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JP2006039966A - メモリカードおよびメモリカードに搭載されるカード用コントローラ並びにメモリカードの処理装置 - Google Patents

メモリカードおよびメモリカードに搭載されるカード用コントローラ並びにメモリカードの処理装置 Download PDF

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JP2006039966A
JP2006039966A JP2004219179A JP2004219179A JP2006039966A JP 2006039966 A JP2006039966 A JP 2006039966A JP 2004219179 A JP2004219179 A JP 2004219179A JP 2004219179 A JP2004219179 A JP 2004219179A JP 2006039966 A JP2006039966 A JP 2006039966A
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隆文 伊藤
Hiroyuki Sakamoto
広幸 坂本
Teruhisa Fujimoto
曜久 藤本
Michihito Hatsumi
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Abstract

【課題】本発明は、デジタルカメラに用いられるSDメモリカードにおいて、デジタルカメラの煩雑な操作を必要とすることなく、簡単にユーザデータを消去できるようにする。
【解決手段】たとえば、SDメモリカード200のフォーマットに際して、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105は、SDメモリカード200にユーザデータ消去コマンドを発行する。これに対し、SDメモリカード200のカード側コントローラ220がユーザデータ消去コマンドを取り込むことにより、CPU221は、ユーザデータイレーズコマンドを自動的に生成し、NAND型フラッシュメモリ210に出力する。これにより、NAND型フラッシュメモリ210が、ユーザデータが格納されている各ブロック領域内のデータを消去する構成となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、メモリカードおよびメモリカードに搭載されるカード用コントローラ並びにメモリカードの処理装置に関するもので、特に、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリを用いたメモリカードの制御方法に関する。
通常、メモリカードをフォーマットする場合、ファイル管理情報のみを初期化し、ファイル本体のデータ(たとえば、ユーザデータ)はそのままにしておくことが多い。この場合、ファイル本体のデータは消去されていないので、復元される可能性がある。したがって、ファイル管理情報だけではなく、ファイル本体のデータも消去した方が、機密保持上は望ましい。
たとえば、従来のSDメモリカードには、指定されたブロック領域内のデータを消去するためのブロック消去コマンドが定義されている。しかしながら、従来のブロック消去コマンドはユーザデータ領域のブロック範囲を指定してデータの消去を行うものであり、ブロック範囲の指定が煩雑である、あるいは、代替メモリブロック領域のデータの消去が行えないという問題があった。
また、メモリカードまたはフラッシュメモリにおいては、複数のブロック領域の各アドレスを指定して同時に消去するマルチブロック消去のためのコマンド(たとえば、特許文献1参照)や、先頭のブロック領域のアドレスとブロック領域の数(サイズ)とから連続する複数のブロック領域(消去の範囲)を指定して同時に消去する範囲指定消去のためのコマンド(たとえば、特許文献2参照)などが定義されているものもある。
しかしながら、ファイル本体のデータを完全に消去するには、いずれの場合もホスト機器の操作が煩雑になるため、操作の効率化が求められていた。
最近では、チップイレーズという機能を可能にするコマンドが定義されているフラッシュメモリもある(たとえば、特許文献3参照)。しかし、このチップイレーズコマンドの場合、ファイル本体のデータだけを消去することができず、フォーマットには適さないものであった。
米国特許5,418,752 特開平11−224492号公報 特開平5−274215号公報
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、その目的は、煩雑な操作を必要とすることなく、簡単にユーザデータを消去することができ、機密保持が容易に可能なメモリカードおよびメモリカードに搭載されるカード用コントローラ並びにメモリカードの処理装置を提供することにある。
本願発明の一態様によれば、処理装置からの第1のコマンドを受け付ける第1のインタフェースと、データの消去が可能な不揮発性メモリチップに対し、前記第1のインタフェースにて受け付けた前記第1のコマンドに対応する第2のコマンドを出力する第2のインタフェースと、前記不揮発性メモリチップに格納されているデータのうち、すべてのユーザデータを消去するためのユーザデータイレーズコマンドを前記第2のコマンドとして前記第2のインタフェースより出力する制御回路とを具備したことを特徴とするカード用コントローラが提供される。
また、本願発明の一態様によれば、データの消去が可能な不揮発性メモリチップと、処理装置からの第1のコマンドを受け付ける第1のインタフェース、前記メモリチップに対し、前記第1のインタフェースにて受け付けた前記第1のコマンドに対応する第2のコマンドを出力する第2のインタフェース、および、前記第2のインタフェースより、前記第2のコマンドとして、前記不揮発性メモリチップに格納されているデータのうち、すべてのユーザデータを消去するためのユーザデータイレーズコマンドを出力する制御回路を含むカード用コントローラとを具備したことを特徴とするメモリカードが提供される。
また、本願発明の一態様によれば、データの消去が可能な不揮発性メモリチップと、この不揮発性メモリチップに格納されているデータのうち、すべてのユーザデータを消去するためのユーザデータイレーズコマンドを出力することが可能なカード用コントローラと、を含むメモリカードの処理装置であって、前記メモリカードを取り込むスロットと、前記スロット内に取り込まれた前記メモリカードに対し、前記カード用コントローラに前記ユーザデータイレーズコマンドを出力させるための第1のコマンドを発行するホスト用コントローラとを具備したことを特徴とするメモリカードの処理装置が提供される。
