JP2004306057A - レーザ溶接装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶接品質を維持しつつ、溶接作業全体に要する時間を低減させることができるレーザ溶接装置を提供する。
【解決手段】レーザ光16を車体パネル15に断続的に照射するレーザ光照射装置13と、該レーザ光照射装置13を保持して溶接方向に移動させるハンドリングロボット及び支持プレート12と、支持プレート12に取り付けられて、レーザ光照射装置13を相対移動させるリンク装置14とを備え、支持プレート12に配設されて回転駆動する回転軸20と、該回転軸20に回動自在に軸支されて回転軸20からの回転駆動力を前記レーザ光照射装置13に直線運動に変換して伝達するロッド部材18とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】レーザ光16を車体パネル15に断続的に照射するレーザ光照射装置13と、該レーザ光照射装置13を保持して溶接方向に移動させるハンドリングロボット及び支持プレート12と、支持プレート12に取り付けられて、レーザ光照射装置13を相対移動させるリンク装置14とを備え、支持プレート12に配設されて回転駆動する回転軸20と、該回転軸20に回動自在に軸支されて回転軸20からの回転駆動力を前記レーザ光照射装置13に直線運動に変換して伝達するロッド部材18とからなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ溶接装置に関し、更に詳しくは、被溶接体に対して所定間隔を隔てて断続的に溶接するスティッチ溶接に用いるレーザ溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体パネルを溶接する際に、所定のピッチを隔てて断続的に溶接ビードを形成するレーザ光によるスティッチ溶接が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このスティッチ溶接においては、溶接速度が所定値を超えると溶接不良が発生するため、溶接中におけるレーザ光照射装置の送り速度は一定値以下に抑制されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−288756公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のスティッチ溶接に用いられるレーザ溶接装置においては、レーザ光を照射していない非溶接時における送り速度を大きくすると、レーザ光照射装置を移動させる移動装置に短時間のうちに大きな加減速を与えることになり、移動装置にかかる荷重負荷が大きくなっていた。このため、溶接作業時間が全体として長くなるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、溶接品質を維持しつつ、溶接作業全体に要する時間を低減させることができるレーザ溶接装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、レーザ光を被溶接体に対して断続的に照射し、スティッチ溶接を行うレーザ光照射手段と、該レーザ光照射手段を保持して溶接方向側に移動させる第1の照射装置移動手段と、該第1の照射装置移動手段に配設され、前記レーザ光照射手段を第1の照射装置移動手段に対して相対的に移動させる第2の照射装置移動手段とを備え、前記レーザ光照射手段を移動させながらレーザ光を被溶接体に照射させることによって、被溶接体にレーザ光によるスティッチ溶接を行うレーザ溶接装置であって、前記第2の照射装置移動手段を、レーザ溶接中は溶接方向と反対側にレーザ光照射手段を相対的に移動させる一方、レーザ溶接を行っていないときは溶接方向側にレーザ光照射手段を相対的に移動させるように構成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係るレーザ溶接装置によれば、前記第2の照射装置移動手段を、前記レーザ光照射手段からレーザ光を照射している間は溶接方向と反対側にレーザ光照射手段を相対移動させる一方、レーザ光を照射していない間は溶接方向側にレーザ光照射手段を相対移動させるようにしたため、溶接全体に要する作業時間を短縮することができる。即ち、レーザ溶接を行っているときは、前記第2の照射装置移動手段でレーザ光照射装置を溶接方向の反対側に相対的に移動させることによって、溶接速度を小さくすることができるため、安定した溶接品質を確保することができる。