JP2007045493A - 注出口部付き袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 注出口部付き袋を、積層フィルム製の袋の一端に狭い幅の注出口部10を設けて形成し、該注出口部10の少なくとも片面の積層フィルムの内面に、少なくとも片側の端縁部に凸条を設けたテープ状の注出補助部材50を貼着すると共に、少なくとも該注出口部の領域で、該注出補助部材50とその外側の積層フィルムとを外側に膨らむ樋状に熱成形し、溶着させて構成する。
【選択図】 図7
Description
しかし、このような注出口部付き袋は、安価で生産性に優れる点では好ましいが、注出口部の開口性や開口部の保形性が悪く、内容物注出の途中などで注出口部が閉塞しやすく、内容物の注出適性の点では劣る問題があった。
具体例として、例えば、(1)袋の注出口部のフィルム材料に流路を形成するための溝状の窪みを設け、その溝状の窪みにプラスチック製などの小管を固定して、流路が潰れるのを防止すると共に、前記小管を通して中味を空にできるようにした袋がある(特許文献1参照)。
また、(2)パウチの上部の一部に注出口部を設け、その注出口部の内面に、装着時は偏平な形状で、使用時に筒状に起こして注出口部を開口できる補強部材を装着した詰め替え用パウチがある(特許文献2参照)。
しかし、このような袋でも、その製造の際、注出口部のフィルム材料に深絞り成形などで溝状の窪みを設け、その中に前記小管を挿入してスポット溶接などで固定しているので、製造の工程数が増し、製造装置が複雑になると同時に生産速度も抑制される。また、前記小管は、円筒状で硬さがあり、その外径が5mm程度以上は必要となるため、袋の注出口部のみが嵩張り、空袋の取り扱いや保管が厄介になるほか、内容物を充填する際の充填シール機における空袋の供給装置についても特別な装置が必要となり、全体として設備費の増大と生産速度の抑制などコストアップの要因が多く、更に品質面においても小管が硬いため、その端部で袋のフィルム材料が傷つけられやすいという問題があった。
しかし、このような詰め替え用パウチでも、製造後、保存日数が数カ月以上の長期になると、徐々に補強部材の起こしトルクが高くなり、使用時に注出口部を角筒状に起こしにくくなる問題があり、必ずしも満足できるものではなかった。
即ち、請求項1に記載した発明は、積層フィルム製の袋の一端に狭い幅の注出口部が設けられた注出口部付き袋において、該注出口部の両面の積層フィルムのうち、少なくとも片面の積層フィルムの内面に、少なくとも片側の端縁部に凸条が設けられたテープ状の注出補助部材が貼着されると共に、少なくとも該注出口部の領域において、該注出補助部材とその外側の積層フィルムとが、外側に膨らむ樋状に熱成形されて溶着されていることを特徴とする注出口部付き袋からなる。
また、袋の注出口部の内面に貼着して取り付ける前記テープ状の注出補助部材は、注出口部の積層フィルムの内面にスポットシールなどで仮止め的に貼着した後、外側の積層フィルムと共に、外側に膨らむ樋状に熱成形して両者を溶着させるものである。従って、注出補助部材は、前記熱成形が可能であると同時に、積層フィルムの最内層(シーラント層)と熱接着可能であることが必要であり、この点から、特に限定はされないが、プラスチックの単体または積層体で形成され、少なくとも袋の積層フィルムに貼着される面は、積層フィルムのシーラント層と熱接着が可能なポリオレフィン系などの樹脂で形成することが好ましい。
また、注出補助部材は、袋の注出口部の片面の積層フィルムのみに設けてもよいが、両面の積層フィルムの内面に設けることが更に好ましく、それにより、両側の樋状の成形部同士が向かい合わせとなり、注出口部を全体として円筒状に保形性よく開口させることができる。
(1)テープ状の注出補助部材には、少なくとも片側の端縁部に凸条が設けられているので、例えば、巻き取り状の長尺の注出補助部材を繰り出して所定の長さにカットしながら袋の注出口部の所定の位置に貼着する場合でも、蛇行などを防止でき、位置決めの精度を高められると共に、注出補助部材自体の流れ方向の剛性が高められ、これが貼着された注出口部の折れ曲がりなどによる閉塞も一層効果的に防止できる。
(2)注出口部付き袋は、積層フィルムで形成され、且つ、その注出口部には、前記注出補助部材が貼着されると共に、該注出補助部材とその外側の積層フィルムとが外側に膨らむ樋状に熱成形され、溶着されているので、液状の内容物でも安全に密封包装できると共に、内容物を取り出す際には、注出口部の先端部をその開封位置で切り取って開封するだけで、自動的に注出口部が樋状に保形性よく開口し、内容物をスムーズに注出することができる。
