成され、相手側端子を前方から前記キャビティに進入させるための進入孔と、前記前面壁の前面に前記進入孔を包囲するように形成され、前記相手側端子を前記進入孔へ誘導するためのテーパ状の誘導斜面と、前記キャビティの内壁に沿って前方へ片持ち状に延出する形態で形成され、前記キャビティに対する前記端子金具の挿入方向と交差する方向に弾性撓み可能なランスと、前記ランスに突出する形態で形成され、前記端子金具に係止することで前記端子金具を抜止めする係止突起とを備えたコネクタにおいて、前記係止突起は、前記係止突起の突出端側に配され、前記ランスが弾性撓みしない状態において前記端子金具に係止する第1係止領域と、前記係止突起の基端側に配され、前記ランスが弾性撓みしない状態では前記端子金具に係止せず、前記ランスが前記キャビティ側へ弾性撓みすることにより前記端子金具と係止する第2係止領域とを有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ランスが弾性撓みしていない状態において、前記係止突起における前記端子金具との係止面は、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記ランスが前記キャビティ側へ弾性撓みした状態では、前記係止面が、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜しているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
第1係止領域が端子金具に係止している状態において端子金具が後方へ変位すると、端子金具から係止突起に作用する前方からの押圧力によってランスがキャビティ側へ変位し、このランスの変位により、第2係止領域が端子金具に係止する状態となる。第2係止領域は係止突起の基端側に位置しているので、ランスがキャビティ側に弾性撓みしていない状態と比較すると、端子金具に対する係止突起の係止代が大きくなる。
このように、端子金具が後方へ変位して係止突起の係止機能が必要とされるときには、ランスが変位して係止突起と端子金具との係止代が増えるようにしているので、ランスが弾性撓みしていない状態、即ち金型によって成形された時点での状態では、係止突起のキャビティ内への進出量を少なくすることができる。係止突起のキャビティへの進出量を少なくすることは、ランス成形用の金型を型抜きするために前面壁を切欠するように形成される型抜き空間を、進入孔から遠ざけることを意味する。したがって、誘導斜面の誘導領域を広く確保することができる。
<請求項2の発明>
係止突起における端子金具との係止面は、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜しているので、端子金具から係止突起に対して前方からの押圧力が作用したときには、係止面の傾斜によりランスがキャビティ側へ確実に引き寄せられる。
<請求項3の発明>
係止突起の係止面は、ランスがキャビティ側へ弾性撓みした状態においても、基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜しているので、係止突起が端子金具から外れる虞はない。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、ハウジング10内に端子金具30を挿入し、挿入済みの端子金具30をランス16によって抜止めするようにしたものである。
ハウジング10は、合成樹脂製であり、その内部には、前後方向に細長いキャビティ11が形成されている。キャビティ11の前後方向(キャビティ11に対する端子金具30の挿入方向と平行な方向)と直角な断面形状は、略方形をなしており、キャビティ11の後端は、ハウジング10の後端面において端子金具30をキャビティ11に挿入させるための端子挿入口12として開口している。
キャビティ11の前面壁13はハウジング10の前面を構成しており、この前面壁13には、ハウジング10の前面からキャビティ11の前端に連通する進入孔14が形成されている。進入孔14の開口形状(前後方向と直角な断面形状)は方形をなしており、進入孔14の上下寸法はキャビティ11の上下寸法よりも小さく、進入孔14の左右寸法はキャビティ11の左右寸法よりも小さい。また、進入孔14は、上下左右方向においてキャビティ11のほぼ中央に位置する。かかる進入孔14は、ハウジング10の前方から雄形の相手側端子(図示せず)の先端の細長いタブをキャビティ11内に挿入させるためのものである。タブは、進入孔14に挿入されることにより、上下左右方向において位置決めされ、これにより、タブは端子金具30に対して正しい位置関係で接続される。
