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JP2005051732A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 周波数ホッピングする無線システムに好適な周波数シンセサイザを提供すること。
【解決手段】 入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むかあるいは引き抜く位相比較器8及びチャージポンプ回路9と、この電荷を電圧へ変換するローパスフィルタ11と、この入力電圧に対して出力周波数を変える電圧制御発振器(VCO)13と、入力の周波数を分周する分周器14と、VCOの複数の出力周波数に対する入力電圧を保持する電圧保持回路10とを有する。スイッチ12により電圧保持回路10の保持電圧切り替え、出力クロック信号3の周波数を切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は周波数シンセサイザに関し、特に周波数ホッピングに用いられ、高速に周波数を切り替えられる周波数シンセサイザに関する。
従来,この種の周波数シンセサイザは、入力クロック周波数の逓倍の出力クロック信号を発生できることにより用いられる(例えば、非特許文献1)。
1998年,アールエフ・マイクロエレクトロニクス252頁 図8.8 このような第1の従来の周波数シンセサイザの一例を図35に示す。
図35に示すように、従来例の周波数シンセサイザは、位相比較器1025と、チャージポンプ回路1026と、ローパスフィルタ1027と、電圧制御発振器(VCO)1028と、分周回路1029とから構成される。
次に、上記の周波数シンセサイザの動作について説明する。
位相比較器1025とチャージポンプ回路1026は、入力クロック信号1021と分周回路1029の出力信号1024の周波数差に応じて、ローパスフィルタ1027に電荷をつぎ込むか引き抜き、VCO1028の入力電圧1022は、入力クロック信号1021と分周回路1029の出力信号1024の周波数差が減少する方向にフィードバック制御される。
続いて、VCO1028は、入力電圧1022により、出力クロック信号1023の周波数を変える。そして、入力クロック信号1021と分周回路の出力信号1024の周波数差が0になったときに、回路は定常状態で動作する。このとき、出力クロック信号1023の周波数は、入力クロック信号1021の周波数の分周比倍となる。
また、従来の第2の周波数シンセサイザとしては、周波数ω1の入力信号と周波数ω2の入力信号から,ω1±ω2の周波数の出力信号を得られることにより用いられる(例えば、非特許文献2)。
1998年,アールエフ・マイクロエレクトロニクス244頁 図7.46 このような従来の第2の周波数シンセサイザを、図36に示す。
図36に示すように、従来の第2の周波数シンセサイザは、ミキサー1103とバンドパスフィルタ1105とで構成される。
次に、従来の第2の周波数シンセサイザの動作について説明する。
まず、周波数がω1である第1の入力信号1101と、周波数がω2である第2の入力信号1102とをミキサー1103に入力し、ω1±ω2の周波数のミキサー出力信号1104を得る。
次に、このミキサー出力信号1104をバンドパスフィルタ1105に入力し、ω1+ω2あるいはω1-ω2の以外の信号を除去して、スペクトラムのピークを一つ有するバンドパスフィルタの出力信号1106を得る。
また、従来の第3の周波数シンセサイザとしては、出力クロック信号周波数を微調整、及び高速に切り替えられることにより用いられている(例えば、非特許文献3)。
1998年,アールエフ・マイクロエレクトロニクス285〜289頁 図8.47 このような従来の第3の周波数シンセサイザを、図37に示す。
図37に示すように、従来の第3の周波数シンセサイザは、カウンタ回路1202及びDA変換回路1204で構成される。
次に、従来の第3の周波数シンセサイザの動作について説明する。カウンタ回路1202は、入力クロック信号1201のクロック数をカウントする。続いて、このカウンタ回路の出力信号1203を、DA変換回路1204により、デジタル信号からアナログ信号に変換し、出力クロック信号5を発生する。このとき、出力クロック信号1205の周期(周波数)は、カウンタ回路の制御信号1206により切り替える。
上述した従来の周波数シンセサイザの第1の問題点は、出力クロック信号の周波数を高速に切り替えられないことである。その理由は、分周比を切り替える、あるいは入力クロック信号の周波数を切り替えても、出力クロック信号の周波数が定常状態になるまでに複数回のフィードバック制御が必要となるからである。
また、上述した従来の周波数シンセサイザの第2の問題点は、出力信号の周波数を広帯域に切り替えることができないことである。その理由は、入力信号の周波数を切り替えてミキサーの出力周波数を切り替えても、このミキサーの出力周波数に応じてバンドパスフィルタの中心周波数を切り替えることができないからである。
更に、上述した従来の周波数シンセサイザの第3の問題点は、切り替えられる出力クロック信号の周期の刻み、又は切り替えられる出力クロック信号の周期長の微調整が、入力クロック信号の周期以下にできないことである。その理由は、入力クロック信号のカウント数のみで出力クロック信号の周期が決まるからである。
本発明は上記問題点に鑑みて発明されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、出力クロック信号の周波数を高速に切り替える周波数シンセサイザを提供することにある。
また、本発明が解決しようとする課題は、出力信号の周波数を広帯域で切り替えられる周波数シンセサイザを提供することにある。
また、本発明が解決しようとする課題は、切り替えられる出力クロック信号の周期の刻み、又は切り替えられる出力クロック信号の周期長の微調整が、入力クロック信号の周期以下にすることのできる周波数シンセサイザを提供することにある。
上記課題を解決する第1の発明は、周波数シンセサイザであって、
電圧制御発振回路の複数の出力周波数に対応する入力電圧をあらかじめ保持し、これらの電圧を切り替えて、電圧制御発振回路の周波数を切り替えるように構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明は、周波数シンセサイザであって、
入力の周波数を分周する分周器と、
入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むか、又は引き抜く位相比較器及びチャージポンプ回路と、
前記電荷を電圧へ変換するローパスフィルタと、
前記電圧に対して出力周波数を変える電圧制御発振器と、
前記電圧制御発振器の複数の出力周波数に対する入力電圧を保持する電圧保持回路と、
前記ローパスフィルタ及び前記電圧保持回路の保持電圧を切り替えるスイッチと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明は、周波数シンセサイザであって、
電流制御発振回路の複数の出力周波数に対応する入力電流をあらかじめ保持し、これらの電流を切り替えて電流制御発振回路の周波数を切り替えるように構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明は、周波数シンセサイザであって、
入力の周波数を分周する分周器と、
入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むかあるいは引き抜く位相比較器及びチャージポンプ回路と、
前記電荷を電圧へ変換するローパスフィルタと、
前記電圧から電流制御発信器の電流へ変換する電圧電流変換回路と、
前記入力電流に対して出力周波数を変える電流制御発振器と、
電流制御発信器の複数の出力周波数に対する入力電流を保持する電流保持回路と、
ローパスフィルタ及び電流保持回路の保持電流を切り替えるスイッチと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明は、周波数シンセサイザであって、
電圧制御発振回路の複数の出力周波数に対応する入力電圧をあらかじめ保持し、これらの電圧を切り替えてフィードバックループにより制御し、電圧制御発振回路の周波数を切り替えるように構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明は、周波数シンセサイザであって、
入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むかあるいは引き抜く位相比較器及びチャージポンプ回路と、
前記電荷を電圧へ変換する複数のローパスフィルタと、
前記電圧に対して出力周波数を変える電圧制御発振器と、
入力の周波数を分周する分周器と、
前記ローパスフィルタを切り替えるスイッチと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明は、周波数シンセサイザであって、
ミキサーの出力信号のスペクトラムの周波数に応じて、バンドパスフィルタの周波数特性を切り替えることを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明は、周波数シンセサイザであって、
第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との差の周波数の信号及び第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との和の周波数の信号を出力するミキサーと、
前記第2の入力信号の周波数を切り替えるスイッチと、
