JP2005184164A - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信結果を通知する際のセキュリティを向上できるネットワークファクシミリ装置を提供すること目的とする。
【解決手段】ユーザの認証を行う認証手段を備え、ネットワークを介して送信依頼を受け付けた場合、その送信依頼時に受信した認証用情報に基づいて上記認証手段により送信依頼元のユーザの認証を行い、当該認証の結果がOKの場合に限り、上記ネットワーク通信機能により送信結果を通知するようにしたものである。それにより、認証OKになっているユーザにのみ送信結果を通知するので、例えば、スパムメールを防止ができるので、ネットワークの信頼性、負荷防止を高めることができるとともに、セキュリティが強化される。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザの認証を行う認証手段を備え、ネットワークを介して送信依頼を受け付けた場合、その送信依頼時に受信した認証用情報に基づいて上記認証手段により送信依頼元のユーザの認証を行い、当該認証の結果がOKの場合に限り、上記ネットワーク通信機能により送信結果を通知するようにしたものである。それにより、認証OKになっているユーザにのみ送信結果を通知するので、例えば、スパムメールを防止ができるので、ネットワークの信頼性、負荷防止を高めることができるとともに、セキュリティが強化される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、公衆網へ接続し、所定のファクシミリ伝送手順を実行して画情報をやりとりするファクシミリ通信機能と、ネットワークへ接続し、このネットワークを介して種々の情報をやりとりするネットワーク通信機能を備え、ネットワークを介して送信依頼を受信すると、上記ファクシミリ通信機能により、指定された宛先へ発呼して送信依頼された画情報を送信するとともに、その送信結果を、上記ネットワーク通信機能を用いてユーザへ送信するネットワークファクシミリ装置に関する。
従来より、公衆網へ接続し、所定のファクシミリ伝送手順を実行して画情報をやりとりするファクシミリ通信機能と、ネットワークへ接続し、このネットワークを介して種々の情報をやりとりするネットワーク通信機能を備え、ネットワークを介して送信依頼を受信すると、上記ファクシミリ通信機能により、指定された宛先へ発呼して送信依頼された画情報を送信するとともに、その送信結果を、上記ネットワーク通信機能を用いてユーザへ送信するネットワークファクシミリ装置が実用されている(特許文献1参照)。
特開2003−319122号公報
このように、ネットワークを介して、クライアント(送信依頼元)からネットワークファクシミリ装置に対して、送信依頼を行うシステムでは、必ずしもクライアントがネットワークファクシミリ装置の設定を知ることができず、使い勝手が悪い場合がある。
例えば、利用制限、認証、課金といった機能では、ネットワークファクシミリ装置に対して、ユーザーを識別するためのID(ユーザーID)を指定するが、ネットワークファクシミリ装置が利用制限、認証、課金といった機能設定をONにしている場合は、あらかじめクライアントのユーザーインタフェース上に、ユーザーIDを入力しないと、送信依頼できない方がよい。しかしながら、設定を知るプロトコルを実装していない場合は、送信依頼の結果をクライアントに通知する方法が取られている。
この方法には、メールやMIB(SNMP)などによって結果を知らせるものがあり、「ユーザーIDを入力していないため、送信要求を受け付けませんでした」等の内容のメールをユーザーに返す。しかしながら、近年悪意あるユーザーによるメールが社会問題になっているように、スパムメールをファクシミリ装置から送信できてしまう。
また、クライアントからメールアドレスを指示しない場合、あるいは結果通知メール不要と指示した場合でも、あとから送信結果がわかるように、ネットワークファクシミリ装置が保持している送信履歴を閲覧することができるが、別ユーザーにファクス送信先を知らせてしまう。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、送信結果を通知する際のセキュリティを向上できるネットワークファクシミリ装置を提供すること目的とする。
本発明は、公衆網へ接続し、所定のファクシミリ伝送手順を実行して画情報をやりとりするファクシミリ通信機能と、ネットワークへ接続し、このネットワークを介して種々の情報をやりとりするネットワーク通信機能を備え、ネットワークを介して送信依頼を受信すると、上記ファクシミリ通信機能により、指定された宛先へ発呼して送信依頼された画情報を送信するとともに、その送信結果を、上記ネットワーク通信機能を用いてユーザへ送信するネットワークファクシミリ装置において、ユーザの認証を行う認証手段を備え、ネットワークを介して送信依頼を受け付けた場合、その送信依頼時に受信した認証用情報に基づいて上記認証手段により送信依頼元のユーザの認証を行い、当該認証の結果がOKの場合に限り、上記ネットワーク通信機能により送信結果を通知するようにしたものである。
