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JP2006527136A - 閉塞部材のためのシーリング・ストリップ - Google Patents

閉塞部材のためのシーリング・ストリップ Download PDF

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JP2006527136A
JP2006527136A JP2006516520A JP2006516520A JP2006527136A JP 2006527136 A JP2006527136 A JP 2006527136A JP 2006516520 A JP2006516520 A JP 2006516520A JP 2006516520 A JP2006516520 A JP 2006516520A JP 2006527136 A JP2006527136 A JP 2006527136A
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seal
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シュテンツェル,マンフレート
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クエンカ,ホセ
シュラム,クリスティアン
フライ,マンフレート
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Brose Fahrzeugteile SE and Co KG
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Abstract

自動車のドアは、外側部材1と内側部材3とで構成され、それら2つの部材は固定用のネジ21及び係止部材23によって互いに結合される。シーリング・ストリップ7は、粘着テープ17によってドアの内側部材3の端縁部15に取付けられる。固定用のネジ21を挿通する際には、シールの管状部9を押圧して変形させ、開口31の位置を開口22の位置に揃えた状態として、ネジ21を開口22に挿通する。ネジ21を開口22に挿通したならば、シール7の管状部9から指を離せば、管状部9はみずからの弾性によって元の形状に復帰する。固定用のネジ21は、シール7を取付けるための補助的手段としても機能するものであるが、ドアの内側部材3を外側部材1に固定結合するものである。シール7の管状部9から一体に延出している隠蔽リップ部25は、ドアの外側部材1と内側部材3との結合部を覆い隠してドアの外観性を向上させると共に、ドアの外側部材1と内側部材3との間の空間へ水分や塵埃が侵入することを軽減ないし防止する。

Description

本発明は、閉塞部材とその閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止するために用いられる、閉塞部材のためのシーリング・ストリップに関するものであり、ここでいう閉塞部材とは、例えば車両のドアなどであり、また、閉塞部材により閉塞される開口部の枠部とは、例えば車両のボディシェルに形成されたドア枠部などである。本発明は更に、そのようなシーリング・ストリップを備えた閉塞部材に関するものでもある。
本発明の第1の局面によれば、第1部材と第2部材とを含んで構成される閉塞部材のためのシーリング・ストリップが提供され、該シーリング・ストリップは、前記閉塞部材に取付けられて、前記閉塞部材と、前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止するように、且つ、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材との結合領域を覆い隠すように形成されていることを特徴とするシーリング・ストリップである。
本発明の第2の局面によれば、第1部材と第2部材とを含んで構成され、前記第1部材と前記第2部材とを互いに結合するための結合手段を備えた閉塞部材が提供され、該閉塞部材は、シーリング・ストリップを備えており、該シーリング・ストリップは、前記閉塞部材に取付けられて、前記閉塞部材と、前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止するように、且つ、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材との結合領域を覆い隠すように形成されていることを特徴とする閉塞部材である。
本発明の第3の局面によれば、第1部材と第2部材とを含んで構成される閉塞部材にシーリング・ストリップを取付ける方法が提供され、この方法は、
(1)前記第1部材と前記第2部材とを結合するステップと、
(2)前記シーリング・ストリップを前記閉塞部材に取付けて、前記閉塞部材と、前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止すると共に、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材との結合領域を覆い隠すステップと、
を含んでおり、
前記ステップ(1)と前記ステップ(2)とを任意の順序で実行することを特徴とする方法である。
本発明をよりよく理解できるように、以下に添付図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施の形態にかかるシーリング・ストリップと、シーリング・ストリップを備えた閉塞部材とについて説明して行く。
尚、図面においては基本的に、同一ないし対応する構成要素には、同一の参照符号を付すようにした。
図1は、自動車のドアの第1部材である外側部材1と、そのドアの第2部材である内側部材3とを示した斜視図である。ドアの外側部材1は、自動車を車外から見たときのドアの表面を構成する部材である。ドアの内側部材3は、金属製の枠体として構成された部材であることもあれば、プラスチック成形品として構成された部材であることもあり、この内側部材3には、昇降可能なウィンドウガラス5、並びにその他の部品が組付けられ、ここでいうその他の部品とは、例えば、ウィンドウガラス5を昇降させるためのスイッチ、モータ、及び制御回路や、ドアをロックするためのアセンブリ、音響スピーカ、等々である。内側部材3をこのように構成することによって得られる利点は、例えば、自動車のメイン生産ラインとは別の場所でドアの内側部材3を製作し、それをメイン生産ラインにおいてドアの外側部材1に組付けるようにすれば、メイン生産ラインにおける作業を簡明で短時間で完了させることのできる作業とし得るため、内側部材3、ウィンドウガラス5、及びその他の関連構成部品を、自動車のメイン生産ライン上で個々に組付けて行く従来のドア組立方法と比べて、大幅に作業時間を短縮できることにある。
ドアの外側部材1は、単一の部品で構成されるとは限らず、複数の部品で構成されることもあり、この外側部材1の構造については、以下に説明する実施の形態を参照することにより明らかとなる。
図2及び図3に示したのは、第1の実施の形態にかかるシール7であり、このシール7は、ドアのうちの、そのドアの外側部材1と内側部材3とが互いに結合される結合領域に装着されるものである。また、このシール7は、ドアと、自動車のボディに形成されたドア枠部29(図3に一点鎖線で示した)との間を封止するものである。例えば、このシール7は、ドアの周縁部を全天候型封止状態として、自動車の車内に水分が侵入するのを防止する機能を果たすと共に、自動車の走行中に車内に侵入する風切音などの騒音を低下させる機能も果たすものである。
また、このシール7は、自動車の車内を水分及び騒音から遮断することに加えて、ドアの外側部材1と内側部材3との継ぎ目を覆い隠す機能も果たすものである。
