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JP4979340B2 - 生理用ナプキンの包装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品の包装構造に関する。
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品は、使用時まで、その衛生状態が保たれるように、個々に包装されて提供されている。この包装の主たる目的は、使用面である生理用ナプキンの肌当接面に、ゴミ等が付着し、汚れることを防ぐことにある。また、その包装構造としては、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1において、長手方向中間の両側部分に、使用状態においてショーツの股間部の側縁を回り込んでショーツ外面にそれぞれ当てがわれるウイング部を有するとともに、この両ウイング部のショーツに当てがわれる面に、それぞれズレ止め用粘着手段が形成されており、両ウイング部を使用面側に折り畳み、ズレ止め用粘着手段に仮着されて生理用ナプキンの使用面を実質的に覆うカバーシートを設けられている生理用ナプキンの包装構造が開示されている。
特開平8−66428号公報
特許文献1記載の生理用ナプキンは、カバーシートにより、生理用ナプキンの使用面である肌当接面が覆われているものの、カバーシートと肌当接面とが、直接には接合されていないため、カバーシートがめくれたり、カバーシートと肌当接面との間に隙間が生じる場合があるため、生理用ナプキンの肌当接面に、ゴミ等が付着し、汚れるおそれがある。
従って、本発明の目的は、吸収性物品の肌当接面が、使用時まで、汚れることがなく、その衛生状態が保たれる吸収性物品の包装構造を提供することにある。
本発明は、吸収性本体を具備する実質的に縦長の吸収性物品を、一方の面が剥離処理された剥離材シートで包装した吸収性物品の包装構造であって、前記吸収性本体は、その肌当接面側に肌側粘着部を有しており、その非肌当接面側には粘着部を有しておらず、前記剥離材シートにおける前記一方の面が、前記肌側粘着部に剥離自在に粘着されている吸収性物品の包装構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品の包装構造によれば、吸収性物品の肌当接面が、使用時まで、汚れることがなく、その衛生状態が保たれる。また、前記包装構造において、該吸収性物品が、その長手方向の一方の端縁側から非肌当接面側を内側として、順次折曲されて折り重ねられることにより、該包装構造から取り出された吸収性物品の肌当接面側には、該吸収性物品を幅方向に跨ぐ折しわが形成され難いため、横漏れが生じ難く、この吸収性物品は防漏性に優れている。
以下、本発明の吸収性物品の包装構造をその好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の吸収性物品の包装構造10は、図1〜図9に示すように、吸収性本体1dを具備する実質的に縦長の吸収性物品1としての生理用ナプキンを、一方の面が剥離処理された2枚の剥離材シート15a,15cで包装してなり、吸収性本体1dは、その肌当接面側に肌側粘着部5a,5cを有しており、その非肌当接面側には粘着部を有しておらず、剥離材シート15a,15cにおける前記一方の面が、肌側粘着部5a,5cに剥離自在に粘着されている。
以下、本実施形態の生理用ナプキン1の包装構造10について、更に説明する。
本実施形態の包装構造10に用いられる生理用ナプキン(以下、単にナプキンともいう)は、吸収性本体1dと一対のウイング部6,6とから形成されている。
吸収性本体1dは、図2及び図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート間に介在された液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長である。吸収性本体1dの長手方向は、ナプキン1の長手方向と一致している。
吸収体4は、縦長であり、その長手方向が吸収性本体1dの長手方向(以下、本体長手方向ともいう)と一致しており、表面シート2と裏面シート3との間に挟持固定されている。表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4の長手方向前後端それぞれから延出し、その延出部分において互いにヒートシール等の公知の接合方法により接合されて、エンドシール部9を形成している。また、表面シート2及び裏面シート3それぞれは、吸収体4の幅方向両端それぞれから延出し、同様に接合されている。
吸収性本体1dは、図3に示すように、その長手方向に前方部A、該長手方向中央領域である排泄部対向部B(着用者の主として液排泄部に対向配置される排泄部対向領域を幅方向中央に有する部分)及び後方部C(着用者の主として臀部に対向配置される部分)に区分される。前方部Aは、ナプキン着用時に、着用者の最も前側に位置する部位であり、後方部Cは、着用者の最も後側に位置する部位である。
