[go: up one dir, main page]

JP2006152267A - 接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材 - Google Patents

接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2006152267A
JP2006152267A JP2005311271A JP2005311271A JP2006152267A JP 2006152267 A JP2006152267 A JP 2006152267A JP 2005311271 A JP2005311271 A JP 2005311271A JP 2005311271 A JP2005311271 A JP 2005311271A JP 2006152267 A JP2006152267 A JP 2006152267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silane coupling
coupling agent
group
adhesive
pretreatment method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005311271A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Yomogihara
正伸 蓬原
Toshiaki Shimakura
俊明 島倉
Yoshiki Hashimoto
愛季 橋本
Takao Sakata
隆夫 坂田
Kenji Kakinuma
賢司 柿沼
Riichi Fukuda
利一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Resonac Brake Corp
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Japan Brake Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd, Japan Brake Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP2005311271A priority Critical patent/JP2006152267A/ja
Publication of JP2006152267A publication Critical patent/JP2006152267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2222/00Aspects relating to chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive medium
    • C23C2222/20Use of solutions containing silanes

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

【課題】クロム等の有害な重金属を使用することなく、後に塗布する接着剤と金属との密着性を高め、かつ、金属と接合する他の部材との接着強度及び接着耐久性を高めることができる接着剤塗布前処理方法を提供する。
【解決手段】金属材料の接着剤塗布前処理方法であって、被処理物を少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を含有する化成処理液により処理する工程(I)、更に、下記式(1)
Figure 2006152267

で表される少なくとも一種の架橋性シランカップリング剤又はその加水分解重縮合物(A)と、少なくとも一種の密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解重縮合物(B)との加水分解重縮合物を含有する表面処理液を塗布する工程(II)からなる接着剤塗布前処理方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材に関する。
金属と金属、又は、金属と非金属との接合には、一般的に、接着剤による接合が行われている。例えば、自動車、バイク等のドラムブレーキに用いられるブレーキシューは、ブレーキシュー本体と摩擦ライニングとを接着剤を用いて接着してなるものである。ブレーキシュー本体の材質は、通常金属であり、また、摩擦ライニングとして非金属単繊維と熱硬化性樹脂のバインダーとを混合して成形したものが一般的に用いられており、両者を接着剤を介して接合したものがブレーキシューである。
ブレーキシューの接合部は、極めて大きな負荷が繰り返しかかり、摩擦によって生じる発熱や、風雨等にさらされ、過酷な環境下で使用されることから、強力な接着強度及び接着耐久性が要求される。
このような接着剤による接合は、金属の表面状態によって、初期の接着強度がばらつき、その接着耐久性も低下する。このため、後に塗布する接着剤と金属との癒着性を高め、結果として接合する他の部材と金属との接着強度及び接着耐久性等を改善するため、金属表面に前処理が行われている。
このような前処理としては、6価クロム含有処理剤を塗布する方法が知られている。しかしながら、6価クロムは、環境汚染等の原因となる有害な物質であるため、廃液処理に多大なコストがかかるという問題があった。このため、6価クロムを使用しない金属表面の前処理方法の開発が望まれてきた。
6価クロムを使用しない金属表面の前処理方法としては、シランカップリング剤を含有する処理剤を使用する方法が知られている。上述のようなシランカップリング剤を使用する方法としては、少なくとも一部が加水分解されたビス−シリルアミノシラン及びビス−シリルポリサルファーシランから選択される少なくとも一種のシランからなるシラン溶液を金属基材に塗布する工程(a)、及び、更に電着塗装を行う工程(b)からなる金属電着塗装工程が開示されている(特許文献1参照)。また、金属基材に少なくとも一つの加水分解された又は部分的に加水分解されたマルチシリル官能基含有シランシート及び溶媒を含有する溶液を接触させ、更に溶媒を除去する工程からなる処理方法が開示されている(特許文献2参照)。
