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JP2005018091A - 表示装置及び情報端末機器 - Google Patents

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JP2005018091A
JP2005018091A JP2004257987A JP2004257987A JP2005018091A JP 2005018091 A JP2005018091 A JP 2005018091A JP 2004257987 A JP2004257987 A JP 2004257987A JP 2004257987 A JP2004257987 A JP 2004257987A JP 2005018091 A JP2005018091 A JP 2005018091A
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Koyu Cho
宏勇 張
Masayuki Sakakura
真之 坂倉
Takayuki Ikeda
隆之 池田
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Abstract

【課題】 薄膜トランジスタを画素に用いた新規なアクティブマトリクス型の表示装置を提供する。
【解決手段】
薄膜トランジスタのゲイト電極203、ゲイト絶縁膜202及び半導体層201を覆って絶縁膜208が形成されており、絶縁膜208上に、前記半導体層201にコンタクトした電極213が形成されている。この電極213を覆って有機樹脂膜220が形成され、平坦な表面が形成される。有機樹脂膜220の平坦な表面に、電極213にコンタクトした画素電極230が形成される。電極213と半導体層201とのコンタクト箇所と、画素電極230と電極213とのコンタクト箇所は、画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする。

Description

本発明は、複数の画素電極を備えた液晶表示装置等の表示装置に関するものである。
情報システムにおいて、電気信号(画像信号)を光信号に変換し、表示を行う液晶パネル等のフラットディスプレイが注目されている。液晶パネルでは、TFT(薄膜トランジスタ)を用いたTFTーLCD(液晶ディスプレイ)が広く知られている。
CRTに代わるフラットディスプレイとして液晶パネルが注目されており、20型以上の大型化、SXGA規格以上の高精細化が進められ、次世代HDTVディスプレイとして着目されている。他方、液晶パネルは薄く・軽いという特長を活かして、携帯型情報機器の表示部としても広く使用されている。
しかしながら液晶パネルの大型化・高精細化を進めると開口率が小さくなり、画面が暗くなってしまう。例えば、透過型液晶パネルの明るさは、バックライトの輝度が同じであれば、液晶材料、偏光板、カラーフィルタの透過率、画素電極の透過率、開口率で決まる。液晶パネルを明るくするには、上記の部材の透過率の向上、高開口率化により、光利用率を向上させることが必要である。携帯型情報機器の等のバッテリー駆動のディスプレイは省電力化も必要であり、開口率向上により、バックライトの利用率が上がり、ディスプレイの高輝度化と省電力化が同時に実現できる。
画素部の開口率を向上するために、有効領域以外からの漏れ光を遮光するためのブラックマトリクス(BM)をTFT基板側に設ける構造、いわゆるBM・オン・TFT構造が提案されている。対向基板にブラックマトリクス設けるには、基板の貼り合わせ精度のため、ブラックマトリクスには数μmから10μm程度画素電極との重なり領域が必要になる。この重なり領域のため開口率が低下している。他方、TFT基板にブラックマトリクスを設けると、ブラックマトリクスの加工精度は基板貼り合わせよりも高いので、画素電極との重なり部分はデザインルール程度に狭くなり、開口率が向上できる。
図10に従来のBM・オン・TFT構造のTFT基板の構成を示す。図10(A)はTFT基板の断面図であり、図10(B)はTFT基板の正面図である。絶縁表面を有する基板1上には画素毎に薄膜トランジスタ(TFT)2が形成されている。TFT2は、チャネル形成領域、ソース領域及びドレイン領域を構成する活性層3、ゲイト絶縁膜4、ゲイト電極5、ソース電極6、及びドレイン電極7を有する。
ゲイト電極5とソース電極6、ドレイン電極7は第1の層間絶縁膜8により絶縁分離されている。ソース電極6、ドレイン電極7を覆って第2の層間絶縁膜11が設けられている。第2の層間絶縁膜11上にはブラックマトリクス(BM)12が形成され、ブラックマトリクス12を覆って第3の層間絶縁膜13が形成されている。画素電極14は第2、第3の層間絶縁膜11、13に形成されたコンタクトホールを介して、TFT2のドレイン電極7に接続されている。
図10(B)に示すように、ブラックマトリクス12はゲイトバス線、ソースバス線に沿って格子状に一体的に形成されている。また透過型パネルであればTFT2の形成領域も覆うように形成されている。更に開口率を低下せずに補助容量を作製するため、ブラックマトリクス12を補助容量の一方の電極に用いる構成が知られており、例えば、第3の層間絶縁膜13を誘電体として、ブラックマトリクス12と画素電極14の重なり部分で補助容量を形成している。
また、ブラックマトリクス12はゲイトバス線及びソースバス線と寄生容量が作られるが、ブラックマトリクス12電位を固定することにより、ゲイトバス線、ソースバス線の電位の変動によって寄生容量が変動することが抑制できる。よってこの寄生容量の変動が画素電極の電位にフィードバックされることが抑制でき、ディスクリネーションを防止することができる。
従って、ブラックマトリクス12の材料は、薄膜でも可視光に対して遮光性を有し、かつ電極として機能する金属膜、クロムやチタン等で構成されている。