一方、レーザ溶接を行っていない、いわゆる空走時にはレーザ光照射手段を速い速度で移動させて、次のスティッチ溶接位置まで速く到達させることができるため、溶接作業全体としての作業時間は短くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0009】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるレーザ溶接装置10を示す斜視図である。このレーザ溶接装置10は、その先端部にハンド部11を有する図外のハンドリングロボットと、このハンド部11に固定された支持プレート12と、該支持プレート12に配設され、レーザ光照射装置13をスライド移動させるリンク装置14と、支持プレート12に取り付けられ、被溶接体である車体パネル15に対してレーザ光16を断続的に照射するレーザ光照射手段であるレーザ光照射装置13とを備えている。
【0010】
第1の照射装置移動手段である、前記ハンドリングロボットと支持プレート12とは、ともに一体になって溶接方向に向けてレーザ光照射装置13を移動させるように構成されている。即ち、ハンドリングロボットの先端部に設けられたハンド部11には、支持プレート12が固定されており、ハンド部11と共に支持プレート12が溶接方向に移動する。
【0011】
また、第2の照射装置移動手段であるリンク装置14は、支持プレート12の溶接方向側の端部に設けられた回転部材17と、該回転部材17に回動自在に軸支されたロッド部材18とからなる。さらに、回転部材17は、支持プレート12に取り付けられた駆動部19及び該駆動部19からの駆動力によって回転する回転軸20から構成されている。この回転軸20は円筒状に形成されており、図2に示すようにロッド部材18の一端側は回転軸20の側面に取り付けられており、他端側はレーザ光照射装置13に回動自在に取り付けられている。
【0012】
ここで、前記回転軸20は、図3に示すようにロッド部材18との連結部21の位置によって、回転速度を変更するように構成されている。具体的には、前記連結部21が回転軸20の上半分(一点鎖線Lよりも上側)に位置しているときは、大きい角速度ω1で回転し、下半分(一点鎖線Lよりも下側)に位置しているときは小さな角速度ω2で回転する。さらに、回転軸20の下半分のうち、領域Aの範囲においてレーザ光照射装置13からレーザ光16を照射するように設定されている。
【0013】
また、図1,2に示すように、支持プレート12には上下に間隔を隔てて2本のスライド溝22,23が形成されている。これらのスライド溝22,23は、断面略矩形状の凹部に形成されており、レーザ光照射装置13の裏面側に固定された図外の支持部が嵌合されている。よって、前記回転軸20が回転してロッド部材18から荷重が入力されると、レーザ光照射装置13はスライド溝22,23上を左右方向に摺動するように構成されている。さらに、レーザ光照射装置13の上面には、レーザ光16の導体である光ファイバ24が接続されており、図外のレーザ光発振装置で発生及び増幅されたレーザ光16が送給される。
【0014】
なお、被溶接体は、自動車の車体パネル15であり、上側に配置されたインナーパネル25と下側に配置されたアウターパネル26とを互いに当接させ、この状態で、両パネル25,26に向けてレーザ光照射装置13からレーザ光16を照射することによって、スティッチ溶接によるレーザ溶接を行う。
【0015】
図4は、前記回転軸20の回転位置とレーザ光照射装置13の移動速度との関係を示すグラフである。このグラフにおいて、横軸は回転軸20の回転時間を示し、縦軸はレーザ光照射装置13の溶接方向への移動速度を示している。なお、この移動速度は、前記ハンドリングロボットによる移動速度とリンク装置14による移動速度とを合わせた合計速度を示している。
【0016】
まず、連結部21が回転軸20の左端であるP0(図3参照)に位置しているときは、図4に示すように、レーザ光照射装置13の移動速度は最も小さく、ハンドリングロボットによる移動速度のみなる。次いで、連結部21が最も高い位置P1にあるときは移動速度が最も大きくなり、連結部21が回転軸20の右端であるP2位置にあるときは前記P0位置と同様にレーザ光照射装置13の移動速度は最も小さくなる。そして、レーザ光16を照射する範囲は、図4のR領域であり、溶接可能速度の上限ラインWよりも下側に位置している。ここで、図3におけるレーザ光照射領域であるA領域は図4のR領域に対応しており、このR領域は図3のP3〜P4に至る範囲である。
【0017】
このように、本実施形態のレーザ溶接装置10によれば、レーザ光照射装置13からレーザ光16を照射していない間(図4におけるP0からP3まで及びP4からP0までの間)のレーザ光照射装置13の移動速度は、レーザ光16を照射している間(図4のP3からP4までの間)の移動速度よりも大きくなるように設定されている。これにより、レーザ光16を照射していない、いわゆる空走部分では速く移動させ、レーザ光16を照射する部分では遅く移動させることができるため、一定の溶接品質の溶接部58(図1参照)が得られ、かつ溶接作業時間を全体として短縮することができる。
