[go: up one dir, main page]

JP2004344248A - 棚構造 - Google Patents

棚構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2004344248A
JP2004344248A JP2003142348A JP2003142348A JP2004344248A JP 2004344248 A JP2004344248 A JP 2004344248A JP 2003142348 A JP2003142348 A JP 2003142348A JP 2003142348 A JP2003142348 A JP 2003142348A JP 2004344248 A JP2004344248 A JP 2004344248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
plate
cabinet
door
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003142348A
Other languages
English (en)
Inventor
Yahachi Osumi
弥八 大隅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Living Tech Co Ltd filed Critical Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority to JP2003142348A priority Critical patent/JP2004344248A/ja
Publication of JP2004344248A publication Critical patent/JP2004344248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

【課題】踏み台等を使用することなく棚面上に収納された収納物を容易に確認できて、使い勝手に優れた棚構造を提供する。
【解決手段】棚面として機能する板体を備えた吊り戸棚等の棚を使用者の目線より上方に配置する棚構造であって、板体の上方に、該板体上に収納される収納物を写し出してその像を使用者に視認させ得る反射手段を配設したことを特徴とする。反射手段は、棚を構成する板体上方の天板下面もしくは他の板体下面に配設されたり、開閉可能な扉の内面に配設され、また、反射手段は、必要に応じ傾斜状態で配設される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばキッチンのカウンター上方に配置される吊り戸棚等の棚構造に係わり、特に棚面上に収納された収納物を使用者が容易に確認できる棚構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、水廻り空間としてのキッチンにおいては、カウンター下部に下部収納部が設けられると共に、カウンターの上方に上部収納部としての吊り戸棚が配設されており、収納物の使用頻度等に応じて、下部収納部かあるいは吊り戸棚かが適宜に選択使用されている。そして、このような吊り戸棚は、例えば特許文献1に示すように、左右の側板、天板、底板、背面板、扉及び棚板で箱状に形成されたキャビネットを有し、このキャビネットの背面板側を壁面に適宜の取付構造で取り付けることにより、吊り戸棚がカウンター上方の所定高さ位置に配置されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−223870号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような吊り戸棚にあっては、扉を有する内部が視認されない箱状のキャビネットで構成され、このキャビネットがキッチンの使用者の目線よりかなり高い位置となる場合が多いので、キッチンの使用者が吊り戸棚内の収納物を出し入れする際に、扉を開けてもキャビネット内の底板や棚板等の棚面上に収納した収納物を目視で確認することが困難であり、例えばキッチンの床面上に置いた踏み台等の上に乗って確認しているのが現実である。
【0005】
そして、吊り戸棚自体にこのような使い勝手の不便さがあること、及び多くの家庭で吊り戸棚内に使用頻度の低い収納物を収納する傾向にあることから、吊り戸棚内の収納物を取り出す際に、その収納位置の記憶が曖昧となり易く、前述した踏み台等を使用し複数の吊り戸棚の扉を一々開けて確認する必要性が生じる。そのため、吊り戸棚内の収納物の確認が極めて面倒な作業となり、特に、最上段の棚板の後部に収納した収納物の確認が一層困難となって、吊り戸棚の使い勝手が十分でないという問題点を有している。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、踏み台等を使用することなく棚面上に収納された収納物を容易に確認できて、使い勝手に優れた棚構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、棚面として機能する板体を備えた棚を使用者の目線より上方に配置する棚構造であって、前記板体の上方に、該板体上に収納される収納物を写し出してその像を使用者に視認させ得る反射手段を配設したことを特徴とする。