しかしながら、従来の液晶パネルではブラックマトリクス12を金属材料で形成したため、例えば、開口率が60%であれば、残り40%はブラックマトリクス12でなる鏡のようなものである。図10(A)に示すように、画素電極14の隙間21から光30が入射すると、矢印31で示すように、ブラックマトリクス12で光が反射される。この反射光31は表示に寄与しない光であり、表示特性の劣化の原因となる。
また、従来、反射防止対策として、ブラックマトリクスをCrO、TiN等の反射率の低い導電膜で形成しているが、ブラックマトリクスでの反射を完全になくすことはできていない。
また、画素電極14の下地となる第3の層間絶縁膜13は平坦性が求められ、一般にポリイミド等の樹脂膜で形成されている。しかしながら樹脂膜の原料液中には容器、ハンドリング等のため微量のパーティクルが含まれてしまう。
樹脂原料液をフィルタで漉すことでパーティクルを削減できるが、原料の粘度のためフィルタの細かさには限度がある。例えばポリイミドであれば0.5μm以下のフィルタを使用することは難しく、このためポリイミド膜から0.5μm以下のパーティクルを完全に除去することは困難である。
樹脂膜で第3の層間絶縁膜13形成した場合、点線で囲ったブラックマトリクス12上の領域22にパーティクルが存在すると、ブラックマトリクス12と画素電極14が短絡されて、その画素は点欠陥となってしまう。本発明人の試算では、0.5μm以下のパーティクルによる点欠陥の発生確率は1/10万〜1/100万程度となる。従って画素が高密度化されるほど点欠陥数も大きくなり、例えばVGA規格(約30万画素数)でも多い時には数個の点欠陥が発生することになる。
本発明の目的は、従来のBM・オン・TFTの長所、開口率向上、光の遮光による表示特性の向上、補助容量形成、ディスクリネーションの防止という長所を維持して、TFT等の能動素子と同一基板に形成されたブラックマトリクス表面での光の反射を防止した表示装置を提供することにある。
更に本発明の目的は、ブラックマトリクス表面での光の反射を防止すると共に、ブラックマトリクスと画素電極との短絡を防止して、点欠陥の発生を防止可能な表示装置を提供することにある。
上述した問題点を解消するために、本発明に係る表示装置は、画素ごとに電気的に分離された複数の画素電極と、各画素電極に接続された能動素子と、前記画素電極よりも下層に形成され、前記画素電極の隙間を覆う遮光膜とが同一基板上に形成された画素領域を備えた表示装置であって、
前記遮光膜は、電極層と、該電極層上に形成された中間膜とを有し、
前記中間物膜は、可視光を吸収する光吸収層を少なくとも1層有することを特徴とする表示装置。
即ち、本発明は、従来のBM・オン・TFT構造において、金属、金属化合物、合金等の可視光を反射する電極層上に、可視光を遮光する光吸収層を少なくとも1層設けている。この構成により、画素電極の隙間から入射した光が遮光膜表面で反射することを防止し、表示特性を向上させる。
本発明に係る中間物膜の他の構成は、可視光を吸収する光吸収性と共に、絶縁性を兼ね備えた光吸収層を少なくとも1層設けたものである。この構成において、遮光膜表面での光の反射が防止できる共に、遮光膜の電極層と画素電極間の短絡が防止できる。
更に、本発明に係る中間物膜の他の構成は、可視光を吸収する光吸収性を有する光吸収層と、絶縁性を有する絶縁層を少なくとも各1層ずつ設けたものである。これにより、遮光膜表面での光の反射が防止できると共に、遮光膜の導電性層と画素電極間の短絡を防止できる。
本発明の表示装置では、有効表示領域以外の光が表示に寄与することを防ぐための遮光膜を能動素子と同じ基板に作製するため、従来対向基板側に設けるよりも遮光膜の占有面積が縮小できるため、開口率が向上できる。よって光利用率が向上し、ディスプレイの高輝度化と、低消費電力化が同時に実現できる。遮光膜に電極層を設けることで、開口率を損なうこと無く補助容量が形成でき、また画素電極の電位の変動を抑制するシールド膜として機能させることができる。
また本発明においては、この電極層上に、可視光を遮光する光吸収層を少なくとも1層設けることにより、画素電極の隙間から入射した光が電極層表面で反射することを防止できるので、高精細な表示が可能である。
更に、この光吸収層に絶縁性を持たせる、もしくは光吸収層の他に絶縁層を設けることにより、遮光膜の電極層と画素電極との短絡が防止でき、生産歩留まりを向上できる。
図1を用いて、本実施形態を説明する。
図1は本実施形態の画素領域の模式的な断面図である。基板100上には、画素ごとに電気的に分離された画素電極230と、画素電極230に接続された能動素子200が形成されている。画素電極230と能動素子200は層間絶縁膜220、221によって上下間で絶縁分離されている。
画素電極230と能動素子200の間の層間絶縁物200上に、遮光膜300が設けられている。遮光膜300は、少なくとも画素電極230の隙間と重なるように配置され、画素電極230の隙間において、層間絶縁膜221を介してその表面が露出されている。また、遮光膜300は能動素子200に接続される信号線203、211に沿って配置されている。
遮光膜300は、金属等の導電性材料でなる電極層310と、その表面に形成された中間物膜320の多層構造を有する。
電極層310の電位を固定することによって、能動素子200に接続される信号線203、211の電位の変動が、画素電極の電位にフィードバックされることを抑制でき、ディスクリネーションの発生を防止できる。従って、本発明においては、電極層310には遮光性を有し、かつ導電性を有するTi、Cr、Al、Mo、Ta等の金属膜が好適である。
金属材料で電極層310を構成しても、中間物膜320によって画素電極230の隙間から入射した可視光が吸収されるので、電極層310で光が反射することが防止できる。
中間物膜320で可視光を吸収させるため、中間物膜320は少なくとも、真性又は実質的に真性な非晶質シリコン、非晶質シリコンゲルマニウムでなる層、もしくは着色された樹脂等の絶縁層を少なくとも1層有する。
