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JP2006219884A - カム送り防止機構 - Google Patents

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JP2006219884A
JP2006219884A JP2005033729A JP2005033729A JP2006219884A JP 2006219884 A JP2006219884 A JP 2006219884A JP 2005033729 A JP2005033729 A JP 2005033729A JP 2005033729 A JP2005033729 A JP 2005033729A JP 2006219884 A JP2006219884 A JP 2006219884A
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cam
dharma
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JP2005033729A
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Tadayoshi Sudo
忠義 須藤
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

【課題】
近年カム送り、サムターン回し、ピッキングの3種類の錠破りが多発している。
その内のカム送りを解決した錠はまだ市場に出回っていない。一番解決の遅れている分野である。
これまでに考え出されたカム送り防止技術よりも機能的で使い易く確実にカム送りを防止する技術を実現する事が課題である。
【解決手段】
デットボルトを出し入れするダルマをシリンダーダルマとカムダルマに分け、両ダルマの外周の一定部分にギアを設け、両ギアを組み合わせて連動させるもので、合鍵を施錠側へ回しきると両ギアが歯の無い位置で噛み合う事で、シリンダーダルマは回す事ができるがカムダルマは回す事ができないカム送り防止機構を実現した。シリンダーダルマはダルマカバーで保護をする。
【選択図】図2

