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JP2004140518A - 高周波電力増幅用電子部品および無線通信システム - Google Patents

高周波電力増幅用電子部品および無線通信システム Download PDF

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JP2004140518A
JP2004140518A JP2002302021A JP2002302021A JP2004140518A JP 2004140518 A JP2004140518 A JP 2004140518A JP 2002302021 A JP2002302021 A JP 2002302021A JP 2002302021 A JP2002302021 A JP 2002302021A JP 2004140518 A JP2004140518 A JP 2004140518A
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Kyoichi Takahashi
高橋 恭一
Nobuhiro Matsudaira
松平 信洋
Hitoshi Akamine
赤嶺 均
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Hitachi Information and Telecommunication Engineering Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Renesas Technology Corp
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Hitachi Hybrid Network Co Ltd
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Abstract

【課題】フィードバック制御に必要な出力レベルの検出を電流検出方式で行なう無線通信システムにおいて、送信要求レベルの低い領域における制御感度を下げ、制御範囲全体に亘って精度良く出力レベルを制御することができる高周波電力増幅回路を提供する。
【解決手段】出力電力のフィードバック制御に必要な出力レベルの検出を電流検出方式で行ない出力レベル検出信号と出力レベル指示信号とを比較してその差に応じて高周波電力増幅回路のバイアス電圧を生成してゲイン制御を行なう無線通信システムを構成する高周波電力増幅用電子部品において、電流検出回路(20)と電流−電圧変換回路(40)との間にn乗根変換回路(30)もくしは対数変換回路(30’)を設けるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の無線通信システムに使用され高周波信号を増幅して出力する高周波電力増幅回路および高周波電力増幅回路を組み込んだ電子部品に適用して有効な技術に関し、特に出力電力のフィードバック制御に必要な出力レベルの検出を電流検出方式で行なう検出回路を有する無線通信システムにおいて出力電力の低いレベルの領域における制御感度を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機等の無線通信装置(移動体通信装置)における送信側出力部には、変調後の信号を増幅する高周波電力増幅回路が組み込まれており、従来の無線通信装置には、ベースバンド回路もしくはマイクロプロセッサ等の制御回路からの送信要求レベルに応じて高周波電力増幅回路の増幅率を制御するため、高周波電力増幅回路もしくはアンテナの出力レベルを検出して帰還をかけることが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。そして、出力レベルの検出は、従来は一般に、カプラや検波回路などを使用して行なっており、検波回路は高周波電力増幅回路とは別個の半導体集積回路として構成されることが多い。
【0003】
また、カプラは、ディスクリート部品もしくは絶縁基板(モジュール基板)に形成された出力線(マイクロストリップ線路)と並行に配設された導電体との間に形成される容量を介して出力レベルを検出する素子であり、半導体チップ上に形成される素子に比べてサイズが大きい。なお、方向性結合器(カプラ)については、例えば総合電子出版社、1997年7月10日発行「マイクロ波の基礎とその応用」P191〜P193に記載されている。また、工業調査会発行「電子材料」1999年4月号のP91〜P95には移動体通信用セラミック積層ロウパスフィルタおよび方向性結合器について記載されている。
【0004】
従来の高周波電力増幅回路の出力レベル検出方式は、高周波電力増幅回路とは別の半導体集積回路や電子部品を数多く使用しているため、モジュールの小型化を困難にする。さらに、カプラを使用する場合には、検出感度を向上させるためカプラの一端に基準電圧を印加することが行なわれることがあり、その場合基準電圧の最適設定および部品のばらつきに応じた電圧等の調整が必要になるため、セットメーカの負担が大きくなるという不具合がある。また、カプラを使用すると、電力損失も生じるという不具合がある。
【0005】
さらに、近年の携帯電話機においては、880〜915MHz帯の周波数を使用するGSM(Global System for Mobile Communication)と呼ばれる方式の他に例えば1710〜1785MHz帯の周波数を使用するDCS(Digital Cellular System)のような方式の信号を扱えるデュアルバンド方式の携帯電話機が提案されている。かかる携帯電話機に使用される高周波電力増幅モジュールでは、出力パワーアンプも各バンドに応じて設けられるため、その出力レベルを検出するカプラも各バンドに応じてそれぞれ必要になる。そのため、一層モジュールの小型化が困難になる。
