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JP2006267549A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2006267549A
JP2006267549A JP2005085621A JP2005085621A JP2006267549A JP 2006267549 A JP2006267549 A JP 2006267549A JP 2005085621 A JP2005085621 A JP 2005085621A JP 2005085621 A JP2005085621 A JP 2005085621A JP 2006267549 A JP2006267549 A JP 2006267549A
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Yasuo Yoda
寧雄 依田
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Abstract

【課題】転写手段の駆動トルク変化が生じても画像の濃度ムラの発生を防止すること。
【解決手段】像担持体と、前記像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上に形成した画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
前記転写手段は前記像担持体との間に前記転写材を狭持する転写部材を備えており、前記転写部材は前記転写部材に取り付けられて前記転写部材と一体回転する転写部材駆動ギヤを有し、前記転写部材に当接部材を備えており、画像形成装置は前記転写部材駆動ギヤを介して前記転写部材を駆動する転写部材駆動手段を備えており、前記転写部材駆動手段は前記転写部材駆動ギヤに対して動力を伝達する転写部材駆動力伝達経路を有し、前記転写部材駆動力伝達経路にワンウェイクラッチが設置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタや複写機やファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置には、トナーを用いた電子写真方式が多く用いられている。近年のプリンタ需要の多様化から余白レス(余白無し)印字に対する要望が高まっており、特に、一回り大きい記録材に印字してからその余白をカットして余白無し印字物を作成していた作業を簡略化するという目的から、余白レス印字の必要性が高まっている。
例えば、余白無し印字可能な電子写真方式の画像形成装置として、特許文献1に挙げられている画像形成装置が提案されている。
特開2004−005559号公報
図6に、上記従来例の画像形成装置の構成図を挙げる。
しかしながら、上記従来例の画像形成装置100は、余白無し印字に伴い生じる転写ベルト107への付着トナーの発生による紙の裏汚れを防止するために、転写ベルトクリーニングユニット109を設けている。これにより、余白無し印字時に画像の濃度ムラが発生する欠点があった。
余白無し印字時に画像の濃度ムラが発生するメカニズムを以下に説明する。
余白無し印字時には、転写材Pよりも大きな画像を感光ドラム103a,103b,103c,103d上に形成し、転写材P上に余白の無い画像を形成する。感光ドラム103a,103b,103c,103d上の画像のうち転写材Pからはみ出した部分は、転写ベルト107に付着した後、転写ベルトクリーニングユニット109で除去される。
つまり、転写ベルトクリーニングユニット109には、通常印字時には付着トナーは到達しないのに対して、余白無し印字時には転写ベルト107に付着したトナーが到達する。この転写ベルトクリーニングユニット109への到達トナー量の変動により、転写ベルト107の駆動トルクは大きく変動する。通常、印字が続くときには、転写ベルトクリーニングユニット109部にトナーが殆ど存在しないことで転写ベルトクリーニングユニット109と転写ベルト107との間の摩擦力により転写ベルト107の駆動トルクは高い。
一方、余白無し印字時に付着トナーが転写ベルトクリーニングユニット109に到達した瞬間に急激に転写ベルト107の駆動トルクは変化して小さくなる。この転写ベルト107の駆動トルク変化は、転写ベルト107及び転写材Pの移動速度を変化させることになり、転写材P上に形成された画像の濃度ムラとして顕在化する。
そこで、本発明の第1の目的は、転写手段の駆動トルク変化が生じても画像の濃度ムラの発生を防止することである。
又、本発明の第2の目的は、転写部材に対して接離可能な当接部材により、転写手段の駆動トルク変化が生じても、画像の濃度ムラの発生を防止することである。
更に、本発明の第3の目的は、構成の異なる複数の転写手段を各々装着することで転写手段の駆動トルクが異なっても、画像の濃度ムラの発生を防止することである。
