JP2006184240A - 板状保持構造体及びこれを備えた電子時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 最低限の大きさで発振器筐体及び電池の両方を固定し得る板状保持構造体及びこれを備えた電子時計を提供すること
【解決手段】 電子時計1の板状保持構造体50は、時計本体2の主面に対して実質的に直角になるように且つ該主面の延在方向に沿って延在するように時計本体2の機枠14に装着に装着される全体として細長い板バネ51からなる保持構造体50であって、一端部に電池5に対して圧接される電池押え部53を備えると共に他端部に発振器30の筐体31に対して圧接される発振器筐体押え部54を備え、二つの押え部53,54の中間部52が機枠本体14に支持された支点部18によって支持されるように構成される。
【選択図】 図3
【解決手段】 電子時計1の板状保持構造体50は、時計本体2の主面に対して実質的に直角になるように且つ該主面の延在方向に沿って延在するように時計本体2の機枠14に装着に装着される全体として細長い板バネ51からなる保持構造体50であって、一端部に電池5に対して圧接される電池押え部53を備えると共に他端部に発振器30の筐体31に対して圧接される発振器筐体押え部54を備え、二つの押え部53,54の中間部52が機枠本体14に支持された支点部18によって支持されるように構成される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、時計の発振器の筐体や電池を保持する板状保持構造体及びこれを備えた電子時計に係る。
電子時計において、時計本体の主面に平行に延びる本体部を備えた金属製の板状保持構造体を該本体部において熱カシメピンやネジ等で機枠に固定し、且つ該本体部から延設された水晶発振器本体支持バネ部で水晶発振器の本体部ないし筐体を地板に押付けて固定すると共に該本体部に対して直角に折り曲げられて延設された電池プラス端子部分を電池の正極の周面に押付けることは、提案されている(特許文献1及び2)。このような電池プラス端子は、多少なりとも、電池を電池収容凹部内で位置決め・固定する機能を有する。また、水晶発振器の本体部ないし筐体を地板の発振器収納溝部に収納する共に該発振器筐体を輪列受の表面側において時計本体の主面にほぼ平行に延びた板バネ状の押え板で溝部内に押付けることにより発振器筐体を固定することは提案されている(特許文献3)。
しかしながら、特許文献1の板状保持構造体では、各部は本体部から枝分かれして延びるものであることから、水晶発振器本体支持バネ部及び電池プラス端子部分のバネ部分とが、独立にバネ力を備える必要があり、十分なバネ力を有するように、サイズが大きくなり易い。また、アナログ式の電子時計の場合、輪列機構を中央部に含む時計本体のほぼ全体にわたって該時計本体の主面に平行に板状保持構造体の本体部が延在することになるので、板状保持構造体の本体部が大きな占有面積を占めるのを避け難い。
なお、一端で電池に押付けられ他端で回路基板に押付けられるように構成された板バネ状の電池接続構造体は、提案されている(特許文献3)
特開2000−81491号公報(図17等)
特開平11−44774号公報(図1及び図2等)
特開2001−74869号公報(図3及び図4等)
特開平7−169451号公報
本発明は、前記した点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、最低限の大きさで発振器筐体及び電池の両方を固定し得る板状保持構造体及びこれを備えた電子時計を提供することにある。
本発明の板状保持構造体は、前記目的を達成すべく、時計本体の主面に対して実質的に直角になるように且つ該主面の延在方向に沿って延在するように時計本体の機枠に装着される全体として細長い板バネからなる保持構造体であって、一端部に電池に対して圧接される電池押え部を備えると共に他端部に発振器の筐体に対して圧接される発振器筐体押え部を備え、二つの押え部の中間部が機枠本体に支持された支点部により支えられるべく構成される。
本発明の板状保持構造体は、細長い板バネが時計本体の主面に対して実質的に直角になるように且つ該主面の延在方向に沿って延在するように時計本体の機枠に装着されるものであるから、時計本体の主面の延在方向で見た占有面積が最低限に抑えられ得る。また、本発明の板状保持構造体は、細長い板バネからなり、一端部に電池に対して圧接される電池押え部を備えると共に他端部に発振器の筐体に対して圧接される発振器筐体押え部を備え、二つの押え部の中間部が機枠本体に支持された支点部により支えられるべく構成されるので、発振器筐体の押圧保持に要する力がそのまま電池の押圧保持に利用され得、且つ電池の押圧保持に要する力がそのまま発振器筐体の押圧保持に利用され得る。従って、板状保持構造体を構成する細長い板バネが全体として所望の押圧力を付与し得る特性を備えるだけでよいから、その製造も容易になる。ここで、当然ながら、発振器筐体や電池が載置される機枠は、板状構造体の関連する押え部によって時計本体の主面の延在方向に発振器筐体や電池が受ける押圧力を支える受部ないし突出部(凹部の周壁部を含む)が形成される。機枠としては、地板でも輪列受でもケースに対して静置される他の部分でもよい。
