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JP2007153284A - ロールオーバ判定装置及びロールオーバ判定方法 - Google Patents

ロールオーバ判定装置及びロールオーバ判定方法 Download PDF

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JP2007153284A
JP2007153284A JP2005355475A JP2005355475A JP2007153284A JP 2007153284 A JP2007153284 A JP 2007153284A JP 2005355475 A JP2005355475 A JP 2005355475A JP 2005355475 A JP2005355475 A JP 2005355475A JP 2007153284 A JP2007153284 A JP 2007153284A
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Satoru Sugie
哲 杉江
Shusaku Kuroda
修作 黒田
Noribumi Iyoda
紀文 伊豫田
Yujiro Miyata
裕次郎 宮田
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Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
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Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 車両のロールオーバを迅速かつ正確に感知するロールオーバ判定装置を提供する
【解決手段】 車両の横転可能性を判定して、乗員を保護する乗員保護装置50を起動させるロールオーバ判定装置であって、車両に設けられたサスペンションのバネ52よりも下側に設置された車両の横方向加速度を検出するバネ下Gセンサ4と、このバネ下Gセンサ4が検出した横方向加速度に基づいて、車両の横転可能性をRR−Gy(バネ下)判定部27とを有している。サスペンションよりも下側の車両下部の横方向加速度を検出して車両の横転可能性を判定するので、ロールオーバを迅速かつ正確に感知することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の横転(ロールオーバ)を感知するためのロールオーバ判定装置及びロールオーバ判定方法に関する。特に、ロールオーバをより迅速かつ正確に感知する技術に関する。
近年、車両の横転事故の中でも乗員の死亡確率が高いトリップオーバから乗員を守る技術に注目が集まっている。トリップオーバとは、車両が横滑りしながら障害物等に衝突して横転する事故であり、横滑りしながら左右一方の車輪が縁石等に衝突し、この縁石と衝突した車輪を支点として横転する縁石トリップオーバや、車両が横滑りしながら車両の左右の一方の車輪が砂地等に踏み入れ、この踏み入れた車輪を支点として横転する砂場トリップオーバなどが知られている。これらの横転事故では、車両の横滑りの運動エネルギーがロール時の回転運動エネルギーに転換されるため、ロール時の角速度が大きい横転状態となるため、より効果的な乗員保護装置が必要となる。
車両横転時の乗員の安全を確保するため、近年ではフロントエアバッグやサイドエアバッグなどに加え、カーテンエアバッグとこれを動作させる車両ロールオーバの感知システムとが開発されている。カーテンエアバッグとは、車両ロールオーバ時に、車両のサイド内側で上方や、前方、後方などから車両のサイドの窓を塞ぐように展開して、乗員が窓から車外に飛び出してしまうことを防止するために設けられたカーテン状のエアバッグである。サイドエアバック、カーテンエアバッグについては、乗員と車室側部との間にある程度の隙間が確保できる時間内にエアバッグの展開判定を行う必要がある。
車両の横転する可能性の有無を判定することを目的としたロールオーバ判定装置として、例えば、特許文献1に開示のものが知られている。ロールオーバ判定装置では、車両がロールする際のロールレイト(RR、角速度)と、このロールレイトを積分したロール角(RA)とをパラメータとする2次元マップと、前述ロールレートと車両の横方向加速度とをパラメータとする2次元マップとを用いて車両の横転を検出している。これらのマップによるロールオーバ判定では、それぞれ車両がロールオーバすると判定されるしきい値が設定されており、そのしきい値以上のロールレイト、ロール角、横方向加速度になるとロールオーバすると判定している。