また、前記送信結果の通知先は、前記送信依頼元のユーザに対応して、あらかじめ定められているものである。
また、前記ネットワーク通信機能が、送信結果の問い合わせを受信したとき、当該ユーザから認証用情報を受信し、前記認証手段により、当該ユーザについての認証を行い、当該認証の結果がOKの場合に限り、当該ユーザに関する送信結果を、当該ユーザへ通知するようにしたものである。
したがって、本発明によれば、認証OKになっているユーザにのみ送信結果を通知するので、例えば、スパムメールを防止ができるので、ネットワークの信頼性、負荷防止を高めることができるとともに、セキュリティが強化されるという効果を得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。
同図において、ローカルエリアネットワークLANには、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXが接続されているとともに、ルータ装置RTを介してインターネットへ接続されている。したがって、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、インターネットを介し、他の適宜な端末装置との間でデータをやりとりすることができる。
ここで、メールサーバ装置SMは、ローカルエリアネットワークLANに接続されているワークステーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、および、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに対して、周知の電子メールの収集および配布のサービスを提供するものである。
また、ワークステーション装置WS1〜WSnには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力するファクシミリアプリケーションソフトウェア、および、ローカルエリアネットワークLANを介して種々のデータのやりとりを行うための種々のソフトウェア(例えば、電子メールの送受信ソフトウェアや、ネットワークファクシミリ装置FXとの間で通信するソフトウェア等)などの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであってよい。
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、ITU−T勧告T.37に準拠し、画情報を電子メールを用いて送受信するT.37ファクシミリ通信機能、ITU−T勧告T.38に準拠し、IPネットワークを介して、画情報をリアルタイム的に送受信するT.38ファクシミリ通信機能、各種レポートなどを電子メールとしてやりとりするための電子メール処理機能、ローカルエリアネットワークLANを介してワークステーション装置WS1〜WSnとの間で種々の情報をやりとりするためのピア・ツー・ピア通信機能、および、アナログ公衆回線網PSTNに接続し、この公衆網を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
図2は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示している。
同図において、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
網制御装置11は、このネットワークファクシミリ装置FXをアナログ公衆回線網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワークファクシミリ装置FXをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。また、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、T.37ファクシミリ通信機能およびT.38ファクシミリ通信機能の通信制御処理も担当する。
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
ここで、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
また、各端末がメールサーバ装置SMに対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求などのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETFから発行されているRFC文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME(Multi Purpose Mail Extension)形式)などでそれぞれ規定されている。