さらに、本願発明の一態様によれば、ユーザデータが格納されるユーザデータ領域と前記ユーザデータ以外のデータが格納される非ユーザデータ領域とを有する第1のNAND型フラッシュメモリチップ、および、前記ユーザデータ領域のみを有する第2のNAND型フラッシュメモリチップを含むフラッシュメモリと、処理装置からの第1のコマンドを受け付ける第1のインタフェース、前記フラッシュメモリに対し、前記第1のインタフェースにて受け付けられた前記第1のコマンドに対応する第2のコマンドを出力する第2のインタフェース、および、前記フラッシュメモリに格納されているデータのすべてを消去するためのチップイレーズコマンドを前記第2のコマンドとして前記第2のインタフェースより出力するカード用コントローラとを具備し、前記フラッシュメモリのうち、少なくとも前記第2のNAND型フラッシュメモリチップに対し、前記チップイレーズコマンドを出力するようにしたことを特徴とするメモリカードが提供される。
上記の構成により、処理装置からの第1のコマンドの入力に応じて、少なくとも有効なユーザデータを消去するためのイレーズコマンドを自動的に生成できるようになる結果、煩雑な操作を必要とすることなく、簡単にユーザデータを消去することができ、機密保持が容易に可能なメモリカードおよびメモリカードに搭載されるカード用コントローラ並びにメモリカードの処理装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態にしたがった、メモリカードとその処理装置とを示すものである。なお、ここでは、メモリカードがSD(Secure Digital)メモリカードであり、処理装置がデジタルカメラである場合を例に説明する。
ホスト機器であるデジタルカメラ100のボディ101には、SDメモリカード200が装着されるスロット103が設けられている。また、上記ボディ101内には、ホスト側コントローラ105が設けられている。
ホスト側コントローラ105は、装着されるSDメモリカード200にアクセスするための機能を備えている。つまり、ホスト側コントローラ105は、上記SDメモリカード200に対するユーザデータ(この例の場合、デジタル画像)の書き込みおよび読み出しを制御する。また、ホスト側コントローラ105は、たとえばSDメモリカード200をフォーマットする際に、SDメモリカード200に対して、ユーザデータ消去コマンド(第1のコマンド)を発行する。このユーザデータ消去コマンドは、たとえば、ユーザデータをファイル本体のデータとした場合のファイル管理情報の初期化とともに、すべてのユーザデータを完全に消去するためのシリアルな信号である。なお、ホスト側コントローラ105は、デジタル画像を撮影したり表示したりするための機能を備えていてもよいし、ホスト側コントローラ105とは異なるチップのプロセッサでそのような処理をするようにしてもよい。
図2は、上記したSDメモリカード200の基本構成を示すものである。なお、ここでは、フラッシュメモリが、1つのNAND型フラッシュメモリ(第1のNAND型フラッシュメモリ)からなる場合について説明する。
SDメモリカード200は、デジタルカメラ100のスロット103に装着されることにより電源の供給を受けて動作し、ホスト側コントローラ105からのアクセスに応じた処理を行う。すなわち、SDメモリカード200は、PCB(Printed Circuit Board)基板上に実装された、NAND型フラッシュメモリ210およびカード側コントローラ220を有している。
NAND型フラッシュメモリ210は、たとえば、通常の消去がブロック(複数ページ)単位で行われる不揮発性の半導体メモリである。また、このNAND型フラッシュメモリ210は、たとえば、ページと称する単位で、データの書き込みおよび読み出しが行われるようになっている。そして、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ210はユーザデータイレーズという機能を備えており、すべてのユーザデータ(たとえば、ユーザデータをファイル本体のデータとした場合のファイル管理情報を含む)を完全に消去することが可能となっている。なお、NAND型フラッシュメモリ210の詳細については後述する。
カード側コントローラ220は、NAND型フラッシュメモリ210内の物理状態を管理するものとして構築されている。たとえば、論理ブロックアドレスと物理ブロックアドレスとの対応を示す論理変換テーブルや、各物理ブロックが既にある論理ブロックに割り当てられているかを示すテーブルを保持する。このカード側コントローラ220には、制御回路となるCPU(Central Processing Unit)221、第2のインタフェースであるフラッシュメモリインタフェース(I/F)222、第1のインタフェースであるホストインタフェース(I/F)223、バッファRAM(Random Access Memory)224、および、レジスタとしてのSRAM(Static RAM)225が搭載されている。
フラッシュメモリインタフェース222は、カード側コントローラ220とNAND型フラッシュメモリ210との間のインタフェース処理を行うものである。フラッシュメモリインタフェース222とNAND型フラッシュメモリ210とは、各種の信号線(たとえば、電源Vdd、グランドVss、I/O、Ready・/Busy、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブルALE、チップイネーブル/CE、リードイネーブル/RE、および、ライトイネーブル/WEなど)で接続されている。また、フラッシュメモリインタフェース222には、ECC(Error Checking & Correction Code)回路226が設けられている。なお、信号名の前にスラッシュ(/)が付されているのは、その信号がローアクティブであることを示す。たとえば、チップイネーブル/CEはローレベルの際にNAND型フラッシュメモリをイネーブルにする。
ホストインタフェース223は、カード側コントローラ220とホスト側コントローラ105との間のインタフェース処理を行うものである。ホストインタフェース223は、後述する複数の信号ピンを介して、各種の信号(たとえば、電源Vdd、グランドVss、データ、カード検出、クロック、および、コマンドなど)を入力または出力するようになっている。
バッファRAM224は、ホスト側コントローラ105から送られてくるデータをNAND型フラッシュメモリ210へ書き込む際に、一定量のデータ(たとえば、8ページ分)を一時的に記憶したり、NAND型フラッシュメモリ210から読み出されるデータをホスト側コントローラ105へ送り出す際に、一定量のデータを一時的に記憶したりするものである。また、バッファRAM224は、CPU221の作業エリアとしても使用される。
CPU221は、SDメモリカード200の全体的な動作を司るものである。CPU221は、たとえば、SDメモリカード200が電源供給を受けた際に、NAND型フラッシュメモリ210内に格納されているファームウェア(CPUを制御するためのプログラム)をSRAM225上にロードして所定の処理を実行することにより、各種のテーブルをバッファRAM224上に作成したり、ホスト側コントローラ105からの書き込みコマンド、読み出しコマンド、通常の消去コマンドを受けてNAND型フラッシュメモリ210上の所定の処理を実行したり、バッファRAM224を介したデータ転送処理を制御したりする。