第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との差の周波数の信号、又は第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との和の周波数の信号に中心周波数を切り替えられるバンドパスフィルタと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明は、周波数シンセサイザであって、
第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との差の周波数の信号及び第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との和の周波数の信号を出力するミキサーと、
固定周波数である第1の入力信号の周波数でカットオフ周波数特性を持つハイパスフィルタと、
固定周波数である第1の入力信号の周波数でカットオフ周波数特性を持つローパスフィルタと、
前記第2の入力信号の周波数を切り替えるスイッチと、
前記ハイパスフィルタの出力信号と、前記ローパスフィルタの出力信号とを切り替えるスイッチと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明は、周波数シンセサイザであって、
複数の信号のうちいすれか一つを選択して出力するスイッチと、
入力信号と前記スイッチの出力信号とが入力され、前記入力信号の周波数と前記スイッチの出力信号の周波数との差の周波数の信号と、前記入力信号の周波数と前記スイッチの出力信号の周波数との和の周波数の信号とを出力するミキサーと、
前記ミキサーから出力される差の周波数の信号、又は和の周波数の信号に中心周波数を切り替えられ、いずれか一方の信号を通過させるバンドパスフィルタと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第11の発明は、周波数シンセサイザであって、
入力クロック信号から発生した複数の多相クロック信号を、一定の位相刻み間隔で切り替えて出力クロック信号を発生することを特徴とする。
上記課題を解決する第12の発明は、周波数シンセサイザであって、
入力クロック信号から多相クロック信号を発生する多相クロック信号発生回路と、
この多相クロック信号を選択して出力クロック信号を生成する回路と、
前記多相クロック信号の選択の制御信号を発生する制御回路と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第13の発明は、上記第12の発明において、入力クロック信号の周期を正の整数倍し、多相クロック信号発生回路に出力する分周器を更に有することを特徴とする。
上記課題を解決する第14の発明は、上記第12又は第13の発明において、複数の多相クロック発生回路及びセレクタ回路と、これらの回路の出力クロックを選択するセレクタ回路とを有し、順に多相クロック信号を切り替えていくことを特徴とする。
上記課題を解決する第15の発明は、上記第12、13、14の発明において、位相刻み間隔を変えて出力クロック信号を発生することを特徴とする。
上記課題を解決する第16の発明は、周波数シンセサイザであって、
入力クロック信号のサイクルで動作する制御信号により、入力クロック信号の通過または遮断の切り替えあるいは位相の切り替えをすることで信号を発生するとともに、これら複数の信号を演算することで別の信号を発生することを特徴とする。
上記課題を解決する第17の発明は、周波数シンセサイザであって、
多相クロック信号を入力してより細かい位相刻みで切り替えられるクロック信号を発生する回路と、前記クロック信号のサイクルで制御信号を発生するアキュムレータ回路と、前記クロック信号の通過または遮断を前記制御信号により切り替えるゲート回路とを有する複数のパルス発生回路と、
前記複数のパルス発生回路から出力されるパルスを演算する回路と
を有することを特徴とする。
上述した本発明の周波数シンセサイザによれば、出力クロック信号の周波数を高速に切り替えることができる。
また、上述した本発明の周波数シンセサイザによれば、出力信号の周波数を広帯域で切り替えられることができる。
また、上述した本発明の周波数シンセサイザによれば、切り替えられる出力クロック信号の周期の刻み、又は切り替えられる出力クロック信号の周期長の微調整が、入力クロック信号の周期以下にすることのできる。
また、本発明の周波数シンセサイザは、アキュムレータを各パルス発生回路に内蔵することにより、各パルス発生回路の出力の単純な加算により周波数シンセサイザの出力が得られる。
本発明の周波数シンセサイザは、VCOの複数の出力周波数に対応する入力電圧を保持する電圧保持回路と、これらの電圧及びローパスフィルタの出力電圧を切り替えるスイッチを有する。このような構成を採用し、フィードバック制御を用いずにVCOの入力電圧を切り替えることにより、本発明の目的を達成することができる。
また、本発明の周波数シンセサイザは、バンドパスフィルタの中心周波数を切り替えることにより、本発明の目的を達成することができる。
また、本発明の周波数シンセサイザは、入力クロック信号あるいはこれを分周した信号から多相クロック信号を発生する回路と、これらの多相クロック信号を選択して出力クロック信号を発生する回路と、これらの回路の選択信号を発生する回路を有する。このような構成を採用し、入力クロック信号の周期を複数の多相クロック信号で分割し、これらの刻み時間の分解能を利用することにより、本発明の目的を達成することができる。
本発明の実施例1を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施例1の周波数シンセサイザは、入力クロック信号1と分周回路の出力信号4の周波数差に応じた電荷をつぎ込むかあるいは引き抜く位相比較器8及びチャージポンプ回路9と、この電荷を電圧へ変換するローパスフィルタ11と、この電圧に対して出力周波数を変える電圧制御発振器(VCO)13と、入力の周波数を分周する分周器14と、VCO13の複数の出力周波数に対応する入力電圧を保持する電圧保持回路10と、ローパスフィルタ11及び電圧保持回路10の保持電圧を切り替えるスイッチ12とを有する。
次に、電圧保持回路10の具体的な構成について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、電圧保持回路10の回路構成を示すブロック図で、電圧保持回路10を具体的にした図である。
図2に示すように、電圧保持回路10は、モニタする電圧51を入力とする第1のバッファ52と、第2のバッファ53と、第3のバッファ54と、バッファの出力信号を選択する第1のスイッチ55と、第2のスイッチ56と、第3のスイッチ57と、バッファの出力電圧を保持する第1の容量58と、第2の容量59と、第3の容量60とから構成される。
図3は、本発明の実施例1における電圧保持回路10に用いられるバッファ52〜54の具体的な回路図である。図3に示すように、バッファ52〜54は、オペアンプ72のプラス端子に入力電圧71を、マイナス端子に出力電圧73を接続して構成される。
次に、上述の構成における動作を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1において、スイッチ12をローパスフィルタ11の出力信号2に切り替えて、位相比較器8とチャージポンプ回路9とVCO13と分周回路14とのループを動作させる。そして、出力クロック信号の周波数が安定するまで、このループを動作させる。このとき、スイッチ15をオンしてローパスフィルタ11の出力信号2を電圧保持回路10に入力する。このとき、例えば第1のスイッチ55をオンにして、電圧保持回路10に入力された信号(モニタ電圧51)が第1のバッファ52に入力され、モニタ電圧51の関数となる第1の保持電圧61が第1の容量58に保持される。
次に、図1において、入力クロック信号の周波数1あるいは、分周回路14の分周比を変えて、異なる出力クロック信号の周波数で安定させる。このとき,電圧保持回路10は、図2において、第1のスイッチ55をオフにし、第2のスイッチ56をオンにすることにより、第2の容量59に保持電圧62が保持される。
これらの動作を繰り返すことにより、VCO13の周波数に対応した電圧が電圧保持回路10の各容量に保持される。以上述べた、容量58、50、60への電圧供給動作は、本実施例を使用する送信機あるいは受信機が、送受信動作を中断しているときに行われる。送受信動作時には、スイッチ12を各保持電圧に切り替えてVCO13の入力電圧とすることにより、出力クロック信号3の周波数を切り替える。このとき、スイッチ15はオフである。
図2において、バッファ52〜54はモニタ電圧51と等しい電圧を出力し、容量58〜60に電圧を保持することが好ましい。これは,モニタ電圧51とバッファの出力電圧に差がある場合、モニタ電圧51をVCO13の入力電圧とした場合と、容量58〜60の保持電圧をVCO13の入力電圧とした場合とでは、出力クロック信号3の周波数が異なるからである。
また、バッファの入力インピーダンスが大きいことが好ましい。これは、入力インピーダンスが小さいと、モニタ電圧51が変動するからである。
次に、本発明の周波数シンセサイザの適用例について説明する。
本発明の周波数シンセサイザは、VCO13の複数の出力周波数に対応した電圧を保持し、この電圧を切り替えることにより、高速に周波数を切り替えることができる。
このような本発明の周波数シンセサイザの適用例を、図面を参照して説明する。
図4は、本発明の周波数シンセサイザの適用例を示す図である。本発明の周波数シンセサイザ217は、図4に示すような周波数ホッピングする無線システムにおいて有効である。
図4において、アンテナ211を介したアンテナ出力信号212はロウノイズアンプ(LNA)213により増幅され、このLNA出力信号214と周波数シンセサイザ217の出力クロック信号216とを入力として、ミキサー215によりミキサー出力信号218が発生される。
次に、この周波数シンセサイザ217の動作について図面を参照して説明する。
