JP3632890B2 - アナログ時計機構モジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、アナログ式に時刻を表示するために、ステップモータと、このステップモータの作動に基づいて回転する輪列と、この輪列の回転角度を修正するための切換機構と、輪列を回転可能に支持するための輪列受とを備えたアナログ時計機構モジュールに関する。
【0002】
【用語の定義】
ここで、本明細書で用いられている用語の定義について説明する。
「ムーブメント」とは、時計の機械的な構造部分及び作動部分を含む「機械体」を意味する。必要に応じて、「ムーブメント」に文字板及び指針を取付けたものを、「指針付きムーブメント」と称する。
「コンプリート」とは、「指針付きムーブメント」を時計の外装ケースに組み込んだ「完成体」を意味する。一般的には、「コンプリート」には、ばね棒及びバンドが含まれていない。
「ムーブメント」において、文字板が配置される方の側、及び、液晶パネルにより表示が読める方の側を、「ムーブメント」の「ガラス側」と称する。同様に、「コンプリート」において、表示が読める方の側を、「コンプリート」の「ガラス側」と称する。なぜなら、通常の外装ケースでは、表示が読める方の側に「ガラス」が配置されているからである。
【0003】
これに対して、「ムーブメント」において、「ガラス側」と反対側を「裏ぶた側」と称する。なぜなら、通常の裏ぶたを有する外装ケースでは、「ガラス側」と反対側に「裏ぶた」が配置されているからである。
「12時側」とは、アナログ式時計において、文字板の12時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「12時方向」とは、アナログ式時計において、指針の回転中心から「12時側」に向かう方向を示す。
「3時側」とは、アナログ式時計において、文字板の3時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「3時方向」とは、アナログ式時計において、指針の回転中心から「3時側」に向かう方向を示す。
「6時側」とは、アナログ式時計において、文字板の6時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「6時方向」とは、アナログ式時計において、指針の回転中心から「6時側」に向かう方向を示す。
【0004】
「9時側」とは、アナログ式時計において、文字板の9時に対応する目盛が配置されている方の側を示す。「9時方向」とは、アナログ式時計において、指針の回転中心から「9時側」に向かう方向を示す。
「アナログ時計機構モジュールの垂直軸線」とは、アナログ時計機構モジュールにおいて、二番車の回転中心を通り、巻真の中心軸線と平行な軸線を示す。「アナログ時計機構モジュールの垂直軸線」を「AY」と称する。
「アナログ時計機構モジュールの水平軸線」とは、アナログ時計機構モジュールにおいて、二番車の回転中心を通り、巻真の中心軸線と垂直な軸線を示す。「アナログ時計機構モジュールの水平軸線」を「AX」と称する。
「ムーブメントの垂直軸線」とは、ムーブメントにおいて、二番車の回転中心を通り、巻真の中心軸線と平行な軸線を示す。従って、「ムーブメントの垂直軸線」は「アナログ時計機構モジュールの垂直軸線」と同じであり、「AY」である。
【0005】
「ムーブメントの水平軸線」とは、ムーブメントにおいて、二番車の回転中心を通り、巻真の中心軸線と垂直な軸線を示す。従って、「ムーブメントの水平軸線」は「アナログ時計機構モジュールの水平軸線」と同じであり、「AX」である。
「ムーブメント」において、地板の「ガラス側」に組み込まれる輪列を「裏輪列」と称する。
これに対して、「ムーブメント」において、地板の「裏ぶた側」に組み込まれる輪列を「表輪列」と称する。
【0006】
【従来の技術】
従来のアナログ時計のムーブメントにおいては、モジュールの基板を構成する地板と、ステップモータと、ステップモータの作動に基づいて回転する輪列と、輪列の回転角度を修正するための切換機構と、ステップモータの作動を停止させるためのリセットレバーと、時刻に関する情報を計数してステップモータを作動させる信号を出力するための回路ブロックとを備えていた。
ステップモータは、ステータと、コイルブロックと、ロータとを含んでいる。リード基板がコイルブロックに取付けられている。リード基板は、ステップモータを作動させる信号を入力するための2つの入力パターンを有する。
回路ブロックは、ムーブメントの回路ブロック用スペースに完全に収容されている。回路ブロックは、ステップモータ駆動信号をコイルブロックのリード基板の2つの入力パターンに出力するように構成された2つの出力パターンを有し、この回路ブロックの2つの出力パターンがそれぞれリード基板の2つの入力パターンに導通するように、回路ブロックは取付けられている。
【0007】
回路ブロックはリセット動作のためのリセットパターンを有し、リセットレバーが作動したときに、リセットレバーはリセットパターンに接触するように構成されていた。
時計の電源を構成する電池が、ムーブメントの電池用スペースに完全に収容されている。電池の陰極が電池マイナス端子と導通しており、電池の陽極が電池プラス端子と導通している。
アナログ電子時計に用いられるムーブメントには、一般的には、「標準サイズ」のものが広く製造されていた。この「標準サイズ」としては、例えば、「5・1/2型」、「6×8型」、「7・3/4型」、「8・3/4型」、「10・1/2型」、「11・1/2型」等が知られている。
【0008】
「型」とは、ムーブメントの大きさ(外径又は短径×長径)を表示する概念である。ここで、「1型」とは、「フランスインチ」の1/12の大きさを意味するものであり、約2.25ミリメートル(2.2558ミリメートル)である。一般的には、この「型」とは、ムーブメントの「機械落径」(地板の中枠に嵌まる部分の外径)を意味する。
例えば、「6×8型」のムーブメントとは、ムーブメントのAY方向の長さ、すなわち、短径が(6+3/4)型であり、ムーブメントのAX方向の機械落径部分の長さ、すなわち、機械落径部分の長径が8型の大きさであるムーブメントを示す。すなわち、「6×8型」のムーブメントとは、AY方向の長さが約15ミリメートルであり、AX方向の機械落径部分の長さが約18ミリメートルであるような大きさのムーブメントを示す。そして、一般的には、「6×8型」のムーブメントにおける地板のAX方向の最大長さは、約18.2〜18.6ミリメートルになるように製造されている。
【0009】
従来の「6×8型」のムーブメントでは、AYに対して一方の側に電池が配置され、AYに対して他方の側に集積回路及び水晶ユニットが配置されていた。また、従来の「6×8型」のムーブメントでは、AXに対して一方の側に巻真を含む切換機構と、つづみ車と、日の裏車とが配置され、AYに対して他方の側にステップモータが配置されていた。そして、従来のムーブメントでは、一般的には、地板及び輪列受が金属で作られていた。
また、従来のムーブメントでは、筒車は、ムーブメントに取付けられていなかった。従って、ムーブメントの「表示側」に筒車を組み、更に、針座を組むように構成されていた。このような従来のムーブメントの構造においては、筒車は地板から分離可能なように配置されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のアナログ時計のムーブメントでは、下記の課題があった。
