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JP2000275680A - 反射型液晶表示装置及びそれを用いた表示パネル - Google Patents

反射型液晶表示装置及びそれを用いた表示パネル

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Publication number
JP2000275680A
JP2000275680A JP7680299A JP7680299A JP2000275680A JP 2000275680 A JP2000275680 A JP 2000275680A JP 7680299 A JP7680299 A JP 7680299A JP 7680299 A JP7680299 A JP 7680299A JP 2000275680 A JP2000275680 A JP 2000275680A
Authority
JP
Japan
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liquid crystal
electrode
substrate
display device
insulating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP7680299A
Other languages
English (en)
Inventor
Koyu Cho
宏勇 張
Noriko Uchida
典子 内田
Takemune Mayama
剛宗 間山
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Kazutaka Hanaoka
一孝 花岡
Seiji Tanuma
清治 田沼
Yuichi Inoue
雄一 井ノ上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7680299A priority Critical patent/JP2000275680A/ja
Priority to TW088118811A priority patent/TWI245950B/zh
Priority to US09/431,596 priority patent/US6396470B1/en
Priority to KR1019990053401A priority patent/KR100660578B1/ko
Publication of JP2000275680A publication Critical patent/JP2000275680A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部に微細な画素を用いた反射型液晶表示
装置を提供する。 【解決手段】 画素1が行列状に配置される第一の基板
31と、それに対向し共通電極131が形成される第二
の基板51と、両基板間に挟持された液晶層とを含み、
第一の基板31上には、行列状に配置された複数の半導
体能動素子11とこれを覆うように堆積された層間絶縁
膜61と、走査線5、信号線3よりも上のレベルで複数
の画素1を覆うように形成され、共通電極131と電気
的に接続され、各半導体能動素子11のドレイン上方に
開口部73を有する第2の共通電極75と、層間絶縁膜
61上に形成され、開口部73で層間絶縁膜61を貫通
して各半導体能動素子11のドレインに接続され、各画
素11毎に分離され液晶層Eを介して共通電極131と
対向する複数の画素電極91とを含む反射型液晶表示装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、より詳細には、各画素ごとにスイッチング素子とし
て薄膜トランジスタ(TFT)やMIM等の半導体能動
素子が設けられているアクティブマトリックス型液晶表
示装置、特に反射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス型液晶表示装置
では、複数本の走査線群が行方向に配置され、複数本の
信号線群が列方向に配置されている。走査線と信号線の
マトリックスの各交差部には、画素が配置されている。
各画素は、画素電極と該画素電極に接続されたスイッチ
ング用の素子とを含んでいる。アクティブマトリックス
型液晶表示装置の画素情報は、スイッチング用の素子に
よってオン/オフ制御される。表示媒体としては液晶が
用いられる。
【0003】スイッチング素子として、MIM(Met
al-Insulator-Metal)や三端子素子、
特にゲート、ソース、ドレインを有する電界効果型薄膜
トランジスタ(以下「TFT」という。)が用いられ
る。本明細書においては、画素電極に接続される電流端
子をドレイン、信号線に接続される他方の電流端子をソ
ースと呼ぶ。画素電極と薄膜トランジスタとを含む単位
セルを画素と称し、多数の画素がマトリックス(行列)
状に配置された表示部により画像を表示する。
【0004】行に平行に配置された走査線(ゲート線)
が対応する行に対応する薄膜トランジスタのゲート電極
に接続されている。列に平行に配置された信号線(ソー
ス線)が対応する列に対応する薄膜トランジスタのソー
ス電極に接続されている。走査線を駆動する回路を走査
線駆動回路、信号線を駆動する回路を信号線駆動回路と
称する。走査線駆動回路と信号線駆動回路とを含み、表
示部を駆動する回路を周辺回路と総称する。
【0005】各画素電極ごとにスイッチング素子として
TFTを用いるアクティブマトリックス型液晶表示装置
は、一対の基板上に互いに交差するストライプ状の平行
電極を形成した単純マトリックス型液晶表示装置と比較
すると、多画素化に適し、画面が鮮明である。近年、パ
ーソナルコンピュータの表示画面やビデオカメラのビュ
ーファインダ等の表示装置としては、アクティブマトリ
ックス型液晶表示装置が主流となってきている。
【0006】このアクティブマトリックス型液晶表示装
置では、通常、透明ガラス基板上に多数の画素電極と薄
膜トランジスタとを形成する必要がある。透明ガラス基
板に対しては、高温でのアニールによるシリコンの結晶
化プロセスを適用することは困難である。液晶表示装置
に用いられる薄膜トランジスタとしては、低温でも形成
可能なアモルファスシリコンを用いたアモルファスシリ
コン薄膜トランジスタが用いられてきた。
【0007】しかし、アモルファスシリコン中での電子
及び正孔の移動度は、1cm2/Vs以下と小さい。ア
モルファスシリコンをチャネル層として用いるアモルフ
ァスシリコン薄膜トランジスタでは、高速のスイッチン
グ動作は困難である。そこで、通常の単結晶シリコン基
板上に別途形成された周辺回路チップを、ガラス基板上
に別途外付け配置するか、または、周辺回路チップが配
置されているフレキシブル基板上をガラス基板上に貼り
付ける構造が採用されている。
【0008】さらに、レーザーアニールにより、アモル
ファスシリコンを多結晶化する技術も用いられてきてい
る。
【0009】アクティブマトリックス型液晶表示装置に
おいて、TFT基板上に形成されている画素電極を反射
電極とすると、反射型液晶表示装置が構成される。
【0010】この反射型液晶表示装置は、透過型液晶表
示装置のようにバックライトを必要としない。透過型液
晶表示装置と比較して低消費電力化、薄型・コンパクト
化、軽量化が可能である。
【0011】また、反射型液晶表示装置は投写パネルに
応用しやすい。投写パネルに応用した際には、透過型液
晶表示パネルに比べて、投写パネルの小型化、高精度化
が可能である。安価な光学系を用いることができる。加
えて、反射型液晶表示装置を用いた投写パネルでは、超
高輝度化が可能である。光劣化がなくパネル冷却が容易
であるため、信頼性も高い。
【0012】しかしながら、従来の反射型液晶表示装置
においては、以下のような問題点があった。
【0013】1)カップリング問題 反射電極と信号バス線又はTFTとの間の電気的カップ
