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JP2005244296A - デジタルカメラ - Google Patents

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JP2005244296A
JP2005244296A JP2004047601A JP2004047601A JP2005244296A JP 2005244296 A JP2005244296 A JP 2005244296A JP 2004047601 A JP2004047601 A JP 2004047601A JP 2004047601 A JP2004047601 A JP 2004047601A JP 2005244296 A JP2005244296 A JP 2005244296A
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JP2004047601A
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Toshihiko Karasaki
敏彦 唐崎
Hitoshi Hagimori
仁 萩森
Naganobu Ko
永信 黄
Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
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Konica Minolta Photo Imaging Inc
Original Assignee
Konica Minolta Photo Imaging Inc
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Abstract

【課題】アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作性が良好なデジタルカメラを提供する。
【解決手段】1コマ撮影モードにおいて、撮影によってRAM50a内に撮影画像が一時的に記憶される。そして、一時的に記憶された撮影画像に係るアフタービューを表示するアフタービュー画面がLCD5に表示される。そして、アフタービュー画面の表示中に、ユーザーによって操作部30に含まれるプリントボタンが押下されると、その押下操作に応答して撮影画像をメモリカード90に記録するための処理を開始するとともに、LCD5によって表示される画面がアフタービュー画面からプリント設定画面に遷移する。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルカメラについて、撮影画像に対するプリント設定を実施するための技術に関する。
近年、デジタルカメラが急激に普及し、デジタルカメラで得られる撮影画像をリムーバブルメモリを介してプリンタで直接出力することができる技術が実現されている。そして、リムーバブルメモリに撮影画像に係るプリント設定データを記録するファイルフォーマットとしては、DPOF(Digital Print Order Format)(登録商標)が知られている。
しかし、従来のデジタルカメラでは、DPOFファイルを生成又は編集する作業はやや複雑である。そこで、撮影直後であってLCDに静止画像が表示されている際に、DPOF専用スイッチを押下するのみで、その時点でLCDに表示されている静止画像に係るプリント設定の実施が可能であるとともに、LCDにプリント枚数も表示させることができる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
ここで、撮影直後の静止画像表示とは、例えば、特許文献2に示されている所謂アフタービュー機能である。このアフタービュー機能は、撮影直後に撮影結果(アフタービュー)を表示し、そのアフタービューを視認して、撮影画像の削除又は保存等を選択することができる機能である。そして、その選択結果に応じて撮影画像の削除処理又は記録処理を開始したり、アフタービューの表示開始から所定時間経過後までに何れも選択されない場合には撮影画像の記録処理を開始するようなデジタルカメラもある(例えば、特許文献2)。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開2002−223379号公報 特開2003−125269号公報
しかしながら、上記提案されている技術に従ってアフタービューの表示中にプリント設定を行うにあたっては、例えば、アフタービューが表示された状態で、プリント設定を行い、その後、アフタービューが表示された状態で、撮影画像の削除又は保存の選択等を別途行わなくてはならず、操作が非常に煩雑となる。
また、特許文献1で提案されている技術においては、撮影直後の静止画表示の段階では、既に撮影によって得られた撮影画像は記録媒体に記録されていると考えられる。ところが、撮影画像の画素数が多い場合には、撮影画像が記録媒体に記録されていない段階でアフタービューを表示する場合もある。しかし、これまでは、そのような場合にはプリント設定と撮影画像の記録とをどのような順序で実施するのかについては、何ら考慮されていない。したがって、従来技術では、プリント設定と撮影画像の記録とを操作性の観点からどのように実施するのが良いのかといった点については考慮が不十分である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作性が良好なデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、撮影画像に係るアフタービューの表示中に、前記撮影画像に対するプリント設定を行うためのプリント設定操作を受け付け可能なデジタルカメラであって、前記撮影画像を一時記憶画像として一時的に記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶画像に係るアフタービューを表示する表示手段と、前記撮影画像を記録する画像記録手段と、前記アフタービューの表示中において、前記プリント設定操作に応答して前記画像記録手段へ前記撮影画像を記録するための記録処理が開始されるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のデジタルカメラであって、前記アフタービューの表示中に、前記撮影画像の前記画像記録手段への記録の可否を選択する記録選択操作を受け付ける記録選択手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラであって、前記制御手段が、前記記録処理の開始から完了までの間に、前記表示手段による表示画面が、前記アフタービューを表示する画面から前記撮影画像に対するプリント設定を実施するためのプリント設定画面に遷移し、当該遷移後、前記記録処理が前記プリント設定に係る処理のバックグラウンドで行われるように制御することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のデジタルカメラであって、前記プリント設定画面の表示中に、前記撮影画像の削除を選択する削除選択操作を受け付ける削除選択手段をさらに備え、前記制御手段が、前記削除選択操作に応答して、前記記録処理が中止されるように制御することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3に記載のデジタルカメラであって、前記プリント設定画面の表示中に、前記撮影画像の削除を選択する削除選択操作を受け付ける削除選択手段をさらに備え、前記制御手段が、前記削除選択操作後も、前記表示手段が画像に対するプリント設定を実施するためのプリントモードにおける設定画面の表示状態を維持するように制御することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載のデジタルカメラであって、前記制御手段が、前記削除選択操作後も前記表示手段によって表示状態が維持される前記プリントモードにおける設定画面が、前記画像記録手段において既に記録されている画像に対するプリント設定画面となるように制御することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラであって、前記撮影画像に対するプリント設定に係るプリント情報を記録する情報記録手段をさらに備え、前記制御手段が、前記アフタービューの表示中における前記プリント設定操作に応答して前記記録処理が開始されるとともに、前記情報記録手段による前記プリント情報の記録が開始されるように制御することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載のデジタルカメラであって、前記表示手段による表示画面を、前記撮影画像に対するプリント設定を実施するためのプリント設定画面に遷移させる画面遷移手段と、前記プリント設定画面の表示中に、前記撮影画像に対するプリント設定の保留を選択する保留選択操作を受け付ける保留選択手段とをさらに備え、前記制御手段が、前記保留選択操作に応答して、前記情報記録手段による前記プリント情報の記録が実施されないように制御することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7に記載のデジタルカメラであって、前記表示手段による表示画面を、前記撮影画像に対するプリント設定を実施するためのプリント設定画面に遷移させる画面遷移手段をさらに備え、前記制御手段が、前記表示手段による表示画面が前記プリント設定画面に遷移した時点から所定時間経過後に、前記情報記録手段による前記プリント情報の記録が開始されるように制御することを特徴とする。
以上説明したように、請求項1に記載された発明によれば、一時的に記憶された撮影画像に係るアフタービューの表示中に、ユーザーによる撮影画像に対するプリント設定操作に応答して撮影画像を記録するための処理を開始するような構成とすることで、例えば、次回の撮影等、次の処理が実行可能となるまでの時間を短縮することができるため、アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作性が良好なデジタルカメラを提供することができる。
また、請求項2に記載された発明によれば、アフタビュー表示中に、一時的に記憶されたアフタービュー表示に係る撮影画像を記録するか否かを選択することができ、そのアフタービューの表示中に、ユーザーによる撮影画像に対するプリント設定操作に応答して撮影画像を記録するための処理を開始するような構成とすることで、1つの操作で、撮影画像の記録とプリント設定を行うための処理とを同時に選択することができるため、アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作性が良好なデジタルカメラを提供することができる。
また、請求項3に記載された発明によれば、撮影画像の記録処理がプリント設定に係る処理のバックグラウンドで実施されるため、例えば次回の撮影等、次の処理が実行可能となるまでの時間を短縮することができる。
また、請求項4に記載された発明によれば、撮影画像の削除を選択することにより、バックグラウンドで行われている撮影画像の記録処理を中止するため、直ちに次の処理に移行することができる。
また、請求項5に記載された発明によれば、不要な撮影画像の削除を選択した後も、画像に対するプリント設定を実施するための設定画面の表示を維持することにより、プリント設定を実施したいという操作者の意図を的確に反映することができるため、より操作性が向上する。