更に、特許文献3には、少なくとも一つの2級又は3級アミノ基を有する実質的に非加水分解である少なくとも一種のアミノシランからなるシラン塗料組成物を金属基材に塗布する工程からなる処理方法が開示されている。しかしながら、これらの処理方法は、特に接着剤塗布の前処理方法としての使用を想定したものではなかった。
また、特許文献4には、(A)1個以上のエポキシ基を有する1種以上のシランカップリング化合物からなるシランカップリング剤、および、(B)1個以上の活性水素含有アミノ基を有する1種以上のシランカップリング化合物からなるシランカップリング剤を含む金属表面前処理剤組成物が開示されている。この金属表面前処理剤組成物は接着剤塗布の前処理を目的として用いられるものであるが、シラン化合物による処理のみでは、極めて高度な接着強度及び接着耐久性が必要とされる用途に対応することは困難であった。
国際公開第00/63303号パンフレット 国際公開第00/46310号パンフレット 国際公開第00/39356号パンフレット 特開平9−241587号公報
本発明は、上記現状に鑑み、クロム等の有害な重金属を使用することなく、後に塗布する接着剤と金属との密着性を高め、かつ、金属と接合する他の部材との接着強度及び接着耐久性を高めることができる接着剤塗布前処理方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、金属材料の接着剤塗布前処理方法であって、
被処理物を少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を含有する化成処理液により処理する工程(I)、更に、下記式(1)
Figure 2006152267
(式中、Rは、同一又は異なって、炭素数1〜9のアルキレン基、ジスルフィド、テトラスルフィド、アミン又はアミドを表す。Rは、同一又は異なって、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基又はClを表す。nは、0〜8の整数を表す。)で表される少なくとも一種の架橋性シランカップリング剤又はその加水分解重縮合物(A)と、下記式(2)
Figure 2006152267
(Rは、同一又は異なって、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ビニル基及びイソシアネート基からなる群より選択される少なくとも一種を有する炭素数1〜15のアルキル基、Cl、OCH、OC又はOCを表す。ここで、少なくとも1つのRは、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ビニル基及びイソシアネート基からなる群より選択される少なくとも一種を有する炭素数1〜15のアルキル基である。)で表される少なくとも一種の密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解重縮合物(B)との加水分解重縮合物を含有する表面処理液を塗布する工程(II)からなることを特徴とする接着剤塗布前処理方法である。
上記表面処理液は、架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物をSi換算の合計濃度で、500〜15000ppm含有し、架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との質量比(A/B)は、100:5〜100:95であることが好ましい。
上記架橋性シランカップリング剤(A)は、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンであり、上記密着促進性シランカップリング剤(B)は、3−アミノプロピルトリエトキシシランであることが好ましい。
上記化成処理液は、少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を、金属成分濃度として50〜1000ppm含有することが好ましい。
上記接着剤塗布前処理方法における被処理物は、ブレーキシュー本体であることが好ましい。
上記被処理物は、アルミニウム系基材からなることが好ましい。
本発明は、上述の接着剤塗布前処理方法により処理されたことを特徴とするアルミニウム合金製部材でもある。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の接着剤塗布前処理方法は、被処理物を少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を含有する化成処理液により処理する工程(I)、及び、上記式(1)で表される少なくとも一種の架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と、上記式(2)で表される少なくとも一種の密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物を含有する表面処理液を塗布する工程(II)からなるものである。
本発明は、金属材料表面に、上記工程(I)により、ジルコニウム及び/又はチタンからなる化成皮膜を形成し、更に、上記工程(II)により、少なくとも一種の架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と、少なくとも一種の密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物からなるケイ素化合物皮膜を形成することによって、接着剤層と金属表面との密着性を充分に高め、かつ、接合する他の部材と金属材料との接着強度及び接着耐久性を改善することができるものである。
