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JP2007289524A - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウイング部の粘着部を保護する剥離紙が不要であり、また粘着剤の選択について自由度が高い、吸収性物品の包装構造を提供すること。
【解決手段】粘着部6aを有する一対のウイング部6を本体5の長手方向両側に備えた吸収性物品1を、該ウイング部6を該本体5の肌当接面側に折り畳んだ状態で、包装材9と共に長手方向に折り畳み、該包装材9の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構造であり、本体5の長手方向両側部における肌当接面に、前記粘着部6aに対して剥離可能とされた一対のサイド防漏シート2b、2bが配されており、粘着部6aがサイド防漏シート2bに被覆されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品の包装構造に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)等の吸収性物品は、包装材と共に折り畳まれ、個別包装(個装)されて市販等されている。
また、粘着部を有する一対のウイング部を本体の長手方向両側に備えており、使用時に、一対のウイング部を、前記粘着部を介してショーツ等の装着具のクロッチ部に固定して用いるものが知られている。
この種のウイング部を有する吸収性物品の包装構造においては、前記粘着部を剥離紙で被覆し、該粘着部を吸収性物品を使用する時まで保護することが行われている。しかし、吸収性物品の使用時には、剥離紙を剥離・廃棄する必要があり、剥離紙の廃棄処分が厄介であり、また、便器に廃棄すると、便器を詰まらせるという問題がある。
粘着部保護用の剥離紙を不要とする技術として、特許文献1には、吸収性物品の本体部分の非肌当接面に、表面タック力が特定値以下の粘着部を設けた生理用ナプキンが記載されている。
また、特許文献2には、吸収性物品の本体部分及びウイング部に、相互に積層接着及び剥離可能な粘着部を形成し、ウイング部の粘着部を本体部分の粘着部に重ねて剥離紙を不要とする技術が記載されている。
特開平8−124198号公報 特開平5−103813号公報
しかし、特許文献1の技術は、粘着層の形成に使用可能な粘着剤が制限される。また、特許文献1の技術における粘着層を、ウイング部に適用した場合、充分な固定性能が得られない恐れがある。
特許文献2の技術も、粘着部の形成に使用可能な粘着剤が制限される。また、ウイング部を本体部分の非肌当接面側に折り畳んで、該ウイング部の粘着部を本体部分の粘着部に重ねてあるため、本体部分に設ける粘着部の大きさや範囲がウイング部の粘着部との関係で制約されるという問題もある。
従って、本発明の目的は、ウイング部の粘着部を保護する剥離紙が不要であり、また粘着剤の選択について自由度が高い、吸収性物品の包装構造を提供することにある。
本発明は、粘着部を有する一対のウイング部を本体の長手方向両側に備えた吸収性物品を、該ウイング部を該本体の肌当接面側に折り畳んだ状態で、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構造であって、前記本体の長手方向両側部における肌当接面に、前記粘着部に対して剥離可能とされた一対のサイド防漏シートが配されており、該粘着部が該サイド防漏シートに被覆されている吸収性物品の包装構造を提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第1発明というときは、この発明をいう)。
本発明は、粘着部を有する一対のウイング部を本体の長手方向両側に備えた吸収性物品を、該ウイング部を該本体の肌当接面側に折り畳んだ状態で、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構造であって、前記本体の長手方向後端部における肌当接面に、前記粘着部に対して剥離可能とされた後部防漏シートが配されており、該粘着部が該後部防漏シートに被覆されている吸収性物品の包装構造を提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第2発明というときは、この発明をいう)。
第1、第2発明の吸収性物品の包装構造によれば、ウイング部の粘着部を保護する剥離紙が不要であり、また粘着剤の選択について自由度が高い。第2発明の吸収性物品の包装構造によれば、更に、液を吸収可能な領域の幅を広く確保しながらウイング部の本体からの延出長さを大きくしたり、あるいはウイング部と共に本体の両側部を本体の肌当接面側に折り曲げ、コンパクトな包装形態とすることができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
第1発明の一実施形態(以下、第1実施形態ともいう)である生理用ナプキン1の包装構造10は、図1に示すように、生理用ナプキン1を包装材9により個別に包装してなる。
