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JP2008241719A - 測位装置および測位制御方法 - Google Patents

測位装置および測位制御方法 Download PDF

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JP2008241719A JP2008108685A JP2008108685A JP2008241719A JP 2008241719 A JP2008241719 A JP 2008241719A JP 2008108685 A JP2008108685 A JP 2008108685A JP 2008108685 A JP2008108685 A JP 2008108685A JP 2008241719 A JP2008241719 A JP 2008241719A
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Shuji Nakajima
周司 中島
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Abstract

【課題】GPSを用いた測位装置において、位置計測時間の定常的な短縮化を図る。
【解決手段】位置計測時にエフェメリスが取得できたら、取得したエフェメリス、及びその取得時刻を記憶する(ステップSA6〜SA8)。以後は、1分毎にエフェメリスの取得後の経過時間を計算し(ステップSA10〜SA12)、それが2時間を過ぎた時点から2分毎にアラーム音を発生させる(ステップSA13〜SA14)。アラーム音により、使用者に対して、エフェメリスの有効期限が切れる以前に電波の受信環境が良い場所で30秒以上連続して計測操作を行うことを促す。データとしての有効性に欠けるエフェメリスを用いることに起因して位置計測時間が長くなることが防止でき、短時間で位置計測ができる確率が上がる。また、位置計測中には(ステップSA9でYES)、アラーム音による報知を中止し、ノイズによる計測精度の低下を防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、GPS衛星等の測位衛星から送られてくる電波を受信し現在位置を計測する測位装置に関する。
従来、GPS衛星から送られてくる情報を利用するカーナビゲーション装置等の測位装置にあっては、各GPS衛星からの電波に乗せて送られているエフェメリス、アルマナックと呼ばれる衛星メッセージに基づき各GPS衛星の概略位置を知ことによって、位置計測時には各GPS衛星の捕捉時間、すなわち各衛星から送られるC/Aコードの送信タイミングに受信タイミングを同期させるまでの時間(衛星の補足時間)を短縮しており、これにより短時間での位置計測を可能としている。
エフェメリスは送信元の衛星自身の軌道情報や時計の補正情報等の詳細情報であって常に更新されており、その取得は30秒程度で行うことができる。これに対しアルマナックは全ての衛星の概略軌道に関する情報であって、衛星の故障等がなければ長期に亙って有効であるが、その取得には12〜13分かかる。このため、前記測位装置においては、一度取得したエフェメリス、アルマナックをメモリに記憶しておくとともに、エフェメリスについては、例えば有効期間(4時間程度)を過ぎたとき、位置計測を行って最新のエフェメリスを取得するようにしている。これにより、エフェメリスが有効であり、かつ電波の受信状況が良ければ一般に15秒程度で位置計測が可能となっている。
しかしながら、従来の測位装置において、エフェメリスが無効であったときには、それを新たに受信するには受信状態が良好であったとしても、30秒以上の連続した位置計測が必要である。一方、携帯型の測位装置、特に小型のものにおいては、カーナビゲーション装置に比べるとGPSアンテナが小さく電波の受信性能に限界があるとともに、その受信性能も使用環境の影響により変化しやすい。このため、新たなエフェメリスの取得が必要なときに、一定時間連続して良好な受信環境が確保できない場合も多く、かかる場合には、その後の位置計測時間が長くなるという欠点があった。