ナプキン1は、図3に示すように、吸収性本体1dの長手方向の両側縁1a,1aから延出する一対のウイング部6,6を備えている。ウイング部6は縦長であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。
ウイング部6にはウイング粘着部6aが形成されており、該ウイング粘着部6aは、ウイング部6の非肌当接面側に形成されている。ウイング粘着部6aは、粘着剤がウイング部6の非肌当接面側に塗布されて形成されている。
詳述すると、一対のウイング部6,6が、排泄部対向部Bの両側縁から、吸収性本体1dの幅方向(以下、本体幅方向ともいう)の外方に向かって延出している。一対のウイング部6,6それぞれは、表面シート2及び裏面シート3それぞれが、吸収性本体1dの両側縁1a,1aから延出し、その延出部分において互いにヒートシール等の公知の接合方法により接合されて形成されている。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4及びウイング粘着部6aを形成する粘着剤それぞれの形成材料としては、従来から吸収性物品において用いられているものを特に制限なく用いることができる。
ナプキン1について、更に以下に説明する。
吸収性本体1dの肌当接面側には、肌側粘着部5a,5cが、図3に示すように、ウイング部6の基部近傍を除いて、吸収性本体1dの肌当接面側の周縁の内側に沿って所定の幅で形成されている。肌側粘着部5a,5cは、粘着剤が吸収性本体1dの表面シート2の上に帯状に塗布されて形成されている。具体的には、ナプキン1は、前方部Aに位置する前方部肌側粘着部5aと、後方部Cに位置する後方部肌側粘着部5cとを有している。
前方部肌側粘着部5aは、ナプキン1の前方に向って凸に湾曲した形状を有する中央部と、該中央部に連続し、それぞれ後方に向って延びる一対の側部とから形成されている。
前方部肌側粘着部5aは、ナプキン着用時に、着用者の腹側から液排泄部の前方の部分を囲むように、着用者の肌に粘着してナプキン1を固定する。
後方部肌側粘着部5cは、ナプキン1の後方に向って凸に湾曲した形状を有する中央部と、該中央部に連続し、それぞれ前方に向って延びる一対の側部とから形成されている。
後方部肌側粘着部5cは、ナプキン着用時に、着用者の背側からの液排泄部の後方部分を囲むように、主に着用者の臀部に粘着してナプキン1を固定する。
肌側粘着部5a,5cは、吸収性本体1dの周縁よりも内側に位置しており、該周縁と肌側粘着部5a,5cとの間には、所定の間隔が設けられている。そのため、肌側粘着部5a,5cは、ナプキン着用時に、該肌側粘着部5a,5cを形成する粘着剤が、該粘着剤の塗工部よりはみ出ても着用者のショーツ等の下着(以下、単にショーツともいう)と接触しないようになっている。具体的には、前方部肌側粘着部5a及び後方部肌側粘着部5cそれぞれは、その中央部が、ヒートシール部9の内側に沿って形成されており、その一対の側部と吸収性本体の側縁1a,1aとの間には、所定の間隔が設けられている。該間隔は、2〜10mm、特に3〜5mmであることが好ましい。
ナプキン1は、その着用時に、図9に示すように、その肌当接面側がナプキン着用者Wの肌に固定されるため、着用者の身体の動きに良く追従する。一方、ナプキン1は、ショーツには固定されていないため、ナプキン1がショーツに引っ張られて着用者の肌からずれるようなことがなく、防漏性に優れている。また、肌側粘着部5a,5cは、排泄部対向部からナプキン1の前後方向へ移動してきた体液が、それ以上移動することを防止するため、ナプキン1の防漏性は更に高められている。
肌側粘着部5a,5cの幅は、2〜30mm、特に5〜10mmであることが、ナプキン1の固定性及び優れた防漏性を得る上で好ましい。
肌側粘着部5a,5cを形成する粘着剤としては、ゲル粘着剤が好ましく、その組成物としては、例えば、特願2003−38562号公報又は特願2003−38563号公報の明細書に記載されているものが好ましい。
本実施形態の包装構造10について、更に説明すると、包装構造10は、図4及び図5に示すように、剥離材シートとして、前方部剥離材シート15a及び後方部剥離材シート15cを有している。詳述すると、前方部粘着部5aの上には、前方部剥離材シート15aの剥離処理された一方の面が剥離自在に粘着されている。同様に、後方部肌側粘着部5cの上には、後方部剥離材シート15cの剥離処理された一方の面が剥離自在に粘着されている。
前方部剥離材シート15aは、図4に示すように、矩形形状を有しており、前方部肌側粘着部5aを覆う大きさを有していることが好ましい。尚、本発明においては、前方部剥離材シート15aの前記一方の面全面を剥離処理する必要はなく、その一部、例えば、前方部肌側粘着部5aと粘着される部分のみ剥離処理してなるものを用いることもできる。
前方部剥離材シート15aの形成材料としては、公知のものを特に制限なく用いることができるが、具体的には、厚さ5〜50μmのポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、あるいは不織布や紙、及びこれらの複合材料等の包装材料が挙げられる。
