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JP2009111065A - 光半導体装置 - Google Patents

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泰 滝沢
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Abstract

【課題】マルチビームレーザダイオード素子の特性向上を図る。
【解決手段】GaAsチップ4のp型電極21にはAuメッキ層からなる応力緩和層30が設けられており、サブマウント9のチップ実装面に形成した素子固定部40にも同様の応力緩和層42が設けられている。応力緩和層30、42を構成するAuのヤング率はGaAsのヤング率よりも低いので、GaAsチップ4とサブマウント9の線膨張係数差に起因する残留応力は、これらの応力緩和層30、42によって吸収・緩和される。これにより、GaAsチップ4の残留応力が低減されるので、レーザダイオード素子の特性変動が抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、光半導体装置に関し、特に、半導体レーザダイオード(Laser Diode;LD)素子を有する光半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
光通信システムの光源や情報処理機器の光源として多用されているレーザダイオード素子は、GaAsなどからなる化合物半導体基板の主面にAlGaInP、GaInP、GaAsなどからなる多層の半導体層をエピタキシャル成長させた構造になっている。
上記多層の半導体層の中層には活性層が設けられており、活性層を挟む層の一方を第1導電型の半導体層とし、他方を第2導電型の半導体層とすることによって、pn接合(pnジャンクション)を形成している。また、レーザ発振をさせるための共振器(光導波路)を形成するために、リッジ構造を採用するなど、種々の構造が採用されている。
上記レーザダイオード素子が形成された化合物半導体基板(チップ)は、パッケージ内に配置されるサブマウントと呼称される熱伝導性の良好な材料(例えばAlN、SiCなど)からなる支持基板に半田で固定されて使用される。また、レーザダイオード素子の発光時に発生する熱を効率的に外部に放散するために、熱発生源となるpn接合(ジャンクション)が支持基板に近接した状態で固定するジャンクションダウン方式を採用することが多い。
上記したAlNやSiCなどのサブマウント材料は、レーザダイオード素子の発光時に発生する熱を放熱する機能としては十分な材料であるが、GaAsの線膨張係数が5.9×10−6/℃であるの対し、AlNとSiCの線膨張係数は、それぞれ4.6×10−6/℃、4.0×10−6/℃と小さい。そのため、半導体基板を支持基板に半田接合した後は、半導体基板と支持基板の上記した線膨張係数差に起因して半導体基板に歪み応力が残留し、これがレーザダイオード素子の特性変動を引き起こす。
特開2006−278694号公報(特許文献1)に記載された光半導体装置は、半導体基板の電極(支持基板に接続される側の電極)に厚いAuメッキ層からなる応力緩和層を設けることによって、上記した歪み応力の残留を低減する技術を開示している。
特開2006−278694号公報
レーザダイオード素子が形成された半導体基板をサブマウントに実装する際には、従来よりPb−Sn半田が広く使用されてきた。Pb−Sn半田は、比較的低温(約200℃)での接合が可能であり、また、実装後に半田がクリープ変形することによって応力緩和を図ることが可能であった。
しかし、近年の環境対策(Pbフリー化)によってPb−Sn半田が使用できなくなっていることから、上記光半導体装置の分野においても、Au−Sn半田のようなPbフリー半田への転換が進められている。ところが、Au−Sn半田は、実装温度が300℃〜350℃と高いことから、前記特許文献1に記載された技術では、実装後の半導体基板に残留する歪み応力を低減することが困難になっている。
このため、特に、半導体基板に複数の共振器を形成したマルチビームレーザダイオード素子においては、上記残留歪みの影響で、波長や偏光特性がビーム毎に異なってしまうという問題が生じている。また、シングルビームの場合は、単ビーム内の特性としては問題にならないが、ロット単位で見ると偏光特性にばらつきが生じ、信頼性や歩留まりが低下する原因となっている。
本発明の目的は、光半導体装置において、半導体基板と支持基板の線膨張係数差に起因して半導体基板に歪み応力が残留し、レーザダイオード素子の特性が変動するという不具合を解消する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の光半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の第1の面に形成され、かつレーザ発振する共振器が形成される多層の半導体層と、前記多層の半導体層上に形成される導体層を多層に積層した第1の電極と、前記半導体基板の前記第1の面の反対面となる第2の面に形成される第2の電極とを有するレーザダイオード素子と、前記第1の面に前記レーザダイオード素子の前記第1の電極を固定するための導体層からなる素子固定部を有する支持基板とを有し、前記支持基板の前記素子固定部に接合材を介して前記レーザダイオード素子の前記第1の電極が接続される光半導体装置であって、前記支持基板の前記素子固定部には、前記半導体基板と前記支持基板との熱膨張係数差に起因して、前記半導体基板に加わる応力を緩和・吸収するための第1の応力緩和層が設けられているものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