本発明における上記工程(I)は、少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を含有する化成処理液を用いて化成処理を行う工程である。上記工程(I)によりジルコニウム及び/又はチタンからなる化成皮膜が形成され、金属材料の耐食性や耐磨耗性を向上させ、更に、上記工程(II)で形成されるケイ素化合物皮膜と金属材料との親和性を高めることができる。
上記ジルコニウムフッ素錯体としては特に限定されず、例えば、KZrF等のアルカリ金属フルオロジルコネート;(NHZrF等のフルオロジルコネート;HZrF等のフルオロジルコネート酸;フッ化ジルコニウム等を挙げることができる。
上記チタンフッ素錯体としては特に限定されず、例えば、アルカリ金属フルオロチタネート、(NHTiF等のフルオロチタネート;HTiF等のフルオロチタネート酸;フッ化チタン等を挙げることができる。
上記化成処理液は、上記ジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を金属成分濃度として下限50ppm、上限1000ppmの範囲内で含有することが好ましい。上記含有量が下限未満であると、ケイ素化合物皮膜と金属材料との親和性を高めることができないおそれがある。上記含有量が1000ppmを超えると、それ以上の効果は望めず経済的に不利である。上記下限は、100ppmがより好ましく、上記上限は、500ppmがより好ましい。
上記化成処理液は、pHが3.0〜4.5の範囲内であることが好ましい。pHが3.0未満であると、エッチング過剰となり充分な皮膜形成ができなくなるおそれがある。pHが4.5を超えると、エッチングが不充分となり良好な皮膜が得られない場合がある。pHを調整するために、硝酸、硫酸等の酸性化合物、及び、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等の塩基性化合物を使用することができる。
上記化成処理液は、必要に応じて、その他の成分を含有してもよい。上記その他の成分としては特に限定されず、例えば、Zn、Mg、Mn、In、Ga、Alなどの金属イオン、上記式(1)及び(2)で表されるシランカップリング剤又はその加水分解縮重合物、水溶性エポキシ樹脂等の水溶性樹脂等を挙げることができる。
上記工程(I)における化成処理としては特に限定されるものではなく、通常の処理条件によって上記化成処理液と金属材料表面とを接触させることによって行うことができる。上記化成処理における処理温度は、下限20℃、上限70℃の範囲内であることが好ましい。上記化成処理における化成時間は、下限5秒、上限1200秒の範囲内であることが好ましい。化成処理方法としては特に限定されず、例えば、浸漬法、スプレー法、ロールコート法等を挙げることができる。
上記工程(I)により得られる化成皮膜の皮膜量は、ジルコニウム及び/又はチタン換算で10〜100mg/mの範囲内であることが好ましい。上記皮膜量が下限未満であると、充分な耐食性、親和性を得ることができないおそれがある。上記皮膜量が上限を超えると、それ以上の効果を得られないため好ましくない。
本発明の接着剤塗布前処理方法は、更に、上記式(1)で表される少なくとも一種の架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と、上記式(2)で表される少なくとも一種の密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物を含有する表面処理液を塗布する工程(II)からなるものである。上記加水分解重縮合物からなるケイ素化合物皮膜を形成することにより、上記工程(I)により得られたジルコニウム及び/又はチタンからなる化成皮膜と接着剤層との親和性を高めることができる。また、Si−Oネットワーク形成を行うことによって、金属材料の耐食性を高めることができる。
特に、架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と、密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物を使用することによって、強い接着強度及び接着耐久性が得られるものと推測される。
上記架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)は、上記式(1)で表されるものであって、上記構造により、シロキサン結合を形成し、緻密なネットワークをもつ薄膜を形成するという性質を有するものである。上記シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)としては特に限定されず、例えば、ビス(トリメトキシシリル)メタン、ビス(トリメトキシシリル)エタン、1,2―ビス(トリエトキシシリル)エタン、1,2―ビス(トリメトキシシリル)エタン、1,2―ビス(トリクロロシリル)エタン、ビス(トリクロロシリル)ヘキサン、ビス(トリエトキシシリル)ヘキサン、ビス(トリメトキシシリル)ヘキサン、1,9―ビス(トリエトキシシリル)ノナン、1,9―ビス(トリメトキシシリル)ノナン、1,9―ビス(トリクロロシリル)ノナン、ビス(トリメトキシシリル)アミン、ビス(トリエトキシシリル)アミン、ビス(トリクロロシリル)アミン、ビス(トリメトキシシリル)ジアミン、ビス(トリメトキシシリル)アミド、ビス(トリメトキシシリル)ジスルフィド、ビス(トリエトキシシリル)ジスルフィド、ビス(トリクロロシリル)ジスルフィド、ビス(トリメトキシシリル)テトラスルフィド、ビス(トリエトキシシリル)テトラスルフィド、ビス(トリクロロシリル)テトラスルフィド、又は、これらの加水分解縮重合物等を挙げることができる。
上記架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)としては、例えば、KBE−3026(信越化学社製)等の市販の製品を使用することもできる。
