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JP2007273649A - 半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Si基板のGaN系半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することが可能な半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、元素がイオン注入されたSi基板(10)と、Si基板(10)上に設けられたGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層(20)と、半導体層(20)上に設けられた電極(22、24、26)と、を具備することを特徴とする半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法である。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法に関し、特に、Si基板上に半導体層を設けた半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法に関する。
GaN系半導体、特に窒化ガリウム(GaN)を用いた半導体装置は、高周波かつ高出力で動作するパワー素子、短波長で発光する発光ダイオードやレーザーダイオードとして用いられている。これらの半導体装置のうち、マイクロ波、準ミリ波、ミリ波等の高周波帯域において増幅を行うのに適した半導体装置として、高電子移動度トランジスタ(HEMT)等のFET、発光装置として、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)などレーザの開発が進められている。なお、GaN系半導体とは本来GaおよびNを含む半導体であるが、ここでは、GaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体であり、例えば、GaN、AlN、InN、GaNとAlNとの混晶であるAlGaN、GaNとInNとの混晶であるInGaN等である。
GaN系半導体を用いた半導体装置においては、Si基板またはGaN基板等の基板上にMOCVD(有機金属CVD)法を用いGaN系半導体層を成長する。非特許文献1には、GaN系半導体層を形成する際、基板にGaやAlが拡散し基板のGaN系半導体層付近がP型となることが開示されている。
特許文献1には、素子分離用酸化膜の下に不純物をイオン注入する技術が開示されている。
特開2003−68738号公報 プラディープ ラパジャゴパルら(Pradeep Rajagopal etal)、「シリコン上のMOCVD AlGaN/GaN FET (MOCVD AlGaN/GaN HFETs on Si: Challenges and Issues)」、マテリアル リサーチ ソサイエティ シンポジウム プロシーディング(Materials Research Society Symposium Proceeding)、2003年発行、798巻(Vol. 798)、P61からP66
図1は従来のGaN系半導体を用いたHEMT(GaN系HEMT)を例に、GaN系半導体を用いた半導体装置における課題を説明するための図である。Si(シリコン)基板10上にMOCVD法を用いAlNバッファ層12、GaN電子走行層14およびAlGaN電子供給層16がGaN系半導体層20として形成されている。GaN系半導体層20上には、ソース電極22、ドレイン電極24およびゲート電極26が形成されている。GaN系半導体層20をMOCVD法により成長する際、MOCVD装置のチャンバ内の内壁からGaやAl等が剥離しSi基板10に拡散する。これにより、Si基板10のGaN系半導体層20との界面付近に、P型拡散領域30が形成されてしまう。図1の矢印のように、ソース電極22とドレイン電極24との間にP型拡散領域30を介し電流が流れてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板のGaN系半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することが可能な半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、元素がイオン注入されたSi基板と、該Si基板上に設けられたGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層と、該半導体層上に設けられた電極と、を具備することを特徴とする半導体装置である。本発明によれば、Si基板の半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することができる。
上記構成において、前記半導体層は、GaN、AlGaN、AlN、AlInN、AlInGaN、InGaNおよびInNの少なくとも1つからなる構成とすることができる。この構成によれば、Ga、AlまたはInがP型拡散領域を形成するため、イオン注入領域を設けることが特に有効である。
上記構成において、前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つである構成とすることができる。この構成によれば、軽いイオンのため容易にイオン注入領域を形成することができる。
上記構成において、前記半導体装置は横型FETまたはレーザである構成とすることができる。
本発明は、Si基板に元素をイオン注入する工程と、前記Si基板上にMOCVD法を用いGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層を成長する工程と、該半導体層上に電極を形成する工程と、を有する半導体装置の製造方法である。本発明によれば、Si基板の半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することができる。
