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JP2009049762A - スピーカ用磁気回路、およびスピーカ装置 - Google Patents

スピーカ用磁気回路、およびスピーカ装置 Download PDF

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JP2009049762A JP2007214754A JP2007214754A JP2009049762A JP 2009049762 A JP2009049762 A JP 2009049762A JP 2007214754 A JP2007214754 A JP 2007214754A JP 2007214754 A JP2007214754 A JP 2007214754A JP 2009049762 A JP2009049762 A JP 2009049762A
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Toshifumi Kato
利文 加藤
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Tohoku Pioneer Corp
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Abstract

【課題】2つの棒状磁石を用いて磁気回路を構成した場合であっても、簡単な構成で、磁気ギャップ内の磁束密度の不均一を低減すること、比較的高音質な再生音を提供すること、比較的小型の磁気回路およびスピーカ装置を提供すること。
【解決手段】スピーカ装置1の磁気回路2は、プレート23が、開口部23Aの長手方向(Y軸方向)に沿った長さが、棒状磁石22の長手方向(Y軸方向)の長さより短く形成され、かつ、磁気ギャップGのうち長手方向の端部と、プレート23の長手方向の端部との間の距離LY1が、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうちに対して直交する方向(X軸方向)の端部との間の距離LX1より長く形成されているとともに、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向の端部と、磁気ギャップGの第1の端部との間に磁束経路部235が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スピーカ用磁気回路、およびスピーカ装置に関する。
一般的なスピーカ装置の外磁型磁気回路は、例えば、センターポールが形成されたヨーク、ヨーク上に配置されたリング状の磁石、および磁石上に配置されたリング状のプレートを有する。
このリング状磁石は、例えば磁場中にて金型にて粉末材料がプレスされて形成される。詳細には、リング状磁石は、プレス方向に平行に磁場を印加する平行磁場プレス法により形成される。一般的に磁石の磁気特性は、プレス方向に対して、磁場方向を直角に印加する直角磁場プレス法により磁石を作製すると高くなることが知られている。しかし、リング状の磁石には直角磁場プレス法を採用することが困難である。一方、棒状磁石は、直角磁場プレス法にて製造することができ、リング状磁石と比べて高い磁気特性を有する。
スピーカ装置の小型化、高音圧化のために、2つの棒状磁石を並べて配置した磁気回路を有する角型スピーカ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−32786号公報
しかし、上記角型スピーカ装置において、棒状磁石を採用した磁気回路では、矩形状の磁気ギャップが形成されており、磁気ギャップの磁束密度が全周に亘って均一ではない。詳細には、矩形状の磁気ギャップのうち、長手方向に沿った端部付近ではそれ以外の場所と比べて磁束密度が小さく、磁気ギャップ内の磁束密度が不均一である。
上記角型スピーカ装置の駆動時、この磁気ギャップ内に配置されたボイスコイルに駆動信号が入力されると、ボイスコイルに不均一な電磁気力(ローレンツ力)が生じて、ボイスコイルに不要な振動が生じる場合がある。このため、再生音の音質が低下する場合がある。
また、スピーカ装置の設置スペースの省スペース化により、上記棒状磁石を用いた磁気回路のさらなる小型化、例えば、棒状磁石の長手方向に対して直交する方向に沿った長さを、小さくすることが望まれている。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、2つの棒状磁石を用いて磁気回路を構成した場合であっても、簡単な構成で、磁気ギャップ内の磁束密度の不均一を低減すること、2つの棒状磁石を用いた磁気回路を採用したスピーカ装置において、比較的高音質な再生音を提供すること、比較的小型の磁気回路およびスピーカ装置を提供すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
本発明に係るスピーカ用磁気回路は、平行に規定間隔に配置されるとともに、長手方向に対して直交する方向に着磁された一対の棒状磁石と、前記一対の棒状磁石間に配置される柱形状のポールが形成された平板状底部を備えるヨークと、前記ポールが挿通される開口部、および、前記長手方向に略平行な両辺に沿って前記棒状磁石が接合される接合部が形成された略矩形状のプレートと、前記ポールと前記開口部の間に形成された磁気ギャップとを有し、前記プレートは、前記磁気ギャップのうち前記長手方向の第1の端部と、前記プレートの前記長手方向の端部との間の距離が、前記棒状磁石が接合された前記接合部と、前記磁気ギャップのうち前記長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離より長く形成された形状を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るスピーカ装置は、前記磁気回路と、前記磁気回路の磁気ギャップに遊嵌するボイスコイルが固着された振動体と、前記振動体を振動自在に支持するフレームとを有する。
