JP2006211906A - 油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置 - Google Patents
油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006211906A JP2006211906A JP2005024769A JP2005024769A JP2006211906A JP 2006211906 A JP2006211906 A JP 2006211906A JP 2005024769 A JP2005024769 A JP 2005024769A JP 2005024769 A JP2005024769 A JP 2005024769A JP 2006211906 A JP2006211906 A JP 2006211906A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frying
- conveying
- bean curd
- fried bean
- support plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 235000013527 bean curd Nutrition 0.000 title abstract description 12
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 33
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 33
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 15
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 6
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Abstract
【課題】 一台の搬送装置で、厚さの異なる油揚であっても、油揚の所定位置に空気注射針を刺し込むことができる油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置を提供する。
【解決手段】 所定方向に移動する搬送体30に、油揚Gを縦姿勢で支持できるように、複数枚の支持板32aが所定間隔で設けられた搬送体装置50と、支持板32a間に挟まれて縦姿勢で搬送される油揚Gの上面から刺し込んだ空気注入針62により空気を注入し、油揚G内部を分離する空気注入装置60とを具備する油揚搬送装置100において、支持板32aの配設間隔が、厚さの異なる油揚Gを縦姿勢で支持できるように、搬送体30の移動方向に交互に異なることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 所定方向に移動する搬送体30に、油揚Gを縦姿勢で支持できるように、複数枚の支持板32aが所定間隔で設けられた搬送体装置50と、支持板32a間に挟まれて縦姿勢で搬送される油揚Gの上面から刺し込んだ空気注入針62により空気を注入し、油揚G内部を分離する空気注入装置60とを具備する油揚搬送装置100において、支持板32aの配設間隔が、厚さの異なる油揚Gを縦姿勢で支持できるように、搬送体30の移動方向に交互に異なることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は油揚を縦姿勢で搬送する油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置に関し、より詳細には、厚さの異なる油揚の製造を一つのラインで対応することが可能な油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置に関する。
生地をフライヤで揚げ、フライヤから取り出した油揚を搬送すると共に、搬送路の中途部で注射針により油揚の内部に空気を注入し、内部が分離された油揚を形成する油揚製造装置としては、例えば、特許文献1により提案されているものがある。
具体的には、生地をフライヤにて揚げてなる油揚をフライヤから順次取り出し、取り出し位置に連設された帯状の搬送体に多数植設した支持板間に滑り込ませ、これらの支持板により前後を、前記搬送体の周回域に略水平をなして架設した案内レールにより下縁を夫々支持して各油揚を縦姿勢に保ち、前記搬送体の動作により案内レール上を搬送しつつ、この搬送経路の中途に配されて前記搬送体の動作に連動する内部分離手段の動作により、搬送中の油揚の上縁面に空気注入針を刺し込み、注入空気により内部を厚さ方向両側に分離して、前記案内レールの終端にて取出すようになした油揚の製造装置において、前記内部分離手段は、これの配設位置に搬送された油揚の前側に、前記空気注入針の刺し込みに先立って当接し、該油揚を後側の前記支持板との間に挾持して位置決めする押え板を具備し、また前記案内レールは、前記内部分離手段の配設位置よりもやや前位置に、前方を下として傾斜する傾斜部を具備する油揚の製造装置である。