リングが発生する。フリッカ容量やクロストーク容量に
起因する液晶表示装置の表示特性と表示画質を劣化させ
る。
【0014】2)光電流によるクロストークの問題 投写型の液晶表示装置の場合には、対向基板(第二の基
板)側からの入射光が、反射電極間の隙間を抜けて第一
の基板側に入射する。光が表示部の画素TFT上に照射
されると、TFTの光電流によるクロストーク等の表示
劣化現象を引き起こす。
【0015】光が周辺回路用のTFTに照射されると、
リーク電流の影響により画素表示の制御性が悪くなる。
【0016】尚、透過型の液晶表示装置と比較して、反
射型液晶表示装置の反射電極は不透明であるため、遮光
性ははるかに良好である。但し、入射光強度が数百万か
ら数千万ルクスにもなる投写型パネルの場合には、光リ
ークの影響は無視できない。例えば、光強度1000万
ルクス、開口率80%、裏面反射率1%の場合には、T
FTに入射する光の強度は、2万ルクス(1000万×
0.2×0.01)になる。クロストーク量は、数十mVにも
達する。
【0017】3)小型高精細反射型パネルの蓄積容量の
問題 小型高精細反射型パネルの場合には、画素ピッチが20
μmから50μm程度と画素面積が小さいため、一般的
に採用されているような、TFTのMOSゲートを用い
た容量構造や層間絶縁膜を用いた容量構造では、画像情
報の保持に必要な大きさの蓄積容量を作ることが困難に
なる。
【0018】4)電極コンタクト領域の平坦化の問題 反射電極のうちコンタクトホールによる電極コンタクト
領域の実効反射率は低くなる。コンタクトホール部とそ
の周辺のテーパ領域では、反射電極の平坦性が悪くな
る。液晶配向の乱れによるドメイン領域が発生する。
【0019】反射パネルの小型化と画素面積の縮小化に
伴い、反射電極全体の面積のうちコンタクト領域の面積
が占める割合が高くなり、反射電極での光の実効反射率
が低下する。
【0020】例えば、画素ピッチが20μm、電極の間
隔が2μm、平坦化膜の厚さ2μm、コンタクトホール
の直径が4μm、コンタクトホール側壁のテーパ角が4
5度とすると、反射電極の面積のうち、コンタクト領域
が占める割合が15.5%にも達する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表示
部に微細な画素を用いた反射型液晶表示装置及びそれを
用いた表示パネルを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、複数の画素が行列状に配置される表示部を含む第一
の基板と、前記第一の基板に対向して配置され全面に第
1の共通電極が形成される第二の基板と、前記第一及び
第二の基板間に挟持された液晶層とを含み、前記第一の
基板の表示部上には、行列状に配置され、各々がソー
ス、ドレイン及びゲートを有する複数の半導体能動素子
と、 該半導体能動素子を覆うように堆積された層間絶
縁膜と、該層間絶縁膜中に形成され、行方向に並ぶ半導
体能動素子の前記ゲートを接続する複数の走査線と、該
層間絶縁膜中に形成され、列方向に並ぶ半導体能動素子
の前記ソースを接続する複数の信号線と、前記層間絶縁
膜中、前記走査線、信号線より上のレベルで複数の画素
を覆うように形成され、前記第1の共通電極と電気的に
接続され、各半導体能動素子の前記ドレイン上方に開口
部を有する第2の共通電極と、前記層間絶縁膜上に形成
され、前記開口部で層間絶縁膜を貫通して各半導体能動
素子のドレインに接続され、各画素毎に分離され、前記
液晶層を介して前記第1の共通電極と対向する複数の画
素電極と、を含む反射型液晶表示装置が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1から図7までを参照して、第1
の実施の形態による反射型液晶表示装置及びそれを用い
た表示パネルを説明する。
【0024】図1に、画像表示を行う表示部と表示部の
制御を行う周辺回路とを同一基板上に一体形成した反射
型液晶表示装置Aの平面配置例を示す。図2には、当該
反射型液晶表示装置Aの断面構造を示す。
【0025】図1および図2に示す反射型液晶表示装置
は、画像を表示するための概略長方形の表示部Bと、表
示部Bの周辺に配置され、表示部を駆動する周辺回路C
とを含む。
【0026】表示部Bには、複数の画素1が、マトリッ
クス状に配置されている。
【0027】表示部Bには、複数本の信号線3、3、
3、・・・が列方向に、複数本の走査線5、5、5、・
・・が行方向に走っている。
【0028】1つの画素1には、ソース、ゲート、ドレ
インを有する画素用薄膜トランジスタ(以下「TFT」
という。)11と液晶セル15と蓄積容量17とが含ま
れる。画素TFT11のソースSには、信号線3が接続
される。画素TFTのゲートGには、走査線5が接続さ
れる。画素TFT1のドレインDと接地端子GNDとの
間には、液晶セル15と蓄積容量17とが並列に接続さ
れる。
【0029】図2に示すように、透明な第一のガラス基
板31と第二のガラス基板51(以下、「第一のガラス
基板」、「第二のガラス基板」と称す。)との間には、
液晶材Eが充填されている。液晶材は、両基板31、5
1間に介装されている樹脂製のシール材41により、封
止されている。尚、第一のガラス基板31としては、透
明なガラス基板に代えて、Si基板等の不透明な基板を
用いることもできる。
【0030】第二のガラス基板51上には、通常は接地
電位に固定される共通電極が形成されている。
【0031】第一のガラス基板31のうち表示部Bの上
には、好ましくは多結晶シリコンTFTである画素TF
T11、11、11が島状に形成されている。表示部の
外周方向には、周辺回路Cが形成されている。周辺回路
Cにおいては、高速動作可能な半導体能動素子として多
結晶シリコンTFT21、21、21が用いられる。
【0032】TFT11、21を覆って、第一のガラス
基板31上に、層間絶縁膜61が形成されている。
【0033】表示部B全面の層間絶縁膜61上に、固定
電位とされる第二の共通電極71が形成されている。こ
の第二の共通71には、後述するコンタクトホールに対
応する位置に開口部73が開口されている。第二の共通
電極71上には、平坦化絶縁膜81が形成されている。
【0034】層間絶縁性61および平坦化絶縁膜81を
貫通して、開口部73に対応する位置に、コンタクトホ
ール83が開口されている。コンタクトホール83を覆
うように平坦化絶縁膜81上には、画素1用の反射電極
91が形成される。反射電極91は、コンタクトホール
83内において、画素TFT11のドレインDと接続さ
れる。反射電極91上には、配向膜101が形成され
る。
【0035】対向基板である第二の基板51上には、カ
ラーフィルタ121、通常は接地電位に固定される第一
の共通電極131、及び配向膜141が順次形成され
る。
【0036】固定電位電極71と第一の共通電極131
との間には、トランスファー電極TEが接続され、共通
の固定電位に設定される。
【0037】図3に、画素TFT11の平面図を示す。
【0038】図3(a)は、シングルゲート型TFTを示
す。シングルゲート型のTFT11は、半導体層として
多結晶シリコン層を用いている。多結晶シリコン層は、
まずアモルファスシリコン層を形成し、次いでエキシマ
レーザー等を用いたレーザーアニール法によりアモルフ
ァスシリコン層を結晶化することにより形成する。多結
晶シリコン層をパターニングして島状多結晶シリコン層
27を形成する。
【0039】シングルゲート型の画素TFT11におい
ては、ゲート電極Gが、ゲート絶縁膜を介して多結晶シ
リコン層27を一回横切り、その下にチャネル層を画定
する。多結晶シリコン層27の両端部には、ソース領域
Sとドレイン領域Dが形成されている。
【0040】ゲート電極Gは、Al−Ndにより形成さ
れ、走査線5と共通化されている。
【0041】ソース領域上のソース電極Sと信号線3と
が、Ti/Al/Tiにより形成され、電気的に接続され
ている。
【0042】図3(b)に、ダブルゲート型の画素TF
T11を示す。
