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JP2005197860A - 高周波電力増幅回路 - Google Patents

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JP2005197860A
JP2005197860A JP2004000217A JP2004000217A JP2005197860A JP 2005197860 A JP2005197860 A JP 2005197860A JP 2004000217 A JP2004000217 A JP 2004000217A JP 2004000217 A JP2004000217 A JP 2004000217A JP 2005197860 A JP2005197860 A JP 2005197860A
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Yasutaka Nihongi
恭隆 二本木
Fumimasa Morisawa
文雅 森沢
Shoji Suzuki
將司 鈴木
Takashi Soga
高志 曽我
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Renesas Technology Corp
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Abstract

【課題】 高周波電力増幅回路の出力電力を検出してフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、温度が変化して検出用トランジスタの特性が変化しても制御ループによって高周波電力増幅回路の出力電力を所望のレベルになるように制御することができる高周波電力増幅回路を提供する。
【解決手段】 高周波電力増幅回路の出力部から結合容量を介して取り出された交流信号を制御端子に受け出力電力に比例した電流を流す出力検出用トランジスタQ1と、該トランジスタの制御端子に動作点を与えるバイアス生成回路223と、上記出力検出用トランジスタに流れる電流を転写するカレントミラー回路Q2,Q3と、転写された電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路Q4とからなる出力電力検出回路において、バイアス生成回路に温度検出素子もしくは温度依存性の比較的顕著な素子D1を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信システムに使用され高周波の送信信号を増幅して出力する高周波電力増幅回路およびそれを組み込んだ電子部品に適用して有効な技術に関し、特に出力電力のフィードバック制御に必要な出力電力の検出回路に利用して有効な技術に関する。
一般に、携帯電話機等の無線通信装置(移動体通信装置)における送信側出力部には、変調後の送信信号を増幅する高周波電力増幅回路が設けられている。従来の無線通信装置においては、ベースバンド回路もしくはマイクロプロセッサ等の制御回路からの送信要求レベルに応じて高周波電力増幅回路の増幅率を制御するため、高周波電力増幅回路もしくはアンテナの出力電力を検出して帰還をかけることが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。そして、出力電力の検出は、従来は一般に、カプラや検波回路などを使用して行なっており、検波回路は高周波電力増幅回路とは別個の半導体集積回路またはディスクリートの部品で構成されることが多い。
特開2000−151310号公報
カプラを使用した従来の高周波電力増幅回路の出力電力検出方式にあっては、カプラ自身の大きさもさることながら、その検出出力を検波するためダイオードが必要であり、高周波電力増幅回路とは別の半導体集積回路や電子部品を数多く使用しているため、モジュールの小型化を困難にしていた。また、カプラを使用すると、電力損失も比較的大きくなるという不具合がある。
さらに、近年の携帯電話機においては、880〜915MHz帯の周波数を使用するGSM(Global System for Mobile Communication)と呼ばれる方式の他に例えば1710〜1785MHz帯の周波数を使用するDCS(Digital Cellular System)のような方式の信号を扱えるデュアルバンド方式の携帯電話機が提案されている。かかる携帯電話機に使用される高周波電力増幅モジュール(パワーモジュール)では、出力パワーアンプも各バンドに応じて設けられるため、その出力電力を検出するカプラや検波回路も各バンドに応じてそれぞれ必要になる。そのため、一層モジュールの小型化が困難になる。