また、請求項6に記載された発明によれば、不要な撮影画像の削除を選択した後においても、既に記録された画像に係るプリント設定画面を表示するため、プリント設定をする対象画像がないという不具合を防ぐことができる。
また、請求項7に記載された発明によれば、アフタービューの表示中において、ユーザーによる撮影画像に対するプリント設定操作に応答して撮影画像を記録するための処理を開始するとともに、撮影画像についてのプリント設定に係る情報の記録を開始するような構成とすることで、特に、プリント設定に係る情報の記録を開始させるための操作が不要となるため、一層の操作性の向上を図ることができる。
また、請求項8に記載された発明によれば、プリント設定を保留して、プリント設定に係る情報を記録しないようにすることができるため、その時点においてプリントの可否の判定が行えない場合にも対応することができる。
また、請求項9に記載された発明によれば、プリント設定画面に遷移した時点から所定時間経過後にプリント設定に係る情報の記録を開始することにより、例えば、所定時間経過前にプリント設定を保留した場合などには、プリント設定に係る情報の修正等に要する無駄な労力を省くことができ、更に操作性が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<構成概要>
図1および図2は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の外観構成を示す図である。図1は正面側からみた概略斜視図であり、図2は背面側からみた概略斜視図である。
図1および図2に示すように、デジタルカメラ1は、薄型の略直方体形状を有している。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、その正面側に撮影レンズ2と光学ファインダー4とフラッシュ6とを備えており、その上面側に電源ボタン3とシャッターボタン(レリーズボタン)9とマイク12とを備えている。また、図2に示すように、デジタルカメラ1は、その背面側に液晶表示部(以下、LCDという。)5とボタン群7,8とモード切替ボタン11とプリントボタン13とを備えている。ボタン群7は十字カーソルボタン7a〜7e(以下では、7aを上ボタン、7bを下ボタン、7cを左ボタン、7dを右ボタン、および7eを中央(実行)ボタンとも称する)で構成されており、ボタン群8はメニューボタン8aと液晶モニターボタン8bとフラッシュモードボタン8cとを有している。さらに、図1および図2に示すように、デジタルカメラ1は、その側方の面に蓋14とDC入力端子15とUSB端子16とAV出力端子17とを備えている。
後述するように、デジタルカメラ1は、撮影レンズ2からの被写体像をCCD(撮像素子)20(図3)によって光電変換すること等によって、被写体に関する画像データを取得する。
また、電源ボタン3は、電源のオン操作およびオフ操作を受け付けるために用いられる。具体的には、電源ボタン3を押下するごとにオン状態への移行とオフ状態への移行とが交互に繰り返される。
シャッターボタン9はユーザー(操作者)による半押し状態(以下、S1状態とも称する)と全押し状態(以下、S2状態とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、S1状態のときに自動合焦制御を開始し、S2状態のときに記録用画像を撮影するための本撮影動作を開始する。
LCD5は、本撮影動作前のプレビュー表示(ライブビュー表示とも称する)及び記録画像の再生表示等を行う。このLCD5は、所定数(ここでは320×240)の表示画素を有しており、カラー画像を表示することができる。
ライブビュー表示では、デジタルカメラ1の電源オン後や本撮影が完了すると、1/30秒ごとに低解像度で被写体の撮像を繰り返し、撮像画像をLCD5に動画的態様で表示する。これにより、操作者は、LCD5におけるライブビュー表示によって撮影画像における被写体の位置および大きさ等を知覚し、フレーミング動作を行うことができる。なお、LCD5を用いることなく光学ファインダー4のみを用いてフレーミング動作を行うことも可能である。
また、モード切替ボタン11は、これを押下することにより、1コマ撮影モード、連写モード、動画モード、および再生モードをサイクリックに切り替えられる(図19参照)。ここで、1コマ撮影モード、連写モードおよび動画モードは、撮影モードに含まれる。この1コマ撮影モードとは、1コマ分の撮影を行うモードであり、連写モードとは、短時間で連続して複数コマの撮影を行うモードであり、動画モードとは、動画像を撮影するためのモードであり、再生モードとは、メモリカード90に記録された撮影画像をLCD5に再生表示するモードである。本実施形態のデジタルカメラ1では、電源ボタン3の押下による電源オン時には撮影モードに設定されているが、モード切替ボタン11を押下することよって再生モードに切替えることができ、さらにモード切替ボタン11を押下することにより撮影モードの1コマ撮影モードに移行する。
メニューボタン8aは、LCD5へのメニューの表示および非表示を切り替える機能を有している。たとえば、各動作モードの初期画面においてメニューボタン8aが押下されるごとに、メニュー画面と非メニュー画面(ライブビューあるいは再生画像等の表示画面)とが交互にLCD5に表示される。また、LCD5に表示されたメニュー画面における表示カーソルは、十字カーソルボタン7a〜7dを用いて4方向に移動させることができる。さらに、所望の選択肢が選択された状態で実行(中央)ボタン7eを押下することによって、その選択肢に対応する設定動作等が実行される。このような操作によって、各種撮影パラメータの設定等を行うことが可能である。
液晶モニターボタン8bは、液晶モニタであるLCD5の表示・非表示を切り替えるためのボタンである。液晶モニターボタン8bが押下されるごとに、LCD5に画像等が表示された状態(表示状態)と表示されない状態(非表示状態)とが交互に切り替わる。非表示状態にしておけば消費電力を低減できる。
フラッシュモードボタン8cは、フラッシュ6のモードを決定するためのボタンである。フラッシュモードボタン8cが押下されるごとに、自動発光、強制発光、発光禁止の順序でフラッシュモードが切り替わる。
また、マイク12は、動画撮影、ボイスメモ、ボイスレコーディング、アフターレコーディング(アフレコ)時において、音声データを取得する(録音する)ために用いられる。
プリントボタン13は、プリントモード(後述)に移行させるためのボタンである。
蓋14は、電池室およびメモリカード装着部を覆う部分に設けられている。言い換えれば、蓋14の内部側には、電源電池BTを収容する電池室と着脱自在な記録媒体(可搬性記録媒体)であるメモリカード90を装着するメモリカード装着部とが設けられている。電源電池BTおよびメモリカード90は、それぞれ、電池室およびメモリカード装着部に対して着脱自在に装着される。本撮影によって得られる画像データおよび後述するプリント注文ファイル等は、この挿入装着部にセットされるメモリカード90に記録される。また、デジタルカメラ1は、電源電池BTからの電力供給を受けることもできるし、DC入力端子15を用いてACアダプタ(不図示)等からの電力供給を受けることもできる。
USB端子16は、パーソナルコンピュータ(パソコンとも略称する)等とのデータ通信を行うための端子である。USB端子16にUSB規格のケーブル等を接続することによって外部機器(パソコン等)とのデータ通信を行うことができる。
AV出力端子17は、テレビ等の外部映像音響機器(AV機器)に接続するための端子である。所定のAVコードをこのAV出力端子17と外部映像音響機器側の入力端子とを接続することによって、その外部映像音響機器に画像および/または音声を出力することができる。
次に、図3を参照しつつ、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図3は、デジタルカメラ1の内部機能を示すブロック図である。
CCD(撮像素子)20は、被写体像を撮影して電子的な画像信号を生成する撮像手段として機能するものであり、例えば1600×1200個の画素を有し、撮影レンズ2によって結像された被写体の光像を、画素毎にR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
CCD20から得られる画像信号はアナログ信号処理回路21に与えられ、アナログ信号処理回路21において画像信号(アナログ信号)に対して所定のアナログ信号処理が施される。アナログ信号処理回路21は相関二重サンプリング回路(CDS)とオートゲインコントロール回路(AGC)とを有しており、相関二重サンプリング回路により画像信号のノイズ低減処理を行い、オートゲインコントロール回路でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
A/D変換器22は、画像信号の各画素信号を例えば12ビットのデジタル信号に変換するものである。変換後のデジタル信号は、画像データ(撮影画像)として一時的にRAM50a内のバッファメモリ54に格納(記憶)される。なお、RAM50a内のバッファメモリ54に一時的に記憶される撮影画像を一時記憶画像とも称する。そして、バッファメモリ54に保存された画像データに対して、次述する画像処理部51による、WB(ホワイトバランス)処理、γ補正処理、および色補正処理等が施された後、圧縮/伸張部52による圧縮処理等が施される。
また、マイク12から得られる音声信号は、音声処理部53に入力される。音声処理部53入力された音声信号は音声処理部53内に設けられたA/D変換器(不図示)によりデジタル信号に変換され、一時的にバッファメモリ54に格納される。
操作部30は、上述した電源ボタン3、ボタン群7、8、シャッターボタン9、モード切替ボタン11等を含む操作部であり、ユーザーがデジタルカメラ1の設定状態を変更操作する際や撮影操作を行う際等に用いられる。
電源40は、デジタルカメラ1に対する電力供給源である。デジタルカメラ1は、リチウムイオン電池等の二次電池を電源電池BTとして用いて駆動される。
全体制御部50は、内部にRAM50a及びROM50bを備えたマイクロコンピュータによって構成され、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することにより、上記各部を統括的に制御する。なお、RAM50aは、高速アクセス可能な半導体メモリ(たとえばDRAM)であり、ROM50bは電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の半導体メモリ(たとえばフラッシュROM)として構成される。また、RAM50a内における一部の領域は、一時記憶用のバッファエリアとして機能する。ここでは、このバッファエリアをバッファメモリ54と称するものとする。バッファメモリ54は、画像データおよび音声データを一時的に記憶する。
全体制御部50は、画像処理部51、圧縮/伸張部52および音声処理部53を有している。これらの各処理部51,52,53は、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現される機能部である。
