JP2008067982A - 二室式容器兼用注射器およびその打栓用治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィンガーグリップにストッパーをしっかりと保持させてシリンダ内を仮封止状態を良好に維持し、打栓持にストッパーを損傷させずにシリンダ内に円滑に挿入する。
【解決手段】二室式容器兼用注射器1は、フィンガーグリップ4の円筒状部材10が、シリンダ2への嵌着穴8と中間ストッパーを挿通する挿入穴9を備え、挿入穴9に、嵌着穴8に連絡するシリンダ2の内径より小径の挿通穴部9aと、挿通穴部9aの後側にテーパ穴部9bを介して連続され、中間ストッパー5bの外径部が嵌合可能な挿通穴部9aより大径の平行状穴からなる保持穴部9cと、円筒状部材10の後端の開口穴部9dとが設けられ、挿通穴部9aとテーパ穴部9bと保持穴部9cの内周面には、シリンダ2内を開口穴部9dに連通させる凹溝9eが形成された構成とされている。
【選択図】図2
Description
本発明は、フィンガーグリップに中間ストッパーを仮栓状態で保持可能な二室式容器兼用注射器およびその二室式容器兼用注射器を支持して仮栓状態の中間ストッパーをシリンダに押し込むことを可能とした打栓用治具に関するものである。
短尺のシリンダを円筒状のコネクターで軸方向に連結して長尺としたシリンダを有する二室式容器兼用注射器において、先端に筒先を嵌着されたシリンダが、その内部の筒先側を前部ストッパーで密封されて薬剤が充填され、その後端に、軸方向の中間における内周部に環状の突条と該突条を上下に連通する通気用の連通溝を設けた前記コネクターが、該突条より前側の部分で嵌着されると共に、前記コネクターの突条の上側に中間ストッパーが載置され、さらに該中間ストッパーの上に円柱状の打栓治具が載置されて仮封止状態とされ、この仮封止状態のシリンダが、複数個保持具に支持されて凍結乾燥装置内に搬送されて、内部に充填された前記薬剤の凍結乾燥処理を受けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、参考文献2参照。)。
特開平7−328117号公報
実開平6−13832号公報
しかし、前記二室式容器兼用注射器においては、前記コネクターの突条の上側に載置される中間ストッパーの外径がコネクターの内径より小さく設定されているので、前記中間ストッパーではシリンダの内部の仮封止状態を良好に維持させることができないと共に、前記中間ストッパーと打栓治具が単にコネクターの突条の上に載置されているだけであるので、コネクターが短尺で前記保持具が搬送途上で大きく振動した場合には、打栓治具や中間ストッパーがコネクターから脱落するおそれもあり、凍結乾燥装置内でのシリンダ内の薬剤の凍結乾燥処理や中間ストッパーのシリンダ内への打栓が適切に行えないおそれがある。また、前記コネクターの突条はその縁部が角張っており、打栓時に中間ストッパーが突条部を円滑に通過することができず、損傷するおそれがある。さらに、前記保持具は2つの分割保持具をヒンジで開閉してシリンダを挟持するものであるから、多数のシリンダを支持させることができず、凍結乾燥処理と中間ストッパーの打栓とを能率良く行えない不満がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、フィンガーグリップに中間ストッパーをしっかりと保持させてシリンダ内の仮封止状態を良好に維持して搬送することができ、打栓時に中間ストッパーを損傷させることなく、シリンダ内に円滑に挿入することができる二室式容器兼用注射器を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、二室式容器兼用注射器を多数、安定した状態で支持することができ、二室式容器兼用注射器の凍結乾燥処理と二室式容器兼用注射器のフィンガーグリップに仮封止状態で保持されたストッパーのシリンダ内への打栓を能率良く行うことができる構造が簡単な二室式容器兼用注射器の打栓用治具を提供することである。
本発明の他の目的は、二室式容器兼用注射器を多数、安定した状態で支持することができ、二室式容器兼用注射器の凍結乾燥処理と二室式容器兼用注射器のフィンガーグリップに仮封止状態で保持されたストッパーのシリンダ内への打栓を能率良く行うことができる構造が簡単な二室式容器兼用注射器の打栓用治具を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る二室式容器兼用注射器は、前端に筒先を有し後端にフィンガーグリップを嵌着されたシリンダの内部が、その前後端側に位置する前部ストッパーおよび後部ストッパーと、それらの前部、後部ストッパー間に位置する中間ストッパーとにより、前後二室に液密に区分され、前部ストッパーと中間ストッパーとの間のシリンダ壁に外側に膨出したバイパス路が形成されている二室式容器兼用注射器において、前記フィンガーグリップが、軸方向の前側に前記シリンダの後端外周部に嵌合する嵌着穴を有し、軸方向の後側に前記中間ストッパーを挿通可能な挿入穴を有する円筒状部材と、該円筒状部材の後端外周にその直径方向に突き出して一体に設けた一対の指掛部とを備えており、前記挿入穴には、前記嵌着穴に連絡する前端側にシリンダの内径より小径に形成された挿通穴部と、該挿通穴部の後側にテーパ穴部を介して連続され、前記中間ストッパーの外径部が嵌合可能な前記挿通穴より大径の平行状穴からなる保持穴部と、該保持穴部を前記円筒状部材の後端に開口させる外広がりのテーパを有する開口穴部とが設けられると共に、前記挿通穴部とテーパ穴部と保持穴部の内周面には、前記シリンダの内部を前記開口穴部に連通させる凹溝が、前記円筒状部材の軸方向に沿って形成されていることを特徴としている。