なお、板状構造体は、その板の主面が時計本体の主面に対して実質的に直角である限り、平板状でもよいけれども、典型的には、電池の押圧・保持や発振器筐体の押圧・保持に適するように、夫々の押え部が中間部に対して折り曲げられ又は湾曲される。
板状構造体の二つの押え部の中間部は、機枠本体に支持された支点部により支えられる。ここで、板状構造体の全体が一つの板バネとして働く。但し、所望ならば、板状構造体の中間部が支点部によってある程度は保持されもよい。その場合、発振器筐体の押圧保持に要する力や電池の押圧保持に要する力が、部分的には、該二つの押え部の中間部が機枠本体に支持された支点部により支えられる。但し、電池に対する押圧力の反力に起因するモーメントの少なくとも一部は発振器筐体によって支えられ、発振器筐体に対する押圧力の反力に起因するモーメントの少なくとも一部は電池によって支えられ、但し、相互に他方があることにより、支持が安定になることは前述の通りである。
本発明の板状保持構造体では、該板状保持構造体が機枠によって直接的に支持される場合、典型的には、中間部が時計本体の機枠の支点部として働く溝部又は突起部間に挟まれて時計本体の機枠により支持される。このような簡便な支持構造が可能になるのは、板状保持構造体の主面が時計本体の主面に実質的に直角になるように板状保持構造体が配設されていることによる。
本発明の板状保持構造体では、該板状保持構造体が機枠によって間接的に支持される場合、典型的には、中間部が巻真に係合される巻真係合部を有し、板状保持構造体は支点部となる巻真を介して機枠によって支持される。この場合、典型的には、巻真係合部が、中間部の一側縁に形成され、巻真の大径のソロバン玉状部に隣接した小径部に弾性的に係合され、巻真の出し入れの際にソロバン玉状部によって弾性変形されてソロバン玉状部の通過を許容する巻真位置決め係合部からなる。この場合、巻真係合部が、巻真を位置決めする機能とと板状保持構造体の支点を与える機能との両方の機能を備える。但し、板状保持構造体を間接的に支持するものは、巻真以外の他の時計部品でもよい。
本発明の電子時計は、以上のように構成された板状保持板状保持構造体を備える。
本発明の電子時計では、板状保持構造体が、リセットレバーに対して非リセット位置からリセット位置への偏倚力を及ぼすリセットレバー偏倚バネ部を一側縁に備えていてもよい。
次に、本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい一実施例に基づいて説明する。
電子時計1の時計本体2は、機枠を構成する地板10を備える。以下では、説明の簡明化のために、地板10に固定した三次元直交座標系を採る。ここで、巻真20の引出し方向A1(3時側)をX方向とし、図1において右方向(12時側)をY方向、図面に垂直に図の奥の方向をZ方向とする。Z方向は、文字板12(図2参照)のある側に一致する。ここで、XY平面は、時計本体2の主面と平行であり、Z軸の方向は、時計本体2の主面に垂直な方向である。図1及び図2において、Cは、時計本体2の輪列機構3につながった時刻表示針13(即ち、時針13a,分針13b,秒針13c)の回転中心軸線である。ここで、時計本体2は、時計1からケースなどの外装部分を除いた部分を指す。
地板10は、該地板10の−Z側表面10aの夫々の位置に位置決めされるべき各種時計要素の配設・支持に適する凹凸や表面形状を備える。地板10は、3時側の位置に巻真案内孔11aを備えた側壁11(図2)を有すると共に、−Z側表面10aに突設された水晶発振器筐体(水晶缶)受突起部11f及びフレキシブル回路基板載置用突出部11g並びに該表面10aに形成されたつづみ車受容凹部11hや側壁11等により周壁の一部が規定された電池収容凹部11b等を備える。フレキシブル回路基板載置用突出部11gは、図5の(e)に関して後述するように、水晶発振器筐体(水晶缶)端面受側壁部11cを備える。なお、地板10の表面10aのうち中心軸線Cからみて時針のほぼ5時の方向には、更に、リセットピン32が植設されている。リセットピン32の位置は、後述する回路基板34などの配置や形状次第では、他の位置でもよい。
地板10の巻真案内孔11aを貫通する巻真20は、基端側の大径軸部21に加えて、先端の角柱状係合軸部22、中間の円柱状中径軸部23、軸部22,23間の円柱状小径軸部24、A1,A2方向の両側が小径軸部25,26で規定されたそろばん玉状部27を備え、つづみ車28に嵌合されている。基端側の中径穴部及び先端(奥)側の角筒状穴部を備えたつづみ車28は、つづみ車受容凹部11h内に位置し、軸部22,24,23の間において巻真20に嵌合されている。巻真20がA2方向に押込まれた0段位置(通常位置)にある場合には、つづみ車28の中径穴部及び角筒状穴部が夫々巻真20の中径軸部23及び小径軸部24に回転自在に嵌合される。一方、巻真20がA1方向に一段引出された一段目位置(引出位置)にある場合には、つづみ車28の角筒状穴部が巻真20の先端の角柱状係合軸部22に係合されて、巻真20のB方向の回転に応じてつづみ車28が回転される。つづみ車28は先端の歯車部28aで八番歯車15fに噛合されている。
