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JP2009010469A - 高周波受信装置及び高周波受信方法と高周波信号用lsi及びベースバンド信号用lsi - Google Patents

高周波受信装置及び高周波受信方法と高周波信号用lsi及びベースバンド信号用lsi Download PDF

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JP2009010469A
JP2009010469A JP2007167508A JP2007167508A JP2009010469A JP 2009010469 A JP2009010469 A JP 2009010469A JP 2007167508 A JP2007167508 A JP 2007167508A JP 2007167508 A JP2007167508 A JP 2007167508A JP 2009010469 A JP2009010469 A JP 2009010469A
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frequency
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Hirotsugu Akahori
博次 赤堀
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】RF及びIFの最適なゲイン制御を行うと共に、干渉による飽和増幅を抑制する。
【解決手段】受信装置は、受信したRF信号を増幅するRF可変利得アンプ2と、このRF可変利得アンプの出力信号S2をIF信号に変換するミキサ4と、変換されたIF信号を増幅するIF可変利得アンプ6と、このIF可変利得アンプ6の出力信号S6に基づいて復調処理を行う復調器8と、AGC回路10とを備えている。AGC回路10は、IF可変利得アンプ6の出力信号S6に基づき、RF可変利得アンプ2及びIF可変利得アンプ6のゲインを制御する際に、RF可変利得アンプ2に対するゲイン制御の周期を、IF可変利得アンプ2に対するゲイン制御の周期よりも小さくしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、地上デジタル放送波等の高周波(以下「RF」という。)信号を、携帯端末、車載端末等による移動受信や、固定受信を行って復調するための受信装置及び受信方法と高周波信号用LSI(大規模集積回路)及びベースバンド信号用LSIに関するものである。特に、アンテナで受信されたRF信号のチャネルを選択してRF増幅及び中間周波数(以下「IF」という。)増幅等を行うRF部において、そのRF増幅及びIF増幅に対する自動利得制御(以下「AGC」という。)を独立に実行するAGC独立制御技術に関するものである。
従来、受信装置におけるAGC制御等に関する技術は、例えば、次のような文献等に記載されている。
特開2002−290178号公報 特開2005−102008号公報
特許文献1には、アンテナにより受信されたRF信号をIF信号に変換する周波数変換回路を備えたRF受信装置において、前記RF信号を増幅するRF可変利得増幅器(以下、増幅器を単に「アンプ」という。)と、このRF可変利得アンプの出力信号から特定チャネルだけを増幅してIF信号を出力する混合器(以下「ミキサ」という。)と、このミキサから出力された前記IF信号を増幅する第1及び第2のIF可変利得アンプと、前記第2のIF可変利得アンプからのIF信号を復調する復調回路と、前記第2のIF可変利得アンプからのIF信号のレベルを検波し、その検波出力によって該第2のIF可変利得アンプの利得(以下「ゲイン」という。)を制御する検波回路と、前記検波回路の出力と予め定めたレベルとを比較し、その比較結果に対応して前記RF可変利得アンプ及び第1のIF可変利得アンプの利得を制御する比較回路とを有する技術が記載されている。RF可変利得アンプは、通常、RF信号を低雑音(ローノイズ)で増幅するローノイズアンプ(以下「LNA」という。)で構成されている。
このRF受信装置では、入力受信信号の検波レベルが所定値に達するまでは、第2のIF可変利得アンプのゲイン制御を行い、検波レベルが所定値を越えると、RF可変利得アンプのゲイン制御を行う。このように、復調回路への入力信号レベルを一定に保つAGC動作を行うにあたって、AGC動作を高速で行うことができると共に、強入力にも対応可能となる利点がある。
特許文献2には、受信信号が大きい場合には、RF可変利得アンプのゲインを変化させ、且つ、IF可変利得アンプのゲインを一定に維持し、受信信号が小さい場合には、前記RF可変利得アンプのゲインを一定に維持し、且つ、前記IF可変利得アンプのゲインを変化させることにより、AGC制御の信頼性の向上を図るための受信装置及び受信方法の技術が記載されている。
しかしながら、従来の受信方法あるいは受信装置では、次の(a)、(b)のような課題があった。