(1)リセットパターンが回路ブロックに設けられ、リセットレバーが作動したときに、リセットレバーがリセットパターンに接触するように構成されているため、リセット機構の構造が複雑であった。従って、従来のムーブメントを用いて、液晶パネルを有する複合表示式電子時計を作るときには、回路ブロックをムーブメントから取り除き、リセットパターンを有する他の新しい回路ブロックを取付けなければならなかった。このため、複合表示式電子時計の構造が複雑になり、その部品の製造及び組立に多くの時間を必要としていた。
(2)従来のムーブメントでは、筒車は地板から分離可能なように配置されていたので、ムーブメントと筒車と針座とを別々に用意しなければならなかった。このため、部品の取扱いに注意が必要となっていた。更に、従来のムーブメントを用いて複合表示式電子時計を作るときには、その組立に多くの時間を必要としていた。
(3)従来、一般的には、「標準サイズ」のムーブメントが製造されているので、従来のムーブメントを用いて複合表示式電子時計を作るときには、時計の大きさが大きくなった。例えば、「6×8型」のムーブメントを使用して複合表示式電子時計を製造するときには、その複合表示式電子時計には、「6×8型」のムーブメントを収容するためのスペースが必要であった。
【0011】
【発明の目的】
そこで、従来のこのような課題を解決するため、本発明の目的は以下に記載する点にある。
(1)リセット機構の構造が簡単なアナログ時計機構モジュールを提供する。
(2)部品数が少なく、部品の製造工程が短く、部品の組立が簡単なアナログ時計機構モジュールを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、アナログ時計機構モジュールにおいて、モジュールの基板を構成する地板と、地板に組み込まれたステップモータと、地板に組み込まれ、ステップモータの作動に基づいて回転する輪列と、輪列の少なくとも一部を回転可能に支持するための輪列受と、地板に組み込まれ、輪列の少なくとも一部の回転角度を修正するための切換機構と、切換機構の作動に基づいて作動し、ステップモータの作動を停止させるためのリセットレバーとを備える構成とした。
本発明のアナログ時計機構モジュールでは、ステップモータが、ステータと、コイルブロックと、ロータとを含み、ステップモータを作動させるステップモータ駆動信号を入力するための2つの入力パターンと、リセットレバーの作動に基づいて、ステップモータの作動をリセットさせるリセット信号を出力するためのリセットパターンとを有するリード基板がコイルブロックに取付けられている。前記2つの入力パターンは、コイルブロックのコイルワイヤの両端部にそれぞれ配線されており、前記リセットパターンは、リセットレバーが作動したときにリセットレバーと導通するように構成されている。
【0013】
また、本発明のアナログ時計機構モジュールでは、地板及び輪列受がプラスチックで構成され、軸線方向に移動可能な巻真と、巻真の軸線方向の位置を決めるための巻真位置決め部材とが切換機構に含まれ、リセットピンが地板に組み込まれ、かつ、リセットパターンと導通しており、リセットレバーが、巻真の軸線方向の移動に基づいて回転するように構成され、かつ、巻真を引き出したときに、リセットピンに接触するように構成されているのが好ましい。
この構成により、リセット機構の構造が簡単なアナログ時計機構モジュールを製造することができ、リセット機構が誤って作動するおそれが少ない。
また、本発明のアナログ時計機構モジュールでは、地板のガラス側に回転可能に組み込まれた筒車と、筒車を地板に対して回転可能に支持するための筒車押さえとを備えているのが好ましい。
【0014】
また、本発明のアナログ時計機構モジュールは、アナログ時計を製造するときに、電池の一部分を収容するための電池用スペースと、電池マイナス端子を組み込むための電池マイナス端子用スペースと、回路ブロックの一部分を組み込むための回路ブロック用スペースとが設けられているのが好ましい。
この構成により、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いて、小型で薄いアナログ時計を製造することができる。
本発明のアナログ時計機構モジュールを有するアナログ電子時計は、ムーブメントの基板を構成するムーブメント枠を備え、アナログ時計機構モジュールが、ムーブメント枠に組み込まれている。本発明のアナログ電子時計では、電池マイナス端子が、アナログ時計機構モジュールの電池マイナス端子用スペースに収容されている。本発明のアナログ電子時計は、時刻に関する情報を計数して、ステップモータを駆動するために、ステップモータ駆動信号を出力するための回路ブロックを備え、この回路ブロックの一部分が、アナログ時計機構モジュールの回路ブロック用スペースに収容され、この回路ブロックは、ステップモータ駆動信号をアナログ時計機構モジュールのリード基板の2つの入力パターンに出力するように構成された2つの出力パターンを有し、この回路ブロックの2つの出力パターンがそれぞれリード基板の2つの入力パターンに導通するように構成され、この回路ブロックは、アナログ時計機構モジュールのステップモータをリセットさせるための信号を入力するリセット信号入力パターンを有し、リセット信号入力パターンがリセットパターンと接触するように構成されている。
【0015】
この構成により、確実に作動するリセット機構を有するアナログ電子時計を製造することができる。本発明のアナログ電子時計は、時計の電源を構成する電池を備え、この電池の一部分が、アナログ時計機構モジュールの電池用スペースに収容され、電池の陰極が電池マイナス端子と導通しており、電池の陽極がリセットレバーと導通しているように構成されている。
【0016】
この構成により、アナログ時計機構モジュールを利用してアナログ電子時計のムーブメントを効率的に製造することができる。
本発明のアナログ時計機構モジュールは、電池の陽極に接触するための電池プラス端子部分を備えているのが好ましい。
この構成により、アナログ時計機構モジュールを利用してアナログ時計のムーブメントを製造したときに、電池プラス端子を別個に設けなくて済む。
また、本発明のアナログ時計機構モジュールは、水晶ユニットを支持するための水晶ユニット支持ばね部分を備えているのが好ましい。
この構成により、アナログ時計機構モジュールを利用してアナログ時計のムーブメントを製造したときに、確実に、水晶ユニットを衝撃による破損から保護することができる。
【0017】
また、本発明のアナログ時計機構モジュールの地板の外形形状は、巻真のある側及び巻真と反対側が「6×8型」に対応する寸法になるように構成され、巻真の軸線と垂直方向の両側が「6×8型」に対応する寸法よりも小さく構成されているのが好ましい。
この構成により、アナログ時計機構モジュールを利用して、「6×8型」のアナログ電子時計のムーブメントを効率的に製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)アナログ時計機構モジュールの構造
