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JP2002300392A - シェーディング補正データ作成装置、白シェーディング補正装置、画像読取装置、画像形成装置、シェーディング補正データ作成方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

シェーディング補正データ作成装置、白シェーディング補正装置、画像読取装置、画像形成装置、シェーディング補正データ作成方法、プログラム及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2002300392A
JP2002300392A JP2001100200A JP2001100200A JP2002300392A JP 2002300392 A JP2002300392 A JP 2002300392A JP 2001100200 A JP2001100200 A JP 2001100200A JP 2001100200 A JP2001100200 A JP 2001100200A JP 2002300392 A JP2002300392 A JP 2002300392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shading correction
data
correction data
image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001100200A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Tsukahara
元 塚原
Yoshihisa Soeda
良久 添田
Sakae Kizara
栄江 木皿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001100200A priority Critical patent/JP2002300392A/ja
Publication of JP2002300392A publication Critical patent/JP2002300392A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミ、汚れ、傷等の影響を受けた画素を除外
して、白シェーディング補正データから充分にノイズを
除去する。 【解決手段】 平均化回路32は、白基準板を読み取っ
た画像データから白シェーディング補正に用いるシェー
ディング補正データを作成する。平均化回路29は、白
基準板の画像データの副走査方向の先頭における複数ラ
イン分(基準データ生成エリア)のデータを重加算平均
して基準データを作成する。比較回路31は、“基準デ
ータ生成エリア以後の画像データ<基準データ−一定値
NOREF”か否かを判断し、これを満たすときは、基準デ
ータ生成エリア以後の画像データから画素ごとに選択的
に平均化回路32におけるシェーディング補正データの
作成の対象から除外する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白基準からシェ
ーディング補正データを作成するシェーディング補正デ
ータ作成装置、このシェーディング補正データ作成装置
を備えた白シェーディング補正装置、画像読取装置及び
画像形成装置、並びに、白基準からシェーディング補正
データを作成するシェーディング補正データ作成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタル画像読取装置では、読取
走査光学系を構成するCCDラインセンサの各画素の感
度むらや、レンズにおける透過光量のばらつき、照明光
源や光学系のむら及び劣化などを原因として、各画素に
対応する受光素子からの出力が必ずしも均一になるとは
限らない。
【0003】これらを補正する手段として白シェーディ
ング補正が知られている。白シェーディング補正は、実
際の原稿読取処理に先だって白基準を照明し、その反射
光を読み取り、各画素のシェーディング補正用のシェー
ディング補正データとして取得する。そして、このシェ
ーディング補正データに基づいて原稿の読取画像データ
の白シェーディング補正を行っている。
【0004】そして、白シェーディング補正を正確に行
なうためには、白基準(白基準板などが用いられる)の
読取データからゴミ、汚れ、傷などによるノイズを少な
くしなければならない。例えば、読取りデータにノイズ
が多いシステムでは、正確なシェーディング補正データ
を生成することができず、上記シェーディング補正デー
タにより補正された読み取り画像は、ノイズの影響を受
けた出力画像となってしまう。
【0005】このような不具合を解決するために、特開
平11-289432号公報に開示の技術では、白基準の複数ラ
インに於いて単純平均を行なうことでシェーディング補
正データを生成し、ノイズの影響を最小限に抑える構成
をとっている。
【0006】また、単純平均化では回路構成が複雑で高
コストになるため、特開平11-289432号公報に開示の技
術で、単純、低コストの回路で実現可能な重み付け平均
(重加算平均)を行なうことも考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記各技術で
は、白基準上のゴミ、汚れ、傷等の影響を完全に取り除
くことはできない。特に、複数ラインの重加算平均から
シェーディング補正データを生成する場合、最終ライン
の影響をもっとも受けることになることから、最終ライ
ンにゴミ、汚れ、傷等があった場合、シェーディング補
正データへの影響が大きいものになるという不具合があ
る。
【0008】この発明の目的は、ゴミ、汚れ、傷等の影
響を受けた画素を除外して、白シェーディング補正デー
タから充分にノイズを除去することである。
【0009】この発明の目的は、シェーディング補正デ
ータの生成に使用できる画素数を減らすことなく、精度
のよいシェーディング補正データを得ることである。
【0010】この発明の目的は、基準データを適切な値
に調節し、精度のよいシェーディング補正データを的確
に得ることである。
【0011】この発明の目的は、予め設定された値を適
切な大きさに調節して、精度のよいシェーディング補正
データを的確に得ることである。
【0012】この発明の目的は、基準データ以後の画像
データをライン間で平均化することで、シェーディング
補正データの作成を的確に行なうことである。
【0013】この発明の目的は、重加算平均でシェーデ
ィング補正データの作成を行っても、最終ラインのゴ
ミ、汚れ、傷等の影響を除いて、シェーディング補正デ
ータの作成を的確に行なうことである。
【0014】この発明の目的は、白基準の画像データの
総ライン数に応じて、シェーディング補正データの作成
を的確に行なうことである。
【0015】この発明の目的は、白基準の読取速度に応
じて、基準データの作成の対象となる範囲を適切に選択
することである。
【0016】この発明の目的は、システム構成を簡易で
低コストなものにすることである。
【0017】この発明の目的は、ゴミ、汚れ、傷等が連
続する複数ラインにわたって白き順に付いていても、そ
の影響を低減して、シェーディング補正データの作成を
的確に行なうことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、白基準を読み取った画像データから白シェーディン
グ補正に用いるシェーディング補正データを作成するシ
ェーディング補正データ作成装置において、前記画像デ
ータの副走査方向の先頭における複数ライン分のデータ
を統計化して基準データを作成するシェーディング補正
データ作成手段と、副走査方向における前記基準データ
以後の前記画像データと前記基準データとに関する比較
演算を行う比較手段と、この比較演算の結果に基づいて
前記基準データ以後の画像データを画素ごとに選択的に
前記シェーディング補正データの作成の対象から除外す
る除外手段と、この除外の対象とならなかった前記基準
データ以後の画像データに基づいて前記シェーディング
補正データを作成するシェーディング補正データ作成手
段と、を備えていることを特徴とするシェーディング補
正データ作成装置である。
【0019】したがって、白基準の先頭の複数ラインを
統計化して作成した基準データと、基準データ以後の画
像データとに関して比較を行って、ゴミ、汚れ、傷等の
影響を受けた画素を除外することができるので、白シェ
ーディング補正データから充分にノイズを除去すること
ができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、前記除
外の対象とされた画像データに代えて当該除外対象の画
素に対応している前記基準データを前記シェーディング
補正データの作成の対象とする置換手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0021】したがって、シェーディング補正データの
生成に使用できる画素数を減らすことなく、精度のよい
シェーディング補正データを得ることができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のシェーディング補正データ作成装置において、
前記比較手段は、前記基準データから予め設定された値
を減算した値と前記基準データ以後の画像データとの大
小を比較するものであり、前記除外手段は、当該比較で
