JP2006270941A - 伝送速度制御方法、移動局及び無線回線制御局 - Google Patents
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Abstract
【課題】 セルチェンジが行われる場合であっても、移動先のサービングセルにおける処理リソース不足による著しい通信品質の劣化を防ぐ。
【解決手段】 本発明は、移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法に関する。かかる伝送速度制御方法は、無線回線制御局が、移動局に対してサービングセルを変更するように指示する工程と、移動局が、指示を取得した場合、移動局のサービングセルの変更タイミングまでの間、現在接続しているサービングセルから通知される最大許容伝送速度の増加指示に従わないで最大許容伝送速度を制御する工程とを有する。
【選択図】 図9
【解決手段】 本発明は、移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法に関する。かかる伝送速度制御方法は、無線回線制御局が、移動局に対してサービングセルを変更するように指示する工程と、移動局が、指示を取得した場合、移動局のサービングセルの変更タイミングまでの間、現在接続しているサービングセルから通知される最大許容伝送速度の増加指示に従わないで最大許容伝送速度を制御する工程とを有する。
【選択図】 図9
Description
本発明は、移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法、移動局及び無線回線制御局に関する。
従来の移動通信システムでは、無線回線制御局RNCが、移動局UEから無線基地局NodeBに対する上りリンクにおいて、無線基地局NodeBの無線リソースや、上りリンクにおける干渉量や、移動局UEの送信電力や、移動局UEの送信処理性能や、上位のアプリケーションが必要とする伝送速度等を鑑みて、個別チャネルの伝送速度を決定し、レイヤ3(Radio Resource Control Layer)のメッセージによって、移動局UE及び無線基地局NodeBのそれぞれに対して、決定した個別チャネルの伝送速度を通知するように構成されている。
ここで、無線回線制御局RNCは、無線基地局NodeBの上位に存在し、無線基地局NodeBや移動局UEを制御する装置である。
一般的に、データ通信は、音声通話やTV通話と比べて、トラヒックがバースト的に発生することが多く、本来は、データ通信に用いられるチャネルの伝送速度を高速に変更することが望ましい。
しかしながら、無線回線制御局RNCは、図10に示すように、通常、多くの無線基地局NodeBを統括して制御しているため、従来の移動通信システムでは、処理負荷や処理遅延等の理由により、高速な(例えば、1〜100ms程度の)チャネルの伝送速度の変更制御を行うことは困難であるという問題点があった。
また、従来の移動通信システムでは、高速なチャネルの伝送速度の変更制御を行うことができたとしても、装置の実装コストやネットワークの運用コストが大幅に高くなるという問題点があった。
そのため、従来の移動通信システムでは、数100ms〜数sオーダーでのチャネルの伝送速度の変更制御を行うのが通例である。
したがって、従来の移動通信システムでは、図11(a)に示すように、バースト的なデータ送信を行う場合、図11(b)に示すように、低速、高遅延及び低伝送効率を許容してデータを送信するか、又は、図11(c)に示すように、高速通信用の無線リソースを確保して、空き時間の無線帯域リソースや無線基地局NodeBにおけるハードウエアリソースが無駄になるのを許容してデータを送信することとなる。
ただし、図11において、縦軸の無線リソースには、上述の無線帯域リソース及びハードウエアリソースの両方が当てはめられるものとする。
そこで、第3世代移動通信システムの国際標準化団体である「3GPP」及び「3GPP2」において、無線リソースを有効利用するために、無線基地局NodeBと移動局UEとの間のレイヤ1及びMACサブレイヤ(レイヤ2)における高速な無線リソース制御方法が検討されてきた。以下、かかる検討又は検討された機能を総称して「上り回線エンハンスメント(EUL:Enhanced Uplink)」と呼ぶこととする。
従来から「上り回線エンハンスメント」の中で検討されてきた無線リソース制御方法は、以下のように大きく3つに分類され得る。以下、かかる無線リソース制御方法について概説する。
第1に、「Time & Rate Control」と呼ばれる無線リソース制御方法が検討されている。
かかる無線リソース制御方法では、無線基地局NodeBが、所定のタイミング毎に、ユーザデータの送信を許可する移動局UE及びユーザデータの伝送速度を決定し、移動局IDと共に、ユーザデータの伝送速度(又は、ユーザデータの最大許容伝送速度)に係る情報を報知する。
そして、無線基地局NodeBによって指定された移動局UEは、指定されたタイミング及び伝送速度(又は、最大許容伝送速度の範囲内)で、ユーザデータの送信を行う。
第2に、「Rate Control per UE」と呼ばれる無線リソース制御方法が検討されている。
かかる無線リソース制御方法では、各移動局UEが、無線基地局NodeBに対して送信すべきユーザデータがあれば当該ユーザデータを送信できるが、当該ユーザデータの最大許容伝送速度に関しては、送信フレーム毎又は複数の送信フレーム毎に、無線基地局NodeBによって決定されて各移動局UEに通知されたものを用いる。
ここで、無線基地局NodeBは、当該最大許容伝送速度を通知する際は、そのタイミングにおける最大許容伝送速度そのもの、若しくは、当該最大許容伝送速度の相対値(例えば、Upコマンド/Downコマンドの2値)を通知する。
第3に、「Rate Control per Cell」と呼ばれる無線リソース制御方法が検討されている。
かかる無線リソース制御方法では、無線基地局NodeBが、通信中の移動局UEに共通なユーザデータの伝送速度、又は、当該伝送速度を計算するために必要な情報を報知し、各移動局が、受信した情報に基づいて、ユーザデータの伝送速度を決定する。
「Time & Rate Control」及び「Rate Control per UE」は、理想的には、上りリンクにおける無線容量を改善させるために最も良い制御方法となり得るが、移動局UEのバッファに滞留しているデータ量や移動局UEにおける送信電力等を把握した上で、ユーザデータの伝送速度を割り当てする必要があるため、無線基地局NodeBによる制御負荷が増大するという問題点があった。
また、これらの無線リソース制御方法では、制御信号のやりとりによるオーバーヘッドが大きくなるという問題点があった。
一方、「Rate Control per Cell」は、無線基地局NodeBが、セルに共通した情報を報知し、各移動局UEが、受信した情報に基づいて、ユーザデータの伝送速度を自律的に求めるため、無線基地局NodeBによる制御負荷が少ないという利点がある。
しかしながら、無線基地局NodeBは、どの移動局UEが、上りユーザデータを送信してきても受信できるように構成される必要があるため、上りリンクにおける無線容量を有効に利用するためには、無線基地局NodeBの装置規模が増大するという問題点があった。