Description

錠の不正解錠の1つであるカム送りを防止する技術に関する。
平成10年頃から、それまでに見られなかった錠破りが多発するようになった。
その中の1つがカム送りによる不正解錠である。
カム送りは錠を取り付ける為に扉に開けた穴や、錠のラッチボルト周囲の透き間から針金を差し込み、デットカムを押すか引いてデットカムを回して解錠するものである。
近い将来にはドリルを使って扉と錠ケースに穴を開け、その穴から行うカム送りも発生すると考えられる。
現時点では有効なカム送り対策を施した錠はまだ見られず、この分野の技術はまだあまり無いと思われる。
その中の1つに特願2004−205336がある。これはダルマをシリンダーダルマとカムダルマに分けず、1個のダルマでダルマの外側にダルマホルダーを設け、ダルマをダルマホルダーに対して固定するものである。合鍵でシリンダーを回した時のみその固定が解けるものである。
特願2004−205336
特願2004−205336の問題として、合鍵の回転角度とダルマの回転角度に差が生じ、合鍵の回転角度よりダルマの回転角度が小さくなる。
できれば合鍵の回転角度とダルマの回転角度を同じにしたい。
または合鍵の回転角度よりダルマの回転角度を大きくしたい。
また、別の方法で有効にカム送りを防止できる技術を実現したい。
多くの防止技術を持つ事で、その錠に合った技術を使えるようにしたい。
施錠状態ではデットボルト(3)を出し入れするデットカムを持ったダルマを回らなくする事を考えた。
その手段として、シリンダー軸を組み付けるダルマと、デットカムを持つダルマとに分け、両ダルマをギアで連結し、ギアの噛み合わせ構造によって施錠時にはシリンダーを組み付けたダルマは回るが、デットカムを持つダルマが回らない機構を考えた。
請求項1記載のカム送り防止機構を図2、3に基づいて説明する。
シリンダー軸を組み合わせるシリンダーダルマ(5)の外周の一定部分にギア(11)を設け、デットボルト(3)を出し入れするデットカム(9)を持つカムダルマ(8)の外周の一定部分にギア(10)を設け、両ダルマをギアで連動するように組み合わせたものである。
合鍵を使ってシリンダーダルマ(5)を施錠側へ回すとカムダルマ(8)が回り、カムダルマがデットボルトを突き出した時点で、両ダルマのギアは歯が噛み合わない状態となる。
図2がその状態である。図2の状態ではシリンダーダルマは左右どちらにも回転が可能だが、カムダルマは左右のどちら側にも回らない。
つまりこの状態ではデットカムやカムダルマを操作してカム送りをする事ができない。
解錠するにはシリンダーダルマを解錠側へ回すと、両ダルマのギアの歯が噛み合った時点でカムダルマが自動的に連動して回り、デットボルトを引込める。
この時両ギアを噛み合わせる為に重要な働きをするのが、ギア噛ませバネ(15)を持つギア噛ませプッシャー(14)である。施錠状態でデットカム(9)を解錠側へギア噛ませプッシャーで押している事で、解錠時にスムーズな両ギアの噛み合わせが可能となる。
ギア噛ませバネの強さも条件が有る。ロッキングピン(17)を戻しているロッキングバネ(18)より強いバネにする事が必要である。弱いとシリンダーダルマを解錠側へ回しても両ギアは噛み会わず、シリンダーダルマだけが回り、カムダルマは回らない事になる。
また、施錠時にデットボルトが突き出た時点で、デットカム(9)がデットボルトに当る部分に遊び(20)を設けると、錠破りであるデットボルト押し込めに対して効果がある。
その遊びを確保するのがクリックバネ(16)である。
この両ダルマをギアで連動させた機構は、両ダルマの径を違える事で両ダルマの回転の角度比を自由に変える事ができる。これで課題の1つが解決する。
請求項1記載の機構では、カム送りでデットカムを持つカムダルマを回す事ができないが、シリンダーダルマを回す事でカムダルマを回す事が可能である。
シリンダーダルマにはカムは無く、針金を使って回しにくいが、ギアに針金を当てることによって回す事が可能となる。その為に、シリンダーダルマの外側にダルマカバー(13)を設け、ダルマカバーによってシリンダーダルマの操作をできなくしたのが請求項2記載のカム送り防止機構である。
シリンダーダルマ(5)やダルマカバー(13)は、錠を扉に取り付けた時に屋外のシリンダーや屋内のサムターンに挟まれ、工具を使っても破壊し難い状態となる。将来発生すると思われる扉と錠にドリル等で穴を開け、その穴からカム送りを行う錠破りも有効に防止できる。
デットボルトの押し込み強度について説明する。
錠によってデットボルト押し込み強度の確保は、デットカムのみに頼るものと、デットカムとロッキングバーに頼るものと、ロッキングバーのみに頼るものがある。
これらは施錠時のデットボルトに対するデットカムの角度が重要な意味を持つ。その意味で本発明の両ダルマの回転角度比を自由に変える事は都合が良い。
ちなみに図2、3はデットカムとロッキングバーの両方で強度を確保する。
ロッキングバーだけで確保したい時はカムダルマの回転角度をより大きくすれば良い。
カム送りの防止について、施錠時のカムダルマは固定されて回らない事と、シリンダーダルマはダルマカバーで保護され、ダルマカバーはシリンダーやサムターンに挟まれて保護される事で、将来発生すると思われるドリルを使って扉と錠ケースに穴を開け、その穴から行うカム送りも防止する事ができる。
以上で課題を解決する事ができる。
シリンダーを持つあらゆる錠やスイッチは、合鍵の回転力を伝える為のカムを持っている。本発明の機構のデットカムを持つカムダルマはそのカムそのものである。
ゆえに本機構はシリンダーを設けたあらゆる製品のカム送り防止に使用できる。
近年多く発生しているカム送りがマンション、アパート、戸建住宅の住居玄関の錠である。まずそれらの錠のカム送りを防止したい。
住居玄関の開き扉に使用する玄関錠のほとんどはラッチボルトを持っている。
しかしラッチボルトとデットボルトの作動系は完全に分かれている。
その為にそれらの錠のほぼすべてに本機構を設ける事ができる。
本機構を設けた錠の取り付け方法や使用方法は従来の錠と同じである。
本機構を設けた玄関錠が将来ドリルを使ったカム送りにあった状況を説明する。
屋外側から扉の屋外側鋼板と錠ケースに穴を開ける。
その穴から各種形状をした針金を差し込み、デットカムに当てつつカムダルマを回す操作をする。
しかし、カムダルマは固定されており、回らない。
シリンダーダルマを回そうとするとシリンダーダルマはダルマカバー内にあり、操作する事ができない。ダルマカバーを、ドリルを使って破ろうとすると、ダルマカバーはシリンダーに挟まれており、シリンダーを破壊しない限り破ることは困難である。それに、シリンダーは金属の塊であり、その外周もより強い金属で保護されており、シリンダーを破壊することは困難である。
請求項1と2記載の機構を設けた錠の、シリンダーを外した斜視図である。 図1のAA断面で、施錠状態を示す。 解錠状態を示す。
符号の説明
1 錠ケース
2 錠ケース蓋
3 デットボルト
4 シリンダー組み付け穴
5 シリンダーダルマ
6 シリンダー軸受け穴
7 カムダルマ軸
8 カムダルマ
9 デットカム
10 ギア
11 ギア
12 ギアの歯が噛み合わない位置
13 ダルマカバー
14 ギア噛ませプッシャー
15 ギア噛ませバネ
16 クリックバネ
17 ロッキングピン
18 ロッキングピンバネ
19 ロッキングバー
20 遊び

Claims (2)

  1. 錠ケース(1)内の、シリンダー軸を組み合わせるシリンダーダルマ(5)の外周の一定部分にギア(11)を設け、デットボルト(3)を出し入れするデットカム(9)を持つカムダルマ(8)の外周の一定部分にギア(10)を設け、シリンダーダルマとカムダルマを組み合わせた錠機構で、施錠の為にシリンダーダルマを施錠方向に回すと、デットボルトが出終えた時点で、両ダルマの外周がギアの無い位置の噛み合わせなり、シリンダーダルマの回転は可能だがカムダルマの回転ができなくなる事が特徴のカム送り防止機構。
  2. シリンダーダルマの周りにダルマカバー(13)を設けた請求項1記載のカム送り防止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009281098A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Hinomoto Jomae Ltd かばん用センターロック
GB2477854A (en) * 2010-02-09 2011-08-17 Tindall Engineering Ltd Lock with anti-thrust mechanism

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GB2477854B (en) * 2010-02-09 2016-07-20 Tindall Eng Ltd Locking mechanism with an anti-thrust mechanism

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