特開2002−200951号公報
しかしながら、上述したロールオーバ判定装置では、ロールレイトセンサや横方向加速度センサを乗員を乗せる車室のフロアに搭載していたため、トリップオーバを検知するまでに時間がかかるという問題がある。車室にセンサを搭載している場合、車輪に加わった衝撃がサスペンションのバネやショックアブソーバを経由してキャビンのロールレイトセンサで検出される。そのため、衝撃の伝達経路が長くなり、衝撃検知までに時間がかかる。
車両の横滑りの後の縁石への衝突や砂場への侵入によって生じるトリップオーバの場合、キャビン内の乗員に最初に横方向の加速度がかかり、乗員が車両側部(サイドウィンドウ)方向に移動させられる。サイドエアバックやカーテンエアバッグについては、乗員と車室側部との間にある程度の隙間が確保できる時間内にエアバッグの展開判定を行う必要があるので、できるだけ早期に衝撃検出してエアバッグを展開させるか否かを判定しなければならない。
また車輪に加わった衝撃は、上述したようにサスペンションのバネやショックアブソーバで減衰した後にキャビン内に設置したセンサで検知される。このため、車室(キャビン)のセンサで検知される信号は、非常に小さな加速度信号となってしまい、衝撃の判定精度が落ちるという問題がある。
また、車室に搭載されたセンサで検出される信号は、車両の各部の振動によって、本来車輪に加わった衝撃とは異なる周波数成分が上乗せされた信号となり、車輪での衝撃を正確に判定できないという問題がある。
さらに、フロアで検出するセンサ信号には、車室内で発生する衝撃、例えば、シートスライドやドアの開閉などの衝撃が加わっているという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ロールオーバをより迅速かつ正確に感知するロールオーバ判定装置及びロールオーバ判定方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明のロールオーバ判定装置は、車両の横転可能性を判定して、乗員を保護する乗員保護装置を起動させるロールオーバ判定装置であって、車両に設けられたサスペンションのバネよりも下側に設置された車両の横方向加速度を検出する車両下部加速度検出手段と、前記車両下部加速度検出手段が検出した横方向加速度に基づいて、車両の横転可能性を判定する判定手段とを有している。
このようにサスペンションよりも下側の車両下部の横方向加速度を検出して車両の横転可能性を判定するので、ロールオーバを迅速かつ正確に感知することができる。
上記ロールオーバ判定装置において、車両の前後軸回りの回転状態を検出する回転状態検出手段を有し、前記判定手段は、前記回転状態検出手段と前記車両下部加速度検出手段の検出結果に基づいて、車両の横転可能性を判定するとよい。
従って、車両の前後軸回りの回転状態も考慮したロールオーバの判定を行うことができる。
上記ロールオーバ判定装置において、車両の前後軸回りの回転状態を検出する回転状態検出手段と、乗員を乗せる車室に配置された車両の横方向加速度を検出する車両上部加速度検出手段とを有し、前記判定手段は、前記回転状態検出手段と、前記車両上部加速度検出手段と、前記車両下部加速度検出手段の検出結果に基づいて、車両の横転可能性を判定するとよい。
従って、車両の傾きと、車室の横方向加速度と、車両下部の横方向加速度とを考慮してロールオーバの判定を行うことができる。
上記ロールオーバ判定装置において、前記回転状態検出手段は、ロールレイトを検出するものであり、前記ロールレイトと前記車両下部の横方向加速度とをパラメータとする第1の判定マップを記憶した記憶手段を有し、前記判定手段は、前記第1の判定マップを用いた車両の横転判定で横転可能性ありと判定された場合に、前記乗員保護装置を起動させるとよい。
従って、判定マップを用いて精度よく、しかも簡単にロールオーバの判定を行うことができる。