上記構成において、前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つである構成とすることができる。この構成によれば、軽いイオンのため容易にイオン注入領域を形成することができる。
上記構成において、前記半導体層を成長する工程の前に、前記Si基板を熱処理する工程を有する構成とすることができる。この構成によれば、イオン注入領域を形成する際に劣化した結晶性を回復させることができる。
上記構成において、前記熱処理を行う工程と前記半導体層を成長する工程とは、MOCVD装置内で連続して行われる構成とすることができる。この構成によれば、熱処理後基板の表面が酸化することを抑制することができる。
本発明は、元素がイオン注入されたSi基板と、該Si基板上に設けられたGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層と、を具備することを特徴とする半導体装置製造用基板である。本発明に係る半導体装置製造用基板を用い半導体装置を製造することにより、Si基板の半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することができる。
上記構成において、前記半導体層は、GaN、AlGaN、AlN、AlInN、AlInGaN、InGaNおよびInNの少なくとも1つからなる構成とすることができる。この構成によれば、Ga、AlまたはInがP型拡散領域を形成するため、イオン注入領域を設けることが特に有効である。
上記構成において、前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つである構成とすることができる。この構成によれば、軽いイオンのため容易にイオン注入領域を形成することができる。
上記構成において、前記半導体層は前記Si基板に接して設けられている構成とすることができる。この構成によれば、P型拡散領域の上部をイオン注入領域で補償させることができる。
本発明は、Si基板に元素をイオン注入する工程と、前記Si基板上にMOCVD法を用いGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層を成長する工程と、とを有する半導体装置製造用基板の製造方法である。本発明に係る製造方法で製造された半導体装置製造用基板を用い半導体装置を製造することにより、Si基板の半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することができる。
上記構成において、前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つである構成とすることができる。この構成によれば、軽いイオンのため容易にイオン注入領域を形成することができる。
上記構成において、前記半導体層を成長する工程の前に、前記Si基板を熱処理する工程を有する構成とすることができる。この構成によれば、イオン注入領域を形成する際に劣化した結晶性を回復させることができる。
上記構成において、前記熱処理を行う工程と前記半導体層を成長する工程とは、MOCVD装置内で連続して行われる構成とすることができる。この構成によれば、熱処理後基板の表面が酸化することを抑制することができる。
本発明によれば、基板のGaN系半導体層との界面付近に形成されたP型拡散領域を介し流れる電流を抑制することが可能な半導体装置および半導体装置製造用基板並びにその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照に説明する。
図2は実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す図である。図2(a)を参照に、(111)面を主面とするSi基板10にイオン注入法を用い、不純物として酸素(O)をイオン注入する。イオン注入は例えば、イオン注入エネルギが100keV、ドーズ量が8×1014cm−2の条件で行う。これにより、基板10のGaN系半導体層が形成されるべき表面に不純物としてOがイオン注入されたイオン注入領域32が形成される。このとき、イオン注入エネルギを高くしているため、Si基板10の表面での酸素濃度は低くなり、基板表面に酸化膜が形成されることはないと考えられる。
図2(b)を参照に、Oがイオン注入されたSi基板10の表面を清浄化するため、例えば基板10を緩衝フッ酸溶液に1分間浸漬し5分間水洗する。MOCVD装置に導入する。例えば水素雰囲気で1000℃の基板温度で10分間保持し、イオン注入により劣化した結晶性の回復を行う。その後、MOCVD装置内で連続して基板温度を1150℃とし、基板10の[0001]方向にAlNバッファ層12を300nm成長する。その後、基板温度を1050℃とし、GaN電子走行層14を1000nm成長する。基板温度を1050℃とし、AlGaN電子供給層16(AlNの組成比が0.3)を30nm成長する。このように、基板10のイオン注入領域32上に、AlNバッファ層12、GaN電子走行層14およびAlGaN電子供給層16からなるGaN系半導体層20が形成される。以上により、半導体製造用基板が完成する。
図2(c)を参照に、図2(b)の半導体製造用基板を用い、GaN系半導体層20上に、窒化シリコン膜28を約200nm形成する。窒化シリコン膜28の所定領域を除去し、蒸着法およびリフトオフ法を用いTi/Au膜またはTi/Al膜からなるソース電極22およびドレイン電極24を形成する。また、GaN系半導体層20上に、蒸着法およびリフトオフ法を用いNi/Au膜またはNi/Al膜からなるゲート電極26を形成する。以上により、実施例1に係るGaN系HEMTが完成する。