【0006】
そこで、本出願人は、高周波信号を増幅する電力増幅用トランジスタの入力信号を受け電力増幅用トランジスタに流れる電流に比例した電流を流す出力検出用トランジスタおよび該トランジスタの電流を転写するカレントミラー回路とを設け、カレントミラー回路の転写先の電流を電圧に変換して出力レベルの検出信号とし、検出された出力レベルと送信要求レベルとを比較して出力レベルの制御を行なう電流検出方式の無線通信システムに関する発明をなし、出願を行なった(特願2000−523757号)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−151310号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図9は、本出願人が開発した電流検出方式の無線通信システムにおける電流検出方式の出力レベル検出回路による高周波電力増幅回路のフィードバック制御系の概略構成を示したものである。図9において、10は高周波信号Pinを増幅する電力増幅器、20は電力増幅器10の出力レベルを検出しそれに応じた電流を出力する電流検出器、40は電流検出器からの出力電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路、50は電流−電圧変換回路の出力電圧とベースバンド回路もしくはマイクロプロセッサ等の制御回路から供給される出力レベル指示信号Vrampとを比較する誤差アンプで、この誤差アンプにより入力電位差に応じたバイアス電圧が生成されて電力増幅器10に供給され、電力増幅器10のゲインを制御して出力レベルを制御するように構成される。
【0009】
本発明者等は、図9の電流検出方式の高周波電力増幅回路における出力レベル指示信号Vrampと出力電力Poutとの関係を検討した。その結果、図4に破線A2で示すような関係になっており、送信要求レベルの低い領域における制御感度が高く、僅かな送信要求レベルの変化で出力電力Poutが大きく変化することが明らかになった。本発明は、上記のような電流検出方式の高周波電力増幅回路における課題に鑑みてなされたもので、電流検出回路にその出力が入力に対してn乗根もしくは対数関数的に変化するような特性を持たせることにより上記課題を解決するようにしたものである。
【0010】
なお、高周波電力増幅回路の出力レベルを検波回路で検出してフィードバックをかけるようにしたカプラ方式の通信システムにおいて、電流−電圧特性が対数関数であるダイオードを利用して高周波電力増幅回路の出力を2乗検波する検出回路と該検出回路の出力を対数変換する回路とを設けてリニア制御を行なうようにした発明が提案されている(特開平4−144305号公報)。ただし、この先願発明は、カプラ方式の通信システムに関するものであり、電流検出方式の通信システムにおける上述のような課題を見出してなされた本願発明とは直接的な関係がある発明ではない。
【0011】
より具体的には、カプラを含む検波回路を使用してフィードバック制御に必要な情報を得る前記先願発明では、検出対象が出力電力でありこの出力電力に対して検出器の出力は指数関数的に変化する(公報第4図(B)参照)。一方、電流検出方式のフィードバック制御を行なう前記本願発明では、検出対象が電流でありこの電流に対して検出器の出力電流は直線的に変化する。つまり、本願発明は先願発明と全く異なる特性を示す検出器の出力に基づいて所望の出力電力が得られるように電力増幅回路を制御することに向けられた発明である。このことから、2つの発明は出発点の異なる発明であり、上記先願発明は本願発明の進歩性を判断する際の公知技術となり得ない発明であるといえる。
【0012】
また、ダイオードを使用した上記先願発明は、ダイオードの有する温度特性による検出誤差については全く考慮していない。これに対し本願発明は、ダイオードの有する温度特性による検出誤差を考慮に入れた発明であり、温度変化による誤差を回避する対策をも開示する実用性の極めて高い技術である。
【0013】
本発明の目的は、出力電力のフィードバック制御に必要な出力レベルの検出を電流検出方式で行なう無線通信システムにおいて、送信要求レベルの低い領域における制御感度を下げ、制御範囲全体に亘って精度良く出力レベルを制御することができる高周波電力増幅用電子部品およびそれを用いた無線通信システムを提供することにある。
【0014】
さらに、本発明の他の目的は、出力電力のフィードバック制御に必要な出力レベルの検出を電流検出方式で行なう無線通信システムにおいて、温度が変化しても制御感度が変わらない信頼性の高い高周波電力増幅用電子部品およびそれを用いた無線通信システムを提供することにある。
【0015】
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0017】
すなわち、出力電力のフィードバック制御に必要な出力レベルの検出を電流検出方式で行ない出力レベル検出信号と出力レベル指示信号とを比較してその差に応じて高周波電力増幅回路のバイアス電圧を生成してゲイン制御を行なう無線通信システムを構成する高周波電力増幅用電子部品において、電流検出回路と電流−電圧変換回路との間にn乗根変換回路もくしは対数変換回路を設けるようにしたものである。
【0018】
上記した手段によれば、送信要求レベルの低い領域において出力レベル指示信号に対する出力電力の変化の度合いが大きくても、出力電力のレベルが低い領域では出力レベルに対する出力レベル検出回路の検出電流もしくは検出電圧の変化の度合いが大きくなる。そのため、出力レベル検出信号と出力レベル指示信号の差に応じたバイアス電圧を生成するアンプの出力の変化の度合いが出力レベルの小さい領域では小さくなり、これによって送信要求レベルの低い領域における出力レベル指示信号に対する高周波電力増幅回路の制御感度が下がり、制御範囲全体に亘って精度良く出力レベルを制御することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明を適用した電流検出方式の無線通信システムにおける電流検出方式の出力レベル検出回路による高周波電力増幅回路のフィードバック制御系の第1の実施例の概略構成を示したものである。
