JP2006279452A - サンプルホールド回路および半導体装置 - Google Patents
サンプルホールド回路および半導体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006279452A JP2006279452A JP2005094708A JP2005094708A JP2006279452A JP 2006279452 A JP2006279452 A JP 2006279452A JP 2005094708 A JP2005094708 A JP 2005094708A JP 2005094708 A JP2005094708 A JP 2005094708A JP 2006279452 A JP2006279452 A JP 2006279452A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- analog switch
- sample
- hold circuit
- analog
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 111
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 97
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 claims abstract description 40
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 56
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000009125 cardiac resynchronization therapy Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G3/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
- G09G3/20—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C27/00—Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values
- G11C27/02—Sample-and-hold arrangements
- G11C27/024—Sample-and-hold arrangements using a capacitive memory element
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G3/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
- G09G3/20—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
- G09G3/34—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
- G09G3/36—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
【課題】 アナログスイッチのオンオフにより、アナログスイッチの寄生容量が変動することによる、サンプルホールド回路の電圧誤差をなくす。
【解決手段】 第1アナログスイッチ1の出力端子とグランドとの間にサンプリング用第1コンデンサ3を接続し、第1アナログスイッチ1とサンプリング用第1コンデンサ3との間のノードに第2アナログスイッチ2の入力端子を接続する。第1アナログスイッチ1の出力端子とグランドとの間にサンプリング用第2コンデンサ4を接続する。コントロール部は、第1アナログスイッチ1の入力端子に入力電圧が印加されている状態で、第1および第2アナログスイッチ1,2をオンにした後、第2アナログスイッチ2をオフにし、この後、第1アナログスイッチ1をオフにし、この後、第2アナログスイッチ2をオンにする。
【選択図】 図2
【解決手段】 第1アナログスイッチ1の出力端子とグランドとの間にサンプリング用第1コンデンサ3を接続し、第1アナログスイッチ1とサンプリング用第1コンデンサ3との間のノードに第2アナログスイッチ2の入力端子を接続する。第1アナログスイッチ1の出力端子とグランドとの間にサンプリング用第2コンデンサ4を接続する。コントロール部は、第1アナログスイッチ1の入力端子に入力電圧が印加されている状態で、第1および第2アナログスイッチ1,2をオンにした後、第2アナログスイッチ2をオフにし、この後、第1アナログスイッチ1をオフにし、この後、第2アナログスイッチ2をオンにする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、コンデンサとアナログスイッチを組み合わせたサンプルホールド回路に関し、特に、液晶表示パネルに液晶駆動電圧を出力する液晶駆動回路に使用すれば好適なサンプルホールド回路に関する。また、本発明は、そのサンプルホールド回路を備えた半導体装置に関する。
近年、コンピュータおよびテレビにおいてCRTに代わる表示装置として低電圧、軽量、薄型を特徴とする薄膜トランジスタ液晶表示パネルが注目されている。
図9は、一般的な液晶駆動回路(液晶ドライバ)を示すブロック図である。
以下に、300出力の液晶ドライバが用いられ、1画素のデータが6[Bit]×3(赤色、緑色および青色(以下にR・G・Bで示す))=18[Bit]で構成され、かつ、入力が一度に6[Bit]×3(R・G・B)で取り込まれる場合について説明を行う。
液晶ドライバ107は、各画素毎のデータのサンプリングを行う第1ラインメモリ101と、表示1ライン分のデータをホールドする第2ラインメモリ102と、DAコンバータ(デジタルアナログコンバータ)103と、駆動用増幅回路104と、コントロール部(コントロール回路)105と、基準電源部106とから構成される。
各画素のデータは、1画素毎に順次液晶ドライバ107に入力される。具体的には、コントロール部105は第1ラインメモリ101をコントロールし、入力されるデータを順次第1ラインメモリ101に格納する。入力が一度に6[Bit]×3(R・G・B)で取り込まれるため、300出力分のデータを取り込むには、100回のデータ取り込みを行なうことになる。
1ライン分のデータが第1ラインメモリ101に格納された後、コントロール部105からの信号により、第1ラインメモリ101のデータは第2ラインメモリ102へ転送される。DAコンバータ103は、第2ラインメモリ102に格納されたデジタルデータをアナログデータへ変換する。この変換は、入力されたデジタルデータに基づいて、基準電源部106で作成される64階調の電圧の内から適切な電圧を選択することにより行われる。この後、選択された電圧は液晶駆動出力アンプ104にてインピーダンス変換され液晶ドライバ107から出力される。この出力は液晶パネルのソースライン(X方向)に与えられ、液晶パネルによる表示が行われることになる。