無線通信システムにおける高周波電力増幅回路の出力電力検出回路に要求される特性のうち、特に重要な特性は次の5点である。第1に小型であること、第2に高感度であること、第3に挿入損失が低いこと、第4に電源電圧変動や温度変化など使用環境の変化の影響を受けにくいこと、第5に実際の電力増幅回路の出力状態とフィードバック制御による出力制御とのミスマッチにより電力増幅回路に異常な電流が流れたりそれによって電力増幅回路が破壊されないこと、である。従来のカプラを用いた検出方式は、上記第2と第4および第5の特性については、ほぼ要求を満たすものであったが、第1の小型化と第3の低挿入損失に関しては、充分に要求を満たすものではなかった。
そこで、本出願人は、カプラを使用しない高周波電力増幅回路の出力電力の検出方式として、高周波電力増幅回路の最終増幅段の後段に接続されたインピーダンス整合回路の途中から容量素子を介して出力電力の交流成分を取り出して出力電力検出回路で検出するようにした発明をなし、先に出願した(特願2003−123040)。
この先願発明にかかる出力電力検出回路は、カプラを使用する検出方式に比べて小型化や低挿入損失に関しては有利であるが、検出用トランジスタの特性が温度によって変化し出力電力検出回路から出力される検出電圧が温度依存性を有してしまう。その結果、ベースバンド部からの出力レベル指示信号と検出電圧とを比較してその電位差に応じて高周波電力増幅回路のバイアス電圧すなわちゲインを制御するフィードバック制御ループによる正確なパワー制御が行なえなくなり、温度の変化に応じて出力電力が変化してしまうという課題があることが明らかとなった。
本発明の目的は、高周波電力増幅回路の出力電力を検出してフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、温度が変化して検出用トランジスタの特性が変化しても検出出力が変化しないようにすることができる出力電力検出回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、高周波電力増幅回路の出力電力を検出してフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、温度が変化して検出用トランジスタの特性が変化しても制御ループによって高周波電力増幅回路の出力電力を所望のレベルになるように制御することができる高周波電力増幅回路およびそれを用いた高周波電力増幅用電子部品を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、高周波電力増幅回路の出力部(最終増幅段から出力端子まで)から結合容量を介して取り出された交流信号を制御端子に受け出力電力に比例した電流を流す出力検出用トランジスタと、該トランジスタの制御端子に動作点を与えるバイアス生成回路と、上記出力検出用トランジスタに流れる電流を転写するカレントミラー回路と、転写された電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路とからなる出力電力検出回路において、バイアス生成回路に温度検出素子もしくは温度依存性の比較的顕著な素子を設け、該素子の温度特性を利用して出力検出用トランジスタに流されるバイアス電流を温度に応じて変化させることで、温度が変化しても出力検出用トランジスタの相互コンダクタンスが一定になるようにしたものである。
上記した手段によれば、温度が変化しても出力検出用トランジスタの相互コンダクタンスが一定にされるため、出力電力検出回路から出力される検出電圧を温度にかかわらずほぼ一定にすることができ、これによって温度が変化しても制御ループによって高周波電力増幅回路の出力電力を所望のレベルになるように制御することができるとともに、カプラの代わりに結合容量と出力検出用トランジスタを含む検波回路を用いて出力電力を検出する回路を構成するようにした場合に、出力検出用トランジスタの特性が温度で変化して検出出力が変化し正しい出力電力制御が行なえなくなるような状態を回避しつつ検出回路の小型化を図ることができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明に従うと、高周波電力増幅回路の出力部から結合容量を介して入力される交流信号に基づいて出力電力のレベルを検出する出力電力検出回路を備え、該出力電力検出回路の検出出力に基づいて高周波電力増幅回路のバイアス電圧のフィードバック制御を行なう無線通信システムにおいて、温度が変化して検出用トランジスタの特性が変化しても検出電圧が一定となり、温度変化に伴う高周波電力増幅回路の出力電力の変化を防止することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の出力電力検出回路を適用した高周波電力増幅器(以下、パワーモジュールと称する)の実施例を示したものである。なお、本明細書においては、表面や内部にプリント配線が施されたセラミック基板のような絶縁基板に複数の半導体チップとディスクリート部品が実装されて上記プリント配線やボンディングワイヤで各部品が所定の役割を果たすように結合されることであたかも一つの電子部品として扱えるように構成されたものをモジュールと称する。
