JP2008189884A - 水性被覆材および塗装物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共重合体と、シリカ粒子と、ポリオキシアルキレンアリールエーテルの硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルの硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアリールエーテルの硫酸エステル塩のホルマリン縮合物、およびポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルの硫酸エステル塩のホルマリン縮合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアニオン系界面活性剤と、ノニオン系界面活性剤とを含有し、シリカ粒子の量が共重合体100質量部に対して0.5〜20質量部であり、ゼータ電位絶対値が33mV以上58mV以下である水性被覆材を用いる。
【選択図】なし
Description
(i)塗膜の硬度を高くする(樹脂のガラス転移温度(Tg)を高くする)方法。
(ii)塗膜表面を親水化し、雨水で汚染物質を洗い流す自浄作用を付与する方法。
(iii)塗膜の帯電性を制御して、静電気による汚れの付着を抑える方法。
(ii)の方法としては、例えば、親水性を有する単量体単位を含む樹脂を用いる、界面活性剤等を添加する等の方法が挙げられる。しかし、親水性を有する単量体単位を含む樹脂は、耐候性が低いという問題がある。また、界面活性剤等を添加した場合、塗膜の耐水性が低下し、耐汚染性の効果の持続に問題がある。
(iii)の方法では、帯電防止剤の添加が塗膜の耐候性、耐水性に悪影響を及ぼし、効果の持続性にも問題がある。
(1)ビニルシランとアクリル系モノマーとの共重合体を含有する水性エマルションにコロイダルシリカを含有させた被覆組成物(特許文献1)。
(2)不飽和ビニルモノマーがポリオルガノシロキサンに対し10〜90質量部グラフト共重合されたポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体エマルション100質量部と、コロイダルシリカ1〜50質量部とを含有する難燃性塗材(特許文献2)。
(3)ポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体エマルション100質量部と、コロイダルシリカ1〜300重量部とを含有する水性被覆組成物(特許文献3)。
(4)セメント系材料の表面塗装において、下塗り、中塗り、上塗りの多層構成にして、それらの全てにシリケートまたはシリカゾルを配合し、積層塗膜の静電気滞留を防ぐことにより、静電気による汚れ付着を防止し、塗膜に耐汚染性を付与する方法(特許文献4、5等)。
(5)重合体を含む被覆成分と、平均粒子径60nm以下のコロイダルシリカ0.5〜20質量部と、少なくとも1種の特定の構造を有するアニオン系界面活性剤と、ノニオン系界面活性剤とを含有する水性被覆材(特許文献6)。
前記共重合体は、加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位を、共重合体100質量部に対して、0.1〜20質量部含有することが好ましい。
本発明の塗装物は、本発明の水性被覆材から得られる塗膜を有するものである。
本発明の塗装物は、塗膜の耐汚染性、透明性、耐候性、耐凍害性に優れる。
本発明の水性被覆材は、水と、共重合体と、シリカ粒子と、特定のアニオン系界面活性剤と、ノニオン系界面活性剤とを含有する水性被覆組成物である。
水性被覆材の固形分濃度は、通常、10〜80質量%である。
本発明の水性被覆材のゼータ電位絶対値は、33mV以上58mV以下であり、34mV以上がより好ましく、35mV以上がさらに好ましい。水性被覆材のゼータ電位絶対値が33mV以上であれば、水性被覆材に含まれる共重合体やシリカ粒子の間に働く粒子間反発力が大きくなり、貯蔵安定性が良好となる。水性被覆材のゼータ電位絶対値が58mV以下であれば、塗膜の耐汚染性(親水性、導電性)が得られる。
該測定に必要となる水性被覆材の固形分は、JIS K 5407−4−2001に従って測定する。水性被覆材の粒子径は、動的光散乱法等を利用した装置を用いて測定する。水性被覆材の真比重は、水性被覆材の嵩比重を測定し、該測定の過程で得られる比重瓶容量、比重瓶に入ったサンプル質量から、DT−1200に付属のソフトウエアを用いて算出する。
共重合体は、被膜形成成分であり、塗膜に成膜性、耐候性、耐水性、耐凍害性等を与える成分である。
アクリロイルオキシアルキルシラン類:γ−アクリロイルオキシエチルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシエチルトリエトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロイルオキシエチルメチルジクロロシラン、γ−アクリロイルオキシエチルトリクロロシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルメチルジクロロシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルトリクロロシラン等。
メタクリロイルオキシアルキルシラン類:γ−メタクリロイルオキシエチルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシエチルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシエチルメチルジクロロシラン、γ−メタクリロイルオキシエチルトリクロロシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメチルジクロロシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリクロロシラン等。