そこで、例えば、非特許文献1に示すように、移動局UEが、予め通知された初期伝送速度から、所定のルールに従ってユーザデータの伝送速度を増加させていくことで、無線基地局NodeBによる過度な無線容量の割当を防ぎ、結果的に、無線基地局の装置規模の増大を防ぐ方式(Autonomous ramping法)が提案されている。
かかる方式では、無線基地局NodeBが、各セクタにおけるハードウエアリソースや無線リソース(例えば、上りリンクにおける干渉量)に基づいて、最大許容伝送速度を決定し、通信中の移動局UEにおけるユーザデータの伝送速度を制御する。以下、ハードウエアリソースに基づく制御方式及び上りリンクにおける干渉量に基づく制御方式について具体的に説明する。
ハードウエアリソースに基づく制御方式では、無線基地局NodeBが、配下のセクタに接続している移動局UEに対して、最大許容伝送速度を報知するように構成されている。
無線基地局NodeBは、配下のセクタに接続している移動局UEにおけるユーザデータの伝送速度が高くなり、ハードウエアリソースが足りなくなってきた場合には、最大許容伝送速度を低く設定し、ハードウエアリソース不足が生じないようにしている。
一方、無線基地局NodeBは、配下のセクタに接続している移動局UEにおけるユーザデータ伝送が終了した場合等、ハードウエアリソースに余裕が出てきた場合には、再び最大許容伝送速度を高く設定する。
また、上りリンクにおける干渉量に基づく制御方式では、無線基地局NodeBが、配下のセクタに接続している移動局UEに対して、最大許容伝送速度を報知するように構成されている。
無線基地局NodeBは、配下のセクタに接続している移動局UEにおけるユーザデータの伝送速度が高くなり、上りリンクにおける測定干渉量(例えば、ノイズライズ)が許容値(例えば、最大許容ノイズライズ)を超えた場合には、最大許容伝送速度を低く設定し、上りリンクにおける干渉量が許容値内に収まるようにしている(図12参照)。
一方、無線基地局NodeBは、配下のセクタに接続している移動局UEにおけるユーザデータ伝送が終了した場合等、上りリンクにおける干渉量(例えば、ノイズライズ)が許容値(例えば、最大許容ノイズライズ)内に収まっており余裕が出ている場合には、再び最大許容伝送速度を高く設定する(図12参照)。
上り回線エンハンスメントでは、サービングセル(又は、サービングセルセット)という概念が存在する。図13に、上り回線エンハンスメントが適用されている移動通信システムにおけるチャネルの接続形態の例を示す。
ここで、上り回線エンハンスメントでは、HARQ処理やスケジューリング処理を適用してユーザデータを伝送するチャネルを「エンハンスト個別物理チャネル(E-DPCH:Enhanced Dedicated Physical Channel)」として、上りユーザデータを伝送するチャネルを「エンハンスト個別物理データチャネル(E-DPDCH:Enhanced Dedicated Physical Data Channel)」とし、上り制御データを伝送するチャネルを「エンハンスト個別物理制御チャネル(E-DPCCH:Enhanced Dedicated Physical Control Channel)」としている。
また、かかる移動通信システムでは、エンハンスト個別物理チャネル(E-DPCH)だけでなく、従来の個別物理チャネル(DPCH:Dedicated Physical Channel)も送信されている。個別物理チャネル(DPCH)には、コアネットワークと移動局UEの間のレイヤ3制御情報(レイヤ3メッセージ)が伝送されることを想定している。
また、かかる移動通信システムでは、無線基地局NodeB#2におけるセル#1が、上りユーザデータの最大許容伝送速度(の絶対値)を伝送するための絶対速度制御チャネル(E-AGCH:E−DCH Absolute Grant Channel)を、移動局UEに対して送信するように構成されている。
移動局UEは、常に1つのセルから送信されている絶対速度制御チャネル(E-AGCH)のみを受信している。ここで、移動局UEが受信すべき絶対速度制御チャネル(E-AGCH)を送信するセルを、当該移動局UEの「サービングセル」と呼び、サービングセルと同じ無線基地局NodeB#2に属するセル(例えば、セル#2)を、当該移動局UEの「サービングセルセット」と呼ぶ。
サービングセルにより、移動局UEにおける上りユーザデータの伝送速度が制御されるため、無線回線制御局RNCは、通常、下りリンク又は上りリンクにおける電界強度が一番強いセルがサービングセルとなるように制御する。ここで、移動局UEのサービングセルが変更されることを「サービングセルチェンジ」と呼ぶ。
また、かかる移動通信システムでは、サービングセル(セル#1)及び当該サービングセルと異なる無線基地局NodeB#1に属する非サービングセル(例えば、セル#6)が、上りユーザデータの最大許容伝送速度を変更するための相対値を伝送するための相対速度制御チャネル(E-RGCH:E−DCH Relative Grant Channel)を、移動局UEに対して送信するように構成されている。
ここで、サービングセルから送信される相対速度制御チャネル(E-RGCH)によって伝送される最大許容伝送速度の相対値は「Up/Down/Holdコマンド」の3値であり、非サービングセルから送信される相対速度制御チャネル(E-RGCH)によって伝送される最大許容伝送速度の相対値は「Hold/Downコマンド」の2値である。
3GPP TSG-RAN R1-040773
3GPP TSG-RAN R1-040773
しかしながら、従来の移動通信システムでは、サービングセルチェンジ中(サービングセルの変更処理中)に、サービングセルからの相対速度制御チャネル(E-RGCH)に含まれる「Upコマンド」によって、上りユーザデータの最大許容伝送速度が増加した場合、サービングセルチェンジ先のセルにおいて、処理リソースが足りなくなり、上りユーザデータを受信することができなくなる可能性が有るという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、セルチェンジが行われる場合であっても、移動先のサービングセルにおける処理リソース不足による著しい通信品質の劣化を防ぐことができる伝送速度制御方法、移動局及び無線回線制御局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法であって、無線回線制御局が、前記移動局に対して、該移動局のサービングセルを変更するように指示する工程と、前記移動局が、前記指示を取得してから、前記移動局のサービングセルの変更タイミングまでの間、現在接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度の増加指示に従わないで、該最大許容伝送速度を制御する工程とを有することを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記無線回線制御局が、レイヤ3メッセージを用いて、前記移動局に対して、サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度を通知する工程と、前記移動局が、前記指示を取得してから、前記サービングセルの変更処理が完了するまでの間、前記サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度に基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を制御する工程と、前記移動局のサービングセルの変更処理が完了した場合、該移動局が、変更後に接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度に従った前記上りユーザデータの伝送速度の制御を再開する工程とを有してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記無線回線制御局が、前記移動局に対して、該移動局のサービングセルを変更するように指示すると共に、前記移動局のサービングセルの変更タイミングを通知してもよい。