上記ロールオーバ判定装置において、第1の所定値に第1の係数を乗算した値と第2の所定値に第2の係数を乗算した値との加算値を、前記車室の横方向加速度として出力する補正手段を有し、前記第1の所定値は前記車両上部加速度検出手段が検出した値で、前記第2の所定値は前記補正手段が以前に出力した車室の横方向加速度の値であり、前記車両下部加速度検出手段が検出した横方向加速度が所定値を超えた場合に、前記第1の係数を前記第2の係数よりも大きな値にするとよい。
従って、判定マップを用いて精度よく、しかも簡単にロールオーバの判定を行うことができる。
上記ロールオーバ判定装置において、前記判定手段は、前記車両上部加速度検出手段の出力信号から、第1の周波数より高い周波数成分を除去した信号に基づいて、車両の横転可能性を判定する第1の判定手段と、前記車両上部加速度検出手段の出力信号から、前記第1の周波数より高い周波数である第2の周波数より高い周波数成分を除去した信号に基づいて、車両の横転可能性を判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果と、前記第2の判定手段の判定結果と、前記車両下部加速度検出手段が検出した横方向加速度とに基づいて、車両の横転可能性を検出する第3の判定手段とを有しているとよい。
従って、発生するトリップオーバの特性に応じた判定を行うことができ、車両の横転可能性を精度よく判定することができる。
本発明のロールオーバ判定方法は、車両の横転可能性を判定して、乗員を保護する乗員保護装置を起動させるロールオーバ判定方法であって、車両に設けられたサスペンションのバネよりも下側に設置された車両下部加速度検出手段によって、車両の横方向加速度を検出するステップと、車両の横方向加速度に基づいて、車両の横転可能性を判定するステップとを有している。
このようにサスペンションよりも下側の車両下部の横方向加速度を検出して車両の横転可能性を判定するので、ロールオーバを迅速かつ正確に感知することができる。
本発明は、車両のロールオーバを迅速かつ正確に感知することができる。
添付図面を参照しながら本実施例の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例のロールオーバ判定装置の構成を説明する。ロールオーバ判定装置は、図1に示すように車両の横転を判定するECU1と、ECU1からの横転判定信号によりエアバック等の保護装置を展開する乗員保護装置50と、車両下部の横方向加速度を検出するバネ下加速度センサ(以下、バネ下Gセンサと略記する)4とを備えている。また、ECU10内には、図1に示すように第1ロールレイトセンサ2や、車室加速度センサ(以下、車室Gセンサと略記する)3、セーフィング判定用(誤判定を防止するための判定用)に、詳細なロールオーバ判定に用いる第1ロールレイトセンサ2とは別に設けられている第2ロールレイトセンサ5等のセンサと、センサ信号から車両の横転を判定するメインCPU10、サブCPU30、判定回路40等の制御部とを有している。
メインCPU10は、図1に示すように入力ポート11、CPU12、ROM13、RAM14、バックアップRAM15、出力ポート16等を備えている。ROM13には、車両の横転判定用のプログラムが格納されており、CPU12は、ROM13からこのプログラムを読み出して、プログラムに従った演算を行うことで車両の横転判定を行う。RAM14は、CPU12が演算を行う際のワークエリアとして使用される揮発性のメモリである。またバックアップRAM15は、不揮発性のメモリであって、入力ポート11から入力したセンサデータや、CPU12の演算データ等が格納される。CPU12による横転の判定結果は、出力ポート16から判定回路40に出力される。
また、サブCPU30もメインCPU10と同様な構成を備えており、セーフィング判定用(誤判定を防止するための判定用)として使用される。第2ロールレイトセンサ5のセンサ信号に基づいて行う判定は、セーフィング判定の意味を持っており、セーフィング判定を本判定と同一のCPUで行うと、CPUの故障やノイズで誤動作するとセーフィングの意味がなくなるため、メインCPU10とサブCPU30とを設けている。
判定回路40は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成され、メインCPU10とサブCPU30の判定結果を論理演算し、演算結果をロールオーバ判定結果として乗員保護装置50に出力する。