【0043】ダブルゲート型TFT11は、ソースード
レイン間に逆U字型のチャネル層27を有している。チ
ャネル層27は、ソースードレイン間を流れる電流の制
御性を向上させるため、2箇所でゲート電極Gと交差し
ている。光の入射等の影響を浮けやすい多結晶シリコン
TFTにおいて、光に起因するリーク電流を低減する。
【0044】以下の実施の形態においては、画素TFT
11としてダブルゲート型TFTを用いた液晶表示装置
を例として説明する。シングルゲート型TFTを用いる
ことも可能である。
【0045】図4及び図5に、本実施の形態によるポリ
シリコンTFT11を用いた反射型液晶表示装置の詳細
な断面図と平面図とを示す。
【0046】図5は、反射型液晶表示装置Aの平面図で
ある。図4は、図5のVI-VI線断面を示したもので
ある。
【0047】図4に示すように、第一のガラス基板31
上には、ガラスからの不純物拡散を防止するためSiO
2膜からなる基板表面被覆層23が形成される。基板表
面被覆層23上には、多結晶シリコン層27が前述のよ
うに逆U字状に形成される。
【0048】多結晶シリコン層27上には、絶縁膜61
が堆積される。
【0049】より詳細には、絶縁膜61は、多結晶シリ
コン層27上に形成されるゲート絶縁膜61aと、ゲー
ト絶縁膜61a上に形成される第一の層間絶縁膜61b
と、第一の層間絶縁膜61b上に形成される第二の層間
絶縁膜61cを含む。
【0050】図5に示すように、ゲート絶縁膜61a上
に、ゲート電極G兼走査線5が形成される。
【0051】ゲート電極G兼走査線5を覆って第一の層
間絶縁膜61bが形成される。ソース領域S、ドレイン
領域D上には、層間絶縁膜61b、ゲート絶縁膜61a
を貫通するコンタクトホールが開口される。
【0052】第一の層間絶縁膜61b上には、コンタク
トホール上を埋めるように、ソース電極兼信号線3とド
レイン電極25とが設けられている。信号線3は、ゲー
ト絶縁膜61aと第一の層間絶縁膜61bとを貫通する
信号線用コンタクトホール33を介して、画素TFT1
1のソース領域と接続される。ドレイン電極25は、ゲ
ート酸化膜61aと第一の層間絶縁膜61bとを貫通す
る信号線用コンタクトホール33を介して画素TFT1
1のドレイン領域と接続される。
【0053】第一の層間絶縁膜61b上には、信号線
3、ドレイン電極25を覆って第二の層間絶縁膜61c
が形成されている。第二の層間絶縁膜61c上には、表
示部全体を覆う第二の共通電極71が形成されている。
【0054】図6に、第二の共通電極71の平面図を示
す。
【0055】第二の共通電極71は、複数の画素1、
1、1・・・を含む表示部Bと周辺回路Cのほぼ全面を
覆っている。
【0056】第二の共通電極71は電位が固定されてい
るため、第二の共通電極71の下に存在する画素TFT
11や信号線3に対して電気的なシールドを形成する。
【0057】前述のように、第二の共通電極71のうち
反射電極91とドレイン電極25とを接続するためのコ
ンタクトホール83に対応する部分には、開口部73が
設けられている。
【0058】第二の層間絶縁膜61c上には、ポリイミ
ドからなる平坦化絶縁膜81が形成されている。平坦化
膜は、下地表面の凹凸を補償し、平坦な表面を形成する
機能を有する膜である。平坦化された表面に形成される
反射鏡は、平坦な反射面を形成する。反射鏡の反射面に
凹凸が存在すると、反射面で反射した光は種々の方向に
向かう。所定範囲を超える方向に反射された光は利用す
ることができない。煩瑣y面の平坦化は入射光の利用効
率向上に有効である。
【0059】平坦化膜81上には、反射電極91が形成
されている。反射電極91は、コンタクトホール83を
介してドレイン電極25と接続され、TFT11を介し
て供給される画像信号を受け、蓄積することができる。
反射電極91上には、配向膜101が形成されている。
【0060】第二のガラス基板51側には、前述のよう
に、カラーフィルタ121、第一の共通電極131及び
配向膜141が形成されている。
【0061】第二の共通電極71と反射電極91は、共
に表示部の大部分の面積を覆い、異なる個所に開口部を
有する。上方からの入射光に対しては、2重の光学シー
ルドが形成されるため、第二のガラス基板51方向から
第一のガラス基板31側へ入射する光の遮光性が向上す
る。
【0062】固定電位に保持される第二の共通電極71
と、第二の共通電極71に対向する反射電極91と、両
電極71、91間に挟持された平坦化絶縁膜81とによ
り、蓄積容量17(図1参照)が形成される。
【0063】蓄積容量17は、反射電極91と第二の共
通電極71の開口部73を除く部分との間に、平坦化膜
81を介して形成される。画素TFT11は、蓄積容量
17の下方に配置されている。1つの画素1の領域内に
おいて、画素TFT11と蓄積容量17とを効率良く配
置することができる。
【0064】第二の共通電極71は、反射電極91と信
号線3等の画素駆動配線との間に固定電位面を形成す
る。従って、反射電極91と信号線3等の画素駆動配線
とが電気的にシールドされ、クロストーク等の干渉が低
減する。
【0065】以下に、第一の実施の形態による液晶表示
装置Aの製造工程の概略を説明する。まず、第一のガラ
ス基板31上の構造の製造工程の概略を示す。
【0066】1)第一のガラス基板31上に下地の酸化
珪素膜23を成長する。
【0067】2)プラズマCVD法により、厚さ50n
mのアモルファスシリコン層を下地酸化珪素膜23上に
堆積する。
【0068】3)XeClを光源とする波長308nm
のエキシマレーザーを用いて、アモルファスシリコン層
を結晶化して、多結晶シリコン層27を形成する。
【0069】4)多結晶シリコン層27を島状に加工し
た後、ゲート絶縁膜として酸化珪素膜61aを、プラズ
マCVD法により、120nm堆積する。
【0070】5)ゲート絶縁膜上のゲート電極/配線と
して、Al−Nd膜を堆積し、例えば混酸エッチャント
を用いたウェットエッチングによりゲート電極と走査線
とをパターニングする。
【0071】6)n型不純物及びp型不純物を、多結晶
シリコン膜27上の所定のソース及びドレイン領域上に
ドーピングし、不純物イオンをレーザー照射により活性
化する。
【0072】7)第一の層間絶縁膜61b(窒化珪素又
は酸化珪素)を、プラズマCVD法により、例えば厚さ
500nm堆積する。
【0073】8)第一の層間絶縁膜61b、その下のゲ
ート絶縁膜61aを貫通して、コンタクトホールを開口
する。このコンタクトホールを介して、Ti/Al/Ti
積層を堆積し、パターニングしてソース電極Sと信号線
3とを兼ねるソース配線とドレイン電極25を形成す
る。
【0074】9)ソース配線等を覆い、第1層間絶縁膜
上に第二の層間絶縁膜61cとして、プラズマCVDに
より窒化珪素膜を、たとえば厚さ400nm形成する。
【0075】10)第二の層間絶縁膜61c上に、Ti
膜をたとえば厚さ200nm堆積する。Tiの代わりに
Alを用いても良い。レジストマスクと塩素系のガスを
用いたドライエッチングにより、開口部73を形成し、
第二の共通電極71を形成する。
【0076】11)第二の共通電極71及び第二の層間
絶縁膜61cの上に、ポリイミドにより形成された平坦
化膜81を形成する。ポリイミド平坦化膜に代えてプラ
ズマCVDにより形成した窒化珪素膜を用いることもで
きる。
【0077】12)平面配置として平坦化膜81、第2
層間絶縁膜61cを貫通し、上部ドレイン電極25を露
出する開口部73内に、コンタクトホール83をフッ素
系のガスを用いたドライエッチングにより開口する。
【0078】13)コンタクトホール83を埋めるよう
に、平坦化膜81上にAlの反射電極91を堆積する。
塩素系のガスを用いたドライエッチングにより、画素1
面に反射電極91を分離加工して電気的に独立な反射電
極とする。
【0079】14)反射電極91上に、配向膜101を
形成する。
【0080】第二のガラス基板51上の構造は、以下の
ようにして形成される。
【0081】1)第二のガラス基板51上に、厚さ1.