本発明の第2の特徴は、上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する移動局であって、無線回線制御局によって、前記移動局のサービングセルを変更するように指示されてから、前記移動局のサービングセルの変更タイミングまでの間、該移動局が現在接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度の増加指示に従わないで前記最大許容伝送速度を制御するように構成されている最大許容伝送速度制御部を具備することを要旨とする。
本発明の第2の特徴において、前記指示を取得してから前記サービングセルの変更処理が完了するまでの間、レイヤ3メッセージを用いて前記無線回線制御局から通知されたサービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度に基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を制御するように構成されており、前記移動局のサービングセルの変更処理が完了した場合、該移動局が変更後に接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度の増加指示に従った前記上りユーザデータの伝送速度の制御を再開するように構成されている伝送速度制御部を具備してもよい。
本発明の第2の特徴において、前記最大許容伝送速度制御部が、前記無線回線制御局から、該移動局のサービングセルを変更するように指示されると共に、前記移動局のサービングセルの変更タイミングを受信してもよい。
本発明の第3の特徴は、移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法で用いられる無線回線制御局であって、前記移動局に対して、レイヤ3メッセージを用いて、サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度を通知するように構成されている最大許容伝送速度通知部を具備することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、セルチェンジが行われる場合であっても、移動先のサービングセルにおける処理リソース不足による著しい通信品質の劣化を防ぐことができる伝送速度制御方法、移動局及び無線回線制御局を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図8を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。なお、本実施形態に係る移動通信システムは、図11に示すように、複数の無線基地局NodeB#1乃至#5と、無線回線制御局RNCとを具備している。
図1乃至図8を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。なお、本実施形態に係る移動通信システムは、図11に示すように、複数の無線基地局NodeB#1乃至#5と、無線回線制御局RNCとを具備している。
本実施形態に係る移動通信システムは、移動局UEによって上りリンクを介して送信されるユーザデータの伝送速度を制御するように構成されている。
また、本実施形態に係る移動通信システムでは、下りリンクにおいて「HSDPA」が用いられており、上りリンクにおいて「EUL(上り回線エンハンスメント)」が用いられている。なお、「HSDPA」及び「EUL」の両者において、HARQによる再送制御(Nプロセスストップアンドウエイト)が行われるものとする。
したがって、上りリンクにおいて、エンハンスト個別物理データチャネル及びエンハンスト個別物理制御チャネルから構成されるエンハンスト個別物理チャネルと、個別物理データチャネル(DPDCH:Dedicated Physical Data Channel)及び個別物理制御チャネル(DPCCH:Dedicated Physical Control Channel)から構成される個別物理チャネルとが用いられている。
ここで、エンハンスト個別物理制御チャネル(E-DPCCH)は、E-DPDCHの送信フォーマット(送信ブロックサイズ等)を規定するための送信フォーマット番号や、HARQに関する情報(再送回数等)や、スケジューリングに関する情報(移動局UEにおける送信電力やバッファ滞留量等)等のEUL用制御データを送信する。
また、エンハンスト個別物理データチャネル(E-DPDCH)は、エンハンスト個別物理制御チャネル(E-DPCCH)にマッピングされており、当該エンハンスト個別物理制御チャネル(E-DPCCH)で送信されるEUL用制御データに基づいて、移動局UE用のユーザデータを送信する。
個別物理制御チャネル(DPCCH)は、RAKE合成やSIR測定等に用いられるパイロットシンボルや、上り個別物理データチャネル(DPDCH)の送信フォーマットを識別するためのTFCI(Transport Format Combination Indicator)や、下りリンクにおける送信電力制御ビット等の制御データを送信する。
また、個別物理データチャネル(DPDCH)は、個別物理制御チャネル(DPCCH)にマッピングされており、当該個別物理制御チャネル(DPCCH)で送信される制御データに基づいて、移動局UE用のユーザデータを送信する。ただし、移動局UEにおいて送信すべきユーザデータが存在しない場合には、個別物理データチャネル(DPDCH)は送信されないように構成されていてもよい。
また、上りリンクでは、HSPDAが適用されている場合に必要な高速個別物理制御チャネル(HS-DPCCH:High Speed Dedicated Physical Control Channel)も用いられている。
高速個別物理制御チャネル(HS-DPCCH)は、下りリンクにおいて測定されたチャネル品質識別子(CQI:Channel Quality Indicator)や、HSDPA用送達確認信号(Ack又はNack)を送信する。
図1に示すように、本実施形態に係る移動局UEは、バスインターフェース31と、呼処理部32と、ベースバンド処理部33と、RF部34と、送受信アンテナ35とを具備している。
ただし、かかる機能は、ハードウエアとして独立して存在していてもよいし、一部又は全部が一体化していてもよいし、ソフトウエアのプロセスによって構成されていてもよい。
