JP2006153504A - センサ付き転がり軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回転数検出センサを適正に位置決めし、その検出精度を低下するのを防止できるセンサ付き転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】 回転数検出センサ32には転がり軸受部20の端部を閉塞するカバー部材33に当接する支持部37が突設されており、この支持部の端部には支持部37を挟持するためのボルト部材34が挿通される貫通孔37aが形成されている。ナット部材35とボルト部材34とを螺合することで支持部37が挟持され、回転数検出センサ32がカバー部材33に固定されている。上記支持部37の貫通孔37aに座ぐり部37bを設けてナット部材35と支持部37とが干渉するのを防止している。
【選択図】 図1
【解決手段】 回転数検出センサ32には転がり軸受部20の端部を閉塞するカバー部材33に当接する支持部37が突設されており、この支持部の端部には支持部37を挟持するためのボルト部材34が挿通される貫通孔37aが形成されている。ナット部材35とボルト部材34とを螺合することで支持部37が挟持され、回転数検出センサ32がカバー部材33に固定されている。上記支持部37の貫通孔37aに座ぐり部37bを設けてナット部材35と支持部37とが干渉するのを防止している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車などの車輪を支持しつつその回転速度を検出するセンサ付き転がり軸受装置に関する。
自動車などの車輪を支持する転がり軸受装置には、アンチロックブレーキシステム等を制御するために、車輪の回転速度を検出する回転数検出センサが取り付けられたものがある。このようなセンサ付き転がり軸受装置としては、例えば、図4に示すように、車輪が取り付けられる車軸と一体に回転する回転輪としてのハブ51と車体側に固定される固定輪52とを備えた転がり軸受と、回転輪51に一体回転可能に取り付けられたエンコーダ53と、固定輪52に取り付けられた有底筒状のカバー部材54と、このカバー部材54に取り付けられるとともに前記エンコーダ53の回転に伴う磁界の変化によって車輪の回転数を検出する回転数検出センサ55とを有するものがある(例えば特許文献1参照)。
カバー部材54は、転がり軸受装置50の内部に泥水等が侵入するのを防ぐべく、その一端面を覆うように閉塞している。また、このカバー部材54の底部には、回転数検出センサ55が挿入されるセンサ挿入孔54aが形成されているとともに、回転数検出センサ55を固定するためのナット56が溶接あるいは圧入されることで固定されている。
回転数検出センサ55には、カバー部材54に当接する支持部55aがその側面から突設されている。この支持部55aの端部には貫通孔55bが形成されており、ボルト57を貫通孔55bに挿通してナット56と螺合することでボルト57の頭部とナット56との間で支持部55aを挟持している。このようにして、回転数検出センサ55は、センサ挿入孔54aに挿入されつつその検出部55cがエンコーダ53と所定の隙間をおいて近接した状態を保つように固定されている。
カバー部材54は、転がり軸受装置50の内部に泥水等が侵入するのを防ぐべく、その一端面を覆うように閉塞している。また、このカバー部材54の底部には、回転数検出センサ55が挿入されるセンサ挿入孔54aが形成されているとともに、回転数検出センサ55を固定するためのナット56が溶接あるいは圧入されることで固定されている。
回転数検出センサ55には、カバー部材54に当接する支持部55aがその側面から突設されている。この支持部55aの端部には貫通孔55bが形成されており、ボルト57を貫通孔55bに挿通してナット56と螺合することでボルト57の頭部とナット56との間で支持部55aを挟持している。このようにして、回転数検出センサ55は、センサ挿入孔54aに挿入されつつその検出部55cがエンコーダ53と所定の隙間をおいて近接した状態を保つように固定されている。
上記従来のセンサ付き転がり軸受装置において、ナット56は溶接あるいは圧入することによってカバー部材54に固定されているので、溶接に伴う熱影響あるいは圧入に伴う応力等によって、カバー部材54のナット56の周囲に部分的な変形(盛り上がり)が生じることがあった。また、ナット56の取付精度が悪いと、カバー部材54の外側底面54bからナット56の一部が突き出す場合もあった。