前面壁13の前面には、進入孔14を包囲する形態の誘導斜面15が形成されている。誘導斜面15は、前面壁13の前面をテーパ状に切欠した(凹ませた)形態であって、図3及び図4に示すように、進入孔14の上縁に連なる台形状の第1誘導面15aと、第1誘導面15a及び進入孔14の左右両側縁に連なる一対の台形状をなす第2誘導面15bと、一対の第2誘導面15b及び進入孔14の下縁に連なる第3誘導面15cとから構成される。第3誘導面15cは、第1誘導面15aと上下対称な台形状領域の一部を型抜き空間21によって方形に切欠した形状をなしている。かかる誘導斜面15は、その傾斜によって相手側端子のタブを進入孔14に誘導するガイド手段として機能する。
ハウジング10には、キャビティ11の下面壁に沿って前方へ片持ち状に延出する形態のランス16が一体に形成されている。ランス16は、その基端部(後端部)を支点として上下方向(キャビティ11に対する端子金具30の挿入方向と交差する方向)へ姿勢を斜めに傾けながら弾性的に撓むことができるようになっている。ランス16は、キャビティ11の幅方向において中央位置に配され、ランス16の幅寸法は、キャビティ11及び誘導斜面15の幅寸法よりも小さく、進入孔14よりも大きい。また、ランス16は、幅方向(左右方向)において、キャビティ11及び進入孔14の中央位置に配されている。
ランス16は、キャビティ11の下面壁に連なって前方へ片持ち状に延出する本体部17と、本体部17と同じ幅寸法であって本体部17の上面17a(キャビティ11に臨む面)に突出形成された係止突起18とから構成される。本体部17は、姿勢を傾けながら、キャビティ11側とキャビティ11とは反対側との両方向へ弾性撓みし得るようになっている。ランス16が弾性撓みしていない自由状態にあるときには、本体部17の上面17aは、キャビティ11の下面壁の内面(上面17a)よりも低い高さに位置する。
係止突起18は、本体部17の前端よりも少し後方の位置から、本体部17の後端よりも少し前方に位置に亘り、全体として本体部17と同様、前後方向に細長い。係止突起18の前面は、キャビティ11に対する端子金具30の挿入方向に対して直角に近い角度をなす平面状の係止面19となっている。この係止面19は、図1に示すように、ランス16が弾性撓みしていない自由状態にあるときに、本体部17に連なる基端(下端)から突出端(上端)に向かって前方へ変位するようにオーバーハング状に傾斜している。
また、図2に示すように、ランス16がキャビティ11側へ弾性撓みして、本体部17の前端部の上面17aがキャビティ11の下面壁の内面と同じ高さに位置する状態においても、基端から突出端に向かって前方へ変位するようにオーバーハング状に傾斜する形態となる。ランス16が弾性撓みしない状態にあるときには、係止突起18の突出端の高さは、進入孔14の開口縁の下縁よりも下方(進入孔14の開口領域とは反対側)の高さに位置している。
また、係止突起18のうち上下方向(ランス16の撓み方向と平行な方向)における略上半分領域(キャビティ11側の領域)は、ランス16が弾性撓みしない状態において端子金具30と係止可能な第1係止領域18aとなっている。つまり、この第1係止領域18aは、ランス16が弾性撓みしない状態において、キャビティ11内(キャビティ11に対する端子金具30の挿入経路上)に進出している。
一方、係止突起18のうち上下方向における略下半分領域(キャビティ11側とは反対側の領域)は、第2係止領域18bとなっている。この第2係止領域18bは、ランス16が弾性撓みしない状態では端子金具30に係止しないが、ランス16がキャビティ11側へ弾性撓みすると端子金具30に係止するようになっている。つまり、この第2係止領域18bは、ランス16が弾性撓みしない状態では、キャビティ11よりも下方の位置(キャビティ11に対する端子金具30の挿入経路外へ退避した位置上)にあるが、ランス16がキャビティ11側へ弾性撓みした状態では、キャビティ11内に進出する。
また、第1係止領域18aが端子金具30に係止している状態における係止面19から係止突起18の後端18Rまでの長さ寸法は、第2係止領域18bが端子金具30に係止している状態における係止面19から係止突起18の後端18Rまでの長さ寸法とほぼ同じである。
ハウジング10には、ランス16の下方領域(キャビティ11とは反対側の領域)を切欠することで、ランス16のキャビティ11から離間する下方向への弾性撓みを許容する撓み空間20が形成されている。この撓み空間20は、それよりも前方の空間を介してハウジング10の前面に開口されている。また、上記したランス16よりも前方の空間も、ハウジング10の前面に開口されている。このランス16よりも前方の空間と撓み空間20よりも前方の空間は、互いに上下に連通した型抜き空間21となっている。型抜き空間21は、ランス16及び撓み空間20を成形するための金型(図示せず)を型抜きする際に形成されたものであり、この金型の型抜き方向は、キャビティ11に対する端子金具30の挿入方向と平行な方向となっている。