図1〜図8を用いて、本発明の実施例を詳細に説明する。
本実施例では、本発明を透過型液晶表示装置に応用した例を説明する。図1は本実施例の画素領域の断面図であり、図2は画素領域の正面図である。なお図1は図2の線A−A’で切った断面図に相当する。
可視光に対して透明な透明基板上には、能動素子としてTFT200が形成され、TFT200には画素電極230が接続されている。TFT200と画素電極230は層間絶縁膜220、221により上下間で絶縁分離されいる。層間絶縁膜110上には、遮光膜300が形成されている。図2に示すように、遮光膜300は画素電極230の下層の絶縁膜220上であって、画素電極230の隙間を少なくとも覆うように配置されている。遮光膜300により、画素電極230の隙間から入射する光がTFT200に照射されるのを防止し、かつ基板100の裏面から照射されるバックライト光が有効表示領域以外から漏れることを防いでいる。
本実施例の遮光膜300は電極層310と、可視光に対して光吸収性を有し、かつ絶縁性を有する中間物膜320でなる。本実施例では中間物膜402を着色された樹脂材料で形成する。以下、図3、図4を用いて、本実施例の液晶パネルの作製工程を説明する。図3は画素マトリクスの断面図であり、図4は画素マトリクスの上面図である。図3は図4の線A−A’で切った断面図である。
絶縁表面を有し、可視光に対して透明な基板100を用意する。基板100には、ガラス基板や石英基板等を用いることができる。ガラス基板を用いる場合は、その表面にNaイオン等の不純物の拡散を防止するための酸化珪素でなる下地絶縁膜を形成すると良い。また本実施例では、TFT200を多結晶シリコンで構成するため、基板100はシリコンの結晶化のプロセス温度に耐え得るものを選択する。
基板100上に、プラズマCVDもしくは減圧CVD法にて非晶質シリコン膜を40〜100nmの厚さに、ここではプラズマCVDにて55nmの厚さに成膜する。脱水素化工程の後、線状エキシマレーザ光で非晶質シリコン膜を走査して、多結晶化する。多結晶化方法として、熱結晶化方法や、赤外線を照射するRTA法、熱結晶化とレーザアニールとを組み合わせる方法等を採用することができる。
多結晶化シリコン膜を島状にパターニングして、画素部のTFT200の活性層201、TFT200を駆動する図示しない周辺駆動回路の活性層を形成する。なお、しきい値制御のために、少なくともnチャネル型とする画素TFT200や駆動回路のTFTの活性層にボロン等のn型不純物を添加するとよい。
次に、活性層201を覆うゲイト絶縁膜202として、プラズマCVD法にて厚さ120nmの酸化珪素膜を形成する。なお基板100を石英基板等の高耐熱性基板を用いた場合は、ゲイト絶縁膜を熱酸化法で作製することができる。
次に、ゲイト絶縁膜202上に、ゲイト電極202、ゲイト配線203を構成する導電膜を形成する。本実施例では、リンを含む導電性多結晶シリコン膜を形成する。導電性のシリコン膜の他に、Al、Ta、Mo、Cr等の金属やその合金を用いることができる。リンを含む多結晶シリコン膜をパターニングして、ゲイト電極203、ゲイト配線204を形成する。ゲイト電極203はゲイト配線204と一体的に形成され、配線204から延在した構成とされる。周辺駆動回路においても、ゲイト電極・配線が形成される。
次に、イオンドーピング法にて、ゲイト電極203をマスクにして、画素TFT200の活性層にリンをドープする。活性層201にソース領域205、ドレイン領域206、チャネル形成領域207が自己整合的に形成される。なお、同時に周辺駆動回路のnチャネル型TFTのソース領域及びドレイン領域、チャネル形成領域も自己整合的に形成される。次にTFT200および周辺駆動回路のnチャネル型TFTの活性層をレジストマスクで覆って、周辺駆動回路のpチャネル型TFTの活性層にボロンをドープして、p型のソース領域及びドレイン領域を形成する。ドーピング終了後、レーザ照射または熱処理によって、ドーピングされたリンを活性化すると同時に、ドーピングによって損傷した活性層をアニールする。
次に、第1の層間絶縁膜208を成膜する。ここでは、プラズマCVD法により厚さ20nmの窒化珪素膜を成膜し、連続して、厚さ800nmの窒化酸化珪素膜を成膜する。そして、層間絶縁膜208にソース/ドレイン領域205、206に達するコンタクトホールを開口する。
次に、チタン膜/アルミニウム膜/チタン膜でなる積層膜を成膜する。各チタン膜の厚さは100nmとし、アルミニウム膜の厚さは300nmとする。この積層膜をパターニングしてソース電極211、ソース配線212、ドレイン電極213をそれぞれ形成する。ソース電極211はソース配線212と一体的に形成され、配線212から延在した構成とされる。また、周辺駆動回路においてはnチャネル型TFTとpチャネル型TFTがCMOS構造となるように、ソース電極・配線、ドレイン電極・配線が形成される。
以上の工程により、画素TFTおよび周辺駆動回路を構成するCMOS−TFTが完成する。画素マトリクスにおいて、ゲイト配線204とソース配線212が作る格子内部が有効表示領域となる。なお、ここではTFT200をプラナ型としたがトップゲイト構造とすることも可能である。また逆スタガー型等のボトムゲイト構造とすることもできる。
次に、画素マトリクスに遮光膜300を形成する。図5を用いて遮光膜300の作製工程を説明する。
先ず図5(A)に示すように、画素TFT200を覆う第2の層間絶縁膜220を形成する。ここでは、層間絶縁膜220として厚さ1μmのアクリル膜を形成する。
層間絶縁膜220の材料には有機樹脂膜が好ましい。有機樹脂膜はスピンコート法にて成膜できるため、下部の凹凸を相殺して、表面が平坦な膜に成膜することができる。有機樹脂膜として、具体的には、アクリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、エポキシ等を用いることができる。また、有機樹脂の他に塗布膜として、PSG、SiO2等の酸化珪素系塗布膜を用いることができる。あるいは、層間絶縁膜220の表面層は平坦化するため列記した樹脂膜、酸化珪素系塗布膜を用い、下層は酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素膜等の無機絶縁材料でなる単層膜又は多層膜とすることもできる。
