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JP2007194575A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2007194575A
JP2007194575A JP2006098740A JP2006098740A JP2007194575A JP 2007194575 A JP2007194575 A JP 2007194575A JP 2006098740 A JP2006098740 A JP 2006098740A JP 2006098740 A JP2006098740 A JP 2006098740A JP 2007194575 A JP2007194575 A JP 2007194575A
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semiconductor
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emitter
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Kazunari Hatade
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

【課題】コレクタ・エミッタ電流特性を向上させ、下降時間を短縮し、さらに寄生サイリスタのラッチアップ耐量を向上させた半導体装置を提供する。
【課題手段】複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、それぞれの単位半導体素子が、第1導電型の半導体基板と、半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、半導体領域中に、コレクタ層から間隔を隔ててコレクタ層を囲むように設けられた環状の第1導電型のベース層と、ベース層中に設けられ、環状に配置された第2導電型の第1エミッタ層とを含み、第1エミッタ層とコレクタ層との間のキャリアの移動を、ベース層に形成されるチャネル領域で制御するIGBTからなり、単位半導体素子同士が隣接して設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、高耐圧の電力用半導体装置に関する。
図49は、全体が700で表される、従来の横型nチャネルIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の上面図である。また、図50は、図49をX−X方向に見た場合の断面図である。
図50に示すように、IGBT700は、p型基板1を含む。p型基板1にはn層2が設けられ、更にn層2内にはn型バッファ層3が形成されている。また、n型バッファ層3内には、p型コレクタ層4が形成されている。
一方、n層2中には、p型コレクタ層4から所定の距離を隔てて、p型ベース層5が形成されている。p型ベース層5内には、n型エミッタ層(n)6が、p型ベース層5の周辺部より内側にp型ベース層5より浅く形成されている。また、p型ベース層5内には、p型エミッタ層(p)7も形成されている。
n型バッファ層3とp型ベース層5とに挟まれたn層2の表面上には、フィールド酸化膜8が形成されている。また、エミッタ層6とn層2との間の、p型ベース層5に形成されるチャネル領域15の上には、ゲート酸化膜9を介してゲート配線10が設けられている。更に、フィールド酸化膜8等を覆うように保護膜11が設けられている。
ゲート配線10に電気的に接続されるように、ゲート電極12が設けられている。また、n型エミッタ層6、p型エミッタ層7の双方に電気的に接続されるように、エミッタ電極13が形成されている。更に、p型コレクタ層4に電気的に接続されるように、コレクタ電極14が形成されている。エミッタ電極13およびコレクタ電極14とゲート電極12とは、互いに電気的に分離されている。
図49に示すように、IGBT700は、中央にp型コレクタ層4があり、その周囲を、n型バッファ層3、n層2、p型ベース層5、n型エミッタ層6、p型エミッタ層7が順に囲む構造を有し、2つの半円部が直線部で結ばれた無端状となっている。なお、図49では、理解しやすいように、フィールド酸化膜8、ゲート酸化膜9、ゲート配線10、ゲート電極12、保護膜11、エミッタ電極13、およびコレクタ電極14は省略されている。
特許第3647802号公報
図51は、IGBT700に一定のゲート・エミッタ間電圧(VGE)を印加した状態で、コレクタ・エミッタ間電圧(VCE)を印加した時の、コレクタ・エミッタ電流(ICE)特性を示す。横軸にコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)、縦軸にコレクタ・エミッタ電流(ICE)を示す。測定温度は室温である。
図51から分かるように、VCEを次第に大きくした場合、VCEが6V近傍でICEは約0.2Aとなり、このあたりから飽和傾向を示す。このため、VCEを大きくしてもICEが十分に大きくできないという問題があった。
また、VCEが0Vから6Vに至るまでの間においても、ICEは緩やかな勾配を示しており、オン抵抗(VCE/ICE)が高いという問題もあった。
図52は、IGBT700のターンオフ波形を示したものである。横軸にターンオフ時間、縦軸にコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)またはコレクタ・エミッタ電流(ICE)を示す。図35中、(A)はVCE値の変化、(A)はICE値の変化をそれぞれ示す。
図52から分かるように、下降時間(ICEが最大値の90%から10%になるのに必要な時間)は1μsを越える大きな値となっている。このように、p型基板1上のn層2にIGBTを形成した接合分離(JI)横型IGBT700は、スイッチングスピードが遅く、スイッチング損失が大きいという問題があった。
また、横型IGBT700では、インバータ回路における短絡時などにp型コレクタ層4/n型バッファ層3/n層2/p型ベース層5/n型エミッタ層6で形成される寄生サイリスタがラッチアップしてIGBT700の電流密度が大きくなり、破壊され易いという問題もあった。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、コレクタ・エミッタ電流特性を向上させ、下降時間を短縮し、更に寄生サイリスタのラッチアップ耐量を向上させた半導体装置の提供を目的とする。