【0021】
図1において、10は高周波信号Pinを増幅する電力増幅器、20は電力増幅器10の出力レベルを検出しそれに応じた電流を出力する電流検出器、30は電流検出器20から出力される電流Isnsの2乗根(平方根)をとった電流Isoutに変換する2乗根変換器、40は2乗根変換器30からの出力電流Isoutを検出電圧Vsnsに変換する電流−電圧変換器、50は電流−電圧変換器40の出力電圧と図示しないベースバンド回路もしくはマイクロプロセッサ等の制御回路から供給される出力レベル指示信号Vrampとを比較しそれらの電位差に応じた電圧を出力する誤差電圧検出器(誤差アンプ)で、この誤差アンプ50の出力電圧がバイアス電圧として電力増幅器10に供給される。
【0022】
図2は、本発明を適用した電流検出方式の無線通信システムにおける高周波電力増幅回路のフィードバック制御系の第2の実施例の概略構成を示す。図1の実施例との差異は、電流検出器20から出力される電流Isnsの2乗根をとった電流Isoutに変換に変換する2乗根変換器30の代わりに、電流検出器20から出力される電流Isnsの対数をとった電流Isout’に変換して出力する対数変換器30’が設けられている点にある。
【0023】
図1や図2には示されていないが、電力増幅器10は各々MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)のようなトランジスタが1段もしくは複数段接続されてなり、それらの制御端子(ゲート端子またはベース端子)に誤差アンプ50からのバイアス電圧を直接もしくは適当な抵抗比で分割した電圧を印加して電力増幅器10のゲインを制御し、出力レベルを制御するように構成される。
【0024】
図3には、第1の実施例の制御系における出力電圧Voutと電流−電圧変換器40の出力電圧(検出電圧)Vsnsとの関係が実線B1で示されている。また、図4には、第1の実施例の制御系における出力レベル指示信号Vrampと出力電力Poutとの関係が実線B2で示されている。
【0025】
図3および図4において、一点鎖線C1,C2で示されているのは、第2の実施例の制御系における出力電圧Voutと電流−電圧変換器40の出力電圧Vsnsとの関係と、第2の実施例の制御系における出力レベル指示信号Vrampと出力電力Poutとの関係である。
【0026】
また、図3および図4において、破線A1,A2で示されているのは、第1の実施例2乗根変換器30または第2の実施例の対数変換器30’のいずれも設けない図9に示されている制御系におけるVoutと電流−電圧変換器40の出力電圧Vsnsとの関係と、出力レベル指示信号Vrampと出力電力Poutとの関係である。
【0027】
n乗根変換器30もしくは対数変換器30’を設けたことにより、図3からも分かるように、出力電力Poutのレベルが低い領域では出力レベルVoutに対する電流−電圧変換器40の出力電圧の変化の度合いが大きくなり、これにより送信要求レベルの低い領域において出力レベル指示信号Vrampに対する出力電力Poutの変化の度合いが大きくても、送信要求レベルの低い領域における出力レベル指示信号に対する高周波電力増幅器10の制御感度が下がり、制御範囲全体に亘って精度良く出力レベルを制御することができるようになることが図4より分かる。
【0028】
図5は、図1の実施例のより具体的な構成を示す。図5において、10は入力高周波信号Pinを増幅して出力する高周波増幅器で、この高周波増幅器10は縦続接続された3段の増幅段により構成されている。
【0029】
図5において、TR1は高周波信号Pinを増幅する1段目の増幅段を構成する電力増幅用トランジスタ、TR2は2段目の増幅段を構成する電力増幅用トランジスタ、TR3は3段目の増幅段を構成する電力増幅用トランジスタ、L1は最終段のトランジスタTR3のコレクタ端子と電源電圧端子Vddとの間に接続されたインダクタンス素子である。このインダクタンス素子L1の代わりに基本波の1/4波長の電気長を有するλ/4伝送線路を用いることもある。また、電力増幅用トランジスタTR1〜TR3は、この実施例ではMOSFETが使用されているが、バイポーラ・トランジスタやGaAsMESFET、ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT)、HEMT(High Electron Mobility Transistor)等他のトランジスタを用いることもある。
【0030】
電流検出器20は、抵抗R2を介して高周波増幅器10の最終増幅段の電力増幅用トランジスタTR3の入力信号と同一の信号がゲート端子に印加された出力検出用トランジスタTR4と、抵抗R3を介してトランジスタTR4と直列に接続されたカレントミラー用トランジスタTR5と、該トランジスタTR5とカレントミラー接続されたトランジスタTR6とにより構成され、トランジスタTR3とTR4のサイズ比を適当に設定することによりトランジスタTR4にTR3のコレクタ電流の1/nの電流が流れるようにされ、トランジスタTR4の電流がカレントミラー回路によりトランジスタTR6に転写されることによって該トランジスタTR6に流されるドレイン電流は電力増幅用トランジスタTR3の出力電力と相関のある電流Isnsとなるようにされている。
【0031】