本発明に係るスピーカ用磁気回路は、平行に規定間隔に配置されるとともに、長手方向に対して直交する方向に着磁された一対の棒状磁石と、一対の棒状磁石間に配置される柱形状のポールが形成された平板状底部を備えるヨークと、ポールが挿通される開口部、および、長手方向に略平行な両辺に沿って棒状磁石が接合される接合部が形成された略矩形状のプレートと、ポールと開口部の間に形成された磁気ギャップとを有し、プレートは、磁気ギャップのうち長手方向の第1の端部と、プレートの長手方向の端部との間の距離が、棒状磁石が接合された接合部と、磁気ギャップのうち長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離より長く形成された形状を備えることを特徴とする。
好適には、上記スピーカ用磁気回路は、開口部の長手方向の長さが、棒状磁石の長手方向の長さより短く形成されていることを特徴とする。
また、好適には、上記スピーカ用磁気回路は、棒状磁石が接合された接合部のうち長手方向の端部と、磁気ギャップの第1の端部との間に磁束経路部が形成されていることを特徴とする。
また、上記スピーカ用磁気回路は、棒状磁石が接合された接合部のうち長手方向の端部と、磁気ギャップの第1の端部との間に磁束経路部が形成されていることを特徴とする。
また、好適には、上記スピーカ用磁気回路では、ポールが、平板状底部の略中央部に形成されていることを特徴とする。
また、好適には、上記スピーカ用磁気回路では、プレートが、棒状磁石が接合された接合部と、磁気ギャップのうち長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の領域が、磁気的飽和状態又は略飽和状態となっていることを特徴とする。
上記構成のスピーカ用磁気回路では、プレートが、磁気ギャップのうち長手方向の第1の端部と、プレートの長手方向の端部との間の距離が、棒状磁石が接合された接合部と、磁気ギャップのうち長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離より長く形成されており、棒状磁石が接合された接合部のうち長手方向の端部と、磁気ギャップの第1の端部との間に磁束経路部が形成されているので、2つの棒状磁石を用いて磁気回路を構成した場合であっても、簡単な構成で、磁気ギャップ内の磁束密度の不均一を低減することができる。
また、例えばプレートが、磁気ギャップのうち長手方向の第1の端部と、プレートの長手方向の端部との間の距離が、棒状磁石が接合された接合部と、磁気ギャップのうち長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離と略同一又は短い形状の場合では、上記棒状磁石の端部近傍から磁気ギャップの第1の端部近傍に至る、磁束経路の領域が充分に大きくないので、磁気ギャップ内の磁束密度が不均一となる。
一方、本発明に係る上記構成の磁気回路は、例えば、棒状磁石の端部近傍から磁気ギャップの第1の端部近傍に至る(又は逆方向)磁束経路の領域が充分に大きく形成されるとともに、その棒状磁石の端部から磁気ギャップの第1の端部付近に至る磁力線が、磁気ギャップの第1の端部付近で上記長手方向に沿った方向となるように形成されているので、磁気ギャップの磁束密度が全周に亘って略均一となる。
また、上記本発明に係るスピーカ装置は、磁気回路の磁気ギャップの磁束密度が全周に亘って略均一となるので、比較的高音質な再生音を発音することができる。
また、上記構成の磁気回路は、磁気ギャップのうち長手方向の第1の端部と、プレートの長手方向の端部との間の距離より、棒状磁石が接合された接合部と、磁気ギャップのうち長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離が短く形成されているので、例えば棒状磁石の長手方向に対して直交する方向に沿った長さが比較的小さい磁気回路を提供することができる。
また、プレートは、長手方向の端部から開口部に向かって切欠部が形成され、切欠部と長手方向の端部との間の距離は、棒状磁石が接合された接合部と、磁気ギャップのうち長手方向に対して直交する方向の端部との間の距離より長いことが好ましい。
上記構成のプレートでは、上記切欠部が形成されているので、例えば、棒状磁石が接合されていないプレートの端部とヨークとの間の漏えい磁場を低減することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るスピーカ用磁気回路を採用したスピーカ装置を、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置のスピーカ用磁気回路の斜視図である。図2は、図1に示したスピーカ用磁気回路の分解斜視図である。図3は、図1に示したスピーカ用磁気回路のA−A線に沿った断面図である。図4は、図1に示したスピーカ用磁気回路のB−B線に沿った断面図である。図5は、図1に示したスピーカ用磁気回路の平面図である。図6は、本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置の断面図である。図7は、図1に示したスピーカ用磁気回路の磁束密度を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置1は、2つの棒状磁石を備えた外磁型磁気回路を備えたスピーカ装置である。本実施形態に係るスピーカ装置1は、例えば車載用スピーカ装置、オーディオシステムのスピーカ装置、等に適用することができる。