バスインターフェース31は、呼処理部32から出力されたユーザデータを他の機能部(例えば、アプリケーションに関する機能部)に転送するように構成されている。また、バスインターフェース31は、他の機能部(例えば、アプリケーションに関する機能部)から送信されたユーザデータを呼処理部32に転送するように構成されている。
呼処理部32は、ユーザデータを送受信するための呼制御処理を行うように構成されている。
ベースバンド信号処理部33は、RF部34から送信されたベースバンド信号に対して、逆拡散処理やRAKE合成処理やFEC復号処理を含むレイヤ1処理と、MAC-e処理やMAC-d処理を含むMAC処理と、RLC処理とを施して取得したユーザデータを呼処理部32に送信するように構成されている。
また、ベースバンド信号処理部33は、呼処理部32から送信されたユーザデータに対してRLC処理やMAC処理やレイヤ1処理を施してベースバンド信号を生成してRF部34に送信するように構成されている。
なお、ベースバンド信号処理部33の具体的な機能については後述する。RF部34は、送受信アンテナ35を介して受信した無線周波数帯の信号に対して、検波処理やフィルタリング処理や量子化処理等を施してベースバンド信号を生成して、ベースバンド信号処理部33に送信するように構成されている。また、RF部34は、ベースバンド信号処理部33から送信されたベースバンド信号を無線周波数帯の信号に変換するように構成されている。
図2に示すように、ベースバンド信号処理部33は、RLC処理部33aと、MAC-d処理部33bと、MAC-e処理部33cと、レイヤ1処理部33dとを具備している。
RLC処理部33aは、呼処理部32から送信されたユーザデータに対して、レイヤ2の上位レイヤにおける処理(RLC処理)を施して、MAC-d処理部33bに送信するように構成されている。
MAC-d処理部33bは、上りユーザデータが送信された論理チャネルに基づいてチャネル識別子ヘッダを付与することによって、上りリンクにおける送信フォーマットを作成するように構成されている。
図3に示すように、MAC-e処理部33cは、E-TFC選択部33c1と、HARQ処理部33c2とを具備している。
E-TFC選択部33c1は、無線基地局NodeBから送信されたスケジューリング信号に基づいて、エンハンスト個別物理データチャネル(E-DPDCH)の送信フォーマット(E-TFC)を決定するように構成されている。
また、E-TFC選択部33c1は、決定した送信フォーマットについての送信フォーマット情報(送信データブロックサイズや、エンハンスト個別物理データチャネル(E-DPDCH)と個別物理制御チャネル(DPCCH)との送信電力比等)をレイヤ1処理部33dに送信すると共に、決定した送信データブロックサイズ又は送信電力比をHARQ処理部33c2に送信する。
ここで、スケジューリング信号は、当該移動局UEにおけるユーザデータの最大許容伝送速度(例えば、最大許容送信データブロックサイズや、エンハンスト個別物理データチャネル(E-DPDCH)と個別物理制御チャネル(DPCCH)との送信電力比の最大値(最大許容送信電力比)等)、又は、当該最大許容伝送速度に関するパラメータを含むものである。本明細書において、特段の断りがない場合、最大許容伝送速度には、最大許容伝送速度に関するパラメータが含まれるものとする。
かかるスケジューリング信号は、当該移動局UEが在圏しているセルにおいて報知されている情報であり、当該セクタに在圏している全ての移動局、又は、当該セクタに在圏している特定グループの移動局に対する制御情報を含む。
ここで、E-TFC選択部33c1は、無線基地局NodeBからスケジュール信号によって通知された最大許容伝送速度に基づいて、上りユーザデータの伝送速度を制御するように構成されている。
例えば、E-TFC選択部33c1は、無線基地局NodeBからスケジュール信号によって通知された最大許容伝送速度に到達するまで、上りユーザデータの伝送速度を増加させていくように構成されていてもよい。
また、E-TFC選択部33c1は、無線基地局NodeBからスケジュール信号によって通知された最大許容伝送速度で、上りユーザデータを送信するように構成されていてもよい。
通常時は、E-TFC選択部33c1は、サービングセルから送信された絶対速度制御チャネル(E-AGCH)に含まれる最大許容伝送速度の絶対値や、サービングセル及び非サービングセルから送信された相対速度制御チャネル(E-RGCH)に含まれる最大許容伝送速度の相対値に基づいて、上述の最大許容伝送速度を制御するように構成されている。
一方、E-TFC選択部33c1は、無線回線制御局RNCによって、移動局のサービングセルを変更するように(すなわち、サービングセルチェンジを行うように)指示された場合、移動局UEのサービングセルの変更タイミングまでの間、移動局UEが現在接続しているサービングセルから通知される相対速度制御チャネル(E-RGCH)に含まれる最大許容伝送速度の相対値である「Upコマンド」(最大許容伝送速度の増加指示)に従わないで、上述の最大許容伝送速度を制御するように構成されている。
なお、E-TFC選択部33c1は、無線回線制御局RNCからの指示と共に、上述の移動局UEのサービングセルの変更タイミングを受信するように構成されていてもよい。
なお、E-TFC選択部33c1は、サービングセルチェンジ中(すなわち、無線回線制御局RNCからの上述の指示を取得してからサービングセルの変更処理が完了するまでの間)、レイヤ3メッセージを用いて無線回線制御局RNCから通知されたサービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度に基づいて、上りユーザデータの伝送速度を制御するように構成されている。
例えば、E-TFC選択部33c1は、サービングセルチェンジ中、レイヤ3メッセージを用いて無線回線制御局RNCから通知されたサービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度まで、上りユーザデータの伝送速度を増加させていくように構成されていてもよい。
また、E-TFC選択部33c1は、サービングセルチェンジ中、レイヤ3メッセージを用いて無線回線制御局RNCから通知されたサービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度で、上りユーザデータを送信するように構成されていてもよい。
その後、E-TFC選択部33c1は、移動局UEのサービングセルの変更処理(サービングセルチェンジ)が完了した場合、移動局UEが変更後に接続しているサービングセルから通知される絶対速度制御チャネル(E-AGCH)に含まれる最大許容伝送速度の絶対値に従った上りユーザデータの伝送速度の制御を再開するように構成されている。
なお、E-TFC選択部33c1は、サービングセルチェンジ中は、移動局UEが現在接続しているサービングセルから通知される相対速度制御チャネル(E-RGCH)に含まれる最大許容伝送速度の相対値である「Downコマンド」(最大許容伝送速度の低減指示)や、当該サービングセルから通知される絶対速度制御チャネル(E-AGCH)に含まれる最大許容伝送速度の絶対値や、移動局UEが現在接続している非サービングセルから通知される相対速度制御チャネル(E-RGCH)に含まれる最大許容伝送速度の相対値である「Hold/Downコマンド」(最大許容伝送速度の維持又は低減指示)には従って、上述の最大許容伝送速度を制御するように構成されていてもよい。