図5は周波数シンセサイザの動作を具体的に示した図である。図5に示すように、周波数シンセサイザ217の出力クロック信号224は、第1の周波数221、第2の周波数222、第3の周波数223と周波数を切り替える。このとき、クロック信号の周波数は1GHz以上であり、切り替わる時間間隔は20ns以下であった。
本発明の実施例2について図面を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明の実施例2における周波数シンセサイザを示すブロック図である。
図6に示すように、実施例2の周波数シンセサイザは、実施例1と比較して、VCO13の代わりに電流制御発振器44を、電圧保持回路10の代わりに電流保持回路42を、更に、ローパスフィルタの出力信号を電流に変換する電圧電流変換回路41を有する点で異なる。尚、位相比較器38、チャージポンプ回路39、ローパスフィルタ40及び分周器45は、実施例1における、位相比較器8、チャージポンプ回路9、ローパスフィルタ11及び分周器14と同様な構成であるので、詳細な説明は省略する。
次に、実施例2の動作について図面を参照して説明する。
図6に示すように、実施例1と比較して、電流制御発振器44の複数の出力周波数に対応する電流が、電流保持回路42により保持される。このとき電流保持回路42により保持される電流は、実施例1と同じくローパスフィルタ40を含むループにより出力クロック信号31の周波数を安定させた後に、電圧電流制御回路41の出力電流46をコピーした電流である。例えば、この保持電流が第1の保持電流33、第2の保持電流34、第3の保持電流35であるとすると、スイッチ43によりこれら保持電流に切り替えて出力クロック信号36の周波数を切り替える。
本実施例によれば、VCOではなく、電流制御発振器を用いた場合でも、複数の電流制御発振器の出力周波数に対応した電流を保持し、この電流を切り替えることにより、高速に周波数を切り替えることができる。
本発明の実施例3について図面を参照して詳細に説明する。
図7は、本発明の実施例3の回路構成を示すブロック図である。
図7に示すように、実施例3は、実施例1と比較すると、保持電圧回路10を持たず、第1のローパスフィルタ82及び第2のローパスフィルタ83と、これらを切り替えるスイッチ86を有する点が異なる。また、ローパスフィルタは複数個であっても良い。
尚、位相比較器93、チャージポンプ回路94、VCO88及び分周器95は、実施例1における、位相比較器8、チャージポンプ回路9、VCO88及び分周器14と同様な構成であるので、詳細な説明は省略する。
次に、本実施の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図7に示すように、スイッチ86によりローパスフィルタ82,83を切り替えて、ローパスフィルタ82,83に電圧制御発振器88の複数の出力周波数に対応する電圧を保持する。例えば、スイッチ86を切り替えて、第1のローパスフィルタ82の出力信号84とVCO88の入力信号87とを接続し、出力クロック信号90の周波数が定常状態になるまで動作させる。
次に、入力クロック信号91の周波数あるいは分周回路95の分周比を切り替えて出力クロック信号90の周波数を切り替えるとともに、スイッチ86を切り替えて、第2のローパスフィルタ83の出力信号85とVCO88の入力信号87とを接続し、出力クロック信号90の周波数が定常状態になるまで動作させる。
このようにローパスフィルタに電圧を保持した後に、スイッチ86を切り替えて、出力クロック信号90の周波数を切り替える。このとき同時に、ローパスフィルタに電圧を保持したときと等しい出力クロック信号90の周波数を発生させる入力クロック信号91の周波数あるいは分周回路95の分周比を切り替える。
以上の如く、実施例3によれば、電圧制御発振回路の複数の出力周波数に対応した電圧を複数のローパスフィルタに保持させることにより、これらのローパスフィルタを切り替えることにより、高速に周波数切り替えができ、さらにフィードバック制御で動作させることができる。
本発明の実施例4について図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本発明の実施例4のブロック図である。
図8に示すように、実施例4の周波数シンセサイザは、ミキサー112と、第2の入力信号116と第3の入力信号117と第4の入力信号118と第5の入力信号119とを切り替えるスイッチ115と、バンドパスフィルタ120とから構成される。尚、スイッチ115に入力される信号の数は、4以外の複数でも良い。また、第1の入力信号111の数が複数であっても良い。
図8において、スイッチ115が第2の入力信号116を選択する場合、スイッチの出力信号114が第2の入力信号116となり、ミキサー112は、第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との和の周波数の信号、及び第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との差の周波数の信号を出力する。
このとき、バンドパスフィルタ120の制御信号121によりバンドパスフィルタ120の中心周波数を、第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との和の周波数の信号あるいは、第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との差の周波数の信号に切り替える。
これにより、バンドパスフィルタ120の中心周波数以外の信号は除去され、出力信号は第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との和の周波数の信号あるいは第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との差の周波数の信号が出力される。この様子を、図9に示す。図9では、第1の入力信号111の周波数をfとし、第2の入力信号116の周波数をfとし、バンドパスフィルタ120の中心周波数をf+fとし、第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との和の周波数の信号が出力される様子を示したものである。
次に、スイッチ115が第3の入力信号117を選択する場合、バンドパスフィルタの制御信号121によりバンドパスフィルタ120の中心周波数を、第1の入力信号111の周波数と第3の入力信号117の周波数との和の周波数の信号あるいは第1の入力信号111の周波数と第3の入力信号117の周波数との差の周波数の信号に切り替える。
これにより、出力信号は第1の入力信号111の周波数と第3の入力信号117の周波数との和の周波数の信号、あるいは第1の入力信号111の周波数と第3の入力信号117の周波数との差の周波数の信号が出力される。
以上のように、ミキサー112の出力信号の周波数に合わせて、バンドパスフィルタ120の中心周波数を切り替えることにより、出力信号の周波数を広帯域で切り替えられる。
次に、上述した周波数シンセサイザの適用例について説明する。
図10は上述した周波数シンセサイザの適用例を示す図である。
本発明の周波数シンセサイザ1217は、図10に示すような周波数ホッピングする無線システムにおいて有効である。
図10において、アンテナ1211を通したアンテナ出力信号1212はロウノイズアンプ(LNA)1213により増幅され、このLNA出力信号1214と周波数シンセサイザの出力クロック信号1216とを入力としてミキサー1215によりミキサー出力信号1218が発生される。
本発明の実施例5について図面を参照して詳細に説明する。
図11は、本発明の実施例5における周波数シンセサイザのブロック図である。
図11に示すように、実施例5の周波数シンセサイザは、実施例4と比較して、バンドパスフィルタ120の代わりとして、ローパスフィルタ141及びハイパスフィルタ140と、ローパスフィルタ141の出力信号143とハイパスフィルタ140の出力信号142とを切り替えるスイッチ144とを有する点で異なる。
次に、実施例5の動作について図面を参照して説明する。
図11において、例えば、スイッチ135が第2の入力信号136を選択する場合、スイッチの出力信号134が第2の入力信号136となり、ミキサー112には、第1の入力信号131と第2の入力信号136とが入力される。そして、ミキサー112は、第1の入力信号131の周波数と第2の入力信号136の周波数との和の周波数の信号、及び第1の入力信号131の周波数と第2の入力信号136の周波数との差の周波数の信号を出力する。
このとき、ハイパスフィルタ140のカットオフ周波数を、第1の入力信号131にする。これにより、ハイパスフィルタ140の出力信号142は、第1の入力信号131の周波数と第2の入力信号136の周波数との和の周波数の信号となる。この様子を、図12に示す。図12では、第1の入力信号131の周波数をfとし、第2の入力信号136の周波数をfとし、通過する信号が第1の入力信号131の周波数と第2の入力信号136の周波数との和の周波数の信号となることを示している。
また、ローパスフィルタ141のカットオフ周波数を、第1の入力信号31にする。これにより、ローパスフィルタ出力信号143は第1の入力信号111の周波数と第2の入力信号116の周波数との差の周波数の信号になる。この様子を、図13に示す。図13では、第1の入力信号131の周波数をfとし、第2の入力信号136の周波数をfとし、通過する信号が第1の入力信号131の周波数と第2の入力信号136の周波数との差の周波数の信号となることを示している。
これらのハイパスフィルタ140の出力信号142と、ローパスフィルタ141の出力信号143とを、スイッチ144により切り替えることにより出力信号145とする。
さらに、スイッチ135を切り替えて、第3の入力信号137あるいは第4の入力信号138あるいは第5の入力信号139をミキサー132に入力して、各周波数の出力信号145を得る。