前記テープ状の注出補助部材は、厚みを適宜に調節でき、且つ材質も格別硬いものではないので、袋の積層フィルムを傷つけることがなく、また、樋状に成形された注出口部は、経時的に多少の成形の戻りはあるが、大部分は維持されるので、注出口部の開口性が悪くなることもない。
(3)また、前記注出補助部材を注出口部の両面の積層フィルムの内面に貼着して、それぞれを外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させることにより、両側の樋状の成形部同士を向かい合わせにできるので、注出口部を全体として円筒状などに保形性よく開口させることができ、内容物を一層スムーズに注出することができる。
(4)前記注出補助部材は、注出口部の先端側の開封位置から注出口部の基部近辺までの長さに設けることにより、注出口部の前記開口性とその保形性の向上効果を得られるが、更に、注出口部の基部から袋の中心部に向けて10〜30mm程度延長した長さに設けることにより、注出口部の基部近辺での折れ曲がりによる注出口部の閉塞も防止することができるので、内容物を一層確実且つスムーズに注出することができる。
また、前記注出口部を該袋の上部の一方のコーナー部に設けているので、内容物の注出操作を容易にできると同時に、袋の上部のうち、注出口部を設けていない部分を内容物の充填口に使用できるので、比較的広い幅の充填口とすることができ、内容物の充填も容易に行うことができる。
図1〜図4は、それぞれ本発明の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用いるテープ状の注出補助部材の一例の構成を示す拡大図であり、各図において、(イ)は、その模式平面図、(ロ)は、(イ)のA−A線の模式断面図である。
図5は、本発明の注出口部付き袋の製造において、注出口部の積層フィルムの内面に注出補助部材を貼着した後、その注出補助部材と外側の積層フィルムとを外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させる際に用いる成形金型の一例の構成を示す要部の図であり、(イ)は、その雄型と雌型とが離れた時の状態を示す斜視図、(ロ)は、雄型と雌型の間に注出補助部材と積層フィルムとが挿入され、熱プレス成形される時の状態を示す断面図である。
図6の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は、それぞれ本発明の注出口部付き袋の注出口部の注出補助部材とその外側の積層フィルムとを外側に膨らむ樋状に熱成形した際の膨らみ形状の例を示す断面図である。
図7、図8は、それぞれ本発明の注出口部付き袋の一実施例の構成を示す模式正面図である。
図9は、図7、図8に示した注出口部付き袋の注出口部のA−A線断面図であり、(イ)は、注出口部の片面(前面)の積層フィルムの内面のみに注出補助部材を貼着して熱成形した場合の膨らみ形状の一例を示す断面図で、(ロ)は、注出口部の両面の積層フィルムの内面に注出補助部材を貼着して熱成形した場合の膨らみ形状の一例を示す断面図である。
図2の(イ)、(ロ)に示した注出補助部材50b は、長尺で所定幅の基材シート部51の一方の面の両側の端縁部に凸条52a 、52b を設けて構成したものである。
また、図4の(イ)、(ロ)に示した注出補助部材50d は、前記図2に示した注出補助部材50b の構成において、基材シート部51を(ロ)に示すようにa層とb層の2層の積層体で形成して構成したものである。
基材シート部51の片側または両側の端縁部に設ける凸条52a 、52b は、図では断面が矩形状の形状で示したが、上部が丸みをもつ形状などであってもよく、その幅と高さは、前述したように、0.5〜2mm程度が適当である。
基材シート部51を単層とした場合は、袋の積層フィルムのシーラント層と熱接着性を有する低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンのほか、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、アイオノマーなどのエチレン系共重合体、ポリプロピレン、プロピレン系共重合体、或いは、これらのブレンド樹脂などのポリオレフィン系樹脂で形成することが好ましく、2層または3層構成とした場合は、袋の積層フィルムのシーラント層に熱接着されるb層は、前記ポリオレフィン系樹脂で形成し、その反対側のa層は、b層の樹脂よりも融点の高い樹脂で形成することが好ましい。