輪列機構3は、図1及び図2からわかるように、地板10と該地板10に対して−Z方向に間隔をおいて位置する輪列受14の部分との間に位置する表側輪列15と地板10の+Z側に位置する裏側輪列16とを含む。輪列受14は、地板10と同様に機枠の一部とみなし得る。表側輪列15は、六番車15a、五番車15b、四番車(秒車)15c、三番車15d、二番車(分車)15e、及び八番歯車15fを含み、裏側輪列16は、筒車(時車)16a及び八番かな16bを含む。八番車(日の裏車)17の軸ないし胴は、地板10をZ方向に貫通して延び、表輪列15の側に八番歯車15fが設けられ、裏側輪列16の側に八番かな16bが設けられている。三番車15dの軸のうち地板10に近接した側の軸部は、後述するリセットレバー60の軸受孔66aに嵌合される。
図1において、地板10の表面10aのうち巻真20とは反対側すなわち9時側の位置には、Y方向に細長いモータ4が配置されている。図1において、巻真20及びモータ4の右側においては、周壁の一部が規定された電池収容凹部11bに、ボタン型電池5が配置される。また、図1において、巻真20及びモータ4の左側には、時計用IC(集積回路)33が実装されたフレキシブル回路基板34及び水晶発振器30を含む回路ブロック6が配置されている。基板34には、所望に応じて、IC33以外の回路部品も実装される。
モータ4は、ステータ4a及びコイルブロック4b並びにロータ4cを含み、ロータ4cの軸には、六番車15aを構成するロータかなが形成されている。モータ4のコイルブロック4bは、巻線の延設部4dでフレキシブル回路基板34に電気的に接続されている。
36a,36bは、ステータ4aとコイルブロック4bとを機械的に一体的に結合する連結部である。連結部36aのところでは回路基板34がモータ4に固定され、連結部36bのところでは電池マイナス端子7がモータ4に固定されている。連結部36a,36bは中央に開口を備え、該開口に地板10から突設された突起が嵌合され熱カシメされて、モータ4や回路基板34等の全体が地板10に固定されている。電池マイナス端子7は、地板10の表面10aに沿って、電池5の+Z側に延び、地板10の表面10a上に載置される電池5の端面の負極5a(図3の(a))に接触する。電池マイナス端子7は、モータ4(例えば、ステータ部材4aやコイルブロック4bの巻線に対して絶縁された巻芯等)を介して回路基板34に電気的に接続され、回路基板34に電池5のマイナス電位を与える。すなわち、モータ4の部品の導電性部分自体が、電池マイナス端子7と協働して、電源のマイナス側の給電線になっている。
モータ4のロータ4cの軸部の−Z側端部は輪列受14に回転自在に支持される。モータ4の大径のコイルブロック4bは、−Z方向に突出し、輪列受14の対応する切欠ないし開口(図示せず)内に遊嵌されても、輪列受14で押えられてもよい。同様に、−Z方向に高さの高い電池5も、輪列受14の対応する電池着脱用開口(図示せず)内に遊嵌される。電池5の寿命の範囲内での使用を前提とする場合、電池5を輪列受14で押さえつけるようにしてもよい。
回路ブロック6のフレキシブル回路基板34の+Z側表面のうち時計本体2の中心側側縁には、リセットピン接続用導電パッド部35aが形成され、フレキシブル回路基板34が、図示の例では該基板34と実際上同一の平面形状の地板突出部11g上に載置された際、導電パッド部35aがリセットピン32の−Z側端面(頂面)に丁度当接する。なお、突出部11gは、フレキシブル回路基板34を所望の安定性で支え得る限り、当然ながら、その形状は、フレキシブル回路基板34とは異なっていてもよい。なお、輪列受14を取付けた状態では、輪列受14が回路基板34の導電パッド部35aをリセットピン32の頂面に押付ける。但し、リセットピン32と回路基板34との電気的接続は、異なる形態で実現されてもよい。
回路ブロック6には、更に、導電パターン35b,35c,35dが形成され、導電パターン35dには接続端子片部35eが取付けられている。導電パターン35dは、時計用IC33の電源電圧(電位)Vddの給電用端子に接続され、導電パターン35b,35cは、水晶発振器30の端子に接続されている。導電パターン35b,35cには、水晶発振器30の一対の接続ピンなし接続端子部30a,30bが、半田付により、電気接続され固定されている。基端で導電パターン35dに電気接続された接続端子片部35eは、地板10の表面10aに沿って延び、該地板10の表面10a上に載置された水晶発振器30の筐体としての導電性の缶すなわち水晶缶31の基端部31aの周面の+Z側部分に接触する。なお、水晶発振器本体31の基部側端面31dは、地板10のフレキシブル回路基板載置突起部11gの水晶発振器筐体(水晶缶)端面受側壁部(側面部)11cに当接している(図5の(e))。