(a) 図5は、従来の受信装置におけるRF可変利得アンプのゲイン制御(RF−AGC)及びIF可変利得アンプのゲイン制御(IF−AGC)の動作例を示す波形図である。
従来の受信装置では、アンテナからの受信レベルである入力レベルIN1〜IN3に応じて、RF可変利得アンプもしくはIF可変利得アンプのいずれかのゲインを変更している。例えば、入力レベルが小さいIN1の時には、RF可変利得アンプ及びIF可変利得アンプのゲインを大きくし、入力レベルがIN2へと大きくなって行くと、RF可変利得アンプのゲインはそのままで、IF可変利得アンプのゲインを最低レベルへと小さくして行く。更に入力レベルが、ダイナミックレンジの最大値であるIN3へと大きくなって行くと、RF可変利得アンプのゲインを最低レベルへと小さくして行く。ところが、このようなゲイン変更方法では、RF及びIFのゲイン可変領域が互いに異なるため、異なるRF及びIFの応答速度による適切なゲイン制御ができない。
(b) 図6は、受信希望信号と隣接チャネル信号との間の干渉を示す周波数対信号レベル(強度)の模式的な波形図である。
従来は、受信希望信号帯域外から非常に強い電力となる干渉電力(隣接チャネル電力等)が複数加わった場合、LNA及びミキサの入力側には、不要信号を取り除く帯域通過フィルタ(バンドパスフィルタ、以下「BPF」という。)を設けることもあるが、希望信号帯域に絞ったフィルタを持っていないことから、飽和増幅による不要信号が生じ、受信信号を劣化させ回線品質を下げてしまう。そのため、LNAで構成されたRF可変利得アンプを過剰なゲインとならないよう制御する必要がある。しかし、LNAの雑音指数(以下「NF」という。)等、信号品質を劣化させないためにもRF可変利得アンプには十分なゲインを持たせる必要がある。これら相反する制約の中、最適なゲイン制御をする必要がある。
ところが、従来の受信方法では、図6に示すように、受信希望信号電力が小さい際に干渉電力が大きかった場合、RF可変利得アンプのゲインは最大となり、干渉による飽和増幅がより生じやすくなってしまう。
即ち、図6において、例えば、高速移動の移動受信の場合、直接波と反射波が受信点にて干渉することに起因して、合成信号が生成されるというフェージング(phasing)の影響により、場合によっては、上下方向の矢印にて示すように、受信希望信号CH0の信号レベル(強度)が小さくなり、且つ、隣接チャネル信号CH1,CH2の信号レベル(強度)が大きくなることも考えられる。このような場合、各信号CH0,CH1,CH2が増幅されると、希望信号CH0が、増幅された隣接チャネル信号CH1,CH2の干渉を受けることになってしまい、その結果、希望信号CH0の受信品質が劣化してしまう。
本発明の受信方法は、受信したRF信号をRF可変利得アンプにより増幅し、前記増幅した信号をIF信号に変換し、前記変換したIF信号をIF可変利得アンプにより増幅した後、復調する受信方法であって、前記RF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期を、前記IF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期よりも小さくすることを特徴とする。
本発明の受信装置は、受信したRF信号を増幅するRF可変利得アンプと、前記RF可変利得アンプの出力信号をIF信号に変換する変換回路と、前記変換回路の出力信号を増幅するIF可変利得アンプと、前記IF可変利得アンプの出力信号を復調する復調処理回路と、AGC回路とを備えたことを特徴とする。ここで、前記AGC回路は、前記IF可変利得アンプの出力信号に基づき、前記RF可変利得アンプ及び前記IF可変利得アンプの利得を制御する際に、前記RF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期を、前記IF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期よりも小さくする機能を有している。
本発明によれば、RF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期を、IF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期よりも小さくしているので、急激な受信電力変動に追従しながらRF可変利得アンプのゲインが抑制され、干渉電力による飽和増幅が生じ難くなる。しかも、IF可変利得アンプのゲイン制御を高速にすることが可能となり、高速移動受信に伴う受信信号電力の早い変動に追従することも可能になる。
受信方法は、受信したRF信号をRF可変利得アンプにより増幅し、前記増幅した信号をIF信号に変換し、前記変換したIF信号をIF可変利得アンプにより増幅した後、復調する受信方法であって、前記RF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期を、前記IF可変利得アンプに対するゲイン制御の周期よりも小さくしている。