この電流Isnsがn乗根変換器30もしくは対数変換器30’によって変換されて、変換された電流Isoutが電流−電圧変換手段としての抵抗R4に流されることによって出力レベルに応じた検出電圧Vsnsに変換され、この検出電圧Vsnsが誤差アンプ50に供給されてベースバンド回路などから供給される出力レベル指示信号Vrampと比較され、VsnsとVrampの差に応じた電圧Vapcがコンパレータ50から出力され、Vapcが抵抗RP1〜RP4で分割された電圧が各段の電力増幅用トランジスタTR1〜TR3のゲート端子にバイアス電圧として印加されて出力レベルの制御が行なれるように構成されている。
【0032】
なお、図5において、CDC1,CDC2,CDC3は直流をカットする容量素子、MN1〜MN4はそれぞれ容量CP1〜CP6と伝送線路TL1〜TL7からなるインピーダンス整合回路である。出力検出用トランジスタTR4のサイズ(ゲート幅)は、電力増幅用トランジスタTR3のサイズの数10分の1の大きさとされ、電力増幅用トランジスタTR4のドレイン電流Iddが数A(アンペア)のとき数10Aとなるように設計される。また、カレントミラー用トランジスタTR5とTR6のサイズ比はほぼ1:1である。これにより、電流検出器20から出力される電流Isnsは、電力増幅用トランジスタTR2のドレイン電流Iddに比べてはるかに小さな値とされる。
【0033】
さらに、本実施例においては、図5に示されている回路のうち符号IC1,IC2,IC3が付された一点鎖破線で囲まれた回路および素子は、それぞれが別個の半導体チップ上に形成されていることを意味している。また、図5の回路は、これらの半導体チップIC1,IC2,IC3と抵抗や容量などのディスクリート部品によりモジュールとして構成される。本明細書においては、表面や内部にプリント配線が施されたセラミック基板のような絶縁基板に複数の半導体チップとディスクリート部品が実装されて上記プリント配線やボンディングワイヤで各部品が所定の役割を果たすように結合されることであたかも一つの電子部品として扱えるように構成されたものをモジュールと称する。
【0034】
図6はn乗根変換器30の具体的な回路の一例としての2乗根回路を示す。
【0035】
この実施例の2乗根回路は、前記電流検出器20から出力される検出電流Isnsを比例縮小するNチャネルMOSFETからなる第1カレントミラー回路31と、該第1カレントミラー回路31の転写先の電流をさらに比例縮小するNチャネルMOSFETからなる第2カレントミラー回路32と、定電流源60からの基準電流Irefを比例縮小するPチャネルMOSFETからなる第3カレントミラー回路33と、該第3カレントミラー回路33の転写先の電流をさらに比例縮小するPチャネルMOSFETからなる第2カレントミラー回路34と、これらのカレントミラー回路により生成された電流を用いて検出電流Isnsの2乗根に相当する項を含む電流を生成する演算回路35と、該演算回路35を構成するMOSFET M4と直列に接続されM4と同一の電流が流されるMOSFET M5およびM5とカレントミラー接続されたMOSFET M6およびM6と直列に接続されたMOSFET M7からなりMOSFET M7のゲートにM4のドレイン電圧が印加されることにより演算回路35を構成するMOSFET M2とM4の動作点を与えるバイアス回路36と、前記カレントミラー回路32,34により生成された電流を用いて演算回路35で生成された2乗根に相当する項を含む電流から2乗根の項以外の余分な項に相当する電流を減算して検出電流Isnsの2乗根に比例した電流を出力する電流合成回路37とから構成されている。
【0036】
各カレントミラー回路31〜34はそれぞれ互いゲート共通接続された対をなすMOSFETのサイズ比(ゲート幅の比)を所定の値に設定することにより比例縮小された電流を生成する。具体的には、第1カレントミラー回路31は1/10に、第2カレントミラー回路32は1/3と1/12に、第3カレントミラー回路33は1/8に、そして第4カレントミラー回路34は1/4と1/16に、それぞれ縮小された電流を生成するように対をなすMOSFETのサイズ比(ゲート幅の比)が所定の値に設定されている。
【0037】
2乗根回路30に入力される検出電流Isnsの1/30の電流をIs、定電流源60からの基準電流Irefの1/32の電流をIrと置くと、第1カレントミラー回路31と第3カレントミラー回路33の転写先に流される電流はそれぞれ3Is,4Irとなり、第2カレントミラー回路32と第4カレントミラー回路34の転写先から演算回路35に流される電流はそれぞれIs,Irとなる。
【0038】
演算回路35は、第2カレントミラー回路32から供給される電流Isがドレイン・ソース間に流されるMOSFET M2と、該MOSFET M2のドレイン電圧がゲート端子に印加され、第4カレントミラー回路34から供給される電流Irがドレイン・ソース間に流されるMOSFET M3と、同じくMOSFET M2のドレイン電圧がゲート端子に印加され電流合成回路37の転写元の電流を流すMOSFET M3と、該MOSFET M3のソース側にM3と直列に接続されたMOSFET M1とから構成されている。MOSFET M1はゲートとドレインが結合されてダイオードとして作用するようにされている。また、MOSFET M1〜M4は、互いにサイズ(ゲート幅Wとゲート長L)が同一になるように設計され、同一工程で同時に製造されることにより同一のしきい値電圧Vthを有するようにされるとともに、MOSFET M1〜M4は飽和領域で動作するように電源電圧Vdd2が設定されている。
【0039】
ここで、MOSFET M1,M2,M3,M4のゲート・ソース間電圧をVGS1,VGS2,VGS3,VGS4、ドレイン・ソース間電圧をVDS1,VDS2,VDS3,VDS4で表わし、演算回路35のノードN1に着目すると、ノードN1の電位Vn1はMOSFET M1,M3の側からはVn1=VGS1+VGS3で決まり、MOSFET M2,M4の側からはVn1=VGS2+VGS4で決まり、両電位は等しいことから、VGS1+VGS3=VGS2+VGS4となる。