本発明は、複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、それぞれの単位半導体素子が、第1導電型の半導体基板と、半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、半導体領域中に、コレクタ層から間隔を隔ててコレクタ層を囲むように設けられた環状の第1導電型のベース層と、ベース層中に設けられ、環状に配置された第2導電型の第1エミッタ層とを含み、第1エミッタ層とコレクタ層との間のキャリアの移動を、ベース層に形成されるチャネル領域で制御するIGBTからなり、単位半導体素子同士が隣接して設けられたことを特徴とする半導体装置である。
以上の説明から分かるように、本発明では、コレクタ・エミッタ電流特性が良好で、下降時間が短く、かつ寄生サイリスタのラッチアップ耐量が高い半導体装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、全体が100で表される、本発明の実施の形態1にかかる横型nチャネルIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の上面図である。また、図2は、図1をA−A方向に見た場合の断面図である。
図2に示すように、IGBT100は、シリコン等のp型基板1を含む。p型基板1には、n層2が設けられている。n層2内には、n型バッファ層3が選択的に形成されている。また、n型バッファ層3中には、p型コレクタ層4が選択的に形成されている。
なお、バッファ層3を設けないことも可能である(以下の実施の形態においても同じ)。
一方、n層2中には、p型コレクタ層4から所定の距離を隔てて、p型ベース層5が選択的に形成されている。p型ベース層5内には、n型エミッタ層(n)6が、p型ベース層5の周辺部より内側に、p型ベース層5より浅く、選択的に形成されている。また、p型ベース層5内には、p型エミッタ層(p)7が形成されている。
n型バッファ層3とp型ベース層5とに挟まれたn層2の表面上には、例えばシリコン酸化膜等のフィールド酸化膜8が形成されている。また、エミッタ層6とn層2との間の、p型ベース層5に形成されるチャネル領域15の上には、シリコン酸化膜等のゲート酸化膜9を介して、ゲート配線10が設けられている。ゲート配線10は、例えばアルミニウムからなる。更に、フィールド酸化膜8等を覆うように、例えばシリコン窒化膜等の保護膜11が設けられている。
ゲート配線10に電気的に接続されるように、ゲート電極12が設けられている。ゲート電極12は、例えばアルミニウムからなる。
また、n型エミッタ層6、p型エミッタ層7の双方に電気的に接続されるように、エミッタ電極13が形成されている。更に、p型コレクタ層4に電気的に接続されるように、コレクタ電極14が形成されている。エミッタ電極13、コレクタ電極14は、例えばアルミニウムからなる。エミッタ電極13、コレクタ電極14、ゲート電極12は、互いに電気的に分離されている。
また、図1に示すように、本実施の形態1にかかるIGBT100は、中央にp型コレクタ層4があり、その周囲を、n型バッファ層3、n層2、p型ベース層5、n型エミッタ層6、p型エミッタ層7が順に囲む環状の単位IGBTが、複数隣接するように並置された構造となっている。ここでは、単位IGBTは円形形状としたが、円形に近い楕円形や、円形に近い多角形であってもよい。
なお、図2では、理解しやすいように、フィールド酸化膜8、ゲート酸化膜9、ゲート配線10、ゲート電極12、保護膜11、エミッタ電極13、およびコレクタ電極14は省略されている。また、単位IGBTのエミッタ電極13、コレクタ電極14、ゲート電極12同士は、それぞれ電気的に接続されている。
図3は、全体が150で表される、本実施の形態1にかかる他のIGBTの上面図である。隣り合った円形形状の単位IGBTのp型エミッタ層7が部分的に重なる以外は、IGBT100と同じ構造である。
図4は、IGBTを、従来構造のように細長い1つの無端状のIGBT700から形成した場合と、本実施の形態1にかかるIGBT150のように複数の円形形状の単位IGBTから形成した場合の、単位IGBTの個数と総チャネル幅との関係を示す。図4において、横軸が単位IGBTの個数、縦軸が総チャネル幅である。
細長い1つのIGBTとするよりも、円形形状の単位IGBTを複数並置した方が、総チャネル幅が長くなり、10個の単位IGBTを並置した場合の総チャネル幅は、1つのIGBTのチャネル幅の約2倍となる。
図5は、3つの単位IGBTからなるIGBT150の上に、従来構造のIGBT700のチャネル領域を重ねて描いたものである。本実施の形態1にかかるIGBT150を用いることにより、チャネル幅が大きくなることがわかる。
図6は、図5で比較した本実施の形態1にかかるIGBT150と、従来構造のIGBT700との表面積(占有面積)を比較したグラフである。横軸に単位IGBTの個数、縦軸にIGBTの表面積を示す。単位IGBTの個数が多い構造ほど、従来構造に比較して表面積を小さくできることがわかる。
例えば、図7に示すように、3個の単位IGBTからIGBT150を形成した場合、従来構造のIGBT700に比較して、斜線で示された部分の面積だけIGBTの表面積を小さくできる。
このように、面積が限られた領域に横型IGBTを形成する場合、本実施の形態1にかかるIGBT100、150を用いることにより、従来構造のIGBT700より表面積(専有面積)が小さくなり、かつ総チャネル幅を長くすることができる。
図8は、実施の形態1にかかるIGBT150に一定のゲート・エミッタ間電圧(VGE)を印加した状態で、コレクタ・エミッタ間電圧(VCE)を印加した時の、コレクタ・エミッタ電流(ICE)特性を示す。横軸にコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)、縦軸にコレクタ・エミッタ電流(ICE)を示す。測定温度は室温である。
図8から分かるように、VCEを次第に大きくした場合、VCEが6V近傍でICEは約0.4Aとなり、このあたりから飽和傾向を示すが、この時のICEは従来構造のIGBT(図51参照)に比較して約2倍程度の大きな値となっている。また、VCEが0Vから6Vに至るまでの間においても、従来構造のIGBTに比較して勾配が大きくなり、オン抵抗(VCE/ICE)が低いことがわかる。
これらのICE特性の向上は、従来構造のIGBT700に比較して、総チャネル幅が長くなったことに起因するものである。
なお、図4〜8では、IGBT150を用いて説明したが、IGBT100でもほぼ同様の結果となる。
実施の形態2.
