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JP2007165531A - 太陽電池及び太陽電池製造方法 - Google Patents

太陽電池及び太陽電池製造方法 Download PDF

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JP2007165531A
JP2007165531A JP2005358914A JP2005358914A JP2007165531A JP 2007165531 A JP2007165531 A JP 2007165531A JP 2005358914 A JP2005358914 A JP 2005358914A JP 2005358914 A JP2005358914 A JP 2005358914A JP 2007165531 A JP2007165531 A JP 2007165531A
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JP2005358914A
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Giyoumi Takano
暁巳 高野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

【課題】同一濃度の燃料を等温で各燃料電池セルに供給でき、且つ、均一な発電状況を得ることのできる、燃料電池セル又は燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】透明基板2と、前記透明基板2上に、前記透明基板2よりも狭い広さで設けられた太陽電池素子3と、前記透明基板2上に設けられ、撥水効果を有する撥水部4と、前記太陽電池素子3及び前記撥水部4を被覆する保護材5と、を具備し、前記撥水部4は、前記太陽電池素子3の端部と前記保護材5の端部との間の少なくとも一部に設けられていること。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池に関し、特に発電層としてシリコンを用いる太陽電池に関する。
透明部材上に主成分としてシリコンを含む太陽電池素子を形成し、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)等の保護材で太陽電池素子を被覆した太陽電池が知られている。
このような太陽電池は、通常屋外において長期間使用できることが求められる。屋外で長期間可能であるためには、紫外線、風雪、塩害、酸性雨、凍結、汚れの堆積、微生物の発生等の苛酷な条件下での耐久性が要求される。特に水の浸入は、太陽電池の寿命を左右する最も深刻な問題である。太陽電池内部に水が浸入して太陽電池素子や配線に接触すると、太陽電池素子や配線の腐食が懸念される。水の浸入による腐食が起こりにくい太陽電池の提供が望まれる。
上記と関連して、特許文献1は、単一もしくは複数の太陽電池、該太陽電池もしくは太陽電池間を電気的に接続する配線部材、及び太陽電池を設置する構造物からなる太陽電池モジュール構造体において、その構造物の被設置面の少なくとも太陽電池周縁部及び/又は配線部材周縁部に、親水性部材を配することを特徴とする太陽電池モジュール構造体、を開示している。
また、特許文献2は、表面保護部材と裏面保護部材との間に、複数個の太陽電池素子を直列又は並列接続した太陽電池を接着性樹脂封止材により封止してなる太陽電池モジュールにおいて、太陽電池モジュール周縁部における前記接着性樹脂封止材の外周部は、有機ポリマーもしくは有機ポリマーと前記接着性樹脂封止材との混合物からなる耐候性保護層を有してなり、かつ、前記耐候性保護層外周部と表面保護部材外周部と裏面保護部材外周部とは、太陽電池モジュール側面部において、略同一平面状に形成してなることを特徴とする太陽電池モジュール、を開示している。
特開2004−281600号 公報 特開2003−209273号 公報
しかしながら、上述のように太陽電池モジュール内部への浸入を抑制する技術を用いた場合においても、長期間屋外に太陽電池を設置した場合には、太陽電池素子の腐食が発生する場合があった。本発明者らは、このような太陽電池素子の腐食は以下のようなメカニズムによって促進されるものであることを発見した。
図1A、Bは、太陽電池素子の腐食促進のメカニズムを説明するための図である。図1Aに示される例において、2枚の太陽電池パネルが直列に接続されている。各太陽電池パネルは、枠状のアルミニウム製のフレームにより固定されて、屋外に設置されている。各太陽電池パネルから取り出されたケーブルは、インバータに接続されている。そのインバータは接地されている。
このような太陽電池パネルが長時間屋外に設置された場合に、太陽電池素子の腐食は、太陽電池パネルの端部近傍、且つ、発電時に大地に対して負電圧となる箇所において発生し易いことがわかった。このことから、太陽電池素子の腐食は次の理由によるものと考えられる。
図1Bは、図1Aに示される各太陽電池パネルのフレーム部分の断面を示す図である。その太陽電池パネルにおいては、透明部材の片面にシリコンを含む太陽電池素子、EVAシート等の保護材、及びバックシートがこの順で形成されている。このような太陽電池モジュールが、アルミニウム製のフレームの嵌合部に端部を嵌合させて固定されている。
ここで保護材は、水の浸入を防ぐ目的を有して配置されるものであるが、透湿性はゼロではない。よって、高湿な環境に長時間置かれた場合には、太陽電池モジュールの内部へ水が浸透する場合がある。太陽電池モジュールの内部に浸透した水は、保護材と透明基板との界面において結露することがある。特に、水を排出するために設けられた水抜き穴が汚れの堆積などで閉塞したりした場合には、太陽電池モジュールが高湿な環境に曝されて、太陽電池モジュール内部に水が浸入しやすくなる。
一方で、フレームの嵌合部においても、長時間屋外に曝されることで、太陽電池モジュール端部との間に水が溜まることがある。太陽電池モジュール端部は、フレームの嵌部に水が溜まると没水する。