図1〜6に示すように、本実施形態に係るスピーカ装置1は、磁気回路2、振動体3、引出線4、フレーム5、および端子部6を有する。磁気回路2は、本発明に係るスピーカ用磁気回路の一実施形態に相当する。
本実施形態に係る磁気回路2は、ボイスコイル33が遊嵌する磁気ギャップGを備える。磁気回路2の詳細については後述する。
振動体3は、ボイスコイル33に直接又はボイスコイルボビン34等の部材を介して間接的に固着されている。また、振動体3は、フレーム5により振動自在に支持されている。本実施形態に係る振動体3は、例えば図6に示すように、振動板31、エッジ32、ボイスコイル33、ボイスコイルボビン34、ダンパ35、およびキャップ36を有する。
振動板31は、例えば、コーン形状、平板形状、ドーム形状、等の規定の形状に形成されている。本実施形態に係る振動板31は、コーン形状に形成されている。振動板31は、エッジ32を介してフレーム5に振動自在に固定されている。詳細には、振動板31は、振動板31の外周部が、エッジ32の内周部に接着剤などにより固着され、内周部が例えば接着剤等によりボイスコイルボビン34に固着されている。振動板31の形成材料は、例えば、アルミ、チタン、ベリリウム、等の金属材料や、ポリアリレート、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート等の樹脂、プラスチック、紙、強化プラスチック繊維、セラミックス材料、などの公知の材料を採用することができる。
また、振動板31の音響放射側の中央部には、防塵用のキャップ36が備えられている。
エッジ32は、外周部がフレーム5の上端部5Aに接着剤などにより固定されており、内周部が振動板31の外周に固着されており、振動板31を振動自在に支持する。エッジ32は、断面形状が音響放射側に向って凸形状、U字形状、V字形状、波型形状、平板形状、等の規定形状に形成されている。本実施形態に係るエッジ32は、断面形状が音響放射側に凸形状に形成されている。上記振動板31とエッジ32は、樹脂などの同一の材料により一体成形されていてもよい。
本実施形態に係るボイスコイル33は、図6に示すように、筒形状に形成されている。このボイスコイル33は、導電線が巻き回されて形成されている。ボイスコイル33は、磁気回路2の磁気ギャップGに対応した形状に形成されており、本実施形態では円筒形状に形成されている。ボイスコイル33は、磁気ギャップG内に音響放射方向SDに沿って振動自在に遊嵌されている。
ボイスコイル33は、例えば振動板31に直接又はボイスコイルボビン34を介して固定されている。本実施形態に係るボイスコイル33は、ボイスコイルボビン34に巻き回されて固定されている。
ボイスコイル33から引き出された引出線4は、図6に示すように、ヨーク21の側面に形成された開口部(引出通路)を介して、フレーム5に設けられた端子部6に接続されている。また、引出線4は、引出通路7と端子部6の間に、屈曲形状の余長部が形成されている。この引出線4の余長部は、磁気回路2のヨーク21の一部を迂回するような形状に規定されている。本実施形態に係るスピーカ装置1では、引出線4に屈曲部(余長部)を設けることにより、ボイスコイルの変位に追従することができるとともに、引出線にかかる応力を低減することができる。また、引出線4は、磁気回路2の開口部(引出通路)から引出線4を介して端子部6に接続されているので、引出線4を例えば振動板を経由して端子部に接続する場合と比べて、磁気回路2をZ軸方向に薄型に作製することができる。
また、ボイスコイル33としては、ボイスコイル33の巻幅がプレートの幅よりも長いロングボイスコイル、ボイスコイル33の巻幅がプレートの幅より短いショートボイスコイル、などを採用することができる。本実施形態に係るボイスコイル33としては、ロングボイスコイルを採用する。
一般的な磁気回路では、ロングボイスコイル方式の場合、振動時のボイスコイル33が磁気ギャップG内の磁力線と常に作用し続けるために、磁気ギャップG内の磁束密度が低下し、能率(スピーカーから放射される全音響エネルギー(W))も低下するので、大きな磁力を備える比較的大きな磁気回路を要する。
一方、本発明の一実施形態に係る磁気回路2では、プレート23への棒状磁石22の接合面積を比較的大きくすることで、磁気ギャップ内の磁束密度を比較的大きくすることができ、磁気回路が大型になることを抑止することができる。
ボイスコイルボビン34は、筒形状に形成されており、磁気回路2の磁気ギャップG内に配置されている。ボイスコイルボビン34は、例えば樹脂などの公知の材料により形成されている。
ダンパ35は、外周部がフレーム5の内周部に接着剤などにより固定されており、内周部がボイスコイルボビン34の外周部に接着剤などにより固定されている。ダンパ35は、ボイスコイルボビン34を音響放射方向(SD)又は反対方向に沿って振動自在に支持するとともに、静止時に、ボイスコイルボビン34を磁気回路2の磁気ギャップGの規定位置に保持する。ダンパ35は、例えば適度な通気性を有する。
フレーム5は、振動体3を振動自在に支持するとともに磁気回路2を内在する。本実施形態に係るフレーム5は、図6に示すように、断面U字形状に形成され、平面状の底部5B上に磁気回路2が配置されている。また、フレーム5は、底部5Bから音響放射側に向かって延出された側部5Cが形成され、側部5Cの上端部5Aには、エッジ32の外周部が接着剤等により固着されている。フレーム5は、例えば樹脂等の公知の材料により形成されている。