シール7は管状部9を備えており、この管状部9は中空の内部空間11(図3に最もよく示されている)を画成している。シール7を形成する材料としては、可撓性を有する適宜の材料を用いればよく、例えば、ゴム系材料や、ある種のプラスチック材料、それに熱可塑性エラストマー材料などをはじめとする、当業者には周知の様々な材料を使用することができる。シール7は基部13を備えている。基部13は、略々平板形状であり、ドアの内側部材3の略々平坦な端縁部15の表面に沿わせることができるように形成されている。この実施の形態では、シール7の基部13と、ドアの内側部材3の端縁部15との間に、両面粘着テープ17が介装されている。この両面粘着テープ17によって、基部13が端縁部15に固定されている。
ドアの内側部材3の端縁部15は、ドアの外側部材1の略々平坦な部分19の上に重ねられている。ドアには、その周縁部に沿って、間隔をおいて複数の開口22が形成されており、それら開口22は、基部13と、両面粘着テープ17と、端縁部15と、平坦部分19とを貫通して延在しており(ただし、基部13を備えたシール7と、両面粘着テープ17とは、ドアの周縁部の略々全長に亘って設けられていることもあれば、周縁部の一部のみに設けられていることもある)、それら開口22に各々ネジ21が挿通されている。ネジ21は、このネジ21の雄ネジ部に対応した雌ネジ部が形成されている円錐台形状の係止部材23に螺着されている。係止部材23は、延出円筒部20を有しており、この延出円筒部20は、端縁部15へ向かって延出している。
シール7は、隠蔽リップ部25を備えており、この隠蔽リップ部25は、基部13から(図面で見て)右方へ延出して、当接点27において、自動車のドアの外側部材1に当接している。隠蔽リップ部25は、みずからの弾性によって、当接点27に当接した状態を維持する。隠蔽リップ部25は、ドアの外側部材1と内側部材3とが互いに結合されている結合部を、自動車のユーザの眼に触れないように覆い隠し、それによって、ドア全体の外観を、「よりすっきりとした」、見栄えのよいものにする。隠蔽リップ部25は、更にその他の利点ももたらすものであり、その栄転とは、塵埃及び水分がドアの外側部材1と内側部材3との間の空間に侵入するのを軽減ないし防止できるということである。尚、ネジ21は、シール7の管状部9によって覆い隠されている。
自動車のドアが閉じられると、自動車のボディフレームに形成されたドア枠部29(図3に一点鎖線で示した)によって、シール7の管状部9が圧縮され、それによってドアとドア枠部29との間が効果的に封止される。図3には、ドアが閉じられたときの管状部9の変形状態を、一点差線で示した。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるネジ21の装着の仕方を示した図である。シール7の管状部9には、基部13の近傍に孔31が形成されており、この孔31の形成位置は、図2に示したように、組付作業員が指でシール7の管状部9をドアの内側部材3から離れる方向に引っ張ったときに、基部13、両面粘着テープ17、端縁部15、及び平坦部分19を貫通して延在している開口22に対して、この孔31の位置が揃うような形成位置としてある。このようにして孔31の位置と開口22の位置とを揃えたならば、組付作業員は、ネジ21を開口22に挿通して、このネジ21の雄ネジ部を係止部材23の対応した雌ネジ部に螺合させればよい。係止部材23は、開口22に位置を揃えて粘着剤で貼着しておくと好都合であるが、ただし、組付作業員が、係止部材23をそのような位置にあてつけておいて、ネジ21を螺着するようにしてもよい。
図2及び図3から明らかなように、ドアの外側部材1は、車外から見たドアの表面を画成する略々平板形状の部材1Aを含んでいる。この部材1Aは略々平板形状であるが、ただし、自動車の空力特性やスタイリング特性を所望のものとすることを目的として、この部材1Aに所望の形状を付与する場合もある。ドアの外側部材1のこの部材1Aは、この部材1Aと結合する部材1Bと当接する部分で折り返されており、そして、番号34で示した箇所で、部材1Aが部材1Bを挟持しており、これによって部材1Aと部材1Bとが互いに固定結合されている。部材1Aと部材1Bとは、部材1Aが折返し部で部材1Bを挟持することに加えて、或いは、折返し部で挟持する替わりに、互いに溶接するようにしてもよく(例えばスポット溶接など)、或いは、強力な粘着剤またはシーラントで互いに固定するようにしてもよい。
以上のシール7の構成によれば、ドアの外側部材1と内側部材3とを互いに固定結合する作業を容易に行うことができ、その作業を行う際に、組付作業員は、シール7の管状部9の開口22近くの部分を指33で押しつぶすように変形させるという、簡単な手順を実行すればよく、それによって、孔31を通して開口22にネジ21を挿通することが可能になる。続いて、ネジ21の雄ネジ部と係止部材23の雌ネジ部とを螺合させ、ネジ21によってドアの外側部材1と内側部材3とを互いに固定結合したならば、組付作業員は、シール7の管状部9から指33を離せばよく、それだけで、管状部9はみずからの弾性によって元の形状に復帰して図3に示した状態になる。管状部9は、この状態にあるとき、位置35でドアの内側部材3に当接しており、この状態でドアが閉じられると、管状部9はドア枠部29に押付けられる。また、管状部9と内側部材3とが、位置35で互いに当接することにより、孔31が覆い隠される。そのため、孔31を通って管状部9の内部空間11へ水分や塵埃が侵入することが、防止ないし軽減される。管状部9が、図3に示した封止可能状態に復帰するのは、みずからの弾性によるものである。
ネジ21は、ドアの外側部材1と内側部材3とを互いに固定結合するばかりでなく、更に、シール7をドアに固定するための補助的な力を提供することで、両面粘着テープ17の粘着力によるシール7の固定状態を補強する機能も果たす。そのため、両面粘着テープ17を使用しないようにすることが望まれる場合、ないしは使用しないようにすることが適切である場合には、両面粘着テープ17を使用せずに済ませることも可能である。
図3aに示したのは、本発明の第1の実施の形態の変更例にかかる実施の形態であり、この実施の形態では、外観性向上リップ部37が一体に形成されており、この外観性向上リップ部37は、シール7の管状部9から(図3aで見て)左方へ延出している。外観性向上リップ部37は、内装板39(一点鎖線で図示した)に当接するように形成されている。内装板39が存在しているとき、外観性向上リップ部37は、図3aに一点差線で示したように、その内装板39に重なっている。外観性向上リップ部37は、みずからの弾性によって、内装板39に押付けられた状態を維持する。内装板39は、例えば、自動車のドアの内側の表面に一般的な方式で組付けられるパネルなどであって、ドアの内側の外観を所望のものとして、外観性を向上させるものであり、また、例えばシートの表面材などの、自動車の内装材と調和するようにしたものである。
図3bに示したのは、本発明の第1の実施の形態の別の変更例にかかる実施の形態であり、この実施の形態では管状部9に、孔31に替えて、細長いスリット即ち切れ目31aが形成されている。スリット即ち切れ目31aは、通常の状態にあるときには、互いに対向している端縁どうしが当接することによって閉じている。組付作業員が、ネジ21を挿入するために、管状部9を指で押して変形させると、この管状部9の弾性材料に力が加わるためにスリット即ち切れ目31aが開き、その開いたスリット即ち切れ目31aを通してネジ21を挿通することができる。従って、スリット即ち切れ目31aを形成した場合でも、力を加えられたスリット即ち切れ目31aが開くことから、管状部9を変形させたときのその管状部9の状態は、図2に示したものと略々同様の状態となる。管状部9を押していた指を離せば、管状部9の材料の弾性のために、管状部9は図3bに示した状態に復帰して、スリット即ち切れ目31aは閉じることになる。