この実施例のパワーモジュール200は、入力高周波信号Pinを増幅する電力増幅用FET(電界効果トランジスタ)を含む高周波電力増幅部210と、該高周波電力増幅部210の出力電力を検出する出力電力検出回路220と、前記高周波電力増幅部210の各段の電力増幅用FETにバイアス電圧を与えて各FETに流すアイドル電流を制御するバイアス回路230と、外部のベースバンド部から供給される出力電力レベル指示信号Vrampと前記出力電力検出回路220からの検出電圧Vdetとを比較してその電位差に応じた制御電圧Vapcを前記バイアス回路230へ与える誤差アンプ(APC回路)250とからなる。
特に制限されるものでないが、この実施例の高周波電力増幅部210は、3個の電力増幅用FET211、212、213を備え、このうち後段のFET212,213はそれぞれ前段のFET211,212のドレイン端子にゲート端子が接続され、全体で3段の増幅回路として構成されている。また、各段のFET211,212,213のゲート端子には、バイアス回路230から供給されるゲートバイアス電圧Vb1,Vb2,Vb3が印加され、これらの電圧に応じたアイドル電流が各FET211,212,213にそれぞれ流されるようにされている。
各段のFET211,212,213のドレイン端子にはそれぞれインダクタL1,L2,L3を介して電源電圧Vddが印加されている。初段のFET211のゲート端子と入力端子Inとの間には、インピーダンス整合回路241および直流カットの容量素子C1が設けられ、これらの回路及び素子を介して高周波信号PinがFET211のゲート端子に入力される。
初段のFET211のドレイン端子と2段目のFET212のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路242および直流カットの容量素子C2が接続されている。また、2段目のFET212のドレイン端子と最終段のFET213のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路243および直流カットの容量素子C3が接続されている。そして、最終段のFET213のドレイン端子がインピーダンス整合回路244および容量素子C4を介して出力端子OUTに接続されており、高周波入力信号Pinの直流成分をカットし交流成分を増幅した信号Poutを出力端子OUTより出力する。
この実施例の出力電力検出回路220は、最終段の電力増幅EFT213のドレイン端子とモジュールの出力端子OUTとの間に設けられたインピーダンス整合回路244の内部ノードに一方の端子が接続された抵抗Riおよび該抵抗と直列に接続された容量Ciと、該容量Ciの他方の端子がゲートに接続されたNチャネルMOSトランジスタQ1、該トランジスタQ1と直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタQ2、該トランジスタQ2とカレントミラー接続されたMOSトランジスタQ3、該トランジスタQ3と直列に接続された電流−電圧変換用MOSトランジスタQ4からなる検波部221と、Q4により変換された電圧をインピーダンス変換して次段に供給するバッファ回路222と、上記MOSトランジスタQ1にゲートバイアス電圧を与えるバイアス生成回路223と、該バイアス生成回路223で生成されたバイアス電圧をインピーダンス変換して次段に供給するバッファ回路224と、バッファ回路222の出力からバッファ回路224の出力を差し引いた電圧を出力する減算回路225とから構成されている。バッファ回路222と224には、ボルテージフォロワを用いることができる。
上記抵抗Riの抵抗値としては30〜3kΩ程度が、また容量Ciの容量値としては2〜100pF程度が望ましい。なお、インピーダンス整合回路244から高周波電力増幅部210の出力電力をモニタする電圧を取り出す場合、交流成分を抽出すれば良いので容量素子のみでも可能であるが、実施例のようにこの容量素子とインピーダンス整合回路の接続ノードとの間に抵抗素子Riを設けることにより、最終段の電力増幅用トランジスタ213からは抵抗Riの先の容量Ciが見えにくくなるので、結合容量の挿入損失を低減することができる。
本実施例においては、電力増幅用FET211〜213として、チップ上で横方向に電極を拡散させたいわゆるLDMOS(Laterally Diffused MOSFET)と呼ばれるMOSトランジスタが用いられており、出力電力検出回路220の検出用MOSトランジスタQ1および電圧変換用MOSトランジスタQ4は、電力増幅用FET211〜213と同じ構造のLDMOSにより構成されている。これにより、電力増幅用FET211〜213が製造ばらつきでその特性がばらついたとしても検出回路220のトランジスタQ1,Q4が同じようにばらつくことで検出電圧Vdetの精度を高めることができる。