端子部6は、フレーム5の規定位置に形成されており、ボイスコイル33から引き出された引出線4の端部が電気的に接続されている。端子部6としては、例えば、鉄等の比較的高い導電性の金属を採用することができる。また、端子部6は、フレーム5の外周側に突出した外部端子部を有し、この外部端子部は、例えば、音信号処理回路などの外部回路の端子部に電気的に接続可能である。
[磁気回路2]
次に、本実施形態に係る磁気回路2を、図面を参照しながら詳細に説明する。
磁気回路2は、例えば図1〜5に示すように、ヨーク21、棒状磁石22、およびプレート23を有する。ヨーク21は本発明に係るヨークの一実施形態に相当し、棒状磁石22は本発明に係る棒状磁石の一実施形態に相当し、プレート23は本発明に係るプレートの一実施形態に相当する。
磁気回路2は、ヨーク21に形成されたポール21Cと、プレート23の開口部23Aの間に形成された磁気ギャップGを有する。
[ヨーク21]
ヨーク21は、平板状底部21A、側部21B、およびポール21Cを有する。
平板状底部21Aは、外形状が略矩形状に形成されるとともに規定の厚みに形成されている。
側部21Bは、平板状底部21Aの4つの端部の内、一対の端部から音響放射側に向けて、例えばポール21Cの高さと略同じ高さまで延出された形状に形成されている。また、平板状底部21Aの他方の一対の端部には、側部21Bが形成されていない。本実施形態に係る側部21Bは、磁石22の長手方向(Y軸方向)に平行な一対の端部から音響放射側に向けて延出されている。また、図1,3に示すように、ヨーク21は、プレート23又は磁石22の長手方向(Y軸方向)に対して直交する断面の形状が、U字形状に形成されている。
また、本実施形態に係る磁気回路2は、一対の側部21Bの上端部の内側に、磁石22を介してプレート23が配置される。
ポール21Cは、平板状底部21Aの略中央部から音響放射側に向かって柱形状に突出した形状に形成されている。ポール21Cは、音響放射側から視認すると、略円形状、略トラック形状、略楕円形状、略矩形状、多角形状、等の規定形状に形成されている。本実施形態に係るポール21Cは、図1〜6に示すように、円柱形状、つまり音響放射側から視認すると円形状に形成されている。また、ポール21Cの上端中央部には凹形状部が形成されており、この凹形状部によって磁気飽和が発生し易くなり、電流歪みの発生、高調波歪み(特に3次高調波歪み)の発生を抑止することができる。このポール21Cは、図1,3に示すように、一対の棒状磁石22の間に配置される。
また、ヨーク21は、例えば鉄、合金、金属材料、等の公知の材料により形成されている。また、ヨーク21は、平板状底部21A、およびポール21Cが公知の材料により一体形成されていてもよいし、平板状底部21A、側部21B、およびポール21Cが公知の材料により一体形成されてもよい。
また、本実施形態に係るヨーク21の角部には、面取り加工が施されている。
上述したように、上記構成のヨーク21は、図1〜6に示すように、一対の棒状磁石22間に配置される柱形状のポール21Cが略中央部に形成された平板状底部21Aを有する。
[棒状磁石22]
棒状磁石(磁石)22は、図1に示すように棒形状に形成されており、長手方向(Y軸方向)の長さが、例えばヨーク21のポール21Cの長手方向(Y軸方向)に沿った長さより長く形成されている。
具体的には、例えば、音響放射側からみてポール21Cが円形状に形成されている場合、棒状の磁石22は、長手方向の長さが、ポール21Cの直径より長く形成されている。また、ポール21Cが音響放射側からみて楕円形状に形成されている場合、棒状の磁石22は、長手方向の長さが、ポール21Cの長径より長く形成されている。また、ポール21Cが音響放射側から見て矩形状に形成されている場合、磁石22は、長手方向の長さが、ポール21Cの長手方向の長さより長く形成されている。
また、図1に示すように、磁石22は、長手方向(Y軸方向)に沿った長さが、プレート23の長手方向に沿った長さ、およびヨーク21のY軸方向に沿った長さと略同じ長さに形成されている。
また、磁石22のZ軸方向に沿った長さは、例えばプレート23のZ軸方向に沿った長さと略同じ長さであり、ヨーク21の平板状底部21Aの上面部からポール21Cの先端部までの距離よりも短い。磁石22のX軸方向の長さは所定の長さに規定されている。
本実施形態に係る磁気回路2では、磁石22のY軸方向に沿った長さが比較的長く、Z軸方向に比較的長い磁石22を設けたので、比較的大きな磁力を得ることができる。
また、本実施形態に係る磁気回路2では、2つの棒状磁石22A,22Bを有し、この2つの棒状磁石22A,22Bが、ヨーク21のポール21Cを挟むように、平行に規定間隔に配置されている。また、後述するように、磁石22は、プレート23の接合部231Aに接合されている。
また、磁石22は、長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(本実施形態ではX軸方向)に沿って着磁されている。本実施形態に係る磁石22A,22Bは、平板形状に形成されており、磁化方向がX軸方向に沿って互いに対向するように着磁されている。具体的には、磁石22Aと磁石22Bは、S極からN極へ向かう磁化方向が、図1に示すように、X軸方向に沿って規定されるとともに、磁化方向が互いに対向するように形成されている。
棒状磁石22は、例えば、ネオジウム系、サマリウム・コバルト系、フェライト系、アルニコ系、等の公知の材料を含む永久磁石である。