管状部9を、孔31に替えて、スリット即ち切れ目31aを形成したものとすることによって得られる利点は、それによって管状部9の強度が向上すると共に、中空空間11に塵埃が侵入してシール7を傷めてしまうおそれが低下することにある。
第1の実施の形態にかかるシール7を形成する材料は、硬さの異なる2種類の材料とするとよく、その場合に、基部13を形成する材料は、管状部9を形成する材料や、隠蔽リップ部25を形成する材料より硬さの大きな材料とすることが好ましく、また、外観性向上リップ部37を備える場合には、その外観性向上リップ部37の材料よりも硬さの大きな材料とすることが好ましい。
図4に示したのは、本発明の第2の実施の形態であり、この実施の形態では、隠蔽リップ部25に替えて、隠蔽機能を提供するための第2の管状部41が形成されており、この管状部41も中空空間43を画成している。
この実施の形態では、シール7の基部13は、管状部41の周囲の1箇所でシール7に連結している(この実施の形態では、基部13はシール7のその他の部分と一体に形成されているが、ただし、このことは本質的なことではない)。基部13が1箇所だけでシール7に連結しているため、シール7は、このシール7がドアの内側部材3の端縁部15に結合されている結合部を揺動中心として、矢印45で示したように揺動することが可能となっている。シール7が揺動するのは、例えば、組付作業員がシール7の適当な部分に指をかけて、矢印45で示した方向にシール7を引っ張ったときなどである。これによってシール7は、揺動すると共に、押しつぶされるように変形する。シール7が揺動中心の周りに揺動したならば、その結果として、両面粘着テープ17、内側部材3、外側部材1、及び係止部材23を貫通して延在している開口22が露出するため、ネジ21をその開口22に挿通することができる。そして、ネジ21の雄ネジ部と、係止部材23の対応する雌ネジ部とを螺合させることによって、ドアの内側部材3を外側部材1に固定結合することができる。この実施の形態では、ネジ21の頭部が、内側部材3の端縁部15の表面に当接するようにしてもよく、或いはまた、ネジ21の頭部が、両面粘着テープ17の表面の開口22の口縁に沿った部分に当接して、両面粘着テープ17の当該部分を挟圧するようにしてもよい。この実施の形態では、シール7は両面粘着テープ17によって固定されており、ネジ21を併用して固定するということは行われていない。図4aに示したように、シール7の基部13には、ネジ21を挿通する開口22の形成位置に対応した箇所に夫々に切欠部47が形成されており、それら開口22は、ドアの周縁部に沿った適当な複数の箇所に、ドアの内側部材3や外側部材1などを貫通して延在するようにして形成されている。切欠部47の形状は、シール7の長手方向に長さを有する形状とするとよく、そうすれば、余裕を持って切欠部47の位置をネジ21の位置に合わせることができる。
図5に示したのは、第3の実施の形態である。この実施の形態では、シール7が、ベース部13から更に延出してドアの内側部材3の表面形状に沿って延在するた延出部47を備えており、この延出部47には、突条部49が形成されている。また、シール7の管状部9から係合リップ部51が延出しており、この係合止リップ部51が延出部47の突条部49に当接している。突条部49及び係合リップ部51は、管状部9のその他の部分よりも剛性の大きな材料で形成されており、通常時即ち使用時には、それら突条部49と係合リップ部51とが協働して、シール7の管状部9を図5に示した状態に維持するようにしてある。
ただし、図5aに示したように、管状部9の矢印53で示した部分を押圧すれば、管状部9(係合リップ部51を含む)及び基部13(延出部47を含む)が弾性を有しているため、突条部49と係合リップ部51との間の係合が外れ、それによって、ドアの外側部材1や内側部材3などを貫通して延在している開口22にネジ21を挿通することができるようになる。管状部9の矢印53で示した部分が押圧されるのは、例えば、組付作業員が、その部分に指をかけて押圧したときである。突条部49と係合リップ部51との係合が外れたならば、管状部9が、枢着部55を中心として矢印45で示した方向に揺動することにより、基部13に対して相対的に揺動する。そして、管状部9が矢印45で示した方向に揺動することによって、覆い隠されていた開口22が姿を現し、即ち、開口22へのアクセスが可能になるため、ネジ21を開口22に挿通して、ドアの外側部材1と内側部材3とを互いに結合することができる。
ネジ21を挿通して螺着したならば、管状部9を矢印45で示した方向と逆方向に揺動させれば、突条部49と係合リップ部51とが再び係合し、それによって、シール7の管状部9が、図5に示した状態に復帰し、それによって、管状部9がドア枠部29を効果的に封止できるようになる。尚、図5に示した状態にあるとき、ネジ21の頭部は覆い隠されている。
シール7の管状部9(係合リップ部51を含む)は、図中にその他の部分とは異なるハッチング模様で示した比較的大きな剛性を有する部分57を一体に形成したものとしてもよい。更に、この管状部9は、基部13(突条部49を含む)と一体に形成するようにしてもよく、或いはまた、基部13とは別々に形成した上で、両者を接合するようにしてもよい。基部13を形成する材料は、管状部9の本体部よりも大きな剛性を有する材料としてもよく、また、管状部9の上述した部分57と同程度の大きさの剛性を有する材料としてもよい。
図6に示したのは、以上に説明した実施の形態の変更例にかかる実施の形態である。この実施の形態は、突条部49及び係合リップ部51を備えておらず、その替わりに、基部13から突出した略々T字形(即ち、マッシュルーム形)の突起部59と、上述した部分57から突出した弾性リップ部61とが協働することにより、管状部9を、図6に示したような解除可能な固定状態にし得るようにしている。弾性リップ部61は、突起部59が押付けられたときに変形することによって、その突起部59と協働し得る位置に形成されている。突起部59が押付けられて変形した弾性リップ部61は、みずからの弾性によって、元の形状に復帰し、それによって、管状部9は図6に示した状態で固定される。弾性リップ部61を形成する材料は、突起部59の材料や、管状部9の上述した部分57の材料よりも軟らかい材料とするのがよく、例えば、管状部9の本体部と同程度の柔らかさを有する材料としてもよい。
突起部59は、シール7を製作する際に、押出成形法によってシール7と一体に形成するようにしてもよい。
突起部59は、上方から見た形状が円形や楕円形であるようにしてもよく、その場合には、弾性リップ部61の形状を、例えば環状とすればよい。突起部59及びそれに対応した環状の弾性リップ部61は、ドアの周縁に沿って適当な間隔をおいて設けるようにしてもよく、その場合には、その間隔を、シール7の管状部9を図6に示した状態に維持できるように、広すぎない間隔にする。突起部59及びそれに対応した弾性リップ部61から成る1つの組と、それに隣接する別の1つの組との間には、ネジ21が1本だけ存在するようにしてもよく、或いはまた、2本以上のネジ21が存在するようにしてもよく、このネジ21の本数は、ドアの外側部材1と内側部材3とを互いに適切に固定結合することのできる本数とすればよい。また、ネジ21を収容する切欠部をシール7に形成するようにしてもよい。
図5及び図5aに示した実施の形態と同様に、図6の実施の形態においても、管状部9を基部13に対して相対的に揺動させることができる。それには、管状部9の番号53で示した部分を押圧すればよく、そうすれば、弾性リップ部61が弾性変形するため、この弾性リップ部61と突起部59との係合が外れて、管状部9が枢着部55を中心として揺動可能な状態になる。そして、管状部9が揺動することによって開口22が露出し、即ち開口22がアクセス可能な状態になるため、その開口にネジ21を挿脱することが可能となる。