本実施例では、バイアス生成回路223から上記出力検出用MOSトランジスタQ1のゲートに与えるバイアス電圧の値として、該トランジスタQ1をB級増幅動作させることができるように、Q1のしきい値電圧に近い電圧値が設定されている。これにより、MOSトランジスタQ1には、容量Ciを介して入力される交流波形に比例しそれを半波整流したような電流が流され、Q1のドレイン電流は入力交流信号の振幅に比例した直流成分を含むようにされる。
このトランジスタQ1のドレイン電流IdがQ2とQ3のカレントミラー回路によりQ3側に転写され、ダイオード接続のトランジスタQ4によって電圧に変換される。ここで、MOSトランジスタQ1とQ4およびQ2とQ3は、それぞれ所定のサイズ比になるように設定されている。これにより、例えば製造バラツキでMOSトランジスタQ1とQ2の特性(特にしきい値電圧)がばらつくと、これらと対を成すMOSトランジスタQ4とQ3の特性も同じようにばらつく。その結果、特性ばらつきによる影響が相殺され、MOSトランジスタQ4のドレイン端子にはMOSトランジスタのばらつきの影響を受けない出力検出電圧(V5)が現われるようになる。
また、この実施例においては、バイアス生成回路223で生成され出力検出用MOSトランジスタQ1のゲート端子に印加されるバイアス電圧(V4)と同一の電圧がバッファ回路224を介して減算回路225に供給され、出力検出電圧からバイアス電圧を差し引いた電圧が減算回路225から出力される。これにより、減算回路225の出力は、バイアス生成回路223により付与される直流成分を含まない純粋な出力電力の交流成分に比例した検出電圧Vdetとなる。
さらに、本実施例の出力電力検出回路220は、バイアス生成回路223で生成されたバイアス電圧を減算回路225に伝えるバッファ224の前段に直流オフセットVoffを与える電圧源227が設けられており、減算回路225のアンプの反転入力端子の電位を若干低くするようにしている。これは、出力レベル指示信号Vrampを供給するベースバンド回路の特性として出力レベルを「0」にしたい場合にも完全に0VのVramp信号を出力することができない場合があり、そのような場合に出力電力検出回路220から誤差アンプ250の反転入力端子に供給される電圧Vdetが0Vであると、出力制御電圧Vapcが0Vよりも高くなって出力電力Poutが出てしまうおそれがあるためである。直流電圧源227を設ける位置はバッファ224と減算回路225との間であっても良い。
なお、この実施例のパワーモジュール200は、破線で囲まれた部分が半導体集積回路化されている。すなわち電力増幅部210の各素子(インダクタL1〜L3およびインピーダンス整合回路244を除く)およびバイアス回路230の各素子と、出力電力検出回路220の各素子(抵抗Riおよび容量iを除く)、直流成分をカットする容量素子C1,C2,C3が、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に半導体集積回路IC1として構成されている。そして、この半導体集積回路IC1と、電力増幅部210のインダクタL1〜L3と、出力電力検出回路220の抵抗Riおよび容量iとが、1つのセラミック基板上に実装されてパワーモジュールとして構成されている。インピーダンス整合回路241〜244を構成するインダクタは、半導体チップのパッド間に接続されたボンディングワイヤあるいはモジュール基板上に形成されたマイクロストリップラインにより形成することができる。
このように、本実施例の出力電力検出方式を適用したパワーモジュールにおいては、カプラを使用しないためモジュールを小型化できるとともに、出力電力検出回路220を電力増幅部210およびそのバイアス回路230の主要部とともに半導体集積回路化することが容易となるため、部品点数を減らしモジュールを小型化することができるようになる。また、特に制限されるものでないが、この実施例では、誤差アンプ(APC回路)250が電力増幅回路210や出力電力検出回路220と同一の半導体チップ上に形成されているにもかかわらず、出力電力検出回路220により検出された検出電圧Vdetをチップ外部へ出力する外部端子P1が設けられている。この外部端子P1は、例えば製造後に出力電力検出回路220の感度のばらつきを測定したり、制御系のオープンループ特性を調べたりするのに利用することができる。
図2は、出力電力検出回路220内のバイアス生成回路223の具体的な回路例を示す。
