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JP2008110909A - 残余生コンクリートの処理方法 - Google Patents

残余生コンクリートの処理方法 Download PDF

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JP2008110909A JP2006322578A JP2006322578A JP2008110909A JP 2008110909 A JP2008110909 A JP 2008110909A JP 2006322578 A JP2006322578 A JP 2006322578A JP 2006322578 A JP2006322578 A JP 2006322578A JP 2008110909 A JP2008110909 A JP 2008110909A
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Abstract

【課題】
残余生コンクリートである戻り生コンクリートや生コンクリートスラッジに、乾燥原料である乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末を混合攪拌させて残余生コンクリート中の水分を乾燥原料に付着吸水させることによって残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得て、この混合原料を骨材と微粉末とに分級させることにより、分離回収が容易で、再利用可能な骨材と微粉末を得ることができる残余生コンクリートの処理技術の提供。
【解決手段】
残余生コンクリート(戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジ)に、乾燥原料(乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末)を混合攪拌させて残余生コンクリート中の水分を乾燥原料に付着吸水させた混合原料30を得る混合攪拌工程3と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程4を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを乾式処理によって骨材と微粉末とに分離回収させるようにした処理方法及びこの処理方法によって得られる再生セメント並びにコンクリート用骨材に関する。
生コンクリートは、通常アジテータトラック(生コンミキサー車)によって建築現場や土木現場に輸送され、荷下ろしされるが、場合によっては、生コンクリートが多量に残ったり、荷下ろしができなかったりして、そのまま持ち帰ることがある。
このようにして残った戻り生コンクリートの処理方法として、戻り生コンクリートを固化させた後、破砕機で破砕し、その破砕後のコンクリートを路盤材として再使用するものが知られている(特許文献1参照)。
このように、戻り生コンクリートを固化させるものは、戻り生コンクリートに含まれた骨材を回収しない技術であり、骨材のリサイクルができないという問題がある。
又、従来、戻り生コンクリートから骨材を回収する技術として、戻り生コンクリートを水洗処理して骨材を取り出すようにした湿式処理のものが知られている(特許文献2参照)。
このように、戻り生コンクリートを湿式処理して骨材を取り出すものでは、水洗処理を行なう必要があるため、その処理に手間がかかるし、処理装置が大掛かりになるという問題があった。
又、アジテータトラック(生コンミキサー車)の水洗や生コン工場等の洗浄に伴い発生する生コンクリートスラッジは、これを廃棄物として処理しており、その廃棄処理に多くの手間とコストがかかるという問題があった。
特許公開2001−327805号公報 特許公開平7−51592号公報
本発明は、流動性を有する残余生コンクリートである戻り生コンクリートや生コンクリートスラッジを被処理原料とし、この被処理原料に乾燥原料(乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末)を混合攪拌させて残余生コンクリート中の水分を乾燥原料に付着吸水させることによって残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得て、この混合原料を骨材と微粉末とに分級させることにより、分離回収が容易で、再利用可能な骨材と微粉末を得ることができるようにした残余生コンクリートの処理方法及びこの処理方法によって得られる再生セメント並びにコンクリート用骨材を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)の残余生コンクリートの処理方法は、
残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを被処理原料とし、乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末を乾燥原料とし、前記被処理原料に乾燥原料を混合攪拌させて被処理原料中の水分を前記乾燥原料に付着吸水させた混合原料を得る混合攪拌工程と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程を備えている構成とした。
本発明(請求項2)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記乾燥原料としての乾燥骨材が、乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材である構成とした。
本発明(請求項3)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1又は2記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記乾燥原料としての乾燥微粉末が、乾燥セメント、乾燥混合セメント、乾燥生コンスラッジ粉、乾燥フライアッシュ粉の中の何れか一種又は複数種の組み合わせである構成とした。
本発明(請求項4)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜3のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合原料を一時的に貯留させたのち分級工程に送るように構成した。
本発明(請求項5)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜4のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理して再生セメントを得るように構成させた。
本発明(請求項6)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜5のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせるように構成した。
本発明(請求項7)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜6のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合原料の一部又は全部を分級工程で分級する前に混合攪拌工程にリターンさせるように構成した。
本発明(請求項8)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜7のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記分級工程を経て得た骨材の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせるように構成した。
本発明(請求項9)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜8のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記分級工程を経て得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得るように構成した。
本発明(請求項10)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜9のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程において、原料に風を当てるように送風する構成とした。
又、本発明(請求項11)の再生セメントは、
請求項5記載の残余生コンクリートの処理方法によって得たものである。
又、本発明(請求項12)のコンクリート用骨材は、
請求項9記載の残余生コンクリートの処理方法によって得たものである。
本発明の残余生コンクリートの処理方法(請求項1)では、被処理原料、即ち残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジ中の水分が乾燥原料に付着吸水されるため、残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得ることができる。
これにより以後の分級工程を乾式によって行なうことができるため、分級手間を軽減させると共に、分級装置を簡単にすることができる。
又、混合攪拌工程で回収された微粉末には、残余生コンクリート中のセメント分が含まれているため、これを再生セメントとして有効に再利用することができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合原料を分級させる前に、この混合原料を一時的に貯留させるようにしてもよい(請求項4)。