【0018】
[第2の実施形態]
図5から図7は、第2の実施形態によるレーザ溶接装置30を示している。本実施形態によるレーザ溶接装置30は、第1の照射装置移動手段である、図外のハンドリングロボットのハンド部及び該ハンド部に固定された支持ブラケット31と、該支持ブラケット31に固定されたハウジング32とを備えている。このハウジング32の内部には、導体である光ファイバ33と、該光ファイバ33から送給されたレーザ光34を被溶接体である車体パネル35に照射するレーザ光照射装置36と、該レーザ光照射装置36を溶接方向に対して前進及び後退方向に移動させる、第2の照射装置移動手段としてのボールねじ装置37とが収容されている。
【0019】
光ファイバ33は、一端が図示しないレーザ光発振器に接続され、他端がハウジング32の上面からハウジング32内部に突出して設けられている。前記レーザ光発振器から発振されたレーザ光34がこの光ファイバ33内を通り、該光ファイバ33の端部33aから出射される。
【0020】
レーザ光照射装置36は、光ファイバ33から出射されたレーザ光34を平行光にするコリメーションレンズ38と、該コリメーションレンズ38からの平行光を反射して横方向に送る第1の反射ミラー39と、該第1の反射ミラー39から送られたレーザ光34を下方に反射させる第2の反射ミラー40と、該第2の反射ミラー40からのレーザ光34を集光するフォーカシングレンズ41とから構成されている。これらのコリメーションレンズ38、第1の反射ミラー39、第2の反射ミラー40、及びフォーカシングレンズ41は回転テーブル42上に固定されている。また、前記第2の反射ミラー40とフォーカシングレンズ41は、取付ブラケット43に固定されており、前記第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40は、ともに約45°の傾斜角をもって配設されている。
【0021】
そして、ボールねじ装置37は、第2の反射ミラー40とフォーカシングレンズ41が取り付けられた取付ブラケット43を回転テーブル42に対して横方向に移動させるものである。
【0022】
図6に示すように、平板状に形成された支持板44の上部には円形の穴45が形成されており、この穴45に円形のナット部材46が多数の小球52を介して回動自在に設けられている。ナット部材46には円筒状の突設部47が突き出ており、該突設部47の外周面にはギヤ部48が形成されている。また、この突設部47の下方には、ギヤ部48に螺合するギヤ部材49が回動自在に軸支されており、略コ字状に屈曲したブラケット50に取り付けられた駆動モータ51によって前記ギヤ部材49が駆動回転するように構成されている。さらに、前記ナット部材46の中央部にはメネジが形成された軸穴53が設けられており、この軸穴53にスクリューシャフト部材54が螺合して収容されている。
【0023】
前記構成を有するボールねじ装置37によれば、駆動モータ51を作動させてギヤ部材49を回転させることによって、ナット部材46が回転し、併せてこのナット部材46に螺合したスクリューシャフト部材54が前進又は後退移動する。なお、図5に示すように、支持板44には上部及び下部に横方向に延びる支持ロッド55,55が固定されており、これらの支持ロッド55,55は取付ブラケット43の挿通穴に挿入され、前記取付ブラケット43の前進又は後退移動をスムーズかつ確実にすることができる。
【0024】
そして、回転テーブル42の下面には駆動モータ57が配設されており、該駆動モータ57を作動させることによって、図7に示すように前記第1の反射ミラー39を回転させることができる。さらに、回転テーブル42は、図外の駆動装置を用いて、同図に示すように第1の反射ミラー39を中心に回転させることができる。
【0025】
前記構成を有する第2の実施形態によるレーザ光照射装置30を用いて、被溶接体である車体パネル35を溶接する手順について説明する。
【0026】
まず、直線状の溶接方向の場合は、ロボットのハンド部を直線状に移動させ、この状態でハウジング32内に収容されたレーザ光照射装置36を前記ボールねじ装置37を用いて溶接方向と反対側に移動させながら、前記レーザ光照射装置36から車体パネル35に対してレーザ光34を照射する。次いで、第1回目のスティッチ溶接が終了したら、レーザ光照射装置36からのレーザ光34の照射を止めて、ボールねじ装置37を作動させてレーザ光照射装置36を初期位置に戻す。さらに、2回目のスティッチ溶接を始める際に、レーザ光照射装置36を前記ボールねじ装置37を用いて溶接方向と反対側に移動させながら、前記レーザ光照射装置36から車体パネル35に対してレーザ光34を照射する。このような動作を繰り返すことによって、複数のスティッチ溶接部を形成する。