図9は、全体が200で表される、本発明の実施の形態2にかかる横型nチャネルIGBTの上面図である。また、図10は、図9をB−B方向に見た場合の断面図である。図9、10中、図1、2と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
図10に示すように、IGBT200は、p型基板1とn層2との間に、例えばシリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜20が形成されたSOI構造となっている。他の構造は、IGBT100と同じである。図9の上面図に示すIGBT200の構造は、図2のIGBT100の構造と同じである。かかる構造では、n層2の導電型とは関係なく、基板1の導電型を選択できる。
図11は、全体が250で表される、本実施の形態2にかかる他のIGBTの上面図である。隣り合った円形形状の単位IGBTのp型エミッタ層7が部分的に重なる以外は、IGBT200と同じ構造である。
なお、実施の形態1のIGBT100、150を接合分離型と呼び、本実施の形態2のIGBT200、250を誘電体分離と呼ぶことができる。
図12は、IGBT200のターンオフ波形を示したものである。横軸にターンオフ時間、縦軸にコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)またはコレクタ・エミッタ電流(ICE)を示す。図12中、(1)、(1)は、実施の形態1にかかるIGBT100のVCE値、ICE値の変化を示し、(2)、(2)は、実施の形態2にかかるIGBT200のVCE値、ICE値の変化を示す。
図35に示す従来構造のIGBT700では、下降時間(tf:ICEが最大値の90%から10%になるのに必要な時間)は1μsを越える大きな値となっていたが、実施の形態2にかかるIGBT((2)参照)では約0.5μsとなる。このように、実施の形態2にかかるIGBTでは、従来のIGBT(図52)に比較してスイッチング速度が速くなり、スイッチング損失が小さくなる。なお、抵抗負荷スイッチングさせた時のターンオフ波形において、VCEが上昇した場合、VCEの上昇率と絶対値がほぼ同程度の下降率で、ICEは減少している。
図13は、上述の実施の形態1にかかる接合分離横型IGBT100の、抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)の電流分布(実線)、電圧分布(破線)、および空乏領域境界線(一点鎖線)を示したものであり、図1の断面図に対応している。
接合分離横型IGBT100の場合、エミッタ側から拡がる空乏層は、コレクタ側だけでなくp型基板側にも拡がり、電位分布や電流分布もp型基板側に分布している。このため、コレクタ側への空乏化が抑制されて、VCEの上昇は比較的穏やかになる。この結果、これに対応するICEの減少も、比較的穏やかなものとなる。
図14は、上述の実施の形態1にかかる接合分離横型IGBT100の、抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)のホールの分布(実線で表示)を示したものであり、図1の断面図に対応している。
接合分離横型IGBT100は、図13に示したように、エミッタ側からコレクタ側への空乏化が抑制されるため、n層内やp型基板内に多くのホールが分布している。n層内やp型基板内に多くのホールが分布すると、ホールが消失するまでに時間を要するため、下降時間(tf)が比較的長くなる。
図15は、上述の実施の形態1にかかる接合分離横型IGBT100の、抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)の(a)ホール分布、(b)電子分布、および(c)平衡状態での濃度分布であり、n層内の一定の深さにおけるコレクタ側からエミッタ側までの分布を示す。
図13に示すように、接合分離横型IGBT100では、エミッタ側からコレクタ側への空乏化が抑制されるため、空乏層が拡がっていないn層内に、平衡状態での濃度以上の過剰ホールや過剰電子が分布している。過剰ホールや過剰電子がn層内に多く分布することにより、過剰ホールや過剰電子がn層内から消失するまでの時間が長くなる。このため、従来構造のIGBT700に比べて、下降時間(tf)は若干だけ速くなるに留まる。
一方、図16は、実施の形態2にかかる誘電体分離横型IGBT200の、抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)の電位分布(実線)、(b)電流分布(破線)、および空乏領域境界線(一点鎖線)を示したものであり、図10の断面図に対応している。
誘電体分離横型IGBT200の場合、n層とp型基板との間に埋め込み酸化膜が存在するため、エミッタ側から拡がる空乏層はp型基板には拡がらず、n層内でコレクタ側に拡がる。従って、p型基板には、電流分布や電位分布は存在しない。このため、コレクタ側への空乏化が進み、VCEが上昇する。この結果、対応するICEも上昇し、下降時間(tf)が速くなる。
図17は、実施の形態2にかかる誘電体分離横型IGBT200の、抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)のホールの分布(実線で示す)を示したものであり、図10の断面図に対応している。
誘電体分離横型IGBT200は、図16に示すように、エミッタ側からコレクタ側への空乏化が促進されるため、n層内に分布しているホールは少ない。これにより、n層内に分布しているホールが消失するまでの時間が短くなり、下降時間(tf)は短くなる。
図18は、誘電体分離横型IGBT200の、抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)の(a)ホール分布、(b)電子分布、および(c)平衡状態での濃度分布であり、n層内の一定の深さでコレクタ側からエミッタ側までの分布を示す。
誘電体分離横型IGBT200では、上述のようにエミッタ側からコレクタ側への空乏化が促進されるため、n層において空乏層が拡がっていない領域は少ない。このため、n層では、平衡状態での濃度以上のホールや電子(過剰ホール、過剰電子)は少ない。n層内の過剰ホールや過剰電子が少ないと、過剰ホールや過剰電子が消失するまでの時間が短くなり、結果として下降時間(tf)が速くなる。
従って、実施の形態2にかかるIGBT200では、実施の形態1にかかるIGBT100で実現できたエミッタ電流(ICE)特性の向上に加え、下降時間(tf)の短縮も可能となる。
図16〜18では、IGBT200について説明したが、IGBT250においても略同様の効果が得られる。
なお、p型基板1とn層2との間に絶縁膜20を設ける構造は、従来構造のIGBTにも適用可能である。
実施の形態3.