このように、混合原料の貯留時間を設けると、乾燥原料による確実な付着吸水を行なわせることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生する微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理することができる(請求項5)。
残余生コンクリートにはセメントが含まれており、従って、混合攪拌工程や分級工程で回収した微粉末にはセメントが含まれているため、この微粉末をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理すれば、セメントとして再生させることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、分級する前の混合原料の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程にリターンさせることができる(請求項7)。
このように分級前の混合原料を乾燥原料としてリターンさせると、混合原料の品質を向上させることができる。
本発明において、混合攪拌工程及び/又は分級工程で回収した微粉末の一部又は全部、分級工程を経て得た骨材の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程にリターンさせることができる(請求項6、請求項8)。
このように混合攪拌工程や分級工程で回収した微粉末、分級工程を経て得た骨材を乾燥原料として混合攪拌工程にリターンさせると、混合原料の品質を向上させることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、分級して得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得ることができる(請求項9)。
乾燥原料として微粉末のみを用いた場合は、回収した骨材は、残余生コンクリートに含まれていた骨材のみであり、ほぼバージン骨材に近いコンクリート用骨材として使用できる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合攪拌工程及び/又は分級工程において、送風により原料に対して風(熱風でもよい)を吹き当てることができる(請求項10)。
このように、原料に対して風(熱風)を吹き当てると、この原料の乾燥を促進させることができ、混合原料をより一層パラパラ状態にさせることができる。
なお、混合原料は含有するセメントが発熱することによっても乾燥が促される。
図1は本発明の残余生コンクリートの処理方法の第1実施例を示す流れ図である。
この処理方法は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート1を被処理原料とし、乾燥骨材である乾燥砕石骨材2aを乾燥原料とし、前記乾燥砕石骨材2aを戻り生コンクリート1に混合させた例である。
前記戻り生コンクリート1は、砕石(粗骨材)、砂(細骨材)、セメント、水が所定に設計された割合で配合された生コンクリートであり、アジテータトラックによって建築現場や土木現場に運搬されるものであるが、事情によって現場で荷下ろしされずに、そのまま持ち帰ったものである。
なお、戻り生コンクリート1としては、セメントの種類に特別な制限はなく、ポルトランドセメント系、混合セメント系等、JISに定める各種セメント及びJIS規定以外の特殊セメントを使用することができる。
なお、被処理原料としては、戻り生コンクリート1のほか、残余生コンクリートである生コンクリートスラッジ、戻り生コンクリート1と生コンクリートスラッジとの混合物を用いることができる。
生コンクリートスラッジは、アジテータトラック(生コンミキサー車)の水洗や生コン工場等の洗浄に伴い発生する生コンクリートのカスであり、砕石微粉末、セメント、多量の水の混合物である。
なお、前記乾燥骨材としては、乾燥砕石骨材2a及び/又は乾燥スラグ骨材を使用できるもので、残余生コンクリート中の水分を付着吸水するためのものであり、表乾状態や絶乾状態のものを使用する。
前記乾燥砕石骨材2aとしてはバージン骨材及び/又は再生骨材を用いることができるし、乾燥スラグ骨材としては高炉スラグ骨材及び/又はゴミ溶融スラグ骨材を用いることができる。この高炉スラグ骨材及び/又はゴミ溶融スラグ骨材は、溶融スラグ塊を水中で急冷させることで破砕させ、整粒かつ乾燥させて得たものである。
実施例では、粒径が篩い目寸法40mmアンダーの乾燥砕石骨材2aを乾燥原料として用いている。これに限らず、篩い目寸法25mmアンダー、篩い目寸法20mmアンダー等、粒径に制限はないが、通常25mmアンダー〜40mmアンダー程度が適当と考える。
混合攪拌工程3では前記戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aを混合攪拌して混合原料30を得る。
この場合の配合割合は、戻り生コンクリート1の水分量に応じて乾燥砕石骨材2aの混合量を決定するもので、混合攪拌工程3を経た混合骨材30が表面水5%以下になるように調整するのが適当と考える。
混合攪拌工程3での混合攪拌装置としては、例えば、横型のロータリドラム内にロータを偏心して設け、投入した原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)をロータリドラムとロータとを逆回転させてながら混合攪拌させるようにした装置(例えば、新六精機株式会社製:ハリケーン)を用いることができる。
このほか、混合攪拌装置として、横型回転円筒ドラムの内面に持ち上げ板を突設させ、この横型回転円筒ドラムの内部に原料を投入させた状態で横型回転円筒ドラムを回転させることにより原料を混合攪拌させるようにした装置を用いることができる。この場合、持ち上げ板によって原料が上方に持ち上げられ、そこから落下するため効率よく混合攪拌することができる。
この場合、前記横型回転円筒ドラムの終端に円筒状篩い器(トロンメル)を一体に連結させると、横型回転円筒ドラムに投入した原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)を、この横型回転円筒ドラムにより混合攪拌して混合原料30を得ると共に、この混合原料30を円筒状篩い器によって引き続き連続して分級することができる。
このように混合攪拌工程3に引き続き連続して分級工程4を設ける構成についても本発明に含まれるもので、この場合には、作業能率を向上できる。
又、原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)をスクリューコンベアによって搬送させるように構成することができる。このスクリューコンベア内では原料が搬送されると同時に混合攪拌されるもので、このようなスクリューコンベアを本発明の混合攪拌工程における混合攪拌装置として用いることができる。
その他、混合攪拌装置としてバーマック等を用いることができるもので、本発明の混合攪拌工程3で用いる混合攪拌装置としては、前記した装置に限らず、要は、残余生コンクリート(戻り生コンクリート1)と乾燥原料(乾燥砕石骨材2a)を混ぜ合わせることで乾燥原料に残余生コンクリート中の水分を付着吸水させて、混合原料30をパラパラの状態にさせる処理を行なうことができる装置であれば、バッチ式、連続式を問わず用いることができる。
なお、前記混合攪拌は、1回だけでもよいし、2回以上の複数回行なってもよく、乾燥原料に残余生コンクリート中の水分を付着吸水させることで必要とする水分分散度合いにさせるように、その回数、時間、強さを設定する。
混合攪拌を複数回行なう場合には同じ装置を複数回用いてもよいし、異なる装置を用いてもよい。例えば、原料を横型回転円筒ドラムによって混合攪拌させた後、スクリューコンベアによって分級工程に搬送させるように形成すると、横型回転円筒ドラムとスクリューコンベアによって混合攪拌を2回(複数回)行なうことができる。
次に、上記のようにして得た混合原料30を分級工程4で分級させることになるが、この分級工程4の前で混合原料30を一時的に貯留(ストック)5させるのが好ましい。
戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aを混合攪拌させると、戻り生コンクリート1の水分が乾燥砕石骨材2aによって付着吸水され、セメントの固化反応ができなくなる。
これにより、戻り生コンクリート1の流動性がなくなり、いわゆるパラパラ状態の混合原料30を得ることができる。
この場合、乾燥砕石骨材2aの配合量が多いと(例えば、戻り生コンクリート:乾燥砕石骨材=1:2)、迅速かつ確実な付着吸水が行なわれるが、乾燥砕石骨材2aの配合量が少ないと(例えば、戻り生コンクリート:乾燥砕石骨材=1:1)、付着吸水に時間がかかるもので、このような時には混合原料30を一時的に貯留5させ、付着吸水を十分に行なわせてから混合原料30を分級させるのが好ましい。
又、作業工程の都合で、混合原料30を一時的に貯留させる場合もあり、このような貯留についても本発明で言う貯留5に含めるものとする。
なお、貯留時間としては、戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aとの配合比に応じて設定されるが、通常は3時間以上と考える。
分級工程4では、混合原料30を骨材と微粉末とに分級させるものである。
この実施例では、篩い目寸法0.15mm以下の微粉末40と、篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41と、篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42と、篩い目寸法20mmオーバーの粗骨材43に分級している。