本実施形態における生理用ナプキン1(以下、ナプキン1ともいう)は、図2に示すように、本体5と、本体5の長手方向両側に延設された一対のウイング部6,6とを備えている。
本体5は、肌当接面を構成する複合表面シート2、非肌当接面を構成する裏面シート3及びこれら両層間に介在された液保持性の吸収体4を具備しており、実質的に縦長の形状を有している。
肌当接面は、図2に示すように、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面〔図2(a)に表された面〕であり、非肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時にショーツ等の装着具側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面〔図2(b)に表された面〕である。
複合表面シート2は、液透過性の表面シート2a及びその左右両側に一部を重ねた状態で接合された一対の側部防漏シート2b,2bからなる。一対の側部防漏シート2b,2bは、本体5の長手方向両側部に、それぞれ長手方向に沿って配されている。
一対のウイング部6,6は、本体5の両側縁それぞれから延出した、サイド防漏シート2b及び裏面シート3により形成されている。ナプキン1は、長手方向の一端部から他端部に向かって順に、着用時に着用者の腹部寄りの位置に配される前方部A、着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部B及び着用者の背中寄りの位置に配される後方部Cに区分することができる。一対のウイング部6,6は、排泄部対向部Bに設けられている。
ウイング部6は、裏面シート3側の面に粘着剤を塗工して形成された粘着部6aを有している。ウイング部6は、ナプキン1を使用する際に、本体5の非肌当接面側に折り曲げられ、粘着部6aを介してショーツ等の装着具の非肌対向面側に固定される。また、本体5の非肌当接面には、本体粘着部5aが設けられており、該本体5は、ナプキン1の使用時に、本体粘着部5aを介して、ショーツ等の装着具の肌対向面側にも固定可能である。本実施形態の包装構造10における包装材9は、剥離処理されており、本体粘着部5aは、その剥離処理面に粘着されている。
本実施形態の包装構造10は、例えば、下記のようにして得られる
先ず、図3(a)に示すように、ナプキン1を、包装材9上に載置する。ウイング部6は、本体5の両側縁に沿って本体5の肌当接面側に折り曲げておく。
次いで、ナプキン1を、その長手方向における粘着部6aより後方の位置、より具体的には、ウイング部6よりもやや後方の位置において、包装材9と共に長手方向に折り曲げる。このときの折り線(折り曲げ軸)を、図3中にL1で示す。この折り曲げにより、サイド防漏シート2bが、ウイング部6の粘着部6a上に積層され該粘着部6aを被覆する。そして、ウイング部6とサイド防漏シート2bとが粘着部6aを介して剥離可能に接着される。本実施形態における粘着部6aはその全域がサイド防漏シート2bに被覆されている。
次いで、ナプキン1を、長手方向における粘着部6aより前方の位置、より具体的には、ウイング部6よりもやや前方の位置において、包装材9と共に長手方向に折り曲げる。このときの折り線(折り曲げ軸)を、図3中にL2で示す。
そして、折り畳まれた状態のナプキン1の両側縁から幅方向外方に延出する包装材9の両側部91,91をエンボス加工等の公知の接合方法により封止すると共に、包装材9の一端縁92を、公知のタブテープ11により対向面に止着することにより、図1に示すナプキン1の包装構造10が得られる。
本実施形態における一対の前記サイド防漏シート2bは、粘着部6aを被覆する側の面〔図2(a)に表れている面、以下、サイド防漏シート2bの肌対向面ともいう〕が剥離処理されており、図1に示すように、ナプキンが折り畳まれて包装されている状態においては、粘着部6aを被覆して保護する一方、ナプキン1の使用時には、ナプキンを展開するだけで、粘着部6aから容易に剥離することができる。
このように、粘着部6aをサイド防漏シート2bにより被覆保護することで、製造工程の煩雑化やコストアップの原因となる剥離紙を不要にすることができ、また、装着の際の操作も簡単である。
サイド防漏シート2bは、肌対向面における、少なくとも粘着部6aに重ねられた部分6bに剥離処理が施されている。本実施形態においては、サイド防漏シート2bの肌対向面の全域に剥離処理が施されている。
サイド防漏シート2bは、例えば、基材シートに剥離処理を施してなる。
基材シートとしては、不織布、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体、樹脂フィルムと紙との積層体等が挙げられる。