画像処理部51は、WB処理、γ補正処理等の各種のデジタル画像処理を施す処理部である。WB処理は、R,G,Bの各色成分のレベル変換を行い、カラーバランスを調整する処理であり、γ補正処理は、画素データの階調を補正する処理である。圧縮/伸張部52は、画像データの圧縮処理および伸張処理を行う処理部である。圧縮方式としては、例えばJPEG方式等が採用される。音声処理部53は、音声データに対する各種のデジタル処理を施す処理部である。
このような構成を有する全体制御部50によって、撮影モード、再生モードおよびプリントモードでの処理が行われる。例えば、撮影モードにおいてシャッターボタン9が操作者によって半押し(S1状態)されると、CCD20から出力される画像データに基づきAF評価値を求め、周知の山登り方式によって合焦位置に撮影レンズを移動させる。また、CCD20で読みとった被写体の輝度情報に基づいて、本撮影時のシャッタースピードと絞り値とオートホワイトバランスのゲイン設定値とを決定する。
一方、全体制御部50は、撮影モードにおいてシャッターボタンが全押し(S2状態)されると、CCD20の解像度を高解像度に設定した後に被写体を撮像し、CCD20で取得された撮影画像データに基づき圧縮/伸張部52で圧縮画像を生成する。そして、圧縮された高解像度の画像データ(撮影画像)は、記録媒体として機能するメモリカード90に記録されることとなるが、このメモリカード90におけるデータ構造を以下で説明する。
図4はメモリカード90内のデータ配列を示す図である。メモリカード90には、デジタルカメラ1によって記録された静止画像および動画像の各コマが順に配列して記録される。各コマは、ファイル属性ATとタグ情報TGとJpeg形式で圧縮された高解像度画像データHD(1600×1200画素)とサムネイル表示用のサムネイル画像データSD(320×240画素)とが記録されている。このファイル属性ATでは、読み取り専用属性、アーカイブ属性、システムファイル属性および隠しファイル属性が設定可能となっている。なお、ユーザーによってファイルのプロテクトが設定された場合には、上記の読み取り専用属性が設定される。また、タグTGでは、ファイル名、撮影日時、撮影に使用したデジタルカメラのシリアルナンバーおよび画像データに関連付けされた音声ファイルの情報(ファイル名等)が記録されている。
また、メモリカード90には、暗号化されているプリント単価設定情報が、枚数と単価との関係を記述したテーブルTBとして記録されている。このプリント単価テーブルTBを参照し、例えばプリントサイズがL版で9枚以下の場合には、プリント単価が¥40に設定され、例えばプリントサイズが2L版で50枚以上の場合にはプリント単価が¥50に設定される。これにより、後述するようにプリント料金をLCD5に表示できる。
また、モード切替ボタン11の押下によって撮影モードから再生モードに移行すると、メモリカード90内で最も大きなコマ番号の画像つまり直近に撮影された画像のデータが読み出された後、圧縮/伸張部52でデータ伸張され、LCD5に画像表示される。この再生モードでは、左ボタン7c・右ボタン7dの押下によりコマの送り・戻しが可能である。
カードインタフェース(カードI/F)60は、デジタルカメラ1側面の挿入装着部に対して装着されるメモリカード90への画像データの書込み及び読出しを行うためのインタフェースである。
メモリカード90に対する画像データの読み書き時には、圧縮/伸張部52において例えばJPEG方式で画像データの圧縮処理又は伸張処理が行われ、カードインタフェース60を介して画像データがバッファメモリ54とメモリカード90との間で送受信される。また、音声データの読み書き時においてもカードインタフェース60を介して音声データがバッファメモリ54とメモリカード90との間で送受信される。
さらに、デジタルカメラ1は、このカードインタフェース60を用いて、画像および音声等のデータを送受信するだけでなく、デジタルカメラ1で動作するプログラムを取り込むことも可能である。たとえば、メモリカード90に記録される制御プログラムを、全体制御部50のRAM50a又はROM50b内に取り込むことができる。これにより、制御プログラムを更新すること等が可能である。
また、USB端子16等を介した外部機器(外部コンピュータ等)との通信によっても、画像あるいは音声等の各種のデータ、および制御プログラム等を送受信することが可能である。たとえば、外部コンピュータの読取装置(光学ドライブ装置等)にセットされた記録媒体(CD−R/RW、CD−ROM等)に記録された各種のデータおよびプログラム等を、USB端子16を介して取得することが可能である。
<プリントモードについて>
プリントボタン13がユーザーによって押下されると、プリント設定を行うためのプリントモードに移行する。このプリントモードでは、プリント設定に関するプリント注文ファイルが作成されるが、このプリント注文ファイルを以下で説明する。
<プリント注文ファイル>
図5は、プリント注文ファイルを説明するための図である。
メモリカード90には、撮影画像フォルダFa内に複数の画像ファイルGfが格納されるとともに、撮影画像フォルダFaと異なるフォルダFbにプリント注文ファイルPfが格納される。つまり、ここでは、メモリカード90が、撮影画像に対するプリント設定に係る情報(プリント情報)を記録する。
このプリント注文ファイルPfは、図6に示すように、一般情報Df1、ユーザー情報Df2、プリントジョブ情報Df3、画像ソース情報Df4、各種設定情報Df5およびベンダー機能に係る情報Df6等の各種プリント設定に関する情報(プリント情報)で構成される。ここで、ベンダー情報Df6は、例えばデジタルカメラを製造するメーカー各社で独自に定義する情報である。
以上のプリント注文ファイルPfにより、プリント注文時のユーザーの労力を削減できるが、このプリント注文ファイルPfにおける各種の情報Df1〜Df6に記録するためのプリント設定画面を、以下で説明する。
<プリント設定画面>
図7は、プリント設定画面を説明するための図である。
LCD5に表示されるプリント設定画面Gpでは、プリント対象の画像Gqに重畳して、プリント注文する画像の合計枚数を表示する合計枚数表示Gp1と、現在LCD5に表示されている画像に対するプリント注文枚数を表示する注文枚数表示Gp2とが表示される。
一方、プリントボタン13の押下によってプリントモードに移行すると、フラッシュモードボタン8cが保留ボタンとして機能し、且つ、液晶モニターボタン8bが削除ボタンとして機能する。そして、プリント設定画面Gpにおいては、これらの機能が割り付けられたことを明示する「保留」表示Gp3および「削除」表示Gp4が表示される。
デジタルカメラ1においては、プリントイメージを優先するためにプリントサイズの縦横比に則して画像Gqを表示するが、LCD5の画面サイズおよびプリントサイズの縦横比が相違する場合には、例えばLCD5の画面の両端に余白部分Gpe(平行斜線部)を表示して調整する。また、画像Gqに対して撮影した日付の写し込みを行う場合には、写し込まれる画像の箇所に例えば「'03/5/7」のように日付表示Gp5を表示する。
そして、図7に示すプリント設定画面Gpにおいて、後述するように右ボタン7dまたはプリントボタン13が押下されることによって、図8に示すように次の画像(コマ)Grが表示されることとなる。
<プリントモードにおける動作>
次にプリントモードにおける動作について説明する。
プリント設定画面Gp(図7)をLCD5に表示するプリントモードにおける動作を説明するための図を、図9〜図11に示している。この図9は、ユーザー操作に対する画面遷移の関係を示しており、図10および図11は、コマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11を中心として各画面に遷移する様子を示している。以下では、コマ番号(n)の画像を、プリントモードに移行した直後に表示される最後(最大)のコマ番号を有する画像と考える。なお、図11において、参照符号がGNで始まるブロックは表示画面に関する状態を示しており、参照符号がSTで始まるブロックは、デジタルカメラ1の動作を示している。
以下では、図9に記載される各項目(1)〜(11)毎に、図10および図11を参照しつつプリントモードの動作を説明する。
(1)左ボタン7cが押下されると、プリント設定画面で設定されている設定内容を確定させて、前のコマを表示するプリント設定画面に移行する。この場合には、左ボタン7cが押下された際に表示されていた画像に対するプリント枚数が、プリント合計枚数に加算されて、合計枚数が更新される。
すなわち、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、左ボタン7cが押下された場合には、コマ番号(n)の画像に対するプリント注文(プリント情報)の記録処理(ステップST12)を行い、コマ番号(n−1)の画像のプリント設定画面GN12に移行する。
具体的には、例えば、図8に示すようにプリント設定画面Gpが表示される際に、左ボタン7cが押下された場合には、図12に示すように、前のコマに該当する画像GqがLCD5に表示されるとともに、合計枚数表示Gp1において、図8の合計枚数表示Gp1に示す「21枚」よりも1枚増加した合計枚数「22枚」が表示される。
(2)右ボタン7dが押下されると、プリント設定画面で設定されている設定内容を確定させて、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。この場合には、右ボタン7dが押下される際に表示されていた画像に対してのプリント枚数が、プリント合計枚数に加算されて、合計枚数が更新されることとなる。
すなわち、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、右ボタン7dが押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に対するプリント注文の記録処理(ステップST13)を行い、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に移行する。
具体的には、例えば、図7に示すようにプリント設定画面Gpが表示される際に、右ボタン7dが押下される場合には、図8に示すように、次のコマに該当する画像GrがLCD5に表示されるとともに、合計枚数表示Gp1において、図7の合計枚数表示Gp1に示す「20枚」よりも1枚増加した合計枚数「21枚」が表示される。
(3)上ボタン7aが押下されると、図10に示すように現在LCD5に表示されているコマ(画像)のプリント枚数を増加させる。
(4)下ボタン7bが押下されると、図10に示すように現在LCD5に表示されているコマ(画像)のプリント枚数を減少させる。なお、プリント枚数のデフォルト値は1枚に設定されており、プリント枚数の下限値は0枚である。
(5)メニューボタン8aが押下されると、図10に示すようにプリントメニュー画面(後述)をLCD5に表示する。
(6)削除ボタン(液晶モニターボタン)8bが押下されると、現在LCD5に表示されているコマ(画像)を削除して、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。この削除ボタン8bは、撮影された画像データを削除するファンクションキーとして機能する。ただし、プロテクトがかけられた、具体的には図4に示すファイル属性で読み取り専用属性に設定された画像の削除は行えないものとする。
