JP2008057441A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ブラウンガスのジェネレータを小型軽量化し、しかも有害物質の発生を軽減し抑制できるようにした内燃機関の燃料供給装置を提供する。
【解決手段】 電極(25,26)を相互に対向させかつノズル(24)の流通路(24A)に臨んで配置し、電極間に高電圧を印加してプラズマアークを発生させるとともに、ノズルの流通路に加圧した水蒸気を通過させることにより水蒸気を水素と酸素とに分解し、水素と酸素とからブラウンガスを生成するブラウンガスジェネレータ(20)と、生成されたブラウンガスを内燃機関(10)の吸気系(11)に供給して芳香族炭化水素化合物又は炭化水素化合物の燃焼効率を改善させるためのブラウンガス供給通路(50)と、を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 電極(25,26)を相互に対向させかつノズル(24)の流通路(24A)に臨んで配置し、電極間に高電圧を印加してプラズマアークを発生させるとともに、ノズルの流通路に加圧した水蒸気を通過させることにより水蒸気を水素と酸素とに分解し、水素と酸素とからブラウンガスを生成するブラウンガスジェネレータ(20)と、生成されたブラウンガスを内燃機関(10)の吸気系(11)に供給して芳香族炭化水素化合物又は炭化水素化合物の燃焼効率を改善させるためのブラウンガス供給通路(50)と、を備える。
【選択図】 図2
Description
この発明は内燃機関の燃料供給装置に関し、特にブラウンガスのジェネレータを小型軽量化し、しかも有害物質の発生を軽減し抑制できるようにした装置に関する。
車輛用エンジンではガソリンなどの石油系燃料を用いているが、石油系燃料を燃焼させるとCOやNOxなどの有害物質が発生し、環境を汚染する原因となる。これに対し、石油系燃料に代えてエタノールを用いるようにしたアルコールエンジンが実用化されている。また、水素と酸素を反応させて発電し、モータを駆動して走行するようにした燃料電池車が注目され実用化がすすめられている。
また、水中にプラズマアークを照射して水素と酸素に分解し、得られた水素と酸素を2:1で混合したブラウンガスを燃料として用いることにより、COやNOxなどの有害物質の発生を軽減し抑制するようにした内燃機関が提案されている(特許文献1)。
さらに、ブラウンガスを内燃機関の燃料として用いる際に、ブラウンガスに低級アルコールやガソリンなどを混合して燃焼温度を低下させ、内燃機関の耐久性の低下を軽減するようにした内燃機関の燃料供給装置が提案されている(特許文献2)。
しかし、特許文献1、2記載の内燃機関の燃料供給装置では大量のブラウンガスを消費するので、ブラウンガスのジェネレータが大型化し、軽量化が求められている車輛には搭載し難いという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑み、ブラウンガスのジェネレータを小型軽量化し、しかも有害物質の発生を軽減し抑制できるようにした内燃機関の燃料供給装置を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る内燃機関の燃料供給装置は、芳香族炭化水素化合物又は炭化水素化合物を燃料とする内燃機関において、電極を相互に対向させかつノズルの流通路に臨んで配置し、電極間に高電圧を印加してプラズマアークを発生させるとともに、上記ノズルの流通路に加圧した水蒸気を通過させることにより水蒸気を水素と酸素とに分解し、該水素と酸素とからブラウンガスを生成するブラウンガスジェネレータと、生成されたブラウンガスを内燃機関の吸気系に供給して芳香族炭化水素化合物又は炭化水素化合物の燃焼効率を改善させるためのブラウンガス供給通路と、を備えたことを特徴とする。
本発明の特徴の1つは内燃機関における燃料の燃焼効率を改善させるために用いるようにした点にある。これにより、ブラウンガスを内燃機関の燃料として用いないので、少量のブラウンガスを生成すればよく、大容量で大型のブラウンガスのジェネレータを用いる必要がない。
また、本発明の他の特徴はノズルの流通路に望む電極に高電圧を印加してプラズマアークを発生させるとともに、水蒸気を加圧してノズルの流通路に流通させ、水蒸気を水素と酸素に分解するようにした点にある。
これにより、ブラウンガスを効率よく生成できるので、小型軽量のブラウンガスのジェネレータを構成できる。
水蒸気は加熱器を設けて生成するようにしてもよいが、車輛の狭いレイアウトスペースを考慮すると、内燃機関の排熱を利用して水蒸気を生成するのがよい。即ち、ブラウンガスジェネレータは、内燃機関の排ガスの熱によって水が加熱されて生成された水蒸気が供給されるように構成されている。
水蒸気はノズルの流通路においてプラズマアーク内を長い距離でもって通過するのが望ましい。そこで、ブラウンガスジェネレータは、ノズルの流通路内に水蒸気が螺旋状に旋回されながら通過されるように構成されるのがよい。
