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JP2007306418A - 撮像装置および撮像制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像制御方法 Download PDF

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JP2007306418A
JP2007306418A JP2006134302A JP2006134302A JP2007306418A JP 2007306418 A JP2007306418 A JP 2007306418A JP 2006134302 A JP2006134302 A JP 2006134302A JP 2006134302 A JP2006134302 A JP 2006134302A JP 2007306418 A JP2007306418 A JP 2007306418A
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Shinichiro Udono
真一郎 鵜殿
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Fujifilm Corp
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Fujifilm Corp
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
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Abstract

【課題】依頼を受けた人が失敗なく気軽に操作できるようなカメラ。
【解決手段】撮像依頼モードが設定された場合、現在の動作状態を停止した上、LCD102へのスルー画像の表示を開始するとともに、撮像依頼モードに対応した撮像動作を実行する。すなわち、CPU20はレリーズスイッチ104の全押し(もしくは半押し)に応動してAE動作及びAF動作を即座に実施し(フルオートモード)、その演算結果に基づいてフォーカス用モータ111を制御し、フォーカスレンズ101bを合焦位置に即座に移動させるとともに、絞り用モータ112を制御して絞り131を即座に駆動する(クイックショットモード)。レリーズスイッチ104の全押し(もしくは半押し)に応じた焦点・絞りの即時の調節が完了すると、ただちにCCD132のシャッタ動作を制御し、記録用画像データの取得を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は他人への撮像依頼に応じたカメラの動作制御に関する。
従来、カメラの操作方法を分かりやすく知らせる技術が考案されている。例えば特許文献1によると、ヘルプキーを押すと、チェックボックスの使い方の項目のマニュアルデータの該当部がLCD表示部に表示される。特許文献2によると、デジタルカメラで撮像中に操作が分からない場合には、ヘルプボタンを押下して、LCDに手引き一覧画面を表示させる。カーソルでこの画面から所望の項目を選択、決定する。これにより操作案内が開始される。操作手順に従って順次操作ボタンが自動押下すると共に、操作ボタンに内蔵されているLEDが点灯して操作方法の実演を行う。
特開2004−128820号公報 特開2004−165782号公報
集合写真や旅行での記念写真を撮像する際に、他の観光客や通行人に撮像を依頼することが多い。しかし、依頼される人がカメラに詳しいことは稀で、撮像しても失敗写真が多く、撮像自体を断られることも多い。また海外では、言葉の問題から撮像を頼めない人や、撮像を頼んでもカメラの使用方法をうまく説明できないことが多い。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、依頼を受けた人が失敗なく気軽に操作できるようなカメラを提供することを目的とする。
本発明は、被写体から撮像レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、画像データの記録指示を入力する記録指示部、記録指示部が記録指示の入力を受け付けたことに応じて撮像素子の露光を制御する露光制御部、露光制御部による露光の制御に応じて撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に関する。
本発明に係る撮像装置は、他人に撮像を依頼する旨の入力を受け付ける撮像依頼部と、撮像依頼部へ他人に撮像を依頼する旨が入力されたことに応じ、他人による撮像に適した動作モードである撮像依頼モードを設定する撮像依頼モード設定部と、撮像依頼モード設定部が撮像依頼モードを設定した場合、記録指示部が記録指示の入力を受け付けたことに応じて自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行した上で画像データを記録するよう記録部を制御する撮像制御部と、を備える。
この発明によると、撮像装置のユーザが任意に撮像依頼モードを設定した上で、他人に撮像装置を手渡して撮像を依頼し、他人が記録指示を入力すると、自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行した上で画像データを記録する。
すなわち、撮像を依頼された者が、何も知らずにいきなりレリーズスイッチを全押しして記録指示を入力しても、適切な露出および焦点が即座に設定されて画像データが記録されるから、撮像を依頼された者がカメラの扱いを全く知らなくても、特別な操作なく適切な画像を得ることができる。このため、撮像装置のユーザも、他人に気軽に撮像を依頼できる。
露光制御部は、記録指示部への単一の記録指示に応じ、少なくとも2回連続的に撮像素子の露光を制御し、撮像素子からの撮像信号を任意に設定可能な増幅率で増幅して画像データ変換部に出力する増幅器と、撮像用の閃光を発光する発光部と、記録指示部への単一の記録指示に応じた露光制御部による撮像素子の連続的な露光の制御と連動し、発光部の閃光を非発光状態と発光状態に切り替えるよう制御する発光制御部と、をさらに備え、撮像制御部は、非発光状態に連動して増幅器の増幅率を所定の高増幅率に設定した上で撮像素子から出力された撮像信号の画像データと、発光状態に連動して増幅器の増幅率を所定の低増幅率に設定した上で撮像素子から出力された撮像信号の画像データとを記録するよう記録部を制御するとよい。