【0027】
なお、図8に示す車体パネル35のコーナ部のように、湾曲した部位にスティッチ溶接を施す場合は、前述した回転テーブル42を作動させる。
【0028】
即ち、ハンドリングロボットのハンド部を直線状に移動させながら回転テーブル42を回転させると共にレーザ光照射装置36を溶接方向に対して後退させることによって、湾曲した曲線状のスティッチ溶接も確実に行うことができる。
【0029】
以上述べたように、本発明のレーザ溶接装置は、第1及び第2の実施形態に例をとって説明したが、これらの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるレーザ溶接装置を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のリンク装置の拡大図である。
【図4】第1実施形態のレーザ溶接装置における、レーザ光照射装置の移動速度とリンク装置の回転時間との相関を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施形態によるレーザ溶接装置を示す側面図である。
【図6】図5のボールねじ装置を示す斜視図である。
【図7】第2実施形態によるレーザ溶接装置の回転テーブルを示す平面図である。
【図8】第2実施形態における被溶接体である車体パネルのコーナ部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,30…レーザ溶接装置
11…ハンド部(第1の照射装置移動手段)
12…支持プレート(第1の照射装置移動手段)
13,36…レーザ光照射装置(レーザ光照射手段)
14…リンク装置(第2の照射装置移動手段)
15,35…車体パネル(被溶接体)
16,34…レーザ光
17…回転部材
37…ボールねじ装置(第2の照射装置移動手段)
46…ナット部材
54…スクリューシャフト部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ溶接装置に関し、更に詳しくは、被溶接体に対して所定間隔を隔てて断続的に溶接するスティッチ溶接に用いるレーザ溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体パネルを溶接する際に、所定のピッチを隔てて断続的に溶接ビードを形成するレーザ光によるスティッチ溶接が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このスティッチ溶接においては、溶接速度が所定値を超えると溶接不良が発生するため、溶接中におけるレーザ光照射装置の送り速度は一定値以下に抑制されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−288756公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のスティッチ溶接に用いられるレーザ溶接装置においては、レーザ光を照射していない非溶接時における送り速度を大きくすると、レーザ光照射装置を移動させる移動装置に短時間のうちに大きな加減速を与えることになり、移動装置にかかる荷重負荷が大きくなっていた。このため、溶接作業時間が全体として長くなるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、溶接品質を維持しつつ、溶接作業全体に要する時間を低減させることができるレーザ溶接装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、レーザ光を被溶接体に対して断続的に照射し、スティッチ溶接を行うレーザ光照射手段と、該レーザ光照射手段を保持して溶接方向側に移動させる第1の照射装置移動手段と、該第1の照射装置移動手段に配設され、前記レーザ光照射手段を第1の照射装置移動手段に対して相対的に移動させる第2の照射装置移動手段とを備え、前記レーザ光照射手段を移動させながらレーザ光を被溶接体に照射させることによって、被溶接体にレーザ光によるスティッチ溶接を行うレーザ溶接装置であって、前記第2の照射装置移動手段を、レーザ溶接中は溶接方向と反対側にレーザ光照射手段を相対的に移動させる一方、レーザ溶接を行っていないときは溶接方向側にレーザ光照射手段を相対的に移動させるように構成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係るレーザ溶接装置によれば、前記第2の照射装置移動手段を、前記レーザ光照射手段からレーザ光を照射している間は溶接方向と反対側にレーザ光照射手段を相対移動させる一方、レーザ光を照射していない間は溶接方向側にレーザ光照射手段を相対移動させるようにしたため、溶接全体に要する作業時間を短縮することができる。