次に、遮光膜300の電極層310を構成するチタン(Ti)膜301をスパッタ法にて厚さ200nmに成膜する。チタン膜301の他に金属膜301の材料としては、Ti、Ta、Al、Cr、Mo等の金属膜、Ti/Al等積層膜、MoTa等の合金を用いることができる。
次に、チタン膜301上に、中間物膜320となる黒色樹脂膜302を、本実施例では、スピンコート法にて黒色顔料を分散させたポリイミド樹脂を0.5μmの厚さに塗布し、硬化させる。黒色樹脂膜302の厚さの下限はスピンコート法にて均一に塗布できる厚さで決定でき、凡そ0.3μm程度である。また膜厚の上限は、後に樹脂膜302をパターニングすること、画素電極を形成するための層間絶縁膜を遮光膜300上に形成することを考慮すると、1.0μm程度が適当である。
なお黒色樹脂膜302の材料はポリイミドの他に、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、エポキシ等が使用できる。また樹脂膜302を着色するには顔料の他、カーボンやグラファイト等を分散させればよい。
そして、黒色樹脂膜302上にをパターニングするためのレジストマスク303を形成する。(図5(A))
次に、図5(B)に示すように、このレジストマスク303を用いて、エッチングにより黒色樹脂膜302とチタン膜301をパターニングする。先ず、黒色樹脂膜302をO2ガスにCF4ガスを1〜10%混合したエッチングガスによ
り、エッチングする。次にチタン膜301をエッチングする。チタン膜301のエッチングガスまたはエッチング液は、下地の樹脂でなる層間絶縁膜220を変質させないものを選択する必要がある。そのため本実施例ではCl2/BCl3/SiCl4の塩素系の混合ガスを用いる。
ドライエッチングで残存したチタン膜301と黒色樹脂膜302がそれぞれ、遮光膜300を構成する電極層310と中間物膜320に相当する。エッチング終了後、レジストマスク303を剥離する。この状態の画素部の上面図が図6に相当する。図6において、A−A’で切った断面図が図5(B)に相当する。
図5(B)では遮光膜300は分断されているように図示されるが、図6に示すように、遮光膜300はゲイト配線204とソース配線212、および画素電極250とのコンタクト部を除く活性層201を覆うように、格子状に一体的に形成されている。また、電極層310の電位を固定するために、遮光膜300は電極層310において画素マトリクス外部の図示しない取出し端子に電気的に接続されている。
電極層310の電位を固定することによって、ゲイト配線204とソース配線212の電位の変動が、画素電極の電位にフィードバックすることが抑制でき、ディスクリネーションの発生を防止できる。
遮光膜300を完成した後、図1に示すように、遮光膜300を覆う第3の層間絶縁膜221として、厚さ1.5μmのポリイミド膜をスピンコート法にて形成する。層間絶縁膜221の材料は、下層の凹凸を相殺して、表面が平坦な膜に成膜することができる有機樹脂膜が好適である。ポリイミドの他にアクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、エポキシ等を用いることができる。
層間絶縁膜221にドレイン電極213に達するコンタクトホールを開口する。次に、画素電極230を構成するITO、酸化スズ等の透明電膜を成膜する。本実施例では、ITO膜を120nmにスパッタ法にて成膜し、ウエットエッチングにてパターニングして、画素電極230を形成する。
図2に示すように、各画素電極230はゲイト配線204とソース配線212がなす格子内に配置されている。本実施例では画素電極230の周囲が遮光膜300と重なる構造とする。この構造により、遮光膜300の電極層310と画素電極230とを対向電極とし、樹脂でなる中間物膜320と層間絶縁膜221を誘電体とする、リング状の補助容量が形成される。しかもこの補助容量は有効表示領域外に形成されるため、開口率を低下させることがない。
本実施例では、遮光膜300の開口側(画素電極230側)に黒色樹脂でなる中間物膜320を設けたため、画素電極230側から入射した光が中間物膜320に吸収されるので、電極層310での光反射が防止が可能なため、表示特性が向上する。
更に、電極層310と画素電極230は、樹脂材料でなる中間物膜320と層間絶縁膜221の2層の絶縁膜によって層間分離されている。従って1層の樹脂膜で層間分離するよりも絶縁化の冗長性が向上し、電極層310と画素電極230間の短絡が低減でき、歩留まり向上につながる。
また本実施例では、透過型液晶パネルについて説明したが、反射型液晶パネルとしても良い。反射型でも、中間物膜320を備えた遮光膜300を設けることで、画素電極(反射電極)以外で光が反射することが防止でき、高精細な表示が可能になる。
本実施例は実施例1の遮光膜の中間物膜の変形例であり、中間物膜に可視光に対して光吸収係数の大きい真性又は実質的に真性な非晶質シリコン層を設ける。本実施例の遮光膜の作製方法を図7を用いて説明する。
先ず実施例1で説明した工程に従って、基板100上に画素TFT200、第2の層間絶縁膜220を形成する。次に図7(A)に示すように、遮光膜400の電極層410を構成するチタン膜401を200nmの厚さにスパッタ法にて成膜する。
次に、中間物膜420を構成するPIN接合を有する非晶質シリコン層を形成する。先ず、リンを含んだn型の非晶質シリコン膜402を30〜50nmここでは、30nmの厚さに形成する。次に真性もしくは実質的に真性な非晶質シリコン膜403を1〜2μm、ここでは1μmの膜厚に成膜する。最後にボロンを含んだp型の非晶質シリコン膜404を30〜100nmの厚さに、ここでは30nmの厚さに成膜する。