前記基準データ以後の画像データの方が小さいときは前
記除外を行なうものであることを特徴とする。
【0023】したがって、基準データを適切な値に調節
し、精度のよいシェーディング補正データを的確に得る
ことができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置
において、前記予め設定された値の大きさの指示があっ
たときは、この指示に応じて前記予め設定された値の大
きさを設定する第1の可変手段を備えていることを特徴
とする。
【0025】したがって、予め設定された値を適切な大
きさに調節して、精度のよいシェーディング補正データ
を的確に得ることができる。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置
において、前記シェーディング補正データ作成手段は、
前記基準データ以後の画像データをライン間で平均化処
理することにより前記シェーディング補正データの作成
を行なうことを特徴とする。
【0027】したがって、基準データ以後の画像データ
をライン間で平均化することで、シェーディング補正デ
ータの作成を的確に行なうことができる。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、前記シ
ェーディング補正データ作成手段は、前記平均化処理と
して重加算平均を行なうことを特徴とする。
【0029】したがって、重加算平均でシェーディング
補正データの作成を行っても、最終ラインのゴミ、汚
れ、傷等の影響を除いて、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、前記画
像データの総ライン数を示す情報に応じて前記基準デー
タの作成の対象とする複数ラインの範囲を可変する第2
の可変手段を備えていることを特徴とする。
【0031】したがって、あまり幅広く構成できない白
基準の画像データの総ライン数が少ないときは、基準デ
ータの作成の対象となる範囲を小さめにして、基準デー
タ以後のラインを用いてシェーディング補正データを充
分に作成できるようにし、総ライン数が多いときは、基
準データの作成の対象となる範囲を大きめにして、正確
な基準データを作成して、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0032】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、前記第
2の可変手段は、前記総ライン数を示す情報を前記画像
データの画像読取速度の情報としていることを特徴とす
る。
【0033】したがって、白基準の画像読取速度に応じ
て、基準データの作成の対象となる範囲を適切に選択す
ることができる。
【0034】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置
において、前記シェーディング補正データの作成の対象
となる画像データのライン数を2(n=1,2,3,
…)で表わされる数値に設定している第2の設定手段を
備えていることを特徴とする。
【0035】したがって、デジタル回路上のビットシフ
トだけで演算が行なえて、システム構成を簡易で低コス
トなものにすることができる。
【0036】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装
置において、前記シェーディング補正データ作成手段
は、前記画像データ中で前記基準データの作成の対象と
なるラインを1又は複数ラインおきとしていることを特
徴とする。
【0037】したがって、ゴミ、汚れ、傷等が連続する
複数ラインにわたって付いていても、その影響を低減し
て、シェーディング補正データの作成を的確に行なうこ
とができる。
【0038】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成
装置と、このシェーディング補正データ作成装置で作成
された前記シェーディング補正データにより原稿の読取
画像の画像データに対して白シェーディング補正を行な
う白シェーディング補正手段と、を備えていることを特
徴とする白シェーディング補正装置である。
【0039】したがって、請求項1〜10の何れかの一
に記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0040】請求項12に記載の発明は、原稿の画像を
読取る光電変換素子と、この読取画像の画像データに対
して白シェーディング補正を行う請求項11に記載の白
シェーディング補正装置と、を備えていることを特徴と
する画像読取装置である。
【0041】したがって、請求項11に記載の発明と同
様の作用、効果を奏する。
【0042】請求項13に記載の発明は、原稿の画像を
読み取る請求項12に記載の画像読取装置を備え、この
読み取った原稿の画像に基づいて記録媒体上に画像形成
を行うことを特徴とする画像形成装置である。
【0043】したがって、請求項12に記載の発明と同
様の作用、効果を奏する。
【0044】請求項14に記載の発明は、白基準を読み
取った画像データから白シェーディング補正に用いるシ
ェーディング補正データを作成するシェーディング補正
データ作成方法において、前記画像データの副走査方向
の先頭における複数ライン分のデータを統計化して基準
データを作成するシェーディング補正データ作成工程
と、副走査方向における前記基準データ以後の前記画像
データと前記基準データとに関する比較演算を行う比較
工程と、この比較演算の結果に基づいて前記基準データ
以後の画像データを画素ごとに選択的に前記シェーディ
ング補正データの作成の対象から除外する除外工程と、
この除外の対象とならなかった前記基準データ以後の画
像データに基づいて前記シェーディング補正データを作
成するシェーディング補正データ作成工程と、を含んで
なるシェーディング補正データ作成方法である。
【0045】したがって、白基準の先頭の複数ラインを
統計化して作成した基準データと、基準データ以後の画
像データとに関して比較を行って、ゴミ、汚れ、傷等の
影響を受けた画素を除外することができるので、白シェ
ーディング補正データから充分にノイズを除去すること
ができる。
【0046】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、前
記シェーディング補正データ作成工程は、前記除外の対
象とされた画像データに代えて当該除外対象の画素に対
応している前記基準データを前記シェーディング補正デ
ータの作成の対象とすることを特徴とする。
【0047】したがって、シェーディング補正データの
生成に使用できる画素数を減らすことなく、精度のよい
シェーディング補正データを得ることができる。
【0048】請求項16に記載の発明は、請求項14又
は15に記載のシェーディング補正データ作成方法にお
いて、前記比較工程は、前記基準データから予め設定さ
れた値を減算した値と前記基準データ以後の画像データ
との大小を比較するものであり、前記除外工程は、当該
比較で前記基準データ以後の画像データの方が小さいと
きは前記除外を行なうものであることを特徴とする。
【0049】したがって、基準データを適切な値に調節
し、精度のよいシェーディング補正データを的確に得る
ことができる。
【0050】請求項17に記載の発明は、請求項14〜
16の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、前記予め設定された値の大きさの指示
があったときは、この指示に応じて前記予め設定された
値の大きさを設定する第1の可変工程を含んでなること
を特徴とする。
【0051】したがって、予め設定された値を適切な大
きさに調節して、精度のよいシェーディング補正データ
を的確に得ることができる。
【0052】請求項18に記載の発明は、請求項14〜
17の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、前記シェーディング補正データ作成工
程は、前記基準データ以後の画像データをライン間で平
均化処理することにより前記シェーディング補正データ
の作成を行なうことを特徴とする。
【0053】したがって、基準データ以後の画像データ
をライン間で平均化することで、シェーディング補正デ
ータの作成を的確に行なうことができる。
【0054】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、前
記シェーディング補正データ作成工程は、前記平均化処
理として重加算平均を行なうことを特徴とする。
【0055】したがって、重加算平均でシェーディング
補正データの作成を行っても、最終ラインのゴミ、汚
れ、傷等の影響を除いて、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0056】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、前
記基準データの作成に先立って前記画像データの前記画
像データの総ライン数を示す情報に応じて前記基準デー
タの作成の対象とする複数ラインの範囲を可変する第2
の可変工程を含んでなることを特徴とする。
【0057】したがって、あまり幅広く構成できない白
基準の画像データの総ライン数が少ないときは、基準デ
ータの作成の対象となる範囲を小さめにして、基準デー
タ以後のラインを用いてシェーディング補正データを充
分に作成できるようにし、総ライン数が多いときは、基
