JP2004222041A - 画像読取装置および画像読取装置における読取準備方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】白基準板を読みとるシェーディングとAF処理とを実行する際に、前回との差分値をそれぞれ取得し、その値と参照テーブルとから、次回のシェーディングとAF処理までの時間であるタイマー値Tを設定する。差分値が大きいほど、タイマー値Tは小さな値で与えられる。ユーザーからスキャン指示があった場合には、直前のシェーディングとAF処理の結果に基づいて直ちに本スキャンを実行する。これにより、スキャン指示から本スキャンまでの待ち時間が削減され、直近の装置の状態をより反映した原稿の読み取りを行える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿に光を照射し、その反射光から原稿画像を取得する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置は、何らかのランプ(光源)を用いて原稿の被読取面に光を照射する一方、受光素子(光電変換素子)を原稿に対し相対的に走査させて、原稿からの反射光を、ミラー、結像レンズ等により受光素子上に結像させる。そして、受光素子から出力される電気信号に対しA/D変換を行うことで、原稿画像をデジタルデータとして取り込むものである。
【0003】
こうした画像読取装置において読取品質を高めるためには、受光素子の配列方向である主走査方向におけるランプの照度バラツキや、ランプ光量の経時変化を補正する必要がある。この補正は一般に、シェーディング補正と呼ばれる。原稿を読み取るつど、白濃度の基準となる白基準板を読み取り、その読取データを基に受光素子から出力される読取画像の電気信号を補正するのが、シェーディング補正処理の一般的な態様である。
【0004】
画像読取装置におけるシェーディング補正の精度の向上やスループットの向上、さらには画質の安定化を図るための技術は、すでに開示されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−223416号公報
【特許文献2】
特開2000−232558号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
画像読取装置には、読取対象である原稿と、読取画像を結像させる受光素子との距離を、自動的に調整できる、オートフォーカス機構を有する画像読取装置も多数存在する。また、ユーザーが、読取解像度を自由に変更できる画像読取装置も多数存在している。
【0007】
図7は、こうした画像読取装置におけるスキャン(本スキャン)に至るまでの読取準備工程に相当するプレスキャン工程を概説する図である。まず、ユーザーによる読取解像度などのスキャン条件の指定(ステップS101)がなされたうえで、スキャンの実行が指示される(ステップS102)。すると、その解像度に基づくオートフォーカス設定が実行され(ステップS103)、その後にシェーデイング補正が実行される(ステップS104)。実際の原稿を読み取る本スキャンは、その後にようやく行われることになる(ステップS105)。オートフォーカスの設定は、ユーザーが読み取りを指示するたびに実行されるものであり、それゆえ、プレスキャン工程が必須となっている。このことは、画像読取装置のスループットの向上を阻害する要因となっていた。
【0008】
特許文献1においては、シェーディング補正処理時のデータサンプリングについて工夫することにより、シェーディング補正の精度を向上させる技術が開示されているが、上記のようなプレスキャン工程の短縮を目的とする技術については開示されていない。
【0009】
特許文献2においては、ランプの点灯の際の立ち上がり時間を所定時間以内とすることで、読取画像の画質の安定化と、シェーディング補正の精度の向上とを図る技術が開示されているが、上記のようなプレスキャン工程の短縮を目的とする技術についてはやはり開示されていない。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、読み取り品質を劣化させることなく、ユーザーによるスキャン実行要求後、即座に本スキャンを行える画像読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置であって、前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物と、前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理と、前記基準読取処理の結果に基づいて前記複写画像データの色濃度値を補正する補正処理とを行うシェーディング処理手段と、前記基準読取処理をひとたび実行した後、次回に前記基準読取処理を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定手段と、を備え、前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理を行う、ことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置であって、前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