実施例1に係る半導体装置によれば、不純物がイオン注入されたイオン注入領域32がMOCVD法を用いGaN系半導体層20を形成する際に基板10に導入されるP型拡散領域30のアクセプタを補償する。図3は基板表面からの深さ方向に対する、P型拡散領域30の拡散したアクセプタ濃度とイオン注入した不純物濃度を示した模式図である。図3のように、イオン注入領域32の不純物濃度をP型拡散領域30のアクセプタの少なくとも一部を補償するように設定することにより、P型拡散領域30に起因したソース電極22からドレイン電極24へのリーク電流を低減させることができる。イオン注入の際のイオン注入エネルギおよびドーズ量は適宜選択することができるが、P型拡散領域30のアクセプタを補償するためには不純物濃度として1×1017cm−3程度が好ましい。このため、ドーズ量は5×1013cm−2以上とすることが好ましい。また、P型拡散領域30の深さと同程度である2μmの深さまでイオン注入領域32を形成するため、イオン注入エネルギが100keV程度が好ましい。なお、O以外のイオンを注入する場合は、Oと同程度の不純物濃度および深さとなるようにイオン注入エネルギおよびドーズ量を選択することができる。
図4はソース・ドレイン間距離に対するソース・ドレイン耐圧を示した模式図である。イオン注入領域32を形成しない従来のHEMTでは、ソース・ドレイン間距離によらずソース・ドレイン耐圧は一定である。一方、イオン注入領域32を設けた実施例1では、ソース・ドレイン距離が長くなるとソース・ドレイン耐圧が向上する。従来例においては、P型拡散領域30に起因したリーク電流によりソース・ドレイン耐圧が決まってしまうため、ソース・ドレイン間距離によらずソース・ドレイン耐圧は一定であるが、P型拡散領域30に起因したリーク電流を抑制させた実施例1においては、ソース・ドレイン間距離を長くすると、ソース・ドレイン耐圧を向上させることができる。ソース・ドレイン間距離が10μmのHEMTにおいて、従来例においては、ソース・ドレイン耐圧は約250Vであったが、実施例では約500Vとすることができた。さらに、従来例のHEMTは、P型拡散領域30が導電性のため寄生容量が大きい。実施例1によれば、P型拡散領域30を不活性化できるため寄生容量を削減することができる。従来例では寄生容量はゲート幅1mmあたり約5pFであったが、実施例1では約1pFとすることができた。
図2(a)において、基板10に不純物としてイオン注入する元素としては、O以外にもP型拡散領域30のアクセプタを補償する深い準位を形成する不純物であれば良い。例えば、Fe、W、Sn、K、Cu、Ge,Sr、Hg、Mo、Ni、V、Co、Au、Zn、Pt、Cd、Ag、Mn、S、Ba、CsまたはBe等がある。不純物を深くイオン注入するため、不純物は軽い元素が好ましい。よって、O以外にFe、Zn、Beを用いることが好ましい。
また、SiまたはArをSi基板10に過剰にイオン注入するとP型キャリアの発生および走行を阻害するため、不純物としてSiまたはArをイオン注入することもできる。これは、SiをSi基板10にイオン注入すると、注入されたSiは、Si結晶中の本来のSiと結合しようとするが、Si結晶中の本来のSiは既に結合しているため、注入されたSiは結合することができない。そこで、多量のSiをSi基板に注入すると、熱処理を行ってもSi基板10の結晶性は完全には回復されない。これにより、キャリアの走行を阻害する準位を形成することができると考えられる。Si基板10にArを注入した場合も同様と考えられる。
図2(b)のように、GaN系半導体層20を成長する工程の前に、基板10を熱処理することが好ましい。これにより、イオン注入領域32の形成により劣化した基板10表面の結晶性を回復することができる。よって、結晶性の良いGaN系半導体層を形成することができる。なお、熱処理の温度および時間は適宜選択することができる。
また、熱処理を行う工程とGaN系半導体層を成長する工程とは、MOCVD装置内で連続して行うことが好ましい。これにより、熱処理後の基板表面が酸化されることを抑制することができる。
GaN系半導体層20であるGaN、AlNまたはInNを含む半導体層は、MOCVD法を用い成長時に基板10にIII属元素が拡散しP型拡散領域30を形成する。よって、イオン注入領域32を形成することが有効である。特に、GaN系半導体層が、GaN、AlGaN、AlN、AlInN、AlInGaN、InGaNおよびInNの少なくとも1つからなる場合、Ga、AlまたはInが基板10にP型拡散層を形成する。よって、イオン注入領域32を形成することが特に有効である。
さらに、GaN系半導体層20はSi基板10のイオン注入領域32に接して設けられている。これにより、P型拡散領域30の上部をイオン注入領域32で補償させることができる。
GaN系半導体層20が形成された基板10は半導体製造用基板として用いることができる。この半導体製造用基板を用いGaN系HEMTを製造することにより、基板10のGaN系半導体層20との界面付近に形成されたP型拡散領域30を介し流れる電流を抑制することができる。
実施例2はGaN系VCSEL(垂直共振器面発光レーザ)の例である。図5において、Si基板78に、実施例1と同様にOをイオン注入しイオン注入領域79を形成する。その後、MOCVD法を用いGaN系半導体層として、GaN厚膜層80、GaN系のバッファ層81、n型GaN層82(グラッド層)、量子井戸構造のInGaN層83(GaN系活性層)、電流制御層であるAlGaN層84(グラッド層)およびp型GaNのコンタクト層85を形成する。n型GaN層82までを素子分離のため除去する。窒化シリコン膜87およびを形成し、GaN系半導体層上にp型オーミック電極86aを形成する。ポリイミド膜88およびは配線層89を形成する。基板78のGaN系半導体層と反対の面にn型オーミック電極86bを形成する。このようにして、実施例2に係るGaN系VCSELが完成する。
実施例2によれば、p型オーミック電極86aとn型オーミック電極86bとに電圧が印加されp型オーミック電極86aからキャリアが注入されると、このキャリアはp型GaNのコンタクト層85、AlGaN層84、InGaN層83、n型GaN層82中をドリフトして基板78裏面に形成されたn型オーミック電極86bに流れ込む。このとき、量子井戸構造のInGaN層83からは量子効果に基づく電子正孔対の再結合により発光が生じ、この光が上方向から取り出される。すなわち、基板表面と垂直方向に光出力される。