すなわち、請求項1に係る二室式容器兼用注射器は、前端に筒先を有し後端にフィンガーグリップを嵌着されたシリンダの内部が、その前後端側に位置する前部ストッパーおよび後部ストッパーと、それらの前部、後部ストッパー間に位置する中間ストッパーとにより、前後二室に液密に区分され、前部ストッパーと中間ストッパーとの間のシリンダ壁に外側に膨出したバイパス路が形成されている二室式容器兼用注射器において、前記フィンガーグリップが、軸方向の前側に前記シリンダの後端外周部に嵌合する嵌着穴を有し、軸方向の後側に前記中間ストッパーを挿通可能な挿入穴を有する円筒状部材と、該円筒状部材の後端外周にその直径方向に突き出して一体に設けた一対の指掛部とを備えており、前記挿入穴には、前記嵌着穴に連絡する前端側にシリンダの内径より小径に形成された挿通穴部と、該挿通穴部の後側にテーパ穴部を介して連続され、前記中間ストッパーの外径部が嵌合可能な前記挿通穴より大径の平行状穴からなる保持穴部と、該保持穴部を前記円筒状部材の後端に開口させる外広がりのテーパを有する開口穴部とが設けられると共に、前記挿通穴部とテーパ穴部と保持穴部の内周面には、前記シリンダの内部を前記開口穴部に連通させる凹溝が、前記円筒状部材の軸方向に沿って形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る二室式容器兼用注射器は、請求項1に記載の二室式容器兼用注射器において、前記保持穴部が、その円筒状部材の軸方向における長さを前記中間ストッパーの軸長の少なくとも1/2に設定されていることを特徴としている。
また、請求項3に係る二室式容器兼用注射器の打栓用治具は、シリンダをフィンガーグリップ側が上になるように上下方向に向けられた二室式容器兼用注射器がスタンドに支持され、該スタンドの上方に配置された打栓部材が下降されることにより、前記フィンガーグリップの挿入穴に保持された中間ストッパーが押し下げられて前記シリンダ内に挿入されるようにした二室式容器兼用注射器の打栓用治具であって、前記スタンドが、軸方向を上下方向に向けて水平方向に間隔をあけて配置された複数の筒状支柱と、水平状態にして前記各筒状支柱の上端部に固定されたグリップ支持板と、該グリップ支持板の下方にそれと平行に間隔をあけて配置されて前記筒状支柱の下部に固定された筒先支持板とを備え、前記グリップ支持板には前記筒先を挿通させた後に前記フィンガーグリップの円筒状部材を挿入可能なグリップ受穴が、前記筒先支持板には前記筒先のルアー部を挿通させて筒先の外周端部を支持する筒先受穴が、それらの軸線を一致されてグリップ支持板と筒先支持板にそれぞれ縦横に複数設けられ、また、前記打栓部材が、前記各筒状支柱に上下動可能に案内支持された複数の支持部材と、該支持部材の上端に固定され、前記グリップ支持板に平行に設けられた押圧板と、該押圧板に前記グリップ支持板のグリップ受穴に対応して固定されて下方に垂直に延長された所定長さを有する複数の押し棒とを備え、前記支持部材が、常態では、バネの付勢力で前記押し棒の下端が前記フィンガーグリップに保持された中間ストッパーの上端から離間される位置まで前記押圧板を上昇させ、前記押圧板が加圧手段で下降された時には、前記押し棒が前記中間ストッパーをシリンダ内の中間部まで押し込むことを許容するように設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係る二室式容器兼用注射器によれば、シリンダの後端に嵌着されたフィンガーグリップの円筒状部材の挿入穴に設けた平行状穴からなる保持穴部に、中間ストッパーを挿入、密接させてしっかりと保持させた状態とすることができるので、二室式容器兼用注射器を打栓用治具に支持して凍結乾燥装置等に対して搬入、搬出する際や凍結乾燥装置等内で処理する際に、前記打栓用治具が振動等によって大きく揺れ動いても、前記中間ストッパーが前記保持穴部から脱落することはなく、前記シリンダの前側を前部ストッパーに密封してその上方に充填された凍結乾燥用の薬剤を仮封止状態に確実に維持させることができると共に、前記薬剤の凍結乾燥時に、前記挿入穴に設けた凹溝を通して薬剤中の水分の吸引排出を円滑に行うことができ、前記凍結乾燥を適切に行うことができる。
しかも、前記フィンガーグリップの挿入穴は、前記保持穴部の前方がテーパ穴部とされて保持穴部より小径の前記挿通穴に連続されてシリンダ内に連通されているので、前記中間ストッパーをシリンダ内に押し込む際に、テーパ穴部の勾配によって中間ストッパーを徐々に弾性的に縮径させながら挿通穴を通過させ、損傷を与えることなくシリンダ内に円滑に挿入させることができる。