前記微粉末40は、バグフィルタ等の集塵機49によって回収できるもので、このような集塵機49による回収についても本発明で言う分級工程4での分級に含めるものとする。
又、前記分級工程4では、混合原料30を乾燥させる目的と、微粉末40を飛散させる目的で、分級装置内に風(熱風でもよい)を吹き込む送風44を行なうように形成されている。
前記篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41は、コンクリート用細骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42は、コンクリート用粗骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
又、上記のようにして分級して得た細骨材41及び/又は粗骨材42の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターンさせることができる。
又、分級して得た微粉末40についても、その一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターンさせることができる。
このように分級して得た骨材41,42や微粉末40を混合攪拌工程3にリターンさせると、混合原料30の品質を向上させることができるし、又、戻り生コンクリート1に混合させる乾燥原料(乾燥砕石骨材2a)の使用量を減少させることができる。
又、微粉末40は、これをそのままで再生セメントやセメント増量材として用いることができるし、又、回収した微粉末40を焼処理40a(例えば、800℃程度)して再生セメント40cを得ることができる。
又、微粉末40をボールミル等で粉砕40bさせることでも再生セメント40cを得ることができるもので、この際、焼処理40aしたのち粉砕40bさせてもよい。
又、前記混合攪拌工程3においても、その混合攪拌によって発生する微粉末8をバグフィルタ等によって回収し、その回収した微粉末8を焼処理81するようにしている。
このように、回収した微粉末8を焼処理81(例えば、800℃程度)すれば、再生セメント83を得ることができる。
又、微粉末8をボールミル等で粉砕82させることでも再生セメント83を得ることができるもので、この際、焼処理81したのち粉砕82させてもよい。
なお、回収した微粉末8をそのままで再生セメントやセメント増量材として用いてもよい。
又、回収した微粉末8の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターンさせることもできる。
また、混合攪拌工程3で得た混合原料30は、これを分級工程4で骨材と微粉末とに分級させる以外に、分級工程4で分級させる前にその一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターンさせることができる。
このように混合原料30をリターンさせると、品質を向上させることができるし、又、戻り生コンクリート1に混合させる乾燥砕石骨材2aの使用量を減少させることができる。
又、混合攪拌工程3において混合原料30を得るときの混合攪拌に際し、風(熱風でもよい)を送風31させることができる。
この送風31によって原料に対して風が当たることから乾燥が促進され、混合原料30をより一層パラパラ状態にさせることができる。
なお、送風31及び前記送風44には集塵機49の排気を利用している。
図2は本発明の残余生コンクリートの処理方法の第2実施例を示す流れ図である。
この処理方法は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート1を被処理原料とし、乾燥微粉末である乾燥生コンスラッジ粉2bを乾燥原料とし、前記乾燥生コンスラッジ粉2bを戻り生コンクリート1に混合させた例である。
なお、この第2実施例を説明するにあたり、前記第1実施例と異なる点について説明する。
乾燥原料として用いる乾燥生コンスラッジ粉2bは、生コンスラッジを乾燥させて得たもので、砕石微粉末、セメントを含んでいる。
乾燥原料としては、このほか、乾燥セメント、乾燥混合セメント、乾燥フライアッシュの中の何れか一種又は複数種を組み合わせて用いることができるもので、この乾燥原料として用いる乾燥微粉末は、残余生コンクリート中の水分を付着吸水するためのものであり、表乾状態又は絶乾状態のものを使用する。
一般に、微粉末とは、篩い目寸法0.074mm以下のものや0.15mm以下のものを言うが、このような寸法を外れたものが若干量含まれていたとしても、微粉末が大部分を占めるものについては、本発明で言う微粉末に含めるものである。
そして、混合攪拌工程3では、前記戻り生コンクリート1と乾燥生コンスラッジ粉2bを混合攪拌して混合原料30を得る。
そして、分級工程4では、この混合原料30を骨材と微粉末とに分級させるものである。
この実施例では、篩い目寸法0.15mm以下の微粉末40と、篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41と、篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42とに分級している。
前記篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41は、コンクリート用細骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42は、コンクリート用粗骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
なお、第1実施例では乾燥原料として乾燥骨材(乾燥砕石骨材2a)を用いた例を示し、第2実施例では乾燥原料として乾燥微粉末(乾燥生コンスラッジ粉2b)を用いた例を示したが、乾燥骨材と乾燥微粉末を組み合わせて(混合して)乾燥原料として用いることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法の第1実施例を示す流れ図である。 本発明の残余生コンクリートの処理方法の第2実施例を示す流れ図である。
符号の説明
1 戻り生コンクリート
2a 乾燥砕石骨材(乾燥骨材)
2b 乾燥生コンスラッジ粉(乾燥微粉末)
3 混合攪拌工程
30 混合原料
31 送風
4 分級工程
40 微粉末
40a 焼処理
40b 粉砕
40c 再生セメント
41 細骨材
42 粗骨材
43 粗骨材
44 送風
49 集塵機
5 貯留
8 微粉末
81 焼処理
82 粉砕
83 再生セメント
本発明は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを乾式処理によって骨材と微粉末とに分離回収させるようにした残余生コンクリートの処理方法に関する。
生コンクリートは、通常アジテータトラック(生コンミキサー車)によって建築現場や土木現場に輸送され、荷下ろしされるが、場合によっては、生コンクリートが多量に残ったり、荷下ろしができなかったりして、そのまま持ち帰ることがある。
このようにして残った戻り生コンクリートの処理方法として、戻り生コンクリートを固化させた後、破砕機で破砕し、その破砕後のコンクリートを路盤材として再使用するものが知られている(特許文献1参照)。
このように、戻り生コンクリートを固化させるものは、戻り生コンクリートに含まれた骨材を回収しない技術であり、骨材のリサイクルができないという問題がある。
又、従来、戻り生コンクリートから骨材を回収する技術として、戻り生コンクリートを水洗処理して骨材を取り出すようにした湿式処理のものが知られている(特許文献2参照)。
このように、戻り生コンクリートを湿式処理して骨材を取り出すものでは、水洗処理を行なう必要があるため、その処理に手間がかかるし、処理装置が大掛かりになるという問題があった。
又、アジテータトラック(生コンミキサー車)の水洗や生コン工場等の洗浄に伴い発生する生コンクリートスラッジは、これを廃棄物として処理しており、その廃棄処理に多くの手間とコストがかかるという問題があった。
特許公開2001−327805号公報 特許公開平7−51592号公報
本発明は、流動性を有する残余生コンクリートである戻り生コンクリートや生コンクリートスラッジを被処理原料とし、この被処理原料に乾燥原料(乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末)を混合攪拌させて残余生コンクリート中の水分を乾燥原料に付着吸水させることによって残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得て、この混合原料を骨材と微粉末とに分級させることにより、分離回収が容易で、再利用可能な骨材と微粉末を得ることができるようにした残余生コンクリートの処理方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)の残余生コンクリートの処理方法は、
残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを被処理原料とし、乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末を乾燥原料とし、前記被処理原料に乾燥原料を混合攪拌させて被処理原料中の水分を前記乾燥原料に付着吸水させた混合原料を得る混合攪拌工程と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程を備え、
前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせるようにした微粉末リターン工程及び/又は前記混合原料の一部又は全部を分級工程で分級する前に混合攪拌工程にリターンさせる混合原料リターン工程を備えている構成とした。