又、本発明の第4の目的は、転写部材に対する当接部材の有る転写手段と転写部材に対する当接部材の無い転写手段を各々装着することで転写手段の駆動トルクが異なっても、画像の濃度ムラの発生を防止することである。
又、本発明の第5の目的は、転写部材表面の摩擦係数が異なる複数の転写手段を各々装着することで転写手段の駆動トルクが異なっても、画像の濃度ムラの発生を防止することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、像担持体と、前記像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上に形成した画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
前記転写手段は前記像担持体との間に前記転写材を狭持する転写部材を備えており、前記転写部材は前記転写部材に取り付けられて前記転写部材と一体回転する転写部材駆動ギヤを有し、前記転写部材に当接部材を備えており、画像形成装置は前記転写部材駆動ギヤを介して前記転写部材を駆動する転写部材駆動手段を備えており、前記転写部材駆動手段は前記転写部材駆動ギヤに対して動力を伝達する転写部材駆動力伝達経路を有し、前記転写部材駆動力伝達経路にワンウェイクラッチが設置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記当接部材が前記転写部材に対して接離可能な構成であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、像担持体と、前記像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上に形成した画像を転写材に転写する転写手段とを有し、前記転写手段は前記像担持体との間に前記転写材を狭持する転写部材を備えており、前記転写部材は前記転写部材に取り付けられて前記転写部材と一体回転する転写部材駆動ギヤを有し、前記転写手段は画像形成装置に対して着脱可能なユニット構成であり、画像形成装置は前記転写部材駆動ギヤを介して前記転写部材を駆動する転写部材駆動手段を備えており、前記転写部材駆動手段は前記転写部材駆動ギヤに対して動力を伝達する転写部材駆動力伝達経路を有し、前記転写部材駆動力伝達経路にワンウェイクラッチが設置されている画像形成装置において、
前記転写手段には構成がそれぞれ異なる複数の種類のユニットがあり、それぞれの転写手段ユニットが装着可能であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記転写手段のユニット構成の違いが、前記転写部材に対する当接部材の有無であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記転写手段構成の違いが、前記転写部材表面の摩擦係数の違いであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、転写材の全域に対して画像を形成する第1の画像形成モードによる画像形成を行う機能と、転写材の所定領域を除く通常領域内において画像を形成する第2の画像形成モードによる画像形成を行う機能とを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、転写手段の駆動トルクの変化が生じても、画像の濃度ムラの発生を防止することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、転写部材に対する当接部材が、転写部材に対して接離することで転写手段の駆動トルクの変化が生じても、画像の濃度ムラの発生を防止することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、構成の異なる複数の転写手段を各々装着することで転写手段の駆動トルクが異なっても、画像の濃度ムラの発生を防止することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、転写部材に対する当接部材の有無により転写手段の駆動トルクが異なっていても、画像の濃度ムラの発生を防止することである。
請求項5記載の発明によれば、転写部材表面の摩擦係数の違いにより転写手段の駆動トルクが異なっていても、画像の濃度ムラの発生を防止することである。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1に示すフルカラーの電子写真画像形成装置の概略断面図を用いて、本実施例の画像形成装置の構成を説明する。ここでは、第1の像担持体として、第1色目:イエロー、第2色目:マゼンタ、第3色目:シアン、第4色目:ブラックの、それぞれの色トナーに対応した複数の感光体ドラム11a,11b,11c,11dと、第2の像担持体として、各感光体ドラム11a,11b,11c,11dにそれぞれの一次転写部で接触している中間転写ベルト1と有する。