単一の記録指示に応じ、非閃光状態かつ所定の高増幅率で得られた画像データと、閃光状態かつ所定の低増幅率で得られた画像データの両方を記録できる。撮像を依頼された者は、周囲が暗いときに閃光撮像をするかあるいは高感度で撮像するかの判断を誤って撮像を失敗することがなく、周囲が暗いときも適切な画像を得ることができる。
画像データ変換部から出力された画像データに基づいて被写体の顔領域を検出する顔検出部をさらに備え、撮像制御部は、撮像依頼モード設定部が撮像依頼モードを設定した場合、顔検出部が検出した顔領域について自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行するようにしてもよい。
検出された顔について自動的に露出および焦点が調節されるから、撮像を依頼された者がカメラの扱いを全く知らなくても、特別な操作なしにピンぼけや露出のミスを防止でき、適切な画像を得ることができる。
撮像の操作手順に関する説明を記述した画面である説明画面の映像信号を生成して表示部に出力する映像生成部をさらに備え、撮像制御部は、撮像依頼モード設定部が撮像依頼モードを設定した場合、説明画面の生成を実行するよう映像生成部を制御するようにしてもよい。
こうすると、ユーザがいちいち撮像装置の操作手順を説明しなくても、表示部の説明画面を相手に見せるだけで、操作手順を容易に理解させることができる。
説明画面の使用言語を選択する言語選択部をさらに備え、撮像制御部は、撮像の操作手順に関する説明が言語選択部の選択した使用言語で記述された説明画面を生成するよう映像生成部を制御するようにしてもよい。
こうすると、撮像を依頼する相手の言語で操作手順を説明することができる。
言語選択部は、外部からの入力操作に応じて使用言語を選択するようにしてもよい。
こうすると、ユーザあるいは撮像を依頼された者が、所望の操作手順の言語を選択できる。
現在位置に関する情報を受信して現在位置を取得する位置取得部をさらに備え、言語選択部は、位置取得部の取得した現在位置に対応する言語を使用言語に選択するようにしてもよい。
こうすると、いちいち言語を選択しなくても、撮像装置の現在位置に応じた言語すなわち現地語で操作手順を表示できる。
撮像依頼部は、撮像の依頼を終了する旨の入力を受け付け、撮像依頼モード設定部は、撮像依頼部へ撮像の依頼を終了する旨が入力されたことに応じ、撮像依頼モードを解除し、撮像制御部は、撮像依頼モード設定部が撮像依頼モードを解除した場合、撮像依頼モード設定部が撮像依頼モードを設定する以前の動作状態に復帰させてもよい。
こうすると、ユーザが撮像の依頼後、いちいち前の動作状態に戻す操作を行わなくて済む。
本発明に係る撮像制御方法は、他人に撮像を依頼する旨の入力を受け付けるステップと、他人に撮像を依頼する旨が入力されたことに応じ、他人による撮像に適した動作モードである撮像依頼モードを設定するステップと、撮像依頼モードが設定された場合、記録指示部が記録指示の入力を受け付けたことに応じて自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行した上で画像データを記録するよう記録部を制御するステップと、を含む。
この発明によると、撮像装置のユーザが任意に撮像依頼モードを設定した上で、他人に撮像装置を手渡して撮像を依頼し、他人が記録指示を入力すると、自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行した上で画像データを記録する。
すなわち、撮像を依頼された者が、何も知らずにいきなり記録指示を入力しても、適切な露出および焦点が即座に設定されて画像データが記録されるから、撮像を依頼された者がカメラの扱いを全く知らなくても、特別な操作なく適切な画像を得ることができる。このため、撮像装置のユーザも、他人に気軽に撮像を依頼できる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)100の正面図である。
カメラ100の正面に配備されたレンズ鏡胴60には、ズームレンズ101a及びフォーカスレンズ101bを含む撮像レンズ101が内蔵されており、ズームレンズ101aを光軸方向に移動させることで焦点距離調節が行なわれるとともに、フォーカスレンズ101bを光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
レンズ鏡筒60は、カメラボディ180に沈胴した状態から、予め設定された最短焦点距離位置であるワイド端と最長焦点距離位置であるテレ端との間で進退することで、カメラボディ180から繰り出し、また収納される。この図では、レンズ鏡胴60がカメラボディ180に沈胴した状態が示されている。
またカメラ100には、非撮像時には撮像レンズ101の前面を覆って撮像レンズ101と外界とを遮ることで撮像レンズ101を保護する状態をつくり出すとともに、撮像時には撮像レンズ101を外界に露出するレンズカバー61が設けられている。
レンズカバー61は開閉自在な機構で構成されており、開放状態で撮像レンズ101の前面を覆い、閉鎖状態で撮像レンズ101の前面を外界に露出する。レンズカバー61は電源スイッチ121のオン/オフに連動して開放/閉鎖される。この図ではレンズカバー61は開放状態となっている。
カメラ100の上面には、中央部分にレリーズスイッチ104の配備されたモードダイヤル123と電源スイッチ121とが配備されており、正面には、ストロボ105a、AF補助光ランプ105b、セルフタイマランプ105c等が配備されている。
図2はカメラ100の背面図である。カメラ100の背面には、ズームスイッチ127が配備されている。ズームスイッチ127のワイド(W)側を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がワイド端(望遠)側に繰り出し、テレ(T)側の他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がテレ端(広角)側に移動する。