保護材と透明基板との界面に結露した水は微量であるので、例え太陽電池素子に接触したとしても、これだけでは太陽電池の腐食の大きな原因とはならない。しかしながら、界面に結露した水が太陽電池素子と太陽電池モジュール端部との間を連続化させ、且つ、上述のように太陽電池モジュール端部が没水していた場合には、「大地−フレーム−フレーム嵌合部の水−結露した水−太陽電池素子−インバータ−大地」という閉じた電気回路が形成されることとなる。この状態で、光が太陽電池素子に入射して発電が行われると、太陽電池素子と大地との間では電圧差が発生する。閉じた電気回路が形成された状態でその電圧差が発生すると、太陽電池素子から水とフレームを介して大地へ流れる地絡電流が発生する。地絡電流の発生は、電荷移動を伴なう太陽電池素子の化学(酸化)反応によるものである。太陽電池素子に接触する水がアルカリ性であることによって、地絡電流の発生が更に促進され、太陽電池素子が腐食する。
また、フレームやバックシートとしてはアルミニウムを含む材質が用いられることがあるために、太陽電池モジュール内部へ浸入する水は、アルミニウムがイオンとして存在するアルカリ性の水であることがある。アルカリ性の水は、シリコンを含む太陽電池素子を酸化させるので、このことも太陽電池素子の腐食を更に促進させる
また、太陽電池素子が腐食した部分では保護材との接着性が低下するので保護材が剥離し、更に水の浸入が促進される。
即ち、本発明の目的は、水の浸入による太陽電池素子の腐食が抑制された太陽電池及び太陽電池製造方法を提供することにある。
また、本発明においては、地絡電流の発生を抑制することで、太陽電池素子の腐食を抑制する太陽電池及び太陽電池製造方法を提供することを目的とする。
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
本発明に係る太陽電池(1)は、透明基板(2)と、透明基板(2)上に、透明基板(2)よりも狭い広さで設けられた太陽電池素子(3)と、透明基板(2)上に設けられ、撥水効果を有する撥水部(4)と、太陽電池素子(3)及び撥水部(4)を被覆する保護材(5)と、を備え、撥水部(4)は、太陽電池素子(3)の端部と保護材(5)の端部との間の少なくとも一部に設けられている。
本発明に依れば、太陽電池素子(3)の端部と保護材(5)の端部との間に撥水部(4)が設けられていることにより、万一保護材(5)内部に水が浸入して結露したしたとしても、水は撥水部(4)において撥水されて断続化される。水が断続化されるので、「大地−フレーム−フレーム嵌合部の水−結露した水−太陽電池素子−インバータ−大地」という閉じた電気回路閉じた回路が形成されず、地絡電流の発生が防止される。地絡電流の発生が防止されるので、太陽電池素子の腐食促進が抑制される。
本発明に係る太陽電池(1)において、透明基板(2)は矩形状であり、太陽電池素子(3)は矩形状に設けられ、撥水部(4)は、太陽電池素子(3)の角部(31)と保護材(5)端部との間に設けられている。
太陽電池素子(3)の角部(31)においては、被覆している保護材(5)のシール性が弱くなる部分であり、保護材(5)が透明基板から浮き上がり水が浸入しやすい箇所である。角部(31)と保護材(5)端部との間に撥水部(4)を設けることにより、太陽電池素子(3)と外部との間の水膜形成をより効果的に防止することができる。
本発明に係る太陽電池(1)において、太陽電池素子(3)は、複数の短冊状の太陽電池セル(6)が長辺同士を隣り合わせて平行に配置されることで矩形状を成し、複数の太陽電池セル(6)は直列に接続され、太陽電池素子(3)は、各太陽電池セル(6)の短辺によって形成される辺の近傍にその短辺と平行に設けられた端部絶縁溝(7)を有し、
端部絶縁溝(7)は、太陽電池セル(6)の内側部分である主発電セル(61)と、外側部分である絶縁セル(62)との間を絶縁する。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、最も外側の太陽電池セル(6A)における絶縁セル(62A)の外側端部(621)を覆うように設けられている。
絶縁セル(62A)の外側端部(621)は、保護材(5)の端部と水により接続され易い箇所である。よって、外側端部(621)と保護材(5)端部との間に撥水部(4)を設けることにより、太陽電池素子(3)と外部との間の水膜形成をより効果的に防止することができる。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、更に、最も外側の太陽電池セル(6A)が端部絶縁溝(7)によって分割された部分を埋めるように設けられている。
最も外側の太陽電池セル(6A)には、光によって発電した際に高い電圧が発生する。よって、外側の太陽電池セル(6A)の端部(611)と外部との間に連続した水膜が形成された場合には、大量の地絡電流が流れる恐れがある。本発明に依れば、端部(611)を覆うように撥水部(4)を設けることにより、地絡電流の発生がより効果的に防止される。また、端部絶縁溝(7)は空隙であるために水が浸入し易く連続した水膜を形成しやすい。端部絶縁溝(7)部分に撥水部(4)を設けることにより、端部絶縁溝(7)を伝って連続した水膜が形成されることが防止される。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、更に、太陽電池素子(3)の端部と保護材(5)端部との間において、太陽電池素子(3)の外周部を囲むように連続して設けられている。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、端部絶縁溝(7)において太陽電池素子(3)が除去されて露出した透明基板(2)上の全体にわたって設けられている。
端部絶縁溝(7)の全体にわたり撥水部(4)が設けられていることにより、端部絶縁溝(7)を伝って連続した水膜が形成されることが防止される。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、太陽電池素子(3)の端部に接触して設けられている。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、太陽電池素子(3)の端部と(5)保護材の端部との間で5μm以上にわたって設けられている。
撥水部(4)の幅が5μm以下であると、太陽電池素子(3)と外部間で形成される水膜の断続化が不十分となる傾向にある。一方、5μm以上にわたって撥水部(4)が設けられていることにより、より確実に水膜が断続化される。