各感光体ドラムは、中間転写ベルト1の移動方向に沿って、最上流に位置する第1色目(イエロー)の感光体ドラム11a、感光体ドラム11aの下流側の最近傍に位置する第2色目(マゼンタ)の感光体ドラム11b、感光体ドラム11bの下流側の最近傍に位置する第3色目(シアン)の感光体ドラム11c、感光体ドラム11cの下流側の最近傍に位置する第4色目(ブラック)の感光体ドラム11dの順番で配置されている。
本実施の形態における感光体ドラム11a,11b,11c,11dは、外径30.0mmであり、アルミシリンダ上に感光材料を塗布した層を有している。
中間転写ベルト1には、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂フィルムや、これらの樹脂にカーボンや導電粉体を分散させ抵抗調整を行った樹脂フィルム又はウレタンゴム、NBR等の基層シートのトナー担持体面側に、離型層として樹脂層を形成した複数層構造を有するエラストマシート等も用いることができる。
本実施の形態で使用されている中間転写体ベルト1は、ポリイミドにカーボンを分散して表面抵抗率ρs=1×1012Ωの中抵抗に調整することで、転写工程等にてベルト1に付加された電荷を、特別な除電機構を設けずに減衰させることができる。又、この中間転写ベルト1は周長1000mm、厚み100μmの単層無端状ベルトである。
表面抵抗率測定は、JIS−K6911に準拠し、導電性ゴムを電極とすることで電極とベルト表面の良好な接触性を得た上で、超高抵抗抵抗計(アドバンテスト社製R8340)を用いて測定した。測定条件は、印加電圧=100V、電圧印加時間=30sとした。
中間転写ベルト1は、図1に示すように、中間転写ベルト1に内包される駆動ローラ1a、支持ローラ1b、分離ローラ1cの3本のローラに懸架されている。尚、駆動ローラ1a、支持ローラ1b、分離ローラ1cは、電気的に接地されている。
駆動ローラ1a及び分離ローラ1cは、直径24.0mmのアルミ製芯金と層厚2.9mmのヒドリンゴム層とで構成される外径29.8mmのローラであり、ヒドリンゴムを抵抗調整することでローラ抵抗値を1×10Ωとしている。
支持ローラ1bは、直径29.8mmのアルミローラである。
ローラ抵抗値は、測定対象のローラを直径30mmのアルミ製シリンダーに当接させてアルミ製シリンダーに対して従動回転させながら、超高抵抗抵抗計(アドバンテスト社製R8340)を用いて測定した。測定条件は、印加電圧=100V、電圧印加時間=30s、当接力=9.8N、回転周速=117mm/sとした。
中間転写ベルト1は、矢印方向に不図示の駆動装置により、所定のプロセススピードV1(本実施形態では117.0mm/s)で回転している。又、各感光体ドラム11a,11b,11c,11dは、中間転写ベルト1の移動方向と同じ方向に、中間転写ベルト1の移動速度の99.0%(本実施形態では115.8mm/s)で不図示の駆動装置により回転している。各感光ドラム11a,11b,11c,11dと中間転写ベルト1の移動速度に速度差ΔVaを付けることで、一次転写効率を改善している。
但し、各感光ドラム11a,11b,11c,11dと中間転写ベルト1の移動速度の速度差ΔVaが大きいほど、中間転写ベルト1との摺擦に起因して各感光ドラム11a,11b,11c,11dの磨耗や傷の発生が促進される。そこで、本実施の形態では、一次転写効率と感光ドラムの磨耗や傷の程度の両立から、速度差ΔVaをプロセススピードの1.0%(本実施形態では1.17mm/s)に設定した。
各感光体ドラム11a,11b,11c,11dは、各接触帯電ローラ12a,12b,12c,12dにより一様に帯電され、露光情報信号により変調された各スキャナー13a,13b,13c,13dからのレーザー光で静電潜像を作成される。
ホストコンピュータより送られた画像情報信号を、不図示の画像情報処理手段により最終的に転写材上に形成する画像が画像情報信号に基づいた所望のサイズや色度が得られるような処理が為されることで露光情報信号が得られる。
レーザー光の強度及び照射スポット径は画像形成装置の解像度および所望の画像濃度によって適正に設定されており、各感光体ドラム11a,11b,11c,11d上の静電潜像はレーザー光が照射された部分は明部電位VL(約−150V)に、そうでない部分は一次帯電器である各接触帯電ローラ12a,12b,12c,12dで帯電された暗部電位VD(約−650V)に保持されることによって形成する。
静電潜像は、各感光体ドラム11a,11b,11c,11dの回転により、各々の現像器14a,14b,14c,14dとの対向部に達し、感光体ドラム表面と同一極性(本例ではマイナス極性)に帯電された現像剤(トナー)が供給されて顕像化され、現像剤像(トナー像)を形成する。