このa層には、b層に用いたポリオレフィン系樹脂よりも融点の高いポリオレフィン系樹脂を選定して用いてもよいが、b層の樹脂よりも融点が高く、且つ熱成形性を有する樹脂であれば、特に限定はされず、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、各種ナイロンなどのポリアミド、4−メチルペンテン−1樹脂、ポリカーボネートなども使用することができる。
また、凸条52a 、52b の材料に関しては、特に限定はされないが、基材シート部51を単層とした場合は、これと同じ樹脂で形成することが製造が容易である点で好ましく、基材シート部51を2層または3層構成とした場合は、前記a層またはb層と同じ樹脂で形成することが好ましい。
前記のような注出補助部材は、長尺の巻き取り状に作製しておいて、袋の注出口部に貼着する際に、巻き取りから引き出しながら所定の長さに切断して貼着し、樋状に熱成形して溶着させることが好ましい。このような方法を採ることにより、注出補助部材の長さを、使用の都度、任意の長さに設定できると共に、袋の製袋とインラインで注出補助部材を袋の注出口部に貼着し、熱成形して溶着させることも容易になるので、注出口部付き袋を生産性よく製造できるようになる。
このような注出補助部材の製造方法は、特に限定はされないが、例えば、単層または多層の異形押し出し成形法により生産性よく製造することができる。
また、本発明において、注出補助部材を袋の注出口部に最初に貼着する方法は、ホットメルト接着剤などの接着剤を用いてスポット的に貼着することもできるが、その後、樋状に熱成形して溶着させることから、スポットシールなどの熱接着方式で貼着することが、製造コストも低く、生産性にも優れる点で一層好ましい。
図5の(イ)に示した成形金型20は、熱プレス成形に用いるもので、半円柱状の成形凸部を備えた雄型21と、半円柱状の成形凹部を備えた雌型22とで構成され、雄型21と雌型22の間に、袋の注出口部の積層フィルム1または1′の内面に注出補助部材50がスポットシールなどで貼着され、予め予備加熱された被成形物を導入し、雄型21と雌型22とで加熱加圧して、(ロ)の断面図に示すように、注出補助部材50の流れ方向に沿ってその中央部が半円筒形で外側に膨らむ樋状になるように熱成形すると共に、注出補助部材50とその外側の積層フィルム1または1′とを溶着させるものである。
尚、図では、注出補助部材50として、図2に示した注出補助部材50b のように基材シート部51の両側の端縁部に凸条52a 、52b が設けられた構成を示したが、図1〜図4に示した構成のほか、基材シート部51を3層の積層体で形成したもの(図示せず)など、いずれの構成の注出補助部材であってもよい。
また、雄型21と雌型22の熱プレス成形部の形状に関しても、図示したような半円柱状の成形凸部と凹部に限らず、成形部を外側に膨らむ樋状に形成できる形状であれば何でもよく、例えば、次の図6にも示すように、断面が台形、三角形、表面に波形の凹凸を設けた半円形などに成形できる形状とすることができる。
この場合も、注出補助部材50としては、図2に示した注出補助部材50b のように基材シート部51の両側の端縁部に凸条52a 、52b が設けられた構成を示したが、図1〜図4に示した構成のほか、基材シート部51を3層の積層体で形成したもの(図示せず)など、いずれの構成の注出補助部材であってもよい。
図7に示した注出口部付き袋100は、四方シール形式の袋を利用して作製したものであり、前後の壁面フィルム(積層フィルム)1、1′の両側の端縁部を側部シール部6a 、6b でヒートシールし、上部の中央部に狭い幅の注出口部10を、その外周を注出口部シール部7でヒートシールして形成し、その両側に切り欠き部9a 、9b を設けて上方に突出する形状に設けると共に、注出口部10の少なくとも片面(前面)の積層フィルム1の内面には、この場合、両側の端縁部に凸条が設けられたテープ状の注出補助部材50を、予め注出口部10の中心線Cに沿って、その先端側の開封位置よりも僅かに内側の位置から、注出口部の基部を示す線Bよりも15mm程度袋100の中心部に向かう位置までの長さに貼着し、その注出補助部材50を外側の積層フィルムと共に、外側に膨らむ樋状に熱成形して両者を溶着させておき、更に、注出口部10の先端側の前記開封位置には、易開封性手段として、ハーフカット線11とその両端にノッチ12a 、12b を設けて構成したものである。