従って、携帯型の測位装置においては、使用者が現在位置を知りたいとき、直ちにそれを知ることができない場合が多く、必ずしも使い勝手が良好なものとはいえなかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、位置計測時間を定常的に短時間とすることが可能となる測位装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1の測位装置にあっては、衛星からの電波を受信し現在位置を計測する測位手段と、前記電波から取得されるとともに前記測位手段による現在位置の計測に使用されるエフェメリス情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されているエフェメリス情報が取得されてからの経過時間を判断する判断手段と、使用者にエフェメリス情報の取得の必要性を報知する報知手段と、前記判断手段により判断された経過時間が所定の有効時間を超えることに伴い、前記報知手段に前記必要性の報知を行わせる制御手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、エフェメリス情報が取得されてからの経過時間が、所定の有効時間を超えると、制御手段が報知手段によりエフェメリス情報の取得の必要性を使用者に報知させる。ここで使用者が、かかる報知に応じてエフェメリス情報を取得するための操作を行えば、新たなエフェメリス情報が記憶手段に記憶される。したがって、所定の有効時間をエフェメリス情報の有効期間又はそれよりも短い時間として設定しておくことにより、位置計測時にエフェメリス情報が無効となっている事態の発生が未然に防止できる。
また、請求項2の発明にあっては、前記制御手段は、前記経過時間が前記有効時間を超えている間、一定時間毎に前記報知手段に前記必要性の報知を行わせるものとした。かかる構成においては、エフェメリス情報が再取得されるまで、その必要性が一定時間毎に繰り返し使用者に知らされる。
また、請求項3の発明にあっては、前記制御手段は、前記測位手段による現在位置の計測中における前記報知手段による前記報知手段による前記必要性の報知を中断するものとした。かかる構成においては、報知手段の動作によって測位手段による計測動作に影響を及ぼすノイズが発生するような構成であっても、測位手段は常に安定した状態で現在位置の計測をなし得る。
また、請求項4の発明にあっては、さらに、指定された目的地点を記憶する目的地点記憶手段を備え、前記制御手段は、前記測位手段により計測された現在位置から前記記憶手段に記憶された目的地点までの距離が所定の距離以下となることに伴い、前記報知手段の報知形態変化させる、例えば報知音の大きさや音色を変化させたり、音による報知や表示による報知といった報知方法を変化させるものとした。かかる構成においては、使用者の現在位置が目的地点に所定の距離まで近づくと、制御手段が報知手段の報知形態を変化させる。すなわち、使用者にとって現在位置を知ることの重要性が増すと、報知形態が変化によって使用者に対してエフェメリス情報の更新が強く促される。
また、請求項5の発明にあっては、前記測位手段による現在位置の計測中に、前記判断手段により判断された経過時間が前記有効時間を超えることに伴い使用者にエフェメリス情報の取得を促す催促手段を備えたものとした。かかる構成においては、現在位置の計測中つまり現在位置の計測が可能であって、電波の受信状態が良好である可能性が高いとき、催促手段によってエフェメリス情報の再取得が使用者に促される。したがって、電波の受信状況が良好である場所で、エフェメリス情報の再取得に要する操作を行わせることができる。
また、請求項6の発明にあっては、前記測位手段はエフェメリス情報を取得する取得手段を含み、前記制御手段は、前記判断手段により判断された経過時間が前記有効時間を超えることに伴い、使用者による所定の確認操作が行われるまで、前記測位手段に現在位置の計測動作を継続させるものとした。かかる構成において、使用者は、位置計測を終了させるとき、エフェメリス情報を再取得した方がよい状況下では、終了操作だけでなく所定の確認操作を要求される。このため電波の受信状況が良好である状態のままで、使用者にエフェメリス情報の再取得に要する操作をより確実に行わせることができる。
以上説明したように請求項1の発明においては、位置計測時にエフェメリス情報が無効である事態の発生を未然に防止できるようにしたことから、位置計測時間を定常的に短時間にすることが可能となる。その結果、使用者が現在位置を知りたいときには常に、それを直ちに知らせることができる。
これに加え、請求項2の発明においては、エフェメリス情報が再取得されるまで、その必要性が一定時間毎に繰り返し使用者に知らされるようにしたことから、エフェメリス情報が有効である間における位置計測時間を確実に短かくすることができる。
また、請求項3の発明においては、測位手段は常に安定した状態で現在位置の計測をなし得るようにした。よって、測位精度の維持が可能となり、測位精度の低下やエフェメリス情報が有効である間における位置計測時間をより確実に短かくすることができる。
また、請求項4の発明においては、使用者にとって現在位置を知ることの重要性が増すと、使用者に対してエフェメリス情報の更新が強く促されるようにした。よって、使用者が現在位置を知りたいと望む回数が増えた状況下での位置計測時間をより確実に短縮化することができる。