この実施例のバイアス生成回路223は、外部からの電源電圧Vccに基づいて温度依存性のない定電圧V0を生成する定電圧発生回路CVGと、生成された定電圧V0を分圧して所望のレベルの参照電圧V2を生成する直列抵抗R1,R2と、該抵抗R1,R2により生成された電圧V2が非反転入力端子に印加された差動アンプAMP0と、電源端子と接地点との間に直列に接続されたMOSトランジスタQ5および抵抗R3並びに温度検出素子としてのダイオードD1と、MOSトランジスタQ5と同一のゲート電圧をゲートに受けてQ5のドレイン電流に比例した電流を流すMOSトランジスタQ6と、該トランジスタQ6と直列に接続されたMOSトランジスタQ7とからなる。なお、前記トランジスタQ5と抵抗R3は、差動アンプAMP0の出力段とみなすことができる。
上記トランジスタQ7は、そのゲートとドレインとが結合されたいわゆるダイオード接続のトランジスタとされ、そのゲートが抵抗R5を介して前記出力検出用MOSトランジスタQ1のゲートに接続されることによりQ7とQ1はカレントミラーを構成し、Q7に流れる電流に比例した電流を出力検出用MOSトランジスタQ1に流すことでQ1にバイアスを与えるようにされている。また、トランジスタQ7のゲート接地点との間には容量C11が接続されている。
この容量C11は上記トランジスタQ7とQ1のゲート端子間の抵抗R5と共にロウパスフィルタを構成し、容量Ciを介して入力される交流信号ACiの交流成分がトランジスタQ7のゲート側に洩れてバイアス電流Ibiasが変動するのを防止する働きを有する。上記抵抗R5の抵抗値としては10k〜30kΩ程度が、また容量C11の容量値としては10〜50pF程度が望ましい。実施例では、温度検出素子としてダイオードD1を設けているが、ダイオードD1の代わりにサーミスタを用いるようにしても良い。
この実施例のバイアス生成回路223は、トランジスタQ5と抵抗R3との接続ノードの電位V3が差動アンプAMP0の反転入力端子にフィードバックされることにより、V3をV2に一致させるような電流IAがMOSトランジスタQ5に流される。そして、トランジスタQ5とQ6のゲート幅が所定のサイズ比となるように形成されることにより、Q6にはIAに比例した電流が流され、この電流がトランジスタQ7へバイアス電流Ibiasとして供給されるようにされている。
この実施例のバイアス生成回路223は、トランジスタQ5のドレイン端子と接地点との間に抵抗R3と直列にダイオードD1が接続されているため、ダイオードD1が持つ負の温度特性により、トランジスタQ5のドレイン電流IAさらにはトランジスタQ7へバイアス電流Ibiasが温度に応じて変化するようにされる。
具体的には、差動アンプAMP0のイマジナリショート作用により入力電圧V2と出力電圧V3は等しいため、電圧V0,V2,V3間には、次式
V2=V3=V0・R2/(R1+R2)
なる関係が成立し、ダイオードD1の順方向電圧をVFとおくと、トランジスタQ5に流れる電流IAは、次式
IA=(V3−VF)/R3
で表わされる。
ここで、V0は温度依存性がないため図3(A)に示すように、V2とV3は一定であるが、ダイオードD1の順方向電圧VFは負の温度特性を有するため、抵抗R3とダイオードD1との接続ノードの電位V1は温度が高くなるほど低くなる。そのため、差動アンプAMP0は、温度が高くなってダイオードD1のアノードの電位V1が低くなるとこれを高めようとMOSトランジスタQ1に流す電流IAを増加させるように動作する。これにより、トランジスタQ7に流れるバイアス電流Ibiasは、図3(B)に示すように、温度が高くなるほど増加する電流となり、これに応じて出力検出用MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vgs1は、図4(A)に示すように、温度が高くなるほど大きくなる。
なお、この実施例では、トランジスタQ5とQ6は同一サイズとされることにより、電流IAとIbiasは同一の電流値となるようにされているが、Q5とQ6のサイズ比を適当に設定することにより正の温度特性を有する任意の大きさのバイアス電流IbiasとをトランジスタQ7に流すようにすることができる。定電圧発生回路CVGは、バンドギャップリファランス回路のような基準電圧回路とボルテージフォロワなどで構成することができる。そして、この定電圧発生回路CVGにより生成された定電圧を、外部からの電源電圧Vccの代わりに出力検出用トランジスタQ1を含む検波回路221の部分の電源電圧とすることができる。
また、実施例のバイアス生成回路223の場合、負の温度特性を有するダイオードD1と直列の抵抗R3はオンチップの素子の場合一般に正の温度特性を有するので、ダイオードD1の温度特性を利用したバイアス電流の制御の効果は減少される。従って、抵抗R3としてオンチップの素子の代わりに、外付けの抵抗素子を用いるようにしても良い。ディスクリート部品からなる抵抗素子には温度特性のほとんどないものが提供されているので、それを利用することで本発明による効果を有効に発揮させることが容易となる。ただし、一般にはダイオードD1の温度特性の方が抵抗の温度特性よりも顕著であるので、抵抗R3としてオンチップの素子を用いるようにしても構わない。