上記架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)としては、なかでも、水溶液中での安定性の観点から、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタン又はその加水分解縮重合物が特に好ましい。
上記密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)は、上記式(2)で表されるものであって、上記構造により、密着性を付与するという性質を有するものである。上記密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)としては特に限定されず、例えば、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3―アミノプロピルトリエトキシシラン、3―アミノプロピルトリクロロシラン、N−(2―アミノエチル)―3―アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(6−アミノへキシル)アミノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−(2,3−エポキシプロポキシ)プロピルトリメトキシシラン、3−(2,3−エポキシプロポキシ)プロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、又は、これらの加水分解縮重合物等を挙げることができる。
上記密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)としては、例えば、KBP−90(信越化学社製)等の市販の製品を使用することもできる。
上記密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)としては、なかでも、接着剤等の密着性向上の観点から、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−アミノエチルアミノプロピルトリエトキシシラン、N−6−アミノヘキシルアミノプロピルトリメトキシシラン等が好ましく、3−アミノプロピルトリエトキシシラン又はその加水分解縮重合物が特に好ましい。
上記表面処理液は、上記架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物をSi換算の合計濃度で、下限500ppm、上限15000ppmの範囲内で含有することが好ましい。上記含有量が500ppm未満であると、目的とする効果が得られないおそれがある。上記含有量が15000ppmを超えると、それ以上の効果は望めず経済的に不利である。上記下限は、1000ppmがより好ましく、上記上限は、5000ppmがより好ましい。
上記架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と上記密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との質量比(A/B)は、100:5〜100:95であることが好ましい。上記質量比が上記範囲外であると、密着性の低下や耐食性の劣化のおそれがある。より好ましい範囲は、100:5〜100:70である。
上記加水分解重縮合物の製造方法としては特に限定されず、例えば、上記架橋性シランカップリング剤と上記密着促進性シランカップリング剤とをイオン交換水に溶解して混合溶液とした後、任意の酸で酸性に調整して、室温で0.1〜72時間反応させる方法等を挙げることができる。上記任意の酸としては特に限定されず、例えば、酢酸、硝酸等を使用することができる。
また、上記架橋性シランカップリング剤の加水分解縮重合物と上記密着促進性シランカップリング剤の加水分解縮重合物とを混合して混合溶液を調製し、更に任意の酸で酸性に調整する方法を用いてもよい。この場合、上記架橋性シランカップリング剤と上記密着促進性シランカップリング剤のそれぞれを、例えば、上述の方法で加水分解して用いることができる。
上記表面処理液のpHは、1〜8の範囲内であることが好ましい。上記pHが1未満であると、基材の溶解反応が激しくなる場合があるため好ましくない。上記pHが8を超えると、沈殿物が生じるおそれがある。上記化成処理液と同様に、pHを調整するために、硝酸、硫酸等の酸性化合物、及び、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等の塩基性化合物を使用することができる。
上記表面処理液は、必要に応じて、更にその他の成分を含有してもよい。上記その他の成分としては特に限定されず、例えば、Zn、Mg、Mn、In、Ga、Al等の金属イオンや、水溶性エポキシ樹脂等の水溶性樹脂等を挙げることができる。
上記工程(II)における表面処理としては特に限定されるものではなく、浸漬法、スプレー法、ロールコート法等により上記表面処理液と金属材料表面とを接触させることによって行うことができる。処理温度、処理時間等は特に限定されず、所望の膜厚を得るため、必要に応じて調整することが好ましい。
上記工程(II)により得られるケイ素化合物皮膜の皮膜量は、Si換算で30〜2000mg/mの範囲内であることが好ましい。上記皮膜量が下限未満であると、接着剤層との親和性を充分に向上することができないおそれがある。上記皮膜量が上限を超えると、クラック等の欠陥が発生することがあるため好ましくない。
本発明の接着剤塗布前処理方法は、上記工程(I)の後、上記工程(II)の前に、化成後水洗処理を行うことが好ましい。上記化成後水洗処理は、上記工程(II)により得られるケイ素化合物皮膜の密着性、耐食性等に悪影響を及ぼさないようにするために、1回又はそれ以上により行われるものである。この場合、最終の水洗は、純水で行われることが適当である。この化成後水洗処理においては、スプレー水洗又は浸漬水洗のどちらでもよく、これらの方法を組み合わせて水洗することもできる。