隠蔽リップ部25は、シール7のその他の部分と一体に形成するようにしてもよく、また、この隠蔽リップ部25を形成する材料は、管状部9の本体部と同程度の柔らかさを有する材料としてもよい。
図7に示したのは、第4の実施の形態であり、この実施の形態の基本的な構成は、図2及び図3に示した実施の形態と同様の構成である。ただし、隠蔽リップ部25に替えて、図4に示した隠蔽のための管状部と同様の隠蔽管状部41を備えている。管状部9には、孔31が形成されている。この孔31は、組付作業員が、管状部9を適宜変形させることにより、固定用のネジ21(不図示)を開口22に挿通できるようにするためのものである。シール7の基部13は、比較的大きな硬さを有する材料で形成されており、それによって、このシール7を、両面粘着テープ17を用いてドアの内側部材3の端縁部15に効果的に固定することが可能となっている。この実施の形態では、図2及び図3の実施の形態と比べて、管状部9を、ドアの内側部材3の表面形状により緊密に沿わせることが可能となり、また、管状部9を、より広い領域部分35においてドアの内側部材3に当接させることが可能となっている。これらが可能であることから、ドアと、ドア枠部29(図に一点差線で示した)との相対位置を、ドアの内側部材3の上述した部分35に対向しているシール7の部分が、上述した部分35に押付けられるような相対位置としたときの封止性能が、一段と向上している。
図8に示したのは、本発明の第5の実施の形態であり、この実施の形態では、ドアの周縁部に適当な間隔をおいて設けられた複数の開口22に挿通される複数のネジ(不図示)によって、ドアの外側部材1と内側部材3とが互いに固定結合される。この図8の実施の形態では、シール7は、基部13を備えることに替えて、U字形溝部61を備えている。U字形溝部61は、管状部41から互いに略々平行に延出して互いに対向するように形成された一対の壁部63及び63’により構成されている。壁部63には、複数の切欠部が形成されている。それら切欠部は、装着されるネジを収容する位置に形成されており、従って、ドアの周縁部に沿って間隔をおいて位置するように形成されており、それら切欠部が形成されているため、壁部63を、互いに隣接する2本のネジ21の間に差し込むことができ、また、壁部63を、ドアの内側部材3の端縁部15と、ドアの外側部分1の平坦部分19との間に挟持することができるようになっている。U字形溝部61の他方の壁部63’は、対向する周縁部15の表面の上方を延在しており、形成されている複数の把持リップ部65によって、シール7を固定する機能を果たしている。尚、複数の把持リップ部65は、壁部63及び63’の両方から延出させるように形成してもよい。隠蔽管状部41は、位置67においてドアの外側部材1に当接しており、また、下側の壁部63は、位置69においてドアの外側部材1に当接している。これらが当接していることにより、ドアの外側部材1と内側部材3との間の空間に水分や塵埃が侵入することが、防止ないし軽減されている。
図8の実施の形態では、先に、複数のネジによって、ドアの外側部材1と内側部材3とを互いに固定結合し、その後に、シール7のU字形溝部61を、ドアの内側部材3の端縁部15を包持するようにして押し込むことによって、シール7を取付けることができる。
図9に示したのは、以上の実施の形態の変更例にかかる実施の形態であり、この実施の形態でも、U字形溝部61が形成されている。ただし、この実施の形態のU字形溝部61は、その第1壁部71及び第2壁部71’が、図8に示したU字形溝部61の一対の壁部63及び63’より短く形成されている。第1壁部71は第2壁部71’より長く、開口22の口縁の近くまで延在している。シール7のこのU字形溝部61の部分には、シール7の材料中に略々U字形の担持部材73(この担持部材73は、金属材料またはその他の大きな剛性を有する適当な材料で形成される)を埋設するとよく、この担持部材73は、U字形溝部61の部分を補強すると共に、シール7のU字形溝部61をドアの内側部分3の端縁部15に挟圧して固定するための把持力を提供するものである。
シール7は、U字形溝部61による挟圧固定作用だけでもドアに固定することが可能であるが、このU字形溝部61の溝内に、及び/または、壁部71と、ドアの外側部材1のこの壁部71が当接している部分との間に、粘着剤を塗布して、シール7の固定力を補うようにしてもよい。
以上のようにしてシール7をドアの内側部材3に取付けたならば、続いて、図示したように管状部9を押圧して、ネジ21(不図示)を開口22に挿通し、そのネジによってドアの外側部材1と内側部材3とを互いに固定結合する。管状部9に押圧力を作用させるのを止めたならば、管状部9は、図8に示した実施の形態の状態と略々同様の状態となり、ドア枠部に当接して効果的な封止機能を提供できるようになる。
図10に示したのは、更に別の実施の形態であり、この実施の形態では、シールの形状が以上に説明したものとは異なっている。第1の管状部75は、略々三角形の形状(断面形状)に形成されている。第1の管状部75から、第2の管状部77が膨出しており、この第2の管状部77は、略々半円形の形状(断面形状)に形成されている。これら2つの管状部75及び77は、夫々、中空空間79及び81を画成している。略々三角形の管状部75は、下方へ彎曲した部分を備えており、この部分によって隠蔽リップ部25が形成されている。略々三角形の管状部75の基部83を形成する材料は、この管状部75のその他の部分を形成する材料よりも、また、半円形の管状部77を形成する材料よりも、大きな剛性を有する材料とされている。基部83は、ドアの内側部材3の壁部に当接しており、この壁部は、固定用のネジ21(不図示)を挿通する端縁部15に対して略々垂直に延在している壁部である。また、基部83は、突起部85を備えており、この突起部85は、図6に示した突起部59と同様の形状に形成されている。突起部85は、ドアの内側部材3に形成されている開口87と協働するように形成されており、この突起部85を開口87に押付けることによって、この突起部85を弾性変形させて開口87に押し込むことができる。また、押し込まれた突起部85は、みずからの弾性によって元の形状に復帰し、それによって、基部83がドアの内側部材3に固定され、もって、シール7が固定されるようになっている。
ネジ21を開口22に挿通する際には、シール7を、矢印89で示した方向に持ち上げるようにすればよく、それによって開口22を露出させることができる。
別法として、管状部75に形成したスリット90を通して、ネジ21を開口22に挿通するようにしてもよく、その際には、スリット90を、図3bのスリット31aを開くときと同様にして、開くようにすればよい。
ドアが閉じられると、半円形の管状部77が、ドア枠部(不図示)に押付けられ、それによって、水分及び騒音が車内に侵入するのを有効に防止することのできる封止機能が得られる。
突起部85及びそれに対応した開口87(図10aに示した)は、複数の突起部85及び開口87を、一定の間隔をおいて列設するとよく、その際の間隔は、シール7を確実に固定することができる間隔とする。無論、突起部85及び開口87の替わりに、互いに協働するクリップ部などのような、適当な形状の止着手段を用いるようにしてもよい。
このシール7を製作する際には、第1の管状部75、第2の管状部77、基部83、隠蔽リップ部25、それに、複数の突起部85を一体に形成した、単一の部品として製作すると便利である。また、その場合に、複数の突起部85を形成する方法として、先ず、シール7の全長に亘って連続的に延在する突条を形成し、続いて、その連続的に延在する突条の複数の所定部分を切除することによって、以上に説明したように適宜の間隔で列設された複数の突起部85を形成するという方法を用いることも可能である。