次に、出力検出用MOSトランジスタQ1と、カレントミラー回路を構成するMOSトランジスタQ2、Q3および電流−電圧変換用MOSトランジスタQ4からなる検波回路の特性と動作を説明する。
本実施例の出力電力検出回路220においては、上記のようにバイアス生成回路223によって出力検出用MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vgs1が、図4(A)に示すように、温度が高くなるほど大きくなるようにされているため、ゲートに入力される交流信号ACiの直流レベルが同一であっても温度が高くなるとMOSトランジスタQ1に流れるドレイン電流Idsは増加するようになる。一方、トランジスタQ1に用いているLDMOSは一般に温度が高くなるほどしきい値電圧が高くなり、ゲート電圧が一定であれば温度が高くなるほどドレイン電流は減少する。つまり、MOSトランジスタの相互コンダクタンスgm(=ΔIds/ΔVgs)は負の温度特性を有する。
ところで、前述の先願発明(特願2003−123040)においては、図2に示されている差動アンプAMP0やトランジスタQ5,Q6がなく、Q6の代わりに抵抗素子をトランジスタQ7のドレイン端子と電源電圧端子との間に接続した構成であったため、温度が変化してもバイアス電流Ibiasおよび出力検出用MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vgsはほぼ一定であった。そのため、図4(B)に破線Bで示すように、温度が高くなるほど出力検出用MOSトランジスタQ1の相互コンダクタンスgm(=ΔIds/ΔVgs)は下がっていた。
これに対し、本実施例の出力電力検出回路220においては、上記のようにバイアス生成回路223によって出力検出用MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vgs1が、図4(A)に示すように、温度が高くなるほど大きくなるようにされているため、図4(B)に実線Aで示すように、温度に対してMOSトランジスタQ1のgm(=ΔIds/ΔVgs)をほぼ一定にすることができる。
ところで、上述したように、温度に対してMOSトランジスタQ1のgm(=ΔIds/ΔVgs)をほぼ一定にするために温度が高くなるほどMOSトランジスタQ1に流れるドレイン電流Idsを増加させるようにした場合、Q1のゲートバイアス点が高くなるため、図5(A)に示すように検波電圧が一定でも減算回路225に入力される電圧(Q4のドレイン電圧)V5は、温度が高くなるほど高くなる。しかるに、本実施例の出力電力検出回路220においては、バイアス生成回路223で生成され出力検出用MOSトランジスタQ1のゲートに印加される電圧と同一レベルのバイアス電圧Vbiasがバッファ224を介して減算回路225の他方の入力端子に供給されており、このバイアス電圧Vbias自身が、図5(B)に示すように温度が高くなるほど高くなる。そのため、差分は「0」であり、温度が変化しても出力電力検出回路220の検出電圧Vdetは、図5(C)に示すようにほぼ一定になる。その結果、該検出電圧Vdetを誤差アンプ250へ供給して高周波電力増幅回路210の出力電力を制御する場合に、温度変化に対する出力電力の変動を抑制することができる。
図6に、前述の先願発明(特願2003−123040)と実施例の出力電力検出回路220を用いたパワーモジュールにおいて、温度が変化したときの出力電力Poutと出力電力検出電圧Vdetとの関係をシミュレーションによって調べた結果を示す。図6において、(A)は本実施例の出力電力検出回路220を用いたパワーモジュールにおける出力電力Poutと出力電力検出電圧Vdetとの関係、(B)は先願発明の出力電力検出回路を用いたパワーモジュールにおける出力電力Poutとその検出電圧Vdetとの関係を示す。図6より、本実施例の出力電力検出回路220を用いたパワーモジュールの方が先願発明の出力電力検出回路を用いたパワーモジュールよりも温度が変化したときの出力電力Poutとその検出電圧Vdetとの相関の変動が小さいことが分かる。
図7は、前記実施例のパワーモジュールを適用して有効な無線通信システムの一例として、GSMとDCSの2つの通信方式の無線通信が可能なシステムの概略の構成を示す。
図7において、ANTは信号電波の送受信用アンテナ、100はGSMやDCSのシステムにおけるGMSK変調や復調を行なうことができる変復調回路や送信データ(ベースバンド信号)に基づいてI,Q信号を生成したり受信信号から抽出されたI,Q信号を処理する回路を有する高周波信号処理回路(ベースバンド回路)110や受信信号を増幅するロウノイズアンプLNA1,LNA2等が1つの半導体チップ上に形成されてなる高周波信号処理用半導体集積回路(ベースバンドIC)と送信信号から高調波成分を除去するバンドパスフィルタBPF1,BPF2、受信信号から不要波を除去するバンドパスフィルタBPF3,BPF4などが1つのパッケージに実装されてなる電子デバイス(以下、RFデバイスと称する)である。Tx‐MIX1,Tx-MIX2は各々GSMとDCSの送信信号をアップコンバートするミキサ、Rx‐MIX1,Rx-MIX2は各々GSMとDCSの受信信号をダウンコンバートするミキサである。
