JP2002095745A - 容器兼用注射器の組立方法および容器兼用注射器 - Google Patents
容器兼用注射器の組立方法および容器兼用注射器Info
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Abstract
射器本体の周方向における位置を確実に一致させ、容器
兼用注射器の取扱、利便性、安全性を高める。 【解決手段】 容器兼用注射器1は、円筒状のシリンダ
2の先端に筒先3を、後端にフィンガーグリップ4を設
けた注射器本体5と、注射器本体5の筒先3に取り付け
た注射針7と、その外側に装着したプロテクター(ガー
ド)8とを備えている。注射針7にプロテクター8を装
着した注射針アッセンブリー11の外側から注射針7の
周方向の刃面7aの位置を検出して、その位置を示すマ
ーク12を注射針アッセンブリー11の外側に表示した
後、注射針アッセンブリー11を、マーク12の位置と
注射器本体5の外周部の目盛等9の位置とフィンガーグ
リップ4の指掛け部4aの位置とを注射器本体5の周方
向に一致した状態にして注射器本体5に取り付けること
により、容器兼用注射器1が組み立てられる。
Description
め薬剤を充填、保管しておき、使用時に包装から取り出
して直ぐに使用することができる容器兼用注射器の組立
方法および容器兼用注射器に関するものである。
けておく容器兼用注射器は、病院内において煩雑な操作
をすることなく、包装材料から取り出して直ぐに使用で
きるので、利便性に優れ、医師や看護婦の作業の軽減に
大変に役立ち、このため、多くの病院で前記容器兼用注
射器が採用されるようになって来ている。しかし、従来
の容器兼用注射器は、注射器本体に対し注射針が無作為
に組み立てられており、注射器本体に表示してある目盛
や容量を示す数値、文字、医薬品名、その他の重要な表
示と、注射針の刃面との、注射器本体の周方向における
位置が全く一致していないのが一般的であり、前記重要
な表示の位置と注射針の刃面位置とを自動的に確認し
て、それらを機械的に一致するようにして容器兼用注射
器の組み立てる方法は行われていないのが現状である。
たルアー・ロック方式(注射中に注射針が注射器本体か
ら不意に抜けたりしない構造)になっているものにあっ
ては、注射針を前記筒先にねじ込んで組み立てた際、ね
じによって一定の締付力で固定されたところが取付位置
であって、該取付位置は注射針を注射器本体に対しその
周方向に一定の位置関係を強制的に設定して固定した位
置ではないので、注射針の刃面位置を注射器本体の目盛
等の位置に対応させて微妙に調整して、それらの位置を
一致させることはできない。
は、容器兼用注射器を使用する直前に注射針の刃面を目
盛や表示に合わせてから使用することが習慣となってい
たり、また、そのように指導されているため、医師や看
護婦は、前記のように刃面と目盛等が一致していない容
器兼用注射器にあっては使用直前に、注射器本体に組み
付けられている注射針を一度注射器本体の筒先から取り
外すようにして緩め、注射針を覆うプロテクタ(ガー
ド)の外側から注射針の刃面の向きを確認し、その刃面
を目盛等の位置に合わせてから、再度注射針を注射器本
体の筒先に固く固定し直してから使用する必要がある。
このことは、容器兼用注射器の利便性や安全性を著しく
損なうものであり、その改善が強く望まれていた。
ロック方式になっているものにあっては、ねじの位置
と、筒先のテーパ部(ルアー・チップ)と、注射針の針
もとの太さとの三者の関係から組み付けられた注射針の
刃面の位置は、何処を向いて固定されるか判らず、自由
に調整することはできないため、刃面の向きが目盛や表
示とは異なる方向を向いていても、また、フィンガーグ
リップ(フランジまたは鍔)の指掛け部の位置と合わな
くても、そのまま注射する不便を容認しなければならな
い。また、時には、筒先がルアー・ロック方式であるこ
とも忘れて無理に注射針の刃面と注射器本体の目盛等と
の位置合わせを行うなどの操作をしてしまう危険性があ
った。
に合わせようとして注射針を無理に回転させて、針もと
やルアー・ロック方式の筒先のねじを損傷させてしまっ
たり、また、注射針をねじの締め付け方向と逆方向に回
転させて刃面を目盛等に合わせようとしたために、注射
針と注射器本体の筒先との固定が緩んでしまい、筒先と
針もととの間から薬液が漏れてしまう等の危険性がある
など、注射の準備操作が煩雑になる問題があった。
であって、注射器本体に表示された目盛等と注射針の刃
面とフィンガーグリップとの、注射器本体の周方向にお
ける位置を確実に一致させて、注射針を注射器本体に組
み付けることができる容器兼用注射器の組立方法を提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は、注
射器本体に表示された目盛等と注射針の刃面とフィンガ
ーグリップとの、注射器本体の周方向における位置が一
致されて、注射器本体に注射針が組み付けれてなり、取
扱操作が簡単で、利便性、安全性を高めた容器兼用注射
器を提供することである。
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係る容器兼用注射器の組立方法は、円筒状の
シリンダの先端に筒先を設け後端にフィンガーグリップ
を設けた注射器本体と、該注射器本体の筒先に取り付け
た注射針と、該注射針の外側に装着したプロテクタとを
備えた容器兼用注射器の組立方法において、前記注射針
にプロテクターを装着した注射針アッセンブリーにおけ
る注射針の周方向の刃面位置を、前記プロテクターの外
側から検出し、この検出した位置を示すマークを前記注
射針アッセンブリーの外側に表示するマーク表示工程
と、該マーク表示工程で表示されたマークの位置と注射
器本体の外周部に表示された目盛等の位置とが前記注射
器本体の周方向において一致した状態にして、前記注射
針アッセンブリーを注射器本体に取り付ける取付工程と
を有することを特徴とする。
は、予め注射針の外側にプロテクターを装着して用意さ
れた注射針アッセンブリーが、マーク表示工程で、外側
から注射針の周方向における刃面位置を検出され、該刃
面位置を示すマークが前記注射針アッセンブリーの外側
に表示される。しかる後に、取付工程で、注射器本体の
外周部に表示された目盛等の位置に、前記注射針アッセ
ンブリーに表示されたマークの位置が、注射器本体の周
方向において一致した状態にされて、前記注射針アッセ
ンブリーがその注射針を前記注射器本体の筒先に取り付
けられて注射器本体に取り付けられる。