本発明に係る太陽電池(1)において、撥水部(4)は、水との接触角が90度以上である。撥水部(4)の接触角が90度より小さい場合には、水膜の断続化が不十分となる傾向にある。一方、水との接触角が90度以上であることにより、確実に水膜が断続化される。
本発明に係る太陽電池製造方法は、透明基板(2)上に透明基板(2)よりも狭い広さに太陽電池素子(3)を形成する太陽電池素子形成ステップ(ステップS10)と、
太陽電池素子形成ステップ(S0)の後に、透明基板(2)上に撥水剤を塗布して撥水部(4)を形成する撥水部形成ステップ(ステップS20)と、太陽電池素子(3)及び撥水部(4)を被覆する保護材(5)を設けるステップ(ステップS30)と、を備え、撥水部形成ステップ(S10)において、その撥水剤は太陽電池素子(3)の端部と保護材(5)の端部が配置される予定位置との間の少なくとも一部に塗布される。
本発明に係る太陽電池製造方法は、
太陽電池素子形成ステップ(S10)において、太陽電池素子(3)は矩形状に形成され、撥水部形成ステップ(S20)において、その撥水剤は太陽電池素子(3)の角部(31)と保護材(5)の端部が配置される予定位置との間に塗布される。
本発明に係る太陽電池製造方法において、太陽電池素子形成ステップ(S10)は、
透明基板(2)上の全面に、複数の短冊状の太陽電池セル(6)を平行且つ長辺同士が隣り合うように形成するステップ(ステップS11)と、各太陽電池セル(6)の短辺によって形成される辺の近傍に、その短辺と平行に設けられて各太陽電池セル(6)の内側と外側とを絶縁する端部絶縁溝(7)を形成するステップ(ステップS12)と、透明基板(2)の周縁部に形成された太陽電池素子(3)を除去するステップ(ステップS13)と、を有する。
本発明に係る太陽電池製造方法は、撥水部形成ステップ(S0)において、その撥水剤は、最も外側の太陽電池セル(6A)における端部絶縁溝(7)の外側のセルである絶縁セル(62A)の外側端部(621)を覆うように塗布される。
本発明に係る太陽電池製造方法は、撥水部形成ステップ(S20)において、その撥水材が、最も外側の太陽電池セル(6A)が端部絶縁溝(7)によって分割された部分を埋めるように塗布される。
本発明に係る太陽電池製造方法は、撥水部形成ステップ(S20)において、その撥水剤は、端部絶縁溝(7)において太陽電池素子(6)が除去されて露出した透明基板(2)上の全体に渉って塗布される。
本発明に係る太陽電池製造方法は、撥水部形成ステップ(S20)において、その撥水剤は、太陽電池素子(3)の端部と保護材(5)の端部が配置される予定の位置との間において、太陽電池素子(3)の外周部を囲んで連続するように塗布される。
本発明に係る太陽電池製造方法は、太陽電池素子(6)を透明基板(2)上の全面に形成する太陽電池素子形成ステップ(ステップS40)と、太陽電池素子形成ステップ(S40)の後に、透明基板(2)上に撥水剤を塗布して撥水部(4)を形成するステップ(ステップS50)と、透明基板(2)の周縁部における撥水部(4)及び太陽電池素子(6)を除去するステップ(ステップS60)と、太陽電池素子(3)及び撥水部(4)を被覆する保護材(5)を設けるステップ(ステップS70)と、を備える。
撥水部(4)を形成した後に、透明基板(2)の周縁部の太陽電池素子(6)及び撥水部(4)を除去することにより、透明基板(2)の周縁部では透明基板(2)が剥き出しになっている。透明基板(2)は保護材(5)との接着性が良好であるために、保護材(5)をより接着性良く形成させることができる。
本発明に係る太陽電池製造方法において、太陽電池素子形成ステップ(S40)は、
透明基板(2)上に、複数の短冊状の太陽電池セル(6)を、平行且つ長辺同士が隣り合うように形成させるステップ(ステップS41)と、各太陽電池セル(6)の短辺によって形成される辺の近傍に、その短辺と平行に設けられて各太陽電池セル(6)の内側と外側とを絶縁する端部絶縁溝(7)を形成するステップ(ステップS42)と、を有する。
本発明に依れば、水の浸入による太陽電池素子の腐食が抑制された太陽電池及び太陽電池製造方法が提供される。
更に、本発明に依れば、地絡電流の発生を抑制することで、太陽電池素子の腐食を抑制する太陽電池及び太陽電池製造方法が提供される。
(第1の実施の形態)
本実施の形態に係る太陽電池1は、透明基板2、太陽電池素子3、撥水部4、保護材5、バックシート8、及び集電用銅箔を備えている。図2は、透明基板2上に設けられた太陽電池素子3、撥水部4の配置を説明する図である。太陽電池素子3や撥水部4は、実際には保護材5やバックシート8により被覆されているので見えないが、説明のために透視させて示している。尚、本実施の形態においては、太陽電池素子3にアモルファスシリコン型太陽電池を用いた場合における各構成について、以下に詳述する。
透明基板2は、矩形状である。透明基板2としては、ソーダフロートガラス基板(1.4m×1.1m×板厚;4mm)が挙げられる。透明基板2の端面は、破損防止としてコーナー面取りやR面取り加工されていることが好ましい。
太陽電池素子3は透明基板2上に形成されている。太陽電池素子3は透明基板2より狭い広さを有する矩形状である。すなわち、透明基板2の周縁部には太陽電池素子3が存在していない。
太陽電池素子3は、透明基板2上に形成された透明電極膜13と、透明電極膜13上に形成された光電変換層14と、光電変換層14上に形成された裏面電極層15と、を有している。光電変換層14はアモルファスシリコンp層、アモルファスシリコンi層、及びアモルファスシリコンn層膜が、透明電極膜13上でこの順に積層している。また、アモルファスシリコンp層とアモルファスシリコンi層膜の間には、界面特性向上のためにバッファー層が設けられる場合もある。裏面電極層15としてはAg膜/Ti膜が挙げられる。アモルファスn層膜と裏面電極層15との間には、接触抵抗低減と光反射向上を目的としてGZO(GaドープZnO膜)が設けられる場合もある。
太陽電池素子3は全体として矩形状であるが、図2のX方向に長い短冊状に複数に分割されて各々が太陽電池セル6を形成している。隣り合う太陽電池セル6同士は電気的に直列に接続されている。即ち、太陽電池素子3は、複数の短冊状の太陽電セル6が、長辺同士を隣り合わせて平行に配置されることで矩形状を成している。太陽電池素子3は複数の太陽電池セル6の短辺によって形成される辺(図2中、Y方向に平行な辺)の近傍にその短辺と平行に設けられた端部絶縁溝7を有している。端部絶縁溝7では、太陽電池素子3が除去されている。以下に、説明の便宜上、端部絶縁溝7よりも外側の太陽電池セル6を絶縁セル62、内側の太陽電池素子を主発電セル61と記載する。各太陽電池セル6において、端部絶縁溝7により絶縁セル62と主発電セル61との間が絶縁されている。