また、棒状磁石22として、例えば希土類系磁石を採用する場合、磁気ギャップG内の磁束密度は、磁石の大きさより、プレート23との接触面積が比較的大きく寄与する。例えば、磁石22の長手方向における長さを大きくすること、プレート23の接合部である第1の側面部に磁石を接触させる場合には、ヨークからプレートに向かう方向にて、磁石の厚みを大きくすること、プレート23の平坦部に磁石22を接触させる場合には、プレートの外周部から内周部に向かう方向にて、磁石の幅を大きくすること、等が好ましい。
つまり、棒状磁石22は、平板形状に形成され、着磁方向と長手方向とに対して直交する方向(Z軸方向)に沿った長さが、着磁方向(X軸方向)に沿った長さより長いことが好ましい。
[プレート23]
プレート23は、例えば、鉄、合金、金属材料、等などの公知の材料からなり、外形状が略矩形状に形成されるとともに、規定の厚さに形成されている。また、プレート23は、長手方向に沿って形成された一対の長辺と、長手方向に対して直交する方向に沿って形成された一対の短辺とを有する。本実施形体に係るプレート23は、長手方向がY軸方向と一致するように配置されている。つまり、プレート23の長辺はY軸方向に沿って配置され、短辺はX軸方向に沿って配置されている。
また、プレート23は、長手方向に略平行な側面部、または、ヨーク21の平板状底部21Aに対向する面のうち、長手方向に平行な両辺近傍に、棒状磁石22が接合される接合部231Aが形成されている。
本実施形態では、プレート23は、棒状磁石22が接合される接合部231Aが長辺に沿って形成された第1の側面部231と、第1の側面部231に対して直交する方向の短辺に沿って形成され、棒状磁石22が接しない第2の側面232とを有する外周部を有する。
また、プレート23は、ヨーク21のポール21Cが挿通される開口部23Aを有する。開口部23Aは、ヨーク21のポール21Cの外形状に対応した形状に形成されており、プレート23、およびヨーク21の平板状底部21Aの長手方向の両端部の間、具体的には略中央部に形成されている。
開口部23Aは、例えば音響放射側から視認して、略円形状、略トラック形状、略楕円形状、略矩形状、多角形状、などの規定形状に形成されている。開口部23Aと、ポール21Cとの間は、規定間隔の磁気ギャップGが形成されている。この磁気ギャップGの間に、ボイスコイル33が遊嵌される。
図5に示すように、開口部23Aは、少なくとも長手方向に沿った長さ(LY23)が、棒状磁石22の長手方向の長さ(LX22)より短く形成されている。例えば、長さLX22は、長さLY23と比べて2〜3倍程度に規定されている。
また、第1の側面部231と開口部23Aとの間の距離LX1が、第2の側面232と開口部23Aとの間の距離LY1と略同一又は短く形成されている。
詳細には、図5に示すように、プレート23は、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)の端部23AYと、プレート23の長手方向(Y軸方向)の端部23Yとの間の距離LY1が、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)の端部23AXとの間の距離LX1より長く形成されている。
この際、プレート23は、第2の側面232の中央部と開口部23Aとの間の距離LY1が、長さL231AYと比べて同一又は短く形成されている。
また、プレート23は、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向(Y軸方向)の端部231AYと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)の端部23AYとの間に、磁力線MGの経路である磁束経路部235が形成されている。
この磁力線MGは、図5,7に示すように、プレート23の少なくとも上記端部231AYと、端部23AYとの間に、略円弧状の経路が形成されるように、プレート23の磁束経路235が形成されていることが好ましい。
プレート23の4つの角部付近についても、同様に磁束経路235が形成されている。
また、プレート23は、棒状磁石22が接合された接合部2231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向に対して直交する方向の端部23AXとの間の領域が、磁気的飽和状態又は略飽和状態となっていることが好ましい。この領域が、磁気的飽和状態又は略飽和状態となっていることで、接合部231Aと開口部23A間に、略円弧状に磁力線MGが形成されて、磁気ギャップG内の磁束密度が全周に亘ってより均一となる。詳細には、例えば磁力線MGは、プレート23において、接合面231A(側面)から、磁石が接合されていない側面に向けて進んだのち屈曲して開口部23Aに向かって進むように(又は逆方向)形成されている。
また、プレート23において、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向(Y軸方向)の端部231AYと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)の端部23AYとの間の磁束経路の長さは、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)の端部23AXとの間の磁束経路の長さより長く形成されている。
また、プレート23は、Z軸方向に沿った長さが、磁石22のZ軸方向の長さと略同じ長さになっている。
プレート23は、長辺(長手方向,Y軸方向)の長さが、開口部23Aの径よりも長く形成され、例えば開口部23Aの径の約2倍に形成されている。
また、プレート23は、棒状磁石22の長手方向がプレート23の長手方向と一致するように、棒状磁石22がプレート23の長辺に沿って配置されている。
また、棒状磁石22は、プレート23の長辺が形成された側面部に接着剤などにより固着されている。