また、図7において、200はベースバンドIC100から供給される高周波信号を増幅する前記実施例のパワーモジュール、300は送信信号に含まれる高調波などのノイズを除去するフィルタLPF1,LPF2、GSMの信号とDCSの信号を合成したり分離したりする分波器DPX1,DPX2、送受信の切替えスイッチT/R−SWなどを含むフロントエンド・モジュールである。
図7に示されているように、この実施例では、ベースバンドIC100からバイアス回路230に対してGSMかDCSかを示すモード選択信号VBANDが供給され、バイアス回路230はこの制御信号VBANDに基づいて、モードに応じたバイアス電流を生成しパワーアンプ210aと210bのいずれかに供給する。また、ベースバンドIC100からパワーモジュール200内のAPC回路(誤差アンプ)250へ出力レベル指示信号Vrampが供給され、APC回路(誤差アンプ)250は出力レベル指示信号Vrampと出力電力検出回路220からの検出電圧Vdetとを比較してバイアス回路230に対する出力制御信号Vapcを生成し、バイアス回路230は出力制御信号Vapcに応じてパワーアンプ210a,210bのゲインを制御し、これに応じてパワーアンプ210a,210bの出力電力が変化するように制御される。
なお、図7には示されていないが、上記デバイスやモジュール以外に、RFデバイス100に対する制御信号やパワー制御信号PCSの基になる出力レベル指示信号を生成してシステム全体を制御するマイクロプロセッサ(CPU)を設けるようにしても良い。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば実施例においては、インピーダンス整合回路244内のマイクロストリップラインの途中に直列の抵抗Riおよび容量Ciを接続して出力電力の交流成分を出力電力検出回路220に伝えて出力電力の大きさを検出するようにした例が示されているが、最終増幅段のFET213のドレイン端子、あるいはモジュールの出力端子OUTまたはFET213のドレイン端子と出力端子OUTの両方から容量や抵抗等を介して、出力電力検出回路220の検出用MOSトランジスタQ1のゲートに交流信号を入力して出力電力の大きさを検出するように構成する変形例も考えられる。その場合にも、出力電力検出回路220に温度検出素子を有し温度に応じて出力検出用MOSトランジスタQ1のバイアス状態を変化させることができるバイアス生成回路223を設けるようにした前記実施例を適用することができる。
さらに、前記実施例の高周波電力増幅回路では、電力増幅FETを3段接続しているが、2段構成としたり、4段以上の構成としても良い。また、実施例では、電力増幅用素子211〜213として、LDMOSが使用されているが、通常のCMOSプロセスで形成されるMOSFETやバイポーラ・トランジスタ、GaAsMESFET、ヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT)、HEMT(High Electron Mobility Transistor)等他のトランジスタを用いても良い。ただし、その場合、検出用トランジスタQ1や電流−電圧変換用トランジスタQ2も電力増幅用素子211〜213と同一構造の素子で構成するのが望ましい。
さらに、前記実施例では、ベースバンド部からの出力レベル指示信号Vrampと出力電力検出回路220からの検出電圧Vdetとを比較してバイアス回路230へ出力制御電圧Vapcを生成する誤差アンプ(APC回路)250が電力増幅回路210や出力電力検出回路220と同一の半導体チップ上に形成されている場合を説明したが、誤差アンプ(APC回路)250は別個の半導体チップ上に形成されていても良い。
また、出力電力検出回路220からの検出電圧Vdetを外部端子P1からベースバンド部へ供給して、ベースバンド部側に設けられている誤差アンプ(APC回路)250で送信信号を増幅する可変利得アンプの利得を制御する制御電圧Vapcを生成するのに用いるようにすることができる。かかる方式は、例えば電力増幅回路210のバイアス電圧すなわち利得を固定して入力信号Pinの振幅を出力要求レベルに応じて増幅するようなシステムに適用すると有効である。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるGSMとDCSの2つの通信方式による送受信が可能なデュアルモードの無線通信システムを構成するパワーモジュールに適用した場合を説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、他の通信方式や、GSMとDCSとPCS(Personal Communications System)など3以上の通信方式による送受信が可能なマルチモードの携帯電話機や移動電話機などの無線通信システムを構成するパワーモジュールあるいは無線LAN用の高周波電力増幅回路およびパワーモジュールに利用することができる。
