JP2004096978A - 永久磁石埋め込み型電動機及び回転式圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転子コア(51)を構成する多数の薄い磁性板(51A,51B)を、積層された隣り合う磁性板(51A,51B)のブリッジ(54)同士が重ならないように構成する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石埋め込み型電動機と、該電動機を備えた回転式圧縮機とに関し、特に、上記電動機が有する回転子の構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、永久磁石埋め込み型電動機の回転子は、円筒状の回転子コア(回転子鉄心)の内部に複数の永久磁石が埋め込まれた構成になっている。回転子コアは、例えば板厚が0.35mm程度の薄い鉄の磁性板(図3の(51A)を参照)を多数枚積層して構成され、円柱状の外観を呈している。そして、この回転子コアには、例えば平板状に形成された永久磁石を装填する装着孔(53)と、中心に駆動軸を挿入して固定するための中心孔(52)が形成されている。
【0003】
上記回転子コアには、永久磁石の両端から放射状に、一般に磁気バリアと呼ばれる空間((S1)参照)が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。この磁気バリアは、隣り合う永久磁石の磁束が短絡するのを防止するための空間で、各永久磁石の装着孔(53)から回転子コアの周縁部まで放射状に形成されている。隣り合う磁気バリアの間には放射状にのびるリブ(57)が形成され、リブ(57)の先端部には周方向にのびる幅の細いブリッジ(54)が形成されている。以上の構成により、上記回転子コアでは、中心部に位置する角形のボス形成部(55)と、その外周に位置する4つの磁気ブロック形成部(56)とが、リブ(57)とブリッジ(54)とを介して一体的に接続されている。
【0004】
回転子コアは、通常、磁性板(51A)を1枚1枚プレス加工によって打ち抜いて成形し、これらを1枚ずつ積層する際にカシメ結合することで一体に形成されている。具体的には、磁性板(51A)の母材となる長尺のストリップを、上記中心孔(52)、磁石装着孔(53)、磁気バリアなどを個別に加工する複数の加工ステーションに順送りしながらプレス加工して行き、カシメ部形成用のステーションで各磁性板にV字状の切り起こし(59)を形成した後、上記ストリップから磁性板(51A)を打ち抜く最後の加工ステーションで、先行する磁性板(51A)における切り起こし(59)の凹側に後続の磁性板(51A)における切り起こしの凸側を圧入して固定するカシメ工程を行い、以上の作業を順に繰り返すことで数百枚を一体化している。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−217287号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記回転子は、電動機の性能向上を図るため、各磁性板(51A)の厚さを薄くすることが望ましい。特に、回転子における磁束の短絡を防止するために、上記ブリッジ(54)は幅を細くすることが望ましい。
【0007】
しかし、磁性板(51A)をこのように形成すると、理論的には電動機の性能を高めることが可能になるものの、ブリッジ(54)が薄く細い形状になるために、これをプレス加工で成形するとその部分にねじれなどの変形が生じやすくなる。その結果、多数枚の磁性板(51A)を積層したときに、ねじれたブリッジ(54)同士が重なって互いに押し付けられることにより、回転子の外周面の一部が突出してしまうことがある。そして、回転子の外周面がこのように変形してしまうと、回転子を固定子に組み込むことができなくなったり、電動機の動作不良が生じたりするおそれがある。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、永久磁石埋め込み型電動機の回転子における磁性板を薄く形成し、かつブリッジを細く形成した場合でも、回転子の外周面の変形による不具合が生じないようにして、磁束の短絡による性能低下を抑えた電動機を実用化可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、永久磁石埋め込み型電動機の回転子コア(51)を、積層された隣り合う磁性板(51A,51B)(51C,51D)のブリッジ(54)同士が重ならないように構成したものである。
【0010】
具体的に、請求項1から4に記載の発明は、固定子(31)と、回転子コア(51)に永久磁石(58)が埋め込まれた回転子(32)とを備え、回転子コア(51)が多数の磁性板(51A,51B)(51C,51D)が積層されて円柱状に形成されるとともに、各磁性板(51A,51B)(51C,51D)の内部に複数の永久磁石装着孔(53)が形成され、かつ各装着孔(53)の両端部から磁性板(51A,51B)(51C,51D)の外周縁部までの領域に磁気バリアを構成するバリア空間(S1,S2)が形成された永久磁石埋め込み型電動機を前提としている。
