[go: up one dir, main page]

JP2002152557A - 電子カメラ装置および画像処理装置 - Google Patents

電子カメラ装置および画像処理装置

Info

Publication number
JP2002152557A
JP2002152557A JP2000339468A JP2000339468A JP2002152557A JP 2002152557 A JP2002152557 A JP 2002152557A JP 2000339468 A JP2000339468 A JP 2000339468A JP 2000339468 A JP2000339468 A JP 2000339468A JP 2002152557 A JP2002152557 A JP 2002152557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording medium
slide show
processing
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000339468A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Nakamura
俊也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000339468A priority Critical patent/JP2002152557A/ja
Publication of JP2002152557A publication Critical patent/JP2002152557A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体に記録されている多数の画像から、所
定の処理対象の画像を効率的かつ正確に選択できる選択
機能を有する電子カメラ装置を提供することにある。 【解決手段】スライドショー処理部34は、例えば消去
処理を実行するときに、記録媒体9に記録されている多
数の画像を、LCDパネル7上に1コマ毎に順次連続的
に表示する。さらに、スライドショー処理部34は、確
定ボタン62の操作に応じて指定された表示画像を、選
択画像として受け付ける。スライドショー処理部34は
選択された画像を、消去/プリント予約処理部35また
はデータ転送制御部36に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に記録媒体に記
録されている画像を選択するための画像選択機能を改善
した電子カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体を電子的撮像機能により画
像データに変換して、当該画像データを記録媒体に記録
する電子カメラ(又はディジタルカメラとも呼ぶ)が普
及している。電子カメラは、着脱自在な記録媒体を使用
して、撮影した画像データを当該記録媒体に記録するよ
うに構成されている。
【0003】記録媒体としては、例えばフラッシュメモ
リからなるメモリカードや、超小型のハードディスクド
ライブ、または光磁気(MO)ディスクなどが多用され
ている。近年では、記録媒体の大容量化が推進されてお
り、相対的に容量の少ないメモリカードでも容量の増大
化が図られている。このため、1つの記録媒体に、多数
の画像(画素数により増減するが)を記録することが可
能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子カメラは、
多数の画像を記録媒体に記録することが可能になってい
るため、一度に大量の撮影を行なうことも可能である。
しかし一方で、大量の撮影により得られた画像群に対し
て各種の処理を行なう場合に、処理対象の画像を効率的
に選択できる画像選択機能が重要である。各種の処理と
は,具体的には記録媒体から指定の画像を消去する消去
処理や、プリント予約処理、あるいは携帯電話等を使用
した画像データ転送処理などである。これらの処理で
は、処理対象の画像を選択するときの効率が、処理実行
の効率に大きく影響を与えることになる。
【0005】各種の処理の中で、具体例として消去処理
に関して説明すると、大量の撮影画像の中で、実際には
保存の必要な画像数は必ずしも多くない。例えば報道用
の写真撮影では、大量の撮影が行なわれるが、大部分の
写真が最終的には不要となる。また、撮影中でも、不要
な写真を判別できる場合も少なくない。このような場合
には、不要な画像を選択して、記録媒体から効率的に消
去する消去機能が要求される。特に、使用している記録
媒体の空き容量が少なくなったときに、不要な記録画像
を消去できれば、記録媒体の交換を少なくして、記録媒
体の使用を節約することも可能になる。
【0006】従来の電子カメラに設けられている消去機