前記剥離処理は、公知の手法を特に制限なく用いて行うことができるが、具体的には、前方部剥離材シート15aにおける前記一方の面全面に、剥離処理剤を塗布するか又は剥離テープ、剥離紙、剥離処理した不織布、剥離処理したポリエチレンラミネート紙若しくは剥離処理したポリエチレンフィルムを貼付する等して行うことができる。剥離処理剤あるいは剥離テープ及び剥離紙の剥離剤成分としてはシリコーン樹脂系、フッソ樹脂系、又はオクタデシルイソシアネート系等のものが好ましい。特に、剥離処理としては、剥離材成分として、シリコーン樹脂系のものを用いて、該シリコーン樹脂等を塗布して、加熱乾燥、紫外線照射等で高分子量化するか、スプレーで吹きつけ薄い被膜を形成させる等することが好ましい。さらに、薄いポリオレフィンフィルムあるいはポリエステルフィルムを剥離処理し、前方部剥離材シート15aに熱あるいは超音波等により接合したものが、適度な剛性を有しており、開封し易く、また耐熱性に優れているため加工性に優れる。
また、後方部剥離材シート15cの寸法及び形成材料についての説明は、前述した前方部剥離材シート15aと同様である。
そして、一対のウイング部6,6は、図4に示すように、ウイング部粘着部6a,6aを上方に向けて、吸収性本体1dの上に折り返されており、図6に示すように、一対のウイング部6,6それぞれにおけるウイング粘着部6aを跨ぐにように、ウイング部剥離材シート15bが剥離自在に粘着されている。
ウイング部剥離材シート15bは、矩形形状を有しており、吸収性本体1dの上に折り返されている一対のウイング部6,6それぞれのウイング粘着部6aを覆う大きさを有していることが好ましい。ウイング部剥離材シート15bの一方の面は、剥離処理されており、該一方の面がウイング粘着部6aと剥離自在に粘着されている。ウイング部剥離材シート15bの形成材料についての説明は、前述した前方部剥離材シート15aと同様である。
また、本実施形態の包装構造10は、包装材11を備えている。包装材11は、図7に示すように、その展開平面形状が縦長矩形であり、その長さ及び幅は、ナプキン1の長さ及び幅よりも大きく形成されている。
ナプキン1は、包装材11の略中央に位置し、該包装材11の内面側に当接するように、剥離材シート15a,15c及びウイング部剥離材シート15bを介して、剥離自在に粘着されている。
詳述すると、図8に示すように、前方部剥離材シート15aにおける他方の面と、包装材11の内面とが接着剤で接合されている。前方部剥離材シート15aにおける該他方の面は、包装材11と強固に接着されており、包装構造10からナプキン1を取り出す際に、ナプキン1を摘んで包装材11から引き剥がすと、前方部剥離材シート15aと包装材11とが接着された状態で、ナプキン1の前方部肌側粘着部5aのみが、前方部剥離材シート15aから剥離することが好ましい。
後方部剥離材シート15c及びウイング部剥離材シート15bそれぞれの他方の面は、前方部剥離材シート15aと同様に、包装材11の内面と接着剤で強固に接合されている。
包装材11の形成材料については、前述した前方部剥離材シート15aと同様の材料を好ましく用いることができる。
また、吸収性本体1dの前端部が当接している包装材11の部分の外面には、図7及び図8に示すように、ダブテープ12が設けられている。ダブテープ12は、本実施形態の包装構造10において、包装材11を封止するために用いられる。
そして、ナプキン1と剥離材シート15a,15cとは、包装材11と共に、図2に示すように、吸収性本体1dの長手方向の一方の端縁である後端縁1c側から非肌当接面である裏面シート3側を内側として、順次2回折曲されて折り重ねられている。本実施形態の包装構造10は、前方部Aと排泄部対向部Bとの間、及び排泄部対向部Bと後方部Cとの間で折曲されており、いわゆる三つ折りの構造を有している。
詳述すると、図2に示すように、ナプキン1の後方部Cは、その後方部肌側粘着部5cが後方部剥離材シート15cに粘着された状態で、包装材11と共に、排泄部対向部Bにおける裏面シート3の上に折り重ねられており、更にその上に、ナプキン1の前方部Aが、その前方部肌側粘着部5aが前方部剥離材シート15aに粘着された状態で、包装材11と共に折り重ねられている。
そして更に、包装材11は、図1に示すように、その左右両側縁部11a、11a及び吸収性本体1dの前端部が当接している部分の外面において封止されている。左右両側縁部11a、11aにおいては、ヒートシールにより封止されており、吸収性本体1dの前端部が当接している部分の外面においては、タブテープ12により封止されている。また、前記の左右両側縁部11a、11aにおいては、ヒートシールされているが、開封をより容易にするために、このヒートシールされた部分に沿ってミシン目を設けることも好ましい。
次に、前述したナプキンの包装構造10からナプキン1を取り出す際の手順の一例を、図1及び図7を参照しながら、以下に説明する。