本発明(請求項2)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記分級工程を経て得た骨材 の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせる分級後リターン工程を備えている構成とした。
本発明(請求項3)の残余生コンクリートの処理方法は、
残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを被処理原料とし、乾燥微粉末を乾燥原料とし、前記被処理原料に乾燥原料を混合攪拌させて被処理原料中の水分を前記乾燥原料に付着吸水させた混合原料を得る混合攪拌工程と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程を備えている構成とした。
本発明(請求項4)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項3記載の残余生コンクリートの処理方法において、乾燥原料として乾燥微粉末と乾燥骨材を組み合わせて用いるように構成した。
本発明(請求項5)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項4記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記乾燥原料としての乾燥骨材が、乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材である構成とした。
本発明(請求項6)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜5のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合原料を一時的に貯留させたのち分級工程に送るように構成した。
本発明(請求項7)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜6のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理して再生セメントを得るように構成した。
本発明(請求項8)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜7のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記分級工 程を経て得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得るように構成した。
本発明(請求項9)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜8のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程において、原料に風を当てるように送風する構成とした。
本発明の残余生コンクリートの処理方法(請求項1)では、被処理原料、即ち残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジ中の水分が乾燥原料(乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末)に付着吸水されるため、残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得ることができる。
これにより以後の分級工程を乾式によって行なうことができるため、分級手間を軽減させると共に、分級装置を簡単にすることができる。
そして、本発明(請求項1)おいて、混合攪拌工程及び/又は分級工程で回収した微粉末の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程にリターン(微粉末リターン工程)させることができる。
このように混合攪拌工程や分級工程で回収した微粉末を乾燥原料として混合攪拌工程にリターンさせると、混合原料の品質を向上させることができる。
又、回収された微粉末には、残余生コンクリート中のセメント分が含まれているため、これを再生セメントとして有効に再利用することができる。
又、本発明(請求項1)おいて、分級する前の混合原料の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程にリターン(混合原料リターン工程)させることができる。
このように分級前の混合原料を乾燥原料としてリターンさせると、混合原料の品質を向上させることができる。
なお、前記微粉末リターン工程と混合原料リターン工程との両工程を備えることができる。
又、分級工程を経て得た骨材の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせる分級後リターン工程を、前記微粉末リターン工程及び/又は混合原料リターン工程に追加して備え るようにすることができる(請求項2)。
本発明の残余生コンクリートの処理方法(請求項3)では、被処理原料、即ち残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジ中の水分が乾燥原料としての乾燥微粉末に付着吸水されるため、残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得ることができる。
これにより以後の分級工程を乾式によって行なうことができるため、分級手間を軽減させると共に、分級装置を簡単にすることができる。
なお、乾燥原料としての乾燥微粉末を用いた場合に、この乾燥微粉末と乾燥骨材(乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材(請求項5))を組み合わせて用いることができる(請求項4)。
乾燥原料として微粉末のみを用いた場合は、回収した骨材は、残余生コンクリートに含まれていた骨材のみであり、ほぼバージン骨材に近いコンクリート用骨材として使用できる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合原料を分級させる前に、この混合原料を一時的に貯留させるようにしてもよい(請求項6)
このように、混合原料の貯留時間を設けると、乾燥原料による確実な付着吸水を行なわせることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生する微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理することができる(請求項7)
残余生コンクリートにはセメントが含まれており、従って、混合攪拌工程や分級工程で回収した微粉末にはセメントが含まれているため、この微粉末をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理すれば、セメントとして再生させることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、分級して得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得ることができる(請求項8)
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合攪拌工程及び/又は分級工程において、送風により原料に対して風(熱風でもよい)を吹き当てることができる(請求項9)
このように、原料に対して風(熱風)を吹き当てると、この原料の乾燥を促進させることができ、混合原料をより一層パラパラ状態にさせることができる。
なお、混合原料は含有するセメントが発熱することによっても乾燥が促される。
図1は本発明の請求項1及び請求項2に対応した残余生コンクリートの処理方法の第1実施例を示す流れ図である。
この処理方法は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート1を被処理原料とし、乾燥骨材である乾燥砕石骨材2aを乾燥原料とし、前記乾燥砕石骨材2aを戻り生コンクリート1に混合させ、微粉末リターン工程と、混合原料リターン工程と、分級後リターン工程を備えた例である。
前記戻り生コンクリート1は、砕石(粗骨材)、砂(細骨材)、セメント、水が所定に設計された割合で配合された生コンクリートであり、アジテータトラックによって建築現場や土木現場に運搬されるものであるが、事情によって現場で荷下ろしされずに、そのまま持ち帰ったものである。
なお、戻り生コンクリート1としては、セメントの種類に特別な制限はなく、ポルトランドセメント系、混合セメント系等、JISに定める各種セメント及びJIS規定以外の特殊セメントを使用することができる。
なお、被処理原料としては、戻り生コンクリート1のほか、残余生コンクリートである生コンクリートスラッジ、戻り生コンクリート1と生コンクリートスラッジとの混合物を用いることができる。
生コンクリートスラッジは、アジテータトラック(生コンミキサー車)の水洗や生コン工場等の洗浄に伴い発生する生コンクリートのカスであり、砕石微粉末、セメント、多量の水の混合物である。
なお、前記乾燥骨材としては、乾燥砕石骨材2a及び/又は乾燥スラグ骨材を使用できるもので、残余生コンクリート中の水分を付着吸水するためのものであり、表乾状態や絶乾状態のものを使用する。
前記乾燥砕石骨材2aとしてはバージン骨材及び/又は再生骨材を用いることができるし、乾燥スラグ骨材としては高炉スラグ骨材及び/又はゴミ溶融スラグ骨材を用いることができる。この高炉スラグ骨材及び/又はゴミ溶融スラグ骨材は、溶融スラグ塊を水中で急冷させることで破砕させ、整粒かつ乾燥させて得たものである。