ECU1に搭載された第1ロールレイトセンサ2、第2ロールレイトセンサ5、車室Gセンサ3は、図3に示すように乗員を乗せる車室51内に設置されている。また、図3に示すように車両のBピラーにGセンサ3’を取り付けて、このGセンサ3’からのセンサ信号をECU1に取り込むこともできる。また、このGセンサ3’は側突判定用の横Gセンサと共用してもよい。なお、ここでは、ECU1をインパネ下部等の車室内に設けている場合に、車室Gセンサ3をECU内に設ける場合を図示しているが、車室のBピラーに設けている車室Gセンサ3’のように、車室内のどこに設けてもよく、また車両のサスペンションのバネより上部であれば、車室内に設けなくてもよい。また、第1ロールレイトセンサ2と第2ロールレイトセンサ5とをECU1内に設ける例を図示しているが、これらのセンサは車両のどこに設けてもよい。
第1ロールレイトセンサ2と第2ロールレイトセンサ5は、車両の前後輪を軸として回った際に、車両の前後輪回りに生じる回転力によって生じる回転角速度(ロールレイト)を検出する。ロールレイトセンサとしては、一般的なセンサ、例えば、コリオリの力を用いて回転角速度を検出するタイプの周知のセンサを用いることできる。
車室Gセンサ3は、車室の横方向に生じる横方向加速度Gyを検出する。車室Gセンサ3としては、横方向加速度Gyに応じて電圧を発生する電子式センサや機械式センサ等種々の加速度センサを用いることができる。
バネ下Gセンサ4は、図4に示すように車両の下部に設けられている。具体的には、図4に示すように車輪を懸架するサスペンションのバネ52よりも下側の車両部分、例えば車軸に取り付けられている。以下では、バネ下Gセンサ4で横方向加速度を測定する車両下部を台車部と呼ぶ。また、図4に示すようにバネ下Gセンサ4は、左右の車輪の近傍にそれぞれ設けてもよいし、車軸の中心付近に1つ設けてもよい。すなわち、車輪の近傍に配置するときには、前後輪の近傍に4つ、車軸の中心付近に配置するときには前後の車軸にそれぞれ1つずつ設ければよい。このGセンサ4も電子式センサや機械式センサ等種々の加速度センサを用いることができる。
図2には、プログラムに従った処理によりメインCPU10内に構築される機能ブロックと、サブCPU30内に構築される機能ブロックと、ASICに組み込まれた判定回路40の論理演算部とを示す。図2に示すようにメインCPU10内には、LPF21〜23と、積分器24と、RR1−RA1判定部25と、RR−Gy(車室)判定部26と、RR−Gy(バネ下)判定部27とが構成される。また、サブCPU30内には、LPF31と、積分器32と、RR2−RA2判定部33とが構成される。さらに、判定回路40内には、ANDゲート41,43とORゲート42とが構成される。
メインCPU10内のローパスフィルタ(LPF)21〜23は、各センサ2、3、4から出力された電気信号のそれぞれのノイズ成分を除去する。ノイズの除去特性は、センサ2、3、4の性質に鑑みて決定することができる。ローパスフィルタによるフィルタリングは、アナログ信号でのフィルタリングでも、ディジタル信号に変換した後で行ってもよい。なお、サブCPU30内のローパスフィルタ(LPF)31もメインCPU10内のローパスフィルタ(LPF)21〜23と同様の機能を果たす。
積分器24は、ノイズ成分を除去された第1ロールレイトセンサ2のセンサ信号を時間で積分して、ロール角を演算する。サブCPU30内の第2ロールレイトセンサ5も第2ロールレイトセンサ5のセンサ信号を時間積分して、ロール角を演算する。
RR1−RA1判定部25には、図5(A)に示すようにロールレイトRRとロール角RAとをパラメータとする2次元判定マップが格納されており、LPF21によってノイズ成分を除去した第1ロールレイト信号と、積分器24から出力される第1ロール角信号とを用いて車両の横転可能性を判定する。図5(A)に示すように判定マップ上には、横転可能性ありと判定される領域R1が予め設定されている。第1ロールレイトセンサ2は、周期的に第1ロールレイトRR1を検出するので、この第1ロールレイトRR1とこれを時間積分した第1ロール角RA1とで定まる特定点が上記領域R1上に属したときに、車両がロールオーバ様態であると判定する。判定結果は判定回路40のORゲート42に出力される。
また、RR−Gy(車室)判定部26には、図5(B)に示すようにロールレイトRRと、横方向加速度Gyとをパラメータとする2次元判定マップが格納されており、第1ロールレイト信号RR1と、車室の横方向加速度信号Gy1とを用いて車両の横転可能性を判定する。図5(B)に示すようにこの判定マップ上にも横転可能性ありと判定される領域R2が予め設定されており、第1ロールレイトRR1と横方向加速度Gyとにより定まる特定点がこの領域R2に属した時に、車室に横転可能性ありと判定する。