本実施例によれば、ミキサーの二つの入力信号のうち、固定周波数の信号の周波数に合わせて、ローパスフィルタ及びハイパスフィルタのカットオフ周波数を設定し、ローパスフィルタ及びハイパスフィルタの出力を選択することにより、フィルタの回路規模を小さくできて、出力信号の周波数を広帯域で切り替えることができる。
次に、本発明の実施例6について図面を参照して詳細に説明する。
図14は本発明の実施例6における周波数シンセサイザのブロック図である。
図14に示すように、実施例6の周波数シンセサイザは、入力クロック信号411の周期を正の整数倍する分周回路412と、この分周回路出力信号413から多相クロック信号を発生する多相クロック信号発生回路414と、これら複数の多相クロック信号415から選択して出力クロック信号417を発生するセレクタ回路416と、多相クロック信号発生回路414及びセレクタ回路416の制御信号を発生する制御回路418(多相クロック信号発生回路の制御信号420、セレクタ回路の制御信号421)とを含む。
次に、これら各回路ブロックの具体的な構成について説明する。
図14において、分周回路412は、制御信号401により入力クロック信号411の周期を整数倍に切り替えて、分周回路出力信号413を発生する。
図15は、実施例6の回路構成を示すブロック図で、多相クロック信号発生回路を具体的にした図である。
図15に示すように、多相クロック信号発生回路414は、位相0°の信号451と位相90°の信号452を入力とし位相0°から90°の信号を発生する位相補間回路455と、位相90°の信号452と位相180°の信号453を入力とし位相90°から180°の信号を発生する位相補間回路456と、位相180°の信号53と位相270°の信号454を入力とし位相180°から270°の信号を発生する位相補間回路457と、位相270°の信号454と位相360°(0°)の信号451を入力とし位相270°から360°(0°)の信号を発生する位相補間回路458とを含む。
このとき、位相0°の信号451、位相90°の信号452、位相180°の信号453、位相270°の信号454は、分周回路出力信号413から90°、180°、270°づつ位相をずらして発生する。また、これらの信号451、452、453、454は、分周回路412に生成させることもできる。また、位相補間回路の制御信号459により、各位相補間回路の出力位相が切り替わる。
図16は、多相クロック信号発生回路に用いる位相補間回路を具体的にした図である。
図16に示すように、位相補間回路は、第1のMOSトランジスタ483と第3のMOSトランジスタ485のドレイン端に第1の負荷回路481を、第2のMOSトランジスタ84と第4のMOSトランジスタ86のドレイン端に第2の負荷回路82を,第1のMOSトランジスタ483と第2のMOSトランジスタ484のソース端に第1の電流源489を、第3のMOSトランジスタ485と第4のMOSトランジスタ486のソース端に第2の電流源490を、第1のMOSトランジスタ483と第3のMOSトランジスタ485のゲート端に第1の入力信号487を、第2のMOSトランジスタ484と第4のMOSトランジスタ486のゲート端に第2の入力端子488を接続し、第1の出力信号492及び第2の出力信号493を出力する。このとき、電流源の制御信号491により、第1の電流源489、第2の電流源490の電流量を制御し、出力信号の位相が切り替わる。
位相補間回路は、この他にも、二つのCMOSインバータの出力を接続し、各々のインバータの駆動能力を制御することによっても構成できる。また、図14では4相のクロック信号を入力しているが、4以上の相数のクロック信号を用いても構成できる。
多相クロック発生回路は、この他、複数の遅延回路を直列に接続し、各遅延回路の出力を取り出しても構成できる。
図14において、セレクタ回路416は、制御信号420により、複数入力される多相クロック信号から1つの位相のクロック信号を選択し出力する。このとき、選択されたクロック信号に同期して出力クロック信号417の値が反転する。
図14において、多相クロック信号発生回路及びセレクタ回路の制御回路418は、出力クロック信号417に同期、または非同期なタイミングで制御信号を切り替える。
次に、上述の実施例の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図17は、本実施例の動作を示す図である。
図17に示すように、入力クロック信号431の立ち上がりにより、出力クロック信号437の値をロウレベルからハイレベルに反転する。次に、多相クロック信号発生回路414により入力クロック信号を1刻み遅延した信号432を発生し、この立ち上がりにより出力クロック信号437をハイレベルからロウレベルに反転する。このとき、1刻みの遅延時間445は、多相クロック信号発生回路414が切り替えられる最少の遅延時間である。
さらに、入力クロック信号を2刻み遅延した信号433、入力クロック信号を3刻み遅延した信号434、入力クロック信号を3刻み遅延した信号434、入力クロック信号を4刻み遅延した信号435、入力クロック信号を5刻み遅延した信号436と1刻みづつ遅延した信号を発生し、各立ち上がりにより出力クロック信号437を反転する。
この動作を繰り返すことにより、2刻みの遅延時間と等しい周期444の出力クロック信号437を得る。
図18は本実施例の他の動作を示すの図である。
図18に示すように、入力クロック信号501の立ち上がりで出力クロック信号506をロウレベルからハイレベルに反転した後、図17で示した動作と異なり、入力クロック信号を1刻み遅延した信号502ではなく入力クロック信号を2刻み遅延した信号503を発生し、この立ち上がりにより出力クロック信号506をハイレベルからロウレベルに反転する。
また、入力クロック信号を3刻み遅延した信号504ではなく入力クロック信号を4刻み遅延した信号505を発生し、この立ち上がりにより出力クロック信号506を反転する。2刻みずつクロック信号を遅延して、出力クロック動作を反転するこの動作を繰り返すことにより、4刻みの遅延時間と等しい周期5113の出力クロック信号506を得る。但し、この1刻みの遅延時間507は、図17における遅延時間445と等しいとする。
次に、図14における多相クロック信号発生回路及びセレクタ回路の制御回路418の制御信号の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図19は、制御信号の動作を具体的にした図である。
図19に示すように、位相0°のクロック信号を発生する制御信号471を2進4ビット信号”0000”とすると、位相0°から1刻みの位相72増えた位相22.5°のクロック信号を発生する制御信号476は”0001”,位相45°のクロック信号を発生する制御信号477は”0010”、位相62.5°のクロック信号を発生する制御信号478は”0011”、位相90°のクロック信号を発生する制御信号473は”0100”、さらには位相180°のクロック信号を発生する制御信号474は”1000”、位相270°のクロック信号を発生する制御信号475は”1100”となる。
図15において、この制御信号の上位2ビットが、”00”のときは位相0°から90°の信号を発生する位相補間回路の出力信号460を、”01”のときは位相90°から180°の信号を発生する位相補間回路の出力信号461を、”10”のときは位相180°から270°の信号を発生する位相補間回路の出力信号462を、”11”のときは位相270°から360°(0°)の信号を発生する位相補間回路の出力信号463を選択する。
また、下位2ビットの制御信号により、図15における位相補間回路の位相補間比が決まる。例えば,図19において、位相45°のクロック信号を発生する制御信号477は”0010”であり、これは図15において、上位2ビット”00”で位相0°から90°の信号を発生する位相補間回路の出力信号460を選択し、下位2ビット”10”を位相補間回路の制御信号459とすることにより、位相45°のクロック信号を発生する。
また、図20は本発明の実施例6における制御信号の他の動作を具体的にした図である。
図20のように、2刻みずつクロック信号を遅延して出力クロック信号506を反転する場合、図20に示すように制御信号は、第1の制御信号541”0000”から2刻みクロック信号を遅延する第2の制御信号542”0010”へ、第2の制御信号542”0010”から2刻みクロック信号を遅延する第3の制御信号543”0100”へ、さらにそれぞれ2刻みクロック信号を遅延するように第4の制御信号544、第5の制御信号545、第6の制御信号546、第7の制御信号547、第8の制御信号548へと切り替わる。
次に、本実施例の効果について説明する。本実施例では、多相クロック信号発生回路により,入力クロック信号の周期の間のタイミングでクロック信号を発生し,これらのクロック信号を選択して出力クロック信号を発生する。このため,出力クロック信号の周期を入力クロック信号の周期以下の分解能で調整できる。
次に、本実施例の効果について図面を参照して説明する。
図21は、実施例6の効果を示すブロック図である。
図21に示すような本発明の周波数シンセサイザ1217は、周波数ホッピングする無線システムにおいて有効である。
図21において、アンテナ1211を通したアンテナ出力信号1212は、ロウノイズアンプ(LNA)1213により増幅され、このLNA出力信号1214と周波数シンセサイザの出力クロック信号1216を入力としてミキサー1215によりミキサー出力信号1218を発生する。
次に、この周波数シンセサイザ1217の動作について図面を参照して説明する。
図22は、周波数シンセサイザの動作を具体的に示した図である。
図22に示すように、周波数シンセサイザの出力クロック信号1224は、第1の周波数1221、第2の周波数1222、第3の周波数1223と周波数を切り替える。