すなわち、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、削除ボタン8bが押下された場合には、コマ番号(n)の画像に対する削除処理(ステップST11)を行い、コマ番号(n−1)の画像のプリント設定画面GN12に移行する。
一方、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、削除ボタン8bが押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に対する削除処理(ステップST14)を行い、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に移行する。
(7)保留ボタン(フラッシュモードボタン)8cが押下されると、現在LCD5に表示されているコマ(画像)のプリント枚数を0枚にして、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。
すなわち、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、保留ボタン8cが押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に関するプリント注文ファイルの注文内容をチェックし、プリントの注文枚数が1枚以上である場合には、コマ番号(n−1)の画像に関する注文内容を削除、つまりプリント枚数を0枚に設定する。そして、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に移行する。なお、プリントの注文枚数が0枚である場合には、単にコマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に移行する。
また、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、保留ボタン8cが押下された場合には、コマ番号(n)の画像に関するプリント注文ファイルの注文内容をチェックし、プリントの注文枚数が1枚以上である場合には、コマ番号(n)の画像に関する注文内容を削除、つまりプリント枚数を0枚に設定する。そして、ここでは、次のコマが存在していないため、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に復帰する。
(8)プリントボタン13が押下されると、プリント設定画面で設定されている設定内容を確定させて、次のコマが存在していれば、次のコマを表示するプリント設定画面に移行する。
すなわち、図11に示すコマ番号(n−1)の画像を表示するプリント設定画面GN12において、プリントボタン13が押下された場合には、コマ番号(n−1)の画像に対するプリント注文の記録処理(ステップST13)を行い、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に移行する。
なお、図11に示すコマ番号(n)の画像を表示するプリント設定画面GN11において、プリントボタン13が押下された場合には、コマ番号(n)の画像に対するプリント注文の記録処理(ステップST15)を行うが、次のコマが存在していないため、コマ番号(n)の画像のプリント設定画面GN11に復帰する。
具体的には、例えば、図7のプリント設定画面Gpが表示されている時に、プリントボタン13が押下された場合は、図8に示すように、次のコマに該当する画像GrがLCD5に表示されるとともに、合計枚数表示Gp1において、図7の合計枚数表示Gp1に示す「20枚」よりも1枚増加した合計枚数「21枚」が表示される。
(9)中央(実行)ボタン7eが押下されると、図10に示すような拡大プリントプレビュー画面Gpw(図13参照)に移行する。拡大プリントプレビュー画面Gpwでは、表示倍率が1倍の画像Gqが表示されるプリント設定画面Gp1(図7参照)に対して、表示倍率が例えば2倍の画像Gqwが表示される一方、合計枚数表示Gp1や注文枚数表示Gp2等のプリント情報表示は拡大されずに表示される。この拡大プリントプレビュー画面Gpwをユーザーが視認することによって、画像の詳細な確認が行えることとなる。
(10)モード切替ボタン11が押下されると、図10に示すようにプリント設定画面から抜けて、例えばRAM50aに記憶されている遷移元モードの情報に基づき、プリント設定画面に移行する前の画面(例えば撮影モードのメニュー画面等)に遷移する。
(11)シャッターボタン9が押下されると、図10に示すように1コマ撮影モードに移行してライブビュー表示を行う。
以上で説明した図11のステップST12、ST13およびST15に関する注文記録動作を以下で説明する。
<プリント注文の記録処理の動作>
図14は、コマ番号(n)の画像に対するプリント注文の記録処理の動作を示すフローチャートである。
まず、プリントボタン13等が押下されると、メモリカード90にプリント注文ファイルが存在するか否かを判定する(ステップSP1)。ここで、プリント注文ファイルが存在する場合には、ステップSP2に進み、存在しない場合にはステップSP4に進む。
ステップSP2では、注文内容が変更されたか否かを判定する。例えば上ボタン7aまたは下ボタン7bが押下されることにより、プリント枚数が増加または減少したかを判断する。ここで、注文内容が変更された場合には、ステップSP3に進み、変更されていない場合には、本フローチャートを抜けてプリント注文の記録処理を終了する。
ステップSP3では、コマ番号nを有するプリント注文の対象画像に対する注文内容が変更された内容となるように、プリント注文ファイルの更新を行い、ステップSP6に進む。
ステップSP4では、プリント注文ファイルを新規に作成する。これにより、その後、プリントボタン13が押下されてプリントモードに移行した場合には、メモリカード90内に確実にプリント注文ファイルが存在していることとなる。
ステップSP5では、コマ番号nを有するプリント注文の対象画像に対する注文内容をプリント注文ファイルに記録する。
ステップSP6では、プリント合計枚数を更新する。これにより、プリント設定画面における合計枚数表示Gp1の表示が変更される。
以上のデジタルカメラ1では、左ボタン7cや右ボタン7dを押下することによって、所望の各画像について少なくとも1枚のプリント注文を行えるため、注文漏れを抑制できてユーザーの利便性が向上することとなる。
<プリントメニュー画面における動作>
プリント設定画面においてメニューボタン8aが押下されると、図15に示すプリントメニュー画面Gpmに遷移するが、このプリントメニュー画面Gpmについて以下で説明する。
図16は、プリントメニュー画面Gpmで表示される各項目を説明するための図である。以下では、図16に記載される各項目(1)〜(7)毎に、プリントメニュー画面Gpmの機能を説明する。
(1)プリント初期設定が指定されると、ボタン群7を用いてプリント指定に関してデフォルトのプリント枚数またはデフォルトのプリントサイズが選択できる。すなわち、デジタルカメラ1では、デフォルトのプリント設定条件が変更可能となっている。
(2)日付写し込み位置が指定されると、日付表示Gp5(図7)に対応するプリント画像への日付写し込み位置について、画像(画面)の「左下」、画像の「右下」、または日付写し込みが「なし」(禁止)を選択できる。
(3)日付写し込み形式が指定されると、「YY/M/D」、「YYYY/M/D」または「和暦Y/M/D」の形式が選択できる。ただし、日付写し込み位置が「なし」に設定されている場合には、この日付写し込み形式の指定が行えない。
(4)プリント合計枚数が指定されると、「料金を表示」、「枚数を表示」、「サイズ毎の枚数と合計枚数とを表示」または「表示しない」を選択できる。ここで、「料金を表示」が設定されると、図17(a)に示すようにLCD5の左上に料金表示Gp11のみが示され、「枚数を表示」が設定されると、図17(b)に示すようにLCD5の左上に合計枚数表示Gp12のみが示される。また、「サイズ毎の枚数と合計枚数とを表示」が設定されると、図17(c)に示すようにLCD5の左上に合計枚数とLサイズおよび2Lサイズそれぞれの枚数に関する表示Gp13が示され、「表示しない」が設定されると、図17(d)に示すようにLCD5の左上に合計枚数に関する表示を行わない。なお、料金を表示する場合には、例えば、メモリカード90内のプリント単価テーブルTBに基づき料金が算出される。
(5)インデックスプリントが指定されると、インデックスプリントを「する」または「しない」を選択できる。
(6)プリント設定のオールリセットが指定されると、「実行する」または「中止」が選択できる。ここで、「実行」が選択された場合には、全てのプリント枚数の設定がプリント初期設定で設定されたデフォルト値に戻ることとなる。
(7)削除画像の復活が指定されると、「実行する」または「中止」が選択できる。ここで、「実行」が選択された場合でも、メモリカードの容量を有効に活用するため、復活できる画像は直前に削除した画像のみとなっている。
<デジタルカメラ1全般の動作について>
以上ではプリントモードに関する動作を説明したが、このプリントモードと他のモード(撮影モードや再生モード)との関係等デジタルカメラ1全般の動作について、以下で説明する。
<基本的な状態遷移>
図18は、デジタルカメラ1の基本的な動作を示す状態遷移図である。
まず、デジタルカメラ1の電源がオフの状態から電源ボタン3が押下されるとROM50bに記憶されている起動時のモードを判別する状態ST31に遷移する。なお、デジタルカメラ1の出荷時には、起動時に1コマ撮影モードへ遷移するように設定されている。
そして、状態ST31で判別されたモードに設定される状態ST32に移行する。ここで、デジタルカメラ1のモードとしては、上述したプリントモード、撮影モード(1コマ撮影モード、動画モード、連写モード)および再生モードがあるが、モード切替ボタン11またはプリントボタン13の押下によって、これら5種類のモードの切り替えを実施することができる。この状態ST32においてメニューボタン8aが押下された場合には、各モードに応じた各種のメニュー設定ができる画面をLCD5に表示する状態ST33に移行する。
一方、状態ST32において、電源ボタン3が押下されると、現在設定されているモードをROM50bに記憶する状態ST34を経由して、デジタルカメラ1の電源がオフされる。
次に、上述した5種類のモードのうちプリントモードと、他の4種類のモードとの関係を、状態遷移を表す図19を参照して説明する。
1コマ撮影モード、連写モード、動画モードおよび再生モードに設定された状態GN81〜84においては、モード切替ボタン11の押下によってサイクリックにモード切替が行えるようになっている。なお、動画モードに設定された状態GN83から再生モードに設定された状態GN84に移行する場合には、コマ番号の最も大きな撮影画像がLCD5に表示される。
1コマ撮影モード、連写モードおよび動画モードに設定された状態GN81〜83において、プリントボタン13が押下されると、後で詳述するエラーチェックST41を経て、プリントモードに設定された状態GN85に遷移する。ここで、状態GN85に遷移した直後には、コマ番号の最も大きな撮影画像がLCD5に表示される。
また、再生モードに設定された状態GN84において、プリントボタン13が押下されると、プリントモードに設定された状態GN85に遷移する。ここで、状態GN85に遷移した直後には、状態GN84でLCD5に表示されていた再生画像と同一画像が表示される。また、この状態GN84において、シャッターボタン9が押下されると、1コマ撮影モードに設定された状態GN81に移行する。