5μmの赤色のカラーレジスト膜を塗布し、乾燥、露
光、現像を含む通常のフォトレジスト工程により、表示
部Bに赤色のカラーフィルタを形成する。同様の工程に
より、緑色のカラーフィルタ及び青色のカラーフィルタ
を、形成する。
【0082】2)カラーフィルタ等により形成されてい
る凹凸を平坦化するために樹脂製の平坦化膜を形成す
る。
【0083】3)スパッタ法により厚さ1000オング
ストロームのITO膜を成膜し、次いで所定のパターン
形成工程により共通電極131を形成する。
【0084】4)第一の共通電極131を覆うように、
ポリイミド等の配向膜141を形成する。
【0085】以上の工程により、第二の透明基板51側
の構造が完成する。
【0086】上記のようにして製造された、第一のガラ
ス基板31と第二のガラス基板51とを張り合わせて反
射型液晶表示装置Aを形成する工程について以下に説明
する。
【0087】1)第一のガラス基板31と第二のガラス
基板51とに形成した配向膜101、141を必要に応
じ、加熱、硬化させる。
【0088】2)配向膜101、141に対し、バフ
(buff)布で一定方向に擦るラビング工程を行う。この
工程により、配向膜101、141には、配向構造が形
成される。
【0089】3)第一のガラス基板31上に、ポリマー
系、ガラス系、シリカ系などの球状体スペーサを散布す
る。
【0090】4)第一のガラス基板31の周辺回路部C
のさらに外周部に、シール用樹脂をディスペンサにより
塗布する。
【0091】5)第一のガラス基板31上に第二のガラ
ス基板51を重ね、加熱加圧してシール用樹脂を硬化さ
せる。第一のガラス基板31と第二のガラス基板51と
がシール材41により張り合わされる。球状体スペーサ
が両基板間の距離を所定の値に保つ。
【0092】6)液晶材Eを、図示しない液晶注入口よ
り第一のガラス基板と第二のガラス基板との間に形成さ
れた液晶収容空間に注入した後、液晶注入口を封止す
る。
【0093】図7に、本実施の形態による反射型液晶表
示装置を用いた液晶パネルを示す。
【0094】図7(a)は、反射型直視パネルの概略構成
を示す。
【0095】この反射型直視パネルは、反射型液晶パネ
ルAの第二のガラス基板51側に、偏光板PLを配置し
た構造を含む。反射型液晶パネルAに用いる液晶材Eと
しては、好ましくは垂直配向液晶が用いられる。
【0096】図7(b)は、3板式の投写型液晶パネル
を示す。
【0097】投写型液晶パネルは、クロスダイクロイッ
クプリズム(CDP)の背面と両側面とに、R(赤
色)、G(緑色)、B(青色)に対応する反射型液晶表
示装置A1、A2、A3が配置されている。
【0098】クロスダイクロイックプリズム(CDP)
の前面には、ウェッジ・プリズム(WP)が配置されて
いる。R(赤色)、G(緑色)、B(青色)に対応する
反射型液晶表示装置A1、A2、A3に向けて光を照射
するための光源Lが設けられている。
【0099】光源Lから出射された光は、R(赤色)、
G(緑色)、B(青色)に対応する反射型液晶表示装置
A1、A2、A3上に入射する。
【0100】各反射型液晶表示装置A1、A2、A3か
ら反射された反射光は、ウェッジ・プリズム(WP)に
より屈折され、入射光と光路が分けられる。反射光は、
レンズを含む光学系装置LSにより、スクリーンS上に
結像される。
【0101】本実施の形態による反射型液晶表示装置で
は、画素に含まれる画素TFTと蓄積容量とを効率良く
配置することができ、微細な画素が形成される。特に、
反射型直視パネルや投写型液晶パネルでは、パネルの小
型化が要求されるため、本実施の形態による反射型液晶
表示装置が好ましく用いられる。
【0102】図8に第一の実施の形態による反射型液晶
表示装置の変形例を示す。図8は、第一の実施の形態に
よる反射型液晶表示装置の断面図を示した図4に対応す
る図面である。尚、図8では、画素TFTとして、図3
(a)のシングルゲート型TFTが用いられているが、こ
の点は、本質的な変更点ではない。
【0103】図8に示す反射型液晶表示装置では、反射
電極91とドレイン電極25との間を開口するコンタク
トホール83内に、導電性の有機樹脂により形成された
導電性充填材111が充填されている。導電性充填材1
11は、好ましくは、平坦化膜81の上面と同じ高さま
で充填される。
【0104】この導電性充填材111により、反射電極
91とドレイン電極25とが電気的に接続される。
【0105】図9から図12までを用いて、図8に示し
た反射型液晶表示装置の製造方法のうち、平坦化膜81
を形成した後の概略工程を説明する。尚、平坦化膜が形
成されるまでの工程としては、上述の工程と同じ工程を
用いることができる。
【0106】図9に示すように、コンタクトホール83
が開口されている平坦化膜81上に、導電性充填材11
1として導電性かつ透明な有機材料にSnO等の材料を
添加した材料をコーティングする。
【0107】図10に示すように、コンタクトホール8
3内には、導電性充填材111が充填される。平坦化膜
81上は、導電性充填材111で被覆される。
【0108】図11に示すように、反射電極用のAl膜
を堆積する。通常のパターン形成工程により、反射電極
用のパターンを形成する。
【0109】図12に示すように、塩素系のガスを用い
たドライエッチングによりAl膜を加工し、フッ素系の
ガスを用いたドライエッチングにより導電性有機膜を加
工して反射電極91を形成する。
【0110】図8に示す反射型液晶表示装置では、図3
に示す装置と比べて、反射電極の平坦性が良好になる。
【0111】図13に本発明の第二の実施の形態による
反射型液晶表示装置Aの断面図を示す。本実施の形態に
よる反射型液晶表示装置では、第二の共通電極71と反
射電極91との間に、第3の層間絶縁膜61cと蓄積容
量電極75と平坦化膜81とが設けられている。蓄積容
量電極75は、コンタクトホール83内において反射電
極91とともにドレイン電極25に接続されている。
【0112】第3の層間絶縁膜61cは、配線層間の絶
縁性を確保できればよく、たとえば、厚さ200nmの
窒化珪素膜により形成される。
【0113】蓄積容量電極75は、Al膜により形成さ
れている。Alの代わりにTiを用いても良い。
【0114】本実施の形態による反射型液晶表示装置で
は、画素用の蓄積容量が、第二の共通電極71と蓄積容
量電極75と、両電極71、75間に挟まれた第3の層
間絶縁膜61dとから形成される。反射電極91の平坦
性を確保する機能は、さらに上層の平坦化膜81により
発揮されるため、第3の層間絶縁膜61dの厚さは比較
的自由に設計できる。従って、第3の層間絶縁膜61d
の厚さを薄くして、大きな容量を得ることも可能であ
る。大きな容量を得るという意味では、窒化珪素が好ま
しく用いられる。Taの酸化膜のように、さらに高誘電
率の材料を用いても良い。
【0115】画素TFT11や信号線3が、第二の共通
電極71と蓄積容量電極75と反射電極91との3重の
金属層により覆われているので、電気的シールドとして
の機能が第一の実施の形態による反射型液晶表示装置の
場合と比べてさらに向上し、かつ 第二のガラス基板側
からの入射光を遮光する遮光膜としても遮光性も向上す
る。
【0116】図14に上記第二の実施の形態による反射
型液晶表示装置の第一の変形例を示す。
【0117】この第一の変形例による液晶表示装置A
は、第二の層間絶縁膜61cがポリイミドにより形成さ
れた樹脂性の平坦化膜である点において、図13に示す
反射型液晶表示装置と異なっている。
【0118】この反射型液晶表示装置Aでは、信号線3
や上部ドレイン電極25による第一の層間絶縁膜61b
上の凹凸を、平坦化膜で平坦化することが可能である。
第二の共通電極71の平坦性が増し、第二の共通電極7
1と第3の層間絶縁膜61dと上記蓄積容量電極とで形
成される蓄積容量の値をより正確に制御することができ
る。
【0119】図15に、第二の実施例による反射型液晶
表示装置の第二の変形例を示す。
【0120】図15は、第二の実施の形態による反射型
液晶表示装置の第一変形例を示した図14に対応する図
面である。
【0121】図14に示す反射型液晶表示装置では、反
射電極91とドレイン電極25との間を開口するコンタ
クトホール83内において、蓄積容量電極75がドレイ
ン電極25と接続されている。加えて、コンタクトホー
ル83内のは、導電性のポリイミド(樹脂)により形成
された導電性充填材111により充填されている。導電
性充填材111は、好ましくは、平坦化膜81の上面と
同じ高さまで充填される。
【0122】この導電性充填材111により、反射電極
91とドレイン電極25とが蓄積電極75を介して電気
的に接続される。
【0123】図16から図19までを用いて、図15に
示した反射型液晶表示装置の製造方法の概略工程を説明
する。
【0124】図16に示すように、上述の工程と同様の
工程を用いることにより、この平坦化膜が形成される状
態において、蓄積容量電極75は、コンタクトホール8
3内において、ドレイン電極25と接続されている。