また、本実施例では、ネットワークファクシミリ装置FXには、ローカルエリアネットワークLANを介して利用できるユーザが登録されており、ローカルエリアネットワークLANを介していずれかのユーザからの送信依頼を受け付ける際には、ユーザから認証用情報を取得して、所定の認証動作を行うようにしている。
このユーザ認証時には、図3(a)に示したようなユーザ登録情報が参照される。このユーザ登録情報は、それぞれの登録ユーザについて形成されるものであり、ユーザ識別情報、ユーザ名、および、パスワードが含まれている。
すなわち、この場合には、ユーザ識別IDまたはユーザ名と、パスワードを適用して、ユーザ認証を行う。
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、それぞれの送信動作の送信結果について送信履歴情報を作成し、図4(a)に示したような送信履歴情報テーブルに保存している。
また、送信履歴情報は、同図(b)に示したように、それぞれの送信履歴情報を識別するためのログID、送信動作を行った(または受け付けた)日時をあらわすジョブエントリ日時、ジョブ識別ID、ユーザ識別ID、送信結果通知先メールアドレス、送信結果、および、送信結果通知済みフラグを含む。
いずれかのクライアント(ワークステーション装置WS1〜WSn)が、ネットワークファクシミリ装置FXに対して、画情報の送信依頼をするときの手順の一例を図5に示す。
まず、クライアント(ワークステーション装置WS1〜WSn)が、ネットワークファクシミリ装置FXに対して、画情報の送信依頼を要求する。このとき、クライアントは、ユーザ名、パスワード、および、送信ジョブ内容コマンド(最終宛先の電話番号、通信モード等)、送信結果の通知先の電子メールアドレス、識別ジョブID、転送画情報データをネットワークファクシミリ装置FXに対して送信し、ネットワークファクシミリ装置FXは、これらの情報を受信して保存する。
そして、その受信した内容に基づいて、送信履歴情報を1つ作成して、送信履歴情報テーブルへ追加する。このときに作成した送信履歴情報のログIDには、空き番号の値が格納される。
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信したユーザ名およびパスワードを適用し、上述したユーザ登録情報を参照して、ユーザ認証を行う。このユーザ認証の結果がOKとなれば、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信した送信ジョブ内容コマンドに従って、画情報の送信動作を行う。
すなわち、受信した最終宛先の電話番号へ網制御装置11を用いて発呼し、指定された通信モードのグループ3ファクシミリ通信動作を行って、受信した転送画情報データを、そのときの最終宛先へ送信する。
そして、作成した送信履歴情報のジョブエントリ日時には、送信依頼の受け付け時の日時情報を格納し、ジョブ識別IDには、受信したジョブ識別IDの値を格納し、ユーザ識別IDには、受信したユーザ名に対応してユーザ登録情報に登録されているユーザ識別IDの値を格納し、送信結果通知先メールアドレスには、受信した送信結果の通知先の電子メールアドレスの値を格納される。また、そのときの通信結果を、送信履歴情報の送信結果の値として格納する。
次いで、ネットワークファクシミリ装置FXは、そのときの送信結果を通知する送信結果メールを作成して、送信履歴情報の送信結果通知先メールアドレスへ、送信し、送信履歴情報の送信結果通知済みフラグに通知済みをあらわす値を格納する。
ここで、本実施例では、送信結果メールは、独立した機能(例えば、「結果通知メール監視デーモン」)により行われる。
一方、送信依頼を受け付けたときに受信したユーザ名とパスワードを用いて行った認証がNGとなった場合には、依頼された送信動作(中継動作)は行わない。
そして、このときに作成した送信履歴情報のジョブエントリ日時には送信依頼の受け付け時の日時情報が格納され、送信結果には「認証エラー」をあらわす値が格納される。そして、それ以外の、ジョブ識別ID、ユーザ識別ID、送信結果通知先メールアドレス、および、送信結果通知済みフラグの値は、それぞれクリアされる。
図6は、ネットワークファクシミリ装置FXが、いずれかのクライアントから送信依頼を受け付ける際の処理の一例を示している。
まず、クライアントから送信されてくるユーザ名、パスワード、および、送信ジョブ内容コマンド(最終宛先の電話番号、通信モード等)、送信結果の通知先の電子メールアドレス、識別ジョブID、転送画情報データを受信して保存する(処理101)。
次いで、その受信した内容に基づいて、送信履歴情報を1つ作成して送信履歴情報テーブルへ追加する(処理102)。
次に、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信したユーザ名およびパスワードを適用し、上述したユーザ登録情報を参照して、ユーザ認証を行う(処理103)。
そして、このユーザ認証の結果がOKとなったかどうかを調べ(判断104)、判断104の結果がYESになるときには、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信した送信ジョブ内容コマンドに従って、画情報の送信動作を行う(処理105)。