剥離処理は、例えば、基材シートの片面に、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、四フッ化エチレン系樹脂等の公知の剥離剤を塗工する。剥離剤の塗工には、例えばコーター塗工やスプレー塗布し表面に薄い皮膜を形成する方法、さらに紫外線照射や熱処理により、剥離皮膜を安定化させる方法等を用いることができる。また、基材シートの肌対向面を、剥離剤で処理した繊維から構成することもできる。
サイド防漏シート2bは、着用者の肌に接したときの違和感や肌への刺激を防止する観点から、肌対向面にエンボス加工により凹凸が形成されていることが好ましい。
また、同様の観点から、サイド防漏シート2bは、樹脂フィルムと不織布との積層体からなり、樹脂フィルムが肌対向面を構成していることが好ましい。
この場合に用いる不織布としては、各種製法によるものを用いることができるが、積層する際の固定のしやすさの観点から平滑なスパンボンド不織布が好ましい。
また、サイド防漏シート2bがこのような積層体からなる場合においても、肌対向面にエンボス加工により凹凸が形成されていることがより好ましく、エンボス加工により形成される凹凸の形態をより明瞭化する観点からは、エアスルー不織布が好ましい。
また、サイド防漏シート2bは、同様の点から、その肌対向面が、剥離剤で処理した繊維からなる不織布等で構成されていることが好ましい。この場合の不織布は、各種公知の製法によるものを用いることができる。
粘着部6a形成用の粘着剤としては、各種公知のもの等を特に制限なく用いることができ、例えば、特許文献1や2に記載のものを含めて多様な粘着剤を用いることができる。
ウイング部の粘着部6aに対して剥離可能にする他の手段としては、サイド防漏シート2bにおける、該粘着部6aと接する部位にエンボス加工をおこない、ウイング部の粘着部6aを形成する粘着材(以下、ウイング粘着材ともいう)との接触部位をフィルム化あるいは表面強度を向上させ、剥離時に材料破壊がおこらないようにする方法を用いることができる。特に前述した凹凸加工が施されている場合には、ウイング粘着材との接触面積が低下するため、ウイング粘着材とサイド防漏シートを剥がしやすくなることからより好ましい。また、ウイング粘着材としては、発布剤等に用いられるような柔軟な粘着材を使用すると剥離を容易にする観点から好ましいが、粘着部6aにおける、サイド防漏シートに対する接触部位にシリコン系の界面活性剤を塗布したり、あるいはサイド防漏シートの繊維やフィルムに界面活性剤を練りこんでブリードアウトさせたりしてある場合には、サイド防漏シートに剥離処理加工を施したものと同様に多様な粘着材を使用することができる。
また、一対のサイド防漏シート2b,2bは、それぞれ、その全体が同一材料から形成されていることが、エンボス加工成形条件が一定であることや、構成部材数を増やす必要がないことから好ましい。ここで、サイド防漏シート2bが同一材料から形成されているとは、基材シートが同一であることを意味し、基材シートが同一であれば、サイド防漏シート2bに凹凸を形成した部分と凹凸を形成していない部分があったり、あるいはサイド防漏シート2bに剥離処理を施した部分と剥離処理を施していない部分があったりしても、それら両部分は同一材料からなる。
尚、本実施形態においては、一対のサイド防漏シート2b,2bが、ナプキン1の後端部において後部防漏シート7と一体となって一枚のU字状のシートを形成しているが、一対のサイド防漏シート2b,2b同士を連結する部分(点線71,71間の領域)は、第1発明において、サイド防漏シート2bの全体という場合における該シート2bの一部に含めない。
本実施形態における一対のサイド防漏シート2b,2bそれぞれは、吸収体4の長手方向の両側縁の位置と略同じ位置において表面シート2aにヒートシールにより接合されている。また、一対のサイド防漏シート2b,2bそれぞれは、ナプキン1の周縁部において、裏面シート3又は該裏面シート3上に接合された表面シート2a上に接合されている。サイド防漏シート2bは、基本的に、非透水性ないし難透水性であり、ナプキンの長手方向両側部からの液漏れを防止する機能を有する。
サイド防漏シート2bと表面シート2aの接合部は、ナプキン1の幅方向において、サイド防漏シート2bそれぞれの内側縁21の位置よりやや外側に位置しており、排泄部対向部Bにおいては、この接合部と内側縁21との間が表面シート2aから離間可能である。第1発明におけるサイド防漏シート2bは、サイド防漏シート2bと表面シート2aとの接合部と、サイド防漏シート2bの内側縁21との間が、表面シート2aから離間不可能となるように接着剤やヒートシール等により接合されているものであっても良い。
第1発明の他の実施形態について図4を参照して説明する。本実施形態については、主として、上述した第1実施形態と異なる点を説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点については、上述した第1実施形態に関する説明が適宜適用される