【0125】コンタクトホール83が開口されている平
坦化膜81上に、導電性充填材111として導電性かつ
透明な有機材料をコーティングする。
【0126】図17に示すように、コンタクトホール8
3内に、導電性充填材111が充填される。平坦化膜8
1上は、導電性充填材111で被覆される。
【0127】図18に示すように、反射電極用のAl膜
を堆積する。通常のパターン形成工程により、反射電極
用のパターンを形成する。
【0128】図19に示すように、塩素系のガスを用い
たドライエッチングによりAl膜を、フッ素系のガスを
用いたドライエッチングにより導電性の有機膜を加工
し、反射電極91を形成する。
【0129】図17に示す反射型液晶表示装置では、図
16に示す装置と比較して反射電極の平坦性が良好にな
る。
【0130】図20は、本発明の第三の実施の形態によ
る反射型液晶表示装置Aを示す。
【0131】反射型液晶表示装置の小型化に伴って、画
像を表示する画素部と画素の制御を行う周辺回路部とを
同一基板上に一体に形成した周辺回路一体型液晶表示装
置の必要性がますます高まっている。
【0132】アモルファスシリコンTFTよりも高速な
多結晶シリコンTFTを周辺回路用の半導体能動素子と
して用いた周辺回路一体型液晶表示装置において、光に
起因するTFTのリーク電流の問題等を解決するため
に、周辺回路上に遮光膜を設ける必要がある。
【0133】その際、対向基板(第二の基板)側に設け
られた共通電極と周辺回路上に形成すべき遮光膜とを別
々に形成したのでは、プロセスが複雑になる。
【0134】加えて、第一の基板と第二の基板との貼り
合わせ工程において、位置合わせの精度が要求される。
貼り合わせ工程用のマージンを大きくとると、画素部の
面積を大きくすることが困難になる。
【0135】また、従来、平坦化材料は画素部上に設け
られ、周辺回路を覆うブラックマトリックスの下には平
坦化材料を形成しないため、周辺回路とBMとの寄生容
量が大きくなってしまう。
【0136】図20には、画像を表示する表示部Bと表
示部Bの制御を行う周辺回路部Cとが示されている。
【0137】図20に示すように、第一のガラス基板2
03と第二のガラス基板207との間には、液晶材Eが
充填されている。
【0138】尚、第一のガラス基板203としては、透
明なガラス基板に代えて、Si基板等の不透明な基板を
用いることもできる。
【0139】第二のガラス基板207上には、通常は接
地電位に固定される第一の共通電極205が形成されて
いる。
【0140】第一のガラス基板203の表示部B領域上
には、画素TFT228が島状に形成されている。
【0141】第一のガラス基板203上の、表示部Bの
外周方向には、周辺回路Cが形成されている。周辺回路
Cにおいては、半導体能動素子として多結晶シリコンT
FT257が形成されている。
【0142】画素TFT228を含む第一のガラス基板
203上には、酸化珪素膜208が形成されている。酸
化珪素膜208上には、多結晶シリコン層209が島状
に形成されてTFTのチャネル層を形成している。酸化
珪素膜208上には、多結晶シリコン層209を覆って
ゲート酸化膜210が形成されている。ゲート酸化膜2
10上には、走査線を兼ねたゲート電極Gが形成され
る。
【0143】さらに、ゲート電極Gを覆って、ゲート酸
化膜210上には、第一の層間絶縁膜215が形成され
ている。第一の層間絶縁膜215、ゲート酸化膜210
を貫通してソース及びドレイン領域に達するコンタクト
ホール217、217、217・・・が開口されてい
る。
【0144】第一の層間絶縁膜215上には、コンタク
トホール217を介して画素TFT228及び周辺回路
TFT257のソース領域に接触するソース電極Sが信
号線221と共通に形成され、ドレイン領域には、ドレ
イン電極223が形成される。
【0145】第一の層間絶縁膜215上の周辺回路領域
の外周部には、第一の電極225が形成されている。
【0146】第一の層間絶縁膜215上には、平坦化膜
245が形成されている。
【0147】平坦化膜245のうち、画素TFT228
の上部ドレイン電極223と第一の電極225の上方に
は、第二のコンタクトホール255が開口されている。
【0148】平坦化膜245の上には、画素TFT22
8を含む画素1上を覆うように反射電極251が形成さ
れる。反射電極251上には、配向膜258が形成され
ている。
【0149】周辺回路用TFT257を含む周辺回路C
上には、反射電極251と同じに同一工程で形成された
周辺回路用遮光膜253が、平坦化膜245の上に形成
される。
【0150】ドレイン電極223と反射電極251と
は、コンタクトホール255中に充填された導電性充填
材259により電気的に接続されている。第一の電極2
25と周辺回路用遮光膜258とは、コンタクトホール
255中に充填された導電性充填材259により電気的
に接続されている。
【0151】周辺回路用遮光膜258の接続端子287
と、第二のガラス基板207上形成されている共通電極
205の接続端子285とは、配線291により電気的
に接続されている。
【0152】本実施の形態による反射型液晶表示装置で
は、反射電極を形成する際に、同じに周辺回路用遮光膜
を形成する。周辺回路用遮光膜形成のための付加工程が
不要となる。
【0153】周辺回路用遮光膜は、周辺回路用TFT2
57に照射される光を遮る。光に起因するTFTのリー
ク電流を低減し、光に起因する周辺回路の誤動作の確率
を低減する。
【0154】周辺回路用遮光膜を共通電極に接続して接
地電位とすることにより、周辺回路上に充填されている
液晶材にバイアスが印加されることがない。液晶に直流
バイアス(例えば電源電圧と接地電圧)が印加されるこ
とに起因する液晶材の劣化を防止できる。
【0155】ノーマリブラック液晶を使用した場合に
も、充填されている液晶材にバイアスが印加されること
がないため、表示部の周囲が常に黒の表示状態であり、
反射光がない。周辺部からの迷光が少なくなる。
【0156】周辺回路用遮光膜は、第一のガラス基板側
の最上層であるため、直接、第二のガラス基板との間の
トランスファー電極として用いることができる。トラン
スファー電極の構造とトランスファー電極を設ける位置
とに関する自由度が増す。
【0157】小型化が必要な反射型投写パネルなどの液
晶表示装置として用いた場合に、特に有利である。
【0158】図21に、本発明の第三の実施の形態によ
る反射型液晶表示装置Aの、第一の変形例を示す。
【0159】図21に示す反射型液晶表示装置Aでは、
第1層間絶縁膜215と平坦化膜245の間に、第二の
層間絶縁膜235が形成されている。第二の層間絶縁膜
235上には、画素TFT228を含む領域上を覆うよ
うに、第二の共通電極271が形成されている。第二の
共通電極271は、画素TFT228の上部ドレイン電
極223上に開口部273が形成されている。
【0160】尚、第二の共通電極271は、1画素全面
の上を覆うように形成しても良く、複数画素上を、さら
には、表示部全面上を覆うように形成しても良い。
【0161】第二の共通電極電極271は、好ましくは
第一の共通電極295と接続されてて、接地電位とされ
ている。
【0162】本実施の形態の液晶表示装置では、第二の
共通電極271と、平坦化絶縁膜245と、反射電極2
51とにより、画素用の蓄積容量を形成している。
【0163】画素TFT228を含むほぼ1画素領域全
面に蓄積容量を形成したので、画素TFTと蓄積容量と
を効率良く配置することができ、画素の微細化と装置全
体の小型化が可能となる。
【0164】図22に、本発明の第三の実施の形態によ
る反射型液晶表示装置Aの、第二の変形例を示す。
【0165】図22に示す反射型液晶表示装置Aでは、
第1層間絶縁膜215と平坦化膜245の間に、第二の
層間絶縁膜235が形成されている。第二の層間絶縁膜
235上には、画素TFT228を含む領域上を覆うよ
うに、第二の共通電極271が形成されている。第二の
共通電極271は、画素TFT228の上部ドレイン電
極223上に開口部273が形成されている。
【0166】開口部273内においては、第二の層間絶
縁膜235に形成されたコンタクトホールの開口内を充
填材227により充填している。この充填材227は、
第二の共通電極271と同じ工程で形成することもでき
る。
【0167】さらに、平坦化膜245に形成されたコン
タクトホール内には、充填材247が充填されている。
第一の電極225も、同様に充填材227と充填材24
7により、周辺回路用遮光膜253と接続される。
【0168】コンタクトホール内が、充填材227と充
填材247とにより2段階で充填される。コンタクトホ
ール内の充填が容易になる。上部ドレイン電極223と
反射電極251との間の電気的接続が一層確実なものと
になる。
【0169】図23に、本発明の第三の実施の形態によ
る反射型液晶表示装置Aの、第三の変形例を示す。
【0170】図23に示す反射型液晶表示装置Aでは、
第1層間絶縁膜215と平坦化膜245の間に、第二の