能は一般的には、1コマ(1枚)単位の画像の消去か、
または記録媒体の全画像の一括消去のいずれかである。
1枚単位の消去は、煩雑であり、枚数が少なくない場合
には長時間を要することになる。また、当然ながら全画
像の一括消去は、全て不要な画像であることが確認され
た場合にしか適用できない。
【0007】さらに、消去機能に関連する問題として、
以下のような状況が想定できる。即ち、記録媒体に記録
されている撮影画像の中には、相対的に重要度の低い画
像も多い。撮影動作中では、記録媒体の空き容量が不十
分であるが、シャッタチャンスを逃したくない事態が発
生することがある。このような場合には、記録媒体から
相対的に重要度の低い画像を短時間で消去し、シャッタ
チャンスでの撮影動作を実行して、当該撮影画像を記録
媒体に記録できることが望ましい。一方、シャッタチャ
ンスが発生しなければ、相対的に重要度の低い画像で
も、取り敢えず保存しておきたい場合も多い。このよう
な状況は、記録媒体の記録可能な残容量が少なくなれば
必ず発生するため、記録媒体の大容量化だけでは解決す
ることはできない。
【0008】また、例えば報道関係者が携帯電話を使用
して、撮影画像を印刷所に急いで送信するような場合
に、画像データ転送機能が必要である。この画像データ
転送機能においても、送信すべき画像を効率的に選択で
きることが望ましい。
【0009】さらに、各種の処理において、画像を効率
的に選択できると共に、選択すべき画像を正確に特定で
きるように、画面上で視覚的に確認しやすい画面表示も
望ましい。
【0010】そこで、本発明の目的は、記録媒体に記録
されている多数の画像から、所定の処理対象の画像を効
率的かつ正確に選択できる選択機能を有する電子カメラ
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、スライドショ
ー機能を利用して、記録媒体に記録された多数の画像か
ら、所定の処理の対象となる画像を選択する選択機能を
有する電子カメラ装置に関する。
【0012】具体的には、本発明の電子カメラ装置は、
記録媒体に記録されている画像を表示するための表示装
置と、記録媒体から読出した画像を1コマ単位で表示装
置に順次表示させるスライドショー表示を実行するスラ
イドショー表示手段と、スライドショー表示の実行時
に、表示装置に表示されている画像に対する選択入力が
なされると、当該画像を選択設定する選択手段と、選択
手段により選択設定された画像について所定の処理を実
行する処理手段とを有するものである。
【0013】このような構成により、例えばプリント予
約、画像転送、画像消去等の所定の処理を実行するとき
に、記録媒体から読出し、表示画面上にスライドショー
表示される画像の中から、処理対象の画像を選択でき
る。記録媒体に記録されている多数の画像を、スライド
ショー表示により短時間で確認できるため、効率的な画
像選択を行なうことが可能である。また、スライドショ
ー表示では1コマ単位の画面表示がなされるため、画面
上で各画像を確認しやすく、正確に所望の画像を選択で
きる。例えばインデックス画面表示のように、画面上に
複数の画像を同時に表示する方式と比較して、スライド
ショー表示の場合には画像の表示サイズを縮小する必要
がないため、視覚的に確認しやすい利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0015】(電子カメラの構成)図1は、同実施形態
に関する電子カメラの要部を示すブロック図である。同
電子カメラは、電子スチールカメラ(ディジタルカメ
ラ)を想定しているが、静止画撮影機能を有するディジ
タルビデオカメラにも適用できる。同電子カメラは、図
1に示すように、大別して撮影系1と、制御・操作系と
から構成されている。
【0016】撮影系1は、光学レンズユニット(ズーム
レンズ、絞り部、オートフォーカスレンズなどを含む)
10と、撮像素子11と、撮像回路12と、A/Dコン
バータ13とを有する。撮像素子11は、通常では数百
万画素のCCD(charge coupled device)を有し、光
学レンズユニット10を介して入射した被写体像を光電
変換する。撮像回路12は撮像プロセス部を有し、当該
撮像プロセス部により、露光、素子シャッタ、ゲイン調
整(ISO設定)、電力供給等の制御が撮像素子11に
対してなされる。また、撮像素子11は、タイミング生
成回路15からのタイミング信号に応じて画像信号を出
力する。
【0017】また、撮像回路12は、撮像素子11から
の撮像信号を入力し、AGC(自動利得調整)処理やC
DS(相関2重サンプリング)処理などの各種の信号処
理を行う。A/Dコンバータ13は、撮像回路12から
得られた撮像信号(画素数に応じたアナログ信号)をデ
ィジタル信号(画像データ)に変換し、データバス2に
出力する。
【0018】制御・操作系は、メイン制御部3と、操作
制御部4と、メモリ5と、操作入力部6とを有する。メ