また、請求項5の発明においては、電波の受信状況が良好である場所で、使用者にエフェメリス情報の再取得操作を行わせることができるようにしたことから、エフェメリス情報の再取得のためだけに、使用者を立ち止まらせたり、電波の受信環境がよい場所に移動させたりすることがない。よって、使用者にかかる負担を増加させることなく、位置計測時間の定常的な短縮化を図ることができる。
また、請求項6の発明においては、電波の受信状況が良好である状態のままで、使用者にエフェメリス情報の再取得操作をより確実に行わせることができるようにしたことから、より一層確実に、位置計測時間の定常的な短縮化を図ることが可能となる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本発明に係る測位装置1の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、使用者の腕に装着可能な腕時計型の装置を想定している。
すなわち測位装置1は、GPSアンテナ2及びGPS処理部3を有している。GPS処理部3は、RF、A/D、データレジスタ、カウンター、デコーダー、及びそれらの制御を行うCPU、ROM及びSRAM等により構成されている。GPS処理部3はGPSアンテナ2によって受信されたGPS衛星からのL1帯の受信電波を増幅・復調した後、C/Aコードやエフェメリスやアルマナックといった衛星データ等の解読を行い、解読したデータに基づき自己位置の計算等の位置計測を行う。GPS処理部3による計測結果は、測位装置1全体を制御するCPU4へ送られた後、表示回路5に設けられているLCD(図示せず)に表示される。なお、LCDには、通常の時計モードの設定中では、図外の時計部からCPU4へ送られた現在時刻が表示され、GPSモードの設定中では衛星の位置及び受信状況データを表示し、さらに位置が確定するとGPS処理部3により計測された現在位置の緯度経度等が表示される。
前記GPSモードとしては、通常計測、連続計測、間欠計測の3つの位置計測モードが用意されている。通常計測は、使用者の操作に応じて位置計測を開始し、使用者が終了操作を行うことにより計測を終了し、かつ終了操作がなくとも位置確定後にエフェメリスが取得できた時点で、消費電力を抑えるため直ちに計測を終了するモードである。連続計測は、一定間隔で位置計測を継続して行い使用者による終了操作によって計測を終了するモードである。間欠計測は、非計測時においても衛星の補足時に各衛星電波との同期をとる同期カウンターだけは動作状態としておき、これにより計測操作後に直ちに計測ができるようにしたモードである。また、本実施の形態では、ナビゲーションモードが用意されており、かかるモードでは所望の地点を目的地や経由地として設定し記憶したり、現在地から設定した目的地までの距離等の計算が行えるようになっている。
前記GPS処理部3及びCPU4への電力供給は、電源(電池)を含む電源回路6によって行われている。CPU4は、RAM7をワーキングメモリとして使用しつつ、ROM8に格納されているプログラムに基づき動作し、GPS処理部3等の各部を制御する。前記RAM7にはCPU4の制御に際して各種データとともに前述した目的地等の位置データも記憶される。また、CPU4には、使用者が時計モードとGPSモードとの切り換え等の操作を行うための複数のスイッチが接続されたスイッチ入力部9と、衛星データ記憶部10、地図データ記憶部11、放音部12が接続されている。衛星データ記憶部10は、GPS処理部3により読み出されたり或いは更新されたりするエフェメリスやアルマナックを保存するEEPROM等の不揮発性メモリである。地図データ記憶部11は、地図データや測位系データ等の変更されないデータが格納されたROMである。放音部12は、CPU4の指令に基づき複数種の報知音を発生しかつ放音することにより、測位装置1の各種のアラーム機能を実現する。
次に、以上の構成からなる測位装置1の動作を、使用者が前述した通常計測を使用する場合を想定し、CPU4の制御処理手順を示す図2のフローチャートに従って説明する。すなわち、CPU4は、計測操作の有無を常時確認しており、計測操作があると(ステップSA1でYES)、衛星データ記憶部10に記憶されているエフェメリスが有効か否かを判別する(ステップSA2)。この判別は、当該エフェメリスを取得した時点からの経過時間が、通常使用可能な4時間以上を経過しているか否かによって行う。ここで、エフェメリスが無効であると判別すると、GPS処理部3による計測処理を開始する(ステップSA4)。計測処理においては、複数の衛星が補足できたら、C/Aコードを受信し現在位置を確定し、その数値データ等を表示回路5に送り表示する。