又、前記受信方法において、移動受信の移動速度に応じて前記RF可変利得アンプの応答速度を可変にしても良い。
(実施例1の受信装置の構成)
図1は、本発明の実施例1を示す受信装置の概略の構成図である。
この受信装置は、大規模集積回路(LSI)等により構成され、地上デジタル放送波等のRF信号を受信するアンテナ1に接続されたRF可変利得アンプ2と、所定周波数の局部発振信号S3を出力する局部発振器3とを有し、これらのRF可変利得アンプ2及び局部発振器3の出力側に、ミキサ4が接続されている。局部発振器3及びミキサ4により、変換回路が構成されている。RF可変利得アンプ2は、AGC回路10から帰還入力(フィードバック入力)されるゲイン制御信号S19により設定されるゲインに基づき、アンテナ1からの受信信号をRF増幅して出力信号S2をミキサ4へ出力する回路であり、例えば、LNAにより構成されている。ミキサ4は、出力信号S2に対して局部発振信号S3を混合してIF信号を出力する回路であり、この出力側に、フィルタ5を介してIF可変利得アンプ6が接続されている。
フィルタ5は、不要周波数帯の信号を除去する回路であり、ローパスフィルタ(以下「LPF」という。)、BPF等により構成されている。IF可変利得アンプ6は、AGC回路10からフィードバック入力されるゲイン制御信号S15により設定されるゲインに基づき、フィルタ5からのIF信号を増幅してアナログの出力信号S6をアナログ/デジタル(以下「A/D」という。)変換器7へ出力する回路である。A/D変換器7は、アナログの出力信号S6をデジタル信号S7に変換する回路であり、この出力側に復調器8が接続されている。復調器8は、A/D変換器7のデジタル出力信号S7を例えば高速フーリェ変換(以下「FFT」という。)等して復調し、この復調した復調信号S8を出力端子9へ出力する回路である。A/D変換器7及び復調器8により、復調処理回路が構成されている。
AGC回路10は、A/D変換器7のデジタル出力信号S7に基づき、そのIF可変利得アンプ6のゲインを制御する第1の制御回路と、この第1の制御回路の信号に応答してRF可変利得アンプ2のゲインを制御する第2の制御回路とを有している。
前記第1の制御回路は、A/D変換器7のデジタル出力信号S7から受信信号レベル(強度)を検出して検出信号S11を出力する受信信号強度検出器11を有し、この受信信号強度検出器11の出力側に、比較器12が接続されている。比較器12は、検出信号S11と基準信号ref1との大小関係を比較してこの比較結果に応じた比較信号S12を出力する回路であり、この出力側に、ループゲイン乗算器13を介して積分器14が接続されている。ループゲイン乗算器13は、比較信号S12に対して所定のループゲインG1を乗算し、この乗算値S13を積分器14へ出力する回路である。積分器14は、乗算値S13を積分して積分値S14を出力する回路であり、この出力側に、テーブル変換部15及び前記第2の制御回路が接続されている。
テーブル変換部15は、積分値S14を入力してIF可変利得アンプ6へ与えるためのゲイン制御信号S15を出力するものであり、例えば、下記の(1)式の一次曲線式における所定の係数値a,bが格納されたメモリ等により構成されている。
y=ax+b ・・・(1)
但し、x;入力信号である積分値S14
y;出力信号であるゲイン制御信号S15
このテーブル変換部15では、入力信号xである積分値S14が入力されると、これを(1)式に代入して出力信号yであるゲイン制御信号S15を求め、デジタル/アナログ(以下、「D/A」という。)変換器16を介してIF可変利得アンプ6へ与える機能を有している。
前記第2の制御回路は、積分器14の出力側に接続された比較器17を有している。比較器17は、積分値S14と基準信号ref2との大小関係を比較してこの比較結果に応じた比較信号S17を出力する回路であり、この出力側に、前記とほぼ同様に、ループゲイン乗算器18、積分器19、及びテーブル変換部20が縦続接続され、RF可変利得アンプ2の制御端子へフィードバック接続されている。ループゲイン乗算器18は、前記ループゲイン乗算器13とほぼ同様に、比較信号S17に対して所定のループゲインG2(≪ループゲインG1)を乗算し、この乗算値S18を積分器19へ出力する回路である。積分器19は、前記積分器14とほぼ同様に、乗算値S18を積分して積分値S19をテーブル変換部20へ出力する回路である。テーブル変換部20は、前記テーブル変換部15とほぼ同様に、積分値S19を入力し、D/A変換器21を介してRF可変利得アンプ2へ与えるためのゲイン制御信号S20を出力するものであり、例えば、前記(1)式の一次曲線式における所定の係数値a,bが格納されたメモリ等により構成されている。このテーブル変換部20では、入力信号xである積分値S19が入力されると、これを前記(1)式に代入して出力信号yであるゲイン制御信号S20を求め、D/A変換器21を介してRF可変利得アンプ2へ与える機能を有している。