予め注射針アッセンブリーの外側に注射針の刃面位置を
示すマークが表示されるので、このマークの位置に注射
器本体に表示された目盛等の位置を注射器本体の周方向
において一致させて、前記注射針アッセンブリーを注射
器本体に取り付けると、注射針の刃面位置と注射器本体
の目盛等の位置が正確に一致された容器兼用注射器が組
み立てることができ、注射針の刃面、目盛等、フィンガ
ーグリップの3つの重要な要素の位置が一方向に揃えら
れ、病医院において注射直前に医師や看護婦が注射針の
位置を修正しなくてもよい容器兼用注射器が提供され
る。
は、円筒状のシリンダの先端に筒先を設け後端にフィン
ガーグリップを設けた注射器本体と、該注射器本体の筒
先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に装着したプ
ロテクタとを備えた容器兼用注射器の組立方法におい
て、前記注射針にプロテクターを装着した注射針アッセ
ンブリーにおける注射針の周方向の刃面位置を、前記プ
ロテクターの外側から検出し、この検出した位置を示す
マークを前記注射針アッセンブリーの外側に表示するマ
ーク表示工程と、前記マークを表示された注射針アッセ
ンブリーを注射器本体に取り付ける取付工程と、目盛等
が表示されたラベルを、前記マーク表示工程で表示され
たマークに対し前記注射器本体の周方向において位置を
一致した状態にして、注射針アッセンブリーを取り付け
た注射器本体の外周部に貼附するラベル貼附工程とを有
することを特徴とする。
は、請求項1に記載の容器兼用注射器の組立方法におい
て、目盛等は、予め、目盛等が表示されたラベルを注射
器本体の外周部に貼附して設けられることを特徴とす
る。請求項2と請求項3に係る容器兼用注射器の組立方
法では、前記注射器本体の目盛等が、予め目盛等が表示
されたラベルを注射器本体に貼附して設けられる形式の
ものである場合、マーク表示工程の後に、注射針アッセ
ンブリーを注射器本体に取り付けてから前記ラベルを前
記注射器本体に貼附するか、注射器本体にラベルを貼附
してから前記注射針アッセンブリーを注射器本体に取り
付けるかが、容器兼用注射器の組立工程の都合により選
択されて適切に実施される。
は、請求項1〜3のいずれかに記載の容器兼用注射器の
組立方法において、フィンガーグリップは、その指掛け
部の注射器本体の周方向における位置が調整できるよう
に回転可能に注射器本体に嵌着して設けられるようにな
っており、取付工程の後に、前記マークの位置に対し前
記指掛け部の位置が注射器本体の周方向において所定状
態になるように前記注射器本体に嵌着されることを特徴
とする。
は、請求項1または3に記載の容器兼用注射器の組立方
法において、フィンガーグリップは、その指掛け部の注
射器本体の周方向における位置が調整できるように回転
可能に注射器本体に嵌着して設けられるようになってお
り、目盛等の位置に対し前記指掛け部の位置が注射器本
体の周方向において所定位置になるように前記注射器本
体にフィンガーグリップが嵌着された後に、取付工程が
行われることを特徴とする。
は、請求項2に記載の容器兼用注射器の組立方法におい
て、フィンガーグリップは、その指掛け部の注射器本体
の周方向における位置が調整できるように回転可能に注
射器本体に嵌着して設けられるようになっており、取付
工程は、前記注射器本体に嵌着した前記フィンガーグリ
ップの指掛け部の位置が、マークの位置に対し注射器本
体の周方向において所定状態になるようにして、注射針
アッセンブリーを注射器本体に取り付けることを特徴と
する。
は、請求項3に記載の容器兼用注射器の組立方法におい
て、フィンガーグリップは、その指掛け部の注射器本体
の周方向における位置が調整できるように回転可能に注
射器本体に嵌着して設けられるようになっており、ラベ
ルは、フィンガーグリップが注射器本体に嵌着された後
に、フィンガーグリップの指掛け部の位置に対し注射器
本体の周方向において所定位置になるように、注射器本
体に貼附することを特徴とする。
の組立方法では、フィンガーグリップが、その指掛け部
の注射器本体の周方向における位置を調整できるように
注射器本体に回転可能に嵌着される形式のものである場
合、フィンガーグリップを注射器本体に嵌着する手順
を、容器兼用注射器の組立工程の都合に合わせていずれ
かが選択されて適切に実施される。
は、請求項1〜7のいずれかに記載の容器兼用注射器の
組立方法において、注射針アッセンブリーは、前記シリ
ンダに嵌着可能に形成された注射器本体の筒先に前記注
射針が取り付けられてなり、前記取付工程において前記
シリンダに前記筒先を取り付けることを特徴とする。請
求項9に係る容器兼用注射器の組立方法は、請求項8に
記載の容器兼用注射器において、筒先は、円筒状の取付
部の先端に前記注射針が係合するルアー・テーパ部とそ
の外側にネジ部を有するハブルアー・ロックであること
を特徴とする。
の組立方法では、前記注射器本体の筒先が、ハブルアー
・ロックのように前記シリンダに嵌着可能になっている
形式のものである場合、シリンダから外した筒先に注射
針を装着して注射針アッセンブリーが構成され、該筒先
を有する注射針アッセンブリーが、その注射針の刃面位
置を注射器本体の目盛等やフィンガーグリップに合わせ
て注射器本体に確実に取り付けられる。
法は、円筒状のシリンダの先端に筒先を設け後端にフィ
ンガーグリップを設けた注射器本体と、該注射器本体の
筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に装着した
プロテクターとを備えた容器兼用注射器の組立方法にお
いて、前記注射針にプロテクターを装着した注射針アッ
センブリーにおける注射針の周方向の刃面位置を、組立
装置に設置された刃面検出手段により前記プロテクター
の外側から検出し、この検出した位置と注射器本体の外
周部に表示された外側表示部の位置とを直接に位置合わ
せして、それらの位置を前記注射器本体の周方向におい
て一致した状態にして、前記注射針アッセンブリーを注
射器本体に取り付けることを特徴とする。
針の刃面位置を検出して、その位置と注射器本体におけ
る外周表示部の位置との直接の位置合わせにより容器兼
用注射器の組立ができるので、注射針の刃面位置と注射
器本体の外周表示部の位置とを正しく一方向に揃えられ
る上に、前記注射器アッセンブリーに対するマーク表示
工程を設ける必要がないため、組立工程が簡略化され、
能率的な容器兼用注射器の組立作業が行われる。
状のシリンダの先端に筒先を設け後端にフィンガーグリ