特公平6−014839号公報
具体的には、生地をフライヤにて揚げてなる油揚をフライヤから順次取り出し、取り出し位置に連設された帯状の搬送体に多数植設した支持板間に滑り込ませ、これらの支持板により前後を、前記搬送体の周回域に略水平をなして架設した案内レールにより下縁を夫々支持して各油揚を縦姿勢に保ち、前記搬送体の動作により案内レール上を搬送しつつ、この搬送経路の中途に配されて前記搬送体の動作に連動する内部分離手段の動作により、搬送中の油揚の上縁面に空気注入針を刺し込み、注入空気により内部を厚さ方向両側に分離して、前記案内レールの終端にて取出すようになした油揚の製造装置において、前記内部分離手段は、これの配設位置に搬送された油揚の前側に、前記空気注入針の刺し込みに先立って当接し、該油揚を後側の前記支持板との間に挾持して位置決めする押え板を具備し、また前記案内レールは、前記内部分離手段の配設位置よりもやや前位置に、前方を下として傾斜する傾斜部を具備する油揚の製造装置である。
ところが、特許文献1の油揚の製造装置においては、支持板間の間隔が等間隔に設定されているため、単品種の油揚げの製造に用いられる前提になっている。したがって、製造する油揚の種類を変更する際には、支持板の配設間隔を変更するといった段取り替えが必要になる。
また、このような段取り替えをすることなく、異なる種類の油揚げを製造しようとする場合には、種類が異なる油揚は、その肉厚を支持板の配設間隔と等厚または薄肉にしなければならないといった制約がある。
また、このような段取り替えをすることなく、異なる種類の油揚げを製造しようとする場合には、種類が異なる油揚は、その肉厚を支持板の配設間隔と等厚または薄肉にしなければならないといった制約がある。
さらに、図8に示すように、支持板の配設間隔よりも薄い肉厚の油揚を特許文献1の油揚製造装置に適用した場合、支持板間に投入された油揚は、注射針の進入方向に対して傾斜しており、油揚への注射針の刺し込み位置が一定しないといった課題がある。このため、場合によっては、注射針の先端が油揚からはみ出し、注射針から注入された空気が油揚の外に出てしまうため、油揚の内部が厚さ方向に分離せずに不良品となってしまうおそれがあるといった課題もある。
本発明は、一台の搬送装置で、厚さの異なる油揚であっても、油揚の所定位置に空気注射針を刺し込むことができる油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置の提供を目的としている。
本発明は、前記目的を達成すべく為されたものであって、所定方向に移動する搬送体に、油揚を縦姿勢で支持できるように、複数枚の支持板が所定間隔で設けられた搬送体装置と、前記支持板間に挟まれて縦姿勢で搬送される油揚の上面から刺し込んだ空気注入針により空気を注入し、前記油揚内部を分離する空気注入装置とを具備する油揚搬送装置において、前記支持板の配設間隔が、厚さの異なる油揚を縦姿勢で支持できるように、前記搬送体の移動方向に交互に異なることを特徴とする。
また、前記支持板は、前記搬送体に固定された固定板の一部を曲折して形成されていることを特徴とする。
これによれば、油揚を確実に支持することができるため、搬送装置から油揚が脱落してしまうおそれがなくなる。
これによれば、油揚を確実に支持することができるため、搬送装置から油揚が脱落してしまうおそれがなくなる。
また、所要間隔をあけて平行に設けられた、同一方向に移動する複数の搬送体に、その移動方向に対して直交方向に掛け渡された固定板の複数箇所が曲折されて、複数枚の支持板が櫛歯状に形成されていることを特徴とする。
これによれば、複数の搬送体が固定板により拘束されるため、各搬送体の移動量を揃えることができるため、複数枚の油揚を同時にしかも効率的に大量生産することが可能になる。
これによれば、複数の搬送体が固定板により拘束されるため、各搬送体の移動量を揃えることができるため、複数枚の油揚を同時にしかも効率的に大量生産することが可能になる。
また、前記支持板に隣接して設けられ、縦姿勢の油揚を支承する案内レールが、前記搬送体に沿って設けられていて、前記空気注入装置を通過した油揚を前記搬送体装置から分離するように、案内レールの空気注入装置側の端部が前記搬送体から離反することを特徴とする。
これによれば、搬送体装置により搬送された油揚の取り出しを自動化することができるため、効率的な油揚の製造が可能になる。
これによれば、搬送体装置により搬送された油揚の取り出しを自動化することができるため、効率的な油揚の製造が可能になる。
また、前記搬送体に設けられた支持板間の所定間隔に、油揚を揚げるフライヤから取り出され、かつ、前記所定間隔に適合する厚さの油揚を、前記搬送体の動作に連動して投入する投入手段が設けられていることを特徴とする。
