JP2005039308A6 - デジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機 - Google Patents
デジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】HDなどに貯蔵されたデジタル放送プログラムを容易に探索し,トリックプレーできる記録/再生方法,及びこれら方法を遂行する装置を提供する。
【解決手段】デジタル放送から一つのプログラムを選択し,選択されたプログラムを構成するパケットをデコーディングして出力しながら記録媒体に記録し,記録されるパケットに含まれたデータのアクセスポイントを探してその位置情報をファイルに貯蔵するデジタル放送プログラムの記録方法。また,記録される放送プログラムの現在位置から移動すべき位置を時間値で受信し,プログラムに対して貯蔵されたアクセスポイントの位置情報と表現時間間隔情報とに基づいて,受信された時間値に該当するアクセスポイントの位置情報を決定し,その位置情報にある,または近接しているパケットからデコーディング出力するデジタル放送プログラムの再生方法。
【選択図】 図5
【解決手段】デジタル放送から一つのプログラムを選択し,選択されたプログラムを構成するパケットをデコーディングして出力しながら記録媒体に記録し,記録されるパケットに含まれたデータのアクセスポイントを探してその位置情報をファイルに貯蔵するデジタル放送プログラムの記録方法。また,記録される放送プログラムの現在位置から移動すべき位置を時間値で受信し,プログラムに対して貯蔵されたアクセスポイントの位置情報と表現時間間隔情報とに基づいて,受信された時間値に該当するアクセスポイントの位置情報を決定し,その位置情報にある,または近接しているパケットからデコーディング出力するデジタル放送プログラムの再生方法。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,デジタル放送プログラムを受信して外部機器に伝送出力するセットップボックスなどのデジタル放送受信機における,デジタル放送プログラムを記録する方法,これを時間基準でジャンプまたはトリックプレー(トリック再生)する方法,及びこれらの方法を遂行するデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なアナログテレビジョン放送では,アナログ映像信号をAM変調またはFM変調して,空中波及び有線ケーブルなどを通して伝送する。最近では,デジタル映像圧縮及びデジタル変調/復調等のようなデジタル技術の発展によって,デジタルテレビ放送に対する標準化及び商用化が進行している。そして,地上波放送,衛星放送,ケーブル放送も,MPEG(Moving Picture Experts Group)を基盤にデジタル化されている。
【0003】
デジタル放送では,デジタル映像/音声圧縮技術,及びデジタル伝送技術の発展によって,アナログ放送信号サービスより高画質の放送サービスを提供することができる。そして,一つの放送チャネル(RFチャネル)に,数個のSD級放送プログラムを多重化して伝送することができる。このようなデジタル放送は,通信メディア及び貯蔵メディアなどとの相互運用性を大きく高めることができる長所を持っている。
【0004】
デジタル放送では,MPEG標準を基盤に圧縮された複数の放送プログラムが,各々トランスポートパケット(TP;Transport Packet)でカプセル化される。このトランスポートパケットは,多重化されてトランスポートストリーム(TS;Transport Stream)形態で伝送される。トランスポートストリームは,セットップボックスのようなデジタル放送受信機によって受信されて,逆多重化される。
【0005】
ユーザーが放送チャネル(RFチャネル)内で所望する一つの放送プログラム(またはサブチャネル)のみを選択すれば,上記逆多重化されたトランスポートパケット中から,選択された放送プログラムに該当するトランスポートパケットのみを,受信機内に備わったデコーダを利用してデコーディングする。そして,アナログまたはデジタルのオーディオ/ビデオ(A/V)信号に変換した後,一般のテレビジョンのような装置に出力する。
【0006】
一方,最近はデジタル放送を受信することができるセットップボックスに,大容量のハードディスクなどの外部装置を搭載したものがある。デコーディングされたA/V信号を,テレビジョンなどの外部装置に提供すると同時に,現在出力されている放送プログラムをハードディスクなどの外部装置に記録貯蔵する。そしてユーザー要請があるときには,このハードディスクに記録貯蔵された放送プログラムを再生する機能を提供している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,ハードディスクに記録貯蔵されたデジタル放送プログラムを再び見ようとする時,従来の装置は時間基準で移動することができる機能が備わっていない。このため,ユーザーは記録されたプログラムを巻き戻し(REW)要請した後に,所望する地点だと考えられる部分で再生(PLAY)を要請する。ところが,その地点が所望しない地点である場合には,前後に画面探索(REWまたはFF)する動作を繰り返さなければならない。
【0008】
また,デジタルデータの動きの速い画面再生はI−ピクチャ基盤単位でなされるので,再生される動きの速い画面の数が,再生時間とはあまり比例しない。即ち,デジタル圧縮して記録されたデータは,そのデータ長と再生時間とがそれほど比例していない。従来の録画時間とテープ長とが比例するテープ録画などでの探索方法に慣れているユーザーにとっては,所望する区間の探索が容易でないという問題点がある。
【0009】
本発明はこのような実情を勘案してなされたものであり,ハードディスクのような大容量媒体に貯蔵されたデジタル放送プログラムを時間基準で探索でき,また,トリックプレーをできるようにした,デジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明によるデジタル放送プログラムの記録方法は,受信されるデジタル放送から一つのプログラムを選択して,選択されたプログラムを構成するパケットをデコーディングして出力しながら記録媒体に記録し,記録されるパケットに含まれたデータのアクセスポイントを探してその位置情報をファイルに貯蔵することを特徴とする。
【0011】
また,上記目的を達成するための本発明によるデジタル放送プログラムの再生方法は,記録される放送プログラムの現在位置から移動すべき位置を時間値で受信し,記録される放送プログラムに対して貯蔵されたアクセスポイントの位置情報とアクセスポイント間の表現時間間隔情報とに基づいて,受信された時間値に該当するアクセスポイントの位置情報を決定し,決定された位置情報にある,またはその位置情報に近接しているパケットからデコーディングして出力することを特徴とする。
【0012】
また,上記目的を達成するための本発明によるデジタル放送プログラムの再生方法は,記録された放送プログラムの再生速度要請値を受信すれば,記録される放送プログラムに対して貯蔵された各アクセスポイントの位置情報セットとアクセスポイント間の表現時間間隔情報とに基づいて,要請された再生速度による位置情報のスキップ個数を決定し,決定されたスキップ個数ずつ位置情報を飛ばしながら一つずつ選定して,その選定された位置情報にある,またはその位置情報に近接しているパケットから1ピクチャをデコーディングして出力する動作を繰り返して遂行することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に,本発明の実施の形態を,図面を用いて説明する。図1は,デジタル放送プログラムのストリームを構成するMPEGトランスポートパケットのフォーマットを示した説明図である。まず,本実施形態による放送プログラム記録方法は,デジタル放送受信機内に備わったハードディスクにMPEGトランスポートストリームを記録する。この時,トランスポートパケット(TP)内の,4バイトのヘッダ情報と184バイトのペイロード情報とで構成される,188バイトの情報をデコーディングする。そして,そのヘッダ情報に記録された1ビットのペイロード単位開始指示子(PUSI;Payload Unit StartIndicator,以下「PUSI」という。)を確認する。トランスポートパケットのデータ長は,放送方式によっては188バイトでなく,204バイトの場合もある。
【0014】
上記1ビットのPUSI情報は,当該トランスポートパケットのペイロードでPES(Packetized Elementary Stream)パケットが開始されるとその値は’1’になり,そうでない場合にはその値は’0’になる。
【0015】
PESパケットは,I−ピクチャ(Intra Picture)が先頭から記録されて,一つ以上のI−ピクチャで構成される。また,GOP(GroupOf Pictures)単位を一つのパケットで構成したり,またはI−ピクチャ,P−ピクチャ(Predictive Picture),またはB−ピクチャ(Bidirectionally Predictive coded Picture)を各々一つのパケットで構成することもできる。したがって,PUSIが’1’であるトランスポートパケットは,ピクチャの先頭データを伝送していることが分かるようになる。