図19は、全体が300で表される、本発明の実施の形態3にかかる横型nチャネルIGBTの断面図であり、図1のA−A方向と同じ方向に見た場合を示す。図19中、図2と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
図19に示すIGBT300では、エミッタ側に、p型ベース層5より幅が狭く、かつp型ベース層5よりも深くp型基板1に到達しない深さのp層30が、p型ベース層5の底面に接するように設けられている。他の構造は、図2のIGBT100と同じである。
図20は、全体が350で表される、本発明の実施の形態3にかかる他の横型nチャネルIGBTの断面図であり、図9のB−B方向と同じ方向に見た場合を示す。図20中、図10と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
図20に示すIGBT350では、エミッタ側に、p型ベース層5より幅(図20では左右方向の長さ)が狭く、かつp型ベース層5よりも深く埋め込み絶縁膜20に到達しない深さのp層30が、p型ベース層5の底面に接するように設けられている。他の構造は、図10のIGBT200と同じである。
図21は、上述の実施の形態2にかかる誘電体分離横型IGBT200の抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)の電流分布(実線)、電界分布(破線)、および空乏領域境界線(一点鎖線)であり、図10の断面図に対応している。
また、図22は、本実施の形態3にかかる誘電体分離横型IGBT350の抵抗負荷スイッチングターンオフ時(10.6μs)の、電流分布(実線)、電界分布(破線)、および空乏領域境界線(一点鎖線)であり、図20の断面図に対応している。
図21を見ると、埋め込み絶縁膜を備えた誘電体分離構造の場合、電流は、埋め込み酸化膜の直上のn層を流れることがわかる。
このため、p型ベース層の下部にp層を設けることにより、エミッタ側のn層に到達したホール電流は、p層底部の高電界部へ流れ込み易くなる。
IGBT350を示す図22をみると、n型エミッタ層の直下を流れるホール電流が、IGBT250(図21)に比べて少なくなっている。この結果、IGBT350ではIGBT250に比較して寄生サイリスタが動作しにくくなり、ラッチアップ耐量が向上する。
また、IGBT350では、p層の幅がp型ベース層の幅よりも狭い。このため、エミッタ側のn層に到達したホール電流は、p層内をほぼ上向きにエミッタ電極へ流れ、p層のないIGBT250に比較して、下降時間(tf)をより短縮できる。
このように、本実施の形態にかかるIGBT300、350では、p型ベース層の下部にp層を設けることにより、寄生サイリスタのラッチアップを防止するとともに、下降時間(tf)を短くすることができる。特に、埋め込み絶縁膜を設けたIGBT350において顕著な効果を得ることができる。
なお、p型ベース層の下部にp層を設ける構造は、従来構造のIGBTに適用することも可能であり、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図23は、全体が400で表される、本発明の実施の形態4にかかる横型nチャネルIGBTの一部を示す上面図であり、p型ベース層5内に形成されたn型エミッタ(n)層6(エミッタ電極との接続領域(エミッタコンタクト領域))を示している。
図23に示すように、IGBT400では、n型エミッタ層6が、外方に複数の突起部(凸部領域)16を含む。図23に示すように、突起部16の幅(W2)は、隣接する突起部16の間隔(W1)に対して、W1>W2の関係を有する。他の構造は上述のIGBT100と同じである。
また、図24は、図23をC−C方向に見た場合の断面図であり、図25は、図23をD−D方向に見た場合の断面図である。図24、25には、IGBTのターンオフ時や定常状態のオン時におけるホールの流れも併記している。
ここで、図24に記載した断面図におけるn型エミッタ層の幅は、図1に示すIGBT100のn型エミッタ層6の幅とほぼ等しくなっている。一方、図25に記載した断面図におけるn型エミッタ層の幅は、図1に示すIGBT100のn型エミッタ層6の幅より狭くなっている。
図25では、n型エミッタ(n)層の幅が狭くなっているため、n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタのn型エミッタ層直下のp型ベース層の幅が狭くなり、p型ベース領域のベース抵抗が小さくなる。この結果、寄生npnバイポーラトランジスタの動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップが防止できる。
このように、本実施の形態4にかかるIGBT400では、IGBTのターンオフ時や定常状態のオン時における寄生サイリスタのラッチアップ耐量を向上する。
また、IGBT400において、突起部16はn型エミッタ層6の一部であり、両者は電気的に接続されているため、かかる構造を採用しても、IGBT100よりチャネル幅が小さくなることはない。このため、一定のゲート・エミッタ間電圧(VGE)を印加した状態でコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)を印加した時の、コレクタ・エミッタ電流(ICE)特性は、IGBT100と同様、良好なものとなる。
また、IGBT400では、n型エミッタ層が突起部を有し、かつその寸法がW1>W2(図23参照)となっている。つまり、図26に示すように、ゲート電極引き出し配線を、2つの突起部の間を通るように配置することにより、従来構造のようにゲート電極引き出し配線と交差するn型エミッタ層を断ち切る必要がなくなる。これにより、チャネル幅を減らすことなく、ゲート電極引き出し配線の配置が可能となる。
従って、一定のゲート・エミッタ間電圧(VGE)を印加した状態でコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)を印加した時の、コレクタ・エミッタ電流(ICE)特性が良好となる。
なお、かかる構造のn型エミッタ層は、従来構造のIGBTにも適用可能である。
図27は、図23に示す横型nチャネルIGBTのn型エミッタ層に対する、p型エミッタ層(図24、25では「p+」として図中に記載)の配置を示す上面図である。
図27(a)に示すように、p型エミッタ層は、n型エミッタ層を取り囲む帯状であっても良い。
また、図27(b)、(c)に示すように、p型エミッタ層は、n型エミッタ層に沿った環状形状でも良い。ここで、(b)はp型エミッタ層とn型エミッタ層との間に所定の間隔を設けた形状であり、(c)はp型エミッタ層とn型エミッタ層とが接した形状である。
更に、図27(d)に示すように、p型エミッタ層は、n型エミッタ層に沿って不連続に並んだ形状であっても良い。
なお、かかるp型エミッタ層の形態は、他の実施の形態に示すp型エミッタ層にも適用することができる。
実施の形態5.