カメラ100の背面には、画像表示LCD102、十字キー124、情報位置指定キー126等も設けられている。十字キー124は、上下左右がそれぞれ表示明るさ調節/セルフタイマ/マクロ撮像/ストロボ撮像を設定する操作系である。後述するが、十字キー124の下キーを押下することで、セルフタイマ回路83の計時完了後にメインCPU20がCCD132にシャッタ動作を行わせるセルフ撮像モードの設定を行える。
図3は第1実施形態に係るカメラ100のブロック図である。カメラ100にはユーザがこのカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。この操作部120には、カメラ100を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、オート撮像やマニュアル撮像等を選択するためのモードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字キー124、閃光発光用スイッチ125、および十字キー124で選択されたメニューの実行やキャンセル等を行なうための情報位置指定キー126が備えられている。
また、カメラ100には、撮像画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作LCD表示103が備えられている。
このカメラ100にはレリーズスイッチ104が配備されている。このレリーズスイッチ104によって撮像の開始指示がメインCPU20へと伝えられる。このカメラ100では所定のメニュー画面によって撮像と再生との切り替えが自在になっている。また、カメラ100には、コントラストAF時に被写体に投光スポットを照射するための発光ダイオード(LED)からなるAF補助光ランプ105b、閃光を発光するストロボ105aを有する閃光発光装置が配備されている。
また、カメラ100には、撮像レンズ101と、絞り131と、撮像レンズ101および絞り131を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCDセンサ132(以下CCD132と略記する)とが備えられている。CCD132は、CCD132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間(露光期間)の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。CCD132からは、CG部136から出力される垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号が順次出力される。
撮像素子にCCD132を用いた場合には、色偽信号やモアレ縞等の発生を防止するために、入射光内の不要な高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ132aが配設されている。また、入射光内の赤外線を吸収若しくは反射して、長波長域で感度が高いCCDセンサ132固有の感度特性を補正する赤外カットフィルタ132bが配設されている。光学的ローパスフィルタ132a及び赤外カットフィルタ132bの具体的な配設の態様は特に限定されない。
また、カメラ100には、CCDセンサ132からのアナログ画像信号が表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調節し、さらにアナログ画像信号を増幅する増幅率可変の増幅器を含む白バランス・γ処理部133が備えられている。
さらに、カメラ100には、白バランス・γ処理部133からのアナログ信号をディジタルのR,G,B画像データにA/D変換するA/D変換部134と、そのA/D変換部134からのR,G,B画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
A/D変換部134によって得られたR,G,B画像データは、AF検出部150にも入力される。AF検出部150は、R,G,B画像データを1画面の所定の分割エリア毎にかつ同じ色成分毎に積算平均し、さらにフレームごとに、全エリアのR,G,B画像データの積算平均値Ir,Ig,Ibを算出する。この積算平均値Ir,Ig,IbをR,G,Bの可視光の受光量とする。
ただし、R,G,Bの可視光の受光量Ir,Ig,Ibは、R、G、Bの可視光にそれぞれ感度を有するCCD132以外の受光センサ(図示せず)によって検出することも可能である。
また、カメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源電池68とが備えられている。
CG部136は、CCDセンサ132を駆動するための垂直同期信号VD,高速掃き出しパルスPを含む駆動信号、白バランス・γ処理部133,A/D変換部134を制御する制御信号、および通信制御部139を制御する制御信号を出力する。また、このCG部136には、測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
測光・測距用CPU137は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り調節を行う絞り用モータ112を制御してズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131をそれぞれ駆動することにより被写体までの距離の算出(測距)を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112の駆動は、モータドライバ62によって制御され、モータドライバ62の制御コマンドは、測光・測距用CPU137あるいはメインCPU20から送られる。
なお、ズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131、AF補助光照射角の駆動源は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112のような各種モータに限定する必然性はなく、アクチュエータなどであってもよい。
測光・測距用CPU137は、レリーズスイッチ104が半押し(S1オン)されると、CCD132によって周期的(1/30秒から1/60秒ごと)に得られる画像データ(スルー画像)に基づいて被写体の明るさの測光(EV値の算出)を行う。