【0011】
そして、請求項1に記載の発明は、上記バリア空間(S1,S2)が、磁性板(51A)(51C,51D)の外周縁部に位置して該バリア空間(S1)を閉鎖するブリッジ(54)が設けられた閉塞バリア域(S1)と、磁性板(51B)の外周面に開口する開放バリア域(S2)とからなり、回転子コア(51)の隣り合う磁性板(51A,51B)(51C,51D)が、閉塞バリア域(S1)の両側(閉塞バリア域(S1)に対する磁性板(51A,51B)(51C,51D)の積層方向の両側)に開放バリア域(S2)が位置するように構成されていることを特徴としている。
【0012】
次に、請求項2から請求項4の発明は、回転子コア(51)における閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)の具体的な配置を特徴とするものである。
【0013】
まず、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、磁性板(51A,51B)が、バリア空間として閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)と、バリア空間として開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(51B)とからなり、第1磁性板(51A)と第2磁性板(51B)が1枚ずつ交互に積層されて回転子コア(51)が構成されていることを特徴としている。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、磁性板(51A,51B)が、バリア空間として閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)と、バリア空間として開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(51B)とからなり、1枚の第1磁性板(51A)と複数枚の第2磁性板(51B)とが交互に積層されて回転子コア(51)が構成されていることを特徴としている。
【0015】
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各磁性板(51C,51D)が、バリア空間として閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)とを周方向に交互に有し、かつ回転子コア(51)の隣り合う磁性板(51C,51D)が、閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)とが該磁性板(51C,51D)の積層方向に交互に位置するように積層されていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、ケーシング(10)と、該ケーシング(10)に固定された電動機(30)と、該ケーシング(10)に固定されるとともに該電動機(30)によって駆動される圧縮機構(20)とを備えた回転式圧縮機を前提としている。そして、この発明に係る回転式圧縮機は、上記電動機(30)が、請求項1から4のいずれか1記載の永久磁石埋め込み型電動機によって構成されていることを特徴としている。
【0017】
上記請求項1から請求項5の発明では、多数の磁性板(51A,51B)(51C,51D)を積層した構成において、隣り合う磁性板(51A,51B)(51C,51D)の間で閉塞バリア域(S1)同士が連続しないため、ブリッジ(54)同士が接触することはない。このため、磁性板(51A,51B)(51C,51D)を長尺のストリップなどの母材からプレス加工で打ち抜いて形成する場合に、磁性板(51A,51B)(51C,51D)の厚さを薄く、かつブリッジ(54)の幅を細くすることにより、該ブリッジ(54)にねじれが生じても、隣り合うブリッジ(54)同士が互いに押し付け合って回転子(32)の一部が突出するような変形は生じない。また、本発明では、回転子コア(51)のブリッジ(54)の一部を除去する構成にしたことにより、該ブリッジ(54)を通る磁束が少なくなり、磁束の短絡が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は本実施形態に係る回転式圧縮機(1)の断面構造図である。本実施形態に係る圧縮機(1)は、空調機などの冷凍装置の冷媒回路において、冷凍サイクルの圧縮行程を行うものである。この圧縮機(1)は、いわゆるスイング型(揺動ピストン型)の圧縮機であり、全密閉型のケーシング(10)の内部に、冷媒ガスを圧縮するための圧縮機構(20)と、該圧縮機構(20)を駆動する駆動機構としての電動機(30)とを備えている。