図28は、全体が500で表される、本発明の実施の形態5にかかる横型nチャネルIGBTの一部を示す上面図であり、n型エミッタ層とエミッタ電極との接続領域(エミッタコンタクト領域)を示している。また、図29は、図28のIGBT500をE−E方向に見た場合の断面図である。
本実施の形態5にかかるIGBT500では、IGBT400(図25)に加えて、図28に示すように、nエミッタ層の突起部が先端部を有し、T字型とすることにより、n型エミッタ層とエミッタ電極配線が接触する面積を増やしている。他の構造は、IGBT400と同じである。
IGBT500で新たに設けたn型エミッタ層は、図29に示すように、幅(図29の横方向の長さ)が狭くなるように形成されている。このため、n層/p型ベース領域/nエミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタにおいて、n型エミッタ層直下のp型ベース領域のベース抵抗が低くなる。これにより、寄生npnバイポーラトランジスタの動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/nエミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップも防止できる。この結果、横型nチャネルIGBT500において、IGBT500のターンオフ時や定常状態のオン時における、寄生サイリスタのラッチアップ耐量が向上する。
更に、IGBT500では、n型エミッタ層とエミッタ電極配線が接触する面積が増加するため、n型エミッタ層とエミッタ電極配線との接触抵抗が小さくなる。
このように、本実施の形態5にかかる横型nチャネルIGBT500では、実施の形態4にかかるIGBTに対して、n型エミッタ層の突起部をT字型とすることにより、n型エミッタ層とエミッタ電極配線との接触面積の増加を図り、n型エミッタ層とエミッタ電極配線との接触抵抗を低くしている。この結果、一定のゲート・エミッタ間電圧(VGE)を印加した状態でコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)を印加した時の、コレクタ・エミッタ電流(ICE)特性を向上させることができる。
なお、かかる構造のn型エミッタ層は、従来構造のIGBTにも適用可能である。
実施の形態6.
図30は、実施の形態1にかかるIGBT150を2つ組み合わせた、全体が600で表されるIGBTの上面図である。また、図31は、IGBT700を2つ組み合わせた、全体が650で表されるIGBTの上面図である。更に、図32は、図30のIGBT600をF−F方向に見た場合の断面図である。図30、31中、図2、3と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
図30、31に斜線で示すように、本実施の形態6にかかるIGBT600、650では、隣接する2つの単位IGBTに共通の接線と2つのIGBTとに挟まれた領域や、隣接する3つの単位IGBTに挟まれた領域に、p型エミッタ層17を設け、p型エミッタ層とエミッタ電極配線が接触する面積を増やしている。
かかる構造では、n型エミッタ層6に比べて相対的にp型エミッタ層7、17が広くなる。この結果、p型エミッタ層7、17とエミッタ配線との接触抵抗が低減でき、図32に示すように、ホールは、n型エミッタ層の直下を停滞することなく、円滑に、p型エミッタ(p)層とエミッタ配線(エミッタ電極)との接触領域へ流れる。これは、間接的に、n型エミッタ層直下のp型ベース領域のベース抵抗が低減されているためである。
これにより、n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタ動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップが防止できる。この結果、横型nチャネルIGBT600において、IGBT600のターンオフ時や定常状態のオン時における、寄生サイリスタのラッチアップ耐量が向上する。
実施の形態7.
図33は、全体が1100で表される、本発明の実施の形態7にかかる横型nチャネルIGBTの断面図であり、図1のA−A方向と同じ方向に見た場合を示す。図33中、図19と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。
本実施の形態7にかかるIGBT1100(図33参照)は、実施の形態3にかかるIGBT300(図19参照)に比較して、p型エミッタ層7を設けない構造となっており、それ以外はIGBT300と同一構造となっている。IGBT1100では、p型エミッタを設けず、p型ベース層5がp型エミッタを兼ねた構造となっている。
また、図34は、全体が1150で表される、本発明の実施の形態7にかかる他の横型nチャネルIGBTの断面図であり、図1のA−A方向と同じ方向に見た場合を示す。図34中、図20と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。IGBT1150の構造は、IGBT1100の構造に、埋め込み絶縁膜20を加えた構造となっている。
本実施の形態7にかかるIGBT1150(図34参照)は、実施の形態3にかかるIGBT350(図20参照)に比較して、p型エミッタ層7を設けない以外は、IGBT350と同一構造となっている。IGBT1150においても、p型エミッタを設けず、p型ベース層5がp型エミッタを兼ねている。
このように、本実施の形態7にかかるIGBT1100、1150では、p型ベース層の下部にp層を設けることにより、寄生サイリスタのラッチアップを防止するとともに、下降時間(tf)を短くすることができる。特に、埋め込み絶縁膜を設けたIGBT1150において顕著な効果を得ることができる。
また、p型ベース層5がp型エミッタを兼ねることにより構造が簡単になり、製造工程が簡略化できる。
実施の形態8.