【0016】
一方,同一の放送プログラムに対しては,PESパケットがGOP単位またはピクチャ単位のいずれか一つに固定されて,動画映像データをカプセル化させて伝送する。
【0017】
図2に,これに対する例を示す。図2は,MPEG PESパケットと,これをカプセル化したトランスポートパケット間との相関関係を示した説明図である。図2で,第1番目,L番目,M番目,N番目のトランスポートパケット;TP1,TPL,TPM,TPNは,ピクチャ(または,GOP)で構成されたPESパケットの先頭データを自身のペイロードに含んでいるので,そのTPヘッダのPUSI値は,’1’として記録されている。
【0018】
そして,デジタル放送受信機は,上記のようにPUSI情報が’1’で,各々設定されたトランスポートパケット間の離隔データ長,またはそのパケットの受信時間差(表現時間間隔)を計算して貯蔵する。この離隔データ長または受信時間差は,PESパケットがGOP単位で構成されているのか,またはピクチャ単位で構成されているのかによって,統計的に異なる値を有することになる。
【0019】
PESパケットがGOP単位で区画されている場合,上記離隔データ長または時間差は,PESパケットがピクチャ単位で区画されている場合に比べて相対的に長いデータ長または時間差を有するようになる。このため,そのデータ長または時間差を統計的に比較して,PESパケットがGOP単位またはピクチャ(フィールドまたはフレーム)単位で構成されたかを確認できるようになる。
【0020】
また,デジタル放送受信機は,トランスポートパケット(TP)のPUSI情報が’1’である時ごとに,そのTPのハードディスク上の記録位置をインデックス情報として別途生成して貯蔵する。このインデックス情報が各ピクチャの先頭に対するものであるのか,各GOPの先頭に対するものであるのかは,上述した統計的比較方法によって確認される。したがって,これをインデックス情報ファイルに別途の識別情報で付加記録したり,ファイル名が異なるようにすることによって,これに対する情報を示すことができる。
【0021】
例えば,データ長または時間差の統計的平均値が既に定まった基準値より大きくて,記録された各インデックス情報がGOP単位の先頭記録位置を指示することと判断される場合,そのインデックスファイルに対するファイル名を’G_Index.xx’で記録する。一方,上記基準値より小さくて,各インデックス情報がピクチャ単位の先頭記録位置を指示することと判断される場合には,そのインデックスファイルに対するファイル名を’P_Index.xx’で記録する。
【0022】
一方,上記確認の結果,PESパケットがピクチャ単位で区画された場合,データ長,または時間差は,当該PESパケットがI−ピクチャで構成されているのか,P−ピクチャ,またはB−ピクチャで構成されているかによって,異なって検出される。
【0023】
例えば,I−ピクチャで構成されたPESパケットの長さは,P−ピクチャまたはB−ピクチャで構成されたPESパケットより大きい。このため,PUSIがセットされたTP間のデータ長または時間差を通じて,PESパケットに含まれたピクチャの類型がわかる。P−ピクチャもB−ピクチャより相対的に長いデータ長または時間差を有するようになる。
【0024】
したがって,デジタル放送受信機は,ピクチャ単位で区画されたPESパケットの類型を区別確認した後,そのパケットの類型を識別できるようにするための識別情報を,インデックス情報に連係記録することができる。
【0025】
図3は,上記で詳細に説明した放送プログラムの記録過程を遂行してユーザーの要請時には貯蔵された放送プログラムに対するトリックプレーを遂行するデジタル放送受信機に対する構成を概略的に示した説明図である。
【0026】
図3のデジタル放送受信機は,デマルチプレクサ10,パーサ11,バッファメモリ12,デスクランブラ14,デコーダ15,インデックスファイル生成部17,カウンタ20,そしてマイコン16を含んで構成される。
【0027】
デマルチプレクサ10は,同調されたRFチャネル内の複数のデジタル放送プログラムが多重化されたマルチプログラムのトランスポートストリーム(MPTS;Multi−Program TS)中から選択された,一つの単一プログラムのトランスポートストリーム(SPTS;Single Program TS)を選択出力する。パーサ11は,出力される単一プログラムのトランスポートストリームのトランスポートパケットから,ヘッダ情報を複写出力する。バッファメモリ12は,パーサ11を通して出力されるトランスポートパケットを臨時に貯蔵した後,所定記録サイズ単位でハードディスク13に記録貯蔵する。デスクランブラ14は,バッファメモリ12に臨時に貯蔵されたトランスポートパケットがスクランブルされた暗号化データである場合,その暗号化データを解読処理する。デコーダ15は,非暗号化データをデコーディングして,元のオーディオ/ビデオ信号に復元出力する。インデックスファイル生成部17は,パーサ11を通して出力されるヘッダ情報に基づいて,ハードディスク13に記録貯蔵されたプログラムのランダムアクセスのためのインデックスファイルを生成する。カウンタ20は,所定周期の内蔵クロックをカウントする。そして,マイコン16は,ユーザー要請によって,プログラム記録過程と,ハードディスク13に記録されたプログラムに対する再生または変速再生動作が遂行されるように,各構成手段を動作制御する。
【0028】
ハードディスク13の記録容量を40GBytesとする場合,理論上,最大16Mbpsで伝送受信されるMPEGトランスポートストリームを,約330分程度記録することができる。
【0029】
インデックスファイル生成部17によって生成されるインデックスファイルは,MPEGトランスポートストリームと連係されて,ハードディスク13に記録貯蔵される。
【0030】
図4は,図3のインデックスファイル生成部を詳細に示した構成図である。インデックスファイル生成部17は,図4に示したように,ヘッダ情報検出部170,インデックス生成部171,そしてインデックスファイル生成部173を含んで構成される。
【0031】
ヘッダ情報検出部170は,パーサ11を通して複写出力される4バイトのヘッダ情報を分析し,PUSI情報が’1’に設定されている場合にこれを知らせる信号を出力する。インデックス生成部171は,ヘッダ情報検出部170の信号によって,当該トランスポートパケットの,記録プログラム上における相対的な位置をインデックス情報で記録して,その時点にカウントされた時間情報をインデックス情報と一緒に記録する。そしてインデックスファイル生成部173は,インデックス情報がGOP単位またはピクチャ単位であるかを確認した後,これを識別できるファイル名を有するインデックスファイルを生成する。
【0032】
ヘッダ情報検出部170は,受信されるヘッダ情報に記録されたPUSI情報が’1’の場合,これを知らせるための検出信号を,インデックス生成部171に出力する。すると,インデックス生成部171は,パーサ11を通じてバッファメモリ12に貯蔵された当該TPの相対的な位置,すなわち,ハードディスク13に記録され始めた放送プログラム内における位置を確認する。このため,バッファメモリ12に順次に記録されるTPをカウントする。
【0033】
PUSIが’1’である当該TPが記録開始後n番目であれば,その位置は
(n−1)×188(または(n−1)×204)
になる。この値は内部メモリまたはバッファメモリ12の予め割り当てられた領域に記録する。そして,その時のカウンタ20のカウント値も一緒に記録する。
このような動作は,PUSI値が’1’であるヘッダが受信されたことを知らせる信号が入力されるたび毎になされる。
【0034】
図5は,本実施形態によって生成したインデックスファイルを図式化して例示した説明図である。図5の例では,TP1,TP7,TP13などでPUSI値が’1’であって,これらに対して各相対的な記録位置値(Index_Addk)とその到達時点のカウント値(Count k)とが記録されている。この例で,Index_Add1,Index_Add2,そして,Index_Add3は,各々0×188,6×188,そして12×188(または,0×204,6×204,そして12×204)の値を有する。
【0035】
図6は,インデックス情報の間隔がピクチャでなされるか,GOPでなされるかによって統計的値が変わるインデックス情報が生成する,トランスポートパケット間の離隔データ長の分布図を示したものである。インデックスファイル生成部173は,記録開始後所定時間が過ぎれば,インデックス生成部171によって各インデックス情報に付加されたカウント値(Count k)の差の平均を求めたり,またはインデックス情報の差の平均を求める。そして,その値を図6に示したように,事前に設定された基準値601,例えば,150KByteと比較する。
【0036】
もし,基準値601を超過する場合,インデックスファイル生成部173は,各インデックス情報がGOP単位のランダムアクセスのための位置情報と判別する。一方,基準値601未満になる場合,インデックス位置情報がピクチャ単位のランダムアクセスのための位置情報と判別する。