支持基板の素子固定部に応力緩和層を設けることにより、半導体基板と支持基板との熱膨張係数差に起因して、前記半導体基板に加わる応力を緩和・吸収することができる。
これにより、半導体基板と支持基板の線膨張係数差に起因して半導体基板に残留する歪み応力を低減することができるので、レーザダイオード素子の特性変動を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態の光半導体装置を示す要部破断斜視図である。光半導体装置1は、円盤状のステム2と、このステム2の上面を覆うキャップ3とを備えたパッケージ(封止容器)を有しており、キャップ3の内部にはGaAsチップ4が封止されている。ステム2は、直径が5.6mm程度、厚さが1.2mm程度のFe合金からなる。キャップ3の底部の外周に設けられたフランジ部5は、図示しない接合材によってステム2の上面に固定されている。キャップ3の上面の中央部分には、透明なガラス板6が接合された丸穴7が設けられている。
ステム2の上面の中央近傍には、例えばCuのような熱伝導性が良好な金属からなるヒートシンク8が搭載されている。このヒートシンク8は、ロウ材(図示せず)を介してステム2の上面に接合されている。ヒートシンク8の一側面には、半田(図示せず)を介してサブマウント(支持基板)9が固定されており、このサブマウント9の一面には、半導体レーザ素子が形成されたGaAsチップ4が実装されている。
サブマウント9は、GaAsチップ4の支持基板となるもので、熱伝導性が良好で、かつ熱膨張係数がGaAsチップ4のそれに近い材料、例えばAlN(窒化アルミニウム)、SiC(炭化珪素)などからなる。なお、GaAsチップ4の線膨張係数は、5.9×10−6/℃である。また、AlNとSiCの線膨張係数は、それぞれ4.6×10−6/℃、4.0×10−6/℃である。
GaAsチップ4の表面には、図1には示さない電極(n型電極)が形成されており、この電極とヒートシンク8とがAuワイヤ10によって電気的に接続されている。後述するように、GaAsチップ4は、発光部となる主面側をサブマウント9と対向させるジャンクションダウン方式によって、サブマウント9の表面に実装されている。
GaAsチップ4は、その両端部(図1では上端部および下端部)からレーザ光を出射する。そのため、GaAsチップ4を支持するサブマウント9は、チップ実装面がステム2の上面に対して垂直な方向を向くようにヒートシンク8に固定されている。GaAsチップ4の上端部から放射されたレーザ光は、キャップ3の丸穴7を通じて外部に放射される。
ステム2の下面には、3本のリード12a、12b、12cが取り付けられている。そのうち、2本のリード12a、12bは、絶縁体13を介してステム2に貫通状態で固定されている。ステム2の上面側に突出したリード12aの上端部とヒートシンク8とは、Auワイヤ11によって電気的に接続されている。図には示さないが、Auワイヤ11は、ヒートシンク8を介してGaAsチップ4の電極(p型電極)に電気的に接続されている。一方、リード12cは、ステム2の下面に固定されており、ステム2と電気的に等電位状態になっている。
図2は、GaAsチップ4とサブマウント9の接合部を示す拡大断面図である。ここでは、マルチビームレーザダイオード素子の一例として、2ビームの構造を有するGaAsチップ4を示している。
GaAsチップ4は、n型のGaAs基板4aの表面に形成された化合物半導体からなる多層の半導体層と、GaAs基板4aの裏面に形成されたn型電極20とを有している。共通電極であるn型電極20は、例えばGaAs基板4aに近い側からAuGeNi層とCr層とAu層とを順次積層した構造になっている。GaAs基板4aの厚さは、100μm程度である。
また、半導体層は、例えばGaAs基板4aに近い側からn型バッファ層23、n型クラッド層24、活性層25、p型クラッド層26、p型エッチストップ層27とを順次積層した構造になっており、p型エッチストップ層27の上部には、凸状のリッジ部28が所定の間隔を置いて2個形成されている。この多層の半導体装置の中層には、レーザ発振をする共振器が形成されている。
上記多層の半導体層のうち、n型バッファ層23は厚さ0.5μmのGaAs層で形成され、n型クラッド層24は厚さ2.0μmのAlGaInPで形成されている。活性層25は厚さ5nmのAlGaInP層からなる障壁層と、厚さ6nmのGaInP層からなり井戸層とで形成されている。この井戸層は、3層の多重量子井戸構造を有している。p型クラッド層26は厚さ0.3μmのAlGaInP層で形成され、p型エッチストップ層27は厚さ5nmのGaInP層で形成されている。凸状のリッジ部28は、厚さ1.2μmのAlGaInP層と、厚さ0.4μmのGaAs層からなるp型コンタクト層とで形成されている。