【0008】
このように構成することにより、例えばキッチンのカウンター上方の壁面に配置され棚面として機能する板体上の収納物は、板体の上方に配設された反射手段によって写し出される。そして、この時、反射手段をその写し出された像が使用者によって視認され得るように設定することで、使用者の目線より高い位置に収納された収納物であっても、踏み台等を使用することなく収納物の確認が極めて容易に行なえ、棚自体の使い勝手の向上が図れる。
【0009】
そして、前記反射手段は、請求項2に記載の発明のように、棚を構成する前記板体上方の天板下面もしくは他の板体下面に配設されていることが好ましい。このように構成することにより、収納物が載置収納される板体上方の天板や他の棚板下面に反射手段が配設されることから、反射手段でその下方の収納物を確実に写し出すことができて、収納物の確認が一層容易に行なえる。
【0010】
また、前記反射手段は、請求項3に記載の発明のように、棚を構成する開閉可能な扉の内面に配設されていることが好ましい。このように構成することにより、扉を開放することで扉内面に配設された反射手段に内部の収納物が写し出されることから、扉の開放角度によって内部の収納物を確実に写し出すことができて、収納物の確認がより一層容易に行なえる。
【0011】
また、前記反射手段は、請求項4に記載の発明のように、前記天板下面、棚板下面もしくは扉内面に傾斜状態で配設されていることが好ましい。このように構成することにより、反射手段が天板下面や扉内面等に傾斜状態で配設されることから、板体上等に収納された収納物を傾斜状態の反射手段で一層確実に写し出すことができて、収納物の確認がより一層容易に行なえる。
【0012】
また、前記反射手段は、請求項5に記載の発明のように、ミラーもしくは反射板で形成されていることが好ましい。このように構成することにより、反射手段としてのミラーを使用することで、収納物を明瞭に写し出すことができ、また反射手段として金属板や反射シート等の反射板を使用することで、反射手段を天板下面等に簡単に取り付けできる等、反射手段の構成の簡略化が図れる。
【0013】
また、前記棚は、請求項6に記載の発明のように、少なくとも左右の側板、天板、底板、背面板及び扉を有する箱状のキャビネットで構成されていることが好ましい。このように構成することにより、棚が箱状のキャビネットで構成されることから、普段使用しない収納物をキャビネット内に外部から視認されない状態で確実に収納できると共に、箱状の棚を壁面に良好な状態で配置できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる棚構造をキッチンの吊り戸棚に適用した場合の一実施形態を示し、図1がキッチンの全体を示す斜視図、図2が吊り戸棚の取付状態の断面図、図3が図2のA−A線矢視図である。
【0015】
図1において、キッチン1は、上面にカウンター3が配置された下部キャビネット2と、カウンター3の上方の壁面に取り付けられたウォールキャビネットとしての吊り戸棚4及びレンジフード5等を有している。前記下部キャビネット2は箱状に形成されて、その前面には、開閉可能な扉6を有する複数の収納部が設けられると共に複数の引き出し7が出し入れ可能に配設されている。また、この下部キャビネット2の上部に配置される前記カウンター3は、例えば人工大理石によって形成され、その長手方向の一端側にはシンク8が配設されると共に、長手方向の他端側にはコンロ9が配設されている。
【0016】
また、前記吊り戸棚4は、例えば観音開き式(図3の矢印イ方向)に開く左右一対の扉10を有するキャビネット11と、1つの扉12を有するキャビネット13を連設することによって形成されており、これらの各キャビネット11、13は、左右幅方向の長さや扉の数が異なるものの、基本的に同一構造に構成されている。
【0017】
すなわち、図2に示すように、キャビネット11は、左右の側板11a、11b(側板11aは図1参照)と、天板11c、底板11d、背面板11eを組み付けることにより形成され、その前面に前記一対の扉10が取り付けられると共に、内部の所定高さ位置に棚板14が固定的(もしくは高さ調整可能)に配設されている。そして、上面が棚面として機能する棚板14及び底板11d上には、収納物Wが載置収納されると共に、この収納物Wの上方に位置する天板11c下面と棚板14下面には、反射手段を構成する反射板15が一体的に配設されている。
【0018】
この反射板15は、例えば表面が鏡面の反射シートあるいはステンレス板等の金属板が使用され、これが両面接着テープ、接着剤あるいはネジ固定等の適宜の固着手段16により天板11c下面と棚板14下面に固着されている。また、反射板15は、図3に示すように、その大きさが天板11cや棚板14の大きさより僅かに小さく設定されて、天板11c下面や棚板14下面の略全域に亘って取り付けられている。