【0037】
もし,インデックス情報がピクチャ単位のランダムアクセスのための位置情報と判別される場合,インデックスファイル生成部173は,各インデックスの差からそのインデックスがI−ピクチャ,P−ピクチャ,またはB−ピクチャの位置情報であるかを判別する。
【0038】
二個の基準値Th_Hと,Th_Lとを設定して,次のインデックスとの差が,高い基準値Th_Hより大きければI−ピクチャで,高い基準値Th_Hと低い基準値Th_Lの間であればP−ピクチャで,低い基準値Th_Lより小さければB−ピクチャと判別して,その判別された情報を各インデックス情報に付加して記録することもできる。
【0039】
そして,生成したインデックス情報がピクチャ単位であることを示すために,ハードディスク13に,’P_Index.xx’の名前のファイルを生成して,そのファイル内に生成したインデックス情報(及び,対応するピクチャの類型情報)を記録する。
【0040】
ファイルの生成後に生成するインデックス情報(及び,対応するピクチャの類型情報)は,メモリを通して所定サイズ単位で生成したファイル内に記録するか,または生成時ごとにオープンされたファイル内に記録することができる。
【0041】
もし,常時生成したインデックス情報がGOP単位のランダムアクセスのためのものと判別されると,’P_Index.xx’ファイルとは区分されるファイル名,例えば,’G_Index.xx’ファイルを生成して,ハードディスク13に記録貯蔵する。
【0042】
上記のように異なるファイル名で記録されたインデックス情報の区間形態(ピクチャまたはGOP)を区別する代わりに,同一の一つのファイル名,例えば,’Index.xx’を生成して,インデックス区間形態に対する情報は別途の情報でそのファイル内に付加記録させてもよい。
【0043】
インデックスファイル生成部173は,インデックス区間の形態が把握されると,それによるインデックスタイムを決定する。もし,インデックス区間の形態がピクチャであれば,インデックスタイム501を,1/25(PAL方式プログラムの場合),または1/30(NTSC方式プログラムの場合)に設定する。
【0044】
もし,インデックス区間形態がGOPであれば,その区間に含まれたピクチャ個数の確認をマイコン16に要請する。するとマイコン16は,適切なデコーディングプログラムを遂行させて,バッファメモリ12に貯蔵されたPUSIがセットされた1区間のTPを,ペイロード内のデータをGOPレイヤに復旧した後に,そのGOP内にいくつのピクチャが含まれているのかをそのヘッダ情報で確認する。
【0045】
通常,一つのGOP内に12個のピクチャが含まれるが,これは放送局ごとに異なることがある。このようにGOP内のピクチャ個数Nが確認されると,この値をインデックスファイル生成部173に伝送する。インデックスファイル生成部173は,伝えられたピクチャ個数Nに1/25を乗じた数(N×1/25=N/25),または,ピクチャ個数Nに1/30を乗じた数(N×1/30=N/30)の値をインデックスタイム501で設定する。
【0046】
一方,現在記録されている放送プログラムの放送チャネル情報502も,インデックス生成部171によって記録されうるが,この放送チャネル情報とインデックスタイム500は,図5の例のように,生成したインデックスファイル内に記録される。
【0047】
そして,上記のようなインデックス情報の生成と記録の途中で,ユーザーが視聴している放送プログラムやチャネルが変更されると,マイコン16は,これをインデックスファイル生成部173に対してその変更された情報を知らせる。
【0048】
すると,インデックスファイル生成部173は,新しいTSに対してインデックス情報を生成しながら,そのTSのインデックスタイムを計算,記録して,さらに放送チャネル情報も記録する。この情報は,以前のTSストリームに対する情報とは別途に,または一緒に記録されうる。もし一緒に記録される場合には,当該チャネルのインデックスエントリーの区間に対する情報も,さらに記録される。
【0049】
一方,バッファメモリ12に貯蔵されてハードディスク13に記録されているTPは,同時に暗号化された場合,デスクランブラ14に出力される。一方,暗号化されていないと,デコーダ15に直ちに出力される。デスクランブラ14に印加されたTPは,データが解読されてデコーダ15に出力される。
【0050】
デコーダ15は,各TPのペイロードに含んで記録されたデータを集めてPESパケットを構成する。その構成されたPESパケットのヘッダにあるプレゼンテーション時間情報(PTS;Presentation Time Stamp)を確認して,過去にデコーディング出力されたPESパケットのPTSとの時間差と,カウンタ20によるクロックの時間差とが一致するPESパケット内のデータを復号して,A/V信号を出力する。
【0051】
以下は,上記のように受信放送プログラムをデコーディング出力しながら記録したインデックスファイルに基づいて,本実施形態によるデジタル放送受信機における時間基準トリックプレー方法の,望ましい例を詳細に説明する。
【0052】
本実施形態による時間基準トリックプレー方法の説明のために,上述した方式で生成,記録された,GOP単位のインデックス情報を有するファイル,例えば,’G_Index.xx’というファイルがハードディスク13に記録されており,このファイルに記録された情報は,図7の例のように記録された放送プログラムと連関されていると仮定する。
【0053】
上記のような受信放送プログラムのデコーディング出力途中で,ユーザーがマイコン16に,時間基準ジャンプ,例えば,1分前の区間への映像ジャンプを要請すれば,現在の出力位置に相応するインデックス,すなわち,最終記録されたインデックスから何番目前のインデックスが1分前のピクチャを指しているのかを,過去に記録されたインデックスタイムを基準に計算する。もし,一つのGOPが12個のピクチャを持っていて,放送方式がPAL方式であって,確認されたインデックスタイムが0.48秒(=12/25)であれば,現在インデックスから125番目前のインデックスを探して,そのインデックスに該当する記録プログラム内における位置を,ハードディスク13から探す。この位置が,現在出力されたピクチャから1分前のピクチャを先頭に有するGOPになる。
【0054】
したがって,その位置のTPを順次読み出して,デコーダ15を通してデコーディング出力すれば,ユーザーが所望する時間位置から再生出力される。
【0055】
図8は,ピクチャ単位のインデックス情報を有するファイル,例えば,’P_Index.xx’というファイルがハードディスク13に記録されている場合を示したものである。図8の例は,インデックス情報外にそのインデックスが指す位置のピクチャ類型も記録時に確認されて一緒に貯蔵されている場合に対するものである。
【0056】
図8の例は,インデックス情報がピクチャ単位であるので,ファイル内に記録されたインデックスタイムは,NTSCを仮定すれば1/30秒である。
【0057】
図8のようなインデックスファイルを貯蔵している場合に,ユーザーの現在の視聴位置から任意の過去位置,例えば,1分前の位置にREWを要請すれば,マイコン16はオープンされたインデックスファイルのインデックスタイム値を確認し,その確認された値に基づいて,1分前のピクチャのインデックスエントリーを決定する。インデックスタイムが1/30秒であるので,現在のインデックスエントリーから1800個前のインデックスエントリーが,所望するエントリーになる。
【0058】
すなわち,現在インデックスエントリーがN番目であれば,所望するエントリーは’N−1800’番目のインデックスである。
【0059】
そして,マイコン16は,’N−1800’番目インデックスエントリーのピクチャ類型を確認する。もし,そのピクチャ類型が,I−ピクチャでなくて,B−ピクチャの場合には,それより前,またはそれより後の最も隣接したI−ピクチャ類型のインデックスエントリーを検索し,そのインデックスの値を読む。もしI−ピクチャであれば,すぐそのインデックスの値を読んで,その位置のトランスポートパケットから読み出してデコーディング出力する再生動作を遂行する。
【0060】
上述した時間基準の区間ジャンプ動作の他に,トリックプレー,例えば,倍速再生,またはスロー再生も,貯蔵されたインデックスファイルを参照して時間基準で遂行することができる。
【0061】
例えば,ユーザーが24倍速のREWまたはFF再生を要請すれば,PAL方式では0.96秒(=24/25),NTSC方式では0.8秒(=24/30)をジャンプしながらデコーディング出力しなければならない。したがって,マイコン16は,図7の例ではインデックスタイムが0.48秒であるので,一個ずつ飛ばしながらそのインデックスの値にあるGOPの最初のピクチャのみをデコーディング出力する制御動作を遂行する。図8の例ではインデックスタイムが1/30秒であるので,24個ずつインデックスエントリーを飛ばしながら,そのエントリーに最も近接した前または後のI−ピクチャ類型のインデックスエントリーを探し,そのエントリーの値が指す位置の1ピクチャに該当するTPをデコーディング出力する。
【0062】
このような方法で,ユーザーが所望する倍速再生を時間基準にして遂行することができる。