まず、図1の状態から、タブテープ12を引き剥がし、左右両側縁部11a、11aのヒートシール部を引き剥がし(ミシン目を設けた場合には該ミシン目を引き離して)、包装材11と共に前方部Aを引き起こして開く。この際、前方部Aの非肌当接面である裏面シート3が上方に面している。
次に、包装材11と共に後方部Bを引き起こして開く。その結果、ナプキン1が、図7に示すように、平面状に展開された包装材11の内面上に、その非肌当接面側である裏面シート3を上方にして載置された状態が得られる。
然る後、ナプキン1を摘んで包装材11から引き剥がすと、前方部剥離材シート15a、後方部剥離材シート15c及びウイング部剥離材シート15bが、包装材11側に残った状態で、ナプキン1と包装材11とが分離する。
そして、ナプキン1は、その着用の際に、図9に示すように、一対のウイング部6、6それぞれを、ショーツSにおける股下部の縁部に沿って折り曲げ、ウイング粘着部6aをショーツSの外表面に固定した後、該ショーツSを引き上げて、肌側粘着部5a,5cにより着用者Wの肌に固定するものである。
尚、図9は、着用状態のナプキン1を、図4におけるX3−X3線断面において見た模式図である。
前述した本実施形態の包装構造10によれば、吸収性本体1dの肌当接面側に肌側粘着部5a,5cを有するナプキン1が、容易に取り出され、着用することができる。
また、ナプキン1は、その肌当接面である表面シート2を外側にして、3つ折りにされているため、その包装構造10において、2本の折曲部が形成されるものの、該包装構造10から、ナプキン1を取り出した際には、表面シート2には、該ナプキン1を幅方向に跨ぐ折曲による折しわが生じ難くなっている。そのため、ナプキン着用時に、折しわに沿って体液が本体幅方向に移動するような横漏れが生じ難い。
次に第2〜第5実施形態の吸収性物品の包装構造10を、図10〜図23を参照しながら説明する。第2〜第5実施形態について、特に説明しない点については、第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図10〜図23において、図1〜図9と同じ部材に同じ符号を付してある。
第2実施形態のナプキンの包装構造10は、図10〜図15に示すように、ナプキン1
と、これを個装する内面が剥離処理された剥離材シートとしての包装材11とからなり、肌側粘着部5が包装材11の内面に当接するように該包装材11に剥離自在に粘着されている。
以下、本実施形態の包装構造10について、更に説明する。
ナプキン1は、前述した実施形態とは異なり、一対のウイング部6,6を有せず、吸収性本体1dのみから形成されている。また、吸収性本体1dの肌当接面側には、肌側粘着部5が形成されている。肌側粘着部5は、吸収性本体1dの肌当接面側の全周縁の内側に沿って所定の幅で形成されている。
本実施形態において、肌側粘着部5は、図11に示すように、表面シート2上に粘着剤が帯状に連続して塗布されて形成されており、縦長の環状をなしている。
詳述すると、肌側粘着部5は、本体長手方向に延びる一対の側部と、一対の該側部の長手方向の両端部において、本体幅方向に延び、本体長手方向外方に向って凸の形状に湾曲した中央部とから形成されている。
肌側粘着部5は、ナプキン着用時に、着用者の液排泄部の前後に亘たる部分を囲むように粘着して、ナプキン1を固定するものである。
ナプキン1は、環状の肌側粘着部5により、図12に示すように、排泄部対向領域の両側を含めて、その肌当接面側がナプキン着用者Wの肌に固定されており、着用者Wの肌への接着力が一層高められている。また、ナプキン着用者の液排泄部が、表面シート2及び環状の肌側粘着部5により形成される閉じた空間により覆われるため、ナプキン1の前後左右からの液漏れが効果的に防止される。
本実施形態の包装構造10においては、前述した第1実施形態における剥離材シートが包装材11である。包装材11は、図13に示すように、その展開平面形状が縦長矩形であり、その長さ及び幅は、ナプキン1の長さ及び幅よりも大きく形成されている。
包装材11の内面は剥離処理されている。包装材11の形成材料としては、第1実施形態における剥離材シートと同様のものを好ましく用いることができる。
そして、ナプキン1は、図13〜図15に示すように、包装材11の略中央に位置し、該包装材11の内面側に当接するように、肌側粘着部5により剥離自在に粘着されている。本実施形態においては、肌側粘着部5が、剥離材シートとしての包装材11の内面に直接粘着されている。
そして、ナプキン1と包装材11とは、図10に示すように、該ナプキン1の長手方向の一方の端縁である後端縁1c側から非肌当接面である裏面シート3側を内側として、順次2回折曲されて折り重ねられている。
詳述すると、図10に示すように、ナプキン1の後方部Cは、後方部Cにおける肌側粘着部5が包装材11に粘着された状態で、包装材11と共に、排泄部対向部Bにおける裏面シート3の上に折り重ねられており、更にその上に、前方部Aが、前方部Aにおける肌側粘着部5が包装材11に粘着された状態で、包装材11と共に折り重ねられている。