なお、非晶質シリコンが実質的に真性な状態とは、ボロン等のp型不純物を5×1016〜1×1019cm-3程度添加し、そのフェルミ準位をバンドギャプの中央にした状態をいう。これは非晶質シリコンは成膜時にはフェルミ準位がバンドギャプの中央に必ずしも位置している訳ではなく、若干n型になる方向にフェルミ準位がずれている。そのため、上記のようにp型不純物を添加させることで、フェルミ準位をバンドギャプの中央にすることができる。この場合に不純物が添加されているが、フェルミ準位をバンドギャプの中央にある状態を実質的に真性な状態であるとしている。
そして、p型シリコン膜404上にパターニングするためのレジストマスク405を形成する。レジストマスク405のパターンは実施例1のマスク303と同じにする。
次に、図7(B)に示すように膜401〜404をパターニングする。シリコン膜402〜404のパターニングはO2ガスにCF4ガスを1〜10%混合したエッチングガスによるドライエッチング法を用いる。チタン膜401をパターニングするには、実施例1と同様、Cl2/BCl3/SiCl4の塩素系混合ガスを用いたドライエッチング法を用いる。
エッチングで残存したチタン膜401が遮光膜400を構成する電極層410であり、残存したシリコン膜402〜404が中間物膜420のn層421、i層422、p層423である。
本実施例では、n層421、p層423を非晶質シリコンで構成したが、微結晶シリコン膜でも良い。またn層421はリン等のn型不純物を含んだ窒化珪素、酸化珪素、炭化珪素で形成できる。またi層422は真性又は実質的に真性な非晶質シリコンゲルマニウムで形成できる。
エッチング終了後、レジストマスク405を剥離する。この状態の画素部の上面図が図6に相当する。以降の工程は実施例1と同様とし、図1、図2に示すように画素マトリクスを完成する。ただし本実施例の中間物膜420は1μm以上の厚さがあるため、第3の層間絶縁膜221の厚さを2.0μmとする。
遮光膜400は図1、図2の300に対応する。本実施例の遮光膜400では、画素電極250の隙間からの入射した可視光は中間物膜420のi層422において吸収されるため、チタンでなる電極層410で光が反射されることを防止できる。またi層222は真性または実質的に真性な非晶質シリコンであり、比較的高抵抗であるので、中間物膜420上の第3の層間絶縁膜221にパーティクルが存在しても、画素電極230と遮光膜300の電極層410が短絡するのを防止できる。
本実施例の中間物膜420では、i層422だけが可視光を吸収する作用を有するため、n層421、p層423は形成しなくとも本発明の効果を得ることは可能である。
本実施例も実施例1の中間物膜310の変形例であり、電極層の絶縁性をより高める構成に関する。
実施例1では、図1に示すようにチタンでなる電極層310上には、中間物膜320と層間絶縁膜222が存在している。しかし、中間物膜320と、層間絶縁膜222は共に樹脂材料でなり、多層にすることで絶縁性の冗長性を増すことができるが、従来例で述べたパーティクルの問題が完全に排除されていない。そのため、本実施例では、電極層310の表面にCVDやスパッタ法等の堆積法で酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化窒化珪素膜等の絶縁膜を形成し、電極層310の表面を樹脂膜よりもパーティクルやピンホールがより少なく、その大きさもより小さい絶縁膜で覆う。
この場合、図5(A)において、チタン膜301を成膜した後、CVD法にて酸化珪素膜を10nm〜100nm、ここでは50nm成膜し、しかる後黒色樹脂膜302を形成する。そしてレジストマスク303を用いて黒色樹脂膜、酸化珪素膜、チタン膜をそれぞれパターニングして遮光膜300が完成する。この場合、中間物膜320は酸化珪素膜と黒色樹脂でなる2層構造となる。なお、酸化珪素膜をパターニングするには、例えばCHF3ガスを用いたドライエッチング法を用いる。
また、本実施例は実施例2にも適用することができる。この場合、図7(A)においてシリコン層401〜402を形成する前に、酸化珪素膜等をCVD法もしくはスパッタ法にて成膜すればよい。
本実施例も実施例3と同様に、電極層の絶縁性をより高める構成に関する。本実施例では、電極層を陽極酸化可能な金属で形成し、この電極層を陽極酸化膜で被覆することにより、電極層の絶縁性を高めることを目的とする。図8を用いて本実施例を説明する。
先ず、実施例1で説明した工程を用いて基板上にTFT200を形成し、第2の層間絶縁膜を成膜する。次に、図8(A)に示すように、陽極酸化可能なアルミニウム膜501を厚さ200nm〜400nm、ここでは300nmの厚さに成膜する。
次に、アルミニウム膜501表面を陽極酸化して、アルミナ層502を形成する。陽極酸化処理は、電界液に酒石酸溶液を用い、アルミニウム膜501を陽極にして、20Vの電圧を印加した。この際、印加電圧を調節して、画素TFT200を破壊しないように注意が必要である。この陽極酸化法で形成されるアルミナ層502は稠密な結晶構造を有するため、その膜厚は20〜50nm程度でよい。本実施例では250nmの厚さに形成する。
次に、アルミナ層502上に、実施例1と同様にポリイミドでなる黒色樹脂膜503をスピンコート法にて、0.3μmの厚さに形成し、レジストマスク504を形成する。レジストマスク504のパターンはマスク303と同じにした。このマスク504を用いて、黒色樹脂膜503、アルミナ層502、アルミニウム膜501をパターニングする。アルミナ層502、アルミニウム膜501のパターニングはウエットエッチング法を用い、アルミナ層502のエッチャントはクロム混酸を用い、アルミニウム膜501のエッチャントはアルミ混酸を用いればよい。