本実施形態における生理用ナプキン1Aにおいては、図4に示すように、一対のサイド防漏シート2b,2bそれぞれに、それぞれの長手方向に沿って弾性部材22が固定されており、包装構造からナプキン1Aを取り出しときに、弾性部材22の収縮により、排泄部対向部Bにおけるサイド防漏シート2b,2bそれぞれの一側縁21側が起立するようになされている。
これにより、サイド防漏シート2bによる、表面シート2a上を流れる液の捕捉性能が向上し、漏れ防止性能が向上する。
他方、サイド防漏シート2b,2bの長手方向における、ウイング部6の粘着部6aに重ねられた部位6bを含む領域23(以下、粘着部被覆領域23という)においては、サイド防漏シート2bが起立しないようになされている。 これにより、粘着部6aを被覆すべきサイド防漏シート2bの幅が減少することを防止でき、粘着部6aの一部が、サイド防漏シート2bにより被覆されなくなることを防止することができる。
尚、本実施形態におけるサイド防漏シート2bは、粘着部被覆領域23及びその前後の領域を含む図4中の領域24においては、その幅方向の略全域がその下に位置する表面シート2a又は裏面シート3に接合固定されており、それにより、サイド防漏シート2bが起立しないようになされている。
次に、第2発明の一実施形態について図5を参照して説明する。以下においては、主として、上述した第1実施形態と異なる点を説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点については、上述した第1実施形態に関する説明が適宜適用される。
本実施形態における生理用ナプキン1Bは、本体5の長手方向の後端部Dにおける肌当接面に、剥離処理された後部防漏シート7が配されている。そして、ナプキン1Bが折り線L1及びL2の順に折り畳まれて包装材9で包装されている状態においては、ウイング部6の粘着部6aが該後部防漏シート7に被覆されている。
後部防漏シート7は、着用時に着用者の肌側に向けられる肌対向面における、少なくとも粘着部6aに重ねられた部分6bに剥離処理が施されている。これにより、後部防漏シート7は、粘着部6aに対して剥離可能とされている。
本実施形態においては、一対のサイド防漏シート2b,2bが、ナプキン1の後端部Dにおいて後部防漏シート7と連続して一枚のU字状のシートを形成している。第2発明においては、一対のサイド防漏シート2b,2bの後端部D方向への延出部分(図5中の点線72付近より後方に位置する部分)も後部防漏シート7に含める。
本実施形態においては、後部防漏シート7及び一対のサイド防漏シート2b,2bからなるU字状のシートの肌対向面の全域が剥離処理されているが、後部防漏シート7のみや、粘着部6aに重ねられた部分6bを含む一部分のみが剥離処理されていても良い。後部防漏シート7に用い得るシート材料や剥離剤としては、第1実施形態におけるサイド防漏シート2bと同様のものを用いることができる。
後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、粘着部6aを保護する剥離紙を不要とすることができる。また、後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、排泄部対向部Bにおける液を吸収可能な領域の幅を広く確保しながら、ウイング部6の本体5からの延出長さを大きくすることができる。
図6は、第2発明の他の実施形態を示す図である。図6に示す実施形態は、は、ウイング部6,6と共に本体5の両側部51,51を本体5の肌当接面側に折り曲げてある点で、図5に示す実施形態と相違する。本実施形態について特に説明しない点は、図5に示す実施形態と同様である。
図6に示す実施形態においても、本体5の長手方向後端部における肌当接面に後部防漏シート7が配されており、後部防漏シート7で、ウイング部6の粘着部6aが被覆されている。後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、該粘着部6aを保護する剥離紙を不要とすることができる。また、後部防漏シート7で粘着部6aを被覆することで、ウイング部6,6と共に本体5の両側部51,51を折り曲げても、粘着部6aの被覆が不十分となりにくいので、よりコンパクトな包装構造とすることができる。
第2発明における後部防漏シート7(第1発明の吸収性物品に後部防漏シートを設ける場合も同様)は、その前端縁73側が起立するようになされていることが、表面シート2a上を流れる液の捕捉性能が向上し、後漏れ防止性能が向上するので好ましい。後部防漏シート7の前端縁73側を起立させる方法としては、弾性伸縮性を有する後部防漏シートを、ナプキン1の幅方向に伸長させた状態で本体5の外周部に位置する部分に固定した後、収縮させる方法や、平坦なシートを凹凸ロール間に通して得られる、凹凸を有する後部防漏シートを、該凹凸形状が維持されるように、本体5の後端部に部分的に固定する方法、後部防漏シートを本体5の後端部に配置し、その前端縁73から離間した位置を、熱エンボス加工等により肌対向面側から圧縮しつつ、その下の部材に接合する方法等が挙げられる。