これによれば、油揚の製造を全自動化することができる。
これによれば、油揚の製造を全自動化することができる。
また、前記搬送体が無端状の搬送体であることを特徴とする。
これによれば、油揚搬送装置を小型化することができる。
また、以上の油揚搬送体が、油揚げを揚げるフライヤに隣接して設けれていることを特徴とする油揚製造装置である。
これによれば、油揚搬送装置を小型化することができる。
また、以上の油揚搬送体が、油揚げを揚げるフライヤに隣接して設けれていることを特徴とする油揚製造装置である。
本発明による油揚搬送装置には、油揚を挿入して縦姿勢に保持する支持板の配設間隔が交互に異なるように設けられている。このため、厚さの異なる油揚でも、油揚の厚さに適合する支持板の配設間隔に挿入することによって、縦姿勢を保持した状態で空気注入装置に移動させることができる。
その結果、一台の油揚搬送装置によって、油揚搬送装置を実質的に停止することなく、異なる厚さの油揚を生産可能であるため、従来の単一厚さの油揚を搬送することを前提にした油揚搬送装置に比較して、その生産効率を向上でき、油揚の製造コストの低減を図ることが可能である。
その結果、一台の油揚搬送装置によって、油揚搬送装置を実質的に停止することなく、異なる厚さの油揚を生産可能であるため、従来の単一厚さの油揚を搬送することを前提にした油揚搬送装置に比較して、その生産効率を向上でき、油揚の製造コストの低減を図ることが可能である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態における油揚搬送装置の側面図である。図2は、支持板の取り付け状態を示す斜視図である。図3は、図1におけるA部分の拡大図である。図4は、図1におけるB部分の拡大図である。図5は、図1におけるC部分の拡大図である。
油揚搬送装置100は、図1に示すように、駆動モータMと、駆動スプロケット10と、受動スプロケット20と、駆動スプロケット10および受動スプロケット20に巻回された搬送体である金属チェーン30(以下、単にチェーン30ということがある)およびチェーン30に垂直に設けられた支持板32aとにより構成された搬送体装置50と、搬送体装置50により搬送されてきた油揚Gに空気を注入する空気注入装置60を有している。
油揚搬送装置100は、図1に示すように、駆動モータMと、駆動スプロケット10と、受動スプロケット20と、駆動スプロケット10および受動スプロケット20に巻回された搬送体である金属チェーン30(以下、単にチェーン30ということがある)およびチェーン30に垂直に設けられた支持板32aとにより構成された搬送体装置50と、搬送体装置50により搬送されてきた油揚Gに空気を注入する空気注入装置60を有している。
金属製のチェーン30は、所要の位置に配設された駆動スプロケット10と受動スプロケット20に巻回されている。このように無端縁のチェーン30は、駆動スプロケット10の駆動力により、各スプロケット10、20の外周を循環している。駆動スプロケット10は、駆動モータMにより駆動力が与えられている。受動スプロケット20は、駆動スプロケット10により循環移動するチェーン30の移動方向を変更させる位置に配設され、チェーン30の循環に伴って回転する。
チェーン30は、図1の紙面奥行き方向(チェーン30の移動方向と直交する方向)において、所要間隔をあけて複数本が平行に配設されている。本実施の形態においては、3本のチェーン30が等間隔に配設されている。チェーン30、30、30は同一方向に同一速度で移動するように同期されている。かかるチェーン30、30、30は、固定板32がチェーン30、30、30の移動方向に対して直交する方向に掛け渡されている。
また、図2に示すように、固定板32は、その複数箇所が起立するように曲折されて支持板32a・・・に形成されている。また、固定板32のチェーン30の送り方向の幅寸法が、油揚Gの厚さに対応した幅寸法に形成されている。本実施の形態における固定板32の幅寸法は、2種類の幅寸法に形成されている。このように形成された固定板32をチェーン30に交互に固定すると、チェーン30の移動方向における支持板32a・・・の配設間隔は図3に示すように、幅広、幅狭、幅広、幅狭、・・・を交互に繰り返すことになる。
支持板32aに隣接して、油揚Gを支承する案内レール34がチェーン30に沿って設けられている。かかる案内レール34は、固定板32aに櫛歯状に形成された複数の支持板32a・・・の間に設けられている。このため、油揚Gの下面を受け、確実に支えた状態で搬送することができる。
また、図1に示すように、搬送体装置50の中途部には、搬送体装置50により搬送されてきた油揚Gの内部に空気を供給するための空気注入針62を有する空気注入装置60が配設されている。