図1から図3を参照すると、本発明のアナログ時計機構モジュール100は、モジュールの基板を構成する地板102を備える。ステップモータ104が地板102の裏ぶた側即ち表側に組み込まれる。ステップモータ104は、ステータ106と、コイルブロック108と、ロータ110とを含む。コイルブロック108は磁心108cを含む。磁心108cはパーマロイのような強磁性材で作られ、棒状部分と、棒状部分の両側に設けられた耳状部分とを有する。コイルワイヤ108wが磁心108cの棒状部分に巻かれている。ステータ106はパーマロイのような強磁性材で作られ、2つの耳状部分と、ステータ穴とを有する。
【0019】
図3及び図4を参照すると、磁心108cの一方の耳状部分は、ステータ106の一方の耳状部分と接触した状態で、地板102に設けられたかしめピン102gにより、熱かしめにより地板102に取付けられている。図3及び図5を参照すると、磁心108cの他方の耳状部分は、ステータ106の他方の耳状部分と接触した状態で、地板102に設けられたかしめピン102hにより、熱かしめにより地板102に取付けられている。
図1から図4を参照すると、ステップモータ104の作動に基づいて回転する表輪列112が地板102の表側に組み込まれる。表輪列112は、五番車114と、四番車116と、三番車118と、二番車120と、日の裏車122とを含む。輪列受124が表輪列112を回転可能に支持する。輪列受124は、地板102に設けられたかしめピン102a、102b、102cにより、熱かしめにより地板102に取付けられている。
【0020】
ロータ110の上ほぞ、五番車114の上ほぞ、四番車116の上ほぞ、三番車118の上ほぞ、日の裏車122の上ほぞは輪列受124に対して回転可能に支持される。ロータ110の下ほぞ、五番車114の下ほぞは地板102に対して回転可能に支持される。三番車118の下ほぞはリセットレバー140に対して回転可能に支持される。二番車120は地板102に対して回転可能に支持される。四番車116のそろばん玉は、二番車120に対して回転可能に支持される。日の裏車122の下軸部は地板102に対して回転可能に支持される。
ロータ110はロータ磁石110mと、ロータかな110pとを有する。五番車114は五番歯車114gと、五番かな114pとを有する。四番車116は四番歯車116gと、四番かな116pとを有する。三番車118は三番歯車118gと、三番かな118pとを有する。二番車120は二番歯車120gと、二番かな120pとを有する。日の裏車122は日の裏歯車122gと、日の裏かな122pとを有する。
【0021】
ロータかな110pは五番歯車114gと噛み合う。五番かな114pは四番歯車116gと噛み合う。四番かな116pは三番歯車118gと噛み合う。三番かな118pは二番歯車120gと噛み合う。二番かな120pは日の裏歯車122gと噛み合う。日の裏かな122pは地板102のガラス側即ち裏側に配置される。
輪列受124には、アナログ時計機構モジュール100を用いてアナログ時計及び複合表示式電子時計等を製造するときに、回路ブロックを構成する部品を逃げるため、又は、回路ブロックを構成する部品を収容するための回路ブロック用スペース124SCと、電池マイナス端子を組み込むための電池マイナス端子用スペース124SMとが設けられている。回路ブロック用スペース124SCには、例えば、水晶ユニット及び集積回路が収容される。
【0022】
輪列受124は、リード基板142のリセットパターンを絶縁するためのリセット絶縁部分124RSを有する。
輪列の回転角度を修正するための、即ち、針合わせを行うための切換機構130が地板102の表側に組み込まれる。切換機構130は、軸線AYの方向に移動可能な巻真132と、巻真132の軸線方向の位置を決めるための巻真位置決め部材134と、巻真132を引き出した状態において巻真132の回転に基づいて回転するつづみ車136とを含む。巻真位置決め部材134は金属で作られている。つづみ車136は、巻真132に対して回転可能に組み込まれる。すなわち、つづみ車136の中心軸線は巻真132の中心軸線と一致するように配置される。つづみ車136は、一端につづみ歯車136gを有する。つづみ歯車136gは日の裏歯車122gと噛み合う。
【0023】
つづみ車136をプラスチックで形成するのが好ましい。つづみ車136は、巻真132が0段目にある状態において、巻真132の回転により回転せず、巻真132を1段目に引き出した状態において、巻真132の回転に基づいて回転するように構成されている。従って、つづみ車136は、巻真132が0段目にある状態において、巻真132に対してすきま嵌めになり、巻真132を1段目に引き出した状態において、巻真132に対して締まり嵌めになるように構成することができる。
切換機構130の作動に基づいて作動し、ステップモータ104の作動を停止させるためのリセットレバー140が、地板102に対して回転可能に組み込まれる。リセットレバー140は金属で作られ、巻真位置決め部材134と接触するように配置されている。すなわち、リセットレバー140は、常に、巻真位置決め部材134と電気的に導通している。金属で作られたリセットピン144が地板102に組み込まれる。リセットレバー140はリセットレバーばね部140sを有する。この構成では、リセットレバー140は、常に、図2で見たときに時計まわり方向に回転するように付勢されている。リセットレバー140がリセットピン144に接触することにより、巻真位置決め部材134とリセットピン144を電気的に導通させることができる。
【0024】
巻真132が0段目にある状態では、リセットレバーばね部のばね力により、リセットレバー140は巻真132と接触し、かつ、リセットピン144と接触しないように構成されている。巻真132が1段目にある状態では、リセットレバーばね部のばね力により、リセットレバー140は、巻真132から離れ、リセットピン144と接触するように構成されている。
巻真132が0段目にある状態では、リセットレバー140は、三番かな118pと二番歯車120gとを噛み合わせる位置にあるように構成されている。巻真132が1段目にある状態では、リセットレバー140は、三番かな118pを二番歯車120gから離す位置にあるように構成されている。
図1、図2、図3、図6を参照すると、リード基板142がコイルブロック108に取付けられている。図9を参照すると、リード基板142は、ステップモータ104を作動させるステップモータ駆動信号を入力するための2つの入力パターン142a、142bと、リセットピン144と接触し、かつ、リセットレバー140の作動に基づいて、ステップモータ104の作動をリセットさせるためのリセット信号を出力するリセットパターン142cとを有する。リセットパターン142cは、基板の基材からはみだしたリセットピン接触部142tを含む。
【0025】
リード基板142を、ガラスエポキシ基板又はポリイミド基板で構成するのが好ましい。
リード基板142をコイルブロック108に取付けるための固定用穴142H1と、リード基板142をコイルブロック108に取付けるときの組立案内穴142H2と、アナログ時計機構モジュール100を用いてアナログ時計及び複合表示式電子時計等を製造するときに、リード基板142を案内するためのリード基板案内穴142H3とがリード基板142に設けられている。
図1、図2、図3、図6を参照すると、2つの入力パターン142a、142bは、コイルブロック108のコイルワイヤ108wの両端部108w1、108w2にそれぞれ配線されており、リセットパターン142cは、リセットレバー140が作動したときにリセットピン144を介してリセットレバー140と導通するように配置されている。