準データの作成の対象となる範囲を大きめにして、正確
な基準データを作成して、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0058】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、前
記第2の可変工程は、前記総ライン数を示す情報を前記
画像データの画像読取速度の情報としていることを特徴
とする。
【0059】したがって、白基準の画像読取速度に応じ
て、基準データの作成の対象となる範囲を適切に選択す
ることができる。
【0060】請求項22に記載の発明は、請求項14〜
21の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、前記シェーディング補正データ作成工
程は、前記シェーディング補正データの作成の対象とな
る画像データのライン数を2 (n=1,2,3,…)
で表わされる数値としていることを特徴とする。
【0061】したがって、デジタル回路上のビットシフ
トだけで演算が行なえて、システム構成を簡易で低コス
トなものにすることができる。
【0062】請求項23に記載の発明は、請求項14〜
22の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、前記シェーディング補正データ作成工
程は、前記画像データ中で前記基準データの作成の対象
となるラインを1又は複数ラインおきとしていることを
特徴とする。
【0063】したがって、ゴミ、汚れ、傷等が連続する
複数ラインにわたって付いていても、その影響を低減し
て、シェーディング補正データの作成を的確に行なうこ
とができる。
【0064】請求項24に記載の発明は、白基準を読み
取った画像データから白シェーディング補正に用いるシ
ェーディング補正データを作成する処理をコンピュータ
に実行させるコンピュータに読取り可能なプログラムに
おいて、前記画像データの副走査方向の先頭における複
数ライン分のデータを統計化して基準データを作成する
シェーディング補正データ作成処理と、副走査方向にお
ける前記基準データ以後の前記画像データと前記基準デ
ータとに関する比較演算を行なう比較処理と、この比較
演算の結果に基づいて前記基準データ以後の画像データ
を画素ごとに選択的に前記シェーディング補正データの
作成の対象から除外する除外処理と、この除外の対象と
ならなかった前記基準データ以後の画像データに基づい
て前記シェーディング補正データを作成するシェーディ
ング補正データ作成処理と、をコンピュータに実行させ
ることを特徴とするプログラムである。
【0065】したがって、白基準の先頭の複数ラインを
統計化して作成した基準データと、基準データ以後の画
像データとに関して比較を行って、ゴミ、汚れ、傷等の
影響を受けた画素を除外することができるので、白シェ
ーディング補正データから充分にノイズを除去すること
ができる。
【0066】請求項25に記載の発明は、請求項24に
記載のプログラムにおいて、前記シェーディング補正デ
ータ作成処理は、前記除外の対象とされた画像データに
代えて当該除外対象の画素に対応している前記基準デー
タを前記シェーディング補正データの作成の対象とする
ことを特徴とする。
【0067】したがって、シェーディング補正データの
生成に使用できる画素数を減らすことなく、精度のよい
シェーディング補正データを得ることができる。
【0068】請求項26に記載の発明は、請求項24又
は25に記載のプログラムにおいて、前記比較処理は、
前記基準データから予め設定された値を減算した値と前
記基準データ以後の画像データとの大小を比較するもの
であり、前記除外処理は、当該比較で前記基準データ以
後の画像データの方が小さいときは前記除外を行なうも
のであることを特徴とする。
【0069】したがって、基準データを適切な値に調節
し、精度のよいシェーディング補正データを的確に得る
ことができる。
【0070】請求項27に記載の発明は、請求項24〜
26の何れかの一に記載のプログラムにおいて、前記予
め設定された値の大きさの指示があったときは、この指
示に応じて前記予め設定された値の大きさを設定する第
1の可変処理をコンピュータに実行させることを特徴と
する。
【0071】したがって、予め設定された値を適切な大
きさに調節して、精度のよいシェーディング補正データ
を的確に得ることができる。
【0072】請求項28に記載の発明は、請求項24〜
27の何れかの一に記載のプログラムにおいて、前記シ
ェーディング補正データ作成処理は、前記基準データ以
後の画像データをライン間で平均化処理することにより
前記シェーディング補正データの作成を行なうことを特
徴とする。
【0073】したがって、基準データ以後の画像データ
をライン間で平均化することで、シェーディング補正デ
ータの作成を的確に行なうことができる。
【0074】請求項29に記載の発明は、請求項18に
記載のプログラムにおいて、前記シェーディング補正デ
ータ作成処理は、前記平均化処理として重加算平均を行
なうことを特徴とする。
【0075】したがって、重加算平均でシェーディング
補正データの作成を行っても、最終ラインのゴミ、汚
れ、傷等の影響を除いて、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0076】請求項30に記載の発明は、請求項29に
記載のプログラムにおいて、前記基準データの作成に先
立って前記画像データの前記画像データの総ライン数を
示す情報に応じて前記基準データの作成の対象とする複
数ラインの範囲を可変する第2の可変処理をコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0077】したがって、あまり幅広く構成できない白
基準の画像データの総ライン数が少ないときは、基準デ
ータの作成の対象となる範囲を小さめにして、基準デー
タ以後のラインを用いてシェーディング補正データを充
分に作成できるようにし、総ライン数が多いときは、基
準データの作成の対象となる範囲を大きめにして、正確
な基準データを作成して、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0078】請求項31に記載の発明は、請求項30に
記載のプログラムにおいて、前記第2の可変処理は、前
記総ライン数を示す情報を前記画像データの画像読取速
度の情報としていることを特徴とする。
【0079】したがって、白基準の画像読取速度に応じ
て、基準データの作成の対象となる範囲を適切に選択す
ることができる。
【0080】請求項32に記載の発明は、請求項24〜
31の何れかの一に記載のプログラムにおいて、前記シ
ェーディング補正データ作成処理は、前記シェーディン
グ補正データの作成の対象となる画像データのライン数
を2(n=1,2,3,…)で表わされる数値として
いることを特徴とする。
【0081】したがって、デジタル回路上のビットシフ
トだけで演算が行なえて、システム構成を簡易で低コス
トなものにすることができる。
【0082】請求項33に記載の発明は、請求項24〜
32の何れかの一に記載のプログラムにおいて、前記シ
ェーディング補正データ作成処理は、前記画像データ中
で前記基準データの作成の対象となるラインを1又は複
数ラインおきとしていることを特徴とする。
【0083】したがって、ゴミ、汚れ、傷等が連続する
複数ラインにわたって付いていても、その影響を低減し
て、シェーディング補正データの作成を的確に行なうこ
とができる。
【0084】請求項34に記載の発明は、請求項24〜
33のいずれかの一に記載のプログラムを記憶している
記憶媒体である。
【0085】したがって、請求項24〜33のいずれか
の一に記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0086】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]この発明
の一実施の形態を発明の実施の形態1として説明する。
【0087】図1は、発明の実施の形態1である画像読
取装置1の全体構成を示す縦断面図である。図1に示す
ように、画像読取装置1は、フラットベッドタイプのも
ので、原稿2を載置するコンタクトガラス3と、原稿2
の露光用のハロゲンランプ4及び第1反射ミラー5とか
らなる第1キャリッジ6と、第2反射ミラー7及び第3
反射ミラー8からなる第2キャリッジ9と、光電変換素
子であるCCDリニアイメージセンサ10(以下では、
単にCCD10という)と、CCD10に結像するため
のレンズユニット11と、白シェーディング補正用の白
基準となる白基準板12と、第1キャリッジ6及び第2
キャリッジ9を駆動するステッピングモータ14とを備
えている。CCD10はセンサボード基板13上に設け
られている。ハロゲンランプ4、第1、第2、第3反射
ミラー5,7,8及びレンズユニット11は走査光学系
を構成する。
【0088】ハロゲンランプ4は、白基準板12やコン
タクトガラス3の読取面に対してある角度で光を照射
し、白基準板12または原稿2で反射した光は、第1、
第2、第3反射ミラー5,7,8及びレンズユニット1
1を経由してCCD10に入射する。CCD10は入射
光量に対応した電圧をアナログ画像データとして出力す
る。第1、第2キャリッジ6,9は、ステッピングモー
タ14の駆動により、原稿2の読取面とCCD10との
間の距離を一定に保ちながら副走査方向に移動し、原稿
2を露光走査する。
【0089】図2は、画像読取装置1によるスキャン動