イン制御部3および操作制御部4はそれぞれ、第1のマ
イクロプロセッサ(CPU)および第2のCPUを主構
成要素としている。メイン制御部3はカメラ全体の制御
を実行する要素であり、画像の記録、再生、消去及びデ
ータ転送などの各種制御を実行する。具体的には、メイ
ン制御部3は、画像処理部30、圧縮伸長処理部31、
表示制御部32、AE・AF処理部33、スライドショ
ー処理部34、消去/プリント予約処理部35及びデー
タ転送制御部36等の機能要素(実際にはCPUとプロ
グラムにより実現)を備える。また、メイン制御部3
は、撮影系1の制御、メモリコントローラ50を介した
メモリ5の制御、及び記録/再生インターフェース91
を介した記録媒体のファイル制御を実行する。
【0019】画像処理部30は、ホワイトバランス(W
B)処理、カラー処理、ガンマ補正処理、シャープネス
調整処理等の各種の画像処理を行う。圧縮伸張処理部3
1は、撮影動作により得られた画像データに対して、例
えばJPEG方式の画像圧縮及び画像伸長の各処理を実
行する。表示制御部32は、LCD(liquid crystaldi
splay)パネル7のLCDドライバを制御し、当該パネ
ル7上に各種メニュ画面、再生画像、およびスライドシ
ョーなどを表示させる処理を実行する。なお、カメラ本
体には、表示・出力系として、LCDパネル7以外に、
表示画像を外部モニタ(テレビジョン装置等の外部装
置)に出力するための外部出力端子も設けられている。
AE・AF処理部33は、レンズドライバ14およびタ
イミング生成回路15などを制御して、AE(自動露
出)処理およびAF(自動焦点調節)処理を実行する。
【0020】スライドショー処理部34は、表示制御部
32を介して、記録媒体9に記録されている多数の画像
をLCDパネル7上に順次表示させる。また、スライド
ショー処理部34は、スライドショーの画面上で画像の
選択入力を受け付けて、選択画像の指定を、消去/プリ
ント予約処理部35及びデータ転送制御部36に対して
行なう。消去/プリント予約処理部35は、記録媒体9
から画像を消去する消去処理またはプリント予約処理を
実行する。また、消去/プリント予約処理部35は、仮
消去指定処理(詳細は後述する)を実行する機能も含
む。さらに、データ転送制御部36は、選択された画像
を、データ転送インターフェース20を介して外部に転
送する制御を実行する。データ転送インターフェース2
0は、例えば携帯電話などのモバイル情報通信機器20
0との接続用インターフェースである。
【0021】メイン制御部3は、前記各機能以外に、メ
モリコントローラ50を介してメモリ5への画像の格納
およびメモリ5からの画像の読出し動作を制御する。メ
モリ5は、A/Dコンバータ13により得られた画像デ
ータを、圧縮伸張処理部31により圧縮処理された後に
一時的に格納したり、メイン制御部3の各種の制御処理
に使用されるワークエリア51Aを有する。また、メモ
リ5は、記録媒体9から読出された再生画像(伸張処理
後の画像)を一時的に格納するための画像エリア51B
を有する。
【0022】メイン制御部3は、前記のように、記録・
再生インターフェース91を介して、メモリスロット9
0に装着される記録媒体(ここではメモリカード)9に
対して、画像の記録、再生(読出し)および消去の処理
を制御する。なお、記録媒体9としては、フラッシュメ
モリからなるメモリカード以外に、超小型のハードディ
スクドライブや、光磁気ディスク(MO)などでもよ
い。
【0023】操作制御部4は、操作入力部6からの各種
の操作入力を受け付けて、当該操作入力をメイン制御部
3に通知したり、撮影動作および再生動作に関係する各
種の情報(例えば撮影モード、撮影条件、残撮影可能枚
数、非常用撮影可能数(リザーブ数)等)をコントロー
ルパネル(LCDパネルからなる)8に表示させる機能
を有する。操作入力部6は、レリーズボタン60、モー
ド設定ダイヤル61、確定ボタン62、左右上下の十字
ボタン63などの各種の操作入力に必要な操作ボタン群
を有する。
【0024】(画像選択動作)以下図1と共に、図2の
フローチャート及び図3〜5を参照して、同実施形態の
画像選択動作を説明する。
【0025】まず、同実施形態では、記録媒体9には、
撮影系1により撮影された多数の画像が記録されている
状態を想定する。スライドショー処理部34は、表示制
御部32を介して、記録媒体9に記録されている全画像
または指定範囲の画像を、最初から最後まで自動的に順
次再生表示させる。具体的には、スライドショー処理部
34は、図3に示すように、LCDパネル7上に、同図
(A)に示す最初の1コマ目の画像を表示し、順次1コ
マ単位の画像を所定の時間間隔で連続的に表示し、最後
のコマの画像まで継続する(同図(B)〜(D)を参
照)。
【0026】このようなスライドショー表示を利用した
画像選択動作において、所定の処理として消去処理の場
合について説明する。