【0063】
図9と図10は,上記説明した24倍速の場合に対するインデックスジャンプの例を各々示したものである。
【0064】
もし,図7の例で,インデックスエントリーを飛ばさないで,すべて1ピクチャずつ再生する場合には,12倍速になる。したがって,12倍速より低い倍速,例えば,6倍速に再生要請すれば,マイコン16は,各インデックスが指すGOP内で,先頭のI−ピクチャの他に追加して一つのP−ピクチャを探し,これをさらにデコーディング出力する。
【0065】
このようなI,及びP−ピクチャの検索と,そのピクチャのデコーディング出力は,デコーダ15にTPのスキャニングモードを設定することによっても可能である。
【0066】
図8の例では,ピクチャ単位ごとにインデックスが貯蔵されているので,インデックスジャンプによって2倍速以上のトリックプレーを遂行することができる。もし,1倍速以下のスローモードが要請されると,各インデックスが指すピクチャの再生時間を延ばす。例えば,1/2倍速であれば,各インデックスのピクチャディスプレー時間を2/30秒とする。これは,デコーダ15にTPを印加する速度を下げる方式で実現することもできる。
【0067】
もし,ユーザーが選択指定した時間が,現在記録されている放送プログラムではない,過去の放送プログラムである場合の例を,図11に示す。ユーザーが10分前の位置に移動を要請したが,マイコン16が現在記録中のプログラムCH#Nに対するインデックスエントリー等と,インデックスタイムで計算した結果が,プログラムの最初のインデックス,すなわち,ピクチャまでの時間距離が3分を過ぎなければ,このプログラムは同一ファイル内に,または他のファイル内にある過去の放送プログラムCH#Kに対するインデックスエントリー等とインデックスタイムを確認する。
【0068】
そして,そのインデックスタイムに基づいて,追加7分に該当する過去のプログラムのインデックスエントリーを探す。
【0069】
例えば,現在の放送プログラムCH#Nに対しては,ピクチャ単位のインデックス情報が生成して,インデックスタイムが1/25秒であって,過去の放送プログラムCH#Kに対しては,GOP単位のインデックス情報が生成している。そしてそのインデックスタイムが0.48秒であれば,現在のプログラムに対してはインデックスエントリーが4500個生成していて,このプログラムの最初のピクチャまでは3分しかならない。そして,過去のプログラムのインデックスエントリーの最後(IE#L)から875(=420秒/0.48秒)番目のインデックスエントリー(IE#(L−875))を特定し,そのインデックス値に該当する位置にある放送プログラムのTPから読み出してデコーディング出力する。
【0070】
もし,過去の放送プログラムに対してピクチャ単位のインデックス情報が生成したとすれば,該当する時間間隔のインデックス類型を確認する。そして,その類型がI−ピクチャでなければ最も近接したI−ピクチャ類型のインデックスエントリーを検索して,そのインデックス値が指示するトランスポートパケットから読み出してデコーディング出力する。
【0071】
これまでの説明で,インデックス情報は,放送プログラム内における相対的なTPのスタート位置を指すものであったが,スタート位置の代わりに,相対的な終わり位置を指す値であってもよい。
【0072】
また,ユーザーの時間基準探索や,トリックプレーの要請時に,プログラム記録時に予め計算しておいたインデックスタイムを用いて,要請された時間の位置を探したが,インデックスタイムを時間基準探索やトリックプレーの要請時に現在のバッファメモリ12に貯蔵されているTPを分析して,インデックスエントリー間の時間を計算して用いてもよい。
【0073】
以上示した構成の本実施形態によるデジタル放送プログラムの記録方法,及び時間基準の再生方法は,ユーザーが慣れている,時間を基準にして記録された放送プログラムを探索する方法であるので,ユーザーが所望する場面を探すのが容易であり,したがって使用上便利である。
【0074】
以上,添付図面を参照しながら本発明のデジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機の好適な実施形態について説明したが,本発明はこれらの例に限定されない。いわゆる当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0075】
【発明の効果】
本発明により,ハードディスクのような大容量媒体に貯蔵されたデジタル放送プログラムを時間基準で探索でき,また,トリックプレーをできるようにした,デジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,デジタル放送プログラムのストリームを構成するMPEGトランスポートパケットのフォーマットを示した説明図である。
【図2】図2は,MPEG PESパケットと,これをインカプセル化したトランスポートパケット間との相関関係を示した説明図である。
【図3】図3は,本実施形態の放送プログラムの記録/再生方法が適用され,ユーザーの要請時に貯蔵された放送プログラムに対するトリックプレーを遂行する過程を概略的に説明する構成図である
【図4】図4は,図3のインデックスファイル生成部を詳細に示した構成図である。
【図5】図5は,本実施形態によって生成したインデックスファイルを図式化して例示した説明図である。
【図6】図6は,インデックス情報の間隔がピクチャでなされるか,GOPでなされるかによって統計的値が変わるインデックス情報が生成する,トランスポートパケット間の離隔データ長の分布図である。
【図7】図7は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準ジャンプを遂行する例を示す説明図である。
【図8】図8は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準ジャンプを遂行する例を示す説明図である。
【図9】図9は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準トリックプレーを遂行する例を示す説明図である。
【図10】図10は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準トリックプレーを遂行する例を示す説明図である。
【図11】図11は,他の放送プログラム間を,要請された時間基準でジャンプする過程を例示する説明図である。
【符号の説明】
10:デマルチプレクサ
11:パーサ
12:バッファメモリ
13:ハードディスク
14:デスクランブラ
15:デコーダ
16:マイコン
17:インデックスファイル生成部
20:カウンタ
170:ヘッダ情報検出部
171:インデックス生成部
173:インデックスファイル生成部
【発明の属する技術分野】
本発明は,デジタル放送プログラムを受信して外部機器に伝送出力するセットップボックスなどのデジタル放送受信機における,デジタル放送プログラムを記録する方法,これを時間基準でジャンプまたはトリックプレー(トリック再生)する方法,及びこれらの方法を遂行するデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なアナログテレビジョン放送では,アナログ映像信号をAM変調またはFM変調して,空中波及び有線ケーブルなどを通して伝送する。最近では,デジタル映像圧縮及びデジタル変調/復調等のようなデジタル技術の発展によって,デジタルテレビ放送に対する標準化及び商用化が進行している。そして,地上波放送,衛星放送,ケーブル放送も,MPEG(Moving Picture Experts Group)を基盤にデジタル化されている。
【0003】
デジタル放送では,デジタル映像/音声圧縮技術,及びデジタル伝送技術の発展によって,アナログ放送信号サービスより高画質の放送サービスを提供することができる。そして,一つの放送チャネル(RFチャネル)に,数個のSD級放送プログラムを多重化して伝送することができる。このようなデジタル放送は,通信メディア及び貯蔵メディアなどとの相互運用性を大きく高めることができる長所を持っている。
【0004】
デジタル放送では,MPEG標準を基盤に圧縮された複数の放送プログラムが,各々トランスポートパケット(TP;Transport Packet)でカプセル化される。このトランスポートパケットは,多重化されてトランスポートストリーム(TS;Transport Stream)形態で伝送される。トランスポートストリームは,セットップボックスのようなデジタル放送受信機によって受信されて,逆多重化される。
【0005】
ユーザーが放送チャネル(RFチャネル)内で所望する一つの放送プログラム(またはサブチャネル)のみを選択すれば,上記逆多重化されたトランスポートパケット中から,選択された放送プログラムに該当するトランスポートパケットのみを,受信機内に備わったデコーダを利用してデコーディングする。そして,アナログまたはデジタルのオーディオ/ビデオ(A/V)信号に変換した後,一般のテレビジョンのような装置に出力する。
【0006】