図35は、全体が1200で表される、本発明の実施の形態8にかかる横型nチャネルIGBTの一部を示す上面図であり、p型ベース層5内に形成されたn型エミッタ(n)層6(エミッタ電極との接続領域(エミッタコンタクト領域))を示している。
図23に示すIGBT400と同様に、IGBT1200では、n型エミッタ層6が、外方に複数の突起部(凸部領域)16を含み、突起部16の幅(W2)は、隣接する突起部16の間隔(W1)に対して、W1>W2の関係を有する。
図36は、図35をC−C方向に見た場合の断面図であり、図37は、図35をD−D方向に見た場合の断面図である。
本実施の形態8にかかるIGBT1200(図36、37参照)は、実施の形態4にかかるIGBT400(図24、25参照)に比較して、p型エミッタ層を設けない構造となっており、それ以外はIGBT400と同一構造となっている。IGBT1200では、p型エミッタを設けず、p型ベース層5がp型エミッタを兼ねた構造となっている。
このような構造を備えることにより、本実施の形態8にかかるIGBT1200では、上述のIGBT400とほぼ同様の効果を得ることができる。加えて、p型ベース層5がp型エミッタを兼ねることにより構造が簡単になり、製造工程が簡略化できる。
即ち、図37では、n型エミッタ(n)層の幅が狭くなっているため、n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタのn型エミッタ層直下のp型ベース層の幅が狭くなり、p型ベース領域のベース抵抗が小さくなる。この結果、寄生npnバイポーラトランジスタの動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップが防止できる。
このように、本実施の形態8にかかるIGBT1200では、IGBT400と同様に、IGBTのターンオフ時や定常状態のオン時における寄生サイリスタのラッチアップ耐量が向上する。
実施の形態9.
図38は、全体が1300で表される、本発明の実施の形態9にかかる横型nチャネルIGBTの一部を示す上面図であり、n型エミッタ層とエミッタ電極との接続領域(エミッタコンタクト領域)を示している。また、図39は、図38のIGBT1300をE−E方向に見た場合の断面図である。
本実施の形態9にかかるIGBT1300(図38、39参照)は、実施の形態5にかかるIGBT500(図28、29参照)に比較して、p型エミッタ層を設けない構造となっており、それ以外はIGBT500と同一構造となっている。IGBT1300では、p型エミッタを設けず、p型ベース層がp型エミッタを兼ねた構造となっている。
このような構造を備えることにより、本実施の形態9にかかるIGBT1300では、上述のIGBT500とほぼ同様の効果を得ることができる。加えて、p型ベース層5がp型エミッタを兼ねることにより構造が簡単になり、製造工程が簡略化できる。
即ち、IGBT1300では、実施の形態4にかかるIGBTに対して、n型エミッタ層の突起部をT字型とすることにより、n型エミッタ層とエミッタ電極配線との接触面積の増加を図り、n型エミッタ層とエミッタ電極配線との接触抵抗を低くしている。この結果、一定のゲート・エミッタ間電圧(VGE)を印加した状態でコレクタ・エミッタ間電圧(VCE)を印加した時の、コレクタ・エミッタ電流(ICE)特性を向上させることができる。
実施の形態10.
図40は、全体が1400で表される、本実施の形態10にかかる横型nチャネルIGBTの上面図であり、図30と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。また、図41〜43は、図40の符号Aの部分を拡大した拡大図である。
本実施の形態10にかかるIGBT1400では、隣接する2つの単位IGBTに共通の接線と2つのIGBTとに挟まれた領域にp型エミッタ層17を設け、p型エミッタ層とエミッタ電極配線が接触する領域(エミッタコンタクト領域)の面積を増やしている(図41〜43中にエミッタコンタクト領域を示す)。これにより、上述の実施の形態6にかかるIGBT650(図31参照)と同様の効果を得ることができる。
即ち、n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタ動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップが防止できる。この結果、横型nチャネルIGBT1400において、IGBT1400のターンオフ時や定常状態のオン時における、寄生サイリスタのラッチアップ耐量が向上する。
図40、41に示すように、IGBT1400において、n型エミッタ層6はp型ベース層5に沿って不連続に配置しても良い。また、図示しないが無端状の連続配置としても良い。
また、図42に示すように、IGBT1400において、n型エミッタ層6は、外方に複数の突起部(凸部領域)を備えた無端状の構造としても良い。
更に、図43に示すように、図42の構造に対して、p型エミッタ層7を設けない構造としても良い。
このように、本実施の形態にかかるIGBT1400に設けたp型エミッタ層17は、n型エミッタ層6の形状や、p型エミッタ層7の有無にかかわらず、形成することができ、これにより、IGBT1400において、ターンオフ時や定常状態のオン時における寄生サイリスタのラッチアップ耐量を向上させることができる。
図44は、全体が1500で表される、本実施の形態10にかかる他の横型nチャネルIGBTの上面図であり、図30と同一符号は、同一又は相当箇所を示す。また、図45〜47は、図44の符号Bの部分を拡大した拡大図である。
IGBT1500では、隣接する2つの単位IGBTに共通の接線と2つのIGBTとに挟まれた領域や、隣接する3つの単位IGBTに挟まれた領域に、p型エミッタ層17を設け、p型エミッタ層とエミッタ電極配線が接触する領域(エミッタコンタクト領域)の面積を増やしている(図45〜47中にエミッタコンタクト領域を示す)。これにより、上述の実施の形態6にかかるIGBT600(図30参照)と同様の効果を得ることができる。
即ち、n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタ動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップが防止できる。この結果、横型nチャネルIGBT1500において、IGBT1500のターンオフ時や定常状態のオン時における、寄生サイリスタのラッチアップ耐量が向上する。
図44、45に示すように、IGBT1500において、n型エミッタ層6は、p型ベース層5に沿って不連続に配置しても良い。また、図示しないが、無端状の連続配置としても良い。
また、図46に示すように、IGBT1500において、n型エミッタ層6は、外方に複数の突起部(凸部領域)を備えた無端状の構造としても良い。
更に、図47に示すように、図46の構造に対して、p型エミッタ層7を設けない構造としても良い。
かかる構造では、n型エミッタ層6に比べて相対的にp型エミッタ層7、17が広くなる。この結果、p型エミッタ層7、17とエミッタ配線との接触抵抗が低減でき、図48(図46をH−H方向に見た場合の断面図)に示すように、ホールは、n型エミッタ層の直下を停滞することなく、円滑に、p型エミッタ(p)層とエミッタ配線(エミッタ電極)との接触領域へ流れる。これは、間接的に、n型エミッタ層直下のp型ベース領域のベース抵抗が低減されているためである。
これにより、n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生npnバイポーラトランジスタ動作が抑制され、p型コレクタ層/n型バッファ層/n層/p型ベース層/n型エミッタ層で形成される寄生サイリスタのラッチアップが防止できる。この結果、横型nチャネルIGBT1500において、IGBT1500のターンオフ時や定常状態のオン時における、寄生サイリスタのラッチアップ耐量が向上する。