【0040】
MOSFET M1とM3は直列接続されているので流れる電流は等しく(図ではIout)、MOSFET M2にはカレントミラー回路32から電流Isが、またMOSFET M4にはカレントミラー回路34から電流Irが流されることから、上記等式は、MOSFETの飽和領域でのドレイン電流特性を表わす式より、次式(1)のように表わすことができる。
【0041】
2[Vth+√{(2/β)・(L/W)/(1+λ・VDS)}・√Iout]=Vth+√{(2/β)・(L/W)/(1+λ・VDS)}・√Is+Vth+√{(2/β)・(L/W)/(1+λ・VDS)}・√Ir ……(1)
上式において、各MOSFET M1〜M4の素子サイズL/Wは等しく、またMOSFETの素子特性からλ・VDSは「1」対して無視できるほど小さいので、次式
√Iout=(√Is+√Ir)/2 ……(2)
のように整理することができる。そして、この式を変形すると、
Iout=(Is+Ir)/4+√(Is・Ir)/2 ……(3)
となり、(Is+Ir)/4なる余分な項は含まれるが、MOSFET M3に流れる電流Ioutは検出電流Isの2乗根で表わされることが分かる。
【0042】
さらに、図6の実施例の回路においては、互いにゲート共通接続されたカレントミラーMOSFET M8,M9からなる電流合成回路37が設けられており、この回路はカレントミラーの転写元のMOSFET M8に流れる電流に、第2カレントミラー回路32から供給されるIs/4の電流と第4カレントミラー回路34から供給されるIr/4の電流を足し込んだものをIoutとして出力するように構成されている。また、MOSFET M8とM9はサイズ比が1:10になるように設計されている。これにより、MOSFET M8とカレントミラー接続されたMOSFET M9には、Ioutよりも(Is+Ir)/4だけ少ない電流の10倍の大きさの電流が流れるようにされる。
【0043】
ここで、電流合成回路37により足し込まれる電流(Is+Ir)/4は、上記式(3)の第1項に相当することが分かる。従って、MOSFET M9に流れる電流は上記式(3)の第2項の10倍すなわち10・√(Is・Ir)/2=5・√(Is・Ir)となる。図6の実施例の回路ではこの電流が出力されるようになっている。従って、この回路の出力電流はIsの2乗根に比例した電流となる。
【0044】
一方、前述したように、電流Isは電流検出回路20の検出電流Isnsの1/30である。よって、図6の実施例の回路の出力電流は、電流検出回路20の検出電流Isnsの2乗根に比例した電流となる。そして、この電流は電流−電圧変換回路40の抵抗Rsに流されて電圧に変換され、この変換された電圧がバッファ41によりインピーダンス変換されて誤差アンプ50に供給される。
【0045】
この実施例の2乗根回路は、式(3)に温度係数が含まれておらず出力電流には温度依存性がないため、基準電流Irefが一定であれば周囲温度が変化しても動作特性は一定であり安定性の高い変換が可能である。温度が変化しても電流が一定である定電流源としては、正の温度特性を有する素子と負の温度特性を有する素子を組み合わせることで温度補償をした公知の定電流回路があるので、そのような温度依存性のない定電流回路を利用することで容易に本実施例の2乗根回路に適した基準電流Irefを生成して与えることができる。
【0046】
なお、図6の実施例においては、第1カレントミラー回路31と第3カレントミラー回路33は各々カレントミラー接続されたMOSFET対が2段縦積みにされた回路が用いられているが、これは生成される電流の電源電圧依存性を下げるためであり、2乗根回路30の動作電圧Vdd2として安定性の高い電圧が供給される場合にはそれぞれP−MOS側のカレントミラー回路32,34と同様な1段のカレントミラー回路とすることができる。
【0047】
また、図6の実施例においては、出力電流から√(Is・Ir)の項以外の余分な電流(Is+Ir)/4の項をなくすため、カレントミラー回路37のMOSFET M8から出力される電流にカレントミラー回路32と34からの電流Is/4とIr/4を加えたものを演算回路35の電流Ioutとして流し込んでいるが、カレントミラー回路31と32を構成するMOSFETとカレントミラー接続されて比例縮小した電流を流すMOSFETを設けて、MOSFET M8から出力される電流に電流Is/4とIr/4を足し込む代わりに、MOSFETM9から出力される電流から電流Is/4とIr/4を差し引いた電流をセンス抵抗Rsに流すように構成しても良い。
【0048】
図7は対数変換器の具体的な回路例を示す。なお、この実施例の対数変換器は、特に制限されるものでないが、図2の対数変換器30’と次段の電流−電圧変換器40を含んだ回路として構成されている。
【0049】
この実施例の対数変換器は、ダイオードの電流−電圧特性を利用して対数変換する回路であり、前記電流検出器20から出力される検出電流Isnsと基準電流Irefがそれぞれ入力される一対の入力端子IN1,IN2と接地点との間に接続され入力電流を電圧に変換するダイオードD1,D2と、変換された電圧をインピーダンス変換して後段に伝えるバッファBFF1,BFF2と、入力抵抗R11,R12と差動アンプOP1と該アンプOP1の非反転入力端子と接地点との間に接続された抵抗R13とアンプOP1の出力端子と反転入力端子との間に接続された帰還抵抗R14とからなり入力電位差を増幅する誤差増幅回路38と、該誤差増幅回路38の出力を非反転入力端子に受ける差動アンプOP2と該アンプOP2の反転入力端子と接地点との間に接続された抵抗R15とアンプOP2の出力端子と反転入力端子との間に接続された帰還抵抗R25とからなる温度補償用ボルテージフォロワ39とにより構成されている。
【0050】