図11に示したのは、本発明の第7の実施の形態である。この実施の形態も、第1の管状部75及び第2の管状部77を備えている(ただし、それら管状部の形状は、図10の実施の形態における2つの管状部の形状とは異なっている)。この実施の形態では、U字形溝部61は、比較的剛性の大きな材料で一体に形成され、管状部75及び隠蔽リップ部25から延出する形状とされている。このU字形溝部61の、互いに対向する一対の壁部63及び63’には、その各々に複数の把持リップ部65が一体に形成されており、それら把持リップ部65によって、このシール7を、端縁部15の延出フランジ部89に固定している。ドアの内側部材3の端縁部15の延出フランジ部89は、上方へ、即ち、ドアの外側部材1から離れる方向へ屈曲しており、これによって、ドアの外側部材1と内側部材3との間に大きな間隔が確保されている。このように大きな間隔が確保されていることから、U字形溝部61の幅寸法が大きく取れ、それによって、壁部63及び63’の両方から把持リップ部65を延出させることが可能となっている。
図11の実施の形態では、固定用のネジを螺着する際には、シール7を、矢印45で示した方向に押圧すればよい。また、別法として、固定用のネジを螺着した後にシール7を取付けるようにすることも可能である。
図9の実施の形態と同様に、この実施の形態でも、U字形溝部61の材料中に、補強用の担持部材73を埋設するようにしてもよく、そうすることによって、シール7をドアの内側部材3により確実に固定することができるようになる。
図12に示したのは、第8の実施の形態であり、この実施の形態にかかるシール7は、図10に示した実施の形態における基部と同様の基部83を備えており、また、この基部83から突起部85が延出して開口87に嵌合していることも、図10の実施の形態と同様である。第1の管状部75は、図10の実施の形態において説明した第1の管状部と比べれば、より小さなものとなっている。この第1の管状部75から雄形部材91が延出しており、更にこの雄形部材91から複数の突条部93が延出している。雄形部材91は、ドアの外側部材1と内側部材3とを固定用のネジ21によって互いに固定結合した後に、それら両部材の間に押し込むようにする。これによって、シール7は、複数の突条部93と複数の突起部85とによって、その取付位置に保持されるようになる。雄形部材91には、大きな剛性を有する平板形状の担持部材95を埋設して、適当な剛性を備えたものとするのがよく、それによって、シール7をより確実に固定することができるようになる。雄形部材91は、シール7の長手方向に連続して延在する突条として形成してもよく、或いはまた、適当な間隔をおいて複数の雄形部材91を列設するようにしてもよい。
図12aに示したのは、以上の実施の形態の変更例にかかる実施の形態であり、この実施の形態において、第1の管状部75は、図10の実施の形態における第1の管状部と同じ形状に形成されている。ただし、図12aの実施の形態では、第1の管状部75を構成している上下の壁部に、固定用のネジ21(不図示)の軸心97に沿った切れ目が入れられており、それによって、それら壁部の各々にスリット99が形成されている。固定用のネジ21を装着する際には、シール7を矢印101の方向に引っ張るようにし、そうすれば、突起部85によって基部13が固定されていることから、スリット99が開いて開口が形成されるため、その開口を通して固定用のネジ21を装着することができる。固定用のネジ21を螺着した後に、シール7を離せば、このシール7の材料の弾性によって、スリット99は再び閉じた状態になる。
図13に示したのは、図12の実施の形態の別の変更例にかかる実施の形態であり、この実施の形態は、ただ1つの管状部75しか備えていない。雄形部材95は、図12の実施の形態における雄形部材95より長く、互いに隣り合った2本の固定用のネジ21の間を延在するようにしてあり、この雄形部材95が、ドアの外側部材1と内側部材3との間に挟持されることによって、シール7が固定されるようにしたものである。
図14に示したのは、図11の実施の形態の変更例にかかる実施の形態である。この図14の実施の形態では、延出フランジ部89を更に延出させ、そして上側へ折り返すことによって、U字形溝部103を形成している。また、このシール7のただ1つしか備えられていない管状部75からは、U字形溝部103に対応したるU字形溝部61が延出しており、このU字形溝部61が、延出フランジ部89を挟持することによって、シール7が固定されるようにしてある。尚、U字形溝部61の材料中にL字形の担持部材105を埋設して、挟持力を増強するようにするとよい。
図15及び図16に示したのは、更に別の実施の形態であり、この実施の形態は、シール7をドアの内側部材3に取付ける前に、予めシール7に固定用のネジ21を装着しておくようにしたものである。シール7は第1の管状部75を備えており、この第1の管状部75は、ドア枠部に押付けられる部分である。また、シール7の基部13から、U字形溝部61が延出しており、このU字形溝部61には、剛性の大きな金属製の担持部材73を埋設しておくとよい。この担持部材73を利用して、U字形溝部61の一方の壁部に固定用のネジ21を装着する。また、このように固定用のネジ21をU字形溝部61の一方の壁部に装着する替わりに、或いは、このように固定用のネジ21をU字形溝部61の一方の壁部に装着すると共に、内側部材3に固定用のネジ21を装着しておくようにしてもよい。U字形溝部61には、このU字形溝部61の一方の壁部63から延出する複数の把持リップ部65を形成しておき、それら把持リップ部65によって、シール7をドアの内側部材3に固定できるようにしておくとよい。こうしてシール7を内側部材3に固定したならば、固定用のネジ21が適正位置に装着された状態で、ドアの内側部材3と外側部材1とを互いに合わせ、そして、固定用のネジ21を緊締することによって、ドアの内側部材3と外側部材1とを互いに固定結合することができる。尚、固定用のネジ21を挿通する開口22の直径を、ネジ21の直径より僅かに小さくしておけば、固定用のネジ21を正確な位置に装着する上で好都合である。
図15a及び図15bに示したのは、図15の実施の形態の変更例にかかる実施の形態であり、この実施の形態は、固定用のネジ21を夫々に挿通する複数の開口22の各々の口縁部に、略々円板形状の金属製のインサート107を備えている。この円板形状のインサート107は、固定用のネジ21を緊締した際に、シール7の基部13を挟圧するものである。
図15aは、ある1本の固定用のネジ21が装着されている箇所の部分断面図である。図15bは、ドアの周縁部上の別の箇所の断面図であり、同図に示した箇所には、固定用のネジ21は存在していないが、金属製のインサート107は存在していることが見て取れる。
以上のシール7を、図16に示した状態から、図15、図15a、及び図15bに示した状態へ移行させるには、例えば、組付作業員が指でシール7を矢印109に示した方向に押圧すればよく、そうすれば、シール7は、図15、図15a、及び図15bに示した状態を取るようになる。尚、その際に組付作業員は、軽く押圧するだけで(或いは、軽く弾くだけで)シール7の状態を移行させることができる。
図17に示したのは、図15a及び図15bの実施の形態の変更例にかかる本発明の実施の形態であり、この実施の形態では、金属製インサート107の形状を変更して、略々C字形の断面形状を有するものにしている。この金属製インサート107は、略々平板形状の本体部分111が、ドアの内側部材3の表面に密接するようにして配設されており、固定用のネジ21によってその位置に固定されている。シール7は、略々平板形状に形成された基部13が、ステム部113を介して管状部9に連結されており、このシール7の管状部9及びステム部113は、隠蔽リップ部25と共に、一体に形成されている。