プリントモードが設定される状態GN85において、プリントボタン13が押下されても、上述したようにプリント注文内容が更新される等の処理が行われてプリントモードの設定が維持される。一方、状態GN85において、シャッターボタン9が押下された場合には、1コマ撮影モードに設定された状態GN81に移行することとなる。
<エラーチェック動作>
図20は、上記の状態ST41に対応するエラーチェックの動作を示すフローチャートである。
まず、メモリカード90に撮影画像が保存されているか否かを判定する(ステップST51)。ここで、撮影画像が保存されている場合には、ステップST52に進み、保存されていない場合には、ステップST53に進む。
ステップST52では、コマ番号の最も大きな撮影画像を指定して画像ファイル(データ)を読み出す。そして、読出しが完了すると、プリントモードに設定された状態GN85(図19)に遷移する。なお、ステップST52でプリントボタン13が押下されても、プリントボタン13の押下を無視してファイル読み出しを続ける。これによって、モードを切り替えたいというユーザの意図を優先させることができる。
ステップST53では、エラーチェック状態ST45に遷移する前の遷移元のモード(1コマ撮影モード、連写モードまたは動画モード)を記憶し、ステップS54に進む。
ステップST54では、「メモリカードに画像がありません」という警告表示をLCD5で行う。そして、2秒が経過するか、実行(中央)ボタン7e、プリントボタン13またはモード切替ボタン11が押下されるかでステップST53で記憶した遷移元のモードに復帰する。
以上のエラーチェックの動作により、メモリカード90内に撮影画像がない場合にプリントモードに移行するのを防止できる。
<再生モードからプリントモードへの遷移>
次に、再生モードにおけるデジタルカメラ1の各状態において、プリントボタン13が押下された場合の処理を、図21に記載される各項目(1)〜(6)毎に説明する。
(1)再生メニューを表示中において、プリントボタン13が押下されると、直ちにプリント設定画面Gp(図7)に移行する。
(2)スライドショーの途中において、プリントボタン13が押下されると、スライドショーを中断してプリント設定画面Gpに移行する。
(3)動作再生の途中において、プリントボタン13が押下されると、動画再生を中断し、現在再生している動画の次のコマ(静止画)を表示するプリント設定画面Gpに移行する。これは、動画はプリントの指定を行えないためである。なお、次の静止画が存在しない場合には、動画の前のコマ(静止画)を表示するようにする。
(4)コマ送りや拡大表示、画像処理等によるファイルアクセス(読み出し)の途中において、プリントボタン13が押下されると、ファイルアクセスを中断して、プリント設定画面Gpに移行する。なお、モードの遷移が途中の場合には、ファイルアクセス(データ読み出し)を優先し、モードの遷移完了によるファイルアクセス完了後にプリント設定画面Gpに移行する。
(5)画像処理やコピー、削除、プロテクトの設定、プリント注文ファイルの更新等によるファイルアクセス(書き込み)の途中において、プリントボタン13が押下されても無視する。
(6)アフレコ(After Recording)の途中において、プリントボタン13が押下されると、アフレコを中断して、中断前までの音声記録が完了した後に、アフレコの対象となっているコマのプリント設定画面Gpに移行する。
<再生モードにおけるデジタルカメラ1の動作>
図22および図23は、再生モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。これらの図において、参照符号がGNで始まるブロックはデジタルカメラの状態を示しており、参照符号がSTで始まるブロックは、デジタルカメラ1の処理を示している。
図22に示すように動画モードが設定される状態GN61においてモード切替ボタン11が押下されると、メモリカード90に撮影画像が保存されているかを判定する処理ST61を行う。この処理ST61で、撮影画像が保存されていると判定される場合には、コマ番号が一番大きな画像を指定して画像ファイルを読み出す処理ST63を行い、読み出しが完了すると、このコマ番号の画像を表示する再生モードに設定された状態GN33に遷移する。なお、処理ST63が行われている最中にプリントボタン13が押下される場合でも無視して読み出し処理を継続する。
一方、処理ST61において撮影画像が保存されていないと判定される場合には、「メモリカードに画像がありません」という警告表示する状態GN62に移行し、2秒後に動画モードに設定された状態GN61に遷移する。なお、この状態GN62において、プリントボタン13が押下されても無視することとする。
再生モードに設定された状態GN33において、左ボタン7c(または右ボタン7d)が押下されると、前(または後)のコマ番号の画像を指定して画像ファイルを読み出す処理ST64を行い、処理ST64が完了すると、読み出された画像ファイルを表示する再生モードに設定された状態GN33に遷移する。この処理ST64の途中において、プリントボタン13が押下されると、画像ファイルの読み出しを中断して読み出し処理直前の画像を表示するプリントモードに設定された状態GN37に遷移する。
再生モードに設定された状態GN33において、モード切替ボタン11が押下される場合には、1コマ撮影モードに設定された状態GN35に遷移する。また、状態GN33において、サムネイルの形態で画像が表示されている場合に動画のコマを指定して実行(中央)ボタン7eを押下すると、指定されたコマの動画再生を行う状態GN36に移行する。この状態GN36においてプリントボタン13が押下されると、次のコマ番号の静止画を表示するプリントモードが設定される状態GN39に遷移する。
再生モードに設定された状態GN33において、メニューボタン8aが押下されると、図23に示す再生モードのメニュー画面が表示される状態GN34に遷移する。ここで、メニューボタン8aが押下される場合には、図22に示す再生モードに設定された状態GN33に復帰する。
図23に示すように再生メニューの表示状態GN34において、メニュー項目である「プロテクト」を選択して実行(中央)ボタン7eが押下された場合には、プロテクトの設定処理ST65を行い、プロテクト設定が完了した場合には、再生メニューの表示状態GN34に復帰する。このプロテクト設定処理ST65の最中においてプリントボタン13が押下された場合でも無視してプロテクト設定を継続する。
また、再生メニューの表示状態GN34において、メニュー項目である「アフレコ」を選択して実行(中央)ボタン7eが押下された場合には、再生画像と音声記録のプログレスバーとを表示する状態GN40に遷移する。この状態GN40において、アフレコが終了すると、アフレコ音声ファイルをメモリカード90内に作成して、画像ファイルと関連付けする処理ST66を行う。そして、アフレコ音声ファイルの作成が完了すると、再生メニューを表示する状態GN34に移行する。一方、状態GN40において、プリントボタン13が押下される場合には、アフレコを中断し、中断までの音声ファイルを作成して再生画像の画像ファイルと関連付けする処理ST68を行って、この再生画像を表示するプリントモードに設定された状態GN37(図22)に移行する。
また、図23に示す再生メニューの表示状態GN34において、メニュー項目である「フォーマット」を選択して実行(中央)ボタン7eが押下された場合には、フォーマットを実行する処理ST67を行い、フォーマットが完了した場合には、再生メニューの表示状態GN34に復帰する。このフォーマット処理ST67の最中においてプリントボタン13が押下された場合でもこれを無視してフォーマット処理を継続する。
また、再生メニューの表示状態GN34において、メニュー項目である「スライドショー」を選択して実行ボタン7eが押下された場合には、スライドショーを実行する状態GN38に移行する。この状態GN38においてスライドショーが終了した場合、およびメニューボタン8aが押下された場合には、再生メニューの表示状態GN34に復帰する。また、状態GN38において、プリントボタン13が押下された場合には、プリント設定画面を表示するプリントモードに設定された状態GN37(図22)に遷移する。
また、図23に示す再生メニューの表示状態GN34において、プリントボタン13が押下された場合には、プリント設定画面を表示するプリントモードに設定された状態GN37(図22)に移行する。
<撮影モード等におけるデジタルカメラ1の動作>
以上では主に再生モードとプリントモードとの関係を説明したが、以下では、主に、再生モード以外の撮影モード、具体的には1コマ撮影モード、連写モード、および動画モード等の設定状態において、プリントボタン13が押下された場合の処理を、図24に記載される各項目(1)〜(8)毎に説明する。
(1)ライブビュー表示中において、プリントボタン13が押下されると、直ちにプリント設定画面Gp(図7)に移行する。ただし、ライブビューでAE評価値が取得される場合には、これを破棄する。
(2)シャッターボタン9が半押し(S1状態)されてAFの最中において、プリントボタン13が押下されると、撮影レンズ(AFレンズ)の駆動を中断して、直ちにプリント設定画面Gpに移行する。
(3)シャッターボタン9が半押し(S1状態)されてAFが完了した後において、プリントボタン13が押下されると、取得したAF評価値を破棄して、直ちにプリント設定画面Gpに移行する。
(4)シャッターボタン9が全押し(S2状態)された後に、撮影画像の記録途中または連写の谷間において、プリントボタン13が押下されると、ファイルアクセス(書き込み)が完了する前にプリント設定画面Gpに移行する。このプリント設定画面では、RAM50aに格納される撮影画像を表示するとともに、撮影画像のメモリカード90への記録はバックグラウンドで並列して行う。
(5)シャッターボタン9が全押し(S2状態)された後であって、撮影直後に、撮影結果を視認するための画像(アフタービュー)がLCD5に表示されている状態(「記録」/「削除」の選択肢も表示されている状態)において、プリントボタン13が押下されると、アフタービューが表示されている撮影画像の記録を開始するとともに、プリント設定画面Gpに移行する。つまり、デジタルカメラ1では、撮影直後において、撮影画像に係るアフタービューの表示中に、ユーザーによってアフタービューに対応する撮影画像に対するプリント設定を行うためのプリントボタン13の押下操作(プリント設定操作とも称する)が受け付け可能となっている。また、このとき、プリント設定画面Gpが表示されると、種々のプリント設定操作を受け付けるプリントモードのバックグラウンドで、撮影画像を記録する処理が並行して行われる。なお、アフタービュー表示中において、プリントボタン13が押下されると、アフタービュー表示されている撮影画像を記録し、その記録が完了した後にプリント設定画面に移行するようにすることもできる。
(6)セルフタイマー動作中において、プリントボタン13が押下されると、セルフタイマーをキャンセルして、プリントモードに移行する。
(7)撮影モードのメニュー画面(以下では「撮影メニュー」ともいう)の表示中において、プリントボタン13が押下されると、直ちにプリント設定画面Gpに移行する。
(8)動画モードで動画撮影中において、プリントボタン13が押下されると、動画撮影を終了させて、プリント設定画面Gpに移行する。このプリント設定画面では、動画を表示せず、前のコマの静止画を表示する。