近年では、高精細化に伴い、DAコンバータサイズが増大する傾向がある。例えば、前述の64階調のDAコンバータが256階調になった場合、4倍のサイズになり、1024階調であれば16倍になる。図9に示す構成の液晶ドライバの場合、DAコンバータが各出力にあるため、DAコンバータサイズの増大はチップ面積の増大につながる。
このチップ面積の増大を回避できる方法としては、DA変換(デジタルアナログ変換)を逐次行って、その結果をサンプルホールド回路に記憶させる方法がある。
図10は、サンプルホールド回路の一例を示す図であり、図12は、図10に示すサンプルホールド回路を備えた液晶ドライバのブロック図である。
図10に示すように、このサンプルホールド回路は、コンデンサ111およびコンデンサ113と、アナログスイッチ110およびアナログスイッチ112とを備えている。また、図12において、一度に6[Bit]×3(R・G・B)の入力画像データが、液晶ドライバ107に入力されるようになっている。上記DAコンバータ120は、入力画像データを64階調の電圧データで示されるアナログデータへ変換する。DAコンバータ120は3回路の変換機をもち、各色(R・G・B)のデータを一度に処理することができる。
入力画像データが取り込まれると、DAコンバータ120が動作する。詳しくは、DAコンバータ120は、入力画像データをアナログデータへ変換して、変換したアナログデータをアナログS/H回路121へ出力する。
この変換タイミングは、コントロール部105にて制御される。DAコンバータ120からアナログS/H回路121への出力は各色(R・G・B)一本の信号線にて伝送できる。このため、DAコンバータ120の階調が増加した場合でも、DAコンバータ120より後の回路規模は増加しない。尚、DAコンバータ120は、一般的なDAコンバータであるため、回路構成を省略する。
図10に示すサンプルホールド回路は、図12に示すアナログS/H回路121の1出力分を担っている。
一般的なサンプルホールド回路は、図10に示す、アナログスイッチ110とコンデンサ111にて構成できるが、サンプルホールド回路が液晶ドライバで使用されている場合、ホールドした電圧で液晶パネルを駆動している間に、次段のデータをサンプリングする必要が生じ、別にホールド回路が必要になる。このホールド部が図10に示す、アナログスイッチ112とコンデンサ113にて構成したサンプルホールド回路である。
CKによりDAコンバータからのアナログ電圧をコンデンサ111にホールドし、LPによりサコンデンサ111にホールドした電圧をコンデンサ113へ転送し、コンデンサ113は電圧をホールドする。コンデンサ113へホールドした電圧が液晶駆動出力アンプを通じ液晶パネルを駆動する間、アナログスイッチ110とコンデンサ111で構成されたサンプルホールド回路は、次段のデータをサンプリングする。
図10はサンプルホールド回路を直列に接続しているが、図11のように、アナログスイッチ210とコンデンサ211にて構成されるサンプルホールド回路と、アナログスイッチ212とコンデンサ213にて構成されるサンプルホールド回路を並列に接続する構成もある。図11の構成はコンデンサ211にホールドされた電圧で液晶パネルを駆動している間に、コンデンサ213へDAコンバータから出力される次段の電圧をサンプルホールドし、逆にコンデンサ213にホールドされた電圧で液晶パネルを駆動している間に、コンデンサ211へDAコンバータから出力される次段の電圧をサンプルホールドするようにする。
入力電圧は上述のDAコンバータ120により変換されたアナログデータである。アナログスイッチ110は、コントロール部105にて制御される信号CKによりオンオフ制御される。そして、アナログスイッチ110がオンの状態である期間に、アナログデータをコンデンサ111に蓄積するようになっている。CKのタイミングを制御することにより、DAコンバータ120から時系列に出力されるアナログデータを、各出力毎に順次サンプリングすることができるようになっている。
コンデンサ部111に取り込んだ電圧データを電圧データαと呼ぶことにする。アナログスイッチ112は、コントロール部105にて制御される信号LPにて、オンオフ制御されるようになっている。アナログスイッチ112がオンの状態である期間に、サンプリング電圧データαをコンデンサ113へ転送するようになっている。コンデンサ113へ転送された電圧データを電圧データβと呼ぶことにする。
図12に121で示すアナログS/H回路には、図10に示す回路が出力数分含まれている。例えば、R・G・Bの3系統の300出力の場合には、100回のサンプリングにてデータの取り込みを終了するようになっており、100回のサンプリングを行えば、すべての出力において、電圧データαが確定することになる。
その後、電圧データαは、コントロール部105からの信号により転送されて電圧データβになり、この電圧データβが、液晶駆動出力アンプ104によりインピーダンス変換されて出力されるようになっている。この出力が液晶パネルのソースライン(X方向)に与えられて、液晶パネルによる表示が行われるようになっている。
コンデンサとアナログスイッチを組み合わせたサンプルホールド回路を使用した図12に示す構造の液晶ドライバでは、高精細化に伴って階調数が増加して、DAコンバータの規模が大きくなっても、入力データを変換するDAコンバータ120の規模が大きくなるだけで、液晶ドライバの面積の大部分を占める出力回路部の規模が増大することがない。このため、高精細化に伴いチップ面積が増大することがない。
上記のように、コンデンサとアナログスイッチを組み合わせたサンプルホールド回路を用いると、DAコンバータの占める面積を大幅に削減することが可能になるので、品質に優れる高精細用液晶駆動回路を製造することができる。しかし、現実には、アナログスイッチのもつ寄生容量がスイッチングのON/OFFで変動するため、正確なサンプルリングを行えないという問題があり、そのため、図10、図11に示す構成のサンプルホールド回路を高精細用液晶駆動回路に使用できないという問題がある。
図14は、従来のサンプルホールド回路を説明するタイミング図である。図14に示すように、出力電圧であるサンプリング電圧に、アナログスイッチの寄生容量に起因する電圧誤差ΔVが発生している。このため、正確なサンプリングを行えないという問題がある。
特開平7−86935号公報(特許文献1)には、図13に示すサンプルホールド回路におけるアナログスイッチの寄生容量が起こす問題点と、その問題点の改善策が開示されている。詳しくは、アナログスイッチの寄生容量により、入力電圧とサンプルホールド電圧が変化する問題が述べられていると共に、この寄生容量の問題を回避するための改善策が開示されている。
図15および図16は、この改善策を説明するための図である。