ップを設けた注射器本体と、該注射器本体の筒先に取り
付けた注射針と、該注射針の外側に装着したプロテクタ
とを備えた容器兼用注射器において、前記注射針の前記
筒先に対する装着部の外周面と前記プロテクターの外周
面とフィンガーグリップのうちの少なくとも1つには、
前記注射針の周方向の刃面位置を示すマークが設けられ
ており、該マークと注射器本体の外周部に表示された目
盛等の位置が前記注射器本体の周方向において一致した
状態で注射器本体に注射針が取り付けられていることを
特徴とする。
クターを装着した注射針アッセンブリーの外周部に、注
射針の周方向における刃面位置を示すマークが設けられ
ているので、前記注射針アッセンブリーを注射器本体に
機械によって取り付ける際、前記注射針の刃面位置と目
盛等の位置とを注射器本体の周方向において正しく一致
されると共に、注射器本体に注射針アッセンブリーが取
り付けられた容器兼用注射器を使用する際、万一、注射
器本体の目盛等と注射針アッセンブリーまたはフィンガ
ーグリップのマークとの位置が、注射器本体周方向にお
いて不適切にずれているようなものがあれば、使用者は
それを容易に発見することができ、注射針刃面の位置を
周方向において修正する等の適切な処置が行われる。
項10に係る容器兼用注射器において、筒先は、シリン
ダに嵌着可能な円筒状の取付部の先端に前記注射針が係
合するルアー・テーパ部とその外側にネジ部を有するハ
ブルアー・ロックで構成され、前記注射針の装着部の外
周面に代わり前記ハブルアー・ロックの外周面に前記マ
ークが設けられるようになっていることを特徴とする。
この容器兼用注射器では、筒先が注射器本体のシリンダ
に嵌着可能な形式のハブルアー・ロックを有するもので
あっても、注射針の刃面位置と注射器本体の目盛等の位
置が注射器本体の周方向において正しく一致された容器
兼用注射器が提供される。
容器兼用注射器を添付図面にもとづいて説明する。図1
〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る容器兼用注
射器1を示す。この容器兼用注射器1は、円筒状のシリ
ンダ2の先端に筒先3を設け、後端にフィンガーグリッ
プ4を設けた注射器本体5と、該注射器本体5の筒先3
に針もと(装着部)6を嵌合して取り付けられている注
射針7と、該注射針7の針もと6の外周部に開口部8a
を装着して注射針7を覆うプロテクター(ガード)8と
で構成されている。前記注射器本体5の筒先3とフィン
ガーグリップ4は共にシリンダ2に一体に形成されてい
る。
ように、目盛や容量を示す数値、文字、医薬品名、その
他の重要な表示(以下、これらの少なくとも1つを「目
盛等」という)9が、直接、印刷もしくは刻設により設
けられている。前記目盛等9の注射器本体5の周方向に
おける設定位置は、フィンガーグリップ4の指掛け部4
a,4aの方向に対して直角となる一対の平滑面部4
b、4bのいづれか一方に一致した位置、すなわち、前
記目盛等9と前記一方の平滑面4bとは前記注射器本体
5の周方向において位置の位相が合わせられている(目
盛等9に対しフィンガーグリップ4の指掛け部4aの位
置が注射器本体5の周方向において所定位置になってい
る)。医師または看護婦の指示によって逆にフィンガー
グリップ4の指掛け部4aの位置に目盛等9を設ける場
合もある。
(A)に示すように、予め前記目盛等9が印刷されてい
るラベル10をシリンダ2の外周部に貼附して注射器本
体5に設けるようにしてもよく、また、図4(B)に示
すように、一部の目盛等9aをフィンガーグリップ4の
平滑面4bに合わせて予めシリンダ2に設けておき、さ
らに、透明なシートに残部の目盛等9bが印刷されてい
るラベル10aを、前記一部の目盛等9aが見えるよう
にして、前記シリンダ2の外周部に貼附して設けたもの
でもよい。
ター8は、注射針アッセンブリー11として取り扱わ
れ、該注射針アッセンブリー11がその注射針7の針も
と6を介して前記注射器本体5に取り付けられる。注射
針アッセンブリー11には、前記プロテクター8の開口
部8a側に設けたフランジ8bの外周面、胴部8cの外
周面、前記針もと6の端部に設けた外周面6aのうち少
なくとも1つの外周面に、注射針7の先端の刃面7aの
注射針7の周方向における位置(刃面位置)に一致させ
て、その位置を示すマーク12が、印刷、刻印等によっ
て設けられている。
にプロテクター8を装着してなる注射針アッセンブリー
11の外周部に、注射針7の先端の刃面7aの注射針7
の周方向における位置を示すマーク12が設けられてい
るので、前記注射針アッセンブリー11を注射器本体5
に機械によって取り付ける際、前記注射針7の刃面7a
の位置と目盛等9の位置とを注射器本体5の周方向にお
いて正しく一致させることができると共に、注射器本体
5に注射針アッセンブリー11が取り付けられた容器兼
用注射器1を使用する際、万一、注射器本体5の目盛等
9と注射針アッセンブリー11のマーク12との位置
が、注射器本体5の周方向において不適切にずれている
ようなものがあれば、使用者はそれを容易に発見するこ
とができ、マーク12の位置を目盛等9の位置に正しく
合わせ直す等の適切な処置を行うことができる。したが
って、注射器本体5のフィンガーグリップ4の指掛け部
4aと注射針7の刃面7aとが不適切な位置関係になっ
て注射が安全、容易にできない状態になっている容器兼
用注射器1の使用を確実に避けることができる。
に係る容器兼用注射器1Aを示す。この容器兼用注射器
1Aは、前記実施の形態の容器兼用注射器1において、
注射器本体5のフィンガーグリップ4がシリンダ2に一
体に形成されているのに対し、注射器本体5Aのフィン
ガーグリップ13がシリンダ2にそれとは別体に形成さ
れて嵌着し、回転可能に取り付けられている点で、構成
が前記容器兼用注射器1と相違しているが、その他の構
成は前記容器兼用注射器1と同一になっている。同一の
構成の部分については同一の符号を付して重複する説明
は省略する。
3aの後端部に、図7に示すような略矩形状のフランジ
13bを一体に結合して構成され、前記円筒部13aが
シリンダ2の後端にシリンダ2の周方向に回動可能に嵌
合されている。フィンガーグリップの13のシリンダ2
の周方向における嵌合位置は、前記実施の形態の容器兼
用注射器1におけるフィンガーグリップ4の指掛け部4
aと同様に、フランジ13bの一対の指掛け部13c、
13cに直角な位置の平滑面13d、13dの一方がシ
リンダ2の目盛等9と位相が一致する角度位置(目盛等