また、RR−Gy(バネ下)判定部27にも、図5(B)に示すようにロールレイトRRと、サスペンション下部の台車部の横方向加速度Gyとをパラメータとする2次元判定マップが格納されており、第1ロールレイト信号RR1と、台車の横方向加速度信号Gy2とを用いて台車部の横転可能性を判定する。
サブCPU30内のRR2−RA2判定部33は、セーフィング用として配置された第2ロールレイトセンサ5の出力から車両の横転可能性を判定する判定部である。このRR2−RA2判定部33にも、図5(A)に示すようなロールレイトRRとロール角RAとをパラメータとする2次元判定マップが格納されており、第2ロールレイト信号RR2と、積分器32から出力される第2ロール角信号RA2とを用いて車両の横転可能性を判定する。
判定回路40のANDゲート41は、RR−Gy(車室)判定部26の判定結果と、RR−Gy(バネ下)判定部27の判定結果との論理積を演算し、演算結果をORゲート42に出力する。ORゲート42は、RR1−RA1判定部25による判定結果と、ANDゲート41の演算結果との論理和を演算し、演算結果をANDゲート43に出力する。ANDゲート43は、ORゲート42と、RR2−RA2判定部33の判定結果との論理積を演算し、演算結果を乗員保護装置50に出力する。
乗員保護装置50には、サイドエアバックやカーテンエアバックが含まれ、判定回路40からのロールオーバ判定信号をアクチュエータに供給する。横転の可能性ありと判定されると、アクチュエータからの高圧ガスをサイドエアバック、カーテンエアバックに供給し、これらを展開させる。また、乗員保護装置50には、シートベルトプリテンショナが含まれ、ECU1によって横転可能性ありと判定されるとシートベルトを巻き上げる。
図6に、トリップオーバが発生した時の車室Gセンサ3と、バネ下Gセンサ4との出力波形の概形を示す。図6に示すように車輪が障害物に衝突すると、衝撃は車両の下側から上に伝わるので最初にバネ下Gセンサ4で大きな加速度を検出し、その加速度が小さくなってくると、今度は車室Gセンサ3で大きな加速度が検出される。また、車室Gセンサ3で測定される加速度は、サスペンションによって緩和されるので、バネ下Gセンサ4よりも小さいものとなる。
このためサスペンションのバネ52の下部にバネ下Gセンサ4を設置することで、車両下部の台車にかかる横方向加速度を早急に検知することができ、車両の障害物への衝突や砂場への進入を早急に検知して、トリップオーバの判定を迅速に行うことができる。
また、本実施例では、車室Gセンサ3のセンサ出力を用いた横転判定の結果と、バネ下Gセンサ4のセンサ出力を用いた横転判定の結果との論理積を演算して、演算結果を加速度センサを用いた横転判定結果としている。従来のように1つの加速度センサだけを用いて横転の判定を行っていると、ノイズによって誤判定してしまうことがあるが、異なる場所に設けた2つの加速度センサで横転判定を行うことで、ノイズ等の影響を排除し、精度よく横転判定することができる。また、RR−Gy(車室)判定部26とRR−Gy(バネ下)判定部27でマップ判定に用いるしきい値は、いずれか一方だけによる横転判定の場合と比べて、しきい値を小さくしても判定精度を低下させることがない。
図7に示すフローチャートを参照しながらメインCPU10の動作手順を説明する。なお、以下のフローには、判定回路40による判定処理も含まれているが、この判定をCPUによる演算処理で実現する場合を示している。
まず、第1ロールレイトセンサ2、車室Gセンサ3、バネ下Gセンサ4のセンサ信号をメインCPU10に入力する。また、第2ロールレイトセンサ5のセンサ信号をサブCPU30に入力する(ステップS1)。入力したセンサ信号は、対応するLPF21、22、23、31でノイズ成分となる高周波数成分をカットし、低周波数成分だけを取り出す(ステップS2)。次に、第1ロールレイトセンサ2によって測定された第1ロールレイトRRと、第2ロールレイトセンサ5によって測定された第2ロールレイトRRとを対応する積分器24、32で時間積分し、第1ロール角RA1と第2ロール角RA2とを算出する(ステップS3)。