【0026】
地板102及び輪列受124はプラスチックで構成されている。このプラスチックは、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリサルフォンであるのが好ましい。
図7を参照すると、筒車150が地板102のガラス側即ち裏側に回転可能に組み込まれる。この構造では、筒車150は裏輪列である。筒車押さえ152が、筒車150を地板102に対して回転可能に支持するために設けられる。筒車押さえ152は、3本のかしめピン102d、102e、102fを用いて、熱かしめにより地板102に取付けられている。筒車150の筒車歯車部分150gは日の裏かな122pと噛み合う。
本発明においては、輪列の構成は上述したような形状及び配置に限定されることはない。変形例として、裏輪列が筒車及び日の裏車を含んでもよいし、或いは、表輪列が筒車を含んでもよい。本発明においては、表輪列及び裏輪列は、輪列を構成する全ての部品が、地板102に対して回転可能に支持されている。
【0027】
変形例として、切換機構は、おしどり、かんぬき、かんぬき押さえ(図示せず)を含むように構成してもよい。この構成では、巻真132が0段目にある状態では、つづみ車136は日の裏車122と噛み合わず、巻真132が1段目にある状態では、つづみ車136は日の裏車122と噛み合うように構成される。更に、この構成では、二番車120にスリップ機構が設けられる。スリップ機構は、例えば、筒かなにより構成される。更に、この構成では、巻真132が1段目にある状態で、ロータ110、五番車114、四番車116、三番車113のいずれかを規正するための規正レバー(図示せず)を備えるのが好ましい。規正レバーを設けることにより、巻真132が1段目にある状態で巻真132を回転させたときに、つづみ車136、日の裏車122、二番かな120p、筒車150は回転して、ロータ110、五番車114、四番車116、三番車113は回転しないように構成することができる。
【0028】
図8を参照すると、巻真132を組み込むための巻真穴102HSが地板102に設けられている。地板102には、つづみ車136を収容するためのつづみ車用スペース102STと、表輪列112を収容するための表輪列用スペース102SGと、切換機構130を収容するための切換機構用スペース102SHと、ステップモータ104を収容するためのステップモータ用スペース102SCとが設けられている。
更に、地板102には、アナログ時計機構モジュール100を用いてアナログ時計及び複合表示式電子時計等を製造するときに、電池の一部分を収容するための電池用スペース102SBと、電池マイナス端子を組み込むための電池マイナス端子用スペース102SMとが設けられている。電池用スペース102SBは、電池の全体を収容することができる大きさでなく、電池の一部分を収容することができる大きさになるように形成されている。
【0029】
熱かしめ用ピン102a、102b、102c、102g、102h、102jが地板102に形成されている。
更に、地板102には、アナログ時計機構モジュール100を用いてアナログ時計及び複合表示式電子時計等を製造するときに、アナログ時計機構モジュール100を取付けるためのモジュール固定用穴102H1及び102H2と、アナログ時計機構モジュール100を案内するためのモジュール組立案内穴102H3とが設けられている。
(2)アナログ時計機構モジュールの作用
次に、本発明のアナログ時計機構モジュールの作用について説明する。
図1から図4を参照すると、ステップモータ104を作動させるステップモータ駆動信号をリード基板142の入力パターン142a、142bに入力させると、ステップモータ104が作動する。すなわち、ステップモータ駆動信号によりロータ110が回転し、ロータ110が回転することにより五番車114が回転する。四番車116は、五番車114の回転に基づいて、1分間に1回転する。三番車118は、四番車116の回転に基づいて回転する。二番車120は、三番車118の回転に基づいて、1時間に1回転する。日の裏車122は、二番車120の回転に基づいて回転する。筒車150は、日の裏車122の回転に基づいて、12時間に1回転する。この構成により、四番車116に取付けられた秒針370により「秒」を表示し、二番車120に取付けられた分針372により「分」を表示し、筒車150に取付けられた時針374により「時」を表示することができる。文字板366は、アナログ時計機構モジュール100のガラス側に取付けられる。すなわち、文字板366は、地板102のガラス側に配置される。
【0030】
巻真132が0段目にある状態では、リセットレバー140は、三番かな118pと二番歯車120gとを噛み合わせる位置にあるように構成されている。従って、この状態では、二番車120は、三番車118の回転に基づいて回転することができる。巻真が0段目にある状態では、巻真132が回転しても、つづみ車136は回転しない。
時針及び分針の針合わせを行うときは、巻真132を1段目に引き出す。これにより、図2を参照すると、リセットレバー140は、リセットレバーピン140cを中心として、時計回り方向に回転して、三番かな118pは二番歯車120gから離れる。また、巻真132を1段目に引き出すと、リセットレバー140は、巻真132から離れ、リセットピン144と接触する。リセットレバー140を電池の陽極と導通させるように構成することにより、リセットレバー140をリセットピン144と接触させて、ステップモータ104の作動をリセットさせるためのリセット信号をリセットパターン142cに出力することができる。
【0031】
巻真132を1段目に引き出した状態で、巻真132を回転させると、つづみ車136は、巻真132の回転に基づいて回転し、日の裏車122はつづみ車136の回転に基づいて回転する。日の裏車122が回転することにより、二番車120及び筒車150を回転させることができる。従って、巻真132を1段目に引き出した状態で巻真132を回転させることにより、時針及び分針を回転させて時刻修正即ち針合わせを行うことができる。
図3を参照すると、巻真132を1段目に引き出した状態では、リセットレバー140が回転して、三番かな118pを二番歯車120gから離れさせる。これにより、三番かな118pは図3の想像線で示す位置に移動し、三番かな118pは二番歯車120gと噛み合わない状態になる。従って、この状態で、巻真132を回転させても、三番車118、四番車116、五番車114、ロータ110は回転しない。
【0032】
更に、図2を参照すると、巻真132を0段目に押し戻すと、巻真132がリセットレバー140に接触して、リセットレバーピン140cを中心として、リセットレバー140を反時計回り方向に回転させる。これにより、リセットレバー140はリセットピン144から離れる。その結果、ステップモータ駆動信号をリード基板142の入力パターン142a、142bに入力させることにより、再びステップモータ104を作動させることができる。
また、巻真132を0段目に押し戻すことにより、リセットレバー140が、図2で見て反時計回り方向に回転する。すると、三番かな118pは、図4に実線で示すように、再び二番歯車120gと噛み合う。従って、この状態では、ステップモータ104を作動させることにより、ロータ110、五番車114、四番車116、三番車118、二番車120、日の裏車122、筒車150を回転させることができる。