即ち、レーザ溶接を行っているときは、前記第2の照射装置移動手段でレーザ光照射装置を溶接方向の反対側に相対的に移動させることによって、溶接速度を小さくすることができるため、安定した溶接品質を確保することができる。一方、レーザ溶接を行っていない、いわゆる空走時にはレーザ光照射手段を速い速度で移動させて、次のスティッチ溶接位置まで速く到達させることができるため、溶接作業全体としての作業時間は短くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0009】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるレーザ溶接装置10を示す斜視図である。このレーザ溶接装置10は、その先端部にハンド部11を有する図外のハンドリングロボットと、このハンド部11に固定された支持プレート12と、該支持プレート12に配設され、レーザ光照射装置13をスライド移動させるリンク装置14と、支持プレート12に取り付けられ、被溶接体である車体パネル15に対してレーザ光16を断続的に照射するレーザ光照射手段であるレーザ光照射装置13とを備えている。
【0010】
第1の照射装置移動手段である、前記ハンドリングロボットと支持プレート12とは、ともに一体になって溶接方向に向けてレーザ光照射装置13を移動させるように構成されている。即ち、ハンドリングロボットの先端部に設けられたハンド部11には、支持プレート12が固定されており、ハンド部11と共に支持プレート12が溶接方向に移動する。
【0011】
また、第2の照射装置移動手段であるリンク装置14は、支持プレート12の溶接方向側の端部に設けられた回転部材17と、該回転部材17に回動自在に軸支されたロッド部材18とからなる。さらに、回転部材17は、支持プレート12に取り付けられた駆動部19及び該駆動部19からの駆動力によって回転する回転軸20から構成されている。この回転軸20は円筒状に形成されており、図2に示すようにロッド部材18の一端側は回転軸20の側面に取り付けられており、他端側はレーザ光照射装置13に回動自在に取り付けられている。
【0012】
ここで、前記回転軸20は、図3に示すようにロッド部材18との連結部21の位置によって、回転速度を変更するように構成されている。具体的には、前記連結部21が回転軸20の上半分(一点鎖線Lよりも上側)に位置しているときは、大きい角速度ω1で回転し、下半分(一点鎖線Lよりも下側)に位置しているときは小さな角速度ω2で回転する。さらに、回転軸20の下半分のうち、領域Aの範囲においてレーザ光照射装置13からレーザ光16を照射するように設定されている。
【0013】
また、図1,2に示すように、支持プレート12には上下に間隔を隔てて2本のスライド溝22,23が形成されている。これらのスライド溝22,23は、断面略矩形状の凹部に形成されており、レーザ光照射装置13の裏面側に固定された図外の支持部が嵌合されている。よって、前記回転軸20が回転してロッド部材18から荷重が入力されると、レーザ光照射装置13はスライド溝22,23上を左右方向に摺動するように構成されている。さらに、レーザ光照射装置13の上面には、レーザ光16の導体である光ファイバ24が接続されており、図外のレーザ光発振装置で発生及び増幅されたレーザ光16が送給される。
【0014】
なお、被溶接体は、自動車の車体パネル15であり、上側に配置されたインナーパネル25と下側に配置されたアウターパネル26とを互いに当接させ、この状態で、両パネル25,26に向けてレーザ光照射装置13からレーザ光16を照射することによって、スティッチ溶接によるレーザ溶接を行う。
【0015】
図4は、前記回転軸20の回転位置とレーザ光照射装置13の移動速度との関係を示すグラフである。このグラフにおいて、横軸は回転軸20の回転時間を示し、縦軸はレーザ光照射装置13の溶接方向への移動速度を示している。なお、この移動速度は、前記ハンドリングロボットによる移動速度とリンク装置14による移動速度とを合わせた合計速度を示している。
【0016】
まず、連結部21が回転軸20の左端であるP0(図3参照)に位置しているときは、図4に示すように、レーザ光照射装置13の移動速度は最も小さく、ハンドリングロボットによる移動速度のみなる。次いで、連結部21が最も高い位置P1にあるときは移動速度が最も大きくなり、連結部21が回転軸20の右端であるP2位置にあるときは前記P0位置と同様にレーザ光照射装置13の移動速度は最も小さくなる。そして、レーザ光16を照射する範囲は、図4のR領域であり、溶接可能速度の上限ラインWよりも下側に位置している。ここで、図3におけるレーザ光照射領域であるA領域は図4のR領域に対応しており、このR領域は図3のP3〜P4に至る範囲である。