輪列受14には係合部としての溝18(図2)が形成され、該溝18には、板状保持構造体としての金属製の板バネ構造体50が係止されている。板バネ構造体50の主面ないし表面は、図1及び図2に加えて図3及び図4に示したように、XY平面に対して直角である。すなわち、板バネ構造体50の各部の主面に対する法線は、主面の向きに係らず、XY平面と平行な面内に位置する。
板バネ構造体50は、図1、図3及び図4からわかるように、時計本体2に沿って、概ねY方向に延在した本体部51を有する。板バネ本体部51は、Y方向に延びた中央部52と、中央部52の+Y方向端部から該中央部52に対して鈍角で斜め方向に−X側に延び先端が電池5のプラス電極5bをなす周面に弾性的に圧接される電池押え部としての電池プラス電極接点端子部53と、中央部52の−Y方向端部から該中央部52に対して鈍角で斜め方向に−X側に延び先端が水晶発振器筐体としての水晶缶31の先端部31bの側縁31cに弾性的に圧接される発振器筐体押え部としての水晶缶接点端子部54とを備える。板バネ構造体50は、例えば、厚さが0.15〜0.2mm程度のステンレス合金板からなる。勿論、厚さや材料は異なっていてもよい。
電池プラス電極接点端子部53は、中央部52の+Y方向端部から該中央部52に対して鈍角で斜め方向に−X側に延びた傾斜腕部53aと、該傾斜腕部53aの先端から更に鈍角で斜めに−X側に延びた電池プラス電極接点部53bとを含み、電池プラス電極接点部53bの先端部で電池プラス電極5bに圧接される。接点部53bの中央部52に対する折曲角は、全体として、90度よりも小さい。この例では、中央部52は、+Y方向端部の近傍においてZ方向に幅広になっており、電池プラス電極接点端子部53は、−Z側の側縁53cが部分的に切欠かれている。なお、電池プラス電極接点端子部53の先端の接点部53bは、−Z方向に立上り該立上り端部から更に前方に真直ぐ延びた先端部53dを備えることにより(図3の(a))、電池プラス電極5bに対して広い接触領域を確保している。
水晶缶接点端子部54は、細い腕部54aと該腕部54aの先端部にZ方向に幅広に形成された水晶缶接点部54bとを備え、該接点部54bで水晶缶31の先端部31bの側縁31cに圧接される。
従って、板バネ構造体50は、電池プラス電極接点端子部53で電池5のプラス電極5bに接触し、水晶缶接点端子部54で水晶缶31に接触することにより、接続端子片部35e及び給電線としての導電パターン35dを介して、IC33の電源端子に、電池5のプラス電極5bの電圧(電位)を直接与える電池プラス端子として機能する。以上において、給電機構9は、板バネ構造体50と接続端子片部35eとからなる。
この場合、水晶缶31自体が導電路として利用されるので、電池5の正極5bと回路基板34の電源端子35dとを直接的に電池プラス端子で接続する場合と比較して、実際上水晶缶31の長さ分だけ板バネ構造体50の長さを短くし得る。なお、輪列のある輪列機構部3のところに電池プラス端子のパスを確保しようとすると、各種部品のレイアウトの自由度が低下するだけでなく、電池プラス端子を複雑な平面形状や複雑な折曲形状にすることが必要になってしまうのに対して、この場合、板バネ構造体50は、比較的単純な形状で足りる。
なお、以上のような構造・形状を有する板バネ構造体50は、中央部52に対して、全体として90度以下で且つ一方向の折曲げによって形成されるので、その折曲金型の形成及び折曲動作が最低限のコスト及び時間で行われ得る。
図3に示したように、板バネ構造体50は、中央部52の中心領域52aで輪列受14の係合部18の突起部18aの溝18b(図3の(a)及び(c))に嵌込まれると共に、中央部52の−Z側の側縁に形成された突出部52bで輪列受14の開口部18c(図3の(a)及び(b))に嵌め込まれる。なお、図3の(c)に示したように輪列受14の突起部18aに板バネ構造体50の挿設用の溝18bが形成される代わりに、図3の(d)に示したように、狭い直線状通路を形成するように輪列受14に複数の突起部18d,18e,18fをジグザグに形成しておいて、板バネ構造体50の一部の部分(例えば中央部分52)を該突起部18d,18e,18fの間を縫うように該突起部18d,18e,18f間に挿設することによって、板バネ構造体50を支持するようにしてもよい。突起部は、図3の(d)に示した如く、板バネ構造体50に線接触(図3の(d)の平面では点接触)するような横断面形状でも、図3の(c)の溝18bを構成する側壁ないし突起部18aの如く面接触(図3の(c)の平面では線接触)するような形状でもよい。板バネ構造体50の図3の(a),(c),(d)に示したような支持は、輪列受14の代わりに地板10によって行っても、輪列受14と地板10との両方で行ってもよい。これらの突起部18d,18e,18fは、輪列受14や地板10の母材を構成する樹脂材の代わりに、輪列受14や地板10に突設した金属製のピンでもよい。板バネ構造体50は、溝部18b内や突起部18d,18e,18f間に、遊嵌されていても、実際上ガタなく支持されていてもよい。