ここで、芳香族炭化水素化合物は例えばガソリンや軽油が挙げられる。また、炭化水素化合物はメタノールやエタノールが挙げられる。これらと単独で用いられてもよく、混合して用いられてもよい。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る内燃機関の燃料供給装置の好ましい実施形態を示す。図において、エンジン10には吸気通路11及び排気通路12が燃焼室13に開口して形成され、吸気通路11の吸気ポート11A及び排気通路12の排気ポート12Aには吸気弁14及び排気弁15が開閉自在に設けられている。
また、エンジン10には燃料噴射弁16及び点火プラグ17が燃焼室13に臨んで取付けられ、燃料噴射弁16には燃料ポンプ(図示せず)によってガソリンが供給される一方、燃料噴射弁16及び点火プラグ17はエンジン制御装置(図示せず)によって駆動制御されるようになっている。
エンジン10の吸気通路11にはブラウンガス供給通路50が接続され、ブラウンガス供給通路50にはブラウンガスジェネレータ20が接続されている。このブラウンガスジェネレータ20において、金属製の筒状ケース21にはセラミックス22が内張りされて耐熱性が付与されている。
筒状ケース21内にはノズル24が嵌め込まれ、ノズル24には流通路24Aが穿設され、流通路24Aは小径の直線部分から先端及び後端に向けて内径が漸増され、流通路24の後部拡径部分には円錐台部品27が嵌め込まれ、円錐台部品27はケース21の台座29で受けられたコイルばね28の付勢力によって嵌め込んだ状態に保持されている。
この円錐台部品27の外表面には螺旋状の複数、例えば4つの突条部27Aが形成されることにより、ノズル24の後部拡径部分の内面と円錐台部品27の外面との間に狭小の隙間が形成され、水蒸気がノズル24の流通路24Aの小径直線状部分に螺旋状に供給されるようになっている。
ノズル24の小径直線状部分の前後には電極25、26が配置され、電極25、26間には高電圧が印加されるようになっている。
また、ブラウンガスジェネレータ20のケース21には水蒸気の供給口210が形成され、供給口210には熱交換器30からの水蒸気が送球されるようになっている。この熱交換器30はエンジン10の排気ガスの熱を利用して水を蒸発させるように構成され、熱交換器30には給水ポンプ40によって水が供給されるようになっている。
エンジン10を作動させると、給水ポンプ40が水を熱交換器30に供給し、熱交換器30でエンジン10の排気ガスと水とが熱交換されて水蒸気が生成され、水蒸気はブラウンガスジェネレータ20のケース21内に供給されてケース21の後部内で加圧された状態となる。
この加圧された水蒸気はノズル24の後部の隙間を通り、円錐台部品27の螺旋状の突条部27Aによって螺旋状に案内されてノズル24の小径の直線状部分に至り、螺旋状を維持したまま小径の直線状部分を通過する。このとき、電極25、26間には高電圧が印加されてプラズマアークが発生されており、プラズマアークを通過することによって水素と酸素に分解され、分解された水素と酸素とが2:1の割合で混合されてブラウンガスが生成される。
生成されたブラウンガスはブラウンガス供給通路50からエンジン10の吸気通路11に供給され、吸気とともにエンジン10の燃焼室13に吸入され、燃料噴射弁16からの噴射燃料と混合されて点火プラグ17によって点火されて燃焼される。
ブラウンガスは1700°C以上の高温で燃焼するので、噴射燃料の燃焼効率が改善され、COやNOx などの有害物質の量が低減できる。
なお、上記の例では燃料噴射弁16を備えたエンジン10を例に説明したが、気化器を備えたエンジンであっても同様に適用できる。また、上記の例ではガソリンエンジンを例に説明したが、ディーゼルエンジンであっても同様に適用できる。
10 エンジン
11 吸気通路
12 排気通路
13 燃焼室
16 燃料噴射弁
17 点火プラグ
20 ブラウンガスジェネレータ
21 ケース
22 内張りセラミック
24 プラグ
24A 流通路
25、26 電極
27 円錐台部品
27A 突条部
30 熱交換器
40 給水ポンプ
50 ブラウンガス供給通路
11 吸気通路
12 排気通路
13 燃焼室
16 燃料噴射弁
17 点火プラグ
20 ブラウンガスジェネレータ
21 ケース
22 内張りセラミック
24 プラグ
24A 流通路
25、26 電極
27 円錐台部品
27A 突条部
30 熱交換器
40 給水ポンプ
50 ブラウンガス供給通路
Claims (3)
- 芳香族炭化水素化合物又は炭化水素化合物を燃料とする内燃機関において、
電極を相互に対向させかつノズルの流通路に臨んで配置し、電極間に高電圧を印加してプラズマアークを発生させるとともに、上記ノズルの流通路に加圧した水蒸気を通過させることにより水蒸気を水素と酸素とに分解し、該水素と酸素とからブラウンガスを生成するブラウンガスジェネレータと、