9に対し指掛け部13cが所定位置になるよう)に設定
されている。なお、前記フランジ13bの中心部は、前
記シリンダ2の内径よりわずかに小さく形成されてい
る。この実施の形態の容器兼用注射器1Aも前記実施の
形態の容器兼用注射器1と同様な作用、効果が奏され
る。
に係る容器兼用注射器1Bを示す。この容器兼用注射器
1Bは、前記第2の実施の形態に係る容器兼用注射器1
Aにおいて、注射器本体5Aの筒先3がシリンダ2に一
体に形成されているのに対して、該筒先3に代えてハブ
ルアー・ロック(筒先)14を前記シリンダ2の先端に
嵌着可能に取り付けて注射器本体5Bが構成され、該ハ
ブルアー・ロック14の先端に前記注射針アッセンブリ
ー11を取り付けたものである。その他の構成は、前記
容器兼用注射器1Aと同一になっており、同一の構成の
部分については同一の符号を付して重複する説明は省略
する。
2の先端に嵌合する円筒状の取付部14aの先端に、軸
心部に位置して前記筒先3のルアー・テーパ部3aと同
一形状のルアー・テーパ部3aを設けると共に、該ルア
ー・テーパ部3aの外周側に間隔をあけてルアー・ロッ
ク14bを設けたもので、前記注射針7の針もと6がル
アー・テーパ部3aに嵌合されると共に、該針もと6の
後端の外周突起6bが、前記ルアー・ロック14bの内
周のネジ部14cに係合されている。そして、この実施
の形態では、前記ハブルアー・ロック14の先端に前記
注射針アッセンブリー11を装着したものが注射針アッ
センブリー11Aを構成し、前記マーク12は、前記プ
ロテクター8に設けるほか、注射針7の外周面6aに代
えて、ハブルアー・ロック14の外周面14dに設けら
れる。
針もと6の後端の外周突起6bが前記ルアー・ロック1
4bの内周のねじ部14cに係合されているので、注射
針7が注射器本体5Bに確実に保持され、使用中に針も
と6が緩んで注射針7が注射器本体5Bから不用意に外
れることがない。この実施の形態の容器兼用注射器1B
によれば、筒先が注射器本体5Bのシリンダ2に嵌着可
能な形式のハブルアー・ロック14を有するものであっ
ても、前記各実施の形態の容器兼用注射器1,1Aと同
様に、注射針7の刃面7aの位置と注射器本体5Bの目
盛等9の位置が注射器本体5Bの周方向において正しく
一致された容器兼用注射器1Bを提供することができ
る。
兼用注射器1A,1Bでは、フィンガーグリップ13
は、そのフランジ13bの平滑面13dが注射針アッセ
ンブリー11,11Aのマーク12(注射器本体5A,
5Bの目盛等9)に合わせられる構成になっているが、
これに代えて、図8,図9に示すように、円筒部15a
に一体に形成したフランジ15bの指掛け部15c,1
5cの一方の位置を、注射針アッセンブリー11,11
Aのマーク12の位置に合わせて、かつ、その位置に一
致させて注射針7aの刃面7aの位置を示す目印15d
を後面15eに付けたものとしてフィンガーグリップ1
5を構成することができる。
(A)に示すように、指掛け部15cの中央の外側位置
に凸状の矢印として形成してもよく、また、図8の破線
と図9(B)に示すように、同様の位置に円形の穴状と
して形成してもよい。前記目印15dの輪郭形状は前記
に限らず、四角形、その他の形状であってもよく、穴状
や凹凸の形態も特に制限はなく、塗色を施してもよい。
この場合には、注射針7の刃面7aの位置が、フィンガ
ーグリップ15の指掛け部15cの目印15dから、医
師や看護婦に容易に判るようにすることができる。
A,1Bの組立方法について説明する。第1の実施の形
態に係る容器兼用注射器1の組立方法は、先ず、適宜装
着手段により、注射針7の針もと6に開口部8aを嵌合
されて、注射針7の外側にプロテクター8を装着した注
射針アッセンブリー11が用意される(準備工程)。次
に、X線カメラやCCDカメラ、レーザー光線等を使用
した検出装置によって、前記注射針アッセンブリー11
の外側から内部にある注射針7の周方向における刃面7
aの位置(刃面位置)が検出され、該刃面位置を示すマ
ーク12が、ホットスタンプ、レーザマーカー等の適宜
の表示手段によって、前記注射針アッセンブリー11の
外側(前記注射針7の外周面6a、プロテクター8のフ
ランジ8b、胴部8cの外周面)に、印刷もしくは刻設
により表示される(マーク表示工程)。
記注射針アッセンブリー11と前記注射器本体5とが、
それらの針もと6側と筒先3とを向かい合わせた状態で
同一軸線上に整列されると共に、図2に示すように、前
記注射器本体5の外周部に予め固定表示されている目盛
等9(フィンガーグリッップ4の平滑面4b)の位置
に、前記注射針アッセンブリー11に表示されたマーク
12の位置が、注射器本体5の周方向において一致した
状態にされて、次いで、注射針7と注射器本体5とが互
いに接近移動されることにより、注射針7の針もと6に
注射器本体5の筒先3のルアー・テーパ部3aが挿入、
嵌合されて、前記注射針アッセンブリー11が注射器本
体5に取り付けられる(取付工程)。
5の周方向における位置合わせは、例えば、前記組立手
段に前記検出装置と同様な装置からなる一対の検出手段
を、注射器本体の軸方向において前記目盛等9とマーク
12に対応させ、かつ、周方向において同一の角度位置
に付設しておき、回転機構により注射針アッセンブリー
11と注射器本体5とを個別に低速で軸回りに回転させ
ながら、前記各検出手段によって前記マーク12と目盛
等9をそれぞれ監視し、それぞれが検出されたとき、注
射針アッセンブリー11と注射器本体5の回転が停止さ
れることにより行われる。これにより、注射針7の刃面
7aと、注射器本体5の目盛等9と、フィンガーグリッ
プ4の平滑面(注射器本体5の周方向に関し、指掛け部
4aと直角の位置にあり、目盛等9の位置と予め合わさ
れている)4bとの3つの重要な要素の位置が一方向に
揃えられた容器兼用注射器1の組立が完了する。
等9が予め表示されておらず、図4(A)に示すよう
に、目盛等が表示されたラベル10を注射器本体5に貼
附するものに対しての組立を行う場合には、前記取付工
程では、前記マーク12を表示された注射針アッセンブ
リー11が、マーク12の位置とフィンガーグリップ4
の平滑面4aの位置に合わせた状態で、目盛等9の設け
られていない注射器本体5に取り付けられ、しかる後
に、適宜ラベル貼附手段により、目盛等9が表示された
ラベル10を、前記マーク表示工程で表示されたマーク
12に対し前記注射器本体5の周方向において位置を一
致した状態にして、注射針アッセンブリー11を取り付