HARQ処理部33c2は、「Nプロセスのストップアンドウエイト」のプロセス管理を行い、無線基地局NodeBから受信される送達確認信号(上りユーザデータ用のAck/Nack)に基づいて、上りユーザデータの伝送を行うように構成されている。
具体的には、HARQ処理部33c2は、無線基地局NodeBによって送信される送達確認信号(上りユーザデータ用のAck又はNack)に基づいて、当該無線基地局NodeBによる上りユーザデータの受信処理が成功したか否かについて判定する。
そして、HARQ処理部33c2は、無線基地局NodeBからHARQプロセスに対して送信された送達確認信号がAckである場合(すなわち、上りユーザデータの受信に成功した場合)、HARQプロセスにおける新しい上りユーザデータを送信する。
または、HARQ処理部33c2は、無線基地局NodeBからHARQプロセスに対して送信された送達確認信号がNackである場合(すなわち、上りユーザデータの受信に成功した場合)、HARQプロセスにおける上りユーザデータを再送する。
図4に示すように、本実施形態に係る無線基地局NodeBは、HWYインターフェース11と、ベースバンド信号処理部12と、呼制御部13と、1つ又は複数の送受信部14と、1つ又は複数のアンプ部15と、1つ又は複数の送受信アンテナ16とを備える。
HWYインターフェース11は、無線回線制御局RNCとのインターフェースである。具体的には、HWYインターフェース11は、無線回線制御局RNCから、下りリンクを介して移動局UEに送信するユーザデータを受信して、ベースバンド信号処理部12に入力するように構成されている。また、HWYインターフェース11は、無線回線制御局RNCから、無線基地局NodeBに対する制御データを受信して、呼制御部13に入力するように構成されている。
また、HWYインターフェース11は、ベースバンド信号処理部12から、上りリンクを介して移動局UEから受信した上りリンク信号に含まれるユーザデータを取得して、無線回線制御局RNCに送信するように構成されている。さらに、HWYインターフェース11は、無線回線制御局RNCに対する制御データを呼制御部13から取得して、無線回線制御局RNCに送信するように構成されている。
ベースバンド信号処理部12は、HWYインターフェース11から取得した下りユーザデータに対して、MAC-e処理やレイヤ1処理を施してベースバンド信号を生成して、送受信部14に転送するように構成されている。
ここで、下りリンクにおけるMAC-e処理には、HARQ処理やスケジューリング処理や伝送速度制御処理等が含まれる。また、下りリンクにおけるレイヤ1処理には、ユーザデータのチャネル符号化処理や拡散処理等が含まれる。
また、ベースバンド信号処理部12は、送受信部14から取得したベースバンド信号に対して、レイヤ1処理やMAC-e処理を施して上りユーザデータを抽出して、HWYインターフェース11に転送するように構成されている。
ここで、上りリンクにおけるMAC-e処理には、HARQ処理やスケジューリング処理や伝送速度制御処理やヘッダ廃棄処理等が含まれる。また、上りリンクにおけるレイヤ1処理には、逆拡散処理やRAKE合成処理や誤り訂正復号処理等が含まれる。
なお、ベースバンド信号処理部12の具体的な機能については後述する。また、呼制御部13は、HWYインターフェース11から取得した制御データに基づいて呼制御処理を行うものである。
送受信部14は、ベースバンド信号処理部12から取得したベースバンド信号を無線周波数帯の信号(下りリンク信号)に変換する処理を施してアンプ部15に送信するように構成されている。また、送受信部14は、アンプ部15から取得した無線周波数帯の信号(上りリンク信号)をベースバンド信号に変換する処理を施してベースバンド信号処理部12に送信するように構成されている。
アンプ部15は、送受信部14から取得した下りリンク信号を増幅して、送受信アンテナ16を介して移動局UEに送信するように構成されている。また、アンプ部15は、送受信アンテナ16によって受信された上りリンク信号を増幅して、送受信部14に送信するように構成されている。
図5に示すように、ベースバンド信号処理部12は、MAC-e及びレイヤ1処理部123を具備している。
MAC-e及びレイヤ1処理部123は、送受信部14から取得したベースバンド信号に対して、逆拡散処理やRAKE合成処理や誤り訂正復号処理やHARQ処理等を行うように構成されている。
ただし、これらの機能は、ハードウエアで明確に分けられておらず、ソフトウエアによって実現されていてもよい。
図6に示すように、MAC-e及びレイヤ1処理部(上りリンク用構成)123は、DPCCH RAKE部123aと、DPDCH RAKE部123bと、E-DPCCH RAKE部123cと、E-DPDCH RAKE部123dと、HS-DPCCH RAKE部123eと、TFCIデコーダ部123gと、バッファ123h、123mと、再逆拡散部123i、123nと、FECデコーダ部123j、123pと、E-DPCCHデコーダ部123kと、MAC-e機能部123lと、HARQバッファ123oと、MAC-hs機能部123qと、干渉電力測定部123rとを具備している。
E-DPCCH RAKE部123cは、送受信部14から送信されたベースバンド信号内のエンハンスト個別物理制御チャネル(E-DPCCH)に対して、逆拡散処理と、個別物理制御チャネル(DPCCH)に含まれているパイロットシンボルを用いたRAKE合成処理を施すように構成されている。
E-DPCCHデコーダ部123kは、E-DPCCH RAKE部123cのRAKE合成出力に対して復号処理を施して、送信フォーマット番号やHARQに関する情報やスケジューリングに関する情報等を取得してMAC-e機能部123lに入力するように構成されている。
E-DPDCH RAKE部123dは、送受信部14から送信されたベースバンド信号内のエンハンスト個別物理データチャネル(E-DPDCH)に対して、MAC-e機能部123lから送信された送信フォーマット情報(コード数)を用いた逆拡散処理と、個別物理制御チャネル(DPCCH)に含まれているパイロットシンボルを用いたRAKE合成処理を施すように構成されている。
バッファ123mは、MAC-e機能部123lから送信された送信フォーマット情報(シンボル数)に基づいて、E-DPDCH RAKE部123dのRAKE合成出力を蓄積するように構成されている。
再逆拡散部123nは、MAC-e機能部123lから送信された送信フォーマット情報(拡散率)に基づいて、バッファ123mに蓄積されているE-DPDCH RAKE部123dのRAKE合成出力に対して、逆拡散処理を施すように構成されている。
HARQバッファ123oは、MAC-e機能部123lから送信された送信フォーマット情報に基づいて、再逆拡散部123nの逆拡散処理出力を蓄積するように構成されている。
FECデコーダ部123pは、MAC-e機能部123lから送信された送信フォーマット情報(送信データブロックサイズ)に基づいて、HARQバッファ123oに蓄積されている再逆拡散部123nの逆拡散処理出力に対して、誤り訂正復号処理(FEC復号処理)を施すように構成されている。