物と、前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理と、前記基準読取処理の結果に基づいて前記複写画像データの色濃度値を補正する補正処理とを行うシェーディング処理手段と、前記基準読取処理と連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理を行うオートフォーカス処理手段と、前記基準読取処理と前記オートフォーカス処理との2つの処理をひとたび実行した後、次回に前記2つの処理を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定手段と、を備え、ある時点において前記オートフォーカス処理が終了した後、前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理を行う、ことを特徴とする。
【0013】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の画像読取装置であって、直近の前記オートフォーカス処理により得られる新たな前記レンズの配置位置と、その時点までの前記レンズの配置位置との差分値に基づいて定められる第1仮タイマー値と、直近の前記基準読取処理により得られる新たな前記色濃度基準物の色濃度値と、その直前の前記色濃度基準物の色濃度値との差分値に基づいて定められる第2仮タイマー値と、のうち、値が小さな方を、前記タイマー値の新たな値として設定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の画像読取装置であって、前記第1仮タイマー値と前記レンズの配置位置の差分値との対応関係と、前記第2仮タイマー値と前記色濃度値の差分値との対応関係とは、前記第1および第2の仮タイマー値のうちの少なくとも一方が、対応する差分値が大きいほど小さな値となるように設定されている、ことを特徴とする。
【0015】
また、請求項5の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、所定の上限値に達するまでは、前回の前記タイマー値に一定の増分値が加算されて前記タイマー値の新たな値が設定される、ことを特徴とする。
【0016】
また、請求項6の発明は、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置の読取準備方法であって、前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理工程と、前記基準読取処理工程をひとたび実行した後、次回に前記基準読取処理工程を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定工程と、を備え、前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理工程を行う、ことを特徴とする。
【0017】
また、請求項7の発明は、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置の読取準備方法であって、前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理工程と、前記基準読取処理工程に連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理工程と、前記基準読取処理工程と前記オートフォーカス処理工程との2つの処理をひとたび実行した後、次回に前記2つの処理を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定工程と、を備え、ある時点において前記オートフォーカス処理工程が終了した後、前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理工程を行う、ことを特徴とする。
【0018】
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の画像読取装置の読取準備方法であって、直近の前記オートフォーカス処理工程により得られる新たな前記レンズの配置位置と、その時点までの前記レンズの配置位置との差分値に基づいて定められる第1仮タイマー値と、直近の前記基準読取処理工程により得られる新たな前記色濃度基準物の色濃度値と、その直前の前記色濃度基準物の色濃度値との差分値に基づいて定められる第2仮タイマー値と、のうち、値が小さな方を、前記タイマー値の新たな値として設定することを特徴とする。
【0019】
また、請求項9の発明は、請求項8に記載の画像読取装置の読取準備方法であって、前記第1仮タイマー値と前記レンズの配置位置の差分値との対応関係と、前記第2仮タイマー値と前記色濃度値の差分値との対応関係とは、前記第1および第2の仮タイマー値のうちの少なくとも一方が、対応する差分値が大きいほど小さな値となるように設定されている、ことを特徴とする。
【0020】
また、請求項10の発明は、請求項6または請求項7に記載の画像読取装置の読取準備方法であって、所定の上限値に達するまでは、前回の前記タイマー値に一定の増分値が加算されて前記タイマー値の新たな値が設定される、ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