本実施の形態における現像器14は、二成分現像方式を採用した現像装置である。又、本実施の形態における現像バイアスは、DC成分=−400V、AC成分=1.5kVpp、周波数=3kHz、波形=矩形波、の直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスである。
各感光体ドラム11a,11b,11c,11d上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト1と感光体ドラム11a,11b,11c,11dとの近接又は当接部分である各々の一次転写ニップにおいて、中間転写ベルト1の背面に接している一次転写ローラ15a,15b,15c,15dに一次転写バイアス源16a,16b,16c,16dから印加される一次転写バイアス(本実施形態では+400Vの定電圧制御)により、中間転写ベルト1上に転写される。中間転写ベルト1が感光体ドラム11dとの一次転写ニップを通過した段階で、中間転写ベルト1上への4色画像の形成は終わり、一次転写行程は完了する。
一方、トナー像の一次転写を終えた各感光体ドラム11a,11b,11c,11dの表面は、ウレタンゴムブレードから成るドラムクリーニング装置17a,17b,17c,17dにより一次転写残トナー等を除去して清浄化され、次の画像形成工程に備える。
転写材カセット5には画像形成装置内の温湿度を検知する温湿度センサ51が設置されている。
次に、転写材カセット5から転写材Pが1枚取り出され、中間転写ベルト1を挟持して分離ローラ1cと転写部材としての二次転写ローラ2との間の部分である二次転写ニップ部に挿通される。
このとき、二次転写ローラ2にはトナーと逆極性であり、温湿度センサによって検知された画像形成装置内の温湿度に従って決定する最適なバイアス(本実施形態では15℃/10%R.H.時に+20μA、23℃/50%R.H.時に+30μA、30℃/80%R.H.時に+35μAの定電流制御)が二次転写バイアス源21により印加され、トナー像は中間転写ベルト1から転写材Pに二次転写される。
本実施形態における二次転写ローラ2は、直径14.0mmのアルミ製芯金と層厚4mmのシリコンゴム層と表層である層厚100μmのフッ素樹脂層で構成される外径22.1mmのローラであり、シリコンゴムとフッ素樹脂を抵抗調整することでローラ抵抗値を1×108
Ωとしている。表層にフッ素樹脂層を設けることで、余白無し印字を行った場合に二次転写ローラ2に付着するトナーを、後述する二次転写ローラクリーナで容易に除去することが可能になっている。又、二次転写ローラ2の硬度は45°(ASKER−C)である。
本実施の形態における二次転写ローラ駆動を、図2に挙げる二次転写ローラ駆動装置23の概略説明図を使って説明する。二次転写ローラ駆動装置23により二次転写ローラ2を矢印R2方向に回転している。
二次転写ローラ2の一方の端部には二次転写ローラ駆動ギヤ24が固定されている。駆動源であるモータ25の出力軸にはワンウェイクラッチ26を介して連結されている出力ギヤ27は、二次転写ローラ駆動ギヤ24と噛み合い二次転写ローラ2を矢印R2方向に回転させる。二次転写ローラ2の速度V2はV1よりも0.3%遅い116.6mm/sに設定されている。ワンウェイクラッチ26は矢印R3方向にはロックし、それとは逆方向にはフリーとなる。よって、二次転写ローラ2が中間転写ベルト1に当接している状態では、二次転写ローラ2はモータ25からの駆動を受けずに、中間転写ベルト1により従動で回転する。
二次転写ニップ部を通過した未定着トナー像を載せた転写材Pは、定着装置3に到達し、加熱・加圧されて永久定着像が得られる。定着装置3から排出された転写材Pは、装置外の排紙トレイ6に搬送される。
トナー像を転写材Pに転写し終えた中間転写ベルト1の表面は、ウレタンゴムで作成されたクリーニングブレードを有する中間転写体クリーナ4によって二次転写残トナーがクリーニングされる。
本発明では、転写材Pに余白無し印字を行うため、従来の画像形成装置で記録材P内の印字領域を決定するマスク領域Eを図3に示したように、記録材Pの大きさより概略1mm大きくすることで塗り足し領域の画像を感光ドラム上に形成可能にしてある。従って、転写時に記録材Pより外側にある塗り足し領域のトナーTは、二次転写ローラ2に付着する。この付着トナーは、転写材Pの裏汚れの原因となり得るため、二次転写ローラ2に当接している二次転写ローラクリーナ22で除去される。
本実施の形態においては、二次転写ローラクリーナ22としてウレタンゴムブレードを用いた。但し、二次転写ローラクリーナ22としては、ウレタンゴムブレード以外に回転駆動されるファーブラシ等の既知の清掃手段も用いることができる。