けた注射器本体5の外周部に貼附する(ラベル貼附工
程)。
の平滑面4aの位置に合わせた状態で、目盛等9が表示
されたラベル10を注射器本体5の外周部に貼附し(ラ
ベル貼附工程)、しかる後に、予め目盛等9が表示され
ている注射器本体5に注射針アッセンブリー11を取り
付ける場合と同様にして取付工程を行うようにする。前
記ラベル貼附工程を取付工程の前後のいずれで行うか
は、容器兼用注射器の組立工程の都合により選択され
る。
ーグリップ4の平滑面4aに合わせて一部の目盛等9a
が注射器本体5に予め固定表示され、残部の目盛等9b
を表示したラベル10aを前記目盛等9a(平滑面4
a)に合わせて注射器本体5に貼附するものにあって
は、容器兼用注射器1の組立以前に前記ラベル10aを
注射器本体5に貼附するのであれば、図2に示すような
前記注射器本体5に固定表示されているものと同様にし
て容器兼用注射器の組立が行え、容器兼用注射器1の組
立の途中で前記ラベル10aを注射器本体5に貼附する
ものであれば、前記図4(A)に示すものと同様にして
容器兼用注射器の組立が行える。
ば、予め注射針アッセンブリー11の外側に注射針の刃
面7aの位置を示すマーク12が表示されるので、該マ
ーク12の位置に注射器本体5に表示された目盛等9の
位置を注射器本体5の周方向において一致させて、前記
注射針アッセンブリー11を注射器本体5に取り付ける
と、注射針7の刃面7aの位置と注射器本体5の目盛等
9の位置が正確に一致された容器兼用注射器1を組み立
てることができ、注射針7の刃面7a、目盛等9、フィ
ンガーグリップ4の3つの重要な要素の位置が一方向に
揃えられ、病医院において注射直前に医師や看護婦が注
射針7の位置を修正しなくてもよい容器兼用注射器1を
提供することができる。
器1Aの組立方法は、第1の実施形態に係る容器兼用注
射器1の組立方法と同様にして、準備工程、マーク表示
工程、取付工程を行った後に、前記注射針アッセンブリ
ー11のマーク12または目盛等9(図2を参照)の位
置に対し、フィンガーグリップ13の平滑面13dの位
置が、注射器本体5Aの周方向において一致するように
(マーク12または目盛等9に対し、フィンガーグリッ
プ13の指掛け部13cが所定位置になるように)合わ
せられて、フィンガーグリップ13が注射器本体5Aに
嵌着される(または、注射器本体5Aにフィンガーグリ
ップが嵌着された後、指掛け部13cを回動させて位置
合わせが行われる)(グリップ嵌着工程)。前記グリッ
プ嵌着工程と前記取付工程とを上記と逆の順序で行うこ
とができる。この場合には、注射器本体5Aの目盛等9
(図2を参照)に平滑面13dを合わせてフィンガーグ
リップ13が注射器本体5Aに嵌着される。
の外周に目盛等9が予め表示されておらず、図4(A)
に示すように、目盛等が表示されたラベル10を注射器
本体5に貼附するものに対しての組立を行う場合には、
注射針アッセンブリー11が目盛等の表示のない注射器
本体5Aに任意に取り付けられ(取付工程)、その後
に、注射針アッセンブリー11のマーク12(図2を参
照)の位置に合わせてラベル10が貼附され(ラベル貼
附工程)、前記マーク12(ラベル10の目盛等)の位
置にフィンガーグリップ13の平滑面13dの位置が合
わせられて、注射器本体5Aにフィンガーグリップ13
が嵌着される(グリップ嵌着工程)。
程、グリップ嵌着工程は、上記に限らず、工程の都合に
よりどのような順序で行ってもよいが、前記マーク12
と目盛等9とフィンガーグリップ13の平滑面13dの
位置が合わせられるようにすることは言うまでもない。
また、図4(B)に示すように、予め固定表示された目
盛等9aを有する注射器本体5Aに、目盛等9が表示さ
れたラベル10aを貼附するものにあっては、マーク1
2を付けた注射針アッセンブリー11を注射器本体5A
のシリンダ2に任意に嵌着し、前記マーク12の位置に
平滑面13dの位置が合うようにフィンガーグリップ1
3をシリンダ2に嵌着させた後、マーク12の位置に合
わせて前記ラベル10aを注射器本体5に貼附して、マ
ーク12、目盛等9a、フィンガーグリップ13の平滑
面13dの三者の位置を合わせることができる。なお、
予め注射器本体5Aに固定表示された目盛等9aは、マ
ーク12(刃面7a)に対してどの位置にあってもよい
ものだけにし、位置が重要な目盛等9bは、予めラベル
10aに印刷しておき、後から前記マーク12に合わせ
て注射器本体5Aのシリンダ2に前記ラベル10aを貼
附して表示する。したがって、予め固定表示しておく目
盛等9aは、図4(B)に図示するように、単純で周方
向の位置規制のないものに限られる。
立方法によれば、前記実施の形態の容器兼用注射器1の
組立方法と同様な作用効果が奏される他に、フィンガー
グリップ13が、その指掛け部13cの注射器本体5A
の周方向における位置を調整できるように回転可能に嵌
着される形式のものである場合、フィンガーグリップ1
3を注射器本体5Aに嵌着する手順を、容器兼用注射器
1Aの組立工程の都合に合わせていずれかを選択して適
切に実施することができる。
射器1Bの組立方法は、前記注射針アッセンブリー11
に注射器本体5Bに着脱可能な筒先であるハブルアー・
ロック14が装着されて注射針アッセンブリー11Aと
して構成され、該注射針アッセンブリー11Aが取付工
程において注射器本体5Bに取り付けられるのである
が、その組立方法は、第2の実施の形態に係る容器兼用
注射器1Aの組立方法と同様であるので、その説明は省
略する。
立方法によれば、前記各実施の形態の容器兼用注射器
1,1Aの組立方法と同様な作用効果が奏される他に、
前記注射器本体5Bの筒先が、ハブルアー・ロック14
のように前記シリンダ2に嵌着可能になっている形式の
ものである場合、シリンダ2から外した筒先に注射針7
を装着して注射針アッセンブリー11Aが構成され、該
筒先を有する注射針アッセンブリー11Aが、その注射
針7の刃面7aの位置を注射器本体5Bの目盛等9やフ
ィンガーグリップ13に合わせて注射器本体5Bに確実
に取り付けることができる。
1,1A,1Bの組立方法においては、マーク表示工程
で注射針7の刃面7aの位置を検出して、その位置を示
すマーク12を注射器アッセンブリー11,11Aの外
側に表示しておき、このマーク12を表示した注射器ア
ッセンブリー11,11Aを、注射器本体5,5A,5
Bにラベル10,10aを貼附するラベル貼附工程、注
射器本体5A,5Bにフィンガーグリップ13,15を
嵌着するグリップ嵌着工程との間の手順を適宜に選択し