撥水部4は、透明基板2上に設けられている。図2において撥水部4は、太陽電池素子3の外周を囲むように連続して設けられている。また、図2には示されていないが、端部絶縁溝7を埋めるようにも設けられている。
撥水部4は撥水効果を有している。撥水部4による撥水効果により、透明基板2と保護材5との界面で水が連続した膜を形成することが防止される。撥水部4と保護材5の接着性は一般に高くないので、撥水部4の幅は必要最小限に留めることが望ましい。撥水部4上において水が撥水されて断続化されるので、太陽電池素子3から水を介した地絡電流が流れることが防止される。
撥水部4の幅は、5μm以上であることが好ましい。撥水部4の幅が5μm以下であると、水膜を断続化させるために十分な撥水効果が得られないことがある。
撥水部4の材質としては、「ノベックEGC;商品名、住友3M社 製」、シリコーン系ワックス、シリコーン系ポリマー、CHSi(OCHに例示される有機シランカップリング処理剤、CH1735COO)Ti(OC)に例示される有機チタンカップリング処理剤等が挙げられる。
撥水部4は、水との接触角が30度以上であることが好ましく、更に好ましくは90度以上である。撥水部4の接触角が小さい場合には水が十分に撥水されない場合がある。
撥水部4は、体積抵抗率が100×10(Ωm)以上であることが好ましい。体積抵抗率が100×10(Ωm)より小さい場合には、撥水部4自体を介して地絡電流が流れることが懸念される。
撥水部4を被覆する保護材5の形成時には、150℃程度の温度下で接着処理が行われる場合があることから、撥水部4としては150℃以下では熱分解しない材質により形成されていることが好ましい。
撥水部4の厚さとしては特に限定されないが、太陽電池素子3よりも厚い方が好ましい。太陽電池素子3よりも厚いと、太陽電池素子3の端部に形成される水膜をより確実に断続化させることができる。但し、太陽電池素子3と外部とを電気的に接続する水は、主として透明基板2と保護材5の界面に形成された水膜であるので、撥水部4は透明基板2と直接に接触するように設けられる必要がある。
本実施の形態において、撥水部4は、太陽電池素子3の外周を囲むように連続した部分と、端部絶縁溝7部分とに設けられている。但し、撥水部4は、必ずしもこれらの部分全てに設けられている必要はない。撥水部4の上には保護材5が設けられるが、撥水部4と保護材5との接着性は必ずしも良好ではない場合がある。このような場合には、撥水部4を広面積で設けると、撥水部4を覆う保護材5が剥がれてしまうことがある。例えば、太陽電池素子3が設けられていない周縁部全体に撥水部4を設けると、確実に地絡電流の発生は抑制できるものの、保護材5との接着性が十分に得られない場合がある。よって、撥水部4の位置は、保護材5との接着性を確保でき、且つ、地絡電流の発生を効果的に抑制できるように考慮されていることが望ましい。尚、以下に記載する位置に撥水部4を設けると、効果的に地絡電流の発生を抑制することができる。
撥水部4は、太陽電池素子3の角部31の外側に設けられていることが特に好ましい。図3Aは、太陽電池の角部を拡大した平面図である。太陽電池素子3は全体として矩形状であり、撥水部41が太陽電池素子3の角部31の外側に設けられている。角部31においては、保護材5のシール性が熱収縮の影響を受け易く、弱くなる傾向にある。よって、角部31近傍においては、他の位置に比べて保護材5と透明基板2との界面に空隙が生じ易い。この空隙に、保護材5の端部から浸入した水や結露した水が連続した膜を形成し、太陽電池素子3の角部31と外部とを電気的に接続することがある。太陽電池素子3の角部31の外側に撥水部4を設けることで、シール性の弱い角部31における水の連続化を防ぐことが可能である。本実施の形態のように、太陽電池素子3が複数の短冊状の太陽電池セルを有し、且つ、端部絶縁溝7により分割されている場合には、角部31は最も外側における太陽電池セル61Aの絶縁セル62Aの外側端部621である。即ち、図3Aに示されるように外側端部621の外側に撥水部41が設けられている。
撥水部4は、更に、端部絶縁溝7が最も外側の太陽電池セル6Aを分割する位置を埋めるように設けられていることが好ましい。本実施の形態では、図3Aに示されるように、端部絶縁溝7が太陽電池セル6Aを分割する部分に撥水部42が設けられている。端部絶縁溝7は溝となっているので、水が結露し易く、外部まで連続した水膜を形成しやすい部分である。撥水部42を設けることによって、端部絶縁溝7に水が溜まったとしても、太陽電池素子3と外部との間が電気的に接続されることが防止される。また、最も外側の太陽電池セル6Aは、発電時に高電圧となるセルである。従って、太陽電池セル6Aの主発電セル61Aが水膜を介して外部と電気的に接続されると、大量の地絡電流が流れる場合がある。撥水部42を設けることによって、太陽電池セル6Aの主発電セル61Aと外部との短絡が防止される。
撥水部4は、太陽電池素子3の外周部を囲んで連続するように設けられていることが更に好ましい。図3Aを参照して、太陽電池素子3の外周部を囲んで連続するように、撥水部43が設けられている(一部で、撥水部41、42と重なっている)。
撥水部4は、端部絶縁溝7全体を埋めるように設けられていることが好ましい。端部絶縁溝7においては、太陽電池素子3が除去されているので、周囲の太陽電池素子3との段差が生じている。よって、端部絶縁溝7には水が溜まりやすく、太陽電池素子3と外部との間が電気的接続の原因となり易い。撥水部44を端部絶縁溝7全体を埋めるように設けることで、端部絶縁溝7に形成される水膜を断続化させることができる。
図3Bは図3AにおけるAA’による断面図である。撥水部4は、太陽電池素子3の端部に対して接触するように設けられていることが好ましい。撥水部4が太陽電池素子3の端部に接触していることで、より確実に水膜の断続化が防止できる。