なお、ファームウェアの全体、あるいは、一部をNAND型フラッシュメモリからSRAMにロードせず、コントローラ内に設けたROMに格納しておき、このROM上のプログラムを実行するようにすることも可能である。
また、ホスト側コントローラ105からのユーザデータ消去コマンドを受けた場合、CPU221は、たとえば、NAND型フラッシュメモリ210に格納されている、ユーザデータをファイル本体のデータとした場合のファイル管理情報を含む、すべてのユーザデータの消去を可能にするためのユーザデータイレーズコマンド(第2のコマンド)を生成し、フラッシュメモリインタフェース222よりNAND型フラッシュメモリ210に出力する。
SRAM225は、CPU221により制御される制御プログラムや初期値などを格納するためのメモリである。
ECC回路226は、NAND型フラッシュメモリ210に書き込むデータ、および、NAND型フラッシュメモリ210から読み出したデータに対し、誤り訂正処理を施すものである。
図3は、上記NAND型フラッシュメモリ210の構成を示すものである。たとえば、NAND型フラッシュメモリ210内のメモリセルアレイ(メモリ領域)210aは、一般に、ROM(Read Only Memory)領域210bと通常領域210cとに分けられる。ROM領域210bは、NAND型フラッシュメモリ210を制御するのに必要な情報(たとえば、データのプログラミングや消去に利用する高電圧のトリミングに関する情報、リダンダンシ処理のためのアドレス情報およびNAND型フラッシュメモリ自体の制御プログラムなど)を記憶するための、ユーザおよびカード側コントローラ220が利用できない領域(非ユーザデータ領域)である。通常領域210cは、ユーザおよびカード側コントローラ220が利用可能なメモリ空間である。
上記通常領域210cは、たとえば、制御情報格納領域(非ユーザデータ領域)210dとユーザデータ領域210eとに分けられる。制御情報格納領域210dは、機密データ領域210gおよび管理データ領域210hを含んでいる。機密データ領域210gは機密データを格納するための領域であり、この領域210gには、たとえば、暗号化に用いる鍵情報や認証時に使用するカード固有の機密データ(SDメモリカード200のセキュリティ情報やメディアIDなど)が保存されている。管理データ領域210hは、主にSDメモリカード200に関する管理情報を格納するための領域であり、この領域210hには、たとえば、ファームウェア、ファームウェアを制御するための初期値データ、レジスタの初期値データ、NAND型フラッシュメモリ210の各領域の位置情報など(あるいはその一部)が格納されている。
ユーザデータ領域210eは、このSDメモリカード200を使用するユーザが自由にアクセスおよび利用することが可能な、ユーザデータ(この例の場合、デジタル画像をファイル本体のデータとした場合のファイル管理情報を含む)を格納するための領域であり、たとえば、保護データ領域210fと一般データ領域210iと代替ブロック領域210jとを備えている。保護データ領域210fは重要なデータを格納するための領域であり、たとえば、SDメモリカード200が装着されるデジタルカメラ100との相互認証により、デジタルカメラ100の正当性が証明された場合にのみアクセスが可能となる領域である。代替ブロック領域210jは、一般データ領域210iにおける不良セルをブロック単位で置換(リダンダント)するための領域である。また、代替ブロック領域210jは、フラッシュメモリ固有の引越し書き込みなどの際のスペアブロックとしても利用される。
ここで、上記NAND型フラッシュメモリ210は、データの書き込みおよび読み出しがページ(たとえば、2112Byteあるいは512Byte)という単位で行われる。また、通常の消去は、複数のページを含むブロック(たとえば、128kByteあるいは16kByte)という単位で行われる。さらに、フォーマット時には、たとえば、ユーザデータ領域210eの全ブロック領域のデータ、つまり、すべてのユーザデータを完全に消去することが可能となっている(所謂、ユーザデータイレーズ機能)。
さらに、本実施形態において使用されるNAND型フラッシュメモリ210は、たとえば、約90nm(ナノメートル)の配線幅を有する。あるいは、70nm未満の配線幅を有するものを使用することも可能である。NAND型フラッシュメモリ210の容量としては、たとえば、1つのチップで2GB(ギガビット)以上のものを使用することが可能である。このようなNAND型フラッシュメモリ210の場合、配線材料として、たとえばCu(銅)を含むものを使用することが可能である。
なお、SDメモリカード200に搭載されるNAND型フラッシュメモリ210は、たとえば、FATファイルシステムにより管理される。
また、上記NAND型フラッシュメモリ210としては、一つのメモリセルに1ビットの情報を記憶する2値メモリであってもよいし、一つのメモリセルに2ビット以上の情報を記憶する多値メモリであってもよい。さらに、上記NAND型フラッシュメモリ210および上記カード側コントローラ220は、同一のLSI(Large Scale Integrated Circuit)基板上に実装されていてもよい。
図4は、上記したSDメモリカード200の基本構成を示すものである。SDメモリカード200は、上記ホスト側コントローラ105とのコンタクト(通信)のための複数(この例の場合、ピンP1〜P9の9つ)の信号ピン230を備えている。各ピンP1〜P9は、ホストインタフェース223を介して、カード側コントローラ220と電気的に接続されている。
一例として、ピンP1は、データ信号(DAT3)用およびカード検出(CD)信号用として割り当てられている。ピンP2はコマンド(CMD)用、ピンP4は電源Vdd用、ピンP5はクロック信号(CLK)用として、それぞれ割り当てられている。ピンP3およびピンP6は、グランドVss用として割り当てられている。ピンP7,P8,P9は、それぞれ、データ信号(DAT0,1,2)用として割り当てられている。
図5は、上記したSDメモリカード200の、設定可能な動作モードとピンアサインとの関係を示すものである。本実施形態において、SDメモリカード200は3つの動作モード、たとえばSD4bitモード、SD1bitモード、および、SPIモードを備えている。すなわち、SDメモリカード200の動作モードは、SDモードとSPIモードとに大別される。SDモードの場合、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105からのバス幅変更コマンドによって、SDメモリカード200は、SD4bitモードまたはSD1bitモードに設定される。