このシール7は、基部13がC字形の金属製インサート107に圧入されることによって取付けられている。基部13をC字形の金属製インサート107に圧入するには、例えば、基部13を弾性変形させるなどの適宜の手段を用いればよい。
図18a、図18b、及び図18cに示したのは、更に別の実施の形態である。図18cは、ドアの周縁部の側面図であり、外側部材1及び内側部材3を示している。図18aは、図18cのb−b線に沿った断面図であり、図18bは、図18cのa−a線に沿った断面図である。ドアの周縁部の図18aに示した箇所では、シールの基部13が、固定用のネジ21によってドアの外側部材1及び内側部材3に固定されている。固定用のネジ21は、いうまでもなく、ドアの外側部材1と内側部材3とを互いに固定結合する機能も果たしている。ドアの周縁部の図18bに示した箇所には、固定用のネジ21は存在していない。この箇所では、ドアの外側部材1の平坦部分19と、ドアの内側部材3の端縁部15との間に隙間が設けられ、その隙間が間隔dにまで広げられている。基部13がこの隙間の領域に入り込むようにしたことによって、U字形溝部61が形成されており、このU字形溝部61がドアの内側部材3の端縁部15を包持するようにしてある。
図19及び図20に示したのは、本発明の更に別の実施の形態であり、この実施の形態では、シール7の管状部9から一体に延出するように形成された取付リップ部115と、ドアの内側部材3とが当接する当接部35に、適当な粘着剤が塗布されており、その粘着剤によってシール7がドアの内側部材3に固定されている。固定用のネジ21を挿通するために、開口22にアクセスするには、即ち開口22を露出させるには、シール7を押圧して上方へ、即ち矢印117の方向へ揺動させればよい。揺動させたシール7から指を離せば、シール7は図19に示した状態に復帰する。シール7が図19に示した状態にあるときには、取付リップ部115と、この取付リップ部115に対向している管状部9の側壁部分とが、互いに略々平行に延在しており、そのため、その領域に溝部119が形成されている。この溝部119に、図20に示したように、ドアの内側部材3の内装板39が差し込まれる。比較的大きな剛性を有する内装板39を溝部119に差し込むことによって、シール7を図19及び図20に示した状態に維持するのに役立ち、この状態にあるとき、シール7は固定用のネジ21を覆っている。更に、内装板39を溝部119に差し込むことによって、内装板39の端縁部が眼に触れないようにすることができるため、車室内の見た目がすっきりして、外観性が向上する。また、管状部9から延出して内装板39の表面に押付けられる外観性向上リップ部121を形成するようにもよく、そうすることによって、車室内の外観性を更に向上させることができると共に、シール7を図19及び図20に示した状態に更に確実に保持することができる。
図21に示したのは、図19及び図20に示した実施の形態の変更例にかかる実施の形態である。この図21の実施の形態では、ドアの外側部材1ないし内側部材3にシール7を取付けるのに先立って、粘着剤などの適当な手段を用いて、シール7の溝部119において、シール7を内装板に取付ける。ドアの外側部材1と内側部材3とは、例えば固定用のネジ21などを用いて互いに固定結合しておいて構わない。続いて、それら外側部材1及び内側部材3に対して、内装板39及びこの内装板39に取付けたシール7を位置合せする。そして、内装板39を、適宜の慣用手段を用いてドアの内側部材3に固定すれば、それによって、シール7も内側部材3に固定される。更に、取付リップ部115の当接箇所35に、補助的に粘着剤を塗布するようにしてもよく、そうすれば、シール7をドアの内側部材3に更に確実に固定することができる。ただし、補助的に粘着剤を用いるか否かは任意に選択すべき事項である。
図22a、図22b、及び、図22cに示したのは、本発明の第12の実施の形態である。この実施の形態では、シールは管状部をただ1つしか備えておらず、その管状部は、略々三角形の形状(断面形状)の管状部75である。略々三角形の管状部75は、下方へ彎曲した部分を備えており、この部分によって、隠蔽リップ部25が形成されている。また、この管状部75の隠蔽リップ部25とは反対側の端縁からは、ドアの内側部材3に取付けられた内装板(不図示)の表面に沿って延在するように形成された外観性向上リップ部37が延出している。更に、この管状部75からは、シール7の基部13に対して略々平行に延在するように形成された取付リップ部115が延出している。これら隠蔽リップ部25、外観性向上リップ部37、及び取付リップ部115は、管状部75と一体に形成することができる。
更に、この管状部75には、先に説明した幾つかの実施の形態と同様に、ネジ21を挿通するための開口22が形成されている。また、シールの基部13には別の開口123が形成されており、この開口123の用途は、図22bを参照すれば明らかである。
取付リップ部115には、その基部13とは反対側を向いた方の側面に両面粘着テープ125が貼付されている。両面粘着テープ125の露出表面には、取扱いを容易にするために、保護シート(不図示)が貼付されていることがある。この保護シートを除去して、シールをドアの内側部材3に固定する。
この実施の形態では、予装着クリップ127を用いて、固定用のネジ21をドアの内側部材3に予装着するようにしている。予装着クリップ127は、略々U字形のクリップであり、その一対の壁部の各々に開口129が形成されている。通常は、それら開口129の直径を、ドアの内側部材3に形成されている開口22の直径より小さくしておくようにする。予装着クリップ127の一対の壁部の各々に設けられたそれら開口129は、固定用のネジ21をこの予装着クリップ127に装着して、図22aに示した状態に保持できるように形成されている。シールをドアの内側部材3に取付ける際には、矢印131で示した方向から、シールをドアの内側部材3へ近付けて行く。そして、図22bに示したように、ネジ21がシールの開口22の中に入るようにする。これによって、両面粘着テープ125がドアの内側部材3の取付箇所35に当接するため、取付リップ部115が取付箇所35に固定される。更に、もし必要ならば、取付箇所35に圧力を加えるようにすればよく、そうすることによって、取付リップ部115とドアの内側部材3との取付強度を更に向上させることができる。
続いて、組付作業員が、(例えば指で、または適当な工具を用いて)シールを変形させて、図22bに示した状態にする。これによって、開口123の位置を、開口22の位置に略々揃えることができるため、組付作業員は、ネジ回し133をネジ21の頭部にあてることが可能になり、その際には、ネジ回し133を矢印135の方向から近付けるようにすればよい。即ち、ネジ回し133を、開口123を通してネジ21の頭部に係合させて、ネジ21を回転させることで、ネジ21と係止部材23とを、それらの雄ネジ部と雌ネジ部とで螺合させることができる。またこれにより、ネジ21によってドアの内側部材3を外側部材1に固定結合することができる。ネジ21を係止部材23に完全に緊締したならば、ネジ回し133を開口22及び123から抜き去って、シールに加えていた押圧力を解除して構わない。すると、シールはみずからの弾性によって、図22cに示した状態に復帰する。
以上に説明した様々な実施の形態において、シール即ちシーリング・ストリップ7は、窓枠を有する自動車のドアの周縁部にそれを取付けて、当該部分を封止するためのものであった。しかしながら、ドアが窓枠を備えていないこともあり得る(即ち、窓枠を備えていないドアの構成部材の周縁部にシールを取付けることもあり得る)。更に、本発明は、任意の閉塞部材に対して適用可能である。例えば、本発明に係るシールは、サンルーフの周縁部の、そのサンルーフのガラス板がそのサンルーフの金属製枠部材に当接する箇所に取付けるものとすることも可能である。