計測処理を開始すると、使用者による終了操作がなければ、新たなエフェメリスが取得するまで計測処理を継続する(ステップSA6,SA5が共にNO)。そして、その間には(ステップSA6,SA1がNO,SA9でYES)、新たなエフェメリスが取得できたら、取得したエフェメリスを衛星データ記憶部10に記憶するとともに、その取得時刻をRAM7に記憶した後(ステップSA7)、GPS処理部3による計測処理を終了する(ステップSA8)。ここで、新たなエフェメリスの取得には計測処理を30秒以上継続する必要があるが、その間に使用者による終了操作があれば(ステップSA5でYES)、エフェメリスが取得途中であっても直ちに計測処理を終了するとともにGPS処理部3への通電を遮断し、ステップSA1へ戻る。
また、ステップSA2の判別結果がYESであって、位置計測時に記憶されているエフェメリスが有効であった場合には、それを衛星データ記憶部10から呼び出すとともに、それに基づく位置計測処理をGPS処理部3に開始させ(ステップSA4)、前述した処理を行う。かかる場合には、衛星の補足時間が短縮できるため、電波の受信状況が良ければ15秒程度で位置計測ができる。
一方、前述した位置計測を行っていないとき(ステップSA9がNO)、CPU4は以下に述べる確認報知処理を行う。かかる処理は必要に応じ使用者に対してエフェメリスの取得を促すための処理であって、まず、上記の必要性を前回確認してから1分を経過したか否かにより判断する(ステップSA10)。ここで、1分を経過していなければ直ちに前述したステップSA1へ戻り、1分を経過していれば、引き続きRAM7からエフェメリスの取得時刻を呼び出し(ステップSA11)、現在時刻との時間差つまりエフェメリスの取得からの経過時間を計算する(ステップSA12)。次に、経過時間が2時間を超えているか否かを判別する(ステップSA13)。かかる時間は、エフェメリスのデータとしての有効性が高く、現在記憶されているエフェメリスにより多くの衛星の位置が正確に反映されていると考えられる時間である。そして、前記経過時間が2時間を超え、かつ前回の報知時点から2分経過していた場合には(ステップSA13,SA14でYES)、放音部12によってアラーム音を発生させた後(ステップSA15)、ステップSA1へ戻る。なお、前述したステップSA10,SA13,SA14のいずれかの判別結果がNOであった場合には、直ちにステップSA1へ戻る。
つまり、ステップSA10〜SA15の確認報知処理においては、現在記憶されているエフェメリスの有効性を1分毎に確認するとともに、その有効性が低下していると考えられる間には、それをアラーム音によって2分毎を使用者に知らせる。これにより、使用者に対して、エフェメリスの有効期限が切れる以前に、電波の受信環境が良い場所で30秒以上連続して計測操作を行わせ、新たなエフェメリスを取得させることができる。よって、有効期限が切れる以前にエフェメリスの取得を行わせることにより、それ以後に使用者が現在位置を知りたいときや、前述した通常計測以外の計測を行うときには、位置計測に長時間を費やすことなく、それを直ちに知らせることができる確率が上がることとなる。つまり位置計測時間を定常的に短時間にすることが可能となる。特に、間欠計測にあっては、予め衛星電波との同期をとる同期カウンターが動作を継続中であり、カウンターのずれが許容範囲内であれば数秒以内での計測も可能であるため、前述した効果が大きい。
しかも、本実施の形態の形態においては、位置計測を行っている間には前述したステップSA10〜SA15の確認報知処理を省略し、アラーム音による報知を行わないようにしたことから、放音部12によるアラーム音の放音動作に伴い発生するノイズによってGPS処理部3の動作が影響を受けることがなく、位置計測を安定した状態で行うことができ、高い計測精度を維持することができる。
なお、本実施の形態においては、取得してからの経過時間が2時間を超えた時点から新たなエフェメリスの取得を促すようにしたが、エフェメリスは通常4時間以内であればデータとして使用可能であるため、例えば3時間を超えた時点からエフェメリスの取得を促すようにしてもよい。また、アラーム音に代えてライトの点滅や振動等の他の報知形態による報知を行わせる構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態にかかるCPU4の他の制御処理手順を示すフローチャートである。すなわち本実施の形態においては、ステップSB1〜SB14において、第1の実施の形態におけるステップSA1〜SA14までと同一の処理を行う。そして、続くステップSB15では、目的地として事前に設定された地点の位置データをRAM7から呼び出すとともに、それと直前に計測した現在位置から目的地までの距離を計算する。次に計算結果に基づき目的地までの所要時間を計算する(ステップSB16)。なおこの計算は、例えば目的地までの計算距離と、予め設定されている徒歩による標準的な移動速度とによって行う。しかる後、計算した所要時間が2時間を超えているときには(ステップSB17でNO)、小さなアラーム音によって前述した報知を行い(ステップSB18)、かつ2時間以下であったときには、大きなアラーム音によって前述した報知を行う(ステップSB19)。なお、事前に目的地が設定されていないときには、前述したステップSB15〜SB17の処理を省略し、直ちにステップSB18へ移行してステップSB1に戻る。