次に、前述したナプキンの包装構造10からナプキン1を取り出す際の手順の一例を、図10及び図13を参照しながら、以下に説明する。
まず、図10の状態から、タブテープ12を引き剥がし、左右両側縁部11a、11aのヒートシール部を引き剥がし、包装材11と共に前方部Aを引き起こして開く。この際、前方部Aの非肌当接面である裏面シート3側が上方に面している。
次に、包装材11と共に後方部Bを引き起こして開く。その結果、ナプキン1が、図13に示すように、平面状に展開された包装材11の内面上に、その非肌当接面である裏面シート3側を上方にして載置された状態が得られる。
然る後、ナプキン1を摘んで包装材11から引き剥がすと、ナプキン1と包装材11とが分離する。
前述した本実施形態の包装構造10によれば、剥離材シートとしての包装材11のみを有するため、加工工程及びコストの削減が図られている。また、前述した実施形態と同様の効果が奏される。
第3実施形態のナプキンの包装構造10は、図16〜18に示すように、ナプキン1を、一方の面が剥離処理された2枚の剥離材シート15a,15cで包装してなり、ナプキン1は一対のウイング部6,6を有している。本実施形態のナプキン1において、ウイング粘着部6aは、図17に示すように、ウイング部6の肌当接面側に形成されている。
また、本実施形態のナプキン1において、吸収性本体1dの肌当接面側には、一対の本体剥離処理部8,8が形成されており、一対のウイング部6,6は、吸収性本体1dの上に折り返されており、一対のウイング部6,6それぞれにおけるウイング粘着部6aは、本体剥離処理部8に剥離自在に粘着されている。
以下、本実施形態の包装構造10について、更に説明する。
ナプキン1は、前述した第1実施形態のナプキンと同様に、一対のウイング部6,6、前方部肌側粘着部5a及び後方部肌側粘着部5bを有している。
ウイング粘着部6aは、粘着剤がウイング部6の肌当接面側に塗布されて形成されている。ウイング粘着部6aは、ナプキン着用時には、図18に示すように、着用者の肌に粘着される部位である。ウイング粘着部6aを形成する粘着剤としては、第1実施形態の肌側粘着部を形成する粘着剤と同様のものを好ましく用いることができる。
また、ナプキン1の排泄部対向部Bにおいて、吸収性本体1dには、その本体長手方向の両側部に一対の本体剥離処理部8,8が形成されている。一対の本体剥離処理部8,8それぞれは、縦長矩形であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。一対の本体剥離処理部8,8は、一対のウイング粘着部6a,6aが当接している吸収性本体1dの部分に設けられている。
本体剥離処理部8の寸法は、図16に示すように、ウイング粘着部6aよりも大きく形成されている。そのため、ウイング部6が、その基部を折曲部として吸収性本体1dの上に折り返される際に、多少ずれて折り返されても、ウイング粘着部6aの全体が本体剥離処理部8内に粘着されるようになっている。
一対の本体剥離処理部8,8それぞれは、表面シート2の肌当接面側を剥離処理することにより形成されている。本体剥離処理部8,8それぞれを形成する方法としては、第1実施形態の剥離材シートにおける剥離処理面と同様に形成することができる。
そして、ナプキン1と剥離材シート15a,15cとは、包装材11と共に、吸収性本体1dの長手方向の一方の端縁である後端縁1c側から非肌当接面である裏面シート3側を内側として、順次2回折曲されて折り重ねられている。本実施形態の包装構造10は、前述した点及びウイング部剥離材シートを有さないことを除いては、第1実施形態と同様の構造を有している。
そして、本包装構造10から取り出されたナプキン1は、図18に示すように、その着用状態において、一対のウイング部6、6それぞれを、吸収性本体1dの左右に広げた状態で、ウイング粘着部6a及び肌側粘着部5a,5cにより着用者Wの肌に固定されるものである。肌側粘着部が形成されていない排泄部対向部Bにおいても、吸収性本体1dの本体幅方向外方に、展開状態のウイング部6が配されているため、横漏れが効果的に防止される。
尚、図18は、着用状態のナプキン1を、図17におけるX7−X7線断面において見た模式図である。
前述した本実施形態の包装構造10によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。
本発明の好ましい第4実施形態のナプキンの包装構造10は、図19〜図21に示すように、ナプキン1と、これを個装する内面が剥離処理された剥離材シートとしての包装材11(図示せず)とからなり、肌側粘着部5が包装材11の内面に当接するように該包装材11に剥離自在に粘着されている。
また、本実施形態の包装構造10において、ウイング部6は、図19及び図20に示すように、該ウイング部6を吸収性本体1dの幅方向に2分するように、非肌当接面側に向って折り返されており、ウイング粘着部6aが当接する、相対向する該ウイング部6の部分が剥離処理されている。
以下、本実施形態の吸収性物品の包装構造10について、更に説明する。