又、図1に示されている受信装置は、高周波回路を備えたRF−LSI(高周波信号用LSI)と、ベースバンド回路を備えたベースバンドLSI(ベースバンド信号用LSI)に分けて構成される場合もある。このような場合、高周波回路は、図1に示されているRF可変利得アンプ2、ミキサ4、IF可変利得アンプ6を含むように構成され、ベースバンド回路は、図1に示されているA/D変換器7、復調器8、AGC回路10を含むように構成される。
(実施例1の受信方法)
図1の受信装置において、アンテナ1で受信されたRF信号は、AGC回路10から与えられるゲイン制御信号S20で設定されるRF−AGCゲインに基づき、RF可変利得アンプ2により増幅され、この出力信号S2がミキサ4へ与えられる。ミキサ4により、出力信号S2と、局部発信機3からの局部発振信号S3とが混合されてIF信号へ変換され、フィルタ5により不要周波数帯の信号が除去される。除去後のIF信号は、AGC回路10から与えられるゲイン制御信号S15で設定されるIF−AGCゲインに基づき、IF可変利得アンプ6により増幅され、このアナログの出力信号S6がA/D変換器7へ与えられる。アナログの出力信号S6は、A/D変換器7でデジタル信号に変換された後、復調器8で復調されて復調信号S8が生成され、この復調信号S8が出力端子9から出力される。又、A/D変換器7からのデジタル出力信号S7は、AGC回路10にも与えられる。
ここで、デジタル出力信号S7がAGC回路10に与えられると、その出力信号S7の信号レベル(即ち、入力レベルの強度)が受信信号強度検出器11にて検出され、検出信号S11が出力される。検出信号S11と基準信号ref1とは、その大小が比較器12で比較され、この比較結果に応じた比較信号S12が出力される。比較信号S12は、ループゲイン乗算器13にてループゲインG1と乗算され、この乗算値S13が積分器14にて積分されて積分値S14が出力され、テーブル変換部15及び比較器17へ与えられる。
積分値S14は、テーブル変換部15において、(1)式に基づきゲイン制御信号S15に変換され、D/A変換器16を介してIF可変利得アンプ6へ与えられる。これにより、IF可変利得アンプ6のゲインが変更され、変更されたゲインに基づき、フィルタ5からのIF信号がそのIF可変利得アンプ6で増幅され、この出力信号S6がA/D変換器7及び受信信号強度検出器11へ与えられる。
一方、積分器14から出力された積分値S14と、基準信号ref2とは、その大小が比較器17で比較され、この比較結果に応じた比較信号S17が出力される。比較信号S17は、ループゲイン乗算器18にてループゲインG2(≦ループゲインG1)と乗算され、この乗算値S18が積分器19にて積分されて積分値S19が出力される。積分値S19は、テーブル変換部20において、(1)式に基づきゲイン制御信号S20に変換され、D/A変換器21を介してRF可変利得アンプ2へ与えられる。これにより、RF可変利得アンプ2のゲインが変更され、変更されたゲインに基づき、アンテナ1からの受信信号がそのRF可変利得アンプ2で増幅され、この出力信号S2がミキサ4にてIF信号に変換される。
図2及び図3は、図1の受信装置におけるRF可変利得アンプのゲイン制御(RF−AGC)及びIF可変利得アンプのゲイン制御(IF−AGC)の動作例を示す波形図であり、同図2は、受信信号である入力レベルに対するRF−AGC及びIF−AGCのゲインを示す波形図、及び、同図3は、時間に対する入力レベル、RF−AGCゲイン、IF−AGCゲインを示す波形図である。
以下、図2及び図3を参照しつつ、受信信号である入力レベルが変化した場合のAGC回路10の機能を説明する。
図2中の実線で示された曲線において、入力レベルが小さいIN11の時には、RF可変利得アンプ2及びIF可変利得アンプ6のゲインが共に大きく、入力レベルがIN12へと大きくなると、RF可変利得アンプ2のゲインはそのままで、IF可変利得アンプ6のゲインが小さくなって行く。入力レベルがIN13を経由してIN14へと大きくなると、RF可変利得アンプ2のゲインが小さくなって行くが、IF可変利得アンプ2のゲインはそのまま維持される。更に、入力レベルがダイナミックレンジの最大値のIN15へと大きくなると、RF可変利得アンプ2のゲインはそのまま維持されるが、IF可変利得アンプ6のゲインが小さくなって行く。
図2中の破線、及び図3中の実線で示された曲線において、入力レベルが急激に変動した場合、例えば、(1)→(2)へ急激に小さくなった場合、IF可変利得アンプ6を制御するゲイン制御信号S15は高速に追従し、ゲインが大きくなるように適切に補正する。補正後は、IF可変利得アンプ6のゲインのレベルが所望の値になるよう、ゲイン制御信号S19によってRF可変利得アンプ2のゲインが緩慢に追従して大きくなり、最終的に(3)のレベルとなる。