<1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作>
図25および図26は、1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。本図において、参照符号がGNで始まるブロックはデジタルカメラの状態を示しており、参照符号がSTで始まるブロックは、デジタルカメラ1の処理を示している。
1コマ撮影モードにおいては、撮影終了直後に、RAM50aに一時的に記憶される撮影画像(一時記憶画像とも称する)に係るサムネイル画像を撮影結果(アフタービュー)としてLCD5に表示することで、ユーザーが撮影結果を視認して、撮影画像をメモリカード90へ記録するか否かを選択することができる機能(アフタービュー機能)を実現する。
また、撮影画像をメモリカード90に記録している際中にプリントモードに移行することが可能となっており、その場合には、再生モード等から単にプリントモードに移行する場合と若干動作が異なる。この異なる動作については以下において1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作全般について説明する際に、図26を参照して説明する。
以下、まず、アフタービュー機能について説明し、その後、1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作全般について説明する。
<アフタービュー機能>
図27は、アフタービュー表示を説明するための図である。アフタービューを表示している状態(アフタービュー表示状態)では、LCD5にサムネイル画像データSD(図4)に関する表示用のサムネイル画像(アフタービュー)Avを含む画面(アフタービュー画面)Apが表示される。また、アフタービュー表示状態では、フラッシュモードボタン8cおよび液晶モニターボタン8bが記録ボタンおよび削除ボタンとして機能する。
つまり、アフタービューの表示中に、フラッシュモードボタン(記録ボタン)8cおよび液晶モニターボタン(削除ボタン)8bが、RAM50aに一時的に記憶される撮影画像をメモリカード90へ記録するか否かを選択するユーザーの操作(記録選択操作とも称する)を受け付ける。
換言すれば、アフタービュー表示中に、記録ボタン8cによって撮影画像の記録を選択する押下操作(記録操作)が受け付けられれば、メモリカード90にアフタービューに係る撮影画像が記録され、逆に、削除ボタン8bによって撮影画像の削除を選択する押下操作(削除操作)が受け付けられれば、RAM50aに一時的に記憶される撮影画像が削除される。
また、全体制御部50の制御下で、アフタービューの表示中では、記録ボタン8cおよび削除ボタン8bが記録選択操作を受け付けるか、又は、プリント設定操作(ここでは、プリントボタン13の押下操作)が受け付けられる前までは、アフタービューに係る撮影画像がメモリカード90に記録されない。すなわち、記録ボタン8cの押下操作以外にプリントボタン13の押下操作(プリント設定操作)に応答してメモリカード90にアフタービューに係る撮影画像を記録するための処理(記録処理)を開始するのである。つまり、ここでは、アフタービューに係る撮影画像に対して、プリント設定を行うことをユーザーが望んでいるのであれば、当然、その撮影画像をメモリカード90に記録することをユーザーが望んでいるものと一義的に導き出すことができるという考え方を採用しているのである。
よって、ここでは、アフタービュー機能において撮影画像の記録を選択する操作とプリント設定のための操作とを関連付けることにより、アフタービュー表示中に、ユーザーがプリントボタン13を1回押下操作することで、撮影画像のメモリカード90への記録処理と、プリント設定を行うためのプリント設定画面に遷移させる処理との双方を同時に選択することができる。その結果、アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作回数を低減させることができため、操作性を向上させることができる。
なお、ここで言う撮影画像の「記録処理」には、メモリカード90に撮影画像データをファイル形式で記録する処理が含まれるが、例えば、メモリカード90に撮影画像データを記録するために、RAM50aに一時的に記憶される撮影画像データに対して行われる圧縮処理等の各種画像処理等を含むようにしても良い。また、ここでは、「プリント設定操作」は、プリントボタン13の押下操作であったが、これに限られるものではなく、アフタービューに係る撮影画像に対してプリント設定を行うことをユーザーが望んでいると推定することができる操作であれば他の操作であっても良い。
また、図27に示すように、アフタービュー画面においては、記録ボタン8cおよび削除ボタン8bの押下操作による撮影画像の記録および削除の機能が発揮されることを示す「記録」表示Gp5および「削除」表示Gp6が表示される。なお、以下では、アフタービュー表示状態における「記録」とはアフタービューに対応する撮影画像のメモリカード90への記録を、「削除」とはアフタービューに対応する撮影画像の削除を示す。
<1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作全般>
次に、1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作全般について説明する。
1コマ撮影モードに設定され、ライブビュー表示が行われている状態GN41において、シャッターボタン9が半押しされる場合には、AF・AE・AWBの各処理ST71を行い、この処理が完了するとAF・AE・AWB評価値が取得された状態GN42に移行する。そして、1コマ撮影モードに設定された状態GN41またはAF・AE・AWBの処理ST71中において、プリントボタン13が押下されると、図20に示すエラーチェックの動作と同様の処理ST74を行って、プリントモードに移行する。
なお、1コマ撮影モードに設定された状態GN41において、メニューボタン8aが押下されると、1コマ撮影モードにおける各種撮影条件の設定等が可能な撮影メニューが表示される状態に遷移する。
AF・AE・AWB評価値の取得状態GN42において、プリントボタン13が押下されると、AF・AE・AWB評価値を破棄する処理ST72を行った後にエラーチェックの処理ST74を行い、プリントモードに移行する。
一方、状態GN42において、シャッターボタン9が全押しされると、セルフタイマーが設定されているか否かを判定する処理ST73を行う。ここで、セルフタイマーが設定されている場合には、セルフタイマーカウント中の状態GN43に移行する。一方、セルフタイマーが設定されていない場合には、露光し、撮影画像データをRAM50aに格納して画像処理を行う状態GN44に移行する。
セルフタイマーカウント中の状態GN43において、プリントボタン13が押下されると、エラーチェックの処理ST74を行い、プリントモードに移行する。一方、状態GN43において、カウントアップすると、露光等を行う状態GN44に移行する。
露光等を行う状態GN44において、プリントボタン13が押下されても無視して、露光等の処理を継続する。また、状態GN44において、画像処理が完了すると、アフタービュー表示の実施が設定されているか否かを判定する処理ST75に移行する。
判定処理ST75において、アフタービュー表示の実施が設定されていると判定される場合には、サムネイル画像データSD(図4)に関する表示用のサムネイル画像を生成する処理ST76を行って撮影画像に関するサムネイル画像をアフタービューとしてLCD5に表示する状態(アフタービュー表示状態)GN45に移行する。一方、判定処理ST75において、アフタービュー表示の実施が設定されていないと判定される場合には、メモリカード90に対して撮影画像を記録する処理(記録処理)ST79を行い、記録処理ST79が完了すると、1コマ撮影モードに設定された状態GN41に移行してライブビュー表示を行う。
ここで、記録処理ST79の最中にプリントボタン13が押下される場合には、書き込みが完了する前であっても直ちにプリントモードに移行する。このとき、図26に示すプリントモードに設定された状態GN46に遷移する。
プリントモードに設定された状態GN46に遷移した直後には、コマ番号の最も大きな撮影画像(静止画像)を表示するとともに、メモリカード90に対する撮影画像の記録処理が完了していないため、プリントモードにおける各種設定が可能な状態でありつつ、そのバックグラウンドで撮影画像の記録処理を継続する。つまり、プリントモードにおける各種設定や処理と並行して、撮影画像の記録処理がバックグラウンドで実施される。
また、アフタービュー表示状態GN45において、プリントボタン13が押下された場合には、メモリカード90に対する撮影画像の記録処理ST77を開始するとともに、図26に示すプリントモードに設定された状態GN46に遷移する。
つまり、ここでは、全体制御部50の制御下で、アフタービュー表示中におけるプリントボタン13の押下操作に応答して、メモリカード90に対する撮影画像の記録処理を開始し、メモリカード90に対する撮影画像の記録処理の開始から完了までの間に、LCD5による表示画面が、アフタービュー画面からアフタービュー表示に係る撮影画像に対応するプリント設定画面に遷移する。そして、撮影画像の記録処理がプリント設定に係る処理のバックグラウンドで行われる。
このように、ユーザーによるプリントボタン13の押下に対して素早くプリント設定画面を表示させつつ、バックグラウンドで撮影画像の記録処理を行うため、プリント設定に係る操作等をいち早く行うことができ、撮影画像の記録処理とプリント設定に要する時間を短縮化することができる。その結果、例えば、次回の撮影等、その次の処理が実行可能となるまでの時間を短縮することができる。したがって、さらに操作性を向上させることができる。
なお、ここでは、記録処理ST77が完了する前に、プリントモードに設定された状態GN46に遷移したが、例えば、記録処理ST77が完了した後に、プリントモードに設定された状態GN46に遷移するようにすることもできる。
また、アフタービュー表示状態GN45において、一定時間(例えば3秒)の間にユーザーの操作がない場合や、撮影画像の記録が選択された場合には、記録処理ST79に移行する。
また、アフタービュー表示状態GN45において、画像の削除が選択された場合には、RAM50a内の撮影画像データをクリアして1コマ撮影モードの設定画面GN41に移行しライブビュー表示を行う。
プリントモードに設定された状態GN46において、他のモード(例えば1コマ撮影モード)からプリントモードへのモード遷移から一定時間(例えば2秒間)の間にユーザーの操作がない場合には、LCD5での表示画像に対するプリント注文の記録処理ST701を行い、プリントモードに設定された状態GN46に復帰する。なお、プリント注文の記録処理ST701においては、図14で示したフローと同様な処理が行われる。つまり、ここでは、全体制御部50の制御下で、LCD5による表示画面がプリント設定画面に遷移した時点から所定時間(ここでは、2秒間)経過後に、メモリカード90へのプリント注文(プリント情報)の記録が開始される。