この型抜き空間21は、ハウジング10の前端においてキャビティ11の前面壁13の一部を切欠することになるのであるが、この前面壁13における型抜き空間21の必要最小切欠領域は、上下方向において撓み空間20の下端から係止突起18の上端(突出端)に至る範囲である。ここで、図3に示すように、ランス16が弾性撓みしていない状態における係止突起18の上端の高さは、進入孔14の開口縁の下縁よりも下方位置なので、前面壁13には、進入孔14と型抜き空間21との間を仕切る仕切り部22が形成される。この仕切り部22の前面は、第3誘導面15cの一部を構成する。そして、仕切り部22の存在により、進入孔14は、その全周に亘って閉じた形態の窓孔状をなしている。
端子金具30は、全体として前後方向に細長く、雌端子金具と称される周知の形態のものである。端子金具30の略前半部分は角筒状の箱部31となっており、略後半部分はオープンバレル状の電線圧着部32となっている。電線圧着部32には図示しない電線が圧着により接続されている。箱部31は、その前端面が開口しており、箱部31内には、図示しない弾性接触片が収容されている。進入孔14からキャビティ11内に差し込まれた相手側端子のタブは、箱部31内に進入して弾性接触片に対して弾性的に接触するようになっている。電線圧着部32の前端は、箱部31の後端における略上半分領域に連なっており、箱部31の後端における下端部(即ち、箱部31を構成する下面板の後端縁)は、ランス16の係止突起18との係止対象として機能する係止部33となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
端子金具30は、キャビティ11に対して後方から挿入される。端子金具30の挿入過程では、箱部31が、係止突起18に当接して、ランス16を撓み空間20内に進出するように下方へ弾性撓みさせ、係止突起18はキャビティ11よりも下方へ退避させられる。そして、端子金具30が正規の挿入位置に達すると、箱部31が係止突起18を通過するので、ランス16が上方へ弾性復帰し、図1に示すように、係止突起18(係止面19)のうち第1係止領域18aが端子金具30の係止部33に対して後方から係止可能に対応する。このとき、第2係止領域18bは、係止部33に係止せず、係止部33よりも下方に位置しているので、上下方向における係止突起18(係止面19)と端子金具30との係止代は、第1係止領域18aの下端からその上端に至る範囲(係止突起18の高さ範囲における略半分の領域)である。
また、ランス16が弾性復帰した状態では、係止突起18の係止面19と端子金具30の係止部33との間に、前後方向のクリアランスが空く。このようなクリアランスが空くのは、ランス16がその後端部を略支点として弾性復帰するときには、係止突起18の突出端が斜め上後方に向かって変位することと、係止突起18の係止面19は、係止突起18の突出端から基端(下方)に向かって後退するような向きでオーバーハング状に傾斜していることによる。
この状態で、ハウジング10から後方へ導出されている電線に引張力が作用して、端子金具30が後方へ変位しようとすると、端子金具30の係止部33がオーバーハング状の係止面19を前方から押すことになる。すると、この係止面19の傾斜により、ランス16は、端子金具30に接近するように(キャビティ11側へ)上方へ弾性的に引き上げられる。そして、端子金具30の押圧力によるランス16の弾性撓みは、本体部17の前端部が箱部31の下面に当接したところで規制される。この状態では、図2に示すように、係止部33に対して係止突起18の第2係止領域18bが後方から当接し、この当接(係止)作用により、端子金具30が抜止め状態に保持される。このときの、端子金具30と係止突起18との上下方向の係止代は、係止突起18の突出端から基端に至る領域(即ち、第1係止領域18aと第2係止領域18bとを併せた領域)となり、第1係止領域18aのみによる係止代に比べて大きい。
このように、本実施形態では、端子金具30が後方へ引っ張られて係止突起18の係止機能が必要とされるときには、ランス16がキャビティ11側へ変位して係止突起18と端子金具30との係止代が増えるようにしている。したがって、ランス16が弾性撓みしていない図1に示す状態、即ち金型によって成形された時点での状態では、係止突起18のキャビティ11内への進出量を少なくすることができる。係止突起18のキャビティ11への進出量を少なくすることは、図3に示すように、ランス成形用の金型を型抜きするために前面壁13を切欠するように形成される型抜き空間21を、進入孔14に対して下方へ遠ざけることを意味する。したがって、仕切り部22の上下寸法を大きくして、誘導斜面15の誘導領域を広く確保することができる。