次に、本発明の実施例7について図面を参照して詳細に説明する。
図23は、本発明の実施例7の周波数シンセサイザのブロック図である。
図23に示すように、実施例7の周波数シンセサイザは、実施例6と比較して、分周回路の出力信号523を入力とする第1の多相クロック信号発生回路524と第1のセレクタ回路528、及び第2の多相クロック信号発生回路525と第2のセレクタ回路529を並列に接続し、第1のセレクタ回路の出力信号530と第2のセレクタ回路の出力信号531とを選択する第3のセレクタ回路532とを有する点で異なる。
次に、本実施例の動作について図面を参照して説明する。
図23に示すように、第1のセレクタ回路の出力信号530が第3のセレクタ回路532により選択されているとき、第2の多相クロック発生回路及び第2のセレクタ回路は、制御回路534により、次に第3のセレクタ回路132により選択される多相クロック信号を発生する。
本実施例の効果について説明する。
本実施例では、複数の多相クロック発生回路及びセレクタ回路の対を順に制御することにより、制御回路の動作速度を落とすことができる。
次に、本発明の実施例8について図面を参照して詳細に説明する。
図24は、実施例8の周波数シンセサイザのブロック図である。
図24に示すように、実施例8の周波数シンセサイザは、実施例6に加え、乱数発生回路592を有する点が異なる。
次に、本実施例の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図25は、本発明の実施例8の動作を示した図である。
図25に示すように、乱数発生回路の出力信号593により異なる位相刻み間隔に切り替える。
図25において、第1の制御信号551から第2の制御信号552へ切り替わるときと、第2の制御信号552から第3の制御信号553へ切り替わるときと、第4の制御信号554から第5の制御信号555へ切り替わるときと、第5の制御信号555から第6の制御信号556へ切り替わるときと、第7の制御信号557から第8の制御信号558へ切り替わるときと、第8の制御信号558から第9の制御信号559へ切り替わるときとは2刻みの位相遅延であるのに対し、第3の制御信号553から第4の制御信号554へ切り替わるときと、第6の制御信号556から第7の制御信号557へ切り替わるときとは1刻みの位相遅延である。
次に、本実施例の効果について図面を参照して説明する。
図26は、本実施例の効果を示す図である。
図26に示すように、乱数発生回路により第1の位相刻み間隔と第2の位相刻み間隔とを切り替えることで、第1の固定刻み間隔で動作したときの出力クロック信号のスペクトラム562と第2の固定刻み間隔で動作したときの出力クロック信号のスペクトラム563との間の任意の周波数に乱数発生回路により、刻みを変動したときの出力クロック信号のスペクトラム563を発生できる。尚、縦軸はスペクトラム強度軸560、横軸は周波数軸561である。
次に、本発明の実施例9について図面を参照して詳細に説明する。
図27は本発明の実施例9のブロック図である。
図27に示すように、実施例9は、入力クロック信号611から多相クロック信号を発生する多相クロック信号発生回路612と、これら複数の多相クロック信号613から選択して出力クロック信号614を発生するセレクタ回路615と、多相クロック信号発生回路612及びセレクタ回路615の制御信号を発生する制御回路616(多相クロック信号発生回路の制御信号617、セレクタ回路の制御信号618)とから構成される。
次に、これら各回路ブロックの具体的な回路構成について説明する。
図28は、多相クロック信号発生回路612と、セレクタ回路615と、制御回路616の具体的な回路構成図である。
図28に示すように、多相クロック信号発生回路612は、位相0°の信号651と位相90°の信号652を入力とし位相0°から90°の信号661を発生する位相補間回路655と、位相90°の信号652と位相180°の信号653を入力とし位相90°から180°の信号662を発生する位相補間回路656と、位相180°の信号653と位相270°の信号654を入力とし位相180°から270°の信号663を発生する位相補間回路657と、位相270°の信号654と位相360°(0°)の信号651を入力とし位相270°から360°(0°)の信号664を発生する位相補間回路658とから構成される。
このとき、位相0°の信号651、位相90°の信号652、位相180°の信号653、位相270°の信号654は、入力クロック信号611から90°、180°、270°づつ位相をずらして発生させる。また、位相補間回路の制御信号617により、各位相補間回路655〜617の出力位相が切り替わる。
図29は、多相クロック信号発生回路612に用いる位相補間回路655〜617を具体的にした図である。
図29に示すように、位相補間回路655〜617は、第1のMOSトランジスタ683と第3のMOSトランジスタ685のドレイン端に第1の負荷回路681を、第2のMOSトランジスタ684と第4のMOSトランジスタ686のドレイン端に第2の負荷回路682を、第1のMOSトランジスタ683と第2のMOSトランジスタ684のソース端に第1の電流源689を、第3のMOSトランジスタ685と第4のMOSトランジスタ686のソース端に第2の電流源690を、第1のMOSトランジスタ683と第3のMOSトランジスタ685のゲート端に第1の入力信号687を、第2のMOSトランジスタ684と第4のMOSトランジスタ686のゲート端に第2の入力端子688を接続し、第1の出力信号692及び第2の出力信号693を出力する。このとき、電流源の制御信号691により、第1の電流源689、第2の電流源690の電流量を制御し、出力信号の位相が切り替わる。
位相補間回路は、この他にも、二つのCMOSインバータの出力を接続し、各々のインバータの駆動能力を制御することによっても構成できる。
また、図28では4相のクロック信号を入力しているが、4以上の相数のクロック信号を用いても構成できる。
また、多相クロック発生回路はこの他、複数の遅延回路を直列に接続し、各遅延回路の出力を取り出しても構成できる。
次に、多相クロック信号発生回路612及びセレクタ回路615を制御する制御回路616の制御信号の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図30は、制御回路616の制御信号を説明する為の図である。
図30に示すように、位相0°のクロック信号を発生する制御信号671を2進4ビット信号”0000”とすると、位相0°から1刻みえた位相22.5°のクロック信号を発生する制御信号676は”0001”、位相45°のクロック信号を発生する制御信号677は”0010”、位相62.5°のクロック信号を発生する制御信号678は”0011”、位相90°のクロック信号を発生する制御信号673は”0100”、さらには位相180°のクロック信号を発生する制御信号
674は”1000”、位相270°のクロック信号を発生する制御信号675は”1100”となる。
図30において、この制御信号の上位2ビットが、”00”のときは位相0°から90°の信号を発生する位相補間回路の出力信号661を、”01”のときは位相90°から180°の信号を発生する位相補間回路の出力信号662を、”10”のときは位相180°から270°の信号を発生する位相補間回路の出力信号663を、”11”のときは位相270°から360°(0°)の信号を発生する位相補間回路の出力信号664を選択する。
また、下位2ビットの制御信号により、位相補間回路の位相補間比が決まる。例えば、図30において、位相45°のクロック信号を発生する制御信号677は”0010”であり、これは、上位2ビット”00”で位相0°から90°の信号を発生する位相補間回路665の出力信号661を選択し、下位2ビット”10”を位相補間回路の制御信号617とすることにより、位相45°のクロック信号を発生する。
また、2刻みずつクロック信号を遅延する場合、制御信号は、第1の制御信号671”0000”から2刻みクロック信号を遅延する第2の制御信号677”0010”へ、第2の制御信号677”0010”から2刻みクロック信号を遅延する第3の制御信号673”0100”へ、さらにそれぞれ2刻みクロック信号を遅延するように切り替わる。
次に、図28及び図31を参照しながら、実施例9の動作について説明する。
図31は実施例9の動作を説明する為の図であり、1刻みで入力クロック信号の位相をずらす場合のタイムチャートである。尚、図31のタイムチャートにおいて、1刻みの位相は22.5°としている。また、図31の場合では、入力クロック信号の立ち上がりの位相をずらし、立ち下がり信号を無視しているが、立ち下がりと立ち上がりの役割を逆にしても良い。
図31において、0°のクロック信号651は、周期Tをもち、常に0°の位相で立ち上がる信号である。
最初に、図31の左端でセレクタ615の制御信号618が"00"、位相補間回路の制御信号617が"01"に切り替わっているとする。このときセレクタ615は、22.5°の信号である0〜90°の位相補間回路655の出力信号661を選択する。この0〜90°の位相補間回路655の出力信号661の立ち上がり信号により、セレクタ615の出力信号614は、立ち上がり信号を出力する。尚、このセレクタは、その出力段に、モノステーブルマルチレータを内蔵しており、このモノステーブルマルチレータは、選択された信号の立ち上がりから、短い時間だけハイレベルとなるパルスを、信号614として出力する。
また、制御回路616に"0001"を加算することにより、セレクタ615の制御信号618、位相補間回路の位相補間比の制御信号617を"01"から"10"に切り替えて、0〜90°の位相補間回路655の出力信号661の位相を1刻みずらして45°の信号へ切替える。このとき、セレクタ615は、そのまま0〜90°の位相補間回路655の出力信号661を選択している.