請求項1に係る二室式容器兼用注射器によれば、シリンダの後端に嵌着されたフィンガーグリップの円筒状部材の挿入穴に設けた平行状穴からなる保持穴部に、中間ストッパーを挿入、密接させてしっかりと保持させた状態とすることができるので、二室式容器兼用注射器を打栓用治具に支持して凍結乾燥装置等に対して搬入、搬出する際や凍結乾燥装置等内で処理する際に、前記打栓用治具が振動等によって大きく揺れ動いても、前記中間ストッパーが前記保持穴部から脱落することはなく、前記シリンダの前側を前部ストッパーに密封してその上方に充填された凍結乾燥用の薬剤を仮封止状態に確実に維持させることができると共に、前記薬剤の凍結乾燥時に、前記挿入穴に設けた凹溝を通して薬剤中の水分の吸引排出を円滑に行うことができ、前記凍結乾燥を適切に行うことができる。
しかも、前記フィンガーグリップの挿入穴は、前記保持穴部の前方がテーパ穴部とされて保持穴部より小径の前記挿通穴に連続されてシリンダ内に連通されているので、前記中間ストッパーをシリンダ内に押し込む際に、テーパ穴部の勾配によって中間ストッパーを徐々に弾性的に縮径させながら挿通穴を通過させ、損傷を与えることなくシリンダ内に円滑に挿入させることができる。
請求項2に係る二室式容器兼用注射器によれば、前記中間ストッパーが前記フィンガーグリップの保持穴部に十分な長さにわたって挿入されることとなり、フィンガーグリップに対する中間ストッパーの保持を一層確実に行わせることができる。
請求項3に係る二室式容器兼用注射器の打栓用治具によれば、複数の二室式容器兼用注射器のシリンダが、スタンドの円筒状支柱の上下に固定したグリップ支持板と筒先支持板にそれぞれ複数設けたグリップ受穴と筒先受穴に個々に挿入され、フィンガーグリップ側を上にして上下の2箇所で支持されるようになっているので、前記シリンダを上下方向に向けて安定した状態で支持させることができ、打栓時に、前記円筒状支柱に昇降自在に支持された打栓部材を加圧手段によって押し下げることによって、各フィンガーグリップに支持された複数の中間ストッパーを、各シリンダに一斉に挿入して能率良く、確実に打栓することができる。
また、前記打栓部材が、バネによりスタンドに対して上方の所定位置に上昇して待機するようになっているので、打栓時に前記打栓部材の押圧板を操作する凍結乾燥装置内の加圧手段は、単に押圧板の押し下げおよびその解除の機能を有していればよく、前記押圧板に対する着脱自在の連結手段を備えて該押圧板を昇降させる必要がなく、その構造が簡単となると共に、前記スタンドに前記押圧板を押し下げる手段を付設する必要がく、打栓用治具の構造も簡単になる。
また、前記打栓部材が、バネによりスタンドに対して上方の所定位置に上昇して待機するようになっているので、打栓時に前記打栓部材の押圧板を操作する凍結乾燥装置内の加圧手段は、単に押圧板の押し下げおよびその解除の機能を有していればよく、前記押圧板に対する着脱自在の連結手段を備えて該押圧板を昇降させる必要がなく、その構造が簡単となると共に、前記スタンドに前記押圧板を押し下げる手段を付設する必要がく、打栓用治具の構造も簡単になる。
以下、本発明の実施の形態に係る二室式容器兼用注射器について、添付図面を参照して説明する。
図1〜図6において、1は本発明の一実施の形態に係る二室式容器兼用注射器を示す。この二室式容器兼用注射器1は、シリンダ2と、該シリンダ2の前端部(図5、図6で下端部)の外周に嵌着された筒先3と、前記シリンダ2の後端(図5、図6で上端部)の外周部に嵌着された合成樹脂製のフィンガーグリップ4と、前記シリンダ2内にその軸方向に往復動可能に挿入されてシリンダ2内に充填された薬液、薬剤を封止する前部ストッパー5a、中間ストッパー5bおよび後部ストッパー5cと、前記シリンダ2内にその後端から挿入されて先端部を前記後部ストッパー5cに連結され、該後部ストッパー5cをシリンダ2の軸方向に往復動させるプランジャーロッド6と、前記筒先3の注射針の装着部であるルアー先3aを覆うキャップ7とを備えている。
図1〜図6において、1は本発明の一実施の形態に係る二室式容器兼用注射器を示す。この二室式容器兼用注射器1は、シリンダ2と、該シリンダ2の前端部(図5、図6で下端部)の外周に嵌着された筒先3と、前記シリンダ2の後端(図5、図6で上端部)の外周部に嵌着された合成樹脂製のフィンガーグリップ4と、前記シリンダ2内にその軸方向に往復動可能に挿入されてシリンダ2内に充填された薬液、薬剤を封止する前部ストッパー5a、中間ストッパー5bおよび後部ストッパー5cと、前記シリンダ2内にその後端から挿入されて先端部を前記後部ストッパー5cに連結され、該後部ストッパー5cをシリンダ2の軸方向に往復動させるプランジャーロッド6と、前記筒先3の注射針の装着部であるルアー先3aを覆うキャップ7とを備えている。
前記シリンダ2は、一体不可分に形成された単体のガラス製の円筒状部材からなり、その軸方向の中間部よりやや先端寄り位置に、軸方向の所定長さにわたって外側に膨出したバイパス路2aが形成され、該バイパス路2aの長さは前記中間ストッパー5bの軸長より長く設定されている。前記シリンダ2内に薬液、薬剤が充填されている状態では、図6に鎖線で示すように、前記前部ストッパー5aがシリンダ2の先端部に位置され、前記中間ストッパー5bが前記バイパス路2aの直ぐ上方に位置され、前記後部ストッパー5cがシリンダ2の後端部に位置されるようになっている。