また、ランス16が弾性撓みしていない状態において、係止突起18における端子金具30との係止面19は、その基端から突出端に向かって前方へ変位するようにオーバーハング状に傾斜しているので、端子金具30から係止突起18に対して前方からの押圧力が作用したときには、係止面19の傾斜によりランス16がキャビティ11側へ確実に引き寄せられる。
さらに、係止突起18の係止面19は、ランス16がキャビティ11側へ弾性撓みした状態においても、基端から突出端に向かって前方へ変位するようにオーバーハング状に傾斜しているので、第2係止領域18bが端子金具30に係止している状態においても、係止突起18が端子金具30から外れる虞はない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)係止突起は、端子金具の箱部の後端に係止する形態に限らず、箱部に形成した係止孔に係止する形態であってもよい。
(2)第1係止領域と第2係止領域の傾斜角度を同じとしたが、本発明によれば、第1係止領域と第2係止領域の傾斜角度を異ならせてもよい。
(3)ランスが弾性撓みしていない状態において、係止突起における端子金具との係止面が、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜せず、端子金具の挿入方向と直角であってもよい。
(4)ランスがキャビティ側へ弾性撓みした状態において、係止突起の係止面が、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜せず、端子金具の挿入方向と直角であってもよい。
(5)上記実施形態ではランスを幅方向においてキャビティの中央位置に配したが、本発明によれば、ランスを幅方向においてキャビティの中央から左右いずれかに外れた位置に配してもよい。
(6)上記実施形態では、ランスを幅方向において進入孔の中央位置に配したが、本発明によれば、ランスを幅方向において進入孔の中央から左右いずれかに外れた位置に配してもよい。
(7)上記実施形態では、ランスの幅寸法を進入孔よりも大きくしたが、本発明によれば、ランスの幅を進入孔より狭くしてもよい。
実施形態1において、ランスがキャビティ側へ弾性撓みしていない状態をあらわす断面図 端子金具の後方変位に伴ってランスがキャビティ側へ弾性撓みした状態をあらわす断面図 ランスがキャビティ側へ弾性撓みしていない状態をあらわす正面図 端子金具の後方変位に伴ってランスがキャビティ側へ弾性撓みした状態をあらわす正面図 従来径において、ランスが端子金具に係止している状態をあらわす断面図 ランスが端子金具に係止している状態をあらわす正面図
符号の説明
10…ハウジング
11…キャビティ
13…前面壁
14…進入孔
15…誘導斜面
16…ランス
18…係止突起
18a…第1係止領域
18b…第2係止領域
19…係止面
30…端子金具

Claims (3)

  1. 後方から端子金具が挿入されるキャビティを有するハウジングと、
    前記キャビティの前面壁に貫通して形成され、相手側端子を前方から前記キャビティに進入させるための進入孔と、
    前記前面壁の前面に前記進入孔を包囲するように形成され、前記相手側端子を前記進入孔へ誘導するためのテーパ状の誘導斜面と、
    前記キャビティの内壁に沿って前方へ片持ち状に延出する形態で形成され、前記キャビティに対する前記端子金具の挿入方向と交差する方向に弾性撓み可能なランスと、
    前記ランスに突出する形態で形成され、前記端子金具に係止することで前記端子金具を抜止めする係止突起とを備えたコネクタにおいて、
    前記係止突起は、
    前記係止突起の突出端側に配され、前記ランスが弾性撓みしない状態において前記端子金具に係止する第1係止領域と、
    前記係止突起の基端側に配され、前記ランスが弾性撓みしない状態では前記端子金具に係止せず、前記ランスが前記キャビティ側へ弾性撓みすることにより前記端子金具と係止する第2係止領域とを有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ランスが弾性撓みしていない状態において、前記係止突起における前記端子金具との係止面は、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ランスが前記キャビティ側へ弾性撓みした状態では、前記係止面が、その基端から突出端に向かって前方へ変位するように傾斜していることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
JP2007293254A 2007-11-12 2007-11-12 コネクタ Pending JP2009123373A (ja)

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