JP2005279944A - 配送用伝票 - Google Patents
配送用伝票 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005279944A JP2005279944A JP2004093024A JP2004093024A JP2005279944A JP 2005279944 A JP2005279944 A JP 2005279944A JP 2004093024 A JP2004093024 A JP 2004093024A JP 2004093024 A JP2004093024 A JP 2004093024A JP 2005279944 A JP2005279944 A JP 2005279944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- laser beam
- delivery slip
- present
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】 剥離紙上に、粘着剤層を介して、仮着された配送伝票用基材を仮着し、更に、該配送伝票用基材が、紙基材の一方の面に、樹脂をビヒクルとし、レ−ザ−光線照射により発色する発色剤を含み、かつ、そのレ−ザ−光線照射により発色する発色剤の含有量が、樹脂に対し、0.01重量%〜50.0重量%からなる樹脂組成物によるレ−ザ−光線照射発色樹脂層を設けた構成からなり、かつ、上記の紙基材の面が、上記の粘着剤層の面に仮着していることを特徴とする配送用伝票に関するものである。
【選択図】 図1
Description
しかし、上記の感圧複写式配送用伝票では、近年流行のサ−マルプリンタ−やレ−ザ−プリンタ−等による印字は大きな衝撃や圧力を与えない印字方式であることから、カ−ボン紙等による複製は取れないという問題点、あるいは、複数枚の紙片を上下に重ねてその一端部を仮接着し冊子状にすることから厚みが大きくなるという問題点、更に、複数枚の紙片からなるために水分に弱く、皺や汚れを生じ安いため、機械等による自動処理が困難であり、例えば、レ−ザ−プリンタ−で印字することができないという問題点等がある。 上記のような問題点を改良すべく、例えば、透明な第1のシ−ト、前記第1のシ−トの表面に剥離可能に仮着され、情報を表示するための第2のシ−ト、前記第1のシ−トの裏面に形成される粘着剤層、および前記粘着剤層に剥離可能に仮着される第3のシ−トを含む、配送用伝票が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、一葉のシ−トに本票部、副票部、仮止部がミシン線を介して区画形成され、剥離紙上に粘着剤を介して仮着された伝票用粘着紙であって、前記副票部裏面の粘着剤に粘着性を封じる非粘着性皮膜を形成し、該皮膜が控え伝票部の表側から透視可能な着色、図柄を有することを特徴とする伝票用粘着紙が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
そこで本発明は、極めて鮮明なレ−ザ−印字画像を形成し得ると共にそのレ−ザ−印字画像は、消失せず、その偽造または改竄等の防止に有用であり、併せて、耐水性、耐薬品性等に優れ、宅配等に極めて有用な配送用伝票を提供することである。
而して、本発明においては、上記のようなレ−ザ−印字方式により、本発明に係る配送用伝票を構成する配達票、受領票、控え票、その他所要の○○票等の欄に所要の事項を印字して、本発明に係る配送用伝票を使用した本発明に係る配送伝票記録体を製造し、しかる後、例えば、控え票は、送り主に渡すと共に配達票を荷物等の被貼付物に張り付けて配送し、配送後は、受領書等を入手し、更に、その他の○○票等を処理して、本発明に係る配送用伝票は使用されるものである。
また、本発明において、本発明に係る配送用伝票を構成するレ−ザ−光線照射発色樹脂層の表面に、レ−ザ−光線を照射しても、表面保護層、更には、紙基材等には何ら影響を与えることもないものである。
また、本発明において、図示しないが、勿論、上記の図1、2、4に示す本発明に係る配送用伝票について上記と同様にしてレ−ザ−光線を照射して、レ−ザ−印字画像を形成した本発明に係る配送用伝票を使用した本発明に係る配送伝票記録体を同様に製造し得るものである。
更に、本発明においては、図示しないが、更に、その使用目的、用途等によって、他の基材を任意に積層して、種々の形態からなる多層の配送用伝票を設計して製造することができるものである。
また、本発明に係る配送用伝票においては、YAGレ−ザ−光線等を照射しても、表面保護層、あるいは、紙基材等の表面、裏面等は、YAGレ−ザ−光線による影響を受けることなく、極めて鮮明な極めて鮮明なレ−ザ−印字画像を形成し、その印字状態を明確に視認し得るものである。
更に、本発明に係る配送用伝票においては、上記のようにレ−ザ−印字画像を形成し得ると共にそのレ−ザ−印字画像の外側に、樹脂を主成分とする樹脂組成物による樹脂層からなる表面保護層等が存在する場合には、その外側に位置して存在する表面保護層等が、そのレ−ザ−印字画像を保護して、その外的影響を排除し、例えば、改変、偽造、改竄等を防止するものである。