【0027】操作入力部6のモード設定ダイヤル61の
操作により、図4(A)に示すように、LCDパネル7
上には機能選択用のメニュ画面が表示される。当該メニ
ュ画面から十字ボタン63の操作により、消去処理(消
去モード)を選択すると、メイン制御部3は、同図
(B)に示すような消去処理の選択画面を表示する。こ
こで、消去処理としては、1コマ(1枚)単位消去、ス
ライドショー消去、全消去の3つ消去モードが用意され
ている。全消去モードとは、記録媒体9に記録されてい
る全画像を消去する動作である。
【0028】ここでは、十字ボタン63の操作により、
スライドショー消去モードが選択されると、メイン制御
部3は、消去処理と、画像選択方式としてスライドショ
ーによる選択方式とを設定する(ステップS1〜S3の
YES)。なお、他の画像選択方式としては、例えばイ
ンデックス画面よる選択方式などがある(ステップS1
1)。
【0029】スライドショー処理部34は、図5に示す
ように、記録媒体9に記録された画像群の最初の1コマ
目の画像(同図(A))からスライドショー表示を開始
する(ステップS4)。LCDパネル7上には、コマ単
位の画像が順次、自動的かつ連続的に表示される(図5
(B)〜(D))。このスライドショー表示期間中に、
操作部6の確定ボタン62が操作されると、スライドシ
ョー処理部34は、当該操作時に表示されている画像の
選択入力として受け付ける(ステップS5のYES)。
ここでは、図5(C)に示す画像が選択された場合を想
定する。
【0030】スライドショー処理部34は、選択された
画像に対して情報(フラグ)を付加し、画面上には当該
情報2に対応するマーク500(ここでは消去対象であ
ることを示す消の文字)を表示する(ステップS6)。
そして、スライドショー処理部34は、消去/プリント
予約処理部35に対して選択された画像を通知する。ス
ライドショー処理部34は、最後の画像を表示して、ス
ライドショーが終了するまで、画像選択入力を受け付け
る(ステップS7,S8のNO)。従って、確定ボタン
62の操作に応じて、複数の画像の選択が可能である。
【0031】スライドショーが終了すると、消去/プリ
ント予約処理部35は、選択された画像を記録媒体9か
ら消去する消去処理を実行する(ステップS9,S1
0)。このとき、消去/プリント予約処理部35は、表
示制御部32を介して、図4(C)に示すように、消去
処理の実行を確認するための確認画面を表示させる。こ
の確認画面上で、十字ボタン63の操作により「YE
S」が選択された場合には、消去/プリント予約処理部
35は、前記のように選択された画像についての消去処
理を実行する。一方、「NO」が選択された場合には、
消去/プリント予約処理部35は消去処理を中止する
(ステップS9のNO)。
【0032】以上のように同実施形態によれば、ユーザ
は、LCDパネル7上でスライドショーを見ながら、消
去対象の画像を表示画像で判断し、確定ボタン62を操
作することで選択できる。スライドショー表示では、記
録媒体9に記録されている多数の画像が、画面上に連続
的に表示される。従って、ユーザは、1コマ毎に選択す
る方式と比較して、短時間に消去対象の画像を選択でき
る。また、スライドショー表示では一度に表示される画
像は1コマ単位であるため、ユーザは、フル画面で各画
像を確認できる。従って、例えば複数画像を同時に表示
するインデックス画面方式などと比較して、所望の画像
を確認しやすく、正確に選択することが可能となる。
【0033】ここで、同実施形態では、具体的な処理内
容として消去処理を想定したが、これに限らず、プリン
ト予約処理、画像データ転送処理、または消去禁止処理
(画像プロテクト処理)にも適用できる。プリント予約
処理は、記録媒体9内にプリント予約ファイル9Aを生
成し、プリントすべき画像を指定する処理である。画像
データ転送処理は、記録媒体9内に転送画像予約ファイ
ル9Bを生成し、前述したように、データ転送インタフ
ェース20を制御して、選択された画像のデータ転送を
実行する処理である。消去禁止処理とは、スライドショ
ー表示での選択動作において、確定ボタン62の操作に
応じて選択した画像に対してプロテクト(消去禁止)の
設定を行なう処理である。この消去禁止が設定された画
像については、消去処理が実行される場合でも、消去対
象から除外される。当然ながら、当該画像に対する消去
禁止を解除することも可能である。
【0034】(仮消去設定処理)同実施形態の所定の処
理として、仮消去設定処理の場合について、図6のフロ
ーチャートおよび図7〜9を参照して説明する。
【0035】前述したように、図4(A)に示す機能選
択用のメニュ画面から、十字ボタン63の操作により仮
消去設定モードを選択すると、メイン制御部3は、スラ
イドショー仮消去を実行する(ステップS21,S2
2)。一方、仮消去設定の解除モードが選択されると、
メイン制御部3は、スライドショー仮消去の解除処理を