作で用いるゲート信号を説明するタイミングチャートで
ある。すなわち、シェーディングゲートは、白基準板1
2の読取範囲を指示するものであり、シェーディングゲ
ートがLレベルのときにCCD10の出力する画像デー
タが取り込まれる。また、ゲート信号XFGATEは原稿2の
読取範囲(原稿読取領域)を指示するものであり、ゲー
ト信号XFGATEがLレベルのときにCCD10の出力する
画像データが取り込まれる。
【0090】図3は、画像読取装置1が備えている白シ
ェーディング補正装置21のブロック図である。この白
シェーディング補正装置21は所定のASIC中に構成
されている。図3に示すように、CCD10から出力さ
れるアナログ画像データは、信号処理回路22で波形整
形、サンプルホールド、増幅等の信号処理がなされ、A
/D変換器23でデジタル画像データに変換されてか
ら、白シェーディング補正装置21に出力される。
【0091】このシェーディング補正装置21中には、
A/D変換後のデジタル画像データの入力経路となるデ
ータ入力経路24、シェーディング補正データ入力経路
25及び基準データ入力経路26が設けられている。
【0092】ライン数カウンタ27にはライン同期信号
が入力され、現在のラインが何ライン目かをカウントす
る。そのカウント値のデータは、セレクタ28に入力さ
れる。セレクタ28には、シェーディングゲート及びゲ
ート信号XFGATEも入力される。セレクタ28は、これら
の入力信号に基づいて、A/D変換器23から出力され
る画像データを選択的に経路24,25,26に振り分
ける。
【0093】平均化回路29は、シェーディングゲート
がLレベルとなって、白基準板12の読取が開始した時
点から所定のライン数m(m=1,2,3,…)分、す
なわち、白基準板12の読取画像データの副走査方向に
おける先頭のmライン分(基準データ生成エリア)の画
像データの入力を、基準データ入力経路26からセレク
タ28の切換えにより受ける。そして、平均化回路29
は、入力されたmライン分の画像データについて統計
化、例えば、画素ごとに重み付け平均又は単純平均など
の平均化処理をすることで、基準データを作成し、この
基準データはFIFO(先入れ先出し回路)30に記憶
される。これにより基準データ作成手段、基準データ作
成工程を実現している。
【0094】比較回路31は、セレクタ28の切換えに
より、シェーディング補正データ入力経路25から、白
基準板12の読取画像データの副走査方向における先頭
のmライン分以後、すなわち基準データ生成エリア以後
(シェーディング補正データ生成エリア)のデータの入
力を受付ける。この比較回路31は、FIFO30に記
憶されている基準データと、シェーディング補正データ
入力経路25から入力した画像データとに基づく、以下
のような比較演算処理を行なう。これにより比較手段、
比較工程を実現している。
【0095】つまり、基準データから予め設定された値
NOREFを減算し、この“基準データ−NOREF”と、シェー
ディング補正データ生成エリアの各ラインの画像データ
(シェーディング補正データ生成用データ)とを、画素
ごとに比較する。
【0096】そして、 シェーディング補正データ生成用データ<基準データ−NOREF …… (1) の関係にある場合には、該当するシェーディング補正デ
ータ生成用データを画素ごとに除外する。すなわち、
(1)式の関係にないシェーディング補正データ生成用
データのみを画素ごとに選択的に平均化回路32に出力
し、(1)式の関係にあるシェーディング補正データ生
成用データは出力しない。これにより除外手段、除外工
程を実現している。
【0097】このとき、(1)式の関係にあるため、シ
ェーディング補正データ生成用データが出力されない画
素については、代わりに、(1)式の比較を行った基準
データに置き換えて、平均化回路32に出力する。これ
により、置換手段、シェーディング補正データ作成工程
を実現している。
【0098】平均化回路32では、比較回路31から出
力された画像データは、ライン間で平均化、例えば重加
算平均化を行い、シェーディング補正データDshを作成
する。これによりシェーディング補正データ作成手段、
シェーディング補正データ作成工程を実現している。こ
の作成されたシェーディング補正データDshはFIFO
33に記憶される。以上のように、平均化回路29、比
較回路31、平均化回路32などにより、シェーディン
グ基準データ作成装置37が構成されている。
【0099】原稿2を読取るときは、セレクタ28の切
換えにより、本来の原稿画像読み取り時には、データ入
力経路24から原稿2の読取画像データDiが、FIFO
33からは画素毎のシェーディング補正データDshが出
力されて、ROM34に予め格納されているシェーディ
ング補正のための演算式のアルゴリズムに基づき、ルッ
クアップテーブル方式により演算処理され、読取画像デ
ータDiに対し、シェーディング補正データDshに基づい
て白シェーディング補正がなされ、補正後の原稿12の
画像データDoが生成される。これにより白シェーディン
グ補正手段、白シェーディング補正工程を実現してい
る。
【0100】なお、この白シェーディング補正後の画像
データDoに対して、黒シェーディング補正、MTF補
正、フィルタ処理、変倍処理、γ変換、原稿12の地肌
除去処理などの画像処理がなされて、その処理後の画像
データが画像読取装置1から出力される。これらの処理
の具体的な内容については周知であるため、詳細な説明
は省略する。
【0101】この画像読取装置1によれば、白基準板1
2の読取画像データについて、先頭の複数(m)ライン
を統計化して作成した基準データと、その基準データ以
後の画像データとに関して比較を行って、ゴミ、汚れ、
傷等の影響を受けた画素を除外することができるので、
白シェーディング補正データDshから充分にノイズを除
去することができる。
【0102】この場合に、シェーディング補正データ生
成用データが出力されない画素については、その代わり
に基準データに置き換えるので、シェーディング補正デ
ータDshの生成に使用できる画素数を減らすことなく、
精度のよいシェーディング補正データを得ることができ
る。
【0103】また、基準データと、その基準データ以後
の画像データとに関して比較を行なう際には、予め基準
データから所定の値NOREFを減算してから比較すること
で、基準データを適切な値に調節し、精度のよいシェー
ディング補正データDshを的確に得ることができる。
【0104】特に、平均化回路32で、ライン間の重加
算平均によりシェーディング補正データDshを作成する
ときは、最終ラインのゴミ、汚れ、傷等の影響を効果的
に除くことができて、シェーディング補正データの作成
を的確に行なうことができる。
【0105】この画像読取装置1を制御するCPU35
は、画像読取装置1を操作する操作パネル36の操作を
受付け、この操作に応じて、比較回路31のレジスタに
設定されている値NOREFの大きさを可変する。比較回路
31が当該制御信号を受付けてレジスタに設定すること
で第1の可変手段、第1の可変工程を実現している。
【0106】CCD10に入射する光量の経時変化、例
えば、ハロゲンランプ4の光量低下、ミラー5,7,8
及びレンズユニット11より構成される走査光学系の汚
れに起因するCCD10へ入射する光量低下等により、
信号処理回路22の増幅率は経時的に増加する。増幅率
が増加するとそれだけノイズも増幅されることになる。
この実施の形態では、値NOREFを適切な大きさに調整す
ることを可能としているので、このような増幅率の増加
で大きくなったノイズも精度よく除去できる。また、サ
ービスマンにより画像読取装置1のメンテナンス、例え
ば、ハロゲンランプ4の交換や走査光学系の清掃が行わ
れた場合、CCD10に入射する光量はメンテナンス前
に比べて増加するので、信号処理回路22の増幅率も調
整する必要がある。このような場合にも、NOREFを調節
することで精度よくノイズを除去できる。このように、
予め設定された値NOREFを適切な大きさに適正に調節す
ることを可能として、精度のよいシェーディング補正デ
ータDshを的確に得ることができる。
【0107】また、CPU35は、シェーディングゲー
ト期間の総ライン数を示す情報、例えば、画像読取装置
1の読取走査速度の大きさに応じて、セレクタ28で用
いる基準データ生成エリアを示すライン数mの設定値を
可変することができる。セレクタ28にライン数mを設
定することにより第2の可変手段を実現している。
【0108】すなわち、白基準板12はあまり幅広く構
成できない。そこで、例えば、画像読取装置1が「高
速」「低速」の2段階で読取走査速度のモードの設定が
可能であるときには、「高速」であるために白基準の画
像データの総ライン数が少ないときは、ライン数mの値
を小さくして、基準データ生成エリアの範囲を小さめに
し、相対的にシェーディング補正データ生成エリアが狭
くなりすぎないようにして、シェーディング補正データ
Dshを充分に作成できるようにする。「低速」であるた
め総ライン数が多いときは、基準データ生成エリアの範
囲を大きめにして、正確な基準データを作成して、シェ
ーディング補正データDshの作成を的確に行なうように
する。
【0109】このときのライン数mは、2(n=1,
2,3,…)で表わされる数値としている。これによ
り、平均化回路29などではビットシフトだけで演算が
行なえるので、システム構成を簡易で低コストなものに
することができる。
【0110】また、CPU35は、セレクタ28で選択