干渉電力測定部123rは、上りリンクにおける干渉量(ノイズライズ)、例えば、自セルをサービングセルとする移動局による干渉電力や、全体の干渉電力等を測定するように構成されている。
ここで、ノイズライズは、所定周波数内の所定チャネルにおける干渉電力と、当該所定周波数内の雑音電力(熱雑音電力や移動通信システム外からの雑音電力)との比(ノイズフロアからの受信信号レベル)である。すなわち、ノイズライズは、通信を行っている状態の受信レベルが、通信を行っていない状態の受信レベル(ノイズフロア)に対して有するオフセットである。
MAC-e機能部123lは、E-DPCCHデコーダ部123kから取得した送信フォーマット番号やHARQに関する情報やスケジューリングに関する情報等に基づいて、送信フォーマット情報(コード数やシンボル数や拡散率や送信データブロックサイズ等)を算出して出力するように構成されている。
また、MAC-e機能部123lは、図7に示すように、受信処理命令部123l1と、HARQ管理部123l2と、スケジューリング部123l3とを具備している。
受信処理命令部123l1は、E-DPCCHデコーダ部123kから入力された送信フォーマット番号やHARQに関する情報やスケジューリングに関する情報を、HARQ管理部123l2に送信するように構成されている。
また、受信処理命令部123l1は、E-DPCCHデコーダ部123kから入力されたスケジューリングに関する情報を、スケジューリング部123l3に送信するように構成されている。
さらに、受信処理命令部123l1は、E-DPCCHデコーダ部123kから入力された送信フォーマット番号に対応する送信フォーマット情報を出力するように構成されている。
HARQ管理部123l2は、FECデコーダ部123pから入力されたCRC結果に基づいて、上りユーザデータの受信処理が成功したか否かについて判定する。そして、HARQ管理部123l2は、かかる判定結果に基づいて送達確認信号(Ack又はNack)を生成して、ベースバンド信号処理部12の下りリンク用構成に送信する。また、HARQ管理部123l2は、上述の判定結果がOKであった場合、FECデコーダ部123pから入力された上りユーザデータを無線回線制御局RNCに送信する。
また、HARQ管理部123l2は、上述の判定結果がOKである場合には、HARQバッファ123oに蓄積されている軟判定情報をクリアする。一方、HARQ管理部123l2は、上述の判定結果がNGである場合には、HARQバッファ123oに、上りユーザデータを蓄積する。
また、HARQ管理部123l2は、上述の判定結果を受信処理命令部123l1に転送し、受信処理命令部123l1は、受信した判定結果に基づいて、次のTTIに備えるべきハードウエアリソースをE-DPDCH RAKE部123d及びバッファ123mに通知し、HARQバッファ123oにおけるリソース確保のための通知を行う。
また、受信処理命令部123l1は、バッファ123m及びFECデコーダ部123pに対して、TTI毎に、バッファ123mに蓄積されている上りユーザデータがある場合には、HARQバッファ123oに蓄積されている当該TTIに該当するプロセスにおける上りユーザデータと新規に受信した上りユーザデータとを加算した後に、FEC復号処理を行うように、HARQバッファ123o及びFECデコーダ部123pに指示する。
また、スケジューリング部123l3は、無線基地局NodeBの上りリンクにおける無線リソースや、上りリンクにおける干渉量(ノイズライズ)等に基づいて、最大許容伝送速度(最大許容送信データブロックサイズや最大許容送信電力比等)を含むスケジューリング信号を通知するように、ベースバンド信号処理部12の下りリンク用構成に指示する。
具体的には、スケジューリング部123l3は、E-DPCCHデコーダ部123kから送信されたスケジューリングに関する情報(上りリンクにおける無線リソース)や、干渉電力測定部123rから送信された上りリンクにおける干渉量に基づいて、最大許容伝送速度を決定し、通信中の移動局における上りユーザデータの伝送速度を制御するように構成されている。
以下、ハードウエアリソースに基づく制御方式及び上りリンクにおける干渉量に基づく制御方式について具体的に説明する。
ハードウエアリソースに基づく制御方式では、スケジューリング部123l3は、配下のセルに接続している移動局UEに対して、絶対速度制御チャネル(E-AGCH)によって最大許容伝送速度を報知するように構成されている。
スケジューリング部123l3は、配下のセルに接続している移動局UEにおける上りユーザデータの伝送速度が高くなり、ハードウエアリソースが足りなくなってきた場合には、最大許容伝送速度を低く設定し、ハードウエアリソース不足が生じないようにしている。
一方、スケジューリング部123l3は、配下のセルに接続している移動局における上りユーザデータの伝送が終了した場合等、ハードウエアリソースに余裕が出てきた場合には、再び最大許容伝送速度を高く設定する。
また、上りリンクにおける干渉量に基づく制御方式では、スケジューリング部123l3は、配下のセクタに接続している移動局UEに対して、絶対速度制御チャネル(E-AGCH)によって最大許容伝送速度を報知するように構成されている。
スケジューリング部123l3は、配下のセルに接続している移動局UEにおけるユーザデータの伝送速度が高くなり、上りリンクにおける干渉量(例えば、ノイズライズ)が許容値(例えば、最大許容ノイズライズ)を超えた場合には、最大許容伝送速度を低く設定し、上りリンクにおける干渉量が許容値内に収まるようにしている(図12参照)。
一方、スケジューリング部123l3は、配下のセルに接続している移動局UEにおける上りユーザデータの伝送が終了した場合等、上りリンクにおける干渉量(例えば、ノイズライズ)が許容値(例えば、最大許容ノイズライズ)内に収まっており余裕が出ている場合には、再び最大許容伝送速度を高く設定する(図12参照)。
本実施形態に係る無線回線制御局RNCは、無線基地局NodeBの上位に位置する装置であり、無線基地局NodeBと移動局UEとの間の無線通信を制御するように構成されている。
図8に示すように、本実施形態に係る無線回線制御局RNCは、交換局インターフェース51と、RLCレイヤ処理部52と、MACレイヤ処理部53と、メディア信号処理部54と、無線基地局インターフェース55と、呼制御部56とを具備している。
交換局インターフェース51は、交換局1とのインターフェースである。交換局インターフェース51は、交換局1から送信された下りリンク信号をRLCレイヤ処理部52に転送し、RLCレイヤ処理部52から送信された上りリンク信号を交換局1に転送するように構成されている。
RLCレイヤ処理部52は、シーケンス番号等のヘッダ又はトレーラの合成処理等のRLC(無線リンク制御:Radio Link Control)サブレイヤ処理を施すように構成されている。RLCレイヤ処理部522は、RLCサブレイヤ処理を施した後、上りリンク信号については交換局インターフェース51に送信し、下りリンク信号についてはMACレイヤ処理部53に送信するように構成されている。
MACレイヤ処理部53は、優先制御処理やヘッダ付与処理等のMACレイヤ処理を施すように構成されている。MACレイヤ処理部53は、MACレイヤ処理を施した後、上りリンク信号についてはRLCレイヤ処理部52に送信し、下りリンク信号については無線基地局インターフェース55(又は、メディア信号処理部54)に送信するように構成されている。