この板バネ構造体50は、全体としてY方向に延び、Z方向に幅を備えた板バネからなるので、X−Y平面内で占有する面積が最低限に抑えられ得る。また、溝部18b等に挿設し両端の端子部53,54を電池5及び水晶発振器筐体31に圧接させるように係止するだけで溝部18bの側壁等を実際上支点として保持され得、ネジ止めやカシメ等の固定構造を要しないので、該保持に要するスペースも最低限に抑えられ得る。なお、次に説明する巻真係合バネ部57も一応支点としての役割を果たし得る。
板バネ構造体50は、更に、+Z側の側縁部から突出したリセットレバー偏倚バネ部56と、巻真係合バネ部57とを有する。巻真係合バネ部57は、本体部51から+Z方向に延びた基部側腕部57aと、該基部側腕部57aの延在端から+Y方向に延びた先端側腕部57bと、該腕部57bの先端から延設された円弧状係合部57cとを含み、該円弧状係合部57cで巻真20のソロバン玉状部27の近傍の小径部25又は26に弾性的に係合される。
板バネ構造体50は、図1及び図3からわかるように、中央部52で輪列受14の係合部18に係合されて該輪列受14によって支持され、+Y方向端部に位置する電池プラス電極接点端子部53が電池5の正極5bの周面にD方向に弾性的に圧接され、−Y方向端部に位置する水晶缶接点端子部54が、地板10の水晶発振器筐体受突起部11f及び水晶発振器筐体(水晶缶)端面受側壁部(側面部)11cで支持された水晶缶31の先端部31bの側縁31cにE方向に弾性的に圧接される。従って、板バネ構造体50は、輪列受14の係合部18を支点として、電池5及び水晶発振器30を弾性的に押え付け得るから、サイズが他の部品と比較して大きく載置安定性が悪くなり易い電池5及び水晶発振器30の両方を同時に安定に位置決め固定し得る。また、板バネ構造体50は、一端で電池5に大きな接触圧で接触すると共に他端で水晶発振器30の水晶缶31に大きな接触圧で接触しているので、電池5のプラス電位を水晶缶31に確実に伝え得る。しかも、水晶缶31は、接点端子片部35e及び導電パターン35dを介して回路ブロック6のIC33の電源電圧給電端子に接続されているので、水晶発振器30の筐体すなわち水晶缶31を電源電圧の供給に直接利用し得る。水晶発振器筐体部ないし水晶缶31は電子時計1の本体部2の中で大きな体積ないし面積を占めるので、電池プラス端子の長さを最低限に抑え得る。
バネ構造体50は、また、巻真係合バネ部57の円弧状係合部57cにおいて、巻真20のソロバン玉状部27の両側の小径部25,26に係合され、巻真20に対してF1方向の弾性力を及ぼしているので、小径部25や26で該バネ部57に弾性的に係合された巻真20をA1,A2方向に位置ずれすることなく安定に、弾性的に保持し巻真20を位置決めし得る。また、バネ部57と小径部25や26との係合が弾性的な係合であるので、例えば、巻真20が0段位置にありバネ部57の円弧状係合部57cが巻真20の小径部25に係合されている際に該巻真20をA1方向に引出す場合、小径部25よりも大径のソロバン玉状部27によってバネ部57の円弧状係合部57cをF2方向に押し下げるように弾性変形させて該ソロバン玉状部27をA1方向に移動させることになる。ソロバン玉状部27がバネ部57をA1方向に通過すると、バネ部57の円弧状係合部57cが弾性復元力により再度F1方向に変形されて小径部26に嵌り込む。これにより、巻真20のA1方向の引出しに際して、バネ構造体50のバネ部57がソロバン玉状部27と協働してクリック感を与え得る。巻真20を巻真1段目から巻真0段目にA2方向に押込む際にも、バネ部57の係合部57cが、小径部26からソロバン玉状部27の最大径部の通過を許容するように変形された後で小径部25に嵌り込むことになるので、同様なクリック感が得られる。
なお、以上のようなバネ部57の支持に際して、バネ構造体50は、輪列受14の係合部18によって保持されているだけでなく、電池5及び水晶缶31を両端部53,54で弾性的に押える反作用として電池5及び水晶缶31により両端バネ部53,54を介して支えられることになるから、安定に保持された状態で、巻真20の支持が安定化され得る。また、巻真係合バネ部57の腕部57a,57bがY方向に大きく変形されるのを避けるべく、間隙を介して腕部57a,57bを挟むように腕部腕部57a,57bの+Y側及び−Y側に規制壁部を形成しておいてもよい。該規制壁部は、係合部18等の一部であってもよい。
なお、所望ならば、地板10の表面10aに−Z方向に突出する突起部を形成しておいて、バネ構造体50の中央部52の+Z側の側縁部52d(図3)を、該突起部で支えるようにしておいてもよい。その場合、中央部52の+Z方向への変位を確実に禁止し得るので、バネ部57が確実にクリック感を付与し得る。