【0020】
ケーシング(10)は、円筒状の胴部(11)と、この胴部(11)の上端部に溶接された上部鏡板(12)と、胴部(11)の下端部に溶接された下部鏡板(13)とから構成されている。胴部(11)には、下方寄りの所定の位置に、この胴部(11)を貫通する吸入管(14)が設けられている。また、上部鏡板(12)には、該鏡板(12)を上下方向に貫通する吐出管(15)が設けられている。
【0021】
一方、上部鏡板(12)には、電動機(30)に給電するターミナル(16)とターミナルカバー(17)とが設けられている。このターミナル(16)は、図示しない外部電源と、上記電動機(30)とに接続されている。
【0022】
上記圧縮機構(20)は、シリンダ(21)と、このシリンダ(21)のシリンダ室(25)に収納された揺動ピストン(26)とを備え、ケーシング(10)内の下部側における上記吸入管(14)と対応する位置に配置されている。シリンダ(21)は、円筒状のシリンダ部(22)と、このシリンダ部(22)の上部開口を閉塞するフロントヘッド(23)と、シリンダ部(22)の下部開口を閉塞するリヤヘッド(24)とから構成され、上記シリンダ部(22)、フロントヘッド(23)及びリヤヘッド(24)がボルトなどで締結されて一体化している。また、上記シリンダ(21)は、シリンダ部(22)を胴部(11)に溶接することで、ケーシング(10)に固定されている。
【0023】
上記電動機(30)には、永久磁石埋め込み型の同期モータの一種であるブラシレスDCモータが用いられている。この電動機(30)は、固定子(31)と回転子(32)とを備えている。固定子(31)は、圧縮機構(20)の上方位置でケーシング(10)の胴部(11)に固定されている。回転子(32)には駆動軸(33)が連結されている。駆動軸(33)は、上記シリンダ室(25)を上下方向に貫通している。そして、上記駆動軸(33)は、フロントヘッド(23)とリヤヘッド(24)により回転可能に支持されている。
【0024】
駆動軸(33)には、シリンダ室(25)の中に位置する部分に偏心軸部(33a)が形成されている。偏心軸部(33a)は、駆動軸(33)よりも大径に形成され、駆動軸(33)の軸心から所定量偏心している。この偏心軸部(33a)は、圧縮機構(20)の揺動ピストン(26)に摺動自在に嵌め込まれている。
【0025】
シリンダ部(22)には、吸入管(14)の一端が接続されており、この吸入管(14)がシリンダ室(25)内に連通するようになっている。なお、吸入管(14)には、ケーシング(10)に固定されたアキュムレータ(50)が接続されている。一方、フロントヘッド(23)またはリヤヘッド(24)には図示しない吐出口が駆動軸(33)の軸方向に貫通する形で形成され、シリンダ室(25)と連通している。吐出口には、該吐出口を開閉する吐出弁(図示せず)が設けられている。
【0026】
揺動ピストン型の圧縮機構は従来より周知のものであり、具体的な構成について、これ以上の説明は省略するが、以上の構成において電動機(30)に通電して駆動軸(33)が回転すると、シリンダ室(25)内で揺動ピストン(26)が旋回し、冷媒の吸入、圧縮、吐出が連続的に行われる。そして、吸入管(14)からシリンダ室(25)に吸入された冷媒ガスが圧縮されて高圧になったときに上記吐出弁が開き、該高圧冷媒がケーシング(10)内に充満した後に吐出管(15)から流出する。
【0027】
次に、本発明の特徴である電動機(30)の構造について説明する。
【0028】
この電動機(30)は、上述したようにブラシレスDCモータにより構成されている。ブラシレスDCモータ(30)は、その概略構造を示す軸直角断面図である図2に示すように、固定子(31)が固定子コア(41)(固定子鉄心)とコイル(48)とから構成され、回転子(32)が回転子コア(51)と永久磁石(58)とから構成されている。
【0029】
この実施形態のブラシレスDCモータ(30)は、磁極集中巻き方式を採用したモータであり、上記固定子コア(41)は、環状の本体部(42)と、この本体部(42)の内周側に突出する6本のティース(43)とから構成されている。各ティース(43)の先端にはその左右両方向へ突出するフランジ状のコイルリテーナ(44)が形成されている。そして、固定子コア(41)の上下の端面に絶縁材からなる上端板(45)及び下端板(46)を配置した状態で、各ティース(43)に個別に巻き線を巻き付けることでコイル(48)が構成されている。互いに対向するコイル(48)は同一相に設定されている。なお、上記固定子コア(41)は、薄い磁性板(鉄板)を積層し、これらを一体化することにより構成されている。
【0030】
回転子コア(51)も、固定子コア(41)と同様に薄い磁性板(鉄板)を積層して一体化したものであり、こちらは全体として円柱状に形成されている。回転子コア(51)には、中心に上記駆動軸(33)が連結され、その周囲には薄い板状の四枚の永久磁石(58)が正方形の四辺に沿った配置となるように埋め込まれている。