<装置構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置100の構成を模式的に示す図である。画像読取装置100は、いわゆるフラットベッド型のスキャナであり、原稿載置部10と、光学走査部20と、制御部30と、入力インタフェイス(I/F)36とから主として構成される。
【0022】
原稿載置部10は、読取対象物となる原稿が載置される原稿台11と、シェーディング補正が実行される際に読み取られる白基準板12と、オートフォーカス(AF)が実行される際に読み取られるAF基準板13とを主として備える。
【0023】
原稿台11は、例えばガラスよりなる透明かつ平滑な板であり、その上部の読取領域14に原稿が載置された状態で、光学走査部20に備わる後述する光源21から発せられ、原稿台11を透過した光が該原稿に照射される。
【0024】
白基準板12は、読取画像データについて、光源21の照度や後述するCCD素子22の受光感度のばらつきに起因する色濃度値のずれを補正するシェーディング補正において、色濃度基準物となる白色の板である。なお、本実施の形態においては、白基準板からの反射光を読み取る基準読取処理のことを、「シェーディングを実行する」と称し、その結果に基づいて補正処理を実行することを、「シェーディング補正を実行する」と称する。
【0025】
AF基準板13は、光学走査部20に備わる、後述するレンズ23の焦点を調整する際の基準となるものである。AF基準板13の光が照射される側の面には、例えば、図4(a)に示すような基準線Lがいくつか形成されており、この基準線Lを含む領域RGの読取データに基づいて、AF処理が実行される。
【0026】
光学走査部20は、原稿への光の照射と、原稿からの反射光の読み取りとを、光を走査させつつ行うために備わる。光学走査部20は、例えばキセノンランプなどの蛍光ランプにより構成され、原稿載置部10の所定位置に光を照射する光源21と、原稿からの反射光を受光する受光素子であるCCD素子22と、反射光の倍率を調整するレンズ23と、レンズ23の位置を調整するためにパルスモータなどを備えるレンズ駆動機構24と、例えばベルトドライブによって光学走査部20全体を所定の方向(図1においては左右方向)に駆動する走査駆動機構25とを主として備える。
【0027】
制御部30は、原稿からの反射光の受光量に応じて発せられる電気信号を輝度情報(色濃度値)に変換するA/Dコンバータ31と、原稿から取得された、各画素ごとの色濃度値の集合を原稿画像データとして保持したり、各種の設定データを記憶するメモリ32と、各部を制御する制御手段として機能するCPU33と、CPUからの動作命令に応じてレンズ駆動機構24および走査駆動機構25とを駆動するドライバ34とを主として備える。なお、メモリ32は、ROMやRAMあるいは不揮発性メモリなどによって構成されるものであり、原稿画像データを保持する画像メモリ32aが備わるほか、プレスキャンのタイミングを設定する際に参照される参照テーブル(LUT)32bなどの種々の参照データがあらかじめ記憶されている。
【0028】
制御部30においては、メモリ32およびCPU33の作用により、各種の処理を行うための構成要素として、スキャン処理手段41と、AF処理手段42と、シェーディング処理手段43と、第1仮タイマー値決定手段44と、第2仮タイマー値決定手段45と、タイマー値設定手段46とが実現される(図3参照)。
【0029】
スキャン処理手段41は、実際に原稿の読み取りを行う本スキャンに係る処理を担う。スキャン処理手段41は、入力I/F36を通じて与えられる、読取解像度、読取領域など本スキャンにおける種々の動作設定に従って、光学走査部20動作させ、原稿画像データDDを取得する。
【0030】
AF処理手段42は、レンズ23の合焦位置を設定する処理を担う。AF処理手段42は、レンズ駆動機構24を駆動させて、レンズ23の位置を変えつつAF基準板13の読み取りを行い、その結果に基づいて、レンズ23の合焦位置を設定する。
【0031】
シェーディング処理手段43は、読取画像データDDに対するシェーディング補正のための処理を行う。シェーディング処理手段43は、白基準板12の読みとりを行い、その結果に基づいて、シェーディング補正の際の補正係数(後述)を取得するほか、該補正係数を用いて、読取画像データDDから補正画像データDCを生成する。
【0032】
第1仮タイマー値決定手段44と、第2仮タイマー値決定手段45と、タイマー値設定手段46とはいずれも、プレスキャンの間隔を設定するための処理を担う。
【0033】
入力I/F36は、ユーザーが、スキャン指示や所定の設定値の入力等を行うためのインタフェイスである。
【0034】
なお、画像読取装置100については、原稿載置部10、光学走査部20、制御部30、および入力I/F36が全て一の筐体に一体のものとして組み込まれている態様であってもよいし、原稿載置部10および光学走査部20が一の筐体に本体部として組み込まれ、制御部30および入力I/F36はパーソナルコンピュータによって実現されて、本体部と通信可能に設けられる態様であってもよい。
【0035】
<処理の流れ>