このようなカバー部材54の変形やナット56の突き出しが生じると、支持部55aをカバー部材54の外側底面54bに対して確実に当接させることができないので、回転数検出センサ55を適正に位置決めすることができず、回転数検出センサ55の検出精度の低下を招くことがあった。
このようなカバー部材54の変形やナット56の突き出しが生じると、支持部55aをカバー部材54の外側底面54bに対して確実に当接させることができないので、回転数検出センサ55を適正に位置決めすることができず、回転数検出センサ55の検出精度の低下を招くことがあった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、回転数検出センサを適正に位置決めすることができ、その検出精度が低下するのを防止できるセンサ付き転がり軸受装置の提供をその目的とする。
本発明は、固定輪と回転輪とを有する転がり軸受と、前記回転輪に一体回転可能に取り付けられたエンコーダと、前記固定輪側に固定された回転数検出センサと、を有するセンサ付き転がり軸受装置であって、前記回転数検出センサが挿入される挿入孔が設けられるとともに前記固定輪に取り付けられて前記エンコーダを覆いつつ前記転がり軸受の一端側開口部を閉塞するカバー部材を備え、前記回転数検出センサは、前記挿入孔に挿入して前記エンコーダに近接配置されたセンサ本体と、このセンサ本体に突設されるとともに前記カバー部材に当接する支持部とを有し、前記支持部が当接する前記カバー部材の取り付け部には第一のねじ部材が固定され、前記支持部には、前記第一のねじ部材及びこの第一のねじ部材が螺合する第二のねじ部材のうちの雄ねじ側を挿通させかつ第一のねじ部材との干渉を防止する座ぐり部を有する貫通孔が形成され、前記第一のねじ部材に前記第二のねじ部材を螺合することで前記支持部を前記両ねじ部材により挟持して、前記回転数検出センサを前記カバー部材に固定していることを特徴としている。
上記のように構成されたセンサ付き転がり軸受装置によれば、前記第一のねじ部材を前記カバー部材に固定する際に、変形により前記カバー部材の前記第一のねじ部材近傍が突出したり、前記第一のねじ部材の一部が前記カバー部材の取り付け部から外方に突出したとしても、前記貫通孔に形成された座ぐり部によって、前記カバー部材や前記第一のねじ部材の突出した部分と前記支持部とが干渉するのを防止できる。よって、前記カバー部材の変形や第一のねじ部材の突出を許容しつつ、前記支持部を前記カバー部材に確実に当接させることができ、前記回転数検出センサを適正に位置決めできる。
上記センサ付き転がり軸受装置において、前記回転数検出センサの支持部には、前記貫通孔から先端方向へ延びる延長部が形成されていてもよい。
この場合、前記支持部と前記カバー部材との接触面積を拡大できると同時に、前記貫通孔を中心として前記センサ本体と反対側に延長部が形成されているので、前記両ねじ部材によって前記支持部を挟持した際に、前記延長部によって支持部全体がたわむのを防止でき、前記支持部をより確実に前記カバー部材に当接させることができる。従って、前記回転数検出センサをより適正に位置決めができる。
この場合、前記支持部と前記カバー部材との接触面積を拡大できると同時に、前記貫通孔を中心として前記センサ本体と反対側に延長部が形成されているので、前記両ねじ部材によって前記支持部を挟持した際に、前記延長部によって支持部全体がたわむのを防止でき、前記支持部をより確実に前記カバー部材に当接させることができる。従って、前記回転数検出センサをより適正に位置決めができる。
以上のように、本発明に係るセンサ付き転がり軸受装置は、回転数検出センサを適正に位置決めすることができるので、その検出精度が低下するのを防止できる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第一の実施形態であるセンサ付き転がり軸受装置の構成を示す軸方向断面図である。このセンサ付き転がり軸受装置10は、自動車などの車両の車輪用軸受装置として用いられるものであり、転がり軸受部20とセンサ部30とにより構成されている。
転がり軸受部20は、複列のアンギュラ玉軸受を構成しており、回転輪としてのハブ21と、固定輪としての外輪部材22と、ハブ21と外輪部材22の間に配置された複数の玉からなる転動体23と、これらの転動体23をそれぞれ保持する保持器24と、外輪部材22とハブ21との隙間に設けられたシール25と、を備えている。