【0031】
図3及び図4に示すように、回転子コア(51)を構成する磁性板(51A,51B)には、上記駆動軸(33)が嵌合する中心孔(52)と、上記永久磁石(58)が嵌合する四つの永久磁石装着孔(53)とが形成されている。また、各磁性板(51A,51B)には、各永久磁石装着孔(53)の両端部から該磁性板(51A,51B)の外周縁部までの領域に放射状に広がるバリア空間(S1,S2)が形成されている。このバリア空間(S1,S2)により、隣り合う磁石(58,58)の磁束が回転子コア(51)内で短絡するのを防止ないし抑制する磁気バリアが構成されている。
【0032】
本実施形態では、上記バリア空間(S1,S2)として、図3に示すように磁性板(51A)の外周縁部に位置して該バリア空間(S1,S2)を閉塞するブリッジ(54)の設けられた閉塞バリア域(S1)と、図4に示すように磁性板(51B)の外周面に開口する開放バリア域(S2)とを設定している。そして、磁性板(51A,51B)には、閉塞バリア域(S1)のみが形成された図3の第1磁性板(51A)と、開放バリア域(S2)のみが形成された図4の第2磁性板(52B)とを用い、これらを一枚ずつ交互に積層することにより回転子コア(51)を構成している。これにより、回転子コア(51)の磁性板(51A,51B)は、閉塞バリア域(S1)の両側に開放バリア域(S2)が位置するように構成されている(図5参照)。
【0033】
上記第1磁性板(51A)に関しては、中央のボス形成部(55)と周辺部の四つの磁気ブロック形成部(56)とが、ボス形成部(55)から放射状にのびるリブ(57)と、リブ(57)の先端に連接するブリッジ(54)とで接続されているのに対して、第2磁性板(52B)は、ブリッジ(54)が存在しないために、ボス形成部(55)と磁気ブロック形成部(56)とが互いに分離した個別のパーツとなっている。
【0034】
第2磁性板(52B)はこのように一枚の板材ではないが、回転子コア(51)の製造は従来とほぼ同様に行うことができる。つまり、磁性板の母材となる長尺のストリップを、中心孔(52)、磁石装着孔(53)、バリア空間(S1,S2)などを個別に加工する複数の加工ステーションに順送りしながらこれらをプレス加工で打ち抜いて行き、カシメ部形成用のステーションで各磁性板(51A,51B)にV字状の切り起こし(59)を形成した後、上記ストリップから磁性板(51A,51B)を打ち抜く最後の加工ステーションで、先行する磁性板(51A,51B)における切り起こし(59)の凹側に後続の磁性板(51B,51A)における切り起こし(59)の凸側を圧入して固定するカシメ工程を行うことで回転子コア(51)を製造できる。
【0035】
なお、プレス金型は、一般に刃物を出し入れできるように構成されている。したがって、本実施形態では、ブリッジ(54)の打ち抜き用ステーションを設け、このステーションで金型の刃物を交互に出し入れすることにより第1磁性板(51A)と第2磁性板(51B)を交互に成形することができる。
【0036】
上記カシメ工程を行うまでは各磁性板(51A,51B)は母材ストリップと一体で、第2磁性板(52B)も5つのパーツには分離しておらず、カシメ工程が完了して第2磁性板(52B)の各パーツが母材ストリップから分離したときには、各パーツは既に第1磁性板(51A)に結合されて一体化している。このため、第2磁性板(52B)の5つのパーツが回転子コア(51)の製造時に互いにバラバラになることはない。そして、以上の作業を第1磁性板(51A)と第2磁性板(52B)について順に繰り返し、数百枚を積層して一体化することで、回転子コア(51)を形成することができる。また、所定枚数の磁性板(51A,51B)の積層が完了すると、次の磁性板(51A,51B)には切り起こし(59)を形成せず、それ以上磁性板(51A,51B)が積層されないようにするとよい。
【0037】
このようにして作られた回転子コア(51)の外観形状(側面形状)を図5に示している。この回転子コア(51)では、ブリッジ(54)は第1磁性板(51A)にしか設けられておらず、第2磁性板(52B)についてはブリッジ(54)の部分が欠落して開口した状態となっている。
【0038】
上記回転子コア(51)は、その内部に永久磁石(58)を埋め込むとともに、図1に示すように、軸方向の両端部に端板(61,62)やオイルセパレータ(63)などの部品を配置した状態でこれらを締結ボルト(64)により一体化することで、組立部品である回転子(32)となる。
【0039】
そして、この回転子(32)に駆動軸(33)が固定されて上記圧縮機構(20)に連結される一方、固定子コア(41)とコイル(48)とからなる固定子(31)は、圧縮機(1)のケーシング(10)に固定される。固定子(31)のコイル(48)は圧縮機(1)の外部に設けられている図示しない三相交流電源に上記ターミナル(16)を介して接続される。以上の構成により、電動機(30)への通電時に固定子(31)側で発生する周期的な交番磁界と永久磁石(58)による磁束の作用で回転子(32)の回転力が生成され、圧縮機構(20)が駆動される。