本実施の形態に係る画像読取装置100は、ユーザーからスキャンの指示があった場合に、直ちに本スキャンを実行できるように、読取準備のためのプレスキャン工程(シェーディングおよびAF処理)を、所定の時間間隔であらかじめ実行することができ、かつ、その時間間隔をプレスキャン工程の結果に基づいて柔軟に設定できる点で特徴的である。図2は、そのための処理の流れを示す図である。また、図3は、メモリ32とCPU33の作用により実現される上述の各構成要素と、図2に示す処理において生成されるデータとの関係を示す図である。
【0036】
まず、あらかじめ、ユーザーにより、入力I/F36を通じて読み取りの際の解像度が指定される(ステップS1)。説明の簡単のため、以降において、解像度の設定に変更はないものとする。
【0037】
解像度が設定されると、本スキャンの前段階であるプレスキャンが実行される。まず、シェーディング処理手段43の作用により、白基準板12からの反射光を読み取るシェーディングが実行される(ステップS2)。いま、白基準板12の真の色濃度値をV、白基準板を読み取った際の出力値を第1シェーディングデータDS1、読み取り時の画像データを読取画像データDD、補正後の画像データを補正画像データDCとすると、
DC=DD×V/DS1 (式1)
なる関係が、各画素について成り立つ。シェーディング補正を実行することは、式1の関係に基づいて補正画像データDCを得ることに他ならない。ステップS2においてシェーディングを実行することにより、第1シェーディングデータDS1が取得され、式1の右辺の係数V/DS1が得られることになる。後述するように、再度のシェーディングが実行されるまでは、この係数V/DS1を補正係数として用いたシェーディング補正が実行されることになる。
【0038】
シェーディングの実行に引き続いて、AF処理手段42の作用により、AF処理が実行される(ステップS3)。図4は、AF処理について説明するための図である。AF処理においては、レンズ駆動機構24を駆動させてレンズ位置を変えつつ、各レンズ位置でそれぞれに、図4(a)に示すAF基準板13に形成された基準線Lを含む領域RGからの反射光を読み取る、という処理が所定のレンズ位置範囲で行われる。レンズ位置は、例えば、レンズ駆動機構24に備わるパルスモータのパルス数により表すことが出来る。
【0039】
それぞれのレンズ位置において、図4(b)に概要を示す処理を行うことで、合焦位置が決定される。合焦位置と定められたレンズ位置は、第1AFデータDA1として取得される。すなわち、(1)領域RGについての濃度プロファイルP1が得られると、(2)まずこれに対し平均化処理(ノイズフィルタ処理)を行い平均化プロファイルP2を得て、(3)さらに平均化プロファイルP2から主走査方向についてのUSM(アンシャープマスキング)プロファイルP3を得る。(4)平均化プロファイルP2とUSMプロファイルP3との差分をとり、さらにその絶対値をとって、エッジプロファイルP4として生成する。レンズ位置を変化させつつ、何点かでそれぞれにこのエッジプロファイルP4を求め、主走査方向において絶対値の総和が最大となるレンズ位置が、合焦位置として、つまりは第1AFデータDA1として取得される。後述するように、再度のAF処理が実行されるまでは、この第1AFデータDA1として取得されたレンズ位置にレンズ23が配置されて、本スキャンが実行されることになる。
【0040】
AF処理までが終了すると、実際に原稿画像を読み取る本スキャンが可能となる。この時点で、タイマー35に対し、次回にプレスキャンを実行するまでの時間が、タイマー値Tとして所定の初期値T0が与えられ(ステップS4)、直ちに、その動作が開始される(ステップS5)。
【0041】
タイマー35の動作中には、タイマー値Tが0に達するまで、常に、スキャン処理手段41によって、ユーザーからの入力I/F36を介したスキャン指示の有無が監視される(ステップS6、S8)。タイマー動作中に原稿台11に原稿が載置されて、スキャン指示が与えられると、スキャン処理手段41の作用により、原稿画像を読み取る本スキャンが実行される(ステップS7)。スキャン処理手段41は、ドライバ34を通じて走査駆動機構25を駆動しつつ、光源21から照射される光の反射光をCCD素子22で受光し、A/Dコンバータ31を経て読取画像データDDを取得する。読取画像データDDが得られると、各画素ごとに式1に基づいてシェーディング補正が実行されて、補正画像データDCが得られる。補正画像データDCが、画像読取装置100からの出力データとして、種々の画像処理装置等で利用されることになる。
【0042】
本スキャンの実行の有無に関わらず、タイマー35の動作開始から時間T0が経過して、タイマー値Tが0に達する(ステップS8でYES)と、再びシェーディングが実行され(ステップS9)、引き続いてAF処理が行われる(ステップS10)。本スキャンを行っている間にタイマー値Tが0に達する場合は、本スキャン後に、同様にプレスキャン工程が行われる。いずれも、実行内容そのものは、上述の場合と同様である。なお、その際に、前回に取得された第1シェーディングデータDS1と第1AFデータDA1はそれぞれ、第2シェーディングデータDS2および第2AFデータDA2として書き換えられる。そして、ステップS9およびステップS10において新たに実行されるプレスキャン工程によって、新たな第1シェーディングデータDS1と第1AFデータDA1が取得される。以降、プレスキャンが繰り返し行われる際についても同様に、直前に取得された第1シェーディングデータDS1と第1AFデータDA1が第2シェーディングデータDS2および第2AFデータDA2として書き換えられる。