ここで、4つのデータ信号用のピンP1(DAT3),P7(DAT0),P8(DAT1),P9(DAT2)に着目すると、4ビット幅単位でデータ転送を行うSD4bitモードでは、4つのデータ信号用のピンP1,P7,P8,P9のすべてがデータ転送に用いられる。一方、1ビット幅単位でデータ転送を行うSD1bitモードでは、データ信号用のピンP7のみがデータ転送に使用される。データ信号用のピンP8,P9についてはまったく使用されない。また、データ信号およびカード検出用のピンP1は、たとえば、SDメモリカード200からホスト側コントローラ105への非同期割り込みなどのために使用される。
SPIモードでは、データ信号用のピンP7が、SDメモリカード200からホスト側コントローラ105へのデータ信号線(DATA OUT)として用いられる。コマンド(CMD)用のピンP2は、ホスト側コントローラ105からSDメモリカード200へのデータ信号線(DATA IN)として用いられる。データ信号用のピンP8,P9については、まったく使用されない。
また、SPIモードでは、データ信号およびカード検出用のピンP1は、ホスト側コントローラ105からSDメモリカード200へのチップセレクト信号(CS)の送信に用いられる。
このような構成において、SDメモリカード200は、デジタルカメラ100のスロット103に装着されることにより、信号ピン230を介して、ホスト側コントローラ105との間の通信を行う。たとえば、SDメモリカード200のNAND型フラッシュメモリ210にデータを書き込む場合、カード側コントローラ220は、ホスト側コントローラ105からピンP5に与えられるクロック信号に同期させて、ピンP2に与えられる書き込みコマンドをシリアルな信号として取り込む。つまり、ホスト側コントローラ105からの各コマンドは、ピンP2のみを介して、カード側コントローラ220にシリアルに入力される。
ここで、NAND型フラッシュメモリ210とカード側コントローラ220との間の通信について、さらに説明する。カード側コントローラ220は、たとえば8ビットのI/O線(I/O1〜I/O8)を介して、NAND型フラッシュメモリ210との間の通信を行う。たとえば、NAND型フラッシュメモリ210にデータを書き込む場合、カード側コントローラ220は、NAND型フラッシュメモリ210に対し、フラッシュメモリインタフェース222から、I/O1〜I/O8を介して、データ入力コマンド(80H)、カラムアドレス、ページアドレス、データ、および、プログラムコマンド(10H)を順に入力する。
ただし、上記コマンド(80H)の「H」は16進数を示すものであり、実際には、「10000000」という8ビットの信号がI/O1〜I/O8に与えられる。つまり、フラッシュメモリインタフェース222とは、複数ビットにより定義されるコマンドをパラレルに出力するものである。また、フラッシュメモリインタフェース222およびNAND型フラッシュメモリ210をつなぐI/O線は、コマンドとデータとで共有されている。
このように、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105とSDメモリカード200との間の通信を行うインタフェース(ホストインタフェース223)と、NAND型フラッシュメモリ210とカード側コントローラ220との間の通信を行うインタフェース(フラッシュメモリインタフェース222)とは、通信の方式が異なるものとなっている。
以下に、上記した構成におけるユーザデータイレーズ機能、つまり、デジタルカメラ100に装着されたSDメモリカード200の、NAND型フラッシュメモリ210に格納されているすべてのユーザデータを完全に消去する場合の方法について、いくつか説明する。
<実施例1>
図6は、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータを、ブロック単位で繰返し消去する場合の方法について示すものである。
たとえば、SDメモリカード200をフォーマットするに際して、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105からユーザデータ消去コマンドが出力されたとする。このユーザデータ消去コマンドは、信号ピン230を介して、SDメモリカード200内にシリアルに入力される。
すると、SDメモリカード200のカード側コントローラ220は、ホストインタフェース223を介して、そのユーザデータ消去コマンドを取り込む。そして、CPU221による、ユーザデータイレーズコマンドの生成を行う。この生成されたユーザデータイレーズコマンドは、フラッシュメモリインタフェース222から、8ビットのI/O線を介して、NAND型フラッシュメモリ210にパラレルに出力される。
この実施例1の場合、CPU221は、たとえば、管理データ領域210hに格納されている、NAND型フラッシュメモリ210の各領域の位置情報を元に、ユーザデータが格納されている各ブロック領域のアドレスを求める。そして、得たアドレスにより指定される各ブロック領域内のデータを繰り返し消去するためのユーザデータイレーズコマンド、たとえば図6に示す、アドレス入力コマンド(60H)、ブロックアドレス(B−Add)、および、消去コマンド(D0H)からなるユーザデータイレーズコマンドを、ブロックごとに自動的に生成する。つまり、この実施例1において、ユーザデータイレーズコマンドの生成は、ユーザデータが格納されているブロック領域の数(最大で、ユーザデータ領域210e内の全ブロック領域の数(n))に応じて繰り返される。たとえば、消去ブロックサイズが16kByteのNAND型フラッシュメモリを利用して、1024ブロックのユーザデータ領域に対して連続して消去動作を行った場合、1.6GByteに相当するユーザデータが消去されることになる。
ユーザデータイレーズコマンドを入力したNAND型フラッシュメモリ210は、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータ(上記ファイル管理情報を含む)を、ブロック単位で繰り返し消去する。すなわち、NAND型フラッシュメモリ210は、たとえば図6に示すように、コマンドラッチイネーブルCLEが“ハイ(H)”、アドレスラッチイネーブルALEが“ロウ(L)”、チップイネーブル/CE(0)が“L”、リードイネーブル/REが“H”となっている状態で、ライトイネーブル/WEが“L”から“H”に立ち上がる際のエッジに応答して、I/O線上のコマンド(60H)〜をラッチする。そして、消去コマンド(D0H)を取り込むと、対応するブロック領域内のデータを消去するユーザデータイレーズ動作をスタートし、Ready・/Busy(R・/B)を“L”にする。こうして、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータが消去されるまで、上記の動作を繰り返す。これにより、SDメモリカード200のフォーマットにおいて、ファイル管理情報の消去(初期化)のみならず、ユーザデータをも簡単に消去することが可能となる。