【0017】
このように、本実施形態のレーザ溶接装置10によれば、レーザ光照射装置13からレーザ光16を照射していない間(図4におけるP0からP3まで及びP4からP0までの間)のレーザ光照射装置13の移動速度は、レーザ光16を照射している間(図4のP3からP4までの間)の移動速度よりも大きくなるように設定されている。これにより、レーザ光16を照射していない、いわゆる空走部分では速く移動させ、レーザ光16を照射する部分では遅く移動させることができるため、一定の溶接品質の溶接部58(図1参照)が得られ、かつ溶接作業時間を全体として短縮することができる。
【0018】
[第2の実施形態]
図5から図7は、第2の実施形態によるレーザ溶接装置30を示している。本実施形態によるレーザ溶接装置30は、第1の照射装置移動手段である、図外のハンドリングロボットのハンド部及び該ハンド部に固定された支持ブラケット31と、該支持ブラケット31に固定されたハウジング32とを備えている。このハウジング32の内部には、導体である光ファイバ33と、該光ファイバ33から送給されたレーザ光34を被溶接体である車体パネル35に照射するレーザ光照射装置36と、該レーザ光照射装置36を溶接方向に対して前進及び後退方向に移動させる、第2の照射装置移動手段としてのボールねじ装置37とが収容されている。
【0019】
光ファイバ33は、一端が図示しないレーザ光発振器に接続され、他端がハウジング32の上面からハウジング32内部に突出して設けられている。前記レーザ光発振器から発振されたレーザ光34がこの光ファイバ33内を通り、該光ファイバ33の端部33aから出射される。
【0020】
レーザ光照射装置36は、光ファイバ33から出射されたレーザ光34を平行光にするコリメーションレンズ38と、該コリメーションレンズ38からの平行光を反射して横方向に送る第1の反射ミラー39と、該第1の反射ミラー39から送られたレーザ光34を下方に反射させる第2の反射ミラー40と、該第2の反射ミラー40からのレーザ光34を集光するフォーカシングレンズ41とから構成されている。これらのコリメーションレンズ38、第1の反射ミラー39、第2の反射ミラー40、及びフォーカシングレンズ41は回転テーブル42上に固定されている。また、前記第2の反射ミラー40とフォーカシングレンズ41は、取付ブラケット43に固定されており、前記第1の反射ミラー39と第2の反射ミラー40は、ともに約45°の傾斜角をもって配設されている。
【0021】
そして、ボールねじ装置37は、第2の反射ミラー40とフォーカシングレンズ41が取り付けられた取付ブラケット43を回転テーブル42に対して横方向に移動させるものである。
【0022】
図6に示すように、平板状に形成された支持板44の上部には円形の穴45が形成されており、この穴45に円形のナット部材46が多数の小球52を介して回動自在に設けられている。ナット部材46には円筒状の突設部47が突き出ており、該突設部47の外周面にはギヤ部48が形成されている。また、この突設部47の下方には、ギヤ部48に螺合するギヤ部材49が回動自在に軸支されており、略コ字状に屈曲したブラケット50に取り付けられた駆動モータ51によって前記ギヤ部材49が駆動回転するように構成されている。さらに、前記ナット部材46の中央部にはメネジが形成された軸穴53が設けられており、この軸穴53にスクリューシャフト部材54が螺合して収容されている。
【0023】
前記構成を有するボールねじ装置37によれば、駆動モータ51を作動させてギヤ部材49を回転させることによって、ナット部材46が回転し、併せてこのナット部材46に螺合したスクリューシャフト部材54が前進又は後退移動する。なお、図5に示すように、支持板44には上部及び下部に横方向に延びる支持ロッド55,55が固定されており、これらの支持ロッド55,55は取付ブラケット43の挿通穴に挿入され、前記取付ブラケット43の前進又は後退移動をスムーズかつ確実にすることができる。
【0024】
そして、回転テーブル42の下面には駆動モータ57が配設されており、該駆動モータ57を作動させることによって、図7に示すように前記第1の反射ミラー39を回転させることができる。さらに、回転テーブル42は、図外の駆動装置を用いて、同図に示すように第1の反射ミラー39を中心に回転させることができる。
【0025】
前記構成を有する第2の実施形態によるレーザ光照射装置30を用いて、被溶接体である車体パネル35を溶接する手順について説明する。
【0026】