このパターニングにより、遮光膜500が完成する。遮光膜500の電極層510はアルミニウム膜501で構成され、中間物膜520はアルミナでなる絶縁物層521と黒色樹脂でなる光吸収層522の積層体で構成される。遮光膜500の形成以降の工程は実施例1と同様に実施すればよい。電極層510の表面を電極層510の陽極酸化膜で被覆したため、絶縁性が良好であり、電極層510と画素電極との短絡を防止できる。
本実施例では、電極層510をアルミニウム膜で構成したが、他の陽極酸化可能なTaや、AlとTaの積層膜や、MoとTaとの合金膜等の導電膜を用いることができる。
また、本実施例では光吸収層521を黒色樹脂で構成したが、実施例2で示したような、真性又は実質的に真性な非晶質シリコンや非晶質シリコンゲルマニウムで形成することもできる。
本実施例では、液晶パネルを用いた応用製品を説明する。本発明を応用した電子機器として、ビデオカメラ、スチルカメラ、プロジェクタ、ヘッドマウントディスプレイ、カーナビゲイション、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話)等が挙げられる。図9は本実施例の電子機器の概略外観図である。
図9(A)はモバイルコンピュータ(モービルコンピュータ)であり、本体2001、カメラ部2002、受像部2003、操作スイッチ2004、液晶表示装置2005で構成される。
図9(B)はヘッドマウントディスプレイであり、本体2101、一対の液晶表示装置2102、本体を頭部に固定するためのバンド部2103で構成される。一対の液晶表示装置は左眼用の画像、右眼用の画像をそれぞれ表示される。使用者はこの画像を光学系を介して視覚する。すると目前に大画面が表示されているように視覚することができる。
図9(C)は携帯電話であり、本体2201、音声出力部2202、音声入力部2203、液晶表示装置2204、操作スイッチ2205、アンテナ2206で構成される。
図9(D)はビデオカメラであり、本体2301、反射型液晶表示表示装置2302、音声入力部2303、操作スイッチ2304、バッテリー2305、受像部2306で構成される。
実施例1〜4で示したように、本発明の表示装置では、画素電極の隙間から入射する光を遮光するための膜を能動素子と同じ基板に作製するため、従来対向基板側に設けるよりも遮光膜の占有面積が縮小できるため、開口率が向上でき、低消費電力化が実現できるてめ、図9(A)〜図9(D)に示したようなバッテリ駆動型の携帯型機器に好適である。
図9(E)はリア型プロジェクタであり、本体2401内部に配置された光源2402から出射した光は、反射型液晶表示装置2403の画素部で反射・変調される。この反射光は偏光ビームスプリッタ2504、リフレクタ2505、2506を経て、スクリーン2507に投影され、画像として表示される。
図9(F)はフロント型プロジェクタであり、本体2501において、光源2502からの光は透過型液晶表示装置2503で変調されて透過する。透過光は光学系2504によってスクリーン2505に投影され、画像が表示される。
実施例1〜4に示した液晶パネルは、対向基板にブラックマトリクスを設けなくとも良いため、図9(E)、図9(F)に示した小型かつ高密度の液晶パネルの開口率を低下させることがなく、また遮光膜での光反射を防止したため表示特性が向上できる。特に投射型反射型パネルに本発明を適用すること、強い光が照射されても、画素電極(反射電極)以外で光が反射することがなくなり、高精細な画像表示が可能になる。
また、実施例1〜4の液晶パネルは20型以上のような大型パネルに好適である。これは、パネルが大型化すると遮光膜の占める実面積が大きくなり、鏡部分が増加するが、遮光膜の表面に光吸収膜を設けため、遮光膜が鏡となることが防げる。
実施例1の画素マトリクスと断面図である。 実施例1の画素マトリクスの正面図である。 実施例1の画素TFTの作製工程を説明するための断面図である。 実施例1の画素TFTの作製工程を説明するための正面図である。 実施例1の遮光膜の作製工程を説明するための断面図である。 実施例1の遮光膜の作製工程を説明するための正面図である。 実施例2の遮光膜の作製工程を説明するための断面図である 実施例4の遮光膜の作製工程を説明するための断面図である 実施例5の電子機器の応用製品の説明図である。 従来例の画素マトリクスの断面図である。
符号の説明
100 基板
200 画素TFT
201 活性層
202 ゲイト絶縁膜
203 ゲイト電極
204 ゲイト配線
211 ソース電極
212 ソース配線
213 ドレイン電極
220 第2の層間絶縁膜
221 第3の層間絶縁膜
230 画素電極
300 400 500 遮光膜
310 410 510 電極層
320 420 520 中間物膜

Claims (32)

  1. ソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられた半導体層、ゲイト電極及びゲイト絶縁膜を有する薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    前記薄膜トランジスタのゲイト電極、ゲイト絶縁膜及び半導体層を覆って絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜上に、前記半導体層にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記半導体層とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  2. ソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられた半導体層、ゲイト電極及びゲイト絶縁膜を有する薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    