上記したように、デジタルカメラ100の簡単な操作により、ユーザデータ領域210e内のユーザデータをブロック単位で繰り返し消去することが可能となる。すなわち、デジタルカメラ100からのユーザデータ消去コマンドに応じて、すべてのユーザデータの消去を容易に可能とするためのユーザデータイレーズコマンドを自動的に生成できるようにしている。これにより、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータを簡単に消去することが可能となる。したがって、SDメモリカード200をフォーマットした後においては、たとえ第三者によるユーザデータの復元が試みられたとしても、漏洩などからユーザデータを保護できるものである。
なお、テスト工程によりブロック領域内の所定の冗長部(たとえば、最初のページの冗長ビット)にあらかじめ書き込まれた、不良ブロックか否かを示す識別フラグに応じて、不良ブロック領域内のデータの消去を行わないようにした場合には、そのフラグを残すことが可能となるため、イレーズ動作後のフラグの再書き込みが不要となるといったメリットもある。
<実施例2>
図7は、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータを一括して(同時に)消去する場合の方法について示すものである。ここでは、イレーズ処理を行う範囲の指定を、ブロック単位で繰り返すようにした場合を例に説明する。
たとえば、SDメモリカード200をフォーマットするに際して、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105からユーザデータ消去コマンドが出力されたとする。すると、SDメモリカード200のカード側コントローラ220は、信号ピン230およびホストインタフェース223を介して、そのユーザデータ消去コマンドをシリアルに取り込む。そして、CPU221による、ユーザデータイレーズコマンドの生成を行う。
この実施例2の場合、CPU221は、たとえば、管理データ領域210hに格納されている、NAND型フラッシュメモリ210の各領域の位置情報を元に、ユーザデータが格納されている各ブロック領域のアドレスを求める。そして、得たアドレスにより指定される各ブロック領域内のデータを一括して消去するためのユーザデータイレーズコマンド、たとえば図7に示す、アドレス入力コマンド(60H)およびブロックアドレス(B−Add)からなるコマンドをブロック領域ごとに繰り返し生成するとともに、最後に、消去コマンド(D0H)が付加されてなるユーザデータイレーズコマンドを自動的に生成する。つまり、この実施例2においては、アドレス入力コマンド(60H)およびブロックアドレス(B−Add)からなるコマンドの生成が、ユーザデータが格納されているブロック領域の数(最大で、ユーザデータ領域210e内の全ブロック領域の数(n))に応じて繰り返される。
CPU221により生成されたユーザデータイレーズコマンドが、フラッシュメモリインタフェース222から、8ビットのI/O線を介して、NAND型フラッシュメモリ210にパラレルに出力されることにより、NAND型フラッシュメモリ210は、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータ(上記ファイル管理情報を含む)を一括して消去する。すなわち、NAND型フラッシュメモリ210は、たとえば図7に示すように、コマンドラッチイネーブルCLEが“ハイ(H)”、アドレスラッチイネーブルALEが“ロウ(L)”、チップイネーブル/CE(0)が“L”、リードイネーブル/REが“H”となっている状態で、ライトイネーブル/WEが“L”から“H”に立ち上がる際のエッジに応答して、I/O線上のコマンド(60H)〜を順にラッチする。こうして、I/O線上のコマンド(60H)〜がすべてラッチされるまで、上記の動作を繰り返す。そして、消去コマンド(D0H)を取り込むと、対応する各ブロック領域内のデータを一括して消去するユーザデータイレーズ動作をスタートし、Ready・/Busy(R・/B)を“L”にする。
この実施例2のような方法によっても、上述した実施例1の場合と同様に、SDメモリカード200のフォーマットにおいて、ファイル管理情報の消去(初期化)のみならず、ユーザデータをも簡単に消去することが可能である。
また、この実施例2の場合も、ユーザデータのうち、たとえばファイル管理情報だけを消去せずに残したり、不良ブロック領域内の有効でないデータはあらかじめ消去しないようにして有効なデータだけを消去するようにするなど、汎用性が高く、効率のよいイレーズ動作を容易に可能とする。
<実施例3>
図8は、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータを一括して消去する場合の他の方法について示すものである。ここでは、イレーズ処理を行う範囲の指定に、ブロック領域の数(ブロックサイズ)を用いるようにした場合を例に説明する。
たとえば、SDメモリカード200をフォーマットするに際して、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105からユーザデータ消去コマンドが出力されたとする。すると、SDメモリカード200のカード側コントローラ220は、信号ピン230およびホストインタフェース223を介して、そのユーザデータ消去コマンドをシリアルに取り込む。そして、CPU221による、ユーザデータイレーズコマンドの生成を行う。
この実施例3の場合、CPU221は、たとえば、管理データ領域210hに格納されている、NAND型フラッシュメモリ210の各領域の位置情報を元に、ユーザデータが格納されている先頭のブロック領域のアドレス(スタートアドレスSA)と、その先頭のブロック領域から最終のブロック領域までのブロック領域の数(ブロックサイズBS)とを求める。そして、得たスタートアドレスとブロックサイズとにより連続して指定される範囲内の各ブロック領域内のデータを一括して消去するためのユーザデータイレーズコマンド、たとえば図8に示す、サイズ入力コマンド(CM0)、ブロックサイズ(BS)、アドレス入力コマンド(CM1)、スタートアドレス(SA)、および、指定範囲消去コマンド(CM2)からなるユーザデータイレーズコマンドを自動的に生成する。
CPU221により生成されたユーザデータイレーズコマンドが、フラッシュメモリインタフェース222から、8ビットのI/O線を介して、NAND型フラッシュメモリ210にパラレルに出力されることにより、NAND型フラッシュメモリ210は、ユーザデータ領域210e内のすべてのユーザデータ(上記ファイル管理情報を含む)を一括して消去する。すなわち、NAND型フラッシュメモリ210は、たとえば図8に示すように、コマンドラッチイネーブルCLEが“ハイ(H)”、アドレスラッチイネーブルALEが“ロウ(L)”、チップイネーブル/CE(0)が“L”、リードイネーブル/REが“H”となっている状態で、ライトイネーブル/WEが“L”から“H”に立ち上がる際のエッジに応答して、I/O線上のコマンド(CM0)〜をラッチする。そして、範囲指定消去コマンド(CM2)を取り込むと、指定された範囲内の全ブロック領域内のデータを一括して消去するユーザデータイレーズ動作をスタートし、Ready・/Busy(R・/B)を“L”にする。