【0019】
このように構成されたキャビネット11は、キッチン1のカウンター3上方の壁面23でその床面からの高さが例えばH=1650mm程度の位置に、背面板11eがネジ等で固定されることにより壁面23に取り付けられて吊り戸棚4を形成している。そして、キャビネット11内の反射板15に、棚板14上面や底板11d上面に載置収納された下方の収納物Wが写し出されて、収納物Wが使用者に視認されることになる。
【0020】
つまり、キャビネット11内の収納物Wの上方に位置する天板11c下面と棚板14下面に反射板15を固着することで、扉11を開放した際に、反射板15に下方の収納物Wを写し出すことができ、この写し出された収納物Wの像が、図2の点線で示す使用者の視線Sにより視認されて、使用者がキッチン1の床面上に立ったままの状態でもキャビネット11内の収納物Wを確認できることになる。なお、キャビネット13も同様に、その天板下面と棚板下面(図示せず)に反射板15が固着されており、扉12を開放した際に、棚板上や底板上の収納物が使用者に視認されるようになっている。また、キャビネット11とキャビネット13は別体に限らず、一体形成することも可能である。
【0021】
ところで、以上の例においては、反射手段として反射板15を使用したが、例えば薄い板状のミラーを使用して、このミラーによってキャビネット11内部の収納物Wを一層明瞭に視認できるように構成しても良い。また、以上の例においては、反射板15を天板11c下面や棚板14下面の略全域に取り付けたが、例えば図4の実線で示すように、天板11c下面や棚板14下面の前面寄りの所定領域に設けたり、図4の二点鎖線で示すように、左右の幅方向に複数に分割して設けることで、キャビネット11内の収納物Wを狭い面積の反射板15で効率的に視認できるようにしても良い。
【0022】
さらに、以上の例においては、反射板15を天板11c下面や棚板14下面に一体的に固着することで各板11c、14の下面に平坦状に配設したが、例えば図5に示すように、反射板15を角度付与部材としての断面楔状のパッキン17を介して棚板14下面及び天板11c下面に固着することにより、反射板15を所定角度α傾斜した状態で配設するようにしても良い。この反射板15を傾斜させる場合は、傾斜角度αを所定に設定することで、底板11dや棚板14の奥部に収納された確認し難い収納物Wであっても視認し易くすることができる。
【0023】
このように、上記実施形態の吊り戸棚4においては、収納物Wが載置収納された底板11dと棚板14の上方の棚板14下面と天板11c下面に反射板15が固着されているため、この反射板15に下方の収納物Wを写し出すことができると共に、この反射板15に写し出された収納物Wの像を、扉10を開放した際にキャビネット11より下方に位置する使用者の視線Sで視認することができる。特に、反射板15が棚板14や天板11cの下面の略全域に固着されているため、底板11d上面や棚板14上面に載置されている収納物Wの収納位置に係わらず、反射板15に全ての収納物Wを写し出すことができる。
【0024】
その結果、キッチン1の使用者が床面に立ったままの状態で、吊り戸棚4の扉10を開放し視線Sを上方に向けるだけでキャビネット11内の収納物Wが何であるかを確認でき、従来のように、収納物Wの確認のために踏み台を準備したりその上に乗る必要もなくなり、キャビネット11内の収納物Wの確認を極めて容易に行うことができて、キッチン1のカウンター3上方に配置される吊り戸棚4の使い勝手の向上を図ることが可能になる。
【0025】
また、反射板15を棚板14下面や天板11c下面に固着手段16により一体的に固着することで、この反射板15に収納物Wを確実に写し出すことができるため、反射板15の取付構造の簡略化が図れる等、簡易な構成で収納物Wの確認を簡単に行うことができると共に、既存のキャビネット11等にも簡単に適用できて、不便を感じていた吊り戸棚4の使い勝手を安価な構成によって簡単に向上させることが可能になる。
【0026】
さらに、反射手段として反射シートや金属板等の反射板15を使用すれば、反射板15の天板11c下面や棚板14下面への取付作業が容易に行なえると共に、反射板15自体のコストアップを抑えることができて、一層安価な吊り戸棚4を得ることができる。また、反射板15としてミラーを使用すれば、キャッビット11の奥に収納されている収納物Wであっても、明瞭に写し出すことができて、収納物Wの確認をより一層容易に行うことができる。また、反射板15を傾斜状態で設けるようにすれば、反射板15下方の収納物Wを反射板15に確実に写し出すことができて、収納物Wの確認をより一層容易かつ的確に行うことができる。
【0027】