なお、ここでは、プリントモードへのモード遷移から一定時間経過後に、メモリカード90へのプリント情報の記録を開始したが、これに限られるものではなく、例えば、アフタービュー表示中におけるプリントボタン13の押下操作(プリント設定操作)に応答して、メモリカード90へのアフタービューに係る撮影画像の記録処理およびプリント情報の記録とを略同時に開始したり、任意のタイミングだけずらして順次記録を開始するようにしても良い。すなわち、全体制御部50の制御下で、アフタービューの表示中におけるプリント設定操作に応答してメモリカード90へのアフタービューに係る撮影画像を記録するための処理が開始されるとともに、メモリカード90へアフタービューに係る撮影画像のプリント情報が記録される処理が開始されるようにしても良い。
このような構成とすることで、特に、プリント注文に関する情報をメモリカード90に記録させるための処理を開始するための操作が不要となり、操作回数を更に減少させることができる。また、自動的に、素早くプリント注文に関する情報をメモリカード90に記録するようにすることもでき、例えば、次の撮影等、次の操作や処理が可能となるまでの時間を短縮化することができる。その結果、一層の操作性の向上を図ることができる。
また、プリント設定画面に遷移した時点から所定時間経過後にプリント設定に係る情報の記録を開始するような構成とすることで、プリント設定画面に遷移した後に、ユーザーの気が変わってプリント設定を取りやめたい場合等も想定して、ユーザーにプリント設定の要否を選択するための猶予を与えることができる。その結果、例えば、プリント設定の要否を選択する猶予を与えることなくプリント設定に係る情報の記録を自動的に行ってしまった場合に生じるプリント設定に係る情報の修正等に要する無駄な労力が発生しなくて済む。したがって、更に操作性を向上させることができる。
また、プリントモードに設定された状態GN46においては、図8に示すように、ユーザーが液晶モニターボタン(削除ボタン)8bを押下することにより表示画像に対する削除処理を行うことが可能であるとともに、ユーザーがフラッシュモードボタン8c(保留ボタン)を押下することにより表示画像に対するプリント枚数を0枚にすることができる。
具体的には、プリントモードに設定された状態GN46において、ユーザーが削除ボタン8bを押下すると、撮影画像をメモリカード90へ記録している処理(記録処理)の途中か否かを判定する処理ST702を行う。ここで、記録処理中であると判定された場合には、記録処理を中断するとともに、現在表示されている画像(表示画像)に対応するRAM50a内に格納される撮影画像、およびメモリカード90内に記録途中の撮影画像を削除する処理ST703を行う。つまり、削除ボタン8bが、プリント設定画面の表示中に、プリント設定画面上の表示画像に係る撮影画像の削除を選択する操作(削除選択操作とも称する)を受け付け、全体制御部50の制御下で、削除選択操作に応答して、撮影画像の記録処理を中止する。このように、撮影画像の削除を選択することによって、バックグラウンドで行われている撮影画像の記録処理を中止するため、直ちに次の処理に移行することができる。なお、処理ST703では、表示画像に対応するプリント注文がメモリカード90内に既に記録されている場合には、表示画像に対応するプリント注文を削除する。
一方、処理ST702で、記録処理中であると判定されなかった場合には、表示画像に対応するメモリカード90内に格納される撮影画像、および表示画像に対応するプリント注文を削除する処理ST704を行う。
そして、処理ST703,704の後、プリント設定画面上に表示される撮影画像を1つコマ番号の小さな撮影画像に対応するものに変更する処理(表示更新処理)ST705を行い、プリントモードに設定された状態GN46に戻る。つまり、全体制御部50の制御下で、プリント設定画面を表示している際に、削除選択操作が行われた後も、LCD5が、プリント設定画面を表示している状態を維持する。よって、不要な撮影画像の削除を選択した後も、プリント設定画面の表示を維持するため、プリント設定を実施したいという操作者の意図を的確に反映できる。その結果、より操作性を向上させることができる。
なお、表示が維持されるプリント設定画面には、削除の対象となった撮影画像よりも1つコマ番号の小さな撮影画像が表示されるが、これに限られるものではなく、例えば、最もコマ番号の小さな撮影画像を表示する等、削除対象となった撮影画像よりもコマ番号の小さな撮影画像を表示するようにしても良い。
つまり、ここでは、全体制御部50の制御下で、削除選択操作後も表示が維持されるプリント設定画面が、既にメモリカード90に記録されている撮影画像に対するプリント設定画面となる。このように、不要な撮影画像の削除を選択した後においても、メモリカード90内に記録された撮影画像に係るプリント設定画面を表示するため、プリント設定をする対象画像がないという事態、すなわち不具合を防ぐことができる。その結果、より高い操作性を実現することができる。
また、プリントモードに設定された状態GN46において、ユーザーが保留ボタン8cを押下すると、プリント注文ファイルPf内に現在表示されている画像(表示画像)に対応するプリント注文が記録されているか否かを判定する処理ST711を行う。ここで、プリント注文が記録されていると判定された場合には、表示画像に対応するプリント注文をプリント注文ファイルPfから削除する処理ST713を行い、プリントモードに設定された状態GN46に戻る。
つまり、保留ボタン8cが、プリント設定画面の表示中に、プリント設定画面上に表示される撮影画像に対するプリント設定の保留を選択する操作(保留選択操作とも称する)を受け付け、全体制御部50の制御下で、保留選択操作に応答して、プリント設定画面上に表示される撮影画像に対するプリント情報の記録を実施しない。このように、プリント設定画面表示中において、プリント設定を保留して、プリント設定に係る情報をメモリカード90に記録しないようにすることができるような構成とすることで、その時点においてプリント(プリントの設定条件やプリントの実行等)の可否の判定が行えない場合にも対応することができる。すなわち、操作性の更なる向上を図ることができる。
一方、プリント注文が記録されていると判定されなかった場合には、プリント注文の記録中であるか否か判定する処理ST712を行う。そして、処理ST712で、プリント注文の記録中であると判定された場合には、処理ST713を行い、プリントモードに設定された状態GN46に戻る。また、プリント注文の記録中であると判定されなかった場合には、削除する対象となるプリント注文がないため、プリントモードに設定された状態GN46に戻る。
<連写モードにおけるデジタルカメラ1の動作>
図28は、連写モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。本図において、参照符号がGNで始まるブロックはデジタルカメラの状態を示しており、参照符号がSTで始まるブロックは、デジタルカメラ1の処理を示している。
連写モードに設定され、ライブビュー表示が行われている状態GN51において、シャッターボタン9が半押しされる場合には、AF・AE・AWBの各処理ST81を行い、この処理が完了するとAF・AE・AWB評価値が取得された状態GN52に移行する。そして、連写モードに設定された状態GN51またはAF・AE・AWBの処理ST81中において、プリントボタン13が押下されると、図20に示すエラーチェックの動作と同様の処理ST83を行って、プリントモードに移行する。
AF・AE・AWB評価値の取得状態GN52において、プリントボタン13が押下されると、AF・AE・AWB評価値を破棄する処理ST82を行った後にエラーチェックの処理ST83を行う。一方、状態GN52において、シャッターボタン9が全押しされると、露光し、撮影画像データをRAM50aに格納して画像処理を行う状態GN53に移行する。なお、状態GN53に移行すると、RAM50a内に格納される撮影画像データに対して画像処理を行ってメモリカード90に記録する処理が開始される。
露光等を行う状態GN53において、プリントボタン13が押下されても無視して、露光等の処理を継続する。また、状態GN53において、画像処理が完了すると、RAM50aに空き容量があるかを判定する処理ST84に移行する。さらに、状態GN53において、シャッターボタン9の押下状態が解除された場合(シャッターボタン9がオフされた場合)には、メモリカード90に対する撮影画像の記録処理ST85を行い、記録処理ST85が完了すると、状態GN51に移行してライブビュー表示を行う。
判定処理ST84において、RAM50aに空き容量がないと判定される場合には、画像処理および撮影画像の記録処理を継続する状態GN54に移行する。一方、RAM50aに空き容量があると判定される場合には、露光等を行う状態ST53に遷移する。なお、状態GN53および判定処理ST84が行われている状態では、順次、RAM50a内に格納される撮影画像データに対して画像処理等を行ってメモリカード90に記録する処理が行われる。つまり、撮影によって順次取得される撮影画像が順次メモリーカード90に記録されるパイプライン処理が行われる。
処理継続の状態GN54において、シャッターボタン9が全押しされると、空き容量をチェックする判定処理ST84に移行する。一方、シャッターボタン9がオフされた場合には、メモリカード90に対する撮影画像の記録処理ST85に移行する。
処理継続の状態GN54、または記録処理ST85の最中においてプリントボタン13が押下された場合には、図26に示すプリントモードに設定された状態GN46に遷移する。プリントモードに設定された状態GN46およびそれ以降の状態や処理については上述したため、ここでは説明を省略する。
<動画モードにおけるデジタルカメラ1の動作>
図29は、動画モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。本図において、参照符号がGNで始まるブロックはデジタルカメラの状態を示しており、参照符号がSTで始まるブロックは、デジタルカメラ1の処理を示している。
動画モードに設定され、ライブビュー表示が行われている状態GN61において、シャッターボタン9が半押しされる場合には、AF・AE・AWBの各処理ST91を行い、この処理が完了するとAF・AE・AWB評価値が取得された状態GN62に移行する。そして、動画モードに設定された状態GN61またはAF・AE・AWBの処理ST91中において、プリントボタン13が押下されると、図20に示すエラーチェックの動作と同様の処理ST93を行って、プリントモードに移行する。
AF・AE・AWB評価値の取得状態GN62において、プリントボタン13が押下されると、AF・AE・AWB評価値を破棄する処理ST92を行った後にエラーチェックの処理ST93を行う。一方、状態GN62において、シャッターボタン9が全押しされると、動画像を撮影すべく、露光し、撮影画像データをRAM50aに格納して画像処理を行う状態GN63に移行する。
露光等を行う状態GN63において、プリントボタン13が押下されると、露光等の処理を直ちに中止して、エラーチェックの処理ST93を行う。また、状態GN63において、画像処理が完了すると、1フレーム分の画像データをメモリカード90に記録する処理(記録処理)を行う状態GN64に遷移する。
上記の状態GN64において、動画を構成するフレーム毎の記録処理を繰り返すことによって動画データが生成されることになる。
また、状態GN63において、シャッターボタン9が再度全押しされると、1フレーム分の画像データをメモリカード90に記録する処理(記録処理)を行う状態GN65に遷移し、その後、動画撮影された画像データにヘッダ情報等を付加して動画撮影ファイルとして記録を行う処理(記録終了処理)ST97に移行する。