次に、RR1−RA1判定部25、RR−Gy(車室)判定部26、RR−Gy(バネ下)判定部27、RR2−RA2判定部33のそれぞれで対応するセンサ信号を用いて横転判定を行う(ステップS4)。判定方法については上述したように、図5に示すマップを用いて、ロールレイトとロール角、又はロールレイトと横方向加速度がマップ上の予め設定された領域にあるか否かで判定する。各判定部25、26、27、33の判定結果はANDゲート41、ORゲート42、ANDゲート43により論理演算を行い(ステップS5)、演算結果をロールオーバ判定信号として出力する。車両の横転可能性がある場合には(ステップS6/YES)、ロールオーバ判定信号により乗員保護装置50が駆動される(ステップS7)。
このように本実施例は、車両のロールオーバをできるだけ早期に検出して、乗員と車室側部との間にある程度の隙間が確保できる時間内にサイドエアバックやカーテンエアバックの展開判定を行うことができる。
なお、本実施例は、ロールオーバ判定をCPU(メインCPU10)とASIC(判定回路)で構成しているが、この実施例でのASICの処理をCPUで行う構成としてもよい。また、本実施例ではメインCPU10で行っているLPFや積分処理をハードウェア回路によって実現してもよい。
また本実施例は、図1に示す構成以外に、図8に示すようにRR−Gy(車室)判定部26の判定結果と、RR−Gy(バネ下)判定部27の判定結果との論理和演算をORゲート45で行い、演算結果をORゲート42に出力するものであってもよい。この場合、第1ロールレイトセンサ2で車両の傾きが検出され、車室Gセンサ3とバネ下Gセンサ4のいずれか一方でしきい値を超える横方向加速度が検出されると、横転可能性ありの信号が出力される。
また、車室Gセンサ3で測定される横方向加速度は、バネ下Gセンサ4で測定される横方向加速度よりも遅れて検出されるので、バネ下Gセンサ4で所定の大きさのセンサ値を検出した場合に、車室Gセンサ3のセンサ値が大きくなるように補正をかけることもできる。例えば、以下に示す演算式(1)の定数K1,K2の値を変更することで補正する。式(1)のOUT(n−1)は、前回の補正値であり、Inが車室Gセンサ3のセンサ出力である。バネ下Gセンサ4の出力が所定値を超えた場合に、図8に示すようにRR−Gy(バネ下)判定部27からRR−Gy(車室)判定部26に通知信号を出力する。RR−Gy(車室)判定部26では、車室Gセンサ3の出力に積算するK2の値を大きく、前回の補正値に積算するK1の値を小さく変更する。
OUT(n)=OUT(n−1)×K1+In×K2・・・・(1)
さらに、図9に示すように加速度センサとして、バネ下Gセンサ4だけを搭載し、第1ロールレイトセンサ2と、バネ下Gセンサ4のセンサ値によって車両の横転を判定するようにしてもよい。
添付図面を参照しながら本発明の第2実施例について説明する。本実施例は、図10に示すように第1カットオフ周波数を有する第1ローパスフィルタ(以下、第1LPFと略記する)61と、第1カットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数を有する第2ローパスフィルタ(以下、第2LPFと略記する)62とを有している。第1LPF61の出力は、砂場用RR−Gy(車室)判定部63に出力され、第2LPF62の出力は、縁石用RR−Gy(車室)判定部64に出力される。
車輪が横滑りしながら縁石等に衝突することによって横転する縁石トリップオーバの場合、横方向加速度センサの出力に、高周波数であって振幅の大きい信号が現れる。これに対し、車両が土や路面を滑りながら横転する砂場トリップオーバの場合には、縁石トリップオーバよりも低周波数の信号が横方向加速度センサに表れる。
従って、縁石トリップオーバによる横転可能性を判定する場合には、高いカットオフ周波数(第2のカットオフ周波数)を有する第2LPF62で車室Gセンサ3の出力を処理し、第2のカットオフ周波数以下の信号を取り出す。そして、このセンサ信号を用いて横転判定する縁石用RR−Gy(車室)判定部64の横転判定用のしきい値には、図11(B)に示すように値の大きいしきい値を用意しておく。これによって縁石トリップオーバの検出精度を高めることができる。
また、砂場トリップオーバによる横転可能性を判定する場合には、低いカットオフ周波数(第1のカットオフ周波数)を有する第1LPF61で車室Gセンサ3の出力を処理し、第1のカットオフ周波数以下の信号を取り出す。そして、このセンサ信号を用いて横転判定する砂場用RR−Gy(車室)判定部63の横転判定用しきい値には、図11(A)に示すように、値の小さいしきい値を用意しておく。これによって砂場トリップオーバの検出精度を高めることができる。