続いて、同様に0〜90°の位相補間回路655の出力信号661の立ち上がり信号により、セレクタ615の出力信号614は立ち上がりを出力するとともに、位相補間回路の位相補間比の制御信号617を"10"から"11"に切り替えて、0〜90°の位相補間回路655の出力信号661の位相を1ずつずらして67.5°の信号とする。
そして、次に0〜90°の位相補間回路655の出力信号661の立ち上がり信号が来ると、これまで変化しなかったセレクタ615の制御信号618が"00"から"01"へと切り替わり、セレクタ615は0〜90°における位相補間回路655の出力信号661から90°〜180°における位相補間回路656の出力信号662へ切り替わる。
また、位相補間回路の位相補間比の制御信号617は"00"であるから、90°〜180°の位相補間回路656の出力信号662は90°の信号となる。このとき、セレクタ615の出力信号614の立ち上がりから1周期内にある、90°〜180°の位相補間回路656の出力信号662は出力しない。以下、前述と同様に動作する。
次に、2刻みで入力クロック信号の位相をずらす場合の動作について説明する。
図32は実施例9の動作を説明する為の図であり、2刻みで入力クロック信号の位相をずらす場合のタイムチャートである。尚、図32のタイムチャートにおいて、2刻みの位相は45°としている。また、図32の場合では、入力クロック信号の立ち上がりの位相をずらし、立ち下がり信号を無視しているが、立ち下がりと立ち上がりの役割を逆にしても良い。
図32において、最初に、図32の左端でセレクタ615の制御信号618が"00"に、位相補間回路の位相補間比の制御信号617が"10"に切り替わっているとする。
このとき、セレクタ615は45°の信号である0〜90°の位相補間回路655の出力信号661を選択している。この0〜90°の出力信号661の立ち上がり信号により、図31の動作と同じく、セレクタ615の出力信号614は立ち上がり信号を出力する。
また、制御回路616には"0010"を加算することにより、セレクタ615の制御信号618を"01"に、位相補間回路の位相補間比の制御信号617を"00"に切り替える。
セレクタ615の制御信号618により、セレクタ615は0〜90°の位相補間回路655の出力信号661から90°〜180°の位相補間回路656の出力信号662に切り替わる。
また、位相補間回路の位相補間比の制御信号617により、90°〜180°の位相補間回路656の出力信号662は90°の信号となる。以下、前述と同様に動作する。
本発明の実施例10を説明する。
図33は、実施例10の周波数シンセサイザのブロック図である。
図33に示すように、実施例10の周波数シンセサイザは、実施例9に加え、分周回路810を有する点が異なる。
分周回路810を有することにより、多相クロック信号発生回路612に入力される入力信号811を、入力クロック信号611とは異なる複数の信号に分周することができるので、実施例9と比べて多くの種類の出力信号が得られる。
本発明の実施例11を説明する。
図34は、実施例11の周波数シンセサイザのブロック図である。
図34に示すように、実施例11の周波数シンセサイザは、実施例9及び実施例10に加え、複数の多相クロック信号発生回路612〜612と、複数のセレクタ615から615と、セレクタ821とを有する点が異なる。
多相クロック信号発生回路及びセレクタを複数にすることにより、入力クロック信号よりも、短い周期の信号を生成することができる。
本発明の実施例12を説明する。
図38は、実施例12の周波数シンセサイザのブロック図である。
図38に示すように、実施例12の周波数シンセサイザは、4相クロック(0°,90°,180°,270°)2101〜2104を入力信号とする第1〜4のパルス発生回路2105〜2108と、これらパルス発生回路の出力2120〜2123を足し合わせる加算回路2124とで構成される。
第1のパルス発生回路2105は、位相補間回路2109とアキュムレータ2110とゲート回路2111とで構成される。第2から第4のパルス発生回路も同様である。パルス発生回路では、位相補間回路2109に隣接位相のクロック、ここでは0°と90°のクロックが入力される。
位相補間回路では、アキュムレータからの制御信号2114のうち最下位ビット2115の値により、出力2112〜2113の位相が切り替えられる。但し、2112と2113は差動信号である。
アキュムレータでは、通常、位相補間回路の出力の1サイクル毎に3ビットの制御信号2118の値を加算して蓄積していくとともに、1ビット付加して4ビット出力する。アキュムレータは“111”まで値を蓄積できるが、あるサイクルでオーバフローすると、前記付加した1ビットの値が変化して加算を停止する。そして、次サイクルで前記1ビットの値をオーバフロー前の値に再び戻すことで、次オーバフローまで同様に加算を行う。アキュムレータの4ビット出力2114のうち、上位3ビット2116〜2117はゲート回路の制御信号に、また先に述べたように最下位ビット2115は位相補間回路の制御信号に用いられる。最上位ビット2116は、前記オーバフローにより値を変化するビットである。
ゲート回路では、2ビットのアキュムレータからの制御信号2117がある一意の値と等しくかつオーバフローしていないとき、位相補間回路の出力2113を通す。逆にこの条件以外では、位相補間回路の出力2113を通さない。前記一意の値は、第1から第4のパルス発生回路中の各ゲート回路においてそれぞれ異なる。
リセット信号2119により、全てのアキュムレータの値をリセット、つまり同一の値に変更する。通常、この値は“0”である。
次に、具体的な動作について図面を参照しながら説明する。
図39は第1から第4のパルス発生回路2105〜2108中の位相補間回路の出力位相を示したベクトル図である。
図39に示すように、前記位相補間回路の出力位相は3ビット、つまり8つの状態を遷移する。前記位相補間回路の出力位相0°〜315°2201〜2208は、それぞれ“000”から“111”までのバイナリコードの値で示される。ただし、バイナリコードではなく、グレイコード等を用いてもよい。
図40は実施例12の周波数シンセサイザにおいて、制御信号2118が“011”で、アキュムレータからの制御信号2117が“00”のときゲート回路2111が位相補間回路の出力2113を通す場合のパルス発生回路のタイムチャート図である。ただし、このタイムチャート図では,パルス発生回路出力2307の立ち上がりの位相を切り替える場合について説明する。立下りの位相を切り替える場合も同様である。
図40に示すように、リセット信号2301が“1”のとき、つまり時刻2351〜2353までの間、アキュムレータ出力2302〜2304は常に“0”である。ただし、アキュムレータ出力2302は前記オーバフローにより値を変化するビット、アキュムレータ出力2303は前記アキュムレータからの制御信号2117の2ビット、出力2304は前記位相補間回路の制御信号の1ビットである。また、これら4ビットは、最上位ビットから最下位ビットへ順に対応するので、例えば、アキュムレータ出力2302は最上位ビットと等しい。このとき、アキュムレータの出力2303は“00”であるため、ゲート開閉信号2305が“1”となり、位相補間回路の出力2306がそのままパルス発生回路出力2307となって、つまり位相0°,2201を出力する。ただし、ゲート開閉信号2305は、アキュムレータ出力2302〜2303により状態が決定する信号である。
次に、リセット信号が“0”のとき、つまり時刻2353〜2377までの間、アキュムレータ出力は、位相補間回路出力2307の立ち下がり時刻で変化する。時刻2357に、アキュムレータには“011”が加算され、アキュムレータ出力2303は“00”から“01”へ、またアキュムレータ出力2304は“0”から“1”へ変化する。アキュムレータ出力2304により、位相補間回路出力2307の立ち上がりは、時刻2359つまり0°の位相から、時刻2359と時刻2360の中間つまり45°の位相に切り替わる。同様に位相補間回路出力2307の立下りの位相も時刻2361と時刻2362の中間に切り替わる。このとき、アキュムレータ出力2303は“00”と異なるため、ゲート開閉信号2305は“1”から“0”となって、位相補間回路出力2306はゲート回路を通過しない、つまりパルス発生回路出力2307は“0”である。時刻2361と時刻2362の中間もアキュムレータに“011”が加算され、同様に動作する。
時刻2365には前記オーバフローが発生するため、アキュムレータ出力2303は“11”から“00”へ、またアキュムレータ出力2304は“0”から“1”へ、さらにアキュムレータ出力2302は“0”から“1”へ変化する。アキュムレータ出力2304により、位相補間回路出力2307の立ち上がりは、時刻2367つまり0°の位相から、時刻2367と時刻2368の中間つまり45°の位相に切り替わる。このとき、アキュムレータ出力2303は“00”であるものの、アキュムレータ出力2302が“1”であるため、ゲート開閉信号2305は“0”のままである。このため、位相補間回路出力2306はゲート回路を通過しない。