上記構成のスピーカ用磁気回路2、およびスピーカ装置1の動作を、図面を参照しながら説明する。
スピーカ装置1では、端子部6から音声信号が入力されると、音声信号が端子部6の内部端子部61に電気的に接続された引出線4を介して、ボイスコイル33に入力される。ボイスコイル33には、磁気回路2の磁気ギャップGに形成されている磁束密度(磁界強度)と、ボイスコイル33に入力された音声信号の電流レベルとに応じた電磁気力(ローレンツ力)が上下方向(音響放射方向SD又はその反対方向)に沿って発生する。ボイスコイル33は、この電磁気力(ローレンツ力)を駆動力として音響放射方向又はその反対方向に沿って振動する。そして、ボイスコイル33を介して駆動力が振動板31に伝達されると、振動体3は、その駆動力に応じて音響放射方向又はその逆方向に沿って振動する。
上記構成のスピーカ装置1の磁気回路2では、図5に示すように、プレート23が、開口部23Aの長手方向(Y軸方向)に沿った長さ(LY23)が、棒状磁石22の長手方向(Y軸方向)の長さ(LX22)より短く形成され、かつ、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)の端部(23AY)と、プレート23の長手方向(Y軸方向)の端部23Yとの間の距離LY1が、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)の端部23AXとの間の距離LX1より長く形成されているとともに、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向の端部231AYと、磁気ギャップGの端部23AYとの間に磁束経路部235が形成されているので、磁力線MGが、磁気ギャップ内に全周に亘って略均等に印加されるので、2つの棒状磁石22を用いて磁気回路2を構成した場合であっても、簡単な構成で、磁気ギャップG内の磁束密度の不均一を低減することができる。つまり、磁気ギャップGの磁束密度を全周に亘って略均一にすることができる。
また、上記構成の磁気回路2では、接合部231Aと開口部23A間に、略円弧状に磁力線MGが形成されて、磁気ギャップG内の磁束密度が全周に亘って略均一となる。
また、プレート23は、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向に対して直交する方向の端部23AXとの間の領域が、磁気的飽和状態又は略飽和状態となるように形成されることで、接合部231Aと開口部23A間に、略円弧状の磁力線MGが形成されて、磁気ギャップG内の磁束密度が全周に亘ってより略均一となる。
また、プレート23の棒状磁石22の接合面が形成されていない側面と、ヨーク21との間には、開口部が形成されているので、磁気回路2内の温度を下げることができる(放熱)。また、振動体3を振動させることで磁気回路内の空気が流動し、磁気回路2をより効率よく冷却することが可能になる。
[第2実施形態]
図8は、本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置1Bのスピーカ用磁気回路2Bの斜視図である。図9は、図8に示したスピーカ用磁気回路2Bの平面図である。第1実施形態および第2実施形態で同じ構成等については、説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置1Bの磁気回路2Bは、図8,9に示すように、プレート23が、長手方向(Y軸方向)の端部から、開口部に向かって切欠部237が形成されている。開口部23Aと、切欠部237の長手方向の端部23Yとの間の距離LY1は、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)の端部23AXとの間の距離LX1より長く形成されている。
また、第1実施形態と同様に、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向(Y軸方向)の端部231AYと、磁気ギャップGのY軸方向の端部23AYとの間に磁束経路部235が形成されている。
この切欠部237は、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向(Y軸方向)の端部231AYから、磁気ギャップGのY軸方向の端部23AYに至る(又は逆方向に)磁力線の経路が略円弧状に形成されて、磁力線が磁気ギャップGの長手方向(Y軸方向)の端部付近で略長手方向に沿った方向となるように、形成されている。このため、磁気ギャップの磁束密度が全周に亘って略均一となる。
また、ヨーク21は、平板状底部21Aの長手方向(Y軸方向)の端部から、ポール21Cに向かって切欠部217が形成されている。図8において、図面の奥側の切欠部217は、省略している。
本実施形態では、ヨーク21の切欠部217と、プレート23の切欠部237は、略同様な形状に形成されている。
上記構成の磁気回路2Bでは、例えば、棒状磁石22が接合されていないプレート23の端部232と、ヨーク21との間の漏えい磁場を、低減することができる。
また、プレート23が切欠部237を備え、ヨーク21が切欠部217を備えるので、第1実施形態と比べて小型の磁気回路2Bを作製することができる。
[第3実施形態]
図10は、本発明の第3実施形態に係るスピーカ装置1Dのスピーカ用磁気回路2Dの斜視図である。図11は、図10に示したスピーカ用磁気回路2Dの平面図である。第1〜第3実施形態で同じ構成などについては、説明を省略する。
本実施形態に係る磁気回路2Dは、ヨーク21D、棒状磁石22D、およびプレート23Dを有する。本実施形態に係る磁気回路2Dは、ヨーク21Dの側部21B上に、棒状磁石22Dが配置されており、棒状磁石22D上に、プレート23Dが配置されている。