また、バネ下Gセンサ4の出力を判定マップ切替部65に入力して、砂場用RR−Gy(車室)判定部63の判定結果と、縁石用RR−Gy(車室)判定部64の判定結果のいずれかを選択させる。判定マップ切替部65は、バネ下Gセンサ4のセンサ値に応じてスイッチ46を切り替える。バネ下Gセンサ4の出力信号は、上述したように障害物への衝突や、砂場への進入を正確にしかもタイムラグがなく反映したものとなっているので、バネ下Gセンサ4の出力信号を用いて砂場トリップオーバ用の判定処理と、縁石トリップオーバ用の判定処理とを切り替え、判定精度を高める。
なお、図10に示す実施例では、バネ下Gセンサ4の出力信号を用いてローパスフィルタと判定部とを切り替えていたが、車室Gセンサ3の出力信号によって判定してもよい。但し、センサの出力をフィルタリングするローパスフィルタのカットオフ周波数を第1LPF61のように低いものを使用すると、トリップ縁石の場合も横方向加速度が小さくなってしまい、切替が適切に行えない可能性がある。このため、相対的に高いカットオフ周波数のフィルタを用いる方が好ましい。
また、図12に示すように車室Gセンサ3とバネ下Gセンサ4の両方の値を用いてスイッチ46を切り替えることもできる。この場合、車室Gセンサ3のセンサ値と、バネ下Gセンサ4のセンサ値とがともに所定のしきい値を超えると縁石用RR−Gy(車室)判定部64の出力を選択するように切り替える。
また、車室Gセンサ3とバネ下Gセンサ4のセンサ値が以下に示す条件を満たす時には、トリップオーバの発生ではないと判定し、砂場用RR−Gy(車室)判定部63により判定を行うか、又は砂場用RR−Gy(車室)判定部63と縁石用RR−Gy(車室)判定部64による横転反転は行わないようにする。
まず、車室Gセンサ3で測定されるセンサ値と、バネ下Gセンサ4で測定のされるセンサ値との極性が逆であった場合である。トリップオーバが発生する場合、台車と車室とで横方向加速度が同じ向きに発生するはずである。極性が逆の場合には、どちらか一方で、トリップ形態とは別の現象、例えばドアの開閉による横方向加速度が発生していると考えられる。
また、車室Gセンサ3のセンサ値が所定値となった時刻と、バネ下Gセンサ4のセンサ値が所定値となった時刻とが所定時間以上離れていた場合、トリップオーバではないと判定する。トリップオーバが発生した場合に、バネ下Gセンサ4で横方向加速度を測定してから、車室Gセンサ3で横方向加速度を測定するまでの時間にはそれほど大きな時間差は生じないからである。
また、車室Gセンサ3のセンサ値とバネ下Gセンサ4のセンサ値とが所定値以上離れていた場合、トリップオーバではないと判定する。車室Gセンサ3のセンサ値とバネ下Gセンサ4のセンサ値との差が大きすぎる場合、縁石等への衝突ではなく、ドアの開閉等による横方向加速度である可能性が高いためである。
また、車室Gセンサ3で測定する横方向加速度がバネ下Gセンサ4で測定する横方向加速度よりも大きい場合、トリップオーバではないと判定する。上述したようにトリップオーバで車輪に衝撃が生じると、バネ下Gセンサ4のセンサ値の方が車室Gセンサ3のセンサ値よりも大きくなるからである。
また、左側車輪に対応するバネ下Gセンサ4のセンサ値と、右側車輪に対応するバネ下Gセンサ4のセンサ値との極性が異なっていた場合や、前輪側で検出する加速度の大きいサイドと、後輪側で検出する加速度の大きいサイドが異なる場合、トリップオーバではないと判定する。トリップオーバによって発生する加速度は、車両の同一方向に発生するからである。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
実施例1のロールオーバ判定装置の構成を示すブロック図である。 メインCPU、サブCPU、判定回路の詳細な構成を示す図である。 第1ロールレイトセンサ、第2ロールレイトセンサ、車室Gセンサの配置位置を示す図である。 バネ下Gセンサの配置場所を示す図である。 判定マップの一例を示す図である。 車室Gセンサとバネ下Gセンサのセンサ値を示す図である。 判定部の動作手順を示すフローチャートである。 実施例1のロールオーバ判定装置の変形例を示す図である。 実施例1のロールオーバ判定装置の変形例を示す図である。 実施例2のロールオーバ判定装置の構成を示す図である。 判定マップの一例を示す図である。 実施例2のロールオーバ判定装置の変形例を示す図である。