メディア信号処理部54は、音声信号やリアルタイムの画像信号に対して、メディア信号処理を施すように構成されている。メディア信号処理部54は、メディア信号処理を施した後、上りリンク信号についてはMACレイヤ処理部53に送信し、下りリンク信号については無線基地局インターフェース55に送信するように構成されている。
無線基地局インターフェース55は、無線基地局NodeBとのインターフェースである。無線基地局インターフェース55は、無線基地局NodeBから送信された上りリンク信号をMACレイヤ処理部53(又は、メディア信号処理部54)に転送し、MACレイヤ処理部53(又は、メディア信号処理部54)から送信された下りリンク信号を無線基地局NodeBに転送するように構成されている。
呼制御部56は、無線リソース管理処理や、レイヤ3シグナリングによるチャネルの設定及び開放処理等を施すように構成されている。ここで、無線リソース管理処理には、呼受付制御処理や、ハンドオーバー処理等が含まれる。
具体的には、呼制御部56は、移動局UEからの測定報告や無線基地局NodeBからの測定報告等に基づいて、セルチェンジを行うか否かについて判定するように構成されている。なお、呼制御部56は、セルチェンジを行うと決定した場合、該当する移動局UEに対して、当該移動局のサービングセルを変更するように指示する。かかる場合に、呼制御部56は、移動局UEのサービングセルの変更タイミングを通知するように構成されていてもよい。
また、呼制御部56は、当該セルチェンジにおける移動先のセルのリソース割り当て状態や、上りリンクにおけるスループット等に基づいて、セルチェンジを行う移動局UEに対して、レイヤ3メッセージを用いて、サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度を通知するように構成されている。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UEにおいてセルチェンジが行われる際の動作について説明する。図9は、移動局UEのサービングセルが、無線基地局NodeB#1配下のセルから無線基地局NodeB#2配下のセルに変更となる場合のセルチェンジについて示すものである。
図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UEにおいてセルチェンジが行われる際の動作について説明する。図9は、移動局UEのサービングセルが、無線基地局NodeB#1配下のセルから無線基地局NodeB#2配下のセルに変更となる場合のセルチェンジについて示すものである。
図9に示すように、ステップS1001において、移動局UEは、無線基地局NodeB#1に接続されており、ユーザデータチャネルによる通信を行っている。
ここで、移動局UEは、移動局UEのサービングセルから送信された絶対速度制御チャネル(E-AGCH)によって通知される最大伝送速度の絶対値と、移動局UEのサービングセルから送信された相対速度制御チャネル(E-RGCH)によって通知される最大伝送速度の相対値と、移動局UEの非サービングセルから送信された相対速度制御チャネル(E-RGCH)によって通知される最大伝送速度の相対値とに基づいて、上りユーザデータの伝送速度を制御している。
なお、移動局UEのサービングセルは、当該サービングセル配下の移動局UEに対して共通の絶対速度制御チャネル(E-AGCH)を送信していてもよいし、当該サービングセル配下の移動局UEに対して別個の絶対速度制御チャネル(E-AGCH)を送信していてもよい。
また、移動局UEのサービングセル及び非サービングセルは、当該サービングセル配下の移動局UEに対して別個の相対速度制御チャネル(E-RGCH)を送信していてもよい。
ステップS1002において、無線回線制御局RNCが、セルチェンジを開始すると決定した場合、移動局UEのサービングセルを変更するための準備を行うように指示するコネクション変更準備要求を無線基地局NodeB#1に送信し、ステップS1003において、無線基地局NodeB#1が、当該コネクション変更準備要求に対応する準備を行い、かかる準備が完了した旨を通知するコネクション変更準備応答を無線回線制御局RNCに送信する。
ステップS1004において、無線回線制御局RNCが、移動局UEのサービングセルを変更するための準備を行うように指示するコネクション変更準備要求を無線基地局NodeB#2に送信し、ステップS1005において、無線基地局NodeB#2が、当該コネクション変更準備要求に対応する準備を行い、かかる準備が完了した旨を通知するコネクション変更準備応答を無線回線制御局RNCに送信する。
無線回線制御局RNCは、ステップS1006において、無線基地局NodeB#1に対して、移動局UEと当該無線基地局NodeB#1との間の接続を解放するためのコネクション解放要求を送信し、ステップS1007及びS1008において、無線基地局NodeB#2及び移動局UEに対して、それぞれ移動局UEと当該無線基地局NodeB#2との間の接続を設定するためのコネクション設定要求を送信する。
ここで、移動局UEは、上述のコネクション設定要求を受信した後、移動局UEのサービングセルの変更タイミングまでの間、現在接続しているサービングセルからの相対速度制御チャネル(RGCH)に含まれる「Upコマンド」に従わないで、上りユーザデータの最大許容伝送速度を制御する。
この間、移動局UEは、レイヤ3メッセージを用いた無線回線制御局RNCから通知された「サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度」に基づいて、上りユーザデータの伝送速度を制御する。
なお、無線回線制御局RNCは、上述のコネクション設定要求によって「サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度」を移動局に対して通知してもよいし、上述のコネクション設定要求とは別個に「サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度」を移動局に対して通知してもよい。
無線回線制御局RNCは、ステップS1009において、当該セルチェンジにおける移動先のサービングセルを含む無線基地局NodeB#2から、上り同期確立応答を受信し、ステップS1010において、当該セルチェンジを行う移動局UEから、下り同期確立応答を受信する。
ステップS1011において、無線回線制御局RNCは、移動局UEに対して、当該セルチェンジの完了を通知するためのセル完了通知(レイヤ3メッセージ)を送信する。
ステップS1012において、移動局UEと無線基地局NodeB#2との間に設定されたユーザデータチャネルによる通信が開始される。この後、移動局UEは、移動先のサービングセルから送信される絶対速度制御チャネル(E-AGCH)に含まれる最大許容伝送速度の増加指示(Upコマンド)に従った上りユーザデータの伝送速度の制御を再開する。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、セルチェンジが行われる場合であっても、移動先のサービングセルにおける処理リソース不足による著しい通信品質の劣化を防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、セルチェンジが行われる場合であっても、移動先のサービングセルにおける処理リソース不足による著しい通信品質の劣化を防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEは、コネクション設定要求を受信してから、セルチェンジ完了通知を受信するまでの間であっても、無線回線制御局RNCからレイヤ3メッセージを用いて通知された最大許容伝送速度の範囲内で、上りユーザデータの伝送速度を制御することができるので、セルチェンジ前の上りユーザデータの伝送速度の低減を緩和することができる。