電子時計1は、更に、リセットレバー本体部としてのリセットレバー60を備える。リセットレバー60は、この例では、全体としてタツノオトシゴのような形状の板金打抜き体からなる板状部60aと、該板状部60aを地板10に対して中央部の回転中心軸線C1のまわりで回転可能に支える軸部60bとを備える。軸部60bが地板10の軸受穴に回転自在に支持されていても、軸部60bに対して、板状部60aが回転自在であってもよい。軸部60bは、更に地板10で支えられていても、地板10の代わりに、輪列受14で支えられていてもよい。
リセットレバー板状部60aは、回転中心軸線C1を含む領域に拡がった中心ボス部ないし肥大部61から巻真20の先端のところまで延びたL字状腕部62と、ボス部61からX方向に突出しバネ部56に係合するバネ受部ないし係合突起部63と、ボス部61からほぼ−X方向に延びた上下方向腕部64と、該上下方向腕部64のうち電池5を避けつつやや斜めに延びた延在端からほぼ−Y方向に延びた横方向腕部65と、該腕部65の先端に形成された三番車軸受用肥大部ないしボス部66と、該ボス部66からリセットピン32のところまで斜めに延びたリセット端子部67とを有する。以上において、ボス部61並びにL字状腕部62及び係合突起部63が入力側レバー部68を構成し、腕部64,65,67及びボス部66が出力側レバー部69を構成する。また、以上において、リセットレバー装置8は、リセットレバー60と、板バネ構造体50のバネ部56とからなる。
巻真20がA2方向に押込まれた巻真0段目P0にある場合、リセットレバー60のL字状腕部62の先端側の位置検出腕部62aの側縁62bが巻真20の先端面29よりA2方向に押される。L字状腕部62は、巻真20に過大なA1方向反力が働くのを避けるべく、典型的には多少撓み得るけれども、板バネ構造体50のリセットレバー偏倚バネ部56よりもはるかに高い剛性を有し、バネ部56と比較する限り、実質的に剛体とみなしてもよい。
巻真20がA2方向に押込まれた巻真0段目P0にある場合、リセットレバー60のバネ受部ないし係合突起部63が板バネ構造体50のリセットレバー偏倚バネ部56の先端部56aの+Y側の側縁56bに対して−Y方向に押付けられ、リセットレバー偏倚バネ部56の先端部56aをG1方向にずらすように偏倚バネ部56を弾性変形させる(図3の実線)。
従って、巻真20が巻真0段目にある場合、リセットレバー60は、図6に示したように、非リセット位置H1を採る。即ち、巻真20が巻真0段目にある場合、入力側レバー部68が、巻真20の先端面29によるA2方向の押圧力の作用下でJ1方向に回動変位され、板バネ構造体50のバネ部56をG1方向に押す。リセットレバー60の出力側レバー部69もJ1方向に回動変位され、リセット端子部67は、その先端の側縁67aがリセットピン32から離れた非リセット位置K1を採る。なお、リセットレバー60が非リセット位置H1を採る場合、三番車支持軸受部66aが係合位置L1を採り、三番車15dが二番車15eと噛合して四番車15cの回転を二番車15eに伝達する。
一方、図7に示したように、巻真20がA1方向に引出されて巻真1段目位置P1を採ると、巻真20の先端面29がA1方向に移動して、リセットレバー60のL字状腕部62の位置検出腕部62aの側縁62bから離れる。入力側レバー部68に対するJ1方向の回動変位力の解除に伴い、入力側レバー部68は、板バネ構造体50のバネ部56が突起部63に及ぼすG2方向の弾性復元力により、中心軸線C1のまわりで、J2方向に回動される。従って、出力側レバー部69もJ2方向に回動変位されて、リセット端子部67が先端の側縁部67aでリセットピン32に押付けられる。即ち、巻真20がA1方向に引出されて巻真1段目位置P1を採ると、リセットレバー60がリセット位置H2を採り、リセット端子部67がリセットピン32に当接するリセット位置K2に設定される。その結果、回路ブロック6からモータ4への駆動用信号の供給が停止され、モータ4の回転が停止され、秒針13cの回転が停止される。なお、リセットレバー60がリセット位置K2を採ると、三番車支持軸受部66aは、非係合位置L2を採り、三番車15dと二番車15eとの噛合が解除され、二番車(分車)15eの回転が四番車(秒車)15cに伝達されなくなる。なお、三番車支持軸受部66aによる変位により、三番車15dと二番車15eとの噛合が解除されるようにする代わりに、三番車15dと四番車15cとの噛合が解除されるようになっていてもよい。
三番車15dと二番車15eとの噛合が解除されると、針回しのための巻真20の回転が、つづみ車28から日の裏車17を介して筒車(時車)16a及び二番車(分車)15eに伝達されても、四番車(秒車)15cには回転が伝達されないので、秒針13cを止めた状態で分針13b及び時針13aの針合せが行われ得る。