また、本発明に係る配送用伝票においては、例えば、YAGレ−ザ−光線等を照射しても、本発明に係る配送用伝票等を構成する表面保護層等は、YAGレ−ザ−光線による影響を受けることなく、更に、本発明に係る配送用伝票を構成するレ−ザ−光線照射発色樹脂層においては、上記のYAGレ−ザ−光線のエネルギ−を吸収し、その部分において、炭化による黒色発色、あるいは、発砲による白色発色により、極めて鮮明なレ−ザ−印字画像を形成し、その印字状態を明確に視認し得ると共に印字後のレ−ザ−印字画像が、その外側に位置して存在する表面保護層等により保護されて、外的影響を受けることなく、更に、消失、不鮮明等になることもなく、また、磨耗や溶剤等による擦過、その他等により消去、偽造、変造、改変、その他等を行うことは極めて困難なものであるという特性を有し、その安全性、信頼性等は極めて高いものである。
なお、上記において、レ−ザ−光線として、通常、レ−ザ−印字で多く用いられている炭酸ガス〔CO2 〕レ−ザ−(波長=10.6μm)を用いる場合には、炭酸ガス〔CO2 〕レ−ザ−光線を照射して表面を切削、炭化させることによりレ−ザ−印字を行うものであり、照射中に煙を発すること、作業性等に劣ること、あるいは、レ−ザ−印字画像の部分に穴開きが容易に発生すること等の問題点があるので好ましくないものである。
而して、本発明において、上記のYAGレ−ザ−光線は、透明体を透過してしまう性質を有し、その性質を利用し、更に、レ−ザ−光線照射発色樹脂層を表面保護層等で挟み込むことにより、煙等の発生を抑え、また、レ−ザ−光線照射発色樹脂層中に存在するレ−ザ−光線照射により発色する発色剤の添加量、レ−ザ−光線照射発色樹脂層の膜厚、その他等を制御して、発色濃度、表面保護層等に与える影響等を調整し、レ−ザ−印字画像を形成しても穴開き等がない極めて鮮明なレ−ザ−印字画像を形成し得るものである。
而して、本発明において、上記の剥離紙を構成する基材としては、後述する粘着剤層との剥離性等を考慮して、例えば、シリコ−ン、アルキド、アクリル酸エステル、ステアルルアミド、その他等の剥離剤で表面加工されていることが好ましいものである。
具体的には、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、その他等を使用することができる。
而して、これら粘着剤は、上記の剥離紙上に、ロ−ルコ−ト−、グラビアロ−ルコ−ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法等を利用してコ−ティングして、粘着剤層を形成することができる。
具体的には、これが本発明に係る配送用伝票を構成する基本素材となることから、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有するものを使用することができ、例えば、強サイズ性の晒または未晒の紙基材、あるいは、純白ロ−ル紙、クラフト紙、板紙、加工紙、コ−ト紙、その他等の各種の紙基材を使用することができる。
本発明において、紙基材としては、例えば、坪量20g/m2 〜300g/m2 位のもの、好ましくは、坪量約60〜250g/m2 位のものを使用することができる。
なお、本発明において、上記の紙基材には、例えば、文字、図形、絵柄、記号、その他等の所望の印刷絵柄を通常の印刷方式にて任意に形成することができるものである。
その使用量としては、上記の熱可塑性樹脂に対し、0.01重量%〜50.0重量%位、好ましくは、1.0重量%〜10重量%位添加して使用することが望ましいものである。
なお、本発明においては、上記のような滑剤の中でも、特に、エルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性をもち、極めて有効な材料である。
上記の滑剤の添加量としては、熱可塑性樹脂100重量部に対し0.08重量%〜10.0重量%位の割合で添加することが好ましいものである。
その添加量としては、樹脂100重量部に対し0.01〜3重量%位が好ましい。
あるいは、本発明においては、上記で、樹脂をビヒクルの主成分とし、更に、レ−ザ−光線照射により発色する発色剤を含み、かつ、そのレ−ザ−光線照射により発色する発色剤の含有量が、0.01重量%〜50.0重量%からなる樹脂組成物を調製後、該樹脂組成物を使用し、これらを、例えば、Tダイ押出機、その他等の押出機等を使用して、上記の樹脂組成物によるレ−ザ−光線照射発色樹脂フィルムを、前述の本発明に係る配送伝票用基材を構成する紙基材の一方の面、あるいは、その両方の面に押出積層して、本発明に係るレ−ザ−光線照射発色樹脂層を形成することもできる。
上記において、本発明に係るレ−ザ−光線照射発色樹脂層の膜厚として、膜厚1μm、更には、5μm未満であると、レ−ザ−光線照射により発色する発色剤による発色、印字が不十分、不鮮明となること等の理由から好ましくなく、また、膜厚50μm、更には、30μmを越えると、レ−ザ−光線照射により発色する発色剤による発色、印字は、十分となるが、コストアップ、レ−ザ−光線照射発色樹脂層の物性(強度)低下、レ−ザ−光線照射により発色する発色剤自体の顔料色が着色すること等の理由から好ましくないものである。