前記筒先3は、透明又は半透明な合成樹脂材料で構成され、前記シリンダ2との嵌着部3bの前側に、シリンダ2の内径と等しいか僅かに大きい内径を有し前記前部ストッパー5aが入り込む内室3cを設けたバイパスチャンバー部3dが設けられ、該バイパスチャンバー部3dの前側に、中心部に前記内室3cに連通された前記ルアー先3aが設けられると共に、該ルアー先3aの外周に間隔をあけて内周にロックネジを有するハブルアーロック部3eが設けられている。前記バイパスチャンバー部3dは、その外径が前記ハブルアーロック部3eの外径より大きく設定され、前端面が先細の急勾配のテーパ面を有する係止部3fとされている。なお、前記筒先3は、ハブルアーロック部3eを設けない筒先として形成したものであってもよい。なお、前記シリンダ2や筒先3は従来周知のものである。
前記フィンガーグリップ4は、その軸方向(前記シリンダ2の軸方向)の前側にシリンダ2の後端外周部に嵌合する嵌着穴8を有し、軸方向の後側に前記中間ストッパー5bを挿通可能な挿入穴9を有する円筒状部材10と、該円筒状部材10の後端外周にその直径方向に突き出して一体に設けた一対の指掛部11,11とを備えている。
前記挿入穴9には、前記嵌着穴8に連絡する前端側に前記シリンダ2の内径より小径に形成された挿通穴部9aと、該挿通穴部9aの後側に先細(図2で下端側が小径)のテーパ穴部9bを介して連続され、前記中間ストッパー5bの外径部が緊密に嵌合可能な前記挿通穴9aより大径の平行状穴(平行穴を含む)からなる保持穴部9cと、該保持穴部9cを前記円筒状部材10の後端に開口させる外広がりのテーパを有する開口穴部9dとが設けられている。
前記挿入穴9には、前記嵌着穴8に連絡する前端側に前記シリンダ2の内径より小径に形成された挿通穴部9aと、該挿通穴部9aの後側に先細(図2で下端側が小径)のテーパ穴部9bを介して連続され、前記中間ストッパー5bの外径部が緊密に嵌合可能な前記挿通穴9aより大径の平行状穴(平行穴を含む)からなる保持穴部9cと、該保持穴部9cを前記円筒状部材10の後端に開口させる外広がりのテーパを有する開口穴部9dとが設けられている。
そして、前記挿通穴部9aとテーパ穴部9bと保持穴部9cの内周面には、前記シリンダ2の内部を前記開口穴部9dに連通させる所定幅、所定深さの凹溝9eが、複数個(図示の例では4個)前記円筒状部材10の周方向に所定間隔をあけて配置され、円筒状部材10の軸方向に沿って形成されている。前記凹溝9eの個数は4個に限らず、1個または4個以外の複数個であってもよい。また、前記保持穴部9cの円筒状部材10の軸方向における長さL1は、前記中間ストッパー5cの軸長(中間ストッパー5bの外周部が該外周部と同径の円筒面に接触する両端部間の距離)L2の少なくとも1/2に設定されのが好ましい。
前記保持穴部9cの長さL1が中間ストッパー5cの軸長L2の1/2より短いと、前記保持穴部9cに中間ストッパー5cを装着して二室式容器兼用注射器1を、後述の打栓用治具に支持して搬送、凍結乾燥処理する際に、該打栓用持具が大きく振動した場合に、前記中間ストッパー5bが緩んで保持穴部9cから脱落するおそれがある。
なお、前記嵌着穴8の挿通穴部9aとの境界部には浅い環状の凹溝8aが形成されており、前記嵌着穴8に嵌入されて後端面を境界面8bに当接された前記シリンダ2が、その後端外周に設けられた環状の突起部2bを前記凹溝8aに嵌合されることにより、前記フィンガーグリップ4がシリンダ2にしっかりと嵌着されるようになっている。
なお、前記嵌着穴8の挿通穴部9aとの境界部には浅い環状の凹溝8aが形成されており、前記嵌着穴8に嵌入されて後端面を境界面8bに当接された前記シリンダ2が、その後端外周に設けられた環状の突起部2bを前記凹溝8aに嵌合されることにより、前記フィンガーグリップ4がシリンダ2にしっかりと嵌着されるようになっている。
次に、本発明の一実施の形態に係る二室式容器兼用注射器の打栓用治具15について図4〜図6にもとづいて説明する。
前記打栓用治具15は、前記二室式容器兼用注射器1を支持して搬送されて凍結乾燥装置内に設置され、二室式容器兼用注射器1内に充填された薬剤が凍結乾燥された後に、前記中間ストッパー5bを前記シリンダ2内に押し込むものであり、前記シリンダ2をフィンガーグリップ4側が上になるように軸方向を上下方向に向けられた二室式容器兼用注射器1を支持するスタンド16と、該スタンド16の上方に配置されて下降されることにより、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9に保持された中間ストッパー5bを押し下げて前記シリンダ2内に挿入させる打栓部材17とを備えている。
前記打栓用治具15は、前記二室式容器兼用注射器1を支持して搬送されて凍結乾燥装置内に設置され、二室式容器兼用注射器1内に充填された薬剤が凍結乾燥された後に、前記中間ストッパー5bを前記シリンダ2内に押し込むものであり、前記シリンダ2をフィンガーグリップ4側が上になるように軸方向を上下方向に向けられた二室式容器兼用注射器1を支持するスタンド16と、該スタンド16の上方に配置されて下降されることにより、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9に保持された中間ストッパー5bを押し下げて前記シリンダ2内に挿入させる打栓部材17とを備えている。
前記スタンド16は、軸方向を上下方向に向けて水平方向に間隔をあけて配置された複数(図示の例では矩形の頂点部に配置した4本)の円筒状支柱(筒状支柱)18と、水平状態にして前記各円筒状支柱18の上端部に固定された矩形のグリップ支持板19と、該グリップ支持板19の下方にそれと平行に間隔をあけて配置されて前記円筒状支柱18の下部に固定された、グリップ支持板19と同形状の筒先支持板20とを備えている。なお、前記筒状支柱18は円筒状支柱に限らず、角筒状支柱であってもよい、