実行する(ステップS23,S24)。
【0036】仮消去設定モードとは、記録媒体9に記録
されている画像群の中で、現時点で不要ではないが、記
録媒体9の空き容量が不十分で、シャッタチャンスでの
撮影画像を優先して記録したい状況では、消去対象とな
る画像を指定する処理である。一方、解除処理は、一度
仮消去を指定しても、やはり保存したい画像であると考
え直した場合には、当該仮消去を解除する処理である
(ステップS23,S24)。
【0037】このようなことを前提として、撮影モード
を設定し、撮影動作を実行する場合を想定する(ステッ
プS25,S26)。ここで、メイン制御部3は、記録
媒体9の空き容量を検出し、コントロールパネル8上に
表示する(ステップS27)。メイン制御部3は、コン
トロールパネル8上には、図9(A)に示すように、記
録媒体9に実際に記録できる空き容量を残り枚数(ここ
では5枚)で表示する。さらに、消去/プリント予約処
理部35により指定された仮消去の画像分の枚数を、リ
ザーブとして表示する。メイン制御部3は、空き容量が
確保されている限り、撮影された画像を記録媒体9に記
録する(ステップS27のYES,S28)。
【0038】ここで、仮定として、10枚の画像分に対
して仮消去が指定されていると、図9(B)に示すよう
に、メイン制御部3は、コントロールパネル8上に残り
枚数(5枚)とリザーブ(10枚)を表示する。2枚の
撮影動作が実行されると、同図(C)に示すように、メ
イン制御部3は、コントロールパネル8上に残り枚数
(3枚)とリザーブ(10枚)を表示する。ここで、例
えば4枚分の画像について、仮消去の解除があると、同
図(D)に示すように、メイン制御部3は、コントロー
ルパネル8上に残り枚数(3枚)とリザーブ(6枚)を
表示する。
【0039】そして、3枚の撮影動作が実行されると、
同図(E)に示すように、メイン制御部3は、コントロ
ールパネル8上に残り枚数(0枚)とリザーブ(6枚)
を表示する。即ち、記録媒体9には空き容量は無く、新
たな撮影による画像を記録できない状態である。このよ
うな撮影モードが継続し、記録媒体9の空き容量が確保
されていない状況において、消去/プリント予約処理部
35は、仮消去された6枚の画像から所定の手順で本消
去動作を実行し、記録媒体9から指定の2枚分の画像を
消去する(ステップS27のNO,S29)。所定の手
順とは、仮消去が指定された画像の中で、記録日時が古
いもの順とし、新しい撮影画像を記録するために必要最
小枚数(ここでは2枚とする)を意味する。
【0040】2枚の撮影動作が実行されると、同図
(F)に示すように、メイン制御部3は、コントロール
パネル8上に残り枚数(0枚)とリザーブ(4枚)を表
示する。そして、さらに4枚の撮影動作が実行される
と、図9(G)に示すように、メイン制御部3は、コン
トロールパネル8上に残り枚数(0枚)とリザーブ(0
枚)を表示する。即ち、仮消去が指定された全画像の本
消去が実行されて、当該各画像の代わりに、新たに撮影
された6枚分の画像が記録媒体9に記録されることにな
る。この状態で、撮影動作は不可能となり、メイン制御
部3は、コントロールパネル8上にその旨を表示する。
ここで、再度の仮消去の設定処理又は新たな記録媒体の
交換がなされる場合には、撮影動作を継続することが可
能である(ステップS30のNO)。
【0041】ここで、仮消去設定を管理する方法として
は、例えば図7(A)に示すように、記録媒体9内の記
憶エリア100において、OS管理領域101に仮消去
情報である仮消去フラグを登録する方法でよい。この場
合、画像本体を含む画像ファイルを記憶しているユーザ
領域は使用状態のままである。また、別の方法として
は、同図(B)に示すように、ユーザ領域102に仮消
去管理ファイルを設けて、画像毎の仮消去の設定を管理
する方法でもよい。さらに別の方法として、同図(C)
に示すように、核画像の画像ファイル130のヘッダ情
報エリア131の中に、仮消去フラグ131Aを記録す
る方法でもよい。なお,いずれの方法においても、所定
の操作により、仮消去の設定を解除(仮消去フラグのク
リア)が可能である。
【0042】以上のように所定の処理として仮消去設定
モードを選択した場合には、前述下スライドショー表示
の期間に選択した画像に対して仮消去設定を行なうこと
ができる。この仮消去設定処理が実行されると、図8
(A)に示すように、記録媒体9に記録されている画像
群120の中で、選択した画像に対して仮消去情報が付
加される。この場合、スライドショー表示では、選択さ
れた画像に対して仮消去マーク(仮という文字)122
が表示される。なお、消去モードの場合と同様に、プロ
テクト指定された画像121(マークPが付加された画
像)に対しては、仮消去の設定は禁止される。
【0043】このような状態において、前記のように、
消去/プリント予約処理部35が、仮消去設定された画
像から所定の手順で本消去動作を実行すると、記録媒体