具体的には、熱によって溶融し、押出機等の押出ダイ等から押出可能であり、更に、相互に熱融着し得る熱可塑性樹脂の1種ないし2種以上の混合物を使用することができ、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒を使用して重合したポリマ−、LLDPE)、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド系樹脂、その他等の熱可塑性樹脂の1種ないし2種以上を使用することができる。
なお、本発明においては、上記のような滑剤の中でも、特に、エルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性をもち、極めて有効な材料である。
上記の滑剤の添加量としては、熱可塑性樹脂100重量部に対し0.08重量%〜10.0重量%位の割合で添加することが好ましいものである。
その添加量としては、樹脂100重量部に対し0.01〜3重量%位が好ましい。
上記の例示は、本発明に係る表面保護層を形成する方法についてその一二例を例示したものであり、本発明は、これに限定されるものではないものである。
上記において、本発明に係る表面保護層の膜厚として、膜厚5μm、更には、10μm未満であると、保護機能が喪失することから好ましくなく、また、膜厚60μm、更には、40μmを越えると、本発明に係る配送用伝票の全体の総厚が増し、コストアップ等の要因となることから好ましくないものである。
而して、上記の印刷模様層としては、通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を主成分とし、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整し、次いで、該インキ組成物を使用し、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリ−ン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式を使用し、前述のコ−ティング薄膜の上に、文字、図形、記号、模様等からなる所望の印刷模様を印刷して、本発明にかかる印刷模様層を形成することができる。
次に、本発明について実施例を挙げて更に具体的に説明する。
他方、坪料45g/m2 の薄紙(特種製紙株式会社製、厚さ80μm)を準備した。
次いで、上記の薄紙の一方の面に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これを330℃まで加熱し、次いで、押出機で押出コ−トして、厚さ20μmのレ−ザ−光線照射発色樹脂層を形成して、本発明に係る配送伝票用基材を製造した。
次に、剥離紙の一方の面に、アクリル系粘着剤層を介して、上記で製造した本発明に係る配送伝票用基材を、その薄紙の面を対向させて貼り合わせて、本発明に係る配送用伝票を製造した。
次いで、上記で製造した配送用伝票のレ−ザ−光線照射発色樹脂層の面に、例えば、配達票、受領票、控え票、その他所要の○○票等に任意に区画してそれらの各区画に対応した所要の事項を、YAGレ−ザ−を照射してレ−ザ−印字したところ、上記のレ−ザ−光線照射発色樹脂層に起因した鮮明な暗色の文字が浮き出てきて、文字画像を印字できることを確認して、本発明に係る配送伝票記録体を製造した。
上記で製造した配送伝票記録体を使用し、これを荷物に貼り付けて、通常の配送処理を行うことができた。
なお、上記の印字においては、煙は発生ぜず、また、穴開きも認められなかった。
また、上記の印字後の配送伝票記録体の記録面を水に濡らしたり、あるいは、擦っても文字の消失は認められなかった。
他方、坪料45g/m2 の薄紙(特種製紙株式会社製、厚さ80μm)を準備した。
次いで、上記の薄紙の一方の面に、黒色インキを使用し、これを、グラビアロ−ル法によりコ−トして、表面から黒色に視認し得る黒色インキ層を形成し、しかる後、該黒色インキ層の上に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これを330℃まで加熱し、次いで、押出機で押出コ−トして、厚さ20μmのレ−ザ−光線照射発色樹脂層を形成して、本発明に係る配送伝票用基材を製造した。
次に、剥離紙の一方の面に、アクリル系粘着剤層を介して、上記で製造した本発明に係る配送伝票用基材を、その薄紙の面を対向させて貼り合わせて、本発明に係る配送用伝票を製造した。
次いで、上記で製造した配送用伝票のレ−ザ−光線照射発色樹脂層の面に、例えば、配達票、受領票、控え票、その他所要の○○票等に任意に区画してそれらの各区画に対応した所要の事項を、YAGレ−ザ−を照射してレ−ザ−印字したところ、上記のレ−ザ−光線照射発色樹脂層に起因した鮮明な白色の文字が浮き出てきて、文字画像を印字できることを確認して、本発明に係る配送伝票記録体を製造した。
上記で製造した配送伝票記録体を使用し、これを荷物に貼り付けて、通常の配送処理を行うことができた。
なお、上記の印字においては、煙は発生ぜず、また、穴開きも認められなかった。
また、上記の印字後の配送伝票記録体の記録面を水に濡らしたり、あるいは、擦っても文字の消失は認められなかった。