図7の対数変換器30’は、抵抗R11,R12の抵抗値をr1、抵抗R13,R14の抵抗値をr2とし、温度をTとおくと、差動アンプOP1は次式(4)で表わされるような電圧Vsnsを出力する。
【0051】
Vsns=(kT/q)・(r2/r1)・ln(Isns/Iref) ……(4)
なお、式(4)において、kはボルツマン係数、qは電子の電荷量である。この式より、差動アンプOP1の出力Vsnsは対数関数で表わされることが分かる。しかし、この式には、温度Tが含まれているのでVsnsは温度依存性を有する。そこで、この実施例では、差動アンプOP1の後段に温度補償用ボルテージフォロワ39を設けて温度補償した出力を得るようにしている。
【0052】
温度補償用ボルテージフォロワ39において、抵抗R15,R16の抵抗値をr5,r6とすると、差動アンプOP2は、次式(5)で表わされる電圧Voutを出力する。
Vout=(1+r6/r5)・Vsns   ……(5)
【0053】
上記式(4)を温度Tで微分すると、次式
∂Vsns/∂T=Vsns/T
が、また上記式(5)を温度Tで微分すると、次式
∂Vout/∂T=(1/r5)・∂r6/∂T・Vsns+(1+r6/r5)・∂Vsns/∂T
が得られる。これを整理すると、
∂Vout/∂T=(r6/r5)(1/r6)・∂r6/∂T・Vsns+(1+r6/r5)・Vsns/T
となる。ここで、(1/r6)・∂r6/∂Tは抵抗R16の温度係数であるので、これをαとおくと、
∂Vout/∂T={(r6/r5)・α+(1+r6/r5)・1/T}・Vsns
となる。この式より、∂Vout/∂T=0つまり差動アンプOP2の出力Voutが温度依存性を有しないようにするには、(r6/r5)・α+(1+r6/r5)・1/T=0とすればよい。つまり、α=−(1+r5/r6)・1/Tとすればことが分かる。
【0054】
ここで、温度Tを360°Kとし、αが−3300ppm/℃の抵抗を使用するとすると、(1+r5/r6)・1/360=0.0033より、r6/r5=5.3が得られる。これより、例えばR15として抵抗値r5が5.6kΩの抵抗を、またR16として抵抗値r6が30kΩの抵抗を使用すれば良いことが分かる。抵抗R15,R16としてディスクリートの部品を使用するようにすれば、αが−3300ppm/℃の抵抗は容易に手に入れることができるので、検出電流Isnsを対数変換した電圧Voutを出力する対数変換器30’を実現できる。
【0055】
図6に示されている2乗根変換器30はMOSFETで構成されているためスピードが少し遅いが、図7の実施例の対数変換器30’は少なくともバッファBFF1,BFF2をバイポーラ・トランジスタで構成すれば2乗根変換器30よりも高速で動作させることができるという利点がある。一方、2乗根変換器30はバイポーラ・トランジスタで構成した場合、所望の特性を有するように設計するのは困難であるが、MOSFETを使用すれば図6のような構成とすることにより容易に所望の特性を有する回路を実現できる。また、MOSFETで構成された2乗根変換器30は、電流検出器20や誤差アンプ50がMOSFETで構成される場合、それらと同一半導体チップ上に形成することができるので、部品点数を減らすことができる。
【0056】
図8は、本発明を適用した無線通信システムの一例としてのGSMとDCSの2つの通信方式の無線通信が可能なシステムの概略の構成を示す。
【0057】
図8において、100はGSMやDCSのシステムにおけるGMSK変調や復調を行なうことができる変復調回路を有する半導体集積回路化された高周波信号処理回路(高周波IC)110や受信信号から不要波を除去する弾性表面波フィルタからなるバンドパスフィルタSAWと受信信号を増幅するロウノイズアンプLNAなどが1つのセラミック基板上に実装されてなる高周波モジュール(以下、RFモジュールと称する)、200はアンテナANTを駆動して送信を行なう高周波電力増幅回路(以下、パワーアンプと称する)10や出力電力制御回路230などを含む高周波電力増幅用モジュール(以下、パワーモジュールと称する)である。
【0058】
また、300は送信データ(ベースバンド信号)に基づいてI,Q信号を生成したり受信信号から抽出されたI,Q信号を処理したりする半導体集積回路化されたベースバンド回路(以下、ベースバンドICと称する)、400はRFパワーモジュール200から出力される送信信号に含まれる高調波などのノイズを除去するフィルタLPFや送受信切替えスイッチ、分波器などを含むフロントエンド・モジュール、500は高周波IC110やベースバンドIC300に対する制御信号を生成したりパワーモジュール200に対する出力レベル指示信号Vrampを生成したりしてシステム全体を制御するマイクロプロセッサ(以下、CPUと称する)である。
【0059】
図5の電流検出器20とn乗根変換器30(もしくは対数変換器30’)と電流−電圧変換器40と誤差アンプ50は、図8では出力電力制御回路230として1つのブロックで表わされている。
【0060】
図8に示されているように、この実施例では、パワーモジュール200内にGSMの周波数帯である900MHzの送信信号を増幅するパワーアンプ210aと、DCSの周波数帯である1800MHzの送信信号を増幅するパワーアンプ210bとが設けられている。同様に、RFモジュール100内にGSM用のSAWフィルタ120aおよびロウノイズアンプ130aと、DCS用のSAWフィルタ120bおよびロウノイズアンプ130bとが設けられている。
【0061】
高周波IC110においては送信したい情報に従って搬送波を位相変調するGMSK変調が行なわれ、位相変調された信号が高周波信号Pinとしてパワーモジュール200に入力され増幅される。特に制限されるものでないが、この実施例では高周波IC110は、送信用の変調回路の他に、受信信号を低い周波数の信号にダウンコンバートするミクサ、高ゲインのプログラマブル・ゲインアンプなどからなる受信系回路も含んで構成されている。ロウノイズアンプLNAは、高周波IC110に内蔵させることも可能である。