図6は、前記吊り戸棚4の他の実施形態を示す斜視図である。この実施形態の吊り戸棚4の特徴は、上記実施形態の反射板15が収納物W上方の棚板14下面や天板11c下面に配設されるのに対し、反射板15をキャビネット19の扉18の内面に配設した点にある。すなわち、ヒンジ20によって観音開き式に開放する左右一対の扉18の内面に、所定の大きさの反射板15をそれぞれ固着し、この反射板15にキャビネット19内の棚面として機能する底板19d上に載置収納される収納物Wを写し出す。
【0028】
そして、この反射板15に写し出された収納物の像が、図2と同様に、側板19a、19b、天板19c、底板19d、背面板19e等からなるキャビネット19の、下方からの使用者の視線Sによって視認することで内部の収納物Wが確認される。この実施形態によれば、使用者の視線Sの位置に応じて各扉18の開放角度を所定に設定することで、反射板15に写し出される収納物Wの像を確認できることから、例えば扉18の開放角度を適宜に調整しつつ、すなわち、扉18の開放角度によって内部の状況を確認しつつ各収納物Wの状態を確認できることになり、収納物Wの確認が一層簡単となって、吊り戸棚4の使い勝手を一層向上させること等が可能になる。
【0029】
なお、本発明における棚構造は、以上の各実施形態に示す吊り戸棚4に限定されず、次のような変形例を包含するものである。すなわち、図6の二点鎖線で示すように、反射板15をキャビネット19の側板19a、19b内面に配設して、この反射板15に収納物Wを写し出す構成としたり、あるいは、図6の二点鎖線で示すように、反射板15の代わりに、外形形状が円形で表面が凸状(もしくは凹状)の円形のミラー21を、キャビネット19の側板19bと天板19cのコーナ部に固定的もしくは角度調整可能に配設し、このミラー21の指向方向を適宜に設定することで、ミラー21にキャビネット19内部の収納物Wを写し出す構成とすることもできる。
【0030】
また、例えば図2の二点鎖線で示すように、天板11cの前端側(もしくは後端側)あるいは左右の側板11a、11bの上部等に蛍光灯や電球等の適宜の照明装置22を取り付け、この照明装置22の照明光でキャビネット11の奥の方を照らすことにより、キャビネット11内部を明るくした状態で、収納物Wを反射板15に写し出すこともできる。この場合は、キャビネット11内部が所定の明るさに設定されることから、収納物Wの確認がより一層確実に行なえることになり、この時、照明装置22は例えば扉10の開閉動作に連動し、開放した際に自動的に点灯するように構成されることが好ましい。
【0031】
さらに、本発明は、図1に示すキッチン1の吊り戸棚4以外に、例えば図7〜図10に示すキャビネットに適用することができる。すなわち、図7は、キッチンとリビングとの仕切りとして使用されるハッチ24への適用であり、下部に収納棚26を有し側部にワーキングハッチ27を有するカップボート25の上部に、左右一対の扉28を有するキャビネット29が配置され、このキャビネット29の図示しない棚板や天板に前記反射手段が配設される。
【0032】
また、図8は、洗面室ユニット30への適用であり、洗面室の洗面台31と洗濯機32が設置される壁面上部に形成される空間に扉33を有するキャビネット34が配置され、このキャビネット34内の適宜部位に反射手段が配設される。さらに、図9は、洗面化粧台35への適用であり、洗面化粧台35のミラー36上部に扉37を有するキャビネット38が一体的に組み込み配置され、このキャビネット38内の所定部位に反射手段が配設される。また、図10は、玄関収納39への適用であり、玄関に配置される下部収納キャビネット40の上面カウンター41の上方に扉42を有するキャビネット43が配置され、このキャビネット43内の所定部位に反射手段が配設される。
【0033】
このように本発明を一般家庭内の水廻り空間や玄関等で比較的高い位置に配置される前述した各種キャビネットに適用することにより、各キャビネットのバリエーションに容易に対応しつつ最適状態で組み込み、各商品の付加価値の向上とその使い勝手の一層の向上を図ることが可能になる。
【0034】
なお、本発明は、これらの各種キャビネット以外にも、例えばキッチンのシステムストッカーの上部収納棚、あるいは一般家庭以外の工場等の収納棚や収納庫等にも適用することができる。また、本発明は、観音開き式の扉に限らず、上下方向へ回動する扉等、扉の開き方向は限定されず、さらには扉を有するキャビネットに限らず、例えば壁面に単に棚板を固定した場合の棚にも適用でき、この場合は、前記天板の代わりに天井を利用して反射手段を配設したり、前述したミラー等を壁面や天井に配設する構造が好ましい。
【0035】
さらに、本発明における棚の棚板数は、図1に示す1枚あるいは図6に示す棚板がない場合に限らず、棚板数を適宜に増加することもでき、この場合、反射手段は全ての棚板に配設する必要はなく、少なくとも最上部の棚板に対応した天板等に配設する構造とすることもできる。また、本発明は、上記した各例のそれぞれに限定されるものでもなく、各例の一部もしくは全部を適宜に組み合わせる構造とすることも勿論可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、棚面として機能する板体の上方に、該板体上に載置収納される収納物を写し出してその像を使用者に視認させ得る反射手段が配設されるため、使用者の目線より高い位置に収納される収納物であっても、踏み台等を使用することなく反射手段に写し出された像で収納物の確認が極めて容易に行なえ、棚の使い勝手の向上を図ることができる。