次の位相補間回路の出力の立ち下がりの時刻、時刻2369と時刻2370の中間では、アキュムレータ出力2303〜2304は変化しないが、アキュムレータ出力2302は“1”から“0”へと戻る。これにより、ゲート開閉信号2305が“0”から“1”へ変化することで、位相補間回路出力2306がゲート回路を通過して位相45°を出力する。
この他残り3つのパルス発生回路は、前記アキュムレータからの2ビットの制御信号がそれぞれ“01”,“10”,“11”のときゲート回路が位相補間回路の出力を通すパルス発生回路である。これらパルス発生回路も、ゲート回路が位相補間回路の出力を通す2ビットの制御信号が異なる以外は同様に動作する。
図41は実施例12の周波数シンセサイザにおいて、制御信号2118が“011”で、パルス発生回路の出力2120〜2123及び出力2125のタイムチャート図である。前記アキュムレータからの2ビットの制御信号がそれぞれ“01”,“10”,“11”のときゲート回路が位相補間回路の出力を通すパルス発生回路が、それぞれ2501〜2504に対応する。但し、第1〜4のパルス発生回路2105〜2108と前記2ビットの制御信号の順番の組み合わせは一意ではない。尚、時刻2551〜2577は、それぞれ時刻2351〜2377と同一時刻である。
時刻2551〜2557までの間は、パルス発生回路出力2501だけ値が変化して、残りのパルス発生回路出力2502〜2504は“0”であるため、加算した結果はパルス発生回路出力2501が加算回路出力2505となって、つまり位相0°を出力する。同様に、一つのパルス発生回路出力のみが値を変化させるため、加算出力にはすべてのパルス発生回路出力2502〜2504の変化が出力される。パルス発生回路の出力2502において、時刻2560と時刻2561の中間で立ち上がりを、つまり位相135°,011を出力する。また、パルス発生回路の出力2504において、時刻2566に位相270°,110を出力し、さらにパルス発生回路の出力2501において、時刻2571と時刻2572の中間に位相45°,001を出力する。つまり,位相が135°すなわち“011”づつ切り替わる。
時刻2555から時刻2577までの周期は、時刻2551から時刻2555までの周期つまり入力クロック2101〜2104の周期の11/8倍となる。よって、時刻2555から時刻2577までの周波数は、入力クロックの周波数の8/11である。制御信号2118の値によりこの周波数が切り替わる。
次に、前記周波数シンセサイザを一般化した回路について説明する。
図42は、オーバフローのビットを含まないゲート回路の制御信号のビット数がM、位相補間回路の制御信号のビット数がNのときの実施例12の周波数シンセサイザのブロック図である。
図42に示すように、M相クロック2001〜2005を入力信号とするMコのパルス発生回路2106〜2109と、これらパルス発生回路の出力を足し合わせる加算回路2013とで構成される。図38は、M=2,N=1の場合に相当する。但し、Mは前記制御信号のビット数と等しい。
この周波数シンセサイザの出力の周波数は,数1で表される。
Figure 2005051732
但し、fOUTは出力の周波数,fREFは入力の周波数、Mはオーバフローのビットを含まないゲート回路の制御信号のビット数、Nは位相補間回路の制御信号のビット数、Pはアキュムレータへ加算する制御信号の値である。
次に、アキュムレータ2011の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図43は実施例12の周波数シンセサイザにおいて、アキュムレータ2011の構成を具体的にしたブロック図である。
図43に示すように、M+N+1ビットの全加算器2401と、全加算器の結果の値を保持するレジスタ2402と、レジスタの最上位ビット(オーバフロービット)2045の値に応じて前記制御信号の値Pまたは“0”,2048と2049を選択するセレクタ回路2403とから構成される。但し、M,Nはそれぞれ前記のビット数である。
レジスタでは、位相補間回路の出力2404のサイクル毎に、全加算器の出力2410を取り込んで次サイクルまで値を保持する。
全加算器では、最上位ビットが0のとき、レジスタに保持された値2405,2406と、前記制御信号の値Pとを加算する。一方、オーバフローしたときには最上位ビットが1に変化することでセレクタ回路は“0”を選択し、全加算器で入力される。
以上の如く、本実施例12では、アキュムレータを各パルス発生回路に内蔵することにより、各パルス発生回路の出力の単純な加算により周波数シンセサイザの出力が得られる。
上述した本発明は、出力クロック信号の周波数を高速に切り替える必要のある周波数シンセサイザに適用することができる。
また、上述した本発明は、出力信号の周波数を広帯域で切り替える必要のある周波数シンセサイザに適用することができる。
また、上述した本発明は、切り替えられる出力クロック信号の周期の刻み、又は切り替えられる出力クロック信号の周期長の微調整が、入力クロック信号の周期以下にする必要のある周波数シンセサイザに適用することができる。
更に、本発明が適用された周波数シンセサイザは、周波数ホッピングする無線システムにおいて特に有効である。
図1は本発明の実施例1における周波数シンセサイザのブロック図である。
図2は電圧保持回路10の回路構成を示すブロック図である。
図3は本発明の実施例1における電圧保持回路10に用いられるバッファ52〜54の具体的な回路図である。
図4は本発明の周波数シンセサイザの適用例を示す図である。
図5は周波数シンセサイザの動作を具体的に示した図である。
図6は、本発明の実施例2における周波数シンセサイザを示すブロック図である。
図7は本発明の実施例3の回路構成を示すブロック図である。
図8は本発明の実施例4における周波数シンセサイザのブロック図である。
図9はバンドパスフィルタ120を説明する為の図である。
図10は周波数シンセサイザの適用例を示す図である。
図11は本発明の実施例5における周波数シンセサイザのブロック図である。
図12はハイパスフィルタ140を説明する為の図である。
図13はローパスフィルタ141を説明する為の図である。
図14は本発明の実施例6における周波数シンセサイザのブロック図である。
図15は多相クロック信号発生回路を具体的にした図である。
図16は多相クロック信号発生回路に用いる位相補間回路を具体的にした図である。
図17は実施例6の動作を示す図である。
図18は実施例6の他の動作を示すの図である。
図19は制御信号の動作を具体的にした図である。
図20は本発明の実施例6における制御信号の他の動作を具体的にした図である。
図21は実施例6の効果を示すブロック図である。
図22は実施例6の周波数シンセサイザの動作を具体的に示した図である。
図23は本発明の実施例7の周波数シンセサイザのブロック図である。
図24は実施例8の周波数シンセサイザのブロック図である。
図25は本発明の実施例8の動作を示した図である。
図26は実施例8の効果を示す図である。
図27は本発明の実施例9のブロック図である。
図28は多相クロック信号発生回路612と、セレクタ回路615と、制御回路616の具体的な回路構成図である。
図29は多相クロック信号発生回路612に用いる位相補間回路655〜617を具体的にした図である。
図30は制御回路616の制御信号を説明する為の図である。
図31は実施例9の動作を説明する為の図であり、1刻みで入力クロック信号の位相をずらす場合のタイムチャートである。
図32は実施例9の動作を説明する為の図であり、2刻みで入力クロック信号の位相をずらす場合のタイムチャートである。
図33は実施例10の周波数シンセサイザのブロック図である。
図34は実施例11の周波数シンセサイザのブロック図である。
図35は従来の第1の周波数シンセサイザのブロック図である。
図36は従来の第2の周波数シンセサイザのブロック図である。
図37は従来の第3の周波数シンセサイザのブロック図である。
図39は実施例12の周波数シンセサイザのブロック図である。
図39は第1〜4のパルス発生回路2105〜2108中の位相補間回路の出力位相を示したベクトル図である。
図40は実施例12の周波数シンセサイザにおいて、制御信号2118が“011”で、アキュムレータからの制御信号2117が“00”のときゲート回路2111が位相補間回路の出力2113を通す場合のパルス発生回路のタイムチャート図である。
図41は実施例12の周波数シンセサイザにおいて、制御信号2118が“011”で、パルス発生回路の出力2120〜2123及び出力2125のタイムチャート図である。