ナプキン1は、図21に示すように、前述した第1実施形態のナプキンと同様に、一対のウイング部6,6を有している。また、ナプキン1は、前述した第2実施形態のナプキンと同様に、縦長で環状の肌側粘着部5を有している。
本実施形態ナプキン1において、ウイング粘着部6aは、図21に示すように、ウイング部6の非肌当接面側に形成されている。
ウイング粘着部6aは、粘着剤がウイング部6の肌当接面側に塗布されて形成されている。ウイング粘着部6aは、ナプキン着用時には、前述した第1実施形態と同様に、ショーツの外面に粘着される部位である。
ウイング粘着部6aについて、更に以下に説明する。
一対のウイング部6,6それぞれにおけるウイング粘着部6aは、図21に示すように、配置が異なっている。
一方のウイング部6には、縦長矩形のウイング粘着部6aが一つ設けられており、該ウイング粘着部6aの長手方向は、本体長手方向と一致している。このウイング粘着部6aは、ウイング部6を、本体幅方向に2等分する仮想線に対して、本体幅方向の外方に形成されている。
また、他方のウイング部6には、複数のウイング粘着部6a、6a・・・が、ウイング部6の肌当接面側に千鳥状に配置されて設けられている。本実施形態においては、該他方のウイング部6には、3つのウイング粘着部6a、6a・・・が形成されており、2つのウイング粘着部6a,6aは、ウイング部6を本体幅方向に2等分する仮想線に対して、本体幅方向の外方に形成されている。残りの1つのウイング粘着部6aは、ウイング部6を本体幅方向に2等分する仮想線に対して、本体幅方向の内方に形成されている。これらのウイング粘着部6a、6a・・・それぞれは、縦長矩形であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。
一対のウイング部6,6それぞれにおいて、ウイング粘着部6aが当接する、相対向するウイング部6の部分には、図19〜21に示すように、ウイング剥離処理部6bが形成されている。
前記一方のウイング部6におけるウイング剥離処理部6bは、縦長矩形であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。ウイング剥離処理部6bは、ウイング部6を、本体幅方向に2等分する仮想線に対して、本体幅方向の内方に形成されている。
また、前記他方のウイング部6には、複数のウイング剥離処理部6b,6b…が、ウイング部6の非肌当接面側に千鳥状に配置されている。該ウイング剥離処理部6b,6b…それぞれは、相対向するウイング部6の部分におけるウイング粘着部6aと当接するように配置されている。
本実施形態において、ウイング剥離処理部6b,6b…それぞれは、縦長矩形であり、その長手方向が本体長手方向と一致している。また、ウイング剥離処理部6b,6b…それぞれの寸法は、該ウイング剥離処理部6bに剥離自在に粘着されるウイング粘着部6aよりも大きく形成されている。そのため、ウイング部6が、該ウイング部6を本体幅方向に2等分する仮想線に対して、多少ずれて折り返されても、ウイング粘着部6aの全体が本体剥離処理部8内に粘着されるようになっている。
ウイング粘着部6aは、粘着剤がウイング部6の非肌当接面側に塗布されて形成されている。ウイング粘着部6aを形成する粘着剤としては、第1実施形態のウイング粘着部と同様のものを好ましく用いることができる。
また、ウイング剥離処理部6bは、ウイング部6の非肌当接面側を剥離処理することにより形成されている。ウイング剥離処理部6bを形成する方法としては、第1実施形態の剥離材シートにおける剥離処理面と同様に形成することができる。
本実施形態の包装構造10においては、前述した第1実施形態における剥離材シート15が包装材11である。包装材11は、その展開平面形状が縦長矩形であり、その長さ及び幅は、一対のウイング部6,6が折り返されている状態におけるナプキン1の長さ及び幅よりも大きく形成されている。
包装材11の内面は剥離処理されている。包装材11の形成材料としては、第1実施形態における剥離材シートと同様のものを好ましく用いることができる。
そして、ナプキン1は、包装材11の略中央に位置し、該包装材11の内面側に当接するように、肌側粘着部5により剥離自在に粘着されている。本実施形態においては、肌側粘着部5が、剥離材シートとしての包装材11の内面に直接粘着されている。
そして、包装構造10から取り出されたナプキン1は、その着用状態において、第1実施形態のナプキン1と同様に、一対のウイング部6、6それぞれをショーツSの外表面に固定して、ショーツに固定されるものである。
本実施形態の包装構造10によれば、前述した実施形態と同様の効果が奏される。
第5実施形態のナプキンの包装構造10は、図22及び図23に示すように、ナプキン1と、これを個装する内面が剥離処理された剥離材シートとしての包装材11とからなり、肌側粘着部5が包装材11の内面に当接するように該包装材11に剥離自在に粘着されている。
以下、本実施形態の包装構造10について、更に説明する。