油揚Gの内部に空気を注入する空気注入針62は、図1の奥行き方向において所要間隔をあけて複数本配設されている。空気注入針62は、流体シリンダの動作により油揚Gの上端面から油揚G内部の略中央部分まで刺し込まれ、油揚Gの内部に空気を注入する。空気注入針62は、チェーン30の移動方向(油揚Gの上端面)に対して略直交する角度に突出入するように配設されている。
油揚Gの内部に空気を注入する空気注入針62は、図1の奥行き方向において所要間隔をあけて複数本配設されている。空気注入針62は、流体シリンダの動作により油揚Gの上端面から油揚G内部の略中央部分まで刺し込まれ、油揚Gの内部に空気を注入する。空気注入針62は、チェーン30の移動方向(油揚Gの上端面)に対して略直交する角度に突出入するように配設されている。
搬送体であるチェーン30は、図4に示すように、空気注入装置60を通過した後、下方へと移動し、案内レール34から徐々に離反する。案内レール34から離反したチェーン30は、受動スプロケット20および駆動スプロケット10により方向転換され、逆方向(フライヤ40の方向)に移動する。このようにして、チェーン30はスプロケット間を循環する。一方、案内レール34は空気注入装置60を通過する以前のチェーン30の張設状態に沿った配設角度を維持している。したがって、案内レール34の上に載置されて支持体32aによりスライドしてきた油揚Gは、支持板32aから離反することになる。支持板32aから離反した油揚Gは、後方の支持板32aにより順次搬送されてくる油揚Gで案内レール34の終端部に向けて順送りされる。案内レール34の終端部には、油揚Gの取り出し部Zが設けられている。
また、図5に示すように、油揚搬送装置100にはフライヤ40が隣接して配設されている。油揚搬送装置100とフライヤ40とにより油揚製造装置200が構成されている。
フライヤ40は搬送手段42を具備している。搬送手段42は、油揚Gの生地をフライヤ40に通過させた後、油揚搬送装置100の直近まで搬送する。搬送手段42により搬送された油揚Gは投入手段80により油揚搬送装置100の支持板32aどうしの所定の隙間部分に縦姿勢で投入される。
フライヤ40は搬送手段42を具備している。搬送手段42は、油揚Gの生地をフライヤ40に通過させた後、油揚搬送装置100の直近まで搬送する。搬送手段42により搬送された油揚Gは投入手段80により油揚搬送装置100の支持板32aどうしの所定の隙間部分に縦姿勢で投入される。
図6は、図5における投入手段近傍の拡大図である。搬送手段42は、図6に示すように、金属チェーン等の循環式搬送体44に所要間隔に設けられたバケット46と、バケット46の下方に設けられた案内板48により構成される。バケット46はメッシュ地または多数の孔が設けられた金属板を断面形状がコの字状となるように形成されてなる。バケット46は、循環式搬送体44の移動方向と直交する方向に所要間隔をあけて複数列に配設されている。案内板48は、バケット46が移動する方向に沿って、油揚Gの生地の載置位置からフライヤ40を通過して油揚搬送装置100の近傍までの範囲に配設されている。案内板48は、投入手段80の直前でバケット46の移動方向から離反している。
投入手段80は、案内板48の終端部の近傍下方において、循環式搬送体44の移動方向と直交する方向に延伸する回転軸82と、一端部が回転軸82に固定された揚げ受け84と、回転軸82に連結された流体シリンダ86と、制御部88とにより構成されている。
回転軸82は、外周面の一部に流体シリンダ86の先端部が連結され、回動可能に設けられている。揚げ受け84は、油揚搬送装置100において、チェーン30の移動方向と直交方向において所要間隔で配設された支持板32aと交互配置となるように所要間隔で配設されている。すなわち、支持板32aは、揚げ受け84、84、・・・の隙間部分を通過して循環することになる。揚げ受け84は、図5に示すように、回転軸82との固定部分から略水平方向に延伸した後、延伸方向と直交する方向へ屈曲する略L字型に形成されている。
回転軸82は、外周面の一部に流体シリンダ86の先端部が連結され、回動可能に設けられている。揚げ受け84は、油揚搬送装置100において、チェーン30の移動方向と直交方向において所要間隔で配設された支持板32aと交互配置となるように所要間隔で配設されている。すなわち、支持板32aは、揚げ受け84、84、・・・の隙間部分を通過して循環することになる。揚げ受け84は、図5に示すように、回転軸82との固定部分から略水平方向に延伸した後、延伸方向と直交する方向へ屈曲する略L字型に形成されている。
投入手段80は、搬送手段42に隣接する受動スプロケット20に設けられたセンサS1、S2と、搬送手段42に隣接する受動スプロケット20の近傍に設けられたドグDとドグDによりアクティブにされたいずれかのセンサS1、S2から送信された信号を受信する受信部(図示せず)と、受信部が受信した信号に基づいて流体シリンダ86を制御する制御部88により動作が制御されている。センサS1、S2は光センサ、磁気センサ、赤外線センサの他、マイクロセンサやリミットスイッチに代表される機械式センサ等が好適に用いられる。また、制御部88はCPU等により構成されている。なお、制御部88は、搬送体装置50、空気注入装置60、搬送手段44にも電気的に接続されており、それぞれの動作を同時に制御する。