なお、水晶発振器筐体(水晶缶)31の側面の支持を、図5の(a)に示したように地板10の水晶発振器筐体受突起部11fのみによって行う代わりに、図5の(b)に示したように、輪列受14にも該突起部11fと同様な突起部14aを形成しておいて、該突起部14aでも水晶発振器筐体31の側面を支えるようにしてもよい。例えば、板バネ構造体50のZ方向の位置が地板10の表面10aのうち隣接表面部分から比較的離れて位置するような場合には、このような支持により、水晶缶31が安定に保持され易くなる。また、図5の(d)に示したように、輪列受14が庇状受部73を備え、該庇状受部73で水晶缶31の側面を積極的に受けるようにしてもよい。更に、板バネ50による押圧力が働いていない状態でも水晶発振器本体31が地板10の水晶発振器筐体受突起部11fの近傍に安定に載置されるようにするためには、該発振器本体31を載置する凹部を地板10の表面10aに形成すべく、図5の(c)に示したように、水晶発振器筐体受突起部11fに対して対向する側壁部11dを更に形成しておいてもよい。
また、板状保持構造体たる板バネ構造体としては、発振器筐体押え部としての水晶缶接点端子部及び電池押え部としての電池プラス電極接点端子部において、水晶缶31及び電池5の正極5bに圧接され得る限り、その形状が異なっていてもよい。図8には、そのような一変形例が示されている。図8に示した変形例において、図1と同様な部材や部位や要素には同一の符号が付され、変更されているものについては、同一の符号の最後に添字Wが付されている。
図8に示した電子時計1Wの板状保持構造体としての板バネ構造体50Wでは、発振器筐体押え部としての水晶缶接点端子部54Wが中央部分52に対して大きく折り曲げられて先端の接点部54bWが水晶缶31に押付けれている。また、板バネ構造体50Wは、中央部分52のうち水晶缶接点端子部54Wの近傍において、機枠10又は14に植設されたピン71,72によって支持されている。この例では、両端の接点端子部54W,53において水晶缶31及び電池5に圧接された状態において、ピン72が支点として働く。ピン71,72の位置や数は異なっていてもよい。
また、図8の電子時計1Wでは、(a)に加えて(b)からわかるように、輪列受14が庇状受部73を備え、該庇状受部73で水晶缶31の側面を受けている。なお、図8の(b)は、図5の(d)に対応する。
以上のように構成された電子時計1Wにおいて、板バネ構造体50Wが、図1等に示した板バネ構造体50と同様に機能し得ることは、明らかであろう。板バネ構造体50Wは、リセットレバー偏倚バネ部56や巻真係合バネ部57を備えていても備えていなくてもよい。
1,1W 電子時計
2,2W 時計本体
3 輪列機構
4 モータ 4a ステータ 4b コイルブロック 4c ロータ
5 ボタン型電池 5a 負極 5b 正極
7 電池マイナス端子
8 リセットレバー装置
9 給電機構
10 地板 10a 地板表面
11 側壁 11a 巻真案内孔 11b 電池収容凹部 11c 水晶発振器筐体(水晶缶)端面受側壁部(側面部) 11d 側壁部 11f 水晶発振器筐体受突起部 11g フレキシブル回路基板載置突起部 11h つづみ車受容凹部
13 時刻表示針 13a 時針 13b 分針 13c 秒針
14 輪列受
15 表側輪列 15a 六番車 15b 五番車 15c 四番車 15d 三番車 15e 二番車 15f 八番歯車(日の裏歯車)
16 裏側輪列 16a 筒車(時車) 16b 八番かな(日の裏かな)
17 八番車(日の裏車)
18 係合部 18a 突起部 18b 溝 18c 開口部 18d,18e,18f 突起部
20 巻真
21 大径軸部
22 角柱状係合軸部
23 中径軸部
24 小径軸部
25,26 小径軸部
27 ソロバン玉状部
28 つづみ車
29 先端面
30 水晶発振器 30a,30b 接続端子部
31 筐体(水晶缶) 31a 基端側部分 31b 先端部 31c 側縁
32 リセットピン
33 時計用IC(集積回路)
34 フレキシブル回路基板
35a リセットピン接続用導電パッド部 35,35c,35d 導電パターン
35e 接続端子片部
36a,36b 連結部
50,50W 板バネ構造体
51 板バネ本体部
52 中央部 52a 中心領域 52b 突出部 52d 側縁
53 電池プラス電極接点端子部 53a 傾斜端部 53b 接点部 53d 先端部
54,54W 水晶缶接点端子部 54a 腕部 54b,54bW 接点部
56 リセットレバー偏倚バネ部
57 巻真係合バネ部 57a 基部側腕部 57b 先端側腕部 57c 円弧状係合部
60 リセットレバー 60a 板状部 60b 軸部
61 中心ボス部(肥大部)
62 L字状腕部 62a 位置検出腕部 62b 側縁
63 係合突起部
64 上下方向腕部
65 横方向腕部
66 ボス部(肥大部) 66a 三番車軸受部
67 リセット端子部
68 入力側腕部
69 出力側腕部
71,72 ピン
73 庇状受部
A1,A2 巻真出入方向
B 巻真回転方向
C,C1 回転中心軸線