次に、ポリエチレン樹脂(三井住友ポリオレフィン株式会社製、商品名、スミカセン16P:密度=0.923g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=3.7g/10分)95.0重量部と、YAGレ−ザ−発色顔料(メルクジャパン株式会社製、商品名、イリオジンLS−825)5.0重量部とを十分に混練した第2の樹脂組成物を調製した。 更に、ポリエチレン樹脂(三井住友ポリオレフィン株式会社製、商品名、スミカセン16P:密度=0.923g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=3.7g/10分)100.0重量部を十分に混練した第3の樹脂組成物を調製した。
他方、坪料45g/m2 の薄紙(特種製紙株式会社製、厚さ80μm)を準備した。
次に、上記の薄紙の一方の面に、上記の第1、第2、および、第3の樹脂層生物を使用し、これらを3種3層のTダイ共押出機を使用し、膜厚5μmからなる第1の樹脂組成物による表面保護層、膜厚20μmからなる第2の樹脂組成物によるレ−ザ−光線照射発色樹脂層、および、厚さ5μmからなる第3の樹脂組成物による表面保護層の3層からなる共押出積層樹脂フィルムを押出コ−トして、本発明に係る配送伝票用基材を製造した。
次に、剥離紙の一方の面に、アクリル系粘着剤層を介して、上記で製造した本発明に係る配送伝票用基材を、その薄紙の面を対向させて貼り合わせて、本発明に係る配送用伝票を製造した。
次いで、上記で製造した配送用伝票のレ−ザ−光線照射発色樹脂層の面に、例えば、配達票、受領票、控え票、その他所要の○○票等に任意に区画してそれらの各区画に対応した所要の事項を、YAGレ−ザ−を照射してレ−ザ−印字したところ、上記のレ−ザ−光線照射発色樹脂層に起因した鮮明な黒色の文字が浮き出てきて、文字画像を印字できることを確認して、本発明に係る配送伝票記録体を製造した。
上記で製造した配送伝票記録体を使用し、これを荷物に貼り付けて、通常の配送処理を行うことができた。
なお、上記の印字においては、煙は発生ぜず、また、穴開きも認められなかった。
また、上記の印字後の配送伝票記録体の記録面を水に濡らしたり、あるいは、擦っても文字の消失は認められなかった。
次に、ポリエチレン樹脂(三井住友ポリオレフィン株式会社製、商品名、スミカセン16P:密度=0.923g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=3.7g/10分)95.0重量部と、YAGレ−ザ−発色顔料(メルクジャパン株式会社製、商品名、イリオジンLS−825)5.0重量部とを十分に混練した第2の樹脂組成物を調製した。 他方、坪料45g/m2 の薄紙チタン紙(厚さ50μm)を準備した。
次に、上記の薄紙の一方の面に、上記の第1、および、第2の樹脂層生物を使用し、これらを2種2層のTダイ共押出機を使用し、膜厚5μmからなる第1の樹脂組成物による表面保護層、および、膜厚20μmからなる第2の樹脂組成物によるレ−ザ−光線照射発色樹脂層の2層からなる共押出積層樹脂フィルムを、そのレ−ザ−光線照射発色樹脂層の面を薄紙の面に対向させて押出コ−トして、本発明に係る配送伝票用基材を製造した。
次に、剥離紙の一方の面に、アクリル系粘着剤層を介して、上記で製造した本発明に係る配送伝票用基材を、その薄紙の面を対向させて貼り合わせて、本発明に係る配送用伝票を製造した。
次いで、上記で製造した配送用伝票のレ−ザ−光線照射発色樹脂層の面に、例えば、配達票、受領票、控え票、その他所要の○○票等に任意に区画してそれらの各区画に対応した所要の事項を、YAGレ−ザ−を照射してレ−ザ−印字したところ、上記のレ−ザ−光線照射発色樹脂層に起因した鮮明な黒色の文字が浮き出てきて、文字画像を印字できることを確認して、本発明に係る配送伝票記録体を製造した。
上記で製造した配送伝票記録体を使用し、これを荷物に貼り付けて、通常の配送処理を行うことができた。
なお、上記の印字においては、煙は発生ぜず、また、穴開きも認められなかった。
また、上記の印字後の配送伝票記録体の記録面を水に濡らしたり、あるいは、擦っても文字の消失は認められなかった。
また、上記の各実施例において、YAGレ−ザ−印字は、富士電機株式会社製、YAGレ−ザ−システム(機種名、DW5200)から、16.5A、6kHzにてレ−ザ−照射した。
1 一葉のシ−ト1
2 切り取り用のミシン目線
3 配達票
4 受領票
5 控え票
6 その他所要の○○票
11 剥離紙
12 粘着剤層
13 配送伝票用基材
14 紙基材
15 レ−ザ−光線照射発色樹脂層
16、16a 表面保護層
17 レ−ザ−光線
18 レ−ザ−印字画像
Claims (7)
- 剥離紙上に、粘着剤層を介して、仮着された配送伝票用基材を仮着し、更に、該配送伝票用基材が、紙基材の一方の面に、樹脂をビヒクルとし、レ−ザ−光線照射により発色する発色剤を含み、かつ、そのレ−ザ−光線照射により発色する発色剤の含有量が、樹脂に対し、0.01重量%〜50.0重量%からなる樹脂組成物によるレ−ザ−光線照射発色樹脂層を設けた構成からなり、かつ、上記の紙基材の面が、上記の粘着剤層の面に仮着していることを特徴とする配送用伝票。
- レ−ザ−光線照射発色樹脂層が、その片面または両面に、更に、樹脂を主成分とする樹脂組成物による表面保護層を積層した構成からなることを特徴とする上記の請求項1に記載する配送用伝票。
- 紙基材が、坪量20g/m2 〜300g/m2 の範囲からなる紙基材であることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載する配送用伝票。