実施例では、粒径が篩い目寸法40mmアンダーの乾燥砕石骨材2aを乾燥原料として用いている。これに限らず、篩い目寸法25mmアンダー、篩い目寸法20mmアンダー等、粒径に制限はないが、通常25mmアンダー〜40mmアンダー程度が適当と考える。
混合攪拌工程3では前記戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aを混合攪拌して混合原料30を得る。
この場合の配合割合は、戻り生コンクリート1の水分量に応じて乾燥砕石骨材2aの混合量を決定するもので、混合攪拌工程3を経た混合骨材30が表面水5%以下になるように調整するのが適当と考える。
混合攪拌工程3での混合攪拌装置としては、例えば、横型のロータリドラム内にロータを偏心して設け、投入した原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)をロータリドラムとロータとを逆回転させてながら混合攪拌させるようにした装置(例えば、新六精機株式会社製:ハリケーン)を用いることができる。
このほか、混合攪拌装置として、横型回転円筒ドラムの内面に持ち上げ板を突設させ、この横型回転円筒ドラムの内部に原料を投入させた状態で横型回転円筒ドラムを回転させることにより原料を混合攪拌させるようにした装置を用いることができる。この場合、持ち上げ板によって原料が上方に持ち上げられ、そこから落下するため効率よく混合攪拌することができる。
この場合、前記横型回転円筒ドラムの終端に円筒状篩い器(トロンメル)を一体に連結させると、横型回転円筒ドラムに投入した原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)を、この横型回転円筒ドラムにより混合攪拌して混合原料30を得ると共に、この混合原料30を円筒状篩い器によって引き続き連続して分級することができる。
このように混合攪拌工程3に引き続き連続して分級工程4を設ける構成についても本発明に含まれるもので、この場合には、作業能率を向上できる。
又、原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)をスクリューコンベアによって搬送させるように構成することができる。このスクリューコンベア内では原料が搬送されると同時に混合攪拌されるもので、このようなスクリューコンベアを本発明の混合攪拌工程における混合攪拌装置として用いることができる。
その他、混合攪拌装置としてバーマック等を用いることができるもので、本発明の混合攪拌工程3で用いる混合攪拌装置としては、前記した装置に限らず、要は、残余生コンクリート(戻り生コンクリート1)と乾燥原料(乾燥砕石骨材2a)を混ぜ合わせることで乾燥原料に残余生コンクリート中の水分を付着吸水させて、混合原料30をパラパラの状態にさせる処理を行なうことができる装置であれば、バッチ式、連続式を問わず用いることができる。
なお、前記混合攪拌は、1回だけでもよいし、2回以上の複数回行なってもよく、乾燥原料に残余生コンクリート中の水分を付着吸水させることで必要とする水分分散度合いにさせるように、その回数、時間、強さを設定する。
混合攪拌を複数回行なう場合には同じ装置を複数回用いてもよいし、異なる装置を用いてもよい。例えば、原料を横型回転円筒ドラムによって混合攪拌させた後、スクリューコンベアによって分級工程に搬送させるように形成すると、横型回転円筒ドラムとスクリューコンベアによって混合攪拌を2回(複数回)行なうことができる。
次に、上記のようにして得た混合原料30を分級工程4で分級させることになるが、この分級工程4の前で混合原料30を一時的に貯留(ストック)5させるのが好ましい。
戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aを混合攪拌させると、戻り生コンクリート1の水分が乾燥砕石骨材2aによって付着吸水され、セメントの固化反応ができなくなる。
これにより、戻り生コンクリート1の流動性がなくなり、いわゆるパラパラ状態の混合原料30を得ることができる。
この場合、乾燥砕石骨材2aの配合量が多いと(例えば、戻り生コンクリート:乾燥砕石骨材=1:2)、迅速かつ確実な付着吸水が行なわれるが、乾燥砕石骨材2aの配合量が少ないと(例えば、戻り生コンクリート:乾燥砕石骨材=1:1)、付着吸水に時間がかかるもので、このような時には混合原料30を一時的に貯留5させ、付着吸水を十分に行なわせてから混合原料30を分級させるのが好ましい。
又、作業工程の都合で、混合原料30を一時的に貯留させる場合もあり、このような貯留についても本発明で言う貯留5に含めるものとする。
なお、貯留時間としては、戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aとの配合比に応じて設定されるが、通常は3時間以上と考える。
分級工程4では、混合原料30を骨材と微粉末とに分級させるものである。
この実施例では、篩い目寸法0.15mm以下の微粉末40と、篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41と、篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42と、篩い目寸法20mmオーバーの粗骨材43に分級している。
前記微粉末40は、バグフィルタ等の集塵機49によって回収できるもので、このような集塵機49による回収についても本発明で言う分級工程4での分級に含めるものとする。
又、前記分級工程4では、混合原料30を乾燥させる目的と、微粉末40を飛散させる目的で、分級装置内に風(熱風でもよい)を吹き込む送風44を行なうように形成されている。
前記篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41は、コンクリート用細骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42は、コンクリート用粗骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
又、上記のようにして分級して得た細骨材41及び/又は粗骨材42の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(分級後リターン工程)させることができる。
又、分級して得た微粉末40についても、その一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(微粉末リターン工程)させることができる。
このように分級して得た骨材41,42や微粉末40を混合攪拌工程3にリターンさせると、混合原料30の品質を向上させることができるし、又、戻り生コンクリート1に混合させる乾燥原料(乾燥砕石骨材2a)の使用量を減少させることができる。
又、微粉末40は、これをそのままで再生セメントやセメント増量材として用いることができるし、又、回収した微粉末40を焼処理40a(例えば、800℃程度)して再生セメント40cを得ることができる。
又、微粉末40をボールミル等で粉砕40bさせることでも再生セメント40cを得ることができるもので、この際、焼処理40aしたのち粉砕40bさせてもよい。
又、前記混合攪拌工程3においても、その混合攪拌によって発生する微粉末8をバグフィルタ等によって回収し、その回収した微粉末8を焼処理81するようにしている。
このように、回収した微粉末8を焼処理81(例えば、800℃程度)すれば、再生セメント83を得ることができる。
又、微粉末8をボールミル等で粉砕82させることでも再生セメント83を得ることができるもので、この際、焼処理81したのち粉砕82させてもよい。
なお、回収した微粉末8をそのままで再生セメントやセメント増量材として用いてもよい。
又、回収した微粉末8の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(微粉末リターン工程)させることもできる。
また、混合攪拌工程3で得た混合原料30は、これを分級工程4で骨材と微粉末とに分級させる以外に、分級工程4で分級させる前にその一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(混合原料リターン工程)させることができる。
このように混合原料30をリターンさせると、品質を向上させることができるし、又、戻り生コンクリート1に混合させる乾燥砕石骨材2aの使用量を減少させることができる。
又、混合攪拌工程3において混合原料30を得るときの混合攪拌に際し、風(熱風でもよい)を送風31させることができる。
この送風31によって原料に対して風が当たることから乾燥が促進され、混合原料30をより一層パラパラ状態にさせることができる。
なお、送風31及び前記送風44には集塵機49の排気を利用している。
図2は本発明の請求項3に対応した残余生コンクリートの処理方法の第2実施例を示す流れ図である。
この処理方法は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート1を被処理原料とし、乾燥微粉末である乾燥生コンスラッジ粉2bを乾燥原料とし、前記乾燥生コンスラッジ粉2bを戻り生コンクリート1に混合させた例である。
なお、この第2実施例を説明するにあたり、前記第1実施例と異なる点について説明する。
乾燥原料として用いる乾燥生コンスラッジ粉2bは、生コンスラッジを乾燥させて得たもので、砕石微粉末、セメントを含んでいる。
乾燥原料としては、このほか、乾燥セメント、乾燥混合セメント、乾燥フライアッシュの中の何れか一種又は複数種を組み合わせて用いることができるもので、この乾燥原料として用いる乾燥微粉末は、残余生コンクリート中の水分を付着吸水するためのものであり、表乾状態又は絶乾状態のものを使用する。
一般に、微粉末とは、篩い目寸法0.074mm以下のものや0.15mm以下のものを言うが、このような寸法を外れたものが若干量含まれていたとしても、微粉末が大部分を占めるものについては、本発明で言う微粉末に含めるものである。