上記ハブ21は、図示しない車輪が取り付けられる車軸であるとともに、転がり軸受部20の回転輪を構成している。ハブ21の外周面には第一の内輪軌道21eが形成されている。また、ハブ21の一端側には車輪取付用のインロー部21a及びフランジ部21bを備えており、このフランジ部21bには車輪等を固定するための複数本のハブボルト21cが固定されている。また、ハブ21の他端側には、ハブ21の外周面より小径の段部21gが形成されており、この段部21gには、外周面に第二の内輪軌道21fが形成された円環状の内輪部材21dが外嵌されている。この内輪部材21dは段部21gの先端部に設けられたかしめ部をかしめることによって、段部21gに固定されている。
外輪部材22は、車体側に固定される固定輪であり、その内周面には、第一および第二の内輪軌道21e,21fに対向する第一および第二の外輪軌道22a,22bが形成されている。
上記ハブ21は、図示しない車輪が取り付けられる車軸であるとともに、転がり軸受部20の回転輪を構成している。ハブ21の外周面には第一の内輪軌道21eが形成されている。また、ハブ21の一端側には車輪取付用のインロー部21a及びフランジ部21bを備えており、このフランジ部21bには車輪等を固定するための複数本のハブボルト21cが固定されている。また、ハブ21の他端側には、ハブ21の外周面より小径の段部21gが形成されており、この段部21gには、外周面に第二の内輪軌道21fが形成された円環状の内輪部材21dが外嵌されている。この内輪部材21dは段部21gの先端部に設けられたかしめ部をかしめることによって、段部21gに固定されている。
外輪部材22は、車体側に固定される固定輪であり、その内周面には、第一および第二の内輪軌道21e,21fに対向する第一および第二の外輪軌道22a,22bが形成されている。
センサ部30は、内輪部材21dの端部に一体回転可能に取り付けられた円環状のエンコーダ31と、外輪部材22に取り付けられたカバー部材33と、エンコーダ31に近接配置するとともにカバー部材33に固定された回転数検出センサ32と、この回転数検出センサ32をカバー部材33に固定するための第一のねじ部材としてのナット部材35および第二のねじ部材としてのボルト部材34と、を備えている。
エンコーダ31は、円環状に成形された磁気リング31aと円環状の支持部材31bとにより構成されており、支持部材31bを内輪部材21dの外端部に挿嵌することで、内輪部材21dと一体回転可能に取り付けられている。支持部材31bは、金属板等を折り曲げる事により、断面ほぼT字形で全体を円環状に形成し、内輪部材21dの外端部に挿嵌固定されている。磁気リング31aは、支持部材31bの円環部31cに接着するなどして固定されており、その周方向に複数の磁極が連続的に配置されている。このように構成された磁気リング31aは、ハブ21が回転した際、ハブ21の回転状態を磁界の変化として回転数検出センサ32に検出させることができるようにされている。
カバー部材33は、金属製の薄板等を用いて有底筒状に形成されており、カバー部材33の開口側外周端部33aを外輪部材22の肩部22cに内嵌することによって転がり軸受部20の開口を閉塞している。このカバー部材33の外周側面には、環状の突起33bが形成されており外輪部材22の端面に当接することによってカバー部材33を外輪部材22に対して位置決めしている。またカバー部材33の外径は、外輪部材22の肩部22cの内径に対して、雨水等の浸入を防止できる程度に圧入される寸法となっている。カバー部材33の底部33cにはナット部材35が固定されるとともにカバー部材33の内外を連通する孔部33dが形成されており、カバー部材33の外側からナット部材35に対してボルト部材34が螺合できるようにされている。
このナット部材35は、その内周面にねじ部35aが設けられているとともにその端面にはインロー部35bが形成されており、このインロー部35bをカバー部材33の内側から孔部33dに挿入した状態で、その周縁もしくは一部を溶接することによってカバー部材33に固定されている。また、インロー部36bの外径寸法を孔部33dに対して締まりばめとし、圧入することで固定してもよい。このようにしてナット部材35はカバー部材33の内側底面33eに固定されている。