【0043】
ステップS9およびステップS10において再度のプレスキャンが行われると、それぞれにおける前回と今回のデータの差異の程度に基づいて、次回のタイマー35の動作のためのタイマー値Tが設定される。具体的には、まず、第1仮タイマー値決定手段44により、第1AFデータDA1と第2AFデータDA2との差分値に基づいて第1仮タイマー値Txが決定される(ステップS11)。さらに、第2仮タイマー値決定手段45により、第1シェーディングデータDS1と第2シェーディングデータDS2との差分値に基づいて第2仮タイマー値Tyが決定される(ステップS12)。そして、タイマー値設定手段46により、第1仮タイマー値Txと第2仮タイマー値Tyとが比較され、より小さい値が、次回のタイマー動作のためのタイマー値Tとして設定される(ステップS13)。
【0044】
第1仮タイマー値決定手段44における第1仮タイマー値Txの決定と、第2仮タイマー値決定手段45における第2仮タイマー値Txの決定とは、いずれも上述の差分値についてそれぞれ、参照テーブル32bを参照することにより行われる。図5は、参照テーブル32bの例を示す図である。図5(a)は、第1仮タイマー値Txを定める場合に用いる参照テーブルLUT1の例を示している。参照テーブルLUT1は、レンズ位置をパルスモータのパルス値として定める場合の、第1AFデータDA1と第2AFデータDA2との差分値ΔXと第1仮タイマー値Txとの対応関係を示している。図5(b)は、第2仮タイマー値Tyを定める場合に用いる参照テーブルLUT2の例を示している。参照テーブルLUT2は、色濃度値を0〜255の256階調で表す場合の、第1シェーディングデータDS1と第2シェーディングデータDS2との差分値ΔYと第2仮タイマー値Tyとの対応関係を示している。
【0045】
参照テーブルLUT1およびLUT2のいずれにおいても、差分値ΔXあるいはΔYが大きいほど、第1仮タイマー値Txあるいは第2仮タイマー値Tyを小さな値として設定するように、差分値と仮タイマー値との対応づけがなされている。例えば起動直後など、画像読取装置100の動作が十分に安定していないときには、光源21の光量の変動が大きいなどの理由で、シェーディングやAF処理において取得される第1シェーディングデータDS1や第1AFデータDA1の変化が大きく、それぞれの差分値が大きくなると推定される。こうした場合は、それらの変化を読取品質の維持に適切に反映するには、シェーディングやAF処理を、小さな時間間隔で行うことが望ましい態様となる。よって、仮タイマー値が小さな値として設定されることになる。反対に、動作が安定している場合には、第1シェーディングデータDS1や第1AFデータDA1の経時的な変動は小さいものと推定される。こうした場合は、取得から比較的長い時間が経過した第1シェーディングデータDS1や第1AFデータDA1を用いて本スキャンやシェーディング補正などを行っても、読取画像の品質に対する影響は小さいと考えられるので、仮タイマー値が大きな値として設定されることになる。
【0046】
ステップS13において、第1仮タイマー値Txと第2仮タイマー値Tyの値が小さい方が、タイマー値Tとして設定されるのは、変動の影響がなるべく生じないようにするためである。
【0047】
タイマー値Tが設定されると、ステップS5に戻り、上記のような処理が繰り返されることになる。すなわち、ユーザーからスキャンの指示があった場合には、直近のプレスキャン工程の結果により得られる第1シェーディングデータDS1および第1AFデータDA1に基づいて、直ちに本スキャンおよびその後のシェーディング補正が行われる。また、画像読取装置100の稼働安定性に応じて定まるタイマー値Tが0に達するたびに、プレスキャン工程が行われ、第1シェーディングデータDS1および第1AFデータDA1が更新されるので、以降のスキャンの指示に対して、直近の装置の状態をより反映した原稿の読み取りが行われることになる。これにより、スキャン指示を行ってから本スキャンまでの待ち時間が削減されてスループットが向上し、かつ、読み取り品質が劣化することもない画像読取装置が実現されることになる。
【0048】
<変形例>
上記の実施の形態においては、参照テーブル32bを用いてタイマー値Tの設定を行っているが、タイマー値Tの設定については、異なる方法で行ってもよい。図6は、その一例を示す図であり、タイマー値Tを、一定の増分値ΔTずつ増やしていくことにより設定する場合の処理の流れを示している。
【0049】
図6に示す処理の流れにおいて、ステップS21からステップS30までの内容は、図2のステップS1からステップS10までの内容と同一であるので、その説明は省略する。ステップS31においては、直前に設定されていたタイマー値Tに所定の増分値ΔTを加算して、新たにタイマー値Tとして設定する。ただし、タイマー値Tを無限に大きな値とすると、実質的にはシェーディングやAF処理が行われないことになってしまうので、一定の上限値T2を設け、タイマー値Tがこの上限値T2を越えない場合はそのままのタイマー値Tを用いてタイマー35を動作させ(ステップS32でNO)、タイマー値Tがこの上限値T2を越える場合(ステップS32でYES)は、以降、タイマー値Tを上限値T2に固定する(ステップS33)。