この改善策は、図15や図16に示すように、サンプリングホールドに使用するコンデンサの容量と比較して十分大きな容量を有するコンデンサを導入し、この大きな容量のコンデンサを、サンプリング時に接続する一方、ホールド時に切り離すというものである。このようにして、サンプリング時の容量を一時的に大きくして、前述の寄生容量の影響による電圧の変動を少なくするというものである。
しかしながら、この方法では、誤差を十分に補正することができないという問題がある。また、この方法では、コンデンサの合成容量が、入力電圧のサンプリング後にスイッチの切換によって小さくなるように調整されるため、サンプルホールド回路以降の回路動作には影響がない一方、サンプリング動作時にコンデンサに電荷を蓄える時間(容量を充電する時間)が長くなって、サンプリング時間が長いという問題がある。
特開平7−86935号公報
そこで、本発明の課題は、アナログスイッチのオンオフにより発生する、アナログスイッチの寄生容量の変動による、サンプルホールド回路の電圧変動を、サンプルホールド回路のコンデンサ容量を大きくすることなく、上記電圧変動を補正することができる、サンプルホールド回路を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のサンプルホールド回路は、
第1アナログスイッチと、
上記第1アナログスイッチの出力端子とグランドとの間に接続されたサンプリング用第1コンデンサと、
上記第1アナログスイッチと上記サンプリング用第1コンデンサとの間のノードに入力端子が接続された第2アナログスイッチと、
上記第2アナログスイッチの出力端子とグランドとの間に接続されたサンプリング用第2コンデンサと、
上記第1および第2アナログスイッチをオンにする第1制御を行った後、上記第1アナログスイッチがオンの状態で上記第2アナログスイッチを一旦オフにする第2制御を行い、続いて、上記第2アナログスイッチがオフの状態で上記第1アナログスイッチをオフにする第3制御を行い、続いて、上記第1アナログスイッチがオフの状態で上記第2アナログスイッチをオンにする第4制御を行う制御部と
を備えることを特徴としている。
第1アナログスイッチと、
上記第1アナログスイッチの出力端子とグランドとの間に接続されたサンプリング用第1コンデンサと、
上記第1アナログスイッチと上記サンプリング用第1コンデンサとの間のノードに入力端子が接続された第2アナログスイッチと、
上記第2アナログスイッチの出力端子とグランドとの間に接続されたサンプリング用第2コンデンサと、
上記第1および第2アナログスイッチをオンにする第1制御を行った後、上記第1アナログスイッチがオンの状態で上記第2アナログスイッチを一旦オフにする第2制御を行い、続いて、上記第2アナログスイッチがオフの状態で上記第1アナログスイッチをオフにする第3制御を行い、続いて、上記第1アナログスイッチがオフの状態で上記第2アナログスイッチをオンにする第4制御を行う制御部と
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、上記制御部が、第1制御で上記第1および第2アナログスイッチをオンにした後、第2制御で上記第2アナログスイッチをオフにし、その後、第3制御で上記第1アナログスイッチをオフにした後、第4制御で上記第2アナログスイッチをオンにしている。したがって、第2制御で上記第2アナログスイッチをオフにしたとき、第2アナログスイッチの寄生容量(浮遊容量)が、第2アナログスイッチとサンプリング用第2コンデンサとの間のノードの電圧であるサンプリング電圧を変化させる変化分と、第4制御で上記第2アナログスイッチをオンにしたとき、第2アナログスイッチの寄生容量が、サンプリング電圧を変化させる変化分とを相殺することができる。したがって、上記第1および第2アナログスイッチの寄生容量によるサンプル電圧誤差を補正することができるので、正確なサンプリングを行うことができて、液晶パネルによる表示を、従来よりも格段に精巧に行うことができる。
また、本発明のサンプルホールド回路によれば、アナログスイッチの寄生容量の効果をキャンセルできるので、従来行ってきたように、アナログスイッチの寄生容量の効果を少なくするようにコンデンサの容量を大きくすることが必要でなくなるため、従来と比較してコンデンサのサンプリング容量を格段に小さくできる。したがって、サンプリング容量を充電する時間を格段に短くできて、サンプリング時間を格段に低減できる。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、上記制御部は、上記第1アナログスイッチの入力端子に印加される入力電圧が実質的に変化しない期間の間に、上記第1、第2、第3および第4制御を行う。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、外部からの入力デジタルデータに基づいてアナログ電圧を出力するデジタルアナログコンバータを備え、上記入力電圧は、上記デジタルアナログコンバータから出力された上記アナログ電圧である。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、上記第1コンデンサの容量が、上記第2コンデンサの容量と等しくなっている。
上記実施形態によれば、上記第1コンデンサの容量が、上記第2コンデンサの容量と等しいので、上記第2アナログスイッチをオフにしたときの上記サンプリング電圧の変化分と、上記第2アナログスイッチをオンにしたときの上記サンプリング電圧の変化分とを近づけることができて、相殺量を大きくすることができる。したがって、サンプル電圧誤差を更に小さくすることができる。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、上記第1アナログスイッチが、トランジスタから構成されると共に、上記第2アナログスイッチが、トランジスタから構成され、上記第1アナログスイッチを構成する上記トランジスタに起因する寄生容量が、上記第2アナログスイッチを構成する上記トランジスタに起因する寄生容量と等しくなっている。
上記実施形態によれば、上記第1アナログスイッチの上記寄生容量が、上記第2アナログスイッチの上記寄生容量と等しいので、サンプル電圧誤差を更に低減できる。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、上記第1アナログスイッチが、第1のpチャネルトランジスタと第1のnチャネルトランジスタとからなると共に、上記第2アナログスイッチが、第2のpチャネルトランジスタと第2のnチャネルトランジスタとからなり、上記第1のpチャネルトランジスタと上記第1のnチャネルトランジスタとに起因する上記第1アナログスイッチの寄生容量が、上記第2のpチャネルトランジスタと上記第2のnチャネルトランジスタとに起因する上記第2アナログスイッチの寄生容量と等しくなっている。