さらに、このカバー部材33の底部33cには、孔部33dに隣接してその内外を連通するセンサ挿入孔33fが形成されている。このセンサ挿入孔33fには、エンコーダ31に近接配置された回転数検出センサ32が挿入されている。
さらに、このカバー部材33の底部33cには、孔部33dに隣接してその内外を連通するセンサ挿入孔33fが形成されている。このセンサ挿入孔33fには、エンコーダ31に近接配置された回転数検出センサ32が挿入されている。
回転数検出センサ32は、センサ挿入孔33fに挿入してその一端部がエンコーダ31に近接配置されたほぼ円筒状のセンサ本体36とこのセンサ本体36から径方向に突設された支持部37とを有している。センサ本体36は、その一端部に検出部36aを備えており、この検出部36aをエンコーダ31に近接するようにされている。また、他端部には検出結果を信号として出力するためのハーネス36bを備えるとともに、内部には例えばホール素子等の磁気検出素子を備えており、検出部36aによって検出される磁界の変化に応じてハーネス36bから信号を出力するように構成されている。これらの磁気検出素子等は、例えば硬質樹脂等で埋包して円筒状に成形されることでセンサ本体36を形作っている。このようなセンサ本体36は、磁気リング31aによるハブ21の回転に応じた磁界の変化を検出し、ハーネス36bを通じて図示しない制御部等に信号を出力する。制御部は、この信号に基づいて車輪の回転速度を得ることができる。
支持部37は、硬質樹脂で成形されたセンサ本体36から一体に突設されるとともに、カバー部材33の外側底面33gに沿うように板状に形成され、カバー部材33の取り付け部としての外側底面33gに当接している。なお、支持部37はセンサ本体36と別部材として成形した後、センサ本体36を取り付けるようにしてもよい。
支持部37の端部側には、ナット部材35のねじ部35aと一致するように貫通孔37aが形成されており、ボルト部材34のねじ部34aを貫通孔37aに挿通してナット部材35のねじ部35aと螺合することによって、ナット部材35とボルト部材34の頭部34bとの間で支持部37を挟持している。また貫通孔37aのカバー部材33側端部には座ぐり部37bが形成されている。
支持部37の端部側には、ナット部材35のねじ部35aと一致するように貫通孔37aが形成されており、ボルト部材34のねじ部34aを貫通孔37aに挿通してナット部材35のねじ部35aと螺合することによって、ナット部材35とボルト部材34の頭部34bとの間で支持部37を挟持している。また貫通孔37aのカバー部材33側端部には座ぐり部37bが形成されている。
この座ぐり部37bは、貫通孔37aより大きい直径で、支持部37が外側底面33gに当接している当接面37c側から同心に形成された孔で、支持部37の厚み幅のほぼ半分の深さ寸法で形成されている。この座ぐり部37bの直径は、カバー部材33の孔部33dに対してもやや大きい直径に設定されており、支持部37とナット部材35およびその周囲のカバー部材33との干渉を防止するようにされている。
また、上記センサ本体36および支持部37は、センサ本体36がカバー部材33のセンサ挿入孔33fに挿入され且つその検出部36aがエンコーダ31の磁気リング31aと所定の隙間をおいて近接配置された状態を保つような寸法に設定されており、上述のように、支持部37をカバー部材33の外側底面33gに当接した状態で固定することで、回転数検出センサ32をカバー部材33に対して適正位置に位置決めし、固定している。
また、上記センサ本体36および支持部37は、センサ本体36がカバー部材33のセンサ挿入孔33fに挿入され且つその検出部36aがエンコーダ31の磁気リング31aと所定の隙間をおいて近接配置された状態を保つような寸法に設定されており、上述のように、支持部37をカバー部材33の外側底面33gに当接した状態で固定することで、回転数検出センサ32をカバー部材33に対して適正位置に位置決めし、固定している。
上記のように構成された本実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置10によれば、ナット部材35を溶接や圧入によってカバー部材33に固定する際に、変形によりカバー部材33の孔部33d近傍が突出したり、ナット部材35の一部が外側底面33gから外方に突出したとしても、貫通孔37aのカバー部材33側端部に形成された座ぐり部37bによって、前記カバー部材33およびナット部材35の突出部分と支持部37とが干渉するのを防止できる。よって、前記の変形や突出を許容しつつ支持部37を外側底面33gに確実に当接させることができる。従って、回転数検出センサ32を適正に位置決めでき、回転数検出センサ32の位置ずれによる回転数検出センサ32の検出精度の低下を抑制できる。