層間絶縁膜235と第三の層間絶縁膜236とが形成さ
れている。第二の層間絶縁膜235上には、画素TFT
228を含む領域上を覆うように、第二の共通電極27
1が形成されている。第二の共通電極271には、画素
TFT228の上部ドレイン電極223上に開口部27
3が形成されている。
【0171】第二の共通電極271を覆って、第3層間
絶縁膜236が形成されている。第3層間絶縁膜23
6、第1層間絶縁膜235を貫通してドレイン電極22
3を露出するコンタクトホールが形成されている。コン
タクトホールを覆って第三の層間絶縁膜236上に、第
二の共通電極271と対向して、蓄積容量を形成する蓄
積容量電極291が形成されている。
【0172】開口部273内においては、第二の層間絶
縁膜235に形成されたコンタクトホールの開口内を、
蓄積容量電極291が被覆する。コンタクトホールの開
口内の蓄積容量電極291上を充填材261により充填
している。
【0173】第一の電極225を含む領域においては、
第三の層間絶縁膜236、第二の層間絶縁膜235を貫
通して、第1の電極を露出するコンタクトホールが形成
され、その上に、蓄積容量電極291と同じ材料で中継
電極291aが形成されている。
【0174】第一の電極225上にも開口が設けられ、
蓄積容量電極291と同じ材料で電極により被覆され
る。電極291、291aを覆って、平坦化膜245が
形成され、電極291、291aを露出するコンタクト
ホールが開口される。
【0175】コンタクトホールの開口内の蓄積容量電極
291、291a上を充填材261により充填してい
る。充填材261を覆って、反射電極251、遮光電極
253が形成される。
【0176】第一の電極225は、上記の構造により、
周辺回路用遮光膜253と接続される。
【0177】蓄積容量が、固定電位電極271と第三の
層間絶縁膜236と蓄積容量電極291とにより形成さ
れており、平坦化膜を挟んで容量を形成する構造と比較
して、蓄積容量値の設計の自由度が増す。大きな容量を
作ることも可能となり、画素の微細化が可能となる。
【0178】図24及び図25には、本発明による反射
型液晶表示装置の第四の実施の形態を示す。
【0179】図24は、液晶表示装置Aの全体を示す。
【0180】この反射型液晶表示装置は、表示部Bと周
辺回路部Cとの境界領域BAが形成されている。
【0181】図25に、境界領域BAの左上隅部を含む
領域Xを示す。
【0182】境界領域BAに設けられている画素TFT
上には、画素201上の反射電極251と同じ金属層で
形成されたダミーの反射電極251aが設けられてい
る。
【0183】ダミーの反射電極251aは、境界領域B
A上に形成されているダミー画素201a、201a、
201a上に共通に形成されている。
【0184】ダミーの反射電極251aは、第二のガラ
ス基板上に形成されている共通電極と接続される。
【0185】表示部周辺近傍に共通電極と同電位とされ
た金属膜が存在するため、ノーマリブラック液晶モード
の場合に、周辺は常時「黒表示」であり、迷光の影響を
低減することができる。
【0186】尚、ダミーの反射電極251aを周辺回路
遮光膜253と一体化して共通電極にしてもよい。
【0187】ダミー画素201aが上下左右に一画素分
設けられているが、複数画素分設けても良い。
【0188】図26に基づき、本発明の第5の実施の形
態による反射型液晶表示装置について説明する。
【0189】反射型液晶表示装置では、反射電極の下に
半導体能動素子や信号線が配置できる。従って、高い開
口率が実現できる。
【0190】しかしながら、半導体能動素子の端子と画
素電極とを導通させるため、層間絶縁膜にコンタクトホ
ールを形成する必要がある。
【0191】この場合、コンタクトホール及びその周辺
部においては、平坦性が悪くなる。平坦性が悪くなった
部分は、基本的には表示に寄与しない。
【0192】また、最近の液晶表示装置においては、高
集積化(微細化)が進んでおり、この部分のコンタクト
ホールに起因する平坦性の欠如という問題が無視できな
くなってきている。
【0193】最近の反射型液晶表示装置においては、T
FT等の能動素子が形成される第一の基板側の凹凸を、
平坦化膜等により被覆することにより平坦化する技術が
用いられる。
【0194】第一の基板側の凹凸を平坦化することによ
り、横方向(基板面に平行な方向)の電界の影響や信号
線等のバスラインによる段差の影響が低減し、画素の開
口率が向上する。
【0195】一般に、反射型液晶表示装置においては、
反射電極の下に能動素子やバスラインを設けることが可
能なため、高い開口率が実現できる。しかしながら、反
射型液晶表示装置においても、以下に述べる問題が生じ
ている。
【0196】能動素子の端子(例えば、TFT等のドレ
イン端子)とその上に層間絶縁膜を介して設けられてい
る反射電極(表示電極)とを電気的に接続する必要があ
る。層間絶縁膜内にコンタクトホールを開口し、コンタ
クトホールの開口内の凹形状に沿って反射電極(表示電
極)を堆積し、開口内を被覆する。
【0197】反射電極のうちコンタクトホールを埋め込
む部分は、上表面も凹形状となる。すると、近傍の凹形
状に起因して、反射電極上に充填されている液晶分子の
配向が乱れる。配向が乱れた部分は、画像の表示に寄与
しない。特に画素の微細化に伴って、コンタクトホール
部における配向の乱れの影響は無視できなくなってき
た。尚、反射電極上に樹脂等を充填して、上記の凹状部
を樹脂で充填した場合でも、電界の偏りが生じるという
問題が残っている。
【0198】図26に示す反射型液晶表示装置では、第
一のガラス基板303上に、ソースS、ゲートG、ドレ
インDを含む多結晶シリコンTFT317が形成されて
いる。
【0199】第一のガラス基板303と対向する第二の
ガラス基板307上には、第一の共通電極305が形成
されている。第一のガラス基板303と第二のガラス基
板307との間には、液晶材Eが充填されている。
【0200】多結晶シリコンTFT317の上には、ア
クリル樹脂からなり、厚さ2μmの平坦化絶縁膜331
が形成されている。ドレイン電極S上において平坦化絶
縁膜331内には、5μm角のコンタクトホール325
が形成されている。コンタクトホールにはテーパがつ
き、開口部は10μm角となっている。コンタクトホー
ル325の開口内の凹形状に沿って、Alにより形成さ
れた第一の反射電極347が開口内を被覆する。
【0201】コンタクトホール325の開口内であっ
て、第一の反射電極347上には、アクリル樹脂により
形成されるコンタクトホール充填材361が充填されて
いる。このコンタクトホール充填材361は、アクリル
樹脂をスピンコートにより第一のガラス基板303上に
塗布した後、第一の反射電極347の上部平坦面とアク
リル樹脂の上面とが面一になるまでアッシング処理を行
って形成したものである。
【0202】第一の反射電極347の上部平坦面と凹部
を埋め込むアクリル充填材361との作る平坦面上に、
Al層により形成された第二の反射電極351を形成す
る。
【0203】尚、第一の反射電極347は、ドレイン電
極との密着性をより良好なものとするため、Ti又はT
i/Al/Tiにより形成しても良い。
【0204】図26に示されている反射型液晶表示装置
では、実際の反射電極として機能する第二の反射電極3
51の平坦性が良好である。
【0205】本実施の形態による反射型液晶表示装置で
は、反射電極とドレイン電極との接続を形成するための
コンタクトホールに起因する液晶の配向の乱れが生じな
い。反射電極の表面が平坦であるため、電界の偏りが生
じにくい。特に、画素を微細化した際に問題となるコン
タクトホール部における配向の乱れの影響による画像の
表示に寄与しない部分が少なくなる。
【0206】図27に基づき、本発明の第6の実施の形
態による反射型液晶表示装置について説明する。
【0207】図27に示す反射型液晶表示装置では、第
一のガラス基板303上に、ソースS、ゲートG、ドレ
インDを含む多結晶シリコンTFT317が形成されて
いる。
【0208】第一のガラス基板303と対向する第二の
ガラス基板307上には、第一の共通電極305が形成
されている。第一のガラス基板303と第二のガラス基
板307との間には、液晶材Eが充填されている。
【0209】多結晶シリコンTFT317のドレイン電
極D上には、Ti/Al/Tiからなる、高さ1μmの突
起状ドレイン電極326が形成されている。
【0210】突起状ドレイン電極326が形成された多
結晶シリコンTFT317の上には、アクリル樹脂から
なり、厚さ2μmの平坦化絶縁膜321が形成されてい
る。突起状ドレイン電極326と平坦化絶縁膜とは、実
質的に同じ高さを形成している。
【0211】平坦化絶縁膜321の表面に露出されてい
る突起状ドレイン電極326の上面と接続するように、
Alよりなる反射電極351が形成される。
【0212】図27に示されている反射型液晶表示装置
では、反射電極351の平坦性が良好である。反射電極