そして、そのときの通信結果を、送信履歴情報の送信結果の値として格納する(処理106)。また、このとき送信履歴情報の他の要素の値も作成して格納する。すなわち、ジョブエントリ日時には、送信依頼の受け付け時の日時情報を格納し、ジョブ識別IDには、受信したジョブ識別IDの値を格納し、ユーザ識別IDには、受信したユーザ名に対応してユーザ登録情報に登録されているユーザ識別IDの値を格納し、送信結果通知先メールアドレスには、受信した送信結果の通知先の電子メールアドレスの値を格納される。
また、ユーザ認証の結果がNGとなった場合で、判断104の結果がNOになるときには、認証エラーをあらわす値を、送信履歴情報の送信結果の値として格納する(処理107)。また、このとき送信履歴情報の他の要素の値も作成して格納する。すなわち、ジョブエントリ日時には、送信依頼の受け付け時の日時情報を格納し、それ以外の要素の値は、クリアのままとする。
図7は、送信結果を通知する機能を実現するための結果通知メール監視デーモンの処理の一例を示している。なお、この結果通知メール監視デーモンの動作は、所定時間間隔で繰り返し行われるものである。
まず、送信履歴情報テーブルの内容を調べて、送信結果を通知していない送信履歴情報が1つ以上あるかどうかを探し出す(処理201)。処理201により、対象となる送信履歴情報が見つからなかった場合には(判断202の結果がNO)、このときの動作を終了する。
また、処理201により、対象となる送信履歴情報が見つかった場合で、判断202の結果がYESになるときには、送信結果の内容を調べ(処理203)、それが「認証エラー」をあらわす値であるかどうかを調べる(判断204)。
判断204の結果がYESになるときには、このときのクライアントについては、送信結果の通知を行わないので、処理201へ戻り、次の対象となる送信履歴情報を探す。
判断204の結果がNOになるときには、送信履歴情報から送信結果通知先メールアドレスを読み出し(処理205)、読み出した送信結果通知先メールアドレスを送信先に指定し、送信結果を通知する送信結果通知メールを作成して、メールサーバ装置SMへ送信し(処理206)、処理201へ戻り、次の対象となる送信履歴情報を探す。
このようにして、本実施例では、ユーザ認証の結果がOKとなったユーザからの送信依頼についてのみ、送信結果通知メールを送信しているので、いわゆるスパムメールを防止することができ、その結果、ネットワークの信頼性、負荷防止を高めることができる。
ところで、上述した実施例では、送信依頼受け付け時にクライアントから通知された送信結果通知先メールアドレスを使って送信結果通知メールを送信していたが、悪意のユーザにより送信結果通知先メールアドレスが意図的に変更された場合には、予期しない結果が及ぼされる場合がある。
そのような事態を回避するためには、例えば、図3(b)に示すように、それぞれのユーザについて登録されるユーザ登録情報に、送信結果の通知先の電子メールアドレスである送信結果通知先メールアドレスを登録しておき、この送信結果通知先メールアドレスを用いて、送信結果通知メールを送信すればよい。
図9は、この場合に、送信結果を通知する機能を実現するための結果通知メール監視デーモンの処理の一例を示している。なお、この結果通知メール監視デーモンの動作は、所定時間間隔で繰り返し行われるものである。
まず、送信履歴情報テーブルの内容を調べて、送信結果を通知していない送信履歴情報が1つ以上あるかどうかを探し出す(処理401)。処理401により、対象となる送信履歴情報が見つからなかった場合には(判断402の結果がNO)、このときの動作を終了する。
また、処理401により、対象となる送信履歴情報が見つかった場合で、判断402の結果がYESになるときには、送信結果の内容を調べ(処理403)、それが「認証エラー」をあらわす値であるかどうかを調べる(判断404)。
判断404の結果がYESになるときには、このときのクライアントについては、送信結果の通知を行わないので、処理401へ戻り、次の対象となる送信履歴情報を探す。
判断404の結果がNOになるときには、送信履歴情報からユーザ識別IDを取り出して、このユーザ識別IDに対応したユーザ登録情報から送信結果通知先メールアドレスをを取得し(処理405)、処理405で取得した送信結果通知先メールアドレスを送信先に指定し、送信結果を通知する送信結果通知メールを作成して、メールサーバ装置SMへ送信し(処理406)、処理401へ戻り、次の対象となる送信履歴情報を探す。
このようにして、本実施例では、登録された宛先へ送信結果通知先メールを送信するので、セキュリティ上優れている。
さて、クライアントは、ネットワークファクシミリ装置FXに対して、送信結果を問い合わせることができる。
この場合、クライアントは、ネットワークファクシミリ装置FXに対して、ユーザ名、パスワード、および、送信結果を知りたい通信に設定したジョブ識別IDを通知した状態で、送信結果の問い合わせを行う。なお、自分が指定した全ての送信依頼についての結果を知りたい場合には、ジョブ識別IDとして「ALL」を指定する。