つまり、本実施の形態における確認報知処理においては、使用者と目的地との距離が近づき、その行程が2時間以内になると、前述したエフェメリスの取得を促すアラーム音の音量が「小」から「大」へと変化する。これにより、使用者にとって現在位置を知ることの重要性が増して、使用者による位置計測回数が多くなることが予想される状態、つまり位置計測が行われる確率が増した状態となったときには、エフェメリスの更新を強く促すことができ、エフェメリスの更新をより確実に行わせることができる。従って、第1の実施の形態に比べると、使用者が位置計測を行う確率が増した状態での位置計測時間のより確実な短縮化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、アラーム音の音量を変化させることによりエフェメリスの更新を強く促すようにしたが、例えば、目的地までの行程が2時間以内となる以前にはアラーム音による報知を行い、それ以後においては振動による報知に切り替えたり、アラーム音と振動の双方による報知に切り替えたりする等、他の方法によって報知形態を変化させる構成としてもよい。さらには、そうした変化を2段階以上に分けて行う構成としてもよい。また、報知形態の変化を目的地まで近づいたことにより行う場合を説明したが、経由地が設定されている場合には、経由地まで近づいたときにも同様に報知形態を変化させることが好ましい。また、本実施の形態では目的地までの距離に基づき判断した所要時間が2時間以内か否かに基づき、前述したように報知形態を変化させるようにしたが、目的地までの距離のみに基づき報知形態を変化させるようにしてもよい。
なお、以上説明した実施の形態では、位置計測が開始されると最新のエフェメリスが取得できるまで計測動作を継続するものを示したが、最新のエフェメリスを取得することなく現在位置が確定した時点で直ちに位置計測を終了する構成であっても、同様の効果が得られる。
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3の実施の形態にかかるCPU4の他の制御処理手順を示すフローチャートである。すなわち本実施の形態においても、CPU4は計測操作の有無を常時確認しており(ステップSC1)、計測操作があると(ステップSC1でYES)、エフェメリスが有効か否かを判別し(ステップSC2)、それが無効であれば、直ちに第1の実施の形態で既説したGPS処理部3による計測処理を開始する(ステップSC4)。かかる場合には、続くステップSC5の判別結果はNOとなるためステップSC10へ進んだ後、第1及び第2の実施の形態と同様、使用者による終了操作がなければ、新たなエフェメリスが取得できるまで計測処理を継続するとともに(ステップSC10,SC11が共にNO)、その間に、新たなエフェメリスが取得できたら(ステップSC11でYES)、それを衛星データ記憶部10に、かつ取得時刻をRAM7に記憶した後(ステップSC12)、位置計測処理を終了する(ステップSC13)。なお、位置計測中に終了操作があったときには(ステップSC10でYES)、ステップSC14がNOとなり、直ちに位置計測を終了する。そして、位置計測を行っていない間には、ステップSC17〜SC22において第1の実施の形態で説明したステップSA10〜SA15と同一の確認報知処理を行う。
一方、ステップSC2の判別結果がYESであって、エフェメリスが有効であったときには、記憶されているエフェメリスを呼び出した後(ステップSC3)、それをGPS処理部3へ送り計測処理を開始する(ステップSC4)。これは、旧エフェメリス(過去に取得したエフェメリス)を使用した計測であるため、続くステップSC5の判別結果がYESとなり、引き続き、使用しているエフェメリスが取得された時刻をRAM7から呼び出し(ステップSC6)、それと現在時刻との時間差つまりエフェメリスを取得してからの経過時間を計算する(ステップSC7)。次に、経過時間が2時間を超えているか否かを判別し(ステップSC8)、超えていなければ直ちにステップSC10へ進み、前述した処理を繰り返して計測処理を継続する。ここで、かかる計測中(前述したように、電波の受信状態が良い場合で約15秒間)において、エフェメリスを取得してからの経過時間が2時間を超えると(ステップSC8でYES)、使用者にエフェメリスの再取得を促す再取得マークを表示回路5に設けられているLCD(図示せず)に表示する(ステップSC9)。