状態GN64中において、プリントボタン13が押下されると、図26に示すプリントモードに設定された状態GN46に遷移する。プリントモードに設定された状態GN46およびそれ以降の状態や処理については上述したため、ここでは説明を省略する。また、状態GN64における記録処理が完了すると、メモリカード90に空き容量がないか否か判定する処理ST96を行う。処理ST96においてメモリカード90に空き容量がないと判定される場合には、記録終了処理ST97に移行する。一方、メモリカード90に空き容量があると判定される場合には、動画撮影を継続するために、露光等を行う状態GN63に戻る。
記録終了処理ST97中において、プリントボタン13が押下されると、図26に示すプリントモードに設定された状態GN46に遷移する。また、記録終了処理ST97が完了すると、動画モードに設定された状態GN61に戻る。
以上のように、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1では、1コマ撮影モードにおいて、撮影によってRAM50a内に撮影画像が一時的に記憶される。そして、一時的に記憶された撮影画像に係るアフタービューを表示するアフタービュー画面がLCD5に表示される。アフタービュー表示中では、RAM50a内の撮影画像をメモリカード90へ記録するか否かを選択操作することができるが、ユーザーによるプリントボタン13の押下操作に応答して撮影画像をメモリカード90に記録するための処理を開始するとともに、プリント設定画面に遷移する。その結果、複数回の操作を要せず、1回の操作で、撮影画像の記録とプリント設定との双方を選択することができるため、アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作性が良好なデジタルカメラを提供することができる。
また、アフタービュー表示中におけるプリントボタン13の押下操作に応答して撮影画像をメモリカード90に記録する処理を開始するとともに、プリント設定画面に遷移して、撮影画像の記録処理がプリント設定に係る処理のバックグラウンドで実施される。その結果、例えば次回の撮影等、次の処理が実行可能となるまでの時間を短縮することができる。
また、アフタービューの表示中において、ユーザーによるプリントボタン13の押下操作に応答してアフタービューに係る撮影画像のメモリカード90への記録処理を開始するとともに、当該撮影画像についてのプリント情報のメモリカード90への記録を開始する。その結果、操作回数を更に減少させることができるため、一層の操作性の向上を図ることができる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能であることは勿論である。
◎例えば、上述した実施形態では、アフタービューの表示中に、ユーザーが記録ボタン8cまたは削除ボタン8bを押下することで、RAM50aに一時的に記憶される撮影画像をメモリカード90へ記録するか否かを選択することができたが、これに限られるものではなく、例えば、アフタービューが表示されてから所定の時間(例えば、5秒間)が経過するとアフタービュー表示に係る撮影画像の記録処理を開始するようにしても良い。
なお、このような構成とした場合にも、上記実施形態と同様に、アフタービュー表示中にユーザーによるプリントボタン13の押下操作が行われると、その操作に応答してアフタービュー表示に係る撮影画像をメモリカード90に記録するための処理を開始するとともに、プリント設定画面に遷移するような構成を採用しても良い。このような構成とすることで、アフタービューが表示されてから所定の時間が経過するまで待つことなく、1回の操作で、撮影画像の記録の開始とプリント設定のための処理との双方を実行させることができる。その結果、例えば次回の撮影等、次の処理が実行可能となるまでの時間を短縮することが可能となり、アフタービュー機能とプリント設定との関係において、操作性が良好なデジタルカメラを提供することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の外観構成を示す斜視図である。 デジタルカメラ1の外観構成を示す斜視図である。 デジタルカメラ1の内部機能を示すブロック図である。 メモリカードのデータ配列を示す図である。 プリント注文ファイルを説明するための図である。 プリント注文ファイルに格納される情報を説明するための図である。 プリント設定画面を説明するための図である。 プリント設定画面を説明するための図である。 プリントモードにおける動作を説明するための図である。 プリントモードにおける動作を説明するための図である。 プリントモードにおける動作を説明するための図である。 プリント設定画面を説明するための図である。 プリント設定画面を説明するための図である。 プリント注文の記録処理の動作を示すフローチャートである。 プリントメニュー画面を示す図である。 プリントメニュー画面で表示される各項目を説明するための図である。 プリント設定画面の表示態様を説明するための図である。 デジタルカメラ1の基本的な動作を示す状態遷移図である。 プリントモードと他の4種類のモードとの関係を示す状態遷移図である。 エラーチェックの動作を示すフローチャートである。 再生モードでプリントボタンが押下された際の処理を示す図である。 再生モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。 再生モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。 再生モード以外のモードに設定された状態においてプリントボタンが押下された場合の処理を説明するための図である。 1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。 1コマ撮影モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。 アフタービュー表示を説明するための図である。 連写モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。 動画モードにおけるデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
5 LCD
8b 液晶モニターボタン(削除ボタン)
8c フラッシュモードボタン(記録ボタン、保留ボタン)
13 プリントボタン
50 全体制御部
50a RAM
90 メモリカード

Claims (9)

  1. 撮影画像に係るアフタービューの表示中に、前記撮影画像に対するプリント設定を行うためのプリント設定操作を受け付け可能なデジタルカメラであって、
    前記撮影画像を一時記憶画像として一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶画像に係るアフタービューを表示する表示手段と、
    前記撮影画像を記録する画像記録手段と、
    前記アフタービューの表示中において、前記プリント設定操作に応答して前記画像記録手段へ前記撮影画像を記録するための記録処理が開始されるように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1に記載のデジタルカメラであって、
    前記アフタービューの表示中に、前記撮影画像の前記画像記録手段への記録の可否を選択する記録選択操作を受け付ける記録選択手段、
    をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラであって、
    前記制御手段が、
    前記記録処理の開始から完了までの間に、前記表示手段による表示画面が、前記アフタービューを表示する画面から前記撮影画像に対するプリント設定を実施するためのプリント設定画面に遷移し、当該遷移後、前記記録処理が前記プリント設定に係る処理のバックグラウンドで行われるように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項3に記載のデジタルカメラであって、
    前記プリント設定画面の表示中に、前記撮影画像の削除を選択する削除選択操作を受け付ける削除選択手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、
    前記削除選択操作に応答して、前記記録処理が中止されるように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項3に記載のデジタルカメラであって、
    前記プリント設定画面の表示中に、前記撮影画像の削除を選択する削除選択操作を受け付ける削除選択手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、
    前記削除選択操作後も、前記表示手段が画像に対するプリント設定を実施するためのプリントモードにおける設定画面の表示状態を維持するように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 請求項5に記載のデジタルカメラであって、
    前記制御手段が、
    前記削除選択操作後も前記表示手段によって表示状態が維持される前記プリントモードにおける設定画面が、前記画像記録手段において既に記録されている画像に対するプリント設定画面となるように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラであって、
    前記撮影画像に対するプリント設定に係るプリント情報を記録する情報記録手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、
    前記アフタービューの表示中における前記プリント設定操作に応答して前記記録処理が開始されるとともに、前記情報記録手段による前記プリント情報の記録が開始されるように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 請求項7に記載のデジタルカメラであって、
    前記表示手段による表示画面を、前記撮影画像に対するプリント設定を実施するためのプリント設定画面に遷移させる画面遷移手段と、
    前記プリント設定画面の表示中に、前記撮影画像に対するプリント設定の保留を選択する保留選択操作を受け付ける保留選択手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、
    前記保留選択操作に応答して、前記情報記録手段による前記プリント情報の記録が実施されないように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 請求項7に記載のデジタルカメラであって、
    前記表示手段による表示画面を、前記撮影画像に対するプリント設定を実施するためのプリント設定画面に遷移させる画面遷移手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段が、
    前記表示手段による表示画面が前記プリント設定画面に遷移した時点から所定時間経過後に、前記情報記録手段による前記プリント情報の記録が開始されるように制御することを特徴とするデジタルカメラ。
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