上記実施形態によれば、上記第1アナログスイッチの寄生容量が、上記第2アナログスイッチの寄生容量と等しいので、サンプル電圧誤差を更に低減できる。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、上記サンプリング用第1コンデンサおよび上記サンプリング用第2コンデンサが、同一の集積回路に組み込まれ、
上記サンプリング用第1コンデンサが、上記サンプリング用第2コンデンサと略同一である。
上記サンプリング用第1コンデンサが、上記サンプリング用第2コンデンサと略同一である。
上記実施形態によれば、集積回路において、上記サンプリング用第1コンデンサの構成部品(極板等)のレイアウトと、上記サンプリング用第2コンデンサの構成部品のレイアウトとを、略同一にすることにより、コンデンサ容量を同一にできサンプル電圧誤差を更に低減できる。
また、一実施形態のサンプルホールド回路は、上記第1アナログスイッチおよび上記第2アナログスイッチは、上記サンプリング用第1コンデンサおよび上記サンプリング用第2コンデンサが組み込まれている上記集積回路に組み込まれ、上記第1アナログスイッチは、複数のトランジスタで構成されると共に、上記第2アナログスイッチは、複数のトランジスタで構成され、上記第1アナログスイッチを構成する複数のトランジスタのレイアウトと、上記第2アナログスイッチを構成する複数のトランジスタのレイアウトとが等しくなっている。
上記実施形態によれば、上記第1アナログスイッチの寄生容量が、上記第2アナログスイッチの寄生容量が等しく、サンプリング用第1コンデンサと第2コンデンサの容量が等しいので、サンプル電圧誤差を更に低減できる。
また、上記実施形態によれば、アナログスイッチの寄生容量によるサンプル電圧誤差を補正することができるので、アナログスイッチの寄生容量による電圧誤差を少なくするためにサンプル用のコンデンサを大きくする必要が無く、チップ面積の低減、サンプルホールド回路におけるサンプリング時間の短縮という効果も発生する。
また、本発明の半導体装置は、上記発明のサンプルホールド回路を備えることを特徴としている。
上記実施形態の半導体装置は、上記発明のサンプルホールド回路を備えるので、サンプルホールド回路にて所望のサンプリング電圧を正確に取り出すことができ、かつ、サンプルホールド回路におけるサンプリング時間を格段に短縮できる。したがって、半導体装置の品質を格段に向上させることができる。
本発明のサンプルホールド回路によれば、制御部と、補正用の二つのアナログスイッチと、二つのサンプリング用コンデンサとを有し、制御部によって二つのアナログスイッチのON/OFFのタイミングをずらすようになっているので、サンプリング用コンデンサとアナログスイッチの組み合わせで発生する誤差を、高精度に補正することができて、所望のサンプリング電圧を獲得することができる。
また、一実施形態のサンプルホールド回路によれば、サンプリング用コンデンサが2つに分割されて、二つのサンプリング用コンデンサの間に、一方のアナログスイッチが挿入され、更に、二つのアナログスイッチ、および、二つのサンプリング用コンデンサのサイズが同一であるので、アナログスイッチのオンオフのタイミングを調整することにより、アナログスイッチの寄生容量によるホールド電圧の誤差を正確に補正できるため、容量値を、サンプリング速度と、後段の回路の動作速度とを考慮して決定すればよく、アナログスイッチの寄生容量によるホールド電圧の誤差を少なくするために大きな容量を設定する必要がない。したがって、チップ面積の低減、サンプリング時間の低減を行うことができる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の液晶駆動用サンプルホールド回路の回路図である。また、図2は、上記実施形態の液晶駆動用サンプルホールド回路のタイムチャートである。尚、図2において、電圧Aは、図1に示す入力電圧Aであり、電圧Bは、図1に示す電圧Bであり、電圧Cは、図1に示すサンプリング電圧Cである。
図1に示すように、上記液晶駆動用サンプルホールド回路は、第1アナログスイッチ1と、第2アナログスイッチ2と、サンプリング用第1コンデンサ3と、サンプリング用第2コンデンサ4と、制御部としてのコントロール部(図示せず)と、アナログデジタルコンバータ(図示せず)で構成されている。上記第1アナログスイッチ1と第2アナログスイッチ2は、同一サイズのアナログスイッチである。また、上記サンプリング用第1コンデンサ3とサンプリング用第2コンデンサ4は、同一サイズのコンデンサである。
上記第1アナログスイッチ1の入力端子には入力電圧Aが印加されるようになっている。また、上記サンプリング用第1コンデンサ3は、第1アナログスイッチ1の出力端子と、アースとの間に接続されている。また、上記第1アナログスイッチ1とサンプリング用第1コンデンサ3との間のノードには、配線の一端が接続されており、この配線の他端は、第2アナログスイッチ2の入力端子に接続されている。
上記サンプリング用第2コンデンサ4は、第2アナログスイッチ2の出力端子とアースとの間に接続されている。上記第2アナログスイッチ2とサンプリング用第2コンデンサ4との間のノードのアースに対する電位(ノードの電圧)は、サンプリング電圧Cとして取り出されるようになっている。
図1にAで示す入力電圧は、DA変換機(デジタルアナログコンバータ)等により作成されたアナログ電圧である。この入力電圧Aは、図2に示すように、時刻t1と時刻t6(>t1)のタイミングにて変化し、時刻t1から時刻t6までの期間は電圧が変化しないようになっている。詳細には、入力電圧Aは、時刻t1にてレベルaからbへ変化し、時刻t6にてレベルbからcへと変化するようになっている。
図2にt2(>t1)で示す時刻は、サンプリングの開始タイミングである。すなわち、この液晶駆動用サンプルホールド回路においては、上記コントロール部が、時刻t2に第1制御を行うようになっている。具体的には、時刻t2に、上記コントロール部からの制御信号によって、第1アナログスイッチ1と第2アナログスイッチ2が同時にオンするようになっている。尚、この実施形態では、第1制御で第1アナログスイッチ1と第2アナログスイッチ2が同時にオンするようになっているが、第1制御においては、必ずしも第1アナログスイッチ1と第2アナログスイッチ2が同時にオンしなくても良い。
図2に示すように、第1および第2アナログスイッチ1,2がオンになっている間、すなわち、時刻t2から時刻t3(>t2)までの間には、サンプリング用第1コンデンサ3には、レベルbの入力電圧Aが供給されるようになっている。また、同様に、サンプリング用第2コンデンサ4には、レベルbの入力電圧Bが供給されるようになっている。
また、図2に示すように、時刻t3に、第2制御が行われるようになっている。すなわち、時刻t3に、上記コントロール部による制御信号によって、第2アナログスイッチ2がオフするようになっている。時刻t3のタイミングにて、第2アナログスイッチ2がオフするため、第2アナログスイッチの寄生容量が変化し、第2アナログスイッチ2とサンプリング用第2コンデンサ4との間のノード電圧であるサンプリング電圧Cを、入力電圧であるレベルbの電圧からα1電圧ずれたレベルeの電圧に変動してしまう。