9から指定の2枚分の画像が消去される(ステップS2
7のNO,S29)。従って、記録媒体9内では、図8
(B)に示すように、画像群120の中で、仮消去設定
された2枚分の画像が本消去されて、新たに撮影された
2枚分の画像123が記録される。
【0044】なお、同実施形態では、仮消去情報を記録
媒体9に記録する場合について説明したが、これに限る
ことなく、例えばカメラ本体のRAMやフラッシュEE
PROM等に当該仮消去情報を格納するようにしてもよ
い。
【0045】(変形例)図10と図11は、同実施形態
の変形例を示す図である。
【0046】本変形例は、同実施形態の処理内容の選択
(ここでは消去処理の選択)を実行する前に、図10
(A)に示すように、画像選択方式の指定画面上でスラ
イドショー方式を選択する(図2のステップS2の処理
に相当)。これにより、スライドショー処理部34は、
図11に示すように、記録媒体9に記録された画像群の
最初の1コマ目の画像(同図(A))からスライドショ
ー表示を開始する(ステップS4の処理に相当)。LC
Dパネル7上には、コマ単位の画像が順次、自動的かつ
連続的に表示される(図11(B)〜(D))。このス
ライドショー表示期間中に、操作部6の確定ボタン62
が操作されると、スライドショー処理部34は、当該操
作時に表示されている画像の選択入力として受け付け
る。ここでは、図11(C)に示す画像が選択された場
合を想定する。
【0047】スライドショー処理部34は、選択された
画像に対して情報(フラグ)を付加し、画面上には当該
情報2に対応するマーク110(消去対象であることを
示すマーク500に相当)を表示する。スライドショー
処理部34は、最後の画像を表示して、スライドショー
が終了するまで、画像選択入力を受け付ける。
【0048】ここで、本変形例では、操作入力部6のモ
ード設定ダイヤル61の操作により、図10(B)に示
すように、LCDパネル7上には機能選択用のメニュ画
面が表示される。当該メニュ画面から十字ボタン63の
操作により、消去処理(消去モード)を選択すると、ス
ライドショー処理部34は、消去/プリント予約処理部
35に対して選択された画像を通知する。消去/プリン
ト予約処理部35は、図10(C)に示す確認画面上
で、十字ボタン63の操作により「YES」が選択され
た場合には、選択された画像についての消去処理を実行
する(ステップS9,S10の処理に相当)。また、
「NO」が選択された場合には、消去/プリント予約処
理部35は消去処理を中止する(ステップS9のN
O)。
【0049】要するに、本変形例は、同実施形態の場合
とは異なり、画像選択方式(スライドショー方式)を最
初に選択し、スライドショーによる画像選択が実行され
た後に、処理内容の選択(例えば消去処理)を実行する
ものである。
【0050】なお、同実施形態及び変形例としては、電
子カメラのメイン制御部3に設けられた構成として説明
したが、これに限ることなく、ディジタル画像を管理又
は処理するような画像管理装置又は画像処理装置にも適
用できる。当該装置は、具体的には、例えば電子カメラ
で撮影した画像を管理するめたの電子アルバム装置等で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
子カメラ装置又は画像処理装置において、スライドショ
ー表示機能を利用した画像選択機能を実現したことによ
り、記録媒体に記録されている多数の画像から、所定の
処理対象の画像を効率的かつ正確に選択できる。従っ
て、結果として、記録媒体から選択した画像について、
消去処理、プリント予約処理、画像データ転送処理など
の所定の処理の効率化を図ることが可能となる。具体的
には、例えばプリント予約、画像転送、画像消去等の所
定の処理を実行するときに、記録媒体から読出し、表示
画面上にスライドショー表示される画像の中から、処理
対象の画像を短時間で確認できるため、効率的な画像選
択を行なうことが可能である。また、スライドショー表
示では1コマ単位の画面表示がなされるため、画面上で
各画像を確認しやすく、正確に所望の画像を選択でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関する電子カメラの要部を
示すブロック図。
【図2】同実施形態に関する画像選択動作を説明するた
めのフローチャート。
【図3】同実施形態に関するスライドショーの表示処理
を説明するための図。
【図4】同実施形態に関する消去処理の操作方法を説明
するための図。
【図5】同実施形態に関するスライドショー消去処理を
説明するための図。
【図6】同実施形態に関する仮消去設定処理を説明する
ためのフローチャート。
【図7】同仮消去設定処理の仮消去管理方法を説明する
ための図。
【図8】同仮消去設定処理を説明するための図。
【図9】同仮消去設定処理に関する撮影動作での状況を
説明するためのコントロールパネルの表示画面の一例を