尚、袋100の下部の端縁部は、下部シール部13でヒートシールされるが、この部分は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールするものである。
また、前記ハーフカット線11は、3本の平行なハーフカット線で示したが、特に限定はされず、1本、或いは、2本でもよく、また、開封時に引き裂きラインが中心のハーフカット線から外れた時の対策として、中心のハーフカット線の両側に各1本〜各3本など複数のハーフカット線を平行に、または中心のハーフカット線に収斂する形状に、或いは、複数の平行なハーフカット線とこれに斜めに交差する斜め方向のハーフカット線とを組み合わせた形状など、任意の形状に設けることができる。
このようなハーフカット線を設ける方法は、レーザー光照射による方法が、凹凸面に対しても安定した深さに設けられると共に、複数のハーフカット線を任意の形状に容易に設けられる点で好ましい。
図8に示した注出口部付き袋200は、スタンディングパウチ形式の袋を利用して作製したものであり、袋の底部を、前後の壁面フィルム(積層フィルム)1、1′の下部の間に底面フィルムを内側に折り返して底面フィルム折り返し部2まで挿入してなるガセット部4を有する形式で形成し、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍には、この場合、半円形の底面フィルム切り欠き部3a 、3b を設け、ガセット部4を、内側が両側から中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形の底部シール部5でヒートシールして形成し、袋の胴部は、前後の壁面フィルム(積層フィルム)1、1′の両側の端縁部を側部シール部6a 、6b でヒートシールして形成すると共に、袋200の上部の一方のコーナー部(図において左側のコーナー部)には、その外周を注出口部シール部7でヒートシールしてなる先細り形状で斜め外側上方を向く狭い幅の注出口部10が、その両側に切り欠き部9a 、9b を設けて突出する形状に設けられている。
また、注出口部10の少なくとも片面(前面)の積層フィルム1の内面には、この場合も、両側の端縁部に凸条が設けられたテープ状の注出補助部材50を、予め注出口部10の向きに沿って、その先端側の開封位置よりも僅かに内側の位置から、注出口部の基部よりも10〜15mm程度袋100の中心部に向かう位置までの長さに貼着し、その注出補助部材50を外側の積層フィルムと共に、外側に膨らむ樋状に熱成形して両者を溶着させておき、更に、注出口部10の先端側の前記開封位置には、易開封性手段として、ハーフカット線11とその上側の端部にノッチ12a を設けて構成したものである。
尚、袋200の上部のうち、注出口部10を設けていない部分は、上部シール部8でヒートシールするが、この部分は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールするものである。
また、前記ハーフカット線11に関しても、前記図7と同様に、3本の平行なハーフカット線で示したが、先に説明したように特に限定はされず、1本、或いは、2本のほか、中心のハーフカット線の両側に各1本〜各3本など複数のハーフカット線を平行に、または中心のハーフカット線に収斂する形状に、或いは、複数の平行なハーフカット線とこれに斜めに交差する斜め方向のハーフカット線とを組み合わせた形状など、任意の形状に設けることができる。
(イ)に示した注出口部10のA−A線断面図は、注出口部10の前後の積層フィルム1、1′のうち、前面側の積層フィルム1の内面のみに注出補助部材50をスポットシールなどで貼着した後、その注出補助部材50と外側の積層フィルム1とを、図5に示したような成形金型20を用いて、外側に膨らむ半円筒形の樋状に熱成形して両者を溶着させると共に、その内側の面にフラットな状態の背面側の積層フィルム1′を重ね合わせて、注出口部10の外周を注出口部シール部7でヒートシールした状態を示すものであり、注出口部10の内部は半円筒状に広がった形状となる。
上記(イ)、(ロ)に示した注出口部10の筒状の広がり形状は、注出補助部材50とその外側の積層フィルム1、1′とを樋状に熱成形する際の前記成形金型20の形状を変更することにより、前記図6の(イ)〜(ニ)に示したような形状に容易に変えることができる。