- 樹脂が、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒を使用して重合したポリマ−、LLDPE)、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン樹脂、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、または、熱可塑性ポリアミド系樹脂からなることを特徴とする上記の請求項1〜3のいずれか1項に記載する配送用伝票。
- レ−ザ−光線照射により発色する発色剤が、顔料類または粘土類の1種ないし2種以上からなることを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載する配送用伝票。
- レ−ザ−光線照射により発色する発色剤の含有量が、1.0重量%〜10.0重量%からなることを特徴とする上記の請求項1〜5のいずれか1項に記載する配送用伝票。
- レ−ザ−光線照射発色樹脂層が、膜厚1μm〜50μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜6のいずれか1項に記載する配送用伝票。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093024A JP2005279944A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 配送用伝票 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093024A JP2005279944A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 配送用伝票 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005279944A true JP2005279944A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35178854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004093024A Pending JP2005279944A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 配送用伝票 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005279944A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008113221A1 (fr) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Nantong San Teh Paper Tech Co., Ltd. | Papier de développement d'impression métallique |
JP2009517256A (ja) | 2005-11-30 | 2009-04-30 | エヌ・シー・アール・コーポレイション | ラベルを使用した両面熱印刷 |
JP2020146962A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 大日本印刷株式会社 | レーザ印字用フィルム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03270980A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-03 | Dainippon Ink & Chem Inc | レーザーマーキング用積層体及びレーザーマーキング方法 |
JP2002175013A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 配送伝票及びその製造方法 |
JP2002188016A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Mitsubishi Materials Corp | レーザマーキング用樹脂組成物 |
JP2002283729A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Mitsubishi Materials Corp | マーキング基材及びそれを用いた積層基材 |
JP2003054160A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Enika Kk | 伝票類及びその製造方法 |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004093024A patent/JP2005279944A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03270980A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-03 | Dainippon Ink & Chem Inc | レーザーマーキング用積層体及びレーザーマーキング方法 |