的に基準データ入力経路26に出力されるデータを、基
準データ生成エリアの1又は複数ラインおきとするよう
にしてもよい。この場合には、白基準板12に、ゴミ、
汚れ、傷等が連続する複数ラインにわたって付いていて
も、その影響を低減して、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0111】[発明の実施の形態2]別の実施の形態を
発明の実施の形態2として説明する。
【0112】この実施の形態2の画像読取装置1が実施
の形態1と相違する点は、白シェーディング補正装置2
1が設けられておらず、その代わりに、実施の形態1の
場合と同様の内容の白シェーディング補正を、CPU3
5が所定の白シェーディング補正プログラムに基づいて
行なうことで、シェーディング補正データ作成装置、白
シェーディング補正装置を実現している点にある。その
他の点については、実施の形態1の場合と同様であり、
図1〜図3と同様の符号を用い、詳細な説明は省略す
る。
【0113】以下では、CPU35が白シェーディング
補正プログラムに基づいて行なう白シェーディング補正
処理の内容について、説明する。
【0114】まず、図8は、画像読取装置1の制御系の
電気的な接続を示すブロック図である。図8に示すよう
に、CPU35とバス76を介して接続されているRA
M72は、CPU35の制御によりIPU(Image Proc
essing Unit)74による後述の演算の精果求められた
シェーディング補正データを格納する。ROM71はフ
ラッシュメモリ等の不揮発性メモリで、シェーディング
補正データ作成プログラムや白シェーディング補正プロ
グラム等が格納されている。なお、ROM71内に格納
されているプログラムはCPU35の制御により、I/
Oポート73を介して図示しない外部装置からダウンロ
ードされるプログラムに書き換え可能である。CPU3
5は上記制約の他に、走査光学系の劣化の程度を示す情
報を取得してNOREFの値を演算する。
【0115】センサボード基板(SBU:Sensor Proce
ssing Unit)13は、CCD10、信号処理回路22及
びA/D変換器23を実装したボードであり、IPU7
4は、CPU35の制御により、ROM(フラッシュメ
モリ)71からシェーディング補正データ作成プログラ
ムや白シェーディシグ補正プログラムを呼び出して、シ
ェーディング補正テータ作成や白シェーディング補正の
演算を行う。シェーディング補正データ作成時にはCP
U35によりNOREFの値が設定される。
【0116】図4、図5は、CPU35の制御により行
われる白シェーディング補正処理の処理手順を説明する
フローチャートである。図4に示すように、CPU35
は、操作パネル36の操作により、設定値NOREFの大き
さの設定について指示を受付け(ステップS1のY)、
この指示された値NOREFを不揮発性メモリ(図示せず)
などに設定する(ステップS2)。
【0117】図5に示すように、CPU35は、一連の
画像読取動作を開始したときは(ステップS11の
Y)、図4の処理で設定された値NOREFを前記不揮発性
メモリから読込んで、RAMなど(図示せず)に設定し
(ステップS12)、読取走査速度のモード設定が「高
速」モードか「低速」モードかに応じて(ステップS1
3)、基準データ生成エリアのライン数mの値を設定す
る(ステップS14,S15)。ステップS12により
第1の可変手段、第1の可変工程を実現している。ステ
ップS13〜S15により第2の可変手段、第2の可変
工程を実現している。
【0118】そして、シェーディング補正データを以下
のようにして作成する。すなわち、実施の形態1の場合
と同様に基準データ生成エリアの最終ラインまで画素ご
とに重み付け平均又は単純平均などの平均化処理を行っ
て、基準データとする(ステップS16)。これにより
基準データ作成手段、基準データ作成工程を実現してい
る。
【0119】次に、ステップS6で求めた基準データ
と、基準データ生成エリア以後の各ラインの画像データ
とに関し、前記(1)式に基づく比較演算を行って(ス
テップS17)、 シェーディング補正データ生成用データ<基準データ−NOREF …… (1) の関係にある場合には(ステップS17のY)、基準デ
ータ生成エリア以後の各ラインの画像データを画素ごと
に除外し(ステップS18)、その代わりに、その比較
演算を行った基準データに置き換える(ステップS1
9)。ステップS17により比較手段、比較工程を、ス
テップS18により除外手段、除外工程を、ステップS
19により置換手段、シェーディング補正データ作成工
程を実現している。そして、この置き換え後の基準デー
タ生成エリア以後の各ラインの画像データについて重加
算平均を求める。(ステップS20)。これによりシェ
ーディング補正データ作成手段、シェーディング補正デ
ータ作成工程を実現している。
【0120】このようにして、シェーディング補正デー
タ生成エリアの最終ラインまで重加算平均を求めたとき
は(ステップS21のY)、最終的に求められた重加算
平均値をシェーディング補正データとして所定のRAM
などに記憶する(ステップS22)。
【0121】そして、原稿2の読取を開始したときは
(ステップS23のY)、このシェーディング補正デー
タを用い、実施の形態1の場合と同様に、1ラインずつ
原稿2の読取画像データに対して白シェーディング補正
を行なう(ステップS24)。ステップS24により白
シェーディング補正手段、白シェーディング補正工程を
実現している。原稿2の最終ラインまで白シェーディン
グ補正が終了したときは(ステップS25のY)、一連
の処理を終了する。
【0122】この画像読取装置1によれば、実施の形態
1と同様に、白基準板12の読取画像データについて、
先頭の複数(m)ラインを統計化して作成した基準デー
タと、その基準データ以後の画像データとに関して比較
を行って、ゴミ、汚れ、傷等の影響を受けた画素を除外
することができるので、白シェーディング補正データDs
hから充分にノイズを除去することができる。
【0123】この場合に、シェーディング補正データ生
成用データが出力されない画素については、その代わり
に基準データに置き換えるので(ステップS19)、シ
ェーディング補正データDshの生成に使用できる画素数
を減らすことなく、精度のよいシェーディング補正デー
タを得ることができる。
【0124】また、基準データと、その基準データ以後
の画像データとに関して比較を行なう際には、予め基準
データから所定の値NOREFを減算してから比較すること
で(ステップS17)、基準データを適切な値に調節
し、精度のよいシェーディング補正データDshを的確に
得ることができる。
【0125】ライン間について行なう平均化処理は重加
算平均であるため(ステップS20)、前記の手段によ
り、最終ラインのゴミ、汚れ、傷等の影響を効果的に除
くことができて、シェーディング補正データの作成を的
確に行なうことができる。
【0126】画像読取装置1を操作する操作パネル36
の操作を受付け(ステップS1)、この操作に応じて、
比較回路31のレジスタに設定されている値NOREFの大
きさを可変するので(ステップS2)、設定値NOREFを
適切な大きさに適正に調節することを可能として、精度
のよいシェーディング補正データDshを的確に得ること
ができる。
【0127】また、シェーディングゲート期間の総ライ
ン数を示す情報、この例では、画像読取装置1の読取走
査速度の大きさに応じて、基準データ生成エリアを示す
ライン数mの設定値を可変することができるので(ステ
ップS13〜S15)、シェーディングゲート期間の総
ライン数に応じてシェーディング補正データDshの作成
を的確に行なうことができる。
【0128】なお、実施の形態1と同様に、ステップS
16で、基準データ作成の対象を基準データ生成エリア
の1又は複数ラインおきにしてもよいとするようにして
もよい。この場合には、白基準板12に、ゴミ、汚れ、
傷等が連続する複数ラインにわたって付いていても、そ
の影響を低減して、シェーディング補正データの作成を
的確に行なうことができる。
【0129】また、シェーディング補正データ作成プロ
グラムは、ROM71に予め格納しておいてもよいし、
製品出荷時には、白基準を読み取った複数ライン分のデ
ータの平均値からシェーディング補正データを作成する
従来のシェーディング補正データ作成プログラムをRO
M71に格納しておき、製品出荷後にサービスマンがC
D−ROMなどの記憶媒体に格納されている、この実施
の形態のシェーディングデータ作成プログラムをPC
(Personal Computer)などのプログラムを読み取リ可
能な外部機器で一旦読み出し、この読み出されたプログ
ラムを、I/Oポート73を介してCPU35の制御に
よりROM71にダウンロードするようにしてもよい。
【0130】[発明の実施の形態3]別の実施の形態を
発明の実施の形態3として説明する。
【0131】図6は、実施の形態3であるデジタル複写
機51の概略構成を示すブロック図である。図6に示す
ように、このデジタル複写機51は、この発明の画像形
成装置を実施するもので、画像読取装置1と、プリンタ
エンジン52と、デジタル複写機51の全体を制御する
マイコンなどからなる制御部53とを備えている。
【0132】画像読取装置1の構成は、実施の形態1又
は2と同様であるため、以下では実施の形態1,2と同
一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0133】プリンタエンジン52は、用紙などの記録