以上に説明した様々な実施の形態にかかるシール即ちシーリング・ストリップは、いずれも、押出成形法によって形成することもでき、また、成形型を用いた成形法により形成することもできるものである。
また、当然のことながら、ネジ21の替わりに、任意の適当な形態の固定手段を用いてもよい。
自動車のドアの内側部材及び外側部材の斜視図である。 自動車のドアの一部と、自動車のドアの内側部材と外側部材とを組付けることができるように変形させたシーリング・ストリップとを示した断面図である。 自動車のドアの内側部材と外側部材との組付けが完了した後の図2のシーリング・ストリップ及びドアを示した図である。 図2及び図3の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 図2及び図3の実施の形態の別の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第2の実施の形態にかかるシーリング・ストリップの断面図である。 図4のシーリング・ストリップの基部を上方から見た図である。 第3の実施の形態にかかるシーリング・ストリップの断面図である。 第3の実施の形態にかかるシーリング・ストリップの断面図である。 図5及び図5aの実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第4の実施の形態にかかるシールの断面図である。 第5の実施の形態にかかるシールの断面図である。 図8の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第6の実施の形態にかかるシールの断面図である。 第6の実施の形態にかかるシールの側面図である。 第7の実施の形態にかかるシールの断面図である。 第8の実施の形態にかかるシールの断面図である。 第8の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第8の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の側面図である。 第8の実施の形態の別の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第7の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第9の実施の形態にかかるシールの断面図である。 図15及び図16の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 図15及び図16の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第9の実施の形態にかかるシールの断面図である。 図15及び図16の実施の形態の別の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第10の実施の形態を示した、図18cのb−b線に沿った断面図である。 第10の実施の形態を示した、図18cのa−a線に沿った断面図である。 第10の実施の形態を示した断面図である。 第11の実施の形態の断面図である。 第11の実施の形態の断面図である。 第11の実施の形態の変更例にかかる実施の形態の断面図である。 第12の実施の形態の断面図である。 第12の実施の形態の断面図である。 第12の実施の形態の断面図である。

Claims (35)

  1. 第1部材と第2部材とを含んで構成される閉塞部材のためのシーリング・ストリップにおいて、該シーリング・ストリップは、前記閉塞部材に取付けられて、前記閉塞部材と、前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止するように、且つ、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材との結合領域を覆い隠すように形成されていることを特徴とするシーリング・ストリップ。
  2. 前記結合領域が、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とを結合するための結合手段の配設領域を含むことを特徴とする請求項1記載のシーリング・ストリップ。
  3. 前記第1部材と前記第2部材とを結合するための前記結合手段が、ネジ、またはクリップ、またはそれらに類似した手段から成ることを特徴とする請求項2記載のシーリング・ストリップ。
  4. 前記結合領域が、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とが当接していて、覆い隠さなければ前記閉塞部材の外側から見えてしまう当接部を含むことを特徴とする請求項1、2、又は3記載のシーリング・ストリップ。
  5. 前記シーリング・ストリップが、該シーリング・ストリップの本体部から延出したリップ部または延出部を備えており、該リップ部または延出部は、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とが当接している前記当接部を隠蔽するように形成されていることを特徴とする請求項4記載のシーリング・ストリップ。
  6. 前記シーリング・ストリップが、前記閉塞部材の周縁部に取付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  7. 前記シーリング・ストリップが前記閉塞部材に取付けられている状態で前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とを結合するための前記結合手段が装着可能であるように、前記シーリング・ストリップが構成されていることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  8. 前記シーリング・ストリップに、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とを結合するために前記結合手段を挿通できるようにした1つまたは複数の開口、切欠部、またはスリットが形成されていることを特徴とする請求項7記載のシーリング・ストリップ。
  9. 前記開口、切欠部、またはスリットとして、第1の開口、切欠部、またはスリットと、第2の開口、切欠部、またはスリットとが形成されており、前記シーリング・ストリップを弾性変形させることによって、前記第1の開口、切欠部、またはスリットの位置を前記第2の開口、切欠部、またはスリットの位置に揃えて、前記結合手段を装着できるようにしてあり、更に、前記弾性変形の終了後には、前記シーリング・ストリップがみずからの弾性により元の形状に復帰して、前記第1の開口、切欠部、またはスリットと前記第2の開口、切欠部、またはスリットとの位置が揃った状態が解消するようにしてあることを特徴とする請求項8記載のシーリング・ストリップ。
  10. 前記シーリング・ストリップを少なくとも前記閉塞部材の前記第1部材に取付けるための粘着剤手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  11. 前記粘着剤手段が両面粘着テープから成ることを特徴とする請求項10記載のシーリング・ストリップ。