生成されたブラウンガスを内燃機関の吸気系に供給して芳香族炭化水素化合物又は炭化水素化合物の燃焼効率を改善させるためのブラウンガス供給通路と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。 - 上記ブラウンガスジェネレータは、内燃機関の排ガスの熱によって水が加熱されて生成された水蒸気が供給されるようになっている請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置。
- 上記ブラウンガスジェネレータは、ノズルの流通路内に水蒸気が螺旋状に旋回されながら通過されるようになっている請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006235672A JP2008057441A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006235672A JP2008057441A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008006324U Continuation JP3146521U (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | ブラウンガスジェネレータ |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006235672A Pending JP2008057441A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | 内燃機関の燃料供給装置 |
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JP (1) | JP2008057441A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100147232A1 (en) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | Solutions With Water, Llc | System and method for improving fuel economy in combustion engines |
US10494992B2 (en) | 2018-01-29 | 2019-12-03 | Hytech Power, Llc | Temperature control for HHO injection gas |
US10605162B2 (en) | 2016-03-07 | 2020-03-31 | HyTech Power, Inc. | Method of generating and distributing a second fuel for an internal combustion engine |
US11879402B2 (en) | 2012-02-27 | 2024-01-23 | Hytech Power, Llc | Methods to reduce combustion time and temperature in an engine |
-
2006
- 2006-08-31 JP JP2006235672A patent/JP2008057441A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20100147232A1 (en) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | Solutions With Water, Llc | System and method for improving fuel economy in combustion engines |
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US11815011B2 (en) | 2016-03-07 | 2023-11-14 | Hytech Power, Llc | Generation and regulation of HHO gas |
US10494992B2 (en) | 2018-01-29 | 2019-12-03 | Hytech Power, Llc | Temperature control for HHO injection gas |
US10619562B2 (en) | 2018-01-29 | 2020-04-14 | Hytech Power, Llc | Explosion safe electrolysis unit |
US11828219B2 (en) | 2018-01-29 | 2023-11-28 | Hytech Power, Llc | Rollover safe electrolysis unit for vehicles |
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