(3)アナログ時計機構モジュールの製造方法
次に、本発明のアナログ時計機構モジュールの製造方法について説明する。
【0033】
最初に、モジュールの基板を構成するための、プラスチックで構成された地板102を準備し、金属で構成されたリセットピン144を地板102の裏ぶた側に組み込む。次に、金属で構成されたリセットレバー140を地板102の裏ぶた側に組み込む。次に、ステップモータ及び表輪列を裏ぶた側に地板に組み込む。次に、コイルブロック108を、ステータ106の上面に接触させて、地板102の裏ぶた側に組み込み、かしめピン102g、102hを熱かしめすることにより、コイルブロック108及びステータ106を地板102に対して固定する。
次に、つづみ車136を地板102の裏ぶた側に組み込む。次に、二番車120、日の裏車122を地板102の裏ぶた側に組み込む。次に、三番車118の下ほぞをリセットレバー140に対して回転可能に組み込む。次に、ロータ110、五番車114、四番車182を地板102の裏ぶた側に組み込む。
【0034】
次に、輪列受124を地板102の裏ぶた側に組み込む。輪列受124は、二番車120の上ほぞ、三番車118の上ほぞ、四番車182の上ほぞ、五番車114の上ほぞ、ロータ110の上ほぞ、日の裏車122の上ほぞを回転可能に支持するように取付けられる。かしめピン102a、102b、102cを熱かしめすることにより、輪列受124を地板102に対して固定する。
次に、地板102のかしめピン102jと、輪列受124のかしめピンとを熱かしめすることにより、巻真位置決め部材134を地板102の裏ぶた側に固定する。巻真位置決め部材134は、一部分が仮巻真に接触して、仮巻真の軸線方向の移動を規正するように取付けられる。
次に、上述した部品を組み込んだ地板102の表裏を反転させる。
【0035】
次に、筒車150を地板102のガラス側に回転可能に組み込み、筒車押さえ152を地板102に取付け、かしめピン102d、102e、102fを熱かしめすることにより、筒車押さえ152を地板102に対して固定する。
次に、巻真132を地板102に組み込む。これにより、巻真位置決め部材134は、一部分が巻真132に接触して、巻真132の軸線方向の移動を規正する。
なお、ムーブメントの製造及び検査を効率的に行うために、仮巻真を用いてもよい。
(4)アナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計
本発明のアナログ時計機構モジュールを用いることにより、アナログ電子時計、アナログ表示及びデジタル表示を備えた複合表示式電子時計、センサ、心拍計等の付加機能付き電子時計等を実現することができる。また、本発明のアナログ時計機構モジュールを2個用いた2表示付きアナログ電子時計等を実現することができる。
【0036】
以下に、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた電子時計の一例として、複合表示式電子時計の実施の形態の構造について説明する。
図10から図12を参照すると、複合表示式電子時計のムーブメント300はアナログ時計機構モジュール100と、ムーブメント枠302と、液晶パネル310と、回路ブロック320と、スイッチばね322とを備える。
モジュール固定ピン304、306と、導通部固定ピン308がムーブメント枠302に設けられている。アナログ時計機構モジュール100はムーブメント枠302のほぼ中央部分に配置される。液晶パネル310は、ムーブメント300の「6時側」に配置される。回路ブロック320は、ムーブメント枠302の「裏ぶた側」に配置される。スイッチばね322は回路ブロック320の「裏ぶた側」に配置される。アナログ時計機構モジュール100の巻真132は、ムーブメント300の「3時方向」に延びている。
【0037】
回路ブロック320は、回路基板320aと、集積回路(図示せず)と、水晶ユニット(図示せず)と、抵抗、コンデンサ、昇圧コイル等の電気素子(図示せず)とを含む。集積回路と、水晶ユニットと、抵抗、コンデンサ、昇圧コイル等の電気素子は、回路基板320aに取付けられている。
時刻に関する情報を計数する時刻情報計数手段又は時刻情報計数回路と、アナログ時計機構モジュール100のステップモータ104にステップモータ駆動信号を出力させるステップモータ駆動手段又はステップモータ駆動回路と、液晶パネルを駆動させる液晶パネル駆動手段又は液晶パネル駆動回路と、圧電ブザーを作動させる圧電ブザー駆動回路とが、プログラムを内蔵した集積回路と、回路基板320aに取付けられた電気素子とによって構成される。
【0038】
図11及び図13を参照すると、電池330がムーブメント枠302に組み込まれる。電池330は、ムーブメント300のほぼ「12時側」に配置される。電池マイナス端子332がムーブメント300に組み込まれる。電池マイナス端子332は、その一端が電池330の陰極に接触し、他端が回路基板のマイナス入力用パターンに接触するように配置される。マイナス入力用パターンは、集積回路のマイナス入力端子に接続されている。スイッチばね322の電池プラスばね部分322pが、電池330の陽極に接触するように設けられる。スイッチばね322の電池プラス導通ばね部分322mが、アナログ時計機構モジュール100の巻真位置決め部材134に接触するように設けられる。この構成により、巻真位置決め部材134及びリセットレバー140は、電池330の陽極に導通される。
【0039】
アナログ時計機構モジュール100の地板102のモジュール固定用穴102H2をムーブメント枠302のモジュール固定ピン304にはめ、地板102をムーブメント枠302に接触させ、地板102の上に回路基板320aを配置し、回路基板320aの上にスイッチばね322を配置した状態で、モジュール固定ねじ334が、モジュール固定ピン304の雌ねじ部分にねじ締めされる。
図11及び図14を参照すると、アナログ時計機構モジュール100のリード基板142のリード基板案内穴142H3をムーブメント枠302の導通部固定ピン308にはめ、リード基板142をムーブメント枠302に接触させ、リード基板142の上に信号伝達用基板340を配置し、信号伝達用基板340の上に回路基板320aを配置し、回路基板320aの上にスイッチばね322を配置した状態で、導通部固定ねじ344が、導通部固定ピン308の雌ねじ部分にねじ締めされる。
【0040】
信号伝達用基板340は、両面にパターンを有する基板で構成され、信号伝達用基板340の両面に設けられたパターンは、スルーホールめっきにより導通されている。信号伝達用基板340の両面に設けられたパターンにより、アナログ時計機構モジュール100のリード基板142の第1の入力パターン142aを回路基板320aの第1のステップモータ駆動信号出力パターンに導通させ、リード基板142の第2の入力パターン142aを回路基板320aの第2のステップモータ駆動信号出力パターンに導通させ、リード基板142のリセットパターン142cを回路基板320aのリセット信号入力パターンに導通させるように構成されている。