一方,最近はデジタル放送を受信することができるセットップボックスに,大容量のハードディスクなどの外部装置を搭載したものがある。デコーディングされたA/V信号を,テレビジョンなどの外部装置に提供すると同時に,現在出力されている放送プログラムをハードディスクなどの外部装置に記録貯蔵する。そしてユーザー要請があるときには,このハードディスクに記録貯蔵された放送プログラムを再生する機能を提供している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,ハードディスクに記録貯蔵されたデジタル放送プログラムを再び見ようとする時,従来の装置は時間基準で移動することができる機能が備わっていない。このため,ユーザーは記録されたプログラムを巻き戻し(REW)要請した後に,所望する地点だと考えられる部分で再生(PLAY)を要請する。ところが,その地点が所望しない地点である場合には,前後に画面探索(REWまたはFF)する動作を繰り返さなければならない。
【0008】
また,デジタルデータの動きの速い画面再生はI−ピクチャ基盤単位でなされるので,再生される動きの速い画面の数が,再生時間とはあまり比例しない。即ち,デジタル圧縮して記録されたデータは,そのデータ長と再生時間とがそれほど比例していない。従来の録画時間とテープ長とが比例するテープ録画などでの探索方法に慣れているユーザーにとっては,所望する区間の探索が容易でないという問題点がある。
【0009】
本発明はこのような実情を勘案してなされたものであり,ハードディスクのような大容量媒体に貯蔵されたデジタル放送プログラムを時間基準で探索でき,また,トリックプレーをできるようにした,デジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明によるデジタル放送プログラムの記録方法は,受信されるデジタル放送から一つのプログラムを選択して,選択されたプログラムを構成するパケットをデコーディングして出力しながら記録媒体に記録し,記録されるパケットに含まれたデータのアクセスポイントを探してその位置情報をファイルに貯蔵することを特徴とする。
【0011】
また,上記目的を達成するための本発明によるデジタル放送プログラムの再生方法は,記録される放送プログラムの現在位置から移動すべき位置を時間値で受信し,記録される放送プログラムに対して貯蔵されたアクセスポイントの位置情報とアクセスポイント間の表現時間間隔情報とに基づいて,受信された時間値に該当するアクセスポイントの位置情報を決定し,決定された位置情報にある,またはその位置情報に近接しているパケットからデコーディングして出力することを特徴とする。
【0012】
また,上記目的を達成するための本発明によるデジタル放送プログラムの再生方法は,記録された放送プログラムの再生速度要請値を受信すれば,記録される放送プログラムに対して貯蔵された各アクセスポイントの位置情報セットとアクセスポイント間の表現時間間隔情報とに基づいて,要請された再生速度による位置情報のスキップ個数を決定し,決定されたスキップ個数ずつ位置情報を飛ばしながら一つずつ選定して,その選定された位置情報にある,またはその位置情報に近接しているパケットから1ピクチャをデコーディングして出力する動作を繰り返して遂行することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に,本発明の実施の形態を,図面を用いて説明する。図1は,デジタル放送プログラムのストリームを構成するMPEGトランスポートパケットのフォーマットを示した説明図である。まず,本実施形態による放送プログラム記録方法は,デジタル放送受信機内に備わったハードディスクにMPEGトランスポートストリームを記録する。この時,トランスポートパケット(TP)内の,4バイトのヘッダ情報と184バイトのペイロード情報とで構成される,188バイトの情報をデコーディングする。そして,そのヘッダ情報に記録された1ビットのペイロード単位開始指示子(PUSI;Payload Unit StartIndicator,以下「PUSI」という。)を確認する。トランスポートパケットのデータ長は,放送方式によっては188バイトでなく,204バイトの場合もある。
【0014】
上記1ビットのPUSI情報は,当該トランスポートパケットのペイロードでPES(Packetized Elementary Stream)パケットが開始されるとその値は’1’になり,そうでない場合にはその値は’0’になる。
【0015】
PESパケットは,I−ピクチャ(Intra Picture)が先頭から記録されて,一つ以上のI−ピクチャで構成される。また,GOP(GroupOf Pictures)単位を一つのパケットで構成したり,またはI−ピクチャ,P−ピクチャ(Predictive Picture),またはB−ピクチャ(Bidirectionally Predictive coded Picture)を各々一つのパケットで構成することもできる。したがって,PUSIが’1’であるトランスポートパケットは,ピクチャの先頭データを伝送していることが分かるようになる。
【0016】
一方,同一の放送プログラムに対しては,PESパケットがGOP単位またはピクチャ単位のいずれか一つに固定されて,動画映像データをカプセル化させて伝送する。
【0017】
図2に,これに対する例を示す。図2は,MPEG PESパケットと,これをカプセル化したトランスポートパケット間との相関関係を示した説明図である。図2で,第1番目,L番目,M番目,N番目のトランスポートパケット;TP1,TPL,TPM,TPNは,ピクチャ(または,GOP)で構成されたPESパケットの先頭データを自身のペイロードに含んでいるので,そのTPヘッダのPUSI値は,’1’として記録されている。
【0018】
そして,デジタル放送受信機は,上記のようにPUSI情報が’1’で,各々設定されたトランスポートパケット間の離隔データ長,またはそのパケットの受信時間差(表現時間間隔)を計算して貯蔵する。この離隔データ長または受信時間差は,PESパケットがGOP単位で構成されているのか,またはピクチャ単位で構成されているのかによって,統計的に異なる値を有することになる。
【0019】
PESパケットがGOP単位で区画されている場合,上記離隔データ長または時間差は,PESパケットがピクチャ単位で区画されている場合に比べて相対的に長いデータ長または時間差を有するようになる。このため,そのデータ長または時間差を統計的に比較して,PESパケットがGOP単位またはピクチャ(フィールドまたはフレーム)単位で構成されたかを確認できるようになる。
【0020】
また,デジタル放送受信機は,トランスポートパケット(TP)のPUSI情報が’1’である時ごとに,そのTPのハードディスク上の記録位置をインデックス情報として別途生成して貯蔵する。このインデックス情報が各ピクチャの先頭に対するものであるのか,各GOPの先頭に対するものであるのかは,上述した統計的比較方法によって確認される。したがって,これをインデックス情報ファイルに別途の識別情報で付加記録したり,ファイル名が異なるようにすることによって,これに対する情報を示すことができる。
【0021】
例えば,データ長または時間差の統計的平均値が既に定まった基準値より大きくて,記録された各インデックス情報がGOP単位の先頭記録位置を指示することと判断される場合,そのインデックスファイルに対するファイル名を’G_Index.xx’で記録する。一方,上記基準値より小さくて,各インデックス情報がピクチャ単位の先頭記録位置を指示することと判断される場合には,そのインデックスファイルに対するファイル名を’P_Index.xx’で記録する。
【0022】
一方,上記確認の結果,PESパケットがピクチャ単位で区画された場合,データ長,または時間差は,当該PESパケットがI−ピクチャで構成されているのか,P−ピクチャ,またはB−ピクチャで構成されているかによって,異なって検出される。
【0023】
例えば,I−ピクチャで構成されたPESパケットの長さは,P−ピクチャまたはB−ピクチャで構成されたPESパケットより大きい。このため,PUSIがセットされたTP間のデータ長または時間差を通じて,PESパケットに含まれたピクチャの類型がわかる。P−ピクチャもB−ピクチャより相対的に長いデータ長または時間差を有するようになる。
【0024】
したがって,デジタル放送受信機は,ピクチャ単位で区画されたPESパケットの類型を区別確認した後,そのパケットの類型を識別できるようにするための識別情報を,インデックス情報に連係記録することができる。
【0025】
図3は,上記で詳細に説明した放送プログラムの記録過程を遂行してユーザーの要請時には貯蔵された放送プログラムに対するトリックプレーを遂行するデジタル放送受信機に対する構成を概略的に示した説明図である。
【0026】
図3のデジタル放送受信機は,デマルチプレクサ10,パーサ11,バッファメモリ12,デスクランブラ14,デコーダ15,インデックスファイル生成部17,カウンタ20,そしてマイコン16を含んで構成される。
【0027】