【0040】
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、多数の磁性板(51A,51B)を積層するときに隣り合う磁性板(51A,51B)について閉塞バリア域(S1)同士が連続しないため、ブリッジ(54)同士が接触することはない。このため、磁性板(51A,51B)を長尺のストリップなどの母材からプレス加工で打ち抜いて形成する場合に、磁性板(51A,51B)の厚さを薄く、かつブリッジ(54)の幅を細くすることにより、該ブリッジ(54)にねじれが生じても、隣り合うブリッジ(54)同士が押し付け合って回転子(32)の外周面の一部が突出するような変形は生じないので、回転子(32)を固定子(31)に組み込むことができなくなったり、電動機(30)の動作不良が生じたりする問題は生じない。したがって、回転子コア(51)の磁性板を薄く、かつブリッジ(54)を細くした電動機(30)を実用化できる。
【0041】
ここで、ブリッジ(54)を細くした場合の効果について説明する。図6のグラフは、ブリッジ(54)の幅と電動機(30)の運転効率との関係を示している。例えば、0.5mmのブリッジ(54)幅を0.4mmに細くすると磁束の短絡が減ることから運転効率はほぼ1目盛り分(約0.05%)向上し、0.4mmを0.3mmに、あるいは0.3mmを0.2mmにしても同様にほぼ1目盛り分の効率向上を見込むことができる。なお、ブリッジ(54)を0.2mmよりも細くした場合は、運転効率の向上幅は若干減少するものの、0.1mm程度までは効率自体は向上する。以上のように回転子コア(51)のブリッジ(54)を細くした電動機を実用化すると運転効率を高めることが可能となり、圧縮機(1)の効率も向上させることが可能となる。
【0042】
また、ブリッジ(54)の一部を除去していることからも磁束の短絡が抑制できるので、この点でも電動機(30)の効率が向上する。つまり、ブリッジ(54)の一部を除去すると、磁束の短絡に関して各ブリッジ(54)の幅を細くするのと同等の効果が得られるため、それだけ磁束の短絡が生じにくくなる。例えば、0.4mmのブリッジ(54)の数を単純に半分にすると、磁束の短絡に関して該ブリッジ(54)の幅を0.2mmにしたのと同等の働きをする。このため、電動機(30)の効率はA点からB点まで約2目盛り分向上することになる。この例では縦軸の効率は1目盛りが0.05%となっているため、少なくとも約0.1%の効率向上が見込めることになる。
【0043】
さらに、本実施形態の構成を採用すると、ブリッジ(54)による磁束の短絡を抑え、性能低下を防止する他に、以下のような効果を奏することもできる。つまり、本実施形態において、すべてのバリア空間(S1,S2)にブリッジ(54)を設けている従来の電動機と性能を同じにするのであれば、第1磁性板(51A)のブリッジ(54)を従来の2倍の幅にすることが可能である。そうすると、ブリッジ(54)の変形自体を確実に抑えることができるため、回転子を固定子に組み込むことができなくなったり、電動機(30)の動作不良が生じたりする問題をより確実に防止することが可能となる。
【0044】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施形態2は、実施形態1において第1磁性板(51A)と第2磁性板(52B)の組み合わせを変更した例である。
【0045】
具体的には、バリア空間として閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)と、バリア空間として開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(52B)とを用いている点は実施形態1と同じであるが、図7に示すように1枚の第1磁性板(51A)と2枚の第2磁性板(52B)とを交互に積層することにより回転子コア(51)を構成している点が実施形態1とは相違している。その他の構成は実施形態1と同じである。
【0046】
このように構成すると、第2磁性板(52B)の枚数に対して第1磁性板(51A)の枚数の割合を減らすことにより、ブリッジ(54)幅を3分の1にしたのと同等の効果が得られ、その分だけさらに性能向上を図ることが可能となる。
【0047】
なお、この実施形態2の変形例として、第1磁性板(51A)と第2磁性板(52B)の枚数の割合を1:3にしたり、1:4にするなど、回転子コア(51)の必要な強度が得られる範囲で上記割合をさらに変更してもよい。このように第1磁性板(52A)の枚数の割合をさらに減らすとブリッジがさらに少なくなるため、ブリッジ(54)による磁束の短絡がより生じにくくなり、さらに性能向上を図ることが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態3】