前記グリップ支持板19には、前記二室式容器兼用注射器1の筒先3を挿通させた後にフィンガーグリップ4の円筒状部材10を挿入可能なグリップ受穴19aが、その軸線を上下方向に向けて縦横に整列して多数(複数)設けられている。また、前記筒先支持板20には、前記筒先3のハブルアーロック部3eを挿通させてバイパスチャンバー部3dを支持する筒先受穴20aが、それらの軸線を前記グリップ受穴19aの軸線に一致されて、縦横に整列して複数設けられている。
前記グリップ支持板19には、前記二室式容器兼用注射器1の筒先3を挿通させた後にフィンガーグリップ4の円筒状部材10を挿入可能なグリップ受穴19aが、その軸線を上下方向に向けて縦横に整列して多数(複数)設けられている。また、前記筒先支持板20には、前記筒先3のハブルアーロック部3eを挿通させてバイパスチャンバー部3dを支持する筒先受穴20aが、それらの軸線を前記グリップ受穴19aの軸線に一致されて、縦横に整列して複数設けられている。
前記グリップ受穴19aは、図3に示すように、その下側部が前記フィンガーグリップ4の円筒状部材10が挿入される嵌入穴19a1とされ、その上側部がフィンガーグリップ4の円筒状部材10に指掛部11が接続する円弧状部4aとの干渉を防止するための上側に広がるテーパ穴19a2とされている。また、前記筒先受穴20aは、その下側が前記筒先3のハブルアーロック部3eが挿通される嵌入穴20a1とされ、その上側部が前記筒先3のバイパスチャンバー部3dより径大とされた係止穴部20a2とされている。そして、該係止穴部20a2の底部は、前記バイパスチャンバー部3dの前端面の係合部3fを当接させて支持する環状の係止部20a3とされ、前記係合部3fと同勾配の傾斜面に形成されている。
また、前記打栓部材17は、前記各円筒状支柱18内に挿入されて上下動可能に案内支持された複数(図示の例では4本)の軸状の支持部材21と、該支持部材21の上端に固定され、前記グリップ支持板19に平行に設けられたそれと同形状の押圧板22と、該押圧板22に前記グリップ支持板19のグリップ受穴19aに対応して固定されて、押圧板22の下方に垂直に延長された所定長さを有する複数の押し棒23とを備えている。各押し棒23の軸心は、対応する前記各グリップ受穴19aの軸心に略一致されている。
前記支持部材21は、常態では、前記円筒状支柱18の下部に収納されている圧縮コイルバネ(バネ)24の付勢力で上昇端位置に保持され、前記押し棒23の下端が前記フィンガーグリップ4に保持された中間ストッパー5bの上端から所定距離だけ離間される位置まで前記押圧板22を上昇させており、また、前記押圧板22が凍結乾燥装置内の棚板25に設置されたシリンダ装置等の加圧手段(図示せず)で下降された時には、前記押し棒23が前記中間ストッパー5bをシリンダ2内の中間部(図6で鎖線で示す位置)まで押し込むことを許容するように設けられている。
前記支持部材21は、常態では、前記円筒状支柱18の下部に収納されている圧縮コイルバネ(バネ)24の付勢力で上昇端位置に保持され、前記押し棒23の下端が前記フィンガーグリップ4に保持された中間ストッパー5bの上端から所定距離だけ離間される位置まで前記押圧板22を上昇させており、また、前記押圧板22が凍結乾燥装置内の棚板25に設置されたシリンダ装置等の加圧手段(図示せず)で下降された時には、前記押し棒23が前記中間ストッパー5bをシリンダ2内の中間部(図6で鎖線で示す位置)まで押し込むことを許容するように設けられている。
次に、前記構成の二室式容器兼用注射器1およびその打栓用治具15においては、図6に示すように、前後端に筒先3とフィンガーグリップ4をそれぞれ嵌着したシリンダ2の内部前方に前部ストッパー5aを挿入すると共に、前記筒先3のルアー先3aにキャップ7を装着して前端側を密閉した前記シリンダ2内に、凍結乾燥される薬剤を充填し、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9の保持穴部9cに中間ストッパー5bを挿入、支持させた状態で二室式容器兼用注射器1を準備する。そして、この準備した二室式容器兼用注射器1の複数本を、前記フィンガーグリップ4側を上にして、前記打栓用治具15のスタンド16におけるグリップ支持板19のグリップ受穴19aと筒先支持板20の筒先受穴20aに、グリップ受穴19a側から挿入して前記リップ支持板19と筒先支持板20に支持させる。そして、前記打栓部材17を、その支持部材21を前記スタンド16の円筒状支柱18の内部に挿入して圧縮コイルバネ24によって弾力的に昇降可能に支持させる。
しかる後に、前記二室式容器兼用注射器1を複数個支持した打栓用治具15を適宜搬送装置によって凍結乾燥装置(図示せず)の内部に搬送して、該凍結乾燥装置内の複数段の棚板25の上に設置する(図5では1つの棚板25上に打栓用治具15が設置された状態を示す)。凍結乾燥装置内に設置された各二室式容器兼用注射器1は、該凍結乾燥装置の作動によって超低温、超真空の雰囲気に所定時間曝されることによって、前記各シリンダ2内の前部ストッパー5aと中間ストッパー5bとの間に充填されていた薬剤が凍結乾燥される。その際、薬剤に含まれている水分が、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9の内壁に設けられている凹溝9eを通ってシリンダ2の外部へ吸引排出され、これによって前記薬剤が十分に凍結乾燥される。