【0062】
フロントエンド・モジュール400には、GSM用のロウパスフィルタ410aとDCS用のロウパスフィルタ410bおよびGSMの送信/受信を切り替える切替えスイッチ420aとDCSの送信/受信を切り替える切替えスイッチ420b、アンテナANTに接続され受信信号からGSM用の信号とDCS用の信号を分離する分波器430などが設けられている。図8には示されていないが、パワーモジュール200またはフロントエンド・モジュール400には、パワーアンプ210a,210bの出力端子またはRFパワーモジュール200の送信出力端子とロウパスフィルタ410a,410bとの間に接続されてインピーダンスの整合を行なうインピーダンス整合回路が設けられる。
【0063】
なお、上記のようなGSMとDCSのデュアルバンド通信システムにおいては、GSM側のパワーアンプ210aの出力電力とDCS側のパワーアンプ210bの出力電力の最大レベルはそれぞれ規格によって規定されていて異なっているが、高周波電力増幅用トランジスタTR3と電流検出器20の出力検出用トランジスタTR4とのサイズ比およびカレントミラー回路を構成するトランジスタTR5とTR6とのサイズ比をそれぞれ適当に設定することにより、2乗根変換器30または対数変換器30’や電流−電圧変換器(センス用抵抗)40および誤差アンプ50を2つのバンドで共用させることができる。
【0064】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば前記実施例では、n乗根変換器30の一例として2乗根変換器の具体例を示し説明したが、n乗根変換器30は2乗根変換器に限定されるものでなく3乗根変換器や4乗根変換器であっても良い。ただし、実際のシステムでは4乗根変換器までで充分である。同様に対数変換器30’も図7の実施例に限定されず、バイポーラ・トランジスタのベース・エミッタ間電圧とコレクタ電流との関係を利用した公知の対数増幅器を利用することも可能である。また、前記実施例の高周波電力増幅回路では、電力増幅FETを3段接続しているが、2段構成としたり、4段以上の構成としても良い。
【0065】
さらに、前記実施例では、電流検出回路20と電流−電圧変換回路40との間にn乗根変換回路30もくしは対数変換回路30’を設けたものを説明したが、電流検出回路20または電流−電圧変換回路40にその出力が入力に対してn乗根関数もしくは対数関数的に変化するような特性を持たせるように構成してもよい。また、前記実施例では、電流検出回路20により検出された電流を変換する電流変換回路の例としてn乗根変換回路30と対数変換回路30’を示したが、電流変換回路はそれに限定されず、電流検出回路20の出力電流を、極大値を持たず上に凸の単調に増加する関数によって表わされるような電流に変換する電流変換回路であれば良い。
【0066】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるGSMとDCSの2つの通信方式による送受信が可能なデュアルモードの無線通信システムを構成するパワーモジュールに適用した場合を説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、他の通信方式や、GMSとDCSとPCS(Personal Communications System)など3以上の通信方式による送受信が可能なマルチモードの携帯電話機や移動電話機などの無線通信システムを構成するパワーモジュールに利用することができる。
【0067】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0068】
すなわち、本発明に従うと、送信要求レベルの低い領域における出力レベル指示信号に対する高周波電力増幅回路の制御感度が下がり、制御範囲全体に亘って精度良く出力レベルを制御することができるようになる。また、温度が変化しても制御感度が変わらない信頼性の高い高周波電力増幅器および無線通信システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電流検出方式の無線通信システムにおける高周波電力増幅回路のフィードバック制御系の第1の実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した電流検出方式の無線通信システムにおける高周波電力増幅回路のフィードバック制御系の第2の実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例と先願の高周波電力増幅回路のフィードバック制御系における出力電圧Voutと検出電圧Vsnsとの関係を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例と先願の高周波電力増幅回路のフィードバック制御系における出力レベル指示信号Vrampと出力電力Poutとの関係を示すグラフである。
【図5】図1の実施例のより具体的な構成を示す回路図である。
【図6】n乗根変換器の具体的な回路例を示す回路図である。
【図7】対数変換器の具体的な回路例を示す回路図である。
【図8】本発明を適用したGSMとDCSの2つの通信方式の無線通信が可能なシステムの概略の構成を示すブロック図である。
【図9】本出願人が先に開発した電流検出方式の無線通信システムにおける高周波電力増幅回路のフィードバック制御系の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
ANT 送受信用アンテナ
MN  インピーダンス整合回路
LPF ロウパスフィルタ
LNA ロウノイズ・アンプ
10  電力増幅器
20  電流検出器
30  2乗根変換器