このような形状は、注出口部10の前後両面の積層フィルム1、1′の内面に注出補助部材50を貼着して樋状に熱成形する場合、前後を同一形状に熱成形して筒状体にできるほか、図6の(イ)〜(ニ)の異なる形状を組み合わせて筒状体を形成してもよい。
上記基材フィルム層や水蒸気その他のガスバリヤー層、遮光層、強度向上層、シーラント層などは、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成してもよい。
これらは単独で使用してもよく、また、複数を組み合わせて積層して使用することもできる。
これらのうち、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着層を設けたフィルムは、不透明であるため遮光層を兼ねることもできる。
前記強度向上層としては、前記基材フィルムのいずれかを適宜追加積層してもよく、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを防湿層を兼ねて積層することもできる。
前記基材フィルム層と、ガスバリヤー層、遮光層、強度向上層との積層には、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法で積層する方法、或いは、上記の樹脂を押し出しコートして積層する方法などを採ることができる。但し、内容物がシーラント層に浸透しやすいものの場合は、ドライラミネーション法で積層することが好ましい。
本発明の注出口部付き袋は、先にも説明したように、積層フィルム製の袋の一端に狭い幅の注出口部を設け、その注出口部の内面に前記注出補助部材を貼着すると共に、その注出補助部材と外側の積層フィルムとを、外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させたことを特徴とするものであり、袋自体の形式は特に限定はされず、例えば、三方シール形式、四方シール形式、ピロー形式などの平パウチ形式の袋のほか、スタンディングパウチ形式の袋など、いずれの形式の袋でもよい。
従って、基本的には採用した形式の袋の製袋機を利用して、これに注出口部を設けるためのヒートシール装置、注出口部の両側に切り欠き部やノッチを設けるための打ち抜き装置、注出口部に前記注出補助部材を所定の長さにカットしてスポット状などに貼着する注出補助部材取り付け装置、そして、取り付けられた注出補助部材とその外側の積層フィルムとを外側に膨らむ樋状に熱成形すると同時に両者を溶着させる熱プレス成形装置、更に、ハーフカット線を設けるためのレーザー光照射装置などを適宜追加付設することにより、その製袋機を使用して容易に製造することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
(1)壁面用積層フィルム1,1′の構成
(外側)二軸延伸ナイロンフィルム(以下、ONフィルムと記載する)(厚み15μm)/接着剤/アルミニウム蒸着(蒸着厚み400Å)二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、アルミ蒸着PETフィルムと記載する)(厚み12μm)/接着剤/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(以下、L・LDPEフィルムと記載する)(厚み120μm)
(2)底面用積層フィルムの構成
(外側)ONフィルム(厚み15μm)/接着剤/アルミ蒸着PETフィルム(厚み12μm)/接着剤/L・LDPEフィルム(厚み90μm)
上記各フィルムの貼り合わせは、いずれもドライラミネーション法で行ったものであり、各フィルムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用したものである。
注出補助部材50は、図4に示した構成で全幅が11mm、長さは30mmとし、基材シート部51は2層構成で、凸条52a 、52b を設けた側のa層は中密度ポリエチレン層(厚み120μm)とし、反対側のb層(注出口部に貼着される側の層)は低密度ポリエチレン層(厚み120μm)として総厚みが240μmとなるように形成した。又、両側の端縁部に設けた凸条52a 、52b は、いずれも基材シート部51を含む高さが1.6mmで、幅が1.5mmになるように形成した。