1…交換局
NodeB…無線基地局
11…HWYインターフェース
12、33…ベースバンド信号処理部
123…MAC-e及びレイヤ1処理部
123a…DPCCH RAKE部
123b…DPDCH RAKE部
123c…E-DPCCH RAKE部
123d…E-DPDCH RAKE部
123e…HS-DPCCH RAKE部
123g…TFCIデコーダ部
123h、123m…バッファ
123i、123n…再逆拡散部
123j、123p…FECデコーダ部
123k…E-DPCCHデコーダ部
123l…MAC-e機能部
123l1…受信処理命令部
123l2…HARQ管理部
123l3…スケジューリング部
123o…HAQRバッファ
123q…MAC-hs機能部
123r…干渉電力測定部
13、56…呼制御部
14…送受信部
15…アンプ部
16、35…送受信アンテナ
UE…移動局
31…バスインターフェース
32…呼処理部
33a…RLC処理部
33b…MAC-d処理部
33c…MAC-e処理部
33c1…E-TFCI選択部
33c2…HARQ処理部
33d…レイヤ1処理部
34…RF部
RNC…無線回線制御局
51…交換局インターフェース
52…RLCレイヤ処理部
53…MACレイヤ処理部
54…メディア信号処理部
55…無線基地局インターフェース
NodeB…無線基地局
11…HWYインターフェース
12、33…ベースバンド信号処理部
123…MAC-e及びレイヤ1処理部
123a…DPCCH RAKE部
123b…DPDCH RAKE部
123c…E-DPCCH RAKE部
123d…E-DPDCH RAKE部
123e…HS-DPCCH RAKE部
123g…TFCIデコーダ部
123h、123m…バッファ
123i、123n…再逆拡散部
123j、123p…FECデコーダ部
123k…E-DPCCHデコーダ部
123l…MAC-e機能部
123l1…受信処理命令部
123l2…HARQ管理部
123l3…スケジューリング部
123o…HAQRバッファ
123q…MAC-hs機能部
123r…干渉電力測定部
13、56…呼制御部
14…送受信部
15…アンプ部
16、35…送受信アンテナ
UE…移動局
31…バスインターフェース
32…呼処理部
33a…RLC処理部
33b…MAC-d処理部
33c…MAC-e処理部
33c1…E-TFCI選択部
33c2…HARQ処理部
33d…レイヤ1処理部
34…RF部
RNC…無線回線制御局
51…交換局インターフェース
52…RLCレイヤ処理部
53…MACレイヤ処理部
54…メディア信号処理部
55…無線基地局インターフェース
Claims (7)
- 移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法であって、
無線回線制御局が、前記移動局に対して、該移動局のサービングセルを変更するように指示する工程と、
前記移動局が、前記指示を取得してから、前記移動局のサービングセルの変更タイミングまでの間、現在接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度の増加指示に従わないで、該最大許容伝送速度を制御する工程とを有することを特徴とする伝送速度制御方法。 - 前記無線回線制御局が、レイヤ3メッセージを用いて、前記移動局に対して、サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度を通知する工程と、
前記移動局が、前記指示を取得してから、前記サービングセルの変更処理が完了するまでの間、前記サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度に基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を制御する工程と、
前記移動局のサービングセルの変更処理が完了した場合、該移動局が、変更後に接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度に従った前記上りユーザデータの伝送速度の制御を再開する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の伝送速度制御方法。 - 前記無線回線制御局が、前記移動局に対して、該移動局のサービングセルを変更するように指示すると共に、前記移動局のサービングセルの変更タイミングを通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の伝送速度制御方法。
- 上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する移動局であって、
無線回線制御局によって、前記移動局のサービングセルを変更するように指示されてから、前記移動局のサービングセルの変更タイミングまでの間、該移動局が現在接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度の増加指示に従わないで前記最大許容伝送速度を制御するように構成されている最大許容伝送速度制御部を具備することを特徴とする移動局。 - 前記指示を取得してから前記サービングセルの変更処理が完了するまでの間、レイヤ3メッセージを用いて前記無線回線制御局から通知されたサービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度に基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を制御するように構成されており、前記移動局のサービングセルの変更処理が完了した場合、該移動局が変更後に接続しているサービングセルから通知される前記最大許容伝送速度の増加指示に従った前記上りユーザデータの伝送速度の制御を再開するように構成されている伝送速度制御部を具備することを特徴とする請求項4に記載の移動局。
- 前記最大許容伝送速度制御部は、前記無線回線制御局から、該移動局のサービングセルを変更するように指示されると共に、前記移動局のサービングセルの変更タイミングを受信することを特徴とする請求項4又は5に記載の移動局。
- 移動局によって送信される上りユーザデータの伝送速度を最大許容伝送速度に基づいて制御する伝送速度制御方法で用いられる無線回線制御局であって、
前記移動局に対して、レイヤ3メッセージを用いて、サービングセルの変更処理中の最大許容伝送速度を通知するように構成されている最大許容伝送速度通知部を具備することを特徴とする無線回線制御局。
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