まず、直線状の溶接方向の場合は、ロボットのハンド部を直線状に移動させ、この状態でハウジング32内に収容されたレーザ光照射装置36を前記ボールねじ装置37を用いて溶接方向と反対側に移動させながら、前記レーザ光照射装置36から車体パネル35に対してレーザ光34を照射する。次いで、第1回目のスティッチ溶接が終了したら、レーザ光照射装置36からのレーザ光34の照射を止めて、ボールねじ装置37を作動させてレーザ光照射装置36を初期位置に戻す。さらに、2回目のスティッチ溶接を始める際に、レーザ光照射装置36を前記ボールねじ装置37を用いて溶接方向と反対側に移動させながら、前記レーザ光照射装置36から車体パネル35に対してレーザ光34を照射する。このような動作を繰り返すことによって、複数のスティッチ溶接部を形成する。
【0027】
なお、図8に示す車体パネル35のコーナ部のように、湾曲した部位にスティッチ溶接を施す場合は、前述した回転テーブル42を作動させる。
【0028】
即ち、ハンドリングロボットのハンド部を直線状に移動させながら回転テーブル42を回転させると共にレーザ光照射装置36を溶接方向に対して後退させることによって、湾曲した曲線状のスティッチ溶接も確実に行うことができる。
【0029】
以上述べたように、本発明のレーザ溶接装置は、第1及び第2の実施形態に例をとって説明したが、これらの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるレーザ溶接装置を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のリンク装置の拡大図である。
【図4】第1実施形態のレーザ溶接装置における、レーザ光照射装置の移動速度とリンク装置の回転時間との相関を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施形態によるレーザ溶接装置を示す側面図である。
【図6】図5のボールねじ装置を示す斜視図である。
【図7】第2実施形態によるレーザ溶接装置の回転テーブルを示す平面図である。
【図8】第2実施形態における被溶接体である車体パネルのコーナ部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,30…レーザ溶接装置
11…ハンド部(第1の照射装置移動手段)
12…支持プレート(第1の照射装置移動手段)
13,36…レーザ光照射装置(レーザ光照射手段)
14…リンク装置(第2の照射装置移動手段)
15,35…車体パネル(被溶接体)
16,34…レーザ光
17…回転部材
37…ボールねじ装置(第2の照射装置移動手段)
46…ナット部材
54…スクリューシャフト部材
Claims (4)
- レーザ光を被溶接体に断続的に照射するレーザ光照射手段と、該レーザ光照射手段を保持して溶接方向に移動させる第1の照射装置移動手段と、該第1の照射装置移動手段に取り付けられて、前記レーザ光照射手段を第1の照射装置移動手段に対して相対移動させる第2の照射装置移動手段とを備え、前記レーザ光照射手段を移動させながらレーザ光を照射させることによって、被溶接体にレーザ光によるスティッチ溶接を行うレーザ溶接装置であって、
前記第2の照射装置移動手段を、前記レーザ光照射手段からレーザ光を照射している間は溶接方向と反対側にレーザ光照射手段を相対移動させる一方、レーザ光を照射していない間は溶接方向側にレーザ光照射手段を相対移動させるように構成したことを特徴とするレーザ溶接装置。 - 前記第2の照射装置移動手段によるレーザ光照射手段の溶接方向側への相対移動速度を、溶接方向と反対側の相対移動速度よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接装置。
- 前記第2の照射装置移動手段は、前記第1の照射装置移動手段に配設されて回転駆動する回転部材と、該回転部材に回動自在に軸支されて前記回転部材からの回転駆動力を前記レーザ光照射装置に直線運動に変換して伝達するロッド部材とからなるリンク装置であり、前記レーザ光照射装置をこのロッド部材に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ溶接装置。
- 前記第2の照射装置移動手段は、前記第1の照射装置移動手段に配設されて回転駆動するように構成されたナット部材と、該ナット部材に螺合され、ナット部材の回転によって溶接方向側に前進又は後退するように構成されたスクリューシャフト部材とからなるボールねじ装置であり、前記レーザ光照射装置をこのスクリューシャフト部材に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ溶接装置。
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