このようにして、各二室式容器兼用注射器1のシリンダ2内の薬剤の凍結乾燥が終了すると、前記棚板25に設置された加圧手段(図示せず)が作動することにより、前記打栓部材17の押圧板22が下降され、該押圧板22に固定されている複数の押し棒23がその軸方向の下方へ一斉に移動される。これにより、前記各フィンガーグリップ4の保持穴部9cに個々に保持されていた複数の中間ストッパー5bが、下方へ一斉に押され、前記挿入穴9の挿通穴部9aを弾性的に縮径されながら通過して、各シリンダ2のバイパス路2aの上端部付近の所定位置まで押し込まれる。
この後、前記加圧手段が逆に作動され、前記圧縮コイルバネ24により前押圧板が上昇端に上昇されて押し棒23がシリンダ2内から脱出された状態となると、各二室式容器兼用注射器1は、前記打栓用治具15ごと搬送装置によって殺菌装置に搬送されて殺菌され、さらに溶解液の充填装置に搬送されて前記各シリンダ2内の前記中間ストッパー5bの上に溶解液が充填され、シリンダ2の後端部に後部ストッパー5cが打栓されて包装され、または必要に応じて前記後部ストッパー5cにプランジャーロッド6が連結されて包装される。
この後、前記加圧手段が逆に作動され、前記圧縮コイルバネ24により前押圧板が上昇端に上昇されて押し棒23がシリンダ2内から脱出された状態となると、各二室式容器兼用注射器1は、前記打栓用治具15ごと搬送装置によって殺菌装置に搬送されて殺菌され、さらに溶解液の充填装置に搬送されて前記各シリンダ2内の前記中間ストッパー5bの上に溶解液が充填され、シリンダ2の後端部に後部ストッパー5cが打栓されて包装され、または必要に応じて前記後部ストッパー5cにプランジャーロッド6が連結されて包装される。
前記二室式容器兼用注射器1においては、前記シリンダ2の後端に嵌着穴8を介して嵌着されたフィンガーグリップ4における円筒状部材10の挿入穴9に、平行状穴からなる保持穴部9cを設け、該保持穴部9cに中間ストッパー5cが挿入されて該保持穴部9cに密接に嵌合して保持された状態とされているので、二室式容器兼用注射器1が打栓用治具15に支持されて凍結乾燥装置に対して搬入、搬出される際や凍結乾燥装置内で処理される際に振動等によって大きく揺れ動いても、前記中間ストッパー5bが前記保持穴部9cから脱落することはなく、前記シリンダ2の前側を前部ストッパー5aに密封してその上方に充填された凍結乾燥用の薬剤を仮封止状態に確実に維持させることができ、前記薬剤の凍結乾燥時に、前記挿入穴9に設けた凹溝9eを通して薬剤中の水分の吸引排出が円滑に行えて、前記凍結乾燥が確実に行われる。
また、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9は、前記保持穴部9cの前方がテーパ穴部9bとされて保持穴部9cより小径の前記挿通穴部9aに連続されているので、前記中間ストッパー5bがシリンダ2内に押し込まれる際に、テーパ穴部9bの勾配によって徐々に弾性的に縮径されながら挿通穴部9aを通過し、円滑にシリンダ2内に挿入される。
また、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9は、前記保持穴部9cの前方がテーパ穴部9bとされて保持穴部9cより小径の前記挿通穴部9aに連続されているので、前記中間ストッパー5bがシリンダ2内に押し込まれる際に、テーパ穴部9bの勾配によって徐々に弾性的に縮径されながら挿通穴部9aを通過し、円滑にシリンダ2内に挿入される。
また、前記打栓用治具15においては、複数の二室式容器兼用注射器1のシリンダ2が、前記スタンド16の円筒状支柱18の上下に固定したグリップ支持板19と筒先支持板20にそれぞれ複数設けたグリップ受穴19aと筒先受穴20aとに個々に挿入され、フィンガーグリップ4側を上にして上下の2箇所で支持されるので、前記シリンダ2が上下方向に向けて安定した状態で支持され、打栓時に、前記円筒状支柱18に昇降自在に支持された打栓部材17を加圧手段によって押し下げることによって、各フィンガーグリップ4に支持された複数の中間ストッパー5bが、各シリンダ2に一斉に挿入されて能率良く確実に打栓される。
以上説明したように、前記実施の形態に係る二室式容器兼用注射器1は、前端に筒先3を有し後端にフィンガーグリップ4を嵌着されたシリンダ2の内部が、その前後端側に位置する前部ストッパー5aおよび後部ストッパー5cと、それらの前部、後部ストッパー5a,5c間に位置する中間ストッパー5bとにより、前後二室に液密に区分され、前部ストッパー5aと中間ストッパー5bとの間のシリンダ壁に外側に膨出したバイパス路2aが形成されている二室式容器兼用注射器において、前記フィンガーグリップ4が、軸方向の前側に前記シリンダ2の後端外周部に嵌合する嵌着穴8を有し、軸方向の後側に前記中間ストッパー5bを挿通可能な挿入穴9を有する円筒状部材10と、該円筒状部材10の後端外周にその直径方向に突き出して一体に設けた一対の指掛部11,11とを備えており、前記挿入穴9に、前記嵌着穴8に連絡する前端側にシリンダ2の内径より小径に形成された挿通穴部9aと、該挿通穴部9aの後側にテーパ穴部9bを介して連続され、前記中間ストッパー5bの外径部が嵌合可能な前記挿通穴9aより大径の平行状穴からなる保持穴部9cと、該保持穴部9cを前記円筒状部材10の後端に開口させる外広がりのテーパを有する開口穴部9dとが設けられると共に、前記挿通穴部9aとテーパ穴部9bと保持穴部9cの内周面に、前記シリンダ2の内部を前記開口穴部9dに連通させる凹溝9eが、前記円筒状部材10の軸方向に沿って形成された構成とされている。