即ち、AE演算部151は、A/D変換部134から出力されたR、G、Bの画像信号を積算し、その積算値を測光・測距用CPU137に提供する。測光・測距用CPU137は、AE演算部151から入力する積算値に基づいて被写体の平均的な明るさ(被写体輝度)を検出し、撮像に適した露出値(EV値)を算出する。
そして、測光・測距用CPU137は、得られたEV値に基づいて絞り131の絞り値(F値)及びCCD132の電子シャッタ(シャッタスピード)を含む露出値を所定のプログラム線図にしたがって決定する(AE動作)。
レリーズスイッチ104が全押し(S2オン)されると、測光・測距用CPU137は、その決定した絞り値に基づいて絞り131を駆動し、絞り131の開口径を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づき、CG136を介してCCD132での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作は、絞り優先AE,シャッタ速度優先AE,プログラムAEなどがあるが、いずれにおいても、被写体輝度を測定し、この被写体輝度の測光値に基づいて決められた露出値、すなわち絞り値とシャッタスピードとの組み合わせで撮像を行うことにより、適正な露光量で撮像されるように制御しており、面倒な露出決定の手間を省くことができる。
AF検出部150は、測光・測距CPU137により選定された検出範囲に対応する画像データをA/D変換部134から抽出する。焦点位置を検出する方法は、合焦位置で画像データの高周波成分が最大振幅になるという特徴を利用して行う。AF検出部150は、抽出された画像データの高周波成分を1フィールド期間積分することにより、振幅値を算出する。AF検出部150は、測光・測距CPU137がフォーカス用モータ111を駆動制御してフォーカスレンズ101bを可動範囲内、即ち無限遠側の端点(INF点)から至近側の端点(NEAR点)の間で移動させている間に順次振幅値の計算を実行し、最大振幅を検出した時に検出値を測光・測距CPU137に送信する。
測光・測距CPU137は、この検出値を取得して対応する合焦位置に、フォーカスレンズ101bを移動させるようにフォーカス用モータ111に指令を出す。フォーカス用モータ111は、測光・測距CPU137の指令に応じてフォーカスレンズ101bを合焦位置に移動させる(AF動作)。
測光・測距用CPU137は、メインCPU20とのCPU間通信によってレリーズスイッチ104と接続されており、ユーザによりレリーズスイッチ104が半押しされた時に、この合焦位置の検出が行われる。また、測光・測距用CPU137には、ズーム用モータ110が接続されており、メインCPU20が、ズームスイッチ127によってユーザからのTELE方向又はWIDE方向へのズームの指令を取得した場合に、ズーム用モータ110を駆動させることにより、ズームレンズ101aをWIDE端とTELE端との間で移動させる。
充電・発光制御部138は,ストロボ105aを発光させるために電源電池68からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、そのストロボ105aの発光を制御する。
充電・発光制御部138は,電源電池68の充電開始、レリーズスイッチ104の半押し・全押し操作信号等の各種の信号や、発光量、発光タイミングを示す信号をメインCPU20や測光・測距CPU137から取り込んだことに応じ、セルフタイマランプ(タリーランプ)105cやAF補助光ランプ105bへの電流供給制御を行い、所望の発光量が所望のタイミングで得られるように制御する。
なお、セルフタイマランプ105cはLEDで構成してもよく、AF補助光ランプ105bを構成するLEDと共通にしてもよい。
メインCPU20には、セルフタイマ回路83が接続されている。メインCPU20は、セルフ撮像モードが設定されている場合、レリーズスイッチ104の全押し信号に基づいて計時を行なう。この計時中に、メインCPU20は測光・測距CPU137を介し、残り時間に合わせて点滅速度をだんだんと早めながら、セルフタイマランプ105cを点滅させる。セルフタイマ回路83は、計時完了後に計時完了信号をメインCPU20に入力する。メインCPU20は、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させる。
通信制御部139には、通信ポート107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ100により撮像された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ100に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。また、このカメラ100は、ロール状の写真フイルムに写真撮像を行なう通常のカメラが有するISO感度64,100,200,400,800,1600等に切り替える機能を模擬した感度変更機能を有し、ISO感度400以上に切り替えられた場合、白バランス・γ処理部133の増幅器の増幅率が所定の増幅率を越えた高増幅率に設定された高感度モードとなる。通信制御部139は、高感度モードでの撮像中は、外部装置との通信を停止する。
また、カメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
バッファメモリ135に格納されたY/C信号は、圧縮・伸長&ID抽出部143によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、I/F144を介してメモリカード200のようなリムーバブルメディアないしハードディスク(HDD)75のような内蔵型大容量記憶媒体に所定の形式(例えばExif(Exchangeable Image File Format)ファイル)で記録される。ハードディスク(HDD)75へのデータ記録またはハードディスク(HDD)75からのデータの読込みは、メインCPU20の指令に応じてハードディスクコントローラ74によって制御される。
また、カメラ100には、メインCPU20と、EEPROM146と、YC/RGB変換部147と、表示用のドライバ148とが備えられている。メインCPU20は、このカメラ100全体の制御を行なう。EEPROM146には、このカメラ100固有の固体データやプログラム等が格納されている。YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