シクロアルキル(メタ)アクリレート類:シクロヘキシル(メタ)アクリレート、p−t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート等。
ヒドロキシル基含有ラジカル重合性単量体類:2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート等。
ポリオキシアルキレン基含有(メタ)アクリレート類:ヒドロキシポリエチレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシポリプロピレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ(ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ(ポリエチレンオキシド−プロピレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ(ポリエチレンオキシド−ポリテトラメチレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ(ポリエチレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ(ポリプロピレンオキシド−ポリテトラメチレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ(ポリプロピレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、ステアロキシポリエチレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、アリロキシポリエチレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリプロピレンオキシドモノ(メタ)アクリレート、オクトキシ(ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシ(ポリエチレンオキシド−プロピレンオキシド)モノ(メタ)アクリレート等。
ラクトン変性ヒドロキシル基含有ラジカル重合性単量体類。
アミノアルキル(メタ)アクリレート類:2−アミノエチル(メタ)アクリレート、2−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−アミノプロピル(メタ)アクリレート、2−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等。
アミド基含有重合性単量体:(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等。
多官能性(メタ)アクリレート類:エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等。
金属含有ラジカル重合性単量体:ジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛等。
耐紫外線基含有(メタ)アクリレート類:2−(2’−ヒドロキシ−5’−(メタ)アクリロキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、1−(メタ)アクリロイル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(メタ)アクリロイル−4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(メタ)アクリロイル−4−アミノ−4−シアノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン等。
他の(メタ)アクリル系単量体:ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートメチルクロライド塩、アリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート等。
アルデヒド基またはケト基に基づくカルボニル基含有単量体:アクロレイン、ダイアセトンアクリルアミド、ホルミルスチロール、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソブチルケトン、ピバリンアルデヒド、ジアセトン(メタ)アクリレート、アセトニトリルアクリレート、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレート等。
共役ジエン系単量体:1,3−ブタジエン、イソプレン、2−クロル−1,3―ブタジエン等。
カルボキシル基含有単量体:(メタ)アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、これらのハーフエステル、2−(メタ)アクリロキシエチルフタル酸、2−(メタ)アクリロキシエチルヘキサヒドロフタル酸等。
ラジカル重合性単量体:酢酸ビニル、塩化ビニル、エチレン、プロピオン酸ビニル等。
後述するグラフト交叉剤を有するシリコーンポリマー。
オキシラン基含有ラジカル重合性単量体:グリシジル(メタ)アクリレート等。
自己架橋性官能基含有ラジカル重合性単量体:N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド等のエチレン性不飽和アミドのアルキロールまたはアルコキシアルキル化合物等。