本発明の接着剤塗布前処理方法は、種々の金属材料に適用することができる。上記金属材料としては特に限定されず、例えば、鉄系基材、アルミニウム系基材、及び、亜鉛系基材等を挙げることができる。上記鉄系基材としては特に限定されず、例えば、冷延鋼板、熱延鋼板等を挙げることができる。上記アルミニウム系基材としては特に限定されず、例えば、5000番系アルミニウム合金、6000番系アルミニウム合金等を挙げることができる。上記亜鉛系基材としては特に限定されず、例えば、亜鉛めっき鋼板、亜鉛−ニッケルめっき鋼板、亜鉛−鉄めっき鋼板、亜鉛−クロムめっき鋼板、亜鉛−アルミニウムめっき鋼板、亜鉛−チタンめっき鋼板、亜鉛−マグネシウムめっき鋼板、亜鉛−マンガンめっき鋼板等の亜鉛系の電気めっき、溶融めっき、蒸着めっき鋼板等の亜鉛又は亜鉛系合金めっき鋼板等を挙げることができる。
本発明における被処理物である金属材料は、予め脱脂処理及び脱脂後水洗処理を行ったものであることが好ましい。上記脱脂処理は、基材表面に付着している油分や汚れを除去するために行われるものであり、無リン・無窒素脱脂洗浄液等の脱脂剤により、通常30〜55℃において数分間程度の浸漬処理がなされる。所望により、脱脂処理の前に、予備脱脂処理を行うことも可能である。上記脱脂後水洗処理は、脱脂処理後の脱脂剤を水洗するために、大量の水洗水によって1回又はそれ以上スプレー処理を行うことにより行われるものである。
本発明の接着剤塗布前処理方法は、例えば、ブレーキシューの本体、アルミホイール、自動車部品(フード、フェンダー部等の大型部品、その他ドアパネル)等に好適に適用することかできる。特に本発明の接着剤塗布前処理方法は、摩擦ライニング等との接着に際し、強力な接着強度及び接着耐久性が要求されるブレーキシュー本体に対しても好適に適用することができる。上記ブレーキシュー本体の金属材料としては特に限定されず、アルミニウム系基材、鉄系基材等を挙げることができるが、アルミニウム系基材であることが好ましい。
上記ブレーキシュー本体としては特に限定されず、例えば、ドラムブレーキに使用されるものを挙げることができる。上記ブレーキシュー本体は、本発明の接着剤塗布前処理方法により処理された後、接着剤層を介して摩擦ライニングを接合することが好ましい。
上記摩擦ライニングとしては特に限定されず、例えば、石綿、ガラス繊維等の非金属単繊維を熱硬化性樹脂のバインダー及び必要に応じて用いられる摩擦調整剤等の添加剤と混合し、加圧加熱し、ブレーキシューの外周面に当接しうる湾曲板状に成形したもの等を挙げることができる。上記接着層は接着剤により形成されるものであって、上記接着剤としては特に限定されず、例えば、エポキシ系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、アクリルエマルション樹脂系接着剤、EVA樹脂系エマルション接着剤、水性高分子イソシアネート系接着剤、ニトリルゴム−フェノール樹脂系接着剤等を挙げることができる。
本発明の接着剤塗布前処理方法により処理されたことを特徴とするアルミニウム合金製部材も本発明の一つである。上記アルミニウム合金製部材としては特に限定されず、ブレーキシュー、アルミホイール、自動車部品等として使用されるものを挙げることができる。上記アルミニウム合金製部材は、更に、接着剤を塗布して接着剤層を形成するものであるが、上記接着剤としては特に限定されず、上述の接着剤を使用することができる。
上記アルミニウム合金製部材は、本発明の接着剤塗布前処理方法により処理されたものであるため、接着剤層を介して接合した部材との接着強度及び接着耐久性に優れたものである。上記アルミニウム合金製部材と接合する部材としては特に限定されず、例えば、樹脂成形品、鉄製金属製品、磁石、各種セラミックス製品等を挙げることができる。
本発明により、環境汚染の原因となる化合物を使用することなく金属材料の接着剤塗布前処理を行うことができ、金属材料と接着剤層を介して接合した部材との接着強度及び接着耐久性を高めることができる。また、本発明により処理されたアルミニウム合金製部材は、上述の性能を有するため、幅広い分野で使用することができるものである。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。また、「%」は特に断りのない限り「質量%」を意味する。
製造例1 表面処理液の調製
BTSE(1,2−bis(trimethoxysilyl)ethane)23.7gを、エタノール9.7g、酢酸0.075g及び脱イオン水36.61gからなる混合溶液に加え、室温で3日間攪拌して透明な溶液(a)を得た。次に、APS(3−aminopropyltriethoxysilane:信越化学社製KBE−903)11.63gを脱イオン水165.2g及び酢酸2.95gからなる混合溶液に加え、室温で2時間攪拌して溶液(b)を得た。上記溶液(a)及び(b)を1時間攪拌混合し、表面処理液を得た。
実施例1
被処理物として日本ブレーキ社製のブレーキシュー(アルミニウムダイキャスト)を使用した。上記ブレーキシューをサーフクリーナー53(日本ペイント社製脱脂剤)の2質量%溶液を用いて、50℃で2分間浸漬処理した。水道水で水洗した後、HZrFをZrとして200ppm含有し、pHが4.0である化成処理液を用いて、2分間浸漬処理した。更に、水道水を用いて水洗処理した後、pH6に調整した製造例1で得られた表面処理液の20質量%溶液を用いて、30秒間浸漬処理を4回行った。得られたブレーキシューを160℃で5分間乾燥した。表面処理液により得られた皮膜に含まれるZr及びSiを、それぞれ、蛍光X線装置(リガク社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
前処理を行った2個のブレーキシューに、ニトリルゴム−フェノール樹脂系接着剤を塗布乾燥した摩擦ライニングA及び摩擦ライニングBをそれぞれ加圧治具にセットして、加熱硬化炉内で熱風加熱して熱硬化性接着剤を硬化させることにより接着した。
得られたブレーキシューをJIS Z2371塩水噴霧試験方法解説に記載されている評価方法に基づき、5%NaCl水溶液を35℃で500時間連続噴霧した。その後、ライニングの強制剥離を行い、ライニングの残存率を目視により判定し、ライニングとブレーキシューとの接着強度及び接着耐久性として評価した。