本発明に係る出力電力検出回路およびそれを適用した高周波電力増幅器(パワーモジュール)の実施例を示す回路構成図である。 出力電力検出回路およびバイアス生成回路の具体的な回路例を示す回路構成図である。 (A)は実施例のバイアス生成回路における温度と内部の電圧V1,V2,V3との関係を示すグラフ、(B)は温度とバイアス電流Ibiasとの関係を示すグラフである。 (A)は実施例の出力電力検出回路における温度と出力検出用トランジスタのゲート電圧Vgsとの関係を示すグラフ、(B)は温度と出力検出用トランジスタのgm(相互コンダクタンス)との関係を示すグラフである。 (A),(B)は実施例の出力電力検出回路における温度と減算回路の入力電圧V4,V5との関係を示すグラフ、(C)は温度と検出電圧Vdetとの関係を示すグラフである。 (A)は本実施例の出力電力検出回路220を用いたパワーモジュールにおける出力電力Poutと出力電力検出電圧Vdetとの関係を示すグラフ、(B)は先願発明の出力電力検出回路を用いたパワーモジュールにおける出力電力Poutと出力電力検出電圧Vdetとの関係を示すグラフである。 本発明のパワーモジュールを適用したGSMとDCSの2つの通信方式の無線通信が可能なシステムの概略の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 RFデバイス
110 ベースバンド回路
200 パワーモジュール
210,210a,210b 高周波電力増幅回路
211,212,213 電力増幅用FET
220 出力電力検出回路
221 検波部
222,224 バッファ回路
223 バイアス生成回路
225 減算回路
227 直流電圧源
230 バイアス回路
241〜244 インピーダンス整合回路
250 誤差アンプ(APC回路)
300 フロントエンド・モジュール

Claims (5)

  1. 高周波信号を増幅する電力増幅回路と、該電力増幅回路の出力部から結合容量を介して入力される交流信号に基づいて出力電力のレベルを検出する出力電力検出回路とを備えた高周波電力増幅用半導体集積回路であって、
    前記出力電力検出回路は、前記結合容量を介して取り出された交流信号を制御端子に受け出力電力に比例した電流を流す出力検出用トランジスタと、該トランジスタの制御端子に動作点を与えるバイアス生成回路と、上記出力検出用トランジスタに流れる電流を転写するカレントミラー回路と、転写された電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路とを備え、
    前記バイアス生成回路は、温度検出素子を有し、該温度検出素子の温度特性を利用して温度が変化しても出力検出用トランジスタの相互コンダクタンスが一定になるように前記出力検出用トランジスタに流されるバイアス電流を変化させることを特徴とする高周波電力増幅用半導体集積回路。
  2. 前記バイアス生成回路は、前記出力検出用トランジスタとカレントミラー接続された第1トランジスタと、第1入力端子に定電圧が印加された差動アンプと、該差動アンプの出力電圧が制御端子に印加され前記温度検出素子と直列に接続された第2トランジスタと、該第2トランジスタの制御電圧と同一の電圧が制御端子に印加され前記第1トランジスタと直列に接続された第3トランジスタと、前記第2トランジスタのドレイン電圧もしくはエミッタ電圧が前記差動アンプの第2入力端子へ帰還されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅用半導体集積回路。
  3. 前記出力検出用トランジスタの制御端子と前記第1トランジスタの制御端子との間にロウパスフィルタが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の高周波電力増幅用半導体集積回路。
  4. 前記電流−電圧変換用トランジスタにより変換された電圧と前記バイアス生成回路により前記出力検出用トランジスタに付与される電圧との差に応じた電圧を検出信号として出力する減算回路とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高周波電力増幅用半導体集積回路。
  5. 前記電力増幅回路の最終段の増幅用トランジスタと前記出力検出用トランジスタは、同一構造のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高周波電力増幅用半導体集積回路。
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