尚、この時点では、入力端子にレベルbの入力電圧Aが印加されている。したがって、サンプリング用第1コンデンサ1に印加されている電圧はレベルbの入力電圧Aであり、第1アナログスイッチ1とサンプリング用第1コンデンサ3との間の電圧Bは、レベルbになっている。
次に、t4(>t3)のタイミングにて、第3制御が行われるようになっている。すなわち、上記コントロール部による制御信号によって、第1アナログスイッチ1がオフするようになっている。時刻t4のタイミングにて、第1アナログスイッチ1がオフするため、第1アナログスイッチの寄生容量が変化し第1アナログスイッチ1とサンプリング用第1コンデンサ3との間のノード電圧である電圧Bを入力電圧であるレベルbの電圧からα2電圧ずれた電圧へ変動してしまう。ここで、回路の構成およびシーケンスにより、α1電圧とα2電圧は同じ電圧になるので、電圧Bのサンプリング電圧はレベルeとなる。
次に、t5(>t4)のタイミングにて、第4制御が行われるようになっている。すなわち、上記コントロール部による制御信号によって、第2アナログスイッチ2がオンするようになっている。時刻t5のタイミングにて、第2アナログスイッチ2がオンするため、第2アナログスイッチの寄生容量が変化し第2アナログスイッチ2とサンプリング用第2コンデンサ4との間のノード電圧である電圧Cがレベルbの電圧からα3電圧ずれた電圧へ変動してしまう。このとき、α2とα3の電圧は同一電圧になる。このことを図3を用いて説明する。
図3は、本願の構成をモデル化したものである。また、図4は、図3に示されている第2アナログスイッチ2の具体的構成を示す図である。
図3において、2は、アナログスイッチであり、3は、第1コンデンサであり、4は、第2コンデンサである。第1コンデンサ3は、第2コンデンサ4と同一のコンデンサであり、容量は同じになっている。
図4に示されているように、アナログスイッチ2は、Pchトランジスタ(pチャンネルトランジスタ)8とNchトランジスタ(Nチャンネルトランジスタ)9とで構成されている。尚、図4において、10は、アナログスイッチ2の寄生容量を示している。また、図3および図4において、Aは、アナログスイッチ2のソースを示し、Bは、アナログスイッチ2のドレインを示している。また、図3および図4において、GPは、Pchトランジスタのゲート信号であり、GNは、Nchトランジスタのゲート信号を示している。
図5は、図3に示す構成の動作タイミングチャートを示す図である。図5において、Aは、アナログスイッチ2のソースを示し、Bは、アナログスイッチ2のドレインを示している。また、図5において、GPは、Pchトランジスタのゲート信号であり、GNは、Nchトランジスタのゲート信号を示している。
図3に示す、第1および第2コンデンサ3,4は、アナログスイッチ2がONになっている状態で、何らかの手段で電荷が蓄えられ、アナログスイッチの両端の電位がAになっているものとする。次にアナログスイッチ2をオフにすると、アナログスイッチのゲートとソース・ドレインとの電圧関係が変化するため、アナログスイッチ2の寄生容量が変化しα3電圧分変動する。
ここで注目すべきことは、リーク電圧が発生しなければ、オフの状態にした後、アナログスイッチを再度オン状態にしたとき、アナログスイッチのゲートとソース・ドレインとの電圧関係が元にもどるため、寄生容量の変動も元に戻り、コンデンサの電圧はもとの電圧Aにもどるということである。したがって、図3に示す構造ではON/OFFの切換を行ったとき、アナログスイッチの寄生容量が変動することにより、コンデンサの充電電圧が変わるものの、図5に示すように、再帰性を有することになる。
図3の状態を図1に当てはめた場合、2は、第2アナログスイッチであり、3は、サンプリング用第1コンデンサであり、4は、サンプリング用第2コンデンサに相当する。
ここで、図1の回路図および図2のシーケンスにおいて、t4の第1アナログスイッチ1をオフの状態にした段階で、回路としては図3のアナログスイッチをオフにした場合と同じ状況になっている。
図3の当初の電圧が、図1の入力電圧A(レベルb)と同じである場合、ゲート、ドレイン、ソース、バックゲートに印加されていた電圧は、略同じであるため、図1,2にα1およびα2で示される電圧と、図3にα3で示される電圧との間には、α1=α2=α3が成立することになる。
よって、上記実施形態のサンプルホールド回路において、図2のt5のタイミングにおいて、図1のアナログスイッチ2を再度ONした場合、電圧Bおよび電圧Cが、図3のモデルと同じく初期電圧のレベルbになることが期待できるのである。
現実には、図2のタイムチャートt4時、図1の第2アナログスイッチ2の両端の電圧は、図3のアナログスイッチのOFF時点でのアナログスイッチの両端の電圧とはα1電圧分違うため、厳密にα1、α2電圧とα3電圧は同一ではなく若干の誤差が生じる。しかしながら、上記実施形態のサンプルホールド回路で生じる誤差は、従来のサンプルホールド回路で生じる誤差よりも格段に小さくて、液晶パネルによる表示を、従来よりも格段に精密に行うことができる。
図6は上記実施形態のサンプルホールド回路を備える液晶ドライバのブロック図である。
一度に6[Bit]×3(R・G・B)(=18[Bit])の入力画像データが、液晶ドライバ17に入力されるようになっている。上記DAコンバータ120は、液晶表示用のデジタルデータをアナログデータに変換して、アナログデータをアナログS/H回路11へ出力するようになっている。また、アナログS/H回路11は、DAコンバータ120からのアナログデータをサンプルホールドして液晶駆動電圧を出力するようになっている。
詳しくは、上記DAコンバータ120は、入力画像データを64階調の電圧データで示されるアナログデータへ変換する。DAコンバータ120は3回路の変換機をもち、各色(R・G・B)のデータを一度に処理することができる。
図6に120で示すDAコンバータは、DA変換後のアナログ値を逐次アナログS/H回路に転送するようになっている。すなわち、入力画像データが取り込まれると、DAコンバータ120が動作して、入力画像データをアナログデータへ変換して、変換したアナログデータをアナログS/H回路11へ出力する。
この変換タイミングは、制御部であるコントロール部13で制御される。DAコンバータ120からアナログS/H回路121への出力は各色(R・G・B)一本の信号線にて伝送できる。
図6のブロック図は、図12に示すブロック図と変わらないが、アナログS/H回路の構成が異なる。図7は、図6に11で示すアナログS/H回路の構成を示す図である。尚、図7にAで示す入力電圧は、図6に120で示すDAコンバータから出力されたものである。