そして、混合攪拌工程3では、前記戻り生コンクリート1と乾燥生コンスラッジ粉2bを混合攪拌して混合原料30を得る。
そして、分級工程4では、この混合原料30を骨材と微粉末とに分級させるものである。
この実施例では、篩い目寸法0.15mm以下の微粉末40と、篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41と、篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42とに分級している。
前記篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41は、コンクリート用細骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42は、コンクリート用粗骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
なお、第1実施例では乾燥原料として乾燥骨材(乾燥砕石骨材2a)を用いた例を示し、第2実施例では乾燥原料として乾燥微粉末(乾燥生コンスラッジ粉2b)を用いた例を示したが、乾燥骨材と乾燥微粉末を組み合わせて(混合して)乾燥原料として用いることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法の第1実施例を示す流れ図である。 本発明の残余生コンクリートの処理方法の第2実施例を示す流れ図である。
符号の説明
1 戻り生コンクリート
2a 乾燥砕石骨材(乾燥骨材)
2b 乾燥生コンスラッジ粉(乾燥微粉末)
3 混合攪拌工程
30 混合原料
31 送風
4 分級工程
40 微粉末
40a 焼処理
40b 粉砕
40c 再生セメント
41 細骨材
42 粗骨材
43 粗骨材
44 送風
49 集塵機
5 貯留
8 微粉末
81 焼処理
82 粉砕
83 再生セメント
本発明は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを乾式処理によって骨材と微粉末とに分離回収させるようにした残余生コンクリートの処理方法に関する。
生コンクリートは、通常アジテータトラック(生コンミキサー車)によって建築現場や土木現場に輸送され、荷下ろしされるが、場合によっては、生コンクリートが多量に残ったり、荷下ろしができなかったりして、そのまま持ち帰ることがある。
このようにして残った戻り生コンクリートの処理方法として、戻り生コンクリートを固化させた後、破砕機で破砕し、その破砕後のコンクリートを路盤材として再使用するものが知られている(特許文献1参照)。
このように、戻り生コンクリートを固化させるものは、戻り生コンクリートに含まれた骨材を回収しない技術であり、骨材のリサイクルができないという問題がある。
又、従来、戻り生コンクリートから骨材を回収する技術として、戻り生コンクリートを水洗処理して骨材を取り出すようにした湿式処理のものが知られている(特許文献2参照)。
このように、戻り生コンクリートを湿式処理して骨材を取り出すものでは、水洗処理を行なう必要があるため、その処理に手間がかかるし、処理装置が大掛かりになるという問題があった。
又、アジテータトラック(生コンミキサー車)の水洗や生コン工場等の洗浄に伴い発生する生コンクリートスラッジは、これを廃棄物として処理しており、その廃棄処理に多くの手間とコストがかかるという問題があった。
特許公開2001−327805号公報 特許公開平7−51592号公報
本発明は、流動性を有する残余生コンクリートである戻り生コンクリートや生コンクリートスラッジを被処理原料とし、この被処理原料に乾燥原料(乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末)を混合攪拌させて残余生コンクリート中の水分を乾燥原料に付着吸水させることによって残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得て、この混合原料を骨材と微粉末とに分級させることにより、分離回収が容易で、再利用可能な骨材と微粉末を得ることができるようにした残余生コンクリートの処理方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)の残余生コンクリートの処理方法は、
残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを被処理原料とし、乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末を乾燥原料とし、前記被処理原料に乾燥原料を混合攪拌させて被処理原料中の水分を前記乾燥原料に付着吸水させた混合原料を得る混合攪拌工程と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程を備え、
前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせるようにした微粉末リターン工程及び/又は前記混合原料の一部又は全部を分級工程で分級する前に混合攪拌工程にリターンさせる混合原料リターン工程を備えている構成とした。
本発明(請求項2)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記分級工程を経て得た骨材の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせる分級後リターン工程を備えている構成とした。
本発明(請求項3)の残余生コンクリートの処理方法は、
残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを被処理原料とし、乾燥微粉末を乾燥原料とし、前記被処理原料に乾燥原料を混合攪拌させて被処理原料中の水分を前記乾燥原料に付着吸水させた混合原料を得る混合攪拌工程と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程を備えている残余生コンクリートの処理方法において、乾燥原料として乾燥微粉末と乾燥骨材を組み合わせて用いるように構成した。
本発明(請求項4)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項3記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記乾燥原料としての乾燥骨材が、乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材である構成とした。
本発明(請求項5)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜4のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合原料を一時的に貯留させたのち分級工程に送るように構成した。
本発明(請求項6)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜5のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理して再生セメントを得るように構成した。
本発明(請求項7)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜6のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記分級工程を経て得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得るように構成した。
本発明(請求項8)の残余生コンクリートの処理方法は、
請求項1〜7のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法において、前記混合攪拌工程及び/又は分級工程において、原料に風を当てるように送風する構成とした。
本発明の残余生コンクリートの処理方法(請求項1)では、被処理原料、即ち残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジ中の水分が乾燥原料(乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末)に付着吸水されるため、残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得ることができる。
これにより以後の分級工程を乾式によって行なうことができるため、分級手間を軽減させると共に、分級装置を簡単にすることができる。
そして、本発明(請求項1)おいて、混合攪拌工程及び/又は分級工程で回収した微粉末の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程にリターン(微粉末リターン工程)させることができる。
このように混合攪拌工程や分級工程で回収した微粉末を乾燥原料として混合攪拌工程にリターンさせると、混合原料の品質を向上させることができる。
又、回収された微粉末には、残余生コンクリート中のセメント分が含まれているため、これを再生セメントとして有効に再利用することができる。
又、本発明(請求項1)おいて、分級する前の混合原料の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程にリターン(混合原料リターン工程)させることができる。
このように分級前の混合原料を乾燥原料としてリターンさせると、混合原料の品質を向上させることができる。
なお、前記微粉末リターン工程と混合原料リターン工程との両工程を備えることができる。