とドレイン電極との電気的接続が容易に形成できる。
【0213】本実施の形態による反射型液晶表示装置で
は、ドレイン電極上に予め突起状ドレイン電極を形成す
る。反射電極とドレイン電極との電気的接続を形成する
際に生じる液晶の配向の乱れが生じない。反射電極の表
面が平坦であるため、電界の偏りが生じにくい。特に、
画素を微細化した際に問題となるコンタクトホール部に
おける配向の乱れの影響による画像の表示に寄与しない
部分が少なくなる。
【0214】図28に基づき、本発明の第7の実施の形
態による反射型液晶表示装置について説明する。
【0215】図28に示す反射型液晶表示装置では、第
一のガラス基板303上に、多結晶シリコンTFTが形
成され、層間絶縁膜を介して、TFTのソース電極に接
続される信号線(バスライン)387、387が形成さ
れている。
【0216】第一のガラス基板303と対向する第二の
ガラス基板307上には、第一の共通電極305が形成
されている。第一のガラス基板303と第二のガラス基
板307との間には、液晶材Eが充填されている。
【0217】画素ピッチは30μm、信号線387の厚
さ(段差)は1μmである。
【0218】図28では、信号線387と信号線387
とのほぼ中間には、信号線387と同じ方向に延在し、
TFTのソース電極とは接続されていないダミー信号線
391が設けられている。
【0219】ダミー信号線391を形成した後、アクリ
ル樹脂をスピンコートし、厚さ2μmの平坦化絶縁膜3
93を形成した。
【0220】その後、第4の実施の形態による反射型液
晶表示装置の場合と同様に、TFTのドレイン電極S上
にコンタクトホールを形成する。コンタクトホールの開
口内の凹形状に沿って、Alにより形成された第一の反
射電極を開口内を被覆するように形成する。次いで、コ
ンタクトホールの開口内であって、第一の反射電極上
に、アクリル樹脂により形成されるコンタクトホール充
填材を充填する。このコンタクトホール充填材は、アク
リル樹脂をスピンコートにより第一のガラス基板303
上に塗布した後、第一の反射電極の上部平坦面とアクリ
ル樹脂の上面とが面一になるまでアッシング処理を行っ
て形成したものである。
【0221】第一の反射電極の上部平坦面に合わせるよ
うに、Alにより形成された第二の反射電極を形成す
る。
【0222】図28に示されているダミー信号線を用い
た反射型液晶表示装置では、第5の実施の形態による反
射型液晶表示装置の場合と比較して、第二の反射電極の
平坦性がさらに良好となる。
【0223】以上、実施の形態として様々な反射型液晶
表示装置について説明したが、種々の変更、改良、組み
合わせ等が可能なことは当業者には自明あろう。
【0224】
【発明の効果】本発明の反射型液晶表示装置を用いる
と、反射型液晶表示装置の高集積化、高性能化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置に用いられるTFT、信号線、および走査線を示
す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の断面図であり、画素部の断面を示す。
【図5】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の平面図であり、反射電極、TFT、信号線、お
よび走査線を示す。
【図6】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の平面図であり、固定電位電極を示す。
【図7】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の応用例を示す。(a)は、直視型液晶パネルに
応用した例を示す。(b)は、投写型液晶パネルに応用
した例を示す。
【図8】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の変形例であり、画素部の断面を示す。
【図9】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶表
示装置の変形例の製造工程を示す。
【図10】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶
表示装置の変形例の製造工程を示す。
【図11】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶
表示装置の変形例の製造工程を示す。
【図12】本発明の第1の実施の形態による反射型液晶
表示装置の変形例の製造工程を示す。
【図13】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の画素部の断面を示す。
【図14】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の変形例であり、画素部の断面を示す。
【図15】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第二の変形例であり、画素部の断面を示す。
【図16】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第二の変形例の製造工程を示す。
【図17】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第二の変形例の製造工程を示す。
【図18】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第二の変形例の製造工程を示す。
【図19】本発明の第2の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第二の変形例の製造工程を示す。
【図20】本発明の第3の実施の形態による反射型液晶
表示装置であり、画素部と周辺回路部の断面を示す。
【図21】本発明の第3の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第一の変形例であり、画素部と周辺回路部の
断面を示す。
【図22】本発明の第3の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第二の変形例であり、画素部と周辺回路部の
断面を示す。
【図23】本発明の第3の実施の形態による反射型液晶
表示装置の第三の変形例であり、画素部と周辺回路部の
断面を示す。
【図24】本発明の第4の実施の形態による反射型液晶
表示装置の平面図である。
【図25】本発明の第4の実施の形態による反射型液晶
表示装置の平面図であり、境界領域の左上隅部を示す。
【図26】本発明の第5の実施の形態による反射型液晶
表示装置の画素部の断面を示す。
【図27】本発明の第6の実施の形態による反射型液晶
表示装置の画素部の断面を示す。
【図28】本発明の第7の実施の形態による反射型液晶
表示装置の画素部の断面を示す。
【符号の説明】
A 液晶表示装置 B 表示部 C 周辺回路部 S ソース D ドレイン G ゲート E 液晶材 1 画素 3 信号線 5 走査線 11 画素TFT 15 液晶セル 17 蓄積容量 21 周辺回路用TFT 25 ドレイン電極 31 第一のガラス基板 41 シール材 51 第二のガラス基板 61 層間絶縁膜 71 第二の共通電極 73 開口部 75 蓄積容量電極 81 平坦化絶縁膜 91 反射電極 111 充填材 131 第一の共通電極 251 反射電極 253 周辺回路遮光膜 271 第二の共通電極 303 第一のガラス基板 307 第二のガラス基板 317 多結晶シリコンTFT 325 突起状ドレイン電極 331 平坦化絶縁膜 347 第一の反射電極 361 コンタクトホール充填材 351 第二の反射電極 371 平坦化絶縁膜 391 ダミーパターン 393 平坦化絶縁膜 397 バスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間山 剛宗 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 花岡 一孝 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田沼 清治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 井ノ上 雄一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JB07 JB13 JB22 JB31 JB52 JB54 JB58 JB63 NA01 PA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素が行列状に配置される表示部
    を含む第一の基板と、 前記第一の基板に対向して配置され第1の共通電極が形
    成される第二の基板と、 前記第一及び第二の基板間に挟持された液晶層とを含