ナプキン1は、図23に示すように、前述した第1実施形態のナプキンと同様に、一対のウイング部6,6を有している。ウイング粘着部6aは、ウイング部6の肌当接面側に形成されている。また、ナプキン1は、前述した第2実施形態のナプキンと同様に、縦長で環状の肌側粘着部5を有している。
本実施形態の包装構造10においては、前述した第1実施形態における剥離材シート15が包装材11である。包装材11は、その展開平面形状が縦長矩形であり、その長さ及び幅は、一対のウイング部6,6が展開された状態におけるナプキン1の長さ及び幅よりも大きく形成されている。
包装材11の内面は剥離処理されている。包装材11の形成材料としては、第1実施形態における剥離材シートと同様のものを好ましく用いることができる。
そして、ナプキン1は、包装材11の略中央に位置し、図22に示すように、一対のウイング部6,6それぞれを、吸収性本体1dの左右に広げた状態で、ウイング粘着部6a及び肌側粘着部5が、包装材11の内面に剥離自在に粘着されている。本実施形態において、ウイング粘着部6a及び肌側粘着部5が、剥離材シートとしての包装材11の内面に直接粘着されている。
そして、ナプキン1と包装材11とは、吸収性本体1dの長手方向の一方の端縁である後端縁1c側から非肌当接面である裏面シート3側を内側として、順次2回折曲されて折り重ねられている。本実施形態の包装構造10は、前述した点を除いては、第2実施形態と同様の構造を有している。
そして、包装構造10から取り出されたナプキン1は、第3実施形態のナプキン1と同様に、その着用状態において、一対のウイング部6、6それぞれを、吸収性本体1dの左右に広げた状態で、ウイング粘着部6a及び肌側粘着部5により着用者Wの肌に固定するものである。
本実施形態の包装構造10によれば、前述した実施形態と同様の効果が奏される。また、一対のウイング部6,6それぞれは、その基部においては折曲されていないため、該基部には折しわが形成されない。そのため、包装構造10から取り出されたナプキン1において、一対のウイング部6,6それぞれは、吸収性本体1dから本体幅方向の外方に向って延びるように張り出した状態で着用することができる。
本発明の吸収性物品の包装構造は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品の包装構造において、肌側粘着部は、連続又は不連続に吸収性本体の肌当接面側に形成されていることが好ましい。また、各実施形態のナプキン1において、肌側粘着部5は、帯状に形成されていたが、ドット状、網目状、スパイラル状又は筋状に形成されていても良い。ドット状に形成する場合には、各ドットは、円形、楕円形又は半楕円形であっても良い。また、肌側粘着部5は、面状に形成されていても良い。
また、第1実施形態のナプキン1は、一対のウイング部6,6が、ウイング部粘着部6a,6aを上方に向けて、吸収性本体1dの上に折り返されていたが、一対のウイング部6,6は、それぞれ、ウイング部粘着部6aを裏面シート3と対向させて、吸収性本体1dの下に折り返されていても良い。この場合、裏面シート3に剥離処理を施して、ウイング粘着部6aを裏面シート3に剥離自在に粘着しても良い。または、ウイング粘着部6aと裏面シート3との間に剥離材シートを介在させて、ウイング粘着部6aと該剥離材シートとを剥離自在に粘着させても良い。また、第3実施形態のナプキン1は、吸収性本体1dにおける肌当接面側の長手方向の両側部を覆うように、一対のサイド防漏部又は一対の防漏ギャザーを有していても良い。この場合、一対のウイング部6,6それぞれのウイング粘着部6aが当接する部分には、剥離処理が施されていることが好ましい。
更に、第4実施形態のナプキン1において、ウイング粘着部6a及びウイング剥離処理部6bそれぞれは、ウイング部6の非肌当接面側に形成されていたが、ウイング粘着部6a及びウイング剥離処理部6bそれぞれは、ウイング部6の肌当接面側に形成されていても良い。この場合には、ウイング部6は、該ウイング部6を吸収性本体1dの幅方向に2分するように、肌当接面側に向って折り返されており、ウイング粘着部6aが当接する、相対向する該ウイング部6の部分にウイング剥離処理部6bが形成されていることが好ましい。
前述した各包装構造に用いられる吸収性物品は、生理用ナプキンであっても良いが、パンティライナー又は失禁パッド等であっても良い。
また、前述した一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