実施例2及び3
表面処理液による浸漬処理の回数を表1に示した回数に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてブレーキシューを作成し、評価した。
比較例1
製造例1で得られた表面処理液に代えて、6価クロム含有処理液(製品名:アルサーフ1000 日本ペイント社製)を使用したこと以外は、実施例1と同様にしてブレーキシューを作成し、評価した。
比較例2
製造例1で得られた表面処理液による処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にしてブレーキシューを作成し、評価した。
比較例3
化成処理液による処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にしてブレーキシューを作成し、評価した。
Figure 2006152267
表1より、実施例において得られたブレーキシューは、接着剤強度及び接着耐久性に優れることが示された。
本発明の接着剤塗布前処理方法は、クロム等の有害な重金属を用いることなく、接着剤層と金属との密着性を高めることができるものものであって、特にアルミニウム合金に好適に適用することができる。本発明の接着剤塗布前処理方法により得られたアルミニウム合金製部材は、接着剤層との密着性に優れているため、接合する他の部材との接着強度及び接着耐久性に優れており、種々の用途に用いることができる。

Claims (7)

  1. 金属材料の接着剤塗布前処理方法であって、
    被処理物を少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を含有する化成処理液により処理する工程(I)、更に、下記式(1)
    Figure 2006152267
    (式中、Rは、同一又は異なって、炭素数1〜9のアルキレン基、ジスルフィド、テトラスルフィド、アミン又はアミドを表す。Rは、同一又は異なって、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基又はClを表す。nは、0〜8の整数を表す。)で表される少なくとも一種の架橋性シランカップリング剤又はその加水分解重縮合物(A)と、下記式(2)
    Figure 2006152267
    (Rは、同一又は異なって、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ビニル基及びイソシアネート基からなる群より選択される少なくとも一種を有する炭素数1〜15のアルキル基、Cl、OCH、OC又はOCを表す。ここで、少なくとも1つのRは、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ビニル基及びイソシアネート基からなる群より選択される少なくとも一種を有する炭素数1〜15のアルキル基である。)
    で表される少なくとも一種の密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解重縮合物(B)との加水分解重縮合物を含有する表面処理液を塗布する工程(II)からなる
    ことを特徴とする接着剤塗布前処理方法。
  2. 表面処理液は、架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との加水分解重縮合物をSi換算の合計濃度で、500〜15000ppm含有し、架橋性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(A)と密着促進性シランカップリング剤又はその加水分解縮重合物(B)との質量比(A/B)は、100:5〜100:95である請求項1記載の接着剤塗布前処理方法。
  3. 架橋性シランカップリング剤(A)は、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンであり、密着促進性シランカップリング剤(B)は、3−アミノプロピルトリエトキシシランである請求項1又は2記載の接着剤塗布前処理方法。
  4. 化成処理液は、少なくとも一種のジルコニウムフッ素錯体及び/又はチタンフッ素錯体を、金属成分濃度として50〜1000ppm含有する請求項1、2又は3記載の接着剤塗布前処理方法。
  5. 被処理物は、ブレーキシュー本体である請求項1、2、3又は4記載の接着剤塗布前処理方法。
  6. 被処理物は、アルミニウム系基材からなる請求項5記載の接着剤塗布前処理方法。
  7. 請求項1、2、3又は4記載の接着剤塗布前処理方法により処理された
    ことを特徴とするアルミニウム合金製部材。
JP2005311271A 2004-10-27 2005-10-26 接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材 Pending JP2006152267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005311271A JP2006152267A (ja) 2004-10-27 2005-10-26 接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312422 2004-10-27