媒体上に画像形成を行なうものであり、その印刷方式
は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型
熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型
熱転写方式など、周知の各種方式を用いることができ
る。
【0134】制御部53は、画像読取装置1及びプリン
タエンジン52を制御して、画像読取装置1で原稿2を
読取り、この読取った画像データに基づいてプリンタエ
ンジン52で画像形成を行なう。
【0135】したがって、このデジタル複写機51によ
れば、画像データの白シェーディング補正について、実
施の形態1,2と同様の作用、効果を奏することができ
る。
【0136】[発明の実施の形態4]別の実施の形態を
発明の実施の形態4として説明する。
【0137】図7は、実施の形態4である印刷システム
61の概略構成を示すブロック図である。図7に示すよ
うに、この印刷システム61は、この発明の画像形成装
置を実施するもので、画像読取装置1と、与えられたプ
ログラムに基づいて各種の情報処理が可能なPC(Pers
onal Computer)などの情報処理装置62と、プリンタ
63とを備え、画像読取装置1及びプリンタ63は、所
定のインターフェイスを介して情報処理装置62に接続
されている。
【0138】画像読取装置1の構成は、実施の形態1又
は2と同様であるため、以下では実施の形態1,2と同
一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0139】プリンタ63は、用紙などの記録媒体上に
画像形成を行なうものであり、その印刷方式は、電子写
真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方
式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方
式など、周知の各種印刷方式を用いることができる。
【0140】情報処理装置62には、画像読取装置1及
びプリンタ63を駆動するドライバソフトが記憶されて
いて、情報処理装置62の操作により、ドライバソフト
に基づいて画像読取装置1及びプリンタ63を制御し
て、画像読取装置1で原稿2を読取り、この読取った画
像データに基づいてプリンタエンジン52で画像形成を
行なうことが可能である。
【0141】したがって、この印刷システム61によれ
ば、画像データの白シェーディング補正について、実施
の形態1,2と同様の作用、効果を奏することができ
る。
【0142】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、白基準の先頭
の複数ラインを統計化して作成した基準データと、基準
データ以後の画像データとに関して比較を行って、ゴ
ミ、汚れ、傷等の影響を受けた画素を除外することがで
きるので、白シェーディング補正データから充分にノイ
ズを除去することができる。
【0143】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、シェー
ディング補正データの生成に使用できる画素数を減らす
ことなく、精度のよいシェーディング補正データを得る
ことができる。
【0144】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のシェーディング補正データ作成装置において、
基準データを適切な値に調節し、精度のよいシェーディ
ング補正データを的確に得ることができる。
【0145】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置
において、予め設定された値を適切な大きさに調節し
て、精度のよいシェーディング補正データを的確に得る
ことができる。
【0146】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置
において、基準データ以後の画像データをライン間で平
均化することで、シェーディング補正データの作成を的
確に行なうことができる。
【0147】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、重加算
平均でシェーディング補正データの作成を行っても、最
終ラインのゴミ、汚れ、傷等の影響を除いて、シェーデ
ィング補正データの作成を的確に行なうことができる。
【0148】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、あまり
幅広く構成できない白基準の画像データの総ライン数が
少ないときは、基準データの作成の対象となる範囲を小
さめにして、基準データ以後のラインを用いてシェーデ
ィング補正データを充分に作成できるようにし、総ライ
ン数が多いときは、基準データの作成の対象となる範囲
を大きめにして、正確な基準データを作成して、シェー
ディング補正データの作成を的確に行なうことができ
る。
【0149】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のシェーディング補正データ作成装置において、白基準
の画像読取速度に応じて、基準データの作成の対象とな
る範囲を適切に選択することができる。
【0150】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置
において、デジタル回路上のビットシフトだけで演算が
行なえて、システム構成を簡易で低コストなものにする
ことができる。
【0151】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装
置において、ゴミ、汚れ、傷等が連続する複数ラインに
わたって付いていても、その影響を低減して、シェーデ
ィング補正データの作成を的確に行なうことができる。
【0152】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0の何れかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏す
る。
【0153】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0154】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0155】請求項14に記載の発明は、白基準の先頭
の複数ラインを統計化して作成した基準データと、基準
データ以後の画像データとに関して比較を行って、ゴ
ミ、汚れ、傷等の影響を受けた画素を除外することがで
きるので、白シェーディング補正データから充分にノイ
ズを除去することができる。
【0156】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、シ
ェーディング補正データの生成に使用できる画素数を減
らすことなく、精度のよいシェーディング補正データを
得ることができる。
【0157】請求項16に記載の発明は、請求項14又
は15に記載のシェーディング補正データ作成方法にお
いて、基準データを適切な値に調節し、精度のよいシェ
ーディング補正データを的確に得ることができる。
【0158】請求項17に記載の発明は、請求項14〜
16の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、予め設定された値を適切な大きさに調
節して、精度のよいシェーディング補正データを的確に
得ることができる。
【0159】請求項18に記載の発明は、請求項14〜
17の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、基準データ以後の画像データをライン
間で平均化することで、シェーディング補正データの作
成を的確に行なうことができる。
【0160】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、重
加算平均でシェーディング補正データの作成を行って
も、最終ラインのゴミ、汚れ、傷等の影響を除いて、シ
ェーディング補正データの作成を的確に行なうことがで
きる。
【0161】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、あ
まり幅広く構成できない白基準の画像データの総ライン
数が少ないときは、基準データの作成の対象となる範囲
を小さめにして、基準データ以後のラインを用いてシェ
ーディング補正データを充分に作成できるようにし、総
ライン数が多いときは、基準データの作成の対象となる
範囲を大きめにして、正確な基準データを作成して、シ
ェーディング補正データの作成を的確に行なうことがで
きる。
【0162】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載のシェーディング補正データ作成方法において、白
基準の画像読取速度に応じて、基準データの作成の対象
となる範囲を適切に選択することができる。
【0163】請求項22に記載の発明は、請求項14〜
21の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、デジタル回路上のビットシフトだけで
演算が行なえて、システム構成を簡易で低コストなもの
にすることができる。
【0164】請求項23に記載の発明は、請求項14〜
22の何れかの一に記載のシェーディング補正データ作
成方法において、ゴミ、汚れ、傷等が連続する複数ライ