したがって、前記実施の形態に係る二室式容器兼用注射器1によれば、前記シリンダ2の後端に嵌着されたフィンガーグリップ4の円筒状部材10の挿入穴9に設けた平行状穴からなる保持穴部9cに、中間ストッパー5bをその軸長の1/2以上を挿入、密接してしっかりと保持させた状態とすることができるので、二室式容器兼用注射器1を打栓用治具15に支持して凍結乾燥装置等に対して搬入、搬出する際や凍結乾燥装置内での処理する際に、前記打栓用治具15が振動等によって大きく揺れ動いても、前記中間ストッパー5bが前記保持穴部9cから脱落することはなく、前記シリンダ2の前側を前部ストッパー5aに密封してその上方に充填された凍結乾燥用の薬剤を仮封止状態に確実に維持させることができると共に、前記薬剤の凍結乾燥時に、前記挿入穴9に設けた凹溝9eを通して薬剤中の水分の吸引排出を円滑に行うことができ、前記凍結乾燥を適切に行うことができる。
しかも、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9は、前記保持穴部9cの前方がテーパ穴部9bとされて保持穴部9cより小径の前記挿通穴部9aに連続されているので、前記中間ストッパー5bをシリンダ2内に押し込む際に、テーパ穴部9bの勾配によって中間ストッパー5bを徐々に弾性的に縮径させながら挿通穴9aを通過させ、損傷を与えることなくシリンダ2内に円滑に挿入させることができる。
しかも、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9は、前記保持穴部9cの前方がテーパ穴部9bとされて保持穴部9cより小径の前記挿通穴部9aに連続されているので、前記中間ストッパー5bをシリンダ2内に押し込む際に、テーパ穴部9bの勾配によって中間ストッパー5bを徐々に弾性的に縮径させながら挿通穴9aを通過させ、損傷を与えることなくシリンダ2内に円滑に挿入させることができる。
また、前記実施の形態に係る二室式容器兼用注射器の打栓用治具15は、シリンダ2をフィンガーグリップ4側が上になるように上下方向に向けられた二室式容器兼用注射器1がスタンド16に支持され、該スタンド16の上方に配置された打栓部材17が下降されることにより、前記フィンガーグリップ4の挿入穴9に保持された中間ストッパー5cが押し下げられて前記シリンダ2内に挿入されるようにした二室式容器兼用注射器の打栓用治具であって、前記スタンド16が、軸方向を上下方向に向けて水平方向に間隔をあけて配置された複数の円筒状支柱18と、水平状態にして前記各円筒状支柱18の上端部に固定されたグリップ支持板19と、該グリップ支持板19の下方にそれと平行に間隔をあけて配置されて前記円筒状支柱18の下部に固定された筒先支持板20とを備え、前記グリップ支持板19に前記筒先3を挿通させた後にフィンガーグリップ4の円筒状部材10を挿入可能なグリップ受穴19aが、前記筒先支持板20に前記筒先3のルアー部を挿通させて筒先の外周端部を支持する筒先受穴20aが、それらの軸線を一致されてグリップ支持板19と筒先支持板20にそれぞれ縦横に複数設けられ、また、前記打栓部材17が、前記各円筒状支柱18に上下動可能に案内支持された複数の支持部材21と、該支持部材21の上端に固定され、前記グリップ支持板19に平行に設けられた押圧板22と、該押圧板22に前記グリップ支持板19のグリップ受穴19aに対応して固定されて下方に垂直に延長された所定長さを有する複数の押し棒23とを備え、前記支持部材21は、常態では、圧縮コイルバネ24の付勢力で前記押し棒23の下端が前記フィンガーグリップ4に保持された中間ストッパー5bの上端から離間される位置まで前記押圧板22を上昇させ、前記押圧板22が加圧手段で下降された時には、前記押し棒23が前記中間ストッパー5bをシリンダ2内の中間部まで押し込むことを許容するように設けられた構成とされている。
したがって、前記実施の形態に係る二室式容器兼用注射器の打栓用治具15によれば、複数の二室式容器兼用注射器1のシリンダが、前記スタンド16の円筒状支柱18の上下に固定したグリップ支持板19と筒先支持板20にそれぞれ複数設けたグリップ受穴19aと筒先受穴20aに個々に挿入され、フィンガーグリップ4側を上にして上下の2箇所で支持されるようになっているので、前記シリンダ2を上下方向に向けて安定した状態で支持させることができ、打栓時に、前記円筒状支柱18に昇降自在に支持された打栓部材17を加圧手段によって押し下げることによって、各フィンガーグリップ4に支持された複数の中間ストッパー5bを、各シリンダ2に一斉に挿入して能率良く、確実に打栓することができる。