本発明(第1及び第2発明)の吸収性物品の包装構造は、上記の各実施形態に制限されるものではなく、各発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。例えば、上述した生理用ナプキン1における後部防漏シート(点線71,71間部分)は(第1発明では)無くすことができる。また、上述した生理用ナプキン1B,1Cにおけるサイド防漏シート2b,2bも(第2発明では)無くすことができる。
また、粘着部6a及び本体粘着部5aは、それぞれ、ナプキンの長手方向及び/又は幅方向に複数に分割されていても良く、また、本体粘着部5aは省略することもできる。また、サイド防漏シート2b,2bは、ナプキンの排泄部対向部B及び後方部Cのみ、又は後方部Cのみに配されていても良い。
また、第2発明における後部防漏シート7をウイング部の粘着部6aに対して剥離可能にする手段として、第1発明に関して上述した剥離処理以外の手段(エンボスによる凹凸形成や粘着部6aの後部防漏シート7に対する接触部位の工夫)を採用することもできる。
また、第1実施形態の吸収性物品の包装構造10においては、剥離処理された包装材を使用しており、吸収性物品の取り出しがスムーズとなる利点を有するが、剥離紙や剥離性フィルムの非剥離面側に粘着材を塗布して非剥離性の包装材と一体としたものを用いることもできる。この場合、ヒートシールによる包装材の封止が容易となり、吸収性物品加工時においても製造の自由度が向上するという利点を有する。また、本体の非肌当接面に設けられた本体粘着部5aと、包装材とは別体の本体剥離材とを剥離可能な状態で固定し、該本体剥離材とともに吸収性物品を折り畳んだ後包装構造とした場合には、折り畳んだ吸収性物品を取り出した後の包装構造が使用済みの吸収性物品の廃棄に利用できる利点を有する。
更に、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の他の吸収性物品であっても良い。
図1は、第1発明の一実施形態である生理用ナプキンの包装構造を示す平面図である。 図2は、図1の包装構造における生理用ナプキンを示す概略図で、図2(a)は表面シート側(肌当接面側)を示す平面図、図2(b)は裏面シート側(非肌当接面側)を示す底面図である。 図3は、図1の包装構造の構成及び製造手順を説明するための展開図である。 図4は、第1発明の他の実施形態における生理用ナプキンを示す概略平面図である。 図5は、第2発明の一実施形態である生理用ナプキンの包装構造を展開した状態を示す展開平面図である。 図6は、第2発明の他の実施形態である生理用ナプキンの包装構造を展開した状態を示す展開平面図である。
符号の説明
10 生理用ナプキンの包装構造(吸収性物品の包装構造)
1,1A〜1C 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 複合表面シート
2a 表面シート
2b サイド防漏シート
3 裏面シート
4 吸収体(吸収層)
5 本体
6 ウイング部
6a 粘着部
7 後部防漏シート
9 包装材
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部
D 後端部

Claims (5)

  1. 粘着部を有する一対のウイング部を本体の長手方向両側に備えた吸収性物品を、該ウイング部を該本体の肌当接面側に折り畳んだ状態で、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構造であって、
    前記本体の長手方向両側部における肌当接面に、前記粘着部に対して剥離可能とされた一対のサイド防漏シートが配されており、該粘着部が該サイド防漏シートに被覆されている吸収性物品の包装構造。
  2. 前記サイド防漏シートそれぞれは、長手方向に沿って弾性部材が固定されてそれぞれの一側縁側が起立するようになされており、該サイド防漏シートの長手方向における、前記粘着部に重ねられた部分を含む領域においては、該サイド防漏シートが起立しないようになされている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
  3. 前記サイド防漏シートの全体が同一材料から形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品の包装構造。
  4. 粘着部を有する一対のウイング部を本体の長手方向両側に備えた吸収性物品を、該ウイング部を該本体の肌当接面側に折り畳んだ状態で、包装材と共に長手方向に折り畳み、該包装材の所定箇所を封止してなる吸収性物品の包装構造であって、
    前記本体の長手方向後端部における肌当接面に、前記粘着部に対して剥離可能とされた後部防漏シートが配されており、該粘着部が該後部防漏シートに被覆されている吸収性物品の包装構造。
  5. 前記後部防漏シートの前端縁側が起立するようになされている、請求項4記載の吸収性物品の包装構造。

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