本実施の形態の構成によると、余白無し印字を行うことで二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部に塗り足し領域に起因するトナーが多く存在することで二次転写ローラ2の駆動トルクが十分小さい場合には、二次転写ローラ2は中間転写ベルト1に対して従動で回転できる。この状態では、転写材Pは中間転写ベルト1と等速で搬送されるため、画像こすれの無い良好な画像を得ることができる。
一方、余白無し印字ではない通常印字動作が続き、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部に僅かなトナーしか存在しないことで二次転写ローラ2の駆動トルクが大きくなった場合には、二次転写ローラ2は二次転写ローラ駆動装置23により駆動されることで回転する。よって、転写材Pは二次転写ローラ2の駆動トルクが大きい場合においても中間転写ベルト1とほぼ等速(中間転写ベルト1の速度V1と二次転写ローラ2の速度V 2の間の速度となる)で搬送される。これにより、転写材Pが中間転写ベルト1と等速で搬送された時に得られる、画像こすれの無い良好な画像レベルを得ることはできないが、転写材Pが中間転写ベルト1とほぼ等速で搬送速度変動無く安定して搬送されるため、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を防止できる。
よって、本実施の形態では、転写ローラ駆動装置23にワンウェイクラッチを設けることで、二次転写ローラ2の駆動トルクが大きく変動しても、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を抑制する画像形成装置を提供できる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。上記実施の形態1と同様な構成については、同符号を付与してその説明を省略する。
本実施の形態では、二次転写ローラクリーナ22は不図示の接離機構により二次転写ローラ2に対して接離可能な構成になっており、余白無し印字を行う場合に当接し、余白無し印字を行わない通常印字の場合は離間する。この二次転写ローラクリーナ22の接離機構を設けることで、通常印字の場合は摺擦に起因する二次転写ローラクリーナ22の磨耗や二次転写ローラ2表面の磨耗や傷を防止できる。これにより、二次転写ローラ2への付着トナーのクリーニング不良の発生による裏汚れ発生の防止や二次転写ローラ2と二次転写ローラクリーナ22の超寿命化を達成できる。
本実施の形態の構成によると、余白無し印字ではない通常印字の場合で二次転写ローラクリーナ22が二次転写ローラ2から離間している場合や、余白無し印字の場合で二次転写ローラクリーナ22が二次転写ローラ2に当接していても、二次転写ローラ2に塗り足し領域に起因する多くの付着トナーがあり、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部にトナーが多く存在することで二次転写ローラ2の駆動トルクが十分小さい場合には、二次転写ローラ2は中間転写ベルト1に対して従動で回転できる。この状態では、転写材Pは中間転写ベルト1と等速で搬送されるため、画像こすれの無い良好な画像を得ることができる。
一方、余白無し印字の場合で二次転写ローラクリーナ22が二次転写ローラ2に当接していても、塗り足し領域のトナーが少なく、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部に僅かなトナーしか存在しないことで二次転写ローラ2の駆動トルクが大きくなった場合には、二次転写ローラ2は二次転写ローラ駆動装置23により駆動されることで回転する。
よって、転写材Pは二次転写ローラ2の駆動トルクが大きい場合においても中間転写ベルト1とほぼ等速(中間転写ベルト1の速度V1と二次転写ローラ2の速度V2の間の速度となる)で搬送される。これにより、転写材Pが中間転写ベルト1と等速で搬送された時に得られる、画像こすれの無い良好な画像レベルを得ることはできないが、転写材Pが中間転写ベルト1とほぼ等速で搬送速度変動無く安定して搬送されるため、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を防止できる。
よって、本実施の形態2では、二次転写ローラ駆動装置23にワンウェイクラッチを設けることで、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を抑制する画像形成装置を提供できる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。上記実施の形態1と同様な構成については、同符号を付与してその説明を省略する。
本実施の形態では、図4に挙げる二次転写ユニット200が装置本体から着脱可能となっており、二次転写ユニット200は二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2を有する。更に、二次転写ユニット200は二次転写ローラクリーナ22が除去した二次転写ローラ2に付着したトナーを回収するトナー回収容器201も有する。