本発明の実施形態3は、閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)が互いに分散するような配置にした例である。ただし、この場合も隣り合う磁性板について閉塞バリア域(S1)同士が連続することはない。
【0049】
例えば、図8に示すようにこれら2種のバリア空間(S1,S2)が縦方向(回転子コア(51)の軸方向、つまり磁性板の積層方向)と横方向(回転子コア(51)の周方向)の両方で交互に位置するような配置にすることができる。この配置は、図9に示す第3磁性板(51C)と図10に示す第4磁性板(52D)を交互に積層することにより実現できる。なお、この場合の回転子(32)の両端には、図3に示す第1磁性板(51A)を用いるとよいが、必ずしもそうしなくてもよい。
【0050】
この実施形態3では、回転子(32)の表面でブリッジ(54)が一様に分布するため、その特有の効果として、回転子コア(51)の強度が局部的に低下するのを防止できる。
【0051】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0052】
例えば、上記実施形態ではブラシレスDCモータについて説明したが、本発明は、永久磁石埋め込み型モータであれば、その他の形式のモータであっても適用可能である。
【0053】
また、上記回転子コア(51)の磁性板(51A,51B)(51C,51D)の形状は上記実施形態に限定するものではなく、例えば回転子コア(51)に埋め込まれる永久磁石(58)の枚数を変更したりするなど、構成を適宜変更してもよい。
【0054】
また、閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)の配置は、上記各実施形態で説明した配置をさらに変更してもよい。例えば、上記各実施形態で説明した第1磁性板(51A)〜第4磁性板(51D)の四種類あるいはそのうちのいくつかを組み合わせたり、さらに第3磁性板(51C)あるいは第4磁性板(51D)のブリッジ(54)の一部をさらに切除したものを用いて異なる組み合わせにしてもよい。要するに、本発明の電動機(30)では、隣り合う磁性板についてブリッジ(54)同士が接触しない限り、閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)の配置は適宜変更することが可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、回転子コア(51)の隣り合う磁性板(51A,51B)(51C,51D)の間で閉塞バリア域(S1)が連続せずに閉塞バリア域(S1)の両側に開放バリア域(S2)が位置するようにしたことにより、ブリッジ(54)自体がねじれていたとしても磁性板(51A,51B)(51C,51D)を積層したときに回転子コア(51)の外周面が突出するほどの変形は生じない。このため、回転子(32)を固定子(31)に組み込むことができなくなったり、電動機(30)の動作不良が生じたりする問題は生じない。したがって、回転子コア(51)の磁性板(51A,51B)(51C,51D)を薄く、かつブリッジ(54)を細くした電動機(30)を実用化できるので、電動機(30)の性能を高めることが可能となる。しかも、ブリッジ(54)の一部を除去することによっても磁束の短絡が抑制できるので、電動機(30)の性能向上を図ることができる。
【0056】
また、請求項2に記載の発明によれば、バリア空間(S1,S2)として閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)と、バリア空間として開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(52B)とを交互に積層しているので、磁性板(51A,51B)の一枚おきにブリッジ(54)が除去されていることになり、ブリッジ(54)による性能低下の影響を半分に抑えることができる。また、すべてのバリア空間にブリッジ(54)を設けているものと性能を同じにするのであれば、ブリッジ(54)の数を半分に減らした場合にはその幅を2倍にすることができるので、そうすることによりブリッジ(54)の変形自体を抑えることも可能である。
【0057】
また、請求項3に記載の発明によれば、開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(52B)の枚数に対して、閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)の枚数の割合を減らすことにより、回転子コア(51)の必要な強度が得られる範囲であれば、その枚数比分だけ性能低下を抑えられる。