油揚搬送装置100は、以上のような構成を有している。以下に、本実施の形態における油揚Gの製造工程について説明する。
油揚Gの生地(偏平な直方体に形成された豆腐)は、自動又は人手により、バケット46内へ載置される。バケット46内に載置された生地は、バケット46が固定された搬送手段44が移動し、フライヤ40を通過することにより油揚Gとなった後、油揚搬送装置100に搬送される。搬送手段44およびバケット46により案内板48の終端部まで搬送された油揚Gは、案内板48の終端部近傍下方にセットされた揚げ受け84に滑り落ちる。
油揚Gの生地(偏平な直方体に形成された豆腐)は、自動又は人手により、バケット46内へ載置される。バケット46内に載置された生地は、バケット46が固定された搬送手段44が移動し、フライヤ40を通過することにより油揚Gとなった後、油揚搬送装置100に搬送される。搬送手段44およびバケット46により案内板48の終端部まで搬送された油揚Gは、案内板48の終端部近傍下方にセットされた揚げ受け84に滑り落ちる。
バケット46によりアクティブにされたセンサS3からの送信信号を受信部が受信すると、制御部88は、センサS3からの受信信号を受信した際に予め割り当てられた回転角度だけ駆動モータMを駆動させ、駆動スプロケット10を回転させ、チェーン30の送り量を制御する。チェーン30を所定量送った後、制御部88が流体シリンダ86を作動させると、回転軸82を介して揚げ受け84が作動し、チェーン30に固定された支持板32aの間に油揚Gが受け渡される。この時、揚げ受け84の下端部における屈曲部は、案内レール34よりも上方側に位置している。
先にも説明したように、チェーン30に固定された支持板32aは、揚げ受け84どうしが配設されている隙間部分を通過するように配設されているため、揚げ受け84に保持されている油揚Gは支持板32aおよび案内レール34に縦姿勢で投入されることになる。もちろん油揚Gは、支持板32aにより挟持された状態で案内レール34に載置される。揚げ受け84から支持板32aおよび案内レール34に油揚Gが移された後、制御部88により流体シリンダ86が元に戻されることにより回転軸82が反転し、揚げ受け84は元の位置にリセットされる。
案内レール34の上を支持板32aにより縦姿勢で所要距離を搬送された油揚Gは、搬送中に冷却される。この後油揚Gには、空気注入装置60により空気注入針62が刺し込まれ、内部に空気が注入される。空気注入装置60の空気注入針62もまた、制御部88によりセンサS1、S2からの信号に基づいて動作(油揚Gに注入する空気量や、注射針の抜き刺しのタイミング等)が制御されている。
このように、フライヤ40の搬送手段44と、投入手段80の流体シリンダ86と、搬送体装置50のチェーン30と空気注入装置60の空気注入針62の動作がセンサS1、S2、S3それぞれからの反応信号に基づいて制御部88により一括制御されている。それぞれが互いに連動して動作するため、本実施の形態における油揚搬送装置100は、コマ送り状に動作することになる。
このように、フライヤ40の搬送手段44と、投入手段80の流体シリンダ86と、搬送体装置50のチェーン30と空気注入装置60の空気注入針62の動作がセンサS1、S2、S3それぞれからの反応信号に基づいて制御部88により一括制御されている。それぞれが互いに連動して動作するため、本実施の形態における油揚搬送装置100は、コマ送り状に動作することになる。
空気注入装置60により油揚Gに空気が注入された後は、支持板32aが案内レール34から離反し、支持板32aによる油揚Gの送りは解除される。しかしながら、後方より次々と新たな油揚Gが搬送されてくるため、先にできた油揚Gは後にできた油揚Gにより押し出され、案内レール34の終端部までスライドする。案内レール34の終端部には、取り出し部Zが設けられている。取り出し部Zに収容された油揚Gは自動又は手動により後工程に送るため収納される。
なお、製造する油揚Gの厚さに応じてアクティブにするセンサS1、S2をドグDにより選択すれば、制御部88によりチェーン30の移動量や、揚げ受け84を回動させるタイミング、油揚Gへの空気注入針62の刺し込みのタイミング、油揚Gに注入する空気量等が適宜選択される。
以上に本発明について実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲における各種の変更をした場合でも本発明の技術的範囲に属することはいうまでもない。