図11及び図15を参照すると、アナログ時計機構モジュール100の地板102のモジュール固定用穴102H2をムーブメント枠302のモジュール固定ピン306にはめて、地板102をムーブメント枠302に接触させ、地板102の上にブザーリード端子350を配置し、ブザーリード端子350の上に回路基板320aを配置した状態で、モジュール固定ねじ354が、モジュール固定ピン304の雌ねじ部分にねじ締めされる。ブザーリード端子350は回路基板320aのブザー信号出力パターンに導通させるように構成されている。
【0041】
スイッチボタンを押したときに回路基板320aのスイッチパターンに接触するように構成されたスイッチばね部分322b、322c、322dがスイッチばね322に設けられている。スイッチばね322は、スイッチばね322に設けられた取付け用フック部分322e、322f、322g、322hにより、ムーブメント枠302に取付けられている。
スイッチばね322は、裏ぶたと接触してアースをとるためのアースばね部分322a1、322a2、322a3を有する。
スイッチばね322は、リセットピン押し部分322tを有する。スイッチばね322のリセットピン押し部分322tは、輪列受124のリセット絶縁部分124RSを「ガラス側」に押し付ける。これにより、アナログ時計機構モジュール100のリード基板436のリセットパターン付近をリセットピン144に押し付けることができる。スイッチばね322のリセットピン押し部分322tとリセットピン144及びリセットパターンとの間に絶縁性のある部材、即ち、輪列受124のリセット絶縁部分124RSを介在させることにより、スイッチばね322のリセットピン押し部分322tがリセットピン144及びリセットパターンに導通しないように構成することができる。
【0042】
図16を参照すると、複合表示式電子時計の外装ケースは、胴360と、ガラス362と、裏ぶた364とを含む。ガラス362は胴360に固定されている。文字板366が、アナログ時計機構モジュール100の「ガラス側」の表面と、ムーブメント枠302の「ガラス側」の表面とに接触して設けられる。
秒針370がアナログ時計機構モジュール100の四番車116に取付けられる。分針372がアナログ時計機構モジュール100の二番車120に取付けられる。時針374がアナログ時計機構モジュール100の筒車150に取付けられる。
文字板366のガラス側の面の外周部は胴360の段部に接触するように裏ぶた側から組み込まれる。中枠380が、文字板366の裏ぶた側の外周部と、ムーブメント枠302の外周部に接触するように裏ぶた側から組み込まれる。裏ぶた364が中枠380を文字板366に押し付けるようにして、胴360に固定される。裏ぶた364の固定は、例えば、裏ぶた固定用ねじ(図示せず)によって行われる。りゅうず376が、アナログ時計機構モジュール100の巻真132に取付けられる。
【0043】
ブザーの音を出すための圧電素子384が裏ぶた364の中央部の内側に接着されている。ブザーリード端子350の先端部分は圧電素子384に接触する。
(5)アナログ時計機構モジュールを用いたアナログ電子時計のムーブメントの構造
次に、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いたアナログ電子時計のムーブメントの構造について説明する。
以下の説明は、一例として、「標準サイズ」の「6×8型」のムーブメントについて行うが、本発明は、構成部品及び構成要素の寸法を変えることにより、他のサイズ、例えば、「5・1/2型」、「7・3/4型」、「8・3/4型」、「10・1/2型」、「11・1/2型」のムーブメントについても適用することができる。
【0044】
図17及び図18を参照すると、「6×8型」(6・3/4×8型)のムーブメント400は、アナログ時計機構モジュール410と、ムーブメント枠412と、電池414と、電池マイナス端子416と、回路ブロック420とを備える。
アナログ時計機構モジュール410の構造は、以下に説明する部分を除いて、図1に示すアナログ時計機構モジュール100と同様な構造を有している。
アナログ時計機構モジュール410の地板432の外形形状は、巻真132のある側及び巻真132と反対側が「6×8型」に対応する寸法になるように構成され、巻真132の軸線と垂直方向の両側が「6×8型」に対応する寸法よりも小さく構成されている。なお、地板432の外形形状は、巻真132のある側及び巻真132と反対側が「6×8型」に対応する寸法よりも小さく構成してもよい。
【0045】
アナログ時計機構モジュール410の巻真位置決め部材434は、電池414の陽極と接触するための電池プラス端子部分434bと、水晶ユニットを押さえるための水晶ユニット押さえ部分434cとを有する。アナログ時計機構モジュール410のリード基板436は、その外形形状が「6×8型」に対応する寸法よりも小さい範囲内にあるように形成されている。
ムーブメント枠412は、アナログ時計機構モジュール410を受け入れるためのモジュール収容部分412aと、アナログ時計機構モジュール410の組立案内穴に挿入するための案内ピン412bと、アナログ時計機構モジュール410を固定するための熱かしめピン412cとを備える。案内ピン412b及び熱かしめピン412cは1本であってもよいが、2本以上設けるのが好ましい。
【0046】
ムーブメント枠412の外形形状は、アナログ時計機構モジュール410を受け入れたときに、巻真132のある側及び巻真132と反対側に対応する側が「6×8型」に対応する寸法になるように構成され、巻真132の軸線と垂直方向の両側に対応する側も「6×8型」に対応する寸法になるように構成されている。なお、ムーブメント枠412の外形形状は、巻真132のある側及び巻真132と反対側が「6×8型」に対応する寸法よりも小さく構成してもよい。
回路ブロック420は、回路基板422と、集積回路424と、水晶ユニット426とを含む。集積回路424は、電池414を電源とし、水晶ユニット426を源振として時刻に関する情報を計数する。集積回路424は、ステップモータを駆動するために、回路基板422に設けられた駆動信号出力パターンを介して、アナログ時計機構モジュール410のリード基板436の入力パターンに、ステップモータを駆動するための駆動信号を出力する。また、アナログ時計機構モジュール410からのリセット信号は、リード基板436のリセットパターンから、回路基板422に設けられたリセット信号入力パターンを介して、集積回路424に入力される。
【0047】
電池マイナス端子412は、電池陰極接触部分416aと、取付け用フック部分416bと、リセットピン押し部分416cと、かしめ固定部分416dとを有する。
回路基板422に設けられた駆動信号出力パターンが入力パターンに導通し、回路基板422に設けられたリセット信号入力パターンがリード基板436のリセットパターンに導通するように、回路ブロック420は、リード基板436に対して位置決めされている。水晶ユニット426の先端部付近は、巻真位置決め部材434の水晶ユニット押さえ部分434cにより支持される。
この配置では、水晶ユニット426及び集積回路424は、アナログ時計機構モジュール410の輪列受124の回路ブロック用スペース124SCに収容されている。
【0048】
電池マイナス端子416は、その一部分が輪列受124の電池マイナス端子用スペース124SMに収容される。電池マイナス端子416の電池陰極接触部分416aは、アナログ時計機構モジュール410の地板412の電池マイナス端子用スペースに収容される。