【0050】
この場合でも、例えば起動直後などに、装置の状態をより反映させることが出来るように増分値ΔTを定めることで、上述の実施の形態と同様に、スキャン指示あれば、装置の状態をより反映した設定を用いて、即座に本スキャンを実行することが出来る。
【0051】
なお、図2に示したような処理と、図6に示したような処理とを、選択的に使用できる態様であってもよい。
【0052】
上述の実施の形態に係る画像読取装置100の場合、原稿が原稿台11に固定され、光学走査部20が駆動される態様であったが、光源および受光素子等の光学系が固定され、原稿を載置した原稿台が駆動されることによってスキャンが実行される態様であっても、上述の実施の形態と同様に、タイマー値の設定を行うことができ、同等の効果を得ることが出来る。
【0053】
また、上述の実施の形態に係る画像読取装置100においてAF処理手段を42を用いず、単焦点固定の画像読取装置として機能させる場合、あるいははじめからAF処理手段を備えていない単焦点固定の画像読取装置の場合は、図2のステップS3、S10を省略し、ステップS11〜S13におけるタイマー値Tの設定に代わり、シェーディング実行結果から、第2仮タイマー値Tyを直接にタイマー値Tとすることで、同様の効果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1および請求項6の発明によれば、ユーザーから読取対象物の読取指示があった場合に、直近の基準読取処理の結果に基づいて直ちに読取対象物の読取の実行を行うことができるので、スループットの向上を図ることができる。
【0055】
また、請求項2ないし請求項4、および、請求項7ないし請求項9の発明によれば、ユーザーから読取対象物の読取指示があった場合に、直近の基準読取処理とオートフォーカス処理との結果に基づいて直ちに読取対象物の読取の実行を行うことができるので、スループットの向上を図ることができる。
【0056】
また、請求項3、請求項4、請求項8、および請求項9の発明によれば、差分値に基づいてタイマー値を設定することから、装置の状態変動を反映して基準読取処理およびオートフォーカス処理を行う間隔を定めることができるので、読取指示の後、直ちに読取の実行を行っても、読取画像の品質に対する装置の状態変動の影響を抑制することができる。
【0057】
また、請求項4および請求項9の発明によれば、装置の状態変動が大きい場合には小さな時間間隔で基準読取処理およびオートフォーカス処理を行い、装置の状態変動が小さい場合は大きな時間間隔で基準読取処理およびオートフォーカス処理を行うので、スループットの向上と、読取画像の品質の維持とを両立することができる。
【0058】
また、請求項5および請求項10の発明によれば、画像読取装置の状態が十分に安定していない可能性が高い起動直後には、小さな時間間隔で基準読取処理およびオートフォーカス処理を実行し、起動から十分に時間を経過したときには、一定の時間間隔で基準読取処理およびオートフォーカス処理を実行するので、装置の状態にあわせた適切な時間間隔で基準読取処理およびオートフォーカス処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置100の構成を模式的に示す図である。
【図2】タイマー値の設定を行う処理の流れを示す図である。
【図3】メモリ32とCPU33の作用により実現される上述の各構成要素と、図2に示す処理において生成されるデータとの関係を示す図である。
【図4】AF処理について説明するための図である。
【図5】参照テーブル32bの例を示す図である。
【図6】タイマー値の設定についての変形例を示す図である。
【図7】従来の画像読取装置におけるプレスキャンの工程を説明する図である。
【符号の説明】
11 原稿台
12 白基準板
13 基準板
100 画像読取装置
21 光源
22 CCD素子
23 レンズ
24 レンズ駆動機構
25 走査駆動機構
32 メモリ
P1 濃度プロファイル
P2 平均化プロファイル
P3 USMプロファイル
P4 エッジプロファイル
Claims (10)
- 光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置であって、
前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物と、
前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理と、前記基準読取処理の結果に基づいて前記複写画像データの色濃度値を補正する補正処理とを行うシェーディング処理手段と、
前記基準読取処理をひとたび実行した後、次回に前記基準読取処理を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定手段と、
を備え、
前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理を行う、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置であって、