示す図。
【図10】同実施形態の変形例に関する消去処理の操作
方法を説明するための図。
【図11】同変形例に関するスライドショーの表示処理
を説明するための図。
【符号の説明】
1…撮影系 2…データバス 3…メイン制御部 4…操作制御部 5…メモリ 6…操作入力部 7…LCDパネル 8…コントロールパネル 9…記録媒体 10…光学レンズユニット 11…撮像素子(CCD) 12…撮像回路 13…A/Dコンバータ 14…レンズドライバ 15…タイミング生成回路 20…データ転送インターフェース 32…表示制御部 34…スライドショー処理部 35…消去/プリント予約処理部 36…データ転送制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的撮像手段を有する電子カメラ装置
    において、 記録媒体に記録されている画像を表示するための表示装
    置と、 前記記録媒体から読出した画像を1コマ単位で前記表示
    装置に順次表示させるスライドショー表示を実行するス
    ライドショー表示手段と、 前記スライドショー表示の実行時に、前記表示装置に表
    示されている画像に対する選択入力がなされると、当該
    画像を選択設定する選択手段と、 前記選択手段により選択設定された画像について所定の
    処理を実行する処理手段と、を具備したことを特徴とす
    る電子カメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の処理は、プリント予約、画像
    転送、画像消去、又は画像消去の禁止指定の中でいずれ
    かの処理であることを特徴とする請求項1記載の電子カ
    メラ装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段により選択設定された各画
    像に対して仮消去設定を実行する仮消去設定手段と、 前記電子的撮像手段による撮影動作の実行時に、当該撮
    影画像を記録するための前記記録媒体の空き容量が不十
    分である場合に、前記仮消去設定手段により指定された
    画像を当該記録媒体から消去する画像消去制御手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ装
    置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録されている画像を表示す
    るための表示装置と、 前記記録媒体から読出した画像を1コマ単位で前記表示
    装置に順次表示させるスライドショー表示を実行するス
    ライドショー表示手段と、 前記スライドショー表示の実行時に、前記表示装置に表
    示されている画像に対する選択入力がなされると、当該
    画像を選択設定する選択手段と、 前記選択手段により選択設定された画像について所定の
    処理を実行する処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の処理は、プリント予約、画像
    転送、画像消去、又は画像消去の禁止指定の中でいずれ
    かの処理であることを特徴とする請求項4記載の画像処
    理装置。
JP2000339468A 2000-11-07 2000-11-07 電子カメラ装置および画像処理装置 Withdrawn JP2002152557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000339468A JP2002152557A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 電子カメラ装置および画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000339468A JP2002152557A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 電子カメラ装置および画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002152557A true JP2002152557A (ja) 2002-05-24

Family