D,E 板バネ構造体の両端のバネ部の力の方向
F1,F2 巻真係合バネ部の力又は変位の方向
G1,G2 リセットレバー偏倚バネ部の力又は変位の方向
H1,H2 リセットレバーの非リセット位置及びリセット位置
J1,J2 リセットレバーの回動方向
K1,K2 リセットレバーのリセット端子の非リセット位置及びリセット位置
L1,L2 リセットレバーの三番車軸受部の非リセット位置及びリセット位置
P0 巻真0段目
P1 巻真1段目
X,Y,Z 方向
2,2W 時計本体
3 輪列機構
4 モータ 4a ステータ 4b コイルブロック 4c ロータ
5 ボタン型電池 5a 負極 5b 正極
7 電池マイナス端子
8 リセットレバー装置
9 給電機構
10 地板 10a 地板表面
11 側壁 11a 巻真案内孔 11b 電池収容凹部 11c 水晶発振器筐体(水晶缶)端面受側壁部(側面部) 11d 側壁部 11f 水晶発振器筐体受突起部 11g フレキシブル回路基板載置突起部 11h つづみ車受容凹部
13 時刻表示針 13a 時針 13b 分針 13c 秒針
14 輪列受
15 表側輪列 15a 六番車 15b 五番車 15c 四番車 15d 三番車 15e 二番車 15f 八番歯車(日の裏歯車)
16 裏側輪列 16a 筒車(時車) 16b 八番かな(日の裏かな)
17 八番車(日の裏車)
18 係合部 18a 突起部 18b 溝 18c 開口部 18d,18e,18f 突起部
20 巻真
21 大径軸部
22 角柱状係合軸部
23 中径軸部
24 小径軸部
25,26 小径軸部
27 ソロバン玉状部
28 つづみ車
29 先端面
30 水晶発振器 30a,30b 接続端子部
31 筐体(水晶缶) 31a 基端側部分 31b 先端部 31c 側縁
32 リセットピン
33 時計用IC(集積回路)
34 フレキシブル回路基板
35a リセットピン接続用導電パッド部 35,35c,35d 導電パターン
35e 接続端子片部
36a,36b 連結部
50,50W 板バネ構造体
51 板バネ本体部
52 中央部 52a 中心領域 52b 突出部 52d 側縁
53 電池プラス電極接点端子部 53a 傾斜端部 53b 接点部 53d 先端部
54,54W 水晶缶接点端子部 54a 腕部 54b,54bW 接点部
56 リセットレバー偏倚バネ部
57 巻真係合バネ部 57a 基部側腕部 57b 先端側腕部 57c 円弧状係合部
60 リセットレバー 60a 板状部 60b 軸部
61 中心ボス部(肥大部)
62 L字状腕部 62a 位置検出腕部 62b 側縁
63 係合突起部
64 上下方向腕部
65 横方向腕部
66 ボス部(肥大部) 66a 三番車軸受部
67 リセット端子部
68 入力側腕部
69 出力側腕部
71,72 ピン
73 庇状受部
A1,A2 巻真出入方向
B 巻真回転方向
C,C1 回転中心軸線
D,E 板バネ構造体の両端のバネ部の力の方向
F1,F2 巻真係合バネ部の力又は変位の方向
G1,G2 リセットレバー偏倚バネ部の力又は変位の方向
H1,H2 リセットレバーの非リセット位置及びリセット位置
J1,J2 リセットレバーの回動方向
K1,K2 リセットレバーのリセット端子の非リセット位置及びリセット位置
L1,L2 リセットレバーの三番車軸受部の非リセット位置及びリセット位置
P0 巻真0段目
P1 巻真1段目
X,Y,Z 方向
Claims (6)
- 時計本体の主面に対して実質的に直角になるように且つ該主面の延在方向に沿って延在するように時計本体の機枠に装着される全体として細長い板バネからなる保持構造体であって、
一端部に電池に対して圧接される電池押え部を備えると共に他端部に発振器の筐体に対して圧接される発振器筐体押え部を備え、二つの押え部の中間部が機枠本体に支持された支点部により支えられるべく構成された板状保持構造体。 - 前記中間部が時計本体の機枠の溝部又は突起部間に挟まれて前記時計本体の機枠により支持されるように構成された請求項1に記載の板状保持構造体。
- 前記中間部が巻真に係合される巻真係合部を有し、該巻真を介して機枠によって支持されるべく構成された請求項1に記載の板状保持構造体。
- 前記巻真係合部が、前記中間部の一側縁に形成され、巻真の大径のソロバン玉状部に隣接した小径部に弾性的に係合され、前記巻真の出し入れの際に前記ソロバン玉状部によって弾性変形されて前記ソロバン玉状部の通過を許容する巻真位置決め係合部からなる請求項3に記載の板状保持構造体。
- 請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の板状保持構造体を備えた電子時計。
- 板状保持構造体が、リセットレバーに対して非リセット位置からリセット位置への偏倚力を及ぼすリセットレバー偏倚バネ部を一側縁に備える請求項5に記載の電子時計。
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