また、カメラ100は、AC電源から電力を得るためのACアダプタ48と電源電池68とが着脱可能な構成となっている。電源電池68は充電可能な二次電池、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池で構成される。電源電池68は使い切り型の一次電池、例えばリチウム電池、アルカリ電池で構成してもよい。電源電池68は図示しない電池収納室に装填することにより、カメラ100の各回路と電気的に接続される。
ACアダプタ48がカメラ100に装填されAC電源からACアダプタ48を介してカメラ100に電力が供給される場合には、電源電池68が電池収納室に装填されている場合であっても、優先的に当該ACアダプタ48から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。また、ACアダプタ48が装填されておらず、かつ電源電池68が電池収納室に装填されている場合には、当該電源電池68から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。
なお、図示しないが、カメラ100には、電池収納室内に収納される電源電池68とは別にバックアップ電池が設けられている。内蔵バックアップ電池には例えば専用の二次電池が用いられ、電源電池68によって充電される。バックアップ電池は、電源電池68の交換や取り外し等、電源電池68が電池収納室に装填されていない場合、カメラ100の基本機能に給電する。
即ち、電源電池68又はACアダプタ48からの電源供給が停止すると、バックアップ電池がスイッチング回路(図示せず)によってRTC15等に接続され、これらの回路に給電する。これにより、バックアップ電池29が寿命に達しない限り、RTC15等の基本機能には、電源供給が間断なく継続する。
RTC(Real Time Clock)15は計時専用のチップであり、電源電池68やACアダプタ48からの給電がオフされていてもバックアップ電池から電源供給を受けて継続的に動作する。
画像表示LCD102には透過型又は半透過型の液晶パネル71を背面側から照明するバックライト70が配設されており、省電力モードの場合には、メインCPU20によりそのバックライト70の明るさ(輝度)がバックライトドライバ72を介して制御され、バックライト70の消費電力が低減されるようになっている。また、省電力モードは、操作部120の情報位置指定キー126を押して画像表示LCD102にメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で所定の操作を行うことによってオン/オフを設定することができるようになっている。
図4は、モードダイヤル123を上面から見た図である。モードダイヤル123は、回動可能なダイヤル式のスイッチで構成されている。モードダイヤル123には、撮像シーンを直感的に認識可能なマークであるアイコンが印刷されている。モードダイヤル123は、図中矢印方向(時計回り又は反時計回り)に回転可能であり、撮像者は、撮像シーンに適したアイコンが位置合わせマーク97の位置にくるようにモードダイヤル123を回転させることにより、撮像モードを選択することができる。
撮像モードの種類には、例えば、静止画を撮像する静止画の撮像モードと、動画を撮像する動画の撮像モードとがあり、更に静止画の撮像モードには、シャッタスピード、絞り値等の撮像条件を自動で設定するオートモード、それらの撮像条件の設定をマニュアルで行うマニュアルモード、人物撮像、風景撮像、スポーツ撮像、夜景撮像のように各撮像シーンに応じて適切なシャッタスピード、絞り値、露出値、ホワイトバランスその他の撮像条件に自動設定する各撮像モード(人物モード、ポートレート撮像モード、風景モード、スポーツモード、夜景モード)などがある。
この図では、アイコン123−1は、シャッタスピードと絞り値を自由に設定できるマニュアルモードに対応する。アイコン123−2は、動画を撮像する動画モードに対応する。アイコン123−3は、夜景を撮像するのに適した夜景モードに対応する。アイコン123−4は、スポーツシーン等の動きの速い被写体を撮像するのに適したスポーツモードに対応する。アイコン123−5は、風景を撮像するのに適した風景モードに対応する。アイコン123−6は、人物を撮像するのに適したポートレートモードに対応する。アイコン123−7は、様々な撮像シーンに適応した撮像が可能なオートモードに対応する。アイコン123−8は、シャッタスピード/絞り以外の各種設定ができるプログラムオートモードに対応する。アイコン123−9は、絞り値を設定できる絞り優先オートモードに対応する。アイコン123−10は、シャッタスピードを設定できるシャッタ優先オートモードに対応する。
これら各撮像モードのアイコン123−1〜10を位置合わせマーク97に合わせることで各撮像モードが設定される。撮像モードが設定されると、撮像モード毎に予め規定された撮像条件に基づいて撮像が行われるとともに、各モードに応じた画像処理が行われる。
例えば、ポートレート撮像モードでは、主要被写体となる人物がより目立つように、絞り131を開放側に設定して背景をぼかし、画像処理においては、肌色がきれいに出るように肌色の色補正が重点的に行われる。また、風景モードでは、色彩がきれいに出るように彩度を上げるとともに、コントラストを強くしたり、シャープネスを上げるなどの画像処理が施される。また、マクロ撮像モードでは、花や植物の撮像が多いと考えられるため、彩度を上げる処理が行われる。夜景モードでは、周囲が夜景等の暗い場所でストロボ105aを発光しない状態で撮像を行なう場合に使用される。夜景モードでは、CCD132のシャッタ速度が例えば1/60秒よりも長い露光状態となる(ロングシャッタモード)。
ただし、モードダイヤル123によって撮像モードを設定する必然性はない。例えば、画像表示LCD102に表示された撮像モードのメニューから十字キー124と情報位置指定キー126の操作によって任意の撮像モードを選択できるようにすることも可能である。あるいは、図示しない単一の撮像モードを設定/解除するような操作手段(マクロ撮像ボタン、セルフタイマボタン、フラッシュボタンなど)の操作によって撮像モードを設定してもよい。