ID=18814536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000339468A Withdrawn JP2002152557A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 電子カメラ装置および画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002152557A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021838A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2007215141A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008072698A (ja) * 2006-08-14 2008-03-27 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2008160426A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Canon Inc ネットワーク制御装置、画像処理装置、それらの制御方法、プログラム
JP2010251839A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Nikon Corp 画像表示装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021838A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP4600189B2 (ja) * 2005-07-14 2010-12-15 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
JP2007215141A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP4565651B2 (ja) * 2006-02-13 2010-10-20 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008072698A (ja) * 2006-08-14 2008-03-27 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2008160426A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Canon Inc ネットワーク制御装置、画像処理装置、それらの制御方法、プログラム
JP2010251839A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Nikon Corp 画像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7839412B2 (en) Image display apparatus and image display method
JP4990321B2 (ja) 撮像装置
KR100731192B1 (ko) 촬상장치 및 그 제어 방법
US7342605B2 (en) Digital camera having an all-frame print number setting device to collectively set all recorded frames for printing
JP2011077654A (ja) 撮像装置、その制御方法、及びプログラム
JP4472153B2 (ja) 電子カメラ装置、画像表示方法、及び記憶媒体
JP2006005640A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2002152559A (ja) 電子カメラ装置および画像処理装置
JP2003264729A (ja) 電子カメラ
JP2002057978A (ja) 電子カメラ装置
JP2002152557A (ja) 電子カメラ装置および画像処理装置
JP2002152662A (ja) 電子カメラ装置および画像処理装置
JP4276763B2 (ja) 電子カメラ装置
JP2005311493A (ja) カメラ
JP3913046B2 (ja) 撮像装置
JP2001186397A (ja) 電子カメラ
JP2005278003A (ja) 画像処理装置
JP5448498B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2009105942A (ja) 電子カメラ装置
JP2008011244A (ja) 撮像装置及びその制御方法、及びプログラム
JP2002300511A (ja) 電子カメラ及び電子カメラの記録方法
JP4574504B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2003298907A (ja) デジタルカメラ及び画像表示装置
JP2003274237A (ja) デジタルカメラ
JP2001285758A (ja) 電子カメラ及び画像処理装置並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108