詳細には、棒状磁石22Dは、ヨーク21Dの側部21B上に略平行に配置されている。この棒状磁石22Dは、長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(本実施形態ではZ軸方向)に沿って着磁されている。また、本実施形態に係る棒状磁石22Dの磁化方向は、Z軸方向に沿って同じ方向に平行に規定されている。
また、プレート23Dは、ヨーク21の平板状底部21Aに対向する面のうち、磁石の長手方向(Y軸方向)に平行な両辺近傍に、棒状磁石22が接合される接合部231Aが形成されている。
上記構成の磁気回路2Dでは、図10,11に示すように、プレート23が、開口部23Aの長手方向(Y軸方向)に沿った長さ(LY23)が、棒状磁石22の長手方向(Y軸方向)の長さ(LX22)より短く形成され、かつ、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)の端部(23AY)と、プレート23の長手方向(Y軸方向)の端部23Yとの間の距離LY1が、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)の端部23AXとの間の距離LX1より長く形成されているとともに、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向の端部231AYと、磁気ギャップGの第1の端部23AYとの間に磁束経路部235が形成されているので、磁気ギャップGの磁束密度が全周に亘って略均一となる。
また、第1,第2実施形態と比べて、本実施形態に係る磁気回路2Dは、簡単な構成で、磁気ギャップG内に全周に亘って略均一にすることができる。
また、第1実施形態と比べて、棒状磁石22のZ軸方向の厚みを薄くすることができるので、比較的薄型の磁気回路2Dを作製することができる。
[第4実施形態]
図12は、本発明の第4実施形態に係るスピーカ装置1Eのスピーカ用磁気回路2Eの斜視図である。第3,第4実施形態で同じ構成などについては、説明を省略する。
本実施形態に係るスピーカ装置1Eの磁気回路2Eは、図12に示すように、プレート23Eが、長手方向(Y軸方向)の端部から、開口部に向かって切欠部237Eが形成されている。
また、ヨーク21Eは、平板状底部21Aの長手方向(Y軸方向)の端部232から、ポール21Cに向かって切欠部217Eが形成されている。図12において、図面の奥側の切欠部217Eについては省略している。
上記構成の磁気回路2Eでは、例えば、棒状磁石22が接合されていないプレート23Eの端部と、ヨーク21Eとの間の漏えい磁場を、低減することができる。また、プレート23Eが切欠部237Eを備え、ヨーク21Eが切欠部217を備えるので、第3実施形態と比べて小型の磁気回路2Eを作製することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではない。各種形態により本発明を実施してもよい。また、上記各実施形態を組み合わせて、本発明を実施してもよい。
また、スピーカ装置の振動板やフレーム等の形状は、上述した実施形態に限られるものではない。
以上、説明したように、本発明に係るスピーカ装置1の磁気回路2は、プレート23が、開口部23Aの長手方向(Y軸方向)に沿った長さ(LY23)が、棒状磁石22の長手方向(Y軸方向)の長さ(LX22)より短く形成され、かつ、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)の端部(23AY)と、プレート23の長手方向(Y軸方向)の端部23Yとの間の距離LY1が、棒状磁石22が接合された接合部231Aと、磁気ギャップGのうち長手方向(Y軸方向)に対して直交する方向(X軸方向)の端部23AXとの間の距離LX1より長く形成されているとともに、棒状磁石22が接合された接合部231Aのうち長手方向の端部231AYと、磁気ギャップGの端部23AYとの間に磁束経路部235が形成されているので、磁力線MGが、磁気ギャップ内に全周に亘って略均等に印加されるので、2つの棒状磁石22を用いて磁気回路2を構成した場合であっても、簡単な構成で、磁気ギャップG内の磁束密度の不均一を低減することができる。つまり、磁気ギャップGの磁束密度を全周に亘って略均一にすることができる。
本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置のスピーカ用磁気回路の斜視図である。 図1に示したスピーカ用磁気回路の分解斜視図である。 図1に示したスピーカ用磁気回路のA−A線に沿った断面図である。 図1に示したスピーカ用磁気回路のB−B線に沿った断面図である。 図1に示したスピーカ用磁気回路の平面図である。 本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置の断面図である。 図1に示したスピーカ用磁気回路の磁束密度を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置1Bのスピーカ用磁気回路2Bの斜視図である。 図8に示したスピーカ用磁気回路2Bの平面図である。 本発明の第3実施形態に係るスピーカ装置1Dのスピーカ用磁気回路2Dの斜視図である。 図10に示したスピーカ用磁気回路2Dの平面図である。 本発明の第4実施形態に係るスピーカ装置1Eのスピーカ用磁気回路2Eの斜視図である。
符号の説明
1 スピーカ装置
2 磁気回路
3 振動体
4 引出線
5 フレーム
6 端子部
21 ヨーク
21A 平板状底部
21B 側部
21C ポール
22,22A,22B 棒状磁石(磁石)