図1は、本発明における吸収性物品としての生理用ナプキンの包装構造の第1実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1のX1−X1線断面図である。 図3は、図1の生理用ナプキンの肌当接面側を示す平面図である。 図4は、図1の包装構造における生理用ナプキンに剥離材シートが粘着されている状態を示す平面図である。 図5は、図4のX2−X2線断面図である。 図6は、図4のX3−X3線断面図である。 図7は、図1の包装構造の展開図である。 図8は、図7のX4−X4線断面図である。 図9は、図1の生理用ナプキンの着用状態を模式的に示す図である。 図10は、本発明における吸収性物品としての生理用ナプキンの包装構造の第2実施形態を示す図2に相当する断面図である。 図11は、図10の生理用ナプキンの肌当接面側を示す平面図である。 図12は、図10の生理用ナプキンの着用状態を模式的に示す図である。 図13は、図10の包装構造の展開図である。 図14は、図13のX5−X5線断面図である。 図15は、図13のX6−X6線断面図である。 図16は、本発明における吸収性物品としての生理用ナプキンの包装構造の第3実施形態を示す図4に相当する平面図である。 図17は、図16の生理用ナプキンの肌当接面側を示す平面図である。 図18は、図16の生理用ナプキンの着用状態を模式的に示す図である。 図19は、本発明における吸収性物品としての生理用ナプキンの包装構造の第4実施形態を示す図4に相当する平面図である。 図20は、図19のX8−X8線断面図である。 図21は、図19の生理用ナプキンの非肌当接面側の平面図である。 図22は、本発明における吸収性物品としての生理用ナプキンの包装構造の第5実施形態を示す図4に相当する平面図である。 図23は、図22の生理用ナプキンの肌当接面側の平面図である。
符号の説明
10 生理用ナプキンの包装構造(吸収性物品の包装構造)
11 包装材
11a 包装材の側縁部
12 タブテープ
15a 前方部剥離材シート
15b ウイング部剥離材シート
15c 後方部剥離材シート
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
1a 吸収性本体の側縁
1c 吸収性本体の後端縁
1d 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 肌側粘着部
5a 前方部肌側粘着部
5c 後方部肌側粘着部
6 ウイング部
6a ウイング粘着部
6b ウイング剥離処理部
8 本体剥離処理部
9 エンドシール部
A 吸収性物品の前方部
B 吸収性物品の排泄部対向部
C 吸収性物品の後方部
S ショーツ
W 着用者

Claims (4)

  1. 吸収性本体を具備する実質的に縦長の生理用ナプキンを、一方の面が剥離処理された剥離材シートで包装した生理用ナプキンの包装構造であって、
    前記吸収性本体は、その長手方向に前方部、該長手方向の中央領域である排泄部対向部及び後方部に区分され、且つその肌当接面側に肌側粘着部を有しており、その非肌当接面側には粘着部を有しておらず、
    前記排泄部対向部の前記長手方向の両側縁から延出する一対のウイング部を備えており、該ウイング部の非肌当接面側にウイング粘着部が形成されており、
    前記肌側粘着部は、前記ウイング部の基部近傍を除いて、記吸収性本体の肌当接面側の周縁に沿って所定の幅で形成されており、且つ該長手方向の外方に向かって凸に湾曲した形状を有する中央部と、該中央部に連続し、それぞれ該長手方向の内方に向かって延びる一対の側部とから形成されており、
    前記剥離材シートにおける前記一方の面が、前記肌側粘着部に剥離自在に粘着されており、
    一対の前記ウイング部は、それぞれ、該ウイング部を前記吸収性本体の幅方向に2分するように折り返されており、前記ウイング粘着部が当接する、相対向する該ウイング部の部分が剥離処理されてウイング剥離処理部が形成されており、
    一対の前記ウイング部の一方と他方とで前記ウイング粘着部の配置が異なっており、
    一方の前記ウイング部には、該一方のウイング部を前記吸収性本体の幅方向に2等分する仮想線に対して、該幅方向の外方に前記ウイング粘着部が1つ配置され、該幅方向の内方に前記ウイング剥離処理部が1つ配置されており、
    他方の前記ウイング部には、複数の前記ウイング粘着部と複数の前記ウイング剥離処理部とがそれぞれ千鳥状に配置されることによって、該他方のウイング部を前記吸収性本体の幅方向に2等分する仮想線に対して、該幅方向の外方及び内方それぞれに該ウイング部粘着部及び該ウイング剥離処理部が配置されており、
    一対の前記ウイング部それぞれにおける前記ウイング剥離処理部それぞれの寸法は、該ウイング剥離処理部に剥離自在に粘着される前記ウイング粘着部よりも大きく形成されている生理用ナプキンの包装構造。
  2. 前記生理用ナプキンと前記剥離材シートとは、前記吸収性本体の長手方向の一方の端縁側から非肌当接面側を内側として、順次折曲されて折り重ねられている請求項1記載の生理用ナプキンの包装構造。
  3. 包装材を備えており、前記剥離材シートにおける他方の面と包装材の内面とが接合されており、
    前記生理用ナプキンと前記剥離材シートとが、前記包装材と共に折り重ねられている請求項1又は2に記載の生理用ナプキンの包装構造。
  4. 前記剥離材シートが包装材である請求項1〜の何れか一項に記載の生理用ナプキンの包装構造。
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