ンにわたって付いていても、その影響を低減して、シェ
ーディング補正データの作成を的確に行なうことができ
る。
【0165】請求項24に記載の発明は、白基準の先頭
の複数ラインを統計化して作成した基準データと、基準
データ以後の画像データとに関して比較を行って、ゴ
ミ、汚れ、傷等の影響を受けた画素を除外することがで
きるので、白シェーディング補正データから充分にノイ
ズを除去することができる。
【0166】請求項25に記載の発明は、請求項24に
記載のプログラムにおいて、シェーディング補正データ
の生成に使用できる画素数を減らすことなく、精度のよ
いシェーディング補正データを得ることができる。
【0167】請求項26に記載の発明は、請求項24又
は25に記載のプログラムにおいて、基準データを適切
な値に調節し、精度のよいシェーディング補正データを
的確に得ることができる。
【0168】請求項27に記載の発明は、請求項24〜
26の何れかの一に記載のプログラムにおいて、予め設
定された値を適切な大きさに調節して、精度のよいシェ
ーディング補正データを的確に得ることができる。
【0169】請求項28に記載の発明は、請求項24〜
27の何れかの一に記載のプログラムにおいて、基準デ
ータ以後の画像データをライン間で平均化することで、
シェーディング補正データの作成を的確に行なうことが
できる。
【0170】請求項29に記載の発明は、請求項18に
記載のプログラムにおいて、重加算平均でシェーディン
グ補正データの作成を行っても、最終ラインのゴミ、汚
れ、傷等の影響を除いて、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0171】請求項30に記載の発明は、請求項29に
記載のプログラムにおいて、あまり幅広く構成できない
白基準の画像データの総ライン数が少ないときは、基準
データの作成の対象となる範囲を小さめにして、基準デ
ータ以後のラインを用いてシェーディング補正データを
充分に作成できるようにし、総ライン数が多いときは、
基準データの作成の対象となる範囲を大きめにして、正
確な基準データを作成して、シェーディング補正データ
の作成を的確に行なうことができる。
【0172】請求項31に記載の発明は、請求項30に
記載のプログラムにおいて、白基準の画像読取速度に応
じて、基準データの作成の対象となる範囲を適切に選択
することができる。
【0173】請求項32に記載の発明は、請求項24〜
31の何れかの一に記載のプログラムにおいて、デジタ
ル回路上のビットシフトだけで演算が行なえて、システ
ム構成を簡易で低コストなものにすることができる。
【0174】請求項33に記載の発明は、請求項24〜
32の何れかの一に記載のプログラムにおいて、ゴミ、
汚れ、傷等が連続する複数ラインにわたって付いていて
も、その影響を低減して、シェーディング補正データの
作成を的確に行なうことができる。
【0175】請求項34に記載の発明は、請求項24〜
33のいずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1である画像読取装置の全体
構成を示す縦断面図である。
【図2】前記画像形成装置による画像読取動作で用いる
ゲート信号を説明するタイミングチャートである。
【図3】前記画像形成装置の白シェーディング補正装置
の回路構成を示すブロック図である。
【図4】発明の実施の形態2である画像読取装置が行な
う白シェーディング補正処理について説明するフローチ
ャートである。
【図5】同フローチャートである。
【図6】発明の実施の形態3であるデジタル複写機の全
体構成を示す説明図である。
【図7】発明の実施の形態4である印刷システムの全体
構成を示す説明図である。
【図8】発明の実施の形態2である画像読取装置の制御
系の電気的な接続を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 原稿 10 光電変換素子 12 白基準 21 白シェーディング補正装置 35 シェーディング補正データ作成装置 51 画像形成装置 61 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木皿 栄江 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 −1 東北リコー株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 CA07 CB07 CB11 CB16 DA04 DC01 DC20 5C072 AA01 BA08 FB12 RA16 UA03 UA12 UA14 UA20 XA01 5C077 LL02 LL04 MM27 PP06 PP44 PP46 PP62 PQ08 PQ17 PQ20 SS01 TT06

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白基準を読み取った画像データから白シ
    ェーディング補正に用いるシェーディング補正データを
    作成するシェーディング補正データ作成装置において、 前記画像データの副走査方向の先頭における複数ライン
    分のデータを統計化して基準データを作成する基準デー
    タ作成手段と、 副走査方向における前記基準データ以後の前記画像デー
    タと前記基準データとに関する比較演算を行なう比較手
    段と、 この比較演算の結果に基づいて前記基準データ以後の画
    像データを画素ごとに選択的に前記シェーディング補正
    データの作成の対象から除外する除外手段と、 この除外の対象とならなかった前記基準データ以後の画
    像データに基づいて前記シェーディング補正データを作
    成するシェーディング補正データ作成手段と、を備えて
    いることを特徴とするシェーディング補正データ作成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記除外の対象とされた画像データに代
    えて当該除外対象の画素に対応している前記基準データ
    を前記シェーディング補正データの作成の対象とする置
    換手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    シェーディング補正データ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、前記基準データから予
    め設定された値を減算した値と前記基準データ以後の画
    像データとの大小を比較するものであり、 前記除外手段は、当該比較で前記基準データ以後の画像
    データの方が小さいときは前記除外を行なうものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシェーディン
    グ補正データ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記予め設定された値の大きさの指示が
    あったときは、この指示に応じて前記予め設定された値
    の大きさを設定する第1の可変手段を備えていることを
    特徴とする請求項1〜3の何れかの一に記載のシェーデ
    ィング補正データ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記シェーディング補正データ作成手段
    は、前記基準データ以後の画像データをライン間で平均
    化処理することにより前記シェーディング補正データの
    作成を行なうことを特徴とする請求項1〜4の何れかの
    一に記載のシェーディング補正データ作成装置。
  6. 【請求項6】 前記シェーディング補正データ作成手段
    は、前記平均化処理として重加算平均を行なうことを特
    徴とする請求項5に記載のシェーディング補正データ作
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像データの総ライン数を示す情報
    に応じて前記基準データの作成の対象とする複数ライン
    の範囲を可変する第2の可変手段を備えていることを特
    徴とする請求項6に記載のシェーディング補正データ作
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の可変手段は、前記総ライン数
    を示す情報を前記画像データの画像読取速度の情報とし
    ていることを特徴とする請求項7に記載のシェーディン
    グ補正データ作成装置。
  9. 【請求項9】 前記シェーディング補正データの作成の
    対象となる画像データのライン数を2(n=1,2,
    3,…)で表わされる数値に設定している第2の設定手
    段を備えていることを特徴とする請求項1〜8の何れか
    の一に記載のシェーディング補正データ作成装置。
  10. 【請求項10】 前記シェーディング補正データ作成手
    段は、前記画像データ中で前記基準データの作成の対象
    となるラインを1又は複数ラインおきとしていることを
    特徴とする請求項1〜9の何れかの一に記載のシェーデ
    ィング補正データ作成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかの一に記載の
    シェーディング補正データ作成装置と、 このシェーディング補正データ作成装置で作成された前
    記シェーディング補正データにより原稿の読取画像の画