保護材5は矩形状である。保護材5は、太陽電池素子3及び撥水部4を被覆するように設けられている。図2に示されるように、保護材5の端部は、透明基板2の太陽電池素子3が形成された面の上に配置される。保護材5としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の絶縁性の樹脂が例示される。保護材5は、太陽電池内部に水が浸入するのを防ぐことに加え、バックシート8と太陽電池素子3を接着するとともに、物理的なダメージによる太陽電池の損傷を防ぐ目的で形成される。
図3Bを参照する。バックシート8は、保護材5の上に形成されている。バックシート8は、防水、防湿性を更に高めるために設けられる。バックシート8としては、PETシート/AL箔/PETシートの3層構造を有するものが挙げられる。
図4は、本実施の形態に係る太陽電池が、フレームに固定されて設置された状態を示す断面図である。上述のような構成を有する太陽電池モジュールが、透明基板2の形状に対応した嵌合部を有するフレーム13に端部を嵌合されて固定されている。また、複数の太陽電池セル6のうち、両端に位置する太陽電池セル6A、6Bには集電板用銅箔9が電気的に接続されている。集電用銅箔9は各部材との絶縁のために絶縁シート(図示せず)で覆われている。太陽電池素子3の端部と保護材5の端部との間には撥水部4が設けられている。保護材5及びバックシート8に設けられた開口を通じて、その集電用銅箔9の他端が外部へ取り出される。外部へ取り出された集電用銅箔9は、端子箱11に設けられた出力ケーブル10に電気的に接続されている。また、出力ケーブル10はインバータ12に接続しており、太陽電池素子6が起電した電力は、インバータ12によって変換されて利用される。即ち、図1Bに示される従来例に対して、撥水部4が追加されている。よって、保護材5内部に浸入した水が保護材5と透明基板2との界面にて結露し、且つ、フレームの嵌合部に水が溜まり太陽電池モジュールの端部が没水していたとしても、撥水部4の撥水効果により「大地−フレーム−フレーム嵌合部の水−結露した水−太陽電池素子−インバータ−大地」という閉じた回路が形成されない。よって、太陽電池素子3から大地へ向かう地絡電流が発生せず、太陽電池素子3の腐食が抑制される。
(製造方法)
続いて、本実施の形態に係る太陽電池1の製造方法について説明する。図5は本実施の形態に係る太陽電池製造方法のフローチャートを示す。本実施の形態に係る太陽電池1の製造方法は、太陽電池素子を形成するステップ(ステップS10)、撥水部を形成するステップ(ステップS20)、及び保護材を形成するステップ(ステップS30)を備えている。各ステップの詳細について、以下に詳述する。
ステップS10;太陽電池素子の形成
まず、ステップ10において、透明基板2上に太陽電池素子3が形成される。太陽電池素子を形成するステップ(S10)は、短冊状の複数の太陽電池セルを形成するステップ(ステップS11)、端部絶縁溝を形成するステップ(ステップS12)、及び外周部の太陽電池素子3を除去するステップ(ステップS13)を有している。以下に、各ステップにおける動作を説明する。尚、図7及び図8は、太陽電池パネルの製造方法の実施形態を説明する概略図である。
ステップS11;短冊状の複数の太陽電池セルを形成
(1)図7(a)
透明基板2として、ソーダフロートガラス基板(1.4m×1.1m×板厚:4mm)を使用する。基板端面は破損防止にコーナー面取りやR面取り加工されていることが望ましい。
(2)図7(b)
透明基板2の片面に、透明導電層13として酸化錫膜(SnO)を主成分とする透明電極膜を約500〜800nm、熱CVD装置にて約500℃で製膜処理する。この際、透明電極膜の表面は適当な凹凸のあるテクスチャーが形成される。透明導電層13として、透明電極膜に加えて、透明基板2と透明電極膜との間にアルカリバリア膜(図示されず)を形成してもいい。アルカリバリア膜は、酸化シリコン膜(SiO)を50〜150nm、熱CVD装置にて約500℃で製膜処理する。
(3)図7(c)
その後、透明基板2をX−Yテーブルに設置して、レーザーダイオード励起YAGレーザーの第一高調波(1064nm)を、図の矢印に示すように、透明電極膜の膜面側から入射する。パルス発振:5〜20kHzとして加工速度が適切になるようにレーザーパワーを調整して、透明電極膜を太陽電池セルの直列接続方向に対して垂直な方向(図中、X方向)へ溝16が伸びるように、幅約6〜10nmの短冊状にレーザーエッチングする。
(4)図7(d)
プラズマCVD装置により、減圧雰囲気:30〜150Pa、約200℃にて光電変換層14としてのアモルファスシリコン薄膜からなるp層膜/i層膜/n層膜を順次製膜する。光電変換層14は、SiHガスとHガスとを主原料に、透明銅電層13の上に製膜される。太陽光の入射する側からp層、i層、n層がこの順に積層される。光電変換層14は本実施の形態では、p層:BドープしたアモルファスSiCを主とし膜厚10〜30nm、i層:アモルファスSiを主とし膜厚250〜350nm、n層:pドープした微結晶Siを主とし膜厚30〜50nmである。またp層膜とi層膜の間には界面特性の向上のためにバッファー層を設けてもよい。
(5)図7(e)
透明基板2をX―Yテーブルに設置して、レーザーダイオード励起YAGレーザーの第2高調波(532nm)を、図の矢印に示すように、光電変換層14の膜面側から入射する。パルス発振:10〜20kHzとして加工速度が適切になるようにレーザーパワーを調整して、溝16の約100〜150μmの横側を、光電変換層14が除去された溝17を形成するようにレーザーエッチングする。
(6)図8(a)
裏面電極層15として、Ag膜/Ti膜をスパッタリング装置により減圧雰囲気、約150℃にて順次製膜する。裏面電極層15は本実施形態では、Ag膜:200〜500nm、これを保護するものとして防食効果の高いTi膜:10〜20nmをこの順に積層する。n層と裏面電極層4との接触抵抗低減と光反射向上を目的に、光電変換層14と裏面電極層15との間にGZO(GaドープZnO膜)を膜厚:50〜100nm、スパッタリング装置により製膜して設けてもよい。
(7)図8(b)
透明基板2をX−Yテーブルに設置して、レーザーダイオード励起YAGレーザーの第2高調波(532nm)を、図の矢印に示すように、透明基板2側から入射することで、レーザー光が光電変換層14で吸収され、この時発生する高いガス蒸気圧を利用して裏面電極層15が爆裂して除去される。パルス発振:1〜10kHzとして、加工速度が適切となるようにレーザーパワーを調整して、溝17の約250μm〜400μmの横側を、X方向に伸びるようにレーザーエッチングする。これにより、X方向に伸び、光電変換層14及び裏面電極層15が除去された分離溝18が形成される。