て、取付工程において前記マーク12と注射器本体の目
盛等9、フィンガーグリッップの平滑面4b、13d、
目印15d(以下、これらの少なくとも1つを「外側表
示部」という)との位置を合わせて、注射器本体5,5
A,5Bに対して取り付けて容器兼用注射器の組立を行
うようにしたが、これに代えて、次のように、前記マー
ク表示工程を省略して容器兼用注射器の組立を実施する
こともできる。
1検出手段(刃面検出手段)と、目盛等9、フィンガー
グリップ4,13,15の平滑面4b,13d、指掛け
部15cの目印15d等の外側表示部を検出する第2検
出手段とを、注射器本体の5,5A,5Bの軸方向にお
いて前記刃面7aと前記外側表示部とに対応させ、か
つ、周方向において同一の角度位置にして組立装置の中
に設置しておき、回転機構により注射針アッセンブリー
11,11Aと注射器本体5,5A,5Bとを個別に低
速で同一の軸回りに回転させながら、前記第1、第2検
出手段で前記刃面7aと外側表示部とをそれぞれ監視し
て、前記刃面7aと前記外側表示部とがそれぞれ検出さ
れたときに、注射針アッセンブリー11,11Aと注射
器本体5,5A,5Bの回転を停止させる(位置合わせ
工程)。これにより、直接に、刃面7aと外側表示部と
の注射器本体5,5A,5Bの周方向における位置合わ
せが完了するので、続いて、移動手段により注射針アッ
センブリー11,11Aと注射器本体5,5A,5Bと
を相互に接近移動させて、注射器本体5,5A,5Bに
注射針アッセンブリー11,11Aを取り付ける(取付
工程)。なお、前記第1、第2検出手段は、前記第1の
実施の形態に係る容器兼用注射器1の組立において使用
した前記検出装置と同様の構成のものである。
の場合においても、ラベル貼附工程、グリップ嵌着工程
は、取付工程との工程の順位を選択して組立を行うこと
ができる。例えば、上記位置合わせ工程において、予め
指掛け部15cに目印15dが付いているフィンガーグ
リップ15が注射器本体5A,5Bに嵌着されている場
合は、前記目印15dと刃面7aの位置とを、直接に位
置合わせして取付工程を行い、前記目印15dの位置に
合わせてラベル10を注射器本体5A,5Bに貼付した
り、また、注射器本体5,5A,5Bに目盛等9が固定
表示されている場合は、取付工程の後に、位置合わせ工
程において、前記目盛等9と刃面7aとを直接に位置合
わせして、その後に、目盛等9の位置に前記目印15d
を合わせて注射器本体5A,5Bにフィンガーグリップ
15を嵌着することができる。
れば、注射針7の刃面7aの位置を検出して、その位置
と注射器本体5,5A,5Bにおける外周表示部(目盛
等9、フィンガーグリップ13の平滑面13dまたはフ
ィンガーグリップ15の目印15d)の位置との直接の
位置合わせにより容器兼用注射器の組立ができるので、
前記各容器兼用注射器の組立方法のようにマーク表示工
程を設ける必要がないため、組立工程が簡略化され、能
率的な容器兼用注射器の組立作業ができる。
下の優れた効果を奏する。請求項1に係る容器兼用注射
器の組立方法によれば、予め注射針アッセンブリーの外
側に注射針の刃面位置を示すマークが表示されるので、
このマークの位置に注射器本体に表示された目盛等の位
置を注射器本体の周方向において一致させて、前記注射
針アッセンブリーを注射器本体に取り付けることによ
り、注射針の刃面位置と注射器本体の目盛等の位置が正
確に一致された容器兼用注射器が組み立てることがで
き、注射針の刃面、目盛等、フィンガーグリップの3つ
の重要な要素の位置が一方向に揃えられ、病医院におい
て注射直前に医師や看護婦が注射針の位置を修正しなく
てもよい容器兼用注射器を提供することができる。
の組立方法によれば、請求項1の発明による効果を奏す
る他に、注射器本体の目盛等が、予め目盛等が表示され
たラベルを注射器本体に貼附して設けられる形式のもの
である場合、マーク表示工程の後に、注射針アッセンブ
リーを注射器本体に取り付けてから前記ラベルを前記注
射器本体に貼附するか、注射器本体にラベルを貼附して
から前記注射針アッセンブリーを注射器本体に取り付け
るかを、容器兼用注射器の組立工程の都合により選択し
て適切に実施することができる。
の組立方法によれば、前記請求項の発明による効果の他
に、フィンガーグリップが、その指掛け部の注射器本体
の周方向における位置を調整できるように、注射器本体
に回転可能に嵌着される形式のものである場合、フィン
ガーグリップを注射器本体に嵌着する手順を、容器兼用
注射器の組立工程の都合に合わせていずれかを選択して
適切に実施することができる。
の組立方法によれば、前記請求項の発明による効果の他
に、注射器本体の筒先が、ハブルアー・ロックのように
注射器本体のシリンダに嵌着可能になっている形式のも
のである場合、前記シリンダから外した筒先に注射針を
装着して注射針アッセンブリーとして構成することがで
き、該筒先を有する注射針アッセンブリーを、その注射
針の刃面位置を注射器本体の目盛等やフィンガーグリッ
プに合わせて注射器本体に確実に取り付けることができ
る。
法によれば、注射針の刃面位置を検出して、その位置と
注射器本体における外周表示部の位置との直接の位置合
わせにより容器兼用注射器の組立ができるので、注射針
の刃面位置と注射器本体の外周表示部の位置とを正しく
一方向に揃えることができる上に、注射器アッセンブリ
ーに対するマーク表示工程を省略することができるた
め、組立工程の簡略化を図ることができ、能率的な容器
兼用注射器の組立作業を行うことができる。
ば、注射針にプロテクターを装着した注射針アッセンブ
リーの外周部またはフィンガーグリップに、注射針の周
方向における刃面位置を示すマークが設けられているの
で、前記注射針アッセンブリーを注射器本体に機械によ
って取り付ける際、前記注射針の刃面位置と目盛等の位
置とを注射器本体の周方向において正しく一致させるこ
とができると共に、注射器本体に注射針アッセンブリー
が取り付けられた容器兼用注射器を使用する際、万一、
注射器本体の目盛等と注射針アッセンブリーまたはフィ
ンガーグリップのマークとの位置が、注射器本体の周方
向において不適切にずれているようなものがあれば、使
用者はそれを容易に発見することができ、注射針または
フィンガーグリップの位置が修正可能な場合は容易にそ
の位置を修正する等の適切な処置を行うことができる。
したがって、注射器本体のフィンガーグリップの指掛け
部と注射針の刃面位置とが不適切な位置関係になって注
射が安全、容易にできない状態になっている容器兼用注