    像データに対して白シェーディング補正を行なう白シェ
    ーディング補正手段と、を備えていることを特徴とする
    白シェーディング補正装置。
  12. 【請求項12】 原稿の画像を読取る光電変換素子と、 この読取画像の画像データに対して白シェーディング補
    正を行なう請求項11に記載の白シェーディング補正装
    置と、を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  13. 【請求項13】 原稿の画像を読み取る請求項12に記
    載の画像読取装置を備え、この読み取った原稿の画像に
    基づいて記録媒体上に画像形成を行うことを特徴とする
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 白基準を読み取った画像データから白
    シェーディング補正に用いるシェーディング補正データ
    を作成するシェーディング補正データ作成方法におい
    て、 前記画像データの副走査方向の先頭における複数ライン
    分のデータを統計化して基準データを作成するシェーデ
    ィング補正データ作成工程と、 副走査方向における前記基準データ以後の前記画像デー
    タと前記基準データとに関する比較演算を行なう比較工
    程と、 この比較演算の結果に基づいて前記基準データ以後の画
    像データを画素ごとに選択的に前記シェーディング補正
    データの作成の対象から除外する除外工程と、 この除外の対象とならなかった前記基準データ以後の画
    像データに基づいて前記シェーディング補正データを作
    成するシェーディング補正データ作成工程と、を含んで
    なることを特徴とするシェーディング補正データ作成方
    法。
  15. 【請求項15】 前記シェーディング補正データ作成工
    程は、前記除外の対象とされた画像データに代えて当該
    除外対象の画素に対応している前記基準データを前記シ
    ェーディング補正データの作成の対象とすることを特徴
    とする請求項14に記載のシェーディング補正データ作
    成方法。
  16. 【請求項16】 前記比較工程は、前記基準データから
    予め設定された値を減算した値と前記基準データ以後の
    画像データとの大小を比較するものであり、前記除外工
    程は、当該比較で前記基準データ以後の画像データの方
    が小さいときは前記除外を行なうものであることを特徴
    とする請求項14又は15に記載のシェーディング補正
    データ作成方法。
  17. 【請求項17】 前記予め設定された値の大きさの指示
    があったときは、この指示に応じて前記予め設定された
    値の大きさを設定する第1の可変工程を含んでなること
    を特徴とする請求項14〜16の何れかの一に記載のシ
    ェーディング補正データ作成方法。
  18. 【請求項18】 前記シェーディング補正データ作成工
    程は、前記基準データ以後の画像データをライン間で平
    均化処理することにより前記シェーディング補正データ
    の作成を行なうことを特徴とする請求項14〜17の何
    れかの一に記載のシェーディング補正データ作成装置。
  19. 【請求項19】 前記シェーディング補正データ作成工
    程は、前記平均化処理として重加算平均を行なうことを
    特徴とする請求項18に記載のシェーディング補正デー
    タ作成装置。
  20. 【請求項20】 前記基準データの作成に先立って前記
    画像データの前記画像データの総ライン数を示す情報に
    応じて前記基準データの作成の対象とする複数ラインの
    範囲を可変する第2の可変工程を含んでなることを特徴
    とする請求項19に記載のシェーディング補正データ作
    成方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の可変工程は、前記総ライン
    数を示す情報を前記画像データの画像読取速度の情報と
    していることを特徴とする請求項20に記載のシェーデ
    ィング補正データ作成方法。
  22. 【請求項22】 前記シェーディング補正データ作成工
    程は、前記シェーディング補正データの作成の対象とな
    る画像データのライン数を2(n=1,2,3,…)
    で表わされる数値としていることを特徴とする請求項1
    4〜21の何れかの一に記載のシェーディング補正デー
    タ作成方法。
  23. 【請求項23】 前記シェーディング補正データ作成工
    程は、前記画像データ中で前記基準データの作成の対象
    となるラインを1又は複数ラインおきとしていることを
    特徴とする請求項14〜22の何れかの一に記載のシェ
    ーディング補正データ作成方法。
  24. 【請求項24】 白基準を読み取った画像データから白
    シェーディング補正に用いるシェーディング補正データ
    を作成する処理をコンピュータに実行させるコンピュー
    タに読取り可能なプログラムにおいて、 前記画像データの副走査方向の先頭における複数ライン
    分のデータを統計化して基準データを作成するシェーデ
    ィング補正データ作成処理と、 副走査方向における前記基準データ以後の前記画像デー
    タと前記基準データとに関する比較演算を行なう比較処
    理と、 この比較演算の結果に基づいて前記基準データ以後の画
    像データを画素ごとに選択的に前記シェーディング補正
    データの作成の対象から除外する除外処理と、 この除外の対象とならなかった前記基準データ以後の画
    像データに基づいて前記シェーディング補正データを作
    成するシェーディング補正データ作成処理と、をコンピ
    ュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  25. 【請求項25】 前記シェーディング補正データ作成処
    理は、前記除外の対象とされた画像データに代えて当該
    除外対象の画素に対応している前記基準データを前記シ
    ェーディング補正データの作成の対象とすることを特徴
    とする請求項24に記載のプログラム。
  26. 【請求項26】 前記比較処理は、前記基準データから
    予め設定された値を減算した値と前記基準データ以後の
    画像データとの大小を比較するものであり、前記除外処
    理は、当該比較で前記基準データ以後の画像データの方
    が小さいときは前記除外を行なうものであることを特徴
    とする請求項24又は25に記載のプログラム。
  27. 【請求項27】 前記予め設定された値の大きさの指示
    があったときは、この指示に応じて前記予め設定された
    値の大きさを設定する第1の可変処理をコンピュータに
    実行させることを特徴とする請求項24〜26の何れか
    の一に記載のプログラム。
  28. 【請求項28】 前記シェーディング補正データ作成処
    理は、前記基準データ以後の画像データをライン間で平
    均化処理することにより前記シェーディング補正データ
    の作成を行なうことを特徴とする請求項24〜27の何
    れかの一に記載のプログラム。
  29. 【請求項29】 前記シェーディング補正データ作成処
    理は、前記平均化処理として重加算平均を行なうことを
    特徴とする請求項18に記載のプログラム。
  30. 【請求項30】 前記基準データの作成に先立って前記
    画像データの前記画像データの総ライン数を示す情報に
    応じて前記基準データの作成の対象とする複数ラインの
    範囲を可変する第2の可変処理をコンピュータに実行さ
    せることを特徴とする請求項29に記載のプログラム。
  31. 【請求項31】 前記第2の可変処理は、前記総ライン
    数を示す情報を前記画像データの画像読取速度の情報と
    していることを特徴とする請求項30に記載のプログラ
    ム。
  32. 【請求項32】 前記シェーディング補正データ作成処
    理は、前記シェーディング補正データの作成の対象とな
    る画像データのライン数を2(n=1,2,3,…)
    で表わされる数値としていることを特徴とする請求項2
    4〜31の何れかの一に記載のプログラム。
  33. 【請求項33】 前記シェーディング補正データ作成処
    理は、前記画像データ中で前記基準データの作成の対象
    となるラインを1又は複数ラインおきとしていることを
    特徴とする請求項24〜32の何れかの一に記載のプロ
    グラム。
  34. 【請求項34】 請求項24〜33のいずれかの一に記
    載のプログラムを記憶している記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010283437A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及び画像形成装置
US8004726B2 (en) 2007-02-02 2011-08-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus and image density correction method

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