又、分級工程を経て得た骨材の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせる分級後リターン工程を、前記微粉末リターン工程及び/又は混合原料リターン工程に追加して備えるようにすることができる(請求項2)。
本発明の残余生コンクリートの処理方法(請求項3)では、被処理原料、即ち残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジ中の水分が乾燥原料としての乾燥微粉末及び乾燥骨材に付着吸水されるため、残余生コンクリートの流動性をなくし、いわゆるパラパラ状態の混合原料を得ることができる。
これにより以後の分級工程を乾式によって行なうことができるため、分級手間を軽減させると共に、分級装置を簡単にすることができる。
なお、乾燥原料としては、乾燥微粉末と乾燥骨材(乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材(請求項4))を組み合わせて用いる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合原料を分級させる前に、この混合原料を一時的に貯留させるようにしてもよい(請求項5)
このように、混合原料の貯留時間を設けると、乾燥原料による確実な付着吸水を行なわせることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生する微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理することができる(請求項6)
残余生コンクリートにはセメントが含まれており、従って、混合攪拌工程や分級工程で回収した微粉末にはセメントが含まれているため、この微粉末をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理すれば、セメントとして再生させることができる。
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、分級して得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得ることができる(請求項7)
本発明の残余生コンクリートの処理方法において、混合攪拌工程及び/又は分級工程において、送風により原料に対して風(熱風でもよい)を吹き当てることができる(請求項8)
このように、原料に対して風(熱風)を吹き当てると、この原料の乾燥を促進させることができ、混合原料をより一層パラパラ状態にさせることができる。
なお、混合原料は含有するセメントが発熱することによっても乾燥が促される。
図1は本発明の請求項1及び請求項2に対応した残余生コンクリートの処理方法の第1実施例を示す流れ図である。
この処理方法は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート1を被処理原料とし、乾燥骨材である乾燥砕石骨材2aを乾燥原料とし、前記乾燥砕石骨材2aを戻り生コンクリート1に混合させ、微粉末リターン工程と、混合原料リターン工程と、分級後リターン工程を備えた例である。
前記戻り生コンクリート1は、砕石(粗骨材)、砂(細骨材)、セメント、水が所定に設計された割合で配合された生コンクリートであり、アジテータトラックによって建築現場や土木現場に運搬されるものであるが、事情によって現場で荷下ろしされずに、そのまま持ち帰ったものである。
なお、戻り生コンクリート1としては、セメントの種類に特別な制限はなく、ポルトランドセメント系、混合セメント系等、JISに定める各種セメント及びJIS規定以外の特殊セメントを使用することができる。
なお、被処理原料としては、戻り生コンクリート1のほか、残余生コンクリートである生コンクリートスラッジ、戻り生コンクリート1と生コンクリートスラッジとの混合物を用いることができる。
生コンクリートスラッジは、アジテータトラック(生コンミキサー車)の水洗や生コン工場等の洗浄に伴い発生する生コンクリートのカスであり、砕石微粉末、セメント、多量の水の混合物である。
なお、前記乾燥骨材としては、乾燥砕石骨材2a及び/又は乾燥スラグ骨材を使用できるもので、残余生コンクリート中の水分を付着吸水するためのものであり、表乾状態や絶乾状態のものを使用する。
前記乾燥砕石骨材2aとしてはバージン骨材及び/又は再生骨材を用いることができるし、乾燥スラグ骨材としては高炉スラグ骨材及び/又はゴミ溶融スラグ骨材を用いることができる。この高炉スラグ骨材及び/又はゴミ溶融スラグ骨材は、溶融スラグ塊を水中で急冷させることで破砕させ、整粒かつ乾燥させて得たものである。
実施例では、粒径が篩い目寸法40mmアンダーの乾燥砕石骨材2aを乾燥原料として用いている。これに限らず、篩い目寸法25mmアンダー、篩い目寸法20mmアンダー等、粒径に制限はないが、通常25mmアンダー〜40mmアンダー程度が適当と考える。
混合攪拌工程3では前記戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aを混合攪拌して混合原料30を得る。
この場合の配合割合は、戻り生コンクリート1の水分量に応じて乾燥砕石骨材2aの混合量を決定するもので、混合攪拌工程3を経た混合骨材30が表面水5%以下になるように調整するのが適当と考える。
混合攪拌工程3での混合攪拌装置としては、例えば、横型のロータリドラム内にロータを偏心して設け、投入した原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)をロータリドラムとロータとを逆回転させてながら混合攪拌させるようにした装置(例えば、新六精機株式会社製:ハリケーン)を用いることができる。
このほか、混合攪拌装置として、横型回転円筒ドラムの内面に持ち上げ板を突設させ、この横型回転円筒ドラムの内部に原料を投入させた状態で横型回転円筒ドラムを回転させることにより原料を混合攪拌させるようにした装置を用いることができる。この場合、持ち上げ板によって原料が上方に持ち上げられ、そこから落下するため効率よく混合攪拌することができる。
この場合、前記横型回転円筒ドラムの終端に円筒状篩い器(トロンメル)を一体に連結させると、横型回転円筒ドラムに投入した原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)を、この横型回転円筒ドラムにより混合攪拌して混合原料30を得ると共に、この混合原料30を円筒状篩い器によって引き続き連続して分級することができる。
このように混合攪拌工程3に引き続き連続して分級工程4を設ける構成についても本発明に含まれるもので、この場合には、作業能率を向上できる。
又、原料(戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2a)をスクリューコンベアによって搬送させるように構成することができる。このスクリューコンベア内では原料が搬送されると同時に混合攪拌されるもので、このようなスクリューコンベアを本発明の混合攪拌工程における混合攪拌装置として用いることができる。
その他、混合攪拌装置としてバーマック等を用いることができるもので、本発明の混合攪拌工程3で用いる混合攪拌装置としては、前記した装置に限らず、要は、残余生コンクリート(戻り生コンクリート1)と乾燥原料(乾燥砕石骨材2a)を混ぜ合わせることで乾燥原料に残余生コンクリート中の水分を付着吸水させて、混合原料30をパラパラの状態にさせる処理を行なうことができる装置であれば、バッチ式、連続式を問わず用いることができる。
なお、前記混合攪拌は、1回だけでもよいし、2回以上の複数回行なってもよく、乾燥原料に残余生コンクリート中の水分を付着吸水させることで必要とする水分分散度合いにさせるように、その回数、時間、強さを設定する。
混合攪拌を複数回行なう場合には同じ装置を複数回用いてもよいし、異なる装置を用いてもよい。例えば、原料を横型回転円筒ドラムによって混合攪拌させた後、スクリューコンベアによって分級工程に搬送させるように形成すると、横型回転円筒ドラムとスクリューコンベアによって混合攪拌を2回(複数回)行なうことができる。
次に、上記のようにして得た混合原料30を分級工程4で分級させることになるが、この分級工程4の前で混合原料30を一時的に貯留(ストック)5させるのが好ましい。
戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aを混合攪拌させると、戻り生コンクリート1の水分が乾燥砕石骨材2aによって付着吸水され、セメントの固化反応ができなくなる。
これにより、戻り生コンクリート1の流動性がなくなり、いわゆるパラパラ状態の混合原料30を得ることができる。
この場合、乾燥砕石骨材2aの配合量が多いと(例えば、戻り生コンクリート:乾燥砕石骨材=1:2)、迅速かつ確実な付着吸水が行なわれるが、乾燥砕石骨材2aの配合量が少ないと(例えば、戻り生コンクリート:乾燥砕石骨材=1:1)、付着吸水に時間がかかるもので、このような時には混合原料30を一時的に貯留5させ、付着吸水を十分に行なわせてから混合原料30を分級させるのが好ましい。
又、作業工程の都合で、混合原料30を一時的に貯留させる場合もあり、このような貯留についても本発明で言う貯留5に含めるものとする。
なお、貯留時間としては、戻り生コンクリート1と乾燥砕石骨材2aとの配合比に応じて設定されるが、通常は3時間以上と考える。
分級工程4では、混合原料30を骨材と微粉末とに分級させるものである。
この実施例では、篩い目寸法0.15mm以下の微粉末40と、篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41と、篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42と、篩い目寸法20mmオーバーの粗骨材43に分級している。