このように、ループゲイン乗算器13,17におけるループゲインG1,G2の関係が、G1≫G2に設定されているので、IF可変利得アンプ6に対するゲイン制御(IF−AGC)は、高速に追従し、RF可変利得アンプ2に対するゲイン制御(RF−AGC)は緩慢な追従となる。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、IF可変利得アンプ6とRF可変利得アンプ2の制御周期(応答速度)を異ならせる(つまり、RF可変利得アンプ2の制御周期(応答速度)を、IF可変利得アンプ6の制御周期(応答速度)よりも遅くさせる)ようにしているので、高速移動に伴う急激な受信電力変動に追従しながらRF可変利得アンプ2のゲインが抑制され、干渉電力による飽和が生じ難くなる。しかも、IF可変利得アンプ6のゲイン制御を高速にすることが可能となり、高速移動受信に伴う受信信号電力の早い変動に追従することも可能になる。
(実施例2の受信装置の構成)
図4は、本発明の実施例2を示す受信装置の概略の構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の受信装置では、実施例1のAGC回路10に代えて、これとは構成の異なるAGC回路10Aが設けられている。本実施例2のAGC回路10Aでは、実施例1のAGC回路10における固定のループゲインG2を有するループゲイン乗算器18に代えて、可変のループゲインG2Aを有するループゲイン乗算器18Aが設けられている。ループゲインG2Aは、スピードテーブル22の出力信号S22により可変可能な構成になっている。スピードテーブル22は、本受信装置における移動速度の推定信号SPを外部から入力し、この推定信号SPに応じた係数等の出力信号S22を出力してループゲインG2Aを変更する機能を有し、係数等を格納するためのメモリ等により構成されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の受信方法)
本実施例2では、外部より本受信装置における移動速度の推定信号SPがスピードテーブル22に入力されると、これに応じた出力信号S22が出力されてループゲイン乗算器18AのループゲインG2Aが変更される。これにより、ループゲイン乗算器18Aから出力される乗算値S18Aが変わり、RF可変利得アンプ2に対するゲイン制御(RF−AGC)の応答速度が変更される。そのため、移動受信の移動速度が速い場合、移動速度が遅い場合と比較して、比較的長い区間で見た受信信号電力の平均電力そのものの変動が早くなるので、RF可変利得アンプ2に対するゲイン制御(RF−AGC)の応答速度が早くなり、適切なゲイン制御が可能となる。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、移動受信の移動速度に応じてRF可変利得アンプ2に対するゲイン制御(RF−AGC)の応答速度が可変されるので、移動受信の移動速度に応じたより適切なゲイン制御が可能になり、移動受信の信頼性を向上できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、例えば、受信装置におけるフィルタ5を省略したり、他の回路等の機能を付加したり、あるいは、AGC回路10,10Aを図示以外の他の回路構成に変更したり、これらの変更に応じて受信方法を変える等、種々の利用形態や変形が可能である。
本発明の実施例1を示す受信装置の概略の構成図である。 図1の受信装置におけるRF可変利得アンプのゲイン制御(RF−AGC)及びIF可変利得アンプのゲイン制御(IF−AGC)の動作例を示す波形図である。 図1の受信装置におけるRF可変利得アンプのゲイン制御(RF−AGC)及びIF可変利得アンプのゲイン制御(IF−AGC)の動作例を示す波形図である。 本発明の実施例2を示す受信装置の概略の構成図である。 従来の受信装置におけるRF可変利得アンプのゲイン制御(RF−AGC)及びIF可変利得アンプのゲイン制御(IF−AGC)の動作例を示す波形図である。 受信希望信号と隣接チャネル信号との間の干渉を示す周波数対信号レベル(強度)の模式的な波形図である。
符号の説明
2 RF可変利得アンプ
6 IF可変利得アンプ
8 復調器
10,10A AGC回路

Claims (15)

  1. 受信した高周波信号を高周波可変利得増幅器により増幅し、前記増幅した信号を中間周波数の信号に変換し、前記変換した信号を中間周波数可変利得増幅器により増幅した後、復調する受信方法であって、
    前記高周波可変利得増幅器に対する利得制御の周期を、前記中間周波数可変利得増幅器に対する利得制御の周期よりも小さくすることを特徴とする受信方法。
  2. 請求項1記載の受信方法において、
    移動受信の移動速度に応じて前記高周波可変利得増幅器の応答速度を可変することを特徴とする受信方法。
  3. 受信した高周波信号を増幅する高周波可変利得増幅器と、
    前記高周波可変利得増幅器の出力信号を中間周波数の信号に変換する変換回路と、
    前記変換回路の出力信号を増幅する中間周波数可変利得増幅器と、
    前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号を復調する復調処理回路と、