また、前記打栓部材17が、圧縮コイルバネ24によりスタンド16に対して上方の所定位置に上昇して待機するようになっているので、打栓時に前記打栓部材17の押圧板22を操作する凍結乾燥装置内の加圧手段は、単に押圧板22の押し下げおよびその解除の機能を有していればよく、前記押圧板22に対する着脱自在の連結手段を備えて該押圧板22を昇降させる必要がなく、その構造が簡単となると共に、前記スタンド16に前記押圧板22を押し下げる手段を付設する必要がく、打栓用治具15の構造も簡単になる。
また、前記打栓部材17が、圧縮コイルバネ24によりスタンド16に対して上方の所定位置に上昇して待機するようになっているので、打栓時に前記打栓部材17の押圧板22を操作する凍結乾燥装置内の加圧手段は、単に押圧板22の押し下げおよびその解除の機能を有していればよく、前記押圧板22に対する着脱自在の連結手段を備えて該押圧板22を昇降させる必要がなく、その構造が簡単となると共に、前記スタンド16に前記押圧板22を押し下げる手段を付設する必要がく、打栓用治具15の構造も簡単になる。
1 二室式容器兼用注射器
2 シリンダ
2a バイパス路
3 筒先
4 フィンガーグリップ
5a,5c 前部、後部ストッパー
5b 中間ストッパー
9 挿入穴
9a 挿通穴部
9b テーパ穴部
9c 保持穴部
9d 開口穴部
9e 凹溝
10 円筒状部材
11 指掛部
15 打栓用治具
16 スタンド
17 打栓部材
18 円筒状支柱(筒状支柱)
19 グリッパ支持板
19a グリップ受穴
20 筒先支持板
20a 筒先受穴
21 支持部材
22 押圧板
23 押し棒
24 圧縮コイルバネ(バネ)
25 棚板
2 シリンダ
2a バイパス路
3 筒先
4 フィンガーグリップ
5a,5c 前部、後部ストッパー
5b 中間ストッパー
9 挿入穴
9a 挿通穴部
9b テーパ穴部
9c 保持穴部
9d 開口穴部
9e 凹溝
10 円筒状部材
11 指掛部
15 打栓用治具
16 スタンド
17 打栓部材
18 円筒状支柱(筒状支柱)
19 グリッパ支持板
19a グリップ受穴
20 筒先支持板
20a 筒先受穴
21 支持部材
22 押圧板
23 押し棒
24 圧縮コイルバネ(バネ)
25 棚板
Claims (3)
- 前端に筒先を有し後端にフィンガーグリップを嵌着されたシリンダの内部が、その前後端側に位置する前部ストッパーおよび後部ストッパーと、それらの前部、後部ストッパー間に位置する中間ストッパーとにより前後二室に液密に区分され、前部ストッパーと中間ストッパーとの間のシリンダ壁に外側に膨出したバイパス路が形成されている二室式容器兼用注射器において、
前記フィンガーグリップは、軸方向の前側に前記シリンダの後端外周部に嵌合する嵌着穴を有し、軸方向の後側に前記中間ストッパーを挿通可能な挿入穴を有する円筒状部材と、該円筒状部材の後端外周にその直径方向に突き出して一体に設けた一対の指掛部とを備えており、前記挿入穴には、前記嵌着穴に連絡する前端側にシリンダの内径より小径に形成された挿通穴部と、該挿通穴部の後側にテーパ穴部を介して連続され、前記中間ストッパーの外径部が嵌合可能な前記挿通穴より大径の平行状穴からなる保持穴部と、該保持穴部を前記円筒状部材の後端に開口させる外広がりのテーパを有する開口穴部とが設けられると共に、前記挿通穴部とテーパ穴部と保持穴部の内周面には、前記シリンダの内部を前記開口穴部に連通させる凹溝が、前記円筒状部材の軸方向に沿って形成されていることを特徴とする二室式容器兼用注射器。 - 前記保持穴部は、その円筒状部材の軸方向における長さが前記中間ストッパーの軸長の少なくとも1/2に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の二室式容器兼用注射器。
- シリンダをフィンガーグリップ側が上になるように上下方向に向けられた二室式容器兼用注射器がスタンドに支持され、該スタンドの上方に配置された打栓部材が下降されることにより、前記フィンガーグリップの挿入穴に保持された中間ストッパーが押し下げられて前記シリンダ内に挿入されるようにした二室式容器兼用注射器の打栓用治具であって、
前記スタンドは、軸方向を上下方向に向けて水平方向に間隔をあけて配置された複数の筒状支柱と、水平状態にして前記各筒状支柱の上端部に固定されたグリップ支持板と、該グリップ支持板の下方にそれと平行に間隔をあけて配置されて前記筒状支柱の下部に固定された筒先支持板とを備え、前記グリップ支持板には前記筒先を挿通させた後に前記フィンガーグリップの円筒状部材を挿入可能なグリップ受穴が、前記筒先支持板には前記筒先のルアー部を挿通させて筒先の外周端部を支持する筒先受穴が、それらの軸線を一致されてグリップ支持板と筒先支持板にそれぞれ縦横に複数設けられ、また、前記打栓部材は、前記各筒状支柱に上下動可能に案内支持された複数の支持部材と、該支持部材の上端に固定され、前記グリップ支持板に平行に設けられた押圧板と、該押圧板に前記グリップ支持板のグリップ受穴に対応して固定されて下方に垂直に延長された所定長さを有する複数の押し棒とを備え、前記支持部材は、常態では、バネの付勢力で前記押し棒の下端が前記フィンガーグリップに保持された中間ストッパーの上端から離間される位置まで前記押圧板を上昇させ、前記押圧板が加圧手段で下降された時には、前記押し棒が前記中間ストッパーをシリンダ内の中間部まで押し込むことを許容するように設けられていることを特徴とする二室式容器兼用注射器の打栓用治具。
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