以上のステップにより、X方向に長辺を有する短冊状の太陽電池セル6が、複数個、Y方向に直列に接続された太陽電池素子3が形成される。
ステップS12;端部絶縁溝7を形成
図9は、膜面側から透明基板2を見た図である。透明基板2の端周辺の膜端部において、レーザーエッチングによる直列接続部分が短絡し易い影響を除去する。透明基板2をX−Yテーブルに設置して、レーザーダイオード励起YAGレーザーの第2高調波(532nm)を、透明基板2側から入射させることで、レーザー光が透明導電層2と光電変換層14で吸収され、このとき発生する高いガス蒸気圧を利用して裏面電極層15が爆裂して除去される。即ち、透明導電層2、光電変換層14、及び裏面電極層15が除去された端部絶縁溝7が形成される。パルス発振:1〜10kHzとして加工速度に適切となるようにレーザーパワーを調整して、透明基板2のX方向側端部から5〜10mmの位置を、X方向に平行な端部絶縁溝7を形成するようにレーザーエッチングする。このとき、Y方向には絶縁溝は設けない。端部絶縁溝17は、透明基板2の端より5〜10mmの位置にてエッチングを終了させる。エッチングの終了はレーザー光の停止でもよいが、簡易的には透明基板2の非レーザーエッチング領域に金属製のマスキング板を設置することで対応が可能である。この透明基板2の端より5〜10mmの位置にてエッチングを終了させることにより、透明基板2の端部から内部への外部湿分浸入の抑制に、有効な効果を呈する。
ステップS13;外周部の太陽電池素子3を除去
後工程のEVAなどを介したバックシートとの健在な接着面を確保するために、透明基板2の外周部(図9中、周辺領域19)の太陽電池素子3は、段差があるとともに剥離し易いために除去される。透明基板2の端から5〜15mmで、前述の端部絶縁溝17よりも透明基板2の端側における裏面電極層15/光電変換層14/透明導電層13において、研磨除去を行う。なお、研磨屑や砥粒は、透明基板2を洗浄処理して除去される。
以上のステップS11〜S13の処理により、太陽電池素子を形成するステップ(S10)の処理が終了する。
ステップS20;撥水部を形成
続いて、太陽電池素子3が形成された透明基板2上の所定の位置に、撥水材が塗布される。撥水材が塗布される位置は既述の撥水部4を設ける位置である。撥水材としては、「ノベックEGC;商品名、住友3M社 製」、シリコーン系ワックス、シリコーン系ポリマー、CHSi(OCHに例示される有機シランカップリング処理剤、CH1735COO)Ti(OC)に例示される有機チタンカップリング処理剤等を用いることができる。撥水材を塗布した後に乾燥させて、撥水部4が形成される。尚、撥水材を透明基板2上で所定の位置(選択的な位置)に塗布する方法としては、ロボットに保持された注射針等の細管から塗布材を所定の位置に射出する方法がある。塗布された撥水材は、毛細管現象により所望の発電膜端部に浸透して、膜を形成する。
ステップS30;保護材を形成
続いて、端子箱を取りつける部分において、バックシートに開口貫通窓を設けて集電板を取り出す。この開口貫通窓部分には、絶縁材を複数層設置して外部からの湿分などの浸入を抑制する。直列に並んだ一方端の太陽電池セル6と、他方端部の太陽電池セル6とから銅箔を用いて集電して、太陽電池パネルの裏側から電力が取り出せるように処理する。銅箔は各部との短絡を防止するために銅箔幅より広い絶縁シートで被覆する。集電用銅箔などが所定位置に配置された後に、太陽電池素子3及び撥水部4を被覆し、且つ、透明基板2からはみ出さないようにEVAによる保護材シートを配置する。EVAの上に、防水効果の高いバックシートを配置する。バックシートは本実施の形態では防水防湿効果が高いPETシート/AL箔/PETシートの3層構造よりなる。バックシートまでを所定位置に配置したものを、ラミネータにより減圧雰囲気化で内部の脱気を行った状態で約150〜160℃でプレスしながら、EVAを架橋させて密着させる。これにより、保護材5及びバックシートが形成された太陽電池モジュール24が作成される。
図10を参照する。図10(a)に示されるように、太陽電池モジュール24の非受光面側(図中、紙面上側)に端子箱をを接着材で取りつける。図10(b)の矢印部分において、銅箔と端子箱の出力ケーブルとをハンダ等で接続し、端子箱内部を封止材(ポッティング剤)で充填して密閉する。更に、枠が取りつけられて太陽電池パネル50が完成する。尚、出力ケーブルはインバータ(図示せず)に接続される。
図10(c)に示されるように、太陽電池パネル50の受光面側から光を照射して、発電検査並びに、所定の性能試験を行う。発電検査は、AM1.5、全天日射基準太陽光(1000W/m)のソーラシュミレータを用いて行う。
図10(d)に示されるように、発電検査に前後して所定の性能試験を行う。
上述の太陽電池製造方法によって製造された太陽電池パネル50について、絶縁検査、耐電圧検査、及び高温高湿試験を行ったところ、撥水部4を設けない太陽電池と比較しても性能に変化がないことが確認された。各試験方法については、以下に記載する。
(1)絶縁検査:
ラミネートされた太陽電池パネルの出力端子と、基板端面やバックシートなど導電部分との間にDC:1000V負荷を印加して抵抗値≧100MΩになることを確認する。
(2)耐電圧検査:
ラミネートされた太陽電池パネルの出力端子と基板端面やバックシートなど導電部分との間にDC:3800V(または2200V)を1分間かけて、絶縁破壊がないことを確認する。
(3)高温高湿試験:
製造方法の変更を実施したことによる、構造と製造条件が適切であることの最終確認には、屋外での過酷条件を模擬して、JISC8938に従い、20時間光暴露で予め性能を安定させた後に、高温高湿条件:温度85℃、湿度:85%、評価時間1000時間で性能に変化ないことを確認する。(外観変化が無く、初期性能値の95%以上を確保し、性能に変化ないことを確認する。)
(作用・効果)