図7に示すアナログS/H回路は、二つの図1に示すサンプルホールド回路が並列接続された構成になっている。詳細には、アナログS/H回路は、第1サンプルホールド回路12と第2サンプルホールド回路13とを有している。上記第1サンプルホールド回路12が有するアナログスイッチ1,2および第2サンプルホールド回路13が有するアナログスイッチ6,7は、全て同一のアナログスイッチである。また、第1サンプルホールド回路12が有するサンプリング用コンデンサ3,4および第2サンプルホールド回路13が有するサンプリング用コンデンサ8,9は、全て同一のコンデンサである。
第1サンプルホールド回路12と第2サンプルホールド回路13とが液晶駆動出力アンプ104の1入力に接続される。従来の構成図11と同様に、片方のサンプルホールド回路が液晶駆動アンプを通じ液晶パネルを駆動している間に、他方のサンプルホールド回路が次段の駆動電圧をサンプルホールドするためである。図示しない切り替え回路により、液晶駆動電圧のホールドと、次段の電圧のサンプリングの切り替えを交互に行っている。
第1サンプルホールド回路12と第2サンプルホールド回路13とは、図示しない集積回路の一例としての同一の大規模集積回路(LSI)に組み込まれている。アナログスイッチ1とアナログスイッチ2の夫々は、複数のトランジスタで構成され、この大規模集積回路において、アナログスイッチ1を構成する複数のトランジスタのレイアウトと、アナログスイッチ2を構成する複数のトランジスタのレイアウトとは、同じになっている。また、同様に、アナログスイッチ6とアナログスイッチ7の夫々は、複数のトランジスタで構成され、この大規模集積回路において、アナログスイッチ6を構成する複数のトランジスタのレイアウトと、アナログスイッチ7を構成する複数のトランジスタのレイアウトとは、同じになっている。
また、大規模集積回路において、サンプリング用コンデンサ3の構成部品(極板等)のレイアウトと、サンプリング用コンデンサ4の構成部品のレイアウトとは、等しくなっている。また、同様に、サンプリング用コンデンサ8の構成部品(極板等)のレイアウトと、サンプリング用コンデンサ9の構成部品のレイアウトとは、等しくなっている。
また、大規模集積回路において、第1サンプルホールド回路の本体部12と第2サンプルホールド回路の本体部13のレイアウト構成も同一になっている。
図7において、CK11A、CK21A、CK11B 、CK21Bは、図6に33で示される制御部としてのコントロール部が、第1、第2サンプルホールド回路12,13のアナログスイッチ1,2,6,7に出力する制御信号を示しており、第1もしくは、第2のサンプルホールド回路どちらか一方が、図2と同様のシーケンスにて入力電圧をサンプルホールドするようになっている。サンプルホールドを行わない他方の回路は、電圧をホールドした状態を保つようになっている。
図8は、上記実施形態のサンプルホールド回路を液晶ドライバに適用した場合のタイミング図である。図8において、CK1A、CK1Bは、第1出力のアナログスイッチの制御信号であり、CK2A、CK2Bは、第2出力のアナログスイッチの制御信号であり、CKnA,CKnBは、第n出力のアナログスイッチの制御信号である。また、図8において、括弧された数字、例えば、(2)や(64)等は、階調電圧を示している。また、入力Aは、入力される電圧であり、各出力毎に64階調の電圧デジタルデータが入力されるようになっている。
図8に示すように、第1出力に制御信号が出力されると、次に、第2出力に制御信号が出力されるようになっている。例えば100出力の場合においては、この後、第3出力、第4出力、・・・、第99出力、および、第100出力と、順に制御信号が出力され、第100出力の後、第1出力に制御信号が出力されるようになっている。ここで、各出力の動作が、図2で説明したものと同様であることは勿論である。
上記実施形態のサンプルホールド回路が、集積回路の一部である場合、第1アナログスイッチ1と第2アナログスイッチ2を同一のアナログスイッチで構成し、かつ、サンプリング用第1コンデンサ3とサンプリング用第2コンデンサ4を同一のコンデンサで構成すると、サンプルホールド回路の誤差を小さく構成できる。
例えば、第1アナログスイッチ1を、pチャンネルトランジスタとnチャンネルトランジスタで構成する。そして、更に、第1アナログスイッチ1の上記pチャンネルトランジスタと、第2アナログスイッチ2のpチャンネルトランジスタ8(図4参照)とを同一のpチャンネルトランジスタで構成すると共に、第1アナログスイッチ1の上記nチャンネルトランジスタと、第2アナログスイッチ2のnチャンネルトランジスタ9(図4参照)とを同一のnチャンネルトランジスタで構成する。また、サンプリング用第1コンデンサ3の上下極板面積および極板間距離と、サンプリング用第2コンデンサ4の上下極板面積および極板間距離を同一にする。このようにすると、各トランジスタがもつ寄生容量が同一になると共に、コンデンサ容量も同一になるため、サンプルホールド回路の誤差を小さく構成できる。
上記実施形態のサンプルホールド回路を、液晶駆動装置やアナログシグナルプロセッサ等の半導体装置に内蔵すると、液晶駆動装置やアナログシグナルプロセッサ等の半導体装置のサンプルホールド回路において、寄生容量に起因するサンプリング電圧誤差を補正し小さくでき、かつ、補正効果によりサンプルホールド回路におけるサンプリング容量を大きくする必要がなくなるため、チップサイズの縮小、サンプリング時間を低減できる。したがって、半導体装置の性能を格段に向上させることができる。
1 第1アナログスイッチ
2 第2アナログスイッチ
3 サンプリング用第1コンデンサ
4 サンプリング用第2コンデンサ
11 アナログS/H回路
33 コントロール部
104 液晶駆動出力アンプ
120 DAコンバータ
A 入力電圧
2 第2アナログスイッチ
3 サンプリング用第1コンデンサ
4 サンプリング用第2コンデンサ
11 アナログS/H回路
33 コントロール部
104 液晶駆動出力アンプ
120 DAコンバータ
A 入力電圧
Claims (9)
- 第1アナログスイッチと、
上記第1アナログスイッチの出力端子とグランドとの間に接続されたサンプリング用第1コンデンサと、
上記第1アナログスイッチと上記サンプリング用第1コンデンサとの間のノードに入力端子が接続された第2アナログスイッチと、
上記第2アナログスイッチの出力端子とグランドとの間に接続されたサンプリング用第2コンデンサと、
上記第1および第2アナログスイッチをオンにする第1制御を行った後、上記第1アナログスイッチがオンの状態で上記第2アナログスイッチを一旦オフにする第2制御を行い、続いて、上記第2アナログスイッチがオフの状態で上記第1アナログスイッチをオフにする第3制御を行い、続いて、上記第1アナログスイッチがオフの状態で上記第2アナログスイッチをオンにする第4制御を行う制御部と
を備えることを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項1に記載のサンプルホールド回路において、
上記制御部は、上記第1アナログスイッチの入力端子に印加される入力電圧が実質的に変化しない期間の間に、上記第1、第2、第3および第4制御を行うことを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項2に記載のサンプルホールド回路において、