23 プレート
23A 開口部
31 振動板
32 エッジ
33 ボイスコイル
34 ボイスコイルボビン
35 ダンパ
36 キャップ
235 磁束経路部
MG 磁束

Claims (16)

  1. 平行に規定間隔に配置されるとともに、長手方向に対して直交する方向に着磁された一対の棒状磁石と、
    前記一対の棒状磁石間に配置される柱形状のポールが形成された平板状底部を備えるヨークと、
    前記ポールが挿通される開口部、および、前記長手方向に略平行な両辺に沿って前記棒状磁石が接合される接合部が形成された略矩形状のプレートと、
    前記ポールと前記開口部の間に形成された磁気ギャップとを有し、
    前記プレートは、前記磁気ギャップのうち前記長手方向の第1の端部と、前記プレートの前記長手方向の端部との間の距離が、前記棒状磁石が接合された前記接合部と、前記磁気ギャップのうち前記長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離より長く形成された形状を備えることを特徴とする
    スピーカ用磁気回路。
  2. 前記開口部の前記長手方向の長さが、前記棒状磁石の長手方向の長さより短く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  3. 前記棒状磁石が接合された接合部のうち前記長手方向の端部と、前記磁気ギャップの第1の端部との間に磁束経路部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  4. 前記ポールは、前記平板状底部の略中央部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  5. 前記プレートは、前記棒状磁石が接合された前記接合部と、前記磁気ギャップのうち前記長手方向に対して直交する方向の前記第2の端部との間の領域が、磁気的飽和状態又は略飽和状態となっていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  6. 前記プレートは、前記長手方向の端部から、前記開口部に向かって切欠部が形成され、
    前記開口部と、前記切欠部の前記長手方向の端部との間の距離は、前記棒状磁石が接合された前記接合部と、前記磁気ギャップのうち前記長手方向に対して直交する方向の前記第2の端部との間の距離より長いことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  7. 前記プレートは、少なくとも、略円形状、略矩形状、およびトラック形状のいずれかに形成された前記開口部を備えることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  8. 前記棒状磁石は、平板形状に形成され、前記着磁方向と長手方向とに対して直交する方向に沿った長さが、前記着磁方向に沿った長さより長いことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  9. 前記ヨークは、前記平板状底部の前記長手方向の端部から、前記ポールに向かって切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  10. 前記プレートは、前記長手方向に平行な側面部、または、前記ヨークの平板状底部に対向する面のうち前記長手方向に平行な両辺近傍に、前記棒状磁石が接合される前記接合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  11. 前記棒状磁石は、着磁方向が対向するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  12. 前記プレート、および前記平板状底部の前記長手方向の端部の間に開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  13. 磁気回路と、前記磁気回路の磁気ギャップに遊嵌するボイスコイルが固着された振動体と、前記振動体を振動自在に支持するフレームとを有し、
    前記磁気回路は、
    平行に規定間隔に配置されるとともに、長手方向に対して直交する方向に着磁された一対の棒状磁石と、
    前記一対の棒状磁石間に配置される柱形状のポールが略中央部に形成された平板状底部を備えるヨークと、
    前記ポールが挿通される開口部、および、前記長手方向に平行な両辺に沿って前記棒状磁石が接合される接合部が形成された略矩形状のプレートと、
    前記ポールと前記開口部の間に形成された磁気ギャップとを有し、
    前記プレートは、前記磁気ギャップのうち前記長手方向の第1の端部と、前記プレートの前記長手方向の端部との間の距離が、前記棒状磁石が接合された前記接合部と、前記磁気ギャップのうち前記長手方向に対して直交する方向の第2の端部との間の距離より長く形成された形状を備えることを特徴とする
    スピーカ装置。
  14. 前記開口部の前記長手方向の長さが、前記棒状磁石の長手方向の長さより短く形成されていることを特徴とする請求項13に記載のスピーカ装置。
  15. 前記棒状磁石が接合された接合部のうち前記長手方向の端部と、前記磁気ギャップの第1の端部との間に磁束経路部が形成されていることを特徴とする請求項13に記載のスピーカ装置。
  16. 前記ポールは、前記平板状底部の略中央部に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のスピーカ装置。
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