JP2002175013A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 配送伝票及びその製造方法 |
JP2002188016A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Mitsubishi Materials Corp | レーザマーキング用樹脂組成物 |
JP2002283729A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Mitsubishi Materials Corp | マーキング基材及びそれを用いた積層基材 |
JP2003054160A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Enika Kk | 伝票類及びその製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517256A (ja) | 2005-11-30 | 2009-04-30 | エヌ・シー・アール・コーポレイション | ラベルを使用した両面熱印刷 |
WO2008113221A1 (fr) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Nantong San Teh Paper Tech Co., Ltd. | Papier de développement d'impression métallique |
JP2020146962A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 大日本印刷株式会社 | レーザ印字用フィルム |
JP7283149B2 (ja) | 2019-03-14 | 2023-05-30 | 大日本印刷株式会社 | レーザ印字用フィルム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2473357B1 (en) | Laser marking process and articles | |
JP6466926B2 (ja) | ラベル、ラベルの製造方法、ラベルの使用方法、およびラベル付き被着体 | |
EP2681006B1 (en) | Laser marking process and articles | |
JP2017159651A (ja) | 熱可塑性樹脂フィルム、ラベル付き中空成型容器、粘着フィルム及びラベル | |
JP2008150541A (ja) | シーラントフィルム、積層フィルムおよびポリプロピレン製容器用蓋材 | |
JP4391286B2 (ja) | カ−ド基材 | |
JP2010023295A (ja) | 立体模様形成用の熱収縮性フィルム、熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの立体模様形成方法 | |
WO2015030172A1 (ja) | 易剥離性積層フィルムおよび易剥離性積層ラベル、並びに高隠蔽易剥離性積層フィルムおよび高隠蔽易剥離性積層ラベル | |
JP4391287B2 (ja) | 有価証券用紙 | |
JP2011148197A (ja) | 包装材料、及び包装体 | |
ES2730218T3 (es) | Película compuesta | |
JP2005279944A (ja) | 配送用伝票 | |
JPWO2007007547A1 (ja) | インクジェット記録材料およびそれを用いたディスプレー材料 | |
JP4402495B2 (ja) | 紙製記録材料 | |
JP4660114B2 (ja) | 紙カップ用原紙およびそれを使用して製造した紙カップ | |
JP4241122B2 (ja) | 多層積層樹脂フィルム | |
JP4416083B2 (ja) | 紙製記録材料 | |
JP2005091594A (ja) | インモールド成形用ラベル | |
JP2000255173A (ja) | 熱転写受像用紙 | |
WO2018003803A1 (ja) | インモールドラベル及びインモールド成形体 | |
JP2005280026A (ja) | 剥離性積層体 | |
JP2007245456A (ja) | 情報隠蔽用積層シート及びその製造法 | |
JP5577858B2 (ja) | くじ付郵便葉書 | |
JP4216106B2 (ja) | 透視シート及びその製造方法 | |
JP4588564B2 (ja) | カード付き積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100722 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110210 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110216 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20110311 |