上記注出補助部材は、異形共押し出し成形法で作製したものである。
(4)注出口部付き袋200の寸法、およびその注出口部10への注出補助部材50の取り付け方法
袋の寸法は、全幅が135mmで、全長が225mm、底部のガセット部4の折り込み長さは37mmとした。
注出口部10は、図示した形状で、注出口部シール部7に示した形状の最大部の幅が40mmで、最大部の長さが55mmとなる大きさに設けた。細部については、ハーフカット線11を設けた位置の全幅が24mmで、注出口部10の先細り角度は、略36°とした。
また、注出補助部材50の注出口部10への貼着は、注出口部10の両面の積層フィルム1、1′の内面に、それぞれスポットシールにより行い、その後、注出補助部材50とその外側の積層フィルム1、1′とを、図5に示したような成形金型20を用いて、外側に膨らむ半円筒形の樋状に熱プレス成形して溶着させた。
尚、上記熱プレス成形は、注出補助部材50の長さ方向の全体を熱プレス成形してもよいが、ここでは注出補助部材の30mmの長さのうち、注出口部の先端側に2mmと袋の内部側に8mmの長さを残し、中間部の20mmの長さのみを半円筒形の樋状に熱プレス成形した。
また、ハーフカット線11は、中心のハーフカット線の両側に各3本の平行なハーフカット線をそれぞれ0.7mm間隔で設け、更に、この平行なハーフカット線と斜めに交差する斜め方向のハーフカット線2本をX字状に設けた形状に形成した。
注出口部付き袋200を以上のように作製して実施例1の注出口部付き袋とした。
以上のように作製した実施例1、2、3、4の注出口部付き袋の注出適性を評価するため、それぞれの注出口部付き袋に、未シールの上部シール部8から内容物として液体洗剤を約400ml充填した後、上部シール部8をヒートシールして袋を密封した。
上記のように作製した実施例1、2、3、4の注出口部付き袋による包装体は、いずれも安定した自立性を有し、外観もよく取り扱い性にも優れていた。
また、各包装体に充填された液体洗剤の注出適性試験を行うため、各包装体の注出口部10の先端部を摘んでノッチ12a を始点としてハーフカット線11に沿って引き裂いたところ、いずれもハーフカット線11に沿ってきれいに引き裂いて注出口部10を開封することができた。
そして、注出口部10の開封と同時に、いずれの包装体も開口部の形状が若干異なるものの、自動的に注出口部10が筒状に保形性よく開口した。
2 底面フィルム折り返し部
3a 、3b 底面フィルム切り欠き部
4 ガセット部
5 底部シール部
6a 、6b 側部シール部
7 注出口部シール部
8 上部シール部
9a 、9b 切り欠き部
10 注出口部
11 ハーフカット線
12a 、12b ノッチ
13 下部シール部
20 成形金型
21 雄型
22 雌型
50、50a 、50b 、50c 、50d 注出補助部材
51 基材シート部
52a 、52b 凸条
B 注出口部の基部を示す線
C 注出口部の中心線
100、200 注出口部付き袋
Claims (5)
- 積層フィルム製の袋の一端に狭い幅の注出口部が設けられた注出口部付き袋において、該注出口部の両面の積層フィルムのうち、少なくとも片面の積層フィルムの内面に、少なくとも片側の端縁部に凸条が設けられたテープ状の注出補助部材が貼着されると共に、少なくとも該注出口部の領域において、該注出補助部材とその外側の積層フィルムとが、外側に膨らむ樋状に熱成形されて溶着されていることを特徴とする注出口部付き袋。
- 前記注出補助部材が、2層以上の積層体で形成され、袋の注出口部に貼着される側の層が熱接着性樹脂で形成され、その反対側の層が該熱接着性樹脂よりも融点の高い樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の注出口部付き袋。
- 前記注出補助部材が着色されていることを特徴とする請求項1または2に記載の注出口部付き袋。
- 前記注出口部の開封位置に易開封性手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の注出口部付き袋。
- 前記袋が、スタンディングパウチ形式の袋で、前記注出口部が該袋の上部の一方のコーナー部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の注出口部付き袋。
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