なお、実施の形態1〜10では、横型nチャネルIGBTについて説明したが、本発明は、横型pチャネルIGBTについても適用することができる。この場合、上記実施の形態1〜10の説明中のp型とn型が互いに入れ替わる。
更には、本発明は、横型MOSFETや、その他のMOSゲート構造を有する横型デバイスにも適用することができる。
本発明の実施の形態1にかかるIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる他のIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTに含まれる単位IGBTの個数と総チャネル幅との関係である。 本発明の実施の形態にかかるIGBTの上に、従来構造のIGBTのチャネル領域を重ねて描いたものである。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTと、従来構造のIGBTとの表面積を比較したグラフである。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTと、従来構造のIGBTとの表面積を比較したグラフである。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTの、コレクタ・エミッタ電圧(VCE)とコレクタ・エミッタ電流(ICE)との関係を示す。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態2にかかる他のIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTのターンオフ波形を示す。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時の電位分布、電流分布、および空乏領域境界線を示す。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時のホールの分布を示す。 本発明の実施の形態1にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時のホール分布、電子分布、および平衡状態での濃度分布を示す。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時の電位分布、電流分布、および空乏領域境界線を示す。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時のホールの分布を示す。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時のホール分布、電子分布、および平衡状態での濃度分布を示す。 本発明の実施の形態3にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる他のIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態2にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時の電界分布、電流分布、および空乏領域境界線を示す。 本発明の実施の形態3にかかるIGBTの、抵抗負荷スイッチングターンオフ時の電界分布、電流分布、および空乏領域境界線を示す。 本発明の実施の形態4にかかるIGBTの一部を示す上面図である。 本発明の実施の形態4にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態4にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態4にかかるIGBTの一部を示す上面図である。 本発明の実施の形態4にかかるIGBTのp型エミッタ層の配置を示す上面図である。 本発明の実施の形態5にかかるIGBTの一部を示す上面図である。 本発明の実施の形態5にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態6にかかるIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態6にかかる他のIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態6にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態7にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態7にかかる他のIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態8にかかるIGBTの一部を示す上面図である。 本発明の実施の形態8にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態8にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態9にかかるIGBTのp型エミッタ層の配置を示す上面図である。 本発明の実施の形態9にかかるIGBTの断面図である。 本発明の実施の形態10にかかるIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態10にかかるIGBTの拡大図である。 本発明の実施の形態10にかかるIGBTの拡大図である。 本発明の実施の形態10にかかるIGBTの拡大図である。 本発明の実施の形態10にかかる他のIGBTの上面図である。 本発明の実施の形態10にかかる他のIGBTの拡大図である。 本発明の実施の形態10にかかる他のIGBTの拡大図である。 本発明の実施の形態10にかかる他のIGBTの拡大図である。 本発明の実施の形態10にかかるIGBTの断面図である。 従来のIGBTの上面図である。 従来のIGBTの断面図である。 従来のIGBTの、コレクタ・エミッタ電圧(VCE)とコレクタ・エミッタ電流(ICE)との関係を示す。 従来のIGBTのターンオフ波形を示す。
符号の説明
1 p型基板、2 n層、3 バッファ層、4 p型コレクタ層、5 p型ベース層、6 n型エミッタ層、7 p型エミッタ層、8 フィールド酸化膜、9 ゲート酸化膜、10 ゲート配線、11 保護膜、12 ゲート電極、13 エミッタ電極、14 コレクタ電極、15 チャネル領域、100 半導体装置。

Claims (19)

  1. 複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、それぞれの該単位半導体素子が、
    第1導電型の半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて該コレクタ層を囲むように設けられた環状の第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられ、環状に配置された第2導電型の第1エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御するIGBTからなり、
    該単位半導体素子同士が隣接して設けられたことを特徴とする半導体装置。
  2. 複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、それぞれの該単位半導体素子が、
    半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて該コレクタ層を囲むように設けられた環状の第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられ、環状に配置された第2導電型の第1エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御するIGBTからなり、