例えば、支持板32aには、図7に示すように、高さ方向においてチェーン30の移動方向に突出する突出部32bが形成されていてもよい。本実施の形態における突出部32bは、支持板32aの複数箇所において、支持板32aの高さ方向に沿って山型に屈曲させることにより形成されている。突出部32bは、1枚の支持板32に対して2箇所以上となるように形成されているのが好ましい。なお、油揚Gの中間部分に位置する支持板32aにおいては、1箇所のみに突出部32bを形成するだけでも良い。
例えば、支持板32aには、図7に示すように、高さ方向においてチェーン30の移動方向に突出する突出部32bが形成されていてもよい。本実施の形態における突出部32bは、支持板32aの複数箇所において、支持板32aの高さ方向に沿って山型に屈曲させることにより形成されている。突出部32bは、1枚の支持板32に対して2箇所以上となるように形成されているのが好ましい。なお、油揚Gの中間部分に位置する支持板32aにおいては、1箇所のみに突出部32bを形成するだけでも良い。
また、本実施の形態においては、1枚の油揚Gに対して1本の空気注入針62が刺し込まれているが、1枚の油揚Gに対して複数本の空気注入針62が刺し込まれる形態としても良い。
さらには、チェーン30の撓み具合を一定にするための撓み調整スプロケットを設けても良い。撓み調整スプロケットは上下方向または左右方向のうち少なくとも一方向に移動可能に設けられている。撓み調整スプロケットがいずれかの方向にスライドすることにより、油揚Gの重量により生じるチェーン30の撓み量の変化が適宜調整され、チェーン30の撓み量を一定に維持することができる。
さらには、チェーン30の撓み具合を一定にするための撓み調整スプロケットを設けても良い。撓み調整スプロケットは上下方向または左右方向のうち少なくとも一方向に移動可能に設けられている。撓み調整スプロケットがいずれかの方向にスライドすることにより、油揚Gの重量により生じるチェーン30の撓み量の変化が適宜調整され、チェーン30の撓み量を一定に維持することができる。
10 駆動スプロケット
20 受動スプロケット
30 チェーン
32 固定板
32a 支持板
34 案内レール
40 フライヤ
46 バケット
48 案内板
50 搬送体装置
60 空気注入装置
62 空気注入針
80 投入手段
82 回転軸
84 揚げ受け
86 流体シリンダ
100 油揚搬送装置
200 油揚製造装置
20 受動スプロケット
30 チェーン
32 固定板
32a 支持板
34 案内レール
40 フライヤ
46 バケット
48 案内板
50 搬送体装置
60 空気注入装置
62 空気注入針
80 投入手段
82 回転軸
84 揚げ受け
86 流体シリンダ
100 油揚搬送装置
200 油揚製造装置
Claims (7)
- 所定方向に移動する搬送体に、油揚を縦姿勢で支持できるように、複数枚の支持板が所定間隔で設けられた搬送体装置と、前記支持板間に挟まれて縦姿勢で搬送される油揚の上面から刺し込んだ空気注入針により空気を注入し、前記油揚内部を分離する空気注入装置とを具備する油揚搬送装置において、
前記支持板の配設間隔が、厚さの異なる油揚を縦姿勢で支持できるように、前記搬送体の移動方向に交互に異なることを特徴とする油揚搬送装置。 - 前記支持板は、前記搬送体に固定された固定板の一部を曲折して形成されていることを特徴とする請求項1記載の油揚搬送装置。
- 所要間隔をあけて平行に設けられた、同一方向に移動する複数の搬送体に、その移動方向に対して直交方向に掛け渡された固定板の複数箇所が曲折されて、複数枚の支持板が櫛歯状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の油揚搬送装置。
- 前記支持板に隣接して設けられ、縦姿勢の油揚を支承する案内レールが、前記搬送体に沿って設けられていて、前記空気注入装置を通過した油揚を前記搬送体装置から分離するように、案内レールの前記空気注入装置側の端部が前記搬送体から離反することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載の油揚搬送装置。
- 前記搬送体に設けられた支持板間の所定間隔に、油揚を揚げるフライヤから取り出され、かつ、前記所定間隔に適合する厚さの油揚を、前記搬送体の動作に連動して投入する投入手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載の油揚搬送装置。
- 前記搬送体が無端状の搬送体であることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の油揚搬送装置。