本実施の形態に依れば、撥水部4を設けることにより、EVAシート内に浸入した水がEVAシートと透明基板2との界面において結露した場合においても、撥水部4において撥水されるので、外部と連続した膜とならず断続化される。よって、「大地−インバータ−太陽電池素子3−界面で結露した水−外部(フレーム嵌合部に溜まった水)−フレーム−大地」という閉じた回路が形成されない。したがって、太陽光発電により大地と太陽電池素子3との間に電圧差が生じたとしても、太陽電池素子3から外部(大地)へは地絡電流が流れないので、太陽電池素子3の腐食促進が抑制される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。本実施の形態に係る太陽電池は、第1の実施形態に係る太陽電池に対して、撥水部4の位置と、太陽電池製造方法が工夫されている。第1の実施形態と同様である構成、製造方法の箇所については説明が省略される。
(構成)
図11は、本実施の形態に係る太陽電池1を、非受光面側から見た図である。第1の実施形態同様に、太陽電池素子は、透明基板2上に複数の短冊状の太陽電池セル6がY方向に直列に接続して形成されている。また、太陽電池素子6のX方向側端部の近傍には、Y方向に伸びる端部絶縁溝7が形成されている。さらに、太陽電池素子6を覆うようにして保護材5が透明基板2上に配置されている。撥水部4は、端部絶縁溝7の全体を埋めるように設けられている。
(製造方法)
図6は、本実施の形態に係る太陽電池の製造方法を示すフローチャートである。本実施の形態に係る太陽電池製造方法は、太陽電池素子を全面に形成するステップ(ステップS40)、撥水部形成ステップ(ステップS50)、周縁部の太陽電池素子を除去するステップ(ステップS60)、保護材を形成するステップ(ステップS70)を備えている。以下に各ステップの処理を詳述する。
ステップS40;太陽電池素子を全面に形成
まず、透明基板2の片面(非受光面)全面に太陽電池素子3が形成される。太陽電池素子が形成される。太陽電池素子の形成は、複数の短冊状の太陽電池セルを形成するステップ(ステップS41)と、端部絶縁溝7を形成するステップ(ステップS42)と、を有している。
ステップS41;太陽電池セルを形成
第1の実施形態におけるステップS11と同様に、透明基板2の全面に太陽電池素子3が形成される。太陽電池素子3は、X方向に長辺を有する短冊状の太陽電池セル6が、複数個、Y方向に直列に接続されている。
ステップS42;端部絶縁溝の形成
第1の実施形態におけるステップS12と同様に、短冊状の太陽電池セルの短辺方向に平行な端部絶縁溝7が形成される。
ステップS50;撥水部の形成
続いて、撥水材が、基板全面に塗布され、乾燥される。塗布された撥水材は主として端部絶縁溝7に入り込み、端部絶縁溝7の全体を埋めるように撥水部4が形成される。
ステップS60;周縁部の除去
続いて、透明基板2の周縁部が除去される。周縁部の除去方法は、第1の実施形態におけるステップS13と同様である。
ステップS70;保護材の形成
続いて、第1の実施形態におけるステップS30以下と同様の方法により、保護材5、バックシートが配置された太陽電池モジュール24が形成される。さらに、端子箱やフレーム等が取りつけられて太陽電池パネル50が作成される。
上述の太陽電池製造方法によって製造された太陽電池パネル50について、絶縁検査、耐電圧検査、及び高温高湿試験を行ったところ、撥水部4を設けない太陽電池と比較しても性能に変化がないことが確認された。各試験方法は、第1の実施形態と同様の方法である。
(作用・効果)
本実施の形態に依れば、撥水材を塗布するステップにおいて、基板の全面に塗布すればよく、位置を選択する必要が無い。よって、撥水材の塗布位置を選択する工程が省略される。更に、端部絶縁溝7に結露した水が、連続した膜を形成することが防止される。よって、太陽電池素子6と外部とが電気的に接続されることが防止され、地絡電流の発生を抑制することが可能である。
尚、第1及び第2の実施の形態においては、太陽電池素子3として、アモルファスシリコン型太陽電池を用いた場合について説明したが、アモルファスシリコン系太陽電池同様に発電時に高電圧構造となるために地絡電流が発生し易い微結晶型シリコン太陽電池や、太陽電池素子3としてアモルファスシリコン半導体層と微結晶シリコン半導体層が複数層積層したものを用いた多接合型太陽電池、等の薄膜系太陽電池に適用した場合について特に有用である。また、単結晶シリコン基板や多結晶シリコン基板を用いて太陽電池素子3を形成した結晶系太陽電池に対して適用した場合にも、薄膜系太陽電池程ではないにしろ有用であることは、当業者にとっては自明的であろう。
地絡電流の発生メカニズムを説明する図である。 地絡電流の発生メカニズムを説明する図である。 第1の実施の形態に係る太陽電池モジュールの平面図である。 図2における角部の拡大図である。 図3AのAA’断面による断面図である。 第1の実施の形態に係る太陽電池が設置された状態をしめす概略図である。 第1の実施の形態に係る太陽電池製造方法のフローチャートである。 第2の実施の形態に係る太陽電池製造方法のフローチャートである。 太陽電池素子の製造方法を説明するための図である。 太陽電池素子の製造方法を説明するための図である。 周辺領域19を説明するための図である。 太陽電池パネルの製造方法を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る太陽電池モジュールの平面図である。
符号の説明
1 太陽電池
2 透明基板
3 太陽電池素子
31 太陽電池素子の角部
4 撥水部
5 保護材
6 太陽電池セル
61 主発電セル
611 主発電セル端部
62 絶縁セル
621 外側端部
622 絶縁セル内側端部
7 端部絶縁溝
8 バックシート
9 集電用銅箔
10 出力ケーブル
11 端子箱
12 インバータ
13 透明電極膜
14 光電変換層
15 裏面電極層
16 溝
17 溝
18 分離溝
19 周辺領域
24 太陽電池モジュール
50 太陽電池パネル

Claims (19)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に、前記透明基板よりも狭い広さで設けられた太陽電池素子と、
    前記透明基板上に設けられ、撥水効果を有する撥水部と、
    前記太陽電池素子及び前記撥水部を被覆する保護材と、
    を具備し、
    前記撥水部は、前記太陽電池素子の端部と前記保護材の端部との間の少なくとも一部に設けられている
    太陽電池。