【0037】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、反射手段が棚を構成する板体上方の天板下面もしくは他の板体下面に一体的に配設されるため、反射手段でその下方の収納物を確実に写し出すことができて、収納物の確認を一層容易に行なうことができる。
【0038】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、反射手段が棚を構成する開閉可能な扉の内面に配設されるため、扉の開放角度によって内部の収納物を確実に写し出すことができて、収納物の確認をより一層容易に行なうことができる。
【0039】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2または3に記載の発明の効果に加え、反射手段が天板下面、棚板下面もしくは扉内面に傾斜状態で配設されるため、棚板上等に収納された収納物を傾斜状態の反射手段で一層確実に写し出すことができて、収納物の確認をより一層容易に行なうことができる。
【0040】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、反射手段がミラーもしくは反射板で形成されるため、ミラーを使用することで収納物を明瞭に写し出すことができ、金属板や反射シート等の反射板を使用することで反射手段を天板下面等に簡単に取り付けできる等、反射手段の構成の簡略化が図れて安価に形成することができる。
【0041】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、棚が箱状のキャビネットで構成されるため、普段使用しない収納物をキャビネット内に確実に収納することができると共に、箱状の棚を壁面に良好な状態で配置できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる棚構造をキッチンに適用した場合の一実施形態を示す斜視図
【図2】同その要部の断面図
【図3】同図2のA−A線矢視図
【図4】同その変形例を示す図3と同様の矢視図
【図5】同他の変形例を示す断面図
【図6】同キッチンの他の実施形態を示す斜視図
【図7】本発明の棚構造をハッチに適用した場合の斜視図
【図8】本発明の棚構造を洗面室に適用した場合の斜視図
【図9】本発明の棚構造を洗面台に適用した場合の斜視図
【図10】本発明の棚構造を玄関収納に適用した場合の斜視図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・キッチン
2・・・・・・・・・下部キャビネット
3・・・・・・・・・カウンター
4・・・・・・・・・吊り戸棚
10・・・・・・・・扉
11・・・・・・・・キャビネット
11c・・・・・・・天板
11d・・・・・・・底板
12・・・・・・・・扉
13・・・・・・・・キャビネット
14・・・・・・・・棚板
15・・・・・・・・反射板
16・・・・・・・・固着手段
17・・・・・・・・パッキン
18・・・・・・・・扉
19・・・・・・・・キャビネット
21・・・・・・・・ミラー
22・・・・・・・・照明装置
23・・・・・・・・壁面
24・・・・・・・・ハッチ
29・・・・・・・・キャビネット
30・・・・・・・・洗面室ユニット
34・・・・・・・・キャビネット
35・・・・・・・・洗面化粧台
38・・・・・・・・キャビネット
39・・・・・・・・玄関収納
43・・・・・・・・キャビネット
W・・・・・・・・・収納物
S・・・・・・・・・視線

Claims (6)

  1. 棚面として機能する板体を備えた棚を使用者の目線より上方に配置する棚構造であって、
    前記板体の上方に、該板体上に収納される収納物を写し出してその像を使用者に視認させ得る反射手段を配設したことを特徴とする棚構造。
  2. 前記反射手段は、棚を構成する前記板体上方の天板下面もしくは他の板体下面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の棚構造。
  3. 前記反射手段は、棚を構成する開閉可能な扉の内面に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の棚構造。
  4. 前記反射手段は、前記天板下面、板体下面もしくは扉内面に傾斜状態で配設されていることを特徴とする請求項2または3に記載の棚構造。
  5. 前記反射手段は、ミラーもしくは反射板で形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の棚構造。
  6. 前記棚は、少なくとも左右の側板、天板、底板、背面板及び扉を有する箱状のキャビネットで構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の棚構造。