外部からの入力デジタルデータに基づいてアナログ電圧を出力するデジタルアナログコンバータを備え、
上記入力電圧は、上記デジタルアナログコンバータから出力された上記アナログ電圧であることを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項1に記載のサンプルホールド回路において、
上記サンプリング用第1コンデンサの容量は、上記サンプリング用第2コンデンサの容量と等しいことを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項1に記載のサンプルホールド回路において、
上記第1アナログスイッチは、トランジスタから構成されると共に、上記第2アナログスイッチは、トランジスタから構成され、
上記第1アナログスイッチを構成する上記トランジスタに起因する寄生容量は、上記第2アナログスイッチを構成する上記トランジスタに起因する寄生容量と等しいことを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項1に記載のサンプルホールド回路において、
上記第1アナログスイッチは、第1のpチャネルトランジスタと第1のnチャネルトランジスタとからなると共に、上記第2アナログスイッチは、第2のpチャネルトランジスタと第2のnチャネルトランジスタとからなり、
上記第1のpチャネルトランジスタと上記第1のnチャネルトランジスタとに起因する上記第1アナログスイッチの寄生容量は、上記第2のpチャネルトランジスタと上記第2のnチャネルトランジスタとに起因する上記第2アナログスイッチの寄生容量と等しいことを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項1に記載のサンプルホールド回路において、
上記サンプリング用第1コンデンサおよび上記サンプリング用第2コンデンサは、同一の集積回路に組み込まれ、
上記サンプリング用第1コンデンサは、上記サンプリング用第2コンデンサと略同一であることを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項7に記載のサンプルホールド回路において、
上記第1アナログスイッチおよび上記第2アナログスイッチは、上記サンプリング用第1コンデンサおよび上記サンプリング用第2コンデンサが組み込まれている上記集積回路に組み込まれ、
上記第1アナログスイッチは、複数のトランジスタで構成されると共に、上記第2アナログスイッチは、複数のトランジスタで構成され、
上記第1アナログスイッチを構成する複数のトランジスタのレイアウトと、上記第2アナログスイッチを構成する複数のトランジスタのレイアウトとが等しいことを特徴とするサンプルホールド回路。 - 請求項1に記載のサンプルホールド回路を備えることを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094708A JP2006279452A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | サンプルホールド回路および半導体装置 |
KR1020060027905A KR20060105490A (ko) | 2005-03-29 | 2006-03-28 | 샘플 홀드 회로 및 반도체 장치 |
US11/390,344 US20060220692A1 (en) | 2005-03-29 | 2006-03-28 | Sample-hold circuit and semiconductor device |
CNA2006100739837A CN1841490A (zh) | 2005-03-29 | 2006-03-29 | 采样保持电路和半导体设备 |
TW095110980A TW200643887A (en) | 2005-03-29 | 2006-03-29 | Sample-hold circuit and semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094708A JP2006279452A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | サンプルホールド回路および半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006279452A true JP2006279452A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37030478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005094708A Pending JP2006279452A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | サンプルホールド回路および半導体装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060220692A1 (ja) |
JP (1) | JP2006279452A (ja) |
KR (1) | KR20060105490A (ja) |
CN (1) | CN1841490A (ja) |
TW (1) | TW200643887A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009296066A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Toshiba Corp | 信号受信装置 |
JP2017208815A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-24 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007058932A1 (en) * | 2005-11-10 | 2007-05-24 | Cambridge Analog Technology, Llc | Precision sampling circuit |
JP4900065B2 (ja) * | 2006-10-19 | 2012-03-21 | 株式会社デンソー | マルチチャネルサンプルホールド回路およびマルチチャネルa/d変換器 |
WO2008057126A1 (en) * | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Cambridge Analog Technology, Llc | Precision sampling circuit |
KR100833630B1 (ko) * | 2007-02-28 | 2008-05-30 | 삼성전자주식회사 | 기생 커패시턴스의 영향을 제거할 수 있는 인터 페이스 및그 방법 |