また、回転数検出センサ32の検出精度を低下させることなく、ナット部材35のカバー部材33に対する取付精度を緩和できるので、ナット部材35の取り付け作業を容易にでき、センサ付き転がり軸受装置10としての組み立て作業性を向上させることができる。
また、回転数検出センサ32の検出精度を低下させることなく、ナット部材35のカバー部材33に対する取付精度を緩和できるので、ナット部材35の取り付け作業を容易にでき、センサ付き転がり軸受装置10としての組み立て作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、支持部37を外側底面33gに確実に当接させることができるので、支持部35によってセンサ挿入孔33fや孔部33dを閉塞し、泥水など水分や異物がカバー部材33の内部に侵入するのを防止できる。従って、検出部36aや磁気リング31aなどが泥水や異物等で汚損することに起因する検出精度の低下や、軸受部20の耐久性能の低下を抑制できる。
なお、本実施形態ではカバー部材33に固定される第一のねじ部材としてナット部材35を用いたが、ボルト部材34を第一のねじ部材として固定することで、回転数検出センサ32をカバー部材33に固定してもよい。この場合、座ぐり部37bは、ボルト部材34の頭部34bとの干渉を防止することになる。
また、本実施形態では転がり軸受部20には複列のアンギュラ玉軸受を用いたが、例えば、円筒ころや円錐ころを用いたころ軸受を用いてもよい。また、回転数検出センサ32には磁気センサを用いたが、光電式、渦電流式等、公知のセンサを用いることもできる。
また、本実施形態では転がり軸受部20には複列のアンギュラ玉軸受を用いたが、例えば、円筒ころや円錐ころを用いたころ軸受を用いてもよい。また、回転数検出センサ32には磁気センサを用いたが、光電式、渦電流式等、公知のセンサを用いることもできる。
図2は、本発明の第二の実施形態に係るセンサ付き軸受装置の要部断面図である。本実施形態と第一の実施形態との主な相違点は、貫通孔37aから先端方向へ延びる延長部37dが回転数検出センサ32の支持部37に形成されている点である。その他の点については、第一の実施形態と同様なので説明を省略する。
図2中、支持部37に形成された延長部37dは、センサ本体36と貫通孔37aとを結んだ直線に沿って延びており、貫通孔37aからセンサ本体36側端部までの長さ寸法とほぼ同じ長さ寸法をもって延長されている。
この場合、支持部37とカバー部材33の外側底面33gとの接触面積が拡大できると同時に、貫通孔37aを中心としてセンサ本体36と反対側に延長部37dが形成されているので、ボルト部材34とナット部材35とによって支持部37を挟持した際に、センサ本体36がエンコーダ31から離反する方向に支持部37全体がたわむのを防止でき、支持部37をより確実に外側底面33gに当接させることができる。従って、回転数検出センサ32をより確実に位置決めでき、その検出精度の低下を効果的に抑制できる。
この場合、支持部37とカバー部材33の外側底面33gとの接触面積が拡大できると同時に、貫通孔37aを中心としてセンサ本体36と反対側に延長部37dが形成されているので、ボルト部材34とナット部材35とによって支持部37を挟持した際に、センサ本体36がエンコーダ31から離反する方向に支持部37全体がたわむのを防止でき、支持部37をより確実に外側底面33gに当接させることができる。従って、回転数検出センサ32をより確実に位置決めでき、その検出精度の低下を効果的に抑制できる。
なお、図2では延長部37dは、センサ本体36と貫通孔37aとを結んだ直線に沿って延長したものを例示したが、支持部37にたわみ等の変形が発生するのを抑制することができればよいので、例えば、図3に示すように延長部37dを複数設けてもよいし、直線状に延長したものではなく異型状に形成してもよい。図3(a)は図2にて示した回転数検出センサ32を示している。この場合、上述したように、支持部37には貫通孔37aからセンサ本体36側端部までの長さ寸法とほぼ同じ長さ寸法をもって延長部37dが形成されている。(b)も(a)と同様の長さ寸法をもって延長部37dが貫通孔37aを中心に形成されているが、センサ本体36と貫通孔37aとを結んだ直線に対して対称となるように均等な角度で斜めに二つの延長部37dが形成されている。(c)では、延長部37dは、センサ本体36と貫通孔37aとを結んだ直線に対して対称となるような三角形状に形成されている。