この実施例3のような方法によっても、上述した実施例1,2の場合と同様に、SDメモリカード200のフォーマットにおいて、ファイル管理情報の消去(初期化)のみならず、ユーザデータをも簡単に消去することが可能である。
なお、この実施例3のさらに別の方法として、ブロックサイズ(BS)の代わりに、ユーザデータが格納されている最終のブロック領域のアドレス(エンドアドレス)によって、イレーズ処理を行う範囲を指定するようにした場合にも、同様に実施することが可能である。
なお、上述した実施例1〜3においては、1つのNAND型フラッシュメモリ210を例に、ユーザデータ領域210e内のユーザデータを消去する場合の方法について説明した。これに限らず、たとえばメモリチップが、複数のNAND型フラッシュメモリからなる場合にも、同様に実施できる。
また、ユーザデータ領域210e内のユーザデータだけを消去する場合について説明した。これに限らず、場合によっては、ユーザデータ領域210eのみでなく、必要に応じて、制御情報格納領域210dを含む、カード側コントローラ220が利用可能な通常領域210c内のデータをすべて(または、選択的に)消去できるようにすることも容易に可能である。
また、ブロック領域のアドレスやサイズなどによって消去の範囲を指定することなく、特定のコマンドを自動的に生成することにより、ユーザデータ領域210e内の全ブロック領域を消去の範囲としてイレーズ動作を行うことも可能である。
さらに、ユーザデータの消去はフォーマット時に限らず、必要に応じて実施できることは勿論である。
[第2の実施形態]
図9は、この発明の第2の実施形態にしたがった、NAND型フラッシュメモリの他の構成例を示すものである。なお、ここでは、図2に示した構成において、メモリチップが、複数(この例の場合、4つ)のNAND型フラッシュメモリからなる場合について説明する。また、NAND型フラッシュメモリが備えるチップイレーズという機能(たとえば、特開平5−274215号公報参照)を利用して、ユーザデータを消去するようにした場合を例に説明する。
すなわち、NAND型フラッシュメモリ210は、4つのNAND型フラッシュメモリチップ(NAND Flash 0〜3)211,212,213,214を含んでいる。4つのNAND型フラッシュメモリチップ211〜214には、それぞれ、チップイネーブル/CE0〜/CE3が独立に与えられている。これに対し、電源Vdd、グランドVss、I/O、Ready・/Busy、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブルALE、リードイネーブル/RE、および、ライトイネーブル/WEなどの信号線は、4つのNAND型フラッシュメモリチップ211〜214によって共有されている。なお、図9では、電源Vdd、グランドVss、I/O、Ready・/Busy、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブルALE、リードイネーブル/RE、および、ライトイネーブル/WEなどの信号線を、便宜上、1本の信号線として示している。
本実施形態の場合、NAND型フラッシュメモリチップ(第1のNAND型フラッシュメモリチップ)211は、たとえば図10(a)に示すように、そのメモリ領域210aが、ROM領域210bと、制御情報格納領域(非ユーザデータ領域)210dおよびユーザデータ領域210eからなる通常領域210cと、に分けられている。一方、NAND型フラッシュメモリチップ(第2のNAND型フラッシュメモリチップ)212〜214は、たとえば図10(b)に示すように、そのメモリ領域210aのすべてがユーザデータ領域210eとして割り当てられている。
図11は、上記した構成において、NAND型フラッシュメモリ210内のユーザデータを一括して消去する場合の方法について示すものである。なお、チップイレーズという機能は、本来、カード側コントローラ220からのチップイレーズコマンドに応じて、カード側コントローラ220が利用可能な、通常領域210c内のデータをすべて消去するものである。
たとえば、SDメモリカード200をフォーマットするに際して、デジタルカメラ100のホスト側コントローラ105からユーザデータ消去コマンドが出力されたとする。すると、SDメモリカード200のカード側コントローラ220は、信号ピン230およびホストインタフェース223を介して、そのユーザデータ消去コマンドをシリアルに取り込む。そして、CPU221による、チップイレーズコマンドの生成を行う。
この例の場合、CPU221は、たとえば、NAND型フラッシュメモリチップ211〜214の、通常領域210c内のすべてのデータを一括して消去するためのチップイレーズコマンド、たとえば図11に示す、コマンド(30H)の繰り返しからなるチップイレーズコマンド(30H−30H)を自動的に生成する。そして、生成したチップイレーズコマンド(30H−30H)を、フラッシュメモリインタフェース222から、8ビットのI/O線を介して、NAND型フラッシュメモリチップ211を除く、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214にパラレルに出力する。
これにより、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214は、たとえば図11に示すように、コマンドラッチイネーブルCLEが“ハイ(H)”、アドレスラッチイネーブルALEが“ロウ(L)”、チップイネーブル/CE1〜/CE3が“L”、リードイネーブル/REが“H”となっている状態で、ライトイネーブル/WEが“L”から“H”に立ち上がる際のエッジに応答して、I/O線上のコマンド(30H)をラッチする。そして、2つ目のコマンド(30H)を取り込むと、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214は、通常領域210cに相当する、ユーザデータ領域210eの全ブロック領域内のユーザデータを一括して消去するチップイレーズ動作をスタートし、Ready・/Busy(R・/B)を“L”にする。
一方、NAND型フラッシュメモリチップ211は、たとえば図11に示すように、チップイネーブル/CE0が“H”となっている。そのため、NAND型フラッシュメモリチップ211は、チップイレーズコマンド(30H−30H)を取り込まない。つまり、NAND型フラッシュメモリチップ211に対応するチップイネーブル/CE0を“H”のままとすることにより、NAND型フラッシュメモリチップ211でのチップイレーズコマンド(30H−30H)の取り込みを禁止する。その結果、NAND型フラッシュメモリチップ211を除く、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214においてのみ、チップイレーズ動作が行われる。