また、撮像モードは上述したものに限定されず、その他の所望の撮像シーンに応じた撮像モードを設けてもよい。
以下、図5のフローチャートを参照し、第1実施形態に係る撮像処理の流れを説明する。
S1では、OSD信号発生回路148aの生成したGUIもしくはモードダイヤル123から、カメラ100の撮像モードの設定あるいは画像の再生モードの設定を受け付けるなどしたことに応じ、ユーザ所望の動作状態となる。
S2では、メインCPU20は、OSD信号発生回路148aの生成したGUI上に設けられた「撮像依頼OK」ボタンもしくは操作部120から、撮像依頼モードが設定されたか否かを判断する。撮像依頼モードが設定された場合、S3に移行する。なお、撮像モードに撮像依頼モード以外の各種モード(例えば人物モード)が設定されたと判断した場合、その動作モードに応じた動作を行う。
S3では、メインCPU20は、S1での動作状態を停止した上、LCD102へのスルー画像の表示を開始するとともに、撮像依頼モードに対応した撮像動作を実行する。すなわち、CPU20はレリーズスイッチ104の全押し(もしくは半押しでも可)に応動してAE動作及びAF動作を即座に実施し(フルオートモード)、その演算結果に基づいてフォーカス用モータ111を制御し、フォーカスレンズ101bを合焦位置に即座に移動させるとともに、絞り用モータ112を制御して絞り131を即座に駆動する(クイックショットモード)。
S4では、メインCPU20は、レリーズスイッチ104の全押し(もしくは半押しでも可)に応じた焦点・絞りの即時の調節が完了すると、ただちにCCD132のシャッタ動作を制御し、記録用画像データの取得を行う。
S5では、メインCPU20は、OSD信号発生回路148aの生成したGUIである「もう1回撮影しますか?」ボタンもしくはモードダイヤル123から、撮像をもう1回繰り返すか否かの指示の入力を受け付ける。もう1回繰り返す指示が入力された場合、S3に戻る。該指示が入力されない場合、S6に移行する。
S6では、メインCPU20は、撮像依頼モードを解除した上、撮像依頼モードが設定される直前の動作状態、すなわちS1での動作状態に復帰する。例えば、S1で設定されていた撮像モードに対応する撮像条件を再設定したり、本処理の実行開始直前に実行されていた画像再生モードなどの動作に復帰する。
以上の処理によると、カメラの保有者が他人に撮像を頼みたい場合は、撮像依頼モードを設定して他人に手渡すだけで済み、気軽に撮像を依頼できる。また、依頼を受ける方も、単にレリーズスイッチ104を単に押下(全押しまたは半押し)するだけで、自動的な焦点・露出調節が即時に行われて画像記録が実行されるから、撮像の依頼を受けた者が扱い方をよく知らなくても煩わしい設定を一切することなく適切な焦点・露出で簡単に撮像を行うことができる。
もし依頼者にとって満足のいく画像が得られなかったとしても、S5で再撮像を選択し、再撮像を依頼することもできるから、1回かぎりのレリーズスイッチ104押下動作で満足のいく画像を撮ってもらう必要はない。再撮像の依頼を受ける方としても、単にレリーズスイッチ104の押下を繰り返すだけで済むから、やり直しが簡単にでき、気軽に再撮像に応じることができる。
そして、満足のいく画像が得られ、S5で再撮像を選択しなければ、撮像依頼モードの設定以前の撮像モードに自動で復帰するから、ユーザが以前の設定状態にいちいち戻す操作が必要ない。
<第2実施形態>
図6は第2実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャートである。
S11〜S13、S15〜S16は、それぞれS1〜3、S5〜S6と同様である。
S14では、レリーズスイッチ104の1回の全押し(もしくは半押しも可)動作に応じ、白バランス・γ処理部133の増幅率を所定の高倍率(例えばISO1600)に設定した上でストロボ105aを発光せずにCCD132にシャッタ動作を実行させ、画像を取得する。その直後(例えば約0.45秒後)、白バランス・γ処理部133の増幅率を所定の低倍率(例えばISO64)に設定した上でストロボ105aを発光してシャッタ動作を実行し、画像を取得する。
このようにして、レリーズスイッチ104の1回の押下動作(全押しまたは半押し)で、ストロボ非発光・高感度の画像とストロボ発光・低感度の画像の2カット分の画像を連続して取得する動作(高感度2枚撮り)を行う。得られた2つの画像は、メモリカード200に記録される。
この動作によると、撮像の依頼を受けた者は、単にレリーズスイッチ104を1回押下(全押しまたは半押し)するだけで、自動で露出・焦点調節された上、ストロボ非発光・高感度の画像とストロボ発光・低感度の画像2カットを撮ることができるから、暗い撮像シーンでストロボ撮像または高感度撮像のいずれが適切かを判断・選択をしなくても、適切な画像が得られる。
<第3実施形態>
図7は第3実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャートである。
S21、S22、S24〜S26は、それぞれS11、S12、S14〜S16と同様である。
S23では、CPU20は、レリーズスイッチ104の全押し(半押しでも可)に応じ、スルー画内の人物の顔を認識する。顔が認識されると、認識された顔についてAE動作及びAF動作を行う(顔認識AE・AF)。そして、顔認識AE・AFの演算結果に従い、フォーカス用モータ111を制御してフォーカスレンズ101bを合焦位置に即座に移動させるとともに、絞り用モータ112を制御して絞り131を即座に駆動する。
なお、CPU20の顔認識方法としては、例えば本出願人による特開平9−101579号公報「顔領域抽出方法及び複写条件決定方法」において開示された技術を適用することができる。この技術は、撮影した画像の各画素の色相が肌色の範囲に含まれるか否かを判定して肌色領域と非肌色領域とに分割すると共に、画像中のエッジを検出して画像中の各箇所をエッジ部分又は非エッジ部分に分類する。そして、肌色領域内に位置し非エッジ部分に分類された画素からなり、かつエッジ部分と判定された画素で囲まれた領域を顔候補領域として抽出し、抽出した顔候補領域が人物の顔に相当する領域かを判定し、この判定結果に基づき顔領域として認識するものである。また、この他に、特開2003−209683号公報や特開2002−199221号公報に記載される方法で顔領域を認識することもできる。