前記薄膜トランジスタのゲイト電極、ゲイト絶縁膜及び半導体層を覆って窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記酸化珪素膜上に、前記半導体層にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記半導体層とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  3. ソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられた半導体層、ゲイト電極及びゲイト絶縁膜を有する薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    前記薄膜トランジスタのゲイト電極、ゲイト絶縁膜及び半導体層を覆って絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜上に、前記半導体層にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って、無機絶縁膜、有機樹脂膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記半導体層とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  4. ソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられた半導体層、ゲイト電極及びゲイト絶縁膜を有する薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    前記薄膜トランジスタのゲイト電極、ゲイト絶縁膜及び半導体層を覆って窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記酸化珪素膜上に、前記半導体層にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って、無機絶縁膜、有機樹脂膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記半導体層とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記薄膜トランジスタはトップゲイト型の薄膜トランジスタであることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記薄膜トランジスタはボトムゲイト型の薄膜トランジスタであることを特徴とする表示装置。
  7. 薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    多結晶シリコン膜にソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  8. 薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    多結晶シリコン膜にソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なり、
    前記ゲイト絶縁膜及び前記ゲイト電極は窒化珪素膜で覆われていることを特徴とする表示装置。
  9. 薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    多結晶シリコン膜にソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜の順に絶縁膜が積層されて形成され、
    前記酸化珪素膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  10. 薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    多結晶シリコン膜にソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に絶縁膜が形成され、
    前記酸化珪素膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って、無機絶縁膜、有機樹脂膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  11. 薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    多結晶シリコン膜にソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に絶縁膜が形成され、
    前記酸化珪素膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って、無機絶縁膜、有機樹脂膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっており、
    前記ゲイト絶縁膜及び前記ゲイト電極は窒化珪素膜で覆われていることを特徴とする表示装置。
  12. 薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに接続された画素電極とが設けられた画素が複数基板上に形成されており、
    多結晶シリコン膜にソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜の順に絶縁膜が積層されて形成され、
    前記酸化珪素膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って、無機絶縁膜、有機樹脂膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする表示装置。
  13. 請求項7乃至12のいずれか1項において、前記多結晶シリコン膜は非晶質シリコン膜を結晶化した膜であって、当該結晶化のために少なくともエキシマレーザー光が照射されていることを特徴とする表示装置。