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、図9に示したような処理を行って、クライアントへの問い合わせに応答する。
すなわち、まず、クライアントからユーザ名、パスワード、および、ジョブ識別IDが通知された状態で、送信結果の問い合わせが要求されると、それらのユーザ名、パスワード、および、ジョブ識別IDを保存する(処理501)。
次いで、受信したユーザ名およびパスワードを適用し、上述したユーザ登録情報を参照して、ユーザ認証を行う(処理502)。
そして、このユーザ認証の結果がOKとなったかどうかを調べ(判断503)、判断503の結果がNOになるときには、認証エラーをクライアントへ応答して(処理504)、このときの動作をエラー終了する。
また、判断503の結果がYESになるときには、受信したユーザ名に対応したユーザ識別IDを取得し(処理505)、受信したジョブ識別IDの値が「ALL」であったかどうかを調べる(判断506)。
判断506の結果がYESになるときには、同一ユーザ識別IDの全ての送信履歴情報から送信結果を取得し、送信結果リストを作成し(処理507)、次いで、認証エラーの送信履歴情報を取得し、認証エラーのジョブエントリ日時リストを別枠で作成する(処理508)。
そして、処理507で作成した送信結果リストと、処理508で作成した認証エラーのジョブエントリ日時リストをクライアントへ送信して(処理509)、このときの動作を終了する。
また、判断506の結果がNOになるときには、同一ユーザ識別IDの対応するジョブ識別IDの送信履歴情報から送信結果を取得し(処理510)、次いで、認証エラーの送信履歴情報を取得し、認証エラーのジョブエントリ日時リストを別枠で作成する(処理511)。
そして、処理510で作成した送信結果と、処理511で作成した認証エラーのジョブエントリ日時リストをクライアントへ送信して(処理512)、このときの動作を終了する。
このようにして、送信結果の問い合わせ時には、認証エラーになったログは、パブリック扱い(誰でも参照できる)となっているので、全てのユーザが参照することができ、その結果、悪意を持たないユーザーが、認証するためのユーザー名やパスワードの入力ミスによってメールが届かない場合でも、ジョブエントリ日時を元に「認証エラー」を推定で知ることができ、その結果、自分が指定した送信依頼動作が失敗している旨を認識することができることとなる。
また、ジョブ識別IDをALLにして、結果を問い合わせると、そのユーザーの送信結果の一式を得ることができるので、非常に便利である。
なお、上述した実施例では、ネットワークファクシミリ装置FXに本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、ネットワークファクシミリ装置FXと同じ通信機能を備えるとともに、他の周辺機器機能を備えた、いわゆるネットワーク対応型複合機についても、同様にして適用することができる。
FX ネットワークファクシミリ装置
WS1〜WSn ワークステーション装置
WS1〜WSn ワークステーション装置
Claims (3)
- 公衆網へ接続し、所定のファクシミリ伝送手順を実行して画情報をやりとりするファクシミリ通信機能と、ネットワークへ接続し、このネットワークを介して種々の情報をやりとりするネットワーク通信機能を備え、ネットワークを介して送信依頼を受信すると、上記ファクシミリ通信機能により、指定された宛先へ発呼して送信依頼された画情報を送信するとともに、その送信結果を、上記ネットワーク通信機能を用いてユーザへ送信するネットワークファクシミリ装置において、
ユーザの認証を行う認証手段を備え、
ネットワークを介して送信依頼を受け付けた場合、その送信依頼時に受信した認証用情報に基づいて上記認証手段により送信依頼元のユーザの認証を行い、当該認証の結果がOKの場合に限り、上記ネットワーク通信機能により送信結果を通知するようにしたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - 前記送信結果の通知先は、前記送信依頼元のユーザに対応して、あらかじめ定められていることを特徴とする請求項1記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記ネットワーク通信機能が、送信結果の問い合わせを受信したとき、当該ユーザから認証用情報を受信し、前記認証手段により、当該ユーザについての認証を行い、当該認証の結果がOKの場合に限り、当該ユーザに関する送信結果を、当該ユーザへ通知するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワークファクシミリ装置。
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A02 | Decision of refusal |
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