この動作によると、撮像の依頼を受けた者は、単にレリーズスイッチ104を押下(全押しまたは半押し)するだけで、自動的に人物の顔にピントを合わせて高感度2枚撮りで撮像でき、人物にピントが合った撮像を簡単に行える。
<第4実施形態>
図8は第4実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャートである。
S31〜S32、S34〜S37は、それぞれS21〜S22、S23〜S26と同様である。
S33では、CPU20は、撮像の依頼を引き受けた者(撮影者)向けのカメラ100の使用方法を記述した文書、画像その他の視覚的オブジェクトを含む説明画面の映像信号の生成をOSD信号発生回路148aに指示する。この指示に応じ、OSD信号発生回路148aは説明画面を生成してLCD102に供給する。
図9は説明画面の表示例を示す。ここでは、レリーズスイッチ104がカメラ100の上部右側に存在する旨、およびここを押下すれば撮像が完了する旨の説明を示している。撮像を依頼する者は、口頭で操作の説明をする必要はなく、相手にLCD102を見るように注意を与えるだけでよい。撮影者は、説明画面を見ることで、撮像のために何をすればよいかが正確かつ容易に分かり、スムースに撮像に移行できる。
なお、S32において、GUIに設けられた「説明省略」などのボタンが押下された場合、S33を省略し、ただちにS34に移行してもよい。
<第5実施形態>
図10は第5実施形態に係るカメラ100の構成図である。カメラ100はGPS(Global Positioning System)装置157を備えている。GPS装置157は、地球の上空を周回している複数のGPS衛生から同時に発信される電波を、内蔵されたアンテナにより受信する。そして、それぞれの衛生から発信された電波がGPS装置157に到達するまでの時間差を求めることによって、現在位置情報を求める。
図11は第5実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャートである。
S41、S42、S47〜S50は、それぞれS31、S32、S34〜S37と同様である。
S43では、CPU20は「言語の選択」メニューの映像信号を生成するようOSD信号発生回路148aに指令する。OSD信号発生回路148aはCPU20からの指令に応じ、「言語の選択」メニューの映像信号を生成し、LCD102に供給する。
図12はLCD102に表示された「言語の選択」メニューの一例である。このメニューでは、「手動で選択」および「GPS情報から自動で選択」の2つの項目が存在し、いずれか一方の項目を十字キー124などで選択できる。
CPU20は、この「言語の選択」メニューから、「手動で選択」または「GPS情報から自動で選択」のうちいずれの項目が選択されたかを判断する。「手動で選択」が選択された場合はS44、「GPS情報から自動で選択」が選択された場合はS45に移行する。
S44では、CPU20は、「手動言語選択」メニューの映像信号を生成するようOSD信号発生回路148aに指令する。OSD信号発生回路148aはCPU20からの指令に応じ、「手動言語選択」メニューの映像信号を生成し、LCD102に供給する。
図13はLCD102に表示された「手動言語選択」メニューの一例である。このメニューでは、予めEEPROM146に記憶された、日本語、中国語その他の各国言語が一覧表示される。この中から、ユーザあるいは撮影者は、十字キー124や情報位置指定キー126などを操作することで、いずれか1つの言語を選択できる。
CPU20は、この「手動言語選択」メニューから選択された言語を、説明画面で使用する言語(使用言語)に設定する。
S45では、CPU20は、GPS装置157によって現在位置を取得する。そして、EEPROM146に予め記憶された、現在位置に対応する国もしくは地域で使用される言語(現地語)を規定する言語テーブルを参照し、GPS装置157が取得した現在位置に対応する現地語を使用言語に設定する。
なお、現在位置に対応する現地語がEEPROM146に記憶されていない場合、デフォルトの言語(例えば英語)を使用言語に設定する。また、現在位置に対応する現地語が複数存在する場合、その現地語を「手動言語選択」メニューに表示し、その中から特定の現地語を選択させ、選択された現地語を使用言語に設定する。あるいは、現地語が複数存在する場合、ユーザがどれを選べばよいか分からない場合もあるから、「現地語が不明」ボタンなどが押下されたことに応じ、現在位置に対応する標準言語(例えば現在位置が中国国内であれば北京語)を使用言語に設定してもよい。
S46では、CPU20は、S44またはS45で設定された使用言語で記述された説明画面を生成するようOSD信号発生回路148aに指令する。OSD信号発生回路148aはCPU20からの指令に応じ、設定された使用言語で説明画面の映像信号を生成し、LCD102に供給する。
図14は一例として、使用言語が英語の説明画面を示している。
このように、ユーザは、「手動で選択」および「手動言語選択」メニューで十字キー124などを操作し、所望の言語で説明画面を表示し、これを撮影者に示して操作手順を理解させることができる。
なお、図示はしないが、「撮像依頼OK」ボタンや「もう1回撮影しますか?」ボタンも、使用言語で記述することが好ましい。
ユーザが自分で言語を選択する手間を省きたい場合は、「GPS情報から自動で選択」項目を選ぶことで、カメラ100の現在位置に対応した現地語で説明画面を表示できる。これにより、撮像を依頼する者と撮影者との間で言語が違っていても、撮影者の理解できる言語でカメラ100の操作説明ができ、ユーザが海外旅行に行ったときも現地の者に気軽に撮像を依頼できる。
デジタルカメラの正面図 デジタルカメラの背面図 第1〜4実施形態に係るデジタルカメラのブロック構成図 モードダイヤルの上面図 第1実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャート 第2実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャート 第3実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャート 第4実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャート 説明画面の一例を示す図 第5実施形態に係るデジタルカメラのブロック構成図 第5実施形態に係る撮像処理の流れを示すフローチャート 「言語の選択」メニューの一例を示す図 「手動言語選択」メニューの一例を示す図 、使用言語が英語の説明画面の一例を示す図