KR101448853B1 (ko) * | 2008-03-18 | 2014-10-14 | 삼성전자주식회사 | 핑퐁 타입의 샘플/홀드 회로를 이용하는 디스플레이 구동회로 |
CN101587753B (zh) * | 2009-06-26 | 2014-12-31 | 北京中星微电子有限公司 | 一种模拟信号采样电路以及一种开关电容电路 |
US8816887B2 (en) * | 2012-09-21 | 2014-08-26 | Analog Devices, Inc. | Sampling circuit, a method of reducing distortion in a sampling circuit, and an analog to digital converter including such a sampling circuit |
US10276256B1 (en) * | 2018-03-02 | 2019-04-30 | Infineon Technologies Ag | Data reduction using analog memory |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5481212A (en) * | 1993-03-12 | 1996-01-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sample-and-hold circuit device |
JP3208299B2 (ja) * | 1995-02-20 | 2001-09-10 | シャープ株式会社 | アクティブマトリクス方式液晶駆動回路 |
TWI267818B (en) * | 2001-09-05 | 2006-12-01 | Elantec Semiconductor Inc | A method and apparatus to generate reference voltages for flat panel displays |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005094708A patent/JP2006279452A/ja active Pending
-
2006
- 2006-03-28 US US11/390,344 patent/US20060220692A1/en not_active Abandoned
- 2006-03-28 KR KR1020060027905A patent/KR20060105490A/ko not_active Ceased
- 2006-03-29 CN CNA2006100739837A patent/CN1841490A/zh active Pending
- 2006-03-29 TW TW095110980A patent/TW200643887A/zh unknown
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009296066A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Toshiba Corp | 信号受信装置 |
JP2017208815A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-24 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20060220692A1 (en) | 2006-10-05 |
CN1841490A (zh) | 2006-10-04 |
TW200643887A (en) | 2006-12-16 |
KR20060105490A (ko) | 2006-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7688933B2 (en) | Shift register circuit and display drive device | |
JP5349693B2 (ja) | 走査信号線駆動回路および走査信号線の駆動方法 | |
JP4421208B2 (ja) | レベルシフタ回路およびそれを備えた表示装置 | |
KR20060105490A (ko) | 샘플 홀드 회로 및 반도체 장치 | |
JPH10301536A (ja) | データ信号線駆動回路および画像表示装置 | |
US8558852B2 (en) | Source driver, electro-optical device, and electronic instrument | |
JP2007034305A (ja) | 表示装置 | |
TW200841317A (en) | Source driver, electro-optical device, and electronic instrument | |
KR100432289B1 (ko) | 화상 표시 장치 및 그 구동 방법 | |
US9070340B2 (en) | Driving device of display device | |
JP2003173174A (ja) | 画像表示装置および表示駆動方法 | |
US12322349B2 (en) | Data driving circuit and display device | |
KR101169052B1 (ko) | 액정표시장치의 아날로그 샘플링 장치 | |
US20190318700A1 (en) | Display device and method for driving the same | |
JP4235900B2 (ja) | フラットディスプレイ装置 | |
WO2014050719A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2005055616A (ja) | 表示装置及びその駆動制御方法 | |
JP4759908B2 (ja) | フラットディスプレイ装置 | |
JP2008170978A (ja) | 表示装置及びその駆動方法 | |
JPH11202835A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4692871B2 (ja) | 表示駆動装置及び表示装置 | |
JP2005321510A (ja) | 表示装置及びその駆動制御方法 | |
JP2005055461A (ja) | データ線駆動回路および表示装置 | |
JP4850452B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2008145632A (ja) | 表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070703 |