JP2003142348A 2003-05-20 2003-05-20 棚構造 Pending JP2004344248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003142348A JP2004344248A (ja) 2003-05-20 2003-05-20 棚構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003142348A JP2004344248A (ja) 2003-05-20 2003-05-20 棚構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004344248A true JP2004344248A (ja) 2004-12-09

Family

ID=33530467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003142348A Pending JP2004344248A (ja) 2003-05-20 2003-05-20 棚構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004344248A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193327A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Yukinori Tsuda 収納物確認装置及びロッカー装置
JP2014054332A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp ウォールキャビネット
KR102350676B1 (ko) * 2021-06-14 2022-01-14 주식회사 크라텍 미러필름이 장착된 주방가구
CN116420998A (zh) * 2023-04-28 2023-07-14 上海牧笛室内设计工程有限公司 一种水吧台

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193327A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Yukinori Tsuda 収納物確認装置及びロッカー装置
JP2014054332A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Panasonic Corp ウォールキャビネット
KR102350676B1 (ko) * 2021-06-14 2022-01-14 주식회사 크라텍 미러필름이 장착된 주방가구
CN116420998A (zh) * 2023-04-28 2023-07-14 上海牧笛室内设计工程有限公司 一种水吧台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004344248A (ja) 棚構造
US2723894A (en) Kitchen sink cabinet
KR20140003981U (ko) 가구용 팝업 거울
KR200345831Y1 (ko) 조명기구가 내장된 선반
JP4316111B2 (ja) キッチン構造
JPH06253990A (ja) 収納棚
JP7635658B2 (ja) 構造体
JP2003210264A (ja) 採光手段が施されている吊り戸棚
GB2474288A (en) Storage furniture with a transparent ceiling and concealed mirror
KR200331278Y1 (ko) 다용도 주방용 수납장
KR0120138Y1 (ko) 일상용품 수납장
FIU20240097U1 (fi) Tilakriittinen kalusteovi
JPH0734602Y2 (ja) 家 具
JPS5830907Y2 (ja) 設備ユニツト
JP4090457B2 (ja) 照明付き収納部材
JPH10165244A (ja) キッチンユニット
KR200295141Y1 (ko) 독서실 책상
JPS583575Y2 (ja) 天袋
JPS6034232Y2 (ja) 化粧キヤビネツト
RU12586U1 (ru) Дверь с дополнительным полезным объемом
JPH0625149Y2 (ja) 照明具付きキャビネット
JPH0545247Y2 (ja)
JPH04256707A (ja) 収納具
JPH0919331A (ja) 収納家具と収納家具を設置した建物
KR200400639Y1 (ko) 투영 가능한 그림이 구비된 가구용 도어

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002