符号の説明
20:メインCPU、83:セルフタイマ回路、101:撮像レンズ、105a:ストロボ、132:CCD、134:A/D変換部、150:AF検出部、151:AE演算部、157:GPS装置

Claims (9)

  1. 被写体から撮像レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて前記撮像素子の露光を制御する露光制御部、前記露光制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置であって、
    他人に撮像を依頼する旨の入力を受け付ける撮像依頼部と、
    前記撮像依頼部へ他人に撮像を依頼する旨が入力されたことに応じ、他人による撮像に適した動作モードである撮像依頼モードを設定する撮像依頼モード設定部と、
    前記撮像依頼モード設定部が前記撮像依頼モードを設定した場合、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行した上で前記画像データを記録するよう前記記録部を制御する撮像制御部と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記露光制御部は、前記記録指示部への単一の記録指示に応じ、少なくとも2回連続的に前記撮像素子の露光を制御し、
    前記撮像素子からの撮像信号を任意に設定可能な増幅率で増幅して前記画像データ変換部に出力する増幅器と、
    撮像用の閃光を発光する発光部と、
    前記記録指示部への単一の記録指示に応じた前記露光制御部による前記撮像素子の連続的な露光の制御と連動し、前記発光部の閃光を非発光状態と発光状態に切り替えるよう制御する発光制御部と、
    をさらに備え、
    前記撮像制御部は、前記非発光状態に連動して前記増幅器の増幅率を所定の高増幅率に設定した上で前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データと、前記発光状態に連動して前記増幅器の増幅率を所定の低増幅率に設定した上で前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データとを記録するよう前記記録部を制御する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像データ変換部から出力された画像データに基づいて前記被写体の顔領域を検出する顔検出部をさらに備え、
    前記撮像制御部は、前記撮像依頼モード設定部が前記撮像依頼モードを設定した場合、前記顔検出部が検出した顔領域について前記自動露出処理及び前記自動焦点調節処理を即座に実行する請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 撮像の操作手順に関する説明を記述した画面である説明画面の映像信号を生成して前記表示部に出力する映像生成部をさらに備え、
    前記撮像制御部は、前記撮像依頼モード設定部が前記撮像依頼モードを設定した場合、前記説明画面の生成を実行するよう前記映像生成部を制御する請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記説明画面の使用言語を選択する言語選択部をさらに備え、
    前記撮像制御部は、前記撮像の操作手順に関する説明が前記言語選択部の選択した使用言語で記述された説明画面を生成するよう前記映像生成部を制御する請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記言語選択部は、外部からの入力操作に応じて前記使用言語を選択する請求項5に記載の撮像装置。
  7. 現在位置に関する情報を受信して現在位置を取得する位置取得部をさらに備え、
    前記言語選択部は、前記位置取得部の取得した現在位置に対応する言語を使用言語に選択する請求項5または6に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像依頼部は、撮像の依頼を終了する旨の入力を受け付け、
    前記撮像依頼モード設定部は、前記撮像依頼部へ撮像の依頼を終了する旨が入力されたことに応じ、前記撮像依頼モードを解除し、
    前記撮像制御部は、前記撮像依頼モード設定部が前記撮像依頼モードを解除した場合、前記撮像依頼モード設定部が前記撮像依頼モードを設定する以前の動作状態に復帰させる請求項1〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 被写体から撮像レンズを介して入射した光を受光して継続的に撮像信号に変換して出力する撮像素子、前記撮像素子から出力された撮像信号を画像データに変換して出力する画像データ変換部、前記画像データの記録指示を入力する記録指示部、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて前記撮像素子の露光を制御する露光制御部、前記露光制御部による露光の制御に応じて前記撮像素子から出力された撮像信号の画像データを記録する記録部、および少なくとも前記記録部に記録された画像データを表示する表示部を備える撮像装置に用いられる撮像制御方法であって、
    他人に撮像を依頼する旨の入力を受け付けるステップと、
    他人に撮像を依頼する旨が入力されたことに応じ、他人による撮像に適した動作モードである撮像依頼モードを設定するステップと、
    前記撮像依頼モードが設定された場合、前記記録指示部が前記記録指示の入力を受け付けたことに応じて自動露出処理及び自動焦点調節処理を即座に実行した上で前記画像データを記録するよう前記記録部を制御するステップと、
    を含む撮像制御方法。
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