符号の説明
1 ECU
2 第1ロールレイトセンサ(回転状態検出手段)
3 車室Gセンサ(車両上部加速度検出手段)
4 バネ下Gセンサ(車両下部加速度検出手段)
5 第2ロールレイトセンサ(回転状態検出手段)
10 メインCPU
11 入力ポート
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 バックアップRAM
16 出力ポート
21、22、23、31 LPF
24、32 積分器
25 RR1−RA1判定部
26 RR−Gy(車室)判定部
27 RR−Gy(バネ下)判定部
30 サブCPU
33 RR2−RA2判定部
40 判定回路
41,43 ANDゲート
42 ORゲート
50 乗員保護装置

Claims (7)

  1. 車両の横転可能性を判定して、乗員を保護する乗員保護装置を起動させるロールオーバ判定装置であって、
    車両に設けられたサスペンションのバネよりも下側に設置された車両の横方向加速度を検出する車両下部加速度検出手段と、
    前記車両下部加速度検出手段が検出した横方向加速度に基づいて、車両の横転可能性を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とするロールオーバ判定装置。
  2. 車両の前後軸回りの回転状態を検出する回転状態検出手段を有し、
    前記判定手段は、前記回転状態検出手段と前記車両下部加速度検出手段の検出結果に基づいて、車両の横転可能性を判定することを特徴とする請求項1記載のロールオーバ判定装置。
  3. 車両の前後軸回りの回転状態を検出する回転状態検出手段と、
    乗員を乗せる車室に配置された車両の横方向加速度を検出する車両上部加速度検出手段とを有し、
    前記判定手段は、前記回転状態検出手段と、前記車両上部加速度検出手段と、前記車両下部加速度検出手段の検出結果に基づいて、車両の横転可能性を判定することを特徴とする請求項1記載のロールオーバ判定装置。
  4. 前記回転状態検出手段は、ロールレイトを検出するものであり、
    前記ロールレイトと前記車両下部の横方向加速度とをパラメータとする第1の判定マップを記憶した記憶手段を有し、
    前記判定手段は、前記第1の判定マップを用いた車両の横転判定で横転可能性ありと判定された場合に、前記乗員保護装置を起動させることを特徴とする請求項2又は3記載のロールオーバ判定装置。
  5. 第1の所定値に第1の係数を乗算した値と第2の所定値に第2の係数を乗算した値との加算値を、前記車室の横方向加速度として出力する補正手段を有し、
    前記第1の所定値は前記車両上部加速度検出手段が検出した値で、前記第2の所定値は前記補正手段が以前に出力した車室の横方向加速度の値であり、
    前記車両下部加速度検出手段が検出した横方向加速度が所定値を超えた場合に、前記第1の係数を前記第2の係数よりも大きな値にすることを特徴とする請求項3又は4記載のロールオーバ判定装置。
  6. 前記判定手段は、前記車両上部加速度検出手段の出力信号から、第1の周波数より高い周波数成分を除去した信号に基づいて、車両の横転可能性を判定する第1の判定手段と、
    前記車両上部加速度検出手段の出力信号から、前記第1の周波数より高い周波数である第2の周波数より高い周波数成分を除去した信号に基づいて、車両の横転可能性を判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段の判定結果と、前記第2の判定手段の判定結果と、前記車両下部加速度検出手段が検出した横方向加速度とに基づいて、車両の横転可能性を検出する第3の判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項記載のロールオーバ判定装置。
  7. 車両の横転可能性を判定して、乗員を保護する乗員保護装置を起動させるロールオーバ判定方法であって、
    車両に設けられたサスペンションのバネよりも下側に設置された車両下部加速度検出手段によって、車両の横方向加速度を検出するステップと、
    車両の横方向加速度に基づいて、車両の横転可能性を判定するステップと、を有することを特徴とするロールオーバ判定方法。
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