デマルチプレクサ10は,同調されたRFチャネル内の複数のデジタル放送プログラムが多重化されたマルチプログラムのトランスポートストリーム(MPTS;Multi−Program TS)中から選択された,一つの単一プログラムのトランスポートストリーム(SPTS;Single Program TS)を選択出力する。パーサ11は,出力される単一プログラムのトランスポートストリームのトランスポートパケットから,ヘッダ情報を複写出力する。バッファメモリ12は,パーサ11を通して出力されるトランスポートパケットを臨時に貯蔵した後,所定記録サイズ単位でハードディスク13に記録貯蔵する。デスクランブラ14は,バッファメモリ12に臨時に貯蔵されたトランスポートパケットがスクランブルされた暗号化データである場合,その暗号化データを解読処理する。デコーダ15は,非暗号化データをデコーディングして,元のオーディオ/ビデオ信号に復元出力する。インデックスファイル生成部17は,パーサ11を通して出力されるヘッダ情報に基づいて,ハードディスク13に記録貯蔵されたプログラムのランダムアクセスのためのインデックスファイルを生成する。カウンタ20は,所定周期の内蔵クロックをカウントする。そして,マイコン16は,ユーザー要請によって,プログラム記録過程と,ハードディスク13に記録されたプログラムに対する再生または変速再生動作が遂行されるように,各構成手段を動作制御する。
【0028】
ハードディスク13の記録容量を40GBytesとする場合,理論上,最大16Mbpsで伝送受信されるMPEGトランスポートストリームを,約330分程度記録することができる。
【0029】
インデックスファイル生成部17によって生成されるインデックスファイルは,MPEGトランスポートストリームと連係されて,ハードディスク13に記録貯蔵される。
【0030】
図4は,図3のインデックスファイル生成部を詳細に示した構成図である。インデックスファイル生成部17は,図4に示したように,ヘッダ情報検出部170,インデックス生成部171,そしてインデックスファイル生成部173を含んで構成される。
【0031】
ヘッダ情報検出部170は,パーサ11を通して複写出力される4バイトのヘッダ情報を分析し,PUSI情報が’1’に設定されている場合にこれを知らせる信号を出力する。インデックス生成部171は,ヘッダ情報検出部170の信号によって,当該トランスポートパケットの,記録プログラム上における相対的な位置をインデックス情報で記録して,その時点にカウントされた時間情報をインデックス情報と一緒に記録する。そしてインデックスファイル生成部173は,インデックス情報がGOP単位またはピクチャ単位であるかを確認した後,これを識別できるファイル名を有するインデックスファイルを生成する。
【0032】
ヘッダ情報検出部170は,受信されるヘッダ情報に記録されたPUSI情報が’1’の場合,これを知らせるための検出信号を,インデックス生成部171に出力する。すると,インデックス生成部171は,パーサ11を通じてバッファメモリ12に貯蔵された当該TPの相対的な位置,すなわち,ハードディスク13に記録され始めた放送プログラム内における位置を確認する。このため,バッファメモリ12に順次に記録されるTPをカウントする。
【0033】
PUSIが’1’である当該TPが記録開始後n番目であれば,その位置は
(n−1)×188(または(n−1)×204)
になる。この値は内部メモリまたはバッファメモリ12の予め割り当てられた領域に記録する。そして,その時のカウンタ20のカウント値も一緒に記録する。
このような動作は,PUSI値が’1’であるヘッダが受信されたことを知らせる信号が入力されるたび毎になされる。
【0034】
図5は,本実施形態によって生成したインデックスファイルを図式化して例示した説明図である。図5の例では,TP1,TP7,TP13などでPUSI値が’1’であって,これらに対して各相対的な記録位置値(Index_Addk)とその到達時点のカウント値(Count k)とが記録されている。この例で,Index_Add1,Index_Add2,そして,Index_Add3は,各々0×188,6×188,そして12×188(または,0×204,6×204,そして12×204)の値を有する。
【0035】
図6は,インデックス情報の間隔がピクチャでなされるか,GOPでなされるかによって統計的値が変わるインデックス情報が生成する,トランスポートパケット間の離隔データ長の分布図を示したものである。インデックスファイル生成部173は,記録開始後所定時間が過ぎれば,インデックス生成部171によって各インデックス情報に付加されたカウント値(Count k)の差の平均を求めたり,またはインデックス情報の差の平均を求める。そして,その値を図6に示したように,事前に設定された基準値601,例えば,150KByteと比較する。
【0036】
もし,基準値601を超過する場合,インデックスファイル生成部173は,各インデックス情報がGOP単位のランダムアクセスのための位置情報と判別する。一方,基準値601未満になる場合,インデックス位置情報がピクチャ単位のランダムアクセスのための位置情報と判別する。
【0037】
もし,インデックス情報がピクチャ単位のランダムアクセスのための位置情報と判別される場合,インデックスファイル生成部173は,各インデックスの差からそのインデックスがI−ピクチャ,P−ピクチャ,またはB−ピクチャの位置情報であるかを判別する。
【0038】
二個の基準値Th_Hと,Th_Lとを設定して,次のインデックスとの差が,高い基準値Th_Hより大きければI−ピクチャで,高い基準値Th_Hと低い基準値Th_Lの間であればP−ピクチャで,低い基準値Th_Lより小さければB−ピクチャと判別して,その判別された情報を各インデックス情報に付加して記録することもできる。
【0039】
そして,生成したインデックス情報がピクチャ単位であることを示すために,ハードディスク13に,’P_Index.xx’の名前のファイルを生成して,そのファイル内に生成したインデックス情報(及び,対応するピクチャの類型情報)を記録する。
【0040】
ファイルの生成後に生成するインデックス情報(及び,対応するピクチャの類型情報)は,メモリを通して所定サイズ単位で生成したファイル内に記録するか,または生成時ごとにオープンされたファイル内に記録することができる。
【0041】
もし,常時生成したインデックス情報がGOP単位のランダムアクセスのためのものと判別されると,’P_Index.xx’ファイルとは区分されるファイル名,例えば,’G_Index.xx’ファイルを生成して,ハードディスク13に記録貯蔵する。
【0042】
上記のように異なるファイル名で記録されたインデックス情報の区間形態(ピクチャまたはGOP)を区別する代わりに,同一の一つのファイル名,例えば,’Index.xx’を生成して,インデックス区間形態に対する情報は別途の情報でそのファイル内に付加記録させてもよい。
【0043】
インデックスファイル生成部173は,インデックス区間の形態が把握されると,それによるインデックスタイムを決定する。もし,インデックス区間の形態がピクチャであれば,インデックスタイム501を,1/25(PAL方式プログラムの場合),または1/30(NTSC方式プログラムの場合)に設定する。
【0044】
もし,インデックス区間形態がGOPであれば,その区間に含まれたピクチャ個数の確認をマイコン16に要請する。するとマイコン16は,適切なデコーディングプログラムを遂行させて,バッファメモリ12に貯蔵されたPUSIがセットされた1区間のTPを,ペイロード内のデータをGOPレイヤに復旧した後に,そのGOP内にいくつのピクチャが含まれているのかをそのヘッダ情報で確認する。
【0045】
通常,一つのGOP内に12個のピクチャが含まれるが,これは放送局ごとに異なることがある。このようにGOP内のピクチャ個数Nが確認されると,この値をインデックスファイル生成部173に伝送する。インデックスファイル生成部173は,伝えられたピクチャ個数Nに1/25を乗じた数(N×1/25=N/25),または,ピクチャ個数Nに1/30を乗じた数(N×1/30=N/30)の値をインデックスタイム501で設定する。
【0046】
一方,現在記録されている放送プログラムの放送チャネル情報502も,インデックス生成部171によって記録されうるが,この放送チャネル情報とインデックスタイム500は,図5の例のように,生成したインデックスファイル内に記録される。
【0047】
そして,上記のようなインデックス情報の生成と記録の途中で,ユーザーが視聴している放送プログラムやチャネルが変更されると,マイコン16は,これをインデックスファイル生成部173に対してその変更された情報を知らせる。
【0048】
すると,インデックスファイル生成部173は,新しいTSに対してインデックス情報を生成しながら,そのTSのインデックスタイムを計算,記録して,さらに放送チャネル情報も記録する。この情報は,以前のTSストリームに対する情報とは別途に,または一緒に記録されうる。もし一緒に記録される場合には,当該チャネルのインデックスエントリーの区間に対する情報も,さらに記録される。
【0049】
一方,バッファメモリ12に貯蔵されてハードディスク13に記録されているTPは,同時に暗号化された場合,デスクランブラ14に出力される。一方,暗号化されていないと,デコーダ15に直ちに出力される。デスクランブラ14に印加されたTPは,データが解読されてデコーダ15に出力される。
【0050】