又、本実施の形態の装置本体には、余白無し印字を行わない場合には、上述した二次転写ユニット200の代わりに通常印字用二次転写ユニット300も装着可能となっている。図5に通常印字用二次転写ユニット300を挙げる。通常印字用二次転写ユニット300は、余白無し印字に伴う二次転写ローラ2に付着するトナーの除去をする必要がなく、二次転写ユニット200とは異なり、二次転写ローラ清掃手段を有さないことで、余白無し印字を行わないユーザに対して二次転写ユニット200よりも安価に提供できる。
本実施の形態の構成によると、通常印字用二次転写ユニット300を装着した場合や、二次転写ユニット200を装着していても、二次転写ローラ2に塗り足し領域に起因する多くの付着トナーがあり、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部にトナーが多く存在することで二次転写ローラ2の駆動トルクが十分小さい場合には、二次転写ローラ2は中間転写ベルト1に対して従動で回転できる。この状態では、転写材Pは中間転写ベルト1と等速で搬送されるため、画像こすれの無い良好な画像を得ることができる。
一方、二次転写ユニット200を装着して、塗り足し領域のトナーが少なく、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部に僅かなトナーしか存在しないことで二次転写ローラ2の駆動トルクが大きくなった場合には、二次転写ローラ2は二次転写ローラ駆動装置23により駆動されることで回転する。
よって、転写材Pは二次転写ローラ2の駆動トルクが大きい場合においても中間転写ベルト1とほぼ等速(中間転写ベルト1の速度V1と二次転写ローラ2の速度V2の間の速度となる)で搬送される。これにより、転写材Pが中間転写ベルト1と等速で搬送された時に得られる、画像こすれの無い良好な画像レベルを得ることはできないが、転写材Pが中間転写ベルト1とほぼ等速で搬送速度変動無く安定して搬送されるため、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を防止できる。
よって、本実施の形態3では、二次転写ローラ駆動装置23にワンウェイクラッチを設けることで、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を抑制する画像形成装置を提供できる。
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4について説明する。上記実施の形態3と同様な構成については、同符号を付与してその説明を省略する。
本実施の形態においては、通常印字用二次転写ローラ302は、余白無し印字に伴う付着トナーの除去をする必要が無いため、二次転写ローラ2とは異なり、表層にフッ素樹脂層などの離型層を設ける必要が無い。このため、本実施の形態における通常印字用二次転写ローラ302は、直径14mmのアルミ製芯金と層厚4.1mmのシリコンゴム層で構成される外径22.1mmのローラであり、シリコンゴムを抵抗調整することでローラ抵抗値を1×10Ωとしている。
二次転写ローラ2と通常印字用二次転写ローラ302の表面摩擦係数は、最表層の材質の違いから各々0.18及び0.87と大きく異なっている。これにより、二次転写ユニットの違いから、二次転写ローラが得る中間転写ベルト2や転写材Pから駆動力が異なる。
転写ローラの表面摩擦係数測定は、新東科学株式会社製HEIDONトライボギアミューズTYPE:94iによる、サンプルの10箇所の平均測定値を用いた。サンプルは、各々の二次転写ローラ構成に応じたシート形状とした。つまり、二次転写ローラ2のサンプルは、厚さ7mmのアルミ板上に厚さ4.0mmのシリコンゴム層と表層である厚さ100μmのフッ素樹脂層を形成した100mm×100mmのシート、通常印字用二次転写ローラ302のサンプルは、厚さ7mmのアルミ板上に厚さ4.1mmのシリコンゴム層を形成した100mm×100mmのシートである。
本実施の形態の構成によると、二次転写ユニット200を装着した場合に比較して通常印字用二次転写ユニット300を装着した場合は、二次転写ローラ302の表面がシリコンゴムであることで、二次転写ローラ302が中間転写ベルト2や転写材Pから大きい駆動力を得ることができる。
又、二次転写ユニット200を装着していても、二次転写ローラ2に塗り足し領域に起因する多くの付着トナーがあり、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部にトナーが多く存在することで二次転写ローラ2の駆動トルクが十分小さい場合には、二次転写ローラ2は中間転写ベルト1に対して従動で回転できる。この状態では、転写材Pは中間転写ベルト1と等速で搬送されるため、画像こすれの無い良好な画像を得ることができる。