前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物と、
前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理と、前記基準読取処理の結果に基づいて前記複写画像データの色濃度値を補正する補正処理とを行うシェーディング処理手段と、
前記基準読取処理と連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理を行うオートフォーカス処理手段と、
前記基準読取処理と前記オートフォーカス処理との2つの処理をひとたび実行した後、次回に前記2つの処理を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定手段と、
を備え、
ある時点において前記オートフォーカス処理が終了した後、前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理を行う、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項2に記載の画像読取装置であって、
直近の前記オートフォーカス処理により得られる新たな前記レンズの配置位置と、その時点までの前記レンズの配置位置との差分値に基づいて定められる第1仮タイマー値と、
直近の前記基準読取処理により得られる新たな前記色濃度基準物の色濃度値と、その直前の前記色濃度基準物の色濃度値との差分値に基づいて定められる第2仮タイマー値と、
のうち、値が小さな方を、前記タイマー値の新たな値として設定することを特徴とする画像読取装置。 - 請求項3に記載の画像読取装置であって、
前記第1仮タイマー値と前記レンズの配置位置の差分値との対応関係と、前記第2仮タイマー値と前記色濃度値の差分値との対応関係とは、前記第1および第2の仮タイマー値のうちの少なくとも一方が、対応する差分値が大きいほど小さな値となるように設定されている、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、
所定の上限値に達するまでは、前回の前記タイマー値に一定の増分値が加算されて前記タイマー値の新たな値が設定される、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置の読取準備方法であって、
前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理工程と、
前記基準読取処理工程をひとたび実行した後、次回に前記基準読取処理工程を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定工程と、
を備え、
前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理工程を行う、
ことを特徴とする画像読取装置の読取準備方法。 - 光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光を、レンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する画像読取装置の読取準備方法であって、
前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理工程と、
前記基準読取処理工程に連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理工程と、
前記基準読取処理工程と前記オートフォーカス処理工程との2つの処理をひとたび実行した後、次回に前記2つの処理を実行するまでの時間をタイマー値として設定するタイマー値設定工程と、
を備え、
ある時点において前記オートフォーカス処理工程が終了した後、前記タイマー値として設定された時間が経過したときに、次回の前記基準読取処理工程を行う、
ことを特徴とする画像読取装置の読取準備方法。 - 請求項7に記載の画像読取装置の読取準備方法であって、
直近の前記オートフォーカス処理工程により得られる新たな前記レンズの配置位置と、その時点までの前記レンズの配置位置との差分値に基づいて定められる第1仮タイマー値と、
直近の前記基準読取処理工程により得られる新たな前記色濃度基準物の色濃度値と、その直前の前記色濃度基準物の色濃度値との差分値に基づいて定められる第2仮タイマー値と、
のうち、値が小さな方を、前記タイマー値の新たな値として設定することを特徴とする画像読取装置の読取準備方法。 - 請求項8に記載の画像読取装置の読取準備方法であって、
前記第1仮タイマー値と前記レンズの配置位置の差分値との対応関係と、前記第2仮タイマー値と前記色濃度値の差分値との対応関係とは、前記第1および第2の仮タイマー値のうちの少なくとも一方が、対応する差分値が大きいほど小さな値となるように設定されている、
ことを特徴とする画像読取装置の読取準備方法。 - 請求項6または請求項7に記載の画像読取装置の読取準備方法であって、
所定の上限値に達するまでは、前回の前記タイマー値に一定の増分値が加算されて前記タイマー値の新たな値が設定される、
ことを特徴とする画像読取装置の読取準備方法。
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