上記リッジ部28の上部には、密着層29を介して応力緩和層30が形成されている。また、応力緩和層30の上部、すなわちGaAsチップ4の最表面には、バリア層31を介してAu層32が形成されている。密着層29、応力緩和層30、バリア層31およびAu層32は、GaAsチップ4のp型電極21を構成し、それぞれ周知の蒸着技術によって形成される。
上記応力緩和層30は、GaAsチップ4とサブマウント9の線膨張係数差に起因して発生する応力を吸収・緩和するために設けられており、本実施の形態では、例えば厚さが3μm以上のAuメッキ層で形成されている。密着層29は、半導体層と応力緩和層30との剥離を防ぐために設けられており、例えばTi/Pt/Auの3層膜で形成されている。また、バリア層31は、例えばTi/Ptの2層膜で形成されており、応力緩和層30を構成するAuメッキ層とAu層32との相互拡散を防ぐために設けられている。
一方、サブマウント9のチップ実装面には、GaAsチップ4が固定される素子固定部40が形成されている。素子固定部40は、サブマウント9に近い側から密着層41、応力緩和層42およびバリア層43の順に蒸着形成された3層膜からなる。応力緩和層42は、GaAsチップ4に設けられた応力緩和層30と同じく、GaAsチップ4とサブマウント9の線膨張係数差に起因して発生する応力を吸収・緩和するために設けられており、本実施の形態では、例えば厚さが3μm以上のAuメッキ層で形成されている。密着層41は、サブマウント9と応力緩和層42との剥離を防ぐために設けられており、応力緩和層42がAuの場合、例えばTi/Pt/Auの3層膜で形成されている。また、バリア層43は、例えばPt膜で形成されている。
GaAsチップ4をサブマウント9の表面に実装するには、GaAsチップ4のp型電極21とサブマウント9の素子固定部40との間にAuSn半田34を介在させ、300℃〜350℃の温度でAuSn半田34を溶融させる。これにより、p型電極21の表面のAu層32と、溶融したAuSn半田34とが相互拡散・共晶化することによって、GaAsチップ4とサブマウント9が接合される。
図2には示さないが、GaAsチップ4のn型電極20には、図1に示したAuワイヤ10がボンディングされている。また、GaAsチップ4のp型電極21に電気的に接続されているサブマウント9の表面には、図1に示したAuワイヤ11がボンディングされている。そして、Auワイヤ10、11を通じてn型電極20とp型電極21の間に所定の電圧を印加することにより、リッジ部28の延在方向に直交するGaAsチップ4の両端面からレーザ光が出射される。
このように、本実施の形態では、GaAsチップ4のp型電極21に応力緩和層30を設け、かつサブマウント9のチップ実装面に形成した素子固定部40に応力緩和層42を設けている。ここで、応力緩和層30、42を構成するAuのヤング率は81GPaであり、GaAsのヤング率(=85.5GPa)よりも低い。従って、GaAsチップ4とサブマウント9の線膨張係数差に起因する残留応力は、これらの応力緩和層30、42によって吸収・緩和されることになる。これにより、GaAsチップ4の残留応力が低減されるので、2つのビーム間の波長特性、FFP特性、偏光特性などが均一化された2ビームレーザダイオードが得られる。
また、本実施の形態では、GaAsチップ4の応力緩和層30を厚さが3μm以上のAuメッキ層で形成しているので、最表面のAu層32を極めて薄く形成することができる。これにより、GaAsチップ4をサブマウント9に実装する際に、溶融したAuSn半田34とAu層32との過度な相互拡散が抑制されるので、偏析や拡散状態のばらつきによる接合部の信頼性の低下が抑制される。
上記したGaAsチップ4のp型電極21は、最表面に従来と同じくAu層32を設けた構造になっており、素子固定部40も、応力緩和層42の両面に密着層41およびバリア層43を設けた構造になっている。従って、応力緩和層30、42を設けたことによって、GaAsチップ4とサブマウント9の接合強度が低下したり、ワイヤボンディング性が低下したりすることはない。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、素子固定部40の応力緩和層42をAuメッキ層で形成したが、本実施の形態では、この応力緩和層42をAuよりもさらにヤング率が低い半田材料で形成している。Auよりも低ヤング率の半田材料としては、低融点半田(融点:139℃)として使用されているBi−Sn半田(ヤング率:33GPa)を例示することができる。また、Bi−Sn半田以外の低ヤング率の半田材料として、Sn−Ag系半田やSn−Ag−Cu系半田などを使用することもできる。
本実施の形態によれば、GaAsチップ4とサブマウント9の線膨張係数差に起因する残留応力を応力緩和層30、42によって吸収・緩和することができるので、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