JP2005311271A JP2006152267A (ja) 2004-10-27 2005-10-26 接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006152267A true JP2006152267A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36630926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005311271A Pending JP2006152267A (ja) 2004-10-27 2005-10-26 接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006152267A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010168489A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Nippon Zeon Co Ltd 基材、およびそれを用いた複合材料
JP2011068930A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Kansai Paint Co Ltd 金属表面処理用組成物及び金属表面処理方法
JP2011067737A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Kansai Paint Co Ltd 金属材料の塗装方法
JP2011121309A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム接着複合材及びその製造方法
JP2011137222A (ja) * 2009-12-04 2011-07-14 Kansai Paint Co Ltd 金属表面処理用組成物、及び表面処理皮膜を有する金属基材
JP2014144456A (ja) * 2014-03-07 2014-08-14 Kansai Paint Co Ltd 金属材料の塗装方法
WO2014176006A1 (en) * 2013-04-26 2014-10-30 The Boeing Company Surface treatment for structural bonding to aluminum
US8889570B2 (en) 2007-03-16 2014-11-18 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc Light-transmitting electromagnetic-shielding laminate and method for producing the same, light-transmitting radio wave absorber, and adhesive composition
TWI500814B (zh) * 2009-09-24 2015-09-21 Kansai Paint Co Ltd 金屬表面處理用組成物、金屬表面處理方法及金屬材料之塗裝方法
CN111408531A (zh) * 2020-03-24 2020-07-14 同曦集团有限公司 一种抗菌抗病毒铝合金静电粉末喷涂工艺
WO2022209453A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社 水性クロムフリー表面処理剤、表面処理金属、及び表面処理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03243782A (ja) * 1990-02-21 1991-10-30 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウムおよびアルミニウム合金用化成処理液
JP2002098176A (ja) * 2000-09-20 2002-04-05 Hosei Brake Ind Ltd ドラムブレーキ、およびブレーキシュー
JP2002536540A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 チェメタル パブリック リミティド カンパニー アミノシランおよび多シリル官能シランの混合物を利用する金属処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03243782A (ja) * 1990-02-21 1991-10-30 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウムおよびアルミニウム合金用化成処理液
JP2002536540A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 チェメタル パブリック リミティド カンパニー アミノシランおよび多シリル官能シランの混合物を利用する金属処理方法
JP2002098176A (ja) * 2000-09-20 2002-04-05 Hosei Brake Ind Ltd ドラムブレーキ、およびブレーキシュー

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8889570B2 (en) 2007-03-16 2014-11-18 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc Light-transmitting electromagnetic-shielding laminate and method for producing the same, light-transmitting radio wave absorber, and adhesive composition
JP5644104B2 (ja) * 2007-03-16 2014-12-24 三菱瓦斯化学株式会社 光透過型電磁波シールド積層体およびその製造方法、光透過型電波吸収体並びに接着剤組成物
JP2010168489A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Nippon Zeon Co Ltd 基材、およびそれを用いた複合材料
JP2011068930A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Kansai Paint Co Ltd 金属表面処理用組成物及び金属表面処理方法