射器の使用を確実に避けることができる。
ば、請求項10の発明による効果に加えて、筒先が注射
器本体のシリンダに嵌着可能な形式のハブルアー・ロッ
クを有するものであっても、注射針の刃面位置と注射器
本体の目盛等の位置が注射器本体の周方向において正し
く一致された容器兼用注射器を提供することができる。
射器を示す縦断面図である。
ある。
射器を示す縦断面図である。
射器を示す縦断面図である。
である。
テーパ部 4,13,15 フィンガーグリップ 4a,13c,
15c 指掛け部 5,5A,5B 注射器本体 6 針もと(装
着部) 7 注射針 8 プロテクタ
ー(ガード) 9,9a,9b 目盛等 10,10a
ラベル 11,11A 注射針アッセンブリー 12 マーク 14 ハブルアー・ロック(筒先) 14a 取付部 14b ルアー・ロック 15d 目印
Claims (12)
- 【請求項1】 円筒状のシリンダの先端に筒先を設け後
端にフィンガーグリップを設けた注射器本体と、該注射
器本体の筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に
装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器の組立
方法において、 前記注射針にプロテクターを装着した注射針アッセンブ
リーにおける注射針の周方向の刃面位置を、前記プロテ
クターの外側から検出し、この検出した位置を示すマー
クを前記注射針アッセンブリーの外側に表示するマーク
表示工程と、該マーク表示工程で表示されたマークの位
置と注射器本体の外周部に表示された目盛等の位置とを
前記注射器本体の周方向において一致した状態にして、
前記注射針アッセンブリーを注射器本体に取り付ける取
付工程とを有することを特徴とする容器兼用注射器の組
立方法。 - 【請求項2】 円筒状のシリンダの先端に筒先を設け後
端にフィンガーグリップを設けた注射器本体と、該注射
器本体の筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に
装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器の組立
方法において、 前記注射針にプロテクターを装着した注射針アッセンブ
リーにおける注射針の周方向の刃面位置を、前記プロテ
クターの外側から検出し、この検出した位置を示すマー
クを前記注射針アッセンブリーの外側に表示するマーク
表示工程と、前記マークを表示された注射針アッセンブ
リーを注射器本体に取り付ける取付工程と、目盛等が表
示されたラベルを、前記マーク表示工程で表示されたマ
ークに対し前記注射器本体の周方向において位置を一致
した状態にして、注射針アッセンブリーを取り付けた注
射器本体の外周部に貼附するラベル貼附工程とを有する
ことを特徴とする容器兼用注射器の組立方法。 - 【請求項3】 前記目盛等は、予め、目盛等が表示され
たラベルを注射器本体の外周部に貼附して設けられるこ
とを特徴とする請求項1に記載の容器兼用注射器の組立
方法。 - 【請求項4】 前記フィンガーグリップは、その指掛け
部の注射器本体の周方向における位置が調整できるよう
に回転可能に注射器本体に嵌着して設けられるようにな
っており、前記取付工程の後に、前記マークの位置に対
し前記指掛け部の位置が注射器本体の周方向において所
定位置になるように前記注射器本体に嵌着されることを
特徴とする請求項1〜3に記載の容器兼用注射器の組立
方法。 - 【請求項5】 前記フィンガーグリップは、その指掛け
部の注射器本体の周方向における位置が調整できるよう
に回転可能に注射器本体に嵌着して設けられるようにな
っており、前記目盛等の位置に対し前記指掛け部の位置
が注射器本体の周方向において所定位置になるように前
記注射器本体にフィンガーグリップが嵌着された後に、
前記取付工程が行われることを特徴とする請求項1また
は3に記載の容器兼用注射器の組立方法。 - 【請求項6】 前記フィンガーグリップは、その指掛け
部の注射器本体の周方向における位置が調整できるよう
に回転可能に注射器本体に嵌着して設けられるようにな
っており、前記取付工程は、前記注射器本体に嵌着した
前記フィンガーグリップの指掛け部の位置が、前記マー
クの位置に対し注射器本体の周方向において所定位置に
なるようにして、前記注射針アッセンブリーを注射器本
体に取り付けることを特徴とする請求項1〜3に記載の
容器兼用注射器の組立方法。 - 【請求項7】 前記フィンガーグリップは、その指掛け
部の注射器本体の周方向における位置が調整できるよう
に回転可能に注射器本体に嵌着して設けられるようにな
っており、前記ラベルは、フィンガーグリップが注射器
本体に嵌着された後に、フィンガーグリップの指掛け部
の位置に対し注射器本体の周方向において所定位置にな
るように、注射器本体に貼附することを特徴とする請求
項3に記載の容器兼用注射器の組立方法。 - 【請求項8】 前記注射針アッセンブリーは、前記シリ
ンダに嵌着可能に形成された注射器本体の筒先に前記注
射針が取り付けられてなり、前記取付工程において前記
シリンダに前記筒先を取り付けることを特徴とする請求
項1〜7に記載の容器兼用注射器の組立方法。 - 【請求項9】 前記筒先は、円筒状の取付部の先端に前
記注射針が係合するルアー・テーパ部とその外側にネジ
部を有するハブルアー・ロックであることを特徴とする
請求項8に記載の容器兼用注射器の組立方法。 - 【請求項10】 円筒状のシリンダの先端に筒先を設け
後端にフィンガーグリップを設けた注射器本体と、該注
射器本体の筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側
に装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器の組
立方法において、 前記注射針にプロテクターを装着した注射針アッセンブ
リーにおける注射針の周方向の刃面位置を、組立装置に
設置された刃面検出手段により前記プロテクターの外側
から検出し、この検出した位置と注射器本体の外周部に
表示された外側表示部の位置とを直接に位置合わせし
て、それらの位置を前記注射器本体の周方向において一
致した状態にして、前記注射針アッセンブリーを注射器
本体に取り付けることを特徴とする容器兼用注射器の組
立方法。 - 【請求項11】 円筒状のシリンダの先端に筒先を設け
後端にフィンガーグリップを設けた注射器本体と、該注