ジメチルジアルコキシシラン類:ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン等。
ジメチルシロキサン環状オリゴマー類:ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン、ジメチルサイクリックス(ジメチルシロキサン環状オリゴマー3〜7量体混合物)等。
その他:ジメチルジクロロシラン等。
重合体ブロック(A)の質量平均分子量は、10,000以上が好ましく、50,000以上がより好ましい。質量平均分子量が10,000以上であれば、十分な耐久性を有する塗膜が得られる。
これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シリカ粒子は、塗膜に親水性、制電性、硬さ、耐候性を与える成分である。また、塗膜に親水性、静電性を付与することにより、十分な耐汚染性を発揮させる成分である。
シリカ粒子の平均粒子径は、画像処理ソフトウエアを用い、シリカ粒子のTEM観察像からシリカ粒子の粒径をTEM観察像のスケールバーの長さと比較して10点算出し、これらの平均値とする。
SiR1 n+1(OR2)3−n ・・・(1)
(式中、R1は、水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基を示し、R2は、水素原子またはエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜10の炭化水素基を示し、nは0〜2の整数を示す。)
(i)共重合体の水性分散液に、コロイダルシリカおよびシラン化合物を添加し、室温から100℃の温度範囲で任意の時間攪拌する方法。
(ii)あらかじめコロイダルシリカおよびシラン化合物を室温から100℃の温度範囲で任意の時間攪拌することによって得られた、シラン化合物で表面処理されたシリカ粒子を、共重合体の水性分散液中に添加する方法。
(iii)塗膜を作製した後、塗膜最表層に偏在したシリカ粒子にシラン化合物を塗布し、室温から100℃の温度範囲で任意の時間加熱処理する方法。
特定のアニオン系界面活性剤およびノニオン系界面活性剤は、塗膜に耐汚染性を与える成分である。水性被覆材が、特定のアニオン系界面活性剤およびノニオン系界面活性剤を含有することにより、塗膜の最表層のシリカ粒子層を厚くすることができ、効率的かつ効果的に著しい親水性および制電性を有する塗膜を得ることができる。
水性被覆材には、コーティング材料として高度な性能を発現させるために、顔料、消泡剤、顔料分散剤、レベリング剤、たれ防止剤、艶消し剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、耐熱性向上剤、スリップ剤、防腐剤、可塑剤、造膜助剤等の各種添加剤;他のエマルション樹脂、水溶性樹脂、粘性制御剤、メラミン類等の硬化剤を添加してもよい。
炭素数5〜10の直鎖状、分岐状または環状の脂肪族アルコール類。
芳香族基を含有するアルコール類。
モノエーテル類:下記一般式(2)で示される(ポリ)エチレングリコールモノエーテルまたは(ポリ)プロピレングリコールモノエーテル等。
HO−(CH2CHXO)n−R3 ・・・(2)。
(式中、R3は、炭素数1〜10の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、Xは、水素原子またはメチル基を示し、nは、1〜5の整数を示す。)
R4COO−(CH2 CHXO)n−R5 ・・・(3)。
(式中、R4、R5は、炭素数1〜10の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、Xは、水素原子またはメチル基を示し、nは、1〜5の整数を示す。)
芳香族系有機溶剤:トルエン、キシレン等。
その他:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールのモノまたはジイソブチレート、3−メトキシブタノール、3−メトキシブタノールアセテート、3−メチル−3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノールアセテート等。
水性被覆材は、例えば、共重合体の水性分散液と、コロイダルシリカと、特定のアニオン系界面活性剤と、ノニオン系界面活性剤とを混合することにより調製される。
特定のアニオン系界面活性剤およびノニオン系界面活性剤は、共重合体の水性分散液の製造工程中に添加してもよく、共重合体の水性分散液の製造後、水性被覆材を調製する際に添加してもよい。
共重合体の水性分散液としては、乳化重合法により得られたエマルション、該エマルションを水で希釈したもの、溶液重合法により得られた共重合体の溶液を水で希釈し脱溶剤したもの、等が挙げられる。これらのうち、乳化重合により得られたエマルション、またはそれを水で希釈したものが好ましい。
共重合体の水性分散液のゼータ電位は、水性被覆材のゼータ電位と同様にして測定される。
界面活性剤としては、公知のアニオン系界面活性剤(前記特定のアニオン系界面活性剤を含む。)、カチオン系活性剤、ノニオン系界面活性剤、高分子乳化剤が挙げられる。また、界面活性剤成分中にラジカル重合性不飽和結合を持つ、いわゆる反応性乳化剤を用いてもよい。
過硫酸塩類:過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等。
油溶性アゾ化合物類:アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2−フェニルアゾ−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル等。
有機過酸化物類:過酸化ベンゾイル、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート等。
これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ラジカル重合開始剤の量は、通常、ラジカル重合性単量体の全量100質量部に対して、0.01〜10質量部であり、重合の進行、反応の制御を考慮に入れると、0.05〜5質量部が好ましい。
メルカプタン類:n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、n−ヘキシルメルカプタン等。
ハロゲン化合物:四塩化炭素、臭化エチレン等。
その他:α−メチルスチレンダイマー等。
連鎖移動剤の量は、通常、ラジカル重合性単量体の全量100質量部に対して、1質量部以下である。
加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位は、塗膜の耐汚染性、耐候性および耐水性を向上させるための成分であるが、その量が多い場合、耐凍害性を低下させる。したがって、少量で塗膜の耐汚染性、耐候性および耐水性を向上させることが好ましく、多層構造の粒子の最外層に加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位を導入することによりこの目的は達成できる。最外層に加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体を共重合させるためのラジカル重合開始剤としては、塗膜の耐汚染性、耐候性、耐水性の点から、水溶性アゾ化合物が好ましい。
コロイダルシリカは、分散媒中にシリカ粒子が分散したコロイド状の液体である。シリカ粒子にコロイダルシリカを用いることにより、水性被覆材中においてはシリカ粒子と共重合体の粒子とが分散安定性を保ち続け、塗膜の形成時には、共重合体の粒子間をシリカ粒子がすり抜けるように塗膜表面に浮上し、共重合体粒子を覆うように厚みをもってシリカ粒子膜を形成すると考えられる。
日産化学工業(株)製、商品名:スノーテックスOXS(SiO2固形分10質量%)、スノーテックスOS(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスO(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスO−40(SiO2固形分40質量%)、スノーテックスOL(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスOUP(SiO2固形分15質量%)等。
旭電化工業(株)製、商品名:アデライトAT−20Q(SiO2固形分20質量%)等。
触媒化成工業(株)製、商品名:カタロイドSN(SiO2固形分20質量%)等。
日本化学工業(株)製、商品名:シリカドール−20A(SiO2固形分20質量%)、シリカドール−20GA(SiO2固形分20質量%)等。
日産化学工業(株)製、商品名:スノーテックスXS(SiO2固形分20質量%)、スノーテックス20(SiO2固形分20質量%)、スノーテックス30(SiO2固形分30質量%)、スノーテックス40(SiO2固形分40質量%)、スノーテックス50(SiO2固形分50質量%)、スノーテックスC(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスN(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスN−40(SiO2固形分40質量%)、スノーテックスNS(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスNXS(SiO2固形分10質量%)、スノーテックスS(SiO2固形分30質量%)、スノーテックスCM(SiO2固形分30質量%)、スノーテックスUP(SiO2固形分20質量%)、スノーテックス20L(SiO2固形分20質量%)、スノーテックスXL(SiO2固形分40質量%)等。
旭電化工業(株)製、商品名:アデライトAT−20(SiO2固形分20質量%)、アデライトAT−20N(SiO2固形分20質量%)、アデライトAT−20A(SiO2固形分20質量%)、アデライトAT−30、アデライトAT−40、アデライトAT−50、アデライトAT−30A、アデライトAT−300、アデライトAT−300S等。
日本化学工業(株)製、商品名:シリカドール−20(SiO2固形分20質量%)、シリカドール−30(SiO2固形分30質量%)、シリカドール−40(SiO2固形分40質量%)、シリカドール−30S(SiO2固形分30質量%)、シリカドール−20AL(SiO2固形分20質量%)、シリカドール−20A(SiO2固形分20質量%)、シリカドール20B(SiO2固形分20質量%)、シリカドール−20G(SiO2固形分20質量%)、シリカドール−20GA(SiO2固形分20質量%)、アンモニウムシリケート(SiO2固形分40質量%)等。
日産化学工業(株)製、商品名:スノーテックスAK(SiO2固形分19質量%)等。
日本化学工業(株)製、商品名:シリカドール−20P(SiO2固形分20質量%)等。
これらコロイダルシリカは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の塗装物は、本発明の水性被覆材から得られる塗膜を有する物品である。
本発明の塗装物は、本発明の水性被覆材を基材等に塗布し、乾燥して、基材等上に塗膜を形成することによって製造される。
塗膜の評価等は、下記方法に従って実施した。
共重合体中の単量体単位の含有量は、熱分解ガスクロマトグラフ(ガスクロマトグラフ:Agilent Technologies製、熱分解装置:日本分析工業(株)製)、フーリエ変換赤外分光光度計(ニコレージャパン(株)製)等を用いて測定した。