つまり位置計測途中にエフェメリスを取得すべき時期が到来したときには、直ちにそれを使用者に知らせることによって、電波の受信状況が良好であると考えられる場所(=現在位置計測を行っている場所)での計測中に、そのまま使用者にエフェメリスの再取得操作(30秒以上の連続した位置計測)を促すことができる。これにより、エフェメリスの再取得のためだけに、使用者を立ち止まらせたり、電波の受信環境がよい場所に移動させたりするといった事態を極力なくすことができる。よって、使用者にかかる負担を極力増加させることなく、位置計測時間の定常的な短縮化を図ることができる。
また、ステップSC9で再取得マークを表示した後においては、使用者により終了操作が行われた場合であっても(ステップSC10でYES)、所定の確認操作が行われなければ(ステップSC14でYES、ステップSC15でNO)、ステップSC11へ進み新たなエフェメリスが取得できるまで計測処理を続行する。そして、所定の確認操作が行われたら(ステップSC15でYES)、前記再取得マークを消すとともに位置計測処理を終了する(ステップSC13)。つまり、使用者にあっては、位置計測途中においてエフェメリスを取得すべき時期が到来すると、位置計測を終了させるとき2回の操作を要求されることとなる。従って、より一層確実に、位置計測時間の定常的な短縮化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、位置計測を行っていない間には、第1の実施の形態と同一の確認報知処理を行う場合を示したが、それを第2の実施の形態で説明した確認報知処理に代えても構わない。
本発明の実施の形態を示す測位装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるCPU4の制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるCPU4の制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかるCPU4の制御処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3 GPS処理部
4 CPU
7 RAM
8 ROM
10 衛星データ記憶部

Claims (6)

  1. 衛星からの電波を受信し現在位置を計測する測位手段と、前記電波から取得されるとともに前記測位手段による現在位置の計測に使用されるエフェメリス情報を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されているエフェメリス情報が取得されてからの経過時間を判断する判断手段と、
    使用者にエフェメリス情報の取得の必要性を報知する報知手段と、
    前記判断手段により判断された経過時間が所定の有効時間を超えることに伴い、前記報知手段に前記必要性の報知を行わせる制御手段と
    を備えたことを特徴とする測位装置。
  2. 前記制御手段は、前記経過時間が前記有効時間を超えている間、一定時間毎に前記報知手段に前記必要性の報知を行わせることを特徴とする請求項1記載の測位装置。
  3. 前記制御手段は、前記測位手段による現在位置の計測中における前記報知手段による前記報知手段による前記必要性の報知を中断することを特徴とする請求項1記載の測位装置。
  4. さらに、指定された目的地点を記憶する目的地点記憶手段を備え、前記制御手段は、前記測位手段により計測された現在位置から前記記憶手段に記憶された目的地点までの距離が所定の距離以下となることに伴い、前記報知手段の報知形態を変化させることを特徴とする請求項1,2又は3記載の測位装置。
  5. 前記測位手段による現在位置の計測中に、前記判断手段により判断された経過時間が前記有効時間を超えることに伴い使用者にエフェメリス情報の取得を促す催促手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の測位装置。
  6. 前記測位手段はエフェメリス情報を取得する取得手段を含み、前記制御手段は、前記判断手段により判断された経過時間が前記有効時間を超えることに伴い、使用者による所定の確認操作が行われるまで、前記測位手段に現在位置の計測動作を継続させることを特徴とする請求項5記載の測位装置。
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