前記実施の形態1では、素子固定部40の応力緩和層42をAuメッキ層で形成したが、本実施の形態では、この応力緩和層42をAuよりもさらにヤング率が低いポリイミド樹脂(ヤング率:7GPa)で形成している。ポリイミド樹脂は、有機材料であるが、その溶融温度は、AuSn半田34の溶融温度よりも高いので、GaAsチップ4をサブマウント9に実装する際の高温にも耐えることができる。なお、ポリイミド樹脂は、絶縁材料であることから、GaAsチップ4とサブマウント9の電気的な導通性を確保するために、その膜厚を薄くすることが望ましい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施の形態では、GaAsチップ4のp型電極21に応力緩和層30を設け、サブマウント9の素子固定部40に応力緩和層42を設けたが、サブマウント9の素子固定部40のみに応力緩和層42を設けるだけでもよく、p型電極21の応力緩和層30は、必ずしも必要ではない。
前記実施の形態では、2ビームの構造を有するレーザダイオード素子に適用した例を説明したが、3ビーム以上の構造を有するマルチビームレーザダイオード素子に適用できることは勿論である。また、応力緩和層42は、同様の効果が得られるものであれば、Auメッキ層、半田、ポリイミド樹脂に限定されるものではない。
本発明は、マルチビームレーザダイオード素子のみならず、シングルビームレーザダイオード素子に適用することもできる。この場合は、ロット間での偏光特性のばらつきを抑制することができる。
本発明は、レーザダイオード素子を有する光半導体装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態である光半導体装置を示す要部破断斜視図である。 本発明の一実施の形態である光半導体装置の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 光半導体装置
2 ステム
3 キャップ
4 GaAsチップ
4a GaAs基板
5 フランジ部
6 ガラス板
7 丸穴
8 ヒートシンク
9 サブマウント
10、11 Auワイヤ
12a、12b、12c リード
13 絶縁体
20 n型電極
20a AuGeNi層
20b Cr層
20c Au層
21 p型電極
23 n型バッファ層
24 n型クラッド層
25 活性層
26 p型クラッド層
27 p型エッチストップ層
28 リッジ部
29 密着層
30 応力緩和層
31 バリア層
32 Au層
34 AuSn半田
40 素子固定部
41 密着層
42 応力緩和層
43 バリア層

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の第1の面に形成され、かつレーザ発振する共振器が形成される多層の半導体層と、
    前記多層の半導体層上に形成される導体層を多層に積層した第1の電極と、
    前記半導体基板の前記第1の面の反対面となる第2の面に形成される第2の電極とを有するレーザダイオード素子と、
    前記第1の面に前記レーザダイオード素子の前記第1の電極を固定するための導体層からなる素子固定部を有する支持基板とを有し、
    前記支持基板の前記素子固定部に接合材を介して前記レーザダイオード素子の前記第1の電極が接続される光半導体装置であって、
    前記支持基板の前記素子固定部には、前記半導体基板と前記支持基板との熱膨張係数差に起因して、前記半導体基板に加わる応力を緩和・吸収するための第1の応力緩和層が設けられていることを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記レーザダイオード素子の前記第1の電極には、前記半導体基板と前記支持基板との熱膨張係数差に起因して、前記半導体基板に加わる応力を緩和・吸収するための第2の応力緩和層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  3. 前記半導体基板の前記第1の面には、前記共振器が複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  4. 前記第1の応力緩和層は、Au層からなることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  5. 前記第1の応力緩和層は、前記半導体基板よりもヤング率が小さい半田層からなることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  6. 前記半田層は、Bi−Sn半田であることを特徴とする請求項5記載の光半導体装置。
  7. 前記第1の応力緩和層は、ポリイミド樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  8. 前記第2の応力緩和層は、Au層からなることを特徴とする請求項2記載の光半導体装置。
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