【0058】
また、請求項4に記載の発明によれば、閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)とが縦横に交互に位置するように分散した配置になるため、回転子(32)の表面でブリッジ(54)が一様に分布することになる。したがって、ブリッジ(54)の一部を除去するにも拘わらず、回転子コア(51)の強度が局部的に低下するようなことを防止できる。
【0059】
また、請求項5に記載の発明によれば、ブリッジ(54)による性能低下を抑えた電動機(30)を圧縮機(1)に適用したことで、圧縮機(1)の運転効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る圧縮機の断面構造図である。
【図2】電動機の軸直角断面構造図である。
【図3】第1磁性板の平面図である。
【図4】第2磁性板の平面図である。
【図5】回転子コアの外観形状を示す側面図である。
【図6】ブリッジの幅と電動機の運転効率との関係を示すグラフである。
【図7】実施形態2の回転子コアの外観形状を示す側面図である。
【図8】実施形態3の回転子コアの外観形状を示す側面図である。
【図9】第3磁性板の平面図である。
【図10】第4磁性板の平面図である。
【符号の説明】
(1) 回転式圧縮機
(10) ケーシング
(20) 圧縮機構
(30) ブラシレスDCモータ(電動機)
(31) 固定子
(32) 回転子
(51) 回転子コア
(51A) 第1磁性板
(51B) 第2磁性板
(51C) 第3磁性板
(51D) 第4磁性板
(53) 永久磁石装着孔
(54) ブリッジ
(58) 永久磁石
(S1) 閉塞バリア域(バリア空間)
(S2) 開放バリア域(バリア空間)
Claims (5)
- 固定子(31)と、回転子コア(51)に永久磁石(58)が埋め込まれた回転子(32)とを備え、
回転子コア(51)は多数の磁性板(51A,51B)(51C,51D)が積層されて円柱状に形成されるとともに、各磁性板(51A,51B)(51C,51D)の内部に複数の永久磁石装着孔(53)が形成され、かつ各装着孔(53)の両端部から磁性板(51A,51B)(51C,51D)の外周縁部までの領域に磁気バリアを構成するバリア空間(S1,S2)が形成された永久磁石埋め込み型電動機であって、
上記バリア空間(S1,S2)は、磁性板(51A)(51C,51D)の外周縁部に位置して該バリア空間(S1)を閉鎖するブリッジ(54)が設けられた閉塞バリア域(S1)と、磁性板(51B)の外周面に開口する開放バリア域(S2)とからなり、
回転子コア(51)の隣り合う磁性板(51A,51B)(51C,51D)は、閉塞バリア域(S1)の両側に開放バリア域(S2)が位置するように構成されていることを特徴とする永久磁石埋め込み型電動機。 - 磁性板(51A,51B)は、バリア空間として閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)と、バリア空間として開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(51B)とからなり、
第1磁性板(51A)と第2磁性板(51B)が1枚ずつ交互に積層されて回転子コア(51)が構成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石埋め込み型電動機。 - 磁性板(51A,51B)は、バリア空間として閉塞バリア域(S1)のみが形成された第1磁性板(51A)と、バリア空間として開放バリア域(S2)のみが形成された第2磁性板(51B)とからなり、
1枚の第1磁性板(51A)と複数枚の第2磁性板(51B)とが交互に積層されて回転子コア(51)が構成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石埋め込み型電動機。 - 各磁性板(51C,51D)が、バリア空間として閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)とを周方向に交互に有し、
回転子コア(51)の隣り合う磁性板(51C,51D)は、閉塞バリア域(S1)と開放バリア域(S2)とが該磁性板(51C,51D)の積層方向に交互に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石埋め込み型電動機。 - ケーシング(10)と、該ケーシング(10)に固定された電動機(30)と、該ケーシング(10)に固定されるとともに該電動機(30)によって駆動される圧縮機構(20)とを備えた回転式圧縮機であって、
上記電動機(30)が、請求項1から4のいずれか1記載の永久磁石埋め込み型電動機によって構成されていることを特徴とする回転式圧縮機。
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