電池マイナス端子416はリセットピン押し部分416cを有する。電池マイナス端子416のリセットピン押し部分416cは、輪列受124のリセット絶縁部分124RSを「ガラス側」に押し付ける。これにより、アナログ時計機構モジュール100のリード基板436のリセットパターン付近をリセットピン144に押し付けることができる。電池マイナス端子416のリセットピン押し部分416cとリセットピン144及びリセットパターンとの間に絶縁性のある部材、即ち、輪列受124のリセット絶縁部分124RSを介在させることにより、電池マイナス端子416のリセットピン押し部分416cがリセットピン144及びリセットパターンに導通しないように構成することができる。
【0049】
電池マイナス端子416の取付け用フック部分416bは、地板412のフック受け部分に取付けられている。電池マイナス端子416のかしめ固定部分416dは、ムーブメント枠412の上にリード基板436を配置し、リード基板436の上に回路基板422を配置し、回路基板422の上に電池マイナス端子416を配置した状態で、熱かしめピン412cにより熱かしめされる。
電池414は、アナログ時計機構モジュール410の地板412の電池用スペースと、ムーブメント枠412の電池用スペースとに組み込まれる。電池414の陽極は、アナログ時計機構モジュール410の巻真位置決め部材434の電池プラス端子部分434bと導通し、電池414の陰極は電池マイナス端子416と導通している。
【0050】
このように構成することにより、アナログ時計機構モジュール410とムーブメント枠412とを含むムーブメント400は、全体として、「6×8型」のアナログ時計用ムーブメントを構成する。
(6)アナログ時計機構モジュールを用いたアナログ電子時計のムーブメントの製造方法
次に、アナログ時計機構モジュール410を用いてムーブメント400を製造する製造方法について説明する。
アナログ時計機構モジュール410を用いてムーブメント400を製造するときには、アナログ時計機構モジュール410をムーブメント枠412のモジュール収容部分412aに組み込む。この組み込みは、ムーブメント枠412の案内ピン412bを、アナログ時計機構モジュール410の組立案内穴に挿入して行う。
【0051】
次に、回路ブロック420を、アナログ時計機構モジュール410及びムーブメント枠412に組み込む。このときに、水晶ユニット426及び集積回路424は、アナログ時計機構モジュール410の輪列受124の回路ブロック用スペース124SCに収容される。
次に、電池マイナス端子416を、アナログ時計機構モジュール410及びムーブメント枠412に組み込む。
電池マイナス端子416のリセットピン押し部分416cは、リード基板436のリセットパターン付近をリセットピン144に押し付ける。このときに、電池マイナス端子416がリセットパターン及びリセットピン144に導通しないようにする。電池マイナス端子416の取付け用フック部分416bを、地板412のフック受け部分に取付けることにより、電池マイナス端子416を地板412に対して固定する。
【0052】
ムーブメント枠412の上にリード基板436を配置し、リード基板436の上に回路基板422を配置し、回路基板422の上に電池マイナス端子416を配置した状態で、熱かしめピン412cを熱かしめすることにより、電池マイナス端子416のかしめ固定部分416dを固定する。
電池414が、アナログ時計機構モジュール410の地板412の電池用スペースと、ムーブメント枠412の電池用スペースとに組み込まれる。電池414の陽極は、アナログ時計機構モジュール410の巻真位置決め部材434の電池プラス端子部分434bと導通し、電池414の陰極は電池マイナス端子416と導通する。
このような工程により、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いたアナログ電子時計のムーブメントを製造することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明のアナログ時計機構モジュールでは、ステップモータを作動させる信号を入力するための2つの入力パターンと、ステップモータの作動をリセットさせるための1つのリセットパターンがリード基板に設けられているので、リセット機構の構造が簡単であり、部品数が少なく、部品の製造工程が短い。
本発明のアナログ時計機構モジュールは小型であるので、これを用いることにより、小型の複合表示式電子時計及び小型で薄型のアナログ電子時計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】裏ぶた側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態を示す平面図である。
【図2】輪列受及び巻真位置決め部材を外した状態で裏ぶた側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態を示す平面図である。
【図3】本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態の巻真、輪列、転換機を示す概略部分断面図である。
【図4】本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態の地板外周部を示す概略部分断面図である。
【図5】本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態の地板外周部の他の部分を示す概略部分断面図である。
【図6】本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態のリード基板の部分を示す概略部分断面図である。
【図7】ガラス側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールの実施の形態を示す平面図である。
【図8】ガラス側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールに用いられる地板を示す概略平面図である。
【図9】ガラス側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールに用いられるリード基板を示す概略平面図である。
【図10】ガラス側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のムーブメントを示す平面図である。
【図11】裏ぶた側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のムーブメントを示す平面図である。
【図12】本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のムーブメントを示す概略側面図である。
【図13】本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のムーブメントを示す概略部分断面図である。
【図14】本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のムーブメントを示す概略部分断面図である。