JP2011067737A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Kansai Paint Co Ltd 金属材料の塗装方法
TWI500814B (zh) * 2009-09-24 2015-09-21 Kansai Paint Co Ltd 金屬表面處理用組成物、金屬表面處理方法及金屬材料之塗裝方法
JP2011137222A (ja) * 2009-12-04 2011-07-14 Kansai Paint Co Ltd 金属表面処理用組成物、及び表面処理皮膜を有する金属基材
JP2011121309A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム接着複合材及びその製造方法
US20140322540A1 (en) * 2013-04-26 2014-10-30 The Boeing Company Surface treatment for structural bonding to aluminum
WO2014176006A1 (en) * 2013-04-26 2014-10-30 The Boeing Company Surface treatment for structural bonding to aluminum
RU2659999C2 (ru) * 2013-04-26 2018-07-04 Зе Боинг Компани Поверхностная обработка для структурного связывания с алюминием
JP2014144456A (ja) * 2014-03-07 2014-08-14 Kansai Paint Co Ltd 金属材料の塗装方法
CN111408531A (zh) * 2020-03-24 2020-07-14 同曦集团有限公司 一种抗菌抗病毒铝合金静电粉末喷涂工艺
WO2022209453A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社 水性クロムフリー表面処理剤、表面処理金属、及び表面処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7250193B2 (en) Pretreatment method for coating
CN1257312C (zh) 使用硅烷进行金属防腐的方法
JP4589364B2 (ja) 金属基材の耐食性を向上させる方法
KR101319310B1 (ko) 금속 표면 처리를 위한 조성물, 금속 표면 처리 방법, 및 금속 물질
JP4989842B2 (ja) 塗装前処理方法
KR101315417B1 (ko) 금속 표면 처리를 위한 조성물, 금속 표면 처리 방법, 및 금속 물질
US6361592B1 (en) Method of treating metals using ureido silanes and multi-silyl-functional silanes in admixture
HUP0003824A2 (en) Method and compositions for preventing corrosion of metal substrates
US20090078340A1 (en) Method of chemical treatment and chemically treated member
CA2613639C (en) Method and agent for chemical conversion treatment and chemically conversion-treated members
JP2006152267A (ja) 接着剤塗布前処理方法及びアルミニウム合金製部材
JP2008184690A (ja) 塗装前処理方法
JP2006161115A (ja) 化成処理剤及び表面処理金属
JP2006241579A (ja) 化成処理剤及び表面処理金属
US10208209B2 (en) Aqueous agent and coating method for the anticorrosive treatment of metallic substrates
JP2003253461A (ja) 金属表面処理用組成物
CN1775882B (zh) 粘接剂涂布前处理方法以及铝合金制部件
JP2009161830A (ja) ブロック化イソシアネート基含有オルガノシロキサン、およびこれを用いた金属表面処理用組成物
JP2009185392A (ja) 塗装前処理方法
JP3909016B2 (ja) 非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法
JPS61223187A (ja) 耐食性を有する工業用材料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20060306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060425

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20080415

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111004

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20111027

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111111

A072 Dismissal of procedure

Effective date: 20120313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120327