一方、二次転写ユニット200を装着して、塗り足し領域のトナーが少なく、二次転写ローラクリーナ22と二次転写ローラ2の当接部に僅かなトナーしか存在しないことで二次転写ローラ2の駆動トルクが大きくなった場合には、二次転写ローラ2は二次転写ローラ駆動装置23により駆動されることで回転する。
よって、転写材Pは二次転写ローラ2の駆動トルクが大きい場合においても中間転写ベルト1とほぼ等速(中間転写ベルト1の速度V1と二次転写ローラ2の速度V2の間の速度となる)で搬送される。これにより、転写材Pが中間転写ベルト1と等速で搬送された時に得られる、画像こすれの無い良好な画像レベルを得ることはできないが、転写材Pが中間転写ベルト1とほぼ等速で搬送速度変動無く安定して搬送されるため、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を防止できる。
よって、本実施の形態では、二次転写ローラ駆動装置23にワンウェイクラッチを設けることで、転写材Pの搬送速度変動に起因する画像濃度ムラの発生を抑制する画像形成装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る二次転写ローラ駆動装置を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置のマスク領域を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る二次転写ユニットを説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る通常印字用二次転写ユニットを説明する図である。 本発明の従来例に係る画像形成装置を説明する図である。
符号の説明
1 中間転写ベルト
2 二次転写ローラ
5 転写材カセット
6 排紙トレイ
P 転写材

Claims (6)

  1. 像担持体と、前記像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上に形成した画像を転写材に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
    前記転写手段は前記像担持体との間に前記転写材を狭持する転写部材を備えており、前記転写部材は前記転写部材に取り付けられて前記転写部材と一体回転する転写部材駆動ギヤを有し、前記転写部材に当接部材を備えており、画像形成装置は前記転写部材駆動ギヤを介して前記転写部材を駆動する転写部材駆動手段を備えており、前記転写部材駆動手段は前記転写部材駆動ギヤに対して動力を伝達する転写部材駆動力伝達経路を有し、前記転写部材駆動力伝達経路にワンウェイクラッチが設置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接部材が前記転写部材に対して接離可能な構成であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 像担持体と、前記像担持体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上に形成した画像を転写材に転写する転写手段とを有し、前記転写手段は前記像担持体との間に前記転写材を狭持する転写部材を備えており、前記転写部材は前記転写部材に取り付けられて前記転写部材と一体回転する転写部材駆動ギヤを有し、前記転写手段は画像形成装置に対して着脱可能なユニット構成であり、画像形成装置は前記転写部材駆動ギヤを介して前記転写部材を駆動する転写部材駆動手段を備えており、前記転写部材駆動手段は前記転写部材駆動ギヤに対して動力を伝達する転写部材駆動力伝達経路を有し、前記転写部材駆動力伝達経路にワンウェイクラッチが設置されている画像形成装置において、
    前記転写手段には構成がそれぞれ異なる複数の種類のユニットがあり、それぞれの転写手段ユニットが装着可能であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記転写手段のユニット構成の違いが、前記転写部材に対する当接部材の有無であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記転写手段構成の違いが、前記転写部材表面の摩擦係数の違いであることを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 転写材の全域に対して画像を形成する第1の画像形成モードによる画像形成を行う機能と、転写材の所定領域を除く通常領域内において画像を形成する第2の画像形成モードによる画像形成を行う機能とを備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。
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