この実施形態によれば、SDメモリカード200のフォーマットに際して、NAND型フラッシュメモリチップ211の制御情報格納領域210d内に格納されている、機密データ(機密データ領域210g)、および、カード情報(管理データ領域210h)などを喪失することなしに、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214のユーザデータ領域210e内に格納されている、ユーザデータ(ファイル管理情報を含む)だけを簡単に消去することが可能である。
ただし、NAND型フラッシュメモリチップ211のユーザデータ領域210e内に格納されているユーザデータは消去されずに残るので、重要なユーザデータは、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214に格納するようにする。こうすることによって、セキュリティ上の問題も解決できる。
このように、ファームウェアなどを格納するNAND型フラッシュメモリチップ211以外の、ユーザデータのみを格納するNAND型フラッシュメモリチップ212〜214に対してのみ、チップイレーズコマンドを与えるようにすることで、ファームウェアなどのCPU221の制御に必要なデータはそのままに、ユーザデータだけを消去できるようになる。すなわち、このチップイレーズという機能を利用することによっても、デジタルカメラ100の簡単な操作により、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214におけるユーザデータの消去が容易に可能である。
なお、ファームウェアなどの必要なデータを含め、NAND型フラッシュメモリチップ211〜214におけるユーザデータの消去を行う場合には、チップイレーズコマンドの出力時に、対応するチップイネーブル/CE0〜/CE3をすべて“L”にすればよい。
また、チップイレーズコマンドは、4つのNAND型フラッシュメモリチップ211〜214に同時に与えることも、順番を決めて与えることも可能であるし、4つのNAND型フラッシュメモリチップ211〜214に対して選択的に与えることも容易に可能である。
また、ファームウェアなどを格納するNAND型フラッシュメモリチップ211と、ユーザデータのみを格納するNAND型フラッシュメモリチップ212〜214とを備える構成においては、たとえば、NAND型フラッシュメモリチップ212〜214に対してはチップイレーズコマンドを、NAND型フラッシュメモリチップ211に対しては、上述の実施例1〜3に示したユーザデータイレーズコマンドを、それぞれ与えることも可能である。この場合、NAND型フラッシュメモリチップ211〜214にそれぞれ格納されているすべてのユーザデータを完全に、かつ、効率よく消去することが可能となる。
このような構成とした場合においても、上述した第1の実施形態の場合と同様に、SDメモリカード200のフォーマットにおいて、ファイル管理情報の消去(初期化)のみならず、ユーザデータをも簡単に消去することが可能である。
また、ユーザデータの消去はフォーマット時に限らず、必要に応じて実施できることは勿論である。
また、SDメモリカード200を利用可能なホスト機器(処理装置)としては、上述のデジタルカメラに限らず、たとえば図12に示すように、カメラ付きの携帯電話110であってもよい。
携帯電話110のボディ111には、SDメモリカード200が装着されるスロット113が設けられている。また、上記ボディ111内には、ホスト側コントローラ115が設けられている。ホスト側コントローラ115は、装着されるSDメモリカード200にアクセスするための機能を備え、上記SDメモリカード200に対するユーザデータ(この例の場合、デジタル画像や電話番号などの個人情報)の書き込みおよび読み出しを制御する。また、ホスト側コントローラ115は、たとえばSDメモリカード200をフォーマットする際に、SDメモリカード200に対して、ユーザデータ消去コマンド(第1のコマンド)を発行する。
これに対し、SDメモリカード200は、たとえば第1および第2の実施形態に示したように、ユーザデータイレーズコマンドまたはチップイレーズコマンドを自動的に生成し、少なくとも有効なユーザデータの消去を実行する。
すなわち、SDメモリカード200を利用する携帯電話110においては、たとえば第1および第2の実施形態の場合と同様に、携帯電話110に対するユーザによる直接の簡単な操作に応じて、SDメモリカード200に格納されているユーザデータを容易に消去することが可能となる。これにより、個人情報などのユーザデータの流出を未然に防止でき、機密保持が容易に可能となるものである。
なお、この携帯電話110の場合、携帯電話110に対するユーザによる直接の操作によらず、たとえば、通信機能を利用した遠隔操作により、ユーザデータの消去を行うことも可能である。たとえば、SDメモリカード200が装着されたままの状態でユーザが携帯電話110を紛失などした場合、その携帯電話110に対して送出される、ユーザから連絡を受けた通信事業者からの特定の信号を受信することにより、ホスト側コントローラ115からSDメモリカード200に、ユーザデータ消去コマンドが発行されるようにすればよい。
このように、ユーザデータの消去はフォーマット時に限らず、必要に応じて実施できることは勿論である。
また、ホスト機器(処理装置)の実施形態としては、デジタルカメラや携帯電話に限らず、たとえば、PC(パーソナルコンピュータ)またはカード用のリーダ/ライタであってもよい。
いずれの実施形態においても、効率よくユーザデータ領域のデータを消去するために、非セキュアな一般データ領域のデータとセキュアな保護データ領域のデータとを一括消去する例を示した。しかし、別の実施形態としては、セキュアな領域のデータを消去する場合、属性情報(CSD)などにもとづいて、セキュアな領域へのアクセスが可能なホスト機器からのアクセスが可能な状態でのみ、ユーザデータ消去コマンドを受け付けるようにすることも考えられる。これにより、本来は、セキュアな領域にアクセスできないホスト機器によって、セキュアな領域のデータが消去されるのを防ぐことが可能となる。なお、この場合、一般データ領域のデータを消去するコマンドと保護データ領域のデータを消去するコマンドとを、それぞれ別のコマンドにすることも考えられる。
カードに格納されたユーザデータの漏洩を防止するためには、ホスト機器からの1つのコマンドに応答して、できる限り多くのユーザデータを消去するのが一つの方法である。たとえば、ホスト機器からの1つのコマンドに応答して、カードがすべてのユーザデータを消去するのではなく、カードが少なくともNAND型フラッシュメモリの50消去ブロック以上のユーザデータを消去するようにすることも可能である。なお、ユーザデータが誤って一括消去されるのを防止するため、ホスト側コントローラが少なくとも2回以上、繰り返しカードに対してユーザデータ消去コマンドを送出するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態において、ユーザデータの消去に要する時間を、ユーザに知らしめるようにしてもよい。一般に、ユーザデータの消去に要する時間は、使用するNAND型フラッシュメモリ210の特性、ユーザデータ領域210eのサイズ、カード側コントローラ220が採用する消去の方式などによってさまざまである。そこで、目安となる時間を、たとえば属性情報(CSD)として、あらかじめNAND型フラッシュメモリ210内に格納しておくことにより、ユーザデータの消去に要する時間を容易に通知することが可能となる。