射器本体の筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側
に装着したプロテクタとを備えた容器兼用注射器におい
て、 前記注射針の前記筒先に対する装着部の外周面と前記プ
ロテクターの外周面とフィンガーグリップのうちの少な
くとも1つには、前記注射針の周方向の刃面位置を示す
マークが設けられており、該マークと注射器本体の外周
部に表示された目盛等の位置が前記注射器本体の周方向
において一致した状態で注射器本体に注射針が取り付け
られていることを特徴とする容器兼用注射器。 - 【請求項12】 前記筒先は、前記シリンダに嵌着可能
な円筒状の取付部の先端に前記注射針が係合するルアー
・テーパ部とその外側にネジ部を有するハブルアー・ロ
ックで構成され、前記注射針の装着部の外周面に代わり
前記ハブルアー・ロックの外周面に前記マークが設けら
れるようになっていることを特徴とする請求項10に記
載の容器兼用注射器。
Priority Applications (15)
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DE60127596T DE60127596T2 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Spritze-Behälter-Kombination |
DE60118857T DE60118857T2 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Verfahren zum Zusammenbau einer Spritze-Behälter-Kombination |
DE60132831T DE60132831T2 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Verfahren zum Zusammenbau einer Spritze und eines Behälters |
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EP05107738A EP1607114B1 (en) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | A combined container-syringe |
EP01203502A EP1190727B1 (en) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Method of assembling a combined container-syringe |
AT01203502T ATE323520T1 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Verfahren zum zusammenbau einer spritze-behälter- kombination |
AT05102425T ATE385817T1 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Verfahren zum zusammenbau einer spritze und eines behälters |
DE60126163T DE60126163T2 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Spritze-Behälter-Kombination |
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AT05107738T ATE357940T1 (de) | 2000-09-22 | 2001-09-13 | Spritze-behälter-kombination |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000289493A Pending JP2002095745A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 容器兼用注射器の組立方法および容器兼用注射器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2002095745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008067982A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Arte Corp | 二室式容器兼用注射器およびその打栓用治具 |
JP2010537208A (ja) * | 2007-08-28 | 2010-12-02 | アーツナイミッテル・ゲーエムベーハー・アポテーカー・フェッター・ウント・コンパニー・ラフェンスブルク | X線装置 |
JP2019520927A (ja) * | 2016-07-13 | 2019-07-25 | サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | カートリッジのラベル付けによりカートリッジ内容物の検査が可能になる薬物送達デバイス |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000289493A patent/JP2002095745A/ja active Pending
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US11617834B2 (en) | 2016-07-13 | 2023-04-04 | Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh | Drug delivery device with cartridge labeling allowing cartridge content inspection |
US12303670B2 (en) | 2016-07-13 | 2025-05-20 | Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh | Drug delivery device |
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