- 請求項1〜6のうちいずれか一項記載の油揚搬送装置が油揚げを揚げるフライヤに隣接して設けられていることを特徴とする油揚げ製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005024769A JP2006211906A (ja) | 2005-02-01 | 2005-02-01 | 油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005024769A JP2006211906A (ja) | 2005-02-01 | 2005-02-01 | 油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006211906A true JP2006211906A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36975622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005024769A Pending JP2006211906A (ja) | 2005-02-01 | 2005-02-01 | 油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006211906A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008015842A1 (fr) | 2006-08-03 | 2008-02-07 | Asahi Glass Company, Limited | Procédé permettant de produire un moule |
CN116215994A (zh) * | 2023-02-09 | 2023-06-06 | 长园医疗精密(珠海)有限公司 | 一种自动装盒机 |
-
2005
- 2005-02-01 JP JP2005024769A patent/JP2006211906A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008015842A1 (fr) | 2006-08-03 | 2008-02-07 | Asahi Glass Company, Limited | Procédé permettant de produire un moule |
CN116215994A (zh) * | 2023-02-09 | 2023-06-06 | 长园医疗精密(珠海)有限公司 | 一种自动装盒机 |
CN116215994B (zh) * | 2023-02-09 | 2024-08-30 | 长园医疗精密(珠海)有限公司 | 一种自动装盒机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3476777B1 (en) | Feeding system | |
JP5931389B2 (ja) | 搬送システム | |
JP5148469B2 (ja) | 包装機への袋供給方法及び装置 | |
KR101732449B1 (ko) | 반송 장치 | |
KR101707062B1 (ko) | 반송 장치 | |
EP2246161A1 (en) | Apparatus and method for cutting slices from a food product and load them onto a conveying surface, and treatment plant including said apparatus | |
JP2012025589A (ja) | 包装ユニットを積み重ねる装置および方法 | |
JP5550275B2 (ja) | 物体分別装置 | |
JP2010006555A (ja) | 容器送出装置 | |
JP6645197B2 (ja) | 搬送システム | |
JP2006211906A (ja) | 油揚搬送装置およびこれを有する油揚製造装置 | |
JP5808442B2 (ja) | 選果機 | |
JP5213247B2 (ja) | ローラコンベヤ装置及びこれを備えた物品仕分装置 | |
JP6419483B2 (ja) | 菓子類の整列装置 | |
KR101630615B1 (ko) | 멀티 모듈러를 구성하는 인쇄회로기판 수납장치 | |
JP6421394B2 (ja) | 菓子類の整列装置 | |
JP2008265986A (ja) | 物品の仕分装置 | |
JP5476065B2 (ja) | トマト分別装置 | |
JP2007204235A (ja) | 果菜選別装置 | |
JP6602584B2 (ja) | 部品実装機 | |
JP2016501517A (ja) | 割卵装置に卵を供給するための方法、および割卵装置 | |
JP6380068B2 (ja) | 長尺物の搬送装置および長尺物の製造方法 | |
KR101240546B1 (ko) | 장방형 구조로 배열된 전자 부품의 이동 방법 및 장치 | |
JP4237750B2 (ja) | 布類の積み重ね装置 | |
JPH09118426A (ja) | 長物農産物の整列供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080422 |