  2. 請求項1に記載された太陽電池であって、
    前記透明基板は矩形状であり、
    前記太陽電池素子は矩形状に設けられ、
    前記撥水部は、前記太陽電池素子の角部と前記保護材端部との間に設けられている
    太陽電池。
  3. 請求項2に記載された太陽電池であって、
    前記太陽電池素子は、複数の短冊状の太陽電池セルが長辺同士を隣り合わせて平行に配置されることで全体として矩形状を成し、
    前記複数の太陽電池セルは直列に接続され、
    前記太陽電池素子は、前記各太陽電池セルの短辺によって形成される辺の近傍に前記短辺と平行に設けられた端部絶縁溝を有し、
    前記端部絶縁溝は、前記各太陽電池セルの内側部分である主発電セルと、外側部分である絶縁セルとの間を絶縁する
    太陽電池。
  4. 請求項3に記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、最も外側の前記太陽電池セルにおける前記絶縁セルの外側端部を覆うように設けられている
    太陽電池。
  5. 請求項3又は4に記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、更に、最も外側の前記太陽電池セルが前記端部絶縁溝によって分割された部分を埋めるように設けられている
    太陽電池。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、更に、前記太陽電池素子の端部と前記保護材端部との間において、前記太陽電池素子の外周部を囲むように連続して設けられている
    太陽電池。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、前記端部絶縁溝において前記太陽電池素子が除去されて露出した前記透明基板上の全体にわたって設けられている
    太陽電池。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、前記太陽電池素子の端部に接触して設けられている
    太陽電池。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、前記太陽電池素子の端部と前記保護材の端部との間で5μm以上にわたって設けられている
    太陽電池。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載された太陽電池であって、
    前記撥水部は、水との接触角が90度以上である
    太陽電池。
  11. 透明基板上に前記透明基板よりも狭い広さに太陽電池素子を形成する太陽電池素子形成ステップと、
    前記太陽電池素子形成ステップの後に、前記透明基板上に撥水剤を塗布して撥水部を形成する撥水部形成ステップと、
    前記太陽電池素子及び前記撥水部を被覆する保護材を設けるステップと、
    を具備し、
    前記撥水部形成ステップにおいて、前記撥水剤は前記太陽電池素子の端部と前記保護材の端部が配置される予定位置との間の少なくとも一部に塗布される
    太陽電池製造方法。
  12. 請求項11に記載された太陽電池製造方法であって、
    前記太陽電池素子形成ステップにおいて、前記太陽電池素子は矩形状に形成され、
    前記撥水部形成ステップにおいて、前記撥水剤は前記太陽電池素子の角部と前記保護材の端部が配置される予定位置との間に塗布される
    太陽電池製造方法。
  13. 請求項11又は12に記載された太陽電池製造方法であって、
    前記太陽電池素子形成ステップは、
    前記透明基板上の全面に、複数の短冊状の太陽電池セルを、互いに平行且つ長辺同士が隣り合うように形成させるステップと、
    前記各太陽電池セルの短辺によって形成される辺の近傍に、前記短辺と平行に設けられて前記各太陽電池セルの内側と外側とを絶縁する端部絶縁溝を形成するステップと、
    前記透明基板の周縁部に形成された太陽電池素子を除去するステップと、
    を有する
    太陽電池製造方法。
  14. 請求項13に記載された太陽電池製造方法であって、
    前記撥水部形成ステップにおいて、前記撥水剤は、最も外側の前記太陽電池素子における前記端部絶縁溝の外側のセルである絶縁セルの外側端部を覆うように塗布される
    太陽電池製造方法。
  15. 請求項13又は14に記載された太陽電池製造方法であって、
    前記撥水部形成ステップにおいて、前記撥水剤は、最も外側の前記太陽電池セルが前記端部絶縁溝によって分割された部分を埋めるように塗布される
    太陽電池製造方法。
  16. 請求項13乃至15のいずれかに記載された太陽電池製造方法であって、
    前記撥水部形成ステップにおいて、前記撥水剤は、前記端部絶縁溝において前記太陽電池素子が除去されて露出した前記透明基板上の全体にわたって塗布される
    太陽電池製造方法。
  17. 請求項11乃至16のいずれかに記載された太陽電池製造方法であって、
    前記撥水部形成ステップにおいて、前記撥水剤は、前記太陽電池素子の端部と前記保護材の端部が配置される予定の位置との間において、前記太陽電池素子の外周部を囲んで連続するように塗布される
    太陽電池製造方法。
  18. 太陽電池素子を透明基板上の全面に形成する太陽電池素子形成ステップと、
    前記太陽電池素子形成ステップの後に、前記透明基板上に撥水剤を塗布して撥水部を形成するステップと、
    前記透明基板の周縁部における前記撥水部及び前記太陽電池素子を除去するステップと、
    前記太陽電池素子及び前記撥水部を被覆する保護材を設けるステップと、
    を具備した
    太陽電池製造方法。
  19. 請求項18に記載された太陽電池製造方法であって、
    前記太陽電池素子形成ステップは、
    前記透明基板上に、複数の短冊状の太陽電池セルを、平行且つ長辺同士が隣り合うように形成させるステップと、
    前記各太陽電池セルの短辺によって形成される辺の近傍に、前記短辺と平行に設けられて前記各太陽電池セルの内側と外側とを絶縁する端部絶縁溝を形成するステップと、
    を有する
    太陽電池製造方法。
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