デコーダ15は,各TPのペイロードに含んで記録されたデータを集めてPESパケットを構成する。その構成されたPESパケットのヘッダにあるプレゼンテーション時間情報(PTS;Presentation Time Stamp)を確認して,過去にデコーディング出力されたPESパケットのPTSとの時間差と,カウンタ20によるクロックの時間差とが一致するPESパケット内のデータを復号して,A/V信号を出力する。
【0051】
以下は,上記のように受信放送プログラムをデコーディング出力しながら記録したインデックスファイルに基づいて,本実施形態によるデジタル放送受信機における時間基準トリックプレー方法の,望ましい例を詳細に説明する。
【0052】
本実施形態による時間基準トリックプレー方法の説明のために,上述した方式で生成,記録された,GOP単位のインデックス情報を有するファイル,例えば,’G_Index.xx’というファイルがハードディスク13に記録されており,このファイルに記録された情報は,図7の例のように記録された放送プログラムと連関されていると仮定する。
【0053】
上記のような受信放送プログラムのデコーディング出力途中で,ユーザーがマイコン16に,時間基準ジャンプ,例えば,1分前の区間への映像ジャンプを要請すれば,現在の出力位置に相応するインデックス,すなわち,最終記録されたインデックスから何番目前のインデックスが1分前のピクチャを指しているのかを,過去に記録されたインデックスタイムを基準に計算する。もし,一つのGOPが12個のピクチャを持っていて,放送方式がPAL方式であって,確認されたインデックスタイムが0.48秒(=12/25)であれば,現在インデックスから125番目前のインデックスを探して,そのインデックスに該当する記録プログラム内における位置を,ハードディスク13から探す。この位置が,現在出力されたピクチャから1分前のピクチャを先頭に有するGOPになる。
【0054】
したがって,その位置のTPを順次読み出して,デコーダ15を通してデコーディング出力すれば,ユーザーが所望する時間位置から再生出力される。
【0055】
図8は,ピクチャ単位のインデックス情報を有するファイル,例えば,’P_Index.xx’というファイルがハードディスク13に記録されている場合を示したものである。図8の例は,インデックス情報外にそのインデックスが指す位置のピクチャ類型も記録時に確認されて一緒に貯蔵されている場合に対するものである。
【0056】
図8の例は,インデックス情報がピクチャ単位であるので,ファイル内に記録されたインデックスタイムは,NTSCを仮定すれば1/30秒である。
【0057】
図8のようなインデックスファイルを貯蔵している場合に,ユーザーの現在の視聴位置から任意の過去位置,例えば,1分前の位置にREWを要請すれば,マイコン16はオープンされたインデックスファイルのインデックスタイム値を確認し,その確認された値に基づいて,1分前のピクチャのインデックスエントリーを決定する。インデックスタイムが1/30秒であるので,現在のインデックスエントリーから1800個前のインデックスエントリーが,所望するエントリーになる。
【0058】
すなわち,現在インデックスエントリーがN番目であれば,所望するエントリーは’N−1800’番目のインデックスである。
【0059】
そして,マイコン16は,’N−1800’番目インデックスエントリーのピクチャ類型を確認する。もし,そのピクチャ類型が,I−ピクチャでなくて,B−ピクチャの場合には,それより前,またはそれより後の最も隣接したI−ピクチャ類型のインデックスエントリーを検索し,そのインデックスの値を読む。もしI−ピクチャであれば,すぐそのインデックスの値を読んで,その位置のトランスポートパケットから読み出してデコーディング出力する再生動作を遂行する。
【0060】
上述した時間基準の区間ジャンプ動作の他に,トリックプレー,例えば,倍速再生,またはスロー再生も,貯蔵されたインデックスファイルを参照して時間基準で遂行することができる。
【0061】
例えば,ユーザーが24倍速のREWまたはFF再生を要請すれば,PAL方式では0.96秒(=24/25),NTSC方式では0.8秒(=24/30)をジャンプしながらデコーディング出力しなければならない。したがって,マイコン16は,図7の例ではインデックスタイムが0.48秒であるので,一個ずつ飛ばしながらそのインデックスの値にあるGOPの最初のピクチャのみをデコーディング出力する制御動作を遂行する。図8の例ではインデックスタイムが1/30秒であるので,24個ずつインデックスエントリーを飛ばしながら,そのエントリーに最も近接した前または後のI−ピクチャ類型のインデックスエントリーを探し,そのエントリーの値が指す位置の1ピクチャに該当するTPをデコーディング出力する。
【0062】
このような方法で,ユーザーが所望する倍速再生を時間基準にして遂行することができる。
【0063】
図9と図10は,上記説明した24倍速の場合に対するインデックスジャンプの例を各々示したものである。
【0064】
もし,図7の例で,インデックスエントリーを飛ばさないで,すべて1ピクチャずつ再生する場合には,12倍速になる。したがって,12倍速より低い倍速,例えば,6倍速に再生要請すれば,マイコン16は,各インデックスが指すGOP内で,先頭のI−ピクチャの他に追加して一つのP−ピクチャを探し,これをさらにデコーディング出力する。
【0065】
このようなI,及びP−ピクチャの検索と,そのピクチャのデコーディング出力は,デコーダ15にTPのスキャニングモードを設定することによっても可能である。
【0066】
図8の例では,ピクチャ単位ごとにインデックスが貯蔵されているので,インデックスジャンプによって2倍速以上のトリックプレーを遂行することができる。もし,1倍速以下のスローモードが要請されると,各インデックスが指すピクチャの再生時間を延ばす。例えば,1/2倍速であれば,各インデックスのピクチャディスプレー時間を2/30秒とする。これは,デコーダ15にTPを印加する速度を下げる方式で実現することもできる。
【0067】
もし,ユーザーが選択指定した時間が,現在記録されている放送プログラムではない,過去の放送プログラムである場合の例を,図11に示す。ユーザーが10分前の位置に移動を要請したが,マイコン16が現在記録中のプログラムCH#Nに対するインデックスエントリー等と,インデックスタイムで計算した結果が,プログラムの最初のインデックス,すなわち,ピクチャまでの時間距離が3分を過ぎなければ,このプログラムは同一ファイル内に,または他のファイル内にある過去の放送プログラムCH#Kに対するインデックスエントリー等とインデックスタイムを確認する。
【0068】
そして,そのインデックスタイムに基づいて,追加7分に該当する過去のプログラムのインデックスエントリーを探す。
【0069】
例えば,現在の放送プログラムCH#Nに対しては,ピクチャ単位のインデックス情報が生成して,インデックスタイムが1/25秒であって,過去の放送プログラムCH#Kに対しては,GOP単位のインデックス情報が生成している。そしてそのインデックスタイムが0.48秒であれば,現在のプログラムに対してはインデックスエントリーが4500個生成していて,このプログラムの最初のピクチャまでは3分しかならない。そして,過去のプログラムのインデックスエントリーの最後(IE#L)から875(=420秒/0.48秒)番目のインデックスエントリー(IE#(L−875))を特定し,そのインデックス値に該当する位置にある放送プログラムのTPから読み出してデコーディング出力する。
【0070】
もし,過去の放送プログラムに対してピクチャ単位のインデックス情報が生成したとすれば,該当する時間間隔のインデックス類型を確認する。そして,その類型がI−ピクチャでなければ最も近接したI−ピクチャ類型のインデックスエントリーを検索して,そのインデックス値が指示するトランスポートパケットから読み出してデコーディング出力する。
【0071】
これまでの説明で,インデックス情報は,放送プログラム内における相対的なTPのスタート位置を指すものであったが,スタート位置の代わりに,相対的な終わり位置を指す値であってもよい。
【0072】
また,ユーザーの時間基準探索や,トリックプレーの要請時に,プログラム記録時に予め計算しておいたインデックスタイムを用いて,要請された時間の位置を探したが,インデックスタイムを時間基準探索やトリックプレーの要請時に現在のバッファメモリ12に貯蔵されているTPを分析して,インデックスエントリー間の時間を計算して用いてもよい。
【0073】
以上示した構成の本実施形態によるデジタル放送プログラムの記録方法,及び時間基準の再生方法は,ユーザーが慣れている,時間を基準にして記録された放送プログラムを探索する方法であるので,ユーザーが所望する場面を探すのが容易であり,したがって使用上便利である。
【0074】
以上,添付図面を参照しながら本発明のデジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機の好適な実施形態について説明したが,本発明はこれらの例に限定されない。いわゆる当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0075】
【発明の効果】