30’ 対数変換器
40  電流−電圧変換器(センス抵抗)
50  誤差アンプ
100 RFモジュール
200 パワーモジュール
210a,210b 高周波電力増幅回路
300 ベースバンド回路
400 フロントエンド・モジュール

Claims (13)

  1. 変調された高周波信号を増幅する電力増幅回路と、該電力増幅回路の入力信号を受け電力増幅回路の電流を検出する出力検出用トランジスタを有する電流検出回路と、該電流検出回路の検出電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段と、該電流−電圧変換手段により変換された電圧と出力レベル指示信号とを比較してその差に応じた信号を出力する誤差増幅回路と、該誤差増幅回路の出力に基づいて前記電力増幅回路にバイアスを与えるバイアス発生回路とを含む高周波電力増幅用電子部品であって、前記電流検出回路と前記電流−電圧変換手段との間に、前記電流検出回路の出力電流を、極大値を持たず上に凸の単調に増加する関数によって表わされる電流に変換する電流変換回路が設けられていることを特徴とする高周波電力増幅用電子部品。
  2. 前記電流変換回路は、入力電流をn乗根(nは正の整数)した電流に変換するn乗根変換回路であることを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  3. 前記n乗根変換回路は2乗根変換回路であることを特徴とする請求項2に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  4. 前記2乗根変換回路は、MOSトランジスタからなり前記検出電流と基準電流を入力信号とし検出電流と基準電流の積を2乗根した電流を出力する回路であることを特徴とする請求項3に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  5. 前記電流検出回路と前記2乗根変換回路は1つの半導体チップ上に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  6. 前記電流変換回路は、入力電流を対数変換した電流を生成し出力する対数変換回路であることを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  7. 前記対数変換回路は、前記検出電流と基準電流を入力信号とし該検出電流と基準電流をそれぞれ流す一対のダイオードと、該ダイオードで変換された電圧を入力としてそれらの差電圧に応じた電圧を出力する差動増幅回路と、前記ダイオードの温度特性を補償する温度補償素子を有し温度依存性のない電圧を出力するように構成されている請求項6に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  8. 前記対数変換回路は少なくとも初段の回路がバイポーラ・トランジスタで構成されていることを特徴とする請求項7に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  9. 前記電力増幅回路は電界効果トランジスタからなり、前記バイアス制御回路で生成されたバイアス電圧が前記電力増幅用トランジスタのゲート端子に印加されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の高周波電力増幅用電子部品。
  10. 前記電流検出回路は、前記出力検出用トランジスタと、該出力検出用トランジスタと直列に接続された第1トランジスタおよび該第1トランジスタと互いに制御端子が共通接続された第2トランジスタからなるカレントミラー回路と、により構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の高周波電力増幅用電子部品。
  11. 変調された高周波信号を増幅する電力増幅回路と、該電力増幅回路の入力信号を受け電力増幅回路の電流を検出する出力検出用トランジスタを有する電流検出回路と、該電流検出回路の検出電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段と、該電流−電圧変換手段により変換された電圧と出力レベル指示信号とを比較してその差に応じた信号を出力する誤差増幅回路と、該誤差増幅回路の出力に基づいて前記電力増幅回路にバイアスを与えるバイアス発生回路とを含む高周波電力増幅用電子部品であって、前記電流−電圧変換手段は前記電流検出回路の出力電流を対数変換した電圧を生成し出力する対数変換回路により構成されていることを特徴とする高周波電力増幅用電子部品。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の高周波電力増幅用電子部品と、送信信号と受信信号の切替えを行なう送受信切替え回路を備えた第2電子部品と、送信する信号を変調して前記高周波電力増幅用電子部品へ入力する第3電子部品と、前記高周波電力増幅用電子部品に対して出力レベル指示信号を付与する半導体集積回路とを有することを特徴とする無線通信システム。
  13. 前記高周波電力増幅用電子部品は第1周波数帯の信号を増幅する第1電力増幅回路と第2周波数帯の信号を増幅する第2電力増幅回路を備え、前記第2電子部品は第1周波数帯の信号と第2周波数帯の信号の切替えを行なう信号切替え手段を備え、前記第3電子部品は第1周波数帯の信号を変調する回路と第2周波数帯の信号を変調する回路を備え、少なくとも前記電流変換回路と前記電流−電圧変換手段と前記誤差増幅回路は前記第1電力増幅回路と第2電力増幅回路に対して共通の回路として設けられていることを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
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