さらに、本願発明は、SDメモリカードのみに限定されるものではない。
その他、本願発明は、上記(各)実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態にしたがった、デジタルカメラとSDメモリカードとを例に示す構成図。 図1に示したSDメモリカードの構成例を示すブロック図。 SDメモリカードにおける、NAND型フラッシュメモリの構成例を示す図。 SDメモリカードの基本構成を示す図。 SDメモリカードの設定可能な動作モードとピンアサインとの関係を示す図。 実施例1にかかる、イレーズ動作を説明するために示すタイミングチャート。 実施例2にかかる、イレーズ動作を説明するために示すタイミングチャート。 実施例3にかかる、イレーズ動作を説明するために示すタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態にしたがった、NAND型フラッシュメモリの他の構成例を示すブロック図。 図9のNAND型フラッシュメモリの、各メモリチップの構成例を示す図。 第2の実施形態にかかる、イレーズ動作を説明するために示すタイミングチャート。 携帯電話とSDメモリカードとを例に示す構成図。
符号の説明
100…デジタルカメラ、105…ホスト側コントローラ、110…携帯電話、115…ホスト側コントローラ、200…SDメモリカード、210…NAND型フラッシュメモリ、210a…メモリ領域、210b…ROM領域、210c…通常領域、210d…制御情報格納領域、210e…ユーザデータ領域、211,212,213,214…NAND型フラッシュメモリチップ、220…カード側コントローラ、221…CPU、222…フラッシュメモリインタフェース、223…ホストインタフェース、230…信号ピン。

Claims (10)

  1. 処理装置からの第1のコマンドを受け付ける第1のインタフェースと、
    データの消去が可能な不揮発性メモリチップに対し、前記第1のインタフェースにて受け付けた前記第1のコマンドに対応する第2のコマンドを出力する第2のインタフェースと、
    前記不揮発性メモリチップに格納されているデータのうち、すべてのユーザデータを消去するためのユーザデータイレーズコマンドを前記第2のコマンドとして前記第2のインタフェースより出力する制御回路と
    を具備したことを特徴とするカード用コントローラ。
  2. 前記ユーザデータイレーズコマンドは、前記ユーザデータが格納されるユーザデータ領域内の、少なくとも有効なユーザデータを、ブロック単位で繰り返し消去させるものであることを特徴とする請求項1に記載のカード用コントローラ。
  3. 前記ユーザデータイレーズコマンドは、前記ユーザデータが格納されるユーザデータ領域内の、少なくとも有効なユーザデータを一括して消去させるものであることを特徴とする請求項1に記載のカード用コントローラ。
  4. データの消去が可能な不揮発性メモリチップと、
    処理装置からの第1のコマンドを受け付ける第1のインタフェース、前記メモリチップに対し、前記第1のインタフェースにて受け付けた前記第1のコマンドに対応する第2のコマンドを出力する第2のインタフェース、および、前記第2のインタフェースより、前記第2のコマンドとして、前記不揮発性メモリチップに格納されているデータのうち、すべてのユーザデータを消去するためのユーザデータイレーズコマンドを出力する制御回路を含むカード用コントローラと
    を具備したことを特徴とするメモリカード。
  5. 前記不揮発性メモリチップは、前記ユーザデータのブロック単位での消去が可能なNAND型フラッシュメモリであり、
    前記ユーザデータイレーズコマンドは、前記ユーザデータが格納されるユーザデータ領域内の、少なくとも有効なユーザデータを、ブロック単位で繰り返し消去させるものであることを特徴とする請求項4に記載のメモリカード。
  6. 前記不揮発性メモリチップは、前記ユーザデータのブロック単位での消去が可能なNAND型フラッシュメモリであり、
    前記ユーザデータイレーズコマンドは、前記ユーザデータが格納されるユーザデータ領域内の、少なくとも有効なユーザデータを、ブロック単位の指定に応じて一括して消去させるものであることを特徴とする請求項4に記載のメモリカード。
  7. 前記不揮発性メモリチップは、前記ユーザデータのブロック単位での消去が可能なNAND型フラッシュメモリであり、
    前記ユーザデータイレーズコマンドは、前記ユーザデータが格納されるユーザデータ領域内のすべてのユーザデータを、範囲の指定に応じて一括して消去させるものであることを特徴とする請求項4に記載のメモリカード。
  8. 前記不揮発性メモリチップは、前記ユーザデータのブロック単位での消去が可能なNAND型フラッシュメモリであり、
    前記ユーザデータイレーズコマンドは、前記ユーザデータが格納されるユーザデータ領域内のすべてのユーザデータを一括して消去させるものであることを特徴とする請求項4に記載のメモリカード。
  9. データの消去が可能な不揮発性メモリチップと、この不揮発性メモリチップに格納されているデータのうち、すべてのユーザデータを消去するためのユーザデータイレーズコマンドを出力することが可能なカード用コントローラと、を含むメモリカードの処理装置であって、
    前記メモリカードを取り込むスロットと、
    前記スロット内に取り込まれた前記メモリカードに対し、前記カード用コントローラに前記ユーザデータイレーズコマンドを出力させるための第1のコマンドを発行するホスト用コントローラと
    を具備したことを特徴とするメモリカードの処理装置。
  10. ユーザデータが格納されるユーザデータ領域と前記ユーザデータ以外のデータが格納される非ユーザデータ領域とを有する第1のNAND型フラッシュメモリチップ、および、前記ユーザデータ領域のみを有する第2のNAND型フラッシュメモリチップを含むフラッシュメモリと、
    処理装置からの第1のコマンドを受け付ける第1のインタフェース、前記フラッシュメモリに対し、前記第1のインタフェースにて受け付けられた前記第1のコマンドに対応する第2のコマンドを出力する第2のインタフェース、および、前記フラッシュメモリに格納されているデータのすべてを消去するためのチップイレーズコマンドを前記第2のコマンドとして前記第2のインタフェースより出力するカード用コントローラと
    を具備し、
    前記フラッシュメモリのうち、少なくとも前記第2のNAND型フラッシュメモリチップに対し、前記チップイレーズコマンドを出力するようにしたことを特徴とするメモリカード。
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