このように延長部37dの形状は、支持部37にたわみ等の変形が発生するのを抑制することができる形状であれば特にその形状は限定されるものではない。
このように延長部37dの形状は、支持部37にたわみ等の変形が発生するのを抑制することができる形状であれば特にその形状は限定されるものではない。
なお、本発明のセンサ付き転がり軸受装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、軸受部、センサ部の構成やカバー部材、支持部、および座ぐり部等の構成、形状、および配置等は、本発明の趣旨に基づいて適宜変更することができる。
10 センサ付き転がり軸受装置
21 ハブ
22 外輪部材
31 エンコーダ
32 回転数検出センサ
33 カバー部材
33f センサ挿入孔
34 ボルト部材
35 ナット部材
36 センサ本体
37 支持部
37a 貫通孔
37b 座ぐり部
37d 延長部
21 ハブ
22 外輪部材
31 エンコーダ
32 回転数検出センサ
33 カバー部材
33f センサ挿入孔
34 ボルト部材
35 ナット部材
36 センサ本体
37 支持部
37a 貫通孔
37b 座ぐり部
37d 延長部
Claims (2)
- 固定輪と回転輪とを有する転がり軸受と、前記回転輪に一体回転可能に取り付けられたエンコーダと、前記固定輪側に固定された回転数検出センサと、を有するセンサ付き転がり軸受装置であって、
前記回転数検出センサが挿入される挿入孔が設けられるとともに前記固定輪に取り付けられて前記エンコーダを覆いつつ前記転がり軸受の一端側開口部を閉塞するカバー部材を備え、
前記回転数検出センサは、前記挿入孔に挿入して前記エンコーダに近接配置されたセンサ本体と、このセンサ本体に突設されるとともに前記カバー部材に当接する支持部とを有し、
前記支持部が当接する前記カバー部材の取り付け部には第一のねじ部材が固定され、
前記支持部には、前記第一のねじ部材及びこの第一のねじ部材が螺合する第二のねじ部材のうちの雄ねじ側を挿通させかつ第一のねじ部材との干渉を防止する座ぐり部を有する貫通孔が形成され、
前記第一のねじ部材に前記第二のねじ部材を螺合することで前記支持部を前記両ねじ部材により挟持して、前記回転数検出センサを前記カバー部材に固定していることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。 - 前記支持部には、前記貫通孔から先端方向へ延びる延長部が形成されている請求項1記載のセンサ付き転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004340859A JP2006153504A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | センサ付き転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004340859A JP2006153504A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | センサ付き転がり軸受装置 |
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JP2006153504A true JP2006153504A (ja) | 2006-06-15 |
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ID=36632005
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JP (1) | JP2006153504A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-11-25 JP JP2004340859A patent/JP2006153504A/ja active Pending
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