  12. 前記結合手段が更に、前記シーリング・ストリップを少なくとも前記閉塞部材の前記第1部材に結合することを特徴とする請求項2乃至11の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  13. 前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部に押付けられる管状部を備え、該管状部が比較的大きな圧縮性を有する材料を含むことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  14. 前記比較的大きな圧縮性を有する材料が空気であることを特徴とする請求項13記載のシーリング・ストリップ。
  15. 前記管状部が中空領域を画成しており、前記シーリング・ストリップに形成された前記開口、切欠部、またはスリットが、前記管状部の前記中空領域と外部領域とを接続する通路を構成することを特徴とする請求項13又は14記載のシーリング・ストリップ。
  16. 前記シーリング・ストリップが弾性変形可能なリップ部を備えており、該弾性変形可能なリップ部は、少なくとも前記閉塞部材の前記第1部材に結合された内装板の表面に沿って延在するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  17. 前記シーリング・ストリップが基部を備えており、該基部は、少なくとも前記閉塞部材の前記第1部材に取付けられるように形成されており、該基部に、前記結合手段を収容するための複数の切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2乃至16の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  18. 前記基部が、前記シーリング・ストリップの本体部に対して相対的に揺動可能または傾動可能とされており、前記基部と前記本体部とはその揺動または傾動に対応した係合状態を取ることにより、第1相対位置においては前記基部と前記本体部とが互いに脱係合可能に係合し、且つ、前記シーリング・ストリップに力を作用させたならば、前記係合状態が解消されて、前記本体部と前記基部との相対的な揺動または傾動が可能になるようにしてあることを特徴とする請求項17記載のシーリング・ストリップ。
  19. 前記揺動または傾動が行われることによって、前記結合手段が装着可能になるようにしてあることを特徴とする請求項18記載のシーリング・ストリップ。
  20. 前記シーリング・ストリップが溝形部を備えており、該溝形部は、少なくとも前記閉塞部材の前記第1部材のフランジ部に結合されるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至19の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  21. 前記溝形部が、比較的大きな剛性を有する溝形埋設担持部材を備えていることを特徴とする請求項20記載のシーリング・ストリップ。
  22. 前記シーリング・ストリップが、比較的大きな剛性を有する取付部材と協働するように構成されており、前記結合手段を装着する際に、該取付部材によって前記シーリング・ストリップの取付けが行われることを特徴とする請求項2乃至21の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  23. 前記シーリング・ストリップの長手方向に間隔をおいて複数の取付構造が形成されていることを特徴とする請求項1乃至22の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  24. 前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とが、間隔をおいて形成されている前記複数の取付構造の夫々の配設領域においては互いに近接しており、それら配設領域以外の領域では互いの間の隙間が広げられていることを特徴とする請求項23記載のシーリング・ストリップ。
  25. 前記シーリング・ストリップを内装板の部分に連結する手段を備えており、それによって、前記シーリング・ストリップを前記閉塞部材の前記第1部材に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至24の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  26. 前記シーリング・ストリップが、前記結合手段へのアクセスを許容する第1状態と、使用時の状態である前記結合手段を覆い隠す第2状態とを取り得るように構成されており、前記シーリング・ストリップに押圧力を作用させることで、前記シーリング・ストリップの状態を前記第1状態から前記第2状態へ移行可能にしてあることを特徴とする請求項2乃至25の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  27. 前記シーリング・ストリップを前記閉塞部材に取付ける前に、前記結合手段を前記閉塞部材に装着した状態にし、前記シーリング・ストリップを前記閉塞部材に取付けた後に、前記結合手段の状態を前記装着状態から固定止着状態へ移行可能にしてあることを特徴とする請求項2乃至26の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  28. 前記シーリング・ストリップを前記第2部材に取付ける前に、前記結合手段を前記第1部材に取付けるようにしてあることを特徴とする請求項2乃至27の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  29. 前記結合手段を前記第1部材に対して相対的に位置合せする固定取付部材を介して、前記結合手段を前記第1部材に取付けるようにしてあることを特徴とする請求項28記載のシーリング・ストリップ。
  30. 前記閉塞部材が車両のドアであることを特徴とする請求項1乃至29の何れか1項記載のシーリング・ストリップ。
  31. 第1部材と第2部材とを含んで構成され、前記第1部材と前記第2部材とを互いに結合するための結合手段を備えた閉塞部材において、該閉塞部材は、シーリング・ストリップを備えており、該シーリング・ストリップは、前記閉塞部材に取付けられて、前記閉塞部材と、前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止するように、且つ、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材との結合領域を覆い隠すように形成されていることを特徴とする閉塞部材。
  32. 前記シーリング・ストリップが請求項1乃至30の何れか1項記載の特徴を備えたものであることを特徴とする請求項31記載の閉塞部材。
  33. 前記シーリング・ストリップが取付けられる前に、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材とが互いに固定結合されるようにしてあることを特徴とする請求項31又は32記載の閉塞部材。
  34. 第1部材と第2部材とを含んで構成される閉塞部材にシーリング・ストリップを取付ける方法において、
    (1)前記第1部材と前記第2部材とを結合するステップと、
    (2)前記シーリング・ストリップを前記閉塞部材に取付けて、前記閉塞部材と、前記閉塞部材により閉塞される開口部の枠部との間を封止すると共に、前記閉塞部材の前記第1部材と前記第2部材との結合領域を覆い隠すステップと、
    を含んでおり、
    前記ステップ(1)と前記ステップ(2)とを任意の順序で実行する、
    ことを特徴とする方法。
  35. 前記シーリング・ストリップが請求項1乃至30の何れか1項記載の特徴を備えたものであることを特徴とする請求項34記載の方法。
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