    前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号に基づき、前記高周波可変利得増幅器及び前記中間周波数可変利得増幅器の利得を制御する際に、前記高周波可変利得増幅器に対する利得制御の周期を、前記中間周波数可変利得増幅器に対する利得制御の周期よりも小さくする機能を有する自動利得制御回路と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  4. 前記自動利得制御回路は、
    前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号に基づき、前記中間周波数可変利得増幅器の利得を制御する第1の制御回路と、
    前記第1の制御回路の信号に応答して前記高周波可変利得増幅器の利得を制御する第2の制御回路と、
    を有することを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 前記第2の制御回路は、移動受信の移動速度に応じて前記高周波可変利得増幅器の応答速度を可変する機能を有することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記変換回路は、
    前記高周波可変利得増幅器の出力信号と所定周波数の局部発振信号とを混合することによって、前記高周波可変利得増幅器の出力信号を前記中間周波数の信号に変換する混合器を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の受信装置。
  7. 前記受信回路は、前記所定周波数の局部発振信号を生成する局部発振回路を有することを特徴とする請求項6記載の受信装置。
  8. 前記復調処理回路は、
    前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    前記アナログ/デジタル変換器の出力信号を復調する復調器と、
    を有することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の受信装置。
  9. 受信した高周波信号を増幅する高周波可変利得増幅器と、
    前記高周波可変利得増幅器の出力信号を中間周波数の信号に変換する変換回路と、
    前記変換回路の出力信号を増幅する中間周波数可変利得増幅器とを備え、
    前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号に基づいて前記高周波可変利得増幅器及び前記中間周波数可変利得増幅器の利得が制御される際には、前記高周波可変利得増幅器に対する利得制御の周期が前記中間周波数可変利得増幅器に対する利得制御の周期よりも小さいことを特徴とする高周波信号用LSI。
  10. 前記変換回路は、
    前記高周波可変利得増幅器の出力信号と所定周波数の局部発振信号とを混合することによって、前記高周波可変利得増幅器の出力信号を前記中間周波数の信号に変換する混合器を有することを特徴とする請求項9記載の高周波信号用LSI。
  11. 前記高周波信号用LSIは、前記所定周波数の局部発振信号を生成する局部発振回路を有することを特徴とする請求項10記載の高周波信号用LSI。
  12. 受信した高周波信号を増幅する高周波可変利得増幅器と、前記高周波可変利得増幅器の出力信号を中間周波数の信号に変換する変換回路と、前記変換回路の出力信号を増幅する中間周波数可変利得増幅器とを備えた高周波信号用LSIに接続されるためのベースバンド信号用LSIであって、
    前記ベースバンド回路は、前記高周波可変利得増幅器に対する利得制御の周期が前記中間周波数可変利得増幅器に対する利得制御の周期よりも小さくなった状態で、前記高周波可変利得増幅器及び前記中間周波数可変利得増幅器の利得を制御する自動利得制御回路を有することを特徴とするベースバンド信号用LSI。
  13. 前記自動利得制御回路は、
    前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号に基づき、前記中間周波数可変利得増幅器の利得を制御する第1の制御回路と、
    前記第1の制御回路の信号に応答して前記高周波可変利得増幅器の利得を制御する第2の制御回路と、
    を有することを特徴とする請求項12記載のベースバンド信号用LSI。
  14. 前記第2の制御回路は、移動受信の移動速度に応じて前記高周波可変利得増幅器の応答速度を可変する機能を有することを特徴とする請求項13記載のベースバンド信号用LSI。
  15. 前記中間周波数可変利得増幅器の出力信号を復調する復調処理回路を有することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載のベースバンド信号用LSI。
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