本発明により,ハードディスクのような大容量媒体に貯蔵されたデジタル放送プログラムを時間基準で探索でき,また,トリックプレーをできるようにした,デジタル放送プログラムの記録方法,再生方法,及びデジタル放送受信機が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,デジタル放送プログラムのストリームを構成するMPEGトランスポートパケットのフォーマットを示した説明図である。
【図2】図2は,MPEG PESパケットと,これをインカプセル化したトランスポートパケット間との相関関係を示した説明図である。
【図3】図3は,本実施形態の放送プログラムの記録/再生方法が適用され,ユーザーの要請時に貯蔵された放送プログラムに対するトリックプレーを遂行する過程を概略的に説明する構成図である
【図4】図4は,図3のインデックスファイル生成部を詳細に示した構成図である。
【図5】図5は,本実施形態によって生成したインデックスファイルを図式化して例示した説明図である。
【図6】図6は,インデックス情報の間隔がピクチャでなされるか,GOPでなされるかによって統計的値が変わるインデックス情報が生成する,トランスポートパケット間の離隔データ長の分布図である。
【図7】図7は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準ジャンプを遂行する例を示す説明図である。
【図8】図8は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準ジャンプを遂行する例を示す説明図である。
【図9】図9は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準トリックプレーを遂行する例を示す説明図である。
【図10】図10は,生成したインデックスファイルを利用して本実施形態による時間基準トリックプレーを遂行する例を示す説明図である。
【図11】図11は,他の放送プログラム間を,要請された時間基準でジャンプする過程を例示する説明図である。
【符号の説明】
10:デマルチプレクサ
11:パーサ
12:バッファメモリ
13:ハードディスク
14:デスクランブラ
15:デコーダ
16:マイコン
17:インデックスファイル生成部
20:カウンタ
170:ヘッダ情報検出部
171:インデックス生成部
173:インデックスファイル生成部
Claims (17)
- 受信されるデジタル放送から一つのプログラムを選択する第1段階と;
前記選択されたプログラムを記録媒体に貯蔵しながら前記選択されたプログラムを構成するパケットをデコーディングして出力する第2段階と;
前記デコーディングして出力されるプログラムのパケットに含まれたデータのアクセスポイントを探してその位置情報をファイルに貯蔵する第3段階と;を含むことを特徴とする,デジタル放送プログラムの記録方法。 - 前記第3段階は,前記デコーディングして出力されるパケットのヘッダに含まれたMPEGのPESパケットの開始を知らせるフラグに基づいてアクセスポイントであることを判別することを特徴とする,請求項1に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 前記第3段階は,前記アクセスポイント間の受信時間差またはデータ長の平均値に基づいて,前記アクセスポイントの間隔がピクチャ単位であるのかMPEGで定義されたGOP単位であるのかを判別することを特徴とする,請求項1または2のうちのいずれか1項に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 前記アクセスポイントの間隔は,フィールドまたはフレームであることを特徴とする,請求項3に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 前記第3段階は,前記アクセスポイント間の受信時間差またはデータ長に基づいて,前記アクセスポイントの間隔がピクチャ単位の場合,I−ピクチャと非I−ピクチャに区分する情報を各位置情報に付加して貯蔵することを特徴とする,請求項3または4のうちのいずれか1項に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 前記アクセスポイントの間隔は,MPEGで定義されたGOP単位であることを特徴とする,請求項1に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 前記第3段階は,前記アクセスポイントがピクチャ単位であるのかMPEGで定義されたGOP単位であるのかによって前記アクセスポイント間の表現時間間隔を計算し,これを前記位置情報セットに追加して貯蔵する過程をさらに含むことを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,または6のうちのいずれか1項に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 前記第3段階は,前記アクセスポイントがGOP単位であれば,そのGOPをデコーディングしてGOPに含まれたピクチャ個数を確認し,その個数に基づいてアクセスポイント間の表現時間間隔を計算することを特徴とする,請求項7に記載のデジタル放送プログラムの記録方法。
- 記録される放送プログラムの現在位置から移動すべき位置を時間値で受信する第1段階と;
前記記録される放送プログラムに対して貯蔵されたアクセスポイントの位置情報とアクセスポイント間の表現時間間隔情報に基づいて前記受信された時間値に該当するアクセスポイントの位置情報を決定する第2段階と;
前記決定された位置情報にあるパケット,またはその位置情報に近接しているパケットからデコーディングして出力する第3段階と;を含むことを特徴とする,デジタル放送プログラムの再生方法。 - 前記第2段階は,前記アクセスポイント間の表現時間間隔を,前記アクセスポイントがピクチャ単位であるのかMPEGで定義されたGOP単位であるのかを確認した後にそれによって計算し,また,前記位置情報がピクチャ単位で生成しているのか,MPEGで定義されたGOP単位で生成しているのかを追加して確認することを特徴とする,請求項9に記載のデジタル放送プログラムの再生方法。
- 前記第3段階は,前記各位置情報がピクチャ単位で生成していれば,前記決定された位置情報がI−ピクチャと連関されているのかを確認して,
I−ピクチャと連関されていれば,その位置情報にあるパケットからデコーディングして出力し,
非Iピクチャと連関されていれば,その位置情報に最も近いI−ピクチャと連関されている位置情報を探してその位置情報にあるパケットからデコーディングして出力することを特徴とする,請求項10に記載のデジタル放送プログラムデータ再生方法。 - 前記第2段階は,前記受信された移動すべき位置の時間値が,現在の放送プログラムと異なった放送プログラムの区間であれば,その区間の放送プログラムに対して貯蔵されたアクセスポイントの位置情報と,アクセスポイント間の表現時間間隔情報を追加的に参照して,前記受信された時間値に該当するアクセスポイントの位置情報を決定することを特徴とする,請求項9,10,または11のうちのいずれか1項に記載のデジタル放送プログラムの再生方法。
- 記録された放送プログラムの再生速度要請値を受信する第1段階と;
前記記録された放送プログラムに対して貯蔵された各アクセスポイントの位置情報セットとアクセスポイント間の表現時間間隔情報とに基づいて,前記要請された再生速度による前記位置情報のスキップ個数を決定する第2段階と;
前記決定されたスキップ個数ずつ前記位置情報を飛ばしながら一つずつ選定して,その選定された位置情報にあるパケット,またはその位置情報に近接しているパケットから1ピクチャをデコーディングして出力する動作を繰り返して遂行する第3段階と;を含むことを特徴とする,デジタル放送プログラムの再生方法。 - 前記第3段階は,前記各位置情報がピクチャ単位で生成しているのかMPEGで定義されたGOP単位で生成しているのかを確認して,ピクチャ単位で生成していれば,前記選定された位置情報がI−ピクチャと連関されているのかを確認して,
Iピクチャと連関されていればその位置情報にあるパケットから1ピクチャをデコーディングして出力して,
非I−ピクチャと連関されていれば,その位置情報に最も近いIピクチャと連関されている位置情報を探してその位置情報にあるパケットから1ピクチャをデコーディングして出力することを特徴とする,請求項13に記載のデジタル放送プログラムの再生方法。 - 前記アクセスポイント間の表現時間間隔は,前記アクセスポイントがピクチャ単位であるのかMPEGで定義されたGOP単位であるのかを確認した後,それによって計算されることを特徴とする,請求項13または14のうちのいずれか1項に記載のデジタル放送プログラムの再生方法。
- 請求項1,2,3,4,5,6,7,または8に記載のデジタル放送プログラムの記録方法を遂行することを特徴とする,デジタル放送受信機。
- 請求項9,10,11,12,13,14,または15に記載のデジタル放送プログラムの再生方法を遂行することを特徴とする,デジタル放送受信機。
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