前記微粉末40は、バグフィルタ等の集塵機49によって回収できるもので、このような集塵機49による回収についても本発明で言う分級工程4での分級に含めるものとする。
又、前記分級工程4では、混合原料30を乾燥させる目的と、微粉末40を飛散させる目的で、分級装置内に風(熱風でもよい)を吹き込む送風44を行なうように形成されている。
前記篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41は、コンクリート用細骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42は、コンクリート用粗骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
又、上記のようにして分級して得た細骨材41及び/又は粗骨材42の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(分級後リターン工程)させることができる。
又、分級して得た微粉末40についても、その一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(微粉末リターン工程)させることができる。
このように分級して得た骨材41,42や微粉末40を混合攪拌工程3にリターンさせると、混合原料30の品質を向上させることができるし、又、戻り生コンクリート1に混合させる乾燥原料(乾燥砕石骨材2a)の使用量を減少させることができる。
又、微粉末40は、これをそのままで再生セメントやセメント増量材として用いることができるし、又、回収した微粉末40を焼処理40a(例えば、800℃程度)して再生セメント40cを得ることができる。
又、微粉末40をボールミル等で粉砕40bさせることでも再生セメント40cを得ることができるもので、この際、焼処理40aしたのち粉砕40bさせてもよい。
又、前記混合攪拌工程3においても、その混合攪拌によって発生する微粉末8をバグフィルタ等によって回収し、その回収した微粉末8を焼処理81するようにしている。
このように、回収した微粉末8を焼処理81(例えば、800℃程度)すれば、再生セメント83を得ることができる。
又、微粉末8をボールミル等で粉砕82させることでも再生セメント83を得ることができるもので、この際、焼処理81したのち粉砕82させてもよい。
なお、回収した微粉末8をそのままで再生セメントやセメント増量材として用いてもよい。
又、回収した微粉末8の一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(微粉末リターン工程)させることもできる。
また、混合攪拌工程3で得た混合原料30は、これを分級工程4で骨材と微粉末とに分級させる以外に、分級工程4で分級させる前にその一部又は全部を乾燥原料として混合攪拌工程3にリターン(混合原料リターン工程)させることができる。
このように混合原料30をリターンさせると、品質を向上させることができるし、又、戻り生コンクリート1に混合させる乾燥砕石骨材2aの使用量を減少させることができる。
又、混合攪拌工程3において混合原料30を得るときの混合攪拌に際し、風(熱風でもよい)を送風31させることができる。
この送風31によって原料に対して風が当たることから乾燥が促進され、混合原料30をより一層パラパラ状態にさせることができる。
なお、送風31及び前記送風44には集塵機49の排気を利用している。
図2は本発明の請求項3に対応した残余生コンクリートの処理方法の第2実施例を示す流れ図である。
この処理方法は、残余生コンクリートである戻り生コンクリート1を被処理原料とし、乾燥微粉末である乾燥生コンスラッジ粉2b及び乾燥骨材である乾燥砕石骨材2a(乾燥スラグ骨材でもよい)を乾燥原料とし、前記乾燥生コンスラッジ粉2bと乾燥砕石骨材2aを組み合わせて(混合して)戻り生コンクリート1に混合させた例である。
前記乾燥砕石骨材2aは、前記した第1実施例と同様のものである。
なお、この第2実施例を説明するにあたり、前記第1実施例と異なる点について説明する。
乾燥原料として用いる乾燥生コンスラッジ粉2bは、生コンスラッジを乾燥させて得たもので、砕石微粉末、セメントを含んでいる。
乾燥微粉末としては、このほか、乾燥セメント、乾燥混合セメント、乾燥フライアッシュの中の何れか一種又は複数種を組み合わせて用いることができるもので、この乾燥原料として用いる乾燥微粉末は、残余生コンクリート中の水分を付着吸水するためのものであり、表乾状態又は絶乾状態のものを使用する。
一般に、微粉末とは、篩い目寸法0.074mm以下のものや0.15mm以下のものを言うが、このような寸法を外れたものが若干量含まれていたとしても、微粉末が大部分を占めるものについては、本発明で言う微粉末に含めるものである。
そして、混合攪拌工程3では、前記戻り生コンクリート1と乾燥生コンスラッジ粉2b及び乾燥砕石骨材2aを混合攪拌して混合原料30を得る。
そして、分級工程4では、この混合原料30を骨材と微粉末とに分級させるものである。
この実施例では、篩い目寸法0.15mm以下の微粉末40と、篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41と、篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42とに分級している。
前記篩い目寸法5mmアンダーの細骨材41は、コンクリート用細骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
篩い目寸法5mm〜20mmの粗骨材42は、コンクリート用粗骨材(生コンクリート用、コンクリート二次製品用)として用いる。
このように、第1実施例では乾燥原料として乾燥骨材(乾燥砕石骨材2a)を用いた例を示し、第2実施例では乾燥原料として乾燥微粉末(乾燥生コンスラッジ粉2b)と乾燥骨材(乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材)を混合させて用いた例を示している。
本発明の残余生コンクリートの処理方法の第1実施例を示す流れ図である。 本発明の残余生コンクリートの処理方法の第2実施例を示す流れ図である。
符号の説明
1 戻り生コンクリート
2a 乾燥砕石骨材(乾燥骨材)
2b 乾燥生コンスラッジ粉(乾燥微粉末)
3 混合攪拌工程
30 混合原料
31 送風
4 分級工程
40 微粉末
40a 焼処理
40b 粉砕
40c 再生セメント
41 細骨材
42 粗骨材
43 粗骨材
44 送風
49 集塵機
5 貯留
8 微粉末
81 焼処理
82 粉砕
83 再生セメント

Claims (12)

  1. 残余生コンクリートである戻り生コンクリート及び/又は生コンクリートスラッジを被処理原料とし、乾燥骨材及び/又は乾燥微粉末を乾燥原料とし、前記被処理原料に乾燥原料を混合攪拌させて被処理原料中の水分を前記乾燥原料に付着吸水させた混合原料を得る混合攪拌工程と、この混合攪拌工程を経て得た混合原料を骨材と微粉末とに分級させる分級工程を備えていることを特徴とする残余生コンクリートの処理方法。
  2. 前記乾燥原料としての乾燥骨材が、乾燥砕石骨材及び/又は乾燥スラグ骨材である請求項1記載の残余生コンクリートの処理方法。
  3. 前記乾燥原料としての乾燥微粉末が、乾燥セメント、乾燥混合セメント、乾燥生コンスラッジ粉、乾燥フライアッシュ粉の中の何れか一種又は複数種の組み合わせである請求項1又は2記載の残余生コンクリートの処理方法。
  4. 前記混合原料を一時的に貯留させたのち分級工程に送るようにした請求項1〜3のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  5. 前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部をそのまま又は粉砕処理又は焼処理又は焼処理後に粉砕処理して再生セメントを得るようにさせた請求項1〜4のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  6. 前記混合攪拌工程及び/又は分級工程で発生した微粉末を回収し、その回収した微粉末の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせるようにした請求項1〜5のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  7. 前記混合原料の一部又は全部を分級工程で分級する前に混合攪拌工程にリターンさせるようにした請求項1〜6のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  8. 前記分級工程を経て得た骨材の一部又は全部を混合攪拌工程にリターンさせるようにした請求項1〜7のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  9. 前記分級工程を経て得た骨材をそのまま或いは分級してコンクリート用骨材を得るようにした請求項1〜8のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  10. 前記混合攪拌工程及び/又は分級工程において、原料に風を当てるように送風する請求項1〜9のいずれかに記載の残余生コンクリートの処理方法。
  11. 請求項5記載の残余生コンクリートの処理方法によって得たことを特徴とする再生セメント。
  12. 請求項9記載の残余生コンクリートの処理方法によって得たことを特徴とするコンクリート用骨材。
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