DT−1200(Dispersion Technology製)を用い、水性被覆材のゼータ電位、および共重合体の水分散液のゼータ電位を測定し、絶対値を求めた。
リン酸亜鉛処理鋼鈑(ボンデライト#100処理鋼鈑、板厚0.8mm、縦150mm×横70mm)に、40℃の雰囲気下で水性被覆材をバーコーター#60にて塗布し、130℃で5分間乾燥した。その後、室温で1日間乾燥したものを、水接触角、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性および耐候性の評価用試験板とした。
ポリエチレンテレフタレートフィルムに、40℃の雰囲気下で水性塗料組成物をバーコーター#60にて塗布し、130℃で5分間乾燥した。その後、室温で1日間乾燥したものを、制電性の評価用試験板とした。
ガラス板に、40℃の雰囲気下で水性被覆材を4MILアプリケーターにて塗布し、130℃で5分間乾燥し、評価用試験板を得た。
リン酸亜鉛処理鋼鈑(ボンデライト#100処理鋼鈑、板厚0.8mm、縦300mm×横100mm)に、中塗りとしてダイヤナールLX−2011(商品名、三菱レイヨン(株)製)を用いた白エナメル塗料(PWC(顔料含有比率)=40質量%)を、乾燥膜厚が50μmになるように室温にてスプレーコートし、130℃で5分間乾燥した。ついで、水性被覆材を乾燥膜厚が30μmになるように室温にてスプレーコートし、130℃で5分間乾燥した後、室温で1日間乾燥したものを、耐屋外曝露汚染性の評価用試験板とした。
石膏スラグパーライト板(厚さ12mm)に、シーラーとしてダイヤナールLX−1010(商品名、三菱レイヨン(株)製)を用いた白エナメル塗料(PWC=40質量%)を、塗着量が90〜100g/m2(ウエット質量)となるように室温にてスプレーコートし、130℃で5分間乾燥した。ついで、中塗りとしてダイヤナールLX−2011(商品名、三菱レイヨン(株)製)を用いた白エナメル塗料(PWC=40質量%)を、塗着量が90〜100g/m2(ウエット質量)となるように室温にてスプレーコートし、130℃で5分間乾燥した。ついで、水性被覆材を、塗着量が50〜60g/m2(ウエット質量)となるように室温にてスプレーコートし、130℃で5分間乾燥した後、室温で1日間乾燥したものを、耐凍害性の評価用試験板とした。
CA−X150型FACE接触角計(協和界面科学(株)製)を用い、評価用試験板の塗膜に0.4μL(画面上目盛りで3目盛り)の水滴を滴下し、30秒経過後の水接触角を測定した。
評価用試験板を、STATIC HONES TMETER S−5109(シシド静電気(株)製)に取り付け、JIS L 1094に示される半減期測定を行い、下記基準で判定した。この際、プラス10kVの印加を30秒行った後、印加を止め、ターンテーブルを回転させたまま印加開始より180秒間測定した。
「◎」:30秒未満。
「○」:30秒以上、90秒未満。
「△」:90秒以上、180秒未満。
「×」:180秒以上。
評価用試験板の塗膜に霧吹きにて水を噴霧した直後に、スポイトを用いて、石油ベンジン中にカーボンMA100(三菱化学(株)製)を10質量%含むカーボン溶液を垂らし、5秒後に水道水にて洗い流した。カーボン溶液を垂らした部分について、カーボンの塗膜への付着程度を目視にて観測し、下記基準で判定した。
「◎」:全く付着無し。
「○」:部分的にわずかに付着。
「△」:全面に薄く付着。
「×」:全面に濃く付着。
マヨネーズ瓶に封入した水性被覆材を50℃の温水に15日間浸漬した後、室温に戻してから評価用試験板を作製した。評価用試験板の塗膜の水接触角を測定し、下記基準で判定した。
「◎」:貯蔵安定性試験前の塗膜の水接触角と比較し、測定値の上昇が10°未満。
「○」:貯蔵安定性試験前の塗膜の水接触角と比較し、測定値の上昇が10°以上15°未満。
「△」:貯蔵安定性試験前の塗膜の水接触角と比較し、測定値の上昇が15°以上30°未満。
「×」:貯蔵安定性試験前の塗膜の水接触角と比較し、測定値の上昇が30°以上。
評価用試験板の塗膜の透明性を目視にて観測し、下記基準で判定した。
「○」:透明。
「△」:半透明。
「×」:白濁。
評価用試験板を上方から3分の1の長さのところで、内角が135度になるように折り曲げ、該試験板を三菱レイヨン(株)豊橋事業所内(豊橋市牛川通)で南面に向かせ、面積が広い面(垂直面)を垂直にし、さらに面積の狭い面(上部面)が上部になるように設置し、2006年5月〜10月の6ヶ月間曝露したのち、上部面における塗膜の曝露前後の白さの差ΔLを色差計により測定し、垂直面における雨筋汚れの有無を目視にて評価した。判定基準を下記に示す。
(上部面における曝露前後の白さの差ΔL)
「◎」:2.5未満。
「○」:2.5以上、5.0未満。
「△」:5.0以上、7.5未満。
「×」:7.5以上。
(垂直面の雨筋汚れの有無)
「◎」:雨筋汚染なし。
「○」:わずかに雨筋汚染が見られる。
「×」:明らかに雨筋汚染が見られる。
評価用試験板から70mm×50mmの大きさの試験板を切り取り、該試験板をダイプラ・メタルウエザーKU−R4−W型(ダイプラ・ウィンテス(株)社製)に入れ、試験サイクル:照射4時間(噴霧5秒/15分)/結露4時間、UV強度:85mW/cm2、ブラックパネル温度:照射時63℃/結露時30℃、湿度:照射時50%RH/結露時96%RHの条件で耐候性試験を行った。600時間経過後の塗膜の60゜グロスの保持率を耐候性の指標とし、下記基準で判定した。
「◎」:80%以上。
「○」:70%以上、80%未満。
「△」:60%以上、70%未満。
「×」:60%未満。
ASTM−C666A法によって測定(200サイクル)し、下記基準で判定した。
「◎」:クラック、光沢変化なし。
「○」:クラックないが、光沢やや低下。
「△」:軽微なクラック発生。
「×」:著しいクラック発生。
ポリオルガノシロキサンの水分散液の調製:
環状ジメチルシロキサンオリゴマー3〜7量体混合物95質量部と、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン5質量部、脱イオン水250質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.4質量部およびドデシルベンゼンスルホン酸0.4質量部からなる組成物を、ホモミキサーで予備混合し、圧力式ホモジナイザーを用いて200kg/cm2の圧力で強制乳化して、原料プレエマルションを得た。
攪拌機、還流冷却管、温度制御装置、滴下ポンプを備えたフラスコに、脱イオン水80質量部、ニューコール707SF(商品名、日本乳化剤(株)製、アニオン系界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルの硫酸エステル塩(化審法官報公示名称:ポリオキシアルキレン(C=2〜3)アルキル(C=1,8,9)(モノ〜ペンタ)スチリル−フェニルエーテルの硫酸エステル))2.5質量部(固形分0.75質量部)、SiEmの4質量部(固形分0.9質量部)および表1の「1段目(内層)」に示す、共重合体の構成成分であるラジカル重合性単量体の混合物を仕込んだ。フラスコの内温を50℃に昇温した後、過硫酸アンモニウム0.15質量部/脱イオン水1質量部の開始剤水溶液を添加し、さらに亜硫酸水素ナトリウム0.05質量部/脱イオン水1質量部の還元剤水溶液を添加した。重合発熱によるピークトップ温度を確認した後、フラスコの内温を65℃に保持し、前記還元剤水溶液の添加1時間後にエマルゲン1150S−70(商品名、花王(株)製、ノニオン系界面活性剤)0.5質量部(固形分0.3質量部)/脱イオン水0.5質量部の界面活性剤水溶液を添加した。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表1に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表1に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表1に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表1に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表1に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表2に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表2に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表2に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表2に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表2に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表2に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
ノニオン系界面活性剤の量を表2に示す量に変更した以外は、実施例1と同様にして共重合体の水性分散液を得た。加水分解性シリル基含有ラジカル重合性単量体に由来する単位の含有量は、共重合体(固形分)100質量部に対して2.05質量部であった。共重合体の水性分散液のゼータ電位を測定した。結果を表2に示す。
得られた水性被覆材のゼータ電位を測定した。結果を表2に示す。
さらに、水性被覆材を用いて塗膜を形成し、水接触角、制電性、耐カーボン汚染性、貯蔵安定性、透明性、耐屋外曝露汚染性、耐候性、耐凍害性の評価を行った。結果を表3に示す。
「MMA」:メチルメタクリレート、
「2−HEMA」:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
「EDMA」:エチレンジメタクリレート、
「n−BA」:n−ブチルアクリレート、
「SZ−6030」:γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、
「MAA」:メタクリル酸、
「n−BMA」:n−ブチルメタクリレート、
「ZM−84」:不飽和脂肪酸ヒドロキシアルキルエステル修飾ε−カプロラクトン(ε−カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、
Claims (2)
- 共重合体と、
シリカ粒子と、
ポリオキシアルキレンアリールエーテルの硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルの硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアリールエーテルの硫酸エステル塩のホルマリン縮合物、およびポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルの硫酸エステル塩のホルマリン縮合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアニオン系界面活性剤と、
ノニオン系界面活性剤とを含有する水性被覆材であり、
前記シリカ粒子の量が、前記共重合体100質量部に対して0.5〜20質量部であり、
水性被覆材のゼータ電位絶対値が、33mV以上58mV以下である、水性被覆材。 - 請求項1に記載の水性被覆材から得られる塗膜を有する、塗装物。
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