    み、前記第一の基板の表示部上には、 行列状に配置され、各々がソース、ドレイン及びゲート
    を有する複数の半導体能動素子と、 該半導体能動素子を覆うように堆積された層間絶縁膜
    と、 該層間絶縁膜中に形成され、行方向に並ぶ半導体能動素
    子の前記ゲートを接続する複数の走査線と、 該層間絶縁膜中に形成され、列方向に並ぶ半導体能動素
    子の前記ソースを接続する複数の信号線と、 前記層間絶縁膜中、前記走査線、信号線より上のレベル
    で複数の画素を覆うように形成され、前記第1の共通電
    極と電気的に接続され、各半導体能動素子の前記ドレイ
    ン上方に開口部を有する第2の共通電極と、 前記層間絶縁膜上に形成され、前記開口部で層間絶縁膜
    を貫通して各半導体能動素子のドレインに接続され、各
    画素毎に分離され、前記液晶層を介して前記第1の共通
    電極と対向する複数の画素電極と、を含む反射型液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記各半導体能動素子のドレイ
    ンに接続され、前記画素電極と前記第2の共通電極との
    間のレベルに配置され、各画素毎に分離され、前記第2
    の共通電極と対向して蓄積容量を形成する蓄積容量電極
    を含む請求項1記載の反射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の共通電極が遮光性を有する導
    電体で形成されている請求項1または2に記載の反射型
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画素電極が、前記層間絶縁膜に形成
    されたコンタクトホールを充填する導電性充填材を含む
    請求項1から3までのいずれかに記載の反射型液晶装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までに記載されている
    液晶表示装置を用いた反射型投射パネル。
  6. 【請求項6】 請求項1から4までに記載されている液
    晶表示装置を用いた反射型直視パネル。
  7. 【請求項7】 前記第1の基板が、表示部の周囲に配置
    され、該表示部を駆動する駆動回路を含む周辺部を有
    し、該第1の基板の周辺部上には、 各々ソース、ドレイン、ゲートを有する複数の駆動回路
    用半導体能動素子と、 該駆動回路用半導体能動素子を覆い、前記層間絶縁膜と
    実質的に同一の構成を有するが、前記第2の共通電極は
    含まない周辺層間絶縁膜と、 該周辺層間絶縁膜上に形成され、前記画素電極と実質的
    に同一の構成を有する周辺部遮光膜とを有する請求項1
    から4までのいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記周辺部遮光膜が、前記第1の共通電
    極に電気的に接続されている請求項7記載の反射型液晶
    表示装置。
  9. 【請求項9】 複数の画素が行列状に配置された表示部
    と該表示部の周囲に配置され、表示部の画素を駆動する
    周辺回路とを含む液晶表示装置であって、 表示部と周辺回路とを画定する第一の基板と、 前記第一の基板に対向して配置され共通電極が形成され
    る第二の基板と、 前記第一及び第二の基板間に挟持された液晶層とを含
    み、前記第一の基板上には、 ソース、ドレイン及びゲートを有する画素用および周辺
    回路用の複数の半導体能動素子と、 該複数の半導体能動素子を覆うように形成され、最上層
    に平坦化機能を有する平坦化膜を含む層間絶縁膜と、 該層間絶縁膜を貫通し、表示部の半導体能動素子のドレ
    インに達するコンタクトホールと、 該コンタクトホールを埋め、該層間絶縁膜と実質的に同
    一の表面を形成する導電性接続体と、 該層間絶縁膜上に形成され、前記画素毎に分離され、表
    示部の半導体能動素子上を覆う反射電極と、 前記層間絶縁膜上に形成され、前記周辺回路用の半導体
    能動素子上を覆う周辺回路遮光膜とを含む反射型液晶表
    示装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記平坦化機能を有する最上
    層の下に配置され、前記コンタクトホールを含む開口部
    を有し、前記各画素の反射電極と対向して蓄積容量を形
    成する蓄積容量電極を有する請求項9記載の反射型液晶
    表示装置。
  11. 【請求項11】 前記周辺回路遮光膜と前記蓄積容量電
    極とは、前記共通電極と接合されている請求項10記載
    の反射型液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第一の基板と前記第二の基板との
    間に設けられ、前記液晶層をシールするシール材が、前
    記周辺回路の少なくとも一部を覆うように設けられてい
    る請求項9から11までのいずれかに記載の反射型液晶
    表示装置。
  13. 【請求項13】 さらに、前記表示部と前記周辺回路と
    の境界部に形成され、表示部の画素と実質的に同一の構
    成を有し、反射電極が前記周辺回路部用遮光膜と共通電
    位とされるダミー画素を有する請求項9から12までの
    いずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 第一の基板と、 前記第一の基板上に形成され、行列状に配置された複数
    個の画素と、列方向に沿って延在する複数本の走査線と
    行方向に沿って延在する複数本の信号線とを含み、前記
    走査線と前記信号線との各交点に前記画素の1つが接続
    され、各画素は半導体能動素子と、該半導体能動素子の
    ドレイン電極と接続される画素電極とを含む表示部と、 前記第一の基板の行方向及び列方向の端部上に配置さ
    れ、周辺回路用半導体能動素子を含み、前記走査線及び
    信号線を駆動する周辺回路と、 前記第一の基板に対向して配置された第二の基板と、 前記第一及び第二の基板間に挟持された液晶層とを含
    み、前記画素は、 前記画素用半導体能動素子を覆う平坦化絶縁膜と、 該平坦化絶縁膜を貫通し、前記半導体能動素子のドレイ
    ン電極に達する少なくとも1つのコンタクトホールと、 該コンタクトホールを含む領域を被覆し、上面に凹部を
    残す第一の電極と、 前記第1の電極上面の凹部を充填するコンタクトホール
    充填材と、 前記第一の電極及び前記コンタクトホール充填材上を覆
    う第二の電極とを含む液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 第一の基板と、 前記第一の基板上に形成され、行列状に配置された複数
    個の画素と、行方向に沿って延在する複数本の走査線と
    列方向に沿って延在する複数本の信号線とを含み、前記
    走査線と前記信号線との各交点に前記画素の1つが接続
    され、各画素はソース、ドレイン、ゲートを有する半導
    体能動素子と、該半導体能動素子のドレイン上に形成さ
    れた突起状ドレイン電極と、該突起状ドレイン電極の周
    囲を埋め込んで実質的に同じ高さの表面を形成する絶縁
    膜と、前記絶縁膜及び前記ドレイン電極上に形成される
    画素電極とを含む表示部と、 前記第一の基板の行方向及び列方向の端部上に配置さ
    れ、半導体能動素子を含み、前記走査線及び信号線を駆
    動する周辺回路と、 前記第一の基板に対向して配置された第二の基板と、 前記第一及び第二の基板間に挟持された液晶層と、とを
    含む液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 第一の基板と、 前記第一の基板上に形成され、行列状に配置された複数
    個の画素と、行方向に沿って延在する複数本の走査線と
    列方向に沿って延在する複数本の信号線とを含み、前記
    走査線と前記信号線との各交点に前記画素の1つが接続
    され、各画素は半導体能動素子と、該半導体能動素子の
    ドレイン電極と接続される画素電極とを含む表示部と、 前記第一の基板の行方向及び列方向の端部上に配置さ
    れ、半導体能動素子を含み、前記走査線及び信号線を駆
    動する周辺回路と、 前記第一の基板に対向して配置された第二の基板と、 前記第一及び第二の基板間に挟持された液晶層と、 前記第一の基板上の周辺回路に配置され、前記第一の基
    板上の広いスペース部に設けられた少なくとも1つのダ
    ミー凸状部と、 該ダミー凸状部を覆って前記第一の基板上に形成された
    平坦化膜とを含む液晶表示装置。
  17. 【請求項17】 請求項14から請求項16までに記載
    された液晶表示装置を用いた投写型液晶プロジェクタ。
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