    該単位半導体素子同士が隣接して設けられ、
    更に該半導体基板と該半導体領域との間に、絶縁膜が設けられたことを特徴とする半導体装置。
  3. 上記第1エミッタ層が、無端状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 上記ベース層中に、上記第1エミッタ層を囲むように、第1導電型の第2エミッタ層が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 上記第1エミッタ層が、環状かつ無端状の本体領域と該本体領域から外方に突出した凸部領域からなり、該凸部領域においてエミッタ電極と接続されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 上記半導体領域中に、上記ベース層の底面に接するように、第1導電型の領域を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 上記凸部領域が、上記本体領域の半径方向に延びるように該本体領域の周囲に略等間隔で配置され、隣り合った2つの該凸部領域の間隔(W1)が、該凸部領域の幅(W2)より大きい(W1>W2)ことを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 上記凸部領域の端部に、上記本体領域の接線方向に延びた端部領域を含み、該端部領域が上記エミッタ電極と接続されたことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 隣接する2つの上記単位半導体素子にそれぞれ含まれる上記第2エミッタ層と、2つの該第2エミッタ層に共通の接線とに囲まれた領域に、第1導電型の領域が設けられたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 互いに隣接する3つの上記単位半導体素子にそれぞれ含まれる上記第2エミッタ層に囲まれた領域に、第1導電型の領域が設けられたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 第1導電型の半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて設けられた第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられた、第2導電型の第1エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御する横型の半導体装置であって、
    該半導体領域中に、該ベース層の底面に接するように第1導電型の領域を設けたことを特徴とする半導体装置。
  12. 半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて該コレクタ層を囲むように設けられた無端状の第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられた、無端状の第2導電型の第1エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御する横型の半導体装置であって、
    更に該半導体基板と該半導体領域との間に絶縁膜が設けられ、該半導体領域中に、該ベース層の底面に接するように第1導電型の領域を設けたことを特徴とする半導体装置。
  13. 第1導電型の半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて設けられた第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられた、第2導電型の第1エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御する横型の半導体装置であって、
    該第1エミッタ層が、無端状の本体領域と該本体領域から外方に突出した凸部領域からなり、隣り合った2つの該凸部領域の間隔(W1)が、該凸部領域の幅(W2)より大きく(W1>W2)、該凸部領域においてエミッタ電極と接続されたことを特徴とする半導体装置。
  14. 半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて該コレクタ層を囲むように設けられた無端状の第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられた、無端状の第2導電型の第1エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御する横型の半導体装置であって、
    更に該半導体基板と該半導体領域との間に絶縁膜が設けられ、
    該第1エミッタ層が、無端状の本体領域と該本体領域から外方に突出した凸部領域からなり、隣り合った2つの該凸部領域の間隔(W1)が、該凸部領域の幅(W2)より大きく(W1>W2)、該凸部領域においてエミッタ電極と接続されたことを特徴とする半導体装置。
  15. 上記凸部領域の端部に、上記本体領域の接線方向に延びた端部領域を含み、該端部領域が上記エミッタ電極と接続されたことを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置。
  16. 上記ベース層中に、上記第1エミッタ層を囲むように、第1導電型の第2エミッタ層が設けられたことを特徴とする請求項11〜15のいずれかに記載の半導体装置。
  17. 複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、それぞれの該単位半導体素子が、
    第1導電型の半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて設けられた第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられた、第2導電型の第1エミッタ層と第1導電型の第2エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御する横型の半導体装置であって、
    隣接する2つの上記単位半導体素子にそれぞれ含まれる上記第2エミッタ層と、2つの該第2エミッタ層に共通の接線とに囲まれた領域に、第1導電型の領域が設けられたことを特徴とする半導体装置。
  18. 複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、それぞれの該単位半導体素子が、
    半導体基板と、
    該半導体基板に設けられた第2導電型の半導体領域と、
    該半導体領域中に設けられた第1導電型のコレクタ層と、
    該半導体領域中に、該コレクタ層から間隔を隔てて設けられた第1導電型のベース層と、
    該ベース層中に設けられた、第2導電型の第1エミッタ層と第1導電型の第2エミッタ層とを含み、該第1エミッタ層と該コレクタ層との間のキャリアの移動を、該ベース層に形成されるチャネル領域で制御する横型の半導体装置であって、
    更に該半導体基板と該半導体領域との間に絶縁膜が設けられ、
    隣接する2つの上記単位半導体素子にそれぞれ含まれる上記第2エミッタ層と、2つの該第2エミッタ層に共通の接線とに囲まれた領域に、第1導電型の領域が設けられたことを特徴とする半導体装置。
  19. 複数の単位半導体素子からなる横型の半導体装置であって、該単位半導体素子が、
    第1領域と、
    該第1領域を囲む環状のチャネル領域と、
    該チャネル領域を囲む環状の第2領域とを含み、該第1領域と該第2領域との間のキャリアの移動を該チャネル領域で制御し、
    該単位半導体素子同士が隣接して設けられたことを特徴とする半導体装置。

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