実施例2のように、VCSELにイオン注入領域79を設けることにより、基板78のGaN厚膜層80界面に形成されるP型拡散領域30に起因するリーク電流を抑制することができる。このように、GaN系半導体層により形成される半導体装置は、横型FETに限らず、VCSEL等のレーザとすることもできる。また、横型FETまたはレーザに限らず他の半導体装置であっても良い。その場合、GaN系半導体層上に形成される電極は、ソース電極、ドレイン電極等に限られず、その他の電極とすることもできる。この場合も電極間のリーク電流を抑制することができる。なお、横型FETとは、ソース電極、ドレイン電極およびゲート電極が基板の表面側に形成されたFETである。
実施例1および実施例2はSi基板の例であったが、基板の材料がIV族単元素、IV族−IV族化合物である場合には同様の効果を発揮する。成長する半導体層がIII−V族半導体層の場合、成長装置(例えばMOCVD)内にIII族元素が残留することが多い。III族元素はIV族単元素、IV族−IV族化合物中ではP型アクセプタとなるためである。
以上、発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は従来例に係る半導体装置の課題を説明するための模式図である。 図2(a)からび図2(c)は実施例1に係るGaN系HEMTの製造方法を示す断面図である。 図3は実施例1に係るGaN系HEMTの基板中の不純物濃度を示す図である。 図4は実施例1に係るGaN系HEMTのソース・ドレイン耐圧を示す図である。 図5は実施例2に係るGaN系VCSELの断面図である。
符号の説明
10 基板
12 AlNバッファ層
14 GaN電子走行層
16 AlGaN電子供給層
20 GaN系半導体層
22 ソース電極
24 ドレイン電極
26 ゲート電極
30 P型拡散領域
32 イオン注入領域
78 基板
79 イオン注入領域
80 GaN厚膜層
81 GaN系のバッファ層
82 n型GaN層
83 量子井戸構造のInGaN層
84 電流制御層であるAlGaN層
85 p型GaNのコンタクト層
86a p型オーミック電極
86b n型オーミック電極
88 ポリイミド膜
89 配線層

Claims (16)

  1. 元素がイオン注入されたSi基板と、
    該Si基板上に設けられたGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層と、
    該半導体層上に設けられた電極と、を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体層は、GaN、AlGaN、AlN、AlInN、AlInGaN、InGaNおよびInNの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記半導体装置は横型FETまたはレーザであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. Si基板に元素をイオン注入する工程と、
    前記Si基板上にMOCVD法を用いGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層を成長する工程と、
    該半導体層上に電極を形成する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
  6. 前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つであることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体層を成長する工程の前に、前記Si基板を熱処理する工程を有することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記熱処理を行う工程と前記半導体層を成長する工程とは、MOCVD装置内で連続して行われることを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 元素がイオン注入されたSi基板と、
    該Si基板上に設けられたGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層と、を具備することを特徴とする半導体装置製造用基板。
  10. 前記半導体層は、GaN、AlGaN、AlN、AlInN、AlInGaN、InGaNおよびInNの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項9記載の半導体装置製造用基板。
  11. 前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つであることを特徴とする請求項9記載の半導体装置製造用基板。
  12. 前記半導体層は前記Si基板に接して設けられていることを特徴とする請求項9記載の半導体装置製造用基板。
  13. Si基板に元素をイオン注入する工程と、
    前記Si基板上にMOCVD法を用いGaN、AlNおよびInNの少なくとも1つを含む半導体層を成長する工程と、とを有する半導体装置製造用基板の製造方法。
  14. 前記元素は、O、Fe、Zn、Si、ArおよびBeの少なくとも1つであることを特徴とする請求項13記載の半導体装置製造用基板の製造方法。
  15. 前記半導体層を成長する工程の前に、前記Si基板を熱処理する工程を有することを特徴とする請求項13記載の半導体装置製造用基板の製造方法。
  16. 前記熱処理を行う工程と前記半導体層を成長する工程とは、MOCVD装置内で連続して行われることを特徴とする請求項13記載の半導体装置製造用基板の製造方法。
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