  14. 請求項2、4、9又は12のいずれか1項において、前記窒化珪素膜と前記窒化酸化珪素膜との積層膜は連続して成膜されたことを特徴とする表示装置。
  15. 請求項3、4、10、11又は12のいずれか1項において、前記無機絶縁膜は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜から選ばれた単層膜又は多層膜であることを特徴とする表示装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項において、前記有機樹脂膜はアクリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド又はエポキシでなる膜であることを特徴とする表示装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項において、前記ゲイト電極をMo、Al,Ta,Crまたはこれら金属の合金、もしくは導電性シリコンで形成することを特徴とする表示装置。
  18. 請求項1乃至17いずれか1項に記載の表示装置を備えたビデオカメラ。
  19. 請求項1乃至17いずれか1項に記載の表示装置を備えたスチルカメラ。
  20. 請求項1乃至17いずれか1項に記載の表示装置を備えたナビゲーション。
  21. 請求項1乃至17いずれか1項に記載の表示装置を備えた携帯情報端末。
  22. 請求項21に記載の携帯情報端末とは、モバイルコンピュータ又は携帯電話であることを特徴とする携帯情報端末。
  23. 薄膜トランジスタを画素に用いた表示装置を備えた携帯情報端末であって、
    前記画素において、
    多結晶シリコン膜に前記薄膜トランジスタのソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上にゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする携帯情報端末。
  24. 薄膜トランジスタを画素に用いた表示装置を備えた携帯情報端末であって、
    前記画素において、
    多結晶シリコン膜に前記薄膜トランジスタのソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上にゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なり、
    前記ゲイト絶縁膜及び前記ゲイト電極は窒化珪素膜に覆われていることを特徴とする携帯情報端末。
  25. 薄膜トランジスタを画素に用いた表示装置を備えた携帯情報端末であって、
    前記画素において、
    多結晶シリコン膜に前記薄膜トランジスタのソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上にゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜の順に絶縁膜が積層されて形成され、
    前記酸化珪素膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って有機樹脂膜が形成され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする携帯情報端末。
  26. 薄膜トランジスタを画素に用いた表示装置を備えた携帯情報端末であって、
    前記画素において、
    多結晶シリコン膜に前記薄膜トランジスタのソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域が設けられ、
    前記多結晶シリコン膜上にゲイト絶縁膜が形成され、
    前記ゲイト絶縁膜上に、ゲイト電極が形成され、
    前記ゲイト電極上に窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜の順に絶縁膜が積層されて形成され、
    前記酸化珪素膜上に、前記多結晶シリコン膜にコンタクトした電極が形成され、
    前記電極を覆って、無機絶縁膜、有機樹脂膜の順に絶縁膜が積層され、
    前記有機樹脂膜上に、前記電極にコンタクトした前記画素電極が形成され、
    前記電極と前記多結晶シリコン膜とのコンタクト箇所と、前記画素電極と前記電極とのコンタクト箇所は、前記画素を正面から見たとき重なっていることを特徴とする携帯情報端末。
  27. 請求項26に記載の無機絶縁膜は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜から選ばれた単層膜又は多層膜であることを特徴とする携帯情報端末。
  28. 請求項25乃至27のいずれか1項において、前記窒化珪素膜と前記窒化酸化珪素膜との積層膜は連続して成膜されたことを特徴とする携帯情報端末。
  29. 請求項23乃至28のいずれか1項において、前記有機樹脂膜はアクリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド又はエポキシでなる膜であることを特徴とする携帯情報端末。
  30. 請求項23乃至29のいずれか1項において、前記ゲイト電極をMo、Al,Ta,Crまたはこれら金属の合金、もしくは導電性シリコンで形成することを特徴とする携帯情報端末。
  31. 請求項23乃至30のいずれか1項において、前記多結晶シリコン膜は非晶質シリコン膜を結晶化した膜であって、当該結晶化のために少なくともエキシマレーザー光が照射されていることを特徴とする携帯情報端末。
  32. 請求項23乃至31のいずれか1項に記載の携帯情報端末とは、モバイルコンピュータ又は携帯電話であることを特徴とする携帯情報端末。
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