【図15】本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のムーブメントを示す概略部分断面図である。
【図16】本発明のアナログ時計機構モジュールを用いた複合表示式電子時計のコンプリートを示す概略部分断面図である。
【図17】裏ぶた側から見たときの、本発明のアナログ時計機構モジュールを用いたアナログ電子時計のムーブメントを示す平面図である。
【図18】本発明のアナログ時計機構モジュールを用いたアナログ電子時計のムーブメントを示す概略部分側面図である。
【符号の説明】
100 アナログ時計機構モジュール
102 地板
104 ステップモータ
106 ステータ
108 コイルブロック
110 ロータ
112 表輪列
114 五番車
116 四番車
118 三番車
120 二番車
122 日の裏車
124 輪列受
130 切換機構
132 巻真
134 巻真位置決め部材
136 つづみ車
140 リセットレバー
142 リード基板
144 リセットピン
142a、142b 入力パターン
142c リセットパターン
150 筒車
152 筒車押さえ
300 複合表示式電子時計のムーブメント
302 ムーブメント枠
304、306 モジュール固定ピン
308 導通部固定ピン
310 液晶パネル
320 回路ブロック
322 スイッチばね
330 電池
332 電池マイナス端子
340 信号伝達用基板
350 ブザーリード端子
360 胴
362 ガラス
364 裏ぶた
366 文字板
370 秒針
372 分針
374 時針
376 りゅうず
380 中枠
384 圧電素子
400 「6×8型」のムーブメント
410 アナログ時計機構モジュール
412 ムーブメント枠
414 電池
412 電池マイナス端子
420 回路ブロック
422 回路基板
424 集積回路
426 水晶ユニット
432 地板
434 巻真位置決め部材
436 リード基板
Claims (8)
- モジュールの基板を構成する地板(102)と、
地板(102)に組み込まれたステップモータ(104)と、
地板(102)に組み込まれ、ステップモータ(104)の作動に基づいて回転する輪列(112、150)と、
輪列(112、150)の少なくとも一部を回転可能に支持するための輪列受(124)と、
地板(102)に組み込まれ、輪列(112、150)の少なくとも一部の回転角度を修正するための切換機構(130)と、
切換機構(130)の作動に基づいて作動し、ステップモータ(104)の作動を停止させるためのリセットレバー(140)とを備え、
ステップモータ(104)が、ステータ(106)と、コイルブロック(108)と、ロータ(110)とを含み、
ステップモータ(104)を作動させるステップモータ駆動信号を入力するための2つの入力パターン(142a、142b)と、リセットレバー(140)の作動に基づいて、ステップモータ(104)の作動をリセットさせるリセット信号を出力するためのリセットパターン(142c)とを有するリード基板(142)がコイルブロック(108)に取付けられており、
前記2つの入力パターン(142a、142b)は、コイルブロック(108)のコイルワイヤ(108w)の両端部(108w1、108w2)にそれぞれ配線されており、前記リセットパターン(142c)は、リセットレバー(140)が作動したときにリセットレバー(140)と導通するように構成されている、
ことを特徴とするアナログ時計機構モジュール。 - 地板(102)がプラスチックで構成され、
輪列受(124)がプラスチックで構成され、
軸線方向に移動可能な巻真(132)と、巻真(132)の軸線方向の位置を決めるための巻真位置決め部材とが切換機構に含まれており、
リセットピン(144)が地板(102)に組み込まれ、かつ、リセットパターン(142c)と導通しており、
リセットレバー(140)が、巻真(132)の軸線方向の移動に基づいて回転するように構成され、かつ、巻真(132)を引き出したときに、リセットピン(144)に接触するように構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のアナログ時計機構モジュール。 - 地板(102)のガラス側に回転可能に組み込まれた筒車(150)と、筒車(150)を地板(102)に対して回転可能に支持するための筒車押さえ(152)とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアナログ時計機構モジュール。
- アナログ時計を製造するときに、電池(414)の一部分を収容するための電池用スペースと、電池マイナス端子(412)を組み込むための電池マイナス端子用スペースと、回路ブロック(420)の一部分を組み込むための回路ブロック用スペースとが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアナログ時計機構モジュール。
- ムーブメントの基板を構成するムーブメント枠(412)を備え、
請求項4に記載のアナログ時計機構モジュール(410)が、ムーブメント枠(412)に組み込まれ、
電池マイナス端子(412)が、アナログ時計機構モジュール(410)の電池マイナス端子用スペースに収容され、
時刻に関する情報を計数して、ステップモータ(104)を駆動するために、ステップモータ駆動信号を出力するための回路ブロック(420)を備え、この回路ブロック(420)の一部分が、アナログ時計機構モジュール(410)の回路ブロック用スペースに収容され、この回路ブロック(420)は、ステップモータ駆動信号をアナログ時計機構モジュール(410)のリード基板(436)の2つの入力パターンに出力するように構成された2つの出力パターンを有し、この回路ブロック(420)の2つの出力パターンがそれぞれリード基板(436)の2つの入力パターンに導通するように構成され、この回路ブロック(420)は、アナログ時計機構モジュール(410)のステップモータ(104)をリセットさせるための信号を入力するリセット信号入力パターンを有し、リセット信号入力パターンがリセットパターン(142c)と接触するように構成されており、
時計の電源を構成する電池(414)を備え、この電池(414)の一部分が、アナログ時計機構モジュール(410)の電池用スペースに収容され、
電池(414)の陰極が電池マイナス端子(412)と導通しており、
電池(414)の陽極がリセットレバー(140)と導通するように構成されている、
ことを特徴とするアナログ電子時計。 - 電池の陽極に接触するための電池プラス端子部分(434b)を備えていることを特徴とする請求項4に記載のアナログ時計機構モジュール。
- 水晶ユニットを支持するための水晶ユニット支持ばね部分(434c)を備えていることを特徴とする請求項6に記載のアナログ時計機構モジュール。
- 地板(102)の外形形状は、巻真(132)のある側及び巻真(132)と反対側が「6×8型」に対応する寸法になるように構成され、巻真(132)の軸線と垂直方向の両側が「6×8型」に対応する寸法よりも小さく構成されていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のアナログ時計機構モジュール。
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