図42は、オーバフローのビットを含まないゲート回路の制御信号のビット数がM,位相補間回路の制御信号のビット数がNのときの実施例12の周波数シンセサイザのブロック図である。
図43は実施例12の周波数シンセサイザにおいて、アキュムレータ2011の構成を具体的にしたブロック図である。
符号の説明
8 位相比較器
9 チャージポンプ回路
10 電圧保持回路
11 ローパスフィルタ
12 スイッチ
13 電圧制御発振器(VCO)
14 分周器

Claims (17)

  1. 周波数シンセサイザであって、
    電圧制御発振回路の複数の出力周波数に対応する入力電圧をあらかじめ保持し、これらの電圧を切り替えて、電圧制御発振回路の周波数を切り替えるように構成されていることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 周波数シンセサイザであって、
    入力の周波数を分周する分周器と、
    入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むか、又は引き抜く位相比較器及びチャージポンプ回路と、
    前記電荷を電圧へ変換するローパスフィルタと、
    前記電圧に対して出力周波数を変える電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器の複数の出力周波数に対する入力電圧を保持する電圧保持回路と、
    前記ローパスフィルタ及び前記電圧保持回路の保持電圧を切り替えるスイッチと
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  3. 周波数シンセサイザであって、
    電流制御発振回路の複数の出力周波数に対応する入力電流をあらかじめ保持し、これらの電流を切り替えて電流制御発振回路の周波数を切り替えるように構成されていることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  4. 周波数シンセサイザであって、
    入力の周波数を分周する分周器と、
    入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むかあるいは引き抜く位相比較器及びチャージポンプ回路と、
    前記電荷を電圧へ変換するローパスフィルタと、
    前記電圧から電流制御発信器の電流へ変換する電圧電流変換回路と、
    前記入力電流に対して出力周波数を変える電流制御発振器と、
    電流制御発信器の複数の出力周波数に対する入力電流を保持する電流保持回路と、
    ローパスフィルタ及び電流保持回路の保持電流を切り替えるスイッチと
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  5. 周波数シンセサイザであって、
    電圧制御発振回路の複数の出力周波数に対応する入力電圧をあらかじめ保持し、これらの電圧を切り替えてフィードバックループにより制御し、電圧制御発振回路の周波数を切り替えるように構成されていることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  6. 周波数シンセサイザであって、
    入力の周波数差に応じた電荷をつぎ込むかあるいは引き抜く位相比較器及びチャージポンプ回路と、
    前記電荷を電圧へ変換する複数のローパスフィルタと、
    前記電圧に対して出力周波数を変える電圧制御発振器と、
    入力の周波数を分周する分周器と、
    前記ローパスフィルタを切り替えるスイッチと
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  7. 周波数シンセサイザであって、
    ミキサーの出力信号のスペクトラムの周波数に応じて、バンドパスフィルタの周波数特性を切り替えることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  8. 周波数シンセサイザであって、
    第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との差の周波数の信号及び第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との和の周波数の信号を出力するミキサーと、
    前記第2の入力信号の周波数を切り替えるスイッチと、
    第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との差の周波数の信号、又は第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との和の周波数の信号に中心周波数を切り替えられるバンドパスフィルタと
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  9. 周波数シンセサイザであって、
    第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との差の周波数の信号及び第1の入力信号の周波数と第2の入力信号の周波数との和の周波数の信号を出力するミキサーと、
    固定周波数である第1の入力信号の周波数でカットオフ周波数特性を持つハイパスフィルタと、
    固定周波数である第1の入力信号の周波数でカットオフ周波数特性を持つローパスフィルタと、
    前記第2の入力信号の周波数を切り替えるスイッチと、
    前記ハイパスフィルタの出力信号と、前記ローパスフィルタの出力信号とを切り替えるスイッチと
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  10. 周波数シンセサイザであって、
    複数の信号のうちいすれか一つを選択して出力するスイッチと、
    入力信号と前記スイッチの出力信号とが入力され、前記入力信号の周波数と前記スイッチの出力信号の周波数との差の周波数の信号と、前記入力信号の周波数と前記スイッチの出力信号の周波数との和の周波数の信号とを出力するミキサーと、
    前記ミキサーから出力される差の周波数の信号、又は和の周波数の信号に中心周波数を切り替えられ、いずれか一方の信号を通過させるバンドパスフィルタと
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  11. 周波数シンセサイザであって、
    入力クロック信号から発生した複数の多相クロック信号を、一定の位相刻み間隔で切り替えて出力クロック信号を発生することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  12. 周波数シンセサイザであって、
    入力クロック信号から多相クロック信号を発生する多相クロック信号発生回路と、
    この多相クロック信号を選択して出力クロック信号を生成する回路と、
    前記多相クロック信号の選択の制御信号を発生する制御回路と
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  13. 入力クロック信号の周期を正の整数倍し、多相クロック信号発生回路に出力する分周器を更に有することを特徴とする請求項12に記載の周波数シンセサイザ。
  14. 複数の多相クロック発生回路及びセレクタ回路と、これらの回路の出力クロックを選択するセレクタ回路とを有し、順に多相クロック信号を切り替えていくことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の周波数シンセサイザ。
  15. 位相刻み間隔を変えて出力クロック信号を発生することを特徴とする請求項12から請求項14のいずれかに記載の周波数シンセサイザ。
  16. 周波数シンセサイザであって、
    入力クロック信号のサイクルで動作する制御信号により、入力クロック信号の通過または遮断の切り替えあるいは位相の切り替えをすることで信号を発生するとともに、これら複数の信号を演算することで別の信号を発生することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  17. 周波数シンセサイザであって、
    多相クロック信号を入力してより細かい位相刻みで切り替えられるクロック信号を発生する回路と、前記クロック信号のサイクルで制御信号を発生するアキュムレータ回路と、 前記クロック信号の通過または遮断を前記制御信号により切り替えるゲート回路とを有する複数のパルス発生回路と、
    前記複数